JP2005155755A - 無段変速機に用いられる無端金属リングの製造装置および製造方法 - Google Patents

無段変速機に用いられる無端金属リングの製造装置および製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 無段変速機に用いられる無端金属リングを製造するにあたり、バレル研磨工程をなくするとともに、均一な窒化膜を形成する。
【解決手段】 研磨装置は、端面研磨装置と内外周面研磨装置2000とから構成される。内外周面研磨装置2000は、リング104を回転させるリング回転ローラ2040と、リング104の外周面に当接する外周面研磨ローラ2020と、リング104の内周面に当接する内周面研磨ローラ2030と、外周面研磨ローラ2020と内周側バックアップローラ2022との間隙や面圧および内周面研磨ローラ2030と外周側バックアップローラ2032との間隙や面圧を可変に移動させる定圧送りアクチュエータ2200とを含む。
【選択図】 図7

Description

本発明は、互いに対面させて環状に配置した板片状の多数のエレメントに無端金属リングを通して構成した無端金属ベルトに関し、特に、この無端金属リングを研磨する工程における製造装置および製造方法に関する。
車両においては、トランスミッションの変速比を車両の走行状況に応じて調整する自動変速機が搭載される。このような自動変速機の1つに、変速比を無段階に調整するベルト式無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)が搭載されることがある。
このCVTは、エンジン出力を効率的に引き出すことが可能であり、燃費および走行性能の向上に優れる。実用化されたCVTの1つとして、金属ベルトと一対のプーリとを用いて、油圧によってプーリの有効径を変化させることで連続的に無段の変速を実現するものがある。無端金属ベルトが、入力軸に取付けられた入力側プーリおよび出力軸に取付けられた出力側プーリに巻き掛けられて使用される。入力側プーリおよび出力側プーリは、溝幅を無段階に変えられる1対のシーブをそれぞれ備え、溝幅を変えることで、無端金属ベルトの入力側プーリおよび出力側プーリに対する巻付け半径が変わり、これにより入力軸と出力軸との間の回転数比、すなわち変速比を連続的に無段階に変化させることができる。
この無端金属ベルトは、厚さの異なる複数の種類のエレメントを準備し、これら複数の種類のエレメントを予め定められた個数の比率でランダムに組合せる。組合せたエレメントに金属帯を通すことにより無端金属ベルトが製造される。このような無端金属ベルトのエレメントや金属帯であるリングには高い寸法精度が要求される。
この無端金属ベルトに用いられるリングを製造するにおいては、超強力鋼であるマルエージング鋼の薄板の端部同士を溶接して円筒状のドラムを形成し、溶接による接合部の組織違方性を緩和するために溶体化処理が行なわれる。その後、そのドラムを所望の幅に裁断して薄板状のリングとする。そして、その裁断により発生するバリやエッジを除去するために、リングにバレル研磨を施した後、リングを圧延して所望の板厚とする。その後、リング表面から窒素を拡散浸透させて表面層を硬化させる窒化処理が行なわれる。
特開2002−248522号公報(特許文献1)は、このバレル研磨を不要とし、リング状金属ベルトの幅方向端面を塑性変形または研削加工で所定の断面形状に加工する無段変速機用金属ベルトの製造方法を開示する。この無段変速機用金属ベルトの製造方法は、テンションロールとリターンロールとの間に掛け渡されたリング状金属ベルトに張力を加えた状態でリング状金属ベルトを周回させ、リング状金属ベルトの周回軌道に沿って両側に配置された一対または複数対の端面加工ロールをリング状金属ベルトの幅方向両端部に押し付け、塑性変形または研削加工によりリング状金属ベルトの幅方向両端部をアール加工することを特徴とするものである。
この無段変速機用金属ベルトの製造方法によると、テンションロールとリターンロールとの間に掛け渡したリング状金属ベルトに張力を付与した状態で幅方向両端部に端面加工ロールを押し付けることによりベルト端面を所定断面形状に塑性変形または研削加工している。この端面加工はリング状金属ベルトのリング圧延または周長調整と同時に実施でき、従来のようなバレル研磨を不要とするため、製造工程を簡略化でき、疲労強度に優れた無段変速機用金属ベルトを安価に製造できる。
特開2002−248522号公報
しかしながら、特許文献1に開示された無段変速機用金属ベルトの製造方法は、バレル研磨工程をなくすることで大きな効果を得られるものであるが、以下のような問題点を有する。
溶体化処理はドラムの状態で行なわれ、その溶体化処理の後にリング状に裁断される。溶体化処理においては板厚方向(すなわち、ドラムの内周面と外周面とにおける厚み方向)に1〜2μm程度の酸化膜が生じる。一方、溶体化処理においては裁断前であってリングの端面に形成される酸化膜は非常に薄く0.1μm以下である。このように、リングの内外周面に形成された酸化膜の厚みと、リングの端面に形成された酸化膜の厚みとが大きく異なる。特許文献1に開示された無段変速機用金属ベルトの製造方法では、ベルト端面の酸化膜が研削されることはあっても、ベルト内外周面に形成された酸化膜が除去されることがない。このため、ベルト内外周面の酸化膜の厚みとベルト端面の酸化膜の厚みとが異なるという酸化膜の不均一さを有したまま窒化処理が行なわれる。その結果、窒化処理により形成される窒化膜の膜厚にばらつきが生じるという問題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、無段変速機に用いられる無端金属リングを製造するにあたり、バレル研磨工程をなくするとともに、均一な窒化膜を形成せしめることができる、無端金属リングの製造装置および製造方法を提供することである。
第1の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造装置は、複数のエレメントをその板厚方向に並べて、エレメントのサドル部に環状のリングを通すことにより構成された無端金属ベルトにおけるリングを製造する装置である。この無端金属リングの製造装置は、溶体化処理後かつ窒化処理前のリングの端面を研磨するための第1の研磨手段と、リングの内周面および外周面を研磨するための第2の研磨手段とを含む。
第1の発明によると、第1の研磨手段により、溶体化処理においてリングの端面に形成された酸化膜が除去されるとともに端面にアールが付与される。第2の研磨手段により、溶体化処理においてリングの内周面および外周面に形成された酸化膜が除去される。このようにして、リングの端面、内周面および外周面の酸化膜が除去されてから、窒化処理が行なわれるので、酸化膜の厚みの差がなくなり、均一な窒化処理を行なうことができる。その結果、無段変速機に用いられる無端金属リングを製造するにあたり、バレル研磨工程をなくするとともに、均一な窒化膜を形成せしめることができる、無端金属リングの製造装置を提供することができる。
第2の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造装置においては、第1の発明の構成に加えて、第2の研磨手段は、リングの内周面および外周面を同時に研磨するための手段を含む。
第2の発明によると、第2の研磨手段はリングの内周面および外周面を同時に研磨するので、処理時間を短縮できる。
第3の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造装置においては、第1または2の発明の構成に加えて、第2の研磨手段は、リングの内周面および外周面の研磨量が、溶体化処理により発生した酸化膜の厚みよりも大きくなるように、研磨するための手段を含む。
第3の発明によると、第2の研磨手段は、リングの内周面および外周面の研磨量が、溶体化処理により発生した酸化膜の厚みよりも大きくなるように研磨するので、酸化膜を確実に除去できる。
第4の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、第2の研磨手段において研磨されているリングの板厚を測定するための測定手段をさらに含む。第2の研磨手段は、測定手段により測定されたリングの板厚が目標板厚になるように、リングの内周面および外周面を研磨するための手段を含む。
第4の発明によると、リングの板厚が一定になることから、後工程における圧延工程および周長調整工程前のリングの体積が一定になる。このことは、後工程における板厚の精度向上、周長の精度向上につながる。その結果、複数のリングを積層して無端金属ベルトを製造する際の層間クリアランスの精度が向上したり直行率が向上したりして、歩留まりの向上を実現できる。
第5の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、リングを回転させるローラを備え、第2の研磨手段は、ローラによりリングを回転させながら、リングの内周面および外周面に、研磨剤を含む研磨ローラまたは研磨ブラシを押接することにより研磨するための手段を含む。
第5の発明によると、リングを回転させながら研磨するので、処理時間の短縮および研磨量の均一化を実現できる。
第6の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造装置においては、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、第2の研磨手段は、第1の研磨手段によりリング端面が研磨された後のリングの内周面および外周面を研磨するための手段を含む。
第6の発明によると、第1の研磨手段を用いてリングの内外周を把持して(たとえばチャックによる把持)端面を研磨してから、第2の研磨手段により、把持されたリングの内外周を研磨する。このため、第1の研磨手段によるチャック把持跡があっても、第2の研磨手段による内外周の研磨を端面の研磨の後に行なうので、把持跡を除去することができる。
第7の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造方法は、複数のエレメントをその板厚方向に並べて、エレメントのサドル部に環状のリングを通すことにより構成された無端金属ベルトにおけるリングを製造する方法である。この無端金属リングの製造方法は、溶体化処理後かつ窒化処理前のリングの端面を研磨する第1の研磨ステップと、リングの内周面および外周面を研磨する第2の研磨ステップとを含む。
第7の発明によると、第1の研磨ステップにて、溶体化処理においてリングの端面に形成された酸化膜が除去されるとともに端面にアールが付与される。第2の研磨ステップにて、溶体化処理においてリングの内周面および外周面に形成された酸化膜が除去される。このようにして、リングの端面、内周面および外周面の酸化膜が除去されてから、窒化処理が行なわれるので、酸化膜の厚みの差がなくなり、均一な窒化処理を行なうことができる。その結果、無段変速機に用いられる無端金属リングを製造するにあたり、バレル研磨ステップをなくするとともに、均一な窒化膜を形成せしめることができる、無端金属リングの製造方法を提供することができる。
第8の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造方法においては、第7の発明の構成に加えて、第2の研磨ステップは、リングの内周面および外周面を同時に研磨するステップを含む。
第8の発明によると、第2の研磨ステップにてリングの内周面および外周面を同時に研磨するので、処理時間を短縮できる。
第9の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造方法においては、第7または8の発明の構成に加えて、第2の研磨ステップは、リングの内周面および外周面の研磨量が、溶体化処理により発生した酸化膜の厚みよりも大きくなるように、研磨するステップを含む。
第9の発明によると、第2の研磨ステップにて、リングの内周面および外周面の研磨量が、溶体化処理により発生した酸化膜の厚みよりも大きくなるように研磨するので、酸化膜を確実に除去できる。
第10の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造方法は、第7〜9のいずれかの発明の構成に加えて、第2の研磨ステップにおいて研磨されているリングの板厚を測定する測定ステップをさらに含む。第2の研磨ステップは、測定ステップにて測定されたリングの板厚が目標板厚になるように、リングの内周面および外周面を研磨するステップを含む。
第10の発明によると、リングの板厚が一定になることから、後処理である圧延ステップおよび周長調整ステップ前のリングの体積が一定になる。このことは、後処理における板厚の精度向上、周長の精度向上につながる。その結果、複数のリングを積層して無端金属ベルトを製造する際の層間クリアランスの精度が向上したり直行率が向上したりして、歩留まりの向上を実現できる。
第11の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造方法においては、第7〜10のいずれかの発明の構成に加えて、第2の研磨ステップは、リングを回転させながら、リングの内周面および外周面に、研磨剤を含む研磨ローラまたは研磨ブラシを押接することにより研磨するステップを含む。
第11の発明によると、リングを回転させながら研磨するので、処理時間の短縮および研磨量の均一化を実現できる。
第12の発明に係る無段変速機に用いられる無端金属リングの製造方法においては、第7〜11のいずれかの発明の構成に加えて、第2の研磨ステップは、第1の研磨ステップによりリング端面が研磨された後のリングの内周面および外周面を研磨するステップを含む。
第12の発明によると、第1の研磨ステップにてリングの端面を研磨する際にリングの内外周を把持して(たとえばチャックによる把持)端面を研磨してから、第2の研磨ステップにて、把持されたリングの内外周を研磨する。このため、第1の研磨ステップにおけるチャック把持跡があっても、第2の研磨ステップにて内外周の研磨を端面の研磨の後に行なうので、把持跡を除去することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態に係る研磨装置は、無端金属ベルトを構成する1本のリングであって、溶体化処理および裁断処理が行なわれた後のリングを、端面研磨装置を用いた端面研磨工程および内外周面研磨装置を用いた内外周面研磨工程を経て、所望のリングに成形する。その後,このリングは、圧延工程、周長調整工程および窒化処理工程を経て最終的に製品リングとなる。
このため、まず、以下の説明において、多数のエレメントが互いに板厚方向に環状に並べて配置され、その左右のサドル部にリングを通して各エレメントが結束されて構成された無端金属ベルトおよびその無端金属ベルトを使用したベルト式無段変速機について説明する。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る研磨装置(以下、研磨装置には、端面研磨装置および内外周面研磨装置を含む。)で研磨加工されるリングにより構成される無端金属ベルトが用いられるベルト式無段変速機100について説明する。このベルト式無段変速機100においては、無端金属ベルト106が、入力軸200に取付けられた入力側プーリ220および出力軸300に取付けられた出力側プーリ320に巻き掛けられて使用される。
入力側プーリ220および出力側プーリ320は、溝幅を無段階に変えられる1対のシーブ108をそれぞれ備え、車両の走行状態に応じて制御される油圧回路により溝幅を変えることで、無端金属ベルト106の入力側プーリ220および出力側プーリ320に対する巻付け半径が変わり、これにより入力軸200と出力軸300との間の回転数比、すなわち変速比を連続的に無段階に変化させることができる。
図2を参照して、無端金属ベルト106は、多数のエレメント102が互いに板厚方向に環状に並べて配置され、その左右のサドル部に環状の金属帯であるリング104を通して各エレメント102が結束されて、図3に示すように、全体として、無端金属ベルト106が構成される。
エレメント102の形状の一例を、図4に示す。エレメント102の幅方向の両側の側面は、シーブ108におけるテーパ状のシーブ面110に接触する対シーブ摩擦面112であって、シーブ面110と一致するテーパ面とされている。その対シーブ摩擦面112を備えた基体部分114の幅方向での中心部に、図4での上側に延びた首部116が形成され、その首部116が、左右に広がった頂部118につながっている。その左右に広がった頂部118と基体部分114との間にスリットが形成されており、この左右2つのスリットの部分にリング104が通されている。そして、基体部分114におけるリング104が接触する面がサドル面120となっている。
このサドル面120の高さは、基体部分114を横切るピッチ線Pからの寸法で表わされる。また、エレメント102の幅は、ピッチ線P上の寸法で表わされる。なお、頂部118のうち首部116の延長位置には、一方の面側に凸となり、他方の面側では凹となったディンプル・ホール122が形成されており、互いに隣接するエレメント102のディンプル・ホール122が互いに嵌合するようになっている。なお、ディンプル・ホール122の凸部を有する面がエレメントの表面、凹部を有する面がエレメントの裏面である。
図4に示すように、サドル面120は上に凸の曲面形状を有する。この曲面形状に沿ってリング104が当接している。
無端金属ベルト106は、1対のシーブ108の間に挟み付けられて使用される。その場合、シーブ面110および対シーブ摩擦面112がテーパ面であるために、各エレメント102には、シーブ108による挟圧力により半径方向での外側に荷重が作用するが、各エレメント102がリング104によって結束されているので、リング104の張力により半径方向での外側への移動が規制される。その結果、シーブ面110と対シーブ摩擦面112との間に摩擦力が生じ、あるいは油膜の剪断力が生じてシーブ108と無端金属ベルト106との間でトルクが伝達される。
リング104は、より詳しくは、図2および図4に示すように、9〜12層に積層された状態で各エレメント102を結束している(ただし、図2および図4では9〜12層ではなく3層として表わしている)。この場合、下層のリング104ほど周長が短く、上層のリング104ほど周長が長くされる。この上層側のリング104と下層側のリング104とのクリアランスは厳密に管理される。
本実施の形態に係る研磨装置は、このようなリング104を、端面研磨装置でその端面を研磨して溶体化処理で形成された酸化膜を除去するとともにリング端面をアール形状に成形し、内外周面研磨装置でその内外周を研磨して溶体化処理で形成された酸化膜を除去するとともに所定の板厚に成形する。
図5および図6を参照して、本実施の形態に係る研磨装置の中の端面研磨装置を説明する。図5は、端面研磨装置1000の上面図を、図6は、図5のA方向から見た端面研磨装置1000の側面図を、それぞれ示す。なお、図6の側面図におけるリング104の形態は一例を示したものに過ぎず、このような真円に近いものであってもよいし、図6とは異なる楕円に近いものであってもよい。すなわち、リング104の内外周面を把持するローラの個数および配置によりリング104の形態が異なる。
図5および図6に示すように、この端面研磨装置1000は、リング104を、非駆動側で把持する外周側バックアップローラ1010および内周側バックアップローラ1020と、リング104を回転させる駆動ローラ1040と、リング104を挟んでその駆動ローラ1040に対向する位置に設けられた内周側バックアップローラ1030と、駆動ローラ1040を回転させるリング回転モータ1050と、リング104の端面に当接する端面研磨ブラシ1520,1530と、端面研磨ブラシ1520を回転させるブラシ回転モータ1510と、端面研磨ブラシ1530を回転させるブラシ回転モータ1540とを含む。ブラシ回転モータ1510,1540によりそれぞれ回転される端面研磨ブラシ1520,1530は、定圧送りアクチュエータ1500によりリング104に当接する方向に移動される。なお、定圧送りアクチュエータ1500により移動される端面研磨ブラシはいずれか一方であってもよいし、双方であってもよい。
端面研磨ブラシ1520,1530は、硬質粒子を含むブラシであって、その粒径は30μm以下である。この程度の粒径であると、リング104の端面を研磨してもリング104の端面に粒子が突き刺さることがない。このような端面研磨ブラシ1520,1530は、定圧送りアクチュエータ1500によりリング104の端面に押接されて、リング104の端面を研磨する。このとき、溶体化工程で生成された酸化膜が除去される。また、リング104の端面にアール形状を付与する。
図7を参照して、本実施の形態に係る研磨装置の中の内外周面研磨装置2000を説明する。なお、図7も、図6と同じように、リング104の形態は一例を示したものに過ぎず、このような真円に近いものであってもよいし、図7とは異なる楕円に近いものであってもよい。
この内外周面研磨装置2000は、リング104を回転させるリング回転ローラ2040と、リング104を挟んでそのリング回転ローラ2040に対向する位置に設けられたリング回転バックアップローラ2042と、リング回転ローラ2040を回転させるリング回転モータと、リング104の外周面に当接する外周面研磨ローラ2020と、リング104を挟んでその外周面研磨ローラ2020に対向する位置に設けられた内周側バックアップローラ2022と、リング104の内周面に当接する内周面研磨ローラ2030と、リング104を挟んでその内周面研磨ローラ2030に対向する位置に設けられた外周側バックアップローラ2032とを含む。
内外周面研磨装置2000は、さらに、外周面研磨ローラ2020と内周側バックアップローラ2022との間隙や面圧および内周面研磨ローラ2030と外周側バックアップローラ2032との間隙や面圧を可変に移動させる定圧送りアクチュエータ2200を含む。内周側バックアップローラ2022と外周側バックアップローラ2032とは、それぞれの軸受けを固定として、定圧送りアクチュエータ2200により、内周側バックアップローラ2022および外周側バックアップローラ2032とリング104とに対して、同じ間隔かつ同じ面圧になるように調整される。
この定圧送りアクチュエータ2200は、制御装置2300からの制御信号に基づいて動作して、リング104が所定の板厚になるように、その間隔や面圧が制御される。そのときに、制御装置2300は、研磨中のリング104の板厚をレーザ変位センサにより検知する。そのため、図7に示すように、レーザ変位センサヘッド2100,2102がリング104を挟んだ位置に設けられている。
レーザ変位センサヘッド2100,2102から制御装置2300に入力された信号に基づいて、内外周面を研磨中のリング104の板厚が検知される。制御装置2300は、検知された板厚が、少なくとも溶体化処理で内外周に形成された酸化膜を除去する以上の研磨量を算出して、その研磨量を研磨するように、定圧送りアクチュエータ2200に信号が出力される。定圧送りアクチュエータ2200は、制御装置2300から入力された制御信号に基づいて、外周面研磨ローラ2020と内周側バックアップローラ2022との間隙や面圧および内周面研磨ローラ2030と外周側バックアップローラ2032との間隙や面圧を調整する。
さらに、制御装置2300は、リング104の内外周面を研磨して、リング104の板厚が所定の板厚になるように、定圧送りアクチュエータ2200を用いて、外周面研磨ローラ2020と内周側バックアップローラ2022との間隙や面圧および内周面研磨ローラ2030と外周側バックアップローラ2032との間隙や面圧を調整する。
外周面研磨ローラ2020および内周面研磨ローラ2030は、硬質粒子を含むローラであって、その粒径は30μm以下である。この程度の粒径であると、リング104の内外周面を研磨してもリング104の内外周面に粒子が突き刺さることがない。しかしながら、万が一に粒子がリング104の内外周面に突き刺さった場合に、その突き刺さった粒子を取り除くためのスクレーパ2050,2052が設けられている。なお、図7では、リング104の外周面側のみにこのようなスクレーパ2050,2052を記載しているが、内周面側にもスクレーパが設けられる。
なお、外周面研磨ローラ2020および内周面研磨ローラ2030は、ともに図示しないモータにより回転される。また、外周面研磨ローラ2020および内周面研磨ローラ2030の代わりに、外周面研磨ブラシおよび内周面研磨ブラシであってもよい。このようなブラシの方が、リング104の内外周面への粒子の突き刺さりが少ないという点で有利である。
以上のような構造を有する端面研磨装置1000および内外周面研磨装置2000を用いて、溶体化処理され、裁断されたリング104を研磨する手順について説明する。以下においては、先に端面研磨装置1000を用いてリング104の端面を研磨して、その後に、内外周面研磨装置2000を用いてリング104の内外周面を研磨する場合を説明する。
マルエージング鋼の薄板コイルをアンコイルして一定長さで帯板切断後、ロール曲げして、突合せ部を溶融溶接(プラズマ溶接)して円筒リングを形成した。これを、N雰囲気で880℃で5分間で溶体化処理した。このとき、内外周の最表面に0.6μm〜1.4μm程度の厚さの酸化膜が発生する。この溶体化処理により接合部の組織違方性を緩和した後に、リング状に裁断した。
リング104を図5および図6に示す端面研磨装置100を用いて、リング104の端面を端面研磨ブラシ1520,1530で研磨した。端面研磨ブラシ1520,1530として、HV1500程度の粒径30μm以下の硬質粒子が分散しているものを用いた。このとき、端面研磨ブラシ1520,1530は、それぞれブラシ回転モータ1510,1540により回転させ、リング104は、リング回転モータ1050で回転させた。端面研磨ブラシ1520,1530は、定圧アクチュエータ1500により定圧送りとして、研磨時間を15秒と設定した。
その後、端面研磨装置1000から端面研磨が終了したリング104を取り外して、内外周面研磨装置2000を用いて、リング104の外周面を外周面研磨ローラ2020で研磨すると同時に、リング104の内周面を内周面研磨ローラ2030で研磨した。このとき、最低研磨量を0.003mmとした。また、リング104の板厚を0.415±α(αは設計値)とした。
本実施の形態に係る端面研磨装置1000および内外周面研磨装置2000を用いたリングの性能を比較するために、従来のバレル研磨装置を用いてリングの研磨処理を行なった。このとき、円錐メディアと粒径20〜60μmのAl砥粒を樹脂で固めたコンパウンドとを用いて、同じ条件で製作したリングをバレル研磨処理した。
これらのリング(本実施の形態の研磨装置で成形されたリングと従来のバレル研磨装置で成形されたリング)を洗浄後、0.188mmに圧延して、内外周面を光学顕微鏡で観察した。図8に示すように、凹サイズ(きず)は、バレル研磨リングで約50μmであるのに対して、本実施の形態の研磨リングでは約30μmとサイズが低下した。また、熱処理した後、疲労回数を計測すると、平均で65%(応力一定の条件)の向上が認められた。
また、溶体化処理でリングの内外周の最表面に形成された酸化膜は0.6μm〜1.4μm程度であるのに対して、最低研磨量を0.003mmとしたので、酸化膜が完全に除去された。その結果、後工程における熱処理品質のばらつき(たとえば、表面硬さHvのばらつき)について、従来のバレル研磨装置で成形されたリングのばらつきが20%であったのに対して、本実施の形態に係るリングのばらつきは10%に抑えられた。
さらに、リング104の板厚を0.415±α(αは設計値)としたので、圧延品の板厚、板幅ばらつきが向上した。従来のバレル研磨リングでは、コイル材の圧延の際に発生する、エンジドロップの影響とバレル研磨自体のばらつきを含め大きなばらつきが出た。図9に示すように、製品板厚のばらつきを表わす指数は、従来のバレル研磨リングが100とすると、本実施の形態にかかるリングでは50に向上した。また、製品周長のばらつきを表わす指数は、従来のバレル研磨リングが100とすると、本実施の形態にかかるリングでは70に向上した。すなわち、リング104の板厚精度および板幅精度が向上する(ばらつきが少なくなる)ことで、リング104の体積ばらつきが半減して、周長調整工程における周長精度が向上し、その結果、図9に示すように、組み付け工程における直行率が向上した。この直行率が向上すると、リング104の組み付け時における層間クリアランスの管理が容易になる。
なお、層間クリアランスとは、たとえば図10に示すように、第1層(最内層)とその1つ外側の第2層との間隔である。図10に示すように、層間クリアランスは、第1層のリング104の周長をL(1)、第2層のリング104の周長をL(2)、第1層のリング104の板厚をT(1)とすると、クリアランスCL={L(2)/2π−(L(1)/2π+T(1))で算出される。このため、このクリアランス管理には、リング104の周長と板厚とを十分に管理しなければならないことがわかる。
以上のようにして、本実施の形態に係る研磨装置によると、端面研磨装置を用いてリングの端面の酸化膜除去とアール付与とを行ない、内外周研磨装置を用いてリングの内外周面の酸化膜処理と板厚の精度を向上させた。酸化膜は端面および内外周で完全に除去されて均一な窒化膜を形成できる。その結果、従来のバレル研磨装置に比較して、加工時間が短く、かつ、精度の高い研磨加工を実現でき、後工程における各種管理が容易になった。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る研磨装置で研磨処理されたリングを含む無端金属ベルトを用いたベルト式無段変速機の断面図である。 無端金属ベルトを説明するための部分斜視図である。 無端金属ベルトの全体構成を示す斜視図である。 エレメントの正面図である。 端面研磨装置の上面図である。 端面研磨装置の側面図である。 内外周面研磨装置の側面図である。 従来のバレル研磨品との差を説明するための図(その1)である。 従来のバレル研磨品との差を説明するための図(その2)である。 層間クリアランスを説明するための図である。
符号の説明
100 無段変速機、102 エレメント、104 リング、106 無端金属ベルト、108 シーブ、110 シーブ面、112 対シーブ摩擦面、114 基体部分、116 首部、118 頂部、120 サドル面、122 ディンプル・ホール、124 傾斜面、200 入力軸、220 入力側プーリ、300 出力軸、320 出力側プーリ、1000 端面研磨装置、1010 外周側バックアップローラ、1020,1030 内周側バックアップローラ、1040 駆動ローラ、1050 リング回転モータ、1500 定圧送りアクチュエータ、1510,1540 ブラシ回転モータ、1520,1530 端面研磨ブラシ、2000 内外周面研磨装置、2020 外周研磨ローラ、2022 内周側バックアップローラ、2030 内周研磨ローラ、2032 外周側バックアップローラ、2040 リング回転ローラ、2042 リング回転バックアップローラ、2050,2052 スクレーパ、2100,2102 レーザ変位センサヘッド、2200 定圧送りアクチュエータ、2300 制御装置。

Claims (12)

  1. 複数のエレメントをその板厚方向に並べて、前記エレメントのサドル部に環状のリングを通すことにより構成された無端金属ベルトにおける前記リングを製造する製造装置であって、前記製造装置は、
    溶体化処理後かつ窒化処理前のリングの端面を研磨するための第1の研磨手段と、
    前記リングの内周面および外周面を研磨するための第2の研磨手段とを含む、無段変速機に用いられる無端金属リングの製造装置。
  2. 前記第2の研磨手段は、前記リングの内周面および外周面を同時に研磨するための手段を含む、請求項1に記載の無端金属リングの製造装置。
  3. 前記第2の研磨手段は、前記リングの内周面および外周面の研磨量が、前記溶体化処理により発生した酸化膜の厚みよりも大きくなるように、研磨するための手段を含む、請求項1または2に記載の無端金属リングの製造装置。
  4. 前記無端金属リングの製造装置は、第2の研磨手段において研磨されているリングの板厚を測定するための測定手段をさらに含み、
    前記第2の研磨手段は、前記測定手段により測定されたリングの板厚が目標板厚になるように、前記リングの内周面および外周面を研磨するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の無端金属リングの製造装置。
  5. 前記無端金属リングの製造装置は、前記リングを回転させるローラを備え、
    前記第2の研磨手段は、前記ローラにより前記リングを回転させながら、前記リングの内周面および外周面に、研磨剤を含む研磨ローラまたは研磨ブラシを押接することにより研磨するための手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の無端金属リングの製造装置。
  6. 前記第2の研磨手段は、前記第1の研磨手段によりリング端面が研磨された後のリングの内周面および外周面を研磨するための手段を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の無端金属リングの製造装置。
  7. 複数のエレメントをその板厚方向に並べて、前記エレメントのサドル部に環状のリングを通すことにより構成された無端金属ベルトにおける前記リングを製造する製造方法であって、前記製造方法は、
    溶体化処理後かつ窒化処理前のリングの端面を研磨する第1の研磨ステップと、
    前記リングの内周面および外周面を研磨する第2の研磨ステップとを含む、無段変速機に用いられる無端金属リングの製造方法。
  8. 前記第2の研磨ステップは、前記リングの内周面および外周面を同時に研磨するステップを含む、請求項7に記載の無端金属リングの製造方法。
  9. 前記第2の研磨ステップは、前記リングの内周面および外周面の研磨量が、前記溶体化処理により発生した酸化膜の厚みよりも大きくなるように、研磨するステップを含む、請求項7または8に記載の無端金属リングの製造方法。
  10. 前記無端金属リングの製造方法は、第2の研磨ステップにおいて研磨されているリングの板厚を測定する測定ステップをさらに含み、
    前記第2の研磨ステップは、前記測定ステップにて測定されたリングの板厚が目標板厚になるように、前記リングの内周面および外周面を研磨するステップを含む、請求項7〜9のいずれかに記載の無端金属リングの製造方法。
  11. 前記第2の研磨ステップは、前記リングを回転させながら、前記リングの内周面および外周面に、研磨剤を含む研磨ローラまたは研磨ブラシを押接することにより研磨するステップを含む、請求項7〜10のいずれかに記載の無端金属リングの製造方法。
  12. 前記第2の研磨ステップは、前記第1の研磨ステップによりリング端面が研磨された後のリングの内周面および外周面を研磨するステップを含む、請求項7〜11のいずれかに記載の無端金属リングの製造方法。
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