JP2009257678A - 空気調和機の遠隔操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機の遠隔操作装置において、複数台の室内機に故障が発生している場合の故障コード確認漏れを防止する。
【解決手段】ステップ301で故障発生中室内機の室内機番号が全て選択されたかを判断し、選択されていない室内機番号が残っていない場合にのみ、ステップ504で点検スイッチが再度押されたことを検出するので、複数台の室内機に故障が発生している場合に一部の室内機の故障コードを確認しただけで確認を終了することができなくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、プログラムされたマイコンによって複数台の空気調和機を遠隔操作する装置に関するものである。
従来、この種の空気調和機の遠隔操作装置は、故障発生時に故障コード表示/非表示切換手段が操作されると故障コードを表示し、故障コード表示中に室内機識別番号選択手段が操作されると故障コード表示対象の室内機を切換え、故障コード表示/非表示切換手段が再度操作されると故障コードを非表示に戻していた(例えば、特許文献1参照)。図5は特許文献1に記載された従来の空気調和機の遠隔操作装置のマイコンが実行するプログラムの故障コード表示フローチャートを示すものである。図5において、ステップ501で点検スイッチが押されたことを検出するまでは、ステップ502に進んで故障コード非表示を継続し、ステップ501で点検スイッチが押されたことを検出すれば、ステップ503に進んで故障コードを表示する。その後、ステップ504で点検スイッチが再度押されたことを検出するまでは、ステップ505以降のステップを経てステップ503に進んで故障コード表示を継続し、ステップ504で点検スイッチが再度押されたことを検出すれば、ステップ502に進んで故障コードを非表示に戻す。故障コード表示継続中は、ステップ505で室内機番号UPスイッチが押されたことを検出してステップ506で現在の室内機番号が最大接続可能台数(例えば16)より小さい値であると判断できた場合にステップ507で室内機番号を1増加させ、ステップ508で室内機番号DOWNスイッチが押されたことを検出してステップ509で現在の室内機番号が最小室内機番号(例えば1)より大きい値であると判断できた場合にステップ510で室内機番号を1減少させる。そして、室内機番号変更後にステップ503に進むと当該室内機番号の室内機の故障コードに表示が切換わる。
特開平5−304694号公報
しかしながら、前記従来の構成では、複数台の室内機に故障が発生しているにも拘らず、一部の室内機の故障コードを確認しただけで確認を終了し、故障コードの確認漏れを発生させることがあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、複数台の室内機に故障が発生している場合の故障コード確認漏れを発生させない空気調和機の遠隔操作装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機の遠隔操作装置は、プログラムされたマイコンにより室内機識別番号選択手段で故障発生中室内機の識別番号が全て選択されるまでに故障コード表示/非表示切換手段が再度操作されても故障コード表示手段の故障コード表示を非表示に戻さないようにしたものである。
これによって、複数台の室内機に故障が発生している場合に一部の室内機の故障コードを確認しただけで確認を終了することができなくなり、故障コード確認漏れの発生を防止することとなる。
本発明の空気調和機の遠隔操作装置は、複数台の室内機に故障が発生している場合の故障コード確認漏れの発生を防止することができる。
第1の発明は、プログラムされたマイコンによって1対の通信線に接続された複数台の空気調和機を遠隔操作する装置であって、接続された室内機の故障コードを表示する故障コード表示手段と、故障コード表示手段の表示/非表示を切換える故障コード表示/非表示切換手段と、故障コード表示手段が表示対象としている室内機の識別番号を表示する室内機識別番号表示手段と、故障コード表示手段が表示対象としている室内機の識別番号を選択する室内機識別番号選択手段とを備え、故障発生時に故障コード表示/非表示切換手段が操作されて故障コード表示手段に故障コードを表示した場合は室内機識別番号選択手段で故障発生中室内機の識別番号が全て選択されるまでに故障コード表示/非表示切換手段が再度操作されても故障コード表示手段の故障コード表示を非表示に戻さないようにしたことにより、複数台の室内機に故障が発生している場合に一部の室内機の故障コードを確認しただけで確認を終了することができなくなり、故障コード確認漏れの発生を確実に防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明に加えて、故障コード表示手段に故障コードを表示している間は故障発生中室内機の識別番号のみしか室内機識別番号選択手段で選択できないようにしたことにより、故障発生台数に応じた必要最低限の回数で故障発生中室内機の識別番号を全て選択することが可能となり、識別番号選択操作回数の増大を抑制しつつ故障コード確認漏れの発生を確実に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1と2における空気調和機の遠隔操作装置を含むシステム構成図、図2は、本発明の実施の形態1と2における空気調和機の遠隔操作装置のハードウェアブロック図、図3は、本発明の実施の形態1における空気調和機の遠隔操作装置のマイコンが実行するプログラムの故障コード表示フローチャートである。
図1において、1はワイヤードリモコン、2A〜2Dは室内機、3はワイヤードリモコン1と複数台の室内機2A〜2Dを接続する1対の通信線であり、ワイヤードリモコン1は、室内機2A〜2Dと双方向に通信を行い、運転操作や故障コード表示を行うものである。
図2において、4はマイコン、5はマイコンが実行するプログラム、6は室内機2A〜2Dに発生中の故障コードを表示する故障コード表示、7は故障コード表示6の表示/非表示を切換える点検スイッチ、8は故障コード表示6が表示対象としている室内機の室内機番号を示す室内機番号表示、9は故障コード表示6が表示対象としている室内機の室内機番号を増加させる室内機番号UPスイッチ、10は故障コード表示6が表示対象としている室内機の室内機番号を減少させる室内機番号DOWNスイッチ、11は通信線3に接続され室内機2A〜2Dと双方向に通信を行うための送受信回路であり、送受信回路11からの入力により接続されている室内機2A〜2Dの室内機番号を認識する。
以下、図3のフローチャートに従い図2に示すプログラム5の動作を説明する。なお、従来と同一のステップについては、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
マイコン4は、ステップ504で点検スイッチが再度押されたことを検出する前に、ス
テップ301で故障発生中室内機の室内機番号が全て選択されたかを判断し、選択されていない室内機番号が残っている場合はステップ504をスキップしてステップ505に進む。
以上のように、本実施の形態においては、ステップ301で故障発生中室内機の室内機番号が全て選択されたかを判断し、選択されていない室内機番号が残っていない場合にのみステップ504で点検スイッチが再度押されたことを検出するので、複数台の室内機に故障が発生している場合に一部の室内機の故障コードを確認しただけで確認を終了することができなくなり、故障コード確認漏れの発生を確実に防止することができる。
なお、本実施の形態において故障コード表示6が表示対象としている室内機の室内機番号を室内機番号UPスイッチ9と室内機番号DOWNスイッチ10の2つで選択するとしているが、1つの室内機番号選択スイッチで選択しても良い。また、室内機の最大接続可能台数と最小室内機番号は一例であり、本発明を限定するものではない。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における空気調和機の遠隔操作装置のマイコンが実行するプログラムの故障コード表示フローチャートである。
以下、図4のフローチャートに従い図2に示すプログラム5の動作を説明する。なお、実施の形態1と同一のステップについては、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
マイコン4は、ステップ505で室内機番号UPスイッチが押されたことを検出した後、ステップ401で現在の室内機番号を作業用室内機番号に代入する。次に、ステップ402で作業用室内機番号が最大接続可能台数(例えば16)より小さい値であるかを判定し、小さい値であればステップ403で作業用室内機番号を1増加させ、ステップ404で作業用室内機番号に該当する室内機番号の室内機が故障発生中かを判定する。そして、該当する室内機番号の室内機が故障発生中の場合は、ステップ405に進み、作業用室内機番号を室内機番号に代入することで室内機番号を更新し、ステップ503で新しい室内機番号の室内機の故障コードを表示する。
ステップ404で作業用室内機番号に該当する室内機番号の室内機が故障発生中でない場合は、ステップ402に戻り、以降、ステップ402で作業用室内機番号が最大接続可能台数(例えば16)と同じ値と判定されるか、ステップ404で作業用室内機番号に該当する室内機番号の室内機が故障発生中と判定されるまで、ステップ402からステップ404までを繰り返す。一方、ステップ508で室内機番号DOWNスイッチが押されたことを検出した後、ステップ406で現在の室内機番号を作業用室内機番号に代入する。
次に、ステップ407で作業用室内機番号が最小室内機番号(例えば1)より大きい値であるかを判定し、大きい値であればステップ408で作業用室内機番号を1減少させ、ステップ409で作業用室内機番号に該当する室内機番号の室内機が故障発生中かを判定する。そして、該当する室内機番号の室内機が故障発生中の場合は、ステップ410に進み、作業用室内機番号を室内機番号に代入することで室内機番号を更新し、ステップ503で新しい室内機番号の室内機の故障コードを表示する。
ステップ409で作業用室内機番号に該当する室内機番号の室内機が故障発生中でない場合は、ステップ407に戻り、以降、ステップ407で作業用室内機番号が最小室内機番号(例えば1)と同じ値と判定されるか、ステップ409で作業用室内機番号に該当する室内機番号の室内機が故障発生中と判定されるまで、ステップ407からステップ40
9までを繰り返す。
以上のように、本実施の形態においては、ステップ404またはステップ409で作業用室内機番号に該当する室内機番号の室内機が故障発生中と判断されるまでステップ403またはステップ408で作業用室内機番号が1ずつ増加または減少させるので、故障発生台数に応じた必要最低限の回数で故障発生中室内機の識別番号を全て選択することが可能となり、識別番号選択操作回数の増大を抑制しつつ故障コード確認漏れの発生を確実に防止することができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機の遠隔操作装置は、複数台の室内機に故障が発生している場合の故障コード確認漏れの発生を防止することが可能となるので、通信線を媒体としてデータ通信を行う空気調和機集中制御システムにおいて空気調和機の集中制御装置の故障コード表示等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1と2における空気調和機の遠隔操作装置を含むシステム構成図 本発明の実施の形態1と2における空気調和機の遠隔操作装置のハードウェアブロック図 本発明の実施の形態1における空気調和機の遠隔操作装置のマイコンが実行するプログラムの故障コード表示フローチャート 本発明の実施の形態2における空気調和機の遠隔操作装置のマイコンが実行するプログラムの故障コード表示フローチャート 従来の空気調和機の遠隔操作装置のマイコンが実行するプログラムの故障コード表示フローチャート
符号の説明
1 ワイヤードリモコン
2A〜2D 室内機
3 通信線
4 マイコン
5 プログラム
6 故障コード表示
7 点検スイッチ
8 室内機番号表示
9 室内機番号UPスイッチ
10 室内機番号DOWNスイッチ
11 送受信回路

Claims (2)

  1. プログラムされたマイコンによって1対の通信線に接続された複数台の空気調和機を遠隔操作する装置であって、接続された室内機の故障コードを表示する故障コード表示手段と、前記故障コード表示手段の表示/非表示を切換える故障コード表示/非表示切換手段と、前記故障コード表示手段が表示対象としている室内機の識別番号を表示する室内機識別番号表示手段と、前記故障コード表示手段が表示対象としている室内機の識別番号を選択する室内機識別番号選択手段とを備え、故障発生時に前記故障コード表示/非表示切換手段が操作されて前記故障コード表示手段に故障コードを表示した場合は前記室内機識別番号選択手段で故障発生中室内機の識別番号が全て選択されるまでに前記故障コード表示/非表示切換手段が再度操作されても前記故障コード表示手段の故障コード表示を非表示に戻さないようにしたことを特徴とする空気調和機の遠隔操作装置。
  2. 故障コード表示手段に故障コードを表示している間は故障発生中室内機の識別番号のみしか室内機識別番号選択手段で選択できないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の遠隔操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022222604A1 (zh) * 2021-04-21 2022-10-27 青岛海尔空调器有限总公司 空调故障数据的显示方法、装置、存储介质及空调机

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