JP2005243807A - コイル部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、コモンモードチョークコイルやトランスの主要部品等として用いられるコイル部品及びその製造方法に関し、ディファレンシャル伝送特性に優れる小型・低背のコイル部品及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】コモンモードチョークコイル1は、対向配置された磁性基板3、5間に絶縁膜7a、コイル導体9、絶縁膜7b、コイル導体11及び絶縁膜7cがこの順に積層された構成を有している。コイル導体9、11のコイル断面の形状は全体的に見ると台形状になっており、コイル断面上部は中央部が突出する凸状に形成され、コイル断面底部は平坦な形状に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コモンモードチョークコイルやトランスの主要部品等として用いられるコイル部品及びその製造方法に関する。
パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器の小型化に伴い、電子機器の内部回路に実装されるコイルやコンデンサ等の電子部品には小型化及び部品厚の薄型化(低背化)が求められている。
しかしながら、フェライトコアに銅線等を巻回した巻線型のコイルは構造上の制約から小型化が困難であるという問題を有している。そこで、小型化、低背化の可能なチップ型のコイル部品の研究開発が進められている。チップ型のコイル部品として、フェライト等の磁性体シート表面にコイル導体パターンを形成して当該磁性シートを積層した積層型のコイル部品や、薄膜形成技術を用いて絶縁膜と金属薄膜のコイル導体とを交互に形成した薄膜型のコイル部品が知られている。
特許文献1乃至3には、薄膜型のコイル部品としてのコモンモードチョークコイルが開示されている。図10は、コイル導体59、61の中心軸を含む平面で切断したコモンモードチョークコイル51の断面図である。図10に示すように、コモンモードチョークコイル51は、対向配置されたフェライト基板(磁性基板)53、55間に絶縁膜を積層して形成した絶縁層57を有している。絶縁層57中には、絶縁膜を介して対向配置され、スパイラル状に形成されたコイル導体59、61が埋め込まれている。絶縁層57とコイル導体59、61とは薄膜形成技術で順次形成されている。
スパイラル状のコイル導体59、61の内周側には絶縁層57を除去して開口部63が形成されている。コイル導体59、61の外周側には絶縁層57を除去して開口部65が形成されている。また、開口部63、65を埋め込んで磁性層67が形成されている。さらに、磁性層67及び絶縁層57上には接着層69が形成され、磁性基板55が接着されている。
コイル導体59、61を通電することにより、コイル導体59、61の中心軸を含む断面において、磁性基板53、開口部63の磁性層67、接着層69、磁性基板55、接着層69及び開口部65の磁性層67を通る磁路Mが形成される。接着層69は非磁性であるが数μm程度の薄膜なので、この部分で磁力線の漏洩は殆ど発生せず、磁路Mはほぼ閉磁路と看做すことができる。
コモンモードチョークコイル51のディファレンシャル伝送(平衡伝送)特性を向上させるためには、コイル導体59、61間に生じるキャパシタンス(浮遊容量)Cを小さくすることが求められる。キャパシタンスCはコイル導体59、61のインダクタンスに並列に寄生する。このため、比較的大きなキャパシタンスCが生じると、コモンモードチョークコイル51のインピーダンスは高周波帯域においてキャパシタンスCが支配的になる。キャパシタンスCによるインピーダンスは周波数に反比例するので、コモンモードチョークコイル51のインピーダンスは低下して、ディファレンシャル伝送特性が劣化してしまう。
ここで、コイル導体59、61の層間距離をdとし、対向面積をSとし、コイル導体59、61間の誘電率(絶縁層7の誘電率)をεとすると、コイル導体59、61間のキャパシタンスCはC=ε×(S/d)で表すことができる。コイル導体59、61のコイル断面は矩形状に形成されているので、コイル導体59、61の対向面積Sは比較的大きくなる。さらに、コモンモードチョークコイル51を低背化したり、所定のコモンモードフィルタ特性を確保したりするために、コイル導体59、61の層間距離dは非常に短く形成されている。このため、コイル導体59、61間には比較的大きなキャパシタンスCが発生し、ディファレンシャル伝送特性が劣化してしまう。
また、特許文献4では、対向配置され、角部を丸く形成したコイル断面形状を有する一組のコイルが開示されている。コイル導体59、61のようにコイル断面が矩形状のコイルに比べてコイル断面の角部が丸く形成されている当該コイルでは、最短の層間距離で対向する面積が小さくなるので、上下コイル間のキャパシタンスは若干小さくなる。しかし、コイル断面の角部が丸く形成されていても、上下コイルが最短の層間距離で対向する平面部の面積は比較的大きいので、ディファレンシャル伝送特性を十分に向上させることはできない。
特許文献5乃至7には、薄膜磁気ヘッドにおける対向配置された一組のコイルの断面形状が開示されている。当該コイルの断面は対向面が湾曲していたり、台形状に形成されたりしている。しかし、このような断面形状は薄膜磁気ヘッドの磁極の磁路長を短くする効果等を目的としているため、上下のコイルの導体部は互いの導体部間に配置されており、直列・並列等の上下のコイル同士の配線の違いも含め、コモンモードチョークコイル51とは根本的に構造が異なっている。
特開2003−133135号公報 特開平11−54326号公報 特願2003−307372号公報 特許第2011372号 特許第2677415号 特開2000−182213号公報 特許第3086212号
コモンモードチョークコイル51を低背化したり、所定のコモンモードフィルタ特性を確保したりするためには、コイル導体59、61の層間距離dを短くしなければならない。このため、コイル導体59、61間に比較的大きなキャパシタンスCが発生して、ディファレンシャル伝送特性を十分に向上させ難い問題を有している。
本発明の目的は、ディファレンシャル伝送特性に優れる小型・低背のコイル部品及びその製造方法を提供することにある。
上記目的は、磁性基板上に形成された第1のコイル導体と、前記第1のコイル導体の直上に絶縁膜を介して形成され、コイル断面底部の幅が前記第1のコイル導体のコイル断面上部の幅と異なる第2のコイル導体とを有することを特徴とするコイル部品によって達成される。
上記本発明のコイル部品であって、前記第1のコイル導体は、前記コイル断面上部の中央が凸形状であることを特徴とする。
上記本発明のコイル部品であって、前記第1のコイル導体は、前記コイル断面上部が平坦な形状であることを特徴とする。
上記本発明のコイル部品であって、前記第2のコイル導体は、前記コイル断面底部が平坦な形状であることを特徴とする。
また、上記目的は、磁性基板上に第1のコイル導体を形成し、前記第1のコイル導体上に絶縁膜を形成し、前記絶縁膜上に、コイル断面底部の幅が前記第1のコイル導体のコイル断面上部の幅と異なる第2のコイル導体を形成することを特徴とするコイル部品の製造方法によって達成される。
上記本発明のコイル部品の製造方法であって、前記第1及び第2のコイル導体をフレームメッキ法で形成することを特徴とする。
上記本発明のコイル部品の製造方法であって、前記コイル断面に平行な面内で所定の角度に傾斜した側面を有するレジストフレームを形成し、前記レジストフレーム間に前記第1又は第2のコイル導体の少なくとも一方を形成することを特徴とする。
上記本発明のコイル部品の製造方法であって、前記所定の角度は、5乃至30°であることを特徴とする。
本発明によれば、ディファレンシャル伝送特性に優れる小型・低背のコイル部品を製造できる。
本発明の一実施の形態によるコイル部品及びその製造方法について図1乃至図9を用いて説明する。本実施の形態では、コイル部品として、平衡伝送方式における電磁妨害の原因となるコモンモード電流を抑制するコモンモードチョークコイルを例にとって説明する。まず、コモンモードチョークコイル1の構成について図1を用いて説明する。図1は、コイル導体9、11の中心軸を含む平面で切断したコモンモードチョークコイル1の断面を示している。
図1に示すように、本実施の形態のコモンモードチョークコイル1は、フェライトで形成された磁性基板3上にポリイミド樹脂で形成された絶縁膜7a、導電性材料で形成されたスパイラル状のコイル導体(第1のコイル導体)9、ポリイミド樹脂で形成された絶縁膜7b、導電性材料で形成されたスパイラル状のコイル導体(第2のコイル導体)11、ポリイミド樹脂で形成された絶縁膜7cがこの順に積層された構成を有している。このように、コイル導体9、11は絶縁膜7a〜7cからなる絶縁層7中に埋め込まれている。
コイル導体11は絶縁膜7bを挟んでコイル導体9の直上に対向配置されている。コイル導体9、11の電流が流れる方向に直交する面(コイル断面)の形状は全体的に見ると台形状になっており、コイル断面上部は中央部が突出する凸状に形成され、コイル断面底部は平坦な形状に形成されている。また、コイル断面上部の幅はコイル断面底部の幅より長く形成されている。このため、コイル導体9、11の層間距離は、コイル導体9のコイル断面上部の凸部で最短になり、凸部から両側に向かって徐々に長くなる。これにより、コイル導体9、11間に生じるキャパシタンス(浮遊容量)は小さくなり、ディファレンシャル伝送(平衡伝送)特性が向上する。
コイル導体9、11の内周側には絶縁層7を除去して開口部13が形成されている。コイル導体9、11の外周側には絶縁層7を除去して開口部15が形成されている。また、コイル導体9とコイル導体11との相互間の磁気結合度を改善すると共にコモンインピーダンスを増加させてインピーダンス特性を向上させるために、開口部13、15を埋め込んで磁性層17が形成されている。磁性層17は、ポリイミド樹脂にフェライトの磁粉を混入した複合フェライトで形成されている。さらに、磁性層17及び絶縁膜9c上には接着層19が形成され、フェライトで形成された磁性基板5が接着されている。
次に、本実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の動作について説明する。コイル導体9、11を通電することにより、図1に示すように、コイル導体9、11の中心軸を含む断面において、磁性基板3、開口部13の磁性層17、接着層19、磁性基板5、接着層19、開口部15の磁性層17をこの順(又は逆順)に通る磁路Mが形成される。接着層19は非磁性であるが数μm程度の薄膜なので、この部分で磁力線の漏洩は殆ど発生せず、磁路Mはほぼ閉磁路と看做すことができる。
次に、コイル断面形状とコイル導体間のキャパシタンスとの関係について図2を用いて説明する。図2は、3種類のコイル断面の形状を示している。図2(a)は、本実施の形態のコイル断面を示し、図2(b)は、後程説明する本実施の形態の第2の変形例の台形状に形成したコイル断面を示し、図2(c)は、従来の矩形状に形成したコイル断面を示している。図2では抵抗値を同一にするために、3種類のコイル断面は同一の断面積を有している。
図2(b)に示すように、コイル導体9、11のコイル断面は、コイル断面上部の幅がW1、コイル断面底部の幅がW2(W2<W1)の台形状であるため、層間距離dで対向する導体幅はW2となる。ここで、図面法線方向のコイル導体9、11の長さをLとし、コイル導体9、11間の誘電率をεとすると、コイル導体9、11間のキャパシタンスC’は、C’=(ε×L/d)×W2と表すことができる。
これに対して、図2(c)に示すように、従来のコイル導体59、61のコイル断面は矩形状であるため、層間距離dで対向する導体幅はW1になる。ここで、図面法線方向のコイル導体59、61の長さをLとし、コイル導体59、61間の誘電率をεとすると、コイル導体59、61間のキャパシタンスCは、C=(ε×L/d)×W1と表すことができる。
このように、コイル導体間のキャパシタンスは層間距離dで対向する導体幅に比例するので、コイル導体9、11のコイル断面を台形状にすることにより、キャパシタンスは小さくなる。例えば、W1=103.5、W2=53.6、d=50とすると、キャパシタンスの比C’/Cは、C’/C=0.777/1.786となり、コイル断面を台形状にすることにより、キャパシタンスを約57%低減することができる。また、図2(a)に示すように、コイル断面上部の形状を凸状にすると、層間距離dで対向する幅は凸部の頂点のみになり、コイル導体9、11の層間距離は凸部から両側に向かって徐々に長くなる。これにより、当該コイル断面で生じるキャパシタンスは台形状のキャパシタンスC’よりさらに小さくなって、ディファレンシャル伝送特性が一層向上する。
このように、コイル導体9、11の層間距離dを短くしても、上部が凸状に突出したほぼ台形状にコイル導体9、11のコイル断面を形成することにより、コイル間に生じるキャパシタンスC’を小さくすることができる。これにより、コモンモードチョークコイル1は高周波信号に対しても十分なインピーダンスを有し、ディファレンシャル伝送特性が向上し、さらに小型化・低背化を図ることができる。
次に、本実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の製造方法について図3乃至図6を用いて説明する。図3乃至図6は、コイル導体9、11の中心軸を含む平面で切断したコモンモードチョークコイル1の製造工程断面図である。なお、図1に示したコモンモードチョークコイル1の構成要素と同一の作用・機能を奏する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
まず、図3(a)に示すように、フェライトで形成された磁性基板3上に厚さ7〜8μmのポリイミド樹脂を塗布してパターニングし、絶縁膜7aを形成する。絶縁膜7aは開口部13、15を開口して形成される。次に、フレームメッキ法を用いて、コイル導体9を形成する。フレームメッキ法は、レジスト層をパターニングして形成した型(フレーム)を用いてメッキ膜を形成する方法である。
図3(b)に示すように、全面にスパッタリング法や蒸着法を用いて電極膜9aを成膜する。電極膜9aの下層に絶縁膜7aとの密着性を高めるための、例えば、膜厚50nmのクロム(Cr)膜及び膜厚100nmのチタン(Ti)膜の2層の接着層を形成してもよい。電極膜9aは、導電性のある材料であれば問題ないが、できればメッキされる金属材料と同一材料を用いることが望ましい。
次に、図3(c)に示すように、全面にポジ型レジストを塗布してレジスト層21aを形成し、必要に応じてレジスト層21aのプリベーク処理を行う。次いで、コイル導体9のパターンが描画されたマスク23を介して露光光を照射して、レジスト層21aを露光する。後程説明するように、レジストフレーム21bの側面がコイル断面に平行な面内で所定の角度に傾斜するように、例えば露光条件を最適化して、レジスト層21aを露光する。
次に、必要に応じて熱処理後、アルカリ現像液で現像する。アルカリ現像液としては、例えば、所定濃度のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)が用いられる。次に、現像工程から引き続いて洗浄工程に移る。レジスト層21a中の現像液を純水等の洗浄液で洗浄し、レジスト層21aの現像溶解反応を停止させて、図3(d)に示すように、コイル導体9の形状にパターニングされたレジストフレーム21bが形成される。ここで、磁性基板3平面の法線方向を0°とし、レジストフレーム21b側面が磁性基板3平面と反対側に向く方向(図中上向き)をプラスとすると、レジストフレーム21bは側面を5乃至30°(本実施の形態では約30°)傾斜させて形成される。
洗浄が終了すると、洗浄液を振り切って乾燥させる。必要であれば磁性基板3を加熱して洗浄液を乾燥させてもよい。次に、磁性基板3をメッキ槽中のメッキ液に浸漬して、レジストフレーム21bを型にしてメッキ処理を行い、図4(a)に示すように、レジストフレーム21b間にメッキ膜9bを形成する。メッキ膜9b断面は上部中央が凸状に突出したほぼ台形状になる。次いで、図4(b)に示すように、必要に応じて水洗し乾燥させてからレジストフレーム21bを有機溶剤を用いて電極膜9aから剥離する。次いで、図4(c)に示すように、メッキ膜9bをマスクにして電極膜9aをドライエッチング(イオンミリングや反応性イオンエッチング(RIE)等)やウエットエッチングにより除去する。こうして、電極膜9a及びメッキ膜9bからなるコイル断面がほぼ台形状のコイル導体9が形成される。また、電極膜9aのドライエッチングにより、開口部13、15には磁性基板3が露出する。
フレームメッキ法によりコイル導体9が形成されたら、次に、図5(a)に示すように、全面にポリイミド樹脂を塗布してパターニングし、絶縁膜7bを形成して硬化する。絶縁膜7bは上面がほぼ平坦な形状で、且つ開口部13、15を開口して形成される。次に、絶縁膜7b上にフレームメッキ法を用いて、コイル導体11を形成する。図5(b)に示すように、全面に電極膜11aを形成する。次いで、全面にポジ型レジストを塗布して、コイル導体11のパターンが描画されたマスク(不図示)を用いてパターニングし、コイル導体11の形状がパターニングされたレジストフレーム25を形成する。レジストフレーム21bと同様に、レジストフレーム25は側面を5乃至30°(本実施の形態では約30°)傾斜させて形成される。また、絶縁膜7bを介してコイル導体9の直上にコイル導体11が形成されるように、レジストフレーム25は、コイル導体9の隣接導体間と、開口部13、15とに形成される。
次に、図5(c)に示すように、磁性基板3をメッキ槽中のメッキ液に浸漬して、レジストフレーム25を型にしてメッキ処理を行い、レジストフレーム25間にメッキ膜11bを形成する。絶縁膜7b上面は平坦形状であり、レジストフレーム25側面は傾斜しているので、メッキ膜11b断面は上部中央が凸状に突出したほぼ台形状になる。次いで、図6(a)に示すように、レジストフレーム25を有機溶剤を用いて電極膜11aから剥離し、次いで、メッキ膜11bをマスクにして電極膜11aをドライエッチングやウエットエッチングにより除去する。こうして、電極膜11a及びメッキ膜11bからなるコイル断面がほぼ台形状のコイル導体11が形成される。コイル導体9のコイル断面上部は凸状であり、コイル導体11のコイル断面底部は平坦且つ短いので、コイル導体9、11間の最短距離で対向する導体面は小さくなる。また、電極膜11aのドライエッチングにより、開口部13、15には磁性基板3が露出する。
次に、図6(b)に示すように、全面にポリイミド樹脂を塗布してパターニングし、絶縁膜7cを形成して硬化する。絶縁膜7cは開口部13、15を開口して形成される。こうして、コイル導体9、11が埋め込まれた絶縁膜7a〜7cからなる絶縁層7が形成される。
次に、図示は省略するが、ポリイミド樹脂にフェライトの磁粉を混入した複合フェライトを開口部13、15に埋め込んだ磁性層17を形成する。次に、開口部13、15の磁性層17上及び絶縁膜7c上に接着剤を塗布して接着層19を形成する。次いで、磁性基板5を接着層19に固着する。
次に、コイル導体9、11に接続される外部電極(不図示)を磁性基板3、5の対向側面上に、基板面にほぼ直角で且つ磁性基板3、5間を横切って形成する。こうして、図1に示すコモンモードチョークコイル1が完成する。
以上説明したように、本実施の形態のコモンモードチョークコイル1の製造方法によれば、側面が所定の角度に傾斜したレジストフレーム21b、25を用いることにより、上部中央が凸状に突出したほぼ台形状のコイル断面を有するコイル導体9、11を形成することができる。これにより、コイル導体9、11の層間距離dを短くし、さらに層間距離dで対向する導体面は小さくなるので、コイル導体9、11間に生じるキャパシタンスC’が減少し、ディファレンシャル伝送特性に優れたコモンモードチョークコイル1を形成することができる。
次に、本実施の形態の第1の変形例について図7を用いて説明する。上記実施の形態のコイル部品及びその製造方法では、コイル導体9、11は上部中央が凸状に突出したほぼ台形状のコイル断面を備えている。これに対し、本変形例では、コイル導体9、11は上部中央が凸状に突出したほぼ矩形状のコイル断面を備えている点に特徴を有している。図7は、コイル導体9、11の中心軸を含む平面で切断したコモンモードチョークコイル1の断面を示している。
図7に示すように、コイル導体9のコイル断面の上部は中央が凸状に突出して湾曲した形状に形成されている。これに対して、コイル導体11のコイル断面底部は平坦な形状に形成されている。従って、コイル導体9、11は最短の層間距離で対向する導体面は小さくなるので、同様の効果が得られる。
次に、本実施の形態の第2の変形例について図8を用いて説明する。上記実施の形態のコイル部品及びその製造方法では、コイル導体9、11は上部中央が凸状に突出したほぼ台形状のコイル断面を備えている。これに対し、本変形例では、コイル導体9、11は台形状のコイル断面を備えている点に特徴を有している。図8は、コイル導体9、11の中心軸を含む平面で切断したコモンモードチョークコイル1の断面を示している。
図8に示すように、コイル導体9、11のコイル断面の上部の幅は底部の幅より長く形成されている。また、コイル導体9、11のコイル断面上部及び底部は何れも平坦な形状に形成されている。コイル導体9、11のコイル断面上部は化学的機械研磨法(CMP法)を用いたり、メッキ槽中のメッキ液に所定の添加剤を添加したりすることにより平坦化することができる。図2(b)を用いて説明したように、コイル断面が台形状のコイル導体9、11は層間距離dで対向する導体面が小さくなるので、同様の効果が得られる。
次に、本実施の形態の第3の変形例について図9を用いて説明する。上記実施の形態のコイル部品及びその製造方法では、コイル導体9、11は上部中央が凸状に突出したほぼ台形状のコイル断面を備えている。これに対し、本変形例では、コイル導体9、11は第2の変形例とは逆向きの台形状のコイル断面を備えている点に特徴を有している。図9は、コイル導体9、11の中心軸を含む平面で切断したコモンモードチョークコイル1の断面を示している。
図9に示すように、コイル導体9、11のコイル断面の上部の幅は底部の幅より短く形成されている。ネガ型のレジストを用いて露光条件等を最適化することにより、磁性基板3平面側に傾斜した側面を有するレジストフレームを形成することができる。これにより、コイル導体9、11のコイル断面を底部の長さより上部の長さが短い台形状にすることができる。また、第2の変形例と同様の方法により、コイル導体9、11のコイル断面上部は平坦な形状に形成されている。コイル導体9のコイル断面上部はコイル導体11のコイル断面底部と対向し、最短の層間距離で対向する導体面は小さいので、同様の効果が得られる。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施の形態及び第1乃至第3の変形例では、コイル導体9、11のコイル断面は同一形状に形成されているが、本発明はこれに限られない。コイル導体9、11の各抵抗値が所定の値より小さくなり、コイル導体9、11の導体部同士が対面し、コイル導体9の上部の幅とコイル導体11の底部の幅とが異なる長さに形成されていれば、コイル導体9、11のコイル断面の形状は異なっていてもよい。
例えば、上記実施の形態及び第1の変形例で示したように、コイル導体11の上部は凸状ではなく平坦形状でもよい。また、上記実施の形態及び第2の変形例で示したように、コイル導体9の底部は短くしなくてもよい。この場合も、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の断面図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の製造工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の製造工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の製造工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の製造工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の製造工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の第1の変形例であって、コイル導体9、11の中心軸を含む平面で切断した断面図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の第2の変形例であって、コイル導体9、11の中心軸を含む平面で切断した断面図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードチョークコイル1の第3の変形例であって、コイル導体9、11の中心軸を含む平面で切断した断面図である。 従来のコモンモードチョークコイル51の断面図である。
符号の説明
1 コモンモードチョークコイル
3、5、53、55 磁性基板
7、57 絶縁層
7a、7b、7c 絶縁膜
9、11、59、61 コイル導体
13、15、63、65 開口部
17、67 磁性層
19、69 接着層
9a、11a 電極膜
21a レジスト層
23 マスク
21b、25 レジストフレーム
9b、11b メッキ膜

Claims (8)

  1. 磁性基板上に形成された第1のコイル導体と、
    前記第1のコイル導体の直上に絶縁膜を介して形成され、コイル断面底部の幅が前記第1のコイル導体のコイル断面上部の幅と異なる第2のコイル導体と
    を有することを特徴とするコイル部品。
  2. 請求項1記載のコイル部品であって、
    前記第1のコイル導体は、前記コイル断面上部の中央が凸形状であることを特徴とするコイル部品。
  3. 請求項1記載のコイル部品であって、
    前記第1のコイル導体は、前記コイル断面上部が平坦な形状であることを特徴とするコイル部品。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコイル部品であって、
    前記第2のコイル導体は、前記コイル断面底部が平坦な形状であることを特徴とするコイル部品。
  5. 磁性基板上に第1のコイル導体を形成し、
    前記第1のコイル導体上に絶縁膜を形成し、
    前記絶縁膜上に、コイル断面底部の幅が前記第1のコイル導体のコイル断面上部の幅と異なる第2のコイル導体を形成すること
    を特徴とするコイル部品の製造方法。
  6. 請求項5記載のコイル部品の製造方法であって、
    前記第1及び第2のコイル導体をフレームメッキ法で形成することを特徴とするコイル部品の製造方法。
  7. 請求項5又は6に記載のコイル部品の製造方法であって、
    前記コイル断面に平行な面内で所定の角度に傾斜した側面を有するレジストフレームを形成し、前記レジストフレーム間に前記第1又は第2のコイル導体の少なくとも一方を形成することを特徴とするコイル部品の製造方法。
  8. 請求項7記載のコイル部品の製造方法であって、
    前記所定の角度は、5乃至30°であることを特徴とするコイル部品の製造方法。
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