JP2003274359A - 撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム

Info

Publication number
JP2003274359A
JP2003274359A JP2002070287A JP2002070287A JP2003274359A JP 2003274359 A JP2003274359 A JP 2003274359A JP 2002070287 A JP2002070287 A JP 2002070287A JP 2002070287 A JP2002070287 A JP 2002070287A JP 2003274359 A JP2003274359 A JP 2003274359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rate
data
image pickup
compression
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002070287A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Kashiwa
浩太郎 柏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002070287A priority Critical patent/JP2003274359A/ja
Priority to US10/386,892 priority patent/US7456875B2/en
Priority to DE60307702T priority patent/DE60307702T2/de
Priority to EP03251546A priority patent/EP1345420B1/en
Publication of JP2003274359A publication Critical patent/JP2003274359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が意識することなく、場合に応じて送
信出力するデータと記録するデータの一方を他方より高
品位な映像データとする。 【解決手段】 レート変更条件の検出に応じて記録媒体
への記録用データと、送信出力する送信用データとで、
圧縮処理の圧縮レート、フレーム処理のフレームレート
の両方又は一方を異なるものとする。レート変更条件
は、使用者によるレート変更操作、緊急操作、レート変
更指示の信号の受信、所定値以上の音量状態、特定のタ
ーゲット音声の入力、画像の所定の動き状態、特定のタ
ーゲット画像、衝撃、所定区域内、記録媒体の残り容
量、通信状況の全部又は一部とすることで、場合に応じ
て適切な品質状態の送信/記録が可能とし、また使用者
が操作することが困難であっても対応できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置、撮像方
法、撮像管理装置、撮像管理システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯用ビデオカメラなどとして撮
像装置が普及しており、業務用や一般家庭用途などに用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のビデオ
カメラでは、使用者は撮像を行う際には、被写体、ビデ
オカメラの各種操作、バッテリー容量、記録媒体の記録
可能容量(記録可能残時間)など、非常に多様のことを
意識していなければならない。これは、使用者が撮像作
業に集中しなければならないことを意味し、例えば他の
ことを行いながら、撮像作業に集中することなく撮像で
きるというものではない。
【0004】ビデオカメラの用途は多岐にわたり、例え
ば一般家庭では運動会その他のイベント撮影や子供の成
長記録などに利用されているが、実際には使用者が或る
作業を行いながら、その過程を撮像しておきたい場合な
ど、撮像に集中できない状況は多い。また、ビデオカメ
ラは監視/警備用の用途としても有効であるが、通常は
特定の位置に固定された監視用カメラが利用される。ま
た携帯型のビデオカメラであれば、警備員や警察官など
が携帯することも可能であるが、使用しやすいものでは
ない。即ち警備員や警察官などは、本来監視・警備のた
めに周囲に注意を払っていなければならず、ビデオカメ
ラに集中して撮像操作を行うことはできない。このため
警備員や警察官が常にビデオカメラを携帯してパトロー
ルを行うことは通常行われない。しかしながら、パトロ
ール中に同時にビデオ撮像を行うことは警備上有効であ
ると考えられる。これらのことから、特に操作に集中し
なくても撮像可能な撮像装置が要望される。
【0005】さらに、ビデオカメラにおいては、通常撮
像した映像データをディスクやメモリカード等の記録媒
体に記録することが行われるが、撮像した映像データを
外部機器に対して送信出力するようにすることも考えら
れる。例えば警備用の用途については、パトロール中の
映像が送信され、本部などの他の場所でモニタリングで
きると都合がよい。このため、撮像データの記録媒体へ
の記録だけでなく、送信出力できるようにするととも
に、その場合、使用者の操作を簡易化して、撮像実行の
負担を軽減し、さらに適切な映像データが記録又は送信
されるようにすることが求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、使用者
が操作に集中しなくても必要時において高品質な映像が
送信又は記録できるようにすることを目的とする。
【0007】このため本発明の撮像装置は、撮像を行っ
て撮像映像信号を出力する撮像手段と、上記撮像映像信
号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像映像信号のフレ
ーム処理を行って記録用データ及び送信用データを出力
する信号処理手段と、上記記録用データを記録媒体に記
録する記録手段と、上記送信用データを外部に送信出力
する通信手段と、レート変更条件を検出する検出手段
と、上記検出手段による検出に応じて、上記記録用デー
タを得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレー
ム処理のフレームレートと、上記送信用データを得るた
めの圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフ
レームレートとが異なるレートとなるように制御するレ
ート制御手段とを備えるようにする。
【0008】レート変更条件の検出は以下のように行
う。即ち操作手段を更に備え、上記検出手段は、上記操
作手段によるレート変更操作を、上記レート変更条件と
して検出する。また、上記検出手段は、上記通信手段に
よって受信されたレート変更指示の信号を、上記レート
変更条件として検出する。また緊急操作手段を更に備
え、上記検出手段は上記緊急操作手段の操作を上記レー
ト変更条件として検出する。このとき上記通信手段は、
上記緊急操作手段の操作に応じて緊急信号を送信する。
また現在位置情報を送信するようにもする。また周囲音
声を入力するマイクロホン手段と、上記マイクロホン手
段から入力された音声信号の音量レベルを検査する音声
検査手段とを更に備え、上記検出手段は、上記音声検査
手段によって所定値以上の音量状態が検出されること
を、上記レート変更条件として検出する。また周囲音声
を入力するマイクロホン手段と、上記マイクロホン手段
から入力された音声信号として、特定のターゲット音声
が入力されたか否かを検査する音声検査手段とを更に備
え、上記検出手段は、上記音声検査手段によって特定の
ターゲット音声の入力が検出されることを、上記レート
変更条件として検出する。また上記撮像手段から出力さ
れる撮像映像信号について画像解析処理を行う画像解析
手段を更に備え、上記検出手段は、上記画像解析手段に
よって所定の動き状態が検出されることを、上記レート
変更条件として検出する。また、上記検出手段は、上記
画像解析手段によって特定のターゲット画像が検出され
ることを、上記レート変更条件として検出する。また、
衝撃を検出する衝撃センサ手段を更に備え、上記検出手
段は、上記衝撃センサ手段によって衝撃が検出されるこ
とを、上記レート変更条件として検出する。このとき上
記通信手段は、上記緊急操作手段の操作に応じて緊急信
号を送信する。また現在位置情報を送信するようにもす
る。また現在位置検出手段と、上記現在位置検出手段で
検出された現在位置が所定区域内であるか否かを判別す
る判別手段とを更に備え、上記検出手段は、上記判別手
段によって所定区域内と判別されることを、上記レート
変更条件として検出する。また、上記検出手段は、上記
記録手段における記録媒体の記録可能容量が所定以下と
なることを、上記レート変更条件として検出する。ま
た、上記検出手段は、上記通信手段による通信状況の悪
化が検出されることを、上記レート変更条件として検出
する。
【0009】上記レート制御手段は、上記検出手段によ
る検出に応じて、上記通信用データを得るための圧縮処
理の圧縮レートが上記記録用データを得るための圧縮処
理の圧縮レートより低く、及び/又は上記通信用データ
を得るためのフレーム処理のフレームレートが上記記録
用データを得るためのフレーム抽出処理のフレームレー
トより高くなるように制御する。或いは上記レート制御
手段は、上記検出手段による検出に応じて、上記記録用
データを得るための圧縮処理の圧縮レートが上記通信用
データを得るための圧縮処理の圧縮レートより低く、及
び/又は記録用データを得るためのフレーム処理のフレ
ームレートが上記通信用データを得るためのフレーム処
理のフレームレートより高くなるように制御する。
【0010】本発明の撮像方法は、撮像を行って得た撮
像映像信号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像映像信
号のフレーム処理を行って記録用データ及び送信用デー
タを出力し、上記記録用データを記録媒体に記録し、上
記送信用データを外部に送信出力するとともに、レート
変更条件の検出を行い、上記レート変更条件の検出に応
じて、上記記録用データを得るための圧縮処理の圧縮レ
ート及び/又はフレーム処理のフレームレートと、上記
送信用データを得るための圧縮処理の圧縮レート及び/
又はフレーム処理のフレームレートとが異なるレートと
なるように制御する。
【0011】また上記撮像方法の上記レート変更条件
は、使用者によるレート変更操作、緊急操作、レート変
更指示の信号の受信、所定値以上の音量状態、特定のタ
ーゲット音声の入力、画像の所定の動き状態、特定のタ
ーゲット画像、衝撃、所定区域内、記録媒体の容量、通
信状況の悪化などとする。なお緊急操作や衝撃検出の場
合は、緊急信号や現在位置情報の送信も行う。そしてレ
ート変更条件の検出に応じて、上記通信用データを得る
ための圧縮処理の圧縮レートが上記記録用データを得る
ための圧縮処理の圧縮レートより低く、及び/又は上記
通信用データを得るためのフレーム処理のフレームレー
トが上記記録用データを得るためのフレーム処理のフレ
ームレートより高くなるように制御する。或いは、上記
レート変更条件の検出に応じて、上記記録用データを得
るための圧縮処理の圧縮レートが上記通信用データを得
るための圧縮処理の圧縮レートより低く、及び/又は上
記記録用データを得るためのフレーム処理のフレームレ
ートが上記通信用データを得るためのフレーム処理のフ
レームレートより高くなるように制御する。
【0012】本発明の撮像管理装置は、1又は複数の撮
像装置との間で通信が可能な通信手段と、操作手段と、
上記操作手段の操作に応じて、上記通信手段で通信可能
な全部又は一部の撮像装置に対して、記録用データを得
るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理
のフレームレートと、通信用データを得るための圧縮処
理の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフレームレー
トとについてのレート変更指示の信号を上記通信手段か
ら送信させる送信制御手段とを備える。また上記撮像装
置から送信されて上記通信手段で受信された映像データ
を出力するモニタ手段を備える。
【0013】また本発明の撮像管理装置は、1又は複数
の撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、上記通信
手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置に対して、記
録用データを得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又
はフレーム処理のフレームレートと、通信用データを得
るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理
のフレームレートとに関するレート変更条件を設定する
情報を上記通信手段から送信させる送信制御手段とを備
える。また上記撮像装置から送信されて上記通信手段で
受信された映像データを出力するモニタ手段を備える。
【0014】また本発明の撮像管理装置は、1又は複数
の撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、或る撮像
装置から送信されて上記通信手段で受信された緊急信号
に応じて、その緊急信号を送信してきた撮像装置、或い
は他の撮像装置に対して、記録用データを得るための圧
縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフレーム
レートと、通信用データを得るための圧縮処理の圧縮レ
ート及び/又はフレーム処理のフレームレートとについ
てのレート変更指示の信号を上記通信手段から送信させ
る送信制御手段とを備える。また上記撮像装置から送信
されて上記通信手段で受信された映像データを出力する
モニタ手段を備える。この場合、上記緊急信号は、上記
撮像装置において緊急操作又は衝撃検出に応じて送信さ
れてくる信号であるとする。また上記送信制御手段は、
上記緊急信号を送信してきた撮像装置から上記緊急信号
とともに送信されてきた現在位置情報に基づいて撮像装
置を選択し、選択した撮像装置に対して上記レート変更
指示の信号を上記通信手段から送信させる。また上記送
信制御手段は、上記緊急信号を送信してきた撮像装置か
ら送信されてくる情報を、上記通信手段により他の撮像
装置に対して送信させる。
【0015】本発明の撮像管理システムは、1又は複数
の撮像装置と、上記各撮像装置との間で通信が可能な撮
像管理装置から成る。上記撮像装置は、撮像を行って撮
像映像信号を出力する撮像手段と、上記撮像映像信号に
対する圧縮処理及び/又は上記撮像映像信号のフレーム
処理を行って記録用データ及び送信用データを出力する
信号処理手段と、上記記録用データを記録媒体に記録す
る記録手段と、上記送信用データを上記撮像管理装置に
送信できるとともに、上記撮像管理装置との間で各種デ
ータ通信が可能とされる通信手段と、上記通信手段によ
って受信されたレート変更指示の信号を、レート変更条
件として検出する検出手段と、上記検出手段による検出
に応じて、上記記録用データを得るための圧縮処理の圧
縮レート及び/又はフレーム処理のフレームレートと、
上記送信用データを得るための圧縮処理の圧縮レート及
び/又はフレーム処理のフレームレートとが異なるレー
トとなるように制御するレート制御手段とを備える。上
記撮像管理装置は、上記撮像装置との間で通信が可能な
通信手段と、操作手段と、上記操作手段の操作に応じ
て、上記通信手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置
に対して、上記レート変更指示の信号を上記通信手段か
ら送信させる送信制御手段とを備える。また上記撮像管
理装置は、上記撮像装置から送信されて上記通信手段で
受信された映像データを出力するモニタ手段を備える。
【0016】また本発明の撮像管理システムは、1又は
複数の撮像装置と、上記各撮像装置との間で通信が可能
な撮像管理装置から成る。上記撮像装置は、撮像を行っ
て撮像映像信号を出力する撮像手段と、上記撮像映像信
号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像映像信号のフレ
ーム処理を行って記録用データ及び送信用データを出力
する信号処理手段と、上記記録用データを記録媒体に記
録する記録手段と、上記送信用データを上記撮像管理装
置に送信できるとともに、上記撮像管理装置との間で各
種データ通信が可能とされる通信手段と、上記通信手段
によって受信されたレート変更条件の設定の情報に応じ
てレート変更条件を設定し、レート変更条件の発生を検
出する検出手段と、上記検出手段による検出に応じて、
上記記録用データを得るための圧縮処理の圧縮レート及
び/又はフレーム処理のフレームレートと、上記送信用
データを得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフ
レーム処理のフレームレートとが異なるレートとなるよ
うに制御するレート制御手段とを備える。上記撮像管理
装置は、上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段
と、上記通信手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置
に対して、上記レート変更条件を設定する情報を上記通
信手段から送信させる送信制御手段とを備える。また上
記撮像管理装置は、上記撮像装置から送信されて上記通
信手段で受信された映像データを出力するモニタ手段を
備える。
【0017】また本発明の撮像管理システムは、1又は
複数の撮像装置と、上記各撮像装置との間で通信が可能
な撮像管理装置から成る。上記撮像装置は、撮像を行っ
て撮像映像信号を出力する撮像手段と、上記撮像映像信
号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像映像信号のフレ
ーム処理を行って記録用データ及び送信用データを出力
する信号処理手段と、上記記録用データを記録媒体に記
録する記録手段と、上記送信用データを上記撮像管理装
置に送信できるとともに、上記撮像管理装置との間で各
種データ通信が可能とされる通信手段と、緊急操作又は
衝撃検出に応じて緊急信号を上記通信手段から送信する
緊急信号送信制御手段と、上記通信手段によって受信さ
れたレート変更指示の信号を、レート変更条件として検
出する検出手段と、上記検出手段による検出に応じて、
上記記録用データを得るための圧縮処理の圧縮レート及
び/又はフレーム処理のフレームレートと、上記送信用
データを得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフ
レーム処理のフレームレートとが異なるレートとなるよ
うに制御するレート制御手段とを備える。上記撮像管理
装置は、上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段
と、或る撮像装置から送信されて上記通信手段で受信さ
れた緊急信号に応じて、その緊急信号を送信してきた撮
像装置、或いは他の撮像装置に対して、上記レート変更
指示の信号を上記通信手段から送信させる送信制御手段
とを備える。また上記撮像管理装置は、上記撮像装置か
ら送信されて上記通信手段で受信された映像データを出
力するモニタ手段を備える。この場合、上記撮像装置
は、現在位置検出手段を更に備え、上記撮像装置の上記
緊急信号送信制御手段は、上記緊急信号とともに上記現
在位置検出手段で検出された現在位置情報を送信するよ
うに制御すると共に、上記撮像管理装置の上記送信制御
手段は、上記緊急信号を送信してきた撮像装置から上記
緊急信号とともに送信されてきた現在位置情報に基づい
て撮像装置を選択し、選択した撮像装置に対して上記レ
ート変更指示の信号を上記通信手段から送信させる。ま
た上記撮像管理装置の上記送信制御手段は、上記緊急信
号を送信してきた撮像装置から送信されてくる情報を、
上記通信手段により他の撮像装置に対して送信させる。
【0018】以上のような本発明の撮像装置、撮像方
法、撮像管理装置、撮像管理システムでは、レート変更
条件の検出に応じて記録媒体へ記録する記録用データ
と、送信出力する送信用データとで、圧縮処理の圧縮レ
ート、フレーム処理のフレームレートの両方又は一方を
異なるものとする。これは、送信出力する映像データと
記録媒体に記録する映像データの品質を変化させること
を意味する。特にレート変更条件は、使用者によるレー
ト変更操作、緊急操作、レート変更指示の信号の受信、
所定値以上の音量状態、特定のターゲット音声の入力、
画像の所定の動き状態、特定のターゲット画像、衝撃、
所定区域内、記録媒体の残り容量、通信状況の全部又は
一部とすることで、場合に応じて適切な品質状態の送信
/記録が可能となる。例えばなるべく高品質な映像デー
タを送信出力したいという場合には、送信用とする映像
データを記録用の映像データに比べて高品質化できる。
そしてこれは、使用者が操作することが困難であっても
対応できる。例えばパトロール中などを考えると、平常
時はさほど撮像データについての重要度は少ないが、異
常事態の発生時や特に警戒を要する時、警備員等の安全
が危惧される時などは、なるべく本部側で高画質な映像
でモニタリングして、状況把握や指揮に反映させたい。
従って、そのような場合に応じて送信される映像データ
が高品質化されることは都合がよい。また撮像管理装置
側から撮像装置の圧縮レート、フレームレートを制御で
きることになるため、状況に応じた撮像や緊急時の適切
な対応が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮像装置、撮像方
法の実施の形態となるビデオカメラについて次の順序で
説明していく。 1.ビデオカメラの態様及びシステム構成 2.ビデオカメラの構成 3.撮像動作モード 4.操作又は指示によるレート切換 5.記録残容量によるレート切換 6.衝撃検出によるレート切換 7.エマージェンシー時のレート切換 8.位置検出によるレート切換 9.音声検査によるレート切換 10.画像解析によるレート切換 11.通信状況によるレート切換 12.変形例
【0020】1.ビデオカメラの態様及びシステム構成 図1に本実施の形態のビデオカメラの外観例を示す。こ
のビデオカメラは、カメラユニット1とコントロールユ
ニット10から構成される。カメラユニット1とコント
ロールユニット10はケーブル31により信号伝送可能
に接続される。
【0021】カメラユニット1は、例えば図2に示すよ
うに使用者の肩に装着される。一方、コントロールユニ
ット10は使用者の腰、或いは衣服のポケット等に装着
又は保持される形態とし、即ち使用者が手を使用せず
に、携帯しながらの撮像が可能な状態とされる。カメラ
ユニット1を肩に装着する手法は多様に考えられ、ここ
では詳述しないが、使用者の衣服(警備用のジャケット
等)に、カメラユニット1の台座部6を保持する機構が
形成されたり、或いは装着用ベルトなどによって肩部分
に装着されるようにすればよい。なお、カメラユニット
1が例えば使用者がかぶるヘルメットの上部や側面に固
定されたり、或いは胸部、腕部に装着されるなども考え
られるが、肩部分は、使用者が歩行している場合でも最
も揺れが少ない部分であり、従って撮像を行うカメラユ
ニット1を装着する部位としては最適である。
【0022】図1に示すように、カメラユニット1に
は、前方カメラ部2aと後方カメラ部2bの2つのカメ
ラ部が設けられる。また前後カメラ部2a,2bに対応
して前方マイクロフォン3a、後方マイクロフォン3b
も設けられる。前方カメラ部2aは、図2の装着状態に
おいて使用者の前方の光景を撮像するものとされ、後方
カメラ部2bは使用者の後方の光景を撮像するものとさ
れる。前方カメラ部2aと後方カメラ部2bは、それぞ
れ広角レンズを搭載しており、その撮像視野角は図3に
示すように比較的広角とされ、前方カメラ部2aと後方
カメラ部2bを合わせることで、使用者の周囲をほぼ全
周にわたって撮像できるようにしている。前方マイクロ
フォン3aは、図2の状態で使用者の前方方向に高い指
向性を有するマイクロフォンとされ、前方カメラ部2a
で撮像する光景に対応する音声を集音する。後方マイク
ロフォン3bは、図2の状態で使用者の後方に高い指向
性を有するマイクロフォンとされ、後方カメラ部2bで
撮像する光景に対応する音声を集音する。
【0023】なお、前方カメラ部2aと後方カメラ部2
bの各撮像範囲としての前方視野角及び後方視野角をど
の程度とするかは、採用するレンズ系の設計などにより
各種設定できることは言うまでもない。当該ビデオカメ
ラの使用が想定される状況に応じて視野角が設定されれ
ばよい。もちろん、前方視野角と後方視野角を同角度と
する必要もなく、また機種によっては、視野角をあえて
狭く設計することも考えられる。前方マイクロフォン3
a、後方マイクロフォン3bの指向性についても同様で
あり、用途に応じて各種の設計が考えられる。例えば無
指向性のマイクロフォンを1つ配置するような構成も考
えられる。
【0024】カメラユニット1の上部には発光部4が形
成される。例えばLED素子などにより発光を行う。こ
の発光部4は、前後カメラ部2a、2bにより撮像が行
われている際に発光を行う。発光態様は連続的な発光で
も点滅動作でも良い。発光部4が発光することにより、
周囲の人に、当該ビデオカメラが撮像動作を行っている
ことを明示する。これは、当該ビデオカメラが盗撮目的
で使用されているものではないことを周囲に知らしめる
ものとなる。また、例えば警備員や警察官が使用してい
る際においては、発光部4により撮像実行中であること
が提示されることで、防犯効果を高めるものともなる。
【0025】コントロールユニット10は、カメラユニ
ット1で撮像された映像信号(及び音声信号)をメモリ
カード30に記録する記録機能や、アンテナ12から後
述する管理局に送信出力する機能、さらに表示・操作な
どのユーザーインターフェース機能等を備える。
【0026】例えばコントロールユニット10の前面に
は、液晶パネル等による表示部11が設けられる。また
所要位置に通信用のアンテナ12が形成される。またメ
モリカード30を装着するカードスロット13が形成さ
れる。さらにスピーカ部14やヘッドホン端子19とし
て電子音や音声を出力する部位が形成される。また例え
ばUSB、IEEE1394など、所定の伝送規格によ
り情報機器との間でデータ伝送を行うためのケーブル接
続端子15が設けられる。
【0027】使用者が操作を行うための操作子として
は、電源スイッチ16,各種操作キー18,エマージェ
ンシースイッチ17などが形成される。操作キー18
は、例えばカーソルキー、エンターキー、キャンセルキ
ーなどとして、表示部11での表示上でカーソル操作を
行って操作入力を行うものとして、多様な操作入力が可
能なものとしてもよいし、撮像開始、停止、モード設定
その他の基本操作のための専用キーが設けられても良
い。また電源スイッチ16や操作キー18については、
図示するようにスライドスイッチ形態や押圧スイッチと
する以外に(或いはこれらと併用して)、例えばジョグ
ダイヤル、トラックボールなどの操作子を採用しても良
い。
【0028】エマージェンシースイッチ17は、特に緊
急時に使用者が操作することを想定したもので、操作余
裕のない状態などにおいて視認しなくても確実に操作で
きるように大型の操作ボタンを採用することが好適であ
る。また、平常時に誤って操作することがないように、
或る程度の押圧力を必要とするようにしたり、図示する
ようにボタン表面をコントロールユニット10の表面よ
り一段低く設定するなどの工夫がされると良い。もちろ
ん押圧ボタン形態でなく、使用者がコントロールユニッ
ト10を叩くことを検出するようにしたり、使用者の声
を認識してエマージェンシー操作と認識するなど、多様
な形態が考えられる。
【0029】本例のビデオカメラの構成については、後
に図5で述べるが、例えばこのようにカメラユニット1
とコントロールユニット10によって形成される本例の
ビデオカメラを図2のように使用者が装着することで、
ハンズフリーかつほぼ無意識での撮像が可能となる。従
って、何らかの作業をしながらその作業光景を撮像した
り、イベント等を楽しみながら撮像したり、警備員や警
察官のパトロール中に撮像を行うことに好適となる。
【0030】本例のビデオカメラは、撮像した映像デー
タをメモリカード30に記録する機能と、送信出力する
機能を有するが、これらの機能を例えば警備・警察用途
を想定した場合により有効化するシステム例を図4に示
す。
【0031】ビデオカメラのコントロールユニット10
は、例えば公衆回線32を介して管理局40とデータ通
信が可能とされる。このために例えばコントロールユニ
ット10には携帯電話或いはPHS等の通信機能が備え
られる。なお、公衆回線32ではなく、専用回線によっ
て通信可能とされても良い。
【0032】管理局40は、例えば本例のビデオカメラ
を装着してパトロールを行う一人又は複数人の警察官・
警備員を指揮・管理する組織等とする。管理局には、コ
ントローラ41,モニタ部42,操作部43,ストレー
ジ部44、リモートアクセスサーバ45,メモリカード
スロット46等が備えられる。
【0033】コントローラ41は管理局40内のシステ
ムを制御する。モニタ部42は、例えばディスプレイや
スピーカ等で構成され、オペレータに映像や音声を出力
する。操作部43はキーボード等の操作、マイクロホ
ン、カメラ等を備え、オペレータが各種操作入力や情報
入力を行うことができるようにされている。ストレージ
部44はHDD(ハードディスクドライブ)や光ディス
クドライブ、磁気テープドライブなどとされ、記録媒体
に対して情報の記録再生を行う。リモートアクセスサー
バ45は、公衆回線32を介した管理局40とビデオカ
メラのコントロールユニット10との間の通信動作を行
う。メモリカードスロット46は、ビデオカメラのコン
トロールユニット10において記録媒体とされているメ
モリカード30に対するスロットであり、コントローラ
41によってメモリカード30にアクセス可能とされ
る。
【0034】警備員等が所持するコントロールユニット
10には、カメラユニット1で撮像した映像データ(及
び音声データ)を送信する機能が備えられるが、その映
像データは公衆回線32を介して管理局40に送信され
る。管理局40では、コントローラ41の制御に基づい
て、当該送信されてきた映像データをストレージ部44
に蓄積させたり、モニタ部42に映像・音声として出力
させることができる。即ち管理局40においては、警備
員等がビデオカメラを所持してパトロールを行うこと
で、管理局側のオペレータも警備員等がパトロールして
いる場所の映像や音声を確認でき、また、パトロール中
の映像・音声をデータとして蓄積することで、後の捜
査、分析、証拠資料などとして利用することができる。
さらに警備員等が使用しているビデオカメラにより撮像
されている映像(及び音声)が、このように管理局40
によってもモニタリングされていることが一般に周知さ
れるようにすれば、犯罪抑制効果や警備員等の安全性向
上効果も、より増大する。
【0035】警備員等がビデオカメラで撮像した映像
(及び音声)は、コントロールユニット10に装填され
ているメモリカード30に記録することもできるが、警
備員等はパトロール後においてメモリカード30を管理
局40に受け渡すことで、パトロール報告資料ともな
る。管理局40では、警備員等から受け渡されたメモリ
カード30をメモリカードスロット46に装填し、コン
トローラ41の制御によって、メモリカード30に記録
された映像や音声を読み出すことで、当該映像・音声を
モニタ部42に出力させたり、ストレージ部44に蓄積
することができる。
【0036】管理局40からビデオカメラ(コントロー
ルユニット10)に対しては各種指示情報やデータを送
信することができる。後述するが、操作部43によるオ
ペレータの操作や、コントローラ41の動作プログラム
等に基づいて、撮像動作のレート切換を指示する指示情
報をコントロールユニット10に対して送信できる。ま
た、警備上の指示を音声データ、画像データ、テキスト
データとして送信したり、地図、犯人の写真やモンター
ジュなどとしての画像や音声をパトロール用の資料とし
て送信できる。さらに後述するが、ターゲット音声、タ
ーゲット画像などとしてのレート変更条件のデータをビ
デオカメラのコントロールユニット10に送信し、セッ
トさせることもできる。
【0037】ビデオカメラのコントロールユニット10
では、オペレータの指示や資料としての音声をスピーカ
14やヘッドホン端子19から出力して使用者に出力す
る。また指示や資料として送信されてきた画像データや
テキストデータを表示部11に表示させて使用者に提示
する。
【0038】なお、ここではビデオカメラと管理局40
の間の通信を述べたが、例えば複数の警備員等が直接的
にデータ通信を行うようにしても良い。例えばコントロ
ールユニット10が備える通信機能を携帯電話やPHS
の通信機能とすることで、一般公衆回線を介して通信が
可能となる。またその際に、管理局40が、いわゆる中
継局として機能しても良い。
【0039】また、図4のシステムを警備・警察用途と
して述べたが、一般ユーザーの利用するシステムとして
も適用できる。例えば管理局40に相当する機能をユー
ザーの自宅のパーソナルコンピュータが備えるように
し、ビデオカメラで撮像した映像・音声を伝送できるよ
うにする。すると、ユーザーが撮像している映像データ
は自宅のパーソナルコンピュータにおけるHDD等に保
存できることになる。このようにすれば、例えばユーザ
ーが撮像時にメモリカード30を持っていなかった場合
や、メモリカード容量の余裕のないときなどでも、それ
を気にしないで撮像できることとなる。
【0040】2.ビデオカメラの構成 図5にビデオカメラの構成例を示す。上述したようにカ
メラユニット1には前方カメラ部2a、後方カメラ部2
bが設けられる。前方カメラ部2aによる撮像光はCC
D部5aによって撮像映像信号とされる。そしてゲイン
調整などの所定の信号処理が行われ、ケーブル31によ
りコントロールユニット10に供給される。同様に後方
カメラ部2bによる撮像光はCCD部5bによって撮像
映像信号とされる。そしてゲイン調整などの所定の信号
処理が行われ、ケーブル31によりコントロールユニッ
ト10に供給される。また前方マイクロフォン3a、後
方マイクロフォン3bによって得られた音声信号もケー
ブル31によりコントロールユニット10に供給され
る。
【0041】コントロールユニット10において、コン
トローラ51は全体の動作制御を行う。コントローラ5
1はCPU、RAM、ROM、フラッシュROM等を備
えたマイクロコンピュータにより形成される。
【0042】ケーブル31によりカメラユニット1から
伝送されてきた前方カメラ部2aによる撮像映像信号、
及び前方マイクロフォン3aによる音声信号は、ストレ
ージエンコード部53a及び通信エンコード部54aに
入力される。また後方カメラ部2bによる撮像映像信
号、及び後方マイクロフォン3bによる音声信号は、ス
トレージエンコード部53b及び通信エンコード部54
bに入力される。
【0043】ストレージエンコード部53a、53b
は、入力された撮像映像信号(及び音声信号)に対して
所定の圧縮方式によるデータ圧縮処理、フレーム抽出処
理、及びメモリカード30に対して記録する際の記録フ
ォーマットへのエンコード処理を行う。データ圧縮処理
の際の圧縮レート、及びフレーム抽出処理の際のフレー
ムレートはコントローラ51からのレート制御信号CR
により制御される。ストレージエンコード部53a、5
3bの出力はマルチプレクサ55によって選択され、記
録部57に供給される。マルチプレクサ55の動作はコ
ントローラ51からの選択制御信号CXによって制御さ
れる。
【0044】記録部57は、図1に示したメモリカード
スロット13に装填されているメモリカード30に対し
て記録及び再生を行う。そのアクセス動作はコントロー
ラ51からのリード/ライト制御信号により制御され
る。記録部57はコントローラ51の制御に基づいて、
マルチプレクサ55を介して供給されたデータをメモリ
カード30に記録する。従ってメモリカード30には、
コントローラ51によって制御される、ストレージエン
コード部53a、53bでの圧縮レート、フレームレー
トによる品質レベルの映像データが記録されるものとな
る。
【0045】また記録部57は、コントローラ51の制
御に基づいて、メモリカード30に記録されている映像
データ(及び音声データ)を読み出す動作を行う。メモ
リカード30から読み出された映像データ及び音声デー
タは、コントローラ51に供給され、コントローラ51
はこれを表示部11に供給して表示出力させたり、スピ
ーカ14(ヘッドホン端子19)に供給して音声出力さ
せることができる。さらに記録部57によりメモリカー
ド30から読み出された映像データ及び音声データにつ
いては、デコーダ58でデコード処理した後、エンコー
ダ59で通信用のエンコード処理を施して送信信号処理
部60に供給することもできる。
【0046】通信エンコード部54a、54bは、入力
された撮像映像信号(及び音声信号)に対して所定の圧
縮方式によるデータ圧縮処理、フレーム抽出処理、及び
送信出力する際の通信フォーマットへのエンコード処理
を行う。データ圧縮処理の際の圧縮レート、及びフレー
ム抽出処理の際のフレームレートはコントローラ51か
らのレート制御信号CRにより制御される。通信エンコ
ード部54a、54bの出力はマルチプレクサ56によ
って選択され、送信信号処理部60に供給される。マル
チプレクサ56の動作はコントローラ51からの選択制
御信号CXによって制御される。
【0047】送信信号処理部60は、マルチプレクサ5
6を介して供給された映像データ(及び音声データ)が
供給されると、そのデータに対して送信用の変調処理を
施し、通信部62に供給する。通信部62は高周波変調
・増幅などの処理を行って、アンテナ12からデータ送
信を行う。この送信データは管理局40によって受信さ
れる。従って管理局40には、コントローラ51によっ
て制御される、通信エンコード部54a、54bでの圧
縮レート、フレームレートによる品質レベルの映像デー
タが伝送されるものとなる。そして管理局40では警備
員等の周囲の光景や音声、或いは警備員自身の声等をモ
ニタリングできる。
【0048】また、上述のように記録部57によってメ
モリカード30から再生された映像データ(及び音声デ
ータ)が送信信号処理部60に供給される場合も、送信
信号処理部60は、その映像データ(及び音声データ)
に対して送信用の変調処理を施し、通信部62で高周波
変調・増幅などの処理が行われて、アンテナ12から管
理局40にデータ送信が行われる。従って管理局40で
は、メモリカード30に記録されている圧縮レート、フ
レームレートによる品質レベルの映像データが伝送され
る。
【0049】また、コントローラ51は、撮像又は再生
した映像・音声データ以外に、管理局40に対する通知
情報を送信できる。例えばエマージェンシースイッチ1
7が操作された際には、緊急発生通知、現在位置情報、
ID等の通知情報をエンコーダ59に供給する。する
と、エンコーダ59,送信信号処理部60,通信部62
の処理により、これらの通知情報が管理局40に送信さ
れる。なお、現在位置情報とは、GPSデコーダ65に
よって得られる位置情報である。またIDとは、当該ビ
デオカメラに固有に付与されたIDであり、コントロー
ラ51が内部のフラッシュROM等に記憶している情報
である。
【0050】管理局40から送信されてくる指示情報や
各種データは、アンテナ12によって受信され通信部6
2で高周波復調、増幅等が行われた後、受信信号処理部
61でデコードされる。そしてコントローラ51又は記
録部57に供給される。コントローラ51は、管理局4
0からの指示情報が受信されることに応じて、その指示
情報に応じた制御を行う。また、管理局40から画像デ
ータ、音声データ、テキストデータ等が送信されてきた
場合は、受信されたそれらの情報を、表示部11やスピ
ーカ14等により使用者に対して出力したり、記録部5
7においてメモリカード30に記録させることができ
る。
【0051】これらの送信信号処理部60,受信信号処
理部61,通信部62の動作はコントローラ51からの
通信制御信号CTにより制御される。コントローラ51
は、呼及び回線接続処理、データ送信/受信処理などを
制御して通信を実行させる。また、コントローラ51
は、受信される電界強度レベルや回線の混雑状況などか
ら通信状況を判別することができる。送信信号処理部6
0,受信信号処理部61,通信部62については、携帯
電話或いはPHSで用いられている処理方式を採用する
ことで、現在一般に普及している公衆回線網を利用した
通信が可能となる。
【0052】なお、この通信機能によるデータ送信先、
データ受信元は管理局40ではない場合も考えられる。
例えば他の警備員等が所持する本例のビデオカメラのコ
ントロールユニット10との間で通信を行うようにする
ことも当然可能である。
【0053】操作キー18は、図1で説明したようにコ
ントロールユニット10の筐体上に設けられる操作子で
ある。例えばコントローラ51は表示部11に各種操作
メニューを表示させ、使用者は操作キー18によるカー
ソル操作やエンター操作により、メニュー上で操作入力
を行う。コントローラ51は操作キー18を用いた使用
者の操作に応じて所定の制御を行う。例えば撮像動作の
開始/停止、動作モード、記録・再生、通信、レート制
御などのための各種制御を使用者の操作に応じて実行す
る。もちろん操作キー18は表示部11での操作メニュ
ーに対応する操作子でなくてもよく、例えば撮像開始キ
ー、停止キー、モードキーなどとして用意されてもい。
【0054】コントロールユニット10にはGPSアン
テナ66及びGPSデコーダ65が搭載される。GPS
アンテナ66は、GPS(Global Positioning Syste
m)衛星からの信号を受信し、GPSデコーダは当該受
信信号をデコードして、現在位置情報としての緯度、経
度を出力する。コントローラ51はGPSデコーダから
の緯度、経度のデータにより現在位置を把握でき、現在
位置が所定の地区内であるか否かの判断を行ったり、現
在位置情報を送信出力することができる。
【0055】エマージェンシースイッチ17が操作され
た場合は、コントローラ51は緊急処理を行う。例えば
ストレージエンコード部53a、53b、通信エンコー
ド部54a、54bに対するレート制御や、緊急通知、
ID通知、GPSデコーダ65から得られた現在位置情
報の通知のための送信制御を行う。
【0056】コントロールユニット10には衝撃センサ
67が搭載される。衝撃センサ67は使用者又はコント
ロールユニット10自体に外部から加えられた衝撃が所
定以上であった場合にコントローラ51に検出信号を出
力する。コントローラ51は衝撃検出に応じてレート制
御などの所定の制御処理を行う。
【0057】表示部11は、コントローラ51の制御に
より各種表示動作を行う。即ち操作メニュー表示や、動
作状態の表示、管理局40等から受信された画像、テキ
スト等の表示、記録部57においてメモリカード30か
ら再生された映像の表示などが行われる。また図5では
信号経路の図示を省略したが、前方カメラ部2a、後方
カメラ部2bで撮像された撮像映像信号が供給されて表
示されることで、撮像状態のモニタ表示も可能である。
【0058】スピーカ部14(及びヘッドホン端子1
9)からは、コントローラ51の制御によって各種音声
が出力される。例えば管理局40等から受信された音声
データに基づく音声出力、アラーム音の出力、データ受
信を使用者に伝える着信音出力などが行われる。また図
5では信号経路の図示を省略したが、前方マイクロフォ
ン3a、後方マイクロフォン3bで集音された音声信号
が供給されて出力されることで、撮像時の音声モニタ出
力も可能である。
【0059】ケーブル接続端子15においては、外部情
報機器との間でのケーブル接続により、所定のインター
フェース規格によるデータ伝送が可能とされる。例えば
コントローラ51の動作プログラムのバージョンアップ
のためのアップロードや、メモリカード30から再生さ
れるデータの外部機器への伝送、さらには後述するター
ゲット音声やターゲット画像としてのデータのデータロ
ードなども可能である。
【0060】コントロールユニット10には画像解析部
63が設けられる。画像解析部63には、前方カメラ部
2a、後方カメラ部2bで撮像された撮像映像信号が供
給され、供給された撮像映像信号に対して各種の解析処
理を行う。例えば撮像映像信号としての各フレームの比
較処理から被写体の動きを検出したり、特定の画像、例
えば特定の色、建物、光景、人物がターゲット画像とし
てコントローラ51によりセットされることで、そのタ
ーゲット画像に一致又は類似する画像が撮像されたか否
かを検出するなどの処理を行う。画像解析部63の検出
情報はコントローラ51に出力され、コントローラ51
は検出情報に応じてレート制御などの所定の制御を行
う。
【0061】またコントロールユニット10には音声検
査部64が設けられる。音声検査部64には、前方マイ
クロフォン3a、後方マイクロフォン3bで集音された
音声信号が供給される。そして供給された音声信号に対
して検査処理を行う。例えば音量レベルが所定値以上で
あるか否かの検査処理を行う。また特定の音声、例えば
非常ベル等の警報音、爆発音、事故発生音、車両音、特
定の人物の声紋などがターゲット音声としてコントロー
ラ51によりセットされることで、そのターゲット音声
に一致又は類似する音声が入力されたか否かを検出する
ような処理が行われる。これらの検査処理による検出情
報はコントローラ51に供給され、コントローラ51は
検出情報に応じてレート制御などの所定の制御を行う。
【0062】電源スイッチ16がオン操作された場合、
電源部52が動作電源電圧VDDを各部に供給する動作を
開始し、当該ビデオカメラを電源オン状態とする。電源
部52は、乾電池、充電池等のバッテリーを内蔵し、バ
ッテリーを電源として各部に電源供給を行う。
【0063】カメラユニット1における発光部4は、例
えば電源オン状態となって電源電圧VDDが供給されるこ
とによって発光動作を開始する。なお、カメラユニット
1側では、電源オン状態となって電源電圧VDDが供給さ
れることにより撮像及び集音動作を行うようにすればよ
い。即ち撮像映像信号及び音声信号をコントロールユニ
ット10側に出力する状態とする。この場合に、メモリ
カード30への記録や送信出力については行わずに、単
に表示部11に撮像モニタ映像が出力されるようにすれ
ばよい。実際に記録や送信を行うのは、使用者が操作キ
ー18により撮像開始操作を行ってからとすればよい。
ただし、電源オンとともに撮像映像信号、音声信号の記
録や送信が実行されるようにしても良い。即ち使用者が
電源スイッチ16で電源オンとすることで記録及び送信
を含めた撮像動作が開始されるようにすることで、操作
を著しく簡略化できる。
【0064】なお、発光部4の発光は、電源オン状態で
更に記録又は送信が実行されている期間に行われるよう
に、コントローラ51が制御するようにしても良い。ま
た電源スイッチ16の操作はコントローラ51が検出
し、それに応じて電源部52が電源供給を開始するよう
に制御してもよい。
【0065】本例のビデオカメラは例えば以上のように
構成されるが、ビデオカメラ構成上の変形例は、以下の
ように多様に考えられる。
【0066】まず、図1に示したようなカメラユニット
1、コントロールユニット10の外観は一例であること
はもちろんであり、実際のユーザインターフェースのた
めの操作子や表示のための配置、筐体形状などは限定さ
れない。もちろん構成の差異によっても多様な形状が想
定される。
【0067】カメラユニット1とコントロールユニット
10はケーブル31で接続されるものとしたが、電波或
いは赤外線などを利用したトランスミッタにより撮像映
像信号や音声信号が無線伝送されるようにしてもよい。
或いは、カメラユニット1とコントロールユニット10
が図1のように別体ではなく、一体的に形成されてもよ
い。
【0068】本例では前方カメラ部2aと後方カメラ部
2bを有するものとしたが、少なくとも1つのカメラ部
が設けられればよい。また3つ以上のカメラ部が設けら
れてもよい。マイクロフォンについては、2又は3以上
の複数個設けられる各カメラ部に対応して、それぞれ設
ける他、全部又は一部の各カメラ部に対して共通のマイ
クロフォンが設けられてもよ。もちろん最低限1つのマ
イクロフォンが設けられればよい。また、1又は複数個
設けられるカメラ部の全部又は一部に対しては、パン・
チルト機構を形成し、撮像方向を上下左右に変更できる
ようにしてもよい。パン・チルト動作はユーザーの操作
に応じたものとしても良いし、コントローラ51が自動
制御するようにしてもよい。カメラユニット1における
発光部4は複数個設けてもよい。
【0069】本例では記録媒体はメモリカード30とし
たが、コントロールユニット10に例えば光ディスク、
光磁気ディスクに対応するディスクドライブ装置を設
け、ディスク記録媒体に撮像映像を記録するようにして
もよい。もちろん記録媒体として磁気テープメディアを
用いるようにしても良い。
【0070】図5に示した構成要素としての各ブロック
は、全てが必須のものではなく、またこれ以外に構成要
素が追加されても良い。ストレージエンコード部と通信
エンコード部は1つの回路部として共用できる場合もあ
る。画像解析部63、音声検査部64、エマージェンシ
ースイッチ17、GPSアンテナ66及びGPSデコー
ダ65、衝撃センサは、それぞれ後述するレート制御の
トリガとなるレート変更条件を検出する機能を有する
が、これらの全部が設けられる必要はない。また、温度
センサ、加速度センサなどを設けてレート変更条件を検
出することも考えられる。また、警備・警察用途ではな
く、一般用途を目的とする場合は、エマージェンシース
イッチ17を不要とすることが考えられる。さらに、図
示していない構成要素として、例えばブルートゥースな
ど近距離無線通信機能や、他の機器インターフェース機
能、ユーザーインターフェース機能などを備えるように
してもよい。
【0071】3.撮像動作モード 本例のビデオカメラでは撮像時の動作モードとして、図
6に示すノーマルモード、ストレージ優先モード、伝送
優先モードの3つのモード動作が可能とされる。
【0072】本例のビデオカメラでは、基本的には撮像
した映像データをメモリカード30へ記録すると共に、
通信部62により例えば管理局40に送信する動作を行
うものであるが、ノーマルモードとは、メモリカード3
0に記録する映像データと送信出力する映像データの映
像品質・データ量を同等とするモードである。即ちスト
レージエンコード部53a、53bでのフレーム抽出処
理のフレームレートを、通信エンコード部54a、54
bでのフレーム抽出処理のフレームレートと同レートに
制御し、またストレージエンコード部53a、53bで
のデータ圧縮処理の圧縮レートを、通信エンコード部5
4a、54bでのデータ圧縮処理の圧縮レートと同レー
トに制御している状態である。
【0073】ストレージ優先モードとは、メモリカード
30に記録する映像データを、送信出力する映像データ
よりも高品質とするモードである。即ちストレージエン
コード部53a、53bでのフレーム抽出処理のフレー
ムレートが、通信エンコード部54a、54bでのフレ
ーム抽出処理のフレームレートとより高いレートとなる
ように制御し、またストレージエンコード部53a、5
3bでのデータ圧縮処理の圧縮レートが、通信エンコー
ド部54a、54bでのデータ圧縮処理の圧縮レートよ
り低いレートとなるように制御している状態である。
【0074】伝送優先モードとは、送信出力する映像デ
ータを、メモリカード30に記録する映像データよりも
高品質とするモードである。即ち通信エンコード部54
a、54bでのフレーム抽出処理のフレームレートが、
ストレージエンコード部53a、53bでのフレーム抽
出処理のフレームレートとより高いレートとなるように
制御し、また通信エンコード部54a、54bでのデー
タ圧縮処理の圧縮レートが、ストレージエンコード部5
3a、53bでのデータ圧縮処理の圧縮レートより低い
レートとなるように制御している状態である。
【0075】これらの各モードの説明からわかるよう
に、コントローラ51によってストレージエンコード部
53a、53b、通信エンコード部54a、54bに対
するレート制御が行われることでモードの切換が行われ
るものとなる。レート制御とは、各エンコード部53
a、53b、54a、54bにおけるフレームレートの
レート切換と圧縮レートのレート切換の制御のことであ
る。各エンコード部53a、53b、54a、54b
は、それぞれコントローラ51はからのレート制御信号
CRに基づいたレートでフレーム抽出処理、データ圧縮
処理を行う。そして、単位時間内のフレーム数が多い
(フレームレートが高い)、又は圧縮率の低い(圧縮レ
ートが低い)映像データが画像品質の高いデータとな
る。
【0076】従って、ストレージエンコード部53a、
53bでのフレーム抽出処理のフレームレートが、通信
エンコード部54a、54bでのフレーム抽出処理のフ
レームレートとより高いレートとなるように制御すれ
ば、メモリカード30に記録される映像データの方が、
送信出力される映像データより高品質となる。またスト
レージエンコード部53a、53bでのデータ圧縮処理
の圧縮レートが、通信エンコード部54a、54bでの
データ圧縮処理の圧縮レートより低いレートとなるよう
に制御することによっても、メモリカード30に記録さ
れる映像データの方が、送信出力される映像データより
高品質となる。一方、通信エンコード部54a、54b
でのフレーム抽出処理のフレームレートが、ストレージ
エンコード部53a、53bでのフレーム抽出処理のフ
レームレートとより高いレートとなるように制御すれ
ば、送信出力される映像データの方が、メモリカード3
0に記録される映像データより高品質となる。また通信
エンコード部54a、54bでのデータ圧縮処理の圧縮
レートが、ストレージエンコード部53a、53bでの
データ圧縮処理の圧縮レートより低いレートとなるよう
に制御することによっても、送信出力される映像データ
の方が、メモリカード30に記録される映像データより
高品質となる。
【0077】これらのモードの切換は、後述するレート
切換条件の検出に応じて実行される。詳しくは各レート
切換条件毎に後述するが、操作や状況に応じてモードが
切り換えられる(即ちレート変更制御が行われる)こと
で、メモリカード30に記録される映像データと、管理
局40等に送信出力される映像データとで、一方が高品
質な映像データとされるものとなる。
【0078】図7に各モードでのフレームレートの変更
の様子を模式的に示す。例えば図7(a)はノーマルモ
ードにおける、前方カメラ部2a及び後方カメラ部2b
による撮像映像信号に対するフレーム抽出タイミングを
示しているとする。ストレージフレームタイミングはス
トレージエンコード部53a、53bでのフレームレー
トに相当する。伝送フレームタイミングは通信エンコー
ド部54a、54bでのフレームレートに相当する。
【0079】ノーマルモードの場合、ストレージエンコ
ード部53a、53bでも、通信エンコード部54a、
54bでも、例えば1秒間にxフレームとして、所定の
同等のフレームレートでの前後映像データを出力する。
一方、図7(b)はストレージ優先モードの場合であ
り、ストレージエンコード部53a、53bでは1秒間
などの単位時間内にノーマルモード時より多数のフレー
ムが抽出されるものとなる。通信エンコード部54a、
54bでは、単位時間内のフレーム数が少なくされる。
つまり記録用の動画映像データの方が時系列方向の解像
度が高くされ、高品位化が図られる。図7(c)は伝送
優先モードの場合であり、通信エンコード部54a、5
4bでは1秒間などの単位時間内にノーマルモード時よ
り多数のフレームが抽出されるものとなる。ストレージ
エンコード部53a、53bでは、単位時間内のフレー
ム数が少なくされる。つまり送信用の動画映像データの
方が時系列方向の解像度が高くされ、高品位化が図られ
る。
【0080】なお、例えばノーマルモードにおけるフレ
ームレート、つまり単位時間内で抽出される実際のフレ
ーム数xは設計事項として各種設定できる。もちろんC
CD部5a、5bでの転送クロック周波数や、求める画
像品質などに応じて設計されればよい。また、例えばス
トレージ優先モードでは、通信エンコード部54a、5
4bでの単位時間内のフレーム数を0としたり、伝送優
先モードではストレージエンコード部53a、53bで
の単位時間内のフレーム数を0としてしまうことも考え
られる。
【0081】ところで、記録用データと送信用データの
間で、一方を他方より高品質とするためのレート制御方
式は、多様に考えられ、これを図8に示した。図8の
「f1」〜「f5」はストレージ優先モードと伝送優先
モードにおけるフレームレートについての制御態様例を
示す。また図8の「m1」〜「m5」はストレージ優先
モードと伝送優先モードにおける圧縮レートについての
制御態様例を示す。なお、図示する各態様における「ア
ップ」「ダウン」「変更せず」とは、ノーマルモードで
のレートを基準として、「レートを上げる」「レートを
下げる」「レートを変更しない」ことを意味している。
また「ストレージのフレームレート」「ストレージの圧
縮レート」とはストレージエンコード部53a、53b
に対するレート制御を意味し、「伝送のフレームレー
ト」「伝送の圧縮レート」とは通信エンコード部54
a、54bに対するレート制御を意味する。
【0082】まず、フレームレートの制御態様例は以下
のようになる。 <f1>ストレージ優先モード時は、ストレージのフレ
ームレートをアップさせ、伝送のフレームレートをダウ
ンさせる。伝送優先モード時は、ストレージのフレーム
レートをダウンさせ、伝送のフレームレートをアップさ
せる。つまり図7で示したような例である。 <f2>ストレージ優先モード時は、ストレージのフレ
ームレートをアップさせ、伝送のフレームレートは変更
しない。伝送優先モード時は、ストレージのフレームレ
ートは変更せず、伝送のフレームレートをアップさせ
る。つまり高品質化させたい方のレートアップのみを制
御する例である。 <f3>ストレージ優先モード時は、ストレージのフレ
ームレートと、伝送のフレームレートは共にアップさせ
るが、ストレージのフレームレートの方が高くなるよう
にする。伝送優先モード時は、ストレージのフレームレ
ートと、伝送のフレームレートは共にアップさせるが、
伝送のフレームレートの方が高くなるようにする。つま
り高品質化させたい方についてレートのアップ率を高く
するように制御する例である。 <f4>ストレージ優先モード時は、ストレージのフレ
ームレートを変更せず、伝送のフレームレートはダウン
させる。伝送優先モード時は、ストレージのフレームレ
ートはダウンさせ、伝送のフレームレートは変更しな
い。つまり他方を低品質化させることで、相対的に一方
を高品質化させるようにする例である。 <f5>ストレージ優先モード時は、ストレージのフレ
ームレートと、伝送のフレームレートは共にダウンさせ
るが、ストレージのフレームレートの方が高くなるよう
にする。伝送優先モード時は、ストレージのフレームレ
ートと、伝送のフレームレートは共にダウンさせるが、
伝送のフレームレートの方が高くなるようにする。つま
り高品質化させたい方についてレートのダウン率を低く
するように制御する例である。
【0083】圧縮レートの制御態様例は以下のようにな
る。 <m1>ストレージ優先モード時は、ストレージの圧縮
レートをダウンさせ、伝送の圧縮レートをアップさせ
る。伝送優先モード時は、ストレージの圧縮レートをア
ップさせ、伝送の圧縮レートをダウンさせる。つまり上
記<f1>のように互いに上げ下げする例である。 <m2>ストレージ優先モード時は、ストレージの圧縮
レートをダウンさせ、伝送の圧縮レートは変更しない。
伝送優先モード時は、ストレージの圧縮レートは変更せ
ず、伝送の圧縮レートをダウンさせる。つまり高品質化
させたい方のレートダウンのみを制御する例である。 <m3>ストレージ優先モード時は、ストレージの圧縮
レートを変更せず、伝送の圧縮レートはアップさせる。
伝送優先モード時は、ストレージの圧縮レートはアップ
させ、伝送の圧縮レートは変更しない。つまり他方を低
品質化させることで、相対的に一方を高品質化させるよ
うにする例である。 <m4>ストレージ優先モード時は、ストレージの圧縮
レートと、伝送の圧縮レートは共にダウンさせるが、ス
トレージの圧縮レートの方が低くなるようにする。伝送
優先モード時は、ストレージの圧縮レートと、伝送の圧
縮レートは共にダウンさせるが、伝送の圧縮レートの方
が低くなるようにする。つまり高品質化させたい方につ
いてレートのダウン率を低く(大幅ダウン)するように
制御する例である。 <m5>ストレージ優先モード時は、ストレージの圧縮
レートと、伝送の圧縮レートは共にアップさせるが、ス
トレージの圧縮レートの方が低くなるようにする。伝送
優先モード時は、ストレージの圧縮レートと、伝送の圧
縮レートは共にアップさせるが、伝送の圧縮レートの方
が低くなるようにする。つまり高品質化させたい方につ
いてレートのアップ率を低く(他方を大幅アップ)する
ように制御する例である。
【0084】このようにフレームレートについてはf1
〜f5の制御態様があり、圧縮レートについてはm1〜
m5の制御態様が考えられるが、ストレージ優先モード
と伝送優先モードとの切換の際のレート制御方式として
どのような制御を行うかはf1〜f5、m1〜m5のい
づれかとして考えられる。例えばモード切換時にフレー
ムレート切換のみを行う(圧縮レートは固定とする)場
合は、f1〜f5のいずれかのレート制御方式が採用さ
れればよい。またモード切換時に圧縮レート切換のみを
行う(フレームレートは固定とする)場合は、m1〜m
5のいずれかのレート制御方式が採用されればよい。さ
らにモード切換時にフレームレートと圧縮レートの両方
を切り換えるものとする場合は、f1〜f5のいずれか
1つと、m1〜m5のいずれか1つが組み合わされたレ
ート制御方式が採用されればよい。以上の、どのレート
制御方式にしても、ストレージと伝送のうちで、優先さ
れる方の圧縮レートが他方の圧縮レートより低くなるよ
うに制御されるか、或いは優先される方のフレーム抽出
処理のフレームレートが他方のフレーム抽出処理のフレ
ームレートより高くなるように制御されるか、更にこれ
らの両方の制御が行われるものとなる。
【0085】4.操作又は指示によるレート切換 上記のようにコントローラ51は、ストレージエンコー
ド部53a、53b、通信エンコード部54a、54b
に対して、動作モードに応じてフレームレート及び/又
は圧縮レートを切り換えるレート制御を行なう。このた
め、コントローラ51は、各種のレート変更条件を判別
し、そのレート変更条件の検出に応じてレート変更制御
を行うものとなる。以下では、コントローラ51による
レート変更制御に関する処理としての各例を述べてい
く。
【0086】まず図9により、コントローラ51が使用
者の操作、又は管理局40からの指示によりレート変更
制御(モード切換制御)を行う処理を説明する。なお、
図9及び後述する図10,図11,図12,図14,図
15,図16,図17の処理は、撮像実行時、つまり撮
像データがメモリカード30に記録されるとともに、撮
像データが送信出力されている動作状態におけるコント
ローラ51のレート変更制御に関する処理である。
【0087】図9において、撮像(記録/送信)が開始
される時点では、コントローラ51はステップF101
として各エンコード部53a、53b、54a、54b
に対してノーマルモードを指示している状態となる。つ
まりストレージエンコード部53a、53bに対するフ
レームレート、圧縮レートと、通信エンコード部54
a、54bに対するフレームレート、圧縮レートとを、
同等のレートに制御している状態である。
【0088】この場合コントローラ51は、レート変更
条件としてステップF102〜F105の監視処理を行
う。ステップF102では、使用者がストレージ優先モ
ードへの切換操作を行ったか否かを監視し、またステッ
プF103では管理局40からストレージ優先モードへ
切り換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監
視している。またステップF104では、使用者が伝送
優先モードへの切換操作を行ったか否か監視し、またス
テップF105では管理局40から伝送優先モードへ切
り換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視
している。これらのレート変更条件が検出されない期間
はとして示すようにステップF101に戻り、ノーマ
ルモードでの撮像動作を継続する。
【0089】ステップF102又はF103で、使用者
の切換操作、或いは管理局40からのレート切換指示と
してストレージ優先モードへの移行の操作又は指示を検
出すると、コントローラ51はステップF106に進
み、ストレージ優先モードで撮像(記録/送信)が行わ
れるようにする。即ち、ストレージエンコード部53
a、53bの圧縮レートが、通信エンコード部54a、
54bの圧縮レートより低くなるように制御し、及び/
又はストレージエンコード部53a、53bのフレーム
抽出処理のフレームレートが通信エンコード部54a、
54bのフレーム抽出処理のフレームレートより高くな
るように制御する。これによって送信出力する映像デー
タよりも高品位な映像データがメモリカード30に記録
される状態となる。
【0090】ストレージ優先モードで撮像が行われてい
る期間は、コントローラ51はステップF107〜F1
10の監視処理を行う。ステップF107では、使用者
がノーマルモードへの切換操作を行ったか否かを監視
し、またステップF108では管理局40からノーマル
モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信されたか
否かを監視している。またステップF109では、使用
者が伝送優先モードへの切換操作を行ったか否か監視
し、またステップF110では管理局40から伝送優先
モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信されたか
否かを監視している。これらのレート変更条件が検出さ
れない期間はとして示すようにステップF106に戻
り、ストレージ優先モードでの撮像動作を継続する。
【0091】ノーマルモード状態において、上記ステッ
プF104又はF105で、使用者の切換操作、或いは
管理局40からのレート切換指示として伝送優先モード
への移行の操作又は指示を検出すると、コントローラ5
1はステップF111に進み、伝送優先モードで撮像
(記録/送信)が行われるようにする。即ち、通信エン
コード部54a、54bの圧縮レートが、ストレージエ
ンコード部53a、53bの圧縮レートより低くなるよ
うに制御し、及び/又は通信エンコード部54a、54
bのフレーム抽出処理のフレームレートがストレージエ
ンコード部53a、53bのフレーム抽出処理のフレー
ムレートより高くなるように制御する。これによってメ
モリカード30に記録する映像データよりも高品位な映
像データが送信される状態となる。
【0092】伝送優先モードで撮像が行われている期間
は、コントローラ51はステップF112〜F115の
監視処理を行う。ステップF112では、使用者がノー
マルモードへの切換操作を行ったか否かを監視し、また
ステップF113では管理局40からノーマルモードへ
切り換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監
視している。またステップF114では、使用者がスト
レージ優先モードへの切換操作を行ったか否か監視し、
またステップF115では管理局40からストレージ優
先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信された
か否かを監視している。これらのレート変更条件が検出
されない期間はとして示すようにステップF111に
戻り、伝送優先モードでの撮像動作を継続する。
【0093】ステップF107,F108,F112,
F113のいずれかでノーマルモードへの切換操作又は
管理局40からの切換指示が検出された場合は、とし
て示すようにステップF101に進み、コントローラ5
1はノーマルモードに切り換える制御を行う。つまりス
トレージエンコード部53a、53bに対するフレーム
レート、圧縮レートと、通信エンコード部54a、54
bに対するフレームレート、圧縮レートとを、同等のレ
ートに制御する。
【0094】ステップF109又はF110で、伝送優
先モードへの切換操作又は管理局40からの切換指示が
検出された場合は、として示すようにステップF11
1に進み、コントローラ51は伝送優先モードに切り換
える制御を行う。ステップF114又はF115で、ス
トレージ優先モードへの切換操作又は管理局40からの
切換指示が検出された場合は、として示すようにステ
ップF106に進み、コントローラ51はストレージ優
先モードに切り換える制御を行う。
【0095】以上のように基本的にユーザーの操作や管
理局40からのレート切換指示に応じて、コントローラ
51は、ノーマルモード、伝送優先モード、ストレージ
優先モードを切り換えるように、各エンコード部53
a、53b、54a、54bのデータ圧縮処理の圧縮レ
ート、フレーム抽出処理のフレームレートを制御する。
従って、使用者は、高品位な映像データを送信したいと
思った場合は、操作キー18により伝送優先モードへの
切換操作を行えばよいし、高品位な映像データをメモリ
カード30に記録したいと思った場合は、操作キー18
によりストレージ優先モードへの切換操作を行えばよ
い。例えば使用者が操作を行う余裕がある場合は、この
ように任意にモード切換を行って望んだ撮像動作を行う
ことができる。また例えば当該ビデオカメラから送信さ
れてくる映像データをモニタリングしている管理局40
のオペレータも、所望の時点で伝送優先モードに切換え
させて、より高品位な映像をモニタリングできるように
することができる。例えば警備員等が警備重点地区に入
った場合や、警備員が気がついていないがオペレータの
注意をひいた映像がモニタリングされたときに、管理局
40のオペレータが、伝送優先モードを指示できるよう
にすることで、管理局40でより詳細な映像情報を得る
ことができ、警備効果を大きく向上できる。
【0096】5.記録残容量によるレート切換 次に、コントローラ51がメモリカード30の記録可能
な残り容量をレート変更条件として、モード切換制御を
行う例を図10で説明する。ここでは、上記図9で説明
した使用者の操作、又は管理局40からの指示によるモ
ード切換に加えて、メモリカード30の残り容量をチェ
ックする処理とする。
【0097】図10において、撮像(記録/送信)が開
始される時点では、コントローラ51はステップF20
1として各エンコード部53a、53b、54a、54
bに対してノーマルモードを指示している状態となる。
つまりストレージエンコード部53a、53bに対する
フレームレート、圧縮レートと、通信エンコード部54
a、54bに対するフレームレート、圧縮レートとを、
同等のレートに制御している状態である。
【0098】この場合コントローラ51は、レート変更
条件としてステップF202〜F204の監視処理を行
う。ステップF202では、使用者が伝送優先モードへ
の切換操作を行ったか否か、或いは、管理局40から伝
送優先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信さ
れたか否かを監視している。ステップF203では、使
用者がストレージ優先モードへの切換操作を行ったか否
か、或いは管理局40からストレージ優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF204では記録部57でデータ記録
が行われているメモリカード30の残り容量をチェック
し、その残り容量が所定値以下となったか否かを監視し
ている。これらのレート変更条件が検出されない期間は
として示すようにステップF201に戻り、ノーマル
モードでの撮像動作を継続する。
【0099】ステップF203で使用者の切換操作、或
いは管理局40からのレート切換指示としてストレージ
優先モードへの移行の操作又は指示を検出すると、コン
トローラ51はステップF205に進み、ストレージ優
先モードで撮像(記録/送信)が行われるようにする。
即ち、ストレージエンコード部53a、53bの圧縮レ
ートが、通信エンコード部54a、54bの圧縮レート
より低くなるように制御し、及び/又はストレージエン
コード部53a、53bのフレーム抽出処理のフレーム
レートが通信エンコード部54a、54bのフレーム抽
出処理のフレームレートより高くなるように制御する。
これによって送信出力する映像データよりも高品位な映
像データがメモリカード30に記録される状態となる。
【0100】ストレージ優先モードで撮像が行われてい
る期間は、コントローラ51はステップF206〜F2
08の監視処理を行う。ステップF206では、使用者
がノーマルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管
理局40からノーマルモードへ切り換える旨のレート切
換指示が受信されたか否かを監視している。ステップF
207では、使用者が伝送優先モードへの切換操作を行
ったか否か、又は管理局40から伝送優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF208では記録部57でデータ記録
が行われているメモリカード30の残り容量をチェック
し、その残り容量が所定値以下となったか否かを監視し
ている。これらのレート変更条件が検出されない期間は
として示すようにステップF205に戻り、ストレー
ジ優先モードでの撮像動作を継続する。
【0101】ノーマルモード状態において上記ステップ
F202で、或いはストレージ優先モードにおいて上記
ステップF207で、使用者の切換操作、或いは管理局
40からのレート切換指示として伝送優先モードへの移
行の操作又は指示を検出した場合、コントローラ51は
ステップF209に進み、伝送優先モードで撮像(記録
/送信)が行われるようにする。即ち、通信エンコード
部54a、54bの圧縮レートが、ストレージエンコー
ド部53a、53bの圧縮レートより低くなるように制
御し、及び/又は通信エンコード部54a、54bのフ
レーム抽出処理のフレームレートがストレージエンコー
ド部53a、53bのフレーム抽出処理のフレームレー
トより高くなるように制御する。これによってメモリカ
ード30に記録する映像データよりも高品位な映像デー
タが送信される状態となる。
【0102】また、ノーマルモード状態において上記ス
テップF204で、或いはストレージ優先モードにおい
て上記ステップF208で、メモリカード30の残り容
量が所定値以下となったことを検出した場合も、コント
ローラ51はステップF209に進み、伝送優先モード
で撮像(記録/送信)が行われるようにする。
【0103】伝送優先モードで撮像が行われている期間
は、コントローラ51はステップF210,F211の
監視処理を行う。ステップF210では、使用者がノー
マルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管理局4
0からノーマルモードへ切り換える旨のレート切換指示
が受信されたか否かを監視している。ステップF211
では、使用者がストレージ優先モードへの切換操作を行
ったか否、又は管理局40からストレージ優先モードへ
切り換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監
視している。これらのレート変更条件が検出されない期
間はとして示すようにステップF209に戻り、伝送
優先モードでの撮像動作を継続する。
【0104】ステップF206,F210のいずれかで
ノーマルモードへの切換操作又は管理局40からの切換
指示が検出された場合は、として示すようにステップ
F201に進み、コントローラ51はノーマルモードに
切り換える制御を行う。つまりストレージエンコード部
53a、53bに対するフレームレート、圧縮レート
と、通信エンコード部54a、54bに対するフレーム
レート、圧縮レートとを、同等のレートに制御する。ス
テップF211で、ストレージ優先モードへの切換操作
又は管理局40からの切換指示が検出された場合は、
として示すようにステップF205に進み、コントロー
ラ51はストレージ優先モードに切り換える制御を行
う。
【0105】以上のようにコントローラ51は、ユーザ
ーの操作や管理局40からのレート切換指示をレート変
更条件としてモード変更制御を行うことに加えて、メモ
リカード30の残り容量が所定値以下となることを伝送
優先モードへのレート変更条件とし、動作モードがノー
マルモード或いはストレージ優先モードの場合において
は、残り容量が所定値以下となったことに応じて伝送優
先モードに切り換えるようにしている。このように、メ
モリカード30の記録残容量が所定値以下となった際に
自動的に伝送優先モードとすることで、ユーザーはメモ
リカード30の残り容量を気にする必要が無くなる。即
ちメモリカード30への記録ができなくなる可能性を考
慮して送信先で高品質なデータが保存されるようになる
ためである。また、伝送優先モードにストレージエンコ
ード部53a、53bのフレームレートが下げられ、又
は圧縮レートが上げられる制御方式の場合(図8のf
1、f4、f5、m1、m3、m5の場合)、記録デー
タ量が低下されることになるため、メモリカード30へ
の記録可能時間をなるべく延長したい場合に好適であ
る。
【0106】6.衝撃検出によるレート切換 次に、コントローラ51が衝撃センサ67からの衝撃検
出信号をレート変更条件として、モード切換制御を行う
例を図11で説明する。ここでは、上記図9で説明した
使用者の操作、又は管理局40からの指示によるモード
切換に加えて、衝撃検出を行う処理とする。
【0107】図11において、撮像(記録/送信)が開
始される時点では、コントローラ51はステップF30
1として各エンコード部53a、53b、54a、54
bに対してノーマルモードを指示している状態となる。
つまりストレージエンコード部53a、53bに対する
フレームレート、圧縮レートと、通信エンコード部54
a、54bに対するフレームレート、圧縮レートとを、
同等のレートに制御している。
【0108】この場合コントローラ51は、レート変更
条件としてステップF302〜F304の監視処理を行
う。ステップF302では、使用者が伝送優先モードへ
の切換操作を行ったか否か、或いは、管理局40から伝
送優先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信さ
れたか否かを監視している。ステップF303では、使
用者がストレージ優先モードへの切換操作を行ったか否
か、或いは管理局40からストレージ優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF304では、レート変更条件として
衝撃センサ67からの衝撃検出信号を監視している。こ
れらのレート変更条件が検出されない期間はとして示
すようにステップF301に戻り、ノーマルモードでの
撮像動作を継続する。
【0109】ステップF303で使用者の切換操作、或
いは管理局40からのレート切換指示としてストレージ
優先モードへの移行の操作又は指示を検出すると、コン
トローラ51はステップF305に進み、ストレージ優
先モードで撮像(記録/送信)が行われるようにする。
即ち、ストレージエンコード部53a、53bの圧縮レ
ートが、通信エンコード部54a、54bの圧縮レート
より低くなるように制御し、及び/又はストレージエン
コード部53a、53bのフレーム抽出処理のフレーム
レートが通信エンコード部54a、54bのフレーム抽
出処理のフレームレートより高くなるように制御する。
これによって送信出力する映像データよりも高品位な映
像データがメモリカード30に記録される状態となる。
【0110】ストレージ優先モードで撮像が行われてい
る期間は、コントローラ51はステップF306〜F3
08の監視処理を行う。ステップF306では、使用者
がノーマルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管
理局40からノーマルモードへ切り換える旨のレート切
換指示が受信されたか否かを監視している。ステップF
307では、使用者が伝送優先モードへの切換操作を行
ったか否か、又は管理局40から伝送優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF308では衝撃センサ67からの衝
撃検出信号を監視している。これらのレート変更条件が
検出されない期間はとして示すようにステップF30
5に戻り、ストレージ優先モードでの撮像動作を継続す
る。
【0111】ノーマルモード状態において上記ステップ
F302で、或いはストレージ優先モードにおいて上記
ステップF307で、使用者の切換操作、或いは管理局
40からのレート切換指示として伝送優先モードへの移
行の操作又は指示を検出した場合、コントローラ51は
ステップF309に進み、伝送優先モードで撮像(記録
/送信)が行われるようにする。即ち、通信エンコード
部54a、54bの圧縮レートが、ストレージエンコー
ド部53a、53bの圧縮レートより低くなるように制
御し、及び/又は通信エンコード部54a、54bのフ
レーム抽出処理のフレームレートがストレージエンコー
ド部53a、53bのフレーム抽出処理のフレームレー
トより高くなるように制御する。これによってメモリカ
ード30に記録する映像データよりも高品位な映像デー
タが送信される状態となる。
【0112】また、ノーマルモード状態において上記ス
テップF304で、或いはストレージ優先モードにおい
て上記ステップF308で、衝撃センサ67からの衝撃
検出信号があった場合も、コントローラ51はステップ
F209に進み、伝送優先モードで撮像(記録/送信)
が行われるようにする。
【0113】伝送優先モードで撮像が行われている期間
は、コントローラ51はステップF310,F311の
監視処理を行う。ステップF310では、使用者がノー
マルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管理局4
0からノーマルモードへ切り換える旨のレート切換指示
が受信されたか否かを監視している。ステップF311
では、使用者がストレージ優先モードへの切換操作を行
ったか否、又は管理局40からストレージ優先モードへ
切り換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監
視している。これらのレート変更条件が検出されない期
間はとして示すようにステップF309に戻り、伝送
優先モードでの撮像動作を継続する。
【0114】ステップF306,F310のいずれかで
ノーマルモードへの切換操作又は管理局40からの切換
指示が検出された場合は、として示すようにステップ
F301に進み、コントローラ51はノーマルモードに
切り換える制御を行う。つまりストレージエンコード部
53a、53bに対するフレームレート、圧縮レート
と、通信エンコード部54a、54bに対するフレーム
レート、圧縮レートとを、同等のレートに制御する。ス
テップF311で、ストレージ優先モードへの切換操作
又は管理局40からの切換指示が検出された場合は、
として示すようにステップF305に進み、コントロー
ラ51はストレージ優先モードに切り換える制御を行
う。
【0115】以上のようにコントローラ51は、ユーザ
ーの操作や管理局40からのレート切換指示をレート変
更条件としてモード変更制御を行うことに加えて、衝撃
検出を伝送優先モードへのレート変更条件とし、動作モ
ードがノーマルモード或いはストレージ優先モードの場
合においては、衝撃検出時に伝送優先モードに切り換え
るようにしている。例えば使用者が暴漢に襲われたり、
或いは使用者自身が事故に遭遇するなどして、ビデオカ
メラに外部より衝撃が加わることがある。このような事
態により衝撃が検出されたら、自動的に伝送優先モード
に切り換えられることで、何らかの異常事態の際に高画
質映像の送信が行われるようになる。これによって管理
局40では、使用者である警備員等の状況、衝撃の原
因、暴漢等の様子や人相、スタイルなどをより的確に認
識でき、その後の対応指揮や捜査に役立つものとなる。
またこの場合、使用者は操作の余裕はないことが考えら
れるため、自動的に伝送優先モードとなることが非常に
好適である。
【0116】また衝撃により伝送優先モードに移行した
後は、使用者の操作、管理局40からのレート切換指示
に応じて、ノーマルモード又はストレージ優先モードに
戻されるようにすることで、使用者や管理局40のオペ
レータが高画質映像の送信を要しないと判断した場合に
対応できる。
【0117】なお、このように衝撃検出によって伝送優
先モードに移行した場合は、何らかの異常事態とみなし
て、次に説明するエマージェンシー状態の場合と同様
に、コントローラ51は緊急発生通知を管理局40(或
いは他の使用者のビデオカメラ)に送信して管理局40
や警備員等の各人が対処できるようにしてもよい。即ち
図13により後述する動作を、エマージェンシー操作の
際と同様に、衝撃検出に応じて実行するものである。
【0118】7.エマージェンシー時のレート切換 コントローラ51がエマージェンシー状態をレート変更
条件として検出し、動作モードを切り換えるレート制御
を図12、図13で説明する。
【0119】エマージェンシー状態とは、使用者がエマ
ージェンシースイッチ17を押した場合や、エマージェ
ンシー指示が受信された場合である。図12において、
撮像(記録/送信)が開始される時点では、コントロー
ラ51はステップF401として各エンコード部53
a、53b、54a、54bに対してノーマルモードを
指示している状態となる。つまりストレージエンコード
部53a、53bに対するフレームレート、圧縮レート
と、通信エンコード部54a、54bに対するフレーム
レート、圧縮レートとを、同等のレートに制御してい
る。
【0120】この場合コントローラ51は、レート変更
条件としてステップF402〜F404の監視処理を行
う。ステップF402では、使用者が伝送優先モードへ
の切換操作を行ったか否か、或いは、管理局40から伝
送優先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信さ
れたか否かを監視している。ステップF403では、使
用者がストレージ優先モードへの切換操作を行ったか否
か、或いは管理局40からストレージ優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF404では、レート変更条件として
エマージェンシー状態となったか否かを監視している。
即ち使用者がエマージェンシースイッチ17を押した
か、或いはエマージェンシー指示が受信されたか否かを
検出する。これらのレート変更条件が検出されない期間
はとして示すようにステップF401に戻り、ノーマ
ルモードでの撮像動作を継続する。
【0121】ステップF403で使用者の切換操作、或
いは管理局40からのレート切換指示としてストレージ
優先モードへの移行の操作又は指示を検出すると、コン
トローラ51はステップF405に進み、ストレージ優
先モードで撮像(記録/送信)が行われるようにする。
即ち、ストレージエンコード部53a、53bの圧縮レ
ートが、通信エンコード部54a、54bの圧縮レート
より低くなるように制御し、及び/又はストレージエン
コード部53a、53bのフレーム抽出処理のフレーム
レートが通信エンコード部54a、54bのフレーム抽
出処理のフレームレートより高くなるように制御する。
これによって送信出力する映像データよりも高品位な映
像データがメモリカード30に記録される状態となる。
【0122】ストレージ優先モードで撮像が行われてい
る期間は、コントローラ51はステップF406〜F4
08の監視処理を行う。ステップF406では、使用者
がノーマルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管
理局40からノーマルモードへ切り換える旨のレート切
換指示が受信されたか否かを監視している。ステップF
407では、使用者が伝送優先モードへの切換操作を行
ったか否か、又は管理局40から伝送優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF408ではエマージェンシー状態と
なったか否かを監視している。これらのレート変更条件
が検出されない期間はとして示すようにステップF4
05に戻り、ストレージ優先モードでの撮像動作を継続
する。
【0123】ノーマルモード状態において上記ステップ
F402で、或いはストレージ優先モードにおいて上記
ステップF407で、使用者の切換操作、或いは管理局
40からのレート切換指示として伝送優先モードへの移
行の操作又は指示を検出した場合、コントローラ51は
ステップF409に進み、伝送優先モードで撮像(記録
/送信)が行われるようにする。即ち、通信エンコード
部54a、54bの圧縮レートが、ストレージエンコー
ド部53a、53bの圧縮レートより低くなるように制
御し、及び/又は通信エンコード部54a、54bのフ
レーム抽出処理のフレームレートがストレージエンコー
ド部53a、53bのフレーム抽出処理のフレームレー
トより高くなるように制御する。これによってメモリカ
ード30に記録する映像データよりも高品位な映像デー
タが送信される状態となる。
【0124】また、ノーマルモード状態において上記ス
テップF404で、或いはストレージ優先モードにおい
て上記ステップF408で、エマージェンシー状態とな
ったことが検出された場合も、コントローラ51はステ
ップF409に進み、伝送優先モードで撮像(記録/送
信)が行われるようにする。
【0125】伝送優先モードで撮像が行われている期間
は、コントローラ51はステップF410,F411の
監視処理を行う。ステップF410では、使用者がノー
マルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管理局4
0からノーマルモードへ切り換える旨のレート切換指示
が受信されたか否かを監視している。ステップF411
では、使用者がストレージ優先モードへの切換操作を行
ったか否、又は管理局40からストレージ優先モードへ
切り換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監
視している。これらのレート変更条件が検出されない期
間はとして示すようにステップF309に戻り、伝送
優先モードでの撮像動作を継続する。
【0126】ステップF406,F410のいずれかで
ノーマルモードへの切換操作又は管理局40からの切換
指示が検出された場合は、として示すようにステップ
F401に進み、コントローラ51はノーマルモードに
切り換える制御を行う。つまりストレージエンコード部
53a、53bに対するフレームレート、圧縮レート
と、通信エンコード部54a、54bに対するフレーム
レート、圧縮レートとを、同等のレートに制御する。ス
テップF411で、ストレージ優先モードへの切換操作
又は管理局40からの切換指示が検出された場合は、
として示すようにステップF405に進み、コントロー
ラ51はストレージ優先モードに切り換える制御を行
う。
【0127】以上のようにコントローラ51は、ユーザ
ーの操作や管理局40からのレート切換指示をレート変
更条件としてモード変更制御を行うことに加えて、エマ
ージェンシー状態となることをレート変更条件とし、動
作モードがノーマルモード或いはストレージ優先モード
の場合においては、エマージェンシー状態発生時に伝送
優先モードに切り換えるようにしている。
【0128】例えば警備員・警察官等は、事件・事故・
犯人追跡などの事態が発生した際には、エマージェンシ
ースイッチ17を押すようにする。上述したようにエマ
ージェンシースイッチ17は大型のスイッチとされ、使
用者が殆どコントロールユニット10に注意を払うこと
なく操作ができるようなスイッチとされている。或い
は、他の警備員等が緊急状態となった場合は、管理局4
0若しくは他の警備員等が所持するビデオカメラからエ
マージェンシー指示が受信される。このような場合に伝
送優先モードとなり、高品質な映像データが管理局40
に送信されるものとなる。
【0129】従って、例えば警備員等がパトロール中な
どに、事故、事件等に遭遇した場合は、その様子を高画
質で管理局40に送信できる。また、場合によっては使
用者がエマージェンシースイッチ17を押すだけの操作
でさえできない場合もあり得るが、管理局40のオペレ
ータが伝送されてくる映像をモニタリングしていること
により、緊急状態を発見したらビデオカメラに対してエ
マージェンシー指示を行ない、伝送優先モードに切り換
えさせることができる。従って、使用者が暴漢に襲われ
たなどの事情でエマージェンシースイッチ17を操作で
きない場合でも、管理局40からのエマージェンシー指
示により、高品質な映像データの伝送が可能となる。
【0130】さらに、複数の警備員・警察官でパトロー
ルを行っている場合に、一人がエマージェンシースイッ
チ17を操作することで、各人のビデオカメラをエマー
ジェンシー状態とすることも可能である。コントローラ
51は、エマージェンシースイッチ17が操作されるこ
とに応じて、上記図12のように伝送優先モードでの撮
像制御を行うが、図13に示すように緊急発生通知の送
信制御も行う。例えば図13(a)の場合、使用者Aの
使用するビデオカメラのコントローラ51は、エマージ
ェンシースイッチ17の操作に応じて、緊急発生通知デ
ータ、当該ビデオカメラのID、及びGPSデコーダ6
5で検出されている現在位置情報のそれぞれを送信デー
タとしてエンコーダ59に供給し、送信信号処理部60
及び通信部62の処理により管理局40に送信させる。
【0131】このようなビデオカメラによる送信データ
を管理局40で受信することで、管理局40では、緊急
事態の発生、緊急事態に遭遇した警備員等(ビデオカメ
ラID)、及び発生場所を特定できる。これに応じて、
管理局40のコントローラ41は、その緊急事態発生場
所近辺の警備員等或いは共同で警備に当たる全員のビデ
オカメラ(使用者B、C、D・・・)に対して、エマー
ジェンシー指示を送信するように制御する。
【0132】例えば、コントローラ41はリモートアク
セスサーバ45を介して緊急発生通知データ、ビデオカ
メラのID、及び現在位置情報を受信したら、まずビデ
オカメラのIDから該当するビデオカメラ(警備員等)
を特定できる。また、現在位置情報から緊急事態発生場
所を特定できる。さらに撮像装置からは映像データが送
られているため、緊急事態発生場所の様子も確認でき
る。コントローラ41は映像データや、現在位置情報に
基づいて現場の地図データなどをモニタ42に表示させ
ることで、管理局40のオペレータは場所や状況を確認
できる。特に緊急通知の際には、その撮像装置は上記の
ようにレート切換が行われて高画質映像が送信されてく
るため、管理局40側での状況確認に好適である。そし
てさらに、コントローラ41は、緊急発生通知データの
受信に応じて、他のビデオカメラに対してエマージェン
シー指示を送信する。エマージェンシー指示は本例のビ
デオカメラにとっては伝送優先モードへの変更の指示情
報となる。従って、エマージェンシー指示を受けた各ビ
デオカメラでは、図12の処理により伝送優先モードで
の撮像に移行することになるため、管理局40にとって
は周辺の情報収集に都合のよいものとなる。もちろん、
管理局40からの指揮、指令を各警備員のビデオカメラ
に送信したり、緊急事態に遭遇したビデオカメラからの
送信されている高画質映像を、各警備員のビデオカメラ
に伝送して表示させることで、迅速かつ適切な対応が可
能となる。
【0133】なお、このときコントローラ41は、管理
している全てのビデオカメラに対してエマージェンシー
指示を送信してもよいが、一部でもよい。特に、緊急発
生現場のGPSデータから現場の場所が確認できるた
め、その周辺を警備している警備員等が所持するビデオ
カメラを選択して、選択したビデオカメラに対してエマ
ージェンシー指示を送信するようにしてもよい。例えば
警備員等のグループ単位で、それぞれ警備区域を分担し
ているような場合、緊急事態発生場所を担当しているグ
ループの各ビデオカメラを選択してエマージェンシー指
示を送信するようにする。或いは、各ビデオカメラから
常にID及びGPSデータを定期的に受信するようにし
ておけば、各警備員等の現在位置を把握できる。そこで
緊急事態発生場所の近辺にいる警備員等のビデオカメラ
を選択して、エマージェンシー指示を送信するようにす
ることもできる。
【0134】なお、図13(b)は、使用者Aのビデオ
カメラからの緊急発生通知が、管理局40とともに直接
使用者B、C、D・・・のビデオカメラにも送信される
状態を模式的に示している。この場合も、同様に警備員
B、C、D・・・のビデオカメラもエマージェンシー状
態となり、伝送優先モードでの撮像を開始する。また、
この場合も同様に管理局40は使用者Aのビデオカメラ
からの高画質の映像データを使用者B、C、D・・・の
ビデオカメラに送信して表示させることで、各人に対し
て事態の把握を容易とすることができる。
【0135】ところで、ビデオカメラのコントローラ5
1は、他の警備員等或いは管理局40からのエマージェ
ンシー指示によっても伝送優先モードでの撮像制御を行
うようにしているが、このような場合は、スピーカ部1
4から緊急着信音を出力させたり、管理局40からの音
声による指示を出力させることが好適である。さらに管
理局40等から発生現場をGPS現在位置情報として送
信するようにし、各警備員等が事件等の発生現場を正確
に把握できるように、表示部11に地図表示などを行う
ようにしてもよい。
【0136】またエマージェンシー状態となって伝送優
先モードに移行した後は、使用者の操作、管理局40か
らの指示に応じてエマージェンシー状態が解除され、つ
まりノーマルモード或いはストレージ優先モードに戻さ
れるようにすることで、使用者や管理局40のオペレー
タが高画質映像の送信を要しないと判断した場合に対応
できる。
【0137】8.位置検出によるレート切換 次に、コントローラ51がGPSデコーダ65からの現
在位置情報に基づいてレート変更条件を判断し、動作モ
ードを切り換えるレート制御を図14で説明する。
【0138】図14において、撮像(記録/送信)が開
始される時点では、コントローラ51はステップF40
1として各エンコード部53a、53b、54a、54
bに対してノーマルモードを指示している状態となる。
つまりストレージエンコード部53a、53bに対する
フレームレート、圧縮レートと、通信エンコード部54
a、54bに対するフレームレート、圧縮レートとを、
同等のレートに制御している状態である。
【0139】この場合コントローラ51は、レート変更
条件としてステップF502〜F504の監視処理を行
う。ステップF502では、使用者が伝送優先モードへ
の切換操作を行ったか否か、或いは、管理局40から伝
送優先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信さ
れたか否かを監視している。ステップF503では、使
用者がストレージ優先モードへの切換操作を行ったか否
か、或いは管理局40からストレージ優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF504では、レート変更条件として
指定区域内となったか否かを監視する。これらのレート
変更条件が検出されない期間はとして示すようにステ
ップF501に戻り、ノーマルモードでの撮像動作を継
続する。
【0140】コントローラ51には、予め地区を指定す
る情報、例えば緯度範囲及び経度範囲としての情報が判
断基準としてセットされている。そしてコントローラ5
1は常時GPSデコーダ65からの現在位置情報として
の緯度・経度と、上記指定地区の情報を比較し、ステッ
プF504で現在位置が指定された区域内であるか否か
を判断しているものである。
【0141】指定区域の情報については、例えば使用者
が予め、ビデオカメラを操作して指定地区を入力する。
入力形態については多様に考えられるが、例えば表示部
11に地図表示を行ってユーザーがその地図内で範囲指
定したり、或いは使用者が地名等を入力又は選択するこ
とで、その地名に相当する緯度経度範囲が指定地区の情
報としてセットされるようにすればよい。また管理局4
0が、指定地区としての緯度経度範囲のデータをビデオ
カメラに送信し、コントローラ51がそれを受信して指
定地区の情報とするようにしてもよい。
【0142】ステップF503で使用者の切換操作、或
いは管理局40からのレート切換指示としてストレージ
優先モードへの移行の操作又は指示を検出すると、コン
トローラ51はステップF505に進み、ストレージ優
先モードで撮像(記録/送信)が行われるようにする。
即ち、ストレージエンコード部53a、53bの圧縮レ
ートが、通信エンコード部54a、54bの圧縮レート
より低くなるように制御し、及び/又はストレージエン
コード部53a、53bのフレーム抽出処理のフレーム
レートが通信エンコード部54a、54bのフレーム抽
出処理のフレームレートより高くなるように制御する。
これによって送信出力する映像データよりも高品位な映
像データがメモリカード30に記録される状態となる。
【0143】ストレージ優先モードで撮像が行われてい
る期間は、コントローラ51はGPSデコーダ65から
の現在位置情報のチェックを継続すると共に、ステップ
F506〜F508の監視処理を行う。ステップF50
6では、使用者がノーマルモードへの切換操作を行った
か否か、又は管理局40からノーマルモードへ切り換え
る旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視してい
る。ステップF507では、使用者が伝送優先モードへ
の切換操作を行ったか否か、又は管理局40から伝送優
先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信された
か否かを監視している。ステップF508では、上記ス
テップF504と同様に、現在位置が指定区域内である
か否かを監視している。これらのレート変更条件が検出
されない期間はとして示すようにステップF505に
戻り、ストレージ優先モードでの撮像動作を継続する。
【0144】ノーマルモード状態において上記ステップ
F502で、或いはストレージ優先モードにおいて上記
ステップF507で、使用者の切換操作、或いは管理局
40からのレート切換指示として伝送優先モードへの移
行の操作又は指示を検出した場合、コントローラ51は
ステップF509に進み、伝送優先モードで撮像(記録
/送信)が行われるようにする。即ち、通信エンコード
部54a、54bの圧縮レートが、ストレージエンコー
ド部53a、53bの圧縮レートより低くなるように制
御し、及び/又は通信エンコード部54a、54bのフ
レーム抽出処理のフレームレートがストレージエンコー
ド部53a、53bのフレーム抽出処理のフレームレー
トより高くなるように制御する。これによってメモリカ
ード30に記録する映像データよりも高品位な映像デー
タが送信される状態となる。
【0145】また、ノーマルモード状態において上記ス
テップF504で、或いはストレージ優先モードにおい
て上記ステップF508で、現在位置が指定区域内とな
ったことが検出された場合も、コントローラ51はステ
ップF509に進み、伝送優先モードで撮像(記録/送
信)が行われるようにする。
【0146】伝送優先モードで撮像が行われている期間
は、コントローラ51はGPSデコーダ65からの現在
位置情報のチェックを継続すると共に、ステップF51
0〜F512の監視処理を行う。ステップF510で
は、使用者がノーマルモードへの切換操作を行ったか否
か、又は管理局40からノーマルモードへ切り換える旨
のレート切換指示が受信されたか否かを監視している。
ステップF511では、使用者がストレージ優先モード
への切換操作を行ったか否、又は管理局40からストレ
ージ優先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信
されたか否かを監視している。ステップF512では、
現在位置が指定区域から外れたか否かを監視する。これ
らのレート変更条件が検出されない期間はとして示す
ようにステップF509に戻り、伝送優先モードでの撮
像動作を継続する。
【0147】ステップF506,F510のいずれかで
ノーマルモードへの切換操作又は管理局40からの切換
指示が検出された場合は、として示すようにステップ
F501に進み、コントローラ51はノーマルモードに
切り換える制御を行う。つまりストレージエンコード部
53a、53bに対するフレームレート、圧縮レート
と、通信エンコード部54a、54bに対するフレーム
レート、圧縮レートとを、同等のレートに制御する。ス
テップF511で、ストレージ優先モードへの切換操作
又は管理局40からの切換指示が検出された場合は、
として示すようにステップF505に進み、コントロー
ラ51はストレージ優先モードに切り換える制御を行
う。
【0148】また、伝送優先モード時にステップF51
2で指定区域外となったことが検出されたら、ステップ
F513に進み、指定区域内となった際のモード状態を
判別して、そのモードに復帰する。例えばステップF5
04での指定区域内検出で伝送優先モードに移行した
後、ステップF512で指定区域外となったことが検出
された場合は、としてステップF501に戻り、ノー
マルモードに移行する。ステップF508での指定区域
内検出で伝送優先モードに移行した後、ステップF51
2で指定区域外となったことが検出された場合は、と
してステップF505に戻り、ストレージ優先モードに
移行する。また、ステップF502,F507での操作
又は指示の検出によって伝送優先モードに移行した後、
一旦、現在位置が指定区域内となり、その後ステップF
512で指定区域外となったことが検出された場合は、
としてステップF509に戻る。つまり伝送優先モー
ドを継続する。
【0149】このような図14の処理によれば、指定区
域内で自動的に高品質の映像データの送信出力が行われ
る。従って、例えばパトロール中に警備重点地や危険地
域などが含まれる場合であって、管理局40でもその区
域を監視していたい場合などに、指定地区をセットして
おくことで、警備員等がその指定地区に入った際に自動
的に高画質映像が管理局40に送信されるものとなり、
警備上好適である。
【0150】また指定地区において伝送優先モードに移
行した後は、使用者の操作、管理局40からの指示に応
じてノーマルモード或いはストレージ優先モードに戻さ
れるようにすることで、使用者や管理局40のオペレー
タが高画質映像の送信を要しないと判断した場合に対応
できる。さらに指定区域内に入ったことで自動的に伝送
優先モードに切り換えられた場合は、指定区域外となる
ことに応じて自動的に元の動作モードに戻ることで、使
用者がモード操作の意識を持つことは不要であるため、
操作に気を使わなくてもよく、警備中などにおいて好適
である。
【0151】9.音声検査によるレート切換 次に、コントローラ51が音声検査部64の処理からレ
ート変更条件を判別し、動作モードを切り換えるレート
制御を図15で説明する。この場合、音声検査部61
は、前方マイクロフォン3a及び後方マイクロフォン3
bから供給される音声信号を、予め設定された所定の音
量レベルとしてのしきい値と比較し、マイクロフォン3
a、3bから入力された音声信号の音量がしきい値を越
えた場合(大音量検出時)に、その検出信号をコントロ
ーラ51に出力するものとしている。
【0152】図15において、撮像(記録/送信)が開
始される時点では、コントローラ51はステップF60
1として各エンコード部53a、53b、54a、54
bに対してノーマルモードを指示している状態となる。
つまりストレージエンコード部53a、53bに対する
フレームレート、圧縮レートと、通信エンコード部54
a、54bに対するフレームレート、圧縮レートとを、
同等のレートに制御している状態である。またコントロ
ーラ51は、音声検査部64からの検出信号を監視して
いる。
【0153】この場合コントローラ51は、レート変更
条件としてステップF602〜F604の監視処理を行
う。ステップF602では、使用者が伝送優先モードへ
の切換操作を行ったか否か、或いは、管理局40から伝
送優先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信さ
れたか否かを監視している。ステップF603では、使
用者がストレージ優先モードへの切換操作を行ったか否
か、或いは管理局40からストレージ優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF604では、レート変更条件として
音声検査部64から大音量検出の検出信号があったか否
か判別する。これらのレート変更条件が検出されない期
間はとして示すようにステップF601に戻り、ノー
マルモードでの撮像動作を継続する。
【0154】ステップF603で使用者の切換操作、或
いは管理局40からのレート切換指示としてストレージ
優先モードへの移行の操作又は指示を検出すると、コン
トローラ51はステップF605に進み、ストレージ優
先モードで撮像(記録/送信)が行われるようにする。
即ち、ストレージエンコード部53a、53bの圧縮レ
ートが、通信エンコード部54a、54bの圧縮レート
より低くなるように制御し、及び/又はストレージエン
コード部53a、53bのフレーム抽出処理のフレーム
レートが通信エンコード部54a、54bのフレーム抽
出処理のフレームレートより高くなるように制御する。
これによって送信出力する映像データよりも高品位な映
像データがメモリカード30に記録される状態となる。
またコントローラ51は、音声検査部64からの検出信
号の監視を継続する。
【0155】ストレージ優先モードで撮像が行われてい
る期間は、コントローラ51はステップF606〜F6
08の監視処理を行う。ステップF606では、使用者
がノーマルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管
理局40からノーマルモードへ切り換える旨のレート切
換指示が受信されたか否かを監視している。ステップF
607では、使用者が伝送優先モードへの切換操作を行
ったか否か、又は管理局40から伝送優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF608では音声検査部64から大音
量検出の検出信号があったか否か判別する。これらのレ
ート変更条件が検出されない期間はとして示すように
ステップF605に戻り、ストレージ優先モードでの撮
像動作を継続する。
【0156】ノーマルモード状態において上記ステップ
F602で、或いはストレージ優先モードにおいて上記
ステップF607で、使用者の切換操作、或いは管理局
40からのレート切換指示として伝送優先モードへの移
行の操作又は指示を検出した場合、コントローラ51は
ステップF609に進み、伝送優先モードで撮像(記録
/送信)が行われるようにする。即ち、通信エンコード
部54a、54bの圧縮レートが、ストレージエンコー
ド部53a、53bの圧縮レートより低くなるように制
御し、及び/又は通信エンコード部54a、54bのフ
レーム抽出処理のフレームレートがストレージエンコー
ド部53a、53bのフレーム抽出処理のフレームレー
トより高くなるように制御する。これによってメモリカ
ード30に記録する映像データよりも高品位な映像デー
タが送信される状態となる。
【0157】また、ノーマルモード状態において上記ス
テップF604で、或いはストレージ優先モードにおい
て上記ステップF608で、音声検査部64からの大音
量の検出信号が確認された場合も、コントローラ51は
ステップF609に進み、伝送優先モードで撮像(記録
/送信)が行われるようにする。
【0158】伝送優先モードで撮像が行われている期間
は、コントローラ51はステップF610,F611の
監視処理を行う。ステップF610では、使用者がノー
マルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管理局4
0からノーマルモードへ切り換える旨のレート切換指示
が受信されたか否かを監視している。ステップF611
では、使用者がストレージ優先モードへの切換操作を行
ったか否、又は管理局40からストレージ優先モードへ
切り換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監
視している。これらのレート変更条件が検出されない期
間はとして示すようにステップF609に戻り、伝送
優先モードでの撮像動作を継続する。
【0159】ステップF606,F610のいずれかで
ノーマルモードへの切換操作又は管理局40からの切換
指示が検出された場合は、として示すようにステップ
F601に進み、コントローラ51はノーマルモードに
切り換える制御を行う。つまりストレージエンコード部
53a、53bに対するフレームレート、圧縮レート
と、通信エンコード部54a、54bに対するフレーム
レート、圧縮レートとを、同等のレートに制御する。ス
テップF611で、ストレージ優先モードへの切換操作
又は管理局40からの切換指示が検出された場合は、
として示すようにステップF605に進み、コントロー
ラ51はストレージ優先モードに切り換える制御を行
う。
【0160】以上のようにコントローラ51は、ユーザ
ーの操作や管理局40からのレート切換指示をレート変
更条件としてモード変更制御を行うことに加えて、大音
量検出を伝送優先モードへのレート変更条件とし、動作
モードがノーマルモード或いはストレージ優先モードの
場合においては、大音量検出時に伝送優先モードに切り
換えるようにしている。
【0161】このような図16の処理によれば、例えば
パトロール中などに、警報音、爆発音、事故音、怒声、
その他の異常事態を予想させる大音量の音声があった場
合に、自動的に高品位の映像データが管理局40に送信
されるようになる。特に異常事態が発生した時点であっ
たとすると、警備員等はビデオカメラを操作する余裕は
ないが、このように音量検出によって送信する映像デー
タのレートが自動的に切り換えられることで、緊急時に
対応した高画質映像の送信が可能となる。従って管理局
40による状況把握、指揮等に好適である。
【0162】また伝送優先モードでの撮像中は、使用者
の操作、管理局40からのレート切換指示に応じて、ノ
ーマルモード或いはストレージ優先モードに戻されるよ
うにすることで、使用者や管理局40のオペレータが高
画質映像の送信を要しないと判断した場合に対応でき
る。
【0163】なお、例えばステップF604,F608
での大音量検出に応じて伝送優先モードに移行した場合
は、例えばコントローラ51は内部タイマのカウントを
開始することが考えられる。この場合コントローラ51
は、伝送優先モードにおいても音声検査部64からの検
出信号を監視する処理は継続する。そしてタイムカウン
トについては、音声検査部64からの検出信号が供給さ
れた時点で内部タイマをリセットし、また同時に再度カ
ウントをスタートする処理としている。するとカウント
値は、大音量が検出されない期間の継続時間となり、こ
のカウント値が所定時間以上となった時点で、ノーマル
モード又はストレージ優先モードに復帰するようにす
る。即ち大音量が発生しない状態が所定時間を越えた場
合は、元々異常事態ではなかったか、或いは異常事態が
収束したとして、元の動作モードに戻るようにするもの
であり、このようにすれば、ユーザーは動作モードを元
に戻すための操作を行ったり、動作モード状態を気にす
る必要はなくなる。もちろんこの場合の所定時間につい
ては固定値でもよいし、使用者が任意に設定・選択でき
るようにしてもよい。
【0164】ところで、使用環境によっては異常事態で
ない大音量検出が頻発する場合もある。そこで、音声検
査部64では例えば周波数成分、周波数毎のレベル特
性、減衰パターンなどで音声信号を分析し、特定の音声
であると判別した場合には、大音量であったとしても検
出信号を発生させない、つまり伝送優先モードに切り換
えないようにしてもい。例えば空港警備を想定すると、
航空機の発着音が大音量として検出されてしまうが、予
め発着音の周波数特性等をセットしておき、入力された
音声が、信号分析により発着音と同一又は類似している
と判別される場合は、異常事態としての大音量ではない
として伝送優先モードに切り換えないようにすることが
考えられる。
【0165】また、大音量検出のしきい値は、予め設定
された固定値でもよいが、使用者が任意にしきい値レベ
ルを設定できるようにしてもよい。例えば騒音の多い場
所の警備などに用いる場合では、しきい値を高くしてお
くことで、異常事態としての大音量をより的確に判別で
きるものとなる。
【0166】図15の処理では、音量レベルを検出して
伝送優先モードに移行するものとしたが、音量ではな
く、所定のターゲット音声を検出した場合に、伝送優先
モードに移行するようにすることもできる。即ち音声検
査部64はターゲット音声としての音声の周波数成分、
周波数特性、減衰パターンなどをセットしておく。そし
てマイクロフォン3a、3bからの入力音声について周
波数成分、周波数特性、減衰パターンなどを分析するよ
うにし、ターゲット音声と一致又は類似しているか否か
を判別するようにする。そしてターゲット音声の入力が
あったと判別された際に、その検出信号をコントローラ
51に供給するようにし、コントローラ51は図15の
ステップF604(又はF608)→F609の処理と
して、伝送優先モードに切り換えるようにするものであ
る。
【0167】例えば、警備する地区や建物の警報音、車
両等の衝突音、爆発音などをターゲット音声としてセッ
トしておけば、それらの音が発生した場合に伝送優先モ
ードにより高品位な映像データの送信が自動的に実行さ
れるものとなる。また、音声検査部64に声紋分析の機
能を備えるようにし、特定の人物の声紋をセットしてお
くことで、警察官の職務質問などの際に、特定の人物で
あった場合に伝送優先モードで高品位な映像を送信する
といったことも可能となる。
【0168】ターゲット音声のセットとしては、例えば
使用者がビデオカメラをターゲット音声設定モードとし
て、ターゲット音声を発生させて、マイクロフォン3
a、3bから入力させ、音声検査部64がこれを分析し
た結果を記憶するようにすればよい。或いは、警報音、
衝突音等のパターンがプリセットされ、使用者がどれを
ターゲット音声として用いるかを選択できるようにして
もよい。また管理局40が、ターゲット音声としてのデ
ータ、即ち特定の警報音や指名手配犯人の声紋等のデー
タをビデオカメラに送信し、コントローラ51がそれを
受信して音声検査部64にセットするようにしてもよ
い。
【0169】10.画像解析によるレート切換 次に、コントローラ51が画像解析部63の処理からレ
ート変更条件を判別し、動作モードを切り換えるレート
制御を図16で説明する。ここでは、画像解析部63
は、前方カメラ部2a及び後方カメラ部2bから供給さ
れる撮像映像信号について、画像解析を行い、動き検
出、或いはターゲット画像の入力があったか否かチェッ
クする。
【0170】動き検出については、例えば順次入力され
る撮像映像信号のフレームを時系列方向に比較処理を行
うことで、異常事態等と考えられる動きがあったか否か
を検出できる。ターゲット画像については、画像解析部
63はターゲット画像としてのデータを予めセットして
おく。例えば特定の建物、人物、車両等の画像、特定の
色などとしてのターゲット画像をセットする。そして画
像解析処理により、入力された撮像映像信号として、こ
れらのターゲット画像が含まれているか否かを判別する
処理を行う。画像解析部63は、所定の動き状態、或い
はターゲット画像が検出されることに応じて、その検出
信号をコントローラ51に供給するようにしている。
【0171】ターゲット画像のセットとしては、例えば
使用者が予め、ビデオカメラをターゲット画像設定モー
ドとして、特定の写真や、実際にその場所での撮像を行
い、画像解析部63がその撮像した画像を記憶するよう
にすればよい。或いは、ターゲット画像としての色や明
るさ、車種、建物等のデータがプリセットされ、使用者
がどれをターゲット画像として用いるかを選択できるよ
うにしてもよい。また管理局40が、ターゲット画像と
してのデータ、即ち犯人や建物、車種等の画像や、特定
の色等のデータをビデオカメラに送信し、コントローラ
51がそれを受信して画像解析部63にセットするよう
にしてもよい。
【0172】図16において、撮像(記録/送信)が開
始される時点では、コントローラ51はステップF70
1として各エンコード部53a、53b、54a、54
bに対してノーマルモードを指示している状態となる。
つまりストレージエンコード部53a、53bに対する
フレームレート、圧縮レートと、通信エンコード部54
a、54bに対するフレームレート、圧縮レートとを、
同等のレートに制御している状態である。またコントロ
ーラ51は、画像解析部63からの検出信号を監視して
いる。
【0173】この場合コントローラ51は、レート変更
条件としてステップF702〜F704の監視処理を行
う。ステップF702では、使用者が伝送優先モードへ
の切換操作を行ったか否か、或いは、管理局40から伝
送優先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信さ
れたか否かを監視している。ステップF703では、使
用者がストレージ優先モードへの切換操作を行ったか否
か、或いは管理局40からストレージ優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF704では、レート変更条件として
画像解析部63からの動き又はターゲット画像の検出信
号があったか否か監視しているこれらのレート変更条件
が検出されない期間はとして示すようにステップF7
01に戻り、ノーマルモードでの撮像動作を継続する。
【0174】ステップF703で使用者の切換操作、或
いは管理局40からのレート切換指示としてストレージ
優先モードへの移行の操作又は指示を検出すると、コン
トローラ51はステップF705に進み、ストレージ優
先モードで撮像(記録/送信)が行われるようにする。
即ち、ストレージエンコード部53a、53bの圧縮レ
ートが、通信エンコード部54a、54bの圧縮レート
より低くなるように制御し、及び/又はストレージエン
コード部53a、53bのフレーム抽出処理のフレーム
レートが通信エンコード部54a、54bのフレーム抽
出処理のフレームレートより高くなるように制御する。
これによって送信出力する映像データよりも高品位な映
像データがメモリカード30に記録される状態となる。
またコントローラ51は、画像解析部63からの検出信
号の監視を継続する。
【0175】ストレージ優先モードで撮像が行われてい
る期間は、コントローラ51はステップF706〜F7
08の監視処理を行う。ステップF706では、使用者
がノーマルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管
理局40からノーマルモードへ切り換える旨のレート切
換指示が受信されたか否かを監視する。ステップF70
7では、使用者が伝送優先モードへの切換操作を行った
か否か、又は管理局40から伝送優先モードへ切り換え
る旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視する。
ステップF708では画像解析部63からの動き又はタ
ーゲット画像の検出信号があったか否か判別する。これ
らのレート変更条件が検出されない期間はとして示す
ようにステップF705に戻り、ストレージ優先モード
での撮像動作を継続する。
【0176】ノーマルモード状態において上記ステップ
F702で、或いはストレージ優先モードにおいて上記
ステップF707で、使用者の切換操作、或いは管理局
40からのレート切換指示として伝送優先モードへの移
行の操作又は指示を検出した場合、コントローラ51は
ステップF709に進み、伝送優先モードで撮像(記録
/送信)が行われるようにする。即ち、通信エンコード
部54a、54bの圧縮レートが、ストレージエンコー
ド部53a、53bの圧縮レートより低くなるように制
御し、及び/又は通信エンコード部54a、54bのフ
レーム抽出処理のフレームレートがストレージエンコー
ド部53a、53bのフレーム抽出処理のフレームレー
トより高くなるように制御する。これによってメモリカ
ード30に記録する映像データよりも高品位な映像デー
タが送信される状態となる。
【0177】また、ノーマルモード状態において上記ス
テップF704で、或いはストレージ優先モードにおい
て上記ステップF708で、画像解析部63からの動き
又はターゲット画像の検出信号が確認された場合も、コ
ントローラ51はステップF709に進み、伝送優先モ
ードで撮像(記録/送信)が行われるようにする。
【0178】伝送優先モードで撮像が行われている期間
は、コントローラ51はステップF710,F711の
監視処理を行う。ステップF710では、ノーマルモー
ドへの使用者の切換操作、又は管理局40からのノーマ
ルモードへのレート切換指示が受信されたか否かを監視
している。ステップF711では、ストレージ優先モー
ドへの使用者の切換操作、又は管理局40からのストレ
ージ優先モードへのレート切換指示が受信されたか否か
を監視している。これらのレート変更条件が検出されな
い期間はとして示すようにステップF709に戻り、
伝送優先モードでの撮像動作を継続する。
【0179】ステップF706,F710のいずれかで
ノーマルモードへの切換操作又は管理局40からの切換
指示が検出された場合は、として示すようにステップ
F701に進み、コントローラ51はノーマルモードに
切り換える制御を行う。つまりストレージエンコード部
53a、53bに対するフレームレート、圧縮レート
と、通信エンコード部54a、54bに対するフレーム
レート、圧縮レートとを、同等のレートに制御する。ス
テップF711で、ストレージ優先モードへの切換操作
又は管理局40からの切換指示が検出された場合は、
として示すようにステップF705に進み、コントロー
ラ51はストレージ優先モードに切り換える制御を行
う。
【0180】以上のようにコントローラ51は、ユーザ
ーの操作や管理局40からのレート切換指示をレート変
更条件としてモード変更制御を行うことに加えて、画像
の動き又はターゲット画像の検出を伝送優先モードへの
レート変更条件とし、動作モードがノーマルモード或い
はストレージ優先モードの場合においては、動き又はタ
ーゲット画像検出時に伝送優先モードに切り換えるよう
にしている。
【0181】このような図16の処理によれば、管理局
40側で高品質の映像を取得したい光景が撮像範囲に入
った場合に、自動的に伝送優先モードに切り換えられる
ことで、高画質映像の送信が可能となる。例えばパトロ
ール中などに、暴漢に襲われるなどで激しい動きが検出
された場合に、暴漢等の様子を高画質で送信できる。も
ちろんこの場合、使用者は操作の余裕はないため、自動
的に伝送優先モードとなることが非常に好適である。ま
た、重点的に警備を行いたい建物の近辺や、指名手配犯
人に似た人物、その他、逃走犯人が着ていた衣服の色、
などに反応して高画質映像データが送信できることにな
るため、警備や捜査に有用である。
【0182】また伝送優先モードでの撮像中は、使用者
の操作、管理局40からのレート切換指示に応じて、ノ
ーマルモード又はストレージ優先モードに戻されるよう
にすることで、使用者や管理局40のオペレータが高画
質映像の送信を要しないと判断した場合に対応できる。
なお、動き又はターゲット画像検出によって伝送優先モ
ードに移行した場合、伝送優先モードが開始されてから
所定時間が経過した場合、或いは特に動きやターゲット
画像の検出がない状態が所定時間継続した場合に、自動
的にノーマルモード又はストレージ優先モードに復帰す
るようにしてもよい。すると使用者にモード操作を意識
させる必要をなくすことができる。
【0183】11.通信状況によるレート切換 以上の各例は、使用者の操作又は管理局40の指示以外
のレート変更条件としては、メモリカード容量、衝撃検
出、エマージェンシー状態、指定区域、大音量検出、タ
ーゲット音声検出、画像動き検出、ターゲット画像検出
のいずれかによって、動作モードを伝送優先モードに自
動的に切り換える処理とした。ここでは、動作モードを
ストレージ優先モードに自動的に切り換える処理を図1
7で説明する。この場合、レート変更条件は通信状況と
する。
【0184】図17において、撮像(記録/送信)が開
始される時点では、コントローラ51はステップF80
1として各エンコード部53a、53b、54a、54
bに対してノーマルモードを指示している状態となる。
つまりストレージエンコード部53a、53bに対する
フレームレート、圧縮レートと、通信エンコード部54
a、54bに対するフレームレート、圧縮レートとを、
同等のレートに制御している状態である。またコントロ
ーラ51は、通信部12の動作状況をチェックする。例
えば電界強度レベルや回線の混雑状況等を監視し、通信
状況について良好・悪化の状態を判別する。
【0185】この場合コントローラ51は、レート変更
条件としてステップF802〜F804の監視処理を行
う。ステップF802では、使用者が伝送優先モードへ
の切換操作を行ったか否か、或いは、管理局40から伝
送優先モードへ切り換える旨のレート切換指示が受信さ
れたか否かを監視している。ステップF803では、使
用者がストレージ優先モードへの切換操作を行ったか否
か、或いは管理局40からストレージ優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視し
ている。ステップF804では、通信状況悪化が検出さ
れたか否かを判別する。これらのレート変更条件が検出
されない期間はとして示すようにステップF801に
戻り、ノーマルモードでの撮像動作を継続する。
【0186】ステップF802で使用者の切換操作、或
いは管理局40からのレート切換指示として伝送優先モ
ードへの移行の操作又は指示を検出すると、コントロー
ラ51はステップF810に進み、伝送優先モードで撮
像(記録/送信)が行われるようにする。即ち、通信エ
ンコード部54a、54bの圧縮レートが、ストレージ
エンコード部53a、53bの圧縮レートより低くなる
ように制御し、及び/又は通信エンコード部54a、5
4bのフレーム抽出処理のフレームレートがストレージ
エンコード部53a、53bのフレーム抽出処理のフレ
ームレートより高くなるように制御する。これによって
メモリカード30に記録する映像データよりも高品位な
映像データが送信される状態となる。またコントローラ
51は、通信状況について良好・悪化の状態を判別する
処理は継続する。
【0187】伝送優先モードで撮像が行われている期間
は、コントローラ51はステップF811〜F813の
監視処理を行う。ステップF811では、使用者がノー
マルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管理局4
0からノーマルモードへ切り換える旨のレート切換指示
が受信されたか否かを監視する。ステップF812は、
使用者がストレージ優先モードへの切換操作を行ったか
否か、又は管理局40からストレージ優先モードへ切り
換える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視す
る。ステップF813では通信状況悪化が検出されたか
否かを判別する。これらのレート変更条件が検出されな
い期間はとして示すようにステップF810に戻り、
伝送優先モードでの撮像動作を継続する。
【0188】ノーマルモード状態において上記ステップ
F803で、或いは伝送優先モードにおいて上記ステッ
プF812で、使用者の切換操作、或いは管理局40か
らのレート切換指示としてストレージ優先モードへの移
行の操作又は指示を検出した場合、コントローラ51は
ステップF805に進み、ストレージ優先モードで撮像
(記録/送信)が行われるようにする。即ち、ストレー
ジエンコード部53a、53bの圧縮レートが、通信エ
ンコード部54a、54bの圧縮レートより低くなるよ
うに制御し、及び/又はストレージエンコード部53
a、53bのフレーム抽出処理のフレームレートが通信
エンコード部54a、54bのフレーム抽出処理のフレ
ームレートより高くなるように制御する。これによって
送信出力する映像データよりも高品位な映像データがメ
モリカード30に記録される状態となる。またコントロ
ーラ51は、通信状況について良好・悪化の状態を判別
する処理は継続する。
【0189】また、ノーマルモード状態において上記ス
テップF804で、或いは伝送優先モードにおいて上記
ステップF813で、通信状況悪化が確認された場合
も、コントローラ51はステップF805に進み、スト
レージ優先モードで撮像(記録/送信)が行われるよう
にする。
【0190】ストレージ優先モードで撮像が行われてい
る期間は、コントローラ51はステップF806〜F8
08の監視処理を行う。ステップF806では、使用者
がノーマルモードへの切換操作を行ったか否か、又は管
理局40からノーマルモードへ切り換える旨のレート切
換指示が受信されたか否かを監視している。ステップF
807では、使用者が伝送優先モードへの切換操作を行
ったか否、又は管理局40から伝送優先モードへ切り換
える旨のレート切換指示が受信されたか否かを監視して
いる。ステップF808では、通信状況が回復したか否
かを監視する。これらのレート変更条件が検出されない
期間はとして示すようにステップF805に戻り、ス
トレージ優先モードでの撮像動作を継続する。
【0191】ステップF806,F811のいずれかで
ノーマルモードへの切換操作又は管理局40からの切換
指示が検出された場合は、として示すようにステップ
F801に進み、コントローラ51はノーマルモードに
切り換える制御を行う。つまりストレージエンコード部
53a、53bに対するフレームレート、圧縮レート
と、通信エンコード部54a、54bに対するフレーム
レート、圧縮レートとを、同等のレートに制御する。ス
テップF807で、伝送優先モードへの切換操作又は管
理局40からの切換指示が検出された場合は、として
示すようにステップF810に進み、コントローラ51
は伝送優先モードに切り換える制御を行う。
【0192】また、ストレージ優先モード時にステップ
F808で通信状況の回復が検出されたら、ステップF
809に進み、通信状況の悪化が検出された際のモード
状態を判別して、そのモードに復帰する。例えばステッ
プF804での通信状況悪化の検出でストレージ優先モ
ードに移行した後、ステップF808で通信状況回復が
検出された場合は、としてステップF801に戻り、
ノーマルモードに移行する。ステップF13での通信状
況悪化の検出でストレージ優先モードに移行した後、ス
テップF808で通信状況回復が検出された場合は、
としてステップF810に戻り、伝送優先モードに移行
する。また、ステップF803,F812での操作又は
指示の検出によってストレージ優先モードに移行した
後、一旦、通信状況悪化が検出され、その後ステップF
808で通信状況回復が検出された場合は、としてス
テップF805に戻る。つまりストレージ優先モードを
継続する。
【0193】このような図17の処理によれば、通信状
況が悪化した際に、ストレージ優先モードとなって自動
的に高品質の映像データのメモリカード30への記録が
行われる。つまり通信状況により撮像データ送信が良好
にできない場合には、メモリカード30において高品質
なデータを記録することで、撮像したデータの保存に好
適となる。
【0194】また通信状況悪化によりストレージ優先モ
ードに移行した後は、使用者の操作、又は可能であれば
管理局40からの指示に応じてノーマルモード或いは伝
送優先モードに戻されるようにすることで、使用者や管
理局40のオペレータが高画質映像の記録を要しないと
判断した場合に対応できる。さらに通信状況悪化により
自動的にストレージ優先モードに切り換えられた場合
は、通信状況回復に応じて自動的に元の動作モードに戻
ることで、使用者がモード操作の意識を持つことは不要
であるため、操作に気を使わなくてもよく、警備中など
において好適である。
【0195】12.変形例 以上、フレームレート及び/又は圧縮レートの切換によ
る動作モード制御処理として各例を説明したが、ビデオ
カメラの処理としては更に多様な例が考えられる。
【0196】上記各フローチャートの処理は、最初にノ
ーマルモードで開始されるようにしたが、最初にストレ
ージ優先モード又は伝送優先モードにより撮像が行われ
るようにし、所定のレート変更条件によってモード切換
が行われるようにしてもよい。
【0197】またレート制御によって、ノーマルモー
ド、ストレージ優先モード、伝送優先モードの3つのモ
ード状態が切り換えられるとしたが、ノーマルモードを
無くし、ストレージ優先モードと伝送優先モードの間で
切り換えられるようにしてもよい。その場合、最初にス
トレージ優先モードとされて撮像動作が開始され、所定
のレート変更条件に応じて伝送優先モードに切り換えら
れるようにしたり、或いは逆に、最初に伝送優先モード
とされて撮像動作が開始され、所定のレート変更条件に
応じてストレージ優先モードに切り換えられるようにす
る。
【0198】また、伝送優先モードでは、さらに段階的
にフレームレート又は圧縮レートが切り換えられること
で、段階的に送信する映像データの品質を向上させるこ
ともできる。即ち伝送優先モードの状態において複数段
階にレート切換を行うものである。この場合、複数のレ
ート変更条件の検出状態や検出数によって制御するレー
トを決定したり、どのレート変更条件が検出されたかに
よってレートを決定することなどが考えられる。いま、
伝送優先モード内でのレートとして第1レート、第2レ
ートが切り換えられ、かつ第2レートは第1レートより
高画質となるレートであるとして、レート切換の例を挙
げる。
【0199】・ノーマルモード又はストレージ優先モー
ドにおいて、レート変更条件の1つが検出された場合に
伝送優先モードの第1レートに移行し、さらに第1レー
ト中にレート変更条件の1つが検出された場合に第2レ
ートに移行する。・ノーマルモード又はストレージ優先
モードにおいて、1つのレート変更条件が検出された場
合に伝送優先モード第1レートに移行し、またノーマル
モード又はストレージ優先モード中に複数のレート変更
条件が検出された場合に伝送優先モード第2レートに移
行する。・レート変更条件として、例えば大音量検出、
音声ターゲット検出、画像動き検出、画像ターゲット検
出、指定区域内検出のいずれかの場合は伝送優先モード
第1レートに移行し、エマージェンシー状態、衝撃検出
の場合は伝送優先モード第2レートに移行するなど、検
出されたレート変更条件の種別に応じてレートを決定す
る。
【0200】もちろんこれ以外にも各種の処理例は考え
られる。また、伝送優先モードだけではなく、ストレー
ジ優先モードにおいても、同様に上記第1レート、第2
レートのように複数段階のレート切換を行うことも考え
られる。
【0201】また、動作モード切換(レート切換)を実
行するためレート変更条件は、上記各例として示したレ
ート変更条件を複合的に用いることは当然に想定され
る。例えば伝送優先モードへの切換のためのレート変更
条件として、使用者操作、管理局40からの指示、メモ
リカード30の残り容量、大音量検出、音声ターゲット
検出、画像動き検出、画像ターゲット検出、エマージェ
ンシー状態、衝撃検出、指定区域内検出について述べた
が、これらの全部又は一部を常にチェックしていてもよ
い。さらに温度センサ、加速度センサなどを設けて温度
状況や加速度状況などを伝送優先モードへのレート変更
条件として検出することも考えられる。
【0202】また、ストレージ優先モードへのレート変
更条件としては、使用者操作、管理局40からの指示の
他に、通信状況悪化を述べたが、他のレート変更条件も
考えられる。例えば指定区域内となることをレート変更
条件として伝送優先モードに切り換える処理を前述した
が、指定区域内となることを、ストレージ優先モードに
切り換えるためのレート変更条件としてもよい。即ち特
定の地区において高品質な映像データを記録しておきた
いという場合に好適となる。さらに、大音量検出、音声
ターゲット検出、画像動き検出、画像ターゲット検出、
エマージェンシー状態、衝撃検出を、ストレージ優先モ
ードへのレート変更条件とすることも考えられる。もち
ろんこれらの各レート変更条件を複合的に検出してもよ
い。
【0203】また、伝送優先モードへのレート変更条件
のそれぞれと、ストレージ優先モードへのレート変更条
件のそれぞれについて、重み付けを行っておき、伝送優
先モードへの1又は複数のレート変更条件と、ストレー
ジ優先モードへの1又は複数のレート変更条件のそれぞ
れが検出されているような場合に、伝送・ストレージの
どちらを優先させるかを判別できるようにしてもよい。
【0204】また、バッテリー容量を検出し、バッテリ
ー容量が残り少なくなったら伝送優先モードとし、特に
この場合メモリカード30への記録を中止させて送信出
力のみとしたり、又は逆にストレージ優先モードにし、
送信出力を中止させてメモリカード30への記録のみに
するなどして消費電力を節減するようにしてもよい。
【0205】ところで、実施の形態では、フレームレー
トを変更するフレーム処理の例をフレーム抽出処理とし
て述べた。つまりCCD部5a、5bで得られた撮像映
像信号のフレーム列から、何フレームを抽出するかによ
り、映像品質を変更する例である。ところがCCD部5
a、5b自体を異なるフレームレートとなるように動作
を切り換えることも考えられる。例えば撮像映像信号か
ら記録用データを得るタイミングと送信用データを得る
タイミングを時分割的に設定し、記録用データを得る期
間と送信用データを得る期間でCCD転送クロックを可
変制御する。このようなフレーム処理でも、送信用デー
タと記録用データとのフレームレートは可変されるもの
となり、つまり本発明としての動作は実現できるもので
ある。
【0206】また、記録用のエンコード或いは通信用の
エンコードの後段の処理として、フレーム間引/フレー
ム補間を行ってフレームレートを設定したり、或いは画
素間引き/画素補間を行って圧縮レートを設定すること
もできる。従って、フレーム処理や圧縮処理が、ストレ
ージエンコード部53a、53b、通信エンコード部5
4a、54bで行われなければならないものではない。
従って、装置構成は多様に考えられる。
【0207】さらに、例えばフレーム処理、圧縮処理を
それぞれ複数段階行われるようにすることも考えられ
る。例えば圧縮処理として2段階の処理を実行できる回
路系を構成すれば、1段階の圧縮のみを行う場合と、1
段階目の圧縮と2段階の圧縮の両方を行う場合で、圧縮
レートを異なるものとすることができる。例えば伝送優
先モードでは1段階目の圧縮処理を行ったものを送信用
データとし、1段階目と2段階目の圧縮処理を行ったも
のを記録用データとするような例である。このようにし
ても送信用データと記録用データとでレート(つまり映
像品質)を異なるものとすることができる。もちろん3
段階以上の圧縮処理が行われるようにしてもよい。各段
階の圧縮処理は同一の圧縮方式でも異なる圧縮方式でも
よい。フレームレートについても同様に考えられる。
【0208】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように本発明
によれば、レート変更条件の検出に応じて記録媒体へ記
録する記録用データと、送信出力する送信用データと
で、圧縮処理の圧縮レート、フレーム処理のフレームレ
ートの両方又は一方を異なるものとする。つまり、送信
出力する映像データと記録媒体に記録する映像データの
品質を変化させることができる。従って、送信する映像
データに高品質を求める場合と、記録する映像データに
高品質を求める場合のそれぞれの状況に応じて、適切な
記録/送信が実現できるという効果がある。特にレート
変更条件は、使用者によるレート変更操作、緊急操作、
レート変更指示の信号の受信、所定値以上の音量状態、
特定のターゲット音声の入力、画像の所定の動き状態、
特定のターゲット画像、衝撃、所定区域内、記録媒体の
残り容量、通信状況の全部又は一部とすることで、場合
に応じて適切な品質状態の送信/記録が可能となる。ま
たこれによって使用者が操作することが困難な状況であ
っても対応できる。換言すれば、使用者に撮像操作負担
をかけること無く、時と場合に応じた適切な品質の映像
を得ることができるようになり、他の作業をしながらの
撮像や、例えば警察官や警備員のパトロール中の携帯撮
像用途などに非常に好適である。また撮像装置に対して
撮像管理装置(管理局)からレート変更指示を行えるこ
とで、警備上の指揮や状況把握、緊急事態への対応など
にも好適である。またターゲット画像、ターゲット音声
などのレート変更条件を撮像管理装置側から撮像装置に
設定させることができるようにすることで、警備や捜査
の目的に合わせた撮像に好適である。
【0209】圧縮処理及び/又はフレーム処理を行った
記録用データを記録媒体に記録するようにすれば、例え
ばパトロール中の映像などを保存でき、その後の捜査資
料、証拠映像などとして利用できる。また圧縮処理及び
/又はフレーム処理を行った通信用データを送信出力す
ることで、撮像管理装置(管理局など)において例えば
パトロール映像をモニタしたり、記録媒体に保存でき
る。これは警備状況、治安状態、事件現場などを把握し
ての指揮を撮像管理装置(管理局)から可能としたり、
或いは警備員自身の安全性を向上させる。また従って、
この記録或いは送信の利点においてどちらを優先させた
いかの状況に応じて映像データの品質が制御されること
で、最適な動作が実行されることになる。
【0210】送信用データの圧縮処理及び/又はフレー
ム処理と、記録用データの圧縮処理及び/又はフレーム
処理とでのレート変更は、使用者の操作により可能とす
ることで、使用者の都合に合わせた品質・データ量で、
送信/記録ができる。また、通信手段によって受信され
たレート変更指示の信号により、レート変更されること
で、撮像管理装置(管理局)、或いは他の使用者(他の
警備員等)側の都合に応じて、望ましい品質・データ量
で送信/記録ができる。特に事件発生時などにおいて、
現場周辺の各警備員、警察官などが使用している撮像装
置に指示を出し、送信用データの圧縮レートが記録用デ
ータの圧縮レートより低くさせ、及び/又は送信用デー
タのフレームレートが記録用データのフレームレートよ
り高くさせて、高品質撮像データを送信させることが可
能となるため、撮像管理装置側における状況確認や事件
解決のために非常に有効である。また使用者が緊急操作
を行った場合にも、送信用データの圧縮レートが記録用
データの圧縮レートより低く、及び/又は送信用データ
のフレームレートが記録用データのフレームレートより
高くなるように制御して、送信用の映像データを高品質
化することも、緊急時の処理として適切なものとなる。
さらにこの場合、管理局や他の警備員等にも緊急情報を
送ることで、事件解決や警備員の安全のためなどにも好
適である。
【0211】また所定値以上の音量状態、特定のターゲ
ット音声の入力、撮像映像の所定の動き状態、特定のタ
ーゲット画像、衝撃の検出によっても、上記同様に送信
用の映像データを高品質化することが好適である。これ
も、通常とは異なる何らかの事態が発生した場合である
ため、緊急時の処理として適切なものとなる。さらに、
現在位置が所定区域内となった場合に、送信用の映像デ
ータを高品質化することも、例えばパトロール区域内に
危険地区、重点警戒地区などが含まれる場合などに好適
である。
【0212】また緊急操作や衝撃検出に応じて撮像装置
が撮像管理装置等に緊急信号を送信する際に、現在位置
情報も送信するようにすれば、撮像管理装置側で緊急事
態発生場所を正確に認識でき、適切な対応ができる。ま
た緊急状態の撮像装置からの情報、例えば映像データや
現在位置情報などを他の撮像装置に送信するようにすれ
ば、他の警備員等がそれぞれ状況を正確に認識できるよ
うになり、各人の適切な対応を可能とする。
【0213】また、記録媒体の記録可能容量が所定以下
となった場合に、送信用データの圧縮レートが記録用デ
ータの圧縮レートより低く、及び/又は送信用データの
フレームレートが記録用データのフレームレートより高
くなるように制御して、送信用の映像データを高品質化
すること、又は記録用の映像データのデータ量を少なく
することが適切な処理となる。つまりなるべく高品質デ
ータを送信することで、送信先での記録媒体に代替記録
させることや、記録用の映像データのデータ量を少なく
することで、記録可能な残り時間を長くすることができ
る。特に、送信先での記録媒体に代替記録させること
は、警備警察用途ばかりでなく、一般ユーザーの利用に
おいても好適である。例えばユーザーが撮像時にメモリ
カード等の記録媒体を持っていなかった場合や、メモリ
カード容量の余裕のないときなどでも、それを気にしな
いで撮像できることとなる。
【0214】一方で、通信状況が悪化した場合には、記
録用データの圧縮レートが送信用データの圧縮レートよ
り低く、及び/又は記録用データのフレームレートが送
信用データのフレームレートより高くなるように制御し
て、記録用の映像データを高品質化することで適切な処
理が実行される。つまり送信が困難な状況では装置内で
記録を高品質化することで、高品質な撮像データを保存
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のビデオカメラの外観の説
明図である。
【図2】実施の形態のビデオカメラの使用態様の説明図
である。
【図3】実施の形態のビデオカメラの撮像視野角の説明
図である。
【図4】実施の形態のビデオカメラを用いたシステム構
成の説明図である。
【図5】実施の形態のビデオカメラの構成のブロック図
である。
【図6】実施の形態のビデオカメラの動作モード及びレ
ート切換の説明図である。
【図7】実施の形態のビデオカメラのフレームレート切
換の説明図である。
【図8】実施の形態のビデオカメラのレート制御方式の
各種例の説明図である。
【図9】実施の形態の操作又は指示によるレート切換処
理のフローチャートである。
【図10】実施の形態のメモリカード残容量に基づくレ
ート切換処理のフローチャートである。
【図11】実施の形態の衝撃検出に基づくレート切換処
理のフローチャートである。
【図12】実施の形態のエマージェンシー時のレート切
換処理のフローチャートである。
【図13】実施の形態のエマージェンシー時の通信動作
の説明図である。
【図14】実施の形態の現在位置検出に基づくレート切
換処理のフローチャートである。
【図15】実施の形態の音声検査に基づくレート切換処
理のフローチャートである。
【図16】実施の形態の画像解析に基づくレート切換処
理のフローチャートである。
【図17】実施の形態の通信状況に基づくレート切換処
理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラユニット、2a 前方カメラ部、2b 後方
カメラ部、3a 前方マイクロフォン、3b 後方マイ
クロフォン、4 発光部、5a,5b CCD部、10
コントロールユニット、11 表示部、12 アンテ
ナ、13 メモリカードスロット、14 スピーカ、1
6 電源スイッチ、17 エマージェンシースイッチ、
18 操作キー、30 メモリカード、31 ケーブ
ル、32公衆回線、40 管理局、41 コントロー
ラ、42 モニタ部、43 操作部、44 ストレージ
部、45 リモートアクセスサーバ、46 メモリカー
ドスロット、51 コントローラ、52 電源部、53
a,53b ストレージエンコード部、54a,54b
通信エンコード部、55,56 マルチプレクサ、5
7 記録部、60 送信信号処理部、61 受信信号処
理部、62 通信部、63 画像解析部、64 音声検
査部、65 GPSデコーダ、66 GPSアンテナ、
67 衝撃センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 5/225 H04N 5/225 F 5/92 H 5/91 K Fターム(参考) 5C022 AA05 AA11 AB65 AC00 AC69 AC72 5C053 GA18 GB17 GB21 KA24 LA01 LA14 5C054 DA01 DA07 DA09 FC12 FC13 FC14 HA18

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像を行って撮像映像信号を出力する撮
    像手段と、 上記撮像映像信号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像
    映像信号のフレーム処理を行って記録用データ及び送信
    用データを出力する信号処理手段と、 上記記録用データを記録媒体に記録する記録手段と、 上記送信用データを外部に送信出力する通信手段と、 レート変更条件を検出する検出手段と、 上記検出手段による検出に応じて、上記記録用データを
    得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処
    理のフレームレートと、上記送信用データを得るための
    圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフレー
    ムレートとが異なるレートとなるように制御するレート
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 操作手段を更に備え、 上記検出手段は、上記操作手段によるレート変更操作
    を、上記レート変更条件として検出することを特徴とす
    る請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記検出手段は、上記通信手段によって
    受信されたレート変更指示の信号を、上記レート変更条
    件として検出することを特徴とする請求項1に記載の撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 緊急操作手段を更に備え、 上記検出手段は上記緊急操作手段の操作を上記レート変
    更条件として検出し、 上記通信手段は、上記緊急操作手段の操作に応じて緊急
    信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の撮像
    装置。
  5. 【請求項5】 現在位置検出手段を更に備え、 上記通信手段は、上記緊急信号とともに上記現在位置検
    出手段で検出された現在位置の情報を送信することを特
    徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 周囲音声を入力するマイクロホン手段
    と、 上記マイクロホン手段から入力された音声信号の音量レ
    ベルを検査する音声検査手段とを更に備え、 上記検出手段は、上記音声検査手段によって所定値以上
    の音量状態が検出されることを、上記レート変更条件と
    して検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 周囲音声を入力するマイクロホン手段
    と、 上記マイクロホン手段から入力された音声信号として、
    特定のターゲット音声が入力されたか否かを検査する音
    声検査手段とを更に備え、 上記検出手段は、上記音声検査手段によって特定のター
    ゲット音声の入力が検出されることを、上記レート変更
    条件として検出することを特徴とする請求項1に記載の
    撮像装置。
  8. 【請求項8】 上記撮像手段から出力される撮像映像信
    号について画像解析処理を行う画像解析手段を更に備
    え、 上記検出手段は、上記画像解析手段によって所定の動き
    状態が検出されることを、上記レート変更条件として検
    出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 上記撮像手段から出力される撮像映像信
    号について画像解析処理を行う画像解析手段を更に備
    え、 上記検出手段は、上記画像解析手段によって特定のター
    ゲット画像が検出されることを、上記レート変更条件と
    して検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
  10. 【請求項10】 衝撃を検出する衝撃センサ手段を更に
    備え、 上記検出手段は、上記衝撃センサ手段によって衝撃が検
    出されることを、上記レート変更条件として検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 上記通信手段は、上記衝撃センサ手段
    によって衝撃が検出されることに応じて緊急信号を送信
    することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 現在位置検出手段を更に備え、 上記通信手段は、上記緊急信号とともに上記現在位置検
    出手段で検出された現在位置の情報を送信することを特
    徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 現在位置検出手段と、上記現在位置検
    出手段で検出された現在位置が所定区域内であるか否か
    を判別する判別手段とを更に備え、 上記検出手段は、上記判別手段によって所定区域内と判
    別されることを、上記レート変更条件として検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 上記検出手段は、上記記録手段におけ
    る記録媒体の記録可能容量が所定以下となることを、上
    記レート変更条件として検出することを特徴とする請求
    項1に記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 上記検出手段は、上記通信手段による
    通信状況の悪化が検出されることを、上記レート変更条
    件として検出することを特徴とする請求項1に記載の撮
    像装置。
  16. 【請求項16】 上記レート制御手段は、上記検出手段
    による検出に応じて、上記通信用データを得るための圧
    縮処理の圧縮レートが上記記録用データを得るための圧
    縮処理の圧縮レートより低く、及び/又は上記通信用デ
    ータを得るためのフレーム処理のフレームレートが上記
    記録用データを得るためのフレーム処理のフレームレー
    トより高くなるように制御することを特徴とする請求項
    1に記載の撮像装置。
  17. 【請求項17】 上記レート制御手段は、上記検出手段
    による検出に応じて、上記記録用データを得るための圧
    縮処理の圧縮レートが上記通信用データを得るための圧
    縮処理の圧縮レートより低く、及び/又は上記記録用デ
    ータを得るためのフレーム処理のフレームレートが上記
    通信用データを得るためのフレーム処理のフレームレー
    トより高くなるように制御することを特徴とする請求項
    1に記載の撮像装置。
  18. 【請求項18】 撮像を行って得た撮像映像信号に対す
    る圧縮処理及び/又は上記撮像映像信号のフレーム処理
    を行って記録用データ及び送信用データを出力し、 上記記録用データを記録媒体に記録し、 上記送信用データを外部に送信出力するとともに、 レート変更条件の検出を行い、 上記レート変更条件の検出に応じて、上記記録用データ
    を得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム
    処理のフレームレートと、上記送信用データを得るため
    の圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフレ
    ームレートとが異なるレートとなるように制御すること
    を特徴とする撮像方法。
  19. 【請求項19】 使用者によるレート変更操作を、上記
    レート変更条件として検出することを特徴とする請求項
    18に記載の撮像方法。
  20. 【請求項20】 外部から送信され、受信されたレート
    変更指示の信号を、上記レート変更条件として検出する
    ことを特徴とする請求項18に記載の撮像方法。
  21. 【請求項21】 使用者による緊急操作を上記レート変
    更条件として検出するとともに、 上記緊急操作に応じて緊急信号を外部に送信出力するこ
    とを特徴とする請求項18に記載の撮像方法。
  22. 【請求項22】 上記緊急操作が行われた際の現在位置
    を検出すると共に、 上記緊急信号とともに現在位置情報を外部に送信出力す
    ることを特徴とする請求項21に記載の撮像方法。
  23. 【請求項23】 周囲音声として集音した音声信号の音
    量レベルを検査し、 所定値以上の音量状態が検出されることを、上記レート
    変更条件として検出することを特徴とする請求項18に
    記載の撮像方法。
  24. 【請求項24】 周囲音声として集音した音声信号を検
    査し、 特定のターゲット音声の入力が検出されることを、上記
    レート変更条件として検出することを特徴とする請求項
    18に記載の撮像方法。
  25. 【請求項25】 上記撮像映像信号について画像解析処
    理を行ない、 上記画像解析処理よって所定の動き状態が検出されるこ
    とを、上記レート変更条件として検出することを特徴と
    する請求項18に記載の撮像方法。
  26. 【請求項26】 上記撮像映像信号について画像解析処
    理を行ない、 上記画像解析処理によって特定のターゲット画像が検出
    されることを、上記レート変更条件として検出すること
    を特徴とする請求項18に記載の撮像方法。
  27. 【請求項27】 衝撃センサによって衝撃が検出される
    ことを、上記レート変更条件として検出することを特徴
    とする請求項18に記載の撮像方法。
  28. 【請求項28】 上記衝撃センサによって衝撃が検出さ
    れることに応じて、緊急信号を外部に送信出力すること
    を特徴とする請求項27に記載の撮像方法。
  29. 【請求項29】 上記衝撃が検出された際の現在位置を
    検出すると共に、 上記緊急信号とともに現在位置情報を外部に送信出力す
    ることを特徴とする請求項28に記載の撮像方法。
  30. 【請求項30】 現在位置を検出し、検出された現在位
    置が所定区域内であるか否かを判別し、 所定区域内と判別されたことを、上記レート変更条件と
    して検出することを特徴とする請求項18に記載の撮像
    方法。
  31. 【請求項31】 上記記録媒体の記録可能容量が所定以
    下となることを、上記レート変更条件として検出するこ
    とを特徴とする請求項18に記載の撮像方法。
  32. 【請求項32】 通信状況の悪化が検出されることを、
    上記レート変更条件として検出することを特徴とする請
    求項18に記載の撮像方法。
  33. 【請求項33】 上記レート変更条件の検出に応じて、
    上記通信用データを得るための圧縮処理の圧縮レートが
    上記記録用データを得るための圧縮処理の圧縮レートよ
    り低く、及び/又は上記通信用データを得るためのフレ
    ーム処理のフレームレートが上記記録用データを得るた
    めのフレーム処理のフレームレートより高くなるように
    制御することを特徴とする請求項18に記載の撮像方
    法。
  34. 【請求項34】 上記レート変更条件の検出に応じて、
    上記記録用データを得るための圧縮処理の圧縮レートが
    上記通信用データを得るための圧縮処理の圧縮レートよ
    り低く、及び/又は上記記録用データを得るためのフレ
    ーム処理のフレームレートが上記通信用データを得るた
    めのフレーム処理のフレームレートより高くなるように
    制御することを特徴とする請求項18に記載の撮像方
    法。
  35. 【請求項35】 1又は複数の撮像装置との間で通信が
    可能な通信手段と、 操作手段と、 上記操作手段の操作に応じて、上記通信手段で通信可能
    な全部又は一部の撮像装置に対して、記録用データを得
    るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理
    のフレームレートと、通信用データを得るための圧縮処
    理の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフレームレー
    トとについてのレート変更指示の信号を上記通信手段か
    ら送信させる送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理装置。
  36. 【請求項36】 上記撮像装置から送信されて上記通信
    手段で受信された映像データを出力するモニタ手段を、
    更に備えることを特徴とする請求項35に記載の撮像管
    理装置。
  37. 【請求項37】 1又は複数の撮像装置との間で通信が
    可能な通信手段と、 上記通信手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置に対
    して、記録用データを得るための圧縮処理の圧縮レート
    及び/又はフレーム処理のフレームレートと、通信用デ
    ータを得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレ
    ーム処理のフレームレートとに関するレート変更条件を
    設定する情報を上記通信手段から送信させる送信制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理装置。
  38. 【請求項38】 上記撮像装置から送信されて上記通信
    手段で受信された映像データを出力するモニタ手段を、
    更に備えることを特徴とする請求項37に記載の撮像管
    理装置。
  39. 【請求項39】 1又は複数の撮像装置との間で通信が
    可能な通信手段と、 或る撮像装置から送信されて上記通信手段で受信された
    緊急信号に応じて、その緊急信号を送信してきた撮像装
    置、或いは他の撮像装置に対して、記録用データを得る
    ための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理の
    フレームレートと、通信用データを得るための圧縮処理
    の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフレームレート
    とについてのレート変更指示の信号を上記通信手段から
    送信させる送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理装置。
  40. 【請求項40】 上記撮像装置から送信されて上記通信
    手段で受信された映像データを出力するモニタ手段を、
    更に備えることを特徴とする請求項39に記載の撮像管
    理装置。
  41. 【請求項41】 上記緊急信号は、上記撮像装置におい
    て緊急操作又は衝撃検出に応じて送信されてくる信号で
    あることを特徴とする請求項39に記載の撮像管理装
    置。
  42. 【請求項42】 上記送信制御手段は、上記緊急信号を
    送信してきた撮像装置から上記緊急信号とともに送信さ
    れてきた現在位置情報に基づいて撮像装置を選択し、選
    択した撮像装置に対して上記レート変更指示の信号を上
    記通信手段から送信させることを特徴とする請求項39
    に記載の撮像管理装置。
  43. 【請求項43】 上記送信制御手段は、上記緊急信号を
    送信してきた撮像装置から送信されてくる情報を、上記
    通信手段により他の撮像装置に対して送信させることを
    特徴とする請求項39に記載の撮像管理装置。
  44. 【請求項44】 1又は複数の撮像装置と、上記各撮像
    装置との間で通信が可能な撮像管理装置から成り、 上記撮像装置は、 撮像を行って撮像映像信号を出力する撮像手段と、 上記撮像映像信号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像
    映像信号のフレーム処理を行って記録用データ及び送信
    用データを出力する信号処理手段と、 上記記録用データを記録媒体に記録する記録手段と、 上記送信用データを上記撮像管理装置に送信できるとと
    もに、上記撮像管理装置との間で各種データ通信が可能
    とされる通信手段と、 上記通信手段によって受信されたレート変更指示の信号
    を、レート変更条件として検出する検出手段と、 上記検出手段による検出に応じて、上記記録用データを
    得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処
    理のフレームレートと、上記送信用データを得るための
    圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフレー
    ムレートとが異なるレートとなるように制御するレート
    制御手段と、 を備え、 上記撮像管理装置は、 上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、 操作手段と、 上記操作手段の操作に応じて、上記通信手段で通信可能
    な全部又は一部の撮像装置に対して、上記レート変更指
    示の信号を上記通信手段から送信させる送信制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする撮像管理システム。
  45. 【請求項45】 上記撮像管理装置は、上記撮像装置か
    ら送信されて上記通信手段で受信された映像データを出
    力するモニタ手段を、更に備えることを特徴とする請求
    項44に記載の撮像管理システム。
  46. 【請求項46】 1又は複数の撮像装置と、上記各撮像
    装置との間で通信が可能な撮像管理装置から成り、 上記撮像装置は、 撮像を行って撮像映像信号を出力する撮像手段と、 上記撮像映像信号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像
    映像信号のフレーム処理を行って記録用データ及び送信
    用データを出力する信号処理手段と、 上記記録用データを記録媒体に記録する記録手段と、 上記送信用データを上記撮像管理装置に送信できるとと
    もに、上記撮像管理装置との間で各種データ通信が可能
    とされる通信手段と、 上記通信手段によって受信されたレート変更条件の設定
    の情報に応じてレート変更条件を設定し、レート変更条
    件の発生を検出する検出手段と、 上記検出手段による検出に応じて、上記記録用データを
    得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処
    理のフレームレートと、上記送信用データを得るための
    圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフレー
    ムレートとが異なるレートとなるように制御するレート
    制御手段と、 を備え、 上記撮像管理装置は、 上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、 上記通信手段で通信可能な全部又は一部の撮像装置に対
    して、上記レート変更条件を設定する情報を上記通信手
    段から送信させる送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理システム。
  47. 【請求項47】 上記撮像管理装置は、上記撮像装置か
    ら送信されて上記通信手段で受信された映像データを出
    力するモニタ手段を、更に備えることを特徴とする請求
    項46に記載の撮像管理システム。
  48. 【請求項48】 1又は複数の撮像装置と、上記各撮像
    装置との間で通信が可能な撮像管理装置から成り、 上記撮像装置は、 撮像を行って撮像映像信号を出力する撮像手段と、 上記撮像映像信号に対する圧縮処理及び/又は上記撮像
    映像信号のフレーム処理を行って記録用データ及び送信
    用データを出力する信号処理手段と、 上記記録用データを記録媒体に記録する記録手段と、 上記送信用データを上記撮像管理装置に送信できるとと
    もに、上記撮像管理装置との間で各種データ通信が可能
    とされる通信手段と、 緊急操作又は衝撃検出に応じて緊急信号を上記通信手段
    から送信する緊急信号送信制御手段と、 上記通信手段によって受信されたレート変更指示の信号
    を、レート変更条件として検出する検出手段と、 上記検出手段による検出に応じて、上記記録用データを
    得るための圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処
    理のフレームレートと、上記送信用データを得るための
    圧縮処理の圧縮レート及び/又はフレーム処理のフレー
    ムレートとが異なるレートとなるように制御するレート
    制御手段と、 を備え、 上記撮像管理装置は、 上記撮像装置との間で通信が可能な通信手段と、 或る撮像装置から送信されて上記通信手段で受信された
    緊急信号に応じて、その緊急信号を送信してきた撮像装
    置、或いは他の撮像装置に対して、上記レート変更指示
    の信号を上記通信手段から送信させる送信制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像管理システム。
  49. 【請求項49】 上記撮像管理装置は、上記撮像装置か
    ら送信されて上記通信手段で受信された映像データを出
    力するモニタ手段を、更に備えることを特徴とする請求
    項48に記載の撮像管理システム。
  50. 【請求項50】 上記撮像装置は、現在位置検出手段を
    更に備え、 上記撮像装置の上記緊急信号送信制御手段は、上記緊急
    信号とともに上記現在位置検出手段で検出された現在位
    置情報を送信するように制御すると共に、 上記撮像管理装置の上記送信制御手段は、上記緊急信号
    を送信してきた撮像装置から上記緊急信号とともに送信
    されてきた現在位置情報に基づいて撮像装置を選択し、
    選択した撮像装置に対して上記レート変更指示の信号を
    上記通信手段から送信させることを特徴とする請求項4
    8に記載の撮像管理システム。
  51. 【請求項51】 上記撮像管理装置の上記送信制御手段
    は、上記緊急信号を送信してきた撮像装置から送信され
    てくる情報を、上記通信手段により他の撮像装置に対し
    て送信させることを特徴とする請求項48に記載の撮像
    管理システム。
JP2002070287A 2002-03-14 2002-03-14 撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム Pending JP2003274359A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070287A JP2003274359A (ja) 2002-03-14 2002-03-14 撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム
US10/386,892 US7456875B2 (en) 2002-03-14 2003-03-12 Image pickup apparatus and method, signal processing apparatus and method, and wearable signal processing apparatus
DE60307702T DE60307702T2 (de) 2002-03-14 2003-03-13 Bildaufnahmegerät mit einer Vorwärts- und Rückwärtskamera
EP03251546A EP1345420B1 (en) 2002-03-14 2003-03-13 Image pickup apparatus having a front and rear camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070287A JP2003274359A (ja) 2002-03-14 2002-03-14 撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003274359A true JP2003274359A (ja) 2003-09-26

Family

ID=29200902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002070287A Pending JP2003274359A (ja) 2002-03-14 2002-03-14 撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003274359A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006086582A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Kyoraku Sangyo 携帯型防犯カメラ
WO2007043227A1 (ja) * 2005-10-11 2007-04-19 Megachips Corporation カメラおよびビデオレコーダ並びにカメラシステム
JP2008529354A (ja) * 2005-01-24 2008-07-31 モデレイター システムズ, インコーポレイテッド 無線イベント認証システム
JP2009182372A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Victor Co Of Japan Ltd 画像圧縮配信装置、及び画像圧縮配信方法
KR100952990B1 (ko) * 2009-12-17 2010-04-13 주식회사 뉴인테크 다중영상코딩방법 및 장치
US7894519B2 (en) 2005-01-24 2011-02-22 Moderator Systems, Inc. Wireless event authentication system
JP2016112322A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 キヤノン株式会社 制御装置、制御システム、制御方法、医用画像撮影装置、医用画像撮影システム、撮影制御方法およびプログラム
WO2017115598A1 (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 日本電気株式会社 映像送信装置、映像送信方法、及びプログラム
JP2018088672A (ja) * 2016-11-21 2018-06-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 映像伝送システム及びモバイルカメラ機器
WO2023062688A1 (ja) * 2021-10-11 2023-04-20 日本電気株式会社 監視システム、監視方法、プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11167770A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Toshiba Corp 記録再生装置及び方法
JPH11308587A (ja) * 1998-04-22 1999-11-05 Toshiba Corp 携帯情報端末装置
JP2000151710A (ja) * 1998-08-31 2000-05-30 Hitachi Ltd 監視システムおよびネットワ―クシステム
JP2001145089A (ja) * 1999-11-10 2001-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯型監視装置、携帯型監視方法および記録媒体
JP2001211414A (ja) * 2000-01-27 2001-08-03 Canon Inc 撮像装置及び記録装置
JP2001292439A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視システム
JP2001309284A (ja) * 2000-04-20 2001-11-02 Fuji Photo Film Co Ltd 施設写真提供システム
JP2002044647A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音響・画像協調センシング方法及びそのシステム、並びにこの方法を記録した記録媒体
JP2002064789A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Hitachi Ltd 画像圧縮記録送信装置及び画像圧縮送信装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11167770A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Toshiba Corp 記録再生装置及び方法
JPH11308587A (ja) * 1998-04-22 1999-11-05 Toshiba Corp 携帯情報端末装置
JP2000151710A (ja) * 1998-08-31 2000-05-30 Hitachi Ltd 監視システムおよびネットワ―クシステム
JP2001145089A (ja) * 1999-11-10 2001-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯型監視装置、携帯型監視方法および記録媒体
JP2001211414A (ja) * 2000-01-27 2001-08-03 Canon Inc 撮像装置及び記録装置
JP2001292439A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視システム
JP2001309284A (ja) * 2000-04-20 2001-11-02 Fuji Photo Film Co Ltd 施設写真提供システム
JP2002044647A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音響・画像協調センシング方法及びそのシステム、並びにこの方法を記録した記録媒体
JP2002064789A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Hitachi Ltd 画像圧縮記録送信装置及び画像圧縮送信装置

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006086582A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Kyoraku Sangyo 携帯型防犯カメラ
JP2008529354A (ja) * 2005-01-24 2008-07-31 モデレイター システムズ, インコーポレイテッド 無線イベント認証システム
US7894519B2 (en) 2005-01-24 2011-02-22 Moderator Systems, Inc. Wireless event authentication system
WO2007043227A1 (ja) * 2005-10-11 2007-04-19 Megachips Corporation カメラおよびビデオレコーダ並びにカメラシステム
JP5131954B2 (ja) * 2005-10-11 2013-01-30 株式会社メガチップス ビデオレコーダ並びにカメラシステム
JP2009182372A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Victor Co Of Japan Ltd 画像圧縮配信装置、及び画像圧縮配信方法
KR100952990B1 (ko) * 2009-12-17 2010-04-13 주식회사 뉴인테크 다중영상코딩방법 및 장치
JP2016112322A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 キヤノン株式会社 制御装置、制御システム、制御方法、医用画像撮影装置、医用画像撮影システム、撮影制御方法およびプログラム
JPWO2017115598A1 (ja) * 2015-12-28 2018-11-22 日本電気株式会社 映像送信装置、映像送信方法、及びプログラム
JP2021185695A (ja) * 2015-12-28 2021-12-09 日本電気株式会社 監視支援システム、監視支援方法、及びプログラム
WO2017115598A1 (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 日本電気株式会社 映像送信装置、映像送信方法、及びプログラム
US10721435B2 (en) 2015-12-28 2020-07-21 Nec Corporation Video transmission apparatus, video transmission method, and program
US10721434B2 (en) 2015-12-28 2020-07-21 Nec Corporation Video transmission apparatus, video transmission method, and program
US10728495B2 (en) 2015-12-28 2020-07-28 Nec Corporation Video transmission apparatus, video transmission method, and program
US10785442B2 (en) 2015-12-28 2020-09-22 Nec Corporation Video transmission apparatus, video transmission method, and program
JP7444228B2 (ja) 2015-12-28 2024-03-06 日本電気株式会社 プログラム
JP7363942B2 (ja) 2015-12-28 2023-10-18 日本電気株式会社 プログラム、情報の伝達方法、コンピュータ可読記憶媒体および情報の伝達システム
JP7188513B2 (ja) 2015-12-28 2022-12-13 日本電気株式会社 監視システム、監視方法、及びプログラム
JP2023011037A (ja) * 2015-12-28 2023-01-20 日本電気株式会社 プログラム
JP7029586B2 (ja) 2016-11-21 2022-03-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 映像伝送システム及びモバイルカメラ機器
JP2018088672A (ja) * 2016-11-21 2018-06-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 映像伝送システム及びモバイルカメラ機器
WO2023062688A1 (ja) * 2021-10-11 2023-04-20 日本電気株式会社 監視システム、監視方法、プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003274360A (ja) 撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム
EP1345420B1 (en) Image pickup apparatus having a front and rear camera
US11138847B2 (en) Wireless environmental data capture system and method for mesh networking
EP1793580B1 (en) Camera for automatic image capture having plural capture modes with different capture triggers
US7929010B2 (en) System and method for generating multimedia composites to track mobile events
JP3678404B2 (ja) 映像情報処理装置
JP2007221327A (ja) 監視システム、撮像装置、情報処理方法、プログラム、声音出力装置
JP2015089119A (ja) 物体を追跡するためのシステム及び方法
KR20070082567A (ko) 명령 시스템, 촬상 장치, 명령 장치, 촬상 방법, 명령 처리방법, 및 프로그램
JP2005176301A (ja) 画像処理装置、ネットワークカメラシステム、画像処理方法、及びプログラム
JP2003274359A (ja) 撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム
KR100760209B1 (ko) 바닥센서부를 이용한 방범시스템
JP4303690B2 (ja) 監視カメラシステム
JP2003274358A (ja) 撮像装置、撮像方法、撮像管理装置、撮像管理システム
KR100792802B1 (ko) 인공지능 방범시스템
KR20100035385A (ko) 디지털 촬영 장치를 이용한 영상 감시 방법 및 장치
JP2007060721A (ja) 撮像装置、撮像方法、及びコントロールユニット
JP2006086582A (ja) 携帯型防犯カメラ
JP2009027626A (ja) マイクロフォン装置、撮影装置、及びリモート撮影システム
JP2002135637A (ja) 防犯機能付きカメラ
KR101416076B1 (ko) 감시카메라 비상호출 시스템
JP2009055080A (ja) 撮像装置、撮像方法
JP3888143B2 (ja) 撮像告知システム
WO2022126375A1 (zh) 变焦方法、成像装置、云台以及可移动平台
JP4200200B2 (ja) 車両監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061003