JP2002135637A - 防犯機能付きカメラ - Google Patents

防犯機能付きカメラ

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JP2002135637A
JP2002135637A JP2000325570A JP2000325570A JP2002135637A JP 2002135637 A JP2002135637 A JP 2002135637A JP 2000325570 A JP2000325570 A JP 2000325570A JP 2000325570 A JP2000325570 A JP 2000325570A JP 2002135637 A JP2002135637 A JP 2002135637A
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camera
function
emergency
recording
sound
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JP2000325570A
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English (en)
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Yoshihiro Yasuike
嘉広 安池
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】暴行、盗難など様々な犯罪被害から身を守るた
めに、カメラ本来の機能及び装備を流用して防犯や危機
管理に役立てることができる防犯機能付きカメラを提供
する。 【解決手段】カメラ10は、ストロボ用のコンデンサ1
20に蓄えられた電圧を高電圧銃ヘッド124から取り
出して相手に電気ショックを与える高電圧ショック(ス
タンガン)機能、非常時にハンドストラップ46を引き
抜くと警報音が大音量で鳴る防犯ブザー機能、非常時ス
トロボ発光機能、非常時音声出力機能、設定時刻に時間
を知らせるアラーム機能、PHSと同様の技術による居
場所チェック機能、遠隔操作により液晶モニタ64に氏
名や連絡先を表示させる情報表示機能、振動感知機能、
盗難防止機能などの防犯機能を備える。各機能は、単独
又は適宜組み合わせて動作可能であり、使用する防犯機
能を予め選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特
に、撮影機能以外の付加機能を内蔵し、撮影目的以外の
用途にも利用できるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】特開2000−121380号公報及び
特開2000−152054号公報には、歩数計を内蔵
した電子カメラが開示されている。また、近時、MP3
オーディオ再生機能を備えたデジタルカメラが本願出願
人によって開発され、商品化されている。このように、
カメラを単に撮影手段として利用するのみならず、他の
用途にも利用可能な付加価値を付けたカメラが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】携帯機器として需要が
広まりつつある電子カメラに、様々な機能を付加して、
新たな製品を開発することが望まれている。特に、殺
人、暴行、誘拐、盗難など様々な犯罪が多発する現代社
会では、年齢、性別を問わず、誰もが突如として事件、
事故等に巻き込まれる可能性があり、犯罪被害から身を
守ることは重要な課題となっている。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カメラ本来の機能及び装備を流用して防犯や危
機管理に役立てることができる防犯機能付きカメラを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る防犯機能付きカメラは、撮影レンズ
と、前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録す
る画像記録手段と、コンデンサに蓄えた電気エネルギー
を用いて被写体に補助光を与える閃光手段と、当該カメ
ラを防犯モードに設定する防犯モード設定手段と、前記
防犯モードの設定下で前記コンデンサに蓄えられている
電気エネルギーをカメラ本体に設けられている電極部か
ら外部に取り出し、前記電極部に近接する相手方に電気
ショックを与え得る高電圧銃ヘッドと、を備えたことを
特徴としている。
【0006】本発明によれば、撮影に使用する閃光手段
(ストロボ)用のコンデンサに蓄積された高電圧を必要
時に高電圧銃ヘッドから取り出し、相手に電気ショック
を与えて威嚇することができる。この場合、高電圧銃ヘ
ッドはカメラ本体に出没自在に設け、収納時にはカバー
等の蓋部材で高電圧銃ヘッドを包囲しておくことが好ま
しい。そして、カメラを防犯モードに設定した場合に
は、前記カバーを開けて高電圧銃ヘッドを外部に露出さ
せ、護身用のスタンガン器具として使用する。
【0007】請求項2に係る防犯機能付きカメラは、撮
影レンズと、前記撮影レンズを介して入射する被写体像
を記録する画像記録手段と、コンデンサに蓄えた電気エ
ネルギーを用いて被写体に補助光を与える閃光手段と、
非常事態の発生を示す信号の受入に応動して、前記閃光
手段を発光させ、又は前記閃光手段による発光と前記コ
ンデンサの充電とを自動的に繰り返して実行させる制御
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】非常時に閃光手段を発光させることで、周
囲に危険を知らせることができ、不審者に対する威嚇効
果もある。この場合、発光と充電を自動的に繰り返す連
続発光を行う態様が好ましい。更に、請求項3に示した
ように、非常事態の発生を示す信号の受入に応動して、
前記閃光手段による発光動作とともに、前記画像記録手
段による撮影動作を実行する態様もある。不審者(犯人
など)や現場の様子を自動的に撮影して、画像として記
録することにより、犯人の特定等に役立つ証拠として利
用できる。
【0009】請求項4に係る防犯機能付きカメラは、撮
影レンズと、前記撮影レンズを介して入射する被写体像
を記録する画像記録手段と、非常事態の発生を示す信号
を生成するスイッチと、非常事態の発生を示す信号の受
入に応動して、ブザー音を発生させる警報音発生手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0010】緊急時にスイッチをONすると、警報音が
大音量で鳴り響くことで、周囲に危険を知らせるととも
に、不審者に対する威嚇効果を発揮する。この場合、請
求項5に示したように、該カメラ本体に設けられている
ストラップを非常事態の発生を示す信号を生成するスイ
ッチとして兼用する態様が好ましい。
【0011】請求項6に係る防犯機能付きカメラは、撮
影レンズと、前記撮影レンズを介して入射する被写体像
を記録する画像記録手段と、非常時に再生する音声デー
タを格納しておく音声格納手段と、音声データを再生し
て出力する音声出力手段と、非常事態の発生を示す信号
を生成するスイッチと、非常事態の発生を示す信号の受
入に応動して、前記音声格納手段に格納されている音声
データを前記音声出力手段により再生出力させる制御手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】音声格納手段に予め音声データを記録して
おき、非常時にスイッチをONすると、音声データが再
生出力される。この音声によって相手を威嚇するととも
に、周囲に危険を知らせる。非常時のスイッチはカメラ
を遠隔操作するリモコン操作部に設ける態様が好まし
い。
【0013】請求項7に係る防犯機能付きカメラは、撮
影レンズと、前記撮影レンズを介して入射する被写体像
を記録する画像記録手段と、時刻を計測する時計手段
と、所望の時刻を指定する時間設定手段と、前記時間設
定手段によって設定された時刻になると音声を出力する
音声出力手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】この場合、請求項8に示したように、音声
とともに閃光手段を発光させる態様も可能である。設定
された時刻に音声やストロボ発光によって時間を知ら
せ、カメラを携帯する人に注意を促すことができるた
め、外出先での時間警告に役立つとともに、遊びに出て
いる子供に帰宅を促すことができる。
【0015】請求項9に係る防犯機能付きカメラは、撮
影レンズと、前記撮影レンズを介して入射する被写体像
を記録する画像記録手段と、通信回線網を利用して他の
通信機器との間で通信が可能な通信手段と、を備え、前
記通信手段からの発信信号に基づいて所在地の確認が可
能に構成されていることを特徴としている。
【0016】携帯通信端末して普及しているPHS等の
携帯電話の技術を適用し、カメラに携帯電話のような通
信手段(信号発信手段)を搭載することにより、発信元
の所在地(居場所)を知ることができる。また、請求項
10に示したように、音声データを格納しておく音声格
納手段と、音声データを再生して出力する音声出力手段
と、前記他の通信機器からの遠隔操作に従って、前記音
声格納手段に格納されている音声データを前記音声出力
手段により再生出力させる制御手段と、を付加し、電話
等の通信機器を用いて本発明のカメラを遠隔操作するこ
とで、音声データを再生できるように構成する態様が好
ましい。
【0017】請求項11に係る防犯機能付きカメラは、
撮影レンズと、前記撮影レンズを介して入射する被写体
像を記録する画像記録手段と、通信回線網を利用して他
の通信機器との間で通信が可能な通信手段と、画像を表
示可能な表示手段と、前記他の通信機器からの遠隔操作
に従って、前記表示手段の画面に非常時の連絡先に関す
る情報を表示させる制御手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0018】本発明のカメラを子供などに持たせてお
き、迷子になった場合などには、遠隔操作によって、表
示手段の画面に氏名、電話番号、住所などを表示させ
る。また、かかる情報表示と併せて、音声出力やストロ
ボ発光を行うことにより、一層周囲の注目を集めること
ができる。
【0019】請求項12に係る防犯機能付きカメラは、
撮影レンズと、前記撮影レンズを介して入射する被写体
像を記録する画像記録手段と、カメラに加わる振動を検
出する振動検出手段と、前記振動検出手段で振動を検出
した場合に、警報音その他の音声を出力する音声出力手
段及び被写体に補助光を与える閃光手段のうち少なくと
も一方の手段を作動させて非常事態の発生を周囲に知ら
せるとともに、不審者に対する威嚇を行う制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0020】本発明のカメラをドアノブなどに掛けてお
き、ドアの開閉による振動を感知して、警報音を鳴らし
たり、ストロボを発光させることにより、不審者の侵入
などの緊急事態を知らせ、侵入者を威嚇することができ
る。
【0021】請求項13に係る防犯機能付きカメラは、
撮影レンズと、前記撮影レンズを介して入射する被写体
像を記録する画像記録手段と、電波信号を発信する発信
器及び該発信器から発信される電波信号を受信する受信
器であって、何れか一方はカメラ本体に内蔵され、他方
はカメラ本体から分離して携帯可能に構成された発信器
及び受信器と、前記発信器と前記受信器との距離が予め
設定されている距離よりも離れると、警報音その他の音
声を出力する音声出力手段及び被写体に補助光を与える
閃光手段のうち少なくとも一方の手段を作動させて非常
事態の発生を周囲に知らせるとともに、窃盗者に対する
威嚇を行う制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0022】例えば、カメラ本体に発信器が内蔵されて
いる場合には、受信器をカメラ所有者が財布やカバンな
どに入れて持ち歩くものとする。スリ、ひったくりなど
でカメラ本体が盗まれ、発信器と受信器との間の距離が
設定された距離よりも離れると、音声、ブザー音、スト
ロボ発光などによって非常事態を知らせる。音声出力手
段は、カメラ本体側及びカメラ本体から分離した構成の
受信器(又は発信器)の両方に設けることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る防犯機能付きカメラの好ましい実施の形態について説
明する。
【0024】図1は、本発明の実施形態に係るデジタル
カメラの外観斜視図である。同図に示したように、カメ
ラ10の前面には、撮影レンズ12、ファインダー窓1
4、ストロボ発光部16、ストロボ調光センサ18、マ
イクロフォン19、及びセルフタイマーランプ20が設
けられ、撮影レンズ12の後方にはCCDイメージセン
サ(図1中不図示、図3において符号68として記載)
が配置されている。
【0025】カメラ上面には、電源スイッチ22、シャ
ッターボタン24、及びストロボ撮影のモードを切り換
えるためのストロボボタン26が配設されている。グリ
ップ部27と反対側のカメラ側面には、スピーカ28、
音声/映像出力端子30、リモコン端子31、デジタル
(USB)端子32、及び電源入力端子33が設けられ
ている。
【0026】電源スイッチ22は、モード設定スイッチ
としての役割を兼ねており、図1上でツマミを右方向
(オーディオモード位置)に移動する時にはロックさ
れ、ツマミが左方向に移動する時にはロックされないス
ライドスイッチで構成される。ツマミを左方向に移動さ
せる毎に「カメラモード」とカメラ内電源をOFFにす
る「OFFモード」とが交互に設定される。
【0027】電源スイッチ22によってオーディオモー
ドが設定されている場合には、カメラ本体の各種のスイ
ッチは機能せず、リモコン端子31に接続されたヘッド
ホン(イヤホン)35付きのリモコン36からの指令信
号のみを受け付けるようになっている。また、電源スイ
ッチ22によってオーディオモードが選択された状態で
リモコン端子31にリモコン36が接続されていない場
合には、カメラ内電源はOFFの状態に維持される。そ
して、リモコン端子31にリモコン36が接続された
後、リモコン36のスイッチ部37、38、39を操作
すると、カメラ内電源がONになる。符号37は再生/
停止ボタン、符号38は送り/戻しボタン、符号39は
音量調整ボタンであり、符号40はLCDパネルであ
る。
【0028】シャッターボタン24は2段階式に構成さ
れ、シャッターボタン24を軽く押して止める「半押
し」の状態で自動ピント合わせ(AF)及び自動露出制
御(AE)が作動してAFとAEをロックし、「半押
し」から更に押し込む「全押し」の状態で撮影が実行さ
れる。シャッターボタン24は、静止画の記録開始の指
示を与える手段であるとともに、動画の録画ボタン(録
画のスタート/ストップボタン)として兼用される。
【0029】カメラ底面には、メモリカード(図1中不
図示、図3中符号92として記載)のスロットカバーを
兼ねた電池カバー42が設けられており、電池カバー4
2の奥には図示せぬカードスロット及び電池収納室が形
成されている。
【0030】本例のカメラ10は、犯罪被害を回避する
ための各種機能を備えている。各機能の詳細については
後述するが、高電圧ショック(スタンガン)機能、非常
時ストロボ発光機能、防犯ブザー機能、非常時音声出力
機能、アラーム機能などを備えている。
【0031】カメラ上面に設けられたカバー44の内側
には、高電圧銃(スタンガン)の電極部に相当する高電
圧銃ヘッド(図1中不図示、図3の符号124として記
載)が出没自在に配設されている。カメラ10を通常の
撮影手段として使用する場合には、高電圧銃ヘッド12
4はカメラ本体内に収納され、カバー44が閉じられて
いる。カメラ10を防犯モードに設定し、カバー44を
開けると高電圧銃ヘッド124がポップアップしてカメ
ラ本体から突出し、護身用の武器として使用可能にな
る。高電圧銃ヘッド124は、ストロボ用の大容量コン
デンサ(図中符号120として記載)に蓄えられた電気
エネルギーを利用するため、該コンデンサ120の近く
に配置されることが好ましい。
【0032】図1上でカメラ10の左上隅のコーナ部分
には、ハンドストラップ46が着脱可能に設けられてい
る。ハンドストラップ46は、防犯ブザーを作動させる
引き抜きスイッチとして兼用されるものであり、カメラ
10が防犯モードに設定された状態でハンドストラップ
46が強く引かれると、ハンドストラップ46がカメラ
本体から外れて大音量のブザーが鳴り出す仕組みになっ
ている。防犯モード以外のモード(撮影モード、再生モ
ード、ムービーモード、又はオーディオモード)に設定
された状態では、図示せぬロック機構によってハンドス
トラップ46はカメラ本体に固定されており、引き抜く
ことができない構造になっている。ハンドストラップ4
6に代えて、ネックストラップを用いることもできる。
【0033】図2は、カメラ10の背面図である。カメ
ラ背面には、ファインダー48、モードダイヤル50、
左キー52、右キー54及び上/下レバー56、メニュ
ー/実行キー58、キャンセル/戻るキー60、表示キ
ー62、及び液晶モニタ64等が設けられている。モー
ドダイヤル50は、カメラの機能(モード)を変更する
手段であり、モードダイヤル50を回動操作することに
より、スチル撮影を行う撮影モード、撮影した画像を再
生する再生モード、動画撮影を行うムービーモード又は
防犯モードに設定できる。
【0034】左キー52、右キー54及び上/下レバー
56は、それぞれ対応する4方向(左、右、上、下)の
指示を入力する操作部であり、左キー52及び右キー5
4は、それぞれ、再生モード時に1コマ逆送りボタン、
1コマ順送りボタンとして機能し、上/下レバー56
は、再生ズーム機能や撮影時の電子ズーム機能における
倍率調整用のズームレバーとして用いられる。
【0035】また、左キー52、右キー54及び上/下
レバー56は、メニュー/実行キー58の押下によって
表示されるメニュー画面からメニュー項目を選択した
り、各メニューにおける各種設定項目の選択を指示する
操作ボタンとして機能する。メニュー/実行キー58
は、各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる
時、或いは、選択内容の確定、処理の実行(確認)指示
の時などに使用される。キャンセル/戻るキー60は、
メニューから選んだ項目の取消(キャンセル)や一つ前
の操作状態に戻る時などに使用される。表示キー62
は、液晶モニタ64をON/OFF操作したり、再生方
法や再生中のコマ番号等の表示/非表示を切り換えるた
めの操作手段である。
【0036】撮影モード又はムービーモードのときに、
表示キー62を押すと、液晶モニタ64のON/OFF
を切り換えることができる。また、再生モード時は「1
コマ再生(オンスクリーン表示有り)」の状態から、表
示キー62を押す毎に「オンスクリーン表示無しの状
態」→「マルチ再生」→「1コマ再生(オンスクリーン
表示有りの状態)」…と循環する。なお、「マルチ再
生」は、一度に複数画面(例えば、3行3列の9画面)
を表示する再生方法である。
【0037】液晶モニタ64は、撮影時に画角確認用の
電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した
画像のプレビュー画やカメラ10に装填されたメモリカ
ード92から読み出した再生画像等を表示することがで
きる。また、左キー52、右キー54及び上/下レバー
56を使用したメニューの選択や各メニューにおける各
種設定項目の設定も液晶モニタ64の表示画面を用いて
行われる。更に、液晶モニタ64には、撮影可能コマ数
(動画については撮影可能時間)や再生コマ番号の表
示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質
(クオリティー)表示、画素数表示等の情報も表示され
る。
【0038】図3は、カメラ10の内部構成を示したブ
ロック図である。撮影レンズ12は、1枚又は複数枚の
レンズで構成され、単焦点レンズでもよいし、ズームレ
ンズ等の焦点距離可変のものでもよい。撮影レンズ12
を通過した光は、絞り66によって光量が調節された
後、CCDイメージセンサ(以下、CCDという。)6
8に入射する。CCD68の受光面には、フォトセンサ
が平面的に配列されており、撮影レンズ12を介してC
CD68の受光面に結像された被写体像は、各フォトセ
ンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換され
る。なお、CCD68は、シャッターゲートパルスのタ
イミングによって各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャ
ッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター
機能を有している。
【0039】各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、
CCDドライバ70から与えられるパルスに基づいて信
号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出
される。CCD68から出力された画像信号は、アナロ
グ処理部72に送られる。アナログ処理部72は、サン
プリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等
の信号処理回路を含み、このアナログ処理部72におい
て、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,
G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レ
ベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。
【0040】アナログ処理部72から出力された信号
は、A/D変換器74によりデジタル信号に変換された
後、メモリ76に格納される。タイミングジェネレータ
(TG)78は、CPU80の指令に従ってCCDドラ
イバ70、アナログ処理部72及びA/D変換器74に
対してタイミング信号を与えており、このタイミング信
号によって各回路の同期がとられている。
【0041】メモリ76に格納されたデータは、バス8
2を介して信号処理部84に送られる。信号処理部84
は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャー
プネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバラ
ンス補正回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(D
SP)で構成された画像処理手段であり、CPU80か
らのコマンドに従って画像信号を処理する。
【0042】信号処理部84に入力された画像データ
は、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)
に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施
された後、メモリ76に格納される。撮影画像を表示出
力する場合、メモリ76から画像データが読み出され、
表示回路86に転送される。表示回路86に送られたデ
ータは、表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方
式のカラー複合映像信号)に変換された後、液晶モニタ
(LCD)64に出力される。こうして、当該画像デー
タの画像内容が液晶モニタ64の画面上に表示される。
【0043】CCD68から出力される画像信号によっ
てメモリ76内の画像データが定期的に書き換えられ、
その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ6
4に供給されることにより、CCD68を介して入力す
る画像がリアルタイムに液晶モニタ64に表示される。
撮影者は、液晶モニタ64に映し出される画像(スルー
画)、或いはファインダー48によって撮影画角を確認
できる。
【0044】モードダイヤル50により撮影モードが設
定され、シャッターボタン24が押されると撮影開始指
示(レリーズON)信号が発せられる。CPU80は、
この指示信号の受入に呼応して、記録用の画像データの
取り込みを開始する。画像データを圧縮記録するモード
が選択されている場合、CPU80は圧縮伸張回路88
にコマンドを送る。これにより圧縮伸張回路88は、メ
モリ76上の画像データをJPEGその他の所定の形式
に従って圧縮する。
【0045】圧縮された画像データは、メディアコント
ロール回路90を介してメモリカード92に記録され
る。非圧縮の画像データを記録するモード(非圧縮モー
ド)が選択されている場合には、圧縮伸張回路88によ
る圧縮処理を実施せずに、非圧縮のまま画像データがメ
モリカード92に記録される。このとき、CPU80は
時計部94から日時情報を取得して、撮影日時を示す情
報を画像データとともにメモリカード92に記録させ
る。
【0046】本例のカメラ10では、画像データを保存
する手段として、例えばスマートメディア(Solid-Stat
e Floppy Disk Card)が適用される。記録メディアの形
態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッ
シュ(登録商標)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気
ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁
気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる
方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることが
できる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインタ
ーフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを
問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。ま
た、画像ファイルを保存する手段は、カメラ本体に着脱
可能なリムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内
蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0047】モードダイヤル50によってムービーモー
ドが設定されたときには、動画記録が可能となり、シャ
ッターボタン24の押下によって録画動作がスタート
し、もう一度シャッターボタン24を押下すると録画動
作が停止する。シャッターボタン24を押下継続してい
る期間、録画動作を行い、押下解除により録画を停止す
るようにしてもよい。1回の撮影で記録できる最長時
間、画像サイズ、フレームレート及び記録方式などは予
め定められており、例えば、1回の撮影で最長約80秒
の音声付きムービーを撮影でき、320 ×240 ピクセル、
10フレーム/秒、Motion JPEG 形式によってメモリカ
ード92に記録される。
【0048】モードダイヤル50によって再生モードが
設定されると、メモリカード92から画像ファイルが読
み出される。読み出された画像データは、必要に応じて
圧縮伸張回路88によって伸張処理され、表示回路86
を介して液晶モニタ64に出力される。
【0049】次に、オーディオ再生機能について説明す
る。このカメラ10のオーディオ再生機能は、メモリカ
ード72に記録されているMP3フォーマットなどの音
楽ファイルを再生するものである。電源スイッチ22に
よってオーディオモードが設定され、リモコン端子31
にヘッドホン付きのリモコン36が接続されていると、
カメラ内電源がONとなり、オーディオ再生が可能とな
る。オーディオモードでは、CPU80はリモコン36
からのリモコン信号のみを受け付け、カメラ本体の操作
部からは電源スイッチ22以外のスイッチ入力は受け付
けないようになっている。
【0050】カメラ10がオーディオモードに設定され
た状態でリモコン36の再生ボタン37が押されると、
メディアコントロール回路90を介してメモリカード9
2から音楽ファイルが読み出される。音楽ファイルは、
パソコンや音楽配信端末等から直接、又はデジタル(U
SB)端子32を介してメモリカード92内にダウンロ
ードされているものとする。
【0051】メモリカード92から読み出された音楽フ
ァイルの圧縮データは、圧縮伸張回路88を介して非圧
縮の音楽データに伸張される。この伸張された音楽デー
タは、音声処理回路96によりD/A変換等の処理が行
われ、アナログ音声信号に変換される。変換された音声
信号は、音声再生回路98により増幅され、リモコン端
子31内の音声出力端子及びヘッドホン35を介して音
声として出力される。
【0052】CPU80は、本カメラシステムを統括制
御する制御部である。CPU80は、ROM100及び
RAM102等の記憶手段を備え、ROM100にはC
PU80が処理するプログラム及び制御に必要な各種デ
ータ等が格納され、RAM102はCPU80が各種の
演算処理等を行う際の作業用エリアとして利用される。
また、EEPROM(不揮発性メモリ)104には、各
種設定情報などが格納される。防犯モードにおいて使用
する(有効にする)機能の選択情報などは、このEEP
ROM104に保存される。
【0053】CPU80は、電源スイッチ22、シャッ
ターボタン24、モードダイヤル50その他の操作部か
ら受入する入力信号に基づき、対応する回路の動作を制
御し、液晶モニタ64における表示の制御、ストロボ発
光制御、オートフォーカス(AF)制御、自動露出(A
E)制御、及び防犯機能の動作制御等を行う。
【0054】すなわち、シャッターボタン24の半押し
に応動して取り込まれた画像データは、AE・AF演算
部106に送られる。AE・AF演算部106は、入力
された画像データに基づいて焦点評価演算やAE演算な
どの各種演算を行い、その演算結果をCPU80に伝え
る。CPU80は、AE・AF演算部106から受入す
る演算結果に基づいてレンズ駆動部108を制御して撮
影レンズ12を合焦位置に移動させる一方、絞り66を
適正絞り値に設定すべく図示せぬアイリス駆動部を制御
すると同時にCCD68の電荷蓄積時間を制御する。
【0055】ストロボ装置110は、ストロボ発光部1
6、ストロボ調光センサ18、コンデンサ120、及び
ストロボ制御回路122から構成される。図1で説明し
たストロボボタン26の操作によって、低輝度時にスト
ロボを自動的に発光させる「低輝度自動発光モード」、
「赤目軽減モード」、被写体輝度にかかわらずストロボ
発光させる「強制発光モード」、又はストロボ発光を禁
止させる「発光禁止モード」などの各モードに設定可能
である。
【0056】CPU80は、ユーザーが選択したストロ
ボモードに応じて、撮影実行時にストロボ制御回路12
2にコマンドを与える。ストロボ制御回路122は、C
PU80から加えられる指令に基づいてコンデンサ12
0の充電制御やストロボ発光部16(例えば、キセノン
管)への放電(発光)タイミングを制御するとともに、
ストロボ調光センサ18の検出結果に基づいて発光停止
の制御を行う。ストロボ調光センサ18は、ストロボの
発光によって照らされる被写体からの反射光を受光し、
受光量に応じた電気信号に変換する受光素子が用いられ
ている。ストロボ調光センサ18の検出信号は図示せぬ
積分回路により積算され、積算受光量が所定の適正受光
量に達した時にストロボの発光が停止される。
【0057】カメラ10が防犯モードに設定され、非常
時ストロボ発光機能がON(有効)の場合には、非常ス
イッチ(例えば、シャッターボタン24で兼用)の押下
などの非常信号の入力に応動してストロボの発光が行わ
れる。また、カメラ10が防犯モードに設定され、高電
圧ショック機能がONの場合には、コンデンサ120に
蓄えられた電圧は、CPU80の指令によって高電圧銃
ヘッド124に供給可能である。
【0058】カメラ10の電源は、電池126又は電源
入力端子33に接続される外部電源(不図示)を用いる
ことができる。電池126には例えば単三乾電池2本が
用いられる。もちろん、専用の二次電池を使用するよう
に設計することも可能である。電池126等から供給さ
れる電力は、DC/DCコンバータを含む電源回路12
8によって所要の電圧に変換された後、各回路ブロック
に電源供給される。
【0059】カメラ10はマイクロフォン19を有し、
マイクロフォン19を介して入力された音声はA/D変
換器130を介してCPU80に入力される。マイクロ
フォン19から入力した音声データは、メモリカード9
2やEEPROM104に記録することが可能であり、
メモリカード92やEEPROM104などに記録され
ている音声情報をスピーカ28で再生できる。
【0060】ストラップスイッチ132は、図1で説明
したハンドストラップ46の着脱部に設けられており、
ハンドストラップ46が引き抜かれるとストラップスイ
ッチ132がON状態となる。ストラップスイッチ13
2からのON信号はCPU80に入力され、所定のブザ
ー音が大音量で鳴り響くようになっている。
【0061】次に、上記の如く構成されたカメラ10に
搭載されている各種の防犯機能について説明する。
【0062】高電圧ショック機能は、コンデンサ120
に蓄えられた高電圧を必要時に高電圧銃ヘッド124に
取り出し、相手に電気ショックを与えて威嚇する時に使
用する。護身用のスタンガンに類似する器具として活用
できる。メニュー/実行キー58など所定の操作キーの
押下に応動して高電圧の出力を実行してもよいし、高電
圧銃ヘッド124を相手に押し付けた時の押付力によっ
て高電圧出力を実行するように制御してもよい。
【0063】非常時ストロボ発光機能は、非常時にスト
ロボ装置110がフル発光し、又は、発光と充電を自動
的に繰り返す連続発光を行う機能である。防犯ブザー機
能などと併用し、防犯ブザーを鳴らすと共に、ストロボ
装置110が発光して相手を威嚇し、又は撮影を実行す
る。また、連続発光によって周囲に危険を知らせるとい
う効果もある。
【0064】防犯ブザー機能は、緊急時にハンドストラ
ップ46を引き抜くと、ブザー音が大音量で鳴り響くも
のであり、その音で相手を威嚇すると同時に、周囲に危
険を知らせる。
【0065】非常時音声出力機能は、予めメモリ(EE
PROM104)などに登録されている声や音を緊急時
に出力する機能である。例えば、痴漢撃退用に、数人の
男性の声で痴漢行為者を注意する内容の音声を登録して
おき、電車内などで痴漢行為に合った場合、その音声
(数人の男性の声で行為者を注意する音声)を再生出力
して、相手を威嚇するとともに、周囲に知らせる。音声
の再生には、リモコン36を用いることができ、カメラ
10をカバンの中などに入れておいたままでも、再生操
作が可能である。更に、上記の音声による出力と同時
に、又は音声再生後に、自動的に録音機能を作動させ
て、行為者の声その他周囲の様子を録音することも可能
である。
【0066】アラーム機能は、ユーザが予め設定してお
いた時間に、音声再生、ストロボ発光等により時間を知
らせたり、注意を促す機能である。この機能はCPU8
0が時計部94から日時情報を取得することによって実
現される。例えば、通勤時などの居眠りによる電車の乗
り過ごし防止、外出している子供への帰宅時間の通告な
どに利用できる。このアラーム機能を有するカメラ10
は、旅行先などで目覚まし時計の代替として利用でき
る。
【0067】また、防犯モードへの移行時刻と解除時刻
を予め設定しておき、毎日決まった時刻(例えば、18
時)になるとカメラ10が自動的に防犯モードにセット
され、一定時間後(例えば、翌朝6時)に自動的に防犯
モードを解除するようにタイマーとしても利用できる。
【0068】防犯或いは危機管理対策に役立つ機能とし
ては、上述した例に限らず、居場所チェック機能、情報
表示機能、振動感知機能、盗難防止機能、など、多種の
機能が考えられる。次に、これら各機能を有するカメラ
の例を説明する。
【0069】図4は、本発明の他の実施形態に係るデジ
タルカメラのブロック図である。図4中図2に示したカ
メラ10と同一又は類似する部分には同一の符号を付
し、その説明は省略する。
【0070】図4に示したカメラ10は、携帯電話(P
HSを含む)などのような通信手段200、振動センサ
202、及び小型の発信器204を具備している。通信
手段200によって、電話回線網との通信接続が可能で
あり、電話機210などの通信端末によるカメラ10の
遠隔操作が可能である。また、PHSと同様の技術を適
用することによって居場所の情報を得ることが可能であ
り、子供や老人などにカメラ10を携帯させることで、
その人の居場所を確認できる(居場所チェック機能)。
そして、カメラ10内のメモリに登録されているメッセ
ージ等を電話機210による遠隔操作で再生出力させる
ことも可能であり、帰宅を促す通告や、周囲の人への呼
びかけなどにも利用できる。
【0071】子供が迷子になった場合には、遠隔操作に
よって音声の出力やストロボの連続発光などを行って周
囲の人々の注意を引き、液晶モニタ64の画面に氏名、
連絡先などの情報表示を行うことができる(情報表示機
能)。
【0072】本例のカメラ10を家の出入り口のドアノ
ブなどに掛けておき、ドアの開閉による振動を振動セン
サ202が感知すると、スピーカ28から警報音が鳴
り、又はストロボが連続発光して、緊急事態を知らせる
とともに、侵入者を威嚇する(振動感知機能)。このと
き、撮影動作も実行することによって、犯人の姿や現場
の様子を証拠として残すことも可能である。
【0073】更に、振動感知機能と通信手段200とを
組み合わせて、振動感知時にはカメラ所有者の携帯電話
機など予め登録しておいた所定の電話番号に自動コール
する制御を行う態様も可能である。なお、振動センサ2
02は、カメラ10の手ブレ防止機能を実現するための
振動感知手段としても兼用可能である。
【0074】発信器204は、盗難防止機能を実現する
ために用いられる。すなわち、ユーザは、発信器204
から発信される電波信号を受信する小型の受信器220
を財布やカバンの中などに入れて携帯する。受信器22
0は、リモコン36に内蔵してもよし、セルフ撮影操作
用の無線リモコン送信機(不図示)に内蔵してもよい。
また、カード型の受信器という形態も好ましい。受信器
220とカメラ本体との距離が、予め設定されている所
定の距離よりも離れると、音声出力、警報音、ストロボ
発光などによって緊急事態を知らせる。この場合、受信
器220側にも音声出力手段を設けておき、盗難にあっ
た時には、受信器22からも警報音等を発するように構
成する態様もある。
【0075】仮に、カメラ本体を持ち去られた場合に
は、上述した居場所チェック機能によってカメラ10の
所在を特定することができる。この場合、窃盗者によっ
てカメラ電源がOFFされぬように、電源OFF時にパ
スワードや暗証番号の入力を要求し、正しい入力が得ら
れない場合には電源をOFFできないように制御する態
様や、電池カバー42の開放を阻止するロック手段を付
加する態様も好ましい。
【0076】図3及び図3の実施形態で説明した各種の
防犯機能は、それぞれ単独又は適宜組み合わせての動作
が可能である。防犯機能に関する設定画面によってユー
ザが使用する機能を自由に選択しておくことができるよ
うに構成することが好ましい。
【0077】上述した実施の形態では、本発明をデジタ
ルカメラに適用した例を述べたが、本発明の適用範囲は
撮像素子を用いて光学像を電気信号に変換する電子カメ
ラに限定されず、銀塩写真フィルムやインスタントフィ
ルム(自己現像式フィルム)に画像を記録するカメラに
ついても本発明を適用することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る防犯機
能付きカメラによれば、通常時には、カメラ本来の用途
である撮影、娯楽としてカメラを使用できるが、携帯性
のよいカメラに防犯(危機管理)機能を搭載したことに
より、日常起こり得る犯罪被害等の危険から常に身を守
ることができる。
【0079】また、一台のカメラに複数の防犯機能を複
合的に搭載することにより、他の防犯機器(危機管理機
器)を複数台携帯することが不要となり、犯罪発生時に
間違えて他の機器を使用してしまうなどの混乱も起こり
にくく、機器管理機器としての取り扱いも確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの外観
斜視図
【図2】図1に示したデジタルカメラの背面図
【図3】本例のデジタルカメラの内部構成を示すブロッ
ク図
【図4】本発明の他の実施形態に係るデジタルカメラの
ブロック図
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、12…撮影レンズ、16…スト
ロボ発光部、24…シャッターボタン、28…スピー
カ、44…カバー、46…ハンドストラップ、50…モ
ードダイヤル、56…上/下レバー、68…CCD、8
0…CPU、92…メモリカード、94…時計部、10
4…EEPROM、120…コンデンサ、124…高電
圧銃ヘッド、200…通信手段、202…振動センサ、
204…発信器、220…受信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/03 G03B 15/03 F 2H105 H 5C022 J 5C053 K 5C054 15/05 15/05 5C084 17/02 17/02 17/04 17/04 17/18 17/18 Z 17/56 17/56 D 19/02 19/02 G08B 13/02 G08B 13/02 A 13/194 13/194 15/00 15/00 H04N 5/232 H04N 5/232 B 5/765 7/18 E 5/781 5/781 510C 5/91 5/91 J 5/92 5/92 H 7/18 Fターム(参考) 2H053 AA00 AB00 AD00 BA01 BA21 CA41 DA00 2H054 AA01 BB11 BB13 CD00 2H100 AA11 AA32 AA33 BB05 CC00 CC01 CC07 EE00 2H101 BB01 2H102 AA00 AA71 AB00 BA01 BA03 BA12 BA21 BA27 BB03 BB08 BB32 BB33 BB41 2H105 BB00 BB01 BB02 BB09 EE21 5C022 AA05 AA13 AB02 AB15 AB17 AB22 AB36 AB55 AB65 AC02 AC03 AC13 AC25 AC32 AC42 AC69 AC71 AC72 AC73 5C053 FA08 FA30 GB36 GB40 HA22 JA01 JA07 KA01 KA24 KA25 LA01 LA11 LA14 5C054 AA01 AA05 BA01 CA04 CC03 CE02 CG01 CH03 CH04 DA07 EA01 EB05 ED13 EF02 FA02 GA01 GA04 GB02 GB05 GD03 HA18 5C084 AA13 BB24 CC19 DD12 GG78 HH03 HH20

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズと、 前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録する画
    像記録手段と、 コンデンサに蓄えた電気エネルギーを用いて被写体に補
    助光を与える閃光手段と、 当該カメラを防犯モードに設定する防犯モード設定手段
    と、 前記防犯モードの設定下で前記コンデンサに蓄えられて
    いる電気エネルギーをカメラ本体に設けられている電極
    部から外部に取り出し、前記電極部に近接する相手に電
    気ショックを与え得る高電圧銃ヘッドと、 を備えたことを特徴とする防犯機能付きカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影レンズと、 前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録する画
    像記録手段と、 コンデンサに蓄えた電気エネルギーを用いて被写体に補
    助光を与える閃光手段と、 非常事態の発生を示す信号の受入に応動して、前記閃光
    手段を発光させ、又は前記閃光手段による発光と前記コ
    ンデンサの充電とを自動的に繰り返して実行させる制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする防犯機能付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、非常事態の発生を示す
    信号の受入に応動して、前記閃光手段による発光動作と
    ともに、前記画像記録手段による撮影動作を実行するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の防犯機能付きカメラ。
  4. 【請求項4】 撮影レンズと、 前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録する画
    像記録手段と、 非常事態の発生を示す信号を生成するスイッチと、 非常事態の発生を示す信号の受入に応動して、ブザー音
    を発生させる警報音発生手段と、 を備えたことを特徴とする防犯機能付きカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の防犯機能付きカメラに
    おいて、該カメラ本体に設けられているストラップは、
    非常事態の発生を示す信号を生成するスイッチとして兼
    用されていることを特徴とする防犯機能付きカメラ。
  6. 【請求項6】 撮影レンズと、 前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録する画
    像記録手段と、 非常時に再生する音声データを格納しておく音声格納手
    段と、 音声データを再生して出力する音声出力手段と、 非常事態の発生を示す信号を生成するスイッチと、 非常事態の発生を示す信号の受入に応動して、前記音声
    格納手段に格納されている音声データを前記音声出力手
    段により再生出力させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする防犯機能付きカメラ。
  7. 【請求項7】 撮影レンズと、 前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録する画
    像記録手段と、 時刻を計測する時計手段と、 所望の時刻を指定する時間設定手段と、 前記時間設定手段によって設定された時刻になると音声
    を出力する音声出力手段と、 を備えたことを特徴とする防犯機能付きカメラ。
  8. 【請求項8】 コンデンサに蓄えた電気エネルギーを用
    いて被写体に補助光を与える閃光手段と、 前記時間設定手段によって設定された時刻になると、前
    記閃光手段を発光させ、又は前記閃光手段による発光と
    前記コンデンサの充電とを自動的に繰り返して実行させ
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項7に記載の防犯機能付
    きカメラ。
  9. 【請求項9】 撮影レンズと、 前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録する画
    像記録手段と、 通信回線網を利用して他の通信機器との間で通信が可能
    な通信手段と、 を備え、前記通信手段からの発信信号に基づいて所在地
    の確認が可能に構成されていることを特徴とする防犯機
    能付きカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の防犯機能付きカメラ
    において、該カメラは、音声データを格納しておく音声
    格納手段と、 音声データを再生して出力する音声出力手段と、 前記他の通信機器からの遠隔操作に従って、前記音声格
    納手段に格納されている音声データを前記音声出力手段
    により再生出力させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする防犯機能付きカメラ。
  11. 【請求項11】 撮影レンズと、 前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録する画
    像記録手段と、 通信回線網を利用して他の通信機器との間で通信が可能
    な通信手段と、 画像を表示可能な表示手段と、 前記他の通信機器からの遠隔操作に従って、前記表示手
    段の画面に非常時の連絡先に関する情報を表示させる制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする防犯機能付きカメラ。
  12. 【請求項12】 撮影レンズと、 前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録する画
    像記録手段と、 カメラに加わる振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段で振動を検出した場合に、警報音その
    他の音声を出力する音声出力手段及び被写体に補助光を
    与える閃光手段のうち少なくとも一方の手段を作動させ
    て非常事態の発生を周囲に知らせるとともに、不審者に
    対する威嚇を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とする防犯機能付きカメラ。
  13. 【請求項13】 撮影レンズと、 前記撮影レンズを介して入射する被写体像を記録する画
    像記録手段と、 電波信号を発信する発信器及び該発信器から発信される
    電波信号を受信する受信器であって、何れか一方はカメ
    ラ本体に内蔵され、他方はカメラ本体から分離して携帯
    可能に構成された発信器及び受信器と、 前記発信器と前記受信器との距離が予め設定されている
    距離よりも離れると、警報音その他の音声を出力する音
    声出力手段及び被写体に補助光を与える閃光手段のうち
    少なくとも一方の手段を作動させて非常事態の発生を周
    囲に知らせるとともに、窃盗者に対する威嚇を行う制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする防犯機能付きカメラ。
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