JP2003120588A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP2003120588A
JP2003120588A JP2001321035A JP2001321035A JP2003120588A JP 2003120588 A JP2003120588 A JP 2003120588A JP 2001321035 A JP2001321035 A JP 2001321035A JP 2001321035 A JP2001321035 A JP 2001321035A JP 2003120588 A JP2003120588 A JP 2003120588A
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Japan
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fan
blades
blade
blower
sound
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JP2001321035A
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English (en)
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Yoshitake Hoshino
喜岳 星野
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動音の音色を良くした従来の送風装置は、
異なった翼数の軸流ファンを、別々の電動モータで駆動
するダブルファンタイプであったため、コストが高くな
ってしまう。 【解決手段】 軸流ファン4は、内側に内周ファン1
1、外側に外周ファン12が設けられるものであり、内
周ファン11と外周ファン12の翼数は異なって設けら
れる。このため、内周ファン11は5枚の翼数に応じた
ブレード次数音を含む作動音を発生し、外周ファン12
は7枚の翼数に応じたブレード次数音を含む作動音を発
生する。この結果、軸流ファン4の作動音は、2種類の
ブレード次数音を含むものとなり、作動音の音色が良く
なる。これによって、ダブルファンタイプからシングル
ファンタイプに切り代えることができ、コストを抑える
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸流ファンを用い
た送風装置に関するものであり、特にラジエータや冷媒
蒸発器等の強制冷却装置に用いて好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】軸流ファンの作動音は、ファンの回転数
と翼数に大きく影響を受ける。これは、ファンの回転数
Ne(rpm)、翼数Zとした場合、Ne×Z/60
(Hz)を基音とした倍音(ブレード次数音)が音色に
影響を与えるためである。作動音の音色の良い送風装置
の例を図6に示す。この図は、冷媒蒸発器を強制放熱す
る強制冷却装置を示す。この強制冷却装置に搭載された
送風装置は、5枚翼の軸流ファンJ1 と、7枚翼の軸流
ファンJ2 とを別々の電動モータJ3 、J4 で駆動する
ダブルファンタイプであり、5枚翼の軸流ファンJ1 の
ブレード次数音と、7枚翼の軸流ファンJ2 のブレード
次数音とが組み合わされるため、個々のブレード次数音
が突出して聞こえることがなく、作動音の音色が良くな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、2つの軸流
ファンJ1 、J2 を2つの電動モータJ3 、J4 で駆動
するものは、コストが高くなってしまうため、コスト低
減のために軸流ファンおよび駆動モータを1つにしたシ
ングルファンタイプの要望がある。しかし、図7に示す
ような翼数が1種類(図7では翼数が4枚)の軸流ファ
ンJ5 を用いたシングルファンタイプの送風装置では、
1種類のブレード次数音しか発生しないため、作動音の
音色が悪くなってしまう。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、シングルファンタイプであっ
ても、作動音の音色の良い送風装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1の手段〕軸流
ファンは、ファン径の中間部に設けられるリング部の内
側の翼数と外側の翼数とが異なるため、内周ファンによ
るブレード次数音と、外周ファンによるブレード次数音
とが合成された作動音になる。このように、シングルフ
ァンタイプの送風装置であっても、2種類のブレード次
数音が合成されるため、作動音の音色を良くできる。つ
まり、ダブルファンタイプの送風装置を用いなくても、
シングルファンタイプの送風装置で作動音の音色を良く
できるため、送風装置のコストを抑えることができる。
【0006】〔請求項2の手段〕請求項2の手段を採用
し、車両用エンジンのラジエータや、車両用冷凍サイク
ルの冷媒蒸発器等の熱交換器を強制放熱する強制冷却装
置に送風装置を用いても良い。
【0007】〔請求項3の手段〕請求項3の手段を採用
し、リング部の内側の翼の数よりも、リング部の外側の
翼の数の方を多くしても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、実施例お
よび変形例を用いて説明する。 〔実施例〕この実施例では、エンジン冷却水を放熱する
ラジエータや、車両用冷凍サイクルの冷媒凝縮器等の熱
交換器を強制的に放熱する強制冷却装置に適用された送
風装置を例に示す。
【0009】強制冷却装置は、図1(a)、(b)に示
されるように、空気を熱交換器の全体に強制通過させ
て、熱交換器と空気との熱交換を促進させるものであ
り、空気流を生じさせる送風装置1と、この送風装置1
の発生する空気流を効率的に熱交換器へ導くファンシュ
ラウド2とから構成される。
【0010】送風装置1は、通電されて回転動力を発生
する電動モータ3と、この電動モータ3によって回転駆
動される軸流ファン4とから構成される。電動モータ3
は、図1(a)、(b)に示されるように、ネジ等の締
結手段5によってファンシュラウド2のモータ支持リン
グ6に固定されるものであり、図示しない制御装置によ
って通電制御されるものである。
【0011】軸流ファン4は、回転中心のボス部7が、
電動モータ3の出力軸8にナット等の締結手段9によっ
て固定されたものである。この軸流ファン4は、図2
(a)、(b)に示されるように、ファン径の中間部に
リング部10を有するものであり、このリング部10の
内側に内周ファン11が設けられるとともに、リング部
10の外側にも外周ファン12が設けられる。内周ファ
ン11と外周ファン12とは、翼数が異なるものであ
り、この実施例では、内周ファン11の翼数が5枚、外
周ファン12の翼数が7枚の例を示す。なお、この実施
例では、外周ファン12の外側にも外周ファン12の外
周端をリング状に連結する外周リング13を設けた例を
示すが、この外周リング13は無くても良い。
【0012】送風装置1の作動音について説明する。電
動モータ3によって軸流ファン4が回転駆動されると、
内周ファン11および外周ファン12の回転によって、
内周ファン11と外周ファン12とがそれぞれ作動音を
発生する。内周ファン11は、図3(a)に示すよう
に、5枚の翼数に応じたブレード次数音(図中ではピー
ク値α1 、α2 、α3 ・・)を含む作動音を発生する。
一方、外周ファン12は、図3(b)に示すように、7
枚の翼数に応じたブレード次数音(図中ではピーク値β
1 、β2 、β3 ・・)を含む作動音を発生する。
【0013】実際の軸流ファン4の作動音は、図4に示
すように、内周ファン11と外周ファン12の作動音の
合成であり、5枚翼の内周ファン11のブレード次数音
(α1 、α2 、α3 ・・)と、7枚翼の外周ファン12
のブレード次数音(β1 、β2 、β3 ・・)とが合成さ
れる。これによって、軸流ファン4の作動音の音色が良
くなる。
【0014】〔実施例の効果〕この実施例の強制冷却装
置に搭載される送風装置1は、シングルファンタイプで
あるが、上述したように、1つの軸流ファン4において
異なる翼数のファン(内周ファン11と外周ファン1
2)を搭載するため、2種類のブレード次数音が合成さ
れた作動音になるため、作動音の音色が良くなる。この
ため、音色を悪化させることなくダブルファンタイプか
らシングルファンタイプに切り代えることができるよう
になり、送風装置1のコストを抑えることができる。
【0015】〔変形例〕上記の実施例では、内周ファン
11の翼数を5枚、外周ファン12の翼数を7枚とした
例を示したが、これは実施例を説明するための一例であ
って、使用されるファン径や、ファンの回転速度等に応
じて適宜変更可能なものであり、例えば図5(a)、
(b)に示すように、内周ファン11の翼数を4枚、外
周ファン12の翼数を5枚とするなどしても良い。上記
の実施例では、車両に搭載される熱交換器を強制放熱す
る強制冷却装置に本発明を適用した例を示したが、それ
以外の送風装置1に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】強制冷却装置の正面図および要部断面図である
(実施例)。
【図2】軸流ファンの正面図および要部断面図である
(実施例)。
【図3】内周ファンおよび外周ファンの作動音の周波数
特性図である(実施例)。
【図4】軸流ファンの作動音の周波数特性図である(実
施例)。
【図5】軸流ファンの正面図および要部断面図である
(変形例)。
【図6】強制冷却装置の正面図である(従来例)。
【図7】軸流ファンの正面図および要部断面図である
(従来例)。
【符号の説明】
1 送風装置 2 ファンシュラウド 3 電動モータ 4 軸流ファン 10 リング部 11 内周ファン 12 外周ファン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の翼が設けられる軸流ファンを搭載す
    る送風装置であって、 前記軸流ファンは、ファン径の中間部にリング部を有
    し、このリング部の内側に内周ファンが設けられ、前記
    リング部の外側に外周ファンが設けられるものであり、 前記内周ファンと前記外周ファンとは、翼数が異なって
    設けられたことを特徴とする送風装置。
  2. 【請求項2】請求項1の送風装置は、 車両用エンジンのラジエータや、車両用冷凍サイクルの
    冷媒蒸発器等の熱交換器を強制放熱する強制冷却装置に
    用いられたことを特徴とする送風装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の送風装置におい
    て、 前記軸流ファンは、前記リング部の内側の翼の数より
    も、前記リング部の外側の翼の数の方が多いことを特徴
    とする送風装置。
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