JP2004353265A - 建設機械のボトムガード,建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械のエンジン冷却装置 - Google Patents

建設機械のボトムガード,建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械のエンジン冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】建設機械のボトムガード,建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械のエンジン冷却装置において、機体のサイズアップ及び機体構造の複雑化を抑制しながら、冷却風の排出効率の向上させるとともに騒音の低減を実現できるようにする。
【解決手段】ボトムガード23Bを、エンジンルーム2Bの内部を機外に対し遮蔽するように機体底部23に取り付けられ冷却風排出開口23Baを有するボトムガード本体23Bと、ボトムガード本体23Bの機体底部23への取り付け状態におけるエンジンルーム2Bの内部に面する側23Bcに冷却風排出開口23Baを覆うようにして取り付けられ、冷却ファン25から吐出された冷却風を、整流して冷却ファン25の外周から冷却風排出開口23Baまで案内するガイド部材23Cとをそなえて構成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンルームに面して機体底部に取り付けられる、建設機械のボトムガード、並びにそれを使用した建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械のエンジン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、油圧ショベル,ホイールローダ等の走行式の建設機械やクレーン等の定置式の建設機械等、種々の建設機械が建設現場,港湾,工場内等の様々な分野において用いられている。これら建設機械の構造は、例えば走行式の建設機械である油圧ショベルでは、図7に示すように下部走行体101と、下部走行体101の上側に旋回可能に配設された上部旋回体102と、上部旋回体102に設けられ種々の作業を行なう作業装置103との3つの部分で構成されている。
【0003】
ここで上部旋回体102内について図8を参照して説明する。図8は一般的なエンジンルームの内部構成を示す図であって機体前方から見たエンジンルームの模式的な断面図である。図示するように、上部旋回体102内には、エンジン106や油圧ポンプ108等の機器が配設され、エンジン106による油圧ポンプ108の駆動により発生した油圧によって作業装置103(図7参照)を作動させている。
【0004】
建設機械は、ダム,トンネル,河川,道路等における岩石の掘削やビル,建築物の取り壊し等、一般に厳しい環境下で使用されるが、このような環境下ではエンジン106や油圧ポンプ108等の機器類に加わる負荷が高く、エンジン温度の上昇や作動油の油温の上昇を招きやすい。このため、これら建設機械では、図8に示すように、エンジン106により駆動されるファン105によって生成される冷却風の流路に、比較的大容量のラジエータやオイルクーラなどからなるクーリングパッケージ104をそなえ、これらクーリングパッケージ104によってエンジン冷却水や作動油が冷却される(例えば特許文献1参照)。
【0005】
つまり、ファン105の回転により、クーリングパッケージ104が設置されたラジエータルーム102Aの上部開口部109,110から外部の空気(冷却風)が吸引され、この空気が、フィン構造のクーリングパッケージ104のコアを通過する際に、エンジン冷却水や作動油を冷却するのである。
そして、メインエンジンルーム102Bには、ファン105からファン軸流方向(図8中において左右方向)に対し所定の距離をあけて、上面に開口部111が、下面に開口部112がそれぞれ設けられている。上面の開口部111は、メッシュ状やルーバ状などに形成された複数の開口からなり、上記ファン軸流方向に対し比較的大きな幅をもって形成されている。一方、下面の開口部112は、比較的面積の大きな単一の開口として形成されており、メインエンジンルーム102B内の機器(例えばオイルパン107など)を保護するためにエンジンルーム床面に取り付けられたボトムガード120に形成されている。
【0006】
また、油圧ポンプ108が設置されたポンプルーム102Cには、上面に開口部113が、下面に開口部114がそれぞれ設けられており、これらの開口部113,114は、メインエンジンルーム102Bの開口部111と同様に、メッシュ状やルーバ状などに形成された複数の開口からなる。
エンジン冷却水や作動油を冷却して高温となった空気は、メインエンジンルーム102Bの上記排気開口部111,112から外部に排出され、又は、メインエンジンルーム102Bを通り抜けて、ポンプルーム102Cの上記排気開口部113,114から外部に排出される。
【0007】
ところで、特に油圧ショベルでは、ファン105から吐出された空気の流れには、ファン軸流方向の成分が殆どなく、遠心方向の成分や旋回方向の成分(以下、まとめて遠心/旋回方向成分という)が主成分となることが確認されている。
以下、この理由を図9〜図12を参照して説明する。
油圧ショベルの場合、上部旋回体102内部においてラジエータやエンジンなどを搭載できるスペースは図9(a)に示すようになり、図9(b)に示すような他の建設機械のスペースに較べて狭く特にその横断面積(ファン軸流方向に対して直交する断面)が小さくなる。これは、エンジンルームの高さについては高くするとエンジンルーム前方の運転席からの後方への視界が遮られてしまい、エンジンルームの幅〔建設機械の前後方向長さ(機長)〕については機長が長くなると建設機械後端の旋回半径が大きくなり狭い現場で使うのに不便になるためである。
【0008】
このように横断面積が比較的小さくなる分、油圧ショベルでは、クーリングパッケージ104の厚さ(冷却風の進行方向に対する寸法)を大きく取って、クーリングパッケージ104と冷却風との接触面積ひいてはクーリングパッケージ104の冷却性能を確保するようにしている。この結果、冷却風がクーリングパッケージ104を通過する際に受ける圧力抵抗が比較的大きくなってしまう。
【0009】
建設機械では、コストやサイズを抑えるため冷却ファンには軸流ファンが一般的に使用されている。図10は一般的な軸流ファンの性能曲線を示す模式図である。この性能曲線Lから明らかなように、軸流ファンでは、一般的にファン上流側の圧力損失ΔPが増加するほど、単位時間当たりのファン風量Vが減少する傾向にある。ファン風量Vとは即ち冷却風のファン上流からファン下流への移動量であることから、ファン上流側の圧力損失ΔPが増加するほど、ファン上流からファン下流への直線的な流れである軸流方向の流れが特に得られにくくなる。
【0010】
このため、ファン上流側の圧力損失ΔPが所定値ΔP未満の低圧力損失域Rにおいては冷却風の流れは図11(a),(b)に示すようになり、ファン上流側の圧力損失ΔPが所定値ΔP以上の高圧力損失域Rにおいては冷却風の流れは図12(a),(b)に示すようになる〔図11及び図12は何れもその左右方向をファン軸流方向と一致させて示す図であり、図11(a)及び図12(a)では、ファン翼の回転中心線Cより下側みを示している〕。
【0011】
つまり、上記低圧力損失域Rにおいてはファン風量が比較的多くなることから、図11(a)に示すように、ファン上流側ではベクトルFI,1で代表して示すような比較的大きな風量の軸流が発生し、ファン下流側ではベクトルFO,1で代表して示すような流れ、即ち遠心/旋回方向成分ベクトルFC,1よりも軸流方向成分ベクトルFA,1が支配的な流れが発生する。そして、風量は、図11(b)にベクトルで示すように遠心側になるほど大きくなる。
【0012】
これに対し、上記高圧力損失域Rにおいてはファン風量が比較的少なくなることから、図12(a)に示すように、ファン上流側ではベクトルFI,2で示すような比較的少量の軸流しか発生せず、ファン下流側においては、ベクトルFO,2で示すような流れ、即ち軸流方向成分ベクトルFA,2よりも遠心/旋回方向成分ベクトルFC,2が支配的な流れが発生し、風量は、図12(b)にベクトルで示すように遠心側になるほど大きくなる。
【0013】
このようなファン上流側の圧力損失ΔPとファン下流側での冷却風の流れとの関係は、実験やシミュレーションでも確認されている。
そして、上述したように油圧ショベルではクーリングパッケージが厚いためファン上流側の圧力損失ΔPが大きく高圧力損失域で冷却ファンが使用されることとなり、ファン出口側の冷却風の流れ成分は、遠心/旋回方向成分が支配的になるのである。
【0014】
しかしながら、図7及び図8に示す上記従来技術では、上述したように、網目状に複数の開口が形成されてなる排気開口部111などが、ファン軸流方向に対してファン105から距離を開けて配設され、また、ファン軸流方向に対して幅を持って形成されているため、メインエンジンルーム102Bに吸引された冷却風は、排出されるまでに上記軸流方向への流れを余儀なくされる。
【0015】
つまり、この従来技術では、遠心/旋回方向成分を流れの主成分とする空気を軸流方向へ流す構造となるため、空気の被る圧力損失が比較的大きく、クーリングパッケージ104を通過後の空気の排出が滑らかに行なわれない(排出効率が低い)という課題がある。
排出効率を向上させるために、メインエンジンルーム102Bの開口面積を増加させることも考えられるが、この場合、騒音(エンジン音や、冷却風がクーリングパッケージ104などを通過する際に発生する風切音の外部への漏洩)の増大を招くこととなり、新たな課題を招く。
【0016】
そこで、特許文献2には、図13に示すような建設機械が開示されている。この建設機械では、エンジンルーム130の上面及び両側面(車体前後面)に冷却風通路(ファン風分流路,ファン風分流ダクト)131〜133が設けられ、この冷却風通路の入り口(図13中で左側端部)は何れも冷却ファンの外周近傍に位置設定されている。このような構成により、冷却ファンから遠心/旋回方向に吹き出された冷却風を少ない開口から効率的に排出し、且つ、エンジンルーム130からの騒音の増大を防止するようにしている。
【0017】
【特許文献1】
実開平3−83324号公報
【特許文献2】
特開2001−193102号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した図13に示す特許文献2の技術には、以下のような課題がある。
つまり、エンジンルーム130の側面に冷却風通路131,133を設けるため、冷却風通路131,133を図13に示すようにエンジンルーム130外側に設ける場合においては、カウンタウェイト140に細工をしたり、作業装置120側にスペースを設けたりする必要があり、機体のサイズ大,構造の複雑化を招く虞がある。エンジンルーム130の側面の冷却風通路131,133をエンジンルーム130の内側に設けることも考えられるが、この場合、エンジンルーム130の増大を招いてしまう。
【0019】
また、図13に示すように、上記のエンジンルーム側面の冷却風通路131,133の排出口131a,133aは冷却風通路(ダクト)132の排出口132aとともにエンジンルーム130の上面に形成されている。冷却風通路131〜133は、その入口が、主な騒音源となる冷却ファンやエンジンに近接していることから、これらの冷却風通路131〜133を介してエンジンルーム130の上方に騒音が集中して発生し、局所的に大きな騒音が生じる虞がある。
また、建設機械から水平方向に発せられる騒音を抑制することは例えば作業場所を遮蔽物により二次元的に囲うなどすれば可能であるが、鉛直上方に発せられる騒音に対しこのような遮蔽物を設けることは大掛かりになり現実的ではなく、また、水平方向に発せられる騒音は建物や地面などにより吸収されるが、鉛直上方に発せられる騒音に対してはこのような吸収物がないためその伝播範囲が極めて広い。上記の排出口131a,133aは鉛直上方に面して開口しているため、これらの排出口131a,133aからは鉛直上方に向けて騒音が発せられてしまう。
【0020】
本発明はこのような課題に鑑み創案されたもので、建設機械の機体のサイズアップ及び機体構造の複雑化を抑制しながら、冷却風の排出効率の向上させるとともに騒音の低減を実現できるようにした、建設機械のボトムガード,建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械のエンジン冷却装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明の建設機械のボトムガードは、冷却ファンの作動によりクーリングパッケージを冷却する冷却風が流通するエンジンルームに面して機体底部に取り付けられる、建設機械のボトムガードであって、該エンジンルームの内部を機外に対し遮蔽するように該機体底部に取り付けられ冷却風排出開口を有するボトムガード本体と、該ボトムガード本体の該機体底部への取り付け状態における該エンジンルームの内部に面する側に該冷却風排出開口を覆うようにして取り付けられ、該冷却ファンから吐出された冷却風を該冷却ファンの外周から該冷却風排出開口まで案内するガイド部材とをそなえて構成されたことを特徴としている。
【0022】
請求項2記載の本発明の建設機械のエンジンルーム構造は、エンジンと、クーリングパッケージと、該クーリングパッケージを冷却する冷却風を流通させる冷却ファンとを収容する建設機械のエンジンルームの構造であって、請求項1記載の建設機械のボトムガードをそなえて構成されたことを特徴としている。
請求項3記載の本発明の建設機械のエンジン冷却装置は、建設機械のエンジンルーム内に設けられた冷却風通路と、該冷却風通路内に設置され冷却風を流通させる冷却ファンと、該冷却風通路内に設置されたクーリングパッケージとをそなえて構成された、建設機械のエンジン冷却装置において、請求項1記載のボトムガードをそなえて構成されたことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
なお、本実施形態にかかる図1〜図6において、図中の矢印Xは建設機の前後方向(以下、エンジンルーム幅方向ともいう)を示し、図中の矢印Yは建設機の左右方向(以下、ファン軸流方向ともいう)を示す。
また、以下の実施形態では、本発明を、建設機械として油圧ショベルに適用した例を説明する。
【0024】
本発明の一実施形態にかかる建設機械について図1を参照して説明する。図1は建設機械の全体構成を示す模式的な斜視図である。
建設機械は、下部走行体1と、下部走行体1の上側に旋回可能に配設された上部旋回体2と、上部旋回体2に設けられ種々の作業を行う作業装置3の3つの部分で構成されている。このうち上部旋回体2には、その機体後方にカウンタウェイト2Aが配設され、カウンタウェイト2Aの機体前方にはエンジンルーム2Bが配設されている。
【0025】
次いで、図2及び図3を参照して本発明の一実施形態としてのエンジンルーム構造について説明する。図2はエンジンルーム2Bの機体前方から見た模式的な断面図、図3は上部旋回体2の模式的な側面図である。エンジンルーム2Bには、エンジン26がそのクランク軸を機体左右方向Yに向けて設置されており、図2中でエンジン26の右側に軸流式の冷却ファン25が配設されている。この冷却ファンは、その軸流方向が機体左右方向Yに一致するような姿勢で設置されており、エンジンルーム2Bの内部空間により形成される冷却風通路に、冷却風を流通させるようになっている(ここでは、図2中で左側に冷却風を送り出すようになっている)。なお、ここでは、冷却ファン25はエンジンクランク軸に機械的に連結されたエンジン駆動式であるが、これに限定されず、油圧駆動式でも良い。
【0026】
冷却ファン25のファン軸流方向上流側(図2中右側)には、ラジエータやオイルクーラなどからなるクーリングパッケージ24が設置され、また、エンジン26のファン軸流方向下流側(図3中左側)には、エンジンクランク軸に機械的に連結された油圧ポンプ27が設置されている。
なお、エンジンルーム2Bの内部は、クーリングパッケージ24,エンジン26及び油圧ポンプ27の各相互間で仕切られており、ラジエータ(クーリングパッケージ24)が設置されたラジエータルーム2Ba、エンジン26や冷却ファン25が設置されたメインルーム(以下メインエンジンルームという)2Bb、油圧ポンプ27が設置されたポンプルーム2Bcに分割された構成となっている。
【0027】
エンジンルーム2Bを形成する機体壁面21の下壁面(床面)23には、エンジンルーム2B内のオイルパン26aの底部に面してボトムガード23Aがそなえられており、このボトムガード23Aにより、オイルパン26aをはじめとするエンジンルーム2B内の機器が、地面から跳ね上げられた石などから保護されるようになっている。
【0028】
ボトムガード23Aは、スイングフレーム(床面23からボトムガード23Aを除いた部分)30に対しメインレール31,31の相互間においてボルト40により螺合され、ボトムガード23Aは、このスイングフレーム30に対し取り外し可能になっており、例えばオイルパン26aのメンテナンスを行なう際には、スイングフレーム30から取り外され分離され、スイングフレーム30の開口からメンテナンス作業が行なわれることとなる。
【0029】
なお、エンジン26及びオイルパン26aは、図示しない支持部材を介して上記のメインレール31に搭載されている。従来エンジンルームの構成を示す図8においてはメインレール及び支持部材は省略しているが、エンジン106は同様にメインレールに載置されており、エンジンがメインレール31に搭載されるには従来より行なわれる一般的な構成である。
【0030】
ボトムガード23Aは、ボトムガード本体23Bとボトムガード本体23Bに固定された整流箱(ガイド部材)23Cとをそなえて構成される。ボトムガード本体23Bは、スイングフレーム30に形成された開口を塞ぐように、換言すればエンジンルーム2Bの内部を機外に対し遮蔽するように、スイングフレーム30に取り付けられ、開口(冷却風排出開口)23Baを有している。
【0031】
また、整流箱23Cは、ボトムガード本体23Bの面23Bc(ボトムガード23Aのスイングフレーム30への取り付け状態でエンジンルーム2Bの内部に向く面)に固定されている。上記取り付け状態において、整流箱23Cは、オイルパン26aの下方且つメインレール31,31の相互間の空間に配置されることとなる。上述したように従来よりエンジン26は図示しない支持部材を介してメインレール31,31上に搭載されており、この空間は従来よりある空間である。つまり、整流箱23Cは、この空間を有効利用して配置されているのである。
【0032】
そして、整流箱23Cは、その一端23Ca(=図4に示す斜面23C−3の上端面及び側面23C−4,23C−5の上端面)が、機体への取り付け時に、冷却ファン25の外周に位置するように、即ちファン軸流方向(=機体左右方向)Yに対し冷却ファン25と同位置(完全に同位置だけでなく略同位置にある場合も含み、ここでは冷却ファン25の直ぐ下流側)であって冷却ファン25からファン翼半径方向に対し所定の距離をあけた位置になるように、その形状及び配置が設定されている。
【0033】
一方、機体上壁面(天井面)22には、ラジエータルーム2Baに面してその上壁面22に開口部(導入開口)22cが設けられるとともにメインエンジンルーム2Bbに面してその上壁面22に開口部(排出開口)22aが設けられている。そして、この排出開口22aを覆うようにして、機体本体上壁面22の外側にはバルジ(膨出部)22bが取り付けられている。
【0034】
ここでは、上記排出開口22aは、上記のボトムガード23Aの冷却風導入口と同様に、冷却ファン25の外周、即ちファン軸流方向(=機体左右方向)Yに対し冷却ファン25と同位置(完全に同位置だけでなく略同位置にある場合も含む)に配置され、詳細には、冷却ファン25の直下(ファン軸流方向Yに対して直ぐ下流側)に位置設定されている。
【0035】
バルジ22bは、ラジエータルーム2Ba側の端部が閉口する一方、ポンプルーム2Bc側の端部が開口する構造となっており、エンジンルーム排出口22aを介してエンジンルーム2Bから排出された冷却風は、バルジ22b,23bにより水平方向(完全に水平方向だけでなく略水平方向も含む)に且つファン軸流方向Yに対しラジエータルーム2Baに設けられた冷却風導入口22cとは反対側に向けて偏向された後、機外へと排出されるようになっている。
【0036】
ここで、ボトムガード23A及びバルジ22bの構造をさらに説明する。
先ず、図4を参照して、ボトムガード23Aの構造をさらに説明する。図4は、ボトムガード23Aの模式的な斜視図であり、図中右上の矢印は、ボトムガード23Aの機体への取り付け状態における方向を示している。
ボトムガード本体23Bは、四角形のプレート状の部材であり、そのファン軸流方向下流側寄りには上記冷却風排出開口23Baが形成されており、この冷却風排出開口23Baはエンジンルーム幅方向Xに長いスリット状に形成されている。また、ボトムガード本体23Bの四隅には、スイングフレーム30へ固定するための上記ボルト40を挿通する穴23Bbが形成されている。
【0037】
整流箱23Cは、この冷却風排出開口23Baを、エンジンルーム幅方向X及びファン軸流方向Yの各方向に対し覆うようにしてボトムガード本体23Bに固定されており、スイングフレーム30への取り付け状態において、ファン軸流方向下流端となる鉛直面23C−1、この鉛直面23C−1からファン軸流方向上流側に延びボトムガード本体23Bと平行な姿勢の水平面23C−2、この水平面23C−2からファン軸流方向上流側に向けて上方の冷却ファン近傍へと延びる斜面23C−3、及びエンジンルーム幅方向Xの端面である側面23C−4,23C−5からなる。側面23C−4,23C−5は、同一形状であり、上記面23C−1〜23C−3により形状が規定される部位S1とこの部位S1からファン軸流方向上流側に延びる部位S2とからなる。
【0038】
次に、図5を参照して、冷却空気の導入口22c、エンジンルーム排出口22a及びバルジ22bの構造をさらに説明する。図5はエンジンルーム2Bの上部の構成を示す模式的な斜視図である。
冷却空気の導入口22c及びエンジンルーム排出口22aは、図5に示すように機体前後方向Xに長いスリット状の開口部として形成されている。またバルジ22bは、エンジンルーム幅方向Xに長い略箱型の輪郭を有した形状であって、機体本体上壁面22への取り付け状態においてエンジンルーム排出口22aと向き合う側が開口した形状とされ、上記取り付け状態においてファン軸流方向下流側の端面には、エンジンルーム幅方向Xに対し比較的短い形状(ここでは円形)の開口(排出穴)22baがエンジンルーム幅方向Xに沿って複数並設されている。
【0039】
そして、このような図2に示すエンジンルーム構造において、冷却ファン25を作動させることにより、上記導入開口22cからエンジンルーム2B(冷却風通路)へ冷却風として取り込まれた外気は、クーリングパッケージ24を通過した後、上記のエンジンルーム排出開口22aやボトムガード排出開口23Baを介して外部へと排出され、クーリングパッケージ24を通過する際に冷却水及び油圧ポンプ27の作動油を冷却するようになっている。
【0040】
つまり、本発明の冷却装置が、導入開口22c,エンジンルーム2B(機体21内の空間即ち室2Ba,2Bb,2Bc),クーリングパッケージ24,冷却ファン25,排出開口22a,バルジ22b及びボトムガード23Aをそなえて構成されているのである。
なお、エンジンルーム2Bに流入した冷却風の内のごく一部は、エンジン26と油圧ポンプ27との連結部27aと、メインエンジンルーム2Bbとポンプルーム2Bcとの仕切り壁28との隙間を通ってポンプルーム2Bcに流入する。このため、ポンプルーム2Bcに面して機体本体壁面21の上面22及び下面23にメッシュ状の開口22b,23bがそれぞれ設けられており、ポンプルーム2Bcに流入した冷却風は上記開口22b,23bから機外へと排出されるようになっている。
【0041】
本発明の一実施形態としての建設機械の冷却装置は、上述したように構成されており、図2に示すように冷却風が機外に排出される。
つまり、従来技術の課題として説明したように、一般的にクーリングパッケージの圧力損失が比較的大きくなるため、冷却ファン25から送り出された冷却風の多くは、矢印で示すように、直線的に或いは旋回しながらも略遠心方向に流れるようになる。
【0042】
そこで、本冷却装置では、エンジンルーム床面23においてこの冷却風の向かうところにボトムガード23Aの整流箱23Cの上流端23Caを配置しており(整流箱23Cにより形成される風路の入り口を設けており)、冷却ファン25から送り出された冷却風が直接的な抵抗を受けることなく整流箱23Cにより冷却風排出口23Baへと案内されエンジンルーム2Bから滑らかに排出されるようになる。したがって、冷却風の排出効率を向上させることができる。
【0043】
同様に、ここでは、エンジンルーム天井面22において冷却ファン25から送り出された冷却風の向かうところにエンジンルーム排出口22aが設けられているので、この点でも、冷却風の排出効率を向上させることができる。
このように冷却風の排出効率を向上させることができる結果、エンジンルーム2Bの開口面積を減少させてエンジン音や冷却風がファン翼やクーリングパッケージ24を通過する際に発生する風切り音(以下、「エンジン音など」という)の外部への漏洩、即ち騒音を抑制することが可能となり、また、冷却風の圧力損失を低減できることから冷却ファン25の仕様を下げてコストダウンを図ることが可能となる。或いは、冷却風の排出効率が向上することから、同じ仕様の冷却ファン25を使用してもその風量を増大することが可能となり、クーリングパッケージ24の熱交換面積などの仕様を下げることが可能となる。
【0044】
また、エンジン音などの一部は、図2中に矢印N1で示すように整流箱23C及びボトムガード本体23Bを透過して、騒音として外部へ漏洩するが、従来ボトムガードの構造(本実施形態におけるボトムガード本体23Bのみからなるような構造)に較べ、整流箱23Cにより遮蔽される分、騒音を抑制できる。
また、エンジン音などはボトムガード本体23Bと整流箱23Cとの間の空間を図2中に矢印N2で示すように伝播するが、このエンジン音などはボトムガード本体23B及び整流箱23Cに吸収され減衰される。整流箱23Cのファン軸流方向Yに対する長さ寸法は、上記の騒音減衰効果が十分得られるような(例えば所定の規制値よりも小さくなるような)所定長以上に設定される。また、これに併せ、上記長さ寸法を実質的に規定するボトムガード本体23Bの間口23Baの位置は、極力ファン軸流方向下流側に設定するのが好ましい。
【0045】
この他、エンジンルーム排出口22aを介してエンジンルーム2Bから排出された冷却風はバルジ22bによりその流通方向を水平方向に偏向された後、機外へと排出され、これにより、バルジ22b内の空間を介して外部へと伝播するエンジン音など(騒音)のその伝播方向が水平方向に偏向されるようになる。
このように騒音の伝播方向を水平方向に偏向することにより、騒音が建物や地面により吸収されるようになったり、また、建設機械の作業場所を水平方向に対し遮蔽物により囲えるようになったりするので、騒音の伝播範囲を狭めることができるようになる(騒音の広がりを抑制できるようになる)
また、上述した特許文献2に開示された従来技術では、上述した通り、図13に示すようにエンジンルーム側面の冷却風通路131,133の排出口131a,133aはエンジンルーム上面の冷却風通路132の排出口132aとともにエンジンルーム上面に形成されており、エンジンルーム上方に騒音が集中して局所的に大きな騒音が生じる虞がある。さらに、上述したように冷却風通路131,133をエンジンルーム側方に設けるため、カウンタウェイト140に細工する必要があり、機体構造の複雑化を招く虞がある。
【0046】
これに対し、本冷却装置では、エンジンルーム2Bの上壁面22及び下壁面23の各面に機外に対する排出開口22ba,23Baが設けられていることから、エンジンルーム2Bの上方及び下方に騒音を分散させて局所的に大きな騒音の発生を抑制できるようになる。
また、本冷却装置では、ボトムガードに整流箱を設けるといった簡素な構成なので、上記の特許文献2の従来技術に比べ、エンジンルーム構造を簡素化できる。
【0047】
さらに、整流箱23Cは、オイルパン26aとメインレール31,31とにより規定される従来よりある空間内に配置されていることから、エンジンルーム2Bを増大させることなく、上記効果が得られる利点がある。
【0048】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態では機体本体の上壁面22にバルジ22bを取り付けた構成を説明したが、図6に示すように、バルジ22b(図2参照)をファン軸流方向下流側に伸ばしたような(エンジンルーム排出開口22aよりも下流側の部分の長い)形状のダクト32を、バルジ22bの代わりに使用しても良い。これにより、エンジンルーム排出開口22aを介して外部へ伝播する騒音がダクト32の内壁面により吸収されるようになる。
【0049】
また、上記実施形態では、ボトムガード23は、スイングフレーム30に対しボルトで固定される構造とされ、メンテナンス時にはスイングフレーム30から取り外され完全に分離される構造とされていたが、例えば、その一端をヒンジを介してスイングフレーム30に取り付け、上下方向に揺動することによりスイングフレーム30に形成された開口を開閉する構造としても良い。
【0050】
また、ボトムガード本体23Bと整流箱23Cとの間の風路にエンジンルーム幅方向Xに対し分割するような仕切板を設けても良い。これにより、風路を流れる冷却風が、エンジンルーム幅方向Xへの流れが規制され、冷却風排出口にむけて滑らかに流れるようになり、冷却風の背圧を低減できるようになる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、冷却ファンから吐出された冷却風の多くを占める、遠心方向に吐出された冷却風が、ガイド部材により機外へと案内されるので、冷却風が機外へとスムーズに排出されるようになり冷却風の排出効率を向上させることができる。これにより、機体に形成される冷却風排出用の総開口面積を低減することができ騒音を従来よりも減少させることが可能となる。
【0052】
また、ボトムガード本体に形成された開口より冷却風を排出することで、特に機体上面に設けられる冷却風排出用の開口面積を低減することができ、機体本体上面に局所的に大きな騒音が発生してしまうことを防止することが可能となったり、鉛直上方に向けて発せられる騒音を抑制することが可能となったりする。
そして、ボトムガードにガイド部材をそなえるといった簡素な構成であること及びエンジンやオイルパン下方の従来よりある空間を有効利用してガイド部材が配置されることから、エンジンルーム側方に冷却風の排出系統を設けるのに比べ、機体のサイズアップ及び機体構造の複雑化を抑制しながら、上述したように冷却風の排出効率の向上させるとともに騒音の低減を実現できるようになる。
【0053】
さらに、ガイド部材により形成される風通を介して外部へと伝わるエンジン音などはガイド部材により吸収され、また、機体本体壁面を透過して機外へ漏洩するようなエンジン音はガイド部材とボトムガードとにより機外に対し二重に遮蔽されることとなり、騒音を低減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる建設機械の全体構成を示す模式的な斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態としての建設機械の冷却装置の全体構成を示す機体前方から見た模式的な断面図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる上部旋回体の構成を示す模式的な側面図である。
【図4】本発明の一実施形態としてのボトムガードの構成を示す模式的な斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるエンジンルーム排出口及びバルジの構成を示す模式的な斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態としての建設機械の冷却装置の変形例の全体構成を示す機体前方から見た模式的な断面図である。
【図7】従来の建設機械の全体構成を示す模式的な斜視図である。
【図8】従来の建設機械のエンジンルームの内部構成を示す図であって機体前方から見たエンジンルームの模式的な断面図である。
【図9】建設機械の冷却装置におけるエンジンルーム内の広ささとクーリングパッケージの厚さとの関係を説明するため図であって、(a)はエンジンルーム内が比較的狭い場合の模式図、(a)はエンジンルーム内が比較的広い場合の模式図である。
【図10】一般的な軸流形式の冷却ファンの性能曲線を示す模式図である。
【図11】(a),(b)は上流側の圧力損失が比較的小さかった場合の冷却ファン前後の冷却風の流れをベクトルにより示す模式図である。
【図12】(a),(b)は上流側の圧力損失が比較的大きかった場合の冷却ファン前後の冷却風の流れをベクトルにより示す模式図である。
【図13】従来の建設機械の冷却装置の構成を示す模式的な斜視図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体
2A カウンタウェイト
2B エンジンルーム
2Ba ラジエータルーム
2Bb メインエンジンルーム
2Bc ポンプルーム
3 作業装置
21 機体本体
22 機体本体上壁面
23 機体本体下壁面
23A ボトムガード
23B ボトムガード本体
23Ba 冷却風排出開口
23C 整流箱(ガイド部材)
22a エンジンルーム排出開口
22b バルジ
22c エンジンルーム導入開口
24 クーリングパッケージ
25 冷却ファン
26 エンジン
27 エンジンポンプ
30 スイングフレーム
31 メインレール
32 ダクト

Claims (3)

  1. 冷却ファンの作動によりクーリングパッケージを冷却する冷却風が流通するエンジンルームに面して機体底部に取り付けられる、建設機械のボトムガードであって、
    該エンジンルームの内部を機外に対し遮蔽するように該機体底部に取り付けられ冷却風排出開口を有するボトムガード本体と、
    該ボトムガード本体の該機体底部への取り付け状態における該エンジンルームの内部に面する側に該冷却風排出開口を覆うようにして取り付けられ、該冷却ファンから吐出された冷却風を該冷却ファンの外周から該冷却風排出開口まで案内するガイド部材とをそなえて構成された
    ことを特徴とする、建設機械のボトムガード。
  2. エンジンと、クーリングパッケージと、該クーリングパッケージを冷却する冷却風を流通させる冷却ファンとを収容する建設機械のエンジンルームの構造であって、
    請求項1記載の建設機械のボトムガードをそなえて構成された
    ことを特徴とする、建設機械のエンジンルーム構造。
  3. 建設機械のエンジンルーム内に設けられた冷却風通路と、該冷却風通路内に設置され冷却風を流通させる冷却ファンと、該冷却風通路内に設置されたクーリングパッケージとをそなえて構成された、建設機械のエンジン冷却装置において、
    請求項1記載のボトムガードをそなえて構成された
    ことを特徴とする、建設機械のエンジン冷却装置。
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