JP2003274360A - 撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム

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JP2003274360A
JP2003274360A JP2002070288A JP2002070288A JP2003274360A JP 2003274360 A JP2003274360 A JP 2003274360A JP 2002070288 A JP2002070288 A JP 2002070288A JP 2002070288 A JP2002070288 A JP 2002070288A JP 2003274360 A JP2003274360 A JP 2003274360A
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浩太郎 柏
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が意識することなく、場合に応じて高
品位な映像撮像ができるようにする。 【解決手段】 撮像映像信号に対する圧縮処理の圧縮レ
ート、フレーム処理のフレームレートの両方又は一方を
変化させることで、記録したり送信出力する映像データ
の品質やデータ量を変化させる。レート変更条件は、使
用者によるレート変更操作、緊急操作、レート変更指示
の信号の受信、所定値以上の音量状態、特定のターゲッ
ト音声の入力、画像の所定の動き状態、特定のターゲッ
ト画像、衝撃、所定区域内の全部又は一部とすること
で、場合に応じて適切な品質状態の映像データを得るこ
とを可能とし、また使用者が操作することが困難であっ
ても対応できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置、撮像方
法、撮像管理装置、撮像管理システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯用ビデオカメラなどとして撮
像装置が普及しており、業務用や一般家庭用途などに用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のビデオ
カメラでは、使用者は撮像を行う際には、被写体、ビデ
オカメラの各種操作、バッテリー容量、記録媒体の記録
可能容量(記録可能残時間)など、非常に多様のことを
意識していなければならない。これは、使用者が撮像作
業に集中しなければならないことを意味し、例えば他の
ことを行いながら、撮像作業に集中することなく撮像で
きるというものではない。
【0004】ビデオカメラの用途は多岐にわたり、例え
ば一般家庭では運動会その他のイベント撮影や子供の成
長記録などに利用されているが、実際には使用者が或る
作業を行いながら、その過程を撮像しておきたい場合な
ど、撮像に集中できない状況は多い。また、ビデオカメ
ラは監視/警備用の用途としても有効であるが、通常は
特定の位置に固定された監視用カメラが利用される。ま
た携帯型のビデオカメラであれば、警備員や警察官など
が携帯することも可能であるが、使用しやすいものでは
ない。即ち警備員や警察官などは、本来監視・警備のた
めに周囲に注意を払っていなければならず、ビデオカメ
ラに集中して撮像操作を行うことはできない。このため
警備員や警察官が常にビデオカメラを携帯してパトロー
ルを行うことは通常行われない。しかしながら、パトロ
ール中に同時にビデオ撮像を行うことは警備上有効であ
ると考えられる。これらのことから、特に操作に集中し
なくても撮像可能な撮像装置が要望される。
【0005】さらに、上記パトロール中などを考える
と、平常時はさほど撮像データについての重要度は少な
いが、異常事態の発生時や特に警戒を要する時などは、
撮像データは重要なものとなり得る。例えば犯行現場や
犯人、注意人物、事故状況などを撮像データにより映像
として残せることは価値が大きい。特にこれらの映像は
高品質の映像データとして残せることが望まれる。一方
で、常に高品質の映像データを撮像し続けることは、不
要な平常時の映像データ量の増大や記録メディアの容量
やバッテリー容量の無駄な消費につながる。このため高
品位の映像データの撮像を常に継続することは適切でな
い。そこで、警察官等の使用者が必要に応じて撮像操作
を行ったり、或いは高品質の撮像に切り換える操作を行
うようにすることが考えられるが、そのようにすると結
局操作に気を遣わねばならず適切でないと共に、異常事
態発生時などは、平常時に増してビデオカメラを操作す
る余裕はなく、現実的でない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、必要時
において高品質な映像が撮像できるようにし、使用者が
操作に集中しなくても適切な撮像が可能となるようにす
ることを目的とする。
【0007】このため本発明の撮像装置は、撮像を行っ
て撮像映像信号を出力する撮像手段と、上記撮像映像信
号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像映像信号のフレ
ーム処理を行って出力する信号処理手段と、レート変更
条件を検出する検出手段と、上記検出手段による検出に
応じて、上記信号処理手段における圧縮処理の圧縮レー
ト、及び/又はフレーム処理のフレームレートを変化さ
せるレート制御手段と、を備えるようにする。また、記
録媒体に対して記録を行う記録手段を更に備え、上記信
号処理手段により圧縮処理及び/又はフレーム処理を行
った信号を上記記録手段において記録媒体に記録する。
また通信手段を更に備え、上記信号処理手段により圧縮
処理及び/又はフレーム処理を行った信号を、上記通信
手段が送信出力する。
【0008】レート変更条件の検出は以下のように行
う。即ち操作手段を更に備え、上記検出手段は、上記操
作手段によるレート変更操作を、上記レート変更条件と
して検出する。また、通信手段を更に備え、上記検出手
段は、上記通信手段によって受信されたレート変更指示
の信号を、上記レート変更条件として検出する。また緊
急操作手段と、通信手段とを更に備え、上記検出手段は
上記緊急操作手段の操作を上記レート変更条件として検
出する。このとき上記通信手段は、上記緊急操作手段の
操作に応じて緊急信号を送信する。またさらに現在位置
情報を送信するようにもする。また周囲音声を入力する
マイクロホン手段と、上記マイクロホン手段から入力さ
れた音声信号の音量レベルを検査する音声検査手段とを
更に備え、上記検出手段は、上記音声検査手段によって
所定値以上の音量状態が検出されることを、上記レート
変更条件として検出する。また周囲音声を入力するマイ
クロホン手段と、上記マイクロホン手段から入力された
音声信号として、特定のターゲット音声が入力されたか
否かを検査する音声検査手段とを更に備え、上記検出手
段は、上記音声検査手段によって特定のターゲット音声
の入力が検出されることを、上記レート変更条件として
検出する。また上記撮像手段から出力される撮像映像信
号について画像解析処理を行う画像解析手段を更に備
え、上記検出手段は、上記画像解析手段によって所定の
動き状態が検出されることを、上記レート変更条件とし
て検出する。また、上記検出手段は、上記画像解析手段
によって特定のターゲット画像が検出されることを、上
記レート変更条件として検出する。また、衝撃を検出す
る衝撃センサ手段を更に備え、上記検出手段は、上記衝
撃センサ手段によって衝撃が検出されることを、上記レ
ート変更条件として検出する。また衝撃検出に応じて緊
急信号や、さらには現在位置情報を送信するようにもす
る。また現在位置検出手段と、上記現在位置検出手段で
検出された現在位置が所定区域内であるか否かを判別す
る判別手段とを更に備え、上記検出手段は、上記判別手
段によって所定区域内と判別されることを、上記レート
変更条件として検出する。
【0009】上記レート制御手段は、以上のような上記
検出手段によるレート変更条件の検出に応じて、上記信
号処理手段における圧縮処理の圧縮レートを下げ、及び
/又はフレーム処理のフレームレートを上げるように制
御する。
【0010】また上記検出手段は、上記記録手段におけ
る記録媒体の記録可能容量が所定以下となることを、上
記レート変更条件として検出するとともに、上記レート
制御手段は、上記検出手段による記録可能容量が所定以
下となったことの検出に応じて、上記信号処理手段にお
ける圧縮処理の圧縮レートを上げ、及び/又はフレーム
処理のフレームレートを下げるように制御する。またバ
ッテリーを動作電源として用いる電源手段を更に備え、
上記検出手段は、上記電源手段におけるバッテリー容量
が所定以下となることを、上記レート変更条件として検
出するとともに、上記レート制御手段は、上記検出手段
によるバッテリー容量が所定以下となったことの検出に
応じて、上記信号処理手段における圧縮処理の圧縮レー
トを上げ、及び/又はフレーム処理のフレームレートを
下げるように制御する。
【0011】本発明の撮像方法は、撮像を行って得る撮
像映像信号について圧縮処理及び/又はフレーム処理を
行って出力するととともに、レート変更条件の検出を行
い、上記レート変更条件の検出に応じて、上記圧縮処理
の圧縮レート、及び/又はフレーム処理のフレームレー
トを変化させる。また上記圧縮処理及び/又はフレーム
処理を行った撮像映像信号を、記録媒体に記録する。ま
た上記圧縮処理及び/又はフレーム処理を行った撮像映
像信号を、外部に送信出力する。
【0012】また上記撮像方法の上記レート変更条件
は、使用者によるレート変更操作、緊急操作、レート変
更指示の信号の受信、所定値以上の音量状態、特定のタ
ーゲット音声の入力、画像の所定の動き状態、特定のタ
ーゲット画像、衝撃、所定区域内、などとする。なお緊
急操作や衝撃検出の場合は、緊急信号や現在位置情報の
送信も行う。そしてレート変更条件の検出に応じて、上
記圧縮処理の圧縮レートを下げ、及び/又はフレーム処
理のフレームレートを上げる。また、記録媒体の記録可
能容量が所定以下となること、或いはバッテリー容量が
所定以下となったことを、上記レート変更条件として検
出するとともに、これらの検出に応じて、上記圧縮処理
の圧縮レートを上げ、及び/又はフレーム処理のフレー
ムレートを下げる。
【0013】本発明の撮像管理装置は、1又は複数の撮
像装置との間で通信が可能な通信手段と、操作手段と、
上記操作手段の操作に応じて、上記通信手段で通信可能
な全部又は一部の撮像装置に対して、撮像映像信号に対
する圧縮処理の圧縮レート及び/又は撮像映像信号のフ
レーム処理のフレームレートについてのレート変更指示
の信号を上記通信手段から送信させる送信制御手段とを
備える。また上記撮像装置から送信されて上記通信手段
で受信された映像データを出力するモニタ手段を備え
る。
【0014】また本発明の撮像管理装置は、1又は複数
の撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、上記通信
手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置に対して、撮
像映像信号に対する圧縮処理の圧縮レート及び/又は撮
像映像信号のフレーム処理のフレームレートに関するレ
ート変更条件を設定する情報を上記通信手段から送信さ
せる送信制御手段とを備える。また上記撮像装置から送
信されて上記通信手段で受信された映像データを出力す
るモニタ手段を備える。
【0015】また本発明の撮像管理装置は、1又は複数
の撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、或る撮像
装置から送信されて上記通信手段で受信された緊急信号
に応じて、その緊急信号を送信してきた撮像装置、或い
は他の撮像装置に対して、撮像映像信号に対する圧縮処
理の圧縮レート及び/又は撮像映像信号のフレーム処理
のフレームレートについてのレート変更指示の信号を上
記通信手段から送信させる送信制御手段と、を備える。
また上記撮像装置から送信されて上記通信手段で受信さ
れた映像データを出力するモニタ手段を備える。この場
合、上記緊急信号は、上記撮像装置において緊急操作又
は衝撃検出に応じて送信されてくる信号である。また上
記送信制御手段は、上記緊急信号を送信してきた撮像装
置から上記緊急信号とともに送信されてきた現在位置情
報に基づいて撮像装置を選択し、選択した撮像装置に対
して上記レート変更指示の信号を上記通信手段から送信
させる。また上記送信制御手段は、上記緊急信号を送信
してきた撮像装置から送信されてくる情報を、上記通信
手段により他の撮像装置に対して送信させる。
【0016】本発明の撮像管理システムは、1又は複数
の撮像装置と、上記各撮像装置との間で通信が可能な撮
像管理装置から成る。上記撮像装置は、撮像を行って撮
像映像信号を出力する撮像手段と、上記撮像映像信号に
対する圧縮処理及び/又は上記撮像映像信号のフレーム
処理を行って出力する信号処理手段と、上記信号処理手
段で処理された撮像映像信号を映像データとして上記撮
像管理装置に送信できるとともに上記撮像管理装置との
間で各種データ通信が可能とされる通信手段と、上記通
信手段によって受信されたレート変更指示の信号を、レ
ート変更条件として検出する検出手段と、上記検出手段
による検出に応じて、上記信号処理手段における圧縮処
理の圧縮レート、及び/又はフレーム処理のフレームレ
ートを変化させるレート制御手段とを備える。上記撮像
管理装置は、上記撮像装置との間で通信が可能な通信手
段と、操作手段と、上記操作手段の操作に応じて、上記
通信手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置に対し
て、上記レート変更指示の信号を上記通信手段から送信
させる送信制御手段とを備える。また上記撮像管理装置
は、上記撮像装置から送信されて上記通信手段で受信さ
れた映像データを出力するモニタ手段を備える。
【0017】また本発明の撮像管理システムは、1又は
複数の撮像装置と、上記各撮像装置との間で通信が可能
な撮像管理装置から成る。上記撮像装置は、撮像を行っ
て撮像映像信号を出力する撮像手段と、上記撮像映像信
号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像映像信号のフレ
ーム処理を行って出力する信号処理手段と、上記信号処
理手段で処理された撮像映像信号を映像データとして上
記撮像管理装置に送信できるとともに、上記撮像管理装
置との間で各種データ通信が可能とされる通信手段と、
上記通信手段によって受信されたレート変更条件の設定
の情報に応じてレート変更条件を設定し、レート変更条
件の発生を検出する検出手段と、上記検出手段による検
出に応じて、上記信号処理手段における圧縮処理の圧縮
レート、及び/又はフレーム処理のフレームレートを変
化させるレート制御手段とを備える。上記撮像管理装置
は、上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、上
記通信手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置に対し
て、上記レート変更条件を設定する情報を上記通信手段
から送信させる送信制御手段とを備える。また上記撮像
管理装置は、上記撮像装置から送信されて上記通信手段
で受信された映像データを出力するモニタ手段を備え
る。
【0018】また本発明の撮像管理システムは、1又は
複数の撮像装置と、上記各撮像装置との間で通信が可能
な撮像管理装置から成る。上記撮像装置は、撮像を行っ
て撮像映像信号を出力する撮像手段と、上記撮像映像信
号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像映像信号のフレ
ーム処理を行って出力する信号処理手段と、上記信号処
理手段で処理された撮像映像信号を映像データとして上
記撮像管理装置に送信できるとともに、上記撮像管理装
置との間で各種データ通信が可能とされる通信手段と、
緊急操作又は衝撃検出に応じて緊急信号を上記通信手段
から送信する緊急信号送信制御手段と、上記通信手段に
よって受信されたレート変更指示の信号を、レート変更
条件として検出する検出手段と、上記検出手段による検
出に応じて、上記信号処理手段における圧縮処理の圧縮
レート、及び/又はフレーム処理のフレームレートを変
化させるレート制御手段とを備える。上記撮像管理装置
は、上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、或
る撮像装置から送信されて上記通信手段で受信された緊
急信号に応じて、その緊急信号を送信してきた撮像装
置、或いは他の撮像装置に対して、上記レート変更指示
の信号を上記通信手段から送信させる送信制御手段とを
備える。また上記撮像管理装置は、上記撮像装置から送
信されて上記通信手段で受信された映像データを出力す
るモニタ手段を備える。またこの撮像管理システムにお
ける場合、上記撮像装置は、現在位置検出手段を更に備
え、上記撮像装置の上記緊急信号送信制御手段は、上記
緊急信号とともに上記現在位置検出手段で検出された現
在位置情報を送信するように制御すると共に、上記撮像
管理装置の上記送信制御手段は、上記緊急信号を送信し
てきた撮像装置から上記緊急信号とともに送信されてき
た現在位置情報に基づいて撮像装置を選択し、選択した
撮像装置に対してレート変更指示の信号を上記通信手段
から送信させる。またこの撮像管理システムにおける場
合、上記撮像管理装置の上記送信制御手段は、上記緊急
信号を送信してきた撮像装置から送信されてくる情報
を、上記通信手段により他の撮像装置に対して送信させ
る。
【0019】以上のような本発明の撮像装置、撮像方
法、撮像管理装置、撮像管理システムでは、圧縮処理の
圧縮レート、フレーム処理のフレームレートの両方又は
一方を変化させることで、記録したり送信出力する映像
データの品質やデータ量を変化させることができる。特
にレート変更条件は、使用者によるレート変更操作、緊
急操作、レート変更指示の信号の受信、所定値以上の音
量状態、特定のターゲット音声の入力、画像の所定の動
き状態、特定のターゲット画像、衝撃、所定区域内の全
部又は一部とすることで、場合に応じて適切な品質状態
の映像データを得ることが可能となるとともに、使用者
が操作することが困難であっても対応できる。また撮像
管理装置側から撮像装置の圧縮レート、フレームレート
を制御できることになるため、状況に応じた撮像や緊急
時の適切な対応が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮像装置、撮像方
法の実施の形態となるビデオカメラについて次の順序で
説明していく。 1.ビデオカメラの態様及びシステム構成 2.ビデオカメラの構成 3.撮像動作モード 4.操作又は指示によるレート切換 5.音声検査によるレート切換 6.画像解析によるレート切換 7.エマージェンシー時のレート切換 8.衝撃検出によるレート切換 9.位置検出によるレート切換 10.変形例
【0021】1.ビデオカメラの態様及びシステム構成 図1に本実施の形態のビデオカメラの外観例を示す。こ
のビデオカメラは、カメラユニット1とコントロールユ
ニット10から構成される。カメラユニット1とコント
ロールユニット10はケーブル31により信号伝送可能
に接続される。
【0022】カメラユニット1は、例えば図2に示すよ
うに使用者の肩に装着される。一方、コントロールユニ
ット10は使用者の腰、或いは衣服のポケット等に装着
又は保持される形態とし、即ち使用者が手を使用せず
に、携帯しながらの撮像が可能な状態とされる。カメラ
ユニット1を肩に装着する手法は多様に考えられ、ここ
では詳述しないが、使用者の衣服(警備用のジャケット
等)に、カメラユニット1の台座部6を保持する機構が
形成されたり、或いは装着用ベルトなどによって肩部分
に装着されるようにすればよい。なお、カメラユニット
1が例えば使用者がかぶるヘルメットの上部や側面に固
定されたり、或いは胸部、腕部に装着されるなども考え
られるが、肩部分は、使用者が歩行している場合でも最
も揺れが少ない部分であり、従って撮像を行うカメラユ
ニット1を装着する部位としては最適である。
【0023】図1に示すように、カメラユニット1に
は、前方カメラ部2aと後方カメラ部2bの2つのカメ
ラ部が設けられる。また前後カメラ部2a,2bに対応
して前方マイクロフォン3a、後方マイクロフォン3b
も設けられる。前方カメラ部2aは、図2の装着状態に
おいて使用者の前方の光景を撮像するものとされ、後方
カメラ部2bは使用者の後方の光景を撮像するものとさ
れる。前方カメラ部2aと後方カメラ部2bは、それぞ
れ広角レンズを搭載しており、その撮像視野角は図3に
示すように比較的広角とされ、前方カメラ部2aと後方
カメラ部2bを合わせることで、使用者の周囲をほぼ全
周にわたって撮像できるようにしている。前方マイクロ
フォン3aは、図2の状態で使用者の前方方向に高い指
向性を有するマイクロフォンとされ、前方カメラ部2a
で撮像する光景に対応する音声を集音する。後方マイク
ロフォン3bは、図2の状態で使用者の後方に高い指向
性を有するマイクロフォンとされ、後方カメラ部2bで
撮像する光景に対応する音声を集音する。
【0024】なお、前方カメラ部2aと後方カメラ部2
bの各撮像範囲としての前方視野角及び後方視野角をど
の程度とするかは、採用するレンズ系の設計などにより
各種設定できることは言うまでもない。当該ビデオカメ
ラの使用が想定される状況に応じて視野角が設定されれ
ばよい。もちろん、前方視野角と後方視野角を同角度と
する必要もなく、また機種によっては、視野角をあえて
狭く設計することも考えられる。前方マイクロフォン3
a、後方マイクロフォン3bの指向性についても同様で
あり、用途に応じて各種の設計が考えられる。例えば無
指向性のマイクロフォンを1つ配置するような構成も考
えられる。
【0025】カメラユニット1の上部には発光部4が形
成される。例えばLED素子などにより発光を行う。こ
の発光部4は、前後カメラ部2a、2bにより撮像が行
われている際に発光を行う。発光態様は連続的な発光で
も点滅動作でも良い。発光部4が発光することにより、
周囲の人に、当該ビデオカメラが撮像動作を行っている
ことを明示する。これは、当該ビデオカメラが盗撮目的
で使用されているものではないことを周囲に知らしめる
ものとなる。また、例えば警備員や警察官が使用してい
る際においては、発光部4により撮像実行中であること
が提示されることで、防犯効果を高めるものともなる。
【0026】コントロールユニット10は、カメラユニ
ット1で撮像された映像信号(及び音声信号)をメモリ
カード30に記録する記録機能や、アンテナ12から後
述する管理局に送信出力する機能、さらに表示・操作な
どのユーザーインターフェース機能等を備える。
【0027】例えばコントロールユニット10の前面に
は、液晶パネル等による表示部11が設けられる。また
所要位置に通信用のアンテナ12が形成される。またメ
モリカード30を装着するカードスロット13が形成さ
れる。さらにスピーカ部14やヘッドホン端子19とし
て電子音や音声を出力する部位が形成される。また例え
ばUSB、IEEE1394など、所定の伝送規格によ
り情報機器との間でデータ伝送を行うためのケーブル接
続端子15が設けられる。
【0028】使用者が操作を行うための操作子として
は、電源スイッチ16,各種操作キー18,エマージェ
ンシースイッチ17などが形成される。操作キー18
は、例えばカーソルキー、エンターキー、キャンセルキ
ーなどとして、表示部11での表示上でカーソル操作を
行って操作入力を行うものとして、多様な操作入力が可
能なものとしてもよいし、撮像開始、停止、モード設定
その他の基本操作のための専用キーが設けられても良
い。また電源スイッチ16や操作キー18については、
図示するようにスライドスイッチ形態や押圧スイッチと
する以外に(或いはこれらと併用して)、例えばジョグ
ダイヤル、トラックボールなどの操作子を採用しても良
い。
【0029】エマージェンシースイッチ17は、特に緊
急時に使用者が操作することを想定したもので、操作余
裕のない状態などにおいて視認しなくても確実に操作で
きるように大型の操作ボタンを採用することが好適であ
る。また、平常時に誤って操作することがないように、
或る程度の押圧力を必要とするようにしたり、図示する
ようにボタン表面をコントロールユニット10の表面よ
り一段低く設定するなどの工夫がされると良い。もちろ
ん押圧ボタン形態でなく、使用者がコントロールユニッ
ト10を叩くことを検出するようにしたり、使用者の声
を認識してエマージェンシー操作と認識するなど、多様
な形態が考えられる。
【0030】本例のビデオカメラの構成については、後
に図5で述べるが、例えばこのようにカメラユニット1
とコントロールユニット10によって形成される本例の
ビデオカメラを図2のように使用者が装着することで、
ハンズフリーかつほぼ無意識での撮像が可能となる。従
って、何らかの作業をしながらその作業光景を撮像した
り、イベント等を楽しみながら撮像したり、警備員や警
察官のパトロール中に撮像を行うことに好適となる。
【0031】本例のビデオカメラは、撮像した映像デー
タをメモリカード30に記録する機能と、送信出力する
機能を有するが、これらの機能を例えば警備・警察用途
を想定した場合により有効化するシステム例を図4に示
す。
【0032】ビデオカメラのコントロールユニット10
は、例えば公衆回線32を介して管理局40とデータ通
信が可能とされる。このために例えばコントロールユニ
ット10には携帯電話或いはPHS等の通信機能が備え
られる。なお、公衆回線32ではなく、専用回線によっ
て通信可能とされても良い。
【0033】管理局40は、例えば本例のビデオカメラ
を装着してパトロールを行う一人又は複数人の警察官・
警備員を指揮・管理する組織等とする。管理局には、コ
ントローラ41,モニタ部42,操作部43,ストレー
ジ部44、リモートアクセスサーバ45,メモリカード
スロット46等が備えられる。
【0034】コントローラ41は管理局40内のシステ
ムを制御する。モニタ部42は、例えばディスプレイや
スピーカ等で構成され、オペレータに映像や音声を出力
する。操作部43はキーボード等の操作、マイクロホ
ン、カメラ等を備え、オペレータが各種操作入力や情報
入力を行うことができるようにされている。ストレージ
部44はHDD(ハードディスクドライブ)や光ディス
クドライブ、磁気テープドライブなどとされ、記録媒体
に対して情報の記録再生を行う。リモートアクセスサー
バ45は、公衆回線32を介した管理局40とビデオカ
メラのコントロールユニット10との間の通信動作を行
う。メモリカードスロット46は、ビデオカメラのコン
トロールユニット10において記録媒体とされているメ
モリカード30に対するスロットであり、コントローラ
41によってメモリカード30にアクセス可能とされ
る。
【0035】警備員等が所持するコントロールユニット
10には、カメラユニット1で撮像した映像データ(及
び音声データ)を送信する機能が備えられるが、その映
像データは公衆回線32を介して管理局40に送信され
る。管理局40では、コントローラ41の制御に基づい
て、当該送信されてきた映像データをストレージ部44
に蓄積させたり、モニタ部42に映像・音声として出力
させることができる。即ち管理局40においては、警備
員等がビデオカメラを所持してパトロールを行うこと
で、管理局側のオペレータも警備員等がパトロールして
いる場所の映像や音声を確認でき、また、パトロール中
の映像・音声をデータとして蓄積することで、後の捜
査、分析、証拠資料などとして利用することができる。
さらに警備員等が使用しているビデオカメラにより撮像
されている映像(及び音声)が、このように管理局40
によってもモニタリングされていることが一般に周知さ
れるようにすれば、犯罪抑制効果や警備員等の安全性向
上効果も、より増大する。
【0036】警備員等がビデオカメラで撮像した映像
(及び音声)は、コントロールユニット10に装填され
ているメモリカード30に記録することもできるが、警
備員等はパトロール後においてメモリカード30を管理
局40に受け渡すことで、パトロール報告資料ともな
る。管理局40では、警備員等から受け渡されたメモリ
カード30をメモリカードスロット46に装填し、コン
トローラ41の制御によって、メモリカード30に記録
された映像や音声を読み出すことで、当該映像・音声を
モニタ部42に出力させたり、ストレージ部44に蓄積
することができる。
【0037】管理局40からビデオカメラ(コントロー
ルユニット10)に対しては各種指示情報やデータを送
信することができる。後述するが、操作部43によるオ
ペレータの操作や、コントローラ41の動作プログラム
等に基づいて、撮像動作のレート切換を指示する指示情
報をコントロールユニット10に対して送信できる。ま
た、警備上の指示を音声データ、画像データ、テキスト
データとして送信したり、地図、犯人の写真やモンター
ジュなどとしての画像や音声をパトロール用の資料とし
て送信できる。さらに後述するが、ターゲット音声、タ
ーゲット画像などとしてのレート変更条件のデータをビ
デオカメラのコントロールユニット10に送信し、セッ
トさせることもできる。
【0038】ビデオカメラのコントロールユニット10
では、オペレータの指示や資料としての音声をスピーカ
14やヘッドホン端子19から出力して使用者に出力す
る。また指示や資料として送信されてきた画像データや
テキストデータを表示部11に表示させて使用者に提示
する。
【0039】なお、ここではビデオカメラと管理局40
の間の通信を述べたが、例えば複数の警備員等が直接的
にデータ通信を行うようにしても良い。例えばコントロ
ールユニット10が備える通信機能を携帯電話やPHS
の通信機能とすることで、一般公衆回線を介して通信が
可能となる。またその際に、管理局40が、いわゆる中
継局として機能しても良い。
【0040】また、図4のシステムを警備・警察用途と
して述べたが、一般ユーザーの利用するシステムとして
も適用できる。例えば管理局40に相当する機能をユー
ザーの自宅のパーソナルコンピュータが備えるように
し、ビデオカメラで撮像した映像・音声を伝送できるよ
うにする。すると、ユーザーが撮像している映像データ
は自宅のパーソナルコンピュータにおけるHDD等に保
存できることになる。このようにすれば、例えばユーザ
ーが撮像時にメモリカード30を持っていなかった場合
や、メモリカード容量の余裕のないときなどでも、それ
を気にしないで撮像できることとなる。
【0041】2.ビデオカメラの構成 図5にビデオカメラの構成例を示す。上述したようにカ
メラユニット1には前方カメラ部2a、後方カメラ部2
bが設けられる。前方カメラ部2aによる撮像光はCC
D部5aによって撮像映像信号とされる。そしてゲイン
調整などの所定の信号処理が行われ、ケーブル31によ
りコントロールユニット10に供給される。同様に後方
カメラ部2bによる撮像光はCCD部5bによって撮像
映像信号とされる。そしてゲイン調整などの所定の信号
処理が行われ、ケーブル31によりコントロールユニッ
ト10に供給される。また前方マイクロフォン3a、後
方マイクロフォン3bによって得られた音声信号もケー
ブル31によりコントロールユニット10に供給され
る。
【0042】コントロールユニット10において、コン
トローラ51は全体の動作制御を行う。コントローラ5
1はCPU、RAM、ROM、フラッシュROM等を備
えたマイクロコンピュータにより形成される。
【0043】ケーブル31によりカメラユニット1から
伝送されてきた前方カメラ部2aによる撮像映像信号、
及び前方マイクロフォン3aによる音声信号は、ストレ
ージエンコード部53a及び通信エンコード部54aに
入力される。また後方カメラ部2bによる撮像映像信
号、及び後方マイクロフォン3bによる音声信号は、ス
トレージエンコード部53b及び通信エンコード部54
bに入力される。
【0044】ストレージエンコード部53a、53b
は、入力された撮像映像信号(及び音声信号)に対して
所定の圧縮方式によるデータ圧縮処理、フレーム抽出処
理、及びメモリカード30に対して記録する際の記録フ
ォーマットへのエンコード処理を行う。データ圧縮処理
の際の圧縮レート、及びフレーム抽出処理の際のフレー
ムレートはコントローラ51からのレート制御信号CR
により制御される。ストレージエンコード部53a、5
3bの出力はマルチプレクサ55によって選択され、記
録部57に供給される。マルチプレクサ55の動作はコ
ントローラ51からの選択制御信号CXによって制御さ
れる。
【0045】記録部57は、図1に示したメモリカード
スロット13に装填されているメモリカード30に対し
て記録及び再生を行う。そのアクセス動作はコントロー
ラ51からのリード/ライト制御信号により制御され
る。記録部57はコントローラ51の制御に基づいて、
マルチプレクサ55を介して供給されたデータをメモリ
カード30に記録する。従ってメモリカード30には、
コントローラ51によって制御される、ストレージエン
コード部53a、53bでの圧縮レート、フレームレー
トによる品質レベルの映像データが記録されるものとな
る。
【0046】また記録部57は、コントローラ51の制
御に基づいて、メモリカード30に記録されている映像
データ(及び音声データ)を読み出す動作を行う。メモ
リカード30から読み出された映像データ及び音声デー
タは、コントローラ51に供給され、コントローラ51
はこれを表示部11に供給して表示出力させたり、スピ
ーカ14(ヘッドホン端子19)に供給して音声出力さ
せることができる。さらに記録部57によりメモリカー
ド30から読み出された映像データ及び音声データにつ
いては、デコーダ58でデコード処理した後、エンコー
ダ59で通信用のエンコード処理を施して送信信号処理
部60に供給することもできる。
【0047】通信エンコード部54a、54bは、入力
された撮像映像信号(及び音声信号)に対して所定の圧
縮方式によるデータ圧縮処理、フレーム抽出処理、及び
送信出力する際の通信フォーマットへのエンコード処理
を行う。データ圧縮処理の際の圧縮レート、及びフレー
ム抽出処理の際のフレームレートはコントローラ51か
らのレート制御信号CRにより制御される。通信エンコ
ード部54a、54bの出力はマルチプレクサ56によ
って選択され、送信信号処理部60に供給される。マル
チプレクサ56の動作はコントローラ51からの選択制
御信号CXによって制御される。
【0048】送信信号処理部60は、マルチプレクサ5
6を介して供給された映像データ(及び音声データ)が
供給されると、そのデータに対して送信用の変調処理を
施し、通信部62に供給する。通信部62は高周波変調
・増幅などの処理を行って、アンテナ12からデータ送
信を行う。この送信データは管理局40によって受信さ
れる。従って管理局40には、コントローラ51によっ
て制御される、通信エンコード部54a、54bでの圧
縮レート、フレームレートによる品質レベルの映像デー
タが伝送されるものとなる。そして管理局40では警備
員等の周囲の光景や音声、或いは警備員自身の声等をモ
ニタリングできる。
【0049】また、上述のように記録部57によってメ
モリカード30から再生された映像データ(及び音声デ
ータ)が送信信号処理部60に供給される場合も、送信
信号処理部60は、その映像データ(及び音声データ)
に対して送信用の変調処理を施し、通信部62で高周波
変調・増幅などの処理が行われて、アンテナ12から管
理局40にデータ送信が行われる。従って管理局40で
は、メモリカード30に記録されている圧縮レート、フ
レームレートによる品質レベルの映像データが伝送され
る。
【0050】また、コントローラ51は、撮像又は再生
した映像・音声データ以外に、管理局40に対する通知
情報を送信できる。例えばエマージェンシースイッチ1
7が操作された際には、緊急発生通知、現在位置情報、
ID等の通知情報をエンコーダ59に供給する。する
と、エンコーダ59,送信信号処理部60,通信部62
の処理により、これらの通知情報が管理局40に送信さ
れる。なお、現在位置情報とは、GPSデコーダ65に
よって得られる位置情報である。またIDとは、当該ビ
デオカメラに固有に付与されたIDであり、コントロー
ラ51が内部のフラッシュROM等に記憶している情報
である。
【0051】管理局40から送信されてくる指示情報や
各種データは、アンテナ12によって受信され通信部6
2で高周波復調、増幅等が行われた後、受信信号処理部
61でデコードされる。そしてコントローラ51又は記
録部57に供給される。コントローラ51は、管理局4
0からの指示情報が受信されることに応じて、その指示
情報に応じた制御を行う。また、管理局40から画像デ
ータ、音声データ、テキストデータ等が送信されてきた
場合は、受信されたそれらの情報を、表示部11やスピ
ーカ14等により使用者に対して出力したり、記録部5
7においてメモリカード30に記録させることができ
る。
【0052】これらの送信信号処理部60,受信信号処
理部61,通信部62の動作はコントローラ51からの
通信制御信号CTにより制御される。コントローラ51
は、呼及び回線接続処理、データ送信/受信処理などを
制御して通信を実行させる。そして送信信号処理部6
0,受信信号処理部61,通信部62については、携帯
電話或いはPHSで用いられている処理方式を採用する
ことで、現在一般に普及している公衆回線網を利用した
通信が可能となる。
【0053】なお、この通信機能によるデータ送信先、
データ受信元は管理局40ではない場合も考えられる。
例えば他の警備員等が所持する本例のビデオカメラのコ
ントロールユニット10との間で通信を行うようにする
ことも当然可能である。
【0054】操作キー18は、図1で説明したようにコ
ントロールユニット10の筐体上に設けられる操作子で
ある。例えばコントローラ51は表示部11に各種操作
メニューを表示させ、使用者は操作キー18によるカー
ソル操作やエンター操作により、メニュー上で操作入力
を行う。コントローラ51は操作キー18を用いた使用
者の操作に応じて所定の制御を行う。例えば撮像動作の
開始/停止、動作モード、記録・再生、通信、レート制
御などのための各種制御を使用者の操作に応じて実行す
る。もちろん操作キー18は表示部11での操作メニュ
ーに対応する操作子でなくてもよく、例えば撮像開始キ
ー、停止キー、モードキーなどとして用意されてもい。
【0055】コントロールユニット10にはGPSアン
テナ66及びGPSデコーダ65が搭載される。GPS
アンテナ66は、GPS(Global Positioning Syste
m)衛星からの信号を受信し、GPSデコーダは当該受
信信号をデコードして、現在位置情報としての緯度、経
度を出力する。コントローラ51はGPSデコーダから
の緯度、経度のデータにより現在位置を把握でき、現在
位置が所定の地区内であるか否かの判断を行ったり、現
在位置情報を送信出力することができる。
【0056】エマージェンシースイッチ17が操作され
た場合は、コントローラ51は緊急処理を行う。例えば
ストレージエンコード部53a、53b、通信エンコー
ド部54a、54bに対するレート制御や、緊急通知、
ID通知、GPSデコーダ65から得られた現在位置情
報の通知のための送信制御を行う。
【0057】コントロールユニット10には衝撃センサ
67が搭載される。衝撃センサ67は使用者又はコント
ロールユニット10自体に外部から加えられた衝撃が所
定以上であった場合にコントローラ51に検出信号を出
力する。コントローラ51は衝撃検出に応じてレート制
御などの所定の制御処理を行う。
【0058】表示部11は、コントローラ51の制御に
より各種表示動作を行う。即ち操作メニュー表示や、動
作状態の表示、管理局40等から受信された画像、テキ
スト等の表示、記録部57においてメモリカード30か
ら再生された映像の表示などが行われる。また図5では
信号経路の図示を省略したが、前方カメラ部2a、後方
カメラ部2bで撮像された撮像映像信号が供給されて表
示されることで、撮像状態のモニタ表示も可能である。
【0059】スピーカ部14(及びヘッドホン端子1
9)からは、コントローラ51の制御によって各種音声
が出力される。例えば管理局40等から受信された音声
データに基づく音声出力、アラーム音の出力、データ受
信を使用者に伝える着信音出力などが行われる。また図
5では信号経路の図示を省略したが、前方マイクロフォ
ン3a、後方マイクロフォン3bで集音された音声信号
が供給されて出力されることで、撮像時の音声モニタ出
力も可能である。
【0060】ケーブル接続端子15においては、外部情
報機器との間でのケーブル接続により、所定のインター
フェース規格によるデータ伝送が可能とされる。例えば
コントローラ51の動作プログラムのバージョンアップ
のためのアップロードや、メモリカード30から再生さ
れるデータの外部機器への伝送、さらには後述するター
ゲット音声やターゲット画像としてのデータのデータロ
ードなども可能である。
【0061】コントロールユニット10には画像解析部
63が設けられる。画像解析部63には、前方カメラ部
2a、後方カメラ部2bで撮像された撮像映像信号が供
給され、供給された撮像映像信号に対して各種の解析処
理を行う。例えば撮像映像信号としての各フレームの比
較処理から被写体の動きを検出したり、特定の画像、例
えば特定の色、建物、光景、人物がターゲット画像とし
てコントローラ51によりセットされることで、そのタ
ーゲット画像に一致又は類似する画像が撮像されたか否
かを検出するなどの処理を行う。画像解析部63の検出
情報はコントローラ51に出力され、コントローラ51
は検出情報に応じてレート制御などの所定の制御を行
う。
【0062】またコントロールユニット10には音声検
査部64が設けられる。音声検査部64には、前方マイ
クロフォン3a、後方マイクロフォン3bで集音された
音声信号が供給される。そして供給された音声信号に対
して検査処理を行う。例えば音量レベルが所定値以上で
あるか否かの検査処理を行う。また特定の音声、例えば
非常ベル等の警報音、爆発音、事故発生音、車両音、特
定の人物の声紋などがターゲット音声としてコントロー
ラ51によりセットされることで、そのターゲット音声
に一致又は類似する音声が入力されたか否かを検出する
ような処理が行われる。これらの検査処理による検出情
報はコントローラ51に供給され、コントローラ51は
検出情報に応じてレート制御などの所定の制御を行う。
【0063】電源スイッチ16がオン操作された場合、
電源部52が動作電源電圧VDDを各部に供給する動作を
開始し、当該ビデオカメラを電源オン状態とする。電源
部52は、乾電池、充電池等のバッテリーを内蔵し、バ
ッテリーを電源として各部に電源供給を行う。
【0064】カメラユニット1における発光部4は、例
えば電源オン状態となって電源電圧VDDが供給されるこ
とによって発光動作を開始する。なお、カメラユニット
1側では、電源オン状態となって電源電圧VDDが供給さ
れることにより撮像及び集音動作を行うようにすればよ
い。即ち撮像映像信号及び音声信号をコントロールユニ
ット10側に出力する状態とする。この場合に、メモリ
カード30への記録や送信出力については行わずに、単
に表示部11に撮像モニタ映像が出力されるようにすれ
ばよい。実際に記録や送信を行うのは、使用者が操作キ
ー18により撮像開始操作を行ってからとすればよい。
ただし、電源オンとともに撮像映像信号、音声信号の記
録や送信が実行されるようにしても良い。即ち使用者が
電源スイッチ16で電源オンとすることで記録及び送信
を含めた撮像動作が開始されるようにすることで、操作
を著しく簡略化できる。
【0065】なお、発光部4の発光は、電源オン状態で
更に記録又は送信が実行されている期間に行われるよう
に、コントローラ51が制御するようにしても良い。ま
た電源スイッチ16の操作はコントローラ51が検出
し、それに応じて電源部52が電源供給を開始するよう
に制御してもよい。
【0066】本例のビデオカメラは例えば以上のように
構成されるが、ビデオカメラ構成上の変形例は、以下の
ように多様に考えられる。
【0067】まず、図1に示したようなカメラユニット
1、コントロールユニット10の外観は一例であること
はもちろんであり、実際のユーザインターフェースのた
めの操作子や表示のための配置、筐体形状などは限定さ
れない。もちろん構成の差異によっても多様な形状が想
定される。
【0068】カメラユニット1とコントロールユニット
10はケーブル31で接続されるものとしたが、電波或
いは赤外線などを利用したトランスミッタにより撮像映
像信号や音声信号が無線伝送されるようにしてもよい。
或いは、カメラユニット1とコントロールユニット10
が図1のように別体ではなく、一体的に形成されてもよ
い。
【0069】本例では前方カメラ部2aと後方カメラ部
2bを有するものとしたが、少なくとも1つのカメラ部
が設けられればよい。また3つ以上のカメラ部が設けら
れてもよい。マイクロフォンについては、2又は3以上
の複数個設けられる各カメラ部に対応して、それぞれ設
ける他、全部又は一部の各カメラ部に対して共通のマイ
クロフォンが設けられてもよ。もちろん最低限1つのマ
イクロフォンが設けられればよい。また、1又は複数個
設けられるカメラ部の全部又は一部に対しては、パン・
チルト機構を形成し、撮像方向を上下左右に変更できる
ようにしてもよい。パン・チルト動作はユーザーの操作
に応じたものとしても良いし、コントローラ51が自動
制御するようにしてもよい。カメラユニット1における
発光部4は複数個設けてもよい。
【0070】本例では記録媒体はメモリカード30とし
たが、コントロールユニット10に例えば光ディスク、
光磁気ディスクに対応するディスクドライブ装置を設
け、ディスク記録媒体に撮像映像を記録するようにして
もよい。もちろん記録媒体として磁気テープメディアを
用いるようにしても良い。
【0071】図5に示した構成要素としての各ブロック
は、全てが必須のものではなく、またこれ以外に構成要
素が追加されても良い。ストレージエンコード部と通信
エンコード部は1つの回路部として共用できる場合もあ
る。また、記録機能を設けず、撮像された映像データは
送信出力されるのみとしてもよいし、或いは逆に通信機
能を設けず、撮像された映像データは記録処理されるの
みとしてもよい。画像解析部63、音声検査部64、エ
マージェンシースイッチ17、GPSアンテナ66及び
GPSデコーダ65、衝撃センサは、それぞれ後述する
レート制御のトリガとなるレート変更条件を検出する機
能を有するが、これらの全部が設けられる必要はない。
また、温度センサ、加速度センサなどを設けてレート変
更条件を検出することも考えられる。また、警備・警察
用途ではなく、一般用途を目的とする場合は、エマージ
ェンシースイッチ17を不要とすることが考えられる。
さらに、図示していない構成要素として、例えばブルー
トゥースなど近距離無線通信機能や、他の機器インター
フェース機能、ユーザーインターフェース機能などを備
えるようにしてもよい。
【0072】3.撮像動作モード 本例のビデオカメラでは撮像時の動作モードとして、図
6に示すストレージモード、伝送モード、マルチモード
の3つのモード動作が可能とされる。ストレージモード
は、撮像データのメモリカード30への記録のみを行
い、管理局40への送信は実行しないモードである。伝
送モードは撮像データの管理局40への送信出力のみを
行い、メモリカード30への記録を実行しないモードで
ある。マルチモードは、撮像データのメモリカード30
への記録と、管理局40への送信の両方を実行するモー
ドである。本例では、基本的にはマルチモードで動作を
行い、状況に応じてストレージモードや伝送モードに切
り換えることができるものとする。
【0073】モードの切換は、使用者が操作キー18を
操作して行うことの他、例えば管理局40がモード制御
の指示情報を送信することでコントローラ51にモード
切換を実行させるようにしてもよい。なおもちろん、マ
ルチモードのみ、ストレージモードのみ、或いは伝送モ
ードのみが実行可能な機器として本例のビデオカメラを
構成することもできる。或いはマルチモードと伝送モー
ド、マルチモードとストレージモード、ストレージモー
ドと伝送モードという2つのモードの動作が可能な機器
としてもよい。
【0074】何れのモードの場合でも、本例ではコント
ローラ51によってストレージエンコード部53a、5
3b又は通信エンコード部54a、54bに対するレー
ト制御が行われる。レート制御とは、各エンコード部5
3a、53b、54a、54bにおけるフレームレート
のレート切換と圧縮レートのレート切換の制御のことで
ある。
【0075】ここでは説明上、レートは第1レートと第
2レートの2段階に切り換えられるものとする。第2レ
ートは、第1レートよりも高品位且つデータ量の大きい
撮像データを得るためのレートである。
【0076】ストレージモード或いはマルチモード時に
おいて、コントローラ51がレート制御信号CRにより
ストレージエンコード部53a、53bに対して第1レ
ートを指示した場合は、ストレージエンコード部53
a、53bは撮像映像信号に対して低フレームレートで
フレーム抽出処理を行い、また高圧縮レートでデータ圧
縮処理を行う。また第2レートが指示されると、第1レ
ートの場合より高いフレームレートでフレーム抽出処理
を行い、また第1レートより低い高圧縮レートでデータ
圧縮処理を行う。つまり、第2レートが指示された場合
は、第1レート時よりも単位時間内のフレーム数が多
く、かつ圧縮率の低い映像データ、即ち画像品質の高い
データがメモリカード30に記録される。
【0077】伝送モード或いはマルチモード時におい
て、コントローラ51がレート制御信号CRにより通信
エンコード部54a、54bに対して第1レートを指示
した場合は、通信エンコード部54a、54bは撮像映
像信号に対して低フレームレートでフレーム抽出処理を
行い、また高圧縮レートでデータ圧縮処理を行う。また
第2レートが指示されると、第1レートの場合より高い
フレームレートでフレーム抽出処理を行い、また第1レ
ートより低い高圧縮レートでデータ圧縮処理を行う。つ
まり、第2レートが指示された場合は、第1レート時よ
りも単位時間内のフレーム数が多く、かつ圧縮率の低い
映像データ、即ち画像品質の高いデータが管理局40等
に送信出力される。
【0078】図7にフレームレートの変更の様子を模式
的に示す。例えば図7(a)は、前方カメラ部2a及び
後方カメラ部2bによる撮像映像信号に対する第1レー
トでのフレーム抽出タイミングを示しているとする。こ
の場合、例えば1秒間に1フレームなど、低いフレーム
レートでの前後映像データが得られる。一方、図7
(b)は第2レートの場合であり、1秒間などの単位時
間内で多数のフレームが抽出されるものとなる。つまり
動画映像として時系列方向の解像度を高くし、映像デー
タの高品位化が図られる。なお、第1レート及び第2レ
ートでの単位時間内で抽出される実際のフレーム数は設
計事項として各種設定できる。もちろんCCD部5a、
5bでの転送クロック周波数や、求める画像品質などに
応じて設計されればよい。圧縮レートについては、当然
ながら圧縮率の低い映像データの方が映像品質の高いも
のとなる。
【0079】なお、説明上、第1レートは低フレームレ
ート及び高圧縮レート、第2レートは高フレームレート
及び低圧縮レートとして説明するが、第1レートと第2
レートでどのようなレート切換を行うかは各種態様が考
えられる。また第3レート以上まで、より他段階に切り
換えることもできる。これらについては図16を用いて
変形例として後述する。
【0080】ところで、図7の例は、前方カメラ部2a
の撮像映像信号に対するフレーム抽出レートと、後方カ
メラ部2bの撮像映像信号に対するフレーム抽出レート
を同等としているが、例えば前方映像をより高品位に撮
像したい場合などを考慮して、前後でフレームレート比
を異なるようにしてもよい。図8(a)(b)は、図7
と同様に第1レート、第2レートでのフレームレートの
変更状態を模式的に示しているが、この図8では前方カ
メラ部2aの撮像映像信号に対するフレーム抽出レート
と、後方カメラ部2bの撮像映像信号に対するフレーム
抽出レートが、2:1の比となるようにしている。即ち
2:1の状態が維持されたまま、第1レートと第2レー
トが切り換えられるようにしてものである。
【0081】このように前後でのレートは必ずしも1:
1ではなく、どちらかがより高品位な映像となるように
設定してもよい。この前後比は装置で予め設定されてい
るものでもよいし、ユーザーが任意に設定できるように
したり、或いは前後のどちらを重点的に撮像するかによ
って切り換えられるようにしてもよい。圧縮レートにつ
いても同様に考えることができ、例えば図8に例に沿っ
ていえば、第1レートと第2レートの何れの場合も、前
方カメラ部2aの撮像映像信号に対する圧縮レートが、
後方カメラ部2bの撮像映像信号に対する圧縮レートよ
りも低くなるようにしてもよい。
【0082】4.操作又は指示によるレート切換 上記のようにコントローラ51は、ストレージエンコー
ド部53a、53b、通信エンコード部54a、54b
に対して、フレームレート及び圧縮レートを第1レー
ト、第2レートで切り換えるレート制御を行なう。この
ため、コントローラ51は、各種のレート変更条件を判
別し、そのレート変更条件の検出に応じてレート変更制
御を行うものとなる。以下では、コントローラ51によ
るレート変更制御に関する処理としての各例を述べてい
く。
【0083】まず図9により、コントローラ51が使用
者の操作、又は管理局40からの指示によりレート変更
制御を行う処理を説明する。なお、図9及び後述する図
10、図11,図12,図14,図15の処理は、撮像
データがメモリカード30に記録され、及び/又は、撮
像データが送信出力されている動作状態におけるコント
ローラ51のレート変更制御に関する処理である。
【0084】図9において、撮像(記録/送信)が開始
される時点では、コントローラ51はステップF101
として各エンコード部53a、53b、54a、54b
に対して第1レートを指示している状態となる。この場
合コントローラ51は、レート変更条件としてステップ
F102で使用者がレート切換操作を行ったか否か監視
し、またステップF103で、管理局40から第2レー
トへ切り換える旨のレート切換指示が受信されたか否か
を監視している。
【0085】使用者のレート切換操作、或いは管理局4
0からのレート切換指示を検出すると、コントローラ5
1はステップF104に進み、第2レートで撮像(記録
/送信)が行われるように、各エンコード部53a、5
3b、54a、54bに対して第2レートを指示する。
これによって高品位な撮像データが記録又は送信される
状態となる。なおコントローラ51は、第2レートに移
行した時点からタイムカウントを開始する。
【0086】第2レートで撮像が行われている期間は、
コントローラ51は第1レートに戻すためのレート変更
条件を監視することになる。即ちステップF105で、
使用者がレート切換操作を行ったか否か監視する。また
ステップF106で、第2レートに移行した時点で介し
たタイムカウントのカウント値が所定時間toverを越え
たか否かを監視する。ステップF107では、管理局4
0から、第1レートへ切り換える旨のレート切換指示が
受信されたか否かを監視している。ステップF108で
は、記録を行っているメモリカード30の記録残容量が
所定値以下となったか否かを監視している。なお、この
ステップF108の監視はマルチモード或いはストレー
ジモード時のみの処理である。ステップF109では、
電源部52におけるバッテリー容量が所定以下となった
か否かを監視する。
【0087】このステップF105〜F109の監視処
理を継続しながらステップF104での第2レートでの
撮像処理を継続させる。そしてステップF105で使用
者のレート切換操作が検出されたらステップF101に
進み、各エンコード部53a、53b、54a、54b
が第1レートでの処理を行うように制御する。
【0088】またステップF106でカウント値が所定
時間toverを越えたことが検出された場合も、ステップ
F101に進み、各エンコード部53a、53b、54
a、54bを第1レート処理に戻させる。これは、第2
レート処理による連続撮像は、メモリカード30の容量
やバッテリー容量を鑑みて、或る程度の時間に制限する
ための処理である。
【0089】ステップF107で、管理局40からの第
1レートへ切り換える旨のレート切換指示が検出された
場合もステップF101に進み、各エンコード部53
a、53b、54a、54bを第1レート処理に戻させ
る。ステップF108で、メモリカード30の記録残容
量が所定値以下となったことが検出された場合も、ステ
ップF101に進み、各エンコード部53a、53b、
54a、54bを第1レート処理に戻させる。ステップ
F109で、電源部52におけるバッテリー容量が所定
以下となったことが検出された場合も、ステップF10
1に進み、各エンコード部53a、53b、54a、5
4bを第1レート処理に戻させる。
【0090】以上のように基本的にユーザーの操作や管
理局40からのレート切換指示に応じて、コントローラ
51は各エンコード部53a、53b、54a、54b
のデータ圧縮処理の圧縮レート、フレーム抽出処理のフ
レームレートを、第1レートと第2レートで切り換える
ように制御する。従って、使用者は、より高品位な映像
データを撮像したいと思った場合は、操作キー18によ
りレート切換操作を行えばよい。例えば使用者が操作を
行う余裕がある場合は、任意にレート切換を行って望ん
だ映像品質で撮像を行うことができる。また例えば当該
ビデオカメラから送信されてくる映像データをモニタリ
ングしている管理局40のオペレータも、所望の時点で
第2レートに切換させて、より高品位な映像をモニタリ
ングできるようにすることができる。例えば警備員等が
警備重点地区に入った場合や、警備員が気がついていな
いがオペレータの注意をひいた映像がモニタリングされ
たときに、管理局40のオペレータが、第2レートを指
示できるようにすることで、管理局40でより詳細な映
像情報を得ることができ、警備効果を大きく向上でき
る。
【0091】また、第2レート継続時間をタイムカウン
トし、上限時間toverに達したら、自動的に第1レート
に戻るようにすることで、メモリカード30の容量の節
約効果が得られる。また記録或いは送信するデータ量の
多い第2レート処理の継続時間を制限することで、バッ
テリー容量のむやみな消費を低減する効果もある。な
お、もちろんこのような第2レート継続時間を制限する
ステップF106の処理は、必ずしも行われなくてもよ
い。或いは、使用者がこのようなメモリ容量やバッテリ
ー容量の節約を望んだ場合などに、選択的に実行を設定
できる処理としてもよい。さらに上限時間toverは使用
者が任意に設定・選択できるものとしてもよい。
【0092】また、メモリカード30の記録残容量が所
定値以下となった際に第1レートに戻るようにすること
で、撮像可能な時間をなるべく延長したい場合に好適で
ある。即ち第1レートに戻して記録データ量を少なくす
ることで、撮像時間(記録時間)を延長する。また電源
部52におけるバッテリー容量が所定以下となった場合
に、電力消費の少ない第1レートに戻すことも、撮像時
間の延長効果を得る。なお、このようにメモリカード容
量やバッテリー容量に応じて第1レートに復帰するステ
ップF108,F109の処理も、使用者の操作によっ
て、選択的に実行を設定できる処理としてもよい。
【0093】5.音声検査によるレート切換 次に、コントローラ51が音声検査部64の処理からレ
ート変更条件を判別し、そのレート変更条件の検出に応
じてストレージエンコード部53a、53b、通信エン
コード部54a、54bに対して、フレームレート及び
圧縮レートを第1レート、第2レートで切り換えるレー
ト制御を図10で説明する。ここでは、音声検査部61
は、前方マイクロフォン3a及び後方マイクロフォン3
bから供給される音声信号を、予め設定された所定の音
量レベルとしてのしきい値と比較し、マイクロフォン3
a、3bから入力された音声信号の音量がしきい値を越
えた場合(大音量検出時)に、その検出信号をコントロ
ーラ51に出力するものとしている。
【0094】撮像(記録/送信)が開始される時点で
は、コントローラ51はステップF201として各エン
コード部53a、53b、54a、54bに対して第1
レートを指示している状態となる。また、コントローラ
51は、レート変更条件として音声検査部64から大音
量検出の検出信号があったか否か監視している。
【0095】大音量検出がない期間は、第1レートでの
撮像制御を継続する。ところが、音声検査部64から大
音量検出の検出信号があったら、コントローラ51の処
理はステップF202からF103に進み、第2レート
で撮像(記録/送信)が行われるように、各エンコード
部53a、53b、54a、54bに対して第2レート
を指示する。これによって高品位な撮像データが記録又
は送信される状態となる。なおコントローラ51は、第
2レートに移行した時点からタイムカウントを開始す
る。また、音声検査部64からの検出信号を監視する処
理は継続する。そしてタイムカウントについては、音声
検査部64からの検出信号が供給された時点で内部タイ
マをリセットし、また同時に再度カウントをスタートす
る処理としている。
【0096】第2レートで撮像が行われている期間は、
コントローラ51は第1レートに戻すためのレート変更
条件を監視することになる。即ちステップF204で、
使用者がレート切換操作を行ったか否か監視する。また
ステップF205で、第2レートに移行した時点以降に
おいて、しきい値を越える音量が検出されていない期
間、つまり音声検査部64からの大音量の検出されてい
ない期間が所定時間以上となったか否かを監視する。こ
れは、上記のように大音量検出によってリセット/スタ
ートされる内部タイマのタイムカウント値が所定時間t
overを越えたか否かを監視すればよい。ステップF20
6では、管理局40から、第1レートへ切り換える旨の
レート切換指示が受信されたか否かを監視している。ス
テップF207では、記録を行っているメモリカード3
0の記録残容量が所定値以下となったか否かを監視して
いる。なお、このステップF207の監視はマルチモー
ド或いはストレージモード時のみの処理である。ステッ
プF208では、電源部52におけるバッテリー容量が
所定以下となったか否かを監視する。
【0097】このステップF204〜F208の監視処
理を継続しながらステップF203での第2レートでの
撮像処理を継続させる。そしてステップF204で使用
者のレート切換操作が検出されたらステップF201に
進み、各エンコード部53a、53b、54a、54b
が第1レートでの処理を行うように制御する。
【0098】またステップF205でカウント値が所定
時間toverを越えたことが検出された場合も、ステップ
F201に進み、各エンコード部53a、53b、54
a、54bを第1レート処理に戻させる。これは、第2
レート処理による連続撮像は、メモリカード30の容量
やバッテリー容量を鑑みて、或る程度の時間に制限する
ための処理である。
【0099】ステップF206で、管理局40からの第
1レートへ切り換える旨のレート切換指示が検出された
場合、又はステップF207で、メモリカード30の記
録残容量が所定値以下となったことが検出された場合、
又はステップF208で、電源部52におけるバッテリ
ー容量が所定以下となったことが検出された場合のそれ
ぞれも、ステップF201に進み、各エンコード部53
a、53b、54a、54bを第1レート処理に戻させ
る。これらは上記図9で説明した処理と同様である。
【0100】このような図10の処理によれば、例えば
パトロール中などに、警報音、爆発音、事故音、怒声、
その他の異常事態を予想させる大音量の音声があった場
合に、自動的に高品位の映像撮像が行われるようにな
る。特に異常事態が発生した時点であったとすると、警
備員等はビデオカメラを操作する余裕はないが、このよ
うに音量検出によってレートが自動的に切り換えられる
ことで、緊急時に対応した高画質映像の記録・送信が可
能となる。また、一般用途においても、例えばイベント
などで大歓声が沸いたときに高画質の映像撮像を行える
ことなどの点で、有用である。
【0101】また第2レートでの撮像中は、大音量が発
生しない状態が所定時間toverが越えた場合は、元々異
常事態ではなかったか、或いは異常事態が収束したとし
て第1レートに戻るようにしているため、使用者がなん
ら操作を行わなくとも、無駄な高品質撮像が終了される
ことになり好適である。所定時間toverについては固定
値でもよいし、使用者が任意に設定・選択できるように
してもよい。また第2レートでの撮像中は、使用者の操
作、管理局40からのレート切換指示、メモリカード容
量、バッテリー容量に応じて、第1レートに戻されるよ
うにすることも、図9で説明した場合と同様の意味(撮
像可能時間の長時間化等)で有用である。特に大音量発
生は必ずしも異常事態発生とは限らないため、使用者或
いは管理局40のオペレータが異常事態ではないと判断
した場合に、使用者の操作や管理局40からの指示によ
って第1レートに復帰できるようにすることは好適であ
る。
【0102】なお、このように大音量検出によって第2
レートに移行した後は、メモリカード容量やバッテリー
容量のチェックによる第1レートへの復帰処理(F20
7,F208)は行わないようにしてもよい。或いは、
使用者がメモリ容量やバッテリー容量の節約を望んだ場
合などに、選択的に実行を設定できる処理としてもよ
い。また、ステップF205での大音量無しの期間の継
続時間の処理についても実行しないか、或いは選択的に
実行を設定できる処理としてもよい。
【0103】ところで、使用環境によっては異常事態で
ない大音量検出が頻発する場合もある。そこで、音声検
査部64では例えば周波数成分、周波数毎のレベル特
性、減衰パターンなどで音声信号を分析し、特定の音声
であると判別した場合には、大音量であったとしても検
出信号を発生させない、つまり第2レートに切り換えな
いようにしてもい。例えば空港警備を想定すると、航空
機の発着音が大音量として検出されてしまうが、予め発
着音の周波数特性等をセットしておき、入力された音声
が、信号分析により発着音と同一又は類似していると判
別される場合は、異常事態としての大音量ではないとし
て第2レートに切り換えないようにすることが考えられ
る。
【0104】また、大音量検出のしきい値は、予め設定
された固定値でもよいが、使用者が任意にしきい値レベ
ルを設定できるようにしてもよい。例えば騒音の多い場
所の警備などに用いる場合では、しきい値を高くしてお
くことで、異常事態としての大音量をより的確に判別で
きるものとなる。
【0105】図10の処理では、音量レベルを検出して
第2レートに移行するものとしたが、音量ではなく、所
定のターゲット音声を検出した場合に、第2レートに移
行するようにすることもできる。即ち音声検査部64は
ターゲット音声としての音声の周波数成分、周波数特
性、減衰パターンなどをセットしておく。そしてマイク
ロフォン3a、3bからの入力音声について周波数成
分、周波数特性、減衰パターンなどを分析するように
し、ターゲット音声と一致又は類似しているか否かを判
別するようにする。そしてターゲット音声の入力があっ
たと判別された際に、その検出信号をコントローラ51
に供給するようにし、コントローラ51は図10のステ
ップF202→F203の処理として、第2レートに切
り換えるようにするものである。
【0106】例えば、警備する地区や建物の警報音、車
両等の衝突音、爆発音などをターゲット音声としてセッ
トしておけば、それらの音が発生した場合に第2レート
により高品位な映像撮像が自動的に実行されるものとな
る。また、音声検査部64に声紋分析の機能を備えるよ
うにし、特定の人物の声紋をセットしておくことで、警
察官の職務質問などの際に、特定の人物であった場合に
第2レートで高品位な映像を撮像するといったことも可
能となる。
【0107】ターゲット音声のセットとしては、例えば
使用者がビデオカメラをターゲット音声設定モードとし
て、ターゲット音声を発生させて、マイクロフォン3
a、3bから入力させ、音声検査部64がこれを分析し
た結果を記憶するようにすればよい。或いは、警報音、
衝突音等のパターンがプリセットされ、使用者がどれを
ターゲット音声として用いるかを選択できるようにして
もよい。また管理局40が、ターゲット音声としてのデ
ータ、即ち特定の警報音や指名手配犯人の声紋等のデー
タをビデオカメラに送信し、コントローラ51がそれを
受信して音声検査部64にセットするようにしてもよ
い。
【0108】6.画像解析によるレート切換 次に、コントローラ51が画像解析部63の処理からレ
ート変更条件を判別し、そのレート変更条件の検出に応
じてストレージエンコード部53a、53b、通信エン
コード部54a、54bに対して、フレームレート及び
圧縮レートを第1レート、第2レートで切り換えるレー
ト制御を図11で説明する。ここでは、画像解析部63
は、前方カメラ部2a及び後方カメラ部2bから供給さ
れる撮像映像信号について、画像解析を行い、動き検
出、或いはターゲット画像の入力があったか否かチェッ
クする。
【0109】動き検出については、例えば順次入力され
る撮像映像信号のフレームを時系列方向に比較処理を行
うことで、異常事態等と考えられる動きがあったか否か
を検出できる。ターゲット画像については、画像解析部
63はターゲット画像としてのデータを予めセットして
おく。例えば特定の建物、人物、車両等の画像、特定の
色などとしてのターゲット画像をセットする。そして画
像解析処理により、入力された撮像映像信号として、こ
れらのターゲット画像が含まれているか否かを判別する
処理を行う。画像解析部63は、所定の動き状態、或い
はターゲット画像が検出されることに応じて、その検出
信号をコントローラ51に供給するようにしている。
【0110】ターゲット画像のセットとしては、例えば
使用者が予め、ビデオカメラをターゲット画像設定モー
ドとして、特定の写真や、実際にその場所での撮像を行
い、画像解析部63がその撮像した画像を記憶するよう
にすればよい。或いは、ターゲット画像としての色や明
るさ、車種、建物等のデータがプリセットされ、使用者
がどれをターゲット画像として用いるかを選択できるよ
うにしてもよい。また管理局40が、ターゲット画像と
してのデータ、即ち犯人や建物、車種等の画像や、特定
の色等のデータをビデオカメラに送信し、コントローラ
51がそれを受信して画像解析部63にセットするよう
にしてもよい。
【0111】図11において、撮像(記録/送信)が開
始される時点では、コントローラ51はステップF30
1として各エンコード部53a、53b、54a、54
bに対して第1レートを指示している状態となる。ま
た、コントローラ51は、レート変更条件として画像解
析部63からの動き又はターゲット画像の検出信号があ
ったか否か監視している。
【0112】動き又はターゲット画像の検出がない期間
は、第1レートでの撮像制御を継続する。ところが、画
像解析部63から動き状態又はターゲット画像の検出信
号があったら、コントローラ51の処理はステップF3
02からF303に進み、第2レートで撮像(記録/送
信)が行われるように、各エンコード部53a、53
b、54a、54bに対して第2レートを指示する。こ
れによって高品位な撮像データが記録又は送信される状
態となる。
【0113】第2レートで撮像が行われている期間は、
コントローラ51は第1レートに戻すためのレート変更
条件を監視することになる。即ちステップF304で、
使用者がレート切換操作を行ったか否か監視する。また
ステップF305では、管理局40から、第1レートへ
切り換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監
視している。そしてステップF304、F305の監視
処理を継続しながらステップF303での第2レートで
の撮像処理を継続させる。ステップF304で使用者の
レート切換操作が検出された場合、又はステップF30
5で管理局40からの第1レートへ切り換える旨のレー
ト切換指示が検出された場合には、ステップF301に
進み、各エンコード部53a、53b、54a、54b
が第1レートでの処理を行うように制御する。
【0114】このような図11の処理によれば、高品質
の映像を取得したい光景が撮像範囲に入った場合に、レ
ートが自動的に切り換えられることで、高画質映像の記
録・送信が可能となる。例えばパトロール中などに、暴
漢に襲われるなどで激しい動きが検出された場合に、暴
漢等の様子を高画質で記録・送信できる。もちろんこの
場合、使用者は操作の余裕はないため、自動的に第2レ
ートとなることが非常に好適である。また、重点的に警
備を行いたい建物の近辺や、指名手配犯人に似た人物、
その他、逃走犯人が着ていた衣服の色、などに反応して
高画質映像データが取得できることになるため、警備や
捜査に有用である。また、一般用途においても、例えば
散策やハイキングにおいて、特定の地区などで高画質撮
像を行いたい場合などに、その場所(建物)などの写真
等をターゲット画像としてセットしておくことで、ユー
ザーが操作を意識することなく所望の撮像が可能とな
る。
【0115】また第2レートでの撮像中は、使用者の操
作、管理局40からのレート切換指示に応じて、第1レ
ートに戻されるようにすることで、使用者や管理局40
のオペレータが高画質撮像を要しないと判断した場合に
対応できる。なお、図11では、第2レートに移行した
後は、使用者のレート切換操作或いは管理局40からの
レート切換指示によって第1レートに戻るものとした
が、さらに第2レートに移行してから所定時間が経過し
た場合、或いは特に動きやターゲット画像の検出がない
状態が所定時間継続した場合に、自動的に第1レートに
復帰するようにしてもよい。もちろん、メモリカード容
量やバッテリー容量を監視して、所定以下となったら第
1レートに復帰する処理も考えられる。
【0116】7.エマージェンシー時のレート切換 コントローラ51がエマージェンシー状態をレート変更
条件として検出し、ストレージエンコード部53a、5
3b、通信エンコード部54a、54bに対して、フレ
ームレート及び圧縮レートを第1レート、第2レートで
切り換えるレート制御を図12、図13で説明する。
【0117】エマージェンシー状態とは、使用者がエマ
ージェンシースイッチ17を押した場合や、エマージェ
ンシー指示が受信された場合である。図12において、
撮像(記録/送信)が開始される時点では、コントロー
ラ51はステップF401として各エンコード部53
a、53b、54a、54bに対して第1レートを指示
している状態となる。また、コントローラ51は、レー
ト変更条件としてステップF402でエマージェンシー
状態となったか否かを監視している。エマージェンシー
状態でない期間は、第1レートでの撮像制御を継続す
る。
【0118】例えば警備員・警察官等は、事件・事故・
犯人追跡などの事態が発生した際には、エマージェンシ
ースイッチ17を押すようにする。上述したようにエマ
ージェンシースイッチ17は大型のスイッチとされ、使
用者が殆どコントロールユニット10に注意を払うこと
なく操作ができるようなスイッチとされている。或い
は、他の警備員等が緊急状態となった場合は、管理局4
0若しくは他の警備員等が所持するビデオカメラからエ
マージェンシー指示が受信される。
【0119】エマージェンシースイッチ17の操作又は
エマージェンシー指示の受信によってエマージェンシー
状態となったことが検出されたら、コントローラ51の
処理はステップF402からF403に進み、第2レー
トで撮像(記録/送信)が行われるように、各エンコー
ド部53a、53b、54a、54bに対して第2レー
トを指示する。これによって高品位な撮像データが記録
又は送信される状態となる。
【0120】第2レートで撮像が行われている期間は、
コントローラ51は第1レートに戻すためのレート変更
条件を監視することになる。即ちステップF404で、
使用者がエマージェンシー状態の解除操作を行ったか否
か監視する。またステップF405では、管理局40か
ら、エマージェンシー状態の解除指示が受信されたか否
かを監視している。そしてステップF404、F405
の監視処理を継続しながらステップF403での第2レ
ートでの撮像処理を継続させる。ステップF404で使
用者のエマージェンシー解除操作が検出された場合、又
はステップF405で管理局40からのエマージェンシ
ー解除指示が検出された場合には、ステップF401に
進み、各エンコード部53a、53b、54a、54b
が第1レートでの処理を行うように制御する。
【0121】このような図12の処理によれば、エマー
ジェンシー状態となったときにレートが切り換えられる
ことで、高画質映像の記録・送信が可能となる。例えば
パトロール中などに、事故、事件等に遭遇した場合は、
その様子を高画質で記録・送信できる。この場合、使用
者は単にエマージェンシースイッチ17を押すだけでよ
い。また、場合によっては使用者がエマージェンシース
イッチ17を押すだけの操作でさえできない場合もあり
得るが、管理局40のオペレータが伝送されてくる映像
をモニタリングしていることにより、緊急状態を発見し
たらビデオカメラに対してエマージェンシー指示を行う
ことができる。従って、使用者が暴漢に襲われたなどの
事情でエマージェンシースイッチ17を操作できない場
合でも、管理局40からのエマージェンシー指示によ
り、高品質な映像データの撮像が可能となる。
【0122】さらに、複数の警備員・警察官でパトロー
ルを行っている場合に、一人がエマージェンシースイッ
チ17を操作することで、各人のビデオカメラをエマー
ジェンシー状態とすることも可能である。コントローラ
51は、エマージェンシースイッチ17が操作されるこ
とに応じて、上記図12のように第2レートでの撮像制
御を行うが、図13に示すように緊急発生通知の送信制
御も行う。例えば図13(a)の場合、使用者Aの使用
するビデオカメラのコントローラ51は、エマージェン
シースイッチ17の操作に応じて、緊急発生通知デー
タ、当該ビデオカメラのID、及びGPSデコーダ65
で検出されている現在位置情報のそれぞれを送信データ
としてエンコーダ59に供給し、送信信号処理部60及
び通信部62の処理により管理局40に送信させる。
【0123】このようなビデオカメラによる送信データ
を管理局40で受信することで、管理局40では、緊急
事態の発生、緊急事態に遭遇した警備員等(ビデオカメ
ラID)、及び発生場所を特定できる。これに応じて、
管理局40のコントローラ41は、その緊急事態発生場
所近辺の警備員等或いは共同で警備に当たる全員のビデ
オカメラ(使用者B、C、D・・・)に対して、エマー
ジェンシー指示を送信するように制御する。
【0124】例えば、コントローラ41はリモートアク
セスサーバ45を介して緊急発生通知データ、ビデオカ
メラのID、及び現在位置情報を受信したら、まずビデ
オカメラのIDから該当するビデオカメラ(警備員等)
を特定できる。また、現在位置情報から緊急事態発生場
所を特定できる。さらに撮像装置からは映像データが送
られているため、緊急事態発生場所の様子も確認でき
る。コントローラ41は映像データや、現在位置情報に
基づいて現場の地図データなどをモニタ42に表示させ
ることで、管理局40のオペレータは場所や状況を確認
できる。特に緊急通知の際には、その撮像装置は上記の
ようにレート切換が行われて高画質映像が送信されてく
るため、管理局40側での状況確認に好適である。そし
てさらに、コントローラ41は、緊急発生通知データの
受信に応じて、他のビデオカメラに対してエマージェン
シー指示を送信する。エマージェンシー指示とは、本例
のビデオカメラにとっては第2レートへの変更の指示情
報となる。従って、エマージェンシー指示を受けた各ビ
デオカメラでは、図12の処理により第2レートでの撮
像に移行することになるため、周辺の情報収集に都合の
よいものとなる。もちろん、管理局40からの指揮、指
令を各警備員のビデオカメラに送信したり、緊急事態に
遭遇したビデオカメラからの送信されている映像を、各
警備員のビデオカメラに伝送して表示させることで、迅
速かつ適切な対応が可能となる。
【0125】なお、このときコントローラ41は、管理
している全てのビデオカメラに対してエマージェンシー
指示を送信してもよいが、一部でもよい。特に、緊急発
生現場のGPSデータから現場の場所が確認できるた
め、その周辺を警備している警備員等が所持するビデオ
カメラを選択して、選択したビデオカメラに対してエマ
ージェンシー指示を送信するようにしてもよい。例えば
警備員等のグループ単位で、それぞれ警備区域を分担し
ているような場合、緊急事態発生場所を担当しているグ
ループの各ビデオカメラを選択してエマージェンシー指
示を送信するようにする。或いは、各ビデオカメラから
常にID及びGPSデータを定期的に受信するようにし
ておけば、各警備員等の現在位置を把握できる。そこで
緊急事態発生場所の近辺にいる警備員等のビデオカメラ
を選択して、エマージェンシー指示を送信するようにす
ることもできる。
【0126】なお、図13(b)は、使用者Aのビデオ
カメラからの緊急発生通知が、管理局40とともに直接
使用者B、C、D・・・のビデオカメラにも送信される
状態を模式的に示している。この場合も、同様に警備員
B、C、D・・・のビデオカメラもエマージェンシー状
態となり、第2レートでの撮像を開始する。また、この
場合も同様に管理局40は使用者Aのビデオカメラから
の映像データを使用者B、C、D・・・のビデオカメラ
に送信して表示させることで、各人に対して事態の把握
を容易とすることができる。
【0127】ところで、ビデオカメラのコントローラ5
1は、他の警備員等或いは管理局40からのエマージェ
ンシー指示によっても第2レートでの撮像制御を行うよ
うにしているが、このような場合は、スピーカ部14か
ら緊急着信音を出力させたり、管理局40からの音声に
よる指示を出力させることが好適である。さらに管理局
40等から発生現場をGPS現在位置情報として送信す
るようにし、各警備員等が事件等の発生現場を正確に把
握できるように、表示部11に地図表示などを行うよう
にしてもよい。
【0128】また、使用者がエマージェンシースイッチ
17が操作した時点において、ビデオカメラがストレー
ジモードで動作しており、撮像した映像データを管理局
40に送信していない場合もあり得る。その場合、緊急
発生通知だけでは管理局40(或いは他の警備員)が現
場の状況を正確に把握できないことがあるため、コント
ローラ51は自動的に伝送モード或いはマルチモードに
切り換えるようにし、映像データを管理局40に送信す
るようにするとよい。
【0129】またエマージェンシー状態となって第2レ
ートに移行した後は、使用者の操作、管理局40からの
指示に応じてエマージェンシー状態を解除し、第1レー
トに戻されるようにすることで、使用者や管理局40の
オペレータが高画質撮像を要しないと判断した場合に対
応できる。また、第2レートに移行してから所定時間が
経過した場合、メモリカード容量やバッテリー容量を監
視して、所定以下となった場合などに、第1レートに復
帰するようにしてもよい。或いは、緊急事態が発生した
場合であるので、例えばメモリカード容量が少なくなっ
ても第1レートに戻すことはせず、メモリカード容量が
無くなるまで第2レートでの記録及び送信を継続し、さ
らにメモリカード容量が無くなったら、第2レートのま
ま伝送モードに切り換えて、映像データの管理局40へ
の送信のみを行うようにする処理も考えられる。
【0130】8.衝撃検出によるレート切換 次に、コントローラ51が衝撃センサ67からの衝撃検
出信号をレート変更条件として、ストレージエンコード
部53a、53b、通信エンコード部54a、54bに
対して、フレームレート及び圧縮レートを第1レート、
第2レートで切り換えるレート制御を図14で説明す
る。
【0131】図14において、撮像(記録/送信)が開
始される時点では、コントローラ51はステップF50
1として各エンコード部53a、53b、54a、54
bに対して第1レートを指示している状態となる。ま
た、コントローラ51は、レート変更条件としてステッ
プF502で衝撃センサ67からの衝撃検出信号を監視
している。衝撃センサ67からの衝撃検出がない期間
は、第1レートでの撮像制御を継続する。
【0132】例えば使用者が暴漢に襲われたり、或いは
使用者自身が事故に遭遇するなどして、ビデオカメラに
外部より衝撃が加わることがある。このような事態によ
り衝撃が検出されたら、コントローラ51の処理はステ
ップF502からF503に進み、第2レートで撮像
(記録/送信)が行われるように、各エンコード部53
a、53b、54a、54bに対して第2レートを指示
する。これによって高品位な撮像データが記録又は送信
される状態となる。
【0133】第2レートで撮像が行われている期間は、
コントローラ51は第1レートに戻すためのレート変更
条件を監視することになる。即ちステップF504で、
使用者がレート切換操作を行ったか否か監視する。また
ステップF505では、管理局40から、第1レートへ
切り換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監
視している。そしてステップF504、F505の監視
処理を継続しながらステップF503での第2レートで
の撮像処理を継続させる。ステップF504で使用者の
レート切換操作が検出された場合、又はステップF50
5で管理局40からの第1レートへ切り換える旨のレー
ト切換指示が検出された場合には、ステップF501に
進み、各エンコード部53a、53b、54a、54b
が第1レートでの処理を行うように制御する。
【0134】このような図14の処理によれば、衝撃発
生時にレートが自動的に切り換えられることで、何らか
の異常事態の際に高画質映像の記録・送信が可能とな
る。また衝撃により第2レートに移行した後は、使用者
の操作、管理局40からのレート切換指示に応じて、第
1レートに戻されるようにすることで、使用者や管理局
40のオペレータが高画質撮像を要しないと判断した場
合に対応できる。なお、第2レートに移行してから所定
時間が経過した場合、所定時間以上衝撃が継続して検出
されなかった場合、メモリカード容量やバッテリー容量
が所定以下となった場合などに、第1レートに復帰する
ようにしてもよい。
【0135】また、このように衝撃検出によって第2レ
ートに移行した場合は、何らかの異常事態とみなして、
上記のエマージェンシー状態の場合と同様に、コントロ
ーラ51は緊急発生通知を管理局40(或いは他の使用
者のビデオカメラ)に送信して管理局40や警備員等の
各人が対処できるようにしてもよい。即ち図13に示し
たような動作を、エマージェンシー操作の際と同様に、
衝撃検出に応じて実行するものである。
【0136】9.位置検出によるレート切換 次に、コントローラ51がGPSデコーダ65からの現
在位置情報に基づいてレート変更条件を判断し、ストレ
ージエンコード部53a、53b、通信エンコード部5
4a、54bに対して、フレームレート及び圧縮レート
を第1レート、第2レートで切り換えるレート制御を図
15で説明する。
【0137】図15において、撮像(記録/送信)が開
始される時点では、コントローラ51はステップF60
1として各エンコード部53a、53b、54a、54
bに対して第1レートを指示している状態となる。この
場合コントローラ51には、予め地区を指定する情報、
例えば緯度範囲及び経度範囲としての情報が判断基準と
してセットされている。そしてコントローラ51は常時
GPSデコーダ65からの現在位置情報としての緯度・
経度と、上記指定地区の情報を比較し、ステップF60
2で現在位置が指定された区域内であるか否かを判断し
ている。指定区域内でない期間は、第1レートでの撮像
制御を継続する。
【0138】指定区域の情報については、例えば使用者
が予め、ビデオカメラを操作して指定地区を入力する。
入力形態については多様に考えられるが、例えば表示部
11に地図表示を行ってユーザーがその地図内で範囲指
定したり、或いは使用者が地名等を入力又は選択するこ
とで、その地名に相当する緯度経度範囲が指定地区の情
報としてセットされるようにすればよい。また管理局4
0が、指定地区としての緯度経度範囲のデータをビデオ
カメラに送信し、コントローラ51がそれを受信して指
定地区の情報とするようにしてもよい。
【0139】ステップF602において、現在位置が指
定区域内であることが判別されたら、コントローラ51
の処理はステップF602からF603に進み、第2レ
ートで撮像(記録/送信)が行われるように、各エンコ
ード部53a、53b、54a、54bに対して第2レ
ートを指示する。これによって高品位な撮像データが記
録又は送信される状態となる。
【0140】第2レートで撮像が行われている期間は、
コントローラ51は第1レートに戻すためのレート変更
条件を監視することになる。即ち第2レートでの撮像期
間中もコントローラ51は現在位置情報と指定区域の情
報を比較しており、ステップF604で、現在位置が指
定区域外となったか否かを判別している。ステップF6
04で指定区域外となったことが判別された場合には、
ステップF601に進み、各エンコード部53a、53
b、54a、54bが第1レートでの処理を行うように
制御する。
【0141】このような図15の処理によれば、指定区
域内で自動的に高品質の映像データの撮像が行われる。
従って、例えばパトロール中に警備重点地区や危険地域
などが含まれる場合は、それらの地区で自動的に高画質
映像が得られるものとなり、パトロールに好適である。
また、一般用途においても、例えば散策やハイキングに
おいて、特定の地区などで高画質撮像を行いたい場合な
どに、その場所を指定地区としてセットしておくこと
で、ユーザーが操作を意識することなく所望の撮像が可
能となる。
【0142】なお図15では、指定区域外になったとき
に第1レートに戻るものとしたが、使用者のレート切換
操作、管理局40からのレート切換指示、メモリカード
容量やバッテリー容量等に応じて第1レートに復帰する
処理も考えられる。
【0143】10.変形例 以上、フレームレート及び圧縮レートの切換のための処
理として各例を説明したが、ビデオカメラの処理として
は更に多様な例が考えられる。
【0144】まず、レート制御によって、第1レートと
第2レートが切り換えられるとしたが、第1レート、第
2レートでの各状態は多様であり、さらに第3レート以
上、つまり3段階以上に切り換えられるようにしてもよ
い。切り換えられる各レート状態を図16に(1)〜
(6)として例示した。
【0145】図16の例(1)は、上記実施の形態の説
明で述べた例である。即ち第1レートは低フレームレー
ト、高圧縮レートとし、第2レートは高フレームレー
ト、低圧縮レートとするものである。
【0146】図16の例(2)は、レート切換を3段階
にしたものである。この場合、第1レートは低フレーム
レート、高圧縮レートとし、第2レートは中フレームレ
ート、中圧縮レートとし、第3レートは高フレームレー
ト、低圧縮レートとするものである。つまり、フレーム
レート、圧縮レートのそれぞれについて、高、中、低の
3段階に切り換えるようにする。
【0147】図16の例(3)も、レート切換を3段階
にするものであるが、フレームレート、圧縮レートのそ
れぞれについては、高、低の2段階に切り換えられる例
である。この場合、第1レートは低フレームレート、高
圧縮レートとし、第2レートではフレームレートは低フ
レームレートのまま変化させずに、圧縮レートを低圧縮
レートとする。そして第3レートは高フレームレート、
低圧縮レートとするものである。
【0148】図16の例(4)も、レート切換を3段階
にするものであるが、フレームレート、圧縮レートのそ
れぞれについては、高、低の2段階に切り換えられる例
である。この場合、第1レートは低フレームレート、高
圧縮レートとし、第2レートでは圧縮レートは高圧縮レ
ートのまま変化させずに、フレームレートを高圧縮レー
トとする。そして第3レートは高フレームレート、低圧
縮レートとするものである。
【0149】図16の例(5)は、レート切換の対象を
圧縮レートのみとする例である。この場合、第1レート
は固定フレームレート、高圧縮レートとし、第2レート
では固定フレームレート、低圧縮レートとするものであ
る。また図16の例(6)は、レート切換の対象をフレ
ームレートのみとする例である。この場合、第1レート
は低フレームレート、固定圧縮レートとし、第2レート
では高フレームレート、固定圧縮レートとするものであ
る。
【0150】図16の何れの例も、第1レートが最も映
像品質の低い映像データとなり、第2レート(或いは第
3レート)で品質の高い映像データとなる。もちろん、
例(1)〜例(4)のようにフレームレートと圧縮レー
トの両方を変化させる場合でも、例(5)(6)のよう
にフレームレートと圧縮レートの一方を変化させる場合
でも、さらに4段階以上に変化させることも可能であ
る。つまり、記録又は送信する映像データの品質として
より多段階に切り換えることも考えられる。
【0151】また、レート切換を実行するためレート変
更条件は、上記各例として示したレート変更条件を複合
的に用いることは当然に想定される。例えば使用者操
作、管理局40からの指示、大音量検出、音声ターゲッ
ト検出、画像動き検出、画像ターゲット検出、エマージ
ェンシー状態、衝撃検出、指定区域内検出について述べ
たが、これらの全部又は一部を常にチェックしていても
よい。さらに温度センサ、加速度センサなどを設けて温
度状況や加速度状況などをレート変更条件として検出す
ることも考えられる。
【0152】さらに、3段階以上の多段階にレート変更
制御する場合、複数のレート変更条件の検出状態や検出
数によって制御するレートを決定したり、どのレート変
更条件が検出されたかによってレートを決定することな
どが考えられる。第1レート〜第3レートの3段階を想
定して例を挙げる。
【0153】・レート変更条件の1つが検出された場合
に第2レートに移行し、さらに第2レート中にレート変
更条件の1つが検出された場合に第3レートに移行す
る。 ・第1レート中に1つのレート変更条件が検出された場
合に第2レートに移行し、また第1レート中に複数のレ
ート変更条件が検出された場合に第3レートに移行す
る。 ・レート変更条件として、例えば大音量検出、音声ター
ゲット検出、画像動き検出、画像ターゲット検出、指定
区域内検出のいずれかの場合は第2レートに移行し、エ
マージェンシー状態、衝撃検出の場合は第3レートに移
行するなど、検出されたレート変更条件の種別に応じて
レートを決定する。
【0154】なお、レートを低画質方向に変更する際の
レート変更条件についても、同様に多様に考えられる。
即ち低画質方向に変更する際のレート変更条件として
は、使用者操作、管理局40からの指示、所定時間経
過、大音量又はターゲット音声の検出無しでの所定時間
経過、動き又はターゲット画像無しでの所定時間経過、
メモリカード容量、バッテリー容量、エマージェンシー
解除操作・指示、指定区域外検出を例に挙げたが、これ
らの全部又は一部をチェックしてもよいし、これ以外の
条件を設定してもよい。
【0155】また上記各フローチャートの処理は、最初
に第1レートで撮像(記録・送信)が開始されるように
したが、最初に第2レートにより撮像が行われるように
し、所定のレート変更条件によって第1レートに変更さ
れて映像データの低品質化が行われるようにしてもよ
い。
【0156】また上記例では、動作モードとしてストレ
ージモード、伝送モード、マルチモードが行われるとし
たが、このレート変更条件の検出に応じて動作モードの
変更も自動的に行われるようにしてもよい。例えば指定
地区内では自動的にマルチモード又は伝送モードとされ
て、必ず映像データが管理局40に送信されるようにし
たり、或いはメモリ容量が残り少なくなることで、スト
レージモード又はマルチモードから伝送モードに切り換
えられたり、或いはマルチモード時にバッテリー容量が
所定以下となったら伝送モード又はストレージモードと
するなどの処理である。
【0157】ところで、実施の形態では、フレームレー
トを変更するフレーム処理の例をフレーム抽出処理とし
て述べた。つまりCCD部5a、5bで得られた撮像映
像信号のフレーム列から、何フレームを抽出するかによ
り、映像品質を変更する例である。ところがCCD部5
a、5b自体を異なるフレームレートとなるように動作
を切り換えることも考えられる。例えばCCD転送クロ
ックを可変制御する。このようなフレーム処理でも、フ
レームレートは可変されるものとなり、つまり本発明と
しての動作は実現できるものである。
【0158】また、記録用のエンコード或いは通信用の
エンコードの後段の処理として、フレーム間引/フレー
ム補間を行ってフレームレートを設定したり、或いは画
素間引き/画素補間を行って圧縮レートを設定すること
もできる。従って、フレーム処理や圧縮処理が、ストレ
ージエンコード部53a、53b、通信エンコード部5
4a、54bで行われなければならないものではない。
従って、装置構成は多様に考えられる。
【0159】さらに、例えばフレーム処理、圧縮処理を
それぞれ複数段階行われるようにすることも考えられ
る。例えば圧縮処理として2段階の処理を実行できる回
路系を構成すれば、1段階目の圧縮のみを行う場合と、
1段階目と2段階目の両方の圧縮処理を行う場合で、圧
縮レートを異なるものとすることができる。従って、1
段階目の圧縮処理を行なう場合と、1段階目及び2段階
目の圧縮処理を行う場合として、レート切換(つまり映
像品質の変更)を実現することもできる。もちろん3段
階以上の圧縮処理が可能としてもよい。各段階の圧縮処
理は、それぞれ同一の圧縮方式でも異なる圧縮方式でも
よい。フレームレートについても同様に考えられる。
【0160】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように本発明
によれば、撮像映像信号に対する圧縮処理の圧縮レー
ト、フレーム処理のフレームレートの両方又は一方を変
化させることで、記録したり送信出力する映像データの
品質やデータ量を変化させることができる。そして特に
レート変更条件は、使用者によるレート変更操作、緊急
操作、レート変更指示の信号の受信、所定値以上の音量
状態、特定のターゲット音声の入力、画像の所定の動き
状態、特定のターゲット画像、衝撃、所定区域内、など
の全部又は一部とすることで、場合に応じて適切な品質
状態の映像データを得ることが可能となるとともに、使
用者が操作することが困難であっても対応できる。即
ち、使用者に撮像操作負担をかけること無く、時と場合
に応じた適切な品質の映像を得ることができるようにな
り、他の作業をしながらの撮像や、例えば警察官や警備
員のパトロール中の携帯撮像用途などに非常に好適であ
る。また撮像装置に対して撮像管理装置(管理局)から
レート変更指示を行えることで、警備上の指揮や状況把
握、緊急事態への対応などにも好適である。またターゲ
ット画像、ターゲット音声などのレート変更条件を撮像
管理装置側から撮像装置に設定させることができるよう
にすることで、警備や捜査の目的に合わせた撮像に好適
である。
【0161】圧縮処理及び/又はフレーム処理を行った
信号を記録媒体に記録するようにすれば、例えばパトロ
ール中の映像などを保存でき、その後の捜査資料、証拠
映像などとして利用できる。また圧縮処理及び/又はフ
レーム処理を行った信号を送信出力することで、撮像管
理装置(管理局など)において例えばパトロール映像を
モニタしたり、記録媒体に保存できる。これは警備状
況、治安状態、事件現場などを把握しての指揮を管理局
から可能としたり、或いは警備員自身の安全性を向上さ
せる。
【0162】圧縮処理及び/又はフレーム処理のレート
変更は、使用者の操作により可能とすることで、使用者
の都合に合わせた品質・データ量で撮像ができる。ま
た、通信手段によって受信されたレート変更指示の信号
により、レート変更されることで、撮像管理装置として
の管理局、或いは他の使用者(他の警備員等)側の都合
に応じて、望ましい品質・データ量で撮像ができる。特
に事件発生時などにおいて、現場周辺の各警備員、警察
官などが使用している撮像装置に指示を出し、圧縮レー
トを下げ、及び/又はフレーム処理のフレームレートを
上げさせることで高品質撮像を行わせることが可能とな
るため、状況確認や事件解決のために非常に有効であ
る。また使用者が緊急操作を行った場合に、レート変更
を行い、高品質撮像を実行することも、緊急時の処理と
して適切なものとなる。さらにこの場合、管理局や他の
警備員等にも緊急情報を送ることで、事件解決や警備員
の安全のためなどにも好適である。
【0163】また所定値以上の音量状態、特定のターゲ
ット音声の入力、撮像映像の所定の動き状態、特定のタ
ーゲット画像、衝撃の検出によってレート変更を行い、
高品質撮像を実行する。これも、通常とは異なる何らか
の事態が発生した場合であるため、緊急時の処理として
適切なものとなる。さらに、現在位置が所定区域内とな
った場合に、レート変更を行い、高品質撮像を実行す
る。これは、例えばパトロール区域内に危険地区、重点
警戒地区などが含まれる場合などに好適である。
【0164】また緊急操作や衝撃検出に応じて撮像装置
が撮像管理装置等に緊急信号を送信する際に、現在位置
情報も送信するようにすれば、撮像管理装置側で緊急事
態発生場所を正確に認識でき、適切な対応ができる。ま
た緊急状態の撮像装置からの情報、例えば映像データや
現在位置情報などを他の撮像装置に送信するようにすれ
ば、他の警備員等がそれぞれ状況を正確に認識できるよ
うになり、各人の適切な対応を可能とする。
【0165】また、警備・警察での使用による効果を述
べたが、音量、撮像映像の動き、ターゲット音声、ター
ゲット画像、指定区域内などを検出して、圧縮レートを
下げ、及び/又はフレーム処理のフレームレートを上げ
ることで高品質撮像を実行することは、一般の用途でも
適切となる。例えば競技、イベントなどで歓声が大きく
なったときに高品質撮像を行うことで、重要な場面を高
品質で撮像できるものとなったり、指定区域による場合
は、例えばハイキング中などに特定の区域の風景を高品
質撮像できるなど、本発明の効果を有効に利用できる機
会は多い。
【0166】また記録媒体の記録可能容量が所定以下と
なった場合や、バッテリー容量が所定以下となった場合
に、圧縮処理の圧縮レートを上げ、及び/又はフレーム
処理のフレームレートを下げるようにすることで、容量
消費を節約し、撮像可能時間をなるべく延ばすことがで
き、使用者が操作に集中することなく長時間の撮像を行
う場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のビデオカメラの外観の説
明図である。
【図2】実施の形態のビデオカメラの使用態様の説明図
である。
【図3】実施の形態のビデオカメラの撮像視野角の説明
図である。
【図4】実施の形態のビデオカメラを用いたシステム構
成の説明図である。
【図5】実施の形態のビデオカメラの構成のブロック図
である。
【図6】実施の形態のビデオカメラの動作モード及びレ
ート切換の説明図である。
【図7】実施の形態のビデオカメラのフレームレート切
換の説明図である。
【図8】実施の形態のビデオカメラのフレームレート切
換の説明図である。
【図9】実施の形態の操作又は指示によるレート切換処
理のフローチャートである。
【図10】実施の形態の音声検査に基づくレート切換処
理のフローチャートである。
【図11】実施の形態の画像解析に基づくレート切換処
理のフローチャートである。
【図12】実施の形態のエマージェンシー時のレート切
換処理のフローチャートである。
【図13】実施の形態のエマージェンシー時の通信動作
の説明図である。
【図14】実施の形態の衝撃検出に基づくレート切換処
理のフローチャートである。
【図15】実施の形態の現在位置検出に基づくレート切
換処理のフローチャートである。
【図16】実施の形態のレート切換動作の各種例の説明
図である。
【符号の説明】
1 カメラユニット、2a 前方カメラ部、2b 後方
カメラ部、3a 前方マイクロフォン、3b 後方マイ
クロフォン、4 発光部、5a,5b CCD部、10
コントロールユニット、11 表示部、12 アンテ
ナ、13 メモリカードスロット、14 スピーカ、1
6 電源スイッチ、17 エマージェンシースイッチ、
18 操作キー、30 メモリカード、31 ケーブ
ル、32公衆回線、40 管理局、41 コントロー
ラ、42 モニタ部、43 操作部、44 ストレージ
部、45 リモートアクセスサーバ、46 メモリカー
ドスロット、51 コントローラ、52 電源部、53
a,53b ストレージエンコード部、54a,54b
通信エンコード部、55,56 マルチプレクサ、5
7 記録部、60 送信信号処理部、61 受信信号処
理部、62 通信部、63 画像解析部、64 音声検
査部、65 GPSデコーダ、66 GPSアンテナ、
67 衝撃センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 H04N 7/18 D 5/915 E 7/18 5/92 H 5/91 K Fターム(参考) 5C022 AA05 AA11 AB61 AB65 AB67 AC00 AC69 AC72 5C053 FA23 FA27 GA18 GB17 GB21 KA24 LA01 LA14 5C054 CG08 DA01 DA07 DA09 FC12 FC13 FC14 HA18 5C087 AA03 AA09 AA10 AA11 AA21 AA23 AA25 AA33 AA37 AA44 BB12 BB13 BB20 BB65 BB74 CC12 CC48 DD05 EE05 FF01 FF04 FF05 FF13 FF17 FF19 FF20 GG02 GG07 GG12 GG18 GG24 GG30 GG51 GG57 GG70 GG81

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像を行って撮像映像信号を出力する撮
    像手段と、 上記撮像映像信号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像
    映像信号のフレーム処理を行って出力する信号処理手段
    と、 レート変更条件を検出する検出手段と、 上記検出手段による検出に応じて、上記信号処理手段に
    おける圧縮処理の圧縮レート、及び/又はフレーム処理
    のフレームレートを変化させるレート制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に対して記録を行う記録手段を
    更に備え、 上記信号処理手段で処理された撮像映像信号は上記記録
    手段に供給され、 上記記録手段は、供給された撮像映像信号を記録媒体に
    記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 通信手段を更に備え、 上記信号処理手段で処理された撮像映像信号は上記通信
    手段に供給され、 上記通信手段は、供給された撮像映像信号を送信出力す
    ることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 操作手段を更に備え、 上記検出手段は、上記操作手段によるレート変更操作
    を、上記レート変更条件として検出することを特徴とす
    る請求項1に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 通信手段を更に備え、 上記検出手段は、上記通信手段によって受信されたレー
    ト変更指示の信号を、上記レート変更条件として検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 緊急操作手段と、通信手段とを更に備
    え、 上記検出手段は上記緊急操作手段の操作を上記レート変
    更条件として検出し、 上記通信手段は、上記緊急操作手段の操作に応じて緊急
    信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の撮像
    装置。
  7. 【請求項7】 現在位置検出手段を更に備え、 上記通信手段は、上記緊急信号とともに上記現在位置検
    出手段で検出された現在位置の情報を送信することを特
    徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 周囲音声を入力するマイクロホン手段
    と、 上記マイクロホン手段から入力された音声信号の音量レ
    ベルを検査する音声検査手段とを更に備え、 上記検出手段は、上記音声検査手段によって所定値以上
    の音量状態が検出されることを、上記レート変更条件と
    して検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 周囲音声を入力するマイクロホン手段
    と、 上記マイクロホン手段から入力された音声信号として、
    特定のターゲット音声が入力されたか否かを検査する音
    声検査手段とを更に備え、 上記検出手段は、上記音声検査手段によって特定のター
    ゲット音声の入力が検出されることを、上記レート変更
    条件として検出することを特徴とする請求項1に記載の
    撮像装置。
  10. 【請求項10】 上記撮像手段から出力される撮像映像
    信号について画像解析処理を行う画像解析手段を更に備
    え、 上記検出手段は、上記画像解析手段によって所定の動き
    状態が検出されることを、上記レート変更条件として検
    出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 上記撮像手段から出力される撮像映像
    信号について画像解析処理を行う画像解析手段を更に備
    え、 上記検出手段は、上記画像解析手段によって特定のター
    ゲット画像が検出されることを、上記レート変更条件と
    して検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
  12. 【請求項12】 衝撃を検出する衝撃センサ手段を更に
    備え、 上記検出手段は、上記衝撃センサ手段によって衝撃が検
    出されることを、上記レート変更条件として検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 通信手段を更に備え、 上記通信手段は、上記衝撃センサ手段によって衝撃が検
    出されることに応じて緊急信号を送信することを特徴と
    する請求項12に記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 現在位置検出手段を更に備え、 上記通信手段は、上記緊急信号とともに上記現在位置検
    出手段で検出された現在位置の情報を送信することを特
    徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 現在位置検出手段と、上記現在位置検
    出手段で検出された現在位置が所定区域内であるか否か
    を判別する判別手段とを更に備え、 上記検出手段は、上記判別手段によって所定区域内と判
    別されることを、上記レート変更条件として検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  16. 【請求項16】 上記レート制御手段は、上記検出手段
    による検出に応じて、上記信号処理手段による圧縮処理
    の圧縮レートを下げ、及び/又はフレーム処理のフレー
    ムレートを上げるように制御することを特徴とする請求
    項1に記載の撮像装置。
  17. 【請求項17】 上記検出手段は、上記記録手段におけ
    る記録媒体の記録可能容量が所定以下となることを、上
    記レート変更条件として検出するとともに、 上記レート制御手段は、上記検出手段による記録可能容
    量が所定以下となったことの検出に応じて、上記信号処
    理手段による圧縮処理の圧縮レートを上げ、及び/又は
    フレーム処理のフレームレートを下げるように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  18. 【請求項18】 バッテリーを動作電源として用いる電
    源手段を更に備え、 上記検出手段は、上記電源手段におけるバッテリー容量
    が所定以下となることを、上記レート変更条件として検
    出するとともに、 上記レート制御手段は、上記検出手段によるバッテリー
    容量が所定以下となったことの検出に応じて、上記信号
    処理手段による圧縮処理の圧縮レートを上げ、及び/又
    はフレーム処理のフレームレートを下げるように制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  19. 【請求項19】 撮像を行って得る撮像映像信号につい
    て圧縮処理及び/又はフレーム処理を行って出力すると
    とともに、 レート変更条件の検出を行い、 上記レート変更条件の検出に応じて、上記圧縮処理の圧
    縮レート、及び/又はフレーム処理のフレームレートを
    変化させることを特徴とする撮像方法。
  20. 【請求項20】 上記圧縮処理及び/又はフレーム処理
    を行った撮像映像信号を、記録媒体に記録することを特
    徴とする請求項19に記載の撮像方法。
  21. 【請求項21】 上記圧縮処理及び/又はフレーム処理
    を行った撮像映像信号を、外部に送信出力することを特
    徴とする請求項19に記載の撮像方法。
  22. 【請求項22】 使用者によるレート変更操作を、上記
    レート変更条件として検出することを特徴とする請求項
    19に記載の撮像方法。
  23. 【請求項23】 外部から送信され、受信されたレート
    変更指示の信号を、上記レート変更条件として検出する
    ことを特徴とする請求項19に記載の撮像方法。
  24. 【請求項24】 使用者による緊急操作を上記レート変
    更条件として検出するとともに、 上記緊急操作に応じて緊急信号を外部に送信出力するこ
    とを特徴とする請求項19に記載の撮像方法。
  25. 【請求項25】 上記緊急操作が行われた際の現在位置
    を検出すると共に、 上記緊急信号とともに現在位置情報を外部に送信出力す
    ることを特徴とする請求項24に記載の撮像方法。
  26. 【請求項26】 周囲音声として集音した音声信号の音
    量レベルを検査し、 所定値以上の音量状態が検出されることを、上記レート
    変更条件として検出することを特徴とする請求項19に
    記載の撮像方法。
  27. 【請求項27】 周囲音声として集音した音声信号を検
    査し、 特定のターゲット音声の入力が検出されることを、上記
    レート変更条件として検出することを特徴とする請求項
    19に記載の撮像方法。
  28. 【請求項28】 上記撮像映像信号について画像解析処
    理を行ない、 上記画像解析処理よって所定の動き状態が検出されるこ
    とを、上記レート変更条件として検出することを特徴と
    する請求項19に記載の撮像方法。
  29. 【請求項29】 上記撮像映像信号について画像解析処
    理を行ない、 上記画像解析処理によって特定のターゲット画像が検出
    されることを、上記レート変更条件として検出すること
    を特徴とする請求項19に記載の撮像方法。
  30. 【請求項30】 衝撃センサによって衝撃が検出される
    ことを、上記レート変更条件として検出することを特徴
    とする請求項19に記載の撮像方法。
  31. 【請求項31】 上記衝撃センサによって衝撃が検出さ
    れることに応じて、緊急信号を外部に送信出力すること
    を特徴とする請求項30に記載の撮像方法。
  32. 【請求項32】 上記衝撃が検出された際の現在位置を
    検出すると共に、 上記緊急信号とともに現在位置情報を外部に送信出力す
    ることを特徴とする請求項31に記載の撮像方法。
  33. 【請求項33】 現在位置を検出し、検出された現在位
    置が所定区域内であるか否かを判別し、 所定区域内と判別されたことを、上記レート変更条件と
    して検出することを特徴とする請求項19に記載の撮像
    方法。
  34. 【請求項34】 上記レート変更条件の検出に応じて、
    上記圧縮処理の圧縮レートを下げ、及び/又はフレーム
    処理のフレームレートを上げることを特徴とする請求項
    19に記載の撮像方法。
  35. 【請求項35】 上記記録媒体の記録可能容量が所定以
    下となることを、上記レート変更条件として検出すると
    ともに、 記録可能容量が所定以下となったことの検出に応じて、
    上記圧縮処理の圧縮レートを上げ、及び/又はフレーム
    処理のフレームレートを下げることを特徴とする請求項
    20に記載の撮像方法。
  36. 【請求項36】 バッテリーを動作電源として用いると
    ともに、 上記バッテリー容量が所定以下となることを、上記レー
    ト変更条件として検出し、 バッテリー容量が所定以下となったことの検出に応じ
    て、上記圧縮処理の圧縮レートを上げ、及び/又はフレ
    ーム処理のフレームレートを下げることを特徴とする請
    求項19に記載の撮像方法。
  37. 【請求項37】 1又は複数の撮像装置との間で通信が
    可能な通信手段と、 操作手段と、 上記操作手段の操作に応じて、上記通信手段で通信可能
    な全部又は一部の撮像装置に対して、撮像映像信号に対
    する圧縮処理の圧縮レート及び/又は撮像映像信号のフ
    レーム処理のフレームレートについてのレート変更指示
    の信号を上記通信手段から送信させる送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理装置。
  38. 【請求項38】 上記撮像装置から送信されて上記通信
    手段で受信された映像データを出力するモニタ手段を、
    更に備えたことを特徴とする請求項37に記載の撮像管
    理装置。
  39. 【請求項39】 1又は複数の撮像装置との間で通信が
    可能な通信手段と、 上記通信手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置に対
    して、撮像映像信号に対する圧縮処理の圧縮レート及び
    /又は撮像映像信号のフレーム処理のフレームレートに
    関するレート変更条件を設定する情報を上記通信手段か
    ら送信させる送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理装置。
  40. 【請求項40】 上記撮像装置から送信されて上記通信
    手段で受信された映像データを出力するモニタ手段を、
    更に備えたことを特徴とする請求項39に記載の撮像管
    理装置。
  41. 【請求項41】 1又は複数の撮像装置との間で通信が
    可能な通信手段と、 或る撮像装置から送信されて上記通信手段で受信された
    緊急信号に応じて、その緊急信号を送信してきた撮像装
    置、或いは他の撮像装置に対して、撮像映像信号に対す
    る圧縮処理の圧縮レート及び/又は撮像映像信号のフレ
    ーム処理のフレームレートについてのレート変更指示の
    信号を上記通信手段から送信させる送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理装置。
  42. 【請求項42】 上記撮像装置から送信されて上記通信
    手段で受信された映像データを出力するモニタ手段を、
    更に備えたことを特徴とする請求項41に記載の撮像管
    理装置。
  43. 【請求項43】 上記緊急信号は、上記撮像装置におい
    て緊急操作又は衝撃検出に応じて送信されてくる信号で
    あることを特徴とする請求項41に記載の撮像管理装
    置。
  44. 【請求項44】 上記送信制御手段は、上記緊急信号を
    送信してきた撮像装置から上記緊急信号とともに送信さ
    れてきた現在位置情報に基づいて撮像装置を選択し、選
    択した撮像装置に対して上記レート変更指示の信号を上
    記通信手段から送信させることを特徴とする請求項41
    に記載の撮像管理装置。
  45. 【請求項45】 上記送信制御手段は、上記緊急信号を
    送信してきた撮像装置から送信されてくる情報を、上記
    通信手段により他の撮像装置に対して送信させることを
    特徴とする請求項41に記載の撮像管理装置。
  46. 【請求項46】 1又は複数の撮像装置と、上記各撮像
    装置との間で通信が可能な撮像管理装置から成り、 上記撮像装置は、 撮像を行って撮像映像信号を出力する撮像手段と、 上記撮像映像信号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像
    映像信号のフレーム処理を行って出力する信号処理手段
    と、 上記信号処理手段で処理された撮像映像信号を映像デー
    タとして上記撮像管理装置に送信できるとともに、上記
    撮像管理装置との間で各種データ通信が可能とされる通
    信手段と、 上記通信手段によって受信されたレート変更指示の信号
    を、レート変更条件として検出する検出手段と、 上記検出手段による検出に応じて、上記信号処理手段に
    おける圧縮処理の圧縮レート、及び/又はフレーム処理
    のフレームレートを変化させるレート制御手段と、 を備え、 上記撮像管理装置は、 上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、 操作手段と、 上記操作手段の操作に応じて、上記通信手段で通信可能
    な全部又は一部の撮像装置に対して、上記レート変更指
    示の信号を上記通信手段から送信させる送信制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする撮像管理システム。
  47. 【請求項47】 上記撮像管理装置は、上記撮像装置か
    ら送信されて上記通信手段で受信された映像データを出
    力するモニタ手段を、更に備えることを特徴とする請求
    項46に記載の撮像管理システム。
  48. 【請求項48】 1又は複数の撮像装置と、上記各撮像
    装置との間で通信が可能な撮像管理装置から成り、 上記撮像装置は、 撮像を行って撮像映像信号を出力する撮像手段と、 上記撮像映像信号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像
    映像信号のフレーム処理を行って出力する信号処理手段
    と、 上記信号処理手段で処理された撮像映像信号を映像デー
    タとして上記撮像管理装置に送信できるとともに、上記
    撮像管理装置との間で各種データ通信が可能とされる通
    信手段と、 上記通信手段によって受信されたレート変更条件の設定
    の情報に応じてレート変更条件を設定し、レート変更条
    件の発生を検出する検出手段と、 上記検出手段による検出に応じて、上記信号処理手段に
    おける圧縮処理の圧縮レート、及び/又はフレーム処理
    のフレームレートを変化させるレート制御手段と、 を備え、 上記撮像管理装置は、 上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、 上記通信手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置に対
    して、上記レート変更条件を設定する情報を上記通信手
    段から送信させる送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理システム。
  49. 【請求項49】 上記撮像管理装置は、上記撮像装置か
    ら送信されて上記通信手段で受信された映像データを出
    力するモニタ手段を、更に備えることを特徴とする請求
    項48に記載の撮像管理システム。
  50. 【請求項50】 1又は複数の撮像装置と、上記各撮像
    装置との間で通信が可能な撮像管理装置から成り、 上記撮像装置は、 撮像を行って撮像映像信号を出力する撮像手段と、 上記撮像映像信号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像
    映像信号のフレーム処理を行って出力する信号処理手段
    と、 上記信号処理手段で処理された撮像映像信号を映像デー
    タとして上記撮像管理装置に送信できるとともに、上記
    撮像管理装置との間で各種データ通信が可能とされる通
    信手段と、 緊急操作又は衝撃検出に応じて緊急信号を上記通信手段
    から送信する緊急信号送信制御手段と、 上記通信手段によって受信されたレート変更指示の信号
    を、レート変更条件として検出する検出手段と、 上記検出手段による検出に応じて、上記信号処理手段に
    おける圧縮処理の圧縮レート、及び/又はフレーム処理
    のフレームレートを変化させるレート制御手段と、 を備え、 上記撮像管理装置は、 上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、 或る撮像装置から送信されて上記通信手段で受信された
    緊急信号に応じて、その緊急信号を送信してきた撮像装
    置、或いは他の撮像装置に対して、上記レート変更指示
    の信号を上記通信手段から送信させる送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理システム。
  51. 【請求項51】 上記撮像管理装置は、上記撮像装置か
    ら送信されて上記通信手段で受信された映像データを出
    力するモニタ手段を、更に備えることを特徴とする請求
    項50に記載の撮像管理システム。
  52. 【請求項52】 上記撮像装置は、現在位置検出手段を
    更に備え、 上記撮像装置の上記緊急信号送信制御手段は、上記緊急
    信号とともに上記現在位置検出手段で検出された現在位
    置情報を送信するように制御すると共に、 上記撮像管理装置の上記送信制御手段は、上記緊急信号
    を送信してきた撮像装置から上記緊急信号とともに送信
    されてきた現在位置情報に基づいて撮像装置を選択し、
    選択した撮像装置に対して上記レート変更指示の信号を
    上記通信手段から送信させることを特徴とする請求項5
    0に記載の撮像管理システム。
  53. 【請求項53】 上記撮像管理装置の上記送信制御手段
    は、上記緊急信号を送信してきた撮像装置から送信され
    てくる情報を、上記通信手段により他の撮像装置に対し
    て送信させることを特徴とする請求項50に記載の撮像
    管理システム。
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