JP2003033147A - 玄米米飯 - Google Patents

玄米米飯

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JP2003033147A
JP2003033147A JP2001221840A JP2001221840A JP2003033147A JP 2003033147 A JP2003033147 A JP 2003033147A JP 2001221840 A JP2001221840 A JP 2001221840A JP 2001221840 A JP2001221840 A JP 2001221840A JP 2003033147 A JP2003033147 A JP 2003033147A
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rice
brown rice
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Tomomi Sugino
智美 杉野
Mitsuo Kise
光男 喜瀬
Hiromichi Aoto
弘道 青砥
Kenichi Ishiwatari
健一 石渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食味及び品質の優れた玄米飯類を提供するこ
と。 【解決手段】 発芽処理した粳玄米及び発芽処理した糯
玄米を混合し炊飯してなる事を特徴とする玄米米飯。本
発明の米飯は冷凍した後、解凍しても美味しい食感が維
持される。また、時間が経ってもしっとりとして、ふっ
くらした食感を維持する事が出来、再加熱をすれば尚、
炊き立ての食感を再現する事が出来る。また、糯米を配
合した場合には、糯米特有のもち臭が問題となるが、玄
米の発芽処理によって、その異臭が低減化されることか
ら、通常の米飯としても嗜好性に優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡便に得られ且つ
食味及び品質に優れた玄米米飯に関する。
【0002】
【従来の技術】玄米は、白米に比べ栄養価が高いことは
一般によく知られている。しかしながら、玄米は、糠層
があり、米の吸水率が悪く、炊飯性も悪いため、圧力釜
などを利用し加圧下で炊飯する必要があった。また、玄
米の炊飯の手間を簡便にするため、玄米表面を傷つけ
て、吸水性を高めたり、七分搗き、五分搗き等のように
糠層を搗精して、玄米を調理しやすくしたり、食しやす
いようにする方法が既に公知となっているが、この手段
をもってしても、依然として、食味は悪く、さらには削
る手段をとることで、玄米の本来の栄養価が低下してし
まう問題があった。
【0003】玄米が発芽すると柔らかくなることを利用
し、炊飯性を向上させた発芽玄米が知られている。これ
は、発芽処理を施すことで、玄米中の酵素が活性化さ
れ、高分子栄養が低分子化されたり、新規の機能性成分
が産生されたり、さらに遊離の還元糖、アミノ酸が増加
することから、甘味、旨み等の風味も向上し、また、糠
の皮も柔らかくなることから、普通の白米同様の炊飯方
法が可能となり、食感も柔らかくなるという特徴を有し
ている。以上の理由から、発芽玄米は、玄米の調理の手
間、食味の欠点を改善した玄米加工品として優れている
とされているが、炊飯したときに外皮が食感を損なう欠
点は、必ずしも解決されておらず、さらには、風味にお
いても、白米食に比べると依然として、米飯のおいしさ
に重要な要素となる甘味、粘りが少なく、食味が劣って
いる。また、炊飯後時間が経過すると、食味が著しく低
下するという欠点があり、日常の主食として、広く一般
に浸透するまでには至っていない。
【0004】ところで、近年、米の消費量は、減少の一
途をたどっていたものの、弁当類、おにぎり等の中食及
び外食中心の食生活をする人の急増により、中食、外食
産業での米の需要が高まりつつある。一方で、食の消費
トレンドの中で、健康指向を訴求できる食品が人気を博
している状況から、機能性に優れ、玄米よりも容易に炊
飯できる発芽玄米も注目を浴びてきており、白飯同様の
多用化した食品への用途が求められてきている。しか
し、先述したように、発芽処理した玄米でも、依然とし
て食味に問題を有するため、外食、中食での利用は一般
化していない。
【0005】食味に優れ、品質も安定した玄米の米飯類
を提供する技術としては、従来の米飯類においては、例
えば特開平3−4753号の様に粳玄米と糯玄米を混合
状態で炊飯する方法、特開昭62−210956号の様
な炊飯中にアミロペクチン混合澱粉を添加して米飯の表
面を糊化澱粉で被膜する方法、特開平5−227904
号の様な別々に炊飯した粳米の米飯と糯米の米飯を混合
する事により食味を改善する方法等が応用できる。
【0006】しかしながら、特開平3−4753号の様
に粳玄米と糯玄米を混合状態で炊飯するような方法で
は、玄米をそのまま用いるため、外皮が残存し、水の吸
水が悪く、炊飯性が悪いという問題は解決されておら
ず、高温高圧での加熱工程が必要とされる。また、それ
ぞれ粳玄米、糯玄米の加水条件、加熱条件が異なるた
め、単に混合して炊飯する方法では、食感等のバランス
の崩れた食味となり、ふっくらとした美味しさが得られ
ない。一方、粳米と糯米の食味のバランスを得る手段と
して、特開平5−227904号の様な別々に炊飯した
粳米の米飯と糯米の米飯を混合する方法を利用する手段
がある。しかし、粳米、糯米を各々単独に炊飯する場合
のようにするには、2度手間となるうえに、一般に応用
する際には好ましくない。また、特開昭62−2109
56号の様な炊飯中にアミロペクチン混合澱粉を添加し
て米飯の表面を糊化澱粉で被膜する方法では、米飯粒の
表面がベトつくだけで、米粒の全体的な食感の良さが得
られないなど、食味において改善すべき問題点がある。
【0007】以上のように健康指向の高まりにより、中
食、外食における玄米飯の需要が増加しているが、従来
の技術では、食味に対する評価が悪く、良好な品質、食
味に優れた玄米飯類を容易に得ることができる手段はこ
れまでなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、食味及び品
質の優れた玄米飯類を容易に提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者はこれらを解決
するために、その発芽処理した粳玄米と糯玄米を任意の
混合率で合わせる事により家庭用炊飯器でも食味・品質
の優れた玄米飯を得る事が出来る炊飯方法を見出し、本
発明に至った。すなわち、本発明は、発芽処理した粳玄
米及び発芽処理した糯玄米を混合し炊飯してなる事を特
徴とする玄米米飯、及び発芽処理した糯玄米の配合が5
乃至60重量%であることを特徴とする前記玄米米飯で
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の玄米米飯は、発芽処理し
た粳米及び糯米の玄米を混合し炊飯する事により得られ
る。玄米の米飯とは違い、炊飯前の長時間にわたる水へ
の浸漬や、炊飯で多めに必要とされる加水量、高圧下に
おける特殊な炊飯方法も不要で、通常の家庭用炊飯器を
用いて白米と同様の条件で炊飯して得る事が出来る。粳
発芽玄米:糯発芽玄米が重量比で好ましくは(95:
5)〜(40:60)、さらに好ましくは(90:1
0)〜(50:50)になるように混合する。糯米が5
重量部未満では、食味の改善効果が見られなかったり、
好ましい食味は得られない。また、糯米が60重量部を
超えると、粳米の特徴が失われるため、糯米特有の粘り
が強すぎ、嗜好性の面で優れた米飯を得る事はできな
い。本発明の発芽処理した糯玄米および粳玄米は、例え
ば次のような方法で製造できる。
【0011】玄米をそのまま、あるいは玄米の一部を精
米機あるいは無洗米機等で搗精して剥離・裂傷させ、得
られた玄米を通常2乃至4回程洗米し、水切り後、発芽
槽(発芽用タンク)に浸漬する。搗精は、浸漬の後に行
うこともできる。玄米は、好ましくは95〜99.8質
量%、さらに好ましくは97〜99質量%に搗精するの
が良い。そうすることで、原料玄米の表皮に付着する異
物、微生物を除去することができ、洗米に要する水の使
用量を減少させることもできる。また、搗精の程度は吸
水率、発芽率に影響を与えるので、この点も考慮して定
めることが好ましい。洗米に供する水は、水道水、蒸留
水、井戸水、酸性水、電解食塩水、オゾンを溶存させた
水等の食品用に使用できる水であれば、いずれの使用も
可能である。
【0012】発芽槽の浸漬条件は、通常20乃至50℃
の温水中に発芽するまで浸漬するか、あるいは例えば3
乃至5時間程浸漬し、その後脱水を行い、間歇的に散水
を行って、所定時間、高湿度の条件下で発芽させる方法
がある。使用する温水は、前記の洗米工程で例示した様
な水が例示でき、食品用に使用できる水であれば、いず
れも可能である。
【0013】発芽の程度は、一般的には胚の部分から
0.5mm〜2.0mm程度の膨らみ、あるいは突起
部、幼芽が確認できる程度の状態が良い。発芽後は、加
熱処理して、発芽を停止させるが、その方法としては、
蒸煮させても良いし、熱風あるいはマイクロウェーブ、
冷却等の適当な方法により、温度処理あるいは乾燥させ
ても良い。
【0014】発芽処理した玄米は、通常、約30乃至3
5%程度の水分を含有しており、微生物の増殖をきたし
やすい。このため、従来は、玄米を直ちに加熱処理し、
さらに保存性が悪いため1食分等の小容量を充填包装し
て後、あらためて加熱殺菌処理を施す等して製造する必
要があった。そこで、本発明においては、含水量を18
%以下に乾燥処理することが好ましい。そうすることで
保存性を高め、大容量の充填包装も可能となる玄米を得
ることができる。
【0015】浸漬・発芽タンクから発芽玄米を排出して
次の乾燥工程へ移行する場合には、乾燥前に、発芽玄米
がほぼ単粒状態になる程度まで付着水を除去し、ついで
加熱処理を施して乾燥するのが好ましい。単粒状態とは
発芽玄米粒が表面の付着水によって大部分が互いに付着
していない状態である。これによって、加熱処理、乾燥
工程時のハンドリングが行いやすくなり、粒同士あるい
は機器壁面への付着、α化度の不均一、乾燥むらを防ぐ
ことが可能となり、乾燥効率も改善できる。表面の付着
水の除去は、例えば、排出した発芽玄米を水切りコンベ
ア上に載せて行うことができるし、その際に振動を与え
たり、送風を行うことでより効率良く表面の付着水を除
去することができる。また、必要に応じて、例えば攪拌
機能をもった回転羽、スクリューなどで攪拌を行うと尚
良い。
【0016】加熱処理は、具体的には、飽和水蒸気か熱
水あるいは過熱蒸気等を熱媒体として高湿度雰囲気、例
えば湿度60%以上の雰囲気で対象物を加熱する方法が
良い。この場合には、加熱対象物と熱媒体を直接接触さ
せ加熱する方法と例えば湿度60%以上の雰囲気でかつ
伝導加熱方式のように間接的に熱媒体を接触させ、加熱
する方法のどちらでも実施可能である。具体的な条件
は、例えば、蒸気温度98〜180℃で3秒〜30分間
処理することができる。蒸気温度が98℃以下の場合、
α化、乾燥自体に問題はないが、所望のα化に要する時
間が長くなるため、工業的に大量生産を行う場合には、
あまり好ましくない。一方で、180℃を超えるとα化
が進みすぎる問題があり、米粒の付着が生じ、乾燥工程
のハンドリングが悪くなる。処理時間は、3秒未満で
は、粒のα化度にムラが生じやすいこともあるが、実際
の工程における制御も難しい。また、処理時間が30分
を超えると発芽玄米のα化が進行し過ぎ、乾燥工程での
ハンドリングが悪い。
【0017】また、上述した以外の方法として米飯製造
や発酵工業等で行われる米の蒸煮処理を用いた方法が例
示できる。具体的には、例えば、発芽処理した玄米を
0.1〜7.0kg/cm2、好ましくは0.1〜2.
0kg/cm2の条件下で、3秒〜30分間、好ましく
は10秒〜30分間蒸気で処理する方法である。蒸気圧
が、0.1kg/cm2未満では、胴割れ、砕米の発生
防止効果は少なく、処理時間が3秒未満でも同様であ
る。逆に処理時間が長くなりすぎると、α化が進み過
ぎ、乾燥工程のハンドリングが悪くなる傾向がある。一
方、蒸気圧が7.0kg/cm2を超えても、胴割れ、
砕米の発生防止効果は得られるが、圧力が高すぎ、安全
性に問題がある。
【0018】乾燥は、対流(熱風)乾燥法、放射乾燥
法、伝導乾燥法、電磁波等による均一発熱法、真空乾燥
法、凍結乾燥法等のいずれの方法をもっても行うことが
可能である。また、所望の水分値に達するまでに、工程
中にテンパリングを行うことで、仕上がりが美しく、砕
米の発生をより低減させることが可能である。乾燥は、
発芽処理した粳玄米あるいは糯玄米の水分量を、通常1
0〜18%、好ましくは12〜18%、さらに好ましく
は13〜16%になるようにする。水分量が10%未満
である場合、発芽玄米の粒に胴割れ、砕米が発生しやす
くなり、乾燥時の歩留まりが悪くなる。一方、水分量が
18%を超える場合、カビ、細菌などが発生しやすく、
保存性に問題が生じる。
【0019】また、加熱処理や乾燥の条件はα化度に影
響を及ぼす。α化度とは、β−アミラーゼ・プルラナー
ゼ法(BAP法)によって測定した値である。BAP法
は糊化デンプンと生デンプンまたは老化デンプンを識別
するのに優れた方法である。蒸煮等の加熱処理や乾燥を
緩やかな条件で行うとα化度は低くなり、温度を高くし
たり時間を長くするとα化度は高くなる。発芽処理した
糯玄米の場合、α化度は、通常5〜90%であり、好ま
しくは、30〜85%、さらに好ましくは50〜80%
であり、このような範囲になるように、熱処理、乾燥の
条件を定めるのが好ましい。一方、発芽処理した粳玄米
の場合、α化度は、通常5〜50%であり、好ましく
は、5〜30%、さらに好ましくは10〜20%が良
い。このような所望のα化度に調整する事で、炊飯した
時の食味の面で、美味しく、食感の硬さもバランスのと
れた米飯を得る事が可能となる。さらに乾燥時において
は、胴割れ、砕米の発生率が低くなり、歩留まりが良く
なる。
【0020】
【実施例】以下に本発明を製造例、実施例で詳細に説明
する。 製造例1 [発芽処理糯玄米]原料糯玄米(ヒヨクモチ)を洗米機
にて洗浄し、30℃の恒温水中で24時間浸漬し、発芽
させた。その後、98℃にて4分間、蒸煮処理し、引き
続き100℃の流動層乾燥を行い、水分量を16%に調
整した乾燥発芽糯玄米を得た。 製造例2 [発芽処理粳玄米]原料粳玄米(ほしのゆめ)を洗米機
にて洗浄し、30℃の恒温水中で24時間浸漬し、発芽
させた。その後、98℃にて3分間、蒸煮処理し、引き
続き100℃の流動層乾燥を行い、水分量16%に調整
した乾燥発芽粳玄米を得た。
【0021】実施例1 製造例1、2で得た発芽処理した粳玄米、及び糯玄米を
重量比で95:5の割合で混合し、水で軽くすすいだ
後、水切りした。その後、全体の米重量に対して1.7
倍の水を加水し、家庭用炊飯器で炊飯した。 実施例2 製造例1、2で得た発芽処理した粳玄米と糯玄米を重量
比で85:15の割合で混合した以外は、実施例1と同
様の方法で炊飯した。 実施例3 製造例1、2で得た発芽処理した粳玄米と糯玄米を重量
比で70:30の割合で混合した以外は、実施例1と同
様の方法で炊飯した。 実施例4 製造例1、2で得た発芽処理した粳玄米と糯玄米を重量
比で50:50の割合で混合した以外は、実施例1と同
様の方法で炊飯した。 実施例5 製造例1、2で得た発芽処理した粳玄米と糯玄米を重量
比で40:60の割合で混合した以外は、実施例1と同
様の方法で炊飯した。 実施例6 製造例1、2で得た発芽処理した粳玄米と糯玄米を重量
比で30:70の割合で混合した以外は、実施例1と同
様の方法で炊飯した。
【0022】比較例1 製造例2で得た発芽処理した粳玄米を100%使用した
以外は、実施例1と同様の方法で炊飯した。 比較例2 製造例2で得た発芽処理した粳玄米を搗精処理(搗精歩
留まり95%)し、それを100%使用した。炊飯方法
は、実施例1と同様とした。 比較例3 製造例2で得た発芽処理した粳玄米と発芽未処理の糯玄
米を重量比で70:30の割合で混合した以外は、実施
例1と同様の方法で炊飯した。
【0023】官能試験は、それぞれの実施例1〜7、比
較例1〜4で得られた米飯をパネラー9名(20代〜5
0代)を対象に炊飯直後のもの、及び2日間冷凍したも
のを解凍し、再加熱したものを食し、食感、食味の評価
を以下のようにした。 ◎:とても良い (パネラーの7名以上が食味、食感を
良好と評価) ○:良い(パネラーの5乃至6名が食味、食感を良好と
評価) △:あまり良くない(パネラーの5乃至6名が食味、食
感を悪いと評価) ×:悪い(パネラーの7名以上が食味、食感を悪いと評
価)
【0024】また、特に香りに関しては、もち臭の有無
を以下のように評価した。 ○:もち臭がしないと答えたパネラーが6名以上 △:もち臭がしない答えたパネラー3〜5名 ×:もち臭がすると答えたパネラーが6名以上 実施例1〜7および比較例1〜4の食味評価を行った結
果を表1にまとめた。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明で得られる米飯は冷凍した後、解
凍しても美味しい食感を維持する効果がある。特に玄米
米飯はそのまま放置しておくと、食感が硬くなりやす
く、さらには経時的に糊化澱粉の老化が進行し、パサ感
が生じてしまうため、再加熱しても食味が著しく悪くな
る。しかし、本発明により得られる米飯は、時間が経っ
てもしっとりとして、ふっくらした食感を維持する事が
出来、再加熱をすれば尚、炊き立ての食感を再現する事
が出来る。また、糯米を配合した場合には、糯米特有の
もち臭が問題となるが、玄米の発芽処理によって、その
異臭が低減化されることから、通常の米飯としても嗜好
性に優れたものを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青砥 弘道 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番13号 株 式会社ファンケル中央研究所内 (72)発明者 石渡 健一 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番13号 株 式会社ファンケル中央研究所内 Fターム(参考) 4B023 LC02 LC05 LE01 LG01 LG03 LG04 LP10 LP20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発芽処理した粳玄米及び発芽処理した糯
    玄米を混合し炊飯してなる事を特徴とする玄米米飯。
  2. 【請求項2】 発芽処理した糯玄米の配合が5乃至60
    重量%であることを特徴とする請求項1記載の玄米米
    飯。
JP2001221840A 2001-07-23 2001-07-23 玄米米飯 Pending JP2003033147A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112471391A (zh) * 2020-11-24 2021-03-12 黄玉岭 一种餐后平稳血糖指数的糙米组合物及其制备方法以及应用

Cited By (1)

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