JP2005046005A - 茶葉含有食品及び茶葉含有食品の製造方法 - Google Patents
茶葉含有食品及び茶葉含有食品の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】手軽に場所を選ばず摂取できる食品であって、カテキンの持つ効能を十分に得ることのできる食品を提供する。
【解決手段】本発明の茶葉含有食品は、錠剤状の形状を呈していて、緑茶の茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールとを有している。茶葉粉末とカテキンとキシリトールとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜10%であり、カテキンが2〜20%であり、キシリトールが75〜95%となっている。茶葉含有食品に、さらに、粉末状の抹茶や還元麦芽糖水飴やクロレラや乳酸菌を含有させるようにしてもよい。
【選択図】 なし
【解決手段】本発明の茶葉含有食品は、錠剤状の形状を呈していて、緑茶の茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールとを有している。茶葉粉末とカテキンとキシリトールとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜10%であり、カテキンが2〜20%であり、キシリトールが75〜95%となっている。茶葉含有食品に、さらに、粉末状の抹茶や還元麦芽糖水飴やクロレラや乳酸菌を含有させるようにしてもよい。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品に関するものであり、特に、茶葉含有食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、お茶は、茶葉に湯を注ぎその浸出液を飲用するのが通常である。また、茶葉の浸出液をペットボトルに詰めたペットボトル飲料も知られている。
【0003】
また、茶葉を粉砕処理した茶葉粉体と、茶葉粉体と接着する水溶性の粘着材とを混合した茶とすることにより茶葉の成分を容易に溶けやすくしたものが開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−171905号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、通常のお茶の入れ方、すなわち、茶葉に湯を注ぎその浸出液を飲用する場合や、上記特許文献1の茶の場合には、一々急須等でお茶を入れなければならず、面倒であるという問題がある。
【0006】
また、ペットボトル飲料としてのお茶の場合には、一々お茶を入れる必要はなく、歩きながらでも飲むことはできるが、持ち運ぶ場合にはその重量等からして面倒であり、常温で長く放置しておくとお茶が腐敗するおそれがある。
【0007】
また、茶に含まれるカテキンには、抗菌作用、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等があるとされているが、通常の入れ方の茶の場合には、カテキンの含有量がそれほど多くないために、カテキンの持つ効果を十分得ることができないという問題があった。特に、ペットボトル飲料としてのお茶の場合に、通常のお茶の入れ方の場合と比べてカテキンの含有量が少ない点も指摘されている。
【0008】
そこで、本発明は、手軽に場所を選ばず摂取できる食品であって、カテキンの持つ効能を十分に得ることのできる食品を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、茶葉含有食品(「茶含有食品」としてもよい。他においても同じ)であって、茶葉粉末と、カテキンと、キシリトールと、を有することを特徴とする。
【0010】
この第1の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0011】
また、第2には、茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理(「粉末化処理」としてもよい。以下同じ)してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、を有することを特徴とする。
【0012】
この第2の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0013】
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記茶葉が緑茶であることを特徴とする。
【0014】
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、錠剤状に形成されていることを特徴とする。よって、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取することができ、手軽に場所を選ばずに摂取することができる。よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0015】
また、第5には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、顆粒状に形成されていることを特徴とする。よって、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく顆粒状の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0016】
また、第6には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、上記茶葉粉末とカテキンとキシリトールとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜10%であり、カテキンが2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする。よって、十分な甘みを持つとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることができる食品とすることができる。
【0017】
また、第7には、上記第1から第6までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、さらに、粉末状の抹茶を有することを特徴とする。よって、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。
【0018】
また、第8には、上記第7の構成において、上記茶葉粉末とカテキンと抹茶とキシリトールとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、カテキンが1〜10%であり、抹茶が2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする。よって、十分な甘みを持つとともに、抹茶の持つ高級感のある甘みを有し、茶葉やカテキンの効能を十分得ることができる食品とすることができる。
【0019】
また、第9には、茶葉含有食品であって、茶葉粉末と、抹茶と、カテキンと、キシリトールと、糖分含有物質と、クロレラと、を有することを特徴とする。
【0020】
この第9の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、糖分含有物質が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。また、クロレラにより着色効果を得ることもできる。
【0021】
なお、この第9の構成を以下のようにしてもよい。つまり、「茶葉含有食品であって、茶葉粉末と、抹茶と、カテキンと、キシリトールと、還元麦芽糖水飴と、クロレラと、を有することを特徴とする。」としてもよい。
【0022】
また、第10には、上記第9の構成において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0023】
また、第11には、上記第9又は第10の構成において、上記茶葉含有食品が、さらに、乳酸菌を有することを特徴とする。これにより、乳酸菌による効果を得ることができる。
【0024】
また、第12には、茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の糖分含有物質と、粉末状のクロレラと、粉末状の乳酸菌と、を有することを特徴とする。
【0025】
この第12の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、糖分含有物質が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳酸菌が含有されているので、乳酸菌の持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。
【0026】
なお、この第12の構成を以下のようにしてもよい。つまり、「茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状の乳酸菌と、を有することを特徴とする。」としてもよい。
【0027】
また、第13には、上記第11又は第12の構成において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラと乳酸菌との合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であり、乳酸菌が3〜14%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0028】
なお、上記第9、第10、第11、第12の構成において、糖分含有物質としては、例えば、還元麦芽糖水飴が挙げられる。
【0029】
また、第14には、茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、を有することを特徴とする。
【0030】
この第14の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳糖やショ糖エステルが含有されているので、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果を得ることができる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を持たせることができる。
【0031】
また、第15には、上記第14の構成において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0032】
また、第16には、茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、粉末状の乳酸菌と、を有することを特徴とする。
【0033】
この第16の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳糖やショ糖エステルが含有されているので、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果を得ることができる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を持たせることができる。さらに、乳酸菌が含有されているので、乳酸菌の持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。
【0034】
また、第17には、上記第16の構成において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルと乳酸菌の合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であり、乳酸菌が2〜10%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0035】
また、第18には、上記第9から第17までのいずれかの構成において、上記茶葉が緑茶であることを特徴とする。
【0036】
また、第19には、上記第9から第18までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、錠剤状に形成されていることを特徴とする。よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0037】
また、第20には、上記第9から第18までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、顆粒状に形成されていることを特徴とする。よって、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく顆粒状の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0038】
また、第21には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0039】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、錠剤状に形成されるので、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取することができ、手軽に場所を選ばずに摂取することができる。よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0040】
また、第22には、上記第21の構成において、上記錠剤成形工程が、上記混合物を造粒する造粒工程と、該造粒工程により造粒された混合物を打錠成形する打錠成形工程と、を有することを特徴とする。
【0041】
また、第23には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、水と、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を乾燥する乾燥工程と、該乾燥工程において乾燥された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0042】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、錠剤状に形成されるので、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取することができ、手軽に場所を選ばずに摂取することができる。よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0043】
また、第24には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を顆粒状に成形する顆粒成形工程と、を有することを特徴とする。
【0044】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、顆粒状に形成されるので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく顆粒状の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0045】
また、第25には、上記第21から第24までのいずれかの構成において、上記茶葉が緑茶であることを特徴とする。
【0046】
また、第26には、上記第21から第25までのいずれかの構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末とカテキンとキシリトールとの合計重量に対する混合割合が、重量比で、茶葉粉末が1〜10%であり、カテキンが2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする。よって、十分な甘みを持つとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることができる食品とすることができる。
【0047】
また、第27には、上記第21から第26までのいずれかの構成において、上記混合物製造工程において、さらに粉末状の抹茶を混合させて混合物を製造することを特徴とする。よって、抹茶が含有されるので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。
【0048】
また、第28には、上記第27の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末とカテキンと抹茶とキシリトールとの合計重量に対する混合割合が、重量比で、茶葉粉末が1〜5%であり、カテキンが1〜10%であり、抹茶が2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする。よって、十分な甘みを持つとともに、抹茶の持つ高級感のある甘みを有し、茶葉やカテキンの効能を十分得ることができる食品とすることができる。
【0049】
また、第29には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の糖分含有物質と、粉末状のクロレラと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0050】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、糖分含有物質が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。また、クロレラにより着色効果を得ることもできる。
【0051】
なお、この第29の構成を「茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。」としてもよい。
【0052】
また、第30には、上記第29の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0053】
また、第31には、上記第29又は第30の構成において、上記混合物製造工程において、さらに粉末状の乳酸菌を混合させて混合物を製造することを特徴とする。これにより、乳酸菌による効果を得ることができる。
【0054】
また、第32には、上記第31の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラと乳酸菌との合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であり、乳酸菌が3〜14%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0055】
なお、上記第29、第30、第31、第32の構成において、糖分含有物質としては、例えば、還元麦芽糖水飴が挙げられる。
【0056】
また、第33には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0057】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳糖やショ糖エステルが含有されているので、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果を得ることができる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を持たせることができる。
【0058】
また、第34には、上記第33の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0059】
また、第35には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、粉末状の乳酸菌と、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0060】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳糖やショ糖エステルが含有されているので、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果を得ることができる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を持たせることができる。さらに、乳酸菌が含有されているので、乳酸菌の持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。
【0061】
また、第36には、上記第35の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルと乳酸菌の合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であり、乳酸菌が2〜10%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0062】
なお、上記第29〜第36の構成において、上記茶葉は、例えば、緑茶である。
【0063】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としての実施例を説明する。まず、第1実施例について説明する。第1実施例の茶葉含有食品(「茶含有食品」としてもよい。以下においても同じ)は、錠剤状に成形されており、茶葉粉末(「茶葉粉体」としてもよい)と、カテキンと、キシリトールとを含有している。
【0064】
ここで、上記茶葉粉体は、茶葉を粉砕処理してなるものであり、特に、緑茶の茶葉を粉砕処理してなるものである。
【0065】
また、上記カテキンは、カテキンの粉末、つまり、粉末状のカテキンであり、茶葉(特に、煎茶の茶葉)を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去して得たものである。
【0066】
また、上記キシリトールは、キシリトールの粉末、すなわち、粉末状のキシリトールであり、キシロースを還元することにより得られるもので、糖アルコールの一種である。
【0067】
なお、上記茶葉粉末とカテキンとキシリトールの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末を1〜10%、カテキンを2〜20%、キシリトールを75〜95%となっている。より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜6%、カテキンを5〜15%、キシリトールを80〜90%とする。
【0068】
なお、錠剤状の形状としては、円柱状、四角柱状、球状等任意であり、例えば、断面形状が楕円形状を呈する形状でもよい。また、茶葉含有食品の大きさも、口に入れることができる大きさであればよい。なお、錠剤一粒当たりの重量は、100mg〜200mgである。
【0069】
この第1実施例の茶葉含有食品の製造方法について説明する。まず、緑茶の茶葉をセラミックボールミル等で粉末状にして、茶葉粉末を製造する。なお、該緑茶の茶葉としては、茶葉に対して、蒸熱、粗揉、揉念、中揉、精揉、乾燥の工程を経たものである。また、茶葉と茎とを含む緑茶を用いる場合には、茎を除去して茶葉のみとするのが好ましいが、茎も含んだ状態で粉砕してもよい。また、粉末状にした茶葉をメッシュ(例えば、0.3mmメッシュ)に通過させることにより、粉砕し切れなかった茶葉や残存した茎やゴミを取り除くようにするのが好ましい。
【0070】
また、緑茶の茶葉を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去することにより、粉末状のカテキンを製造する。
【0071】
次に、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、粉末状のキシリトール(「キシリトールの粉末」としてもよい)とを混合した混合物を製造する(混合物製造工程)。該混合物における混合割合としては、上記のように、重量割合で、茶葉粉末を1〜10%、カテキンの粉末を2〜20%、キシリトールの粉末を75〜95%とする(より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜6%、カテキンの粉末を5〜15%、キシリトールの粉末を80〜90%とする)。そして、該混合物を錠剤状に成形する(錠剤成形工程)。すなわち、まず、該混合物を造粒して顆粒状とする(造粒工程)。すなわち、該混合物に水を加えて練り込み、その後、メッシュを通過させて顆粒状とする。そして、顆粒状とされた生成物を乾燥処理した後に、打錠成形する(打錠成形工程)。以上のようにして、茶葉含有食品を製造する。なお、混合物を錠剤状に成形するに当たっては、上記混合物を打錠機に投入して、打錠機にてプレス加工することにより打錠成形してもよい。また、上記混合物に水を吹き付けた後に乾燥して顆粒状とし(造粒工程)、その後、打錠機に投入して打錠成形する(打錠成形工程)方法もある。
【0072】
なお、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、粉末状のキシリトールと、水とを混合させてなる混合物を製造し(その場合の混合割合は、上記と同様とする。すなわち、重量割合で、茶葉粉末を1〜10%、カテキンの粉末を2〜20%、キシリトールの粉末を75〜95%とする。また、より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜6%、カテキンの粉末を5〜15%、キシリトールの粉末を80〜90%とする。)(混合物製造工程)、その混合物を温風乾燥し(乾燥工程)、乾燥された混合物を錠剤状に形成する(錠剤成形工程)ようにしてもよい。
【0073】
上記のように製造された茶葉含有食品の使用状態及び作用について説明する。本実施例の茶葉含有食品は、食品として摂取するが、特に、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取する。
【0074】
すると、カテキンが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができる。よって、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの持つ他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。なお、この場合作用するカテキンとしては、カテキンの粉末におけるカテキンと、茶葉粉末に含まれるカテキンの両方があり、カテキンの作用を十分に得ることが可能となる。
【0075】
また、緑茶の茶葉には、カテキン、ビタミンCやE、カロチン、フッ素、フラボノイド等、栄養成分が豊富に含有されているが、本実施例の茶葉含有食品によれば、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。例えば、βカロチンやビタミンE等は、水に溶けないため、通常のようにお茶を入れて飲むのみでは摂取できないが、本実施例の茶葉含有食品によれば、非水溶性の成分も効果的に摂取することができる。
【0076】
また、本実施例の茶葉含有食品には、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。ここで、上記キシリトールは、白樺の樹液より精製された糖類であり、砂糖に近い自然な甘さを有しており、砂糖よりカロリーが低い天然の甘味料である。従って、本実施例による茶葉含有食品は、緑茶の味に甘みが加わった味覚となるため緑茶成分のみの場合に比較して疲労の回復や癒し効果に優れた粉末茶となっている。さらに、上記キシリトールは、砂糖のように虫歯菌であるミュータンスによって酸となることがないため、歯を溶かして虫歯となってしまうことがないとともに、虫歯菌の働きを抑える効果も有している。従って、本実施例による茶葉含有食品は、カロリーが低く、さらに、口臭、虫歯予防効果を有したものとなっている。また、上記カテキンも虫歯予防効果を有している。
【0077】
また、本実施例による茶葉含有食品においては、キシリトールの粘性による接着力によってキシリトール粉体が茶葉粉末やカテキン粉末と接着していることから、このキシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキン粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0078】
また、特に、本実施例の茶葉含有食品においては、茶葉粉末とカテキンとキシリトールとが上記の割合で配合されているので、十分な甘みを持った飴菓子状の食品として口の中に長く含んでおくことができるとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることが可能となる。
【0079】
また、上記のように、本実施例の茶葉含有食品は、口に含んで摂取するので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、例えば、歩きながらでも容易に摂取することが可能となる。よって、人混みの中にいても、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。例えば、SARS、インフルエンザ、O−157の予防効果が期待できる。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易であり、また、乾燥された固体の形状となっているので、腐敗も防止することができ、特に、内部が乾燥された密閉容器に入れておけば、長期に保存することが可能となる。
【0080】
なお、上記の説明では、茶葉含有食品は、打錠成形したものであるとして説明したが、これには限られず、例えば、顆粒状であってもよい。つまり、上記の製造方法において、打錠成形を行わずに顆粒の状態としてもよい。
【0081】
次に、第2実施例について説明する。この第2実施例の茶葉含有食品は、上記第1実施例の茶葉含有食品に比べてさらに抹茶が含有されている点が異なる。
【0082】
すなわち、第2実施例の茶葉含有食品は、錠剤状に成形されており、茶葉粉末と、カテキンと、抹茶と、キシリトールとを含有している。
【0083】
ここで、上記茶葉粉末は、茶葉を粉砕処理してなるものであり、特に、緑茶の茶葉を粉砕処理してなるものである。
【0084】
また、上記カテキンは、カテキンの粉末であり、茶葉(特に、煎茶の茶葉)を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去して得たものである。
【0085】
また、抹茶は、いわゆる通常の抹茶であり、覆下茶を揉念することなく、蒸してそのまま乾燥した茶葉を茶臼でひいて粉末としたものである。
【0086】
また、上記キシリトールは、キシリトールの粉末であり、キシロースを還元することにより得られるもので、糖アルコールの一種である。
【0087】
なお、上述のように、茶葉含有食品を構成する各材料は粉末状であるが、茶葉含有食品は錠剤状に形成されているので、各材料は、他の材料とともに打錠成形のため加圧して固められた形で存在している。
【0088】
なお、上記茶葉粉末とカテキンと抹茶とキシリトールの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末を1〜5%、カテキンを1〜10%、抹茶を2〜20%、キシリトールを75〜95%となっている。より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜4%、カテキンを3〜8%、抹茶を5〜14%、キシリトールを80〜90%とする。
【0089】
この第2実施例の茶葉含有食品の製造方法について説明すると、混合物にさらに抹茶を加える点が異なるが、他の工程は同様である。
【0090】
すなわち、まず、緑茶の茶葉をセラミックボールミル等で粉末状にして、茶葉粉末を製造する。なお、該緑茶の茶葉としては、茶葉に対して、蒸熱、粗揉、揉念、中揉、精揉、乾燥の工程を経たものである。また、茶葉と茎とを含む緑茶を用いる場合には、茎を除去して茶葉のみとするのが好ましいが、茎も含んだ状態で粉砕してもよい。また、粉末状にした茶葉をメッシュ(例えば、0.3mmメッシュ)に通過させることにより、粉砕し切れなかった茶葉や残存した茎やゴミを取り除くようにするのが好ましい。
【0091】
また、緑茶の茶葉を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去することにより、カテキンの粉末を製造する。
【0092】
次に、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、抹茶(すなわち、粉末状の抹茶)と、粉末状のキシリトール(「キシリトールの粉末」としてもよい)とを混合した混合物を製造する(混合物製造工程)。該混合物における混合割合としては、上記のように、重量割合で、茶葉粉末を1〜5%、カテキンの粉末を1〜10%、抹茶を2〜20%、キシリトールの粉末を75〜95%とする(より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜4%、カテキンの粉末を3〜8%、抹茶を5〜14%、キシリトールの粉末を80〜90%とする)。そして、該混合物を錠剤状に成形する(錠剤成形工程)。すなわち、まず、該混合物を造粒して顆粒状とする(造粒工程)。すなわち、該混合物に水を加えて練り込み、その後、メッシュを通過させて顆粒状とする。そして、顆粒状とされた生成物を乾燥処理した後に、打錠成形する(打錠成形工程)。以上のようにして、茶葉含有食品を製造する。なお、混合物を錠剤状に成形するに当たっては、上記混合物を打錠機に投入して、打錠機にてプレス加工することにより打錠成形してもよい。また、上記混合物に水を吹き付けた後に乾燥して顆粒状とし(造粒工程)、その後、打錠機に投入して打錠成形する(打錠成形工程)方法もある。
【0093】
なお、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、抹茶(すなわち、粉末状の抹茶)と、粉末状のキシリトールと、水とを混合させてなる混合物を製造し(その場合の混合割合は、上記と同様とする。すなわち、重量割合で、茶葉粉末を1〜5%、カテキンの粉末を1〜10%、抹茶を2〜20%、キシリトールの粉末を75〜95%とする。より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜4%、カテキンの粉末を3〜8%、抹茶を5〜14%、キシリトールの粉末を80〜90%とする。)(混合物製造工程)、その混合物を温風乾燥し(乾燥工程)、乾燥された混合物を錠剤状に形成する(錠剤成形工程)ようにしてもよい。
【0094】
なお、錠剤状の形状としては、円柱状、四角柱状、球状等任意であり、例えば、断面形状が楕円形状を呈する形状でもよい。また、茶葉含有食品の大きさも、口に入れることができる大きさであればよい。なお、錠剤一粒当たりの重量は、100mg〜200mgである。
【0095】
上記のように製造された茶葉含有食品の使用状態及び作用について説明する。本実施例の茶葉含有食品は、食品として摂取するが、特に、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取する。
【0096】
すると、カテキンが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができる。よって、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの持つ他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。なお、この場合作用するカテキンとしては、カテキンの粉末におけるカテキンと、茶葉粉末に含まれるカテキンの両方があり、カテキンの作用を十分に得ることが可能となる。
【0097】
また、緑茶の茶葉には、カテキン、ビタミンCやE、カロチン、フッ素、フラボノイド等、栄養成分が豊富に含有されているが、本実施例の茶葉含有食品によれば、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。例えば、βカロチンやビタミンE等は、水に溶けないため、通常のようにお茶を入れて飲むのみでは摂取できないが、本実施例の茶葉含有食品によれば、非水溶性の成分も効果的に摂取することができる。
【0098】
また、本実施例の茶葉含有食品には、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。ここで、上記キシリトールは、白樺の樹液より精製された糖類であり、砂糖に近い自然な甘さを有しており、砂糖よりカロリーが低い天然の甘味料である。従って、本実施例による茶葉含有食品は、緑茶の味に甘みが加わった味覚となるため緑茶成分のみの場合に比較して疲労の回復や癒し効果に優れた粉末茶となっている。さらに、上記キシリトールは、砂糖のように虫歯菌であるミュータンスによって酸となることがないため、歯を溶かして虫歯となってしまうことがないとともに、虫歯菌の働きを抑える効果も有している。従って、本実施例による茶葉含有食品は、カロリーが低く、さらに、口臭、虫歯予防効果を有したものとなっている。また、上記カテキンも虫歯予防効果を有している。
【0099】
また、本実施例による茶葉含有食品においては、キシリトールの粘性による接着力によってキシリトール粉体が茶葉粉末やカテキン粉末と接着していることから、このキシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキン粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0100】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。
【0101】
また、特に、本実施例の茶葉含有食品においては、茶葉粉末とカテキンとキシリトールとが上記の割合で配合されているので、十分な甘みを持った飴菓子状の食品として口の中に長く含んでおくことができるとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることが可能となる。
【0102】
また、上記のように、本実施例の茶葉含有食品は、口に含んで摂取するので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、例えば、歩きながらでも容易に摂取することが可能となる。よって、人混みの中にいても、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。例えば、SARS、インフルエンザ、O−157の予防効果が期待できる。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易であり、また、乾燥された固体の形状となっているので、腐敗も防止することができ、特に、内部が乾燥された密閉容器に入れておけば、長期に保存することが可能となる。
【0103】
なお、上記の説明では、茶葉含有食品は、打錠成形したものであるとして説明したが、これには限られず、例えば、顆粒状であってもよい。つまり、上記の製造方法において、打錠成形を行わずに顆粒の状態としてもよい。
【0104】
なお、上記各実施例の茶葉含有食品において、さらに甘みを増すためには、水飴(より具体的には、還元麦芽糖水飴)等を添加するようにしてもよい。
【0105】
また、上記の説明においては、カテキンの粉末を含有させるとして説明したが、カテキンの粉末の代わりに、ポリフェノールの粉末としてもよい。その場合、ポリフェノール粉末の製造の方法としては、種々の方法が考えられるが、例えば、以下に示す方法が考えられる。
【0106】
第1の方法は、特公平6−86471号に示す方法を基本とするものである。つまり、緑茶を熱水で抽出することにより抽出液を得る。つまり、熱水抽出液を得る。そして、この熱水抽出液を限外濾過膜を用いて通過した液(これを「通過液」とする)を得る。そして、この通過液を濃縮した後に、凍結乾燥することにより、ポリフェノール粉末を得る。
【0107】
第2の方法は、特開平7−238078号に示す方法を基本とするものである。つまり、まず、緑茶を熱水により抽出することにより抽出液を得る。つまり、熱水抽出液を得る。そして、この抽出液をリグノセルロースに接触させて、ポリフェノール化合物を吸着させる。このリグノセルロースとの接触方法としては、リグノセルロースをカラムに充填し、ポリフェノール化合物を含有する溶液を通過させる方法等とする。そして、該リグノセルロースに吸着したポリフェノール化合物をエタノールやメタノール等で溶出させ、その後、溶出したポリフェノール化合物を乾燥させて茶ポリフェノールの粉末を得る。
【0108】
次に、第3実施例について説明する。この第3実施例の茶葉含有食品は、上記第2実施例の茶葉含有食品に比べて、さらに、クロレラや乳糖等が含有されている点が異なる。
【0109】
すなわち、第3実施例の茶葉含有食品は、錠剤状に成形されており、茶葉粉末と、抹茶と、カテキンと、キシリトールと、乳糖と、還元麦芽糖水飴(糖分含有物質)と、クロレラと、ショ糖エステルと、を含有している。
【0110】
ここで、上記茶葉粉末は、茶葉を粉砕処理してなるものであり、特に、緑茶の茶葉を粉砕処理してなるものである。
【0111】
また、抹茶は、いわゆる通常の抹茶であり、覆下茶を揉念することなく、蒸してそのまま乾燥した茶葉を茶臼でひいて粉末としたものである。
【0112】
また、上記カテキンは、カテキンの粉末であり、茶葉(特に、煎茶の茶葉)を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去して得たものである。
【0113】
また、上記キシリトールは、キシリトールの粉末であり、キシロースを還元することにより得られるもので、糖アルコールの一種である。
【0114】
また、乳糖は、ラクトースとも呼ばれ、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくしたり、錠剤としての強度を持たせる効果がある。
【0115】
また、還元麦芽糖水飴は、でんぷんを水飴状の糖にしたものを糖アルコールにしたものであり、粉末状である。また、クロレラは粉末状のクロレラであり、また、ショ糖エステルは粉末状のものである。このショ糖エステルも、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果がある。
【0116】
なお、上述のように、茶葉含有食品を構成する各材料は粉末状であるが、茶葉含有食品は錠剤状に形成されているので、各材料は、他の材料とともに加圧されて固められた形で存在している。
【0117】
なお、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末を1〜5%、抹茶を15〜30%、カテキンを4〜10%、キシリトールを10〜30%、乳糖を20〜32%、還元麦芽糖水飴を20〜32%、クロレラを5〜10%、ショ糖エステルを2〜4%とする。なお、茶葉粉末と抹茶の合計重量が、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に占める割合は、16〜35%とする。
【0118】
なお、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラとの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であるといえる。
【0119】
この第3実施例の茶葉含有食品の製造方法について説明する。まず、緑茶の茶葉をセラミックボールミル等で粉末状にして、茶葉粉末を製造する。なお、該緑茶の茶葉としては、茶葉に対して、蒸熱、粗揉、揉念、中揉、精揉、乾燥の工程を経たものである。また、茶葉と茎とを含む緑茶を用いる場合には、茎を除去して茶葉のみとするのが好ましいが、茎も含んだ状態で粉砕してもよい。また、粉末状にした茶葉をメッシュ(例えば、0.3mmメッシュ)に通過させることにより、粉砕し切れなかった茶葉や残存した茎やゴミを取り除くようにするのが好ましい。
【0120】
また、緑茶の茶葉を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去することにより、カテキンの粉末を製造する。
【0121】
次に、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、抹茶(すなわち、粉末状の抹茶)と、粉末状のキシリトール(「キシリトールの粉末」としてもよい)と、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、を混合した混合物を製造する(混合物製造工程)。該混合物における混合割合としては、上記のように、重量割合で、茶葉粉末を1〜5%、抹茶を15〜30%、カテキンを4〜10%、キシリトールを10〜30%、乳糖を20〜32%、還元麦芽糖水飴を20〜32%、クロレラを5〜10%、ショ糖エステルを2〜4%とする。そして、該混合物を錠剤状に成形する(錠剤成形工程)。すなわち、該混合物を打錠機に投入し、打錠機にてプレス加工することにより打錠成形する。また、上記混合物に水を吹き付けた後に乾燥して顆粒状とし(造粒工程)、その後、打錠機に投入して打錠成形する(打錠成形工程)方法もある。
【0122】
なお、錠剤状の形状としては、円柱状、四角柱状、球状等任意であり、例えば、断面形状が楕円形状を呈する形状でもよい。また、茶葉含有食品の大きさも、口に入れることができる大きさであればよい。なお、錠剤一粒当たりの重量は、100mg〜200mgである。
【0123】
上記のように製造された茶葉含有食品の使用状態及び作用について説明する。本実施例の茶葉含有食品は、食品として摂取するが、特に、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取する。
【0124】
すると、カテキンが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができる。よって、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの持つ他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。なお、この場合作用するカテキンとしては、カテキンの粉末におけるカテキンと、茶葉粉末に含まれるカテキンの両方があり、カテキンの作用を十分に得ることが可能となる。
【0125】
また、緑茶の茶葉には、カテキン、ビタミンCやE、カロチン、フッ素、フラボノイド等、栄養成分が豊富に含有されているが、本実施例の茶葉含有食品によれば、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。例えば、βカロチンやビタミンE等は、水に溶けないため、通常のようにお茶を入れて飲むのみでは摂取できないが、本実施例の茶葉含有食品によれば、非水溶性の成分も効果的に摂取することができる。
【0126】
また、本実施例の茶葉含有食品には、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。ここで、上記キシリトールは、白樺の樹液より精製された糖類であり、砂糖に近い自然な甘さを有しており、砂糖よりカロリーが低い天然の甘味料である。従って、本実施例による茶葉含有食品は、緑茶の味に甘みが加わった味覚となるため緑茶成分のみの場合に比較して疲労の回復や癒し効果に優れた粉末茶となっている。さらに、上記キシリトールは、砂糖のように虫歯菌であるミュータンスによって酸となることがないため、歯を溶かして虫歯となってしまうことがないとともに、虫歯菌の働きを抑える効果も有している。従って、本実施例による茶葉含有食品は、カロリーが低く、さらに、口臭、虫歯予防効果を有したものとなっている。また、上記カテキンも虫歯予防効果を有している。
【0127】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、キシリトールの粘性による接着力によってキシリトール粉体が茶葉粉末やカテキン粉末と接着していることから、このキシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキン粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を得ることができる。
【0128】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、十分甘みを得ることが可能となる。
【0129】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果をも得ることができるとともに、着色の効果も得られる。
【0130】
また、特に、本実施例の茶葉含有食品においては、茶葉粉末とカテキンとキシリトールと還元麦芽糖水飴とが上記の割合で配合されているので、十分な甘みを持った飴菓子状の食品として口の中に長く含んでおくことができるとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることが可能となる。
【0131】
さらに、本実施例の茶葉含有食品においては、各材料が上記の混合割合で配合されているので、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0132】
また、上記のように、本実施例の茶葉含有食品は、口に含んで摂取するので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、例えば、歩きながらでも容易に摂取することが可能となる。よって、人混みの中にいても、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。例えば、SARS、インフルエンザ、O−157の予防効果が期待できる。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易であり、また、乾燥された固体の形状となっているので、腐敗も防止することができ、特に、内部が乾燥された密閉容器に入れておけば、長期に保存することが可能となる。
【0133】
なお、上記の説明では、茶葉含有食品は、打錠成形したものであるとして説明したが、これには限られず、例えば、顆粒状であってもよい。つまり、上記の製造方法において、打錠成形を行わずに顆粒の状態としてもよい。
【0134】
次に、第4実施例について説明する。この第4実施例の茶葉含有食品は、上記第3実施例の茶葉含有食品に比べて、さらに、乳酸菌が含有されている点が異なる。
【0135】
すなわち、第4実施例の茶葉含有食品は、錠剤状に成形されており、茶葉粉末と、抹茶と、カテキンと、キシリトールと、乳糖と、還元麦芽糖水飴と、クロレラと、ショ糖エステルと、乳酸菌を含有している。
【0136】
ここで、上記茶葉粉末は、茶葉を粉砕処理してなるものであり、特に、緑茶の茶葉を粉砕処理してなるものである。
【0137】
また、抹茶は、いわゆる通常の抹茶であり、覆下茶を揉念することなく、蒸してそのまま乾燥した茶葉を茶臼でひいて粉末としたものである。
【0138】
また、上記カテキンは、カテキンの粉末であり、茶葉(特に、煎茶の茶葉)を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去して得たものである。
【0139】
また、上記キシリトールは、キシリトールの粉末であり、キシロースを還元することにより得られるもので、糖アルコールの一種である。
【0140】
また、乳糖は、ラクトースとも呼ばれ、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくしたり、錠剤としての強度を持たせる効果がある。
【0141】
また、還元麦芽糖水飴は、でんぷんを水飴状の糖にしたものを糖アルコールにしたものであり、粉末状である。また、クロレラは粉末状のクロレラであり、また、ショ糖エステルは粉末状のものである。また、乳酸菌は、具体的には、乳酸菌LS1であり、該乳酸菌の結晶粉末である。
【0142】
なお、上述のように、茶葉含有食品を構成する各材料は粉末状であるが、茶葉含有食品は錠剤状に形成されているので、各材料は、他の材料とともに加圧されて固められた形で存在している。
【0143】
なお、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末を1〜5%、抹茶を15〜30%、カテキンを4〜10%、キシリトールを10〜30%、乳糖を20〜32%、還元麦芽糖水飴を20〜32%、クロレラを5〜10%、ショ糖エステルを2〜4%、乳酸菌を2〜10%とする。なお、茶葉粉末と抹茶の合計重量が、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルと乳酸菌の合計重量に占める割合は、16〜35%とする。
【0144】
なお、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラと乳酸菌の合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であり、乳酸菌が3〜14%であるといえる。
【0145】
この第4実施例の茶葉含有食品の製造方法について説明する。まず、緑茶の茶葉をセラミックボールミル等で粉末状にして、茶葉粉末を製造する。なお、該緑茶の茶葉としては、茶葉に対して、蒸熱、粗揉、揉念、中揉、精揉、乾燥の工程を経たものである。また、茶葉と茎とを含む緑茶を用いる場合には、茎を除去して茶葉のみとするのが好ましいが、茎も含んだ状態で粉砕してもよい。また、粉末状にした茶葉をメッシュ(例えば、0.3mmメッシュ)に通過させることにより、粉砕し切れなかった茶葉や残存した茎やゴミを取り除くようにするのが好ましい。
【0146】
また、緑茶の茶葉を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去することにより、カテキンの粉末を製造する。
【0147】
次に、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、抹茶(すなわち、粉末状の抹茶)と、粉末状のキシリトール(「キシリトールの粉末」としてもよい)と、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、を混合した混合物を製造する(混合物製造工程)。該混合物における混合割合としては、上記のように、重量割合で、茶葉粉末を1〜5%、抹茶を15〜30%、カテキンを4〜10%、キシリトールを10〜30%、乳糖を20〜32%、還元麦芽糖水飴を20〜32%、クロレラを5〜10%、ショ糖エステルを2〜4%、乳酸菌を2〜10%とする。そして、該混合物を錠剤状に成形する(錠剤成形工程)。すなわち、該混合物を打錠機に投入し、打錠機にてプレス加工することにより打錠成形する。また、上記混合物に水を吹き付けた後に乾燥して顆粒状とし(造粒工程)、その後、打錠機に投入して打錠成形する(打錠成形工程)方法もある。
【0148】
なお、錠剤状の形状としては、円柱状、四角柱状、球状等任意であり、例えば、断面形状が楕円形状を呈する形状でもよい。また、茶葉含有食品の大きさも、口に入れることができる大きさであればよい。なお、錠剤一粒当たりの重量は、100mg〜200mgである。
【0149】
上記のように製造された茶葉含有食品の使用状態及び作用について説明する。本実施例の茶葉含有食品は、食品として摂取するが、特に、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取する。
【0150】
すると、カテキンが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができる。よって、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの持つ他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。なお、この場合作用するカテキンとしては、カテキンの粉末におけるカテキンと、茶葉粉末に含まれるカテキンの両方があり、カテキンの作用を十分に得ることが可能となる。
【0151】
また、緑茶の茶葉には、カテキン、ビタミンCやE、カロチン、フッ素、フラボノイド等、栄養成分が豊富に含有されているが、本実施例の茶葉含有食品によれば、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。例えば、βカロチンやビタミンE等は、水に溶けないため、通常のようにお茶を入れて飲むのみでは摂取できないが、本実施例の茶葉含有食品によれば、非水溶性の成分も効果的に摂取することができる。
【0152】
また、本実施例の茶葉含有食品には、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。ここで、上記キシリトールは、白樺の樹液より精製された糖類であり、砂糖に近い自然な甘さを有しており、砂糖よりカロリーが低い天然の甘味料である。従って、本実施例による茶葉含有食品は、緑茶の味に甘みが加わった味覚となるため緑茶成分のみの場合に比較して疲労の回復や癒し効果に優れた粉末茶となっている。さらに、上記キシリトールは、砂糖のように虫歯菌であるミュータンスによって酸となることがないため、歯を溶かして虫歯となってしまうことがないとともに、虫歯菌の働きを抑える効果も有している。従って、本実施例による茶葉含有食品は、カロリーが低く、さらに、口臭、虫歯予防効果を有したものとなっている。また、上記カテキンや乳酸菌も虫歯予防効果を有している。
【0153】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、キシリトールの粘性による接着力によってキシリトール粉体が茶葉粉末やカテキン粉末と接着していることから、このキシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキン粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を得ることができる。
【0154】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、十分甘みを得ることが可能となる。
【0155】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果をも得ることができるとともに、着色の効果も得られる。また、乳酸菌を有しているので、乳酸菌の持つ効果も得ることができる。特に、この乳酸菌が含有されていることにより、口腔中の雑菌を殺菌することができるので、歯槽膿漏に対して改善が期待される。
【0156】
また、特に、本実施例の茶葉含有食品においては、茶葉粉末とカテキンとキシリトールと還元麦芽糖水飴とが上記の割合で配合されているので、十分な甘みを持った飴菓子状の食品として口の中に長く含んでおくことができるとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることが可能となる。
【0157】
また、上記のように、本実施例の茶葉含有食品は、口に含んで摂取するので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、例えば、歩きながらでも容易に摂取することが可能となる。よって、人混みの中にいても、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。例えば、SARS、インフルエンザ、O−157の予防効果が期待できる。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易であり、また、乾燥された固体の形状となっているので、腐敗も防止することができ、特に、内部が乾燥された密閉容器に入れておけば、長期に保存することが可能となる。
【0158】
なお、上記の説明では、茶葉含有食品は、打錠成形したものであるとして説明したが、これには限られず、例えば、顆粒状であってもよい。つまり、上記の製造方法において、打錠成形を行わずに顆粒の状態としてもよい。
【0159】
また、上記第3実施例、第4実施例の説明においては、カテキンの粉末を含有させるとして説明したが、カテキンの粉末の代わりに、ポリフェノールの粉末としてもよい。その場合、ポリフェノール粉末の製造の方法としては、種々の方法が考えられるが、例えば、以下に示す方法が考えられる。
【0160】
第1の方法は、特公平6−86471号に示す方法を基本とするものである。つまり、緑茶を熱水で抽出することにより抽出液を得る。つまり、熱水抽出液を得る。そして、この熱水抽出液を限外濾過膜を用いて通過した液(これを「通過液」とする)を得る。そして、この通過液を濃縮した後に、凍結乾燥することにより、ポリフェノール粉末を得る。
【0161】
第2の方法は、特開平7−238078号に示す方法を基本とするものである。つまり、まず、緑茶を熱水により抽出することにより抽出液を得る。つまり、熱水抽出液を得る。そして、この抽出液をリグノセルロースに接触させて、ポリフェノール化合物を吸着させる。このリグノセルロースとの接触方法としては、リグノセルロースをカラムに充填し、ポリフェノール化合物を含有する溶液を通過させる方法等とする。そして、該リグノセルロースに吸着したポリフェノール化合物をエタノールやメタノール等で溶出させ、その後、溶出したポリフェノール化合物を乾燥させて茶ポリフェノールの粉末を得る。
【0162】
【発明の効果】
本発明に基づく茶葉含有食品及び本発明に基づく茶葉含有食品の製造方法により製造された茶葉含有食品によれば、食品として摂取することにより、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0163】
また、抹茶が含有されている場合には、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴等の糖分含有物質が含有されている場合には、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されている場合には、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品に関するものであり、特に、茶葉含有食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、お茶は、茶葉に湯を注ぎその浸出液を飲用するのが通常である。また、茶葉の浸出液をペットボトルに詰めたペットボトル飲料も知られている。
【0003】
また、茶葉を粉砕処理した茶葉粉体と、茶葉粉体と接着する水溶性の粘着材とを混合した茶とすることにより茶葉の成分を容易に溶けやすくしたものが開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−171905号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、通常のお茶の入れ方、すなわち、茶葉に湯を注ぎその浸出液を飲用する場合や、上記特許文献1の茶の場合には、一々急須等でお茶を入れなければならず、面倒であるという問題がある。
【0006】
また、ペットボトル飲料としてのお茶の場合には、一々お茶を入れる必要はなく、歩きながらでも飲むことはできるが、持ち運ぶ場合にはその重量等からして面倒であり、常温で長く放置しておくとお茶が腐敗するおそれがある。
【0007】
また、茶に含まれるカテキンには、抗菌作用、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等があるとされているが、通常の入れ方の茶の場合には、カテキンの含有量がそれほど多くないために、カテキンの持つ効果を十分得ることができないという問題があった。特に、ペットボトル飲料としてのお茶の場合に、通常のお茶の入れ方の場合と比べてカテキンの含有量が少ない点も指摘されている。
【0008】
そこで、本発明は、手軽に場所を選ばず摂取できる食品であって、カテキンの持つ効能を十分に得ることのできる食品を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、茶葉含有食品(「茶含有食品」としてもよい。他においても同じ)であって、茶葉粉末と、カテキンと、キシリトールと、を有することを特徴とする。
【0010】
この第1の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0011】
また、第2には、茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理(「粉末化処理」としてもよい。以下同じ)してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、を有することを特徴とする。
【0012】
この第2の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0013】
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記茶葉が緑茶であることを特徴とする。
【0014】
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、錠剤状に形成されていることを特徴とする。よって、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取することができ、手軽に場所を選ばずに摂取することができる。よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0015】
また、第5には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、顆粒状に形成されていることを特徴とする。よって、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく顆粒状の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0016】
また、第6には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、上記茶葉粉末とカテキンとキシリトールとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜10%であり、カテキンが2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする。よって、十分な甘みを持つとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることができる食品とすることができる。
【0017】
また、第7には、上記第1から第6までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、さらに、粉末状の抹茶を有することを特徴とする。よって、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。
【0018】
また、第8には、上記第7の構成において、上記茶葉粉末とカテキンと抹茶とキシリトールとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、カテキンが1〜10%であり、抹茶が2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする。よって、十分な甘みを持つとともに、抹茶の持つ高級感のある甘みを有し、茶葉やカテキンの効能を十分得ることができる食品とすることができる。
【0019】
また、第9には、茶葉含有食品であって、茶葉粉末と、抹茶と、カテキンと、キシリトールと、糖分含有物質と、クロレラと、を有することを特徴とする。
【0020】
この第9の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、糖分含有物質が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。また、クロレラにより着色効果を得ることもできる。
【0021】
なお、この第9の構成を以下のようにしてもよい。つまり、「茶葉含有食品であって、茶葉粉末と、抹茶と、カテキンと、キシリトールと、還元麦芽糖水飴と、クロレラと、を有することを特徴とする。」としてもよい。
【0022】
また、第10には、上記第9の構成において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0023】
また、第11には、上記第9又は第10の構成において、上記茶葉含有食品が、さらに、乳酸菌を有することを特徴とする。これにより、乳酸菌による効果を得ることができる。
【0024】
また、第12には、茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の糖分含有物質と、粉末状のクロレラと、粉末状の乳酸菌と、を有することを特徴とする。
【0025】
この第12の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、糖分含有物質が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳酸菌が含有されているので、乳酸菌の持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。
【0026】
なお、この第12の構成を以下のようにしてもよい。つまり、「茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状の乳酸菌と、を有することを特徴とする。」としてもよい。
【0027】
また、第13には、上記第11又は第12の構成において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラと乳酸菌との合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であり、乳酸菌が3〜14%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0028】
なお、上記第9、第10、第11、第12の構成において、糖分含有物質としては、例えば、還元麦芽糖水飴が挙げられる。
【0029】
また、第14には、茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、を有することを特徴とする。
【0030】
この第14の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳糖やショ糖エステルが含有されているので、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果を得ることができる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を持たせることができる。
【0031】
また、第15には、上記第14の構成において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0032】
また、第16には、茶葉含有食品であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、粉末状の乳酸菌と、を有することを特徴とする。
【0033】
この第16の構成の茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳糖やショ糖エステルが含有されているので、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果を得ることができる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を持たせることができる。さらに、乳酸菌が含有されているので、乳酸菌の持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。
【0034】
また、第17には、上記第16の構成において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルと乳酸菌の合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であり、乳酸菌が2〜10%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0035】
また、第18には、上記第9から第17までのいずれかの構成において、上記茶葉が緑茶であることを特徴とする。
【0036】
また、第19には、上記第9から第18までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、錠剤状に形成されていることを特徴とする。よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0037】
また、第20には、上記第9から第18までのいずれかの構成において、上記茶葉含有食品が、顆粒状に形成されていることを特徴とする。よって、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく顆粒状の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0038】
また、第21には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0039】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、錠剤状に形成されるので、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取することができ、手軽に場所を選ばずに摂取することができる。よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0040】
また、第22には、上記第21の構成において、上記錠剤成形工程が、上記混合物を造粒する造粒工程と、該造粒工程により造粒された混合物を打錠成形する打錠成形工程と、を有することを特徴とする。
【0041】
また、第23には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、水と、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を乾燥する乾燥工程と、該乾燥工程において乾燥された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0042】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、錠剤状に形成されるので、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取することができ、手軽に場所を選ばずに摂取することができる。よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0043】
また、第24には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を顆粒状に成形する顆粒成形工程と、を有することを特徴とする。
【0044】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、顆粒状に形成されるので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、よって、人混みの中にいても、口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。また、液体ではなく顆粒状の形状を呈しているので、持ち運びも容易である。
【0045】
また、第25には、上記第21から第24までのいずれかの構成において、上記茶葉が緑茶であることを特徴とする。
【0046】
また、第26には、上記第21から第25までのいずれかの構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末とカテキンとキシリトールとの合計重量に対する混合割合が、重量比で、茶葉粉末が1〜10%であり、カテキンが2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする。よって、十分な甘みを持つとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることができる食品とすることができる。
【0047】
また、第27には、上記第21から第26までのいずれかの構成において、上記混合物製造工程において、さらに粉末状の抹茶を混合させて混合物を製造することを特徴とする。よって、抹茶が含有されるので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。
【0048】
また、第28には、上記第27の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末とカテキンと抹茶とキシリトールとの合計重量に対する混合割合が、重量比で、茶葉粉末が1〜5%であり、カテキンが1〜10%であり、抹茶が2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする。よって、十分な甘みを持つとともに、抹茶の持つ高級感のある甘みを有し、茶葉やカテキンの効能を十分得ることができる食品とすることができる。
【0049】
また、第29には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の糖分含有物質と、粉末状のクロレラと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0050】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、糖分含有物質が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。また、クロレラにより着色効果を得ることもできる。
【0051】
なお、この第29の構成を「茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。」としてもよい。
【0052】
また、第30には、上記第29の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0053】
また、第31には、上記第29又は第30の構成において、上記混合物製造工程において、さらに粉末状の乳酸菌を混合させて混合物を製造することを特徴とする。これにより、乳酸菌による効果を得ることができる。
【0054】
また、第32には、上記第31の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラと乳酸菌との合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であり、乳酸菌が3〜14%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0055】
なお、上記第29、第30、第31、第32の構成において、糖分含有物質としては、例えば、還元麦芽糖水飴が挙げられる。
【0056】
また、第33には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0057】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳糖やショ糖エステルが含有されているので、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果を得ることができる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を持たせることができる。
【0058】
また、第34には、上記第33の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0059】
また、第35には、茶葉含有食品の製造方法であって、茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、粉末状の乳酸菌と、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、を有することを特徴とする。
【0060】
よって、製造された茶葉含有食品は、食品として摂取する。すると、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果や着色効果を得ることが可能となる。また、乳糖やショ糖エステルが含有されているので、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果を得ることができる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を持たせることができる。さらに、乳酸菌が含有されているので、乳酸菌の持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。
【0061】
また、第36には、上記第35の構成において、上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルと乳酸菌の合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であり、乳酸菌が2〜10%であることを特徴とする。よって、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0062】
なお、上記第29〜第36の構成において、上記茶葉は、例えば、緑茶である。
【0063】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としての実施例を説明する。まず、第1実施例について説明する。第1実施例の茶葉含有食品(「茶含有食品」としてもよい。以下においても同じ)は、錠剤状に成形されており、茶葉粉末(「茶葉粉体」としてもよい)と、カテキンと、キシリトールとを含有している。
【0064】
ここで、上記茶葉粉体は、茶葉を粉砕処理してなるものであり、特に、緑茶の茶葉を粉砕処理してなるものである。
【0065】
また、上記カテキンは、カテキンの粉末、つまり、粉末状のカテキンであり、茶葉(特に、煎茶の茶葉)を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去して得たものである。
【0066】
また、上記キシリトールは、キシリトールの粉末、すなわち、粉末状のキシリトールであり、キシロースを還元することにより得られるもので、糖アルコールの一種である。
【0067】
なお、上記茶葉粉末とカテキンとキシリトールの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末を1〜10%、カテキンを2〜20%、キシリトールを75〜95%となっている。より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜6%、カテキンを5〜15%、キシリトールを80〜90%とする。
【0068】
なお、錠剤状の形状としては、円柱状、四角柱状、球状等任意であり、例えば、断面形状が楕円形状を呈する形状でもよい。また、茶葉含有食品の大きさも、口に入れることができる大きさであればよい。なお、錠剤一粒当たりの重量は、100mg〜200mgである。
【0069】
この第1実施例の茶葉含有食品の製造方法について説明する。まず、緑茶の茶葉をセラミックボールミル等で粉末状にして、茶葉粉末を製造する。なお、該緑茶の茶葉としては、茶葉に対して、蒸熱、粗揉、揉念、中揉、精揉、乾燥の工程を経たものである。また、茶葉と茎とを含む緑茶を用いる場合には、茎を除去して茶葉のみとするのが好ましいが、茎も含んだ状態で粉砕してもよい。また、粉末状にした茶葉をメッシュ(例えば、0.3mmメッシュ)に通過させることにより、粉砕し切れなかった茶葉や残存した茎やゴミを取り除くようにするのが好ましい。
【0070】
また、緑茶の茶葉を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去することにより、粉末状のカテキンを製造する。
【0071】
次に、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、粉末状のキシリトール(「キシリトールの粉末」としてもよい)とを混合した混合物を製造する(混合物製造工程)。該混合物における混合割合としては、上記のように、重量割合で、茶葉粉末を1〜10%、カテキンの粉末を2〜20%、キシリトールの粉末を75〜95%とする(より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜6%、カテキンの粉末を5〜15%、キシリトールの粉末を80〜90%とする)。そして、該混合物を錠剤状に成形する(錠剤成形工程)。すなわち、まず、該混合物を造粒して顆粒状とする(造粒工程)。すなわち、該混合物に水を加えて練り込み、その後、メッシュを通過させて顆粒状とする。そして、顆粒状とされた生成物を乾燥処理した後に、打錠成形する(打錠成形工程)。以上のようにして、茶葉含有食品を製造する。なお、混合物を錠剤状に成形するに当たっては、上記混合物を打錠機に投入して、打錠機にてプレス加工することにより打錠成形してもよい。また、上記混合物に水を吹き付けた後に乾燥して顆粒状とし(造粒工程)、その後、打錠機に投入して打錠成形する(打錠成形工程)方法もある。
【0072】
なお、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、粉末状のキシリトールと、水とを混合させてなる混合物を製造し(その場合の混合割合は、上記と同様とする。すなわち、重量割合で、茶葉粉末を1〜10%、カテキンの粉末を2〜20%、キシリトールの粉末を75〜95%とする。また、より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜6%、カテキンの粉末を5〜15%、キシリトールの粉末を80〜90%とする。)(混合物製造工程)、その混合物を温風乾燥し(乾燥工程)、乾燥された混合物を錠剤状に形成する(錠剤成形工程)ようにしてもよい。
【0073】
上記のように製造された茶葉含有食品の使用状態及び作用について説明する。本実施例の茶葉含有食品は、食品として摂取するが、特に、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取する。
【0074】
すると、カテキンが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができる。よって、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの持つ他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。なお、この場合作用するカテキンとしては、カテキンの粉末におけるカテキンと、茶葉粉末に含まれるカテキンの両方があり、カテキンの作用を十分に得ることが可能となる。
【0075】
また、緑茶の茶葉には、カテキン、ビタミンCやE、カロチン、フッ素、フラボノイド等、栄養成分が豊富に含有されているが、本実施例の茶葉含有食品によれば、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。例えば、βカロチンやビタミンE等は、水に溶けないため、通常のようにお茶を入れて飲むのみでは摂取できないが、本実施例の茶葉含有食品によれば、非水溶性の成分も効果的に摂取することができる。
【0076】
また、本実施例の茶葉含有食品には、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。ここで、上記キシリトールは、白樺の樹液より精製された糖類であり、砂糖に近い自然な甘さを有しており、砂糖よりカロリーが低い天然の甘味料である。従って、本実施例による茶葉含有食品は、緑茶の味に甘みが加わった味覚となるため緑茶成分のみの場合に比較して疲労の回復や癒し効果に優れた粉末茶となっている。さらに、上記キシリトールは、砂糖のように虫歯菌であるミュータンスによって酸となることがないため、歯を溶かして虫歯となってしまうことがないとともに、虫歯菌の働きを抑える効果も有している。従って、本実施例による茶葉含有食品は、カロリーが低く、さらに、口臭、虫歯予防効果を有したものとなっている。また、上記カテキンも虫歯予防効果を有している。
【0077】
また、本実施例による茶葉含有食品においては、キシリトールの粘性による接着力によってキシリトール粉体が茶葉粉末やカテキン粉末と接着していることから、このキシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキン粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0078】
また、特に、本実施例の茶葉含有食品においては、茶葉粉末とカテキンとキシリトールとが上記の割合で配合されているので、十分な甘みを持った飴菓子状の食品として口の中に長く含んでおくことができるとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることが可能となる。
【0079】
また、上記のように、本実施例の茶葉含有食品は、口に含んで摂取するので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、例えば、歩きながらでも容易に摂取することが可能となる。よって、人混みの中にいても、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。例えば、SARS、インフルエンザ、O−157の予防効果が期待できる。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易であり、また、乾燥された固体の形状となっているので、腐敗も防止することができ、特に、内部が乾燥された密閉容器に入れておけば、長期に保存することが可能となる。
【0080】
なお、上記の説明では、茶葉含有食品は、打錠成形したものであるとして説明したが、これには限られず、例えば、顆粒状であってもよい。つまり、上記の製造方法において、打錠成形を行わずに顆粒の状態としてもよい。
【0081】
次に、第2実施例について説明する。この第2実施例の茶葉含有食品は、上記第1実施例の茶葉含有食品に比べてさらに抹茶が含有されている点が異なる。
【0082】
すなわち、第2実施例の茶葉含有食品は、錠剤状に成形されており、茶葉粉末と、カテキンと、抹茶と、キシリトールとを含有している。
【0083】
ここで、上記茶葉粉末は、茶葉を粉砕処理してなるものであり、特に、緑茶の茶葉を粉砕処理してなるものである。
【0084】
また、上記カテキンは、カテキンの粉末であり、茶葉(特に、煎茶の茶葉)を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去して得たものである。
【0085】
また、抹茶は、いわゆる通常の抹茶であり、覆下茶を揉念することなく、蒸してそのまま乾燥した茶葉を茶臼でひいて粉末としたものである。
【0086】
また、上記キシリトールは、キシリトールの粉末であり、キシロースを還元することにより得られるもので、糖アルコールの一種である。
【0087】
なお、上述のように、茶葉含有食品を構成する各材料は粉末状であるが、茶葉含有食品は錠剤状に形成されているので、各材料は、他の材料とともに打錠成形のため加圧して固められた形で存在している。
【0088】
なお、上記茶葉粉末とカテキンと抹茶とキシリトールの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末を1〜5%、カテキンを1〜10%、抹茶を2〜20%、キシリトールを75〜95%となっている。より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜4%、カテキンを3〜8%、抹茶を5〜14%、キシリトールを80〜90%とする。
【0089】
この第2実施例の茶葉含有食品の製造方法について説明すると、混合物にさらに抹茶を加える点が異なるが、他の工程は同様である。
【0090】
すなわち、まず、緑茶の茶葉をセラミックボールミル等で粉末状にして、茶葉粉末を製造する。なお、該緑茶の茶葉としては、茶葉に対して、蒸熱、粗揉、揉念、中揉、精揉、乾燥の工程を経たものである。また、茶葉と茎とを含む緑茶を用いる場合には、茎を除去して茶葉のみとするのが好ましいが、茎も含んだ状態で粉砕してもよい。また、粉末状にした茶葉をメッシュ(例えば、0.3mmメッシュ)に通過させることにより、粉砕し切れなかった茶葉や残存した茎やゴミを取り除くようにするのが好ましい。
【0091】
また、緑茶の茶葉を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去することにより、カテキンの粉末を製造する。
【0092】
次に、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、抹茶(すなわち、粉末状の抹茶)と、粉末状のキシリトール(「キシリトールの粉末」としてもよい)とを混合した混合物を製造する(混合物製造工程)。該混合物における混合割合としては、上記のように、重量割合で、茶葉粉末を1〜5%、カテキンの粉末を1〜10%、抹茶を2〜20%、キシリトールの粉末を75〜95%とする(より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜4%、カテキンの粉末を3〜8%、抹茶を5〜14%、キシリトールの粉末を80〜90%とする)。そして、該混合物を錠剤状に成形する(錠剤成形工程)。すなわち、まず、該混合物を造粒して顆粒状とする(造粒工程)。すなわち、該混合物に水を加えて練り込み、その後、メッシュを通過させて顆粒状とする。そして、顆粒状とされた生成物を乾燥処理した後に、打錠成形する(打錠成形工程)。以上のようにして、茶葉含有食品を製造する。なお、混合物を錠剤状に成形するに当たっては、上記混合物を打錠機に投入して、打錠機にてプレス加工することにより打錠成形してもよい。また、上記混合物に水を吹き付けた後に乾燥して顆粒状とし(造粒工程)、その後、打錠機に投入して打錠成形する(打錠成形工程)方法もある。
【0093】
なお、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、抹茶(すなわち、粉末状の抹茶)と、粉末状のキシリトールと、水とを混合させてなる混合物を製造し(その場合の混合割合は、上記と同様とする。すなわち、重量割合で、茶葉粉末を1〜5%、カテキンの粉末を1〜10%、抹茶を2〜20%、キシリトールの粉末を75〜95%とする。より好適には、重量割合で、茶葉粉末を2〜4%、カテキンの粉末を3〜8%、抹茶を5〜14%、キシリトールの粉末を80〜90%とする。)(混合物製造工程)、その混合物を温風乾燥し(乾燥工程)、乾燥された混合物を錠剤状に形成する(錠剤成形工程)ようにしてもよい。
【0094】
なお、錠剤状の形状としては、円柱状、四角柱状、球状等任意であり、例えば、断面形状が楕円形状を呈する形状でもよい。また、茶葉含有食品の大きさも、口に入れることができる大きさであればよい。なお、錠剤一粒当たりの重量は、100mg〜200mgである。
【0095】
上記のように製造された茶葉含有食品の使用状態及び作用について説明する。本実施例の茶葉含有食品は、食品として摂取するが、特に、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取する。
【0096】
すると、カテキンが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができる。よって、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの持つ他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。なお、この場合作用するカテキンとしては、カテキンの粉末におけるカテキンと、茶葉粉末に含まれるカテキンの両方があり、カテキンの作用を十分に得ることが可能となる。
【0097】
また、緑茶の茶葉には、カテキン、ビタミンCやE、カロチン、フッ素、フラボノイド等、栄養成分が豊富に含有されているが、本実施例の茶葉含有食品によれば、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。例えば、βカロチンやビタミンE等は、水に溶けないため、通常のようにお茶を入れて飲むのみでは摂取できないが、本実施例の茶葉含有食品によれば、非水溶性の成分も効果的に摂取することができる。
【0098】
また、本実施例の茶葉含有食品には、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。ここで、上記キシリトールは、白樺の樹液より精製された糖類であり、砂糖に近い自然な甘さを有しており、砂糖よりカロリーが低い天然の甘味料である。従って、本実施例による茶葉含有食品は、緑茶の味に甘みが加わった味覚となるため緑茶成分のみの場合に比較して疲労の回復や癒し効果に優れた粉末茶となっている。さらに、上記キシリトールは、砂糖のように虫歯菌であるミュータンスによって酸となることがないため、歯を溶かして虫歯となってしまうことがないとともに、虫歯菌の働きを抑える効果も有している。従って、本実施例による茶葉含有食品は、カロリーが低く、さらに、口臭、虫歯予防効果を有したものとなっている。また、上記カテキンも虫歯予防効果を有している。
【0099】
また、本実施例による茶葉含有食品においては、キシリトールの粘性による接着力によってキシリトール粉体が茶葉粉末やカテキン粉末と接着していることから、このキシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキン粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0100】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。
【0101】
また、特に、本実施例の茶葉含有食品においては、茶葉粉末とカテキンとキシリトールとが上記の割合で配合されているので、十分な甘みを持った飴菓子状の食品として口の中に長く含んでおくことができるとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることが可能となる。
【0102】
また、上記のように、本実施例の茶葉含有食品は、口に含んで摂取するので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、例えば、歩きながらでも容易に摂取することが可能となる。よって、人混みの中にいても、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。例えば、SARS、インフルエンザ、O−157の予防効果が期待できる。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易であり、また、乾燥された固体の形状となっているので、腐敗も防止することができ、特に、内部が乾燥された密閉容器に入れておけば、長期に保存することが可能となる。
【0103】
なお、上記の説明では、茶葉含有食品は、打錠成形したものであるとして説明したが、これには限られず、例えば、顆粒状であってもよい。つまり、上記の製造方法において、打錠成形を行わずに顆粒の状態としてもよい。
【0104】
なお、上記各実施例の茶葉含有食品において、さらに甘みを増すためには、水飴(より具体的には、還元麦芽糖水飴)等を添加するようにしてもよい。
【0105】
また、上記の説明においては、カテキンの粉末を含有させるとして説明したが、カテキンの粉末の代わりに、ポリフェノールの粉末としてもよい。その場合、ポリフェノール粉末の製造の方法としては、種々の方法が考えられるが、例えば、以下に示す方法が考えられる。
【0106】
第1の方法は、特公平6−86471号に示す方法を基本とするものである。つまり、緑茶を熱水で抽出することにより抽出液を得る。つまり、熱水抽出液を得る。そして、この熱水抽出液を限外濾過膜を用いて通過した液(これを「通過液」とする)を得る。そして、この通過液を濃縮した後に、凍結乾燥することにより、ポリフェノール粉末を得る。
【0107】
第2の方法は、特開平7−238078号に示す方法を基本とするものである。つまり、まず、緑茶を熱水により抽出することにより抽出液を得る。つまり、熱水抽出液を得る。そして、この抽出液をリグノセルロースに接触させて、ポリフェノール化合物を吸着させる。このリグノセルロースとの接触方法としては、リグノセルロースをカラムに充填し、ポリフェノール化合物を含有する溶液を通過させる方法等とする。そして、該リグノセルロースに吸着したポリフェノール化合物をエタノールやメタノール等で溶出させ、その後、溶出したポリフェノール化合物を乾燥させて茶ポリフェノールの粉末を得る。
【0108】
次に、第3実施例について説明する。この第3実施例の茶葉含有食品は、上記第2実施例の茶葉含有食品に比べて、さらに、クロレラや乳糖等が含有されている点が異なる。
【0109】
すなわち、第3実施例の茶葉含有食品は、錠剤状に成形されており、茶葉粉末と、抹茶と、カテキンと、キシリトールと、乳糖と、還元麦芽糖水飴(糖分含有物質)と、クロレラと、ショ糖エステルと、を含有している。
【0110】
ここで、上記茶葉粉末は、茶葉を粉砕処理してなるものであり、特に、緑茶の茶葉を粉砕処理してなるものである。
【0111】
また、抹茶は、いわゆる通常の抹茶であり、覆下茶を揉念することなく、蒸してそのまま乾燥した茶葉を茶臼でひいて粉末としたものである。
【0112】
また、上記カテキンは、カテキンの粉末であり、茶葉(特に、煎茶の茶葉)を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去して得たものである。
【0113】
また、上記キシリトールは、キシリトールの粉末であり、キシロースを還元することにより得られるもので、糖アルコールの一種である。
【0114】
また、乳糖は、ラクトースとも呼ばれ、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくしたり、錠剤としての強度を持たせる効果がある。
【0115】
また、還元麦芽糖水飴は、でんぷんを水飴状の糖にしたものを糖アルコールにしたものであり、粉末状である。また、クロレラは粉末状のクロレラであり、また、ショ糖エステルは粉末状のものである。このショ糖エステルも、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくする効果がある。
【0116】
なお、上述のように、茶葉含有食品を構成する各材料は粉末状であるが、茶葉含有食品は錠剤状に形成されているので、各材料は、他の材料とともに加圧されて固められた形で存在している。
【0117】
なお、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末を1〜5%、抹茶を15〜30%、カテキンを4〜10%、キシリトールを10〜30%、乳糖を20〜32%、還元麦芽糖水飴を20〜32%、クロレラを5〜10%、ショ糖エステルを2〜4%とする。なお、茶葉粉末と抹茶の合計重量が、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に占める割合は、16〜35%とする。
【0118】
なお、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラとの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であるといえる。
【0119】
この第3実施例の茶葉含有食品の製造方法について説明する。まず、緑茶の茶葉をセラミックボールミル等で粉末状にして、茶葉粉末を製造する。なお、該緑茶の茶葉としては、茶葉に対して、蒸熱、粗揉、揉念、中揉、精揉、乾燥の工程を経たものである。また、茶葉と茎とを含む緑茶を用いる場合には、茎を除去して茶葉のみとするのが好ましいが、茎も含んだ状態で粉砕してもよい。また、粉末状にした茶葉をメッシュ(例えば、0.3mmメッシュ)に通過させることにより、粉砕し切れなかった茶葉や残存した茎やゴミを取り除くようにするのが好ましい。
【0120】
また、緑茶の茶葉を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去することにより、カテキンの粉末を製造する。
【0121】
次に、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、抹茶(すなわち、粉末状の抹茶)と、粉末状のキシリトール(「キシリトールの粉末」としてもよい)と、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、を混合した混合物を製造する(混合物製造工程)。該混合物における混合割合としては、上記のように、重量割合で、茶葉粉末を1〜5%、抹茶を15〜30%、カテキンを4〜10%、キシリトールを10〜30%、乳糖を20〜32%、還元麦芽糖水飴を20〜32%、クロレラを5〜10%、ショ糖エステルを2〜4%とする。そして、該混合物を錠剤状に成形する(錠剤成形工程)。すなわち、該混合物を打錠機に投入し、打錠機にてプレス加工することにより打錠成形する。また、上記混合物に水を吹き付けた後に乾燥して顆粒状とし(造粒工程)、その後、打錠機に投入して打錠成形する(打錠成形工程)方法もある。
【0122】
なお、錠剤状の形状としては、円柱状、四角柱状、球状等任意であり、例えば、断面形状が楕円形状を呈する形状でもよい。また、茶葉含有食品の大きさも、口に入れることができる大きさであればよい。なお、錠剤一粒当たりの重量は、100mg〜200mgである。
【0123】
上記のように製造された茶葉含有食品の使用状態及び作用について説明する。本実施例の茶葉含有食品は、食品として摂取するが、特に、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取する。
【0124】
すると、カテキンが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができる。よって、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの持つ他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。なお、この場合作用するカテキンとしては、カテキンの粉末におけるカテキンと、茶葉粉末に含まれるカテキンの両方があり、カテキンの作用を十分に得ることが可能となる。
【0125】
また、緑茶の茶葉には、カテキン、ビタミンCやE、カロチン、フッ素、フラボノイド等、栄養成分が豊富に含有されているが、本実施例の茶葉含有食品によれば、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。例えば、βカロチンやビタミンE等は、水に溶けないため、通常のようにお茶を入れて飲むのみでは摂取できないが、本実施例の茶葉含有食品によれば、非水溶性の成分も効果的に摂取することができる。
【0126】
また、本実施例の茶葉含有食品には、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。ここで、上記キシリトールは、白樺の樹液より精製された糖類であり、砂糖に近い自然な甘さを有しており、砂糖よりカロリーが低い天然の甘味料である。従って、本実施例による茶葉含有食品は、緑茶の味に甘みが加わった味覚となるため緑茶成分のみの場合に比較して疲労の回復や癒し効果に優れた粉末茶となっている。さらに、上記キシリトールは、砂糖のように虫歯菌であるミュータンスによって酸となることがないため、歯を溶かして虫歯となってしまうことがないとともに、虫歯菌の働きを抑える効果も有している。従って、本実施例による茶葉含有食品は、カロリーが低く、さらに、口臭、虫歯予防効果を有したものとなっている。また、上記カテキンも虫歯予防効果を有している。
【0127】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、キシリトールの粘性による接着力によってキシリトール粉体が茶葉粉末やカテキン粉末と接着していることから、このキシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキン粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を得ることができる。
【0128】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、十分甘みを得ることが可能となる。
【0129】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果をも得ることができるとともに、着色の効果も得られる。
【0130】
また、特に、本実施例の茶葉含有食品においては、茶葉粉末とカテキンとキシリトールと還元麦芽糖水飴とが上記の割合で配合されているので、十分な甘みを持った飴菓子状の食品として口の中に長く含んでおくことができるとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることが可能となる。
【0131】
さらに、本実施例の茶葉含有食品においては、各材料が上記の混合割合で配合されているので、各材料の効果をバランスよく得ることができ、特に、殺菌効果と、食品としての甘みと、虫歯予防効果と、食品としての色彩効果等をバランスよく得ることが可能となる。
【0132】
また、上記のように、本実施例の茶葉含有食品は、口に含んで摂取するので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、例えば、歩きながらでも容易に摂取することが可能となる。よって、人混みの中にいても、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。例えば、SARS、インフルエンザ、O−157の予防効果が期待できる。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易であり、また、乾燥された固体の形状となっているので、腐敗も防止することができ、特に、内部が乾燥された密閉容器に入れておけば、長期に保存することが可能となる。
【0133】
なお、上記の説明では、茶葉含有食品は、打錠成形したものであるとして説明したが、これには限られず、例えば、顆粒状であってもよい。つまり、上記の製造方法において、打錠成形を行わずに顆粒の状態としてもよい。
【0134】
次に、第4実施例について説明する。この第4実施例の茶葉含有食品は、上記第3実施例の茶葉含有食品に比べて、さらに、乳酸菌が含有されている点が異なる。
【0135】
すなわち、第4実施例の茶葉含有食品は、錠剤状に成形されており、茶葉粉末と、抹茶と、カテキンと、キシリトールと、乳糖と、還元麦芽糖水飴と、クロレラと、ショ糖エステルと、乳酸菌を含有している。
【0136】
ここで、上記茶葉粉末は、茶葉を粉砕処理してなるものであり、特に、緑茶の茶葉を粉砕処理してなるものである。
【0137】
また、抹茶は、いわゆる通常の抹茶であり、覆下茶を揉念することなく、蒸してそのまま乾燥した茶葉を茶臼でひいて粉末としたものである。
【0138】
また、上記カテキンは、カテキンの粉末であり、茶葉(特に、煎茶の茶葉)を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去して得たものである。
【0139】
また、上記キシリトールは、キシリトールの粉末であり、キシロースを還元することにより得られるもので、糖アルコールの一種である。
【0140】
また、乳糖は、ラクトースとも呼ばれ、製造における打錠に際して打錠機を使用する場合に、被成型物の滑りをよくしたり、錠剤としての強度を持たせる効果がある。
【0141】
また、還元麦芽糖水飴は、でんぷんを水飴状の糖にしたものを糖アルコールにしたものであり、粉末状である。また、クロレラは粉末状のクロレラであり、また、ショ糖エステルは粉末状のものである。また、乳酸菌は、具体的には、乳酸菌LS1であり、該乳酸菌の結晶粉末である。
【0142】
なお、上述のように、茶葉含有食品を構成する各材料は粉末状であるが、茶葉含有食品は錠剤状に形成されているので、各材料は、他の材料とともに加圧されて固められた形で存在している。
【0143】
なお、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末を1〜5%、抹茶を15〜30%、カテキンを4〜10%、キシリトールを10〜30%、乳糖を20〜32%、還元麦芽糖水飴を20〜32%、クロレラを5〜10%、ショ糖エステルを2〜4%、乳酸菌を2〜10%とする。なお、茶葉粉末と抹茶の合計重量が、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルと乳酸菌の合計重量に占める割合は、16〜35%とする。
【0144】
なお、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラと乳酸菌の合計重量に対する重量割合としては、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であり、乳酸菌が3〜14%であるといえる。
【0145】
この第4実施例の茶葉含有食品の製造方法について説明する。まず、緑茶の茶葉をセラミックボールミル等で粉末状にして、茶葉粉末を製造する。なお、該緑茶の茶葉としては、茶葉に対して、蒸熱、粗揉、揉念、中揉、精揉、乾燥の工程を経たものである。また、茶葉と茎とを含む緑茶を用いる場合には、茎を除去して茶葉のみとするのが好ましいが、茎も含んだ状態で粉砕してもよい。また、粉末状にした茶葉をメッシュ(例えば、0.3mmメッシュ)に通過させることにより、粉砕し切れなかった茶葉や残存した茎やゴミを取り除くようにするのが好ましい。
【0146】
また、緑茶の茶葉を煮詰めることにより製造された濃縮液から水分を除去することにより、カテキンの粉末を製造する。
【0147】
次に、上記茶葉粉末と、上記粉末状のカテキン(「カテキンの粉末」としてもよい)と、抹茶(すなわち、粉末状の抹茶)と、粉末状のキシリトール(「キシリトールの粉末」としてもよい)と、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、を混合した混合物を製造する(混合物製造工程)。該混合物における混合割合としては、上記のように、重量割合で、茶葉粉末を1〜5%、抹茶を15〜30%、カテキンを4〜10%、キシリトールを10〜30%、乳糖を20〜32%、還元麦芽糖水飴を20〜32%、クロレラを5〜10%、ショ糖エステルを2〜4%、乳酸菌を2〜10%とする。そして、該混合物を錠剤状に成形する(錠剤成形工程)。すなわち、該混合物を打錠機に投入し、打錠機にてプレス加工することにより打錠成形する。また、上記混合物に水を吹き付けた後に乾燥して顆粒状とし(造粒工程)、その後、打錠機に投入して打錠成形する(打錠成形工程)方法もある。
【0148】
なお、錠剤状の形状としては、円柱状、四角柱状、球状等任意であり、例えば、断面形状が楕円形状を呈する形状でもよい。また、茶葉含有食品の大きさも、口に入れることができる大きさであればよい。なお、錠剤一粒当たりの重量は、100mg〜200mgである。
【0149】
上記のように製造された茶葉含有食品の使用状態及び作用について説明する。本実施例の茶葉含有食品は、食品として摂取するが、特に、トローチ、飴等のように口に含んで舐めるようにして摂取する。
【0150】
すると、カテキンが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができる。よって、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの持つ他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。なお、この場合作用するカテキンとしては、カテキンの粉末におけるカテキンと、茶葉粉末に含まれるカテキンの両方があり、カテキンの作用を十分に得ることが可能となる。
【0151】
また、緑茶の茶葉には、カテキン、ビタミンCやE、カロチン、フッ素、フラボノイド等、栄養成分が豊富に含有されているが、本実施例の茶葉含有食品によれば、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。例えば、βカロチンやビタミンE等は、水に溶けないため、通常のようにお茶を入れて飲むのみでは摂取できないが、本実施例の茶葉含有食品によれば、非水溶性の成分も効果的に摂取することができる。
【0152】
また、本実施例の茶葉含有食品には、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。ここで、上記キシリトールは、白樺の樹液より精製された糖類であり、砂糖に近い自然な甘さを有しており、砂糖よりカロリーが低い天然の甘味料である。従って、本実施例による茶葉含有食品は、緑茶の味に甘みが加わった味覚となるため緑茶成分のみの場合に比較して疲労の回復や癒し効果に優れた粉末茶となっている。さらに、上記キシリトールは、砂糖のように虫歯菌であるミュータンスによって酸となることがないため、歯を溶かして虫歯となってしまうことがないとともに、虫歯菌の働きを抑える効果も有している。従って、本実施例による茶葉含有食品は、カロリーが低く、さらに、口臭、虫歯予防効果を有したものとなっている。また、上記カテキンや乳酸菌も虫歯予防効果を有している。
【0153】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、キシリトールの粘性による接着力によってキシリトール粉体が茶葉粉末やカテキン粉末と接着していることから、このキシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキン粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。また、乳糖が含有されているので、錠剤としての強度を得ることができる。
【0154】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、抹茶が含有されているので、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴が含有されているので、十分甘みを得ることが可能となる。
【0155】
また、本実施例の茶葉含有食品においては、クロレラが含有されているので、クロレラの持つ効果をも得ることができるとともに、着色の効果も得られる。また、乳酸菌を有しているので、乳酸菌の持つ効果も得ることができる。特に、この乳酸菌が含有されていることにより、口腔中の雑菌を殺菌することができるので、歯槽膿漏に対して改善が期待される。
【0156】
また、特に、本実施例の茶葉含有食品においては、茶葉粉末とカテキンとキシリトールと還元麦芽糖水飴とが上記の割合で配合されているので、十分な甘みを持った飴菓子状の食品として口の中に長く含んでおくことができるとともに、茶葉やカテキンの効能を十分得ることが可能となる。
【0157】
また、上記のように、本実施例の茶葉含有食品は、口に含んで摂取するので、手軽に場所を選ばずに摂取することができ、例えば、歩きながらでも容易に摂取することが可能となる。よって、人混みの中にいても、本実施例の茶葉含有食品を口に含んでいることにより、喉等にウイルスが付着するのを防止することが可能となり、感染症の防止に役立つ。例えば、SARS、インフルエンザ、O−157の予防効果が期待できる。また、液体ではなく錠剤の形状を呈しているので、持ち運びも容易であり、また、乾燥された固体の形状となっているので、腐敗も防止することができ、特に、内部が乾燥された密閉容器に入れておけば、長期に保存することが可能となる。
【0158】
なお、上記の説明では、茶葉含有食品は、打錠成形したものであるとして説明したが、これには限られず、例えば、顆粒状であってもよい。つまり、上記の製造方法において、打錠成形を行わずに顆粒の状態としてもよい。
【0159】
また、上記第3実施例、第4実施例の説明においては、カテキンの粉末を含有させるとして説明したが、カテキンの粉末の代わりに、ポリフェノールの粉末としてもよい。その場合、ポリフェノール粉末の製造の方法としては、種々の方法が考えられるが、例えば、以下に示す方法が考えられる。
【0160】
第1の方法は、特公平6−86471号に示す方法を基本とするものである。つまり、緑茶を熱水で抽出することにより抽出液を得る。つまり、熱水抽出液を得る。そして、この熱水抽出液を限外濾過膜を用いて通過した液(これを「通過液」とする)を得る。そして、この通過液を濃縮した後に、凍結乾燥することにより、ポリフェノール粉末を得る。
【0161】
第2の方法は、特開平7−238078号に示す方法を基本とするものである。つまり、まず、緑茶を熱水により抽出することにより抽出液を得る。つまり、熱水抽出液を得る。そして、この抽出液をリグノセルロースに接触させて、ポリフェノール化合物を吸着させる。このリグノセルロースとの接触方法としては、リグノセルロースをカラムに充填し、ポリフェノール化合物を含有する溶液を通過させる方法等とする。そして、該リグノセルロースに吸着したポリフェノール化合物をエタノールやメタノール等で溶出させ、その後、溶出したポリフェノール化合物を乾燥させて茶ポリフェノールの粉末を得る。
【0162】
【発明の効果】
本発明に基づく茶葉含有食品及び本発明に基づく茶葉含有食品の製造方法により製造された茶葉含有食品によれば、食品として摂取することにより、カテキン、すなわち、上記カテキンと上記茶葉粉末に含まれるカテキンとが口腔内に付着する、すなわち、口の中や喉に付着するので、口腔内の殺菌作用を得ることができ、口や喉に付着したウイルス等を死滅させることができ、ウイルスの感染を防止することが可能となる。また、カテキンの他の作用(例えば、抗酸化作用、脱臭作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロール低下作用、発ガン抑制作用等)も得ることができる。また、茶葉を粉体の形でそのまま摂取できるので、お湯による茶葉の抽出の場合に比較して優れた健康的効果を得ることができる。また、キシリトールが十分含まれているので、キシリトール成分による味覚的効果、健康的効果を得ることができる。例えば、虫歯予防効果を得ることができる。また、キシリトールの粘性による接着力によって、キシリトール粉体を介して茶葉粉末やカテキンの粉体が結合するため、全体に成形性を保つことが可能となる。
【0163】
また、抹茶が含有されている場合には、抹茶の持つ高級感のある甘みを得ることができるとともに、茶葉含有食品自体を鮮やかな緑色とすることができる。また、還元麦芽糖水飴等の糖分含有物質が含有されている場合には、甘みを増すことができ、また、クロレラが含有されている場合には、クロレラの持つ効果、例えば、健康効果を得ることが可能となる。
Claims (36)
- 茶葉含有食品であって、
茶葉粉末と、
カテキンと、
キシリトールと、
を有することを特徴とする茶葉含有食品。 - 茶葉含有食品であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、
粉末状のカテキンと、
粉末状のキシリトールと、
を有することを特徴とする茶葉含有食品。 - 上記茶葉が緑茶であることを特徴とする請求項1又は2に記載の茶葉含有食品。
- 上記茶葉含有食品が、錠剤状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の茶葉含有食品。
- 上記茶葉含有食品が、顆粒状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の茶葉含有食品。
- 上記茶葉粉末とカテキンとキシリトールとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜10%であり、カテキンが2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の茶葉含有食品。
- 上記茶葉含有食品が、さらに、粉末状の抹茶を有することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の茶葉含有食品。
- 上記茶葉粉末とカテキンと抹茶とキシリトールとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、カテキンが1〜10%であり、抹茶が2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする請求項7に記載の茶葉含有食品。
- 茶葉含有食品であって、
茶葉粉末と、
抹茶と、
カテキンと、
キシリトールと、
糖分含有物質と、
クロレラと、
を有することを特徴とする茶葉含有食品。 - 上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であることを特徴とする請求項9に記載の茶葉含有食品。
- 上記茶葉含有食品が、さらに、乳酸菌を有することを特徴とする請求項9又は10に記載の茶葉含有食品。
- 茶葉含有食品であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、
粉末状の抹茶と、
粉末状のカテキンと、
粉末状のキシリトールと、
粉末状の糖分含有物質と、
粉末状のクロレラと、
粉末状の乳酸菌と、
を有することを特徴とする茶葉含有食品。 - 上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラと乳酸菌との合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であり、乳酸菌が3〜14%であることを特徴とする請求項11又は12に記載の茶葉含有食品。
- 茶葉含有食品であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、
粉末状の抹茶と、
粉末状のカテキンと、
粉末状のキシリトールと、
粉末状の乳糖と、
粉末状の還元麦芽糖水飴と、
粉末状のクロレラと、
粉末状のショ糖エステルと、
を有することを特徴とする茶葉含有食品。 - 上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であることを特徴とする請求項14に記載の茶葉含有食品。
- 茶葉含有食品であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、
粉末状の抹茶と、
粉末状のカテキンと、
粉末状のキシリトールと、
粉末状の乳糖と、
粉末状の還元麦芽糖水飴と、
粉末状のクロレラと、
粉末状のショ糖エステルと、
粉末状の乳酸菌と、
を有することを特徴とする茶葉含有食品。 - 上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルと乳酸菌の合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であり、乳酸菌が2〜10%であることを特徴とする請求項16に記載の茶葉含有食品。
- 上記茶葉が緑茶であることを特徴とする請求項9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16又は17に記載の茶葉含有食品。
- 上記茶葉含有食品が、錠剤状に形成されていることを特徴とする請求項9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16又は17又は18に記載の茶葉含有食品。
- 上記茶葉含有食品が、顆粒状に形成されていることを特徴とする請求項9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16又は17又は18に記載の茶葉含有食品。
- 茶葉含有食品の製造方法であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、
該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、
を有することを特徴とする茶葉含有食品の製造方法。 - 上記錠剤成形工程が、
上記混合物を造粒する造粒工程と、
該造粒工程により造粒された混合物を打錠成形する打錠成形工程と、
を有することを特徴とする請求項21に記載の茶葉含有食品の製造方法。 - 茶葉含有食品の製造方法であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、水と、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、
該混合物製造工程において製造された混合物を乾燥する乾燥工程と、
該乾燥工程において乾燥された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、
を有することを特徴とする茶葉含有食品の製造方法。 - 茶葉含有食品の製造方法であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、
該混合物製造工程において製造された混合物を顆粒状に成形する顆粒成形工程と、
を有することを特徴とする茶葉含有食品の製造方法。 - 上記茶葉が緑茶であることを特徴とする請求項21又は22又は23又は24に記載の茶葉含有食品の製造方法。
- 上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末とカテキンとキシリトールとの合計重量に対する混合割合が、重量比で、茶葉粉末が1〜10%であり、カテキンが2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする請求項21又は22又は23又は24又は25に記載の茶葉含有食品の製造方法。
- 上記混合物製造工程において、さらに粉末状の抹茶を混合させて混合物を製造することを特徴とする請求項21又は22又は23又は24又は25又は26に記載の茶葉含有食品の製造方法。
- 上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末とカテキンと抹茶とキシリトールとの合計重量に対する混合割合が、重量比で、茶葉粉末が1〜5%であり、カテキンが1〜10%であり、抹茶が2〜20%であり、キシリトールが75〜95%であることを特徴とする請求項27に記載の茶葉含有食品の製造方法。
- 茶葉含有食品の製造方法であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の糖分含有物質と、粉末状のクロレラと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、
該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、
を有することを特徴とする茶葉含有食品の製造方法。 - 上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であることを特徴とする請求項29に記載の茶葉含有食品の製造方法。
- 上記混合物製造工程において、さらに粉末状の乳酸菌を混合させて混合物を製造することを特徴とする請求項29又は30に記載の茶葉含有食品の製造方法。
- 上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと糖分含有物質とクロレラと乳酸菌との合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜7%であり、抹茶が19〜40%であり、カテキンが5〜14%であり、キシリトールが14〜40%であり、糖分含有物質が26〜43%であり、クロレラが6〜14%であり、乳酸菌が3〜14%であることを特徴とする請求項31に記載の茶葉含有食品の製造方法。
- 茶葉含有食品の製造方法であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、
該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、
を有することを特徴とする茶葉含有食品の製造方法。 - 上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルとの合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であることを特徴とする請求項33に記載の茶葉含有食品の製造方法。
- 茶葉含有食品の製造方法であって、
茶葉を粉砕処理してなる茶葉粉末と、粉末状の抹茶と、粉末状のカテキンと、粉末状のキシリトールと、粉末状の乳糖と、粉末状の還元麦芽糖水飴と、粉末状のクロレラと、粉末状のショ糖エステルと、粉末状の乳酸菌と、を混合してなる混合物を製造する混合物製造工程と、
該混合物製造工程において製造された混合物を錠剤状に成形する錠剤成形工程と、
を有することを特徴とする茶葉含有食品の製造方法。 - 上記混合物製造工程において、上記茶葉粉末と抹茶とカテキンとキシリトールと乳糖と還元麦芽糖水飴とクロレラとショ糖エステルと乳酸菌の合計重量に対する重量割合が、茶葉粉末が1〜5%であり、抹茶が15〜30%であり、カテキンが4〜10%であり、キシリトールが10〜30%であり、乳糖が20〜32%であり、還元麦芽糖水飴が20〜32%であり、クロレラが5〜10%であり、ショ糖エステルが2〜4%であり、乳酸菌が2〜10%であることを特徴とする請求項35に記載の茶葉含有食品の製造方法。
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