JP2008027982A - Lc複合部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で大容量なキャパシタ部を有するLC複合部品を提供する。
【解決手段】LC複合部品10は、磁性基板11と、磁性基板11上に形成されたキャパシタ層12と、キャパシタ層12上に形成されたインダクタ層13と、インダクタ層13上に形成された第2の磁性基板14とを備えている。キャパシタ層12は、磁性基板11上に形成された下部電極15A、15Bと、下部電極15A、15Bの表面を含む磁性基板11の略全面を覆う誘電体薄膜16と、誘電体薄膜16を介してキャパシタ下部電極15A、15Bと対向配置された上部電極17A、17Bとを備えている。上部電極17Aのサイズは下部電極15Aよりも一回り小さく、下部電極15Aの上面のエッジ部を避けた平面領域のみを覆うように形成されている。誘電体薄膜16はスパッタリングにより成膜される。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信機器や電子機器のフィルタ回路として好ましく用いられるLC複合部品に関するものである。
携帯電話、ノートパソコン等の電子機器のノイズを除去するフィルタ回路としてLC複合部品が広く用いられている。LC複合部品の構造としては種々のものがあるが、例えば特許文献1に示すLC複合部品は、コイル導体が形成された複数のシート状材料を積層して構成されたコイル部の上下両面に、磁性材料よりなる中間層を介して、キャパシタ導体が形成されたシート状材料を積層して構成されたコンデンサ部を配置し、これらのコイル導体及びキャパシタ導体をアレイ化した構造を有している。
このLC複合部品の場合、キャパシタ導体間にシート状の誘電体層が設けられているが、LC複合部品のさらなる小型化、大容量化を図るためには、誘電体層をさらに薄くする必要がある。そのため、特許文献2に示された従来のLC複合部品においては、誘電体材料としてチタン酸バリウム等の溶液を用い、これらの溶液をスピンコート法によって塗布し、乾燥させて、誘電体層として成膜することにより、誘電体層のさらなる薄型化を図っている。
特開2005−80231号公報 特開2005−85812号公報
しかしながら、スピンコート法によって誘電体薄膜を形成する場合、誘電体層を均一に薄く形成することは非常に難しく、3〜5μm程度まで薄くした場合には、平坦性が極めて悪くなり、電極間がショートする危険性がある。また、スピンコート法では、必要な箇所にのみ選択的に誘電体層を形成することが難しいという問題もある。また、誘電体層をスピンコート法で形成すると、平面方向に隣接する導体間に誘電体が埋まってしまうため、導体間に無駄な浮遊容量が発生し、インダクタ特性が悪化するという問題もある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、小型で大容量なキャパシタ部を有するLC複合部品を提供することにある。
本発明の上記目的は、第1の基体と、第1の基体上に形成された下部電極と、第1の基体の上面に形成された誘電体薄膜と、誘電体薄膜を介して下部電極と対向配置された上部電極と、上部電極の表面を覆う誘電体薄膜よりも比誘電率が低い絶縁層と、絶縁層上に形成されたコイル導体とを備え、下部電極、誘電体薄膜、及び上部電極によってキャパシタが構成されており、上部電極は、下部電極のエッジ部を避けた平面領域上に形成されていることを特徴とするLC複合部品によって達成される。ここに、「誘電体薄膜」とは、スパッタリング、蒸着法等の真空成膜工法により形成された誘電体膜のこといい、スピンコート法やスクリーン印刷により形成された誘電体膜とは区別される。
本発明のLC複合部品によれば、キャパシタを構成する平行平板電極間の耐圧性の向上を図ることができ、小型・薄型で大容量のキャパシタ部を有するLC複合部品を提供することができる。
本発明においては、コイル導体上に設けられた第2の磁性体と、コイル導体の内周部を貫通して第1の磁性体と第2の磁性体とを接続する第3の磁性体とをさらに備えることが好ましい。これによれば、インダクタにより発生する磁界の閉磁路を形成することができ、高インダクタンス特性となる。
本発明においては、キャパシタを複数備えることが好ましい。これによれば、複数の入力ラインに複数のキャパシタが直列接続されたLCフィルタ回路を構成有するLC複合部品を実現することができる。
本発明においては、磁性体がそれぞれのキャパシタ間に設けられていることが好ましい。これによれば、キャパシタ間の浮遊容量を十分に低減することができる。
本発明においては、インダクタを複数備え、それぞれのインダクタは互いに磁気結合しており、且つ、複数のキャパシタと電気的に接続されていることが好ましい。これによれば、キャパシタと接続されたコモンモードフィルタを提供することができる。
このように、本発明によれば、小型で大容量なキャパシタ部を有するLC複合部品を提供することができる。また、誘電体層をスパッタリングにより形成することができるため、薄く均一な成膜が可能である。また、上層のコイル導体の幅を下層のコイル導体よりも細くしているので、誘電体材料の欠陥が生じやすい下層電極のエッジ部を避けた構造とすることができ、耐圧性の向上を図ることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るLC複合部品の構成を示す略分解斜視図である。また、図2は、図1のW−W線に沿ったLC複合部品の略断面図であって、LC複合部品の完成状態を示すものである。
図1に示すように、このLC複合部品10は、第1の磁性基板11と、磁性基板11上に形成されたキャパシタ層12と、キャパシタ層12上に形成されたインダクタ層13と、インダクタ層13上に形成された第2の磁性基板14とを備えている。第1及び第2の磁性基板11、14の材料については特に限定されないが、透磁率の高い材料、例えばフェライトなどを用いることができる。
キャパシタ層12は、第1の磁性基板11上に形成されたキャパシタ下部電極15A、15Bと、キャパシタ下部電極15A、15Bの表面を含む磁性基板11の略全面を覆う誘電体薄膜16と、誘電体薄膜16を介してキャパシタ下部電極15A、15Bと対向配置された上部電極17A、17Bとを備えている。そして、第1の下部電極15A、誘電体薄膜16、第1の上部電極17Aによって第1のキャパシタ部C1が構成され、第2の下部電極15B、誘電体薄膜16、第2の上部電極17Bによって第2のキャパシタ部C2が構成されている。
インダクタ層13は、絶縁層18の上面に形成された第1のコイル導体19と、絶縁層20上に形成された第2のコイル導体21と、第2のコイル導体21を覆う絶縁層22との積層構造を有している。コイル導体19、21は、絶縁層18、21の表面にそれぞれ形成されたスパイラル状の導体であり、チョークコイルとしての役割を果たす。そのため、コイル導体19、21の抵抗値は十分低いことが好ましく、導体の厚みはキャパシタ部の下部電極15A、15Bや上部電極17A、17Bに比べて十分に厚いほうが好ましい。そのため、本実施形態のコイル導体19、21はスパッタリング及び電解メッキにより形成される。
コイル導体19、21の材料としては、メッキにより形成可能な材料であれば特に限定されず、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、ニッケルクロム合金(Ni−Cr)、半田、スズ(Sn)などを用いることができる。中でも、コストや電気導電性などを考慮すれば、銅(Cu)を用いることが非常に好ましい。コイル導体の材料として銅(Cu)を選択する場合には、メッキ液として硫酸銅溶液等を用いればよい。
コイル導体19、21の内周部には磁性コア部材23が設けられている。磁性コア部材23は、コイル導体19、21の内周部を貫通しており、上下の磁性基板11、14と連結している。したがって、コイル導体19、21より発生する磁界の閉磁路を形成することができ、インダクタンス特性を高めることができる。
コイル導体19、21を基板面に垂直な一方向(矢印A方向)から見た場合、内周側の一端19a、21aを始点として両者は共に右回り(時計回り)に巻回されている。したがって、コイル導体19、21それぞれの内周側の一端19a、21aを入力側とすれば、第1及び第2のコイル導体19、21は互いに同一方向に磁気結合することになる。ここで、「互いに同一方向に磁気結合する」とは、同相成分に対しては磁束を打ち消し合うように磁気結合していることをいう。なお、第1及び第2のコイル導体19、21の巻回方向は、互いに同一方向である限り特に限定されず、内周側の一端19a、21aを始点として両方とも左回り(反時計回り)であっても構わない。こうして、2つのチョークコイルが磁性コア部材23に対して同一方向に巻回されることにより、コモンモードノイズを除去するコモンモードフィルタFILが構成される。
本実施形態においては、キャパシタ下部電極15A、15Bにはリード電極24A、24Bが接続されており、これらのリード電極24A、24BがLC複合部品10の一対の入力端子を構成している。また、キャパシタ上部電極17A、17Bは、絶縁層18を貫通するコンタクトホール25A、25Bを介して第1及び第2のコイル導体19、21の内周側の一端19a、21aにそれぞれ接続されている。コイル導体19、21の外周側の一端は、端子電極19b、21bを構成している。
図3は、キャパシタ部C1の構造を詳細に示す図であって、(a)は略平面図、(b)はそのX−X線に沿った略断面図である。なお、キャパシタ部C2もキャパシタ部C1と同様の構造を有することから、ここではキャパシタ部C1についてのみ説明し、キャパシタ部C2の説明は省略する。
図3に示すように、キャパシタ部C1は、下部電極15A、誘電体薄膜16及び上部電極17Aからなり、下部電極15Aの表面を含む磁性基板11の略全面が誘電体薄膜16で覆われている。下部電極15A及び上部電極17Aの材料としては、特に限定されるものではないが、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)、アルミニウム(Al)等を用いることができ、スパッタリングにより形成することができる。
本実施形態においては、誘電体薄膜16もまたスパッタリングにより成膜される。したがって、誘電体薄膜16の厚みを0.1〜5μm程度にすることができ、キャパシタ電極間の距離を十分に近づけることができる。誘電体薄膜16の材料については、スパッタリングで成膜可能な比誘電率の高い材料であれば特に限定されないが、例えばアルミナ(比誘電率ε=10)等の金属酸化物を用いることができる。このように、誘電体薄膜16の膜厚が非常に薄いことから、小型で大容量のキャパシタ部を形成することができる。
上部電極17Aは、誘電体薄膜16を介して下部電極15Aの上面に形成されており、下部電極15Aと上部電極17Aは一対の平行平板電極を構成している。ただし、上部電極17Aのサイズは下部電極15Aよりも一回り小さく、下部電極15Aの上面のうちエッジ部Eを避けた平面領域のみを覆うように形成されている。誘電体薄膜16をスパッタリングにより形成する場合、その膜厚を薄くすればするほど下地面に対するカバレッジが悪くなり、下部電極15Aのエッジ部Eに形成される誘電体薄膜16の膜厚は特に不均一となるが、図示のように、上部電極17Aはこのエッジ部Eを逃げた平坦領域に形成されていることから、キャパシタ電極間の耐圧不良を防止することができる。なお、上部電極17Aが下部電極15Aと重ならない部分のマージンをあまり広く取りすぎると電極面積が小さくなり、容量の低下をもたらすため、下部電極15A、15Bのエッジ部に形成される誘電体薄膜16の膜質を考慮して決定する必要がある。
絶縁層18、20及び22の材料については特に限定されないが、比誘電率ε=3〜3.5のものを用いることが好ましい。そのような絶縁材料としては、ポリイミド樹脂を用いることができる。ポリイミドは絶縁材料として好ましい特性を有し、低コストで加工性に優れる反面、熱分解温度が500℃前後であるという特徴を有している。誘電体材料としてはセラミックがよく知られているが、セラミックの焼成温度が1000℃前後であることから、誘電体材料としてセラミックを用いた場合にはポリイミドを用いることができない。しかし、本実施形態のようにキャパシタ電極間の誘電体としてアルミナを採用し、アルミナをスパッタリングで形成する場合には、ポリイミドにダメージを与えることがないため、絶縁材料として優れたポリイミドを用いることが可能である。
図4は、LC複合部品10の製造工程を示す略断面図である。
図4に示すように、LC複合部品10の製造では、まず磁性基板11を用意し、磁性基板11上に下部電極15A、15Bを形成する(図4(a))。下部電極15A、15Bは、磁性基板11の略全面に下部電極材料をスパッタリングにより成膜した後、フォトレジストを用いて下部電極材料をパターニングすることにより形成してもよい。また、メタルマスクを用いたスパッタリングを行うことにより、下部電極パターンを選択的に成膜しても構わない。
次に、下部電極15A、15Bの表面を含む磁性基板11の略全面に、アルミナ等を材料とする誘電体薄膜16をスパッタリングにより形成する(図4(b))。次に、誘電体薄膜16が成膜された下部電極15A、15Bの上面であって、下部電極15A、15Bのエッジ部Eを逃げた平坦領域に、下部電極15A、15Bよりも一回り小さいサイズの上部電極17A、17Bをそれぞれ形成する(図4(c))。上部電極17A、17Bは、下部電極15A、15Bと同様、誘電体薄膜16の略全面に上部電極材料をスパッタリングにより成膜した後、フォトレジストを用いて上部電極材料をパターニングすることにより形成してもよい。また、メタルマスクを用いたスパッタリングを行うことにより、下部電極パターンを選択的に成膜しても構わない。こうして、下部電極15A、誘電体薄膜16、上部電極17Aからなる第1のキャパシタ部C1と、下部電極15B、誘電体薄膜16、上部電極17Bからなる第2のキャパシタ部C2が完成する。
次に、キャパシタ部C1、C2の表面を含む磁性基板11の略全面に絶縁層18を形成する(図4(d))。絶縁層18は、ポリイミド樹脂をスピンコート法により塗布し、硬化させることにより形成される。これにより、ポリイミド樹脂は第1のキャパシタ部C1と第2のキャパシタ部C2の間にも充填され、キャパシタ層12の上面は平坦化される。
次に、絶縁層18上の所定の位置にコンタクトホール25A(不図示)を形成し、絶縁層18の上面に第1のコイル導体19をスパッタリング及び電解メッキにより形成した後、第1のコイル導体19上に絶縁層20をスピンコート法により形成する。さらに、絶縁層20上の所定の位置にコンタクトホール25B(不図示)を形成し、絶縁層20の上面に第2のコイル導体21をスパッタリング及び電界メッキにより形成した後、第2のコイル導体21上に絶縁層22をスピンコート法により形成する。こうして、第1及び第2のコイル導体19、21を含むインダクタ層13が完成する(図4(e))。
次に、コイル導体19、21の内周部において誘電体薄膜16並びに絶縁層18、20及び22を貫通する貫通孔をフォトリソグラフィ及びドライエッチングにより形成した後、貫通孔の内部を磁性材料で埋めることにより、コイル導体19、21の内周部を貫通して磁性基板11まで到達する磁性コア部材23を形成する(図4(f))。その後、インダクタ層13上に磁性基板14を形成することにより(図4(g))、本実施形態のLC複合部品10が完成する。
図5は、LC複合部品10の等価回路図である。
図5に示すように、LC複合部品10は、コモンモードフィルタFILと、その一対の入力ラインの一方に直列接続された第1のキャパシタC1と、他方に直列接続された第2のキャパシタC2とを備えて構成されている。このLC複合部品10によれば、コモンモードフィルタFILの入力信号に含まれる不要な低周波成分を第1及び第2のキャパシタC1、C2で予め除去することができるので、小型で高性能なコモンモードフィルタを実現することができる。
以上説明したように、本実施形態のLC複合部品10によれば、キャパシタ電極間の誘電体としてスパッタリングにより成膜された誘電体薄膜を用いるので、平行平板電極間の距離を均一、且つ十分小さくすることができる。また、キャパシタ電極間の誘電体としてスパッタリングにより成膜された誘電体薄膜を用いると共に、誘電体薄膜の欠陥が生じやすい下部電極の段差部を逃げた平面領域にキャパシタ上部電極が形成されているので、キャパシタ電極間の絶縁不良の発生を回避することができ、小型・薄型で特性の良好なLC複合部品を実現することができる。
図6は、キャパシタ部の構造の他の例を示す略分解斜視図である。
図6に示すように、このキャパシタ部C3は、下部電極15Cが下層のコンタクトホール27に接続された構造を有していることから、下部電極15Cの上面にコンタクトホール27によるエッジ部E2が生じている。そのため、上部電極17Cは、下部電極15A、15Bの外周部分のエッジ部E1のみならず、コンタクトホール27の開口によるエッジ部E2を逃げるように形成されている。したがって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様、キャパシタ電極間の絶縁不良の発生を回避することができ、小型・薄型で特性の良好なLC複合部品を実現することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えることが可能であり、これらも本発明の範囲内に包含されるもの出ることは言うまでもない。
また、上記実施形態においては、スパイラル上のコイル導体の内周部を磁性コア部材23が貫通しているが、本発明において磁性コア部材は必須でなく、磁性コア部材のない構造を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、2つのキャパシタ部及び2つのコイル導体を備えたLC複合部品を例に挙げたが、本発明においてキャパシタ部の数やインダクタ部の数は特に限定されない。また、上記実施形態においては、キャパシタの下部電極15A、15Bと上部電極17A、17Bとの関係について説明したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、上下の導体間距離を十分に小さくする必要がある種々の積層構造に対して適用することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るLC複合部品の構成を示す略分解斜視図である。また、 図2は、図1のW−W線に沿ったLC複合部品の略断面図であって、LC複合部品の完成状態を示すものである。 図3は、キャパシタ部C1の構造を詳細に示す図であって、(a)は略平面図、(b)はそのX−X線に沿った略断面図である。 図4は、LC複合部品10の製造工程を示す略断面図である。 図5は、LC複合部品10の等価回路図である。 図6は、キャパシタ部の構造の他の例を示す略斜視図である。
符号の説明
10 複合部品
11 第1の磁性基板
12 キャパシタ層
13 インダクタ層
14 第2の磁性基板
15A 下部電極
15B 下部電極
15C 下部電極
16 誘電体薄膜
17A 上部電極
17B 上部電極
17C 上部電極
18 絶縁層
19 コイル導体
19a コイル導体の内周側の一端
19b コイル導体の外周側の一端(端子電極)
20 絶縁層
21 コイル導体
21a コイル導体の内周側の一端
21b コイル導体の外周側の一端(端子電極)
22 絶縁層
23 磁性コア部材
24A リード電極
24B リード電極
25A コンタクトホール
25B コンタクトホール
27 コンタクトホール
C1 キャパシタ部
C1 キャパシタ部
C3 キャパシタ部
E 下部電極の外周のエッジ部
E1 下部電極の外周のエッジ部
E2 コンタクトホールによるエッジ部
FIL コモンモードフィルタ

Claims (6)

  1. 第1の基体と、
    前記第1の基体上に形成された下部電極と、
    前記下部電極の上面に形成された誘電体薄膜と、
    前記誘電体薄膜を介して前記下部電極と対向配置された上部電極と、
    前記下部電極、前記誘電体薄膜、及び前記上部電極により構成されるキャパシタ部の表面を覆う前記誘電体薄膜よりも比誘電率が低い絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された少なくとも一つのコイル導体とを備え、
    前記上部電極は、前記下部電極のエッジ部を避けた平面領域上に形成されていることを特徴とするLC複合部品。
  2. 前記コイル導体上に設けられた第2の基体をさらに備え、
    前記第1及び前記第2の基体は共に磁性体からなることを特徴とする請求項1に記載のLC複合部品。
  3. 前記コイル導体の内周部を貫通して前記第1の基体と前記第2の基体とを接続する磁性コア部材をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のLC複合部品。
  4. 前記キャパシタ部を複数備えることを特徴とする請求項3に記載のLC複合部品。
  5. 前記磁性コア部材が前記複数のキャパシタ部間に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のLC複合部品。
  6. 前記コイル導体により構成されるインダクタを複数備え、前記複数のインダクタは互いに磁気結合しており、且つ、前記複数のキャパシタと電気的に接続されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のLC複合部品。

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