JP2003085661A - セキュリティシステム - Google Patents

セキュリティシステム

Info

Publication number
JP2003085661A
JP2003085661A JP2001246087A JP2001246087A JP2003085661A JP 2003085661 A JP2003085661 A JP 2003085661A JP 2001246087 A JP2001246087 A JP 2001246087A JP 2001246087 A JP2001246087 A JP 2001246087A JP 2003085661 A JP2003085661 A JP 2003085661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image pickup
door
image
security system
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001246087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4856822B2 (ja
Inventor
Umeo Yamauchi
梅雄 山内
Kanichi Yamaguchi
寛一 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAUCHI JIMUSHO KK
Original Assignee
YAMAUCHI JIMUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMAUCHI JIMUSHO KK filed Critical YAMAUCHI JIMUSHO KK
Priority to JP2001246087A priority Critical patent/JP4856822B2/ja
Publication of JP2003085661A publication Critical patent/JP2003085661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4856822B2 publication Critical patent/JP4856822B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 泥棒等の無断侵入や盗難あるいは不正行為の
発生を有効に防止することのできるセキュリティシステ
ムを得ること。 【解決手段】 ドア112には照明用孔116が開けら
れている。撮像用孔115の内部には光学レンズ123
とCCD124が配置されており、来訪者117がある
とこれが検知されてその画像が撮られる。画像処理回路
126で処理された画像データはメモリ126に1枚ず
つ記録される。この画像は液晶ディスプレイ129で見
ることもできるし画像データ出力端子から外部に取り出
すこともできる。メモリ126はドア112内部に収容
されているので、取り外すことができない。画像を撮影
することで侵入を防止することができる。無断侵入に対
してはその日時および侵入者の顔等を画像で特定できる
可能性が高い。画像等を確認して来訪者117を所定の
場所に招き入れることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は盗難、無断侵入を防
止したり、所定の場所を出入りする者をチェックあるい
は管理するためのセキュリティシステムに係わり、たと
えば自動車、バイク、船舶等の交通機関、家屋、金庫、
エレベータ、洗面所の入り口、飛行機の搭乗口等の各物
あるいは場所で使用することのできるセキュリティシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】家屋や車に対する無断侵入や金庫等の保
管容器内の物品の盗難を防止する等のために鍵が広く使
用されている。また、防犯用のテレビカメラも使用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常の鍵は
熟練した泥棒の多くが簡単に開けることができる。この
ため、より複雑な構造をした鍵が考案されているが、時
間をかければそのほとんどが開けられてしまう。したが
って、現状では玄関ドアに複数の鍵を付けて、泥棒が開
けるまでの時間を稼ぐことで泥棒に侵入を敬遠させると
いった手法が勧められている。しかしながら、泥棒が一
度ドアを開けて侵入してしまえば、その者の足跡は掴み
にくいのが通常であり、事件は未解決に終わることも多
い。
【0004】また、防犯用のテレビカメラはその位置お
よび撮影範囲が外部から特定されるので、その死角を利
用して犯罪が行われることがある。また、テレビカメラ
自体を事前に撮影不能にすることも場合によって可能で
ある。更にテレビカメラの設置にはある程度の場所が必
要であって、小型の自動車や金庫等に配置することがで
きない。また、設備の購入および維持のためのコストが
かなり高いという問題もある。
【0005】以上、泥棒を中心に説明したが、テレビカ
メラは人の管理にも使用されているものの、同様の問題
がある。
【0006】そこで本発明の目的は、泥棒等の無断侵入
や盗難あるいは不正行為の発生を有効に防止することの
できるセキュリティシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)扉と、(ロ)この扉あるいはその近傍に埋め
込まれ扉の前の被写体を撮像する撮像手段と、(ハ)こ
の撮像手段を作動させるトリガ手段と、(ニ)扉あるい
はその近傍に埋め込まれ、このトリガ手段によって作動
した撮像手段から得られる撮像データを逐次記憶する撮
像データ記憶手段とをセキュリティシステムに具備させ
る。
【0008】すなわち請求項1記載の発明では、撮像手
段が扉あるいはその近傍に埋め込まれており、扉の前の
被写体を撮像するようになっている。撮像データ記憶手
段は、扉あるいはその近傍に埋め込まれており、トリガ
手段によって作動した撮像手段から得られる撮像データ
を逐次記憶するようになっている。撮像手段がデジタル
カメラの普及によって小型化かつ高性能化したので、た
とえばその構成部品を扉あるいはその近傍に埋め込むこ
とが可能になる。撮像データ記憶手段も、扉あるいはそ
の近傍に埋め込まれるので、自分が撮影されたことに気
づいた侵入者等は撮影された画像を消去したり撮像デー
タ記憶手段自体を取り出すことが困難であり、早急に現
場を立ち去ることになるので、無断侵入や盗難あるいは
不正行為の発生を有効に防止することができる。撮像デ
ータとして動画を得ることも可能であるが、特に静止画
を得る場合には、僅かのメモリ容量で多くの静止画を得
ることができる。また銀塩写真と比べてランニングコス
トをわずかに抑えることができ、また事件が起きたとき
には画像データを有効な資料とすることができる。
【0009】請求項2記載の発明では、(イ)人の出入
りするための扉と、(ロ)この扉あるいはその近傍に埋
め込まれ扉の前の被写体を撮像する撮像手段と、(ハ)
この撮像手段を作動させるトリガ手段と、(ニ)扉ある
いはその近傍に埋め込まれ、このトリガ手段によって作
動した撮像手段から得られる撮像データを所定の受信先
に発信する撮像データ発信手段とをセキュリティシステ
ムに具備させる。
【0010】すなわち請求項2記載の発明では、撮像手
段が扉あるいはその近傍に埋め込まれており、扉の前の
被写体を撮像するようになっている。撮像データ発信手
段は、扉あるいはその近傍に埋め込まれており、トリガ
手段によって作動した撮像手段から得られる撮像データ
を所定の受信先に発信するようになっている。撮像手段
がデジタルカメラの普及によって小型化かつ高性能化し
たので、たとえばその構成部品を扉あるいはその近傍に
埋め込むことが可能になる。撮像データ発信手段も扉あ
るいはその近傍に埋め込まれているので、発信を安全に
行うことができる。しかも本発明の場合には画像自体は
所定の受信先に送られてしまうので、仮に撮像手段や撮
像データ発信手段が持ち去られたとしても、画像の記録
は残ることになり、結局、無断侵入や盗難あるいは不正
行為の発生を有効に防止することができる。撮像データ
として動画を得ることも可能であるが、特に静止画を得
る場合には、多くの画像を短時間に送信することができ
る。
【0011】請求項3記載の発明では、(イ)ドアの外
側部分に突出して取り付けられたドアノブあるいはこの
ドアノブとドアとの間に配置されたドアノブの台座に穿
たれた孔と、(ロ)ドアの内部側に配置され、この孔を
通して外部を撮影する撮像手段と、(ハ)この撮像手段
を作動させるトリガ手段と、(ニ)このトリガ手段によ
って作動した撮像手段から得られる撮像データを逐次記
憶する撮像データ記憶手段とをセキュリティシステムに
具備させる。
【0012】すなわち請求項3記載の発明では、ドアの
外側部分に突出して取り付けられたドアノブあるいはこ
のドアノブとドアとの間に配置されたドアノブの台座に
孔を穿っている。撮像手段はドアの内部側に配置され、
この孔を通して外部を撮影するようになっている。撮像
データ記憶手段は、トリガ手段によって作動した撮像手
段から得られる撮像データを逐次記憶する。このように
小型化された撮像のための装置をドアノブあるいはこの
ドアノブとドアとの間に配置されたドアノブの台座の孔
から撮影することにしたので、ドア自体を加工する必要
がない。ドアノブに本発明を適用することで、無断侵入
や盗難あるいは不正行為の発生を有効に防止することが
できる。また、台座の表面に凹凸を付けるといったよう
にデザインを工夫すれば、孔の存在を判りにくくするこ
とができる。
【0013】請求項4記載の発明では、(イ)ドアの外
側部分に突出して取り付けられたドアノブあるいはこの
ドアノブとドアとの間に配置されたドアノブの台座に穿
たれた孔と、(ロ)ドアの内部側に配置され、この孔を
通して外部を撮影する撮像手段と、(ハ)この撮像手段
を作動させるトリガ手段と、(ニ)このトリガ手段によ
って作動した撮像手段から得られる撮像データを所定の
受信先に発信する撮像データ発信手段とをセキュリティ
システムに具備させる。
【0014】すなわち請求項4記載の発明では、ドアの
外側部分に突出して取り付けられたドアノブあるいはこ
のドアノブとドアとの間に配置されたドアノブの台座に
孔を穿っている。撮像手段はドアの内部側に配置され、
この孔を通して外部を撮影するようになっている。撮像
データ発信手段は、トリガ手段によって作動した撮像手
段から得られる撮像データを所定の受信先に発信する。
したがって、事故の発生や友人等の来訪を迅速に知るこ
とができる。更に撮像データを発信することにしたの
で、ドアノブ側に大量のメモリが不要であり、大量の静
止画だけでなく、動画を撮る時間の制限も緩和される。
また、台座の表面に凹凸を付けるといったようにデザイ
ンを工夫すれば、孔の存在を判りにくくすることができ
る。
【0015】請求項5記載の発明では、(イ)交通機関
のドアの外側部分に突出して取り付けられたドアの把手
あるいはこの把手に取り付けられた付属部品に穿たれた
孔と、(ロ)ドアの内部側に配置され、この孔を通して
外部を撮影する撮像手段と、(ハ)この撮像手段を作動
させるトリガ手段と、(ニ)このトリガ手段によって作
動した撮像手段から得られる撮像データを逐次記憶する
撮像データ記憶手段とをセキュリティシステムに具備さ
せる。
【0016】すなわち請求項5記載の発明では、自動
車、船等の交通機関のドアの外側部分に突出して取り付
けられたドアの把手あるいはこの把手に取り付けられた
付属部品に孔を穿っている。撮像手段はドアの内部側に
配置され、この孔を通して外部を撮影するようになって
いる。撮像データ記憶手段は、トリガ手段によって作動
した撮像手段から得られる撮像データを逐次記憶する。
このように小型化された撮像のための装置をドアの把手
あるいはこの把手に取り付けられた付属部品の孔から撮
影することにしたので、ドア自体を加工する必要がな
い。ドアの把手あるいはこの把手に取り付けられた付属
部品を本発明のものとすることで、無断侵入や盗難ある
いは不正行為の発生を有効に防止することができる。
【0017】請求項6記載の発明では、(イ)交通機関
のドアの外側部分に突出して取り付けられたドアの把手
あるいはこの把手に取り付けられた付属部品に穿たれた
孔と、(ロ)ドアの内部側に配置され、この孔を通して
外部を撮影する撮像手段と、(ハ)この撮像手段を作動
させるトリガ手段と、(ニ)このトリガ手段によって作
動した撮像手段から得られる撮像データを所定の受信先
に発信する撮像データ発信手段とをセキュリティシステ
ムに具備させる。
【0018】すなわち請求項6記載の発明では、自動
車、船等の交通機関のドアの外側部分に突出して取り付
けられたドアの把手あるいはこの把手に取り付けられた
付属部品に孔を穿っている。撮像手段はドアの内部側に
配置され、この孔を通して外部を撮影するようになって
いる。撮像データ発信手段は、トリガ手段によって作動
した撮像手段から得られる撮像データを所定の受信先に
発信する。したがって、その交通機関自体が盗難にあっ
た場合も画像データ自体は安全な箇所に保持されること
になり、盗難の犯人の特定が容易になる。また、結果的
には盗難あるいは不正行為の発生を有効に防止すること
ができる。
【0019】請求項7記載の発明では、(イ)交通機関
の所定の部位に穿たれた孔と、(ロ)その孔を穿った部
分の内部に配置され、この孔を通して外部を撮影する撮
像手段と、(ハ)この撮像手段を作動させるトリガ手段
と、(ニ)このトリガ手段によって作動した撮像手段か
ら得られる撮像データを逐次記憶する撮像データ記憶手
段とをセキュリティシステムに具備させる。
【0020】すなわち請求項7記載の発明では、請求項
5および請求項6と異なり、ドアの把手あるいはこの把
手に取り付けられた付属部品以外の場所でも孔を開ける
ことができれば、同様に本発明を適用可能であることを
示している。交通機関の外側に予め荷物を止めるための
部品やバックミラー等の部品が配置されている場合に
は、これらの部品の内部に撮像手段等を収容すればよ
い。これらの部品を必要に応じて交換することで、本発
明による盗難防止等の利益を得ることができる。
【0021】請求項8記載の発明では、(イ)交通機関
の所定の部位に穿たれた孔と、(ロ)その孔を穿った部
分の内部に配置され、この孔を通して外部を撮影する撮
像手段と、(ハ)この撮像手段を作動させるトリガ手段
と、(ニ)このトリガ手段によって作動した撮像手段か
ら得られる撮像データを所定の受信先に発信する撮像デ
ータ発信手段とをセキュリティシステムに具備させる。
【0022】すなわち請求項8記載の発明では、請求項
5および請求項6と異なり、ドアの把手あるいはこの把
手に取り付けられた付属部品以外の場所でも孔を開ける
ことができれば、同様に本発明を適用可能であることを
示している。交通機関の外側に予め荷物を止めるための
部品やバックミラー等の部品が配置されている場合に
は、これらの部品の内部に撮像手段等を収容すればよ
い。これらの部品を必要に応じて交換することで、本発
明による盗難防止等の利益を得ることができる。しかも
本発明では撮像データ発信手段を配置しているので、画
像データ自体は安全な場所に送信され、かつ画像データ
を早期に取得できることになる。
【0023】請求項9記載の発明では、(イ)通路また
は部屋の壁に埋め込まれ壁の前の被写体を撮像する撮像
手段と、(ロ)この撮像手段を作動させるトリガ手段
と、(ハ)壁の表面よりも奥側に収容され、このトリガ
手段によって作動した撮像手段から得られる撮像データ
を逐次記憶する撮像データ記憶手段とをセキュリティシ
ステムに具備させる。
【0024】すなわち請求項9記載の発明では、撮像手
段が通路または部屋の壁に埋め込まれ壁の前の被写体を
撮像することができるようになっている。撮像データ記
憶手段は、壁の表面よりも奥側に収容され、このトリガ
手段によって作動した撮像手段から得られる撮像データ
を逐次記憶するようになっている。壁の表面よりも奥側
とは、必ずしも壁の内部とは限らず、たとえばその壁の
向こう側の部屋の内部や天井部分であってもよい。要は
第三者が撮像データ記憶手段に対してアクセスしにくい
場所をいう。本発明でも、撮影された者はなす術がない
ので、結局、無断侵入や盗難あるいは不正行為の発生を
有効に防止することができることになる。
【0025】請求項10記載の発明では、(イ)通路ま
たは部屋の壁に埋め込まれ壁の前の被写体を撮像する撮
像手段と、(ロ)この撮像手段を作動させるトリガ手段
と、(ハ)壁の表面よりも奥側に収容され、このトリガ
手段によって作動した撮像手段から得られる撮像データ
を所定の受信先に発信する撮像データ発信手段とをセキ
ュリティシステムに具備させる。
【0026】すなわち請求項10記載の発明では、撮像
手段が通路または部屋の壁に埋め込まれ壁の前の被写体
を撮像することができるようになっている。撮像データ
発信手段は、壁の表面よりも奥側に収容され、このトリ
ガ手段によって作動した撮像手段から得られる撮像デー
タを所定の受信先に発信するようになっている。壁の表
面よりも奥側とは、必ずしも壁の内部とは限らず、たと
えばその壁の向こう側の部屋の内部や天井部分であって
もよい。要は第三者が撮像データ記憶手段に対してアク
セスしにくい場所をいう。本発明でも、撮影された者は
なす術がないので、結局、無断侵入や盗難あるいは不正
行為の発生を有効に防止することができることになる。
しかも本発明では撮像データ発信手段を配置しているの
で、画像データ自体は安全な場所に送信され、かつ画像
データを早期に取得できることになる。
【0027】請求項11記載の発明では、(イ)人の出
入りする扉または通路の周辺に配置された防犯以外の所
定の用途に使用される容器と、(ロ)この容器に穿たれ
た孔と、(ハ)この孔を通して外部を撮影する撮像手段
と、(ニ)この撮像手段を作動させるトリガ手段と、
(ホ)このトリガ手段によって作動した撮像手段から得
られる撮像データを逐次記憶する撮像データ記憶手段と
をセキュリティシステムに具備させる。
【0028】すなわち請求項11記載の発明では、郵便
受けやドアホン等のように人の出入りする扉または通路
の周辺に配置された防犯以外の所定の用途に使用される
容器に孔を穿ち、撮像手段でこの孔を通して外部を撮影
するようにしている。撮像データ記憶手段は、トリガ手
段によって作動した撮像手段から得られる撮像データを
逐次記憶するようになっている。借家住まいのように扉
または通路自体の改造が難しい場合には、このような容
器を適所に取り付けることで、泥棒等の無断侵入や盗難
あるいは不正行為の発生を有効に防止することができる
ことになる。
【0029】請求項12記載の発明では、(イ)人の出
入りする扉または通路の周辺に配置された防犯以外の所
定の用途に使用される容器と、(ロ)この容器に穿たれ
た孔と、(ハ)この孔を通して外部を撮影する撮像手段
と、(ニ)この撮像手段を作動させるトリガ手段と、
(ホ)このトリガ手段によって作動した撮像手段から得
られる撮像データを所定の受信先に発信する撮像データ
発信手段とをセキュリティシステムに具備させる。
【0030】すなわち請求項12記載の発明では、郵便
受けやドアホン等のように人の出入りする扉または通路
の周辺に配置された防犯以外の所定の用途に使用される
容器に孔を穿ち、撮像手段でこの孔を通して外部を撮影
するようにしている。撮像データ発信手段は、トリガ手
段によって作動した撮像手段から得られる撮像データを
所定の受信先に発信するようになっている。したがっ
て、その容器自体を破壊されたり持ち去られるような場
合でも、その行為を行った者の画像を取得することがで
き、結果的にそのような行為自体も防止することができ
る。
【0031】請求項13記載の発明では、請求項1〜請
求項12いずれかに記載のセキュリティシステムで、ト
リガ手段は人等の物体の接近を検出するセンサであるこ
とを特徴としている。
【0032】すなわち請求項13記載の発明では、画像
の撮影を開始するトリガ手段は人等の物体の接近を検出
するセンサであることを特徴としている。撮影は静止画
であれば1枚または所定枚数を間隔を置いて行う。セン
サが検知している期間に渡って所定間隔で静止画を撮り
続けるようなものであってもよい。動画であればその期
間あるいはタイマによって設定した時間だけ画像を撮り
続けることになる。
【0033】請求項14記載の発明では、請求項1〜請
求項12いずれかに記載のセキュリティシステムで、ト
リガ手段は外部の物体の動きを検出して撮像手段を作動
させることを特徴としている。
【0034】すなわち請求項14記載の発明では、画像
の撮影を開始するトリガ手段は外部の物体の動きを検出
して撮像手段を作動させることを特徴としている。撮影
は静止画であれば1枚または所定枚数を間隔を置いて行
う。センサが検知している期間に渡って所定間隔で静止
画を撮り続けるようなものであってもよい。動画であれ
ばその期間あるいはタイマによって設定した時間だけ画
像を撮り続けることになる。動きを検出するので、人の
接近等を効果的に検出できる。
【0035】請求項15記載の発明では、請求項1〜請
求項12いずれかに記載のセキュリティシステムで、ト
リガ手段は、予め定めた時間ごとに撮像手段を作動させ
ることを特徴としている。
【0036】すなわち請求項15記載の発明では、画像
の撮影を開始するトリガ手段は、たとえば1分置きとい
うように予め定めた時間ごとに撮像手段を作動させる。
静止画であれば画像データの1枚あたりの量はそれほど
多くないので、半導体のメモリであっても数日分の画像
を簡単に記憶させることができる。また、画像データを
送信する場合には発信側にメモリ容量の制限がないの
で、時間間隔を狭めても問題が生じることは少ない。本
発明では、トリガ用に特別のセンサが不要であるので、
確実に無断侵入や盗難あるいは不正行為の事実を記録す
ることができる。
【0037】請求項16記載の発明では、請求項1〜請
求項12いずれかに記載のセキュリティシステムで、撮
像手段の近傍に外部の音を収集するマイクロフォンが配
置されており、収集された音を撮像データと共に処理す
ることを特徴としている。
【0038】すなわち請求項16記載の発明では、画像
データと共に音のデータも収集することを示している。
音の収集だけでなく発声も行えるようにすれば、自宅を
留守にしているような場合でも、ドアホンを使用してい
る感覚で携帯電話機等を使用して訪問者等と会話が可能
になる。
【0039】請求項17記載の発明では、請求項3〜請
求項8、請求項11または請求項12いずれかに記載の
セキュリティシステムで、孔はキーホールに似せた撮像
のための孔であることを特徴としている。
【0040】すなわち請求項17記載の発明では、撮像
のための孔をキーホールに似せたものにすることでカム
フラージュして、本人が気付かないうちに撮影を可能に
している。孔を開けた周囲のデザインを工夫して撮像手
段が存在することを気づかせないようにすることも場合
により有効である。
【0041】請求項18記載の発明では、請求項1〜請
求項12いずれかに記載のセキュリティシステムで、撮
像の時刻情報が撮像データに組み込まれることを特徴と
している。
【0042】すなわち請求項18記載の発明では、撮像
の時刻情報が撮像データに組み込まれると、泥棒等の無
断侵入や盗難あるいは不正行為の起きた日時を推測でき
る可能性が高くなる。また、子供が学校から帰ってきた
時間等も簡単に知ることができる。
【0043】請求項19記載の発明では、請求項1、請
求項3、請求項5、請求項7、請求項9、請求項11い
ずれかに記載のセキュリティシステムで、撮像データ記
憶手段は画像を順次1枚ずつ記憶し、予め定められた枚
数に到達したときには古い画像から順に上書きして記憶
することを特徴としている。
【0044】すなわち請求項19記載の発明では、記憶
手段に静止画の画像データを1枚ずつ記憶する場合に
は、ある程度のメモリ容量に対して古い画像から順に上
書きして記憶することで、メモリ不足を解消することが
でき、特別の事件が起きた時点で画像データを確実に再
現することができる。
【0045】請求項20記載の発明では、請求項2、請
求項4、請求項6、請求項8、請求項10、請求項12
いずれかに記載のセキュリティシステムで、前記した所
定の受信先は予め定めた携帯端末等の通信端末であるこ
とを特徴としている。
【0046】すなわち請求項20記載の発明では、携帯
端末を受信先とすることで迅速な対応が可能になる。ま
た撮像側に音声の入出力装置を備えることで、訪問者と
の会話も可能になる。
【0047】請求項21記載の発明では、請求項2、請
求項4、請求項6、請求項8、請求項10、請求項12
いずれかに記載のセキュリティシステムで、前記した所
定の受信先は駐輪場あるいは駐車場等に設けられた集中
管理用の通信端末であり、それぞれの発信元ごとにデー
タが管理されることを特徴としている。
【0048】すなわち請求項21記載の発明では、所定
の受信先が駐輪場あるいは駐車場等に設けられた集中管
理用の通信端末であり、それぞれの発信元ごとにデータ
が管理されれば、安価に盗難やいたずらの防止が可能に
なる。
【0049】請求項22記載の発明では、(イ)人の出
入りするための扉と、(ロ)この扉あるいはその近傍に
埋め込まれ扉の前の被写体を撮像する撮像手段と、
(ハ)この撮像手段を作動させるトリガ手段と、(ニ)
扉あるいはその近傍に埋め込まれ、このトリガ手段によ
って作動した撮像手段から得られる撮像データを所定の
受信先に発信する撮像データ発信手段と、(ホ)この撮
像データ発信手段の発信に基づく受信先との通信中に受
信先から開錠を指示する信号が送られてきたとき扉を開
錠する開錠手段とをセキュリティシステムに具備させ
る。
【0050】すなわち請求項22記載の発明では、撮像
データを扉の配置されている側から所定の受信先に発信
し、この通信中に受信先から開錠を指示する信号が送ら
れてきたとき扉を開錠するので、扉の前の被写体を撮像
データで確認したり音声による確認が可能であり、開錠
の適否を的確に判別することができる。しかも、第三者
の発呼によって開錠するのと異なるので、セキュリティ
を高度に保持することができる。
【0051】請求項23記載の発明では、(イ)人の出
入りするための扉と、(ロ)この扉あるいはその近傍に
埋め込まれ扉の前の被写体を撮像する撮像手段と、
(ハ)この撮像手段を作動させるトリガ手段と、(ニ)
扉あるいはその近傍に埋め込まれ、このトリガ手段によ
って作動した撮像手段から得られる撮像データを所定の
受信先に発信する撮像データ発信手段と、(ホ)この撮
像データ発信手段の受信先に撮像データを発信できない
とき、予め定めた宛先にこれを転送する転送手段と、
(へ)この撮像データ発信手段の発信に基づく宛先との
通信中にその宛先から開錠を指示する信号が送られてき
たとき扉を開錠する開錠手段とをセキュリティシステム
に具備させる。
【0052】すなわち請求項23記載の発明では、撮像
データ発信手段の受信先に撮像データを発信できないと
き、予め定めた宛先にこれを転送し、その転送先がこれ
による通信を行っている場合に限って遠隔操作による開
錠を可能にしたので、本来の受信先の都合によって扉を
開けるまでの待ち時間が長くなったり不可能となるとい
った事態が発生しない。また、本発明の場合にも扉の前
の被写体を撮像データで確認したり音声による確認が可
能であり、開錠の適否を的確に判別することができる。
しかも、第三者の発呼によって開錠するのと異なるの
で、セキュリティを高度に保持することができる。
【0053】請求項24記載の発明では、請求項3〜8
いずれかに記載のセキュリティシステムで、孔から撮像
手段が撮像する障害となる明るさの変化を検出する障害
検出手段と、この障害検出手段の検出が行われたとき警
報音を出力する警報音出力手段を具備することを特徴と
している。
【0054】すなわち請求項24記載の発明では、撮影
を行うための孔の工作を行って撮影を妨害するような場
合に警報音を出力することにしたので、このような妨害
を効率的に排除することができる。
【0055】請求項25記載の発明では、請求項3〜8
いずれかに記載のセキュリティシステムで、孔から撮像
手段が撮像する障害となる明るさの変化を検出する障害
検出手段と、この障害検出手段の検出が行われたとき警
報を示すデータを所定の宛先に送出する警報データ送出
手段を具備することを特徴としている。
【0056】すなわち請求項25記載の発明では、撮影
を行うための孔の工作を行って撮影を妨害するような場
合に警報を示すデータを所定の宛先に送出する警報デー
タ送出手段を具備させたので、家屋の侵入や自動車等の
盗難等が行われる際にこれを所有者等の所定の者に迅速
に知らせることができるようになる。
【0057】請求項26記載の発明では、請求項3〜8
いずれかに記載のセキュリティシステムで、孔は複数配
置されており、トリガ手段は、障害検出手段が1つの孔
の障害を検出したとき他の孔の内部に配置された撮像手
段を作動させることを特徴としている。
【0058】すなわち請求項26記載の発明では、撮影
を行うための孔を複数配置し、障害検出手段が1つの孔
の障害を検出したとき他の孔の内部に配置された撮像手
段を作動させることにしたので、撮影の妨害を行う者が
1つの孔を塞ぐ等の行為を行っても、他の孔を通じて画
像を取得することができ、セキュリティを向上させるこ
とができる。
【0059】請求項27記載の発明では、(イ)交通機
関の走行のための動力源が始動されたときこれを検出す
る動力源始動検出手段と、(ロ)この動力源始動検出手
段が動力源の始動を検出したときその周囲にその交通機
関の所有者の所持する特定通信端末が存在するか否かを
通信によって判別する特定通信端末有無判別手段と、
(ハ)この特定通信端末有無判別手段がその特定通信端
末が存在しないと判別したときその特定通信端末に対し
て前記した交通機関の動力源が始動されたことを無線で
通知する通知手段とをセキュリティシステムに具備させ
る。
【0060】すなわち請求項27記載の発明では、交通
機関を走行させる者の多くが自己の通信のための携帯電
話機等の通信端末を所持している事実に鑑みて、動力源
始動検出手段が何らかの操作で動力源の始動を検出した
ときその周囲にその者の通信端末(特定通信端末)が存
在していないときにはその特定通信端末に無線で通知す
ることで、第三者による交通機関の無断走行等に対処す
ることにしたものである。なお、その通知後の交通機関
については、走行を停止させたり、所定の速度以上の速
度が出ないようにすることも特定通信端末からの制御で
可能である。運転席等のドアをロックして運転を試みた
者が車外に逃げ出すまでの時間を稼ぐことも可能であ
る。もちろん、一度このような措置を行った者は、その
後、運転できない状態を解除したり、ドアのロックを解
除することができる。このような操作は、特定通信端末
に割り振られたキースイッチを操作することによって簡
単に実現することがきる
【0061】請求項28記載の発明では、(イ)交通機
関の走行のための動力源を作動させるキーを挿入するキ
ー挿入口と、(ロ)このキー挿入口にキーが挿入され前
記した動力源が始動されたときこれを検出する動力源始
動検出手段と、(ハ)この動力源始動検出手段が動力源
の始動を検出したときその周囲にその交通機関のキー所
有者の所持する特定通信端末が存在するか否かを通信に
よって判別する特定通信端末有無判別手段と、(ニ)こ
の特定通信端末有無判別手段がその特定通信端末が存在
しないと判別したときその特定通信端末に対してその交
通機関の動力源が始動されたことを無線で通知する通知
手段とをセキュリティシステムに具備させる。
【0062】すなわち請求項28記載の発明では、交通
機関を走行させるためのキーを所持する者の多くが自己
の通信のための携帯電話機等の通信端末を所持している
事実に鑑みて、動力源始動検出手段がキーの操作による
動力源の始動を検出したときその周囲にその者の通信端
末(特定通信端末)が存在していないときにはその特定
通信端末に無線で通知することで、第三者によるキーを
用いた交通機関の無断走行等に対処することにしたもの
である。なお、その通知後の交通機関については、走行
を停止させたり、所定の速度以上の速度が出ないように
することも特定通信端末からの制御で可能である。
【0063】請求項29記載の発明では、請求項27ま
たは請求項28記載のセキュリティシステムで、交通機
関の運転席あるいはその近傍を撮像する撮像手段を備
え、通知手段はこの撮像した画像を添付して特定通信端
末にこれを送信することを特徴としている。
【0064】すなわち請求項29記載の発明では、たと
えばキー挿入口の近傍等の第三者が気づきにくい位置等
に撮像手段を配置しておけば、これらの者が不正に運転
を試みた場合にその者の画像を特定通信端末に送信する
ことが可能になる。また、家族がその交通機関を運転し
ようとしていたような場合には、画像を見ることによっ
て第三者が不正に操作しているものでないことを簡単に
確認することができる。
【0065】請求項30記載の発明では、請求項27ま
たは請求項28記載のセキュリティシステムで、通知手
段の通知に基づいて前記した特定通信端末から交通機関
の走行停止あるいはドアのロックを示す信号が送信され
てきたときこれに応じてその交通機関の走行停止あるい
はドアのロックを行う交通機関側制御手段を具備してい
る。
【0066】すなわち請求項30記載の発明では、交通
機関が高速あるいは長時間運行することで、行方をくら
ましたり不正に運転を行った者が運転席から逃げるよう
な事態の発生も防止している。特定通信端末側では必要
に応じてこのような措置を解除する電波を送信すること
もできる。
【0067】
【発明の実施の形態】
【0068】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0069】第1の実施例
【0070】図1は本発明の第1の実施例におけるセキ
ュリティシステムの構成の概要を表わしたものである。
家屋111のドア112にはドアノブ113が取り付け
られており、その下のドア部分にはキーホール114が
設けられている。ドアノブ113の上側のドア部分には
撮像用孔115と照明用孔116が開けられている。こ
のセキュリティシステムでは、来訪者117がドア11
2のところまで来て、ドアノブ113に手を触れると、
照明用孔116に内部から埋め込まれた赤外線LED
(発光ダイオード)ランプ118が発光して、撮像用孔
115の内部に配置された撮像素子(2次元CCD)が
来訪者117を撮影するようになっている。本実施例で
はキーホール114が施錠用に使用される。
【0071】図2は、ドアの要部を断面で示したもので
ある。この実施例のドア112の外側に取り付けられて
いるドアノブ113と内側に取り付けられているドアノ
ブ121とは機構的に連動していない比較的簡易なタイ
プのものである。撮像用孔115はドア112の内側ま
で貫通しており、内側から画像ユニット122の筒状部
122Aが嵌入されるようになっている。筒状部122
Aは、ドア112の外側に面した箇所に単一あるいは複
数枚のレンズから構成される光学レンズ123を配置し
ており、その焦点位置にデジタルカメラ等に広く使用さ
れている2次元イメージセンサとしてのCCD(Charge
Connected Diode:電荷結合素子)124を配置してい
る。
【0072】画像ユニット122の筒状部122Aには
画像出力部122Bが取り付けられており、この部分は
ドア122の内側の面に接着されている。画像ユニット
122は一体構造となっているので、ドア112の外側
からこれを取り外すことができないようになっている。
CCD124と画像出力部122Bの間の空間には、C
CD124から出力される画像を処理する画像処理回路
125と、画像データを蓄積するメモリ126が収容さ
れている。画像出力部122Bは、ドア112の内側か
ら所望の時点で撮影を行うためのスイッチ127と、画
像データを読み出すための画像データ出力端子128
と、外側の画像あるいは蓄積された画像を表示する液晶
ディスプレイ129から成っている。
【0073】このうちCCD124には、たとえば64
0×480ピクセルのカラー画像を記録することができ
るものが使用されている。用途によっては更に高解像度
のものを用意することもできる。画像処理回路125は
CCD124から得られた画像データをメモリ126に
記録するための画像処理を行うが、これと共に画像ユニ
ット122全体の制御も行うようになっている。すなわ
ち、画像ユニット122はドアノブ113および赤外線
LEDランプ118と接続されており、ドアノブ113
の電位変化を検出して、来訪者117がドアを開けよう
とこれに触れたときに赤外線LEDランプ118を発光
させる。これと共にCCD124は被写体の画像を1枚
あるいは予め定めた時間間隔で所定枚数撮影するように
なっている。撮影によって得られた画像データはメモリ
126に記憶される。赤外線LEDランプ118の発光
に気がついて来訪者117がこれに目を向けるようなこ
とがあれば、本人を特定するのに特に好都合な画像を取
得することができる。
【0074】メモリ126はたとえば16メガバイト〜
128メガバイトの容量を持っいる。たとえば16メガ
バイトのメモリ容量の場合には、640×480ピクセ
ルのカラー画像を撮影日時を合成して150枚程度記憶
することができる。メモリ126は画像処理回路125
の制御の下で規定枚の画像データを記憶していき、これ
を超える画像データが入力される時点から古いものを1
枚ずつ消去して、新しい画像データに置き換えるように
している。
【0075】画像ユニット122には、図示しない電源
回路から電源が供給されるようになっている。電源回路
はドア112に直接、商用電源あるいはこれを直流に変
換した後の電源を引き込むようにしてもよいが、ドア1
12は開け閉めが行われるので、ヒンジ部分の電線の耐
久性が問題となる。そこで本実施例のセキュリティシス
テムではドア112が閉まっている状態でドア112の
内側表面に配置された図示しない受け側器具と接触する
屋内電源側器具とが電磁結合を行って、電気エネルギを
ドア112内部の電源回路に供給するようになってい
る。この電源回路の内部には同じく図示しない容量の比
較的大きなコンデンサあるいは二次電池が配置されてお
り、画像ユニット122や赤外線LEDランプ118等
の各部を駆動するための電源を供給するようになってい
る。もちろん、ドア112の内側から乾電池をセットし
ておくことも可能である。
【0076】画像出力部122Bにはスイッチ127が
付属しており、これを押すことによりCCD124を起
動して、これによって得られた画像を表示すると共に、
その画像をドアノブ113による検知の場合と同様にメ
モリ126に書き込むようになっている。画像データ出
力端子128は、必要に応じてメモリ126内に格納さ
れている画像データの読み出しを行う際に使用する出力
端子である。この出力端子あるいはスイッチ127を操
作しても、メモリ126の内容を消去することはできな
い。これは、家屋111(図1)に無断で侵入した者が
画像を勝手に消去する事態の発生を防止するためであ
る。したがって、スイッチ127が短時間内に押される
回数を制限したり、1日に押される回数の上限を設ける
ようにすることも、一度撮影された画像を侵入者が勝手
に上書きして消去する事態を防止するためには有効であ
る。
【0077】もっとも、このセキュリティシステムの最
大の効果は、画像が撮像されて記録されることに気がつ
いた侵入者等が、家屋への侵入等の所期の目的を達成す
ることを断念して早期に立ち去るという犯罪の抑止効果
にある。キーホール114に鍵を開ける道具を差し込ん
だ後、あるいは差し込む前にドアノブ113に手を触れ
たとき、赤外線LEDランプ118が発光するが、これ
に気づいた段階でその来訪者117の画像はすでに撮影
されており、鍵を苦労して開ける前にその場から早々と
立ち去らざるを得なくなるからである。夏等に風通しを
良くするために、ドア112を少し開けているような場
合にも、これを押し開けて入ろうとする時点ですでに撮
影が行われてしまう。
【0078】もちろん、家人も出入りの度に撮影される
訳であるが、当人の場合には、撮られた画像が他人に利
用される訳でもないので、何ら問題とならない。それど
ころか、子供が学校から一度帰って遊びに行ったのか、
まだ全然帰って来ないのかというようなチェックが可能
になる。また、留守をしているときに友人が訪ねてきた
ような場合にも、これを確認することができる。
【0079】なお、実施例では来訪者117の検出をド
ア112の電位変化によって行っているが、光の反射あ
るいは遮断を検出する等の慣用の手法を用いて来訪者1
17を検出するようにしてもよい。また、呼び鈴やイン
ターホン(ドアホン)が押されたときこれによって来訪
者が来たことを判別して撮影を行うようにしてもよい。
また、実施例では撮像用孔115と照明用孔116を設
けたが、キーホールに似せた孔を設け、これらの内部に
このような部品をセットしてもよい。マイクロフォンや
スピーカを配置する場合についても同様である。
【0080】以上説明した本実施例では、既存のアパー
ト等の家屋に家主等が僅かの費用をかけるだけで、高価
な特殊な鍵を取り付ける以上の防犯効果を得ることがで
きる。また、実施例では赤外線LEDランプ118を撮
影に使用しているが、通常のLED等の照明手段でもよ
い。また、周囲が明るい場所では照明用のランプを使用
せずに撮影を行うことができる。また、長期に不在にな
るような場合には、通常のストロボのような発光がより
明瞭に外部から分かる照明手段を使用することも有効で
ある。
【0081】第1の実施例の変形例
【0082】図3は、本発明の第1の実施例の変形例と
してのセキュリティシステムを屋内から見たものであ
る。第1の実施例の図2と同一部分には同一の符号を付
しており、これらの説明を適宜省略する。この変形例の
セキュリティシステムでは、図示しないコンセントに接
続された電源送信装置142がドア112側に取り付け
られた電源受信装置141に電磁結合によって電源を供
給している。電源受信装置141に接続された画像記録
ユニット123A内には先の実施例のような大容量のメ
モリは内蔵されておらず、撮影した画像は、画像記録ユ
ニット123Aに取り付けられたアンテナ143から屋
内の所定の箇所に隠された受信装置144で受信され、
ここで比較的大容量のメモリに順次格納されるようにな
っている。
【0083】したがって、撮像装置に気がついた侵入者
がドア112の全部または一部を壊すことによって画像
記録ユニット123Aを破損させたり、これを持ち去る
ことがあっても、その者の画像を安全に退避させること
ができる。また、受信側が比較的大容量のメモリを備え
ていれば、動画や高解像度の画像を充分な量、通信によ
って蓄えることができる。
【0084】なお、画像記録ユニット123A自体が携
帯電話機等の無線端末に画像等のデータを直接配信する
ことも可能であるし、受信装置144に所定のモード設
定を行ったときにはこれが中継する形で携帯電話機等の
無線端末に画像等のデータを配信するようにしてもよ
い。これにより、留守中の自宅に誰かが訪問するたび
に、携帯電話機等でこれを把握することができる。した
がって、画像記録ユニット123A側にマイクロフォン
やスピーカを配置しておけば、その者と必要な会話を行
うことも可能になる。
【0085】第2の実施例
【0086】図4は、本発明の第2の実施例におけるセ
キュリティシステムの構成の概要を表わしたものであ
る。本実施例で図1と同一部分には同一の符号を付して
おり、これらの説明を適宜省略する。
【0087】本実施例ではドア112に改造を行うこと
が困難な者を対象にして、その付近の物品に来訪者の画
像を撮影する装置を組み込むことにしている。この例で
は郵便ポスト161をそのための装置としているが、新
聞入れ、呼び鈴あるいはドアホンのような物であっても
よい。
【0088】図5は、この例の郵便ポストの構成を示し
たものである。郵便ポスト161は郵便投函口162を
その上部に有し、下部には郵便回収口163を有してい
る。郵便回収口163には、必要に応じてキー164が
取り付けられている。郵便ポスト161の郵便投函口1
62と郵便回収口163の間には、第1〜第3の孔16
6〜168が穿たれている。第1の孔166には赤外線
LEDランプ118が取り付けられている。第2の孔1
67の内部には受光素子169が配置されている。第3
孔168の内部には、図示しないがレンズと撮像素子が
組み込まれている。これらは郵便ポスト161内部の画
像処理ユニット171に接続されている。画像処理ユニ
ット171は、郵便ポスト161内部の電池172から
電源の供給を受けるようになっているが、可能であれば
商用電源から電源を供給することもできる。画像処理ユ
ニット171には送信アンテナ173が付属している。
【0089】このような第2の実施例のセキュリティシ
ステムでは、赤外線LEDランプ118が常時、あるい
は間欠的に点灯し、受光素子169が受光レベルを検出
することで郵便ポスト161の前に物体が現われたこと
を検出する。来訪者117があったような場合には、受
光素子169がこれを検出し、画像処理ユニット171
は前記した撮像素子を駆動して郵便ポスト161の前の
画像を1枚ないし所定の時間間隔で複数枚取り込む。そ
して画像を1枚ずつ送信アンテナ173から送信する。
【0090】送信された画像は、第1の実施例の変形例
として図3で説明したと同様に家屋111内の受信装置
144で受信され、ここで比較的大容量のメモリに順次
格納されるようになっている。このとき、受信の日付も
記録される。したがって、来訪者117が悪意を持った
者のような場合で、何らかの異変に気付いて郵便ポスト
161を破壊したり、あるいはこれを持ち去るようなこ
とがあっても、来訪者117の画像が記録されているの
で、これに迅速に対処することができる。
【0091】第3の実施例
【0092】図6は、本発明の第3の実施例におけるセ
キュリティシステムの構成の概要を表わしたものであ
る。この第3の実施例では金庫のセキュリティシステム
を扱っている。金庫181はその扉182あるいはその
周囲に第1および第2の孔183、184が穿たれてい
る。また、金庫181の背後の部分には送信アンテナ1
85が取り付けられている。送信アンテナ185は金庫
の外側のパネルを一部領域だけ非金属部分としてこの内
部に組み込んでおいてもよい。これにより、送信アンテ
ナ185を事前に破壊するという行為を防止させること
ができる。
【0093】本実施例では第1および第2の孔183、
184の一方に赤外線LEDランプ等の発光手段を配置
し、他方の孔の内部に光学系と撮像素子を配置してい
る。また、金庫181の内部には第2の実施例で説明し
たと同様の画像処理ユニット186が内蔵されている。
本実施例の画像処理ユニット186の場合には、電源供
給用のコンセント187が備えられているが、金庫18
1の内部に充電池188が備えられているので、停電あ
るいはコンセント187が引き抜かれた場合にも所定時
間の間は画像処理ユニット185に電源が供給されるよ
うになっている。
【0094】本実施例のセキュリティシステムの場合に
も、所定の安全な場所(複数箇所であってもよい。)に
配置された受信装置144(図3参照)が画像データを
受信するようになっている。先の実施例と異なるのは、
画像処理ユニット186は被写体を検知することなく、
たとえば1分間隔で画像データを撮影している。これに
より、1日の間に1500枚ほどの画像が撮られて送信
アンテナ185から順次受信装置144に送られること
になるが、解像度を高くしてもこれらを格納する記憶媒
体の容量はごく僅かで足りる。したがって、簡易な受信
装置144で画像の管理を充分行うことができる。もち
ろん、コンピュータを使用して画像データを取り込むよ
うにすれば、画像処理結果と連動した更に高度のセキュ
リティシステムを構築することができる。
【0095】第3の実施例の第1の変形例
【0096】図7は第3の実施例の第1の変形例として
公衆トイレの防犯用のセキュリティシステムを表わした
ものである。公衆トイレ201の男女別の入り口20
2、203の上には蛍光灯等の照明装置204、205
が点灯しており、入り口202、203の複数箇所には
撮影用の孔206〜209が開けられている。これらの
孔206〜209の内部には前記したようなレンズと撮
像素子が配置されている。また、公衆トイレ201の屋
上等の所定の位置には送信アンテナ211が配置されて
いて、その電波が携帯電話機の無線基地局で逐次受信さ
れるようになっている。役所等の公衆トイレ201の管
理者側に備えられた記憶装置には、各所に配置された公
衆トイレ201の画像データが逐次格納されている。
【0097】もちろん、公衆トイレ201側に比較的大
きなメモリ容量の記憶装置を配置して、これに画像デー
タを順次蓄積するようにしたり、30分とか1時間おき
にこれらの画像データを無線基地局経由で公衆トイレ2
01の管理者側にまとめて送信することも可能である。
【0098】第3の実施例の第2の変形例
【0099】図8は第3の実施例の第2の変形例として
エレベータの防犯用のセキュリティシステムを表わした
ものである。エレベータ231の出入り口あるいはその
近傍に撮影用の孔232、233を開けておき、その内
部にレンズと撮像素子等を配置しておくことで、無断侵
入者を撮影し、間接的に無断侵入を防止することができ
る。画像の撮影は昇降用のボタン234の押下によって
準備段階に移行し、ドアが開いて閉まるまでの時間につ
いて所定間隔で撮影を行うようにすればよい。エレベー
タ231の出入り口と対向する壁等にも撮像素子等を配
置しておけば、事件があったような場合にどのような人
物が何階から乗り込んで何階で降りたという事実を特定
することができる可能性が高くなる。
【0100】第4の実施例
【0101】図9はドアノブを使用したセキュリティシ
ステムの要部を表わしたものである。第1の実施例のセ
キュリティシステムと異なるのは、ドア112の外側と
内側でノブ251、252が連動したドアノブ253に
本発明を適用している点にある。ドアノブ253はドア
112と接触する部分に、押さえプレート255、25
6という金属板(台座)を取り付けるようになってい
る。したがって、押さえプレート255、256で隠れ
るだけの大きさの比較的大きな穴をドア112に開け、
ドア112の外側に対応した押さえプレート255の背
後に取り付けられた画像撮影処理ユニット257をドア
112の内部空間に配置するようにする。画像撮影処理
ユニット257は、キーロック機構260の存在しない
空間を利用して配置されている。
【0102】画像撮影処理ユニット257の取り付けら
れた押さえプレート255には第1および第2の孔25
8、259が開けられている。第1の孔258には赤外
線LEDランプ等の発光手段が組み込まれており、第2
の孔259の背後の画像撮影処理ユニット257内に
は、図示しないレンズと撮像素子が組み込まれている。
もう一方の押さえプレート256には、画像データ出力
端子261が埋め込まれている。このような端子の代わ
りに画像撮影処理ユニット257内に画像データ送信用
のアンテナが付属していてもよい。画像データ出力端子
261を画像データの出力用に使用する画像撮影処理ユ
ニット257は、画像データをある程度蓄積する必要が
あるので、その内部に比較的大容量の不揮発性のメモリ
が配置されている。この点は第1の実施例と同様であ
る。
【0103】画像撮影処理ユニット257の電源は、前
記した実施例と同様に電磁誘導によって外部の電源から
エネルギを受け取る電源受信装置262から得ることが
できる。もちろん、ドア112に何らかの用途で電源が
供給されている場合にはこれを使用することも可能であ
る。
【0104】本実施例のセキュリティシステムの最大の
特徴は、通常の家屋あるいはマンション等に多用されて
いる形式のドアノブを用いるので、新築の際にこれを使
用して簡易にセキュリティシステムを実現することがで
きるだけでなく、本実施例のドアノブ253を購入し
て、今まで使用していたドアノブと交換するだけでセキ
ュリティシステムを導入することができる点にある。特
に無線で画像データを送信するタイプのものでは、携帯
電話機等の通信端末に来訪者の画像を送信することがで
きる。また、すでに説明したようにマイクロフォンやス
ピーカを配置しておけば、その者と必要な会話を行うこ
とも可能になる。
【0105】しかも、鉄等の金属で作られた通常のドア
は防犯用に加工すること自体が困難であり、また美観を
損ねる結果を招来することが多いが、本実施例のセキュ
リティシステムでは、ドアノブ253を交換するので、
美観を損ねるおそれがない。
【0106】第4の実施例の変形例
【0107】図10は、本実施例を自動車に応用したセ
キュリティシステムの概要を表わしたものである。自動
車281もその外部が金属で作られており、防犯用に特
別に加工すると美観を損ねるおそれがある。しかしなが
ら、ドア282、283を開けるときに必要なドアの把
手284、285自体に直接、あるいはドアの把手28
4、285の付属装置286、287にすでに説明した
ような孔を開けておき、この部分を使用してドア28
2、283を開ける人を撮影するようにすれば、ドアの
把手284、285あるいはその付属装置286、28
7を交換することでセキュリティシステムを導入するこ
とができる。
【0108】この変形例の場合にも、自動車281に近
接し、あるいはドアの把手284、285等に接触した
時点で、あるいは所定の時間間隔でドアの把手284、
285の近傍の画像が1枚ずつ撮られるので、自動車2
81の盗難は事実上困難になる。画像データを自動車2
81内部に蓄積するか、図7で説明したような無線を使
用して所定箇所に送信するかは自由であるが、自動車2
81自体を盗まれる場合を想定すると、無線を使用して
画像を携帯電話機や所定の管理サーバ上に送信しておく
方が有効である。
【0109】またこの変形例ではドアの把手284、2
85あるいはこれらの付属装置286、287の内部に
撮像素子等を配置することにしたが、バックミラー等の
他の部品の内部に撮像素子等を配置することができれ
ば、同様に本発明を適用することができる。また、鍵自
体がドアの把手284、285自体に取り付けられてい
ないような場合には、その鍵と一体的に撮像素子等を配
置することも可能である。
【0110】第5の実施例
【0111】図11は本発明の第5の実施例のセキュリ
ティシステムの概要を表わしたものである。このシステ
ムは、自転車301、自動車302、バイク303等の
各種交通機関を駐車する駐車場(もちろん、自動車30
2とか自転車301のいずれか1種類の交通機関のみを
駐車あるいは駐輪するものであっても可能。)で使用さ
れるものである。この例で自転車301、自動車30
2、バイク303は、それぞれ先の実施例の変形例で説
明したドアの把手やボディの所定箇所あるいはハンド
ル、外付けのスピードメータ等に人の接近や接触を検知
する検知手段と撮像装置を備えている。駐車場304に
は、これらの交通機関で共通使用される受信装置305
が設置されている。駐車あるいは駐輪している自転車3
01、自動車302、バイク303等の各種交通機関は
人の接近や接触を検知すると、自己のIDと共に撮影し
た画像データを受信装置305に送信するようにしてい
る。受信装置305は比較的大容量のメモリを備えてお
り、受信した画像データをID別に区分けして記憶する
ようにしている。
【0112】したがって、盗難やいたずらが発生する
と、駐車場304の管理者に通知して画像を読み出して
もらうことにより、事故の発生日時とこれに係わった可
能性のある人物の画像を入手することができる。もちろ
ん、受信装置305を介して所有者の通信端末に必要な
画像を中継する契約を行うことも可能である。
【0113】同様のシステムは、ボート等の船舶や集合
住宅を管理する場所でも適用することができる。また、
インターネットを利用してウェブ・サーバで一括管理す
ることもできる。
【0114】第6の実施例
【0115】図12は本発明の第6の実施例のセキュリ
ティシステムの概要を表わしたものである。ここでは、
絵画の展示場で適用されるシステムを表わしている。そ
れぞれの絵画321、322の前には鑑賞者323の接
近を検知してその画像を撮影し送信する撮像送信ユニッ
ト324が取り付けられている。撮像送信ユニット32
4は、壁に直接埋め込まれていてもよい。各撮像送信ユ
ニット324の送信した画像データは館内の受信装置3
25が受信して、その比較的大容量のメモリにサイクリ
ックに書き込んで、容量が越えた時点で古い画像を上書
きするようになっている。入場者が多い場合には、30
秒おきというように所定の時間間隔で画像データを読み
込んで送信するモードに設定しておいてもよい。また、
異常な行動(画像の動き)が管理者側あるいは画像の差
分データをとる装置等で察知された場合には、画像を高
解像度に切り替えたり、動画モードに切り替えるように
してもよい。
【0116】このように本発明はドアあるいは扉に用途
が限定されるものではなく、動産全体、不動産の一部と
しての所定の空間あるいは通路に対しても適用すること
ができる。撮像された画像は順次格納しておき、メモリ
容量が少ないときには古い画像データに上書きしていく
ようにすることで、システムの実効性を高めることがで
きる。しかも悪意の者が撮影に気付いたときにはすでに
その画像が安全な場所に格納されていたり、遠隔地等に
送信されているので、所期の目的を達成させることなく
退散させるといった効果がある。
【0117】第7の実施例
【0118】図13は本発明の第7の実施例のセキュリ
ティシステムの概要を表わしたものである。この図で図
1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説
明を適宜省略する。本実施例では、ドア112に電子式
錠装置401が取り付けられており、その上部にセキュ
リティ装置402が取り付けられている。電子式錠装置
401にはドアノブ403とキー溝404が取り付けら
れている。電子式錠装置401はキー溝404に差し込
む図示しないキーによって開錠することができる他、セ
キュリティ装置402の指示によっても開錠することが
できるようになっている。
【0119】本実施例のセキュリティ装置402は後に
説明するように独自のアドレスを有する無線端末として
の機能を有しており、最寄の基地局411に対して発呼
できるようになっている。ただし、基地局411を介し
て他の無線端末あるいは固定式電話等の端末から発呼す
ることはできない。すなわち、セキュリティ装置402
は自ら発呼して接続した端末との間でのみ通話やデータ
の交換を行うことができる。これは、セキュリティ装置
402が悪意の第三者の指示によって電子式錠装置40
1に開錠の指示を与えることを防止するためである。
【0120】基地局411は通信網412を介して他の
基地局413(図では代表的に1つのみを表示してい
る。)やセキュリティ管理会社414と接続されてい
る。図ではセキュリティ管理会社414が通信網と有線
で接続されている形を示しているが、無線で接続されて
いてもよいし、インターネット網等の他の通信網を介し
て接続されていてもよい。ここで携帯電話端末415は
セキュリティ装置402の所持者の端末であるとする。
【0121】図14は、本実施例のドアの要部の断面構
造を表わしたものである。ドア112に組み込まれたセ
キュリティ装置402は、図2で示した実施例のように
単一あるいは複数枚のレンズから構成される光学レンズ
123と、2次元イメージセンサとしてのCCD124
を備えている。また、光学レンズ123の上方にはスピ
ーカ部421が配置され、下方にはマイク部422と赤
外線LEDランプ118が配置されている。スピーカ部
421、マイク部422および赤外線LEDランプ11
8の後ろ側のスペースには制御部423が配置されてい
る。制御部423は画像処理だけでなく、通信制御や音
声の入出力および電子式錠装置401の制御も行うよう
になっている。セキュリティ装置402の背後には無線
アンテナ425が取り付けられており、また電子式錠装
置401との間には制御信号線426が取り付けられて
いる。セキュリティ装置402の電源は、図3に示した
第1の実施例の変形例のようにして取得してもよいし、
電子式錠装置401から図示しない電源ラインを使用し
て取得してもよい。なお、無線アンテナ425は図14
に示したようにドア112内部に配置してもよいし、他
の場所まで無線用の信号線を延長して、電波の送受信に
良好な場所に配置するようにしてもよい。
【0122】図15は、本実施例における電子式錠装置
の開錠制御の様子を表わしたものである。本実施例で
は、たとえば幼少の子供が家に帰ってきたときに親等が
これを確認して、家の内部に入るための鍵を開けること
ができる。店の従業員を確認後に店内に入れたり、来客
が来る予定のときに突然外出してしまい、とりあえずそ
の来客を家または事務所の内部に通すような場合にも本
実施例が有効である。本実施例ではこれらの者を他の実
施例と同様に来訪者117と総称する。
【0123】図13または図14に示したセキュリティ
装置402あるいは他の周知の装置がドア112の付近
に現われた来訪者117を検知すると(ステップS45
1:Y)、撮影を行った後、「撮影を行わせていただき
ました」等の音声がスピーカ部421から流れて(ステ
ップS452)、悪意の来訪者を立ち退かせる処理が行
われる。この後に再度、来訪者117がドア112の前
にいるかどうかを検知して(ステップS453)、いな
くなれば(Y)、処理を終了させる(エンド)。
【0124】この状態でも来訪者117が依然として検
知されていれば(ステップS453:N)、図14に示
した制御部423は予め指定したその家の主人等の携帯
電話機等の携帯電話端末415へ発呼する(ステップS
454)。その後、時間t1以内に指定端末としての携
帯電話端末415との通話が可能になれば(ステップS
455:N、S456:Y)、その携帯電話端末415
から開錠を指示する信号が到来した時点で(ステップS
457:Y)、制御部423は開錠指示信号を制御信号
線426を介して電子式錠装置401に送り、開錠処理
を行う(ステップS458)。この場合、電子式錠装置
401は所定時間経過後に再び自動的に施錠する。その
携帯電話端末415が開錠を指示するには、所定のパス
ワードを入力することを条件にしてもよい。開錠指示信
号が到来することなく通信が終了した場合には(ステッ
プS459:Y)、一連の処理が終了する(エンド)。
【0125】なお、携帯電話端末415の所有者は、開
錠指示信号を送信する前にCCD124の画像を受信し
ており、またスピーカ部421やマイク部422を通じ
て来訪者117と会話して、開錠を行う必要のある者で
あるかどうかを十分確認することができる。また、単な
るセールスマン等の開錠を行う必要のない者に対して
は、通話によって必要な処理を行うことができる。
【0126】一方、子供が家に帰ってきて鍵を開けても
らうような場合に、携帯電話端末415の所有者がたま
たま通話を行えないエリアにいるような場合も考えられ
る。そこで、本実施例ではステップS455で時間t1
が経過しても携帯電話端末415の所有者と通信ができ
ないとき(着呼できないときも含む)、その所有者が転
送モードを設定しているかどうかを確認する(ステップ
S460)。転送モードに設定されていない場合には
(N)、一連の処理が終了する(エンド)が、設定され
ている場合には(Y)、図13に示したセキュリティ管
理会社414へその通話先が変更される。なお、セキュ
リティ管理会社414への転送の前に、母親の代わりに
父親の携帯電話機というように他の者に転送が行われる
ようにしてもよい。
【0127】セキュリティ管理会社414が着呼すると
(ステップS461)、先の携帯電話端末415の所有
者と同様に専門のスタッフが来訪者117と通話を行っ
たり、画像を確認して、予め指定された子供のように確
かな者に対しては開錠信号を代行して発信する。セキュ
リティ装置402は、開錠信号が到来したら(ステップ
S462:Y)、すでに説明したように開錠処理に進み
(ステップS458)、通信が終了したら(ステップS
463:Y)、すべての処理を終了させることになる
(エンド)。
【0128】なお、セキュリティ管理会社414は開錠
の処理を行ったり、来訪者と話をしたような場合には、
これを電話で携帯電話端末415の所有者に通知した
り、その内容のメールを出すことも有効である。
【0129】このように本実施例ではセキュリティ装置
402が発呼したその通信中に開錠信号が到来したとき
のみ、このセキュリティ装置402から電子式錠装置4
01に対して開錠の指示がでる。したがって、他の場所
から開錠を指示する信号を送ってきて開錠を行う場合と
異なり、セキュリティが極めて高くなる。しかも来訪者
117は撮影されるので、この点でも悪意の来訪者に対
するセキュリティが高い。
【0130】図16は、悪意の来訪者が撮影を妨害する
場合の対策としての処理の流れを表わしたものである。
この処理は、本実施例に限らず先の各実施例でハードウ
ェアを工夫することで同様に実行することができる。図
14に示したCCD124は時間t2ごとにドア112
の前を撮影している(ステップS471、S472)。
そして、撮影が行われるたびに特定の複数の画素から得
られる画像の明るさ、あるいは全体の画像の明るさを前
回のもの、あるいは前回の複数回分のものと比較するよ
うにしている(ステップS473)。比較された結果、
明るさの差が予め定めた許容値以内の場合には(ステッ
プS474:Y)、特に異常が発生していないものとし
てステップS471の処理に戻る。
【0131】ところで、悪意の者が自分が撮影されるの
を嫌って、図14に示す光学レンズ123にガムテープ
のようなものを貼り付けて撮影ができないようにするこ
とが考えられる。このような場合には、CCD124に
到達する画像の明るさが急激に減少する。また、人によ
っては懐中電灯等の光の出るものをCCD124の前に
配置して、明るさを維持しながら犯行を企む場合があ
る。更に光学レンズ123を破壊するようなこともあ
る。このような場合には、いずれにせよCCD124が
得る画像の明るさが変化する。
【0132】このように明るさの差が予め定めた許容値
を越えるような場合には(ステップS474:N)、制
御部423はスピーカ部421を制御して警報音を所定
時間、たとえば10秒間出力する(ステップS47
5)。この後に、再度、CCD124による撮影が行わ
れて(ステップS476)、その画像の明るさが基準値
の範囲内であるかどうかのチェックが行われる(ステッ
プS477)。ここでの基準値の範囲はステップS47
4の範囲であってもよいし、ステップS474の処理に
よる誤動作を防止するために予め設定されている値の範
囲内であってもよい。基準値の範囲内であれば(Y)、
悪意による撮影の妨害が解消したものとして、ステップ
S471の処理に戻る。ただし、装置によっては撮影し
た画像を解析し、ドア112の前の通常得られる画像と
異なる場合には「基準値の範囲」外としてもよい。
【0133】ステップS477で基準値の範囲外とされ
た場合には(N)、セキュリティ装置402が指定端末
としての携帯電話端末415に発呼する(ステップS4
78)。これにより、携帯電話端末415側では音声で
通話する等により状況を確かめ、必要に応じて警察に通
報する等の処置を採ることができる。携帯電話端末41
5側が通話をすることができないような場合等にはセキ
ュリティ管理会社414に転送され、あるいはこれを宛
先として発呼が行われることも可能である。
【0134】第8の実施例
【0135】図17は本発明の第8の実施例のセキュリ
ティシステムの概要を表わしたものである。このセキュ
リティシステムは、自動車401の運転席の上方に配置
された広角の撮像装置402と、後部座席の上方に配置
された温度検出器403、マイクロフォン404、スピ
ーカ405、非常ボタン406および無線送受信器付制
御装置407とにより構成されている。このうち、温度
検出器403、マイクロフォン404、スピーカ40
5、非常ボタン406および無線送受信器付制御装置4
07は1つの筐体内に納められていてもよい。もちろ
ん、撮像装置402も含めて全体を一つの比較的小さな
筐体内に格納することも可能である。この場合、携帯電
話機にCCD撮像装置と温度検出器が組み込まれたよう
なものを想定すればよい。
【0136】図18は無線送受信器付制御装置の制御の
概要を表わしたものである。無線送受信器付制御装置4
07は予め定められた1または複数の携帯電話機等の通
信端末の受信端末として動作すると共に、特定の場合に
はこれら1または複数の携帯電話機等の通信端末に対し
て所定の優先度をもって発呼できるようになっている。
【0137】前記した1または複数の携帯電話機等の通
信端末が発呼して、所定の操作によってモニタオン信号
を送信してくると(ステップS421:Y)、CPU
(中央処理装置)を内蔵した無線送受信器付制御装置4
07は画像・音声通信モードに移行し(ステップS42
2)、撮像装置402で静止画あるいは動画を撮影して
この通信端末に送信すると共にマイクロフォン404お
よびスピーカ405を動作状態にして、音声あるいは車
内の音を送信状態にすると共に、通信中の通信端末から
送られてきた音声信号による音声をスピーカ405から
出力する。したがって、その通信端末は車内の者と通話
を行うことができる。画像・音声通信モードの解除は、
その通信端末がモニタオフ信号を送信してこれが無線送
受信器付制御装置407側で受信されることによって行
われる(ステップS423)。
【0138】一方、車内の温度が予め設定した温度より
も高い異常な状態になったとき(ステップS424:
Y)、あるいは非常ボタン406が押されたとき(ステ
ップS425:Y)、無線送受信器付制御装置407は
前記した通信端末に発呼する(ステップS426)。こ
のような通信端末が複数存在する場合には最優先のもの
に発呼し、これが応答しないときには次の優先順位の通
信端末に対する発呼に切り替わる。予め定められた通信
端末が3つ以上存在する場合には、接続が行われないた
びに順次下位の通信端末に切り替わる。通信端末の中に
は先の実施例の図13で示したようなセキュリティ管理
会社が含まれていても良い。
【0139】相手の通信端末と通信できる状態になった
ら、ステップ422に移行して画像が送信され、音声で
通話ができる状態になる。この画像・音声通信モードの
解除は、通信中のその通信端末がモニタオフ信号を送信
することで行われるが、車内の者が図示しないリセット
ボタンを押せば通信が強制終了する。
【0140】この第8の実施例のセキュリティシステム
によれば、たとえば車内に子供が取り残されたり、うっ
かり置き忘れたような場合で温度が異常に上昇したと
き、親等の通信端末が自動的に呼び出され、車内の様子
が伝達される。また、車内で何らかの異常が発生したよ
うな場合には、非常ボタン406を押すことで車外の者
にこれを通知することができる。たとえば強盗が車内に
押し入ったような場合には、自分の携帯電話機をオフに
して非常ボタン406を押せば、自分の携帯電話機より
も下位の優先順位の親元等に車内の状況を把握させるこ
とができ、救助を求めることができる。また、先の実施
例でも説明した自動車内の不法侵入に対しても、ドアの
外を撮影するだけでなく本実施例によって車内の撮影を
開始させることで、その者の特定に貢献することができ
る。この意味では特に撮像装置402は車内の目立たな
い位置に最初から組み込まれていることが望ましい。こ
のような場所のとしては、エアーコンディショナの送風
口やスピーカの孔を一例として挙げることができる。
【0141】なお、第7の実施例等では無線で異常等の
通信を行ったが、固定式電話機のように有線でこれらの
通信を行うことも可能である。また、各実施例ではレン
ズとCCDを1組配置することにしたが、これらを複数
組配置するようにしてもよい。この場合には、他人の悪
意あるいは装置の故障によりそのうちの1つの撮影がで
きないような事態が発生しても、撮影を行うことができ
る。特に、第7の実施例のような構成とすれば、1つの
撮像系に異常が検出されたときに残りの撮像系で撮影す
ると共に、必要に応じて所定の宛先に連絡を行うことが
できる。したがって、たとえば自動車の盗難や家屋の侵
入といった事態の発生時に迅速に対処することができる
と共に、有力な証拠を取得することも可能になる場合が
ある。
【0142】第9の実施例
【0143】図19は本発明の第9の実施例のセキュリ
ティシステムの概要を表わしたものである。本実施例の
セキュリティシステムでは、自動車の運転席前方のボー
ド501上におけるキー挿入口502のすぐ上にスピー
カの音声出力用の複数の孔の集合体503が配置されて
いる。このうちの中央の比較的大きな孔504の内部に
は、たとえば第7の実施例で説明したドア112の光学
レンズ123およびCCD124の組み合わせからなる
撮像装置505が配置されている。また、ボード501
内部で撮像装置505の側方あるいは背後には、音声出
力用のスピーカ506が配置されている。更に、キー挿
入口502の背後には音声を採取するためのマイクロフ
ォン507およびエンジン始動検出回路508が配置さ
れている。エンジン始動検出回路508は、キーの回転
位置を図示しないマイクロスイッチ等の機械的なセンサ
で検出するようなものであってもよいし、実際にエンジ
ンが始動したことを自動車の制御回路が判別したことに
よる信号をそのまま利用してもよい。
【0144】撮像装置505、スピーカ506、マイク
ロフォン507およびエンジン始動検出回路508は、
同じくボード501の内部に配置された装置内通信端末
511と接続されている。装置内通信端末511はカメ
ラ内蔵携帯電話機のカメラを取り除いた本体部分とほぼ
同様の構成となっており、車内の図示しない電源装置か
ら電源の供給を受けるようになっている。この装置内通
信端末511はこれを搭載した自動車の所有者の携帯電
話機512とは異なった電話番号を有しており、単独で
最寄りの無線基地局513ならびにその通信ネットワー
ク514を経由して予め設定した相手にデータの送信を
行うことができるようになっている。
【0145】携帯電話機512は全く通常の携帯電話機
であるが、装置内通信端末511と対の関係を持ってい
る。対の関係は、携帯電話機512側あるいは装置内通
信端末511から他方の装置に設定するものであり、設
定内容は双方の電話機(通信端末)の図示しないROM
(リード・オンリ・メモリ)内に格納される。本実施例で
はこのように装置内通信端末511と対の関係を持って
いる携帯電話機512を特定携帯電話機512と呼ぶこ
とにする。
【0146】図20は、本実施例で自動車の所有者ある
いは第三者がこの自動車を運転するためにキーを差し込
んだ場合の装置内通信端末の制御の様子を表わしたもの
である。装置内通信端末511の図示しないCPUは、
エンジン始動検出回路508がエンジンの始動を検出す
ると(ステップS531:Y)、撮像装置505を駆動
して運転席でキーを操作した者の画像を記録する(ステ
ップS532)。この画像は比較的短時間の動画であっ
てもよいし、静止画を複数枚撮影するものであってもよ
い。複数の孔の集合体503に方向を変えて複数の撮像
装置505を組み込むことができ、この場合には各種の
方向の画像を撮影することができる。したがって、キー
を挿入した者を特定する画像をこのうちの幾つかに収め
ることのできる可能性が高い。この意味では運転席を見
渡せる位置であってキー挿入口502から比較的離れた
位置に更に撮像装置を配置したり、もともと撮像装置を
独自の観点から1または複数組、車内の所望の位置に配
置しておくことも有効である。
【0147】このようにして画像の撮影および記録が行
われたら、CPUはこの自動車の内部または近くに所有
者の携帯電話機が存在するかどうかを判別する。この判
別のために装置内通信端末511は特定携帯電話機51
2に対して電話を掛ける。そして特定携帯電話機512
が同一の無線基地局513の受信エリアに存在する場合
には近くに存在するものと判別して(Y)、その時点で
通話を終了させる(リターン)。したがって、特定携帯
電話機512によっては着信音が鳴動する。
【0148】装置内通信端末511は特定携帯電話機5
12が同一の受信エリアに存在しないことを判別したら
(ステップS533:N)、先に撮影した画像を現在の
位置情報と共に特定携帯電話機512に対して送信する
(ステップS534)。このとき、撮影日時に関する情
報も送られる。ただし、特定携帯電話機512がGPS
(Global Positioning System:全地球測位システム)
等の位置検出手段を備えていない場合には、撮影した画
像とその撮影日時のみが送信されることになる。
【0149】したがって、いずれかの者がキーを用いて
無断に自動車のエンジンを始動させた場合には、特定携
帯電話機512に対してこの画像やその他のデータが送
られてくることになる。自動車の所有者は送られてきた
画像によって、これが家族等の正当な権限を有する者の
乗車であるかどうかを容易に判別することができる。ま
た、場合によってはこの者とスピーカ506およびマイ
クロフォン507を用いて会話をして確認を行うことが
できる。
【0150】これにより、その自動車の発進に問題がな
いとされる場合、特定携帯電話機512の所有者は所定
のキースイッチを押下して所定の終了通知を装置内通信
端末511に対して送出する。装置内通信端末511は
この終了通知を受信すると(ステップS535:Y)、
一連の送信処理を終了させる(リターン)。このような
終了通知が受信されない場合、装置内通信端末511は
時間tが経過するたびに(ステップS536:Y)、同
様に運転席の画像を記録して(ステップS537)、ス
テップS534に戻りこれを特定携帯電話機512に対
して送信する処理を繰り返す。したがって、第三者が勝
手にその自動車を発進させたような場合には、その第三
者が運転を行っている間、その画像を特定携帯電話機5
12に対して送信することができる。装置によっては、
通信状態を継続させて運転席の画像を順次送信するよう
にしてもよい。
【0151】なお、本実施例では撮像装置505、スピ
ーカ506、マイクロフォン507を配置したが、これ
らの一部または全部を省略しても特定携帯電話機512
に対してその者の所有する自動車が無断に発進される事
態を迅速に通知することができる。また、実施例では装
置内通信端末511が特定携帯電話機512に対して通
常の発信を行ったが、同一サービスエリア内で内線通話
を行える場合には内線通話を試みて、通話が成立したと
きに特定携帯電話機512が近くに存在するものと判別
してもよい。
【0152】第9の実施例の変形例
【0153】図21は本発明の第9の実施例のセキュリ
ティシステムの変形例としての特定携帯電話機のセキュ
リティシステムの要部を表わしたものである。この変形
例の特定携帯電話機512Aは着脱自在の近距離通信カ
ード551をセットしている。この近距離通信カード5
51は所定のIDの端末から返答要求があると、これに
対して返答用の電波を自己のIDと共に一定時間だけ出
力するようになっている。もちろん、このような近距離
通信カード551と同様の機能を有する回路が予め特定
携帯電話機512Aの内部に一体として組み込まれてい
てもよい。
【0154】一方、自動車側にセットされている装置内
通信端末511Aは、運転のためのキーが図19に示し
たキー挿入口502に挿入されてエンジンの始動のため
の操作が行われたとき、所定時間にわたって自己のID
と返答要求を送出するようになっている。この装置内通
信端末511Aおよび特定携帯電話機512Aの送出す
るこれらの電波は遠くにまで届くことの無い微弱な強さ
である。
【0155】図22は、この変形例における装置内通信
端末側の処理の流れを示したものである。装置内通信端
末511A内の図示しないCPUは、第9の実施例で説
明したエンジン始動検出回路508がキーの操作による
エンジンの始動を検出すると(ステップS571:
Y)、自己のIDと返答要求信号を送信する(ステップ
S572)。これらの信号は無線基地局513に送出さ
れるような強い電波ではない。特定携帯電話機512A
がその自動車内あるいはその自動車の近辺に存在する場
合にはこれらの電波を受信する。そこで、前記したよう
に特定携帯電話機512AはそのIDをチェックして対
応関係にある装置内通信端末511Aのものであれば自
己のIDを付した返答信号を出力する。この返答信号も
無線基地局513に送出されるような強い電波ではな
い。
【0156】装置内通信端末511Aは、返答信号を受
信したら(ステップS573:Y)、これに含まれてい
るIDが装置内通信端末511Aと対の関係にあるもの
として予め登録されたIDであるかどうかをチェックし
(ステップS574)、登録されたIDであれば一連の
処理を終了させる(エンド)。
【0157】これに対して、ステップS573で返答信
号が送り返されてこなかったり(N)、あるいは返答信
号自体は装置内通信端末511で受信されてもそのID
が登録された内容と一致していなかったような場合には
(ステップS574:N)、第三者がキーを操作した可
能性がある。そこでこの場合には、装置内通信端末51
1が特定携帯電話機512Aに対して電話を掛けること
になる(ステップS575)。この際に、撮影が行われ
ていればその画像を送信してもよいことはもちろんであ
る。
【0158】このようにこの変形例では、自動車のエン
ジンを始動させるときにその近くに所有者の携帯電話機
が存在する場合に無線基地局513を介しての所有者へ
の発信を控えるようにした。このため、自動車の所有者
がキーを操作してエンジンを始動させるたびに通信費の
出費を強いられるということがなくなる。また、変形例
では独自の電波を利用して装置内通信端末511Aが特
定携帯電話機512Aの存在の有無を判別するので、そ
の電波の強弱や感度を調整することで、装置内通信端末
511Aと特定携帯電話機512Aの間の感知できる距
離をある程度自在に調整することができる。したがっ
て、実施例ではコンビニエンスストアに買い物に立ち寄
った場合に自動車の盗難に合う可能性があるが、この変
形例では特定携帯電話機512Aを車外に持ち出した状
態で特定携帯電話機512Aの検知できる範囲外とする
ことができる。
【0159】第10の実施例
【0160】図23は本発明の第10の実施例のセキュ
リティシステムの要部を表わしたものである。この実施
例では、先の実施例の図1と同様にドア112における
ドアノブ113の上側に撮像用孔115が配置されてい
るだけでなく、集合住宅における部屋番号や居住者を示
したプレート591の透明部分あるいは半透明部分の裏
側に別の撮像用孔592が設けられている。これによ
り、来訪者の背が高かったり、ドアノブ113の位置が
比較的低い位置であった場合にも、その者の画像を正確
に捕らえる確率が高くなる。
【0161】このように来訪者の顔または姿を画像とし
て正確に捕らえるためには、撮像用の装置のレンズを比
較的広角のものにするか、ドアまたはその近辺だけでな
く複数の場所から来訪者を捕らえるようにするか、ある
いは1つの場所からのみ画像を捕らえる場合にはレンズ
を複数の場所を向くように光学機構を回転させるといっ
た手法が有効である。光ファイバを使用して複数箇所で
得られた画像を1つのCCDに導いてそれぞれの分担領
域に画像を結像させ、分割画像として記録することも可
能である。
【0162】これに対して、図10に示した自動車のド
アの場合には、複数のドアの把手284、285等に対
応して撮像装置を配置しておき、1つについて何らかの
異変が生じたときに残りの撮像装置も一斉に画像を撮影
するようにすると、画像の撮影範囲をある程度重複させ
ておけば、撮影対象をより確実に画像に収めることがで
きる。
【0163】なお、第9の実施例では自動車を例にして
説明したが、船舶、ケーブルカー、飛行機等の交通機関
であって、その走行のための動力源のオン・オフをキー
によって制御するその他の交通機関についても本発明を
同様に適用することができる。また、実施例ではキーを
用いてエンジンを始動させる場合を説明したが、ボンネ
ットを開けて配線を変える等によってエンジンを始動さ
せるような場合にも、エンジンの始動時に特定通信端末
が周囲に存在するかどうかを判別することによって、悪
意の第三者による交通機関の盗難等を早期に解決するこ
とができる。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、撮像手段および撮像データ記憶手段が扉ある
いはその近傍に埋め込まれるので、自分が撮影されたこ
とに気づいた侵入者等は撮影された画像を消去したり撮
像データ記憶手段自体を取り出すことが困難であり、早
急に現場を立ち去ることになり、無断侵入や盗難あるい
は不正行為の発生を有効に防止することができる。また
銀塩写真と比べてランニングコストをわずかに抑えるこ
とができ、また事件が起きたときには画像データを有効
な資料とすることができる。
【0165】また請求項2記載の発明によれば、撮像手
段のみならず撮像データ発信手段も扉あるいはその近傍
に埋め込まれているので、発信を安全に行うことができ
る。しかも本発明の場合には画像自体は所定の受信先に
送られてしまうので、仮に撮像手段や撮像データ発信手
段が持ち去られたとしても、画像の記録は残ることにな
り、結果的に無断侵入や盗難あるいは不正行為の発生を
有効に防止することができる。
【0166】更に請求項3記載の発明によれば、小型化
された撮像のための装置をドアノブあるいはこのドアノ
ブとドアとの間に配置されたドアノブの台座の孔から撮
影することにしたので、ドア自体を加工する必要がなく
有効なセキュリティシステムを実現することができる。
またドアノブを交換する場合もドアを取り替えて改造を
行う場合に比べると遙かに安価であり、経済的なシステ
ムを構成することができる。更に、台座の表面に凹凸を
付けるといったようにデザインを工夫すれば、孔の存在
を判りにくくすることができる。
【0167】また、請求項4記載の発明によれば、小型
化された撮像のための装置をドアノブあるいはこのドア
ノブとドアとの間に配置されたドアノブの台座の孔から
撮影することにしたので、ドア自体を加工する必要がな
く有効なセキュリティシステムを実現することができ
る。またドアノブを交換する場合もドアを取り替えて改
造を行う場合に比べると遙かに安価であり、経済的なシ
ステムを構成することができる。しかも撮像データ発信
手段は、トリガ手段によって作動した撮像手段から得ら
れる撮像データを所定の受信先に発信する。したがっ
て、事故の発生や友人等の来訪を迅速に知ることができ
る。更に、台座の表面に凹凸を付けるといったようにデ
ザインを工夫すれば、孔の存在を判りにくくすることが
できる。
【0168】更に請求項5記載の発明によれば、自動
車、船等の交通機関のドアの外側部分に突出して取り付
けられたドアの把手あるいはこの把手に取り付けられた
付属部品に孔を穿つので、ドア自体を加工する必要がな
い。したがって、現在使用している交通機関を簡単に改
造することができ、無断侵入や盗難あるいは不正行為の
発生を有効に防止することができる。
【0169】また請求項6記載の発明によれば、自動
車、船等の交通機関のドアの外側部分に突出して取り付
けられたドアの把手あるいはこの把手に取り付けられた
付属部品に孔を穿つので、ドア自体を加工する必要がな
い。したがって、現在使用している交通機関を簡単に改
造することができ、無断侵入や盗難あるいは不正行為の
発生を有効に防止することができる。しかも撮像データ
発信手段は、トリガ手段によって作動した撮像手段から
得られる撮像データを所定の受信先に発信するので、そ
の交通機関自体が盗難にあった場合も画像データ自体は
安全な箇所に保持されることになり、盗難等に関係した
者の特定が容易になる。
【0170】更に請求項7記載の発明によれば、交通機
関の外側に予め荷物を止めるための部品やバックミラー
等の部品が配置されている場合には、これらの部品の内
部に撮像手段等を収容することで、本発明による盗難防
止等の利益を得ることができる。
【0171】また請求項8記載の発明によれば、交通機
関の外側に予め荷物を止めるための部品やバックミラー
等の部品が配置されている場合には、これらの部品の内
部に撮像手段等を収容することで、本発明による盗難防
止等の利益を得ることができる。しかも本発明では撮像
データ発信手段を配置しているので、画像データ自体は
安全な場所に送信され、かつ画像データを早期に取得で
きることになる。
【0172】更に請求項9記載の発明によれば、撮像手
段が通路または部屋の壁に埋め込まれ壁の前の被写体を
撮像することができるようになっているので、特別の通
路や部屋を有効に監視することができる。
【0173】また請求項10記載の発明によれば、撮像
手段が通路または部屋の壁に埋め込まれ壁の前の被写体
を撮像することができるようになっているので、特別の
通路や部屋を有効に監視することができる。しかも本発
明では撮像データ発信手段を配置しているので、画像デ
ータ自体は安全な場所に送信され、かつ画像データを早
期に取得できる。
【0174】更に請求項11記載の発明によれば、郵便
受けやドアホン等のように人の出入りする扉または通路
の周辺に配置された防犯以外の所定の用途に使用される
容器に孔を穿ち、撮像手段でこの孔を通して外部を撮影
するようにしたので、借家住まいのように扉または通路
自体の改造が難しい場合にも、このような容器を適所に
取り付けることで、泥棒等の無断侵入や盗難あるいは不
正行為の発生を有効に防止することができる。
【0175】また請求項12記載の発明によれば、郵便
受けやドアホン等のように人の出入りする扉または通路
の周辺に配置された防犯以外の所定の用途に使用される
容器に孔を穿ち、撮像手段でこの孔を通して外部を撮影
するようにしたので、借家住まいのように扉または通路
自体の改造が難しい場合にも、このような容器を適所に
取り付けることで、泥棒等の無断侵入や盗難あるいは不
正行為の発生を有効に防止することができる。しかも撮
像データ発信手段が、トリガ手段によって作動した撮像
手段から得られる撮像データを所定の受信先に発信する
ようになっている。したがって、その容器自体を破壊さ
れたり持ち去られるような場合でも、その行為を行った
者の画像を取得することができ、結果的にそのような行
為自体も防止することができる。
【0176】更に請求項13および請求項14記載の発
明によれば、所定のタイミングを検出して撮像を行うこ
とにしたので、撮像されたデータが有効なものが多く、
かつ画像データの記憶容量が少なくて良いという利点が
ある。
【0177】また、請求項15記載の発明によれば、ト
リガ手段は、予め定めた時間ごとに撮像手段を作動させ
るので、トリガ用に特別のセンサが不要である。また、
人の検出を行う必要がないので、撮影の間隔が適正であ
れば確実に無断侵入や盗難あるいは不正行為に関する画
像を記録することができるという長所がある。
【0178】更に請求項16記載の発明によれば、撮像
手段の近傍に外部の音を収集するマイクロフォンが配置
されているので、採取するデータが豊富化する。
【0179】また請求項17記載の発明によれば、孔は
キーホールに似せた撮像のための孔であるので、ドア等
の外観を損ねる可能性が少ない。
【0180】更に請求項18記載の発明では、撮像の時
刻情報が撮像データに組み込まれるので、泥棒等の無断
侵入や盗難あるいは不正行為の起きた日時を推測できる
だけでなく、たとえば子供が学校から帰ってきた時間等
も簡単に知ることができる。
【0181】また請求項19記載の発明によれば、記憶
手段に静止画の画像データを1枚ずつ記憶する場合に
は、ある程度のメモリ容量に対して古い画像から順に上
書きして記憶することで、メモリ不足を解消することが
でき、特別の事件が起きた時点で画像データを確実に再
現することができる。
【0182】更に請求項20記載の発明によれば、携帯
端末を受信先とすることで迅速な対応が可能になる。ま
た撮像側に音声の入出力装置を備えることで、訪問者と
の会話も可能になる。
【0183】また請求項21記載の発明によれば、所定
の受信先が駐輪場あるいは駐車場等に設けられた集中管
理用の通信端末なので、それぞれの発信元ごとにデータ
が管理されれば、安価に盗難やいたずらの防止が可能に
なる。
【0184】更に請求項22記載の発明によれば、撮像
データを扉の配置されている側から所定の受信先に発信
し、この通信中に受信先から開錠を指示する信号が送ら
れてきたとき扉を開錠するので、扉の前の被写体を撮像
データで確認したり音声による確認が可能であり、開錠
の適否を的確に判別することができる。しかも、第三者
の発呼によって開錠するのと異なるので、セキュリティ
を高度に保持することができる。
【0185】また請求項23記載の発明によれば、撮像
データ発信手段の受信先に撮像データを発信できないと
き、予め定めた宛先にこれを転送し、その転送先がこれ
による通信を行っている場合に限って遠隔操作による開
錠を可能にしたので、本来の受信先の都合によって扉を
開けるまでの待ち時間が長くなったり不可能となるとい
った事態が発生しない。また、本発明の場合にも扉の前
の被写体を撮像データで確認したり音声による確認が可
能であり、開錠の適否を的確に判別することができる。
しかも、第三者の発呼によって開錠するのと異なるの
で、セキュリティを高度に保持することができる。
【0186】更に請求項24記載の発明によれば、孔か
ら撮像手段が撮像する障害となる明るさの変化を検出す
る障害検出手段と、この障害検出手段の検出が行われた
とき警報音を出力する警報音出力手段を具備しているの
で、犯罪の予備行為が行われていることを第三者に知ら
せ、犯罪の発生を防止することができる。
【0187】また請求項25記載の発明によれば、孔か
ら撮像手段が撮像する障害となる明るさの変化を検出す
る障害検出手段と、この障害検出手段の検出が行われた
とき警報を示すデータを所定の宛先に送出する警報デー
タ送出手段を具備しているので、犯罪の予備行為が行わ
れていることを関係者に知らせ、必要な措置を採らせる
ことができる。
【0188】更に請求項26記載の発明では、撮影を行
うための孔を複数配置し、障害検出手段が1つの孔の障
害を検出したとき他の孔の内部に配置された撮像手段を
作動させることにしたので、撮影の妨害を行う者が1つ
の孔を塞ぐ等の行為を行っても、他の孔を通じて画像を
取得することができ、セキュリティを向上させることが
できる。
【0189】また請求項27または請求項28記載の発
明によれば、交通機関を走行させる者の多くが自己の通
信のための携帯電話機等の通信端末を所持している事実
に鑑みて、動力源始動検出手段が何らかの操作で動力源
の始動を検出したときその周囲にその者の通信端末(特
定通信端末)が存在していないときにはその特定通信端
末に無線で通知することで、第三者による交通機関の無
断走行等に対処することができる。
【0190】特に請求項28記載の発明では、自動車の
運転者がキーをキー挿入口に差したままにしているよう
な場合であっても、これによる盗難事件を早期に解決す
ることができる。また、特定通信端末とその交通機関と
の間で音声等の通信を行うことも簡単に可能になる。
【0191】更に請求項29記載の発明によれば、たと
えばキー挿入口の近傍等の第三者が気づきにくい位置等
に撮像手段を配置しておけば、これらの者が不正に運転
を試みた場合にその者の画像を特定通信端末に送信する
ことが可能になる。また、交通機関の所有者の家族がそ
の交通機関を運転しようとしたような場合には、画像を
見ることによって第三者が不正に操作しているものでな
いことを簡単に確認することができる。
【0192】また請求項30記載の発明によれば、交通
機関側制御手段は、通知手段の通知に基づいて前記した
特定通信端末から交通機関の走行停止あるいはドアのロ
ックを示す信号が送信されてきたときこれに応じてその
交通機関の走行停止あるいはドアのロックを行うので、
交通機関が行方をくらましたり不正に運転を行った者が
運転席から逃げるような事態の発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるセキュリティシ
ステムの構成の概要を表わした正面図である。
【図2】第1の実施例で使用されるセキュリティシステ
ムの要部を示す断面図である。
【図3】第1の実施例の変形例としてのセキュリティシ
ステムを屋内から見た要部斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるセキュリティシ
ステムの構成の概要を表わした正面図である。
【図5】第2の実施例における郵便ポストの構成を示し
た説明図である。
【図6】本発明の第3の実施例におけるセキュリティシ
ステムが適用される金庫の斜視図である。
【図7】第3の実施例の第1の変形例として公衆トイレ
の防犯用のセキュリティシステムを表わした正面図であ
る。
【図8】第3の実施例の第2の変形例としてエレベータ
の防犯用のセキュリティシステムを表わした正面図であ
る。
【図9】本発明の第4の実施例におけるドアノブを使用
したセキュリティシステムの要部を表わした平面図であ
る。
【図10】第4の実施例の変形例としてセキュリティシ
ステムを使用した自動車の側面図である。
【図11】本発明の第5の実施例のセキュリティシステ
ムの概要を表わしたシステム構成図である。
【図12】本発明の第6の実施例のセキュリティシステ
ムの概要を表わしたもシステム構成図である。
【図13】本発明の第7の実施例のセキュリティシステ
ムの概要を表わした正面図である。
【図14】本発明の第7の実施例におけるドアの要部の
断面構造を表わした断面図である。
【図15】本発明の第7の実施例における電子式錠装置
の開錠制御の様子を表わした流れ図である。
【図16】本発明の第7の実施例における悪意の来訪者
が撮影を妨害する場合の対策としての処理の流れを表わ
した流れ図である。
【図17】本発明の第8の実施例のセキュリティシステ
ムの要部を表わした概略構成図である。
【図18】第8の実施例の無線送受信器付制御装置の制
御の概要を表わした流れ図である。
【図19】本発明の第9の実施例のセキュリティシステ
ムの概要を表わしたシステム構成図である。
【図20】第9の実施例における装置内通信端末の制御
の様子を表わした流れ図である。
【図21】第9の実施例のセキュリティシステムの変形
例としての特定携帯電話機のセキュリティシステムの要
部を表わした説明図である。
【図22】この変形例における装置内通信端末側の処理
の流れを示した流れ図である。
【図23】本発明の第10の実施例のセキュリティシス
テムの要部を表わしたドアの正面図である。
【符号の説明】
111 家屋 112、282、283 ドア 113、253 ドアノブ 114 キーホール 118 赤外線LED(発光ダイオード)ランプ 122 画像ユニット 124 CCD 126 メモリ 127 スイッチ 128、261 画像データ出力端子 129 液晶ディスプレイ 144、305、325 受信装置 161 郵便ポスト 166〜168、183、184、206〜209、2
32、233、258、259、504 孔 171、186 画像処理ユニット 173、185 送信アンテナ 181 金庫 182 扉 201 公衆トイレ 231 エレベータ 251、252 ノブ 257 画像撮影処理ユニット 281、302 自動車 284、285 ドアの把手 286、287 付属装置 301 自転車 303 バイク 304 駐車場 321、322 絵画 324 撮像送信ユニット 401 電子式錠装置 402 セキュリティ装置 411、413 基地局 414 セキュリティ管理会社 415 携帯電話端末 421 スピーカ部 422 マイク部 423 制御部 425 無線アンテナ 501 ボード 502 キー挿入口 503 孔の集合体 505 撮像装置 506 スピーカ 507 マイクロフォン 508 エンジン始動検出回路 511、511A 装置内通信端末 512、512A 携帯電話機 551 近距離通信カード 592 撮像用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 21/00 G08B 21/00 E H04N 5/225 H04N 5/225 C 7/18 7/18 D H // H04N 101:00 101:00 (72)発明者 山口 寛一 東京都新宿区西新宿5−17−11 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB15 BB65 CC00 CC21 CC28 DD06 FF24 FF25 FF27 FF36 HH00 HH01 JJ00 KK03 LL00 LL01 PP15 SS04 TT03 5C022 AA01 AA13 AC42 5C054 AA01 AA05 BA10 CC05 CE06 CH04 DA07 HA18 5C084 AA02 AA07 BB31 CC02 CC19 DD11 5C086 AA27 BA02 BA21 CA28 CB36 DA08 DA33 FA02

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉と、 この扉あるいはその近傍に埋め込まれ扉の前の被写体を
    撮像する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 前記扉あるいはその近傍に埋め込まれ、このトリガ手段
    によって作動した撮像手段から得られる撮像データを逐
    次記憶する撮像データ記憶手段とを具備することを特徴
    とするセキュリティシステム。
  2. 【請求項2】 人の出入りするための扉と、 この扉あるいはその近傍に埋め込まれ扉の前の被写体を
    撮像する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 前記扉あるいはその近傍に埋め込まれ、このトリガ手段
    によって作動した撮像手段から得られる撮像データを所
    定の受信先に発信する撮像データ発信手段とを具備する
    ことを特徴とするセキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 ドアの外側部分に突出して取り付けられ
    たドアノブあるいはこのドアノブとドアとの間に配置さ
    れたドアノブの台座に穿たれた孔と、 前記ドアの内部側に配置され、この孔を通して外部を撮
    影する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 このトリガ手段によって作動した撮像手段から得られる
    撮像データを逐次記憶する撮像データ記憶手段とを具備
    することを特徴とするセキュリティシステム。
  4. 【請求項4】 ドアの外側部分に突出して取り付けられ
    たドアノブあるいはこのドアノブとドアとの間に配置さ
    れたドアノブの台座に穿たれた孔と、 前記ドアの内部側に配置され、この孔を通して外部を撮
    影する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 このトリガ手段によって作動した撮像手段から得られる
    撮像データを所定の受信先に発信する撮像データ発信手
    段とを具備することを特徴とするセキュリティシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 交通機関のドアの外側部分に突出して取
    り付けられたドアの把手あるいはこの把手に取り付けら
    れた付属部品に穿たれた孔と、 前記ドアの内部側に配置され、この孔を通して外部を撮
    影する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 このトリガ手段によって作動した撮像手段から得られる
    撮像データを逐次記憶する撮像データ記憶手段とを具備
    することを特徴とするセキュリティシステム。
  6. 【請求項6】 交通機関のドアの外側部分に突出して取
    り付けられたドアの把手あるいはこの把手に取り付けら
    れた付属部品に穿たれた孔と、 前記ドアの内部側に配置され、この孔を通して外部を撮
    影する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 このトリガ手段によって作動した撮像手段から得られる
    撮像データを所定の受信先に発信する撮像データ発信手
    段とを具備することを特徴とするセキュリティシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 交通機関の所定の部位に穿たれた孔と、 その孔を穿った部分の内部に配置され、この孔を通して
    外部を撮影する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 このトリガ手段によって作動した撮像手段から得られる
    撮像データを逐次記憶する撮像データ記憶手段とを具備
    することを特徴とするセキュリティシステム。
  8. 【請求項8】 交通機関の所定の部位に穿たれた孔と、 その孔を穿った部分の内部に配置され、この孔を通して
    外部を撮影する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 このトリガ手段によって作動した撮像手段から得られる
    撮像データを所定の受信先に発信する撮像データ発信手
    段とを具備することを特徴とするセキュリティシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 通路または部屋の壁に埋め込まれ壁の前
    の被写体を撮像する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 前記壁の表面よりも奥側に収容され、このトリガ手段に
    よって作動した撮像手段から得られる撮像データを逐次
    記憶する撮像データ記憶手段とを具備することを特徴と
    するセキュリティシステム。
  10. 【請求項10】 通路または部屋の壁に埋め込まれ壁の
    前の被写体を撮像する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 前記壁の表面よりも奥側に収容され、このトリガ手段に
    よって作動した撮像手段から得られる撮像データを所定
    の受信先に発信する撮像データ発信手段とを具備するこ
    とを特徴とするセキュリティシステム。
  11. 【請求項11】 人の出入りする扉または通路の周辺に
    配置された防犯以外の所定の用途に使用される容器と、 この容器に穿たれた孔と、 この孔を通して外部を撮影する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 このトリガ手段によって作動した撮像手段から得られる
    撮像データを逐次記憶する撮像データ記憶手段とを具備
    することを特徴とするセキュリティシステム。
  12. 【請求項12】 人の出入りする扉または通路の周辺に
    配置された防犯以外の所定の用途に使用される容器と、 この容器に穿たれた孔と、 この孔を通して外部を撮影する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 このトリガ手段によって作動した撮像手段から得られる
    撮像データを所定の受信先に発信する撮像データ発信手
    段とを具備することを特徴とするセキュリティシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記トリガ手段は人等の物体の接近を
    検出するセンサであることを特徴とする請求項1〜請求
    項12いずれかに記載のセキュリティシステム。
  14. 【請求項14】 前記トリガ手段は外部の物体の動きを
    検出して撮像手段を作動させることを特徴とする請求項
    1〜請求項12いずれかに記載のセキュリティシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記トリガ手段は、予め定めた時間ご
    とに撮像手段を作動させることを特徴とする請求項1〜
    請求項12いずれかに記載のセキュリティシステム。
  16. 【請求項16】 前記撮像手段の近傍に外部の音を収集
    するマイクロフォンが配置されており、収集された音を
    撮像データと共に処理することを特徴とする請求項1〜
    請求項12いずれかに記載のセキュリティシステム。
  17. 【請求項17】 前記孔はキーホールに似せた撮像のた
    めの孔であることを特徴とする請求項3〜請求項8、請
    求項11または請求項12いずれかに記載のセキュリテ
    ィシステム。
  18. 【請求項18】 撮像の時刻情報が撮像データに組み込
    まれることを特徴とする請求項1〜請求項12いずれか
    に記載のセキュリティシステム。
  19. 【請求項19】 前記撮像データ記憶手段は画像を順次
    1枚ずつ記憶し、予め定められた枚数に到達したときに
    は古い画像から順に上書きして記憶することを特徴とす
    る請求項1、請求項3、請求項5、請求項7、請求項
    9、請求項11いずれかに記載のセキュリティシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記所定の受信先は予め定めた携帯端
    末等の通信端末であることを特徴とする請求項2、請求
    項4、請求項6、請求項8、請求項10、請求項12い
    ずれかに記載のセキュリティシステム。
  21. 【請求項21】 前記所定の受信先は駐輪場あるいは駐
    車場等に設けられた集中管理用の通信端末であり、それ
    ぞれの発信元ごとにデータが管理されることを特徴とす
    る請求項2、請求項4、請求項6、請求項8、請求項1
    0、請求項12いずれかに記載のセキュリティシステ
    ム。
  22. 【請求項22】 人の出入りするための扉と、 この扉あるいはその近傍に埋め込まれ扉の前の被写体を
    撮像する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 前記扉あるいはその近傍に埋め込まれ、このトリガ手段
    によって作動した撮像手段から得られる撮像データを所
    定の受信先に発信する撮像データ発信手段と、 この撮像データ発信手段の発信に基づく前記受信先との
    通信中に受信先から開錠を指示する信号が送られてきた
    とき前記扉を開錠する開錠手段とを具備することを特徴
    とするセキュリティシステム。
  23. 【請求項23】 人の出入りするための扉と、 この扉あるいはその近傍に埋め込まれ扉の前の被写体を
    撮像する撮像手段と、 この撮像手段を作動させるトリガ手段と、 前記扉あるいはその近傍に埋め込まれ、このトリガ手段
    によって作動した撮像手段から得られる撮像データを所
    定の受信先に発信する撮像データ発信手段と、 この撮像データ発信手段の受信先に撮像データを発信で
    きないとき、予め定めた宛先にこれを転送する転送手段
    と、 この撮像データ発信手段の発信に基づく前記宛先との通
    信中にその宛先から開錠を指示する信号が送られてきた
    とき前記扉を開錠する開錠手段とを具備することを特徴
    とするセキュリティシステム。
  24. 【請求項24】 前記孔から前記撮像手段が撮像する障
    害となる明るさの変化を検出する障害検出手段と、この
    障害検出手段の検出が行われたとき警報音を出力する警
    報音出力手段を具備することを特徴とする請求項3〜8
    いずれかに記載のセキュリティシステム。
  25. 【請求項25】 前記孔から前記撮像手段が撮像する障
    害となる明るさの変化を検出する障害検出手段と、この
    障害検出手段の検出が行われたとき警報を示すデータを
    所定の宛先に送出する警報データ送出手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項3〜8いずれかに記載のセキュリ
    ティシステム。
  26. 【請求項26】 前記孔は複数配置されており、前記ト
    リガ手段は、障害検出手段が1つの孔の障害を検出した
    とき他の孔の内部に配置された前記撮像手段を作動させ
    ることを特徴とする請求項24または請求項25記載の
    セキュリティシステム。
  27. 【請求項27】 交通機関の走行のための動力源が始動
    されたときこれを検出する動力源始動検出手段と、 この動力源始動検出手段が動力源の始動を検出したとき
    その周囲にその交通機関の所有者の所持する特定通信端
    末が存在するか否かを通信によって判別する特定通信端
    末有無判別手段と、 この特定通信端末有無判別手段がその特定通信端末が存
    在しないと判別したときその特定通信端末に対して前記
    交通機関の動力源が始動されたことを無線で通知する通
    知手段とを具備することを特徴とするセキュリティシス
    テム。
  28. 【請求項28】 交通機関の走行のための動力源を作動
    させるキーを挿入するキー挿入口と、 このキー挿入口にキーが挿入され前記動力源が始動され
    たときこれを検出する動力源始動検出手段と、 この動力源始動検出手段が動力源の始動を検出したとき
    その周囲にその交通機関のキー所有者の所持する特定通
    信端末が存在するか否かを通信によって判別する特定通
    信端末有無判別手段と、 この特定通信端末有無判別手段がその特定通信端末が存
    在しないと判別したときその特定通信端末に対して前記
    交通機関の動力源が始動されたことを無線で通知する通
    知手段とを具備することを特徴とするセキュリティシス
    テム。
  29. 【請求項29】 前記交通機関の運転席あるいはその近
    傍を撮像する撮像手段を備え、前記通知手段はこの撮像
    した画像を添付して前記特定通信端末にこれを送信する
    ことを特徴とする請求項27または請求項28記載のセ
    キュリティシステム。
  30. 【請求項30】 前記通知手段の通知に基づいて前記特
    定通信端末から前記交通機関の走行停止あるいはドアの
    ロックを示す信号が送信されてきたときこれに応じてそ
    の交通機関の走行停止あるいはドアのロックを行う交通
    機関側制御手段を具備することを特徴とする請求項27
    または請求項28記載のセキュリティシステム。
JP2001246087A 2001-06-14 2001-08-14 セキュリティシステム Expired - Fee Related JP4856822B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001246087A JP4856822B2 (ja) 2001-06-14 2001-08-14 セキュリティシステム

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180638 2001-06-14
JP2001180638 2001-06-14
JP2001-180638 2001-06-14
JP2001-203062 2001-07-04
JP2001203062 2001-07-04
JP2001203062 2001-07-04
JP2001246087A JP4856822B2 (ja) 2001-06-14 2001-08-14 セキュリティシステム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011129783A Division JP5268012B2 (ja) 2001-06-14 2011-06-10 セキュリティシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003085661A true JP2003085661A (ja) 2003-03-20
JP4856822B2 JP4856822B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=27346941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001246087A Expired - Fee Related JP4856822B2 (ja) 2001-06-14 2001-08-14 セキュリティシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4856822B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003023441A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd ホームセキュリティシステム
JP2006155435A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 不審者検出装置
JP2006527803A (ja) * 2003-06-16 2006-12-07 セクマナーゲメント ベスローテン フェンノートシャップ 自動ドア開閉器に関連したセンサ装置、システムおよび方法
JP2007266821A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sharp Corp 撮像装置および監視システム
JP2007310709A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Sharp Corp 防犯装置
WO2008015264A2 (en) * 2006-08-02 2008-02-07 Hyintel Limited A monitoring method and system
KR101077933B1 (ko) * 2011-04-20 2011-10-31 이영철 금고 보안 감시장치
WO2012150728A1 (ko) * 2011-05-03 2012-11-08 주식회사 건가드금고제작 금고 보안 감시장치
JP2016517552A (ja) * 2013-02-21 2016-06-16 シーエフエム グローバル エルエルシー 構造物のための隠蔽された電子部品を備えた建築物支持材
WO2022085264A1 (ja) * 2020-10-23 2022-04-28 株式会社インテリックス 解錠装置

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5396300A (en) * 1977-02-02 1978-08-23 Tokyo Tatsuno Kk Crime preventer
JPH0374017U (ja) * 1989-11-17 1991-07-25
JPH0432390A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Sekisui Chem Co Ltd テレビ付ドアホンシステム
JPH07114491B2 (ja) * 1986-11-15 1995-12-06 松下電工株式会社 テレビカメラ付きドアホン子器
JP2501139B2 (ja) * 1991-01-28 1996-05-29 松下電工株式会社 カメラ付きドアホン子器
JPH08210064A (ja) * 1995-02-08 1996-08-13 Matsushita Electric Works Ltd インターホン付門柱
JPH08228909A (ja) * 1995-02-26 1996-09-10 Toyo Exterior Co Ltd 郵便受け
JPH08246761A (ja) * 1995-03-14 1996-09-24 Kanto J C M Service Kk ド ア
JPH09107409A (ja) * 1995-10-13 1997-04-22 Tamura Electric Works Ltd 電話装置
JPH09282531A (ja) * 1996-08-30 1997-10-31 N T T Data Tsushin Kk ロッカーシステム
JPH10102960A (ja) * 1996-09-26 1998-04-21 Matsushita Electric Works Ltd 門柱装置
JPH10283585A (ja) * 1997-04-10 1998-10-23 Hitachi Building Syst Co Ltd 住戸監視制御装置
JP2000026037A (ja) * 1998-07-13 2000-01-25 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータの防犯装置
JP2000258700A (ja) * 1999-03-05 2000-09-22 Kazushige Masuda 扉用監視装置、監視方法および情報記録媒体

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5396300A (en) * 1977-02-02 1978-08-23 Tokyo Tatsuno Kk Crime preventer
JPH07114491B2 (ja) * 1986-11-15 1995-12-06 松下電工株式会社 テレビカメラ付きドアホン子器
JPH0374017U (ja) * 1989-11-17 1991-07-25
JPH0432390A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Sekisui Chem Co Ltd テレビ付ドアホンシステム
JP2501139B2 (ja) * 1991-01-28 1996-05-29 松下電工株式会社 カメラ付きドアホン子器
JPH08210064A (ja) * 1995-02-08 1996-08-13 Matsushita Electric Works Ltd インターホン付門柱
JPH08228909A (ja) * 1995-02-26 1996-09-10 Toyo Exterior Co Ltd 郵便受け
JPH08246761A (ja) * 1995-03-14 1996-09-24 Kanto J C M Service Kk ド ア
JPH09107409A (ja) * 1995-10-13 1997-04-22 Tamura Electric Works Ltd 電話装置
JPH09282531A (ja) * 1996-08-30 1997-10-31 N T T Data Tsushin Kk ロッカーシステム
JPH10102960A (ja) * 1996-09-26 1998-04-21 Matsushita Electric Works Ltd 門柱装置
JPH10283585A (ja) * 1997-04-10 1998-10-23 Hitachi Building Syst Co Ltd 住戸監視制御装置
JP2000026037A (ja) * 1998-07-13 2000-01-25 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータの防犯装置
JP2000258700A (ja) * 1999-03-05 2000-09-22 Kazushige Masuda 扉用監視装置、監視方法および情報記録媒体

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003023441A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd ホームセキュリティシステム
JP4820292B2 (ja) * 2003-06-16 2011-11-24 セクマナーゲメント ベスローテン フェンノートシャップ 自動ドア開閉器に関連したセンサ装置、システムおよび方法
JP2006527803A (ja) * 2003-06-16 2006-12-07 セクマナーゲメント ベスローテン フェンノートシャップ 自動ドア開閉器に関連したセンサ装置、システムおよび方法
US8099902B2 (en) 2003-06-16 2012-01-24 Secumanagement B.V. Sensor arrangements, systems and method in relation to automatic door openers
JP2006155435A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 不審者検出装置
JP4540456B2 (ja) * 2004-12-01 2010-09-08 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 不審者検出装置
JP2007266821A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sharp Corp 撮像装置および監視システム
JP2007310709A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Sharp Corp 防犯装置
JP4703482B2 (ja) * 2006-05-19 2011-06-15 シャープ株式会社 防犯装置
WO2008015264A3 (en) * 2006-08-02 2008-08-14 Kieran Richard Hyland A monitoring method and system
WO2008015264A2 (en) * 2006-08-02 2008-02-07 Hyintel Limited A monitoring method and system
KR101077933B1 (ko) * 2011-04-20 2011-10-31 이영철 금고 보안 감시장치
WO2012150728A1 (ko) * 2011-05-03 2012-11-08 주식회사 건가드금고제작 금고 보안 감시장치
JP2016517552A (ja) * 2013-02-21 2016-06-16 シーエフエム グローバル エルエルシー 構造物のための隠蔽された電子部品を備えた建築物支持材
WO2022085264A1 (ja) * 2020-10-23 2022-04-28 株式会社インテリックス 解錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4856822B2 (ja) 2012-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8294574B2 (en) Security device comprising a plurality of interfaces
US9336667B2 (en) Electronic mailbox system
US7212114B2 (en) Communication apparatus
JP5268012B2 (ja) セキュリティシステム
US20110128346A1 (en) System of deploying videophone and early warning
US20080042810A1 (en) Anti-Theft System for Vehicle and Anti-Theft Device for Vehicle
KR100809537B1 (ko) 홈네트워크를 이용한 방범 시스템
JP4856822B2 (ja) セキュリティシステム
KR100922831B1 (ko) 디지털 도어락, 그를 이용한 방범 시스템 및 방법
US20040066452A1 (en) Vehicle security apparatus and method
JP2004118342A (ja) 駐車場管理システム
US20030141972A1 (en) Anti-theft device with a videotaping function
JP3057566B1 (ja) セキュリティ・システム
KR102505756B1 (ko) 클라우드 방식의 보안 제어 시스템
JP4422495B2 (ja) 建物用ドア錠制御装置
JP2006330915A (ja) 駐車場監視システム
KR101704466B1 (ko) 블랙박스 일체형 디지털도어록을 이용한 방범 관제시스템
JP5119540B2 (ja) 玄関扉
JP2005094621A (ja) インターホンシステム
JP2003217011A (ja) 自動販売機、通報装置および通報方法
JP3109384U (ja) 車上犯罪の防止装置
JP3102020U (ja) 住宅の二重扉構造
JP2004088397A (ja) 車両盗難防止用監視システム
JP2008192062A (ja) 自動車盗難監視装置
JP2003064919A (ja) ワイヤレス車両搭載型ドアロック監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees