JP2004074927A - シフト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】配置の自由度を大きくすることが可能なシフト装置を提供する。
【解決手段】シフト装置25はシフトレバー28及びシフトゲート30を備えている。シフトレバー28は、自動変速機の接続状態を切り換えるときに、駐車ポジションP、後進ポジションR、中立ポジションN及び前進ポジションDに変更する。シフトゲート30はシフトレバー28を各ポジションに案内する。シフトゲート30は、各ポジションが配置されている範囲内において3箇所で屈曲されている。シフトゲート30は2箇所において略U字状をなすように形成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】シフト装置25はシフトレバー28及びシフトゲート30を備えている。シフトレバー28は、自動変速機の接続状態を切り換えるときに、駐車ポジションP、後進ポジションR、中立ポジションN及び前進ポジションDに変更する。シフトゲート30はシフトレバー28を各ポジションに案内する。シフトゲート30は、各ポジションが配置されている範囲内において3箇所で屈曲されている。シフトゲート30は2箇所において略U字状をなすように形成されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に利用されるシフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動変速機を搭載した車両では、そのシフト装置のシフトレバーを駐車ポジション、後進ポジション、中立ポジション及び前進ポジションに変更することにより、自動変速機の接続状態を切り換えるようになっている。
【0003】
また、シフト装置は、シフトレバーを各ポジションに案内するシフトゲートを備えている。通常、各ポジションは、直線状に形成されたシフトゲートに沿って並んでいる。
【0004】
ところで近年、車両の利便性が追求される傾向にあり、例えば、センターコンソールを省略する等して車室内での移動を容易にしたウォークスルーの機能を備える車両が種々生産されている。こうしたウォークスルーを実現するためには、シフト装置として、センターコンソールに配置したフロアシフトを用いる代わりに、ステアリングコラムに配置したコラムシフトや、インストルメントパネルに配置したインパネシフト等を用いることが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来技術に示すコラムシフトやインパネシフトにおいて、ステアリングコラムには、ウィンカーレバーやワイパーレバー等が配置されているため、センターコンソールよりも空きスペースが少なくなる傾向にある。特に、インストルメントパネルには、エアコン、オーディオ等を操作するためのスイッチが多数配置されているため、空きスペースがさらに少なくなる傾向にある。ゆえに、シフト装置の配置の自由度が小さくなる。
【0006】
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、配置の自由度を大きくすることが可能なシフト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両に搭載された変速機の接続状態を切り換えるときに、駐車ポジション、後進ポジション、中立ポジション及び前進ポジションのうち少なくとも一つのポジションに変更可能なシフトレバーと、前記シフトレバーを前記各ポジションに案内するシフトゲートとを備えるシフト装置において、前記シフトゲートを、前記各ポジションが並んでいる範囲内において少なくとも2箇所で屈曲させることにより、少なくとも一部が略U字状をなすように形成したことを要旨とする。
【0008】
本発明においては、シフトゲートは、少なくとも2箇所が屈曲されているため、シフトゲートを直線状に形成した場合に比べて長さ方向に短くなる。しかも、シフトゲートは、少なくとも一部が略U字状をなすように形成されているため、シフトゲートを略U字状とならないように形成した場合、例えばシフトゲートの少なくとも2箇所を互いに逆方向に屈曲した場合に比べて幅方向において短くなる。ゆえに、シフトゲートを形成するのに必要な面積が小さくなるため、シフト装置を全体的に小型化することができる。したがって、空きスペースが少なくてもシフト装置を容易に配置することができる。すなわち、シフト装置の配置の自由度が大きくなる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記シフトゲートは、駐車ポジションと後進ポジションとの間で屈曲されているとともに、後進ポジションと中立ポジションとの間で屈曲されていることを要旨とする。
【0010】
本発明においては、ポジションを駐車ポジションから後進ポジションに変更するためには、駐車ポジションと後進ポジションとの間の屈曲部分において、シフトレバーの操作方向を変更しなければならない。また、ポジションを中立ポジションから後進ポジションに変更するためには、後進ポジションと中立ポジションとの間の屈曲部分において、シフトレバーの操作方向を変更しなければならない。つまり、ポジションを後進ポジションに変更するためには、シフトレバーを意図的に2方向に操作しなければならない。ゆえに、シフトレバーが誤って後進ポジションに変更されそうになった場合でも、シフトレバーの動きはそれぞれの屈曲部分で止められる。したがって、シフトレバーの誤操作を防止することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記シフトゲート及び前記シフトレバーを、前記車両のステアリングホイール上に配置したことを要旨とする。
【0012】
本発明においては、シフトレバーを操作して駐車ポジション、後進ポジション、中立ポジション及び前進ポジションに変更するときに、ステアリングホイールから手を離さなくてもよいため、シフトレバーの操作性を向上させることができる。また、ステアリングホイール上に配置されるシフトゲート及びシフトレバーは、従来と同じ構成のものが踏襲されているため、従来のシフト装置を有する車両から乗り換えた場合に混乱を来す可能性が小さくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用変速機制御装置に具体化したシフト装置の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0014】
図1に示すように、車両用変速機制御装置10は、シフトバイワイヤ電子制御装置(以下、SBW−ECUという)11を備えている。SBW−ECU11には、電子式変速制御装置(以下、ECT−ECUという)12、変速用油圧アクチュエータ13、レンジ位置検出器14及びシフト位置インジケータ15が電気的に接続されている。
【0015】
ECT−ECU12は、SBW−ECU11から信号が入力されると、車速及びスロットル開度に基づいて変速用油圧ユニットを制御するようになっている。ECT−ECU12は、後記する自動変速機17の接続状態を複数のギヤ段の中で順次切り換える公知の自動変速制御を行う。
【0016】
変速用油圧アクチュエータ13は、車両16に搭載された自動変速機17に電気的に接続されている。変速用油圧アクチュエータ13は、電気信号によって操作される図示しない電磁制御弁を備えている。変速用油圧アクチュエータ13は、油圧ポンプから供給される作動油を各電磁制御弁が給排制御することによって自動変速機17の接続状態を切り換えるようになっている。自動変速機17は、駐車(パーキング)P、後進(リバース)R、中立(ニュートラル)N及び前進(ドライブ)Dの各接続状態に切り換えられるようになっている。
【0017】
レンジ位置検出器14は自動変速機17のハウジング内に設けられている。レンジ位置検出器14は、自動変速機17の接続状態(P,R,N,D)を検出し、その検出信号をSBW−ECU11に出力するようになっている。シフト位置インジケータ15は、SBW−ECU11が出力する制御信号に基づいて表示制御されるようになっている。
【0018】
また、SBW−ECU11は、予め記憶されているプログラムを実行することで変速用油圧アクチュエータ13を制御し、自動変速機17の接続状態を切り換える。SBW−ECU11は、後記するシフト装置25からの操作信号とレンジ位置検出器14からの検出信号とに基づいて変速用油圧アクチュエータ13を制御するようになっている。
【0019】
図1に示すように、SBW−ECU11の入力側には、エンジン始動スイッチ18、アクセルスイッチ19、ブレーキスイッチ20がそれぞれ電気的に接続されている。また、SBW−ECU11の入力側には、エンジン回転数センサ21及び車速センサ22がそれぞれ電気的に接続されている。SBW−ECU11は、各スイッチ18,19,20及び各センサ21,22からの信号に基づいて車両状況を検出するようになっている。
【0020】
エンジン始動スイッチ18は、イグニッションスイッチの操作によらずにエンジンの始動及び停止を行うためのモーメンタリスイッチである。SBW−ECU11には、エンジン電子制御装置(以下、エンジン−ECUという)23が電気的に接続されている。エンジン−ECU23には、エンジンスタータ24が電気的に接続されている。エンジン−ECU23は、例えばスロットル開度、エンジン回転数等に基づく燃料噴射制御、給気量及びクランク位置に基づく点火時期制御等の公知の制御によってエンジンを運転制御する。エンジン−ECU23は、エンジンを運転していないときにエンジン始動スイッチ18がON操作されると、エンジンスタータ24を制御してエンジンを始動させる。一方、エンジン−ECU23は、エンジンを運転しているときにエンジン始動スイッチ18がON操作されると、エンジンの運転を停止する。
【0021】
アクセルスイッチ19は、アクセルペダルが操作されたときにアクセル信号を出力するようになっている。ブレーキスイッチ20は、ブレーキペダルが操作されたときにブレーキ信号を出力するようになっている。エンジン回転数センサ21はエンジン回転数を検出し、回転数信号を出力するようになっている。車速センサ22は車速を検出し、車速信号を出力するようになっている。
【0022】
図1に示すように、車両用変速機制御装置10はシフト装置25を備えている。シフト装置25には、SBW−ECU11に電気的に接続される磁気抵抗素子26が設けられている。
【0023】
次に、車両用変速機制御装置10の機械的な構成について説明する。
図2に示すように、車両16のステアリングホイール27における運転席側の面上には、シフト装置25が設置されている。シフト装置25には棒状をなすシフトレバー28が設けられ、その先端部にはシフトノブ28aが取り付けられている。シフトノブ28aは、シフトレバー28の操作時にユーザによって直接把持されるものである。シフトレバー28は、前記自動変速機17を、駐車(パーキング)P、後進(リバース)R、中立(ニュートラル)N及び前進(ドライブ)の各接続状態に切り換えるために傾動操作されるようになっている。
【0024】
シフトレバー28の基端には図示しない磁石が取り付けられている。また、シフト装置25内には、前記磁気抵抗素子26がP,R,N,D,+,−の各選択位置に対応するように設けられている。各磁気抵抗素子26は、シフトレバー28の選択状態を検出するようになっている。具体的には、特定の磁気抵抗素子26に磁石が相対する位置に移動すると、その磁気抵抗素子26はシフト位置検出信号をSBW−ECU11に出力するようになっている。すなわち、本実施形態における自動変速機17は、シフトレバー28の切換操作を電気的な切換信号に変換し、その信号によってアクチュエータを作動させてマニュアルシフトバルブを切り換え動作させるシフトバイワイヤ自動変速機である。
【0025】
図2,図3に示すように、シフト装置25のカバープレート29はステアリングホイール27上に露出している。カバープレート29には、シフトレバー28が貫通するシフトゲート30が設けられている。シフトゲート30は、シフトレバー28を前記各シフトポジションに案内するためのものである。シフトゲート30は、手動変速モード用ゲート30a、モード切換用ゲート30b及び通常モード用ゲート30cによって構成されている。
【0026】
手動変速モード用ゲート30aは、直線状をなしており、その両端部に+、−の各ポジションを有している。手動変速モード用ゲート30aの中央部はモード切換用ゲート30bの一端につながっている。シフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aの一端部(+ポジション)に操作されると、自動変速機17は一段増速側の接続状態に切り換えられるようになっている。この状態においてシフトノブ28aから手を離すと、シフトレバー28は再び手動変速モード用ゲート30aにおける中央部に戻るようになっている。また、シフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aの他端部(−ポジション)に操作されると、自動変速機17は一段減速側の接続状態に切り換えられ、シフトレバー28は再び手動変速モード用ゲート30aにおける中央部に戻るようになっている。すなわち、手動変速モード用ゲート30aにおいては、シフトレバー28の操作により、自動変速機17の接続状態を複数のギヤ段の中で順次変更するようになっている。さらに、シフトレバー28が、手動変速モード用ゲート30aの中央部からモード切換用ゲート30bを介して通常モード用ゲート30cに操作されると、自動変速機17は自動変速モードに切り換えられるようになっている。
【0027】
通常モード用ゲート30cには、駐車ポジションP、後進ポジションR、中立ポジションN、前進ポジションDが順番に並んでいる。手動変速モード用ゲート30aの前進ポジションDは、モード切換用ゲート30bの他端につながっている。シフトレバー28が駐車ポジションPに操作されると、自動変速機17は駐車状態に切り換えられるようになっている。シフトレバー28が後進ポジションRに操作されると、自動変速機17は後進状態に切り換えられるようになっている。シフトレバー28が中立ポジションNに操作されると、自動変速機17は中立状態に切り換えられるようになっている。シフトレバー28が前進ポジションDに操作されると、自動変速機17は前進状態に切り換えられるようになっている。また、シフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aにおける中央部に操作されると、シフトレバー28の操作により、自動変速機17の接続状態が複数のギヤ段の中で順次変更される手動変速モードに切り換えられるようになっている。
【0028】
通常モード用ゲート30cは、駐車ポジションPと後進ポジションRとの間、後進ポジションRと中立ポジションNとの間及び中立ポジションNの3箇所で屈曲されることによって形成されている。通常モード用ゲート30cは、駐車ポジションPから中立ポジションNまでの範囲及び後進ポジションRから前進ポジションDまでの範囲の2箇所で略U字状をなしている。よって、後進ポジションRは、通常モード用ゲート30cにおいて屈曲されていない直線部分にある。なお、シフトレバー28が駐車ポジションPと後進ポジションRとの間の屈曲部分31aに操作されたときには、自動変速機17は駐車状態に切り換えられ、シフトレバー28が後進ポジションRと中立ポジションNとの間の屈曲部分31bに操作されたときには、自動変速機17は中立状態に切り換えられる。つまり、屈曲部分31a,31bにシフトレバー28が操作されると、自動変速機17は、車両16を走行させることができない接続状態に切り換えられるようになっている。
【0029】
図3に示すように、シフト装置25の操作においては、操作力を解除してもシフトレバー28が選択位置に保持されるステーショナリー操作モード(白塗りの矢印で図示)と、操作力を解除するとシフトレバー28が基準位置に戻るモメンタリー操作モード(黒塗りの矢印で図示)とがある。本実施形態では、駐車ポジションP、後進ポジションR、中立ポジションN、前進ポジションDへの操作が、操作時にシフトノブ28aから手を離してもシフトレバー28が選択位置に保持されるステーショナリー操作モードとなっている。また、+、−の各ポジションへの操作が、操作時にシフトノブ28aから手を離すとシフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aの中央部に戻るモメンタリー操作モードとなっている。
【0030】
次に、上記のように構成されたシフト装置25の作用を説明する。
ユーザがシフトノブ28aを把持して、シフトレバー28を、一旦駐車ポジションPから屈曲部分31aに操作し、同屈曲部分31aにおいてシフトレバー28の操作方向を変更して後進ポジションRに操作する。その結果、シフトレバー28と一体で移動する磁石の磁束を検知した磁気抵抗素子26によってシフト位置検出信号がSBW−ECU11に出力される。そして、SBW−ECU11から出力される所定の操作信号に基づいて変速用油圧アクチュエータ13が作動し、車両16の自動変速機17は後進状態Rに切り換えられる。
【0031】
次に、シフトレバー28を、一旦後進ポジションRから屈曲部分31bに操作し、同屈曲部分31bにおいてシフトレバー28の操作方向を変更して中立ポジションNに操作する。その結果、磁気抵抗素子26のシフト位置検出信号がSBW−ECU11に出力され、自動変速機17は中立状態Nに切り換えられる。さらに、シフトレバー28を前進ポジションDに操作すると、自動変速機17は前進状態Dに切り換えられる。
【0032】
また、シフトレバー28が前進ポジションDから手動変速モード用ゲート30aに操作されると、自動変速機17は手動変速モードに切り換えられる。手動変速モード用ゲート30aにおいてシフトレバー28が+ポジションに操作されると、自動変速機17は一段上の接続状態に切り換えられる。この状態において、シフトノブ28aから手を離すと、シフトレバー28は手動変速モード用ゲート30aの中央部に戻る。さらに、手動変速モード用ゲート30aの中央部に戻ったシフトレバー28が、再び+ポジションに操作されると、自動変速機17はもう一段上の接続状態に切り換えられる。また、シフトレバー28が−ポジションに操作されると、自動変速機17は一段下の接続状態に切り換えられる。この状態において、シフトノブ28aから手を離すと、シフトレバー28は手動変速モード用ゲート30aの中央部に戻る。このように、手動変速モードでは、手動操作によって自動変速機17の接続状態が切り換えられる。
【0033】
シフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aから前進ポジションDに操作されると、自動変速機17は手動変速モードから自動変速モードに切り換えられる。自動変速モードでは、自動変速機17の接続状態が、車速及びスロットル開度等に基づいて、公知の制御内容で自動的に切り換えられる。また、自動変速モードで、シフトレバー28が再び手動変速モード用ゲート30aに操作されると、自動変速機17は、自動変速モードから再び手動変速モードに切り換えられる。このように、シフトレバー28がモード切換用ゲート30bを介して操作されることにより、自動変速機17は、手動変速モードから自動変速モードへ、または自動変速モードから手動変速モードへ切り換えられる。
【0034】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)通常モード用ゲート30cは、3箇所において屈曲されているため、通常モード用ゲート30cを直線状に形成した場合に比べて長さ方向(図3において上下方向)に短くなる。具体的には、通常モード用ゲート30cは、駐車ポジションPから屈曲部分31aまでの長さと屈曲部分31bから中立ポジションNまでの長さとの和だけ短くなる。しかも、通常モード用ゲート30cは、2箇所において略U字状をなすように形成されている。そのため、通常モード用ゲート30cは、少なくとも一部を略U字状とならないように形成した場合に比べて、例えば、通常モード用ゲート30cを、屈曲部分31aにおいて手動変速モード用ゲート30a側とは反対側に屈曲した場合に比べて、幅方向(図3において左右方向)に短くなる。ゆえに、シフトゲート30を形成するのに必要なカバープレート29の面積を小さくすることができるため、シフト装置25を全体的に小型化することができる。したがって、車室内に空きスペースが少なくても、シフト装置25を容易に配置することができる。すなわち、シフト装置25の配置の自由度が大きくなる。
【0035】
また、シフトゲート30を形成するカバープレート29の面積が小さくなるのに伴い、シフトレバー28の操作範囲が小さくなる。しかも、自動変速機17はシフトバイワイヤ自動変速機であるため、従来のシフトレバーと自動変速機17とを接続するリンク機構等の機械的な構成が磁気抵抗素子26等の電気的な構成に置き換えられることにより、シフトレバー28の操作力を軽減させることができる。ゆえに、シフトレバー28の指先での操作に対応させることができる。
【0036】
(2)シフトポジションを駐車ポジションPから後進ポジションRに変更するためには、シフトレバー28を一旦駐車ポジションPから屈曲部分31aに操作し、同屈曲部分31aにおいてシフトレバー28の操作方向を変更しなければならない。また、シフトポジションを中立ポジションNから後進ポジションRに変更するためには、シフトレバー28を一旦後進ポジションRから屈曲部分31bに操作し、同屈曲部分31bにおいてシフトレバー28の操作方向を変更しなければならない。つまり、シフトポジションを後進ポジションRに変更するためには、シフトレバー28を意図的に2方向に操作しなければならない。ゆえに、シフトレバー28が誤って後進ポジションRに変更されそうになった場合でも、それぞれの屈曲部分31a,31bでシフトレバー28の動きが止められる。したがって、シフトレバー28の誤操作を防止することができる。さらに、シフトレバー28を後進ポジションRに変更するときに、ユーザに操作上の注意を促すことができる。
【0037】
また、屈曲部分31aは駐車ポジションPであり、屈曲部分31bは中立ポジションNである。つまり、屈曲部分31a,31bにシフトレバー28を操作しても、車両16を走行させることができない。よって、シフトレバー28の誤操作をより一層防止することができる。
【0038】
(3)通常モード用ゲート30cは、中立ポジションNと前進ポジションDとの間では屈曲されていないため、シフトレバー28を1方向に操作するだけで、中立ポジションNと前進ポジションDとの間の切換が完了する。よって、例えば信号待ちの度に、中立ポジションNと前進ポジションDとの間でシフトレバー28を操作しても、シフトレバー28の操作性が低下することはない。
【0039】
(4)各屈曲部分31a,31bによってシフトレバー28の後進ポジションRへの誤操作を防止するようになっているため、通常モード用ゲート30cが直線状に形成されている場合のように、シフトポジションを後進ポジションRに変更するときに押圧操作されるシフトレバーノブボタンが不要になる。ゆえに、シフト装置25の製造コストを低減させることができる。
【0040】
(5)シフトレバー28を操作して駐車ポジションP、後進ポジションR、中立ポジションN及び前進ポジションDに変更するときに、ステアリングホイール27から手を離さなくてもよいため、シフトレバー28の操作性を向上させることができる。また、シフト装置25は、シフトゲート30に対してシフトレバー28が貫通する従来のシフト装置と同じ構成を踏襲しているため、従来のシフト装置を有する車両から乗り換えた場合に混乱を来す可能性が小さくなる。
【0041】
(6)シフト装置25はステアリングホイール27上に集約されている。すなわち、例えば従来のように、手動変速モード用ゲート30aがセンターコンソール上に設けられるとともに、手動変速モード用のシフトスイッチがステアリングホイール27上に設けられている訳ではない。したがって、ユーザは、手動変速モードにおいてシフトレバー28を操作すべきかシフトスイッチを操作すべきかで迷うことがなくなる。ゆえに、シフト装置25の操作性を向上させることができる。
【0042】
(7)シフトゲート30及びシフトレバー28は、ステアリングホイール27において運転席側の面上に配置されている。よって、シフトポジションを視覚的に確認できるため、シフトレバー28の操作性をより一層向上させることができる。
【0043】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、屈曲部分31a,31b、通常モード用ゲート30cにおける中立ポジションNに形成された屈曲部分のうちいずれか一つを省略してもよい。
【0044】
・図4(a)〜(c)に示すように、シフトゲート30を手動変速モード用ゲート30aを有していないものに変更してもよい。また、図4(b)に示すように、通常モード用ゲート30cから駐車ポジションPを省略してもよい。さらに、図4(c)に示すように、運転席位置やメーカーの思想に応じて、シフトゲート30を図4(a)とは左右対称に形成したものに変更してもよい。
【0045】
・前記実施形態において、後進ポジションRは、シフトゲート30において屈曲部分31a,31bにあってもよい。
・前記実施形態において、通常モード用ゲート30cは、中立ポジションNと前進ポジションDとの間で屈曲されていてもよい。
【0046】
・シフト装置25はステアリングホイール27に配置されることに限られず、例えばシフト装置25を、インストルメントパネル32、ステアリングコラム33及びセンターコンソール等に配置してもよい。
【0047】
・シフト装置25を、ステアリングホイール27においてステアリングコラム33側に配置してもよい。
・前記実施形態では、自動変速機17をシフトバイワイヤ自動変速機に適用したが、シフトレバー28と自動変速機17との間をリンク機構やワイヤケーブル等によって接続する機械的な機構に適用してもよい。
【0048】
次に、上記実施形態及び他の実施形態によって把握される技術的思想を以下に記載する。
(1)請求項1〜請求項3のいずれか一項において、前記シフトゲートには、前記シフトレバーの手動操作によって、前記変速機の接続状態を複数のギヤ段の中で順次変更するときに、前記シフトレバーを案内する手動変速モード用ゲートが設けられていることを特徴とするシフト装置。
【0049】
(2)請求項2において、前記後進ポジションを、前記シフトゲートにおいて屈曲されていない直線部分にあることを特徴とするシフト装置。よって、技術的思想(2)によれば、シフトレバーの誤操作をより一層防止できる。
【0050】
(3)請求項3、技術的思想(1),(2)のいずれか一項において、前記シフトゲート及び前記シフトレバーを、前記ステアリングホイールにおいて運転席側の面上に配置したことを特徴とするシフト装置。よって、技術的思想(3)によれば、シフトレバーの操作性をより一層向上させることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、シフト装置の配置の自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における車両用変速機制御装置を示す模式図。
【図2】運転席を示す概略図。
【図3】シフト装置のシフトゲートを示す正面図。
【図4】(a)〜(c)は、他の実施形態におけるシフト装置のシフトゲートを示す正面図。
【符号の説明】
16…車両、17…自動変速機、25…シフト装置、27…ステアリングホイール、28…シフトレバー、30…シフトゲート、D…前進ポジション、N…中立ポジション、P…駐車ポジション、R…後進ポジション。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に利用されるシフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動変速機を搭載した車両では、そのシフト装置のシフトレバーを駐車ポジション、後進ポジション、中立ポジション及び前進ポジションに変更することにより、自動変速機の接続状態を切り換えるようになっている。
【0003】
また、シフト装置は、シフトレバーを各ポジションに案内するシフトゲートを備えている。通常、各ポジションは、直線状に形成されたシフトゲートに沿って並んでいる。
【0004】
ところで近年、車両の利便性が追求される傾向にあり、例えば、センターコンソールを省略する等して車室内での移動を容易にしたウォークスルーの機能を備える車両が種々生産されている。こうしたウォークスルーを実現するためには、シフト装置として、センターコンソールに配置したフロアシフトを用いる代わりに、ステアリングコラムに配置したコラムシフトや、インストルメントパネルに配置したインパネシフト等を用いることが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来技術に示すコラムシフトやインパネシフトにおいて、ステアリングコラムには、ウィンカーレバーやワイパーレバー等が配置されているため、センターコンソールよりも空きスペースが少なくなる傾向にある。特に、インストルメントパネルには、エアコン、オーディオ等を操作するためのスイッチが多数配置されているため、空きスペースがさらに少なくなる傾向にある。ゆえに、シフト装置の配置の自由度が小さくなる。
【0006】
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、配置の自由度を大きくすることが可能なシフト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両に搭載された変速機の接続状態を切り換えるときに、駐車ポジション、後進ポジション、中立ポジション及び前進ポジションのうち少なくとも一つのポジションに変更可能なシフトレバーと、前記シフトレバーを前記各ポジションに案内するシフトゲートとを備えるシフト装置において、前記シフトゲートを、前記各ポジションが並んでいる範囲内において少なくとも2箇所で屈曲させることにより、少なくとも一部が略U字状をなすように形成したことを要旨とする。
【0008】
本発明においては、シフトゲートは、少なくとも2箇所が屈曲されているため、シフトゲートを直線状に形成した場合に比べて長さ方向に短くなる。しかも、シフトゲートは、少なくとも一部が略U字状をなすように形成されているため、シフトゲートを略U字状とならないように形成した場合、例えばシフトゲートの少なくとも2箇所を互いに逆方向に屈曲した場合に比べて幅方向において短くなる。ゆえに、シフトゲートを形成するのに必要な面積が小さくなるため、シフト装置を全体的に小型化することができる。したがって、空きスペースが少なくてもシフト装置を容易に配置することができる。すなわち、シフト装置の配置の自由度が大きくなる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記シフトゲートは、駐車ポジションと後進ポジションとの間で屈曲されているとともに、後進ポジションと中立ポジションとの間で屈曲されていることを要旨とする。
【0010】
本発明においては、ポジションを駐車ポジションから後進ポジションに変更するためには、駐車ポジションと後進ポジションとの間の屈曲部分において、シフトレバーの操作方向を変更しなければならない。また、ポジションを中立ポジションから後進ポジションに変更するためには、後進ポジションと中立ポジションとの間の屈曲部分において、シフトレバーの操作方向を変更しなければならない。つまり、ポジションを後進ポジションに変更するためには、シフトレバーを意図的に2方向に操作しなければならない。ゆえに、シフトレバーが誤って後進ポジションに変更されそうになった場合でも、シフトレバーの動きはそれぞれの屈曲部分で止められる。したがって、シフトレバーの誤操作を防止することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記シフトゲート及び前記シフトレバーを、前記車両のステアリングホイール上に配置したことを要旨とする。
【0012】
本発明においては、シフトレバーを操作して駐車ポジション、後進ポジション、中立ポジション及び前進ポジションに変更するときに、ステアリングホイールから手を離さなくてもよいため、シフトレバーの操作性を向上させることができる。また、ステアリングホイール上に配置されるシフトゲート及びシフトレバーは、従来と同じ構成のものが踏襲されているため、従来のシフト装置を有する車両から乗り換えた場合に混乱を来す可能性が小さくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用変速機制御装置に具体化したシフト装置の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0014】
図1に示すように、車両用変速機制御装置10は、シフトバイワイヤ電子制御装置(以下、SBW−ECUという)11を備えている。SBW−ECU11には、電子式変速制御装置(以下、ECT−ECUという)12、変速用油圧アクチュエータ13、レンジ位置検出器14及びシフト位置インジケータ15が電気的に接続されている。
【0015】
ECT−ECU12は、SBW−ECU11から信号が入力されると、車速及びスロットル開度に基づいて変速用油圧ユニットを制御するようになっている。ECT−ECU12は、後記する自動変速機17の接続状態を複数のギヤ段の中で順次切り換える公知の自動変速制御を行う。
【0016】
変速用油圧アクチュエータ13は、車両16に搭載された自動変速機17に電気的に接続されている。変速用油圧アクチュエータ13は、電気信号によって操作される図示しない電磁制御弁を備えている。変速用油圧アクチュエータ13は、油圧ポンプから供給される作動油を各電磁制御弁が給排制御することによって自動変速機17の接続状態を切り換えるようになっている。自動変速機17は、駐車(パーキング)P、後進(リバース)R、中立(ニュートラル)N及び前進(ドライブ)Dの各接続状態に切り換えられるようになっている。
【0017】
レンジ位置検出器14は自動変速機17のハウジング内に設けられている。レンジ位置検出器14は、自動変速機17の接続状態(P,R,N,D)を検出し、その検出信号をSBW−ECU11に出力するようになっている。シフト位置インジケータ15は、SBW−ECU11が出力する制御信号に基づいて表示制御されるようになっている。
【0018】
また、SBW−ECU11は、予め記憶されているプログラムを実行することで変速用油圧アクチュエータ13を制御し、自動変速機17の接続状態を切り換える。SBW−ECU11は、後記するシフト装置25からの操作信号とレンジ位置検出器14からの検出信号とに基づいて変速用油圧アクチュエータ13を制御するようになっている。
【0019】
図1に示すように、SBW−ECU11の入力側には、エンジン始動スイッチ18、アクセルスイッチ19、ブレーキスイッチ20がそれぞれ電気的に接続されている。また、SBW−ECU11の入力側には、エンジン回転数センサ21及び車速センサ22がそれぞれ電気的に接続されている。SBW−ECU11は、各スイッチ18,19,20及び各センサ21,22からの信号に基づいて車両状況を検出するようになっている。
【0020】
エンジン始動スイッチ18は、イグニッションスイッチの操作によらずにエンジンの始動及び停止を行うためのモーメンタリスイッチである。SBW−ECU11には、エンジン電子制御装置(以下、エンジン−ECUという)23が電気的に接続されている。エンジン−ECU23には、エンジンスタータ24が電気的に接続されている。エンジン−ECU23は、例えばスロットル開度、エンジン回転数等に基づく燃料噴射制御、給気量及びクランク位置に基づく点火時期制御等の公知の制御によってエンジンを運転制御する。エンジン−ECU23は、エンジンを運転していないときにエンジン始動スイッチ18がON操作されると、エンジンスタータ24を制御してエンジンを始動させる。一方、エンジン−ECU23は、エンジンを運転しているときにエンジン始動スイッチ18がON操作されると、エンジンの運転を停止する。
【0021】
アクセルスイッチ19は、アクセルペダルが操作されたときにアクセル信号を出力するようになっている。ブレーキスイッチ20は、ブレーキペダルが操作されたときにブレーキ信号を出力するようになっている。エンジン回転数センサ21はエンジン回転数を検出し、回転数信号を出力するようになっている。車速センサ22は車速を検出し、車速信号を出力するようになっている。
【0022】
図1に示すように、車両用変速機制御装置10はシフト装置25を備えている。シフト装置25には、SBW−ECU11に電気的に接続される磁気抵抗素子26が設けられている。
【0023】
次に、車両用変速機制御装置10の機械的な構成について説明する。
図2に示すように、車両16のステアリングホイール27における運転席側の面上には、シフト装置25が設置されている。シフト装置25には棒状をなすシフトレバー28が設けられ、その先端部にはシフトノブ28aが取り付けられている。シフトノブ28aは、シフトレバー28の操作時にユーザによって直接把持されるものである。シフトレバー28は、前記自動変速機17を、駐車(パーキング)P、後進(リバース)R、中立(ニュートラル)N及び前進(ドライブ)の各接続状態に切り換えるために傾動操作されるようになっている。
【0024】
シフトレバー28の基端には図示しない磁石が取り付けられている。また、シフト装置25内には、前記磁気抵抗素子26がP,R,N,D,+,−の各選択位置に対応するように設けられている。各磁気抵抗素子26は、シフトレバー28の選択状態を検出するようになっている。具体的には、特定の磁気抵抗素子26に磁石が相対する位置に移動すると、その磁気抵抗素子26はシフト位置検出信号をSBW−ECU11に出力するようになっている。すなわち、本実施形態における自動変速機17は、シフトレバー28の切換操作を電気的な切換信号に変換し、その信号によってアクチュエータを作動させてマニュアルシフトバルブを切り換え動作させるシフトバイワイヤ自動変速機である。
【0025】
図2,図3に示すように、シフト装置25のカバープレート29はステアリングホイール27上に露出している。カバープレート29には、シフトレバー28が貫通するシフトゲート30が設けられている。シフトゲート30は、シフトレバー28を前記各シフトポジションに案内するためのものである。シフトゲート30は、手動変速モード用ゲート30a、モード切換用ゲート30b及び通常モード用ゲート30cによって構成されている。
【0026】
手動変速モード用ゲート30aは、直線状をなしており、その両端部に+、−の各ポジションを有している。手動変速モード用ゲート30aの中央部はモード切換用ゲート30bの一端につながっている。シフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aの一端部(+ポジション)に操作されると、自動変速機17は一段増速側の接続状態に切り換えられるようになっている。この状態においてシフトノブ28aから手を離すと、シフトレバー28は再び手動変速モード用ゲート30aにおける中央部に戻るようになっている。また、シフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aの他端部(−ポジション)に操作されると、自動変速機17は一段減速側の接続状態に切り換えられ、シフトレバー28は再び手動変速モード用ゲート30aにおける中央部に戻るようになっている。すなわち、手動変速モード用ゲート30aにおいては、シフトレバー28の操作により、自動変速機17の接続状態を複数のギヤ段の中で順次変更するようになっている。さらに、シフトレバー28が、手動変速モード用ゲート30aの中央部からモード切換用ゲート30bを介して通常モード用ゲート30cに操作されると、自動変速機17は自動変速モードに切り換えられるようになっている。
【0027】
通常モード用ゲート30cには、駐車ポジションP、後進ポジションR、中立ポジションN、前進ポジションDが順番に並んでいる。手動変速モード用ゲート30aの前進ポジションDは、モード切換用ゲート30bの他端につながっている。シフトレバー28が駐車ポジションPに操作されると、自動変速機17は駐車状態に切り換えられるようになっている。シフトレバー28が後進ポジションRに操作されると、自動変速機17は後進状態に切り換えられるようになっている。シフトレバー28が中立ポジションNに操作されると、自動変速機17は中立状態に切り換えられるようになっている。シフトレバー28が前進ポジションDに操作されると、自動変速機17は前進状態に切り換えられるようになっている。また、シフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aにおける中央部に操作されると、シフトレバー28の操作により、自動変速機17の接続状態が複数のギヤ段の中で順次変更される手動変速モードに切り換えられるようになっている。
【0028】
通常モード用ゲート30cは、駐車ポジションPと後進ポジションRとの間、後進ポジションRと中立ポジションNとの間及び中立ポジションNの3箇所で屈曲されることによって形成されている。通常モード用ゲート30cは、駐車ポジションPから中立ポジションNまでの範囲及び後進ポジションRから前進ポジションDまでの範囲の2箇所で略U字状をなしている。よって、後進ポジションRは、通常モード用ゲート30cにおいて屈曲されていない直線部分にある。なお、シフトレバー28が駐車ポジションPと後進ポジションRとの間の屈曲部分31aに操作されたときには、自動変速機17は駐車状態に切り換えられ、シフトレバー28が後進ポジションRと中立ポジションNとの間の屈曲部分31bに操作されたときには、自動変速機17は中立状態に切り換えられる。つまり、屈曲部分31a,31bにシフトレバー28が操作されると、自動変速機17は、車両16を走行させることができない接続状態に切り換えられるようになっている。
【0029】
図3に示すように、シフト装置25の操作においては、操作力を解除してもシフトレバー28が選択位置に保持されるステーショナリー操作モード(白塗りの矢印で図示)と、操作力を解除するとシフトレバー28が基準位置に戻るモメンタリー操作モード(黒塗りの矢印で図示)とがある。本実施形態では、駐車ポジションP、後進ポジションR、中立ポジションN、前進ポジションDへの操作が、操作時にシフトノブ28aから手を離してもシフトレバー28が選択位置に保持されるステーショナリー操作モードとなっている。また、+、−の各ポジションへの操作が、操作時にシフトノブ28aから手を離すとシフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aの中央部に戻るモメンタリー操作モードとなっている。
【0030】
次に、上記のように構成されたシフト装置25の作用を説明する。
ユーザがシフトノブ28aを把持して、シフトレバー28を、一旦駐車ポジションPから屈曲部分31aに操作し、同屈曲部分31aにおいてシフトレバー28の操作方向を変更して後進ポジションRに操作する。その結果、シフトレバー28と一体で移動する磁石の磁束を検知した磁気抵抗素子26によってシフト位置検出信号がSBW−ECU11に出力される。そして、SBW−ECU11から出力される所定の操作信号に基づいて変速用油圧アクチュエータ13が作動し、車両16の自動変速機17は後進状態Rに切り換えられる。
【0031】
次に、シフトレバー28を、一旦後進ポジションRから屈曲部分31bに操作し、同屈曲部分31bにおいてシフトレバー28の操作方向を変更して中立ポジションNに操作する。その結果、磁気抵抗素子26のシフト位置検出信号がSBW−ECU11に出力され、自動変速機17は中立状態Nに切り換えられる。さらに、シフトレバー28を前進ポジションDに操作すると、自動変速機17は前進状態Dに切り換えられる。
【0032】
また、シフトレバー28が前進ポジションDから手動変速モード用ゲート30aに操作されると、自動変速機17は手動変速モードに切り換えられる。手動変速モード用ゲート30aにおいてシフトレバー28が+ポジションに操作されると、自動変速機17は一段上の接続状態に切り換えられる。この状態において、シフトノブ28aから手を離すと、シフトレバー28は手動変速モード用ゲート30aの中央部に戻る。さらに、手動変速モード用ゲート30aの中央部に戻ったシフトレバー28が、再び+ポジションに操作されると、自動変速機17はもう一段上の接続状態に切り換えられる。また、シフトレバー28が−ポジションに操作されると、自動変速機17は一段下の接続状態に切り換えられる。この状態において、シフトノブ28aから手を離すと、シフトレバー28は手動変速モード用ゲート30aの中央部に戻る。このように、手動変速モードでは、手動操作によって自動変速機17の接続状態が切り換えられる。
【0033】
シフトレバー28が手動変速モード用ゲート30aから前進ポジションDに操作されると、自動変速機17は手動変速モードから自動変速モードに切り換えられる。自動変速モードでは、自動変速機17の接続状態が、車速及びスロットル開度等に基づいて、公知の制御内容で自動的に切り換えられる。また、自動変速モードで、シフトレバー28が再び手動変速モード用ゲート30aに操作されると、自動変速機17は、自動変速モードから再び手動変速モードに切り換えられる。このように、シフトレバー28がモード切換用ゲート30bを介して操作されることにより、自動変速機17は、手動変速モードから自動変速モードへ、または自動変速モードから手動変速モードへ切り換えられる。
【0034】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)通常モード用ゲート30cは、3箇所において屈曲されているため、通常モード用ゲート30cを直線状に形成した場合に比べて長さ方向(図3において上下方向)に短くなる。具体的には、通常モード用ゲート30cは、駐車ポジションPから屈曲部分31aまでの長さと屈曲部分31bから中立ポジションNまでの長さとの和だけ短くなる。しかも、通常モード用ゲート30cは、2箇所において略U字状をなすように形成されている。そのため、通常モード用ゲート30cは、少なくとも一部を略U字状とならないように形成した場合に比べて、例えば、通常モード用ゲート30cを、屈曲部分31aにおいて手動変速モード用ゲート30a側とは反対側に屈曲した場合に比べて、幅方向(図3において左右方向)に短くなる。ゆえに、シフトゲート30を形成するのに必要なカバープレート29の面積を小さくすることができるため、シフト装置25を全体的に小型化することができる。したがって、車室内に空きスペースが少なくても、シフト装置25を容易に配置することができる。すなわち、シフト装置25の配置の自由度が大きくなる。
【0035】
また、シフトゲート30を形成するカバープレート29の面積が小さくなるのに伴い、シフトレバー28の操作範囲が小さくなる。しかも、自動変速機17はシフトバイワイヤ自動変速機であるため、従来のシフトレバーと自動変速機17とを接続するリンク機構等の機械的な構成が磁気抵抗素子26等の電気的な構成に置き換えられることにより、シフトレバー28の操作力を軽減させることができる。ゆえに、シフトレバー28の指先での操作に対応させることができる。
【0036】
(2)シフトポジションを駐車ポジションPから後進ポジションRに変更するためには、シフトレバー28を一旦駐車ポジションPから屈曲部分31aに操作し、同屈曲部分31aにおいてシフトレバー28の操作方向を変更しなければならない。また、シフトポジションを中立ポジションNから後進ポジションRに変更するためには、シフトレバー28を一旦後進ポジションRから屈曲部分31bに操作し、同屈曲部分31bにおいてシフトレバー28の操作方向を変更しなければならない。つまり、シフトポジションを後進ポジションRに変更するためには、シフトレバー28を意図的に2方向に操作しなければならない。ゆえに、シフトレバー28が誤って後進ポジションRに変更されそうになった場合でも、それぞれの屈曲部分31a,31bでシフトレバー28の動きが止められる。したがって、シフトレバー28の誤操作を防止することができる。さらに、シフトレバー28を後進ポジションRに変更するときに、ユーザに操作上の注意を促すことができる。
【0037】
また、屈曲部分31aは駐車ポジションPであり、屈曲部分31bは中立ポジションNである。つまり、屈曲部分31a,31bにシフトレバー28を操作しても、車両16を走行させることができない。よって、シフトレバー28の誤操作をより一層防止することができる。
【0038】
(3)通常モード用ゲート30cは、中立ポジションNと前進ポジションDとの間では屈曲されていないため、シフトレバー28を1方向に操作するだけで、中立ポジションNと前進ポジションDとの間の切換が完了する。よって、例えば信号待ちの度に、中立ポジションNと前進ポジションDとの間でシフトレバー28を操作しても、シフトレバー28の操作性が低下することはない。
【0039】
(4)各屈曲部分31a,31bによってシフトレバー28の後進ポジションRへの誤操作を防止するようになっているため、通常モード用ゲート30cが直線状に形成されている場合のように、シフトポジションを後進ポジションRに変更するときに押圧操作されるシフトレバーノブボタンが不要になる。ゆえに、シフト装置25の製造コストを低減させることができる。
【0040】
(5)シフトレバー28を操作して駐車ポジションP、後進ポジションR、中立ポジションN及び前進ポジションDに変更するときに、ステアリングホイール27から手を離さなくてもよいため、シフトレバー28の操作性を向上させることができる。また、シフト装置25は、シフトゲート30に対してシフトレバー28が貫通する従来のシフト装置と同じ構成を踏襲しているため、従来のシフト装置を有する車両から乗り換えた場合に混乱を来す可能性が小さくなる。
【0041】
(6)シフト装置25はステアリングホイール27上に集約されている。すなわち、例えば従来のように、手動変速モード用ゲート30aがセンターコンソール上に設けられるとともに、手動変速モード用のシフトスイッチがステアリングホイール27上に設けられている訳ではない。したがって、ユーザは、手動変速モードにおいてシフトレバー28を操作すべきかシフトスイッチを操作すべきかで迷うことがなくなる。ゆえに、シフト装置25の操作性を向上させることができる。
【0042】
(7)シフトゲート30及びシフトレバー28は、ステアリングホイール27において運転席側の面上に配置されている。よって、シフトポジションを視覚的に確認できるため、シフトレバー28の操作性をより一層向上させることができる。
【0043】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、屈曲部分31a,31b、通常モード用ゲート30cにおける中立ポジションNに形成された屈曲部分のうちいずれか一つを省略してもよい。
【0044】
・図4(a)〜(c)に示すように、シフトゲート30を手動変速モード用ゲート30aを有していないものに変更してもよい。また、図4(b)に示すように、通常モード用ゲート30cから駐車ポジションPを省略してもよい。さらに、図4(c)に示すように、運転席位置やメーカーの思想に応じて、シフトゲート30を図4(a)とは左右対称に形成したものに変更してもよい。
【0045】
・前記実施形態において、後進ポジションRは、シフトゲート30において屈曲部分31a,31bにあってもよい。
・前記実施形態において、通常モード用ゲート30cは、中立ポジションNと前進ポジションDとの間で屈曲されていてもよい。
【0046】
・シフト装置25はステアリングホイール27に配置されることに限られず、例えばシフト装置25を、インストルメントパネル32、ステアリングコラム33及びセンターコンソール等に配置してもよい。
【0047】
・シフト装置25を、ステアリングホイール27においてステアリングコラム33側に配置してもよい。
・前記実施形態では、自動変速機17をシフトバイワイヤ自動変速機に適用したが、シフトレバー28と自動変速機17との間をリンク機構やワイヤケーブル等によって接続する機械的な機構に適用してもよい。
【0048】
次に、上記実施形態及び他の実施形態によって把握される技術的思想を以下に記載する。
(1)請求項1〜請求項3のいずれか一項において、前記シフトゲートには、前記シフトレバーの手動操作によって、前記変速機の接続状態を複数のギヤ段の中で順次変更するときに、前記シフトレバーを案内する手動変速モード用ゲートが設けられていることを特徴とするシフト装置。
【0049】
(2)請求項2において、前記後進ポジションを、前記シフトゲートにおいて屈曲されていない直線部分にあることを特徴とするシフト装置。よって、技術的思想(2)によれば、シフトレバーの誤操作をより一層防止できる。
【0050】
(3)請求項3、技術的思想(1),(2)のいずれか一項において、前記シフトゲート及び前記シフトレバーを、前記ステアリングホイールにおいて運転席側の面上に配置したことを特徴とするシフト装置。よって、技術的思想(3)によれば、シフトレバーの操作性をより一層向上させることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、シフト装置の配置の自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における車両用変速機制御装置を示す模式図。
【図2】運転席を示す概略図。
【図3】シフト装置のシフトゲートを示す正面図。
【図4】(a)〜(c)は、他の実施形態におけるシフト装置のシフトゲートを示す正面図。
【符号の説明】
16…車両、17…自動変速機、25…シフト装置、27…ステアリングホイール、28…シフトレバー、30…シフトゲート、D…前進ポジション、N…中立ポジション、P…駐車ポジション、R…後進ポジション。
Claims (3)
- 車両に搭載された変速機の接続状態を切り換えるときに、駐車ポジション、後進ポジション、中立ポジション及び前進ポジションのうち少なくとも一つのポジションに変更可能なシフトレバーと、前記シフトレバーを前記各ポジションに案内するシフトゲートとを備えるシフト装置において、
前記シフトゲートを、前記各ポジションが並んでいる範囲内において少なくとも2箇所で屈曲させることにより、少なくとも一部が略U字状をなすように形成したことを特徴とするシフト装置。 - 前記シフトゲートは、駐車ポジションと後進ポジションとの間で屈曲されているとともに、後進ポジションと中立ポジションとの間で屈曲されていることを特徴とする請求項1に記載のシフト装置。
- 前記シフトゲート及び前記シフトレバーを、前記車両のステアリングホイール上に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシフト装置。
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