JP4507645B2 - 画像記録装置、画像記録システムおよび画像記録方法 - Google Patents

画像記録装置、画像記録システムおよび画像記録方法 Download PDF

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Description

この発明は、画像記録方法および画像記録装置に関し、特に、画像の長時間記録において、記録するデータ量を抑制しながら被写体の記録精度を向上させる場合に用いて好適な画像記録装置、画像記録システム、画像記録方法に関する。
情報圧縮技術の向上や、記録媒体の高集積化あるいは高密度化、更には、記録装置の小型化、低価格化が進んだことなどにより、個人においても高画質な画像を長時間記録することが可能になってきている。
従来の長時間記録を行う画像記録装置としては、いわゆる防犯カメラや画像観測システムなどの監視や観測を目的とした画像記録装置がある。このような画像記録装置では、画像データを所定の周期で撮像し、所定の周期でテープやハードディスク等の大容量の記録媒体に記録するようにしている。
しかしながら、長時間記録を行う従来の画像記録装置では、記録される画像データのデータ量は記録時間に比例して大きくなり、大容量の記録媒体であってもその容量は有限であることを考慮すると、記録するデータ量は少ないことが望ましい。
このため、記録するデータ量を低減するようにした種々の記録装置が提案されている。例えば、後に記す特許文献1には、監視する画像(映像)の映像信号から画像の動きの量を検出し、この動きの量に基づいて記録モードを設定することにより、記録媒体の消費量を低減するようにした記録装置が提案されている。
特開平11−98455号公報
ところで、上述したような監視・観測を目的とした用途では、撮影位置と撮影範囲とがある程度限定されるのが通常である。しかし、そのような用途以外で、被写体とカメラを持つ撮影者との両方が任意に動き回るような場合では、被写体が動くことによる映像の動きと、撮影者が動くことによる映像の動きとの区別ができなくなるという問題がある。
更に、上述した従来の画像記録装置では、映像の中に、動きの大きい部分と動きの小さい部分が混在している場合、記録媒体の消費量を低減するための最適な記録モードを設定することが困難になるという問題がある。
この発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、長時間にわたり被写体を撮影して記録媒体に記録する場合であって、被写体だけでなく、撮影者も移動することがある場合において、被写体を逃すことなく撮影して画像データとして記録することができるとともに、記録する画像データのデータ量を抑制することが可能な装置、システム、方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像記録装置は、
被写体を撮影して画像データを生成する撮像手段と、
前記撮像手段で生成された複数の画像データを格納する格納手段と、
前記格納手段格納した画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
当該画像記録装置の移動に関する情報を検出する移動検出手段と、
前記撮像手段により撮像され、前記格納手段に格納された隣接する画像の画像データに基づいて、隣接する画像間の変位に関する情報を検出する変位検出手段と、
前記移動検出手段による検出結果と、前記変位検出手段による検出結果とに応じて、前記記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する必要があるか否かを判別すると共に、調整する必要があると判別した場合には、前記移動検出手段による検出結果を用いて、前記変位検出手段による検出結果を修正し、当該修正後の前記変位検出手段による検出結果に応じて、前記撮像手段と前記記録手段との一方あるいは両方を制御して、前記記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する制御手段と
備える
この発明によれば、撮影して得た画像データを記録媒体に記録する場合において、撮影者の移動量や被写体との相対位置の変化量を考慮して記録制御することにより、記録する画像データのデータ量を抑制しながら、被写体を逃すことなく画像データとして記録することができる。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、方法、システムの一実施の形態について説明する。以下においては、ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの画像記録装置にこの発明を適用した場合を例にして説明する。
[画像記録装置1の概要]
図1は、この実施の形態の画像記録装置の構成例を説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態の画像記録装置1は、撮像部11、格納部12、記録部13、変位検出部14、制御部15、移動検出部16、入力部18、記録媒体17を備えるものである。記録媒体17は、画像記録装置1に対して着脱可能なものであり、例えば、デジタルビデオテープ、記録可能なDVDなどの光ディスク、あるいは、光磁気ディスク、あるいは、半導体メモリなどの比較的に記録容量の大きなものである。
図1において、撮像部11は、内蔵するCCD(Charge Coupled Device) 等の撮像素子上に被写体の画像を結像させ、撮像素子上に蓄積された画像のデータを、各画素毎にアナログ信号からデジタル信号に変換した後、1画像分(1フレーム分)のデータ毎に格納部12に転送する。また、撮像部11は、制御部15からの制御信号に基づいて、被写体を撮像する時間間隔 (以下、撮像レートと呼ぶ。) を変更することができるようにされている。
格納部12は、半導体メモリ等を含み、撮像部11から入力される撮像データ(画像データ)の複数画面分(複数フレーム分)を一時記憶することができるものである。そして、格納部12に格納(記憶)された撮像データは、詳細を後述する記録部13および変位検出部14によって必要に応じて読み出される。
記録部13は、格納部12が記憶している撮像データを読み出し、撮像データの属性情報とともに、記録媒体17への書き込みを行う。また、記録部13は、制御部15からの制御信号に基づいて、撮像データを間引いて記録媒体に記録する時間間隔 (以下、記録レートと呼ぶ。) を変更する。
変位検出部14は、格納部12が記憶している複数画面分の撮像データから、画像上(画面上)における被写体の変位を検出し、その検出結果を変位データとして制御部15に通知する。移動検出部16は、画像記録装置1の空間移動を検出し、その検出結果を移動データとして制御部15に通知する。
制御部15は、変位検出部14からの変位データおよび移動検出部16からの移動データ、或は、入力部18からのコマンドに基づいて、撮像部11における撮像レートおよび記録部13における記録レートを制御する。
入力部18は、記録動作の開始キーや終了キーなどの複数の操作キーを備え、画像記録装置1の使用者により入力されるコマンドを受け付けて、これを制御部15に通知する。これにより、制御部15は、各部を制御し、画像記憶装置1が使用者からの指示に応じた処理を行うことができるようにされる。
このように、画像記録装置1は、被写体の画像を撮像して撮像データ(画像データ)として取り込み、記録媒体に記録することができるものであるが、記録時においては、画像記録装置1自体の移動や、被写体画像の変位を検出し、それらの検出結果に応じて、撮像部11を制御して格納部12に取り込む撮像データの量を増やしたり、減らしたりしたり、また、格納部12から記録媒体17に記録する撮像データの量を増やしたり、減らしたりすることができるようにしている。
なお、この例の場合、記録部13が、制御部15からの記録レートに基づいて、格納部12からの撮像データとその属性情報を記録媒体17に記録している。しかし、これに限るものではない。例えば、制御部15からの記録レートに基づいて格納部12からの撮像データとその属性情報を送信する送信部を備え、更に、送信部から送信される情報を受信する受信部を備え、記録部13は、受信部が受信した撮像データとその属性情報を記録媒体17に記録するように構成することも可能である。これにより、記録媒体17を物理的に離れた場所に設置し、例えば伝送帯域が比較的狭い無線通信などの通信手段を介して、画像記録装置1で取得した撮像データとその属性情報を記録媒体17に記録することも可能である。
[画像記録装置1の撮像部11について]
次に、図1に示したこの実施の形態の画像記録装置1の撮像部11の構成例について説明する。撮像部11は、図2に示すように、撮像レンズ21、撮像素子22、サンプル・ホールド部23、ゲイン制御部24、AD(アナログ/デジタル)変換部25、駆動部26、タイミング発生部27、制御信号受信部28を備えたものである。
被写体からの入射光は、撮像レンズ21を通して撮像素子22上に結像され、光電変換された画素毎の電荷が撮像素子22に蓄積される。上述もしたように、撮像素子22はCCD等で構成され、カラー撮像の場合、その撮像面には色フィルタが各画素上に交互に設けられている。撮像素子22に蓄積された電荷は、駆動部26からの同期信号によって、垂直方向および水平方向に交互に転送され、サンプル・ホールド部23に保持される。
サンプル・ホールド部23において、信号レベルが一定となるように保持された信号は、ゲイン制御部24でレベルを調整され、AD変換部25に入力される。AD変換部25は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、撮像データとして撮像部11より出力する。
制御信号受信部28は、制御部15より、撮像レートを示す制御信号を受信し、当該制御信号に基づいて、タイミング発生部27を制御する。制御信号受信部28は、撮像レートを上げる場合には、駆動部26による電荷の転送間隔が短くなるように、タイミング発生部27を制御し、一方、撮像レートを下げる場合には、駆動部26による電荷の転送間隔が長くなるように、タイミング発生部27を制御する。
このように、撮像部11は、制御部15からの制御信号に基づいて、撮像レートを変更し、撮像データの格納部12への取り込み量を調整することができるものである。
[画像記録装置1の記録部13について]
次に、図1に示したこの実施の形態の画像記録装置1の記録部13の構成例について説明する。記録部13は、図3に示すように、撮像データ取得部31、画像データ処理部32、記録媒体制御部33、制御信号受信部34を備えたものである。
撮像データ取得部31は、制御信号受信部34からの制御信号に基づいて、上述した格納部12に格納されている撮像データ(画像データ)を読み出し、画像データ処理部32に転送する。画像データ処理部32は、撮像データ取得部31より転送された撮像データに対して、例えば、データ圧縮処理やデータ形式変換処理等、所定の処理を実行した後、これを記録媒体制御部33に転送する。
記録媒体制御部33は、制御信号受信部34からの制御信号に基づいて、画像データ処理部32より転送された撮像データを、その属性情報とともに、上述した記録媒体17に書き込む。撮像データの属性情報は、データサイズ、記録レート等を含んでいる。
制御信号受信部34は、制御部15より、記録レートを示す制御信号を受信し、当該制御信号に基づいて、撮像データ取得部31および記録媒体制御部33を制御する。つまり、記録レートを上げる場合には、撮像データの取得間隔が短くなるように撮像データ取得部31を制御し、記録データの記録間隔が短くなるように記録媒体制御部33を制御する。一方、記録レートを下げる場合には、撮像データの取得間隔が長くなるように撮像データ取得部31を制御し、記録データの記録間隔が長くなるように記録媒体制御部33を制御する。
更に、制御信号受信部34は、制御部15からの制御信号によって、最大の記録レートで撮像データを記録するように指示されている場合には、格納部12に格納されている撮像データをすべて記録媒体に記録するように、撮像データ取得部31と記録媒体制御部33を制御する。
このように、記録部13は、制御部15からの制御信号に基づいて、記録レートを変更し、格納部12に記録されている撮像データの記録媒体への記録量を調整することができるものである。
[画像記録装置1の変位検出部14について]
次に、図1に示したこの実施の形態の画像記録装置1の変位検出部14の構成例について説明する。変位検出部14は、図4に示すように、撮像データ取得部41、特徴点抽出部42、バッファメモリ43、変位データ演算部44を備えたものである。
撮像データ取得部41は、上述した格納部12に新たに格納された撮像データ(画像データ)を読み出し、取得した撮像データを特徴点抽出部42に供給する。格納部12からの撮像データの読み出しは、格納部12に新たな撮像データが格納される度に実行する以外に、定期的に格納部12から撮像データを読み出すようにしても良い。
特徴点抽出部42は、撮像データ取得部41より供給される撮像データから特徴点を抽出し、その結果をバッファメモリ43に蓄積する。例えば、画像データのエッジ成分を検出することによって特徴点とすることができる。
変位データ演算部44は、バッファメモリ43に蓄積された、複数画面(複数フレーム)の各画面毎(各フレーム毎)の撮像データの特徴点に基づいて、隣接する画面(フレーム)の撮像データ間の変位量および変位方向を算出し、その結果を変位データとして制御部15に供給する。
撮像データの特徴点としてエッジ成分を利用する場合は、時間的に古い画像データのエッジ成分を基準として、時間的に新しい画像データのエッジ成分とのマッチングを取ることによって、撮像データ間の変位方向と変位量を求めることができる。
例えば、撮像部11が直進移動している状態で撮像した撮像データや、撮像部11が移動している状態でそれとは別に移動しているものを撮像した撮像データなどでは、撮像データ上に変位量の異なる部分が混在することになる。このような場合には、変位量の異なる部分それぞれの面積のうち、最も広い部分における変位量を、その画像データにおける変位量としたり、或いは、画像データの中心部における変位量を、その画像データにおける変位量としたり、或いは、各部分の変位量にその部分の面積比を積算したものの総和を、その画像データの変位量とすることができる。画像データ上に変位方向の異なる部分が複数混在する場合も、上述した変位量を求める方法と同様にして求めることができる。
具体的には、例えば、図5Aに示すように、画面内に移動するオブジェクトObjがある場合に、このオブジェクトObjの連続するフレーム間の変位量を画像データの変位量とすることができる。しかし、図5Bに示すように、画面内に占める面積が小さなオブジェクトObj1、Obj2、Obj3が移動しているような場合ももちろんある。このため、単に移動するオブジェクトの移動量ではなく、上述のように、各オブジェクトの面積をも考慮して各オブジェクトの変位量を求め、これを画像データの変位量することにより、被写体画像の変位量を正確に求めることができる。
[画像記録装置1の移動検出部16について]
次に、図1に示したこの実施の形態の画像記録装置1の移動検出部16の構成例について説明する。移動検出部16は、この例においては、図6に示すように、加速度検出部51、角速度検出部52、位置情報受信部53、バッファメモリ54、移動データ演算部55を備えたものである。
加速度検出部51は、加速度センサーを内蔵し、画像記録装置1に加わった加速度を加速度センサーによって数値化して、バッファメモリ54に蓄積する。角速度検出部52は、角速度センサーを内蔵し、画像記録装置1にかかる角速度を角速度センサーによって数値化して、バッファメモリ54に蓄積する。
位置情報受信部53は、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)レシーバを内蔵し、GPS衛星からの電波を受信し、緯度、経度、高度等を数値化して、バッファメモリ54に蓄積する。当該位置情報受信部53は、FM放送の電波を利用して、GPS衛星からの信号により計測した結果を補正する、DGPS(Differential GPS)を利用することも可能である。
移動データ演算部55は、バッファメモリ54に蓄積された、一定時間間隔の当該画像記録装置1の加速度、角速度、および位置情報に基づいて、当該装置1の移動状態を算出し、その結果を移動データとして制御部15に供給する。
当該画像記録装置1の移動状態を示す移動データとしては、例えば、水平方向および垂直方向の移動速度、水平方向および垂直方向の回転速度、移動方向や回転方向を示す値等を含む。
[画像記録装置1の制御部15について]
次に、図1に示したこの実施の形態の画像記録装置1の制御部15の構成例について説明する。記録部15は、図7に示すように、変位データ受信部61、撮像レート制御部62、演算部63、記録レート制御部64、移動データ受信部65、コマンド受信部66を備えたものである。
変位データ受信部61は、上述した変位検出部14から供給される変位データを受信し、演算部63に供給する。変位データ受信部61は、一定間隔で変位データを受信するようにしても良いが、変位データに所定範囲を超える変動が生じた場合にのみ受信するようにすることも可能である。
移動データ受信部63は、上述した移動検出部16から供給される移動データを受信し、演算部63に供給する。移動データ受信部63は、一定間隔で移動データを受信するようにしても良いが、移動データに所定範囲を超える変動が生じた場合にのみ受信するようにすることも可能である。
コマンド受信部66は、当該画像記録装置1の使用者等によって入力部18を通じて入力されるコマンドを受信し、演算部63に供給する。コマンドの種類としては、画像記録の開始および停止、記録レートの高速化および低速化等を指示するものを含む。
演算部63は、変位データ受信部61から供給される変位データ、および、移動データ受信部65から供給される移動データに基づいて、撮像レートおよび記録レートを決定し、更に、コマンド受信部66から供給されるコマンドに応じて、撮像レートおよび記録レートを修正し、撮像レートを撮像レート制御部62に供給し、記録レートを記録レート制御部64に供給する。
撮像レート制御部62は、演算部63から供給された撮像レートに基づいて、撮像部11を制御する。撮像レート制御部62は、撮像レートを上げる場合には、撮像部11が単位時間に撮像する画像データの枚数が増えるように、撮像部11を制御し、撮像レートを下げる場合には、単位時間に撮像する画像データの枚数が減るように、撮像部11を制御する。
記録レート制御部64は、演算部63から供給された記録レートに基づいて、記録部13を制御する。記録レート制御部64は、記録レートを上げる場合には、記録部13が記録媒体17に単位時間に記録する画像データの枚数が増えるように、記録部13を制御し、記録レートを下げる場合には、単位時間に撮像する画像データの枚数が減るように、記録部13を制御する。
記録レートを決定する方法としては、例えば、先ず、記録レートの初期値、上限値および下限値を設定しておき、次に、変位検出部14から逐次供給される変位データが、被写体の変位が増加していることを示している場合は、その変位量に応じて、設定した上限値を上限として徐々に記録レートを上げ、逆に、被写体の変位が減少していることを示している場合は、その変位量に応じて、設定した下限値を下限として徐々に記録レートを下げる方法がある。
記録レートを決定する別の方法として、例えば、先ず、記録レートの初期値、上限値および下限値を設定しておき、次に、移動検出部16から逐次供給される移動データが、当該装置1が加速して移動していることを示している場合は、その移動速度に応じて、設定した上限値を上限として徐々に記録レートを上げ、逆に、当該装置1が減速していることを示している場合は、その移動速度に応じて、設定した下限値を下限として徐々に記録レートを下げる方法がある。
勿論、変位検出部14から供給される変位データ、および、移動検出部16から供給される移動データの両方を使用して記録レートを決定することも可能である。特に、当該画像記録装置1および被写体の双方が移動している場合には、当該画像記録装置1が移動することによる画像データ上の変位と、被写体が移動することによる画像データ上の変位との区別が困難になる。
しかし、この実施の形態においては、上述もしたように、移動検出部16によって検出される当該画像記録装置1の移動量および移動方向を利用し、変位検出部14によって検出される画像データ上の変位量および変位方向から当該画像記録装置1の移動による影響を取り除くことによって、実際に動いている被写体を正確に検出することができる。
つまり、この発明を適用することにより、この実施の形態の画像記録装置1は、当該画像記録装置1および被写体の双方が任意に移動している場合であっても、被写体の動きを検出することが可能であり、検出した被写体の動きに応じて記録レートを決定することで、より効率的な画像データの記録が可能になる。
撮像レートに関しては、上述した記録レートと同様の方法で決定することができるが、撮像レートは常に記録レートよりも高くなるように(記録レートは常に撮像レートよりも低くなるように)制御する必要がある。
[記録制御処理について]
次に、図8のフローチャートを参照して、制御部16における記録制御処理について説明する。
制御部15は、コマンド受信部66に供給されたコマンドに基づいて、図8に示す記録制御処理を開始する。先ず、演算部63は、撮像レートおよび記録レートの初期値を設定する(ステップS101)。次に、撮像レート制御部62は、撮像部11を、ステップS101で設定した撮像レートで撮像するよう制御を開始し、記録レート制御部64は、記録部13を、ステップS101で設定した記録レートで記録するよう制御を開始する(ステップS102)。
以後、制御部15は、撮像レートを変更した場合には、変更した撮像レートで撮像するように撮像部11を制御し、記録レートを変更した場合には、変更した記録レートで記録するように記録部13を制御する。
演算部63は、コマンド受信部66を通じて、記録レートの変更要求を受信したか否かを判断する(ステップS103)。記録レート変更の要求内容としては、所定の記録レートに変更する要求、或いは、現在の記録レートから所定値分を変更する要求、或いは、最大の記録レー卜に変更する要求などとすることができる。尚、記録レートをゼロとする要求は、画像データの記録を停止することと同じ意味を持つ。
そして。ステップS103の判断処理において、記録レートの変更要求はない(No)と判断したときには、演算部16は、移動データ受信部65を通じて、移動データを受信するようにし(ステップS104)、受信した移動データに基づいて、記録レートを変更するか否かを判定する(ステップS105)。記録レートを変更するか否かの判定基準としては、例えば、移動データが示す当該装置1の移動速度や移動方向が所定範囲外であれば記録レートを変更し、一方、移動速度や移動方向が所定範囲以内であれば記録レートは変更しない、とすることができる。
ステップS105の判断処理において、記録レートを変更する(Yes)と判断したときには、演算部63は、変位データ受信部61を通じて変位データを受信するようにし(ステップS106)、受信した変位データに基づいて、記録レートを変更するか否かを判断する(ステップS107)。記録レートを変更するか否かの判定基準としては、例えば、変位データが示す被写体の変位速度や変位方向が所定範囲外であれば記録レートを変更し、一方、変位速度や変位方向が所定範囲以内であれば記録レートを変更しない、とすることができる。
ステップS107の判断処理において、記録レートを変更する(Yes)と判断したときには、演算部63は、詳細を後述する記録レート変更処理を実行し、その結果である撮像レートおよび記録レートを、それぞれ撮像レー卜制御部62および記録レート制御部64に通知し、それらを通じて撮像部11、記録部13を制御して、記録レートを変更する(ステップS108)。
そして、演算部63は、コマンド受信部66を通じて記録終了コマンドを受信したか否か、すなわち、記録制御処理を終了するか否かを判定し(ステップS109)、終了しない(NO)と判定したときには、ステップS103からの処理を繰り返すようにし、終了する(Yes)と判定したときには、この図8に示す処理を終了する。このように、ステップS109における記録制御処理を継続するか終了するかの判定は、コマンド受信部66から供給されるコマンドによって判定することができる。
なお、ステップS103の判断処理において、記録レートの変更要求がある(Yes)と判断したときには、上述したステップS108の処理に進み、記録レートの変更処理を行うことになる。
また、ステップS105の判断処理において、記録レートを変更しないと判断した場合、および、ステップS107の判断処理において、記録レートを変更しないと判断した場合には、ステップS109の処理に進み、記録制御処理を終了するか否かを判断することになる。
[記録レート変更処理について]
次に、図9のフローチャートを参照して、図8に示した記録制御処理のステップS108において実行される記録レー卜変更処理について説明する。
演算部63は、図8に示したステップS108において、図9に示す記録レート変更処理を開始する。まず、演算部63は、記録レートを上げるかまたは下げるかを判定する(ステップS201)。
ステップS201の判断処理においては、例えば、変位データが示す被写体の変位速度が増加している(被写体が加速している)場合、或いは、移動データが示す当該画像記録装置1の移動速度あるいは回転速度が増加している(当該装置1が加速している)場合に記録レートを上げると判定し、一方、変位データが示す被写体の変位速度が減少している(被写体が減速している)場合、或は、移動データが示す当該装置1の移動速度あるいは回転速度が減少している(当該装置1が減速している)場合に記録レートを下げると判定することができる。
更に、ステップS201においては、上述したように、変位データが示す画像データ上での変位量および変位方向と、移動データが示す当該装置1の移動量および移動方向を利用して、画像データ上の被写体を検出し、現在の記録レートと検出した被写体の移動速度に基づいて、記録レートを上げるか下げるかを判定することも可能である。
演算部63は、ステップS201で、記録レートを上げる(Up)と判定した場合には、記録レートを上げた際の記録レートと現在の撮像レートを比較し、記録レートが撮像レートを越えるか否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202の判断処理において、記録レートが撮像レートを越える(Yes)と判断したときには、演算部63は、撮像レートを上げるように撮像レート制御部62に通知し(ステップS203)、この後に記録レートを上げるように記録レート制御部64に通知する(ステップS204)。また、ステップS202の判断処理において、記録レートが撮像レートを超えない(No)と判断したときには、ステップS204の処理に進み、ステップS203の処理は行わずに記録レートを上げるように記録レート制御部64に通知する。ステップS204の処理の後、この図9に示す処理を抜けて、図8に示した記録制御処理に復帰し、ステップS109からの処理を行うことなる。
また、ステップS201の判断処理において、記録レートを下げる(Down)と判定した場合には、演算部63は、ステップS205の処理に進み、記録レートを下げるように記録レート制御部64に通知する(ステップS205)。そして、演算部63は、撮像レートを下げるか否かを判断する(ステップS206)。例えば、現在の撮像レートの値や撮像レートと記録レートとの差が所定値以上となっている場合や、現在の撮像レートが記録レートの所定倍数以上となっている場合に、撮像レートを下げると判定する。
演算部63は、ステップS206で、撮像レートを下げる(Yes)と判定すると、撮像レートを下げるように、前記撮像レート制御部62に通知し(ステップS207)、この後、この図9に示す処理を抜けて、図8に示した記録制御処理に復帰し、ステップS109からの処理を行うことなる。また、ステップS206において、撮像レートを下げない(No)と判定した場合にも、この図9に示す処理を抜けて、図8に示した記録制御処理に復帰し、ステップS109からの処理を行うことなる。
以上のように、例えば、この実施の形態の画像記録装置1が低速で移動している状態で、被写体が当該画像記録装置1よりも高速に移動している場合、撮像データ上における被写体の変位速度に応じて記録レートを上げることによって、被写体を写した撮像データをより多く記録することが可能である。
更に、例えば、被写体が停止している状態で、当該画像記録装置1が移動している場合、当該装置1の移動速度の増加に応じて記録レートを上げることによって、被写体を写した撮像データをより多く記録することができ、また、当該画像記録装置1の移動速度の減少に応じて記録レートを下げることによって、記録する撮像データのデータ量を減らすことができる。
すなわち、撮像画像の変位である被写体との相対位置の変化量と、画像記録装置自体の移動とに基づいて、撮像画像の変位の絶対量を特定し、これに応じて被写体を撮影して得た撮像データ(画像データ)を最適な記録レートで記録することができるようにしている。
更に、撮像データ上に変位速度の異なる部分が存在する場合、撮像データ上で最も大きな面積を占めている部分の変位速度に応じて記録レートを変更することによって、高速に移動するが重要でない被写体を含む撮像データの記録を抑えることができる。或いは、撮像データ上に変位速度の異なる部分が存在する場合、撮像データ上の中心部分の変位速度に応じて記録レートを変更することによって、高速に移動するが重要でない被写体を含む撮像データの記録を抑制することが可能である。
この実施の形態の画像記録装置1の最も重要な特徴(この本発明の最も重要な特徴)は、画像記録装置1の移動状態と被写体の変位状態に基づいて、記録レートおよび撮像レートを様々に制御することによって、被写体を逃すことなく画像データとして記録しながら、記録する画像データのデータ量を抑制することが可能になることである。
[他の実施の形態]
上述した実施の形態の画像記録装置1は、撮影時において、画像記録装置1の移動状態と被写体の変位状態とに基づいて、リアルタイムに記録レート、撮像レートを制御し、記録媒体に記録する画像データの量を抑制するようにした。しかし、撮影時においては、画像データのデータ量を抑制することなく記録媒体に記録し、この記録した画像データの別の記録媒体に記録して保存する場合に、保存する画像データのデータ量を抑制するようにしたい場合もある。
そこで、この他の実施の形態の画像記録システムは、画像記録装置(カメラ装置)2と画像処理装置(レコーダ)3とからなり、画像記録装置2においては、撮像して得た画像データ(撮像データ)のデータ量を抑制することなくそのまま記録媒体に記録するようにする。そして、撮影して記録媒体に記録した画像データを、保存するために他の記録媒体に移し替えるときに、保存する画像データのデータ量を抑制するようにしたものである。すなわち、バッチ処理で画像データのデータ量を抑制することができるようにしたものである。
[画像処理システムの画像記録装置2について]
図10は、この他の実施の形態の画像処理システムを構成する画像記録装置2を説明するためのブロック図である。この例の画像記録装置2は、記録媒体への画像データの記録処理と読み出し処理を行う書き込み/読み出し部19と、記録媒体17から読み出された情報を外部の機器に対して出力するための出力端子20を備えたものである。
書き込み/読み出し部19、出力端子20以外の各部は、基本的には図1に示した各部と同様に構成される。このため、図10に示す画像処理装置2において、図1に示した画像記録装置1と同様に構成される部分には、同じ参照符号を付すこととする。
そして、この実施の形態の画像処理装置2の場合には、撮影時には記録媒体17に記録する画像データのデータ量を抑制することは行わず、撮影した画像の画像データをそのまま記録媒体17に記録する。もちろん、記録時においては、画像データのデータ圧縮処理やデータ形式変換処理等の所定の処理も行う。
そして、この画像記録装置2において、この撮像した画像の画像データを記録媒体17に記録する場合には、変位検出部14において撮像した画像の画像データに基づいて検出する被写体の変位量や変位方向を含む変位データと、移動検出部16において検出する当該画像記録装置2の空間移動に関する情報である移動データとを、例えば制御部15を通じて書き込み/読み出し部19に供給し、これらの付加情報を撮像した画像の画像データに対応付けるようにして(同期を取って)記録媒体17に記録するようにしている。
すなわち、撮像された各画面(各フレーム)の画像データに対して、前フレームとの間に生じた被写体の変位量や変位方向、画像記録装置2の空間移動に関する情報が対応付けて記録するようにしている。もちろん、被写体の変位量や変位方向、画像記録装置2の空間移動に関する情報は、複数フレームおきの画像データに対して対応付けるようにすることもできる。
そして、撮影終了後において、記録媒体17に記録された画像データを読み出す場合には、書き込み/読み出し部19は、画像データとともに、記録媒体に記録されている変位データと、画像記録装置2についての移動データとを読み出し、画像データとの関係を損なわないようにして、出力端子20を通じて外部に出力することができるようにしている。なお、この例の場合、読み出した画像データの圧縮解凍処理やデータ形式変換処理等も書き込み/読み出し部19において行うようにしている。
このように、この他の実施の形態の画像記録装置2は、撮影時においては、記録媒体17に記録する撮影した画像の画像データのデータ量を抑制する処理は行わないが、例えば、再生する場合などにおいて、記録媒体17からこれに記録されている画像データを読み出す場合において、画像データに対応付けられている被写体についての変位データと画像記録装置2についての移動データとを読み出して、画像データとともに、外部に出力することができるものである。
[画像処理システムの画像処理装置3について]
図11は、この他の実施の形態の画像処理システムを構成する画像処理装置3を説明するためのブロック図である。この例の画像処理装置3は、図11に示すように、入力端子71、インターフェース(以下、I/Fと略称する。)72、格納部73、記録部74、制御部75、入力部76を備えるものである。
入力端子71は、図10に示した画像記録装置2の出力端子20から出力される画像データ、変位データ、移動データの供給を受け付ける。入力端子71を通じて受け付けた情報は、I/F72に供給される。I/F72には、これに供給された情報から、画像データ、変位データ、移動データのそれぞれを分離し、画像データを格納部73に供給して記録させるようにするとともに、変位データと移動データとを制御部75に供給する。
格納部73は、半導体メモリ等を含み、I/F72から供給される画像データの複数画像分を一時記憶することができるものである。そして、格納部12に格納(記憶)された画像データは、記録部74によって必要に応じて読み出される。
記録部74は、格納部73が記憶している画像データを読み出し、画像データの属性情報とともに、記録媒体77への書き込みを行う。この場合に、記録部74は、制御部75からの制御信号に基づいて、画像データを間引いて記録媒体に記録する時間間隔(記録レート)を変更する。
制御部75は、I/F72から供給された変位データおよび移動データ、或は、入力部76からのコマンドに基づいて、記録部74における記録レートを制御する。なお、例えば、この図11に示す画像処理装置3が、図10に示した画像記録装置2に対して、情報の出力速度(転送速度)の変更を要求できるような場合においては、制御部75の制御により、I/F72におけるデータの取り込み速度を制御するようにすることもできる。
入力部76は、記録動作の開始キーや終了キーなどの複数の操作キーを備え、画像処理装置3の使用者により入力されるコマンドを受け付けて、これを制御部75に通知する。これにより、制御部75は、各部を制御し、画像処理装置3が使用者からの指示に応じた処理を行うことができるようにされる。
そして、上述したように、記録部74は、制御部75の制御により、画像記録装置2の撮影時の移動データや、被写体画像の変位データに応じて、記録媒体77に記録する画像データを増やしたり、減らしたりしたりすることができるようにしている。つまり、画像記録装置2により撮影されて記録媒体17に記録された画像データを、例えば、保存のために他の記録媒体77に記録しなおす場合において、保存する画像データのデータ量を抑制することができるようにしている。
このように、この他の実施の形態の画像処理システムにおいては、画像記録装置2が記録媒体17に記録した画像データについて、画像処理装置3を用いることにより、記録媒体77に記録しなおすときに、いわゆるバッチ処理で記録媒体77に記録する画像データのデータ量を抑制するようにすることができる。すなわち、図8、図9を用いて説明した記録制御処理、記録レート変更処理が、図11に示した画像処理装置3において実行されることになる。
なお、この例の場合、図10に示した画像記録装置2の出力端子20と画像処理装置3の入力端子71とは、例えば有線で接続するようにされる。しかし、これに限るものではない。図10に示した画像記録装置2が、記録媒体から読み出した情報の送信部を備え、図11に示した画像処理装置3が、画像記録装置2から送信される情報の受信部を備えることにより、無線によって画像記録装置2と画像処理装置3とを接続することも可能である。
また、この場合、画像記録装置2と画像処理装置3とを、LAN(Local Area Network)を通じて接続することも可能であるし、インターネットなどの広域ネットワークを通じて接続することも可能である。
また、図10に示した画像記録装置2において、書き込み/読み出し部19を、画像処理装置3に情報を送信する送信部に変更し、図11に示した画像処理装置3のI/F72を画像記録装置2からの情報を受信部に変更することにより、画像記録装置2で撮像された撮像データと、被写体画像の変位量と、撮影時の画像記録装置2の空間移動に関する情報とを、対応付けて画像処理装置3に送信し、画像記録装置3において、画像記録装置2からの撮像データをリアルタイムに記録媒体76に記録するようにすることも可能である。
この場合に、記録媒体77に記録される撮像データのデータ量を、同時に提供される被写体画像の変位量と、撮影時の画像記録装置2の空間移動に関する情報とに基づいて抑制することができる。
また、記録媒体からの再生機能と他の記録媒体への記録機能とを備えた記録再生装置を構成することもできる。つまり、図11に示した画像処理装置3に、画像データと、被写体画像の変位量と、撮影時の画像記録装置2の空間移動に関する情報とが記録された記録媒体(供給元の記録媒体)の装填部と、この供給元の記録媒体に記録されている画像データと、被写体画像の変位量と、撮影時の画像記録装置2の空間移動に関する情報とを読み出す読み出し部を設ける。
この新たに設ける読み出し部によって読み出された画像データを格納部73に供給するとともに、読み出された被写体画像の変位量と、撮影時の画像記録装置2の空間移動に関する情報とを制御部75に供給するようにする。このように、記録媒体からの再生機能と他の記録媒体への記録機能とを備えるようにすれば、記録媒体17に記録された画像データを他の記録媒体77に記録する際に、記録する画像データのデータ量を抑制することが可能な記録再生装置を実現できる。
[その他]
なお、上述した実施の形態において、移動検出部16は、加速度検出部51、角速度検出部52、位置情報受信部53を備えるものとして説明した。しかし、これに限るものではない。加速度検出部、角速度検出部、位置情報受信部の内の少なくとも1つ以上を備えた移動検出部を構成することもできるし、加速度検出部、角速度検出部、位置情報受信部の内の任意の2つを備えた移動検出部を構成することもできる。
また、加速度検出部51によって検出される加速度と単位時間とからその時点における速度を求め、この速度をも画像記録装置の空間移動に関する情報である移動データの1つとして用いるようにしてももちろんよい。移動方向の変化の回数なども移動データとして用いるようにすることができる。
また、上述した実施の形態においては、記録部13、記録部74が、記録レートを変更することにより、記録する画像データのフレーム数を調整することにより、記録媒体17、77に記録する画像データのデータ量を調整するようにした。しかし、これに限るものではない。例えば、画像データの圧縮率、色彩などを調整するようにしてもよい。
例えば、被写体画像の変位や画像記録装置の移動が大きい場合には、圧縮率を低く抑えたり、色彩の表現精度を上げたりし、被写体画像の変位や画像記録装置の移動が小さい場合には、圧縮率を上げたり、色彩の表現精度を下げたりすることにより、画像データのデータ量を抑制するようにしたりすることもできる。このように、画像データの調整は、フレーム単位の画像データの間引き処理だけでなく、各フレーム毎の画像データの調整によって、抑制するようにしてもよい。
本発明を適用した画像記録装置の構成を示すプロック図である。 図1の撮像部の構成を示すブロック図である。 図1の記録部の構成を示すプロック図である。 図1の変位検出部の構成を示すプロック図である。 画像データの変位量の求め方について説明するための図である。 図1の移動検出部の構成を示すプロック図である。 図1の制御部の構成を示すプロック図である。 記録制御処理について説明するフローチャートである。 記録レート変更処理について説明するフローチャートである。 本発明を適用した画像処理システムの画像記録装置を説明するためのブロック図である。 本発明を適用した画像処理システムの画像処理装置を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1…画像記録装置、11…撮像部、12…格納部、13…記録部、14…変位検出部、15…制御部、16…移動検出部、17…記録媒体、18…入力部

Claims (14)

  1. 被写体を撮影して画像データを生成する撮像手段と、
    前記撮像手段で生成された複数の画像データを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納した画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
    自機自体の移動に関する情報を検出する移動検出手段と、
    前記撮像手段により撮像され、前記格納手段に格納された隣接する画像の画像データに基づいて、隣接する画像間の変位に関する情報を検出する変位検出手段と、
    前記移動検出手段による検出結果と、前記変位検出手段による検出結果とに応じて、前記記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する必要があるか否かを判別すると共に、調整する必要があると判別した場合には、前記移動検出手段による検出結果を用いて、前記変位検出手段による検出結果から前記自機自体の移動による影響を取り除くよう検出結果を修正し、当該修正後の前記変位検出手段による検出結果に応じて、前記撮像手段と前記記録手段との一方あるいは両方を制御して、前記記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する制御手段と
    を備える画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    前記移動検出手段は、加速度検出手段を含み、当該画像記録装置の移動時の加速度を検出する画像記録装置。
  3. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    前記移動検出手段は、角速度検出手段を含み、当該画像記録装置の回転移動時の角速度を検出する画像記録装置。
  4. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    前記移動検出手段は、位置情報受信手段を含み、当該画像記録装置の位置の変位量を検出する画像記録装置。
  5. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    前記変位検出手段は、画像データ上において、変位する部分が最も広い部分の変位量と変位方向とを検出する画像記録装置。
  6. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    前記変位検出手段は、画像データ上において、その中心部分で変位する部分の変位量と変位方向とを検出する画像記録装置。
  7. 被写体を撮影して画像データを生成する撮像ステップと、
    前記撮像ステップで生成した複数の画像データを所定のメモリに格納する格納ステップと、
    前記格納ステップで前記メモリに格納した画像データを記録媒体に記録する記録ステップと、
    自機自体の移動に関する情報を検出する移動検出ステップと、
    前記撮像ステップにおいて撮像し、前記格納ステップにおいて所定のメモリに格納した隣接する画像の画像データに基づいて、隣接する画像間の変位に関する情報を検出する変位検出ステップと、
    前記移動検出ステップにおいて検出した検出結果と、前記変位検出ステップにおいて検出した検出結果とに応じて、前記記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する必要があるか否かを判別すると共に、調整する必要があると判別した場合には、前記移動検出ステップにおいて検出した検出結果を用いて、前記変位検出ステップにおいて検出した検出結果から前記自機自体の移動による影響を取り除くよう検出結果を修正し、当該修正後の前記変位検出ステップにおいて検出した検出結果に応じて、前記撮像ステップによる処理と前記記録ステップによる処理との一方あるいは両方を制御して、前記記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する制御ステップと
    を有することを特徴とする画像記録方法。
  8. 請求項に記載の画像記録方法であって、
    前記移動検出ステップにおいては、加速度検出手段を通じて自機の移動時の加速度を検出する画像記録方法。
  9. 請求項に記載の画像記録方法であって、
    前記移動検出ステップにおいては、各速度検出手段を通じて自機の回転移動時の角速度を検出する画像記録方法。
  10. 請求項に記載の画像記録方法であって、
    前記移動検出ステップにおいては、位置情報受信手段を通じて自機の位置の変位量を検出する画像記録方法。
  11. 請求項に記載の画像記録方法であって、
    前記変位検出ステップにおいては、画像データ上において、変位する部分が最も広い部分の変位量と変位方向とを検出する画像記録方法。
  12. 請求項に記載の画像記録方法であって、
    前記変位検出ステップにおいては、画像データ上において、その中心部分で変位する部分の変位量と変位方向とを検出する画像記録方法。
  13. 撮像した画像データを記録媒体に記録する画像記録装置と、前記画像記録装置により前記記録媒体に記録された画像データを他の記録媒体に記録する画像処理装置とからなる画像記録システムであって、
    前記画像記録装置は、
    被写体を撮影して画像データを生成する撮像手段と、
    当該画像記録装置の移動に関する情報を検出する移動検出手段と、
    前記撮像手段により撮像され、格納手段に格納された隣接する画像の画像データに基づいて、隣接する画像間の変位に関する情報を検出する変位検出手段と、
    前記撮像手段で生成された画像データと、前記移動検出手段において検出された前記移動状態と、前記変位検出手段において検出された前記変位に関する情報とを、所定の記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体に記録された前記画像データと前記移動に関する情報と前記変位に関する情報とを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された情報を出力する出力端と
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記画像記録装置から出力された情報の入力を受け付ける入力端と、
    前記入力端を通じて受け付けた前記画像データを他の記録媒体に記録する記録処理手段と、
    前記入力端を通じて受け付けた前記移動に関する情報と前記変位に関する情報とに基づいて、前記他の記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する必要があるか否かを判別すると共に、調整する必要があると判別した場合には、前記移動に関する情報を用いて、前記変位に関する情報から前記画像記録装置の移動による影響を取り除くよう前記変位に関する情報を修正し、当該修正後の前記変位に関する情報に応じて、前記記録処理手段を制御し、前記他の記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像記録システム。
  14. 撮像した画像データを記録媒体に記録する画像記録装置と、前記画像記録装置により前記記録媒体に記録された画像データを他の記録媒体に記録する画像処理装置とからなる画像記録システムで用いられる画像記録方法であって、
    前記画像記録装置においては、
    被写体を撮影して画像データを生成する撮像ステップと、
    当該画像記録装置の移動に関する情報を検出する移動検出ステップと、
    前記撮像ステップにおいて撮像され、所定のメモリに格納された隣接する画像の画像データに基づいて、隣接する画像間の変位に関する情報を検出する変位検出ステップと、
    前記撮像ステップで生成した画像データと、前記移動検出ステップにおいて検出した前記移動に関する情報と、前記変位検出ステップにおいて検出した前記変位に関する情報とを、所定の記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記記録媒体に記録した前記画像データと前記移動に関する情報と前記変位に関する情報とを読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップにおいて読み出した情報を出力する出力ステップと
    を有し、
    前記画像処理装置においては、
    前記画像記録装置から出力された前記画像データと前記移動に関する情報と前記変位に関する情報とを受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップを通じて受け付けた前記画像データを他の記録媒体に記録する記録処理ステップと、
    前記受付ステップを通じて受け付けた前記移動に関する情報と前記変位に関する情報とに基づいて、前記他の記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する必要があるか否かを判別すると共に、調整する必要があると判別した場合には、前記移動に関する情報を用いて、前記変位に関する情報から前記画像記録装置の移動による影響を取り除くよう前記変位に関する情報を修正し、当該修正後の前記変位に関する情報に応じて、前記記録処理ステップにおいての処理を制御して、前記他の記録媒体に記録する画像データのデータ量を調整する制御ステップと
    を有することを特徴とする画像記録方法。
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