JP2003235753A - ティッシュペーパー等の積層体及びその製造方法 - Google Patents
ティッシュペーパー等の積層体及びその製造方法Info
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Abstract
減し、容易かつ安価に製造しうるとともに、取り出した
ティッシュペーパー等を、折り目を伸ばしたり、折り畳
み直したりすることなく、そのままの状態で即座に使用
することができ、しかも全体の厚さが不揃いとなった
り、平面部に段差が生じたりすることがないようにした
ティッシュペーパー等の積層体、及びその簡単な製造方
法を提供する。 【解決手段】 複数枚の折り畳んだティッシュペーパー
10等を順次積み重ねてなるティッシュペーパー等の積
層体14において、各ティッシュペーパー10等を、そ
の先端と末端とが折り幅の中央部に位置するようにして
蛇行状に折り曲げて畳み、かつ折り畳んだ各ティッシュ
ペーパー10等を、上方のティッシュペーパー10等の
末端と、次のティッシュペーパー10等の先端とが、同
一面上において、互いに突き合わされるようにして順次
積み重ねる。
Description
ティッシュペーパー、ペーパータオル、不織布等(以
下、ティッシュペーパー等という)を、上方のものか
ら、順に、1枚ずつ簡単に取り出すことができるように
したティッシュペーパー等の積層体及びその製造方法に
関する。
パー等を複数枚積み重ねて形成した積層体を、非通気性
の材料からなる包装体により被包してなる、いわゆる
「ポケットティッシュ」等においては、ティッシュペー
パー等を包装体から1枚ずつ引き出して使用される。
8〜図10に示すように、各ティッシュペーパー(1)を
Z字型に三つ折りにし、その上下両片(1a)(1b)を、さら
にV字型に二つ折りにして折り畳み(図8参照)、この
ように折り畳んだティッシュペーパー(1)を複数枚積み
重ね、この積層体を、例えば、塩化ビニルのような合成
樹脂製シートよりなる袋状の包装体(2)をもって被包し
たものよりなっている。なお、この包装体(2)には、予
め上面中央にミシン目等の切断案内線(3)が切設されて
いる(図9参照)。
装体(2)を切断案内線(3)において切断して開口し、形
成された取出し口(4)に指を差し込んで、ティッシュペ
ーパー(1)の上面中央の折り目(5)をつまみ、ティッシ
ュペーパーを上層より順に引き出す。
ィッシュペーパー(1)の折り畳み方法では、各ティッシ
ュペーパー(1)は、4箇所で折り曲げられている。この
種のポケットティッシュの製造にあたり、そのコストを
左右する条件の1つとして、各ティッシュペーパー等に
関する折り曲げ操作の回数が挙げられる。当然ながら、
ティッシュペーパー等に関する折り曲げ操作の回数が少
ない方が、製造コストにとって有利であることは明白で
ある。
は、包装体から取り出した際のティッシュペーパー(1)
は、常に、折り目がつままれた状態にあり、そのままで
は、ティッシュペーパー(1)は一部が折り曲げられたま
まの、すなわち、減少された長さで使用されることにな
る。このティッシュペーパー(1)を、その長さ全体で使
用するためには、再度、上端部又は下端部をつまみ直
し、いずれかの端部を持って全体を伸ばしてから使用す
る必要があり、面倒である。
る2個の折り目に挾まれた平面部(1c)の中央に段差(1d)
が形成され、取り出した際に、その段差(1d)がしわまた
は歪みとして残るという欠点がある。
な問題点に鑑み、各ティッシュペーパー等の折り曲げ回
数を低減し、容易かつ安価に製造しうるとともに、取り
出したティッシュペーパー等を、折り目を伸ばしたり、
折り畳み直したりすることなく、そのままの状態で即座
に使用することができ、しかも全体の厚さが不揃いとな
ったり、平面部に段差が生じたりすることがないように
したティッシュペーパー等の積層体、及びその簡単な製
造方法を提供することを目的としている。
題は、次のようにして解決される。 (1)ティッシュペーパーの積層体において、複数枚の
折り畳んだティッシュペーパー等を順次積み重ねてなる
ティッシュペーパー等の積層体において、各ティッシュ
ペーパー等を、その先端と末端とが折り幅の中央部に位
置するようにして蛇行状に折り曲げて畳み、かつ折り畳
んだ各ティッシュペーパー等を、上方のティッシュペー
パー等の末端と、次のティッシュペーパー等の先端と
が、同一面上において、互いに突き合わされるようにし
て順次積み重ねる。
ペーパー等を中央で二つ折りにしたものを、前記二つ折
りの折り線と直交する複数の折り線に沿って蛇行状に折
り畳む。
枚のティッシュペーパー等を、同一寸法の複数枚の薄紙
を重ねたものにより形成する。
て、上方のティッシュペーパー等の末端と、次のティッ
シュペーパー等の先端とを、切断案内部を介して互いに
連結する。
ミシン目とする。
造方法において、帯状としたティッシュペーパー等の素
材を、外周面にカッター刃と押し爪とその先端部を前記
素材とともに受け入れる受け溝とを所要の間隔をもって
配設した1対の同期回転するカレンダローラ間を通過さ
せることにより、連続して切断及び折り畳んで、積層体
を形成する。
シュ用のティッシュペーパーの積層体に適用した一実施
形態を、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
パー(10)は、同一寸法の2枚の薄紙(11)(11)を互いに重
ねたものよりなり、その幅方向の中央の折り線(一点鎖
線で示す)(12)に沿って二つ折りにした後、折り線(12)
と直交する折り線(12)の6等分線(破線で示すように5
本となる)(13)のうち、上方(または下方)から第1番
目と第5番目の部分を山折り(または谷折り)とし、か
つ第3番目の部分を谷折り(または山折り)として折り
畳んだものよりなっている(図2参照)。
ようにして折り畳んだ複数枚のティッシュペーパー(10)
を、左右の向きを、1枚ずつ交互に反転させて積み重ね
たものよりなっている。この積層体(14)においては、上
方のティッシュペーパー(10)の末端と、次のティッシュ
ペーパー(10)の先端とが同一面上において、互いに突き
合わされているので、積層体(14)全体の厚さが均一とな
り、しかも各ティッシュペーパー(10)における2個の折
り目間の中間部に段差等が生じることがない。
により簡単に製造することができる。すなわち、ティッ
シュペーパー(10)の素材である2個の薄紙のロール(15)
(15)からくり出した連続帯状の薄紙(11)(11)を、その送
り方向に対して45°だけ傾斜する1対の方向転換ロー
ラ(16)(16)に掛け回すことにより、送り方向を90°変
換するのと同時に互いに重ね合わせ、次いで挾角を18
0°から0°(平行)まで漸次狭くした複数対の折り曲
げローラ(17)(17)と、それらの間に配設した案内板(18)
とからなる二つ折り装置(19)により、中央の折り線(12)
に沿って二つ折りし、次いで、外周面に1対のカッター
刃(20)と、複数対の押し爪(21)及びその先端部を薄紙(1
1)(11)とともに受け入れる受け溝(22)を、それぞれ所要
の間隔をもって配設した1対の同期回転するカレンダロ
ーラ(23)(24)からなる切断及び折り畳み装置(25)を通過
させることにより、受枠(26)内に、積層体(14)を連続し
て、自動的に形成することができる。
ペーパー(10)の積層体(14)は、受枠(26)ごとカレンダロ
ーラ(23)(24)の下方から取り出された後、適度に圧縮さ
れて、図5に示すように、上述と同様の包装体(2)によ
り被包されて、ポケットティッシュ(27)が製造される。
パー(10)を1枚の薄紙(11)のみからなるものとしたり、
二つ折りにすることなく、実施したりすることもでき
る。
その他の材質のものにより形成することもできる。
この例では、1枚の不織布(28)よりなるティッシュペー
パー(10)を、その長手方向の8等分線(29)のうち、上方
(または下方)から第1番目と第5番目の部分と山折り
(または谷折り)とし、同じく第3番目と第7番目の部
分を谷折り(または山折り)として折り畳んでいる。
ィッシュペーパー(10)を、すべて同一の向きで積み重ね
るだけで、上方のティッシュペーパー(10)の末端と、次
のティッシュペーパー(10)の先端とを、同一面上におい
て突き合わすことができる。
ッシュペーパー(10)を、互いに完全に切り離している
が、例えば図7に示すように、1枚目のティッシュペー
パー(10)の末端と2枚目のティッシュペーパーの先端と
を、ミシン目、V溝、その他の切断案内線(30)を介して
連結しておくと、製造が容易になるだけでなく、複数枚
のティッシュペーパー(10)を、連続して取り出し易くな
るので好都合である。
シュペーパー等の折り曲げ回数を低減し、容易かつ安価
に製造しうるとともに、取り出したティッシュペーパー
等を、折り目を伸ばしたり、折り畳み直したりすること
なく、そのままの状態で即座に使用することができ、し
かも全体の厚さが不整いとなったり、平面部に段差が生
じたりすることがない。
ュペーパー等の幅を積層体の幅の2倍とすることができ
るので、取り出したティッシュペーパー等を、必要に応
じて、展開して、広くして使うこともできる。
ペーパー等の使用時の厚さを最適なものとすることがで
きる。
ッシュペーパー等を連続して折り畳んで、簡単に積層体
を形成することができるとともに、複数のティッシュペ
ーパー等を、連続して簡単に取り出すことができる。必
要枚数だけ取り出した後は、次のティッシュペーパー等
の先端部分を、切断案内線に沿って切り離せばよい。
を簡単に形成することができる。
ペーパー等の積層体を、帯状のティッシュペーパー等の
素材から、簡単な装置により、連続して、簡単に製造す
ることができる。
シュペーパーの最初の折り畳み状態を示す斜視図であ
る。
る。
縦断正面図である。
概略工程説明図である。
ッシュの縦断正面図である。
パーの連結部分の斜視図である。
ュペーパーの折り曲げ状態を示す斜視図である。
断正面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数枚の折り畳んだティッシュペーパー
等を順次積み重ねてなるティッシュペーパー等の積層体
において、各ティッシュペーパー等を、その先端と末端
とが折り幅の中央部に位置するようにして蛇行状に折り
曲げて畳み、かつ折り畳んだ各ティッシュペーパー等
を、上方のティッシュペーパー等の末端と、次のティッ
シュペーパー等の先端とが、同一面上において、互いに
突き合わされるようにして順次積み重ねたことを特徴と
するティッシュペーパー等の積層体。 - 【請求項2】 各ティッシュペーパー等を中央で二つ折
りにしたものを、前記二つ折りの折り線と直交する複数
の折り線に沿って蛇行状に折り畳んだ請求項1記載のテ
ィッシュペーパー等の積層体。 - 【請求項3】 1枚のティッシュペーパー等を、同一寸
法の複数枚の薄紙を重ねたものにより形成した請求項1
または2記載のティッシュペーパー等の積層体。 - 【請求項4】 上方のティッシュペーパー等の末端と、
次のティッシュペーパー等の先端とを、切断案内部を介
して互いに連結したことを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載のティッシュペーパー等の積層体。 - 【請求項5】 切断案内線をミシン目とした請求項4記
載のティッシュペーパー等の積層体。 - 【請求項6】 帯状としたティッシュペーパー等の素材
を、外周面にカッター刃と押し爪とその先端部を前記素
材とともに受け入れる受け溝とを所要の間隔をもって配
設した1対の同期回転するカレンダローラ間を通過させ
ることにより、連続して切断及び折り畳んで、積層体を
形成することを特徴とする、ティッシュペーパー等の積
層体の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2002038020A JP3697661B2 (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | ティッシュペーパー等の積層体の製造方法 |
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Publications (2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008518745A (ja) * | 2004-11-19 | 2008-06-05 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | シルク繊維入りティッシュ・ペーパー |
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-
2002
- 2002-02-15 JP JP2002038020A patent/JP3697661B2/ja not_active Expired - Fee Related
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