JP2005274092A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を実施する。
【解決手段】空気調和機の室内機と室内機をそれぞれ制御する制御装置において、室内機の制御装置1及び室外機の制御装置2の両方に、製造番号を記憶する為の記憶部12および22を設け、室外機生産時にあらかじめ室外機制御装置2の記憶部22に記憶された室外機の製造番号を、空気調和機の設置後で室内機と室外機を接続時に、室外機から室内機へ送信し、室外機製造番号を室内機の制御装置1の記憶部12に記憶する。
【選択図】図1
【解決手段】空気調和機の室内機と室内機をそれぞれ制御する制御装置において、室内機の制御装置1及び室外機の制御装置2の両方に、製造番号を記憶する為の記憶部12および22を設け、室外機生産時にあらかじめ室外機制御装置2の記憶部22に記憶された室外機の製造番号を、空気調和機の設置後で室内機と室外機を接続時に、室外機から室内機へ送信し、室外機製造番号を室内機の制御装置1の記憶部12に記憶する。
【選択図】図1
Description
本発明は、室内機及び室外機の制御装置において、製造番号を記憶する手段を備えた空気調和機の制御装置に関するものである。
従来、室内機及び室外機の制御装置に記憶部を設け、生産時にあらかじめ製品の種類や製造番号を記憶させておき、その内容を表示したり、その内容を用いて圧縮機制御の切換を行うなどの手法があった。(例えば特許文献1参照)
図7は従来の空気調和機の制御装置の構成図である。図7において、室内制御装置1の室内制御部12には室内機の製造番号を記憶し、室外制御装置2の室外記憶装置22には室外機製造番号を記憶している。
特開平6−265200号公報
図7は従来の空気調和機の制御装置の構成図である。図7において、室内制御装置1の室内制御部12には室内機の製造番号を記憶し、室外制御装置2の室外記憶装置22には室外機製造番号を記憶している。
しかしながら、前記従来の構成では、空気調和機設置時で、室内機と室外機が接続された状態では、室内機は室外機の内容を、室外機は室内機の内容を知ることができるが、空気調和機の故障などにより電源を切られた場合や空気調和機本体が設置場所から撤去され、室内機と室外機が接続されていない状態では、過去接続されていた時の相手の室外機または室内機の内容を知ることができない。その為、故障などで室内機のみが工場などに返却された場合、簡単な故障の場合は、室内機単独での修理は可能だが、複雑な故障内容の場合、空気調和機は室内機と室外機が接続されて始めて正常な動作が可能な為故障に対する解析が十分に実施できず、故障に対する修理が完了しない場合も発生する可能性がある。また、室内機と室外機が両方返却されてきても、どの室内機とどの室外機が接続されていたかを知る手段がない為、十分な解析ができない。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を実施することができる空気調和機の制御装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の空気調和機の制御装置は、空気調和機の室内機と室内機をそれぞれ制御する制御装置において、室内機の制御装置及び室外機の制御装置の両方に、製造番号を記憶する為の記憶部を設け、室外機生産時にあらかじめ室外機制御装置の記憶部に記憶された室外機の製造番号を、空気調和機の設置後で室内機と室外機を接続時に、室外機から室内機へ送信し、室外機製造番号を室内機の制御装置の記憶部に記憶する。
本発明の空気調和機の制御装置は、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を実施することができる
第1の発明は、室内機の制御装置及び室外機の制御装置の両方に、製造番号を記憶する為の記憶部を設け、室外機生産時にあらかじめ室外機制御装置の記憶部に記憶された室外機の製造番号を、空気調和機の設置後で室内機と室外機を接続時に、室外機から室内機へ送信し、室外機製造番号を室内機の制御装置の記憶部に記憶することにより、空気調和機
本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を実施することができる
第2の発明は、室内機生産時にあらかじめ室内機制御装置の記憶部に記憶された室内機製造番号を、空気調和機の設置後で室内機と室外機を接続時に、室内機から室外機へ送信し、室内機製造番号を室外機の制御装置の記憶部に記憶することにより、室内機及び室外機の両方で製造番号を確認できることから、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、従来よりも確実に、故障解析とその修理を実施することができる
第3の発明は、空気調和機設置後で、電源投入時にのみ、製造番号を室外機から室内機へ、または、室外機から室内機へ送信することにより、通常の空気調和機の運転状態では室内機と室外機の通信処理の負荷を掛けずに、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実に故障解析とその修理を実施することができる。
本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を実施することができる
第2の発明は、室内機生産時にあらかじめ室内機制御装置の記憶部に記憶された室内機製造番号を、空気調和機の設置後で室内機と室外機を接続時に、室内機から室外機へ送信し、室内機製造番号を室外機の制御装置の記憶部に記憶することにより、室内機及び室外機の両方で製造番号を確認できることから、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、従来よりも確実に、故障解析とその修理を実施することができる
第3の発明は、空気調和機設置後で、電源投入時にのみ、製造番号を室外機から室内機へ、または、室外機から室内機へ送信することにより、通常の空気調和機の運転状態では室内機と室外機の通信処理の負荷を掛けずに、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実に故障解析とその修理を実施することができる。
第4の発明は、室内機制御装置の記憶部に記憶した室外機製造番号を表示するための表示手段を有することにより、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を簡単に実施することができる。
第5の発明は、複数の室内機と1台の室外機を接続するマルチシステム商品において、室内機全ての製造番号を室外機制御装置の記憶部に記憶することにより、マルチシステム商品においても、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を実施することができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における空気調和機の制御装置の構成図である。図1において、室内制御装置1は、マイクロコンピュータ11、室内記憶部12、室内通信部13から構成されており、室外制御装置2はマイクロコンピュータ21、室外記憶部22、室外通信部23から構成されている。
図1は本発明の実施の形態1における空気調和機の制御装置の構成図である。図1において、室内制御装置1は、マイクロコンピュータ11、室内記憶部12、室内通信部13から構成されており、室外制御装置2はマイクロコンピュータ21、室外記憶部22、室外通信部23から構成されている。
以上のように構成された制御装置の動作を、図2の動作フローチャートを用いて説明する。まず、マイクロコンピュータ21は室外記憶部22より室外製造番号を読み出す(S201)。その後、室外製造番号は室外通信部23及び室内通信部13を経由し、マイクロコンピュータ11へ送信される(S202)。そして、マイクロコンピュータ11により室外製造番号は室内記憶部12へ記憶される(S203)。これらの一連の動作を繰り返す。
このように室外製造番号を室内へ記憶することにより、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を実施することができる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における空気調和機の制御装置の動作フローチャートである。図3において、まず、マイクロコンピュータ21は室外記憶部22より室外製造番号を読み出す(301)。その後、室外製造番号は室外通信部23及び室内通信部13を経由し、マイクロコンピュータ11へ送信される(302)。そして、マイクロコンピュータ11により室外製造番号は室内記憶部12へ記憶される(303)。その後、まず、マイクロコンピュータ11は室内記憶部12より室内製造番号を読み出す(304)。次に、室内製造番号は室内通信部13及び室外通信部23を経由し、マイクロコンピュータ21へ送信される(305)。そして、マイクロコンピュータ21により室内製造番号は室外記憶部22へ記憶される(306)。これらの一連の動作を繰り返す。
図3は本発明の実施の形態2における空気調和機の制御装置の動作フローチャートである。図3において、まず、マイクロコンピュータ21は室外記憶部22より室外製造番号を読み出す(301)。その後、室外製造番号は室外通信部23及び室内通信部13を経由し、マイクロコンピュータ11へ送信される(302)。そして、マイクロコンピュータ11により室外製造番号は室内記憶部12へ記憶される(303)。その後、まず、マイクロコンピュータ11は室内記憶部12より室内製造番号を読み出す(304)。次に、室内製造番号は室内通信部13及び室外通信部23を経由し、マイクロコンピュータ21へ送信される(305)。そして、マイクロコンピュータ21により室内製造番号は室外記憶部22へ記憶される(306)。これらの一連の動作を繰り返す。
このように室外製造番号を室内へ、室内製造番号を室外へ記憶することにより、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、従来よりも確実に、故障解析とその修理を実施することができる空気調和機の制御装置を提供することができる。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3における空気調和機の制御装置の動作フローチャートである。図4において、電源投入直後のマイコンリセット解除後に、まず、マイクロコンピュータ21は室外記憶部22より室外製造番号を読み出す(401)。その後、室外製造番号は室外通信部23及び室内通信部13を経由し、マイクロコンピュータ11へ送信される(402)。そして、マイクロコンピュータ11により室外製造番号は室内記憶部12へ記憶される(403)。その後は、通常の空気調和機の制御のみを実施し、これらの室外製造番号の記憶は、マイコンリセット後、1回しか行わない。
図4は本発明の実施の形態3における空気調和機の制御装置の動作フローチャートである。図4において、電源投入直後のマイコンリセット解除後に、まず、マイクロコンピュータ21は室外記憶部22より室外製造番号を読み出す(401)。その後、室外製造番号は室外通信部23及び室内通信部13を経由し、マイクロコンピュータ11へ送信される(402)。そして、マイクロコンピュータ11により室外製造番号は室内記憶部12へ記憶される(403)。その後は、通常の空気調和機の制御のみを実施し、これらの室外製造番号の記憶は、マイコンリセット後、1回しか行わない。
このように、空気調和機設置後で、電源投入時にのみ、製造番号を室外機から室内機へ、または、室外機から室内機へ送信することで、通常の空気調和機の運転状態では室内機と室外機の通信処理の負荷を掛けずに、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実に故障解析とその修理を実施することができる。
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態1における空気調和機の制御装置の構成図である。図5において、室内制御装置1は、マイクロコンピュータ11、室内記憶部12、室内通信部13、室内表示部14から構成されており、室外制御装置2はマイクロコンピュータ21、室外記憶部22、室外通信部23から構成されている。
図5は本発明の実施の形態1における空気調和機の制御装置の構成図である。図5において、室内制御装置1は、マイクロコンピュータ11、室内記憶部12、室内通信部13、室内表示部14から構成されており、室外制御装置2はマイクロコンピュータ21、室外記憶部22、室外通信部23から構成されている。
以上のように構成された制御装置の動作は、まず、マイクロコンピュータ21は室外記憶部22より室外製造番号を読み出す。その後、室外製造番号は室外通信部23及び室内通信部13を経由し、マイクロコンピュータ11へ送信される。そして、マイクロコンピュータ11により室外製造番号は室内記憶部12へ記憶される。そして、室外製造番号の表示が必要な場合は、室内表示部14により表示する。
このように室内機制御装置の記憶部に記憶した室外機製造番号を表示するための表示手段を有することにより、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を簡単に実施することができる。
(実施の形態5)
図6は本発明の実施の形態5における空気調和機の制御装置の構成図である。図6において、室内制御装置1は、マイクロコンピュータ11、室内記憶部12、室内通信部13から構成され、室内制御装置3は、マイクロコンピュータ31、室内記憶部32、室内通信部33から構成されており、室外制御装置2はマイクロコンピュータ21、室外記憶部ており、室外制御装置2はマイクロコンピュータ21、室外記憶部22、室外通信部23から構成されている。
図6は本発明の実施の形態5における空気調和機の制御装置の構成図である。図6において、室内制御装置1は、マイクロコンピュータ11、室内記憶部12、室内通信部13から構成され、室内制御装置3は、マイクロコンピュータ31、室内記憶部32、室内通信部33から構成されており、室外制御装置2はマイクロコンピュータ21、室外記憶部ており、室外制御装置2はマイクロコンピュータ21、室外記憶部22、室外通信部23から構成されている。
以上のように構成された制御装置の動作は、まず、マイクロコンピュータ21は室外記憶部22より室外製造番号を読み出す。その後、室外製造番号は室外通信部23及び室内通信部13を経由し、マイクロコンピュータ11へ送信される。そして、マイクロコンピュータ11により室外製造番号は室内記憶部12へ記憶される。その後、まず、マイクロコンピュータ11は室内記憶部12より室内製造番号を読み出す。次に、室内製造番号は室内通信部13及び室外通信部23を経由し、マイクロコンピュータ21へ送信される。そして、マイクロコンピュータ21により室内製造番号は室外記憶部22へ記憶される。これら一連の動作を室内制御装置1のみでなく、室内制御装置3へも実施する。
このように、複数の室内機と1台の室外機を接続するマルチシステム商品において、室内機全ての製造番号を室外機制御装置の記憶部に記憶することにより、マルチシステム商品においても、空気調和機本体または制御装置が故障にて返却された場合、確実な故障解析とその修理を実施することができる
1 室内制御装置
11 マイクロコンピュータ
12 室内記憶部
13 室内通信部
14 室内表示部
2 室外制御装置
21 マイクロコンピュータ
22 室外記憶部
23 室外通信部
3 室内制御装置
31 マイクロコンピュータ
32 室内記憶部
33 室内通信部
11 マイクロコンピュータ
12 室内記憶部
13 室内通信部
14 室内表示部
2 室外制御装置
21 マイクロコンピュータ
22 室外記憶部
23 室外通信部
3 室内制御装置
31 マイクロコンピュータ
32 室内記憶部
33 室内通信部
Claims (5)
- 空気調和機の室内機と室内機をそれぞれ制御する制御装置において、室内機の制御装置及び室外機の制御装置の両方に、製造番号を記憶する為の記憶部を設け、室外機生産時にあらかじめ室外機制御装置の記憶部に記憶された室外機の製造番号を、空気調和機の設置後で室内機と室外機を接続時に、室外機から室内機へ送信し、室外機製造番号を室内機の制御装置の記憶部に記憶することを特徴とする空気調和機の制御装置。
- 室内機生産時にあらかじめ室内機制御装置の記憶部に記憶された室内機製造番号を、空気調和機の設置後で室内機と室外機を接続時に、室内機から室外機へ送信し、室内機製造番号を室外機の制御装置の記憶部に記憶することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御装置。
- 空気調和機設置後で、電源投入時にのみ、製造番号を室外機から室内機へ、または、室外機から室内機へ送信することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御装置。
- 室内機制御装置の記憶部に記憶した室外機製造番号を表示するための表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御装置。
- 複数の室内機と1台の室外機を接続するマルチシステム商品において、室内機全ての製造番号を室外機制御装置の記憶部に記憶することを特徴とする請求項2記載の空気調和機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004091449A JP2005274092A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 空気調和機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004091449A JP2005274092A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 空気調和機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005274092A true JP2005274092A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35173960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004091449A Pending JP2005274092A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 空気調和機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005274092A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019020092A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
-
2004
- 2004-03-26 JP JP2004091449A patent/JP2005274092A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019020092A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
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