JP2003301942A - 車両用自動変速装置 - Google Patents

車両用自動変速装置

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JP2003301942A
JP2003301942A JP2002167371A JP2002167371A JP2003301942A JP 2003301942 A JP2003301942 A JP 2003301942A JP 2002167371 A JP2002167371 A JP 2002167371A JP 2002167371 A JP2002167371 A JP 2002167371A JP 2003301942 A JP2003301942 A JP 2003301942A
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automatic transmission
vehicle
range
shift lever
force
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Takeshi Ogasawara
武 小笠原
Takeshi Sato
武 佐藤
Toshio Ohashi
利男 大橋
Toyotoshi Kato
豊俊 加藤
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Calsonic Kansei Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトレバーを短くでき、シフトレバーを従
来とは異なる多様な場所にも設置可能な車両用自動変速
装置を提供する。 【解決手段】 トルクセンサ17で検出した操作力伝達
経路中における負荷に応じて、アクチュエータ18によ
り助力を発生させ、その助力をシフトレバー1の手動操
作力に合成して自動変速機へ伝達するため、シフトレバ
ー1の長さを短くしても、シフトレバー1の操作が重く
ならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用自動変速
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用自動変速装置としては、車
室内の運手席付近に前後へ操作可能なシフトレバーを配
設し、そのシフトレバーの操作力をケーブルやロッドな
どの操作力伝達手段を介して、自動変速機のレンジ切り
換え機構に伝達し、自動変速機のレンジ(P,R,N,
Dなど)を切り換えられるようになっている。
【0003】シフトレバーによる操作には、操作力伝達
手段としてのケーブルやロッドにおけるフリクション
(摩擦)抵抗や、切り換え機構を作動させる際の機構的
な抵抗があるため、大きな操作力を必要とする。そのた
め、シフトレバーを十分な長さにして、そのシフトレバ
ーの梃子力を利用することにより、乗員の操作力を大き
な力に変換して、自動変速機のレンジ切り換えを行うよ
うになっている(類似技術として、特開平9−3235
59号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、十分な梃子力が得られるよ
うに、シフトレバーを長く設計する必要があったため、
このシフトレバーが車室内空間へ大きく突出した状態と
なり、室内レイアウトの自由度が小さくなる。また、長
いシフトレバーは、設置場所にも制限があり、運転席脇
やコラム付近に設置場所が限られていた。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、シフトレバーを短くでき、シ
フトレバーを従来とは異なる多様な場所にも設置可能な
車両用自動変速装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、シフトレバーの操作力を、操作力伝達手段によ
り、自動変速機のレンジ切り換え機構に伝達してレンジ
を切り替える車両用自動変速装置であって、前記シフト
レバーからレンジ切り換え機構までの操作力伝達経路中
における操作力伝達方向での負荷を検出する負荷検出手
段と、該操作力伝達経路中の操作力を増加させる助力を
発生させる助力発生手段と、負荷検出手段により検出さ
れた負荷に応じて助力発生手段により発生させる助力の
大きさを制御する制御手段と、を設けたことを特徴とし
ている。
【0007】請求項2記載の発明にあっては、負荷検出
手段をシフトレバーに設けたことを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明にあっては、助力発生
手段をレンジ切り換え機構に設けたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項4記載の発明にあっては、中立レン
ジ(N)と前進レンジ(D)との間の切り換え時に発生
させる助力が、他のレンジとの切り換え時に発生させる
助力よりも大きくなるように制御することを特徴として
いる。
【0010】請求項5記載の発明にあっては、選択され
たレンジを検出して対応する信号を出力するインヒビタ
スイッチを、助力発生手段の内部に設けたことを特徴と
している。
【0011】請求項6記載の発明にあっては、負荷検出
手段が操作力伝達方向とは逆向きの負荷を検出した時
は、次のレンジに切り替わるまで、負荷検出手段による
負荷の検出を停止することを特徴としている。
【0012】請求項7記載の発明にあっては、負荷検出
手段により検出される負荷の立ち上がり速度(負荷上昇
分/時間)が所定速度より遅い場合は、次のレンジに切
り替わるまで、助力発生手段により所定の助力を連続発
生させることを特徴としている。
【0013】請求項8記載の発明にあっては、シフトレ
バーの各レンジからの操作開始時は、助力発生手段によ
る助力を徐々に増加させながら発生させることを特徴と
している。
【0014】請求項9記載の発明にあっては、負荷検出
手段への電源ON/OFF後は、負荷検出手段が安定す
るまでは助力発生手段による助力を発生させないことを
特徴としている。
【0015】請求項10記載の発明にあっては、シフト
レバーのレンジ位置に応じて助力発生手段により所定の
助力を発生させることを特徴としている。
【0016】請求項11記載の発明にあっては、シフト
レバーを操作する方向に応じて助力発生手段により所定
の助力を発生させることを特徴としている。
【0017】請求項12記載の発明にあっては、制御手
段に車両傾斜検出器が設けられ、車両の傾斜角度に応じ
て助力発生手段により所定の助力を発生させることを特
徴としている。
【0018】請求項13記載の発明にあっては、駐車レ
ンジ(P)について車両の状態に応じて助力発生手段に
より所定の助力を発生させることを特徴としている。
【0019】請求項14記載の発明にあっては、車両の
走行状態によって所定のギヤ段に変速する自動変速モー
ドと任意のギヤ段を選択することが可能な手動変速モー
ドとを備えた前進レンジ(D)と、シフトレバーを操作
することで自動変速モードと手動変速モードを切り換え
るモード切り換え機構と、手動変速モード検知手段とを
設け、この手動変速モード検知手段が手動変速モードを
検知した場合には、助力発生手段による助力を発生させ
ないことを特徴としている。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、操作力伝
達経路中における負荷に応じて、助力発生手段により助
力を発生させ、その助力をシフトレバーの手動操作力に
合成して自動変速機へ伝達するため、シフトレバーの長
さを短くしても、シフトレバーの操作が重くならず、負
担にならない。従って、これまでは、その長さ故に設置
場所が運転席脇やコラム付近にしかレイアウトできなか
ったシフトレバーを、多様な場所(インストルメントパ
ネル等)にも設置できるようになる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、負荷検出手
段をシフトレバーに設けたため、実際にシフトレバーか
ら操作者の手に加わる負荷を、シフトレバーに近い位置
で正確に検出することができる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、助力発生手
段をレンジ切り換え機構に設けたため、助力発生手段で
発生した助力は、レンジ切り換え機構から自動変速機に
かけて作用するだけで、それ以前の操作力伝達手段には
作用しない。そのため、操作力伝達手段の耐久寿命が延
びる。
【0023】請求項4記載の発明によれば、走行中に頻
繁な切り換えが想定される中立レンジ(N)と前進レン
ジ(D)との間の助力を大きくして、シフトレバーの操
作力を軽くしたため、走行時におけるシフトレバーの操
作性が向上する。
【0024】請求項5記載の発明によれば、インヒビタ
スイッチを助力発生手段の内部に設けたため、別部品で
取付けられていたインヒビタスイッチが不要になり、コ
スト低減できる。
【0025】請求項6記載の発明によれば、レンジ切り
換え機構の構造により、逆向きの負荷が検出された場合
に、負荷検出手段による負荷の検出を停止するため、助
力発生手段が逆向きの助力を発生させることがなく、シ
フトレバーの操作にブレーキ感が生じることはない。
【0026】請求項7記載の発明によれば、シフトレバ
ーをゆっくり操作して、負荷検出手段により検出される
負荷の立ち上がり速度が遅い場合には、助力発生手段に
よる助力を連続発生させるようにしため、助力発生手段
が断続的に作動するチャタリングの発生を防止すること
ができる。
【0027】請求項8記載の発明によれば、シフトレバ
ーの各レンジからの操作開始時は、助力発生手段による
助力を徐々に増加させるようにしたため、シフトレバー
の操作開始時において、助力発生手段による助力が負荷
の要請に直ちに達して急停止するような現象を回避する
ことができる。
【0028】請求項9記載の発明によれば、負荷検出手
段への電源ON/OFF後は、負荷検出手段が安定する
までは助力発生手段による助力を発生させないようにし
たため、負荷検出手段の不安定な状態下での助力発生手
段の誤作動を回避することができる。
【0029】請求項10記載の発明によれば、シフトレ
バーのレンジ位置に応じて助力発生手段により所定の助
力を発生させるようにしたため、レンジ位置ごとにシフ
トレバーの操作力を任意に設定することができる。
【0030】請求項11記載の発明によれば、シフトレ
バーを操作する方向に応じて所定の助力を発生させるよ
うにしたため、所定のレンジからシフトレバーを操作す
る際の操作力、および所定のレンジに操作レバーを操作
する際の操作力を任意に設定することができる。
【0031】請求項12記載の発明によれば、車両の傾
斜角度に応じて所定の助力を発生させるようにしたた
め、シフトレバーの操作力を任意に設定することができ
る。
【0032】請求項13記載の発明によれば、駐車レン
ジ(P)について車両の状態に応じて助力発生手段によ
り所定の助力を発生させるようにしたため、駐車レンジ
(P)からシフトレバーを操作する際の操作力を任意に
設定することができる。
【0033】請求項14記載の発明によれば、手動変速
モード検知手段が手動変速モードを検知した時には、助
力発生手段による助力を発生させないようにしたため、
助力発生手段が誤作動することを防止することができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。
【0035】図1〜図9は、この発明の第1実施形態を
示す図である。シフトレバー1を有するコントロールデ
バイス2は、運転席脇のフロアトンネル3の上部に設置
されている。シフトレバー1は、下端の支点軸4を中心
に前後に操作可能になっている。このシフトレバー1
は、長さLが100mmで、従来の一般的な長さ(25
0mm)よりも短くコンパクトに設計されている。従っ
て、車室内空間への突出量が小さく、室内レイアウトの
自由度を阻害しない。また、コンパクトなため、必要に
応じて他の場所(例えばインストルメントパネル等)に
設置することも可能である。
【0036】シフトレバー1の支点軸4には、シフトレ
バー1と一体のセクタギア5が固定され、このセクタギ
ア5の下側には、連動して回転する2つのギア6、7が
設けられている。下側のギア7の回転軸には、該ギア7
と一体で回転する制御レバー8の上端部が固定されてい
る。
【0037】この制御レバー8の下端部は、前方の自動
変速機9に設けられたレンジ切り換え機構10(図2参
照)における制御アーム11の上端部と、ロッド状のリ
ンケージ(操作力伝達手段)12とを介して連結されて
いる。
【0038】制御アーム11の下端部には回転シャフト
13が設けられ、この回転シャフト13にデテントプレ
ート14が支持されている。このデテントプレート14
の上端には、カム山14aの間に4つのレンジ(P・R
・N・D)に対応した谷部14bが形成されている。そ
して、その谷部14bにバネ板15の先端に形成された
デテントピン16を係合させ、選択されたレンジ位置を
保持している。すなわち、シフトレバー1を前後に操作
することにより、その操作力がリンケージ12を介して
デテントプレート14に伝達され、該デテントプレート
14が前後に移動することにより、デテントピン16が
カム山14aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部1
4bへ係合し、係合したレンジ位置がバネ板15の弾性
力により保持されるようになっている。
【0039】このレンジの切り換えに必要な力は約4N
mであり、これを従来の長さ(250mm)のシフトレ
バーで操作する場合、操作力は1.6Kgfになり、操
作上の問題がない。しかし、この実施形態のような短い
長さ(100mm)のシフトレバー1で操作しようとす
ると、操作力は4Kgf程度まで上昇してしまい、通常
操作するにはとても耐えられない重さとなってしまう。
そこで、この実施形態では、シフトレバー1を短くした
ことによる操作力の負担を改善するために、トルクセン
サ(負荷検出手段)17と、アクチュエータ(助力発生
手段)18と、制御アンプ(制御手段)19とが設けら
れている。
【0040】トルクセンサ17は、図3に示すように、
シフトレバー1の支点軸4に設けられた一対の回転部2
0と、その間のねじれトルクを検出する検出部21とか
ら構成されている。トルクセンサ17をシフトレバー1
の支点軸4に設けたため、実際にシフトレバー1から操
作者の手に加わるトルクを、シフトレバー1に近い位置
で正確に検出することができる。このトルクセンサ17
で検出されるトルクは、具体的にはデテントピン16が
デテントプレート14のカム山14aを乗り越えるとき
に上昇する。
【0041】また、アクチュエータ18は、電動モータ
22とインヒビタスイッチ23とから構成されている。
電動モータ22の回転軸22a(図3参照)に設けられ
たギア24は、前述のシフトレバー1の下方に設けられ
た一対のギア6、7のうちの下側の方に噛合しており、
このギア7に対して回転力を加えることができる。この
電動モータ22の回転軸22aは、非通電時には抵抗な
くフリー回転する構造になっている。
【0042】インヒビタスイッチ23は、レンジが選択
されたときにONとなる接点スイッチで、選択されたレ
ンジを表示パネルに表示したり、駐車レンジ(P)や中
立レンジ(N)の非走行レンジでエンジンスタータ起動
許可信号を発したりするために設けられている。従来こ
のインヒビタスイッチ23は、別部品として設けられて
いたが、この実施形態では、アクチュエータ18に内蔵
したため、別部品のインヒビタスイッチが不要となり、
コストの低減が図れる。
【0043】制御アンプ19は電動モータ22とトルク
センサ17との間に設置され、電動モータ22への印加
電圧をトルクセンサ17で検出したトルクに応じて制御
している。この制御アンプ19は、図4に示すように、
基本的にシフトレバー1の負荷が増すと、検出されるト
ルクも増すため、そのトルクに応じて電動モータ22へ
の印加電圧を増して、電動モータ22の回転力を助力と
してシフトレバー1の手動操作力に合成するようになっ
ている。従って、シフトレバー1を短くしても、シフト
レバー1の操作に必要な力は増加しない。すなわち、基
本的に、シフトレバー1を短くしたことにより増えたト
ルクの一部或いは全部を、電動モータ22の回転力によ
り補うようになっている。
【0044】また、この制御アンプ19は、制御トリマ
ー(ボリューム)19a(図1参照)が設けられてい
て、電動モータ22への印加電圧を手動で調整すること
ができる。すなわち、操作者の体格等の個人差に応じ
て、電動モータ22への印加電圧を基準よりも増減し
て、シフトレバー1の操作に必要な力の程度を最適なレ
ベルに調整することができる。
【0045】そして、この実施形態では、電動モータ2
2から加えられる助力は各レンジ間において同一ではな
く、各レンジ間で異ならせることにより、操作感に変化
を付けている。すなわち、図5に示すように、駐車レン
ジ(P)と後退レンジ(R)の間では、ある程度重さを
感じさせて確実な操作を促すように、従来の長いシフト
レバーの場合と同等の操作力1.6Kgf前後に設定
し、後退レンジ(R)と中立レンジ(N)の間は、それ
よりも少し軽く設定し、走行中において頻繁に切り換え
が想定される中立レンジ(N)と前進レンジ(D)の間
は、1Kgf前後の軽さに設定している。このように、
シフトレバー1の操作方向でのトルクに応じて、電動モ
ータ22の回転力を助力として、シフトレバー1の手動
操作力に合成するため、シフトレバー1の長さLを短く
しても、シフトレバー1の操作が重くならず、操作性が
良い。
【0046】また、この実施形態の電動モータ22は、
非通電時には抵抗なくフリー回転する構造になっている
ため、バッテリー異常や制御アンプ19の異常等による
トラブルが生じても、シフトレバー1の操作自体は重く
なるが可能であり、変速機能を確保することができる。
これは機能失陥対策が不要という点で多大なメリットが
ある。
【0047】次に、シフトレバー1の操作感を高めるた
めに採用された制御アンプ19の制御方式を順に説明す
る。
【0048】逆トルク検出時の電動モータ停止構造(図
6参照)。
【0049】図6(a)は、デテントピン16が駐車レ
ンジ(P)からカム山14aを乗り越えて後退レンジ
(R)に移動する際の動きを示している。トルクセンサ
17で検出されるトルクもカム山14aと略同形状の特
性を示す。この実施形態のトルクセンサ17は中立が
2.5Vで、図6(b)に示すように、トルクの非検出
時でも、ベースとして最低2.5Vの電圧を出力してい
る。そして、デテントピン16がカム山14aを登って
いる時は、操作力の伝達方向で正のトルクが検出され
る。具体的には、この実施形態では、トルクが(dv/
dt)>3で、15ns継続した場合に、カム山14a
を乗り越える動作と認識する。トルクセンサ17で正の
トルクが検出されている時は、図6(c)に示すよう
に、そのトルクに応じた電圧が電動モータ22に印加さ
れ、必要な助力がシフトレバー1の手動操作力に合成さ
れる。
【0050】次に、デテントピン16がカム山14aの
登りから下りに変わると、デテントピン16を有するバ
ネ板15の弾性復元力により、デテントピン16が隣り
の後退レンジ(R)側の谷部14bへ吸い込まれ、トル
クセンサ17が操作力の伝達方向とは逆向きとなる負の
トルクを検出する。このままだと、電動モータ22が逆
回転して、シフトレバー1の操作にガクンとしたブレー
キ感を生じるため、この実施形態では、トルクセンサ1
7が負のトルクを検出した際に(具体的には、検出中の
トルクに対して逆方向に0.2V低下した際に)、吸い
込み開始と認識して、インヒビタスイッチ23で次の後
退レンジ(R)が検知されるまでは、トルクセンサ17
によるトルク検出と、電動モータ22の回転を停止す
る。従って、シフトレバー1の操作にブレーキ感が生じ
ることはない。
【0051】スロー操作時のチャタリング防止構造(図
7参照)。
【0052】シフトレバー1をゆっくり操作すると、ト
ルクセンサ17により検出されるトルクの立ち上がり速
度(負荷上昇分/時間)が非常に遅くなり、微小トルク
の検知に電動モータ22の助力が直ぐに追いついて、電
動モータ22がON/OFFを繰り返すチャタリングの
発生を招くおそれがある。
【0053】そのため、この実施形態では、トルクが3
<(dv/dt)<20で、ゆっくりした移動操作と認
識して、インヒビタスイッチ23で次のレンジが検知さ
れるまで、電動モータ22に一定の4Vを印加し、電動
モータ22がON/OFFを繰り返すチャタリングの発
生を防止することができる。
【0054】シフトレバー操作開始時の電動モータ急停
止防止構造(図8参照)。
【0055】シフトレバー1の操作開始直後は、トルク
センサ17で検出されるトルク値も上昇中で、要求トル
クがまだ小さいため、電動モータ22の助力が直ぐに追
いついて急停止し、シフトレバー1の操作感を悪化させ
るおそれがある。
【0056】そのため、この実施形態では、シフトレバ
ー1の各レンジからの操作開始時は、電動モータ22の
印加電圧を急に立ち上げるのではなく、徐々に立ち上げ
ている。従って、電動モータ22の助力も最初は小さく
なり、シフトレバー1の操作開始時において、電動モー
タ22の助力が直ぐにトルクに追いついて急停止するよ
うなことはない。
【0057】電源ON/OFF時の電動モータの誤作動
防止構造(図9参照)。
【0058】トルクセンサ17へ12Vの電源をONし
た場合、トルクセンサ17が立ち上がり特性で安定した
2.5Vの初期値を発生するまで、130msが必要で
ある。トルクセンサ17が立ち上がる前に、制御アンプ
19の方が先に立ち上がると、負のトルクを検出したと
読み間違いをして、電動モータ22が逆回転するおそれ
がある。また、電源をOFFする場合も、トルクセンサ
17が2.5Vから低下中に制御アンプ19が制御可能
なら、同様に電動モータ22に逆向きの指令を出すおそ
れがある。
【0059】そのため、この実施形態では、イグニッシ
ョン電源で全ての動作を開始する場合、イグニッション
電源を入れてから、150msまでの間は、トルクセン
サ17の読み込みを行わないようにした。トルクセンサ
17が立ち上がるまでに必要な時間が130msなの
で、読み込み開始時にはトルクセンサ17は完全に立ち
上がった状態になっており、電動モータ22の誤作動を
防ぐことができる。
【0060】電源をOFFする場合は、トルクセンサ1
7を150ms間立ち上げておき、電動モータ22を先
にOFFしてから、トルクセンサ17をOFFするよう
にしたため、この場合も、電動モータ22の誤作動を防
ぐことができる。
【0061】図10は、この発明の第2実施形態を示す
図である。この実施形態は、レンジ切り換え機構側にア
クチュエータ18を設けた例を示す。すなわち、制御ア
ーム11の回転シャフト13にギア25を設け、このギ
ア25に電動モータ22の回転軸22aに設けたギア2
4を係合させている。このような構造にすれば、電動モ
ータ22で発生した助力は、レンジ切り換え機構10か
ら自動変速機9にかけて作用するだけで、それ以前のリ
ンケージ12には作用しない。そのため、リンケージ1
2の耐久寿命が延びる。
【0062】図11は、この発明の第3実施形態を示す
図である。この実施形態は、アクチュエータ18だけで
なく、トルクセンサ17もレンジ切り換え機構10側に
設けた例を示す。この構造は、コントロールデバイス2
側にトルクセンサ17やアクチュエータ18を設置する
スペースが確保できない場合に好適である。
【0063】図12は、この発明の第4実施形態を示す
図である。この実施形態は、助力を発生するアクチュエ
ータ18内に設けられた電動モータ22を制御するため
のアシストトルクマップを制御アンプ19に複数設けた
例を示す。図13(a)に示されるように、レンジを切
り換える際に必要とされるレンジ切り換えトルクは、各
レンジごとに異なる。これはデテントピン16がデテン
トプレート14のカム山14aを越える際に生じる負荷
の他に、レンジ切り換え機構10内部のギアなどを切り
換える際に発生する負荷がレンジごとに異なるからであ
る。
【0064】また、図13(b)に示されるように、駐
車レンジ(P)で車両を駐車させた場合に駐車位置が平
坦路か、あるいは勾配路かによって駐車レンジ(P)か
ら後退レンジ(R)にシフトレバー1を移動させる際に
必要とされるレンジ切り換えトルクが変化し、さらにレ
ンジ切り換えトルクは、勾配路の勾配に応じて変化す
る。
【0065】レンジ切り換えトルクが勾配によって変化
する理由として、まず図2に示されるように、駐車レン
ジ(P)ではパーキングポール26がカム状プレート2
7を介してパーキングギア26aの回転を阻止すること
で駆動輪(不図示)をロックする構造になっている。
【0066】これにより、勾配路上に駐車レンジ(P)
で車両を駐車した場合、勾配に応じて駆動輪をロックす
るように車重負荷が加わり、パーキングポール26を咬
む力として作用する。
【0067】したがって、駐車レンジ(P)から他のレ
ンジに切り換える際に必要となるレンジ切り換えトルク
が、勾配路に車両を駐車した場合には、平坦路に車両を
駐車した状態よりも大きくなるため、シフトレバー1を
操作するために大きな操作力が必要となる。
【0068】そこで、本実施形態では、図14に示され
るような、各レンジ間にシフトレバー1の操作力を所定
の操作力に低減するためのアシストトルクマップと、車
両の勾配に応じて駐車レンジ(P)からのレンジ切り換
えに要するシフトレバー1の操作力を所定の操作力に低
減するためのアシストトルクマップとを備えている。
【0069】例えば、平坦路に車両を駐車した場合、駐
車レンジ(P)から他のレンジに切り換えるには、図中
に示される負荷Aがシフトレバー1にかかるが、15%
勾配路では負荷Bがシフトレバー1にかかる。そこで、
アシストトルクマップの中からP→R(15%勾配)を
選択し、助力を発生させることで平坦路と同等の負荷A
でシフトレバー1を操作することができる。
【0070】次に、シフトレバー1の操作力を低減する
制御アンプ19の制御ブロック(図15)を順に説明す
る。
【0071】図15に示されるように、まずインヒビタ
スイッチ23から出力されるレンジ位置信号と、傾斜セ
ンサ28から出力される路面勾配信号とが、制御アンプ
19に入力される。
【0072】そしてシフトレバー1を操作する際にトル
クセンサ17が出力するトルク信号からシフトレバー1
のレンジ位置と操作方向に応じて、図14に示される複
数のアシストトルクマップの中から使用するアシストト
ルクマップを選ぶ。
【0073】次に、選んだアシストトルクマップからト
ルク信号に応じてアクチュエータ18で発生する助力を
算出する。
【0074】算出された助力に応じて、所定の電流を制
御アンプ19からアクチュエータ18に出力し、アクチ
ュエータ18で助力が発生する。
【0075】ここで、シフトレバー1が駐車レンジ
(P)にある場合は、路面勾配信号から路面勾配を算出
し、駐車レンジのアシストトルクマップの中から適当な
ものを選ぶ。適当なアシストトルクマップがない場合
は、路面勾配の前後にあたる勾配の2つのアシストトル
クマップを選んで間を補完し、トルク信号に応じてアク
チュエータ18で発生する助力を算出する。
【0076】これにより、アシストトルクマップを変更
することで、シフトレバーの位置と操作する方向に応じ
て、各レンジからシフトレバーを操作する際の操作力、
および各レンジに操作レバーを操作する際の操作力を任
意に設定することができる。
【0077】また、アシストトルクマップを変更するこ
とで、勾配路上に駐車する車両の傾斜角度に応じて、駐
車レンジ(P)からシフトレバーを操作する際の操作力
を任意に設定することができる。
【0078】なお、本実施形態では、制御アンプ19
が、アクチュエータ18内の電動モータ22に流れる電
流を変えることでアクチュエータ18で発生する助力を
制御しているが、電動モータ22に印加する電圧を変え
ることでアクチュエータ18で発生する助力を制御する
ことも可能である。
【0079】また、アクチュエータ18で発生する助力
の強度によって、各レンジ間の操作力を一定にすること
が可能であると共に、各レンジ間の操作力をそれぞれ変
えることも可能である。
【0080】さらに、本実施形態では、負荷に応じて直
線的に変化するアシストトルクマップを使用したが、勾
配に応じて一定値を平坦路のアシストトルクマップに加
えたものを使用することも可能であり、実験値から求め
たものを使用することも可能である。
【0081】さらにまた、出力トルクが設定された電動
モータ22を使用したり、回路内にヒューズを介挿する
などにより、電動モータ22に不用意な過電流が流れた
場合でも、アクチュエータ18で発生した助力によって
シフトレバー1が乗員の意志と無関係に切り替わらない
ようにすることが可能である。
【0082】図16、17は、この発明の第5実施形態
を示す図である。この実施形態は、任意のギア段を選択
することが可能な手動変速モードと、車両の走行状態に
応じて予め決められたギア段に変速する自動変速モード
とを具備する前進レンジ(D)を備えた車両用自動変速
装置の例を示す。
【0083】本実施形態の車両用自動変速装置には、自
動変速モードと手動変速モードを切り換えるモード切り
換え機構29と、手動変速モードであることを検出する
手動変速モード検知手段30とが設けられている。
【0084】また、シフトレバー1は、操作レバー1a
とセレクトレバー1bから構成されている。
【0085】自動変速モードでは、図16に示されるよ
うに、操作レバー1aとセレクトレバー1bを結合し、
車両前後方向から見た場合に、自動変速モードでは操作
レバー1aが直立状態の自動変速位置に保持され、この
状態でレンジ切り替えが行われる。
【0086】手動変速モードでは、図17に示されるよ
うに、車両前後方向から見た場合に、手動変速モードで
は操作レバー1aが斜めに傾いた状態の手動変速位置に
保持され、この状態で変速が行われる。
【0087】モード切り換え機構29は、操作レバー1
aを揺動自在に支持する揺動支持部31と、操作レバー
1aとセレクトレバー1bの結合を確実に行うためのク
ラッチ部32と、操作レバー1aを自動変速位置、また
は手動変速位置に保持するカム部33とから構成されて
いる。
【0088】揺動支持部31は、トルクセンサ17と一
体に設けられたセンサ側連結部34と操作レバー1aと
一体に設けられたレバー側連結部35とを丸棒のピン3
6によって揺動自在に連結されている。
【0089】クラッチ部32は、操作レバー1aに設け
られた係合突起37と、セレクトレバー1bに設けられ
た係合孔38とを係合させることで、自動変速モード
時、およびレンジ切り換え時に操作レバー1aとセレク
トレバー1bを連結支持し、ガタつきを防止している。
【0090】カム部33は、操作レバー1aの下端部に
設けられたボールスプリング39とカム山40から構成
されている。操作レバー1aは、ボールスプリング39
先端のボール部41が、スプリング42によってカム山
40に付勢されながら、自動変速側斜面43上、または
手動変速側斜面44上に保持されている。
【0091】これにより、変速モードを切り替えるに
は、スプリング42のバネ力に反発しつつ、カム山40
の頂部をボール部41が乗り越えなければならないた
め、操作レバー1aは自動変速モード、または手動変速
モードに安定して保持される。
【0092】手動変速モード検知手段として、モードス
イッチ30が操作レバー1aの下端部周辺に配設され、
自動変速モードではOFFに、手動変速モードではON
になるように設けられている。
【0093】これにより、この手動変速モード検知手段
が手動変速モードを検知した時は、助力発生手段による
助力を発生させないので、助力発生手段が誤作動するこ
とを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る車両用自動変速
装置を示す概略図。
【図2】図1のレンジ切り換え機構を示す斜視図。
【図3】図1のコントロールデバイス側の構造を示す概
略図。
【図4】図1のトルクと印加電圧との関係を示すグラ
フ。
【図5】レンジ毎に変化させた操作力を示すグラフ。
【図6】逆トルク検出時の電動モータ停止構造を各々示
すグラフ。
【図7】スロー操作時のチャタリング防止構造を示すグ
ラフ。
【図8】シフトレバー操作開始時の電動モータ急停止防
止構造を示すグラフ。
【図9】電源ON/OFF時の電動モータの誤作動防止
構造を示すグラフ。
【図10】この発明の第2実施形態に係る車両用自動変
速装置を示す概略図。
【図11】この発明の第3実施形態に係る車両用自動変
速装置を示す概略図。
【図12】この発明の第4実施形態に係るコントロール
デバイス側の構造を示す概略図。
【図13】(a)レンジ毎のレンジ切り換えに必要なト
ルクを示すグラフ。(b)路面の勾配によって駐車レン
ジからの切り換えに必要なトルクを示すグラフ。
【図14】助力を算出するためのアシストトルクマップ
を示すグラフ。
【図15】助力を発生するための制御アンプの制御の流
れを示すブロック線図。
【図16】この発明の第5実施形態に係る車両用自動変
速装置の自動変速モードでのシフトレバーを示す概略
図。
【図17】この発明の第5実施形態に係る車両用自動変
速装置の手動変速モードでのシフトレバーを示す概略
図。
【符号の説明】
1 シフトレバー 9 自動変速機 10 レンジ切り換え機構 12 リンケージ(操作力伝達手段) 14 デテントプレート 16 デテントピン 17 トルクセンサ(負荷検出手段) 18 アクチュエータ(助力発生手段) 19 制御アンプ(制御手段) 22 電動モータ 23 インヒビタスイッチ 28 車両傾斜検出器 29 モード切り換え機構 30 手動変速モード検知手段 L シフトレバーの長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 利男 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 (72)発明者 加藤 豊俊 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 Fターム(参考) 3J067 AA01 AB23 AB24 CA01 CA29 CA32 DB32 FB63 FB76 FB85 FB90 GA01 3J552 MA18 NA01 PA61 PB10 QB07 QC07 RA12 RA20 RA21 RB22 RB23 VA62W VA68W VE04W

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバー(1)の操作力を、操作力
    伝達手段(12)により、自動変速機(9)のレンジ切
    り換え機構(10)に伝達してレンジを切り替える車両
    用自動変速装置であって、 前記シフトレバー(1)からレンジ切り換え機構(1
    0)までの操作力伝達経路中における操作力伝達方向で
    の負荷を検出する負荷検出手段(17)と、該操作力伝
    達経路中の操作力を増加させる助力を発生させる助力発
    生手段(18)と、負荷検出手段(17)により検出さ
    れた負荷に応じて助力発生手段(18)により発生させ
    る助力の大きさを制御する制御手段(19)と、を設け
    たことを特徴とする車両用自動変速装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用自動変速装置であ
    って、 負荷検出手段(17)をシフトレバー(1)に設けたこ
    とを特徴とする車両用自動変速装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車両用自動
    変速装置であって、 助力発生手段(18)をレンジ切り換え機構(10)に
    設けたことを特徴とする車両用自動変速装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車
    両用自動変速装置であって、 中立レンジ(N)と前進レンジ(D)との間の切り換え
    時に発生させる助力が、他のレンジとの切り換え時に発
    生させる助力よりも大きくなるように制御することを特
    徴とする車両用自動変速装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車
    両用自動変速装置であって、 選択されたレンジを検出して対応する信号を出力するイ
    ンヒビタスイッチ(23)を、助力発生手段の内部に設
    けたことを特徴とする車両用自動変速装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車
    両用自動変速装置であって、 負荷検出手段が操作力伝達方向とは逆向きの負荷を検出
    した時は、次のレンジに切り替わるまで、負荷検出手段
    (17)による負荷の検出を停止することを特徴とする
    車両用自動変速装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車
    両用自動変速装置であって、 負荷検出手段(17)により検出される負荷の立ち上が
    り速度(負荷上昇分/時間)が所定速度より遅い場合
    は、次のレンジに切り替わるまで、助力発生手段(1
    8)により所定の助力を連続発生させることを特徴とす
    る車両用自動変速装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の車
    両用自動変速装置であって、 シフトレバー(1)の各レンジからの操作開始時は、助
    力発生手段(18)による助力を徐々に増加させながら
    発生させることを特徴とする車両用自動変速装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の車
    両用自動変速装置であって、 負荷検出手段(17)への電源ON/OFF後は、負荷
    検出手段(17)が安定するまでは助力発生手段(1
    8)による助力を発生させないことを特徴とする車両用
    自動変速装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    車両用自動変速装置であって、 シフトレバー(1)のレンジ位置に応じて助力発生手段
    (18)により所定の助力を発生させることを特徴とす
    る車両用自動変速装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の車両用自動変速装置であって、 シフトレバー(1)を操作する方向に応じて助力発生手
    段(18)により所定の助力を発生させることを特徴と
    する車両用自動変速装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の車両用自動変速装置であって、 制御手段(19)に車両傾斜検出器(28)が設けら
    れ、車両の傾斜角度に応じて助力発生手段(18)によ
    り所定の助力を発生させることを特徴とする車両用自動
    変速装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載
    の車両用自動変速装置であって、 駐車レンジ(P)について車両の状態に応じて助力発生
    手段(18)により所定の助力を発生させることを特徴
    とする車両用自動変速装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項に記載
    の車両用自動変速装置であって、 車両の走行状態によって所定のギヤ段に変速する自動変
    速モードと任意のギヤ段を選択することが可能な手動変
    速モードとを備えた前進レンジ(D)と、シフトレバー
    (1)を操作することで自動変速モードと手動変速モー
    ドを切り換えるモード切り換え機構(29)と、手動変
    速モード検知手段(30)とを設け、この手動変速モー
    ド検知手段(30)が手動変速モードを検知した場合に
    は、助力発生手段(18)による助力を発生させないこ
    とを特徴とする車両用自動変速装置。
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