JP2004531427A - エアバッグ膨張ガス供給装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

本発明はエアバッグクッション(10)内に膨張ガスを供給するシステム及び方法を提供する。このようなクッション(10)は膨張して車両の乗員を保護する構成の一つ以上の保護ゾーン(40,42)を有する。膨張チャネル(90)は一つ以上の保護ゾーン(40,42)により取り囲まれ、そして保護ゾーン(40,42)内の装着表面(116)に取り付けられる。膨張チャネル(90)はインフレータ(24)に接続され、そしてその長さに沿って複数の孔を有し、これらの孔の大きさ及び間隔は、膨張の間、クッションの全ての部分に比較的に均一な流量の膨張ガスを供給するように選択される方法により決定される。また、膨張チャネル(90)はガス排出口延長部を有し、この延長部に沿って孔が配置され、ガス排出口延長部は外部圧力の下で塞がって膨張ガスが膨張チャネル(90)に逆流するのを防止する構成となる、傾斜のついた形状を有する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は車両の安全に関する。特に、本発明は膨張ガスを膨張可能なカーテンモジュールのクッションに供給する新規性のある装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
膨張可能な安全制止装置、またはエアバッグを装備することは現在では多くの新車に要求される法律的要件である。エアバッグは通常、ステアリングホイール及び車の助手席側のダッシュボードに装着される。事故時には、車両内の加速度計で異常な減速度を測定し、爆発物の点火装置を起動させる。この点火装置からの膨張ガスがエアバッグを充填し、このエアバッグが即座に運転者及び助手席乗員の前で膨張して彼らがフロントガラスにぶつかるのを防止する。膨張カーテンとして知られる側面衝突エアバッグは、横方向または車両の側部における衝撃に対しても同様に保護が必要であることに応える形で開発されてきた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このように生命保護に対する大きな要求があるにもかかわらず、側面衝突エアバッグの有効性には膨張ガスがクッションを充填するスピードに起因してある程度の限界があった。側面衝突クッションは多くの場合、下方に広がる、または展開して人の横で膨張し、横方向に衝撃を受けている間に人がドアまたは窓にぶつからないように設計される。車の乗員は前に寄り掛かる、またはシートにもたれ掛かる、或いは、それらの間のどれかの姿勢を採っているので、そのようなクッションは多くの場合、幾分長目に作製されて乗員が確実にクッションに当たるようにしている。
【0004】
膨張カーテン用のクッションは、多くの場合クッションの前後のいずれかに位置するインフレータにより膨張させられる。その結果、多くの前面衝突エアバッグとは異なり、長いガス流路がインフレータとクッションの最も外側の部位との間に存在する。ガス流路の長さは多くの理由により問題となる。
【0005】
そのような理由の一つは、クッションは十分高速には膨張できず、最適な保護とはならないことである。ほとんどのエアバッグシステムは衝突が始まるまで衝突を感知できないので、エアバッグは膨張していない、折り畳んだままの状態から目一杯に膨張した状態に瞬時に移行しなければならない。流路が長いと膨張ガスがクッションを通過するのに長い時間を要する。このようにして、クッションは車両の乗員がクッションに衝突する前に目一杯に膨張した状態とはならない。
【0006】
長いガス流路の欠点を補う試みにおいては、より大きな「立ち上がり速度」または放出ガスの圧力増加速度、及びより大量の放出ガスを有するインフレータが使用されてきた。残念なことに、膨張ガスをより高く加圧すると、クッションにより大きなダメージを与える恐れがある。高く加圧されたガスはクッション材に応力を生じさせ、この応力が原因でクッション材が引き裂かれ、またはクッションがその継ぎ目に沿って裂けてしまい、クッションの有用性を台無しにしてしまう。
【0007】
また、インフレータがより大量のガスを発生させる場合でも、膨張ガスは、クッションの最も離れた部位に向かって流れ続けるというよりは、インフレータに最も近いクッション部分で膨張する。その結果、クッションがタイミング良く均一に膨張して乗員を衝撃から正しい形で保護するということができなくなる。
【0008】
この問題を解決する試みの中で開発された現存のエアバッグ構成も幾つかの欠点を含んでいる。穿孔、打ち抜き、位置合わせ、装着などを行なわなければならないことに一部起因して、製造が難しくそして/または高価なものとなるエアバッグがある。クッションを車両に装着する前に完成品のクッションに挿入しなければならないパーツがあるので、エアバッグの装着費用を増大させるエアバッグもある。他には、クッション内の膨張ガスの逆流と他の継続的な動きに起因して、膨張後に定常状態に達するのに余分な時間を要するエアバッグもある。
【0009】
従って、膨張ガスを膨張可能なクッションに比較的一様に、かつ高速に供給する装置及び方法が必要となる。さらに、クッションの製造及び装着に最小限の費用を加えるだけで実現できるような装置及び方法が必要となる。さらに、クッションが目一杯に膨張したときの膨張ガスの位置を安定させることができる装置及び方法が必要となる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の装置及び方法はこの技術分野の現状、特に現在利用可能なエアバッグ部品取り付けシステム及び方法により十分には解決されてこなかったこの技術分野の問題及びニーズに応える形で開発された。このようにして、本発明の全般的な目的は、エアバッグクッション内に膨張ガスを大きな膨張速度及び高い均一性、高い生産性、低い装着コスト、及び高い膨張安定性で供給する装置及び方法を提供することにある。
【0011】
本発明による膨張カーテンモジュールは、車両の乗員をドアまたは窓のような車両の横方向表面への衝突から保護するために起動する構成の膨張クッションを有する。クッションは少なくとも一つの保護ゾーンを有することが好ましく、そして任意ではあるが複数の保護ゾーンを有することができ、この場合、各保護ゾーンが一人の乗員を保護するように機能する。このように、一つのクッションで、例えば前部ドアだけでなく後部ドアまたは後部表面をカバーすることができるので、前部座席の乗員だけでなく後部座席の乗員も保護することができる。保護ゾーンは、保護ゾーン間に張力を生じさせ、かつ、膨張ガスを搬送する構成の接続ゾーンにより接続される。
【0012】
クッションは第1の膜及び第2の膜を有し、膜の各々は内側部分及び実質的に内側端部を取り囲む外側端部を有する。第1の膜は、第1の膜の内側部分内に配置され、かつ、内側部分の長さの一部に沿って走る装着表面も有する。第1及び第2の膜は外側端部で接合されるので内側部分は互いに向き合ってクッションの一つ以上の保護ゾーンを形成する。各保護ゾーンは多くのチャンバーに分割され、これらのチャンバーは、例えば実質的に真っ直ぐに立っている。
【0013】
これらの膜は、縫合、高周波溶接、化学または接着接合などを含む多くの異なる方法により接合される。これらのチャンバーは同様な方法、または全く異なる取り付けプロセスを使用して互いに分離される。
【0014】
膨張チャネルはクッションの長さの一部に沿って配置され、そして第1の膜の装着表面に取り付けられて膨張チャネルがクッションの一つ以上の保護ゾーン内に取り付けられる。膨張チャネルは接続されて、例えばガスガイド管をインフレータに、そして膨張チャネルに接続することによりインフレータからの膨張ガスを受け入れる。膨張チャネルはその長さに沿って配置される複数の孔を有し、クッションの至る所から膨張ガスを供給する。
【0015】
膨張チャネルは膨張ガスを搬送する形状の導管を有する。また、膨張チャネルは第1の膜の装着表面に取り付けられる構成の装着フラップを有する。膨張チャネルは、膨張しつつある加熱された膨張ガスの初期衝撃を受け止め、かつ、消散させるように動作するので、クッションの膜にダメージを与えない。さらに、膨張チャネルは、膨張ガスが孔を通して膨張チャネルから自由に出て行くことができるが、再度自由には進入できないように設計される。
【0016】
例えば、ガス排出口延長部は導管の長さに沿って走り、ガス排出口は、導管に向かう拡大端部と導管から離れる狭端部を備える、実質的に傾斜の付いた形状を有する。孔は狭端部に形成される。その結果、導管内の圧力が導管外の圧力よりも高いと、拡大端部は開いたままで、かつ、導管と流体連通する。しかしながら、導管外の圧力が導管内部の圧力よりも高くなると、ガス排出口延長部は圧縮されて孔を閉じ、そして導管とガス排出口延長部との間の流体連通を制限する。その結果、膨張ガスの膨張チャネルへの逆流が制限されるので、クッション内の圧力が膨張直後に比較的安定する。
【0017】
装着フラップの装着表面への取り付けは、上述した取り付け方法のいずれを用いても行なうことができる。装着フラップを高周波溶接により取り付けるためには、膨張チャネルをウレタンベースの材料で構成する、または基布で構成し、そして装着フラップの部分でウレタンをコーティングする。同様に、装着表面をウレタンベースの材料でコーティングして装着フラップを装着表面に高周波溶接できるようにすることができる。
【0018】
孔を意図するところに位置させ、かつ、意図する大きさとして膨張ガスのクッションの各部分への流れを制御する。特に、孔の大きさ及び間隔は種々の態様に設定して、クッションがその長さに沿って実質的に一様に膨張するようにする。例えば、孔は膨張ガスの流入ポイントに向かって相対的に小さくなるように形成し、そしてクッション内部に進むにつれて大きくなるようにする。このようにして、クッションのインフレータに最も近い部分へのガスフローはより小さな孔によるフロー制限によって制限される。インフレータから離れた部分へのフローは制限を受ける程度が小さくなり、膨張ガスがクッションのこれらの部分に到達するためにより長い距離を進まなければならないという事態を回避できる。
【0019】
もう一つ別の方法として、孔を種々の態様で離間させて、孔が膨張ガスの流入ポイント近くでは比較的大きく離れ、流入ポイントから離れた位置では互いに比較的近くなるようにする。そして、孔は一様な大きさを有する。孔の数が多くなればなるほど、流入ポイントから離れたクッション部分に移動する膨張ガスに賦課されるフロー制限が小さくなる。
【0020】
膨張チャネルは多くの方法で容易に作製することができる。例えば、膨張チャネルはウレタンベースの材料を押出し成形して所望の形状とすることができる。ガス排出口延長部を全部閉じ、そして選択的に開口して孔とすることができる。もう一つ別の方法として、膨張チャネルをスリットの付いた加工品から形成することができ、この場合、スリットは加工品の長さに沿って設けられる。スリットのセクションを選択して孔として使用することができ、この場合、選択したセクション間を除く形でスリットの取り付け表面を接合させることによりスリットを閉じる。膨張チャネルは、従来の基布成形及び/又は取り付け方法を使用して基布から形成することもできる。
【0021】
本発明のシステム及び方法を通して、クッションはより一様となったエアフローを受け入れ、このエアフローが比較的均一にクッションの全部分に向かう。また、膨張応力が吸収されて、クッションに与えられる恐れのある損傷を生じさせることがない。さらには、クッションが充填された後の膨張ガスの継続的な動きは、逆流を防止する膨張チャネル形状を使用することにより制限される。さらには、このような利点及びそれらに付随する利点が、膨張カーテンモジュールの全体としての製造または装着コストを大きく増やすことなく得られる。
【0022】
本発明のこれらの及び他の目的、特徴、及び利点が、以下の記述及び添付の請求項からより一層明らかになるものであり、以下に記載する本発明を実施することにより理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明の現時点での好適な実施形態は図を参照することにより最も良く理解されるが、これらの図においては、全ての図を通して、同様の部品は同様の参照番号により示される。本発明の構成要素は、ここに概略が記述され、これらの図に示されるように、多種類の異なる構成で配置及びデザインすることが可能であることは容易に理解されよう。このようにして、以下により詳細に記述される、図1〜7に示す本発明の装置、システム、及び方法の実施形態は、請求項に定義される本発明の技術範囲を限定するように意図したものではなく、単に、本発明の現時点での好適な実施形態を示しているに過ぎない。
【0024】
本発明は圧縮可能な流体フローの原理を利用してクッション内への膨張ガスの供給を制御する。圧縮可能な流体が空間に流入するスピードは、圧縮可能な流体が空間に流入するために通過しなければならない断面積だけでなく、流体を空間に押し込もうとする圧力差によっても増大する。閉塞がない場合、加圧中の圧縮可能な流体は通常、外に向かって全方向に進む。
【0025】
膨張ガスが膨張可能なクッションに流入する時点で、膨張ガスは幾つかの異なる膨張方向を有する。エアバッグ内への流入を導く性能が無い場合、膨張ガスの大部分は流入口のすぐそばのクッション部分に移動する。クッションに複数のチャンバーがある場合、流入口に最も近いこれらのチャンバーがまず最初に流入ガスのより大きな部分を受け入れる。比較的に小さい部分は流入口から離れたチャンバーまで到達する。この問題は複数の保護ゾーンを有するクッションにおいてより大きくなり、この場合保護ゾーンは比較的狭い通路により接続され、この通路を通して膨張ガスの比較的小さな部分が最初に通過して流入口から最も離れた保護ゾーンに到達する。
【0026】
本発明はシステム及び方法を提供するものであり、このシステム及び方法によって、膨張ガスのクッションの各部分への質量流量を制御することができる。長さに沿って複数の孔を備える膨張チャネルの形をした流量制限システムは、断面積を選択できるように設計されており、膨張ガスはこの断面積を通過してクッションの各部分に到達しなければならない。このようにして、膨張ガスフローはチャネルに沿って導かれ、制限されて比較的一様にクッションを膨張させる。これらの原理は以下に示す記述及び添付の図と関連する形でより詳細に示され、記載される。
【0027】
図1を参照すると、本発明の一つの考えられる実施形態による2つのクッション10が車両12に装着されているところが示されている。クッション10の各々は、車両の乗員を横方向の衝撃から保護する構成の膨張可能なカーテンモジュールの一部、またはエアバッグシステムの一部を形成する。車両12は長手方向13、横方向14、及び垂直方向15を有する。車両12はさらに、図1の車両12に示すように、第1側部表面17または前部ドア17から横方向に離れて位置する前部座席16を有する。車両12はまた、図示のように、第2側部表面19または後部ドア19から横方向に離れて位置する後部座席18を有する。
【0028】
一つ以上の加速度計20または他の同様な衝撃検知装置が車両12の瞬時の横方向の加速(または減速)を感知し、電気信号を一つ以上の加圧ガスソース24またはインフレータ24に電気線22を通して送信する。図1は両方のクッション10を膨張させる構成のインフレータ24のうちの一つだけを示している。
【0029】
インフレータ24は化学反応材料及び/又は圧縮ガスを含む中空容器の形をなし、この化学反応材料及び/又は圧縮ガスは電気を印加すると起動して放出され、膨張ガスが流出する。各クッション10は膨張ガスをインフレータ24からクッション10に搬送するガスガイド管26を有する。インフレータ24は、車両12が衝撃に完全に反応する前に、クッション10が膨張して乗員を衝撃から保護できるような速さで動作する。
【0030】
加速度計20及びインフレータ24は、図1に示すように、車両12のエンジン室30またはダッシュボード32内に収納される。このような構成においては、ガスガイド管26の各々は車両12のAピラー34の一つに沿って配置されてクッション10に達する。別の構成においては、各クッション10が、クッション10のすぐ前方または後方に位置する加速度計20及びインフレータ24を有することができる。例えば、インフレータ24及び加速度計20はクッション10の背後の車両12のルーフレール36に沿って、或いは、クッション10の前のAピラー34に沿って配置される。このような場合、より短いガスガイド管26を使用して膨張ガスをクッション10に運ぶことができる。
【0031】
図1に示すように、クッション10の各々はルーフレール36の内の一つに沿って装着される。図1に示すクッション10は、前部座席16の乗員を保護するだけでなく後部座席18の乗員も保護するように構成される。このようにして、各クッション10は前部座席16と前部ドア17の内の一つとの間で膨張する構成の第1保護ゾーン40と、後部座席18と後部ドア19の内の一つとの間で膨張する構成の第2保護ゾーン42とを有する。
【0032】
各クッション10の第1及び第2保護ゾーン40,42は、保護ゾーン間の接続ゾーン44を使用して接合される。接続ゾーン44は第1及び第2保護ゾーン40,42の間の膨張ガスを搬送するための通路を有することが好ましい。接続ゾーン44は、前部座席16と後部座席18との間の長手方向に位置するので、接続ゾーン44を、車両の乗員を衝撃から保護するように構成する必要がない。各クッション10は一つ以上の鎖または同様な係留装置(図示せず)を有し、このロープまたは係留装置はルーフレール36、Aピラー34、及び/又は車両12の他の部品に取り付けられてクッション10に張りを持たせ、膨張及び衝撃の間にクッションを正規の場所に位置させる。
【0033】
図1の各クッション10は2つの保護ゾーン40,42を有するが、クッションはどのような数の保護ゾーンも備えることができ、本発明にはこのようなクッションの使用も含まれる。このようにして、もし必要であれば、保護ゾーン42及び接続ゾーン44を省略して保護ゾーン40のみを残しても良い。別の構成として、クッション10の各々を引き延ばして一つ以上の保護ゾーンを有するようにし、この場合保護ゾーンを、後部座席18の背後の特別座席50の乗員が車両12の第3側部表面52に衝突しないように保護する位置に配置する。
【0034】
クッション10はそれぞれ長手方向13にかなり長くなっていて、特に図1に示すような、各クッション10が複数の保護ゾーン40,42を有する実施形態においてかなり長くなる。各クッション10が図1に示すように、一つのインフレータによってのみ膨張させられる場合、膨張ガスは相当長い距離を通過してクッション10を横断する必要がある。続いて図1の例示としての実施形態を参照すると、本発明が提供する方法及び装置により、膨張ガスが第1保護ゾーン40及び接続ゾーン44を通過した後に第2保護ゾーン42のみを膨張させるにもかかわらず、保護ゾーン40,42を実質的に一様に膨張させることができる。
【0035】
「実質的に一様な」膨張は、第1及び第2保護ゾーン40,42を正確に同時に膨張させるものである必要は無い。むしろ、実質的に一様な膨張には単に、保護ゾーン40,42の間の膨張時間の差が十分に小さくなり、両方の保護ゾーン40,42が時間通りに展開して衝撃からの保護が行なわれることが必要である。
【0036】
「クッション10の長手方向に沿った実質的に一様な」膨張には、さほど車両の乗員の保護とはならない接続ゾーン44のようなクッション10部分は含まれないことを理解されたい。クッション10がさらに一様に膨張するように構成される形態を、図2と関連する形で示し、記述する。
【0037】
図2を参照すると、図1のクッション10の内の一つの側立面断面図が示される。クッション10は「レイフラット」構成を使用して作製することができ、この構成においては、クッション10はフラットで、対称な素子が一緒に取り付けられた形でほとんどが構成される。クッション10は例えば、第1の膜60及び同様な形状の第2の膜62を有し、第2の膜はその一部のみが図2に示されている。第1及び第2の膜60,62は、基布のような柔軟で、実質的にガスを通さない材料から形成される。第1及び第2の膜60,62の各々は、膜60,62の周辺の周りに概略延びる外端部64を有する。膜60,62の外端部64は実質的に保護ゾーン40,42の各々の内側部分66を取り囲む。
【0038】
保護ゾーン40,42の各々の内側部分66は複数のチャンバー68に分割され、各チャンバーは実質的に垂直に配置される。各保護ゾーン40,42のチャンバー68は、内側シーム70の形をしたチャンバー仕切り70を使用して互いに分割され、この内側シームは、第1及び第2の膜60,62をチャンバー68の間で縫合、接合、高周波溶接などを通して接合させることにより形成される。特別のファブリックシーム、ポリマーコーティングなどを使用し、選択した取り付け法を用いて内側シーム70を形成する。
【0039】
前に述べたように、クッション10はレイフラット構成を通して作製される。レイフラット構成によれば、第1及び第2の膜60,62は基布のような柔軟材から別々に形成され、積み重なるように置かれる。別の方法として、第1及び第2の膜60,62を1本のつながった折り畳まれた基布の一部とすることができる。本発明においては、一体型または分離型の膜60,62の両方が可能である。
【0040】
第1及び第2の膜60,62が正しく位置合わせされた後、第1及び第2の膜60,62の外側端部64は接合されて、膨張ガス流入口の空間を除く形で内側部分66を効率的に取り囲む。次に、各内側部分66が保護ゾーン40,42を形成するが、これら保護ゾーンは膨張ガスを、少なくとも衝撃から保護するために十分な期間の間保持することができる。
【0041】
外側端部64は第1取り付けメカニズムを通して取り付けられが、この第1取り付け機構は材料の2つの柔軟部分を接合させるのに適した取り付け機構であればどのようなものでも良い。例えば、第1取り付け機構は機械的固定、縫合、製織、化学または接着接合、熱、超音波、または電磁溶接などを含む。例えば、「ワンピース製織」技術を利用して膜60,62の内の一つ、又は両方からの繊維を通して接合させる。
【0042】
別の方法として、高周波溶接を利用して、膜60,62を無線周波数電磁放射を通して接合させる。高周波溶接を使用するとウレタンベースの材料(ウレタンを多く有する材料)が極めて精巧に処理される。このようにして、高周波溶接を使用すると、第1及び第2の膜60,62はウレタンベースの材料からなる、或いは、ウレタンベースの材料で覆われる。
【0043】
第1保護ゾーン40は、長手方向33の第1保護ゾーン40の内側部分66の長さとして定義される長さ72を有する。同様に、第2保護ゾーン42は、長手方向33の第2保護ゾーン42の内側部分66の長さとして定義される長さ74を有する。
【0044】
接続ゾーン44は、膨張ガスが第1及び第2保護ゾーン40,42の間で第1及び第2保護ゾーン40,42の間に延びる搬送ポート78を使用して通じるように構成される。搬送ポート78は一つ以上の接続チャンバー80と連通しており、この接続チャンバーは膨張ガスの比較的小さい部分を受け入れるように構成される。
【0045】
前に記述したように、膨張後の接続ゾーン44の位置により、接続ゾーン44は衝撃保護となる必要が無い。従って、接続チャンバー80は、車両の乗員を有効に保護するような大きさ及び形状とする必要が無い。むしろ、接続チャンバー80が真っ直ぐ立った細長い形状を有するので、接続チャンバー80が膨張するときに長手方向13に、接続ゾーン44を、従って、クッション10を全体として短くすることができる。
【0046】
接続チャンバー80は接続ゾーン44の柔軟な部分82を使用して互いに接続され、そして第1及び第2保護ゾーン40,42に接続される。柔軟な部分82は単に広がった基布であり、この基布は接続チャンバー80、第1保護ゾーン40及び第2保護ゾーン42の間の張力を伝達することができる。保護ゾーン40,42のチャンバー68は膨張時に同様な長手方向の収縮効果を有する。クッション10の全体的な長手方向の収縮は、膨張したクッション10に逆らって生じる張力に加わる。このような張力は、膨張したクッション10が衝撃中に正しく位置できるように作用する。
【0047】
クッション10は膨張ポート84を有し、このポートを通して、クッション10はガスガイド管26から膨張ガスを受け入れる。別の構成においては、インフレータ24は、ガスガイド管26が不要となるように膨張ポート84内に直接配置される。また、クッション10は車両装着フラップ86を備え、このフラップによりクッション10が車両12に装着される。車両装着フラップ86はその長手方向に沿って分散配置された複数の孔88を有するので、ボルト、ナット、リベット、フレキシブルプラスチック部品などの留め具を使用して車両装着フラップ86をルーフレール36に装着することができる。
【0048】
膨張チャネル90は膨張ポート84に配置され、そして実質的に第1保護ゾーン40の長さ72に沿って延びる。図2に示すクッション10は第2保護ゾーン42も有するので、膨張チャネル90は搬送ポート78を通って延び、そして実質的に第2保護ゾーン42の長さ74に沿って延びる。
【0049】
膨張チャネル90は複数の孔92を有し、これらの孔を通して膨張ガスが膨張チャネル90から抜け出し、第1及び第2保護ゾーン40,42を充填することができる。図示のように、各孔92はチャンバー68のそれぞれに隣接して位置させられる。このような構成によれば、ガスフロー94がチャンバー68に入り込むために比較的直接的な通路が提供されるので膨張が迅速に行なわれる。接続チャンバー80には比較的少ない量の膨張ガスしか必要ないので、それらのチャンバーに隣接して位置する孔92を必要としない。図2の構成は、孔92を配置することができる単なる一つの可能な方法を示すものであり、孔92は膨張チャネル90の長さに沿ったどの位置にも位置させることができる。
【0050】
膨張チャネル90は膨張ポート84内に位置する近接端部96及び第2保護ゾーン42の端部近くに位置する先端部98を有する。第1端部96はガスガイド管26に種々の方法で取り付けられる。例えば、ガスガイド管26は、近接端部96をガスガイド管26内に位置させ、そして次にガスガイド管26の端部を膨張ポート84内に位置させることにより、膨張チャネル90の近接端部96と膨張ポート84との間に挟むことができる。
【0051】
続いて、近接端部96、膨張ポート84、及びガスガイド管26は全て、機械的固定、化学または接着接合、熱、超音波、または電磁溶接、縫合、及び製織を含む多くの異なる方法により、互いに対して固定され、そして封着される。例えば、取付金具、クリップ、または他の機械装置(図示せず)を使用して近接端部96、膨張ポート96、及びガスガイド管26を一緒に加圧する。比較的硬い材料から構成されるスペーサリング(図示せず)を近接端部96内に配置して、近接端部96が開いたままで膨張ガスを確実に受け入れられるようにする。
【0052】
別の構成においては、近接端部96、膨張ポート84、及び/又はガスガイド管26はウレタンベース材料で構成、またはコーティングされ、高周波溶接を適用してガスガイド管26及び近接端部96が膨張ポート84に対して正規の位置で封着されるようにする。前に述べたように、ガスガイド管26の代わりに、インフレータ24の一部を膨張ポート84内に直接配置することができる。このような構成においては、近接端部96は既に述べたタイプを含む幾つかのタイプの機構によりインフレータの周りで封着される。
【0053】
膨張チャネル90の先端部98は必要に応じて封着して閉じる。別の方法として、先端部98を開いたままにしておいて余分の膨張ガスを第2保護ゾーン42の端部に流入させることができる。先端部98を大きく、または狭くしてそのような開口のサイズを制御する。必要ならば、膨張チャネル90をその全長に沿って幾分傾けて先端部98に向かって狭くなるようにするか、大きくなるようにすることができる。このように傾けると、膨張ガスフローに対する抵抗を膨張チャネル90の長さに沿った全てのポイントでさらに制御することができる。膨張チャネル90の構成及び動作は図3と関連する形でさらに詳細に示され、そして記述される。
【0054】
図3を参照すると、クッション10が膨張している間の膨張チャネル90を描いたクッション10の正面立面断面図が示される。膨張チャネル90は導管110を有し、この導管は膨張ガスの比較的自由なフローを促すように幾分丸い形をなす。膨張チャネル90は装着フラップ112も有し、この装着フラップにより膨張チャネル90が第1の膜60の内側部分66に取り付けられる。さらに、膨張チャネル90は導管110と流体連通するガス排出口延長部114を有するので膨張ガスは導管110からガス排出口延長部114を通って出て行くことができる。このように、孔92はガス排出口延長部114に配置される。
【0055】
装着フラップ112は内側部分66の装着表面116に、第2の取り付け機構を通して取り付けられる。装着フラップ112を使用するかどうかは任意であり、導管110は必要に応じて装着表面116に直接取り付けられる。装着表面116は単に内側部分66の延長部分であり、この延長部分は膨張チャネル90の所望の通路に沿って延びる。第2の取り付け機構は、機械的固定、縫合、製織、化学または接着接合、熱、超音波、または電磁溶接などを含む。選択する取り付け機構に依存する形で、装着表面116は、内側部分66の残りの部分と比べて、あらゆる特別な構成を必要とする、或いは、どのような特別な構成も必要としないこととなる。
【0056】
例えば、第2の取り付け機構が縫合または製織を含む場合、第2の取り付け機構を適用する前に、装着表面116にはどのような特別な処理も行なう必要がない。しかしながら、高周波溶接が第2の取り付け機構として利用される場合、装着表面116は高周波エネルギーを印加する前に、ウレタンベースの材料でコーティングされる。装着フラップ112はウレタンベースの材料から構成される、或いは、そのような材料でコーティングされて、膨張チャネル90及び装着表面116が、容易に高周波溶接できるウレタン間インターフェイスを形成する。
【0057】
クッションの保護ゾーン40,42内に膨張チャネル90を取り付けることにより、膨張チャネル90が保護ゾーン40,42に対して正規の位置を維持して実質的に一様な膨張が確実に生じることを保証することができる。装着フラップ112は、第1及び第2の膜60,62を取り付ける前に、装着表面116に取り付けられる。
【0058】
このような取り付け法を用いれば、外側端部64内へ装着フラップ112を固定させるよりも優れた幾つかの利点がもたらされる。例えば、共通取り付け部を形成するために装着フラップ112を外側端部64内で位置合わせする必要がない。さらに、外側端部64及び装着フラップ112に対して別々の取り付け機構を使用することにより、どの取り付け機構を使用するかという観点での柔軟性が生まれる。特に、各取り付け機構は幾つかの層を同時に取り付ける機能を必要とせず、単に2つの表面を接合させるように機能するだけで良い。このようにして、最も容易で経済的な方法が第1及び第2の取り付け機構として選択される。
【0059】
さらに、クッション10内に膨張チャネル90を取り付けることにより、エアバッグ製造業者は既に膨張チャネル90が取り付けられたクッション10を製造し、出荷することができる。取付け作業者は単にガスガイド管26、またはガスを搬送するために使用される他の構造を膨張チャネル90に接続し、クッション10を車両内に取り付けるだけで良い。
【0060】
ガス排出口延長部114の形状は、「逆流」、または膨張ガスがクッション10の内部から膨張チャネル90に向けて流入する動きを制限するように選択される。膨張の間、膨張チャネル90内の膨張ガスの高い圧力が通常、膨張ガスをチャネル90から、そして保護ゾーン40,42の中に向けて押し出す。膨張ガスのクッション10中へ向かう勢いにより膨張ガスの供給も加速されるので、相当な圧力が保護ゾーン40,42内のガス圧縮として、そしてガスを含有するための膜40,42の伸張として生じる。
【0061】
従って、膨張ガスが全て供給されてしまうと、チャネル90の外部の圧力がチャネル90の内部の圧力よりも高くなる。さらに、クッション10が比較的一様に膨張するのにもかかわらず、クッション10の或る部分は膨張して他の部分よりも圧力が高くなる。その結果、かなりの圧力傾斜が生じ、膨張後に膨張ガスがさらにクッション10内で動くようになる。
【0062】
膨張ガスのこのような動きは、クッション10の性能を劣化させる圧力振動、リップル、及び他の効果を生じさせる。さらに、或る環境下では、クッション10の一部分を別の部分よりも高い圧力まで膨張させることが好ましく、膨張ガスの逆流がそのような意図的に形成される圧力差を無くすように作用する。
【0063】
図3の構成によれば、膨張ガスが膨張チャネル90を通して逆流するのを制限することにより、膨張ガスの再供給を減らすことができる。図3に示すガス排出口延長部114は通常、傾斜が付いていて、拡大端部118及び狭端部120を備える形状を有し、この場合、拡大端部118は導管110と流体連通し、狭端部120には孔92が形成される。傾斜の付いた形状の結果、ガス排出口延長部114は孔92と連通する実質的に尖った内部122を形成する。
【0064】
図3においては、膨張がまだ生じている。従って、矢印124で示すように、導管110を通過する膨張ガスは比較的高い圧力である。導管110の外側の膨張ガスは導管110の外側の矢印126で示すように、比較的低い圧力である。その結果として生じる圧力の傾きにより、膨張ガスが導管110からガス排出口延長部114を通して押し出され、ガスフロー94が生じる。導管110内の比較的高い圧力により、ガス排出口延長部114の拡大端部118は導管110からのガスフローに対して開いたままの状態となる。
【0065】
インフレータ24が起動すると、膨張ガスがかなりのスピード及び圧力で膨張チャネル90に注入される。従って、衝撃波が膨張ガスにより形成される。膨張チャネル90が無い場合、衝撃波は直接、膜60,62にそのエネルギーを伝える。その結果生じる引張応力により、膜60,62が引き裂かれようとするか、または膜60,62が外側端部64で引き離されようとする。膨張チャネル90を使用すると、膨張チャネル90が膨張応力を受ける。膨張チャネル90のある部分が破裂しても、膨張チャネル90の動作のみが損なわれ、膜60,62は無傷のままであるので車両の乗員をある程度保護することができる。
【0066】
図4を参照すると、膨張が実際に生じ、膨張ガスのクッション10への流入がかなり小さくなってしまった後の様子が図3の断面図に示される。導管110内の膨張ガスは、矢印124で示すように、いまだに外側に向けて圧力を与えている。しかしながら、導管110の外側の膨張ガスは図3に示すガスフロー94を反転させるのに十分な圧力に達している。
【0067】
ガス排出口延長部114の傾斜した形状により、ガス排出口延長部114を塞ぐことができる。ガス排出口延長部114の実質的に尖った内部122が狭くなると、ガス排出口延長部114内の膨張ガスは、ガス排出口延長部114の壁により導管110に押し戻される。すると、拡大端部118が塞がれて導管110とガス排出口延長部114との間のガスフローが制限される。同様に、孔92が塞がれて膨張チャネル90の外側から孔92へ向けてのガスフローが制限される。
【0068】
従って、膨張ガスのクッション10の長さに沿った動きが妨害される。膨張ガスは依然として膨張チャネル90の周りを流れるが、この場合前よりも幾分流れ難くなっている。必要であれば、膨張チャネル90を大きくし、そして/または、内側縫い目70を長くして膨張チャネル90の外側の膨張ガスの流路をさらに制限する。同様に、スクリーン、バッフルなども膨張チャネル90の周りに装着して逆流をさらに制限することができる。
【0069】
図5には膨張チャネル130の別の実施形態の部分側面図が示される。膨張チャネル130が、膨張チャネル90がクッション10の装着表面116に取り付けられるのとほとんど同じようにしてクッション内に取り付けられる。膨張チャネル130は、図2〜4に示すものと同じ導管110及び装着フラップ112を有する。膨張チャネル130はガス排出口延長部132も有し、このエクステンションには複数の孔134が形成される。孔134の大きさを変えてクッション10の長さに沿った膨張ガスの質量流量を比較的一様にすることができる。
【0070】
特に、孔134の各々を通してガスフロー136が生じる。膨張ガスは膨張チャネル130をガスフロー方向138に進む。膨張チャネル130内の膨張ガスの圧力は膨張ガスが通過する通路の始点に向かって相対的に大きくなる。
【0071】
膨張ガスの圧力が大きいと、膨張ガスがガスフロー方向138に移動する際に遭遇する比較的小さなサイズの第1の孔134がもたらす効果を補償することができる。同様に、膨張ガスが膨張チャネル130に沿ってさらに遭遇する比較的大きなサイズの孔134により、膨張ガスの比較的低い圧力を補償することができる。この結果、ガスフロー136は、孔134が異なるサイズであっても、質量流量において実質的に等しくなる。
【0072】
図6を参照すると、本発明の別の実施形態による膨張チャネル140の一部が描かれている。膨張チャネル140は、膨張チャネル90がクッション10の装着表面116に取り付けられるのとほとんど同じようにしてクッション内に取り付けられる。膨張チャネル140はまた、前に示し、記述したものと同じ導管110及び装着フラップ112を有する。膨張チャネル140はガス排出口延長部142も有し、この延長部には複数の孔144が形成される。孔144は実質的に同じ大きさである。しかしながら、孔144は、クッション140の長さに沿った膨張ガスのフローが実質的に一様になるように離間させる。
【0073】
特に、孔144の各々を通してガスフロー146が生じる。孔146は、ガスフロー方向138に沿って短くなる一連の可変の間隔148だけ離間させることが好ましい。上述のように、膨張ガスはガスフロー方向138に移動するにつれて圧力が低くなる傾向にある。
【0074】
その結果、膨張ガスが遭遇する第1の孔144からガスフロー146が比較的大きな質量流量で放出される。しかしながら、最初に遭遇する孔の間隔が広いと、各孔144から放出される膨張ガスの質量流量が大きくなるのが補償される。逆に、ガスフロー方向138に沿ってさらに離れた孔144の間隔は短くなるので、これらの短くなった間隔148が、比較的少量の膨張ガスが各孔144から放出される現象を補償しようとする。図5の膨張チャネル130と同じように、膨張チャネル140からの膨張ガスがクッション10の長さに沿って実質的に一様に流れるようになる。
【0075】
図7を参照すると、孔を備えた膨張チャネルを形成する一つの方法を示す斜視図が描かれている。このような方法は、図2〜6の膨張チャネル90,130,140及び膨張チャネル90,130,140に関連して開示された孔92,134,144を含むどのような膨張チャネル及び孔の構成にも適用することができる。
【0076】
加工品160をまず用意する。この加工品160は種々の構成を有し、そして様々の方法により作製される。例えば、第2の取付け方法が高周波溶接を含む場合、加工品160全体をウレタンベースの材料により形成することができる。別の方法として、加工品160を基布のような他の材料により形成することができ、そして少なくとも一部をウレタンベースの材料でコーティングする。第2の取付け方法が縫合、製織などを含む場合、被覆されていない基布からなる加工品160を使用することが望ましい。
【0077】
加工品160がウレタンまたは別のポリマーにより構成される場合、加工品160は高分子材料を押出し成形して正規の形状に加工することにより得られる。加工品160が基布から形成される場合、従来の基布成形及び形成技術を使用することができる。打ち抜き加工、成形、鋳造などのような多くの他の製造プロセスも、選択する材料に依存する形で利用することができる。加工品160は実質的に膨張チャネル90の形状に形成する、又はレイフラット構成で、或いは、同様な方法により形成し、その後続いて成形されて膨張チャネル90を形成する。
【0078】
加工品160は一体構造として形成される、または互いに接合する2つの別体から構成される。例えば、図7に示すように、加工品は、互いに縫合して縫い目165を形成する第1の材料片162及び第2の材料片164を含み、この縫い目は一方に位置して膨張チャネル90の装着フラップ112となる。第1及び第2の材料片162,164は、前に記載した取り付け機構のいずれかを使用して接合させることができる。
【0079】
加工品160は内部キャビティ166を有し、この内部キャビティには加工品160の端部の開口部168を通して長手方向13にアクセスでき、また、加工品160の少なくとも一部に沿って延びるスリット170を通して長手方向に直交する方向15にアクセスできる。スリット170は取り付け表面172をスリット170の両側に有し、この場合、取り付け表面172は第3の取り付け機構を使用して互いに接合してスリット170を閉じるように位置している。
【0080】
必要に応じて、取り付け表面172をその全体に渡って接合させることができる。次に、孔92を穿孔、打ち抜き、切断または同様な操作により形成する。もう一つ別の方法として、取り付け表面172を孔92を避けるようにして飛び飛びに接合させることができる。例えば、取り付け表面172のセクション174を最初に選択して孔92とすることができる。加工品160が図5及び6に示すような膨張チャネル130または140となる場合、セクション174の大きさ又は間隔が変わる。次に、選択したセクション174の外側の取り付け表面172の一部176を互いに接合させ、選択したセクション174は接合させない。
【0081】
このような選択的な接合は第3の取り付け機構を使用して行なわれ、この第3の取り付け機構は既に記述した取り付け機構のいずれであっても良く、機械的固定、縫合、製織、化学または接着接合、熱、超音波、または電磁溶接などを含む。例えば、接着接合の場合、接着剤を、選択したセクション174の外側の部分176にのみ付ける。高周波溶接の場合、ウレタンコーティングを、選択したセクション174の外側の部分176に対してのみ行なう。もう一つ別の方法として、高周波溶接不可能なスペーサを選択したセクション174の各々に挿入し、高周波放射を取り付け表面172全体に渡って行なう。
【0082】
取り付け表面172を飛び飛びに接合させるには、他の多くの方法を使用することができる。このような方法により、膨張チャネル90を形成するために要するコスト及び作製時間を減らすことができる。何故なら、取り付け操作のみを行なえば良く、穿孔、打ち抜き、または切断操作が不要となる。
【0083】
本発明の方法及び装置により、エアバッグクッション、特に、膨張可能なカーテンモジュールに使用されるクッションの膨張が一様となり、全体としての膨張スピードが上がる。特に、膨張チャネル90,130,140は、膨張ガスをクッション10の各保護ゾーン40,42の長さに沿って比較的均一に供給するように機能する。さらに、膨張チャネル90は膨張応力を効率的に吸収するので、クッション10が展開している間、膜60,62が破裂する危険性が低くなる。
【0084】
また、逆流による膨張ガスの移動は、ガス排出口延長部114が塞がるデザインであるので減る。クッション10の作製は、膨張チャネル90,130または140に孔92,134または144を形成するための取り付け表面172を選択的に接合させることにより、より安価となり、短時間で済む。さらに、クッション10の装着は、膨張チャネル90,130または140を、保護ゾーン40,42により取り囲まれた装着表面116に取り付けることにより簡易化される。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明による2つの保護ゾーン、膨張クッションの一実施形態を装着した車両の透視図である。
【図2】図1のクッションの側立面断面図であり、このクッションはクッションの両方の保護ゾーンの長さに沿って配置された膨張チャネルを備える。
【図3】図1のクッションの正面立面断面図であり、クッションが膨張している間の膨張チャネルを示し、この状態においては、膨張チャネル内の圧力がチャネル外の圧力よりも大きく、膨張ガスがガス排出口延長部から自由に流れる。
【図4】図1のクッションの正面立面断面図であり、クッションが膨張した後の膨張チャネルを示し、この状態においては、膨張チャネル外の圧力がチャネル内の圧力よりも大きく、ガス排出口延長部が閉じて膨張ガスの逆流を阻止する。
【図5】本発明による膨張チャネルの別の実施形態の一部の側立面図であり、この膨張チャネルには、クッションの長さに沿って実質的に一様な膨張ガス流量を実現するために大きさを変化させた孔が付いている。
【図6】膨張チャネルのさらに別の実施形態の側立面図であり、この膨張チャネルには、間隔を変えてクッションの長さに沿って実質的に一様な膨張ガス流量を実現するように孔を分離して設けている。
【図7】図2〜6の膨張チャネルを含むがこれらに限定されない膨張チャネルの製造方法の一の方法を示す透視図であり、この方法では、選択的に閉じてガス排出口延長部に、それに関連する孔を実現させるスリットが使用される。

Claims (32)

  1. 側面衝撃から車両の乗員を保護する膨張カーテンモジュール用クッションであって、
    内側部分及び外側端部を有する第1の膜を備え、前記内側部分は前記内側部分に沿って長手方向に延びる装着表面を有し、
    内側部分及び外側端部を有する第2の膜を備え、前記第1及び第2の膜の外側端部は接合させることが出来て前記第1及び第2の膜の前記内側部分の間に少なくとも一つの膨張保護ゾーンを形成し、そして
    加圧ガスのソースから加圧ガスを受け入れる膨張チャネルを備え、前記膨張チャネルには複数の孔が形成されて加圧ガスを前記膨張チャネルから前記保護ゾーンに逃がし、前記膨張チャネルは前記装着表面に取り付けられて前記保護ゾーンが前記膨張チャネルの長さの長手方向の少なくとも一部を囲む、クッション。
  2. 前記第1及び第2の膜は第1の取り付け機構を通して互いに接合され、前記第1の膜及び前記膨張チャネルは第2の取り付け機構を通して互いに接合される請求項1記載のクッション。
  3. 前記第1の取り付け機構は、機械的固定、縫合、製織、化学接合、接着接合、熱溶接 、
    超音波溶接、及び電磁溶接からなる群から選択され、前記第2の取り付け機構は前記第1の取り付け機構とは異なるタイプである請求項2記載のクッション。
  4. 前記膨張チャネルは実質的にウレタンベースの材料から構成され、前記第1の膜は前記第1の膜の前記装着表面の上にウレタンベースのコーティングを有し、前記第2の取り付け機構は前記膨張チャネルの前記装着表面への高周波溶接を含む請求項2記載のクッション。
  5. 前記膨張チャネルは実質的に基布から構成され、前記膨張チャネルはさらにウレタンがコーティングされた部分を備え、前記第1の膜は前記第1の膜の前記装着表面の上にウレタンベースのコーティングを有し、前記第2の取り付け機構は前記膨張チャネルの前記ウレタンベースがコーティングされた部分の前記装着表面への高周波溶接を含む請求項2記載のクッション。
  6. 前記第2の取り付け機構は縫合を含む請求項2記載のクッション。
  7. 前記孔は、前記加圧ガスソースが起動するときに前記保護ゾーンの長さに沿って前記保護ゾーンに流入する加圧ガスの質量流量を実質的に一様にするように選択される複数のサイズを有する請求項1記載のクッション。
  8. 前記孔は、前記加圧ガスソースが起動するときに前記保護ゾーンの長さに沿って前記保護ゾーンに流入する加圧ガスの質量流量を実質的に一様にするように選択される複数の間隔だけ離間する請求項1記載のクッション。
  9. 前記膨張チャネルは、
    加圧ガスのフローをその長さに沿ったものとさせる構成の導管と、
    前記導管に取り付けられ、少なくとも前記導管の長さの一部に沿って延びるガス排出口延長部と、を備え、前記ガス排出口延長部は複数の孔を有し、前記ガス排出口延長部は加圧ガスを前記導管から受け入れ、かつ、前記孔を通して前記クッション内の前記加圧ガスを放出させる構成であり、そして
    前記ガス排出口延長部は、加圧ガスが前記孔を通して再度前記導管に進入するのを実質的に防止するように選択される傾斜の付いた形状を有する請求項1記載のクッション。
  10. 前記膨張チャネルは、前記膨張チャネルの長さに沿って2つの取り付け表面を有し、前記取り付け表面は、前記孔を避ける形で適用される第3の取り付け機構を通して互いに接合する請求項1記載のクッション。
  11. 側面衝撃から車両の乗員を保護する膨張カーテンモジュール用クッション内に装着される構成の膨張チャネルであって、
    加圧ガスのフローを少なくともその長さの一部に沿ったものとさせる構成の導管と、
    前記導管に取り付けられ、少なくとも前記導管の長さの一部に沿って延びるガス排出口延長部と、を備え、前記ガス排出口延長部は複数の孔を有し、前記ガス排出口延長部は加圧ガスを前記導管から受け入れ、かつ、前記孔を通して前記クッション内の前記加圧ガスを放出させる構成であり、そして
    前記ガス排出口延長部は、加圧ガスが前記孔を通して再度前記導管に進入する量を減らすように選択される塞がる形状を有する膨張チャネル。
  12. さらに、前記導管に取り付けられ、少なくとも前記導管の長さの一部に沿って延びる装着フラップを備え、前記装着フラップは前記クッションの少なくとも一つの保護ゾーン内に取り付けられる構成である請求項11記載の膨張チャネル。
  13. 前記装着フラップは、前記保護ゾーンを形成する膜に高周波溶接される構成であるウレタンベースのコーティングを有する請求項12記載の膨張チャネル。
  14. 前記ガス排出口延長部は、前記導管に隣接する拡大端部を有する傾斜形状及び前記拡大端部と反対側の狭端部を備え、前記狭端部は実質的に尖った内部を有し、この尖った内部に沿って前記孔が配置される請求項11記載の膨張チャネル。
  15. 前記ガス排出口延長部は、前記孔の間で互いに接合して前記実質的に尖った内部を形成する取り付け表面を有する請求項14記載の膨張チャネル。
  16. 前記導管は、前記導管の収縮が前記導管から前記ガス排出口延長部へのガスの通過を制限するように十分に柔軟な材料を有する請求項11記載の膨張チャネル。
  17. 前記導管は及び前記ガス排出口延長部がウレタンベースの材料から一体構造に形成される請求項16記載の膨張チャネル。
  18. 側面衝撃から車両の乗員を保護する膨張カーテンモジュール用クッションを製造する方法であって、
    内側部分及び外側端部を有する第1の膜を設け、前記内側部分は前記内側部分に沿って長手方向に延びる装着表面を有し、
    内側部分及び外側端部を有する第2の膜を設け、
    加圧ガスソースから加圧ガスを受け入れる構成の膨張チャネルを設け、前記膨張チャネルは、長手方向に前記膨張チャネルの長さに沿って設けられて前記加圧ガスを逃がすことができる複数の孔を有し、
    前記膨張チャネルを前記装着表面に取り付け、そして
    前記第1の膜の外側端部を前記第2の膜の外側端部に取り付けて少なくとも一つの膨張保護ゾーンを前記第1及び第2の膜の内側部分の間に形成し、前記保護ゾーンは少なくとも前記膨張チャネルの長さの一部を取り囲む、方法。
  19. 前記第1の膜の前記外側端部の前記第2の前記外側端部への取り付けは、第1の取り付け機構の前記外側端部への適用を含み、前記膨張チャネルの前記装着表面への取り付けは、
    第2の取り付け機構の前記装着表面及び前記膨張チャネルへの適用を含む請求項18記載の方法。
  20. 前記第1の取り付け機構は、機械的固定、縫合、製織、化学接合、接着接合、熱溶接、超音波溶接、及び電磁溶接からなる群から選択され、前記第2の取り付け機構は前記第1の取り付け機構とはタイプが異なる請求項19記載の方法。
  21. 前記膨張チャネルは実質的にウレタンベースの材料から構成され、前記第1の膜は前記装着表面の上にウレタンベースのコーティングを有し、前記膨張チャネルの前記装着表面への取り付けは、前記膨張チャネルの前記装着表面への高周波溶接を含む請求項18記載の方法。
  22. 前記膨張チャネルは実質的に基布から構成され、前記基布はさらにウレタンがコーティングされた部分を備え、前記第1の膜は前記装着表面の上にウレタンベースのコーティングを有し、前記膨張チャネルの前記装着表面への取り付けは、前記膨張チャネルの前記ウレタンがコーティングされた部分の前記装着表面への高周波溶接を含む請求項18記載の方法。
  23. 前記膨張チャネルの前記装着表面への取り付けは、前記膨張チャネルの前記装着表面への縫合を含む請求項18記載の方法。
  24. 側面衝撃から車両の乗員を保護する膨張カーテンモジュール用クッション内に装着される構成の膨張チャネルを製造する方法であって、
    柔軟な加工品を、前記柔軟な加工品の一端部の開口部を通して、かつ、少なくとも前記柔軟な加工品の長さの一部に沿ったスリットを通してアクセス可能な内部キャビティを有する形状に設け、前記柔軟な加工品は前記スリットのそれぞれの側に取り付け表面を有し、前記スリットの複数のセクションを選択し、そして
    前記選択されたセクションを除くようにして前記取り付け表面を互いに接合させて、前記スリットを前記選択されたセクションに位置する複数の孔を除く形で閉じる、方法。
  25. 前記取り付け表面の接合は、第3の取り付け機構の前記取り付け表面への適用を含み、前記第3の取り付け機構は、機械的固定、縫合、製織、化学接合、接着接合、熱溶接、超音波溶接、及び電磁溶接からなる群から選択される請求項24記載の方法。
  26. 前記柔軟な加工品を設ける操作はウレタンベースの材料の押出し成形を含み、前記第3の取り付け機構は、前記選択されたセクションを除く形の前記取り付け表面の高周波溶接を含む請求項25記載の方法。
  27. さらに、前記選択されたセクションを除く形で前記取り付け表面をウレタンベースの材料でコーティングし、前記第3の取り付け機構は高周波溶接を含む請求項25記載の方法。
  28. 前記柔軟な加工品を設ける操作は少なくとも一片の基布を設ける操作を含み、前記第3の取り付け機構はワンピース製織技術を使用して取り付け表面を織り合わせる操作を含む請求項25記載の方法。
  29. さらに、前記柔軟な加工品に形を付けて前記長さに沿って加圧ガスを搬送する構成の導管及び前記孔に隣接するガス排出口延長部を形成する操作を含み、前記ガス排出口延長部は加圧ガスを前記導管から前記孔に搬送する構成である請求項24記載の方法。
  30. さらに、前記柔軟な加工品に形を付けて装着フラップを形成する請求項29記載の方法。
  31. 前記加工品は一片の柔軟材料を含み、この柔軟材料には前記一片の材料の相対する端部に位置する取り付け表面が備えられる請求項24記載の方法。
  32. 前記加工品は互いに接合する複数片の材料を含む請求項24記載の方法。
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