JP2003001834A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003001834A
JP2003001834A JP2001193632A JP2001193632A JP2003001834A JP 2003001834 A JP2003001834 A JP 2003001834A JP 2001193632 A JP2001193632 A JP 2001193632A JP 2001193632 A JP2001193632 A JP 2001193632A JP 2003001834 A JP2003001834 A JP 2003001834A
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16544Constructions for the positioning of wipers
    • B41J2/16547Constructions for the positioning of wipers the wipers and caps or spittoons being on the same movable support

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパ部材に付着したインクを簡単な構造に
て確実に払拭することができると共に、ワイパ部材を払
拭して集められたインクの垂れ落ちや飛散を防止するこ
とができるインクジェット記録装置を提供すること。 【解決手段】 フレーム1は、ノズル面6aに対しその
ノズル面6aの払拭方向上流側に配設されたワイパ清浄
部11を備え、そのワイパ清浄部11は、ノズル面6a
と略同一高さに突出した清浄壁12と、その清浄壁12
に連設してインクジェットヘッド6aの反対側に相互に
所定の隙間を空けて穿設された毛管現象を生じる多数の
溝13とを備えている。よって、ワイプ処理によりワイ
パ部材86に付着したインクWは、ワイパ清浄部11の
清浄壁12に払拭され、その清浄壁12に連設された溝
13へ毛管現象により吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特に、ワイパ部材に付着したインクがノ
ズル面に再付着することのないようにワイパ部材からイ
ンクを簡単な構造にて確実に払拭することができると共
に、そのインクの垂れ落ちや飛散を防止することができ
るインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録媒体で
ある記録用紙やOHPシート等に画像を形成する画像形
成装置の一種であり、インクジェットヘッドに設けられ
た複数個のノズルから記録媒体にインクを吐出して記録
を行うものである。かかるインクジェット記録装置にお
いては、インクを吐出する際やノズルから劣化したイン
クを吸引する際に、インクがノズル面に付着することが
ある。このノズル面に付着したインクを放置すれば、イ
ンクの吐出方向が付着インクに引きずられ本来の方向か
ら外れてしまい、記録結果が乱れる等の印刷不良が生じ
る。また、このノズル面に付着したインクにより記録媒
体は汚されやすく、印刷品質を低下させる大きな一因と
なっている。さらに、付着インクのみならず、紙粉など
が付着することによってもインクの吐出方向は影響さ
れ、印刷品質は低下することとなる。
【0003】このため、ノズル面に付着したインクや紙
粉等を除去して正常な吐出状態に回復させたり、記録媒
体を汚さないようにするために、ノズル面は定期的ある
いはインク吸引動作後にワイプ処理される。このワイプ
処理は、弾性を有するワイパ部材にインクジェットヘッ
ドのノズル面を押し付けながらそのインクジェットヘッ
ドが移動することにより行われ、ノズル面を清浄する処
理である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイプ
処理をしたワイパ部材には、当然ながら、インクジェッ
トヘッドのノズル面を払拭して集められたインクが付着
する。そのインクが付着したワイパ部材を使用してワイ
プ処理を行うと、インクジェットヘッドのノズル面にイ
ンクを拭き残したり、そのノズル面に粘度が増したイン
クの薄膜が形成されたりして、清浄が不十分となるだけ
でなく、ノズル内に粘度が増したインクやゴミ等を押し
込んで吐出不良を生じる。このため、ワイパ部材を清浄
するための機構を別に設けたり、インク吸収性を有する
素材にて形成した吸収体を使用して、ワイパ部材に付着
したインクを除去するものが提案されているが、構造が
複雑になり製造コストがかさむという問題点があった。
【0005】かかる問題を解決するべく、図7に示すよ
うに、特公平4−77670号公報にて、ワイパ部材1
01を清浄するための特別な機構や吸収体を必要としな
い簡単な構造をしたインクジェット記録装置が開示され
ている。そのインクジェット記録装置には、キャリッジ
102の一部を利用して突出した突出部103が設けら
れる。その突出部103は、キャリッジ102が移動す
ることにより、ワイパ部材101の側面104に押し付
けられて、その側面104を払拭する。キャリッジ10
2が更に移動することにより、払拭された側面104
は、インクジェットヘッド105のノズル面106に押
し付けられて、そのノズル面106を払拭する。このよ
うに、突出部103に払拭された側面104がインクジ
ェットヘッド105のノズル面106を払拭することに
より、清浄されたワイパ部材101を使用してワイプ処
理を行うことができる。
【0006】ところが、ワイパ部材101に付着してい
たインクを払拭した突出部103には、払拭して集めら
れたインクが残留する。この残留したインクは、何度も
ワイパ部材101を払拭することによって次第に突出部
103に溜まる。この突出部103に溜まったインク
は、ワイパ部材101を清浄する機能を低下させてしま
い、ワイパ部材101に付着したインクが十分に払拭さ
れなくなるという問題点があった。また、この突出部1
03に溜まったインクは、垂れ落ちたりキャリッジ10
2の移動により飛散するので、装置内部や記録媒体を汚
してしまうという問題点があった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ワイパ部材に付着したインクを
簡単な構造にて確実に払拭することができると共に、ワ
イパ部材を払拭して集められたインクの垂れ落ちや飛散
を防止することができるインクジェット記録装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載のインクジェット記録装置は、ノズル面
に開口したノズルからインクを吐出して記録媒体上に記
録を行うインクジェットヘッドと、そのインクジェット
ヘッドを支持し記録媒体に沿って往復移動するフレーム
と、そのフレームに支持された前記インクジェットヘッ
ドのノズル面の移動経路内に突出してそのノズル面を払
拭するワイパ部材とを備えており、前記フレームは、前
記インクジェットヘッドのノズル面に対しそのノズル面
の払拭方向上流側に配設されたワイパ清浄部を備え、そ
のワイパ清浄部は、前記インクジェットヘッド側に形成
されそのインクジェットヘッドのノズル面と略同一高さ
に突出した清浄壁と、その清浄壁に連設して前記ワイパ
部材が当接しない高さで前記インクジェットヘッドの反
対側に相互に所定の隙間を空けて穿設された毛管現象を
生じる多数の溝とを備えている。
【0009】この請求項1記載のインクジェット記録装
置によれば、インクジェットヘッドのノズル面をワイプ
処理する場合には、フレームの移動により、ノズル面の
払拭方向上流側に設けられたワイパ清浄部の清浄壁がワ
イパ部材に押し付けられ、そのワイパ部材は払拭され
る。払拭されたワイパ部材は、インクジェットヘッドの
ノズル面側へと移動し、そのノズル面へ押し付けられて
ノズル面を払拭する。ワイパ部材を払拭して清浄壁に集
められたインクは、その清浄壁に連設して穿設された溝
へ毛管現象により吸収される。その溝により吸収された
インクは、ワイパ部材に接触しない高さにあるので、ワ
イパ部材に再び付着することがない。
【0010】請求項2記載のインクジェット記録装置
は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記ワイパ清浄部の溝が穿設された面の少なくとも一部
分は、前記清浄壁側から前記インクジェットヘッドの反
対方向へ向けて離れるに従い高さが連続的に減少してい
る。
【0011】請求項3記載のインクジェット記録装置
は、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置に
おいて、前記ワイパ清浄部に設けられた溝は、前記清浄
壁の端部側に高く突出した高い面から、その高い面より
も低く落ち込んだ低い面にまで連続して穿設されてい
る。
【0012】請求項4記載のインクジェット記録装置
は、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット
記録装置において、前記フレームは、前記インクジェッ
トヘッドのノズル面に対しそのノズル面の払拭方向下流
側に隣接して配設されたインク吸収部を備え、そのイン
ク吸収部は、前記インクジェットヘッド側に形成されそ
のインクジェットヘッドのノズル面と略同一高さに突出
しその突出した端部間に所定の隙間を空けて穿設された
凹部を有する複数の突出部と、その突出部に設けられた
凹部に連続して前記インクジェットヘッドの反対側に相
互に所定の隙間を空けて穿設された毛管現象を生じる多
数の溝とを備えている。
【0013】この請求項4記載のインクジェット記録装
置によれば、請求項1から3のいずれかに記載のインク
ジェット記録装置と同様に作用する上、インクジェット
ヘッドのノズル面に付着するインクは、フレームの移動
により、ワイパ部材に払拭されてインク吸収部の突出部
側へと集められる。その突出部側へ集められたインク
は、突出部の端部に設けられた凹部の間へ毛管現象によ
り吸収され、その凹部に連続した溝へと導かれる。
【0014】請求項5記載のインクジェット記録装置
は、請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット
記録装置において、前記フレームは、前記インクジェッ
トヘッドのノズル面に対しそのノズル面の払拭方向下流
側に隣接して配設された突出部と、その突出部から前記
インクジェットヘッドの反対方向へ向けて離れるに従い
高さが減少しかつ前記ワイパ部材が前記移動にともない
穏やかに伸ばされる角度の斜面とを備えている。
【0015】この請求項5に記載のインクジェット記録
装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載のイン
クジェット記録装置と同様に作用する上、ワイパ部材
は、フレームの移動にともない、屈曲状態から急激に解
放されてインクを飛散することのないように、穏やかに
伸ばされる。
【0016】請求項6記載のインクジェット記録装置
は、請求項4に記載のインクジェット記録装置におい
て、前記インク吸収部に設けられた溝は、前記突出部の
端部側に高く突出した高い面から、その高い面よりも低
く落ち込んだ低い面にまで連続して穿設されている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明
のインクジェット記録装置としての実施例の1つである
カラーインクジェットプリンタ100を示す斜視図であ
る。図1において、このカラーインクジェットプリンタ
100は、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
ックの4色のカラーインクがそれぞれ充填されるインク
カートリッジ61と、用紙62に印刷するためのインク
ジェットヘッド6を備えるヘッドユニット63と、イン
クカートリッジ61およびヘッドユニット63が搭載さ
れるキャリッジ64と、このキャリッジ64を直線方向
に往復移動させる駆動ユニット65と、キャリッジ64
の往復移動方向に延び、インクジェットヘッド6と対向
配設されるプラテンローラ66と、パージ装置67とを
備えている。
【0018】駆動ユニット65は、キャリッジ64の下
端部に配設されプラテンローラ66と平行に延びるキャ
リッジ軸71と、キャリッジ64の上端部に配設されキ
ャリッジ軸71に平行に延びるガイド板72と、そのキ
ャリッジ軸71とガイド板72との間であって、キャリ
ッジ軸71の両端部に配設される2つのプーリー73お
よび74と、これらのプーリー73および74の間に掛
け渡されるエンドレスベルト75とからなる。
【0019】そして、一方のプーリ73が、モータの駆
動により正逆回転されると、そのプーリ73の正逆回転
に伴って、エンドレスベルト75に接合されているキャ
リッジ64が、キャリッジ軸71およびガイド板72に
沿って、直線方向に往復移動される。
【0020】用紙62は、カラーインクジェットプリン
タ100の側方に設けられた給紙カセット(図示せず)
から給紙され、鉛直下方へ向いたインクジェットヘッド
6のノズル面6aと、プラテンローラ66との間に導入
される。インクジェットヘッド6のノズル面6aには、
複数のノズルが設けられており、その複数のノズルから
インクが吐出される。用紙62には、吐出されたインク
により印刷がなされ、その後、排紙される。なお、図1
においては、用紙62の給紙機構および排紙機構の図示
を省略している。
【0021】キャリッジ64の移動方向に沿ったプラテ
ンローラ66の側方には、インクジェットヘッド6の吐
出不良を回復するためのパージ装置67が配設されてい
る。インクジェットヘッド6は、インク中に気泡が発生
したり、インクジェットヘッド6のノズル面6a上にイ
ンクや紙粉等が付着する等の原因により吐出不良を起こ
す。パージ装置67は、その吐出不良を起こしたインク
ジェットヘッド6を良好な吐出状態に回復させるために
設けられる。
【0022】このパージ装置67は、ヘッドユニット6
3がパージ位置にある時に、インクジェットヘッド6に
対向するように配設されており、パージキャップ81
と、ポンプ82およびカム83と、インク貯留部84と
を備えている。パージキャップ81は、インクジェット
ヘッド6のノズル面6aに密着し、ポンプ82がインク
ジェットヘッド6の内部に溜まる気泡などを含んだ不良
インクを吸引する。ポンプ82の吸引は、カム83を回
転させてポンプ82内のピストンを往復移動することに
より行われる。このように、不良インクを吸引すること
によりインクジェットヘッド6の吐出不良を回復する。
なお、吸引された不良インクは、インク貯留部84に貯
められる。
【0023】パージ装置67に隣接して、プラテンロー
ラ66側には、インクジェットヘッド6に対し相対移動
可能なワイパ部材86が配設され、そのワイパ部材86
の反対側には、キャップ85が配設されている。
【0024】キャップ85は、印刷が終了してリセット
位置に戻されたキャリッジ64に搭載されるインクジェ
ットヘッド6のノズル面6aに当接して、そのノズル面
6aを被覆する。ノズル面6aをキャップ85で被覆す
ることにより、インクの蒸発を防止する。
【0025】ワイパ部材86は、板状に形成され、その
一端部がワイパホルダ90に挿入されて支持されてい
る。このワイパ部材86は、インクジェットヘッド6側
に突出して配設されており、キャリッジ64の移動に伴
って、インクジェットヘッド6のノズル面6aに付着し
たインクや紙粉等を拭うものである。また、ワイパ部材
86は、ノズル面6aを拭う場合には矢印A方向に突出
し、ノズル面6aを拭わない場合には反矢印A方向に後
退するようになっている。
【0026】図2は、本実施例のヘッドユニット63の
斜視図であり、図3は、図2の矢印III方向から見た
ヘッドユニット63の一部分を示した正面図である。図
4及び図5(a)は、それぞれ図3の矢印IV及びVa
方向から見たヘッドユニット63の一部分を示した側面
図である。図5(b)は、そのヘッドユニット63の一
部分を示した斜視図である。なお、図3では理解を容易
とするためにフレーム1の一部分を断面視して図示して
いる。
【0027】図2に示すように、ヘッドユニット63
は、その底面にインクを吐出する複数のノズル6bを備
えたインクジェットヘッド6と、そのインクジェットヘ
ッド6を支持するフレーム1とを備えている。
【0028】フレーム1は、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等の合成樹脂材の射出成形品であり、上面を開放し
た略箱状に形成されている。その開放した部分には、イ
ンクカートリッジ61が着脱自在に装着される。
【0029】フレーム1の底面には、その底面の略中央
にインクジェットヘッド6が矩形状に突出するように支
持されている。また、そのインクジェットヘッド6を挟
んだ両端側には、ワイパ清浄部11とインク吸収部16
とがそれぞれ形成されている。
【0030】インクジェットヘッド6は、インクを吐出
する複数のノズル6bを有するノズルプレート23と、
そのノズルプレート23を被覆する薄金属板製のカバー
プレート44とを備えている。そのカバープレート44
は、上面を開放した箱状に形成され、その底面には2つ
の孔が形成されている。その2つの孔からノズルプレー
ト23は露出されており、そのノズルプレート23に設
けられたノズル6bからインクは吐出される。インクジ
ェットヘッド6のノズル面6aは、このノズルプレート
23の複数のノズル6bが形成された面とカバープレー
ト44の底面とにより略平板状に形成されている。な
お、ノズル面6aには、インクの払拭を容易にするよう
に撥インク処理が施されている。
【0031】ワイパ清浄部11は、ワイプ処理前にワイ
パ部材86を清浄するものであり、フレーム1と一体に
成形されている。かかるワイパ清浄部11は、インクジ
ェットヘッド6に隣接し突出して設けられた清浄壁12
と、その清浄壁12に連設してインクジェットヘッド6
の反対側に形成された多数の溝13とを備えている。
【0032】清浄壁12は、ワイパ部材86を払拭する
ものであり、インクジェットヘッド6のノズル面6aと
略同一高さに突出した端面12aを有する板状に形成さ
れている。その清浄壁12の突出した端面12aは、図
4に示すように、ノズル面6aと平行な直線状に形成さ
れており、この端面12aの一部分にワイパ部材86の
端部が擦られることにより、ワイパ部材86は払拭され
る。
【0033】多数の溝13は、清浄壁12がワイパ部材
86を払拭することにより集められたインクを吸収し、
その吸収したインクを保持するものである。かかる多数
の溝13は、図2及び図3に示すように、清浄壁12の
端面12aより低く落ち込んだ面14に穿設されてい
る。かかる溝13は、清浄壁12からインクジェットヘ
ッド6の反対側へ延び、それぞれの溝13が互いに平行
かつ等間隔となるように配設されている。多数の溝13
が穿設されている面14は、その清浄壁12に連設して
インクジェットヘッド6の反対側に形成されている。こ
の面14は、清浄壁12側にてその端面12aの近傍に
まで突出し、清浄壁12から離れるに従い高さが連続的
に減少する斜面14aと、その斜面14aの一端からフ
レーム1の端部へ向けて延設され、インクジェットヘッ
ド6のノズル面6aに平行な平面14bとで形成されて
いる。ワイプ処理時にインクジェットヘッド6の移動経
路内に突出したワイパ部材86の先端は斜面14aの高
く形成された側にのみ接触し、平面14bにはワイパ部
材86は接触しないように構成されている。
【0034】インク吸収部16は、ワイプ処理により集
められたインクを吸収するものであり、フレーム1と一
体に成形されている。かかるインク吸収部16は、イン
クジェットヘッド6側に形成された突出部17と、その
突出部17に連設してインクジェットヘッド6の反対側
に形成された多数の溝18とを備えている。
【0035】突出部17は、インクジェットヘッド6に
隣接して設けられ、そのインクジェットヘッド6のノズ
ル面6aと略同一高さに突出し、その突出した端部にイ
ンクを吸収する凹部17aが等間隔に穿設されている。
凹部17aを穿設された突出部17の端部には、図5
(b)に示すように、断続的に突出した端面17bが形
成されている。
【0036】多数の溝18は、凹部17aにより吸収さ
れたインクを保持するものである。かかる多数の溝18
は、突出部17からインクジェットヘッド6の反対側へ
と延び、それぞれの溝18が互いに平行かつ等間隔とな
るように配設されている。多数の溝18が穿設されてい
る面19は、突出部17に連設してインクジェットヘッ
ド6の反対側に形成されている。この面19は、突出部
17側にてその端面17bと同一高さに突出し、突出部
17から離れるに従い高さが連続的に減少する斜面19
aと、その斜面19aの一端からフレーム1の端部へ向
けて延設され、インクジェットヘッド6のノズル面6a
に平行な平面19bとで形成されている。ワイプ処理時
にインクジェットヘッド6の移動経路内に突出したワイ
パ部材86は、斜面19aの高く形成された側にのみ接
触し、平面19bにはワイパ部材86は接触しないよう
に構成されている。
【0037】ここで、図4及び図5(a)に示すよう
に、凹部17a及び多数の溝13,18の開口幅Cは、
それぞれの縁にて2mmとし、深く(図3,4,5にお
いて上方)なるに従いわずかに狭くなるように抜き勾配
が設けられている。このため、凹部17a及び溝13,
18に捕捉されたインクは、毛管現象がより強くはたら
く溝13,18の奥すなわち平面14b,19bの上方
部分に吸収しかつ保持することができる。なお、本実施
例では幅Cを2mmとしたが、この幅Cは、インクの粘
度が高い場合やインクジェットヘッド6の移動速度が遅
い場合には広くし、逆に使用するインクの粘度が低い場
合やインクジェットヘッド6の移動速度が速い場合には
狭くすることができる。
【0038】次に、図6を参照して、ワイプ処理につい
て説明する。図6は、本実施例のヘッドユニット63を
使用したワイプ処理を示した正面図である。ワイプ処理
は、ノズル面6aに付着したインクWや紙粉等を除去す
るものであり、前記パージ装置67によるパージ動作の
終了後に、インクジェットヘッド6のノズル面6aに残
留したインクWを除去するために行われる。
【0039】インクジェットヘッド6のノズル面6aに
は、図6(a)に示すように、インクジェットヘッド6
のノズルから吸引されたインクWの一部が残留する。そ
のインクジェットヘッド6は、パージ処理が終了すると
パージ装置67に隣接するワイパ部材86側へ移動す
る。このとき、ワイパ部材86は、カム83による制御
にて、インクジェットヘッド6の移動経路よりも下方に
後退した待機位置から、ノズル面6aを払拭するべくイ
ンクジェットヘッド6の移動経路内に突出する突出位置
に移動する。突出位置に移動したワイパ部材86に対し
て、まず、ワイパ清浄部11の斜面14aが接触し、そ
の後に、清浄壁12が接触する。その清浄壁12は、接
触したワイパ部材86を弾性変形させながら、そのワイ
パ部材86の先端側へと接触位置を移動し、接触した部
分を払拭するべく擦っていく。ワイパ部材86を払拭し
て清浄壁12に集められたインクWは、その清浄壁12
に連設して穿設されている溝13へ毛管現象により吸収
される。このため、ワイパ部材86に接触する清浄壁1
2にはインクWが残留しない。よって、ワイプ処理を行
う場合に常に残留インクのない清浄壁12にてワイパ部
材86を払拭することができ、ワイパ部材86に付着し
たインクWを毎回確実に取り除くことができる。更に、
清浄壁12に集められたインクWは、溝13に保持され
るので、インクWの垂れ落ちや飛散を防止することがで
きる。
【0040】また、溝13が穿設されている斜面14a
の清浄壁12側は、端面12a近傍に形成されているの
で、清浄壁12に溜められたインクWが少量であって
も、斜面14aにインクWは接触する。その斜面14に
接触したインクWは、斜面14に穿設された溝13へと
導かれる。つまり、斜面14aの清浄壁12側を端面1
2a近傍に形成することにより、清浄壁12に集められ
たインクWを溝13へ確実に吸収させることができる。
一方、斜面14aは、清浄壁12から離れた側が低くな
るように形成されているので、かかる部分が高く形成さ
れる場合に比べてワイパ部材86は伸びた状態で清浄壁
12に接触する。ワイパ部材86は、真っ直ぐな状態に
近いほど端面12aより上方に多く突出し、清浄壁12
とワイパ部材86とが接触する範囲は広くなる。よっ
て、清浄壁12に払拭されるワイパ部材86の範囲を広
くすることができ、よりワイパ部材86を清浄に保つこ
とができる。
【0041】さらに、ワイパ部材86が接触しない平面
14bにも溝13が連続して形成されている。よって、
清浄壁12に集められたインクWを多量に保持すること
ができるので、長期にわたりワイパ部材86を十分に清
浄することができると共に、平面14bに設けられた溝
13にて保持されたインクWにはワイパ部材86が接触
せず、保持されたインクWが付着することによるワイパ
部材86の汚れを防止することができる。
【0042】図6(b)に示すように、図6(a)の位
置からインクジェットヘッド6が更に移動すると、ワイ
パ部材86とインクジェットヘッド6とが接触してワイ
プ処理が行われる。このワイプ処理は、インクジェット
ヘッド6のノズル面6aをワイパ部材86の端部へ押し
付けながら移動して行われる。ワイパ部材86に付着し
ていたインクWは、ワイプ処理前に払拭されているの
で、インク汚れのないワイパ部材86にてワイプ処理を
実行することができる。このため、インクジェットヘッ
ド6が清浄に保たれ、インク吐出不良やノズル面6aへ
付着したインクWによる記録媒体の汚れを確実に防止す
ることができる。
【0043】図6(c)に示すように、図6(b)の位
置からインクジェットヘッド6が更に移動していくこと
により、インクジェットヘッド6のノズル面6aに付着
していたインクWがワイパ部材86によって集められ
る。集められたインクWは、インクジェットヘッド6の
ノズル面6aに隣接した突出部17側へと寄せられる。
その突出部17の端部に設けられた凹部17aに集めら
れたインクWは、毛管現象により吸収され、その凹部1
7aに連続した溝18へとインクWは導かれる。このよ
うに、集められたインクWは、凹部17aに吸収される
ので、ワイパ部材86には、インクWはほぼ残留しな
い。このため、払拭動作を終えたワイパ部材86が、イ
ンクジェットヘッド6に押さえつけられて撓んだ状態か
ら解放されて真っ直ぐな状態に戻る際に、ワイパ部材8
6からインクWが飛散することがない。
【0044】また、凹部17aは、突出部17における
インクジェットヘッド6側に面して形成されている。こ
のため、インクジェットヘッド6と突出部17との間の
隙間は、凹部17aを介して溝18へと連通する。よっ
て、インクジェットヘッド6と突出部17との間の隙間
に入り込んだインクWも吸収され、その隙間に入り込ん
だインクWの垂れ落ちや飛散を防止することができる。
【0045】さらに、斜面19aの角度は、弾性変形に
より屈曲していたワイパ部材86が移動にともない、斜
面19aに接触しながら穏やかに伸ばされるように、突
出部17側から穏やかに高さが減少する角度に設定され
ており、これにより、屈曲していたワイパ部材86が突
出部17から急激に解放されてそのワイパ部材86に付
着していたインクWが飛散するのを防止することができ
る。
【0046】また、ワイパ部材86が接触しない平面1
9bにも溝18が連続して形成されている。よって、ワ
イプ処理により集められたインクWを多量に保持するこ
とができるので、長期にわたりインク吸収性を維持する
ことができると共に、平面19bに設けられた溝13に
て保持されたインクWにはワイパ部材86が接触せず、
保持されたインクWが付着することによるワイパ部材8
6の汚れを防止することができる。
【0047】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変
更が可能であることは容易に推察できるものである。
【0048】例えば、本実施例においては、インクジェ
ット記録装置としてカラーインクジェットプリンタ10
0を用いたが、本発明はそれに限定されるものではな
く、例えば、インクジェット方式の複写機やファクシミ
リ装置などにも適用することができる。また、カラーイ
ンクジェットプリンタ100には4つのインクカートリ
ッジ61が装着されたが、1以上の所定数のインクカー
トリッジ61を装着されるように構成しても良い。
【0049】また、本実施例では、インクジェットヘッ
ド6のノズル面6aは鉛直下方へ向けて形成されていた
が、そのノズル面6aは、水平方向や鉛直上方へ向けて
形成されていても良く、傾斜した方向へ向けて形成され
ていても良い。
【0050】さらに、本実施例では、ワイパ清浄部11
及びインク吸収部16は、フレーム1と一体に成形され
ていたが、フレーム1とは別の部品として成形したワイ
パ清浄部11及びインク吸収部16を配設することによ
り、ワイパ清浄部11及びインク吸収部16を形成して
も良い。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載のインクジェット記録装置
によれば、ワイプ処理の前に、ワイパ部材に付着してい
たインクは、ワイパ清浄部の清浄壁に払拭され、その清
浄壁に連設された溝へ毛管現象を利用して吸収される。
よって、常に残留インクのない清浄壁でワイパ部材を払
拭し、ワイパ部材を清浄に保つことができ、また、この
払拭された清浄なワイパ部材でノズル面を払拭すること
ができる。このため、ノズル面を清浄に保つことがで
き、インクの吐出不良やノズル面へ付着したインクによ
る記録媒体の汚れを防止することができるという効果が
ある。また、払拭して集められたインクの清浄壁上への
残留を防止することができるので、残留したインクの垂
れ落ちや飛散による装置内部や記録媒体の汚れを防止す
ることができるという効果がある。さらに、ワイパ部材
を清浄するための特別な機構やインク吸収性を有する素
材からなる吸収体を必要としないので、ワイパ部材を清
浄する機能を低コストで具備することができるという効
果がある。また、溝に吸収されたインクは、ワイパ部材
に接触しない高さにあるので、ワイパ部材に再び付着し
てノズル面を汚すことがない。
【0052】請求項2記載のインクジェット記録装置に
よれば、請求項1に記載のインクジェット記録装置の奏
する効果に加え、ワイパ清浄部の溝が穿設された面の少
なくとも一部分は、清浄壁側からインクジェットヘッド
の反対方向へ向けて離れるに従い高さが連続的に減少し
ている。よって、その溝が穿設されている面の清浄壁側
が、その清浄壁の先端側に高く形成されることにより、
清浄壁に集められたインクが少量であってもその高く形
成された面にインクを接触させることができ、そのイン
クが接触した面に穿設された溝にインクを確実に吸収さ
せることができる。また、清浄壁から離れた側が低く形
成されるので、高く形成される場合に比べて清浄壁の移
動経路内に突出したワイパ部材は伸びた状態で清浄壁に
接触する。したがって、清浄壁の移動経路内にワイパ部
材が多く突出するので、清浄壁に払拭されるワイパ部材
の範囲を広くすることができ、よりワイパ部材を清浄に
保つことができるという効果がある。
【0053】請求項3記載のインクジェット記録装置に
よれば、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装
置の奏する効果に加え、ワイパ清浄部に設けられた溝
は、清浄壁の端部側に高く突出した高い面から、その高
い面よりも低く落ち込んだ低い面にまで連続して穿設さ
れている。よって、高い面にのみワイパ部材が接触する
ようワイパ部材の突出量を調整することにより、ワイパ
部材に付着したインクを高い面に設けられた溝に吸収さ
せ、その吸収したインクを低い面にまで連続して穿設さ
れた溝に保持させることができる。このため、ワイパ清
浄部に設けられた溝に多量のインクを保持させることが
でき、長期にわたりワイパ部材を十分に清浄することが
できるという効果がある。
【0054】請求項4記載のインクジェット記録装置に
よれば、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェ
ット記録装置の奏する効果に加え、インクジェットヘッ
ドのノズル面を払拭したワイパ部材に集められたインク
は、インク吸収部の突出部に設けられた凹部へ毛管現象
により吸収され、その凹部に連続した溝へと導かれるの
で、払拭して集められたインクがインクジェットヘッド
の払拭方向下流側へ付着したり、ワイパ部材が撓んだ状
態から真っ直ぐな状態に戻る際に、集められたインクが
飛散することを防止することができるという効果があ
る。また、インクが凹部及びその凹部に連続した溝に保
持されるので、インク吸収性を有する吸収体をわざわざ
設けてインクを吸収させる必要がなく、インクの吸収機
能を低コストで具備することができるという効果があ
る。
【0055】請求項5記載のインクジェット記録装置に
よれば、請求項1から4のいずれかに記載のインクジェ
ット記録装置の奏する効果に加え、フレームは、インク
ジェットヘッドのノズル面に対しそのノズル面の払拭方
向下流側に隣接して配設された突出部と、その突出部か
らインクジェットヘッドの反対方向へ向けて離れるに従
い高さが減少しかつワイパ部材が移動にともない穏やか
に伸ばされる角度の斜面とを備える。よって、弾性を利
用してノズル面を払拭するワイパ部材は、連続的に高さ
が減少している部分に沿って穏やかに伸ばされるので、
ワイパ部材に付着したインクの飛散を確実に防止するこ
とができるという効果がある。
【0056】請求項6記載のインクジェット記録装置に
よれば、請求項4に記載のインクジェット記録装置の奏
する効果に加え、インク吸収部に設けられた溝は、突出
部の端部側に高く突出した高い面から、その高い面より
も低く落ち込んだ低い面にまで連続して穿設されてい
る。よって、高い面にのみワイパ部材が接触するようワ
イパ部材の突出量を設定することにより、ノズル面を払
拭して集められたインクを高い面に設けられた溝に吸収
させ、その吸収したインクを低い面にまで連続して穿設
された溝に保持させることができる。このため、インク
吸収部に設けられた溝に多量のインクを保持させること
ができ、長期にわたりインク吸収性を維持することがで
きるという効果がある。また、高い面にのみ接触するよ
う突出量を調整されたワイパ部材は低い面に接触しない
ので、その低い面に設けられた溝にて保持されたインク
にはワイパ部材が接触せず、保持されたインクが付着す
ることによるワイパ部材の汚れを防止することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるカラーインクジェット
プリンタを示す斜視図である。
【図2】ヘッドユニットの斜視図である。
【図3】図2の矢印III方向から見たヘッドユニット
の正面図である。
【図4】図3の矢印IV方向から見たヘッドユニットの
右側面図である。
【図5】図5(a)は図3の矢印Va方向から見たヘッ
ドユニットの左側面図であり、図5(b)は図5(a)
の矢印b方向から見たヘッドユニットの斜視図である。
【図6】ワイプ処理時のヘッドユニットの動作を示す正
面図である。
【図7】従来のワイパ部材を払拭している状態を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 6 インクジェットヘッド 6a ノズル面 11 ワイパ清浄部 12 清浄壁 13,18 溝 16 インク吸収部 17 突出部 17a 凹部 86 ワイパ部材 100 カラーインクジェットプリンタ(インク
ジェット記録装置)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル面に開口したノズルからインクを
    吐出して記録媒体上に記録を行うインクジェットヘッド
    と、そのインクジェットヘッドを支持し記録媒体に沿っ
    て往復移動するフレームと、そのフレームに支持された
    前記インクジェットヘッドのノズル面の移動経路内に突
    出してそのノズル面を払拭するワイパ部材とを備えたイ
    ンクジェット記録装置において、 前記フレームは、前記インクジェットヘッドのノズル面
    に対しそのノズル面の払拭方向上流側に配設されたワイ
    パ清浄部を備え、 そのワイパ清浄部は、前記インクジェットヘッド側に形
    成されそのインクジェットヘッドのノズル面と略同一高
    さに突出した清浄壁と、その清浄壁に連設して前記ワイ
    パ部材が当接しない高さで前記インクジェットヘッドの
    反対側に相互に所定の隙間を空けて穿設された毛管現象
    を生じる多数の溝とを備えていることを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイパ清浄部の溝が穿設された面の
    少なくとも一部分は、前記清浄壁側から前記インクジェ
    ットヘッドの反対方向へ向けて離れるに従い高さが連続
    的に減少していることを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイパ清浄部に設けられた溝は、前
    記清浄壁の端部側に高く突出した高い面から、その高い
    面よりも低く落ち込んだ低い面にまで連続して穿設され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記フレームは、前記インクジェットヘ
    ッドのノズル面に対しそのノズル面の払拭方向下流側に
    隣接して配設されたインク吸収部を備え、そのインク吸
    収部は、前記インクジェットヘッド側に形成されそのイ
    ンクジェットヘッドのノズル面と略同一高さに突出しそ
    の突出した端部間に所定の隙間を空けて穿設された凹部
    を有する複数の突出部と、その突出部に設けられた凹部
    に連続して前記インクジェットヘッドの反対側に相互に
    所定の隙間を空けて穿設された毛管現象を生じる多数の
    溝とを備えていることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記フレームは、前記インクジェットヘ
    ッドのノズル面に対しそのノズル面の払拭方向下流側に
    隣接して配設された突出部と、その突出部から前記イン
    クジェットヘッドの反対方向へ向けて離れるに従い高さ
    が減少しかつ前記ワイパ部材が前記移動にともない穏や
    かに伸ばされる角度の斜面とを備えることを特徴とする
    請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記インク吸収部に設けられた溝は、前
    記突出部の端部側に高く突出した高い面から、その高い
    面よりも低く落ち込んだ低い面にまで連続して穿設され
    ていることを特徴とする請求項4に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
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