JP7312369B2 - 車体後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体後部構造に関する。
従来の車体後部構造は、車体後部のリヤピラー(Cピラー)が車体中間部のセンタピラー(Bピラー)のような骨格を考慮した構造ではなく、サイドボディアウタパネルとホイールハウスアウタパネル(またはクォータパネル)との間に挟まれた空間を有する構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-52372号公報
このように従来の車体後部構造は、リヤピラーが骨格としての機能を持たない構造であり、センタピラーとバックピラー(Dピラー、及び機種によりショック取付部リンフォースメント)との間で車両上下方向の骨格が無く、アンダーボディを支持する支柱が存在しない構造となっているので、トレリングアーム取付部やコイル支持部に掛かる車両上下方向の荷重や振動を効率良く抑えることができないという問題を有していた。また、車体後部の荷重及び振動入力点の上下方向の剛性が低いと、ロードノイズ悪化の原因を招いてしまうという問題を有していた。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、リヤサスペンションブラケットの車両上方への荷重をサイドメンバが受け、ホイールハウス周辺メンバがサイドメンバの上方から支えることにより、ホイールハウス周辺メンバに伝わった荷重を車両上方へ伝達して分散させ、サイドメンバ及びリヤホイールハウスへの局所的な荷重集中を低減させることが可能な車体後部構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、車体側部に設けられるリヤドア開口部と、車体側部の下方に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシルと、該サイドシルの車両幅方向内側に設けられ、車両前後方向に延びるサイドメンバと、前記リヤドア開口部の車両後方側に設けられ、前記サイドメンバから立ち上がって配置されるリヤピラーメンバを有し、前記サイドシル及び前記サイドメンバの下部には、リヤサスペンションを取付けるリヤサスペンションブラケットが設けられている車体後部構造において、前記リヤピラーメンバの下側の車両前方には、ホイールハウス周辺メンバが設けられており、該ホイールハウス周辺メンバの上部は、前記リヤピラーメンバの下側に接合されているとともに、前記ホイールハウス周辺メンバの下部は、前記サイドシル及び前記サイドメンバに接合され、かつ前記リヤサスペンションブラケットと車両上方視で重なり合って配置されている。
上述の如く、本発明に係る車体後部構造は、車体側部に設けられるリヤドア開口部と、車体側部の下方に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシルと、該サイドシルの車両幅方向内側に設けられ、車両前後方向に延びるサイドメンバと、前記リヤドア開口部の車両後方側に設けられ、前記サイドメンバから立ち上がって配置されるリヤピラーメンバを有し、前記サイドシル及び前記サイドメンバの下部には、リヤサスペンションを取付けるリヤサスペンションブラケットが設けられている構造であって、前記リヤピラーメンバの下側の車両前方には、ホイールハウス周辺メンバが設けられており、該ホイールハウス周辺メンバの上部は、前記リヤピラーメンバの下側に接合されているとともに、前記ホイールハウス周辺メンバの下部は、前記サイドシル及び前記サイドメンバに接合され、かつ前記リヤサスペンションブラケットと車両上方視で重なり合って配置されている。
したがって、本発明の車体後部構造では、リヤサスペンションブラケットに加わる車両上方への荷重をサイドメンバが受け、かつ、ホイールハウス周辺メンバがサイドメンバの上方から支えているとともに、当該ホイールハウス周辺メンバに伝わった荷重を車両上方へ伝達して分散するように構成されているので、サイドメンバ及びホイールハウスへの局所的な荷重集中を効果的に低減させることができる。
本発明の実施形態に係る構造が適用される車両の車体後部を車両内側の前側斜め上方から見た斜視図である。 図1における車体後部を車両内側から見た側面図である。 図1における車体後部のホイールハウス周辺メンバ及びその周辺部を車両内側の前側斜め上方から見た斜視図である。 本実施形態の車体後部構造におけるリヤサスペンションブラケット及びその周辺部を車両下方から見た平面図である。 本実施形態の車体後部構造におけるスプリングシート及びその周辺部を車両内側の前側斜め上方から見た斜視図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1~図5は本発明の実施形態に係る車体後部構造を示すものである。なお、図において、矢印Fr方向は車両前方を示し、矢印I方向は車両幅方向内側を示し、矢印U方向は車両上方を示している。
本発明の実施形態の車体後部構造は、図1及び図2に示すように、車体側部(サイドボディ)1に設けられるリヤドア開口部11と、車体側部1の下方に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシル2と、サイドシル2の車両幅方向内側に隣接して設けられ、車両前後方向に延びるサイドメンバ3と、リヤドア開口部11の車両後方側に設けられ、サイドメンバ3から立ち上がって配置され、車両上下方向に沿って延びるリヤピラーメンバ4を有している。そして、サイドシル2及びサイドメンバ3の下部には、図示しないリヤサスペンションを取付けるリヤサスペンションブラケット5が設けられている。
サイドシル2は、図1に示すように、車両前後方向で前後に配置されるメインフロアパネル6A及びリヤフロアパネル6Bの車両幅方向側部に設けられている。また、サイドメンバ3は、車両前後の位置に設けられるフロントサイドメンバ31及びリヤサイドメンバ32を有しており、リヤピラーメンバ4及びリヤサスペンションブラケット5は、サイドメンバ3のリヤサイドメンバ32側に設けられている。さらに、サイドシル2とサイドメンバ3とは、メインフロアパネル6A及びリヤフロアパネル6Bを間において接合されている。
本実施形態におけるリヤピラーメンバ4の下側の車両前方には、図1~図3に示すように、ホイールハウス周辺メンバ7が設けられており、該ホイールハウス周辺メンバ7は、上下部分を除いた部分が車体側部1に重ね合わせて接合可能な断面形状を有している。また、ホイールハウス周辺メンバ7は、斜め後方上がりの状態で、車両上下方向に延びるリヤピラーメンバ4の下側と、車両前後方向に延びるサイドシル2及びサイドメンバ3との前後上下間を傾斜して配置されており、リヤピラーメンバ4とホイールハウス周辺メンバ7とによって、車両側方視で「ト」字形状もしくは「人」字形状に形成されている。そして、ホイールハウス周辺メンバ7の上部7aは、リヤピラーメンバ4の下側に接合されているとともに、ホイールハウス周辺メンバ7の下部7bは、サイドシル2及びサイドメンバ3に接合され、かつリヤサスペンションブラケット5と車両上方視で重なり合って配置されている。これにより、リヤサスペンションブラケット5から入力される車両上方への荷重をホイールハウス周辺メンバ7が受けるとともに、ホイールハウス周辺メンバ7がサイドメンバ3の上方から支えることになり、ホイールハウス周辺メンバ7に伝わった荷重を車両上方へ伝達して分散するように構成されている。
なお、本実施形態のリヤサスペンションブラケット5は、サイドシル2及びサイドメンバ3に接合されており、直接にはホイールハウス周辺メンバ7に接合されていないが、リヤサイドメンバ32等を介して荷重が伝達されるようになっている。
また、本実施形態のリヤピラーメンバ4は、図1~図5に示すように、サイドメンバ3のリヤサイドメンバ32から車体上部8のルーフメンバ81まで車両上下方向に延び、骨格構造を考慮した構造となっている。そのため、リヤピラーメンバ4は、車両上下の位置に設けられる上側リヤピラーメンバ41及び下側リヤピラーメンバ42を有しており、上側リヤピラーメンバ41の下端部と下側リヤピラーメンバ42の上端部とは互いに接合され、連続して延びる一体構造に構成されている。そして、上側リヤピラーメンバ41の上部41aは、車体上部8のルーフメンバ81の壁面に重ね合わせることが可能な形状を有しており、当該ルーフメンバ81の壁面に接合されている。下側リヤピラーメンバ42の下部42aは、リヤサイドメンバ32の壁面に重ね合わせることが可能な形状を有しており、当該リヤサイドメンバ32の内側フランジと外側フランジを跨ぎ、リヤフロアパネル6Bを間に挟んで当該リヤサイドメンバ32に接合されている。しかも、下側リヤピラーメンバ42の下部42aは、リヤサイドメンバ32の下面32aに設けられたスプリングシート9と車両上方視で重なり合って配置されている。このスプリングシート9は、図示しないリヤサスペンションに用いられるスプリングを支持する円板形状に形成されている。
これにより、スプリングシート9に掛かる荷重は、まずリヤサイドメンバ32の底辺が受け、リヤサイドメンバ32を介して下側リヤピラーメンバ42に伝達され、周辺のメンバやパネルに分散されるとともに、上側リヤピラーメンバ41を介してルーフメンバ81を含む車体後部の広い範囲に分散されることになる。同様に、ホイールハウス周辺メンバ7からの荷重も、車体後部の広い範囲に分散されることになる。
本実施形態の車体後部構造において、下側リヤピラーメンバ42の車両前方側には、図1~図5に示すように、図外のリヤタイヤやリヤサスペンションなどを収めるリヤホイールハウス12が設けられており、該リヤホイールハウス12は、車両幅方向外側に位置するホイールハウスアウタパネル12Aと車両幅方向内側に位置するホイールハウスインナパネル12Bとから構成されている。ホイールハウスアウタパネル12A及びホイールハウスインナパネル12Bは、上部稜線のフランジ(図示せず)を接合することにより円弧状に形成されている。そして、ホイールハウス周辺メンバ7は、ホイールハウスインナパネル12Bの上部外周面に沿って斜め後方上側に延びた湾曲形状を有しており、ホイールハウス周辺メンバ7の上部7aと下側リヤピラーメンバ42とは、リヤホイールハウス12に接した状態で接合されている。そのため、ホイールハウスインナパネル12B側には、ホイールハウス周辺メンバ7の閉断面が形成されることになる。
これにより、リヤホイールハウス12を構成するホイールハウスアウタパネル12A及びホイールハウスインナパネル12Bのフランジ接合部の剛性や、リヤホイールハウス12の曲面剛性が利用可能となり、ホイールハウス周辺メンバ7の剛性を確保できる構造になっている。
また、本実施形態の車体後部構造においては、図4に示すように、車両上方視で傾斜しているサイドシル2の後端部2a、リヤサイドメンバ32の側部32b及びホイールハウスインナパネル12Bの前部12Baの3面によって形成される縦方向(車両上下方向)の筒形状部Sを有しており、サイドシル2の後端部2aは、車両上方視で車両外側へ向かって車両後方に傾斜している。すなわち、リヤサスペンションブラケット5の上方は、サイドシル2とリヤサイドメンバ32とが別れて空洞になっているとともに、その空洞の車両後方でサイドシル2の後端部2a及びリヤサイドメンバ32の側部32bがホイールハウスインナパネル12Bの前部12Baと接合されているため、リヤサスペンションブラケット5の上方には、3部品の面で形成された筒状の構造が得られることになる。
筒形状部Sが有する縦方向に延びた壁面は、車両上下方向の荷重を伝える剛性を有していることから、リヤサスペンションブラケット5とリヤサイドメンバ32とが直接接合されていなくても、荷重を効率良く伝えることが可能となり、リヤサイドメンバ32やリヤホイールハウス12への荷重負担が低減されることになる。
さらに、本実施形態の車体後部構造においては、図3~図5に示すように、リヤサスペンションブラケット5及び筒形状部Sに隣接して位置するリヤサイドメンバ32に第1補強プレート33が設けられており、該第1補強プレート33は、上部を除く左右側部及び下部がほぼ直角に折り曲げられ、リヤサイドメンバ32の左右側壁面及び底壁面に接合されている。この第1補強プレート33は、リヤサスペンションブラケット5からの荷重によって生じるリヤサイドメンバ32の歪を低減し、車両上方へ荷重を伝える補強部となり、間接的に筒形状部Sが倒れて荷重が逃げることを抑える効果を有している。
また、下側リヤピラーメンバ42の下部42aの下側に位置するリヤサイドメンバ32には、前後一対の第2補強プレート34が下側リヤピラーメンバ42の内部と外部に間隔を空けて設けられており、該第2補強プレート34は、上部を除く左右側部及び下部がほぼ直角に折り曲げられ、リヤサイドメンバ32の左右側壁面及び底壁面にそれぞれ接合されている。これら第2補強プレート34は、リヤサイドメンバ32に入力される荷重を下側リヤピラーメンバ42に効率良く伝達するものであり、スプリングシート9のスプリング荷重を直接的に下側リヤピラーメンバ42に伝え、リヤサイドメンバ32の負担を低減する効果を有している。
このように、本発明の実施形態に係る車体後部構造は、車体側部1に設けられるリヤドア開口部11と、車体側部1の下方に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシル2と、サイドシル2の車両幅方向内側に設けられ、車両前後方向に延びるサイドメンバ3と、リヤドア開口部11の車両後方側に設けられ、サイドメンバ3から立ち上がって配置されるリヤピラーメンバ4を有しており、サイドシル2及びサイドメンバ3の下部には、リヤサスペンションを取付けるリヤサスペンションブラケット5が設けられている。また、リヤピラーメンバ4の下側の車両前方には、ホイールハウス周辺メンバ7が設けられている。そして、ホイールハウス周辺メンバ7の上部7aは、リヤピラーメンバ4の下側に接合され、ホイールハウス周辺メンバ7の下部7bは、サイドシル2及びサイドメンバ3に接合され、かつリヤサスペンションブラケット5と車両上方視で重なり合って配置されている。
したがって、本実施形態の車体後部構造は、リヤサスペンションブラケット5に掛かる車両上方への荷重をサイドメンバ3が受け、ホイールハウス周辺メンバ7がサイドメンバ3の上方から支える構造となっているので、車体後部の車両上下方向の剛性を確保できるとともに、サイドメンバ3及びリヤホイールハウス12への局所的な荷重集中を効果的に低減させることができる。しかも、本実施形態の車体後部構造によれば、リヤサスペンションブラケット5からの荷重をホイールハウス周辺メンバ7に伝え、リヤピラーメンバ4を介して車両上方へ伝達するとともに、サイドシル2及びサイドメンバを介して車両前後方向へ伝達することも可能となるので、リヤサスペンション懸架の荷重を車体後部全体に分散させることができる。
また、本実施形態の車体後部構造において、リヤピラーメンバ4は、車両上下の位置に設けられる上側リヤピラーメンバ41及び下側リヤピラーメンバ42を有している。上側リヤピラーメンバ41の上部41aは、車体上部8のルーフメンバ81に接合され、下側リヤピラーメンバ42の下部42aは、サイドメンバ3の下面に設けられたスプリングシート9と車両上方視で重なり合って配置されている。
したがって、本実施形態の車体後部構造によれば、スプリングシート9に掛かる荷重をリヤサイドメンバ32の底辺が受け、高剛性のリヤサイドメンバ32を介して下側リヤピラーメンバ42、上側リヤピラーメンバ41、ホイールハウス周辺メンバ7などに伝わるようになっているので、周辺部位のサイドシル2やリヤフロアパネル6Bなどに荷重を分散できるとともに、ルーフメンバ81を含む車体後部の広い範囲に荷重を分散させることができる。
さらに、本実施形態の車体後部構造において、下側リヤピラーメンバ42の車両前方側には、リヤホイールハウス12が設けられており、このリヤホイールハウス12は、ホイールハウスアウタパネル12Aとホイールハウスインナパネル12Bとから構成されている。また、ホイールハウス周辺メンバ7は、ホイールハウスインナパネル12Bの上部外周面に沿って斜め後方上側に延びた形状を有しており、ホイールハウス周辺メンバ7と下側リヤピラーメンバ42とは、リヤホイールハウス12に接した状態で接合されている。
したがって、本実施形態の車体後部構造では、リヤホイールハウス12を構成するホイールハウスアウタパネル12A及びホイールハウスインナパネル12Bが上部稜線のフランジで接合され、ホイールハウスインナパネル12B側にホイールハウス周辺メンバ7の閉断面が形成されているので、リヤホイールハウス12のフランジ接合部の剛性や、リヤホイールハウス12の曲面剛性を利用することが可能となり、ホイールハウス周辺メンバ7の剛性を確保できるとともに、ホイールハウス周辺メンバ7に伝達された荷重を周辺部品のメンバやパネルに効率良く分散させることができる。
そして、本実施形態の車体後部構造は、サイドシル2の後端部2a、リヤサイドメンバ32の側部32b(サイドメンバ3の側部)及びホイールハウスインナパネル12Bの前部12Ba(リヤホイールハウス12の前部)の3面によって形成される縦方向の筒形状部Sを有しているので、筒形状部Sの縦方向に延びた壁面が車両上下方向の荷重を伝える剛性を具備することになり、リヤサスペンションブラケット5とリヤサイドメンバ32とが直接接合されていなくても、リヤサスペンションブラケット5からの荷重をリヤサイドメンバ32などに効率良く伝えることができ、リヤサイドメンバ32やリヤホイールハウス12への荷重負担を低減することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施形態では、リヤピラーメンバ4が上側リヤピラーメンバ41及び下側リヤピラーメンバ42の上下2つに分かれた構造となっているが、1つのメンバで構成された構造であっても良い。
1 車体側部
2 サイドシル
2a 後端部
3 サイドメンバ
4 リヤピラーメンバ
5 リヤサスペンションブラケット
6A メインフロアパネル
6B リヤフロアパネル
7 ホイールハウス周辺メンバ
7a 上部
7b 下部
8 車体上部
9 スプリングシート
11 リヤドア開口部
12 リヤホイールハウス
12A ホイールハウスアウタパネル
12B ホイールハウスインナパネル
12Ba 前部
31 フロントサイドメンバ
32 リヤサイドメンバ
32a 下面
32b 側部
41 上側リヤピラーメンバ
41a 上部
42 下側リヤピラーメンバ
42a 下部
S 筒形状部

Claims (4)

  1. 車体側部に設けられるリヤドア開口部と、車体側部の下方に設けられ、車両前後方向に延びるサイドシルと、該サイドシルの車両幅方向内側に設けられ、車両前後方向に延びるサイドメンバと、前記リヤドア開口部の車両後方側に設けられ、前記サイドメンバから立ち上がって配置されるリヤピラーメンバを有し、
    前記サイドシル及び前記サイドメンバの下部には、リヤサスペンションを取付けるリヤサスペンションブラケットが設けられている車体後部構造において、
    前記リヤピラーメンバの下側の車両前方には、ホイールハウス周辺メンバが設けられており、該ホイールハウス周辺メンバの上部は、前記リヤピラーメンバの下側に接合されているとともに、前記ホイールハウス周辺メンバの下部は、前記サイドシル及び前記サイドメンバに接合され、かつ前記リヤサスペンションブラケットと車両上方視で重なり合って配置されていることを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記リヤピラーメンバは、車両上下の位置に設けられる上側リヤピラーメンバ及び下側リヤピラーメンバを有し、前記上側リヤピラーメンバの上部は、車体上部のルーフメンバに接合され、前記下側リヤピラーメンバの下部は、前記サイドメンバの下面に設けられたスプリングシートと車両上方視で重なり合って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
  3. 記リヤピラーメンバの車両前方側には、リヤホイールハウスが設けられ、該リヤホイールハウスは、ホイールハウスアウタパネルとホイールハウスインナパネルとから構成され、前記ホイールハウス周辺メンバは、前記ホイールハウスインナパネルの上部外周面に沿って斜め後方上側に延びた形状を有し、前記ホイールハウス周辺メンバと前記リヤピラーメンバとは、前記リヤホイールハウスに接した状態で接合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体後部構造。
  4. 前記サイドシルの後端部、前記サイドメンバの側部及び前記リヤホイールハウスの前部の3面によって形成される縦方向の筒形状部を有していることを特徴とする請求項3に記載の車体後部構造。
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