JP4502018B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液滴吐出装置に関する。
回転部材の周面に記録媒体が保持され、各色の液滴吐出ヘッドがその回転部材の周面に沿って傾斜配置された液滴吐出装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ノズルから液体を滲み出させて、そのノズル面を湿潤させた後、払拭部材がノズル面の長手方向(記録媒体の幅方向)に移動しつつ、そのノズル面を払拭して清掃する液滴吐出装置も、従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−125689号公報 特許第3535885号公報
本発明は、回転部材の周面に沿って傾斜配置された液滴吐出ヘッドから液体を滲み出させても、その液体によってノズル面全体を湿潤させることができる液滴吐出装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の液滴吐出装置は、回転部材の周面に沿って傾斜配置されるとともに、画像情報に応じて液滴を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドのノズルから滲み出された液体により湿潤されたノズル面を、該液体が重力によって前記ノズル面を流れる方向の下流側から上流側に向かう払拭方向に払拭して清掃する払拭部材と、前記払拭部材の前記ノズルに接触しない両端部に設けられ、前記払拭方向に突出する突起部と、を備え、前記払拭部材は、前記ノズルから液体が滲み出される際、前記ノズル面における前記下流側に接触し、前記突起部は、前記液滴吐出ヘッドの記録媒体の幅方向を向く面に接触することを特徴としている。
また、本発明に係る請求項2に記載の液滴吐出装置は、回転部材の周面に沿って傾斜配置されるとともに、画像情報に応じて液滴を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドのノズルから滲み出された液体により湿潤されたノズル面を、該液体が重力によって前記ノズル面を流れる方向の下流側から上流側に向かう払拭方向に払拭して清掃する払拭部材と、前記払拭部材の前記ノズルに接触しない両端部で、かつ該払拭部材の先端部から所定量離隔した位置に設けられ、前記払拭方向に突出する突起部と、を備え、前記払拭部材は、前記ノズルから液体が滲み出される際、前記ノズル面における前記下流側に接触し、前記突起部は、前記ノズルが形成されていない前記ノズル面の両端部に接触することを特徴としている。
また、請求項3に記載の液滴吐出装置は、請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置において、前記払拭部材が、前記液滴吐出ヘッドの前記下流側に、撓んだ状態で接触していることを特徴としている。
また、請求項4に記載の液滴吐出装置は、請求項3に記載の液滴吐出装置において、前記払拭部材は、前記液滴吐出ヘッドが、該払拭部材に接触可能位置に移動した後、該払拭部材が前記払拭方向へ移動することで撓むことを特徴としている。
また、請求項5に記載の液滴吐出装置は、請求項3に記載の液滴吐出装置において、前記払拭部材は、該払拭部材が前記払拭方向へ所定量移動して停止した後、前記液滴吐出ヘッドが、該払拭部材に接触可能位置に移動することで撓むことを特徴としている。
また、請求項6に記載の液滴吐出装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の液滴吐出装置において、前記ノズルが2次元配列とされるとともに、前記ノズル面が記録媒体の幅方向に亘って湿潤されるように、前記ノズルのうち、特定のノズルから液体が滲み出されることを特徴としている。
また、請求項7に記載の液滴吐出装置は、請求項6に記載の液滴吐出装置において、前記特定のノズルが、前記上流側のノズルであることを特徴としている。
また、請求項8に記載の液滴吐出装置は、請求項6に記載の液滴吐出装置において、前記特定のノズルが、前記下流側のノズルであることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ノズル面が傾斜配置されていても、ノズルから滲み出された液体を払拭部材で保持することができ、ノズルから滲み出された液体により、そのノズル面全体を湿潤させることができるとともに、払拭部材の両端部からの液体の流れ落ち、及び払拭部材の払拭方向上流側への液体の回り込みを防止することができる
請求項2に記載の発明によれば、ノズル面が傾斜配置されていても、ノズルから滲み出された液体を払拭部材で保持することができ、ノズルから滲み出された液体により、そのノズル面全体を湿潤させることができるとともに、払拭部材の両端部からの液体の流れ落ち、及び払拭部材の払拭方向上流側への液体の回り込みを防止することができる
請求項3に記載の発明によれば、ノズル面に対する払拭部材の払拭開始時における駆動源の初期負荷を低減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、払拭部材の撓み方向を制御することができる。
請求項5に記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの角部との摺接による払拭部材の摩耗を低減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、全ノズルから液体を滲み出させる場合に比べて、液体の消費量を低減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、液体を滲み出さない下流側のノズル面に付着している増粘・固化した液体も、上流側から重力によって流れた液体で溶解することができる。
請求項8に記載の発明によれば、液体を滲み出さない上流側のノズル面に付着している増粘・固化した液体も、払拭部材に保持された液体で溶解することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1、図2には本発明に係る液滴吐出装置の一例としてのインクジェット記録装置10の概略構成が示されている。したがって、以下において、液滴吐出ヘッドをインクジェット記録ヘッド20とし、液滴吐出ヘッドによって画像が記録される記録媒体を記録用紙Pとして説明をする。
また、各図において矢印UPで示す方向を上方向とする。更に、インクジェット記録ヘッド20による画像形成時における記録用紙Pの搬送方向又は搬送方向と逆方向を向く面をインクジェット記録ヘッド20の「正面」とし、それと直交する方向である記録用紙Pの幅方向を向く面をインクジェット記録ヘッド20の「側面」とする。したがって、図1、図2ではインクジェット記録ヘッド20の側面が示されている。
図1、図2で示すように、インクジェット記録装置10は、画像が記録される前の記録用紙Pが収容される給紙部12と、この給紙部12から供給された記録用紙Pに画像を記録する画像記録部14と、画像記録部14へ記録用紙Pを搬送する搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録された後の記録用紙Pを収容する排紙部18と、を有している。
画像記録部14は、インクジェット記録ヘッド20を有しており、このインクジェット記録ヘッド20は、複数のノズル22が1列に形成された(1次元配列された)ノズル面24を有している(図6参照)。このノズル面24は、インクジェット記録装置10での画像記録が想定される記録用紙Pの最大幅と同程度か、又はそれ以上の記録可能領域を有している。
また、インクジェット記録ヘッド20は、後述するように、記録用紙Pを搬送する回転部材としての搬送ドラム30の周面に沿って傾斜配置されており、その搬送方向(矢印A方向)下流側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に並設されている。
なお、このインクジェット記録ヘッド20は、サーマル方式や圧電方式等の公知の手段によって、インク滴が吐出されるように構成されており、そのインクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクが使用可能である。また、インクジェット記録装置10には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにインクを供給するためのインクタンク26Y〜26Kが配設されている。
このように本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20は、搬送ドラム30の周面に沿って傾斜配置されるため、後述するように、ノズル22からインクNを滲み出したときには、そのインクNは重力の作用により下方に流れる。したがって、以下において、ノズル面24の記録用紙Pの搬送方向における中央位置24Aから、そのインクNの流れる方向側をノズル面24における下流側とし、その反対方向側をノズル面24における上流側とする(図5、図6参照)。
一方、図1、図2で示すように、給紙部12中の記録用紙Pは、ピックアップローラー28によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラー対32によって画像記録部14へ送られるようになっている。そして、インクジェット記録装置10に設けられる搬送手段16には、記録用紙Pの印刷面(表面)をインクジェット記録ヘッド20に対面させるための回転部材としての搬送ドラム30が備えられている。
この搬送ドラム30は、図1、図2で示す矢印A方向(図示の時計回り方向)に所定の速度で回転するように構成されるとともに、その周面の所定位置には、記録用紙Pの搬送方向下流側端部を把持する把持手段としてのグリッパー(図示省略)が備えられている。そして更に、搬送ドラム30の周面は、記録用紙Pが静電的吸着、或いは吸引や粘着などの非静電的吸着によって保持されるように構成されている。
また、搬送ドラム30の下方には、反転部34が設けられており、両面印刷するときには、複数の搬送ローラー対36により、記録用紙Pが搬送されて、再度インクジェット記録ヘッド20へ供給されるようになっている。そして、排紙部18への搬送路の所定位置にも、複数の搬送ローラー対38が配設されている。
なお、図示しないが、このインクジェット記録装置10には、画像信号に応じてインク滴の吐出タイミングと使用するノズル22を決定し、そのノズル22に駆動信号を印加するインクジェット記録ヘッド20の制御手段と、インクジェット記録装置10全体の動作を制御するシステム制御手段が備えられている。
また、図3で示すように、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kには、回復装置としてのメンテナンスユニット40Y〜40Kが各色毎に備えられている。各メンテナンスユニット40Y〜40Kは、メンテナンスユニットホルダー42に設けられ、このメンテナンスユニットホルダー42が、ラック・ピニオン等の移動手段(図示省略)により、印刷時における待機位置と、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする実行位置(図2参照)との間を(記録用紙Pの幅方向に)移動可能に構成されている。
そして、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、各メンテナンスユニット40Y〜40Kによってメンテナンスされる際には、所定高さ上昇し、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面24に対して、後述するキャップ44をそれぞれ対向配置できるように構成されている。つまり、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、メンテナンスユニット40Y〜40Kによる回復動作等が実行可能なように、略上下方向に移動可能に構成されている。
メンテナンスユニット40は、図4で示すように、ノズル面24を被覆することで、ノズル22内におけるインクの乾燥を防止したり、ノズル面24(ノズル22)を保護する各色毎のキャップ44と、キャップ44を略上方向に付勢する付勢部材としてのコイルバネ46と、各色毎にインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面24を払拭(ワイピング)する払拭部材としてのワイパーブレード70と、キャップ44内を負圧にする吸引ポンプ48と、キャップ44と吸引ポンプ48とを接続するフレキシブルチューブ52と、吸引ポンプ48と大気とを接続するフレキシブルチューブ54と、ワイパーブレード70を記録用紙Pの搬送方向及び搬送方向と逆方向に所定の速度V(例えばV=20mm/sec〜80mm/sec)で移動させる移動機構50等を有している。
移動機構50は、例えば正逆両方向に回転駆動可能な駆動源としてのモーター56と、モーター56の回転軸に固定されたギア58と、ギア58に噛合し、その回転駆動力を伝達するギア群60と、ギア群60を回転可能に支持するシャフト62(図4では判り難くならないように1つだけ示されている)と、ワイパーブレード70のブレードホルダー68にネジ作用によって挿通されているボールネジ66と、ボールネジ66に固定され、ギア群60と噛合するギア64と、で主に構成されている。
したがって、モーター56の正逆両方向への回転によりボールネジ66が正逆両方向に回転し、ワイパーブレード70が、図示の矢印W方向(記録用紙Pの搬送方向及び搬送方向と逆方向)に往復移動できる構成である。なお、キャップ44の周縁部(上面)には、弾性体で構成されたリブ部44Aが一体に設けられており、インクジェット記録ヘッド20に対するキャッピング時に、このリブ部44Aが、1次元配列されたノズル22周辺のノズル面24に密着することにより、密閉空間を形成するようになっている。
また、各色のインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、搬送ドラム30の周面に対して、それぞれ同じ距離だけ離隔するように配置されている。つまり、上記したように、各インクジェット記録ヘッド20は、搬送ドラム30の周面に沿って傾斜配置されており、図3ではシアン(C)及びブラック(K)のインクジェット記録ヘッド20C、20Kが左下がりに、イエロー(Y)及びマゼンタ(M)のインクジェット記録ヘッド20Y、20Mが右下がりに、それぞれ傾斜配置されている。
したがって、シアン(C)及びブラック(K)のインクジェット記録ヘッド20C、20Kに対するメンテナンスユニット40C、40Kは、図4(A)で示すタイプとされ、イエロー(Y)及びマゼンタ(M)のインクジェット記録ヘッド20Y、20Mに対するメンテナンスユニット40Y、40Mは、図4(B)で示すタイプとされる。
つまり、各メンテナンスユニット40Y〜40Kは、図5、図6で示すように、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20K(図5では例としてインクジェット記録ヘッド20Y、20Mのみ示す)のノズル22からインクNを滲み出したときに、そのインクNが重力によって流れる方向である下流側に、初期状態のワイパーブレード70を配置できるように、2つのタイプに分かれて(左右対称に)構成されている。
なお、ワイパーブレード70の払拭方向下流側(ノズル面24における上流側)のインクジェット記録ヘッド20の正面には、ワイパーブレード70で捕捉した不要インク(増粘・固化したインクや気泡を抱き込んでいるインクを含む)等を吸収して除去する吸収体72が取り付けられている。
すなわち、シアン(C)及びブラック(K)のインクジェット記録ヘッド20C、20Kの場合には、記録用紙Pの搬送方向下流側の正面に、イエロー(Y)及びマゼンタ(M)のインクジェット記録ヘッド20Y、20Mの場合には、記録用紙Pの搬送方向上流側の正面に、それぞれ吸収体72が取り付けられている(図3参照)。
また、ワイパーブレード70は、NBR(ニトリルゴム)やシリコーンゴム、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)などのゴム部材やスチレン系、オレフィン系、ポリエステル系などの熱可塑性エラストマー等の弾性体で構成されており、ブレードホルダー68の移動に伴い、各色毎のインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面24に所定の圧力で(撓んで)摺接するように構成されている。
以上のような構成とされたメンテナンスユニット40において、次にそのメンテナンス動作の第1実施例について、主に図7、図8を基に説明する。まず、ピックアップローラー28及び搬送ローラー対32により、記録用紙Pを搬送ドラム30の周面上に供給する。搬送ドラム30の周面上に供給され、その搬送ドラム30に吸着保持された記録用紙Pは、インクジェット記録ヘッド20の記録位置へ供給され、その印刷面に画像が記録される。そして、その画像記録終了後、記録用紙Pは搬送ドラム30から剥離され、搬送ローラー対38によって排紙部18へ搬送される。
ここで、吸引回復動作の実施指令がなされ、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンス(吸引回復動作)する際には、まず、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが、矢印H方向(図2参照)へ所定高さ上昇移動し、搬送ドラム30の周面から所定距離離隔する。これにより、搬送ドラム30の周面とインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面24との間に、メンテナンスユニット40(メンテナンスユニットホルダー42)が進入可能な空隙が形成される。
その後、メンテナンスユニット40(メンテナンスユニットホルダー42)を、その空隙に進入させ、インクジェット記録ヘッド20をメンテナンスユニット40のキャップ44に接近する方向に所定量下降移動させる。このとき、キャップ44は、コイルバネ46によって略上方に向かって付勢されているので、キャップ44のリブ部44A(図4参照)がインクジェット記録ヘッド20のノズル面24に密着し、そのノズル面24に形成されているノズル22全体(記録用紙Pの幅方向における全域)が被覆される。
こうして、キャップ44がノズル面24にキャッピングされたら(ノズル22全体を被覆したら)、インク吸引等の回復動作を実行する。すなわち、吸引ポンプ48によりキャップ44内を負圧にして、ノズル22内のインクを吸引する。なお、吸引回復動作が終了したら、インクジェット記録ヘッド20が再び上昇し、キャップ44がノズル面24から離隔する(キャッピングが解除される)。
続いて、図7(A)、図7(B)で示すように、ワイパーブレード70によるワイピング可能位置までインクジェット記録ヘッド20を下降移動させ、図7(C)で示すように、ワイパーブレード70を払拭方向(矢印W1方向)へ所定量移動させて、インクジェット記録ヘッド20の角部21(ノズル面24における下流側端部)を含む正面に接触させる。そして、その後、図7(D)で示すように、インクジェット記録ヘッド20の全てのノズル22からインクNを所定時間滲み出させる。
このインクNを滲み出させる滲出手段としては、例えばインクジェット記録ヘッド20に、ノズル22からインク滴が吐出しない程度にエネルギーを与える、例えば圧電素子(図示省略)を駆動させる手段や、インクタンク26から正圧を付与し、インクジェット記録ヘッド20内のインクを加圧する手段等が考えられる。
また、ノズル22からインクNが滲み出されると、そのインクNは重力の作用により下方側へ流れるが、そのノズル面24における下流側には、ワイパーブレード70が、インクジェット記録ヘッド20の角部21を含む正面に接触した状態で停止しているので、そのインクNはワイパーブレード70によって保持され、インクNがインクジェット記録装置10内へ流れ落ちることが防止される。こうして、ノズル面24の主に下流側周辺にインクNが付着したら、ワイパーブレード70によるワイピング動作が開始される。
すなわち、図7(E)で示すように、ブレードホルダー68を介してワイパーブレード70がボールネジ66の回転駆動により、矢印W1方向へ往路移動する。すると、図8(A)で示すように、ノズル面24における下流側に配置されていたワイパーブレード70により、そのインクNが保持されつつ、ノズル面24における上流側へ運ばれ、そのノズル面24全体が(記録用紙Pの幅方向全域に亘って)湿潤されつつ払拭(ワイピング)される。
つまり、これにより、ノズル22周辺(ノズル面24)に残留していた不要インク(増粘・固化したインクや気泡を抱き込んでいるインクを含む)やゴミ(異物)等が、そのインクNによって溶解されつつワイパーブレード70によって払拭され、ノズル面24から除去される。そして、ワイパーブレード70によって除去された不要インクやゴミ(異物)等は、図8(B)で示すように、インクジェット記録ヘッド20の正面(ワイパーブレード70の払拭方向下流側)に設けられた吸収体72によって吸収・除去される。その結果、吐出不良の発生が抑制又は防止される。
こうして、ノズル面24全体をワイパーブレード70によって払拭(ワイピング)したら、インクジェット記録ヘッド20が、ワイパーブレード70にノズル面24が接触しない所定高さまで上昇し、そのワイパーブレード70がモーター56の逆回転駆動により復帰移動する。つまり、ボールネジ66が逆回転し、ブレードホルダー68が復路移動して、次のワイピング動作までワイパーブレード70が待機する状態となる。
そして、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対するメンテナンスが終了したら、メンテナンスユニット40(メンテナンスユニットホルダー42)を元の待機位置まで移動させ、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kを印字可能な位置まで、搬送ドラム30の周面に向かって下降移動させる。これにより、印字開始までの動作が全て完了し、再度印刷可能状態となる。
次に、メンテナンスユニット40によるメンテナンス動作の第2実施例について、主に図9を基に説明する。なお、ワイパーブレード70によるワイピング動作に至るまでの一連の動作は、第1実施例と同等であるため、その詳細な説明は省略する。ワイパーブレード70によるワイピング動作をするには、まず、図9(A)、図9(B)で示すように、ワイパーブレード70によるワイピング可能位置までインクジェット記録ヘッド20を下降移動させる。
そして、図9(C)で示すように、ワイパーブレード70を払拭方向(矢印W1方向)へ所定量移動させて、インクジェット記録ヘッド20のノズル面24における下流側端部に接触させる。これにより、ワイパーブレード70は、その先端部がインクジェット記録ヘッド20の角部21よりも外側(下流側)へ向かうように撓み変形させられる(制御される)。そして、その後、図9(D)で示すように、インクジェット記録ヘッド20の全てのノズル22からインクNを所定時間滲み出させる。
ノズル22からインクNが滲み出されると、そのインクNは重力の作用により下方側へ流れるが、そのノズル面24における下流側には、ワイパーブレード70が、インクジェット記録ヘッド20のノズル面24に撓んだ状態で接触して停止しているので、そのインクNはワイパーブレード70によって保持され、インクNがインクジェット記録装置10内へ流れ落ちることが防止される。こうして、ノズル面24の主に下流側周辺にインクNが付着したら、ワイパーブレード70によるワイピング動作が開始される。
すなわち、図9(E)で示すように、ブレードホルダー68を介してワイパーブレード70がボールネジ66の回転駆動により、矢印W1方向へ往路移動する。ノズル面24における下流側に配置されていたワイパーブレード70が払拭方向へ移動すると、図8(A)で示したように、インクNがそのワイパーブレード70によって保持されつつ、ノズル面24における上流側へ運ばれ、そのノズル面24全体が(記録用紙Pの幅方向全域に亘って)湿潤されつつ払拭(ワイピング)される。
つまり、これにより、ノズル22周辺(ノズル面24)に残留していた不要インク(増粘・固化したインクや気泡を抱き込んでいるインクを含む)やゴミ(異物)等が、そのインクNによって溶解されつつワイパーブレード70によって払拭され、ノズル面24から除去される。そして、ワイパーブレード70によって除去された不要インクやゴミ(異物)等は、図8(B)で示したように、インクジェット記録ヘッド20の正面(ワイパーブレード70の払拭方向下流側)に設けられた吸収体72によって吸収・除去される。その結果、吐出不良の発生が抑制又は防止される。
こうして、ノズル面24全体をワイパーブレード70によって払拭(ワイピング)したら、上記第1実施例と同様に、インクジェット記録ヘッド20が、ワイパーブレード70にノズル面24が接触しない所定高さまで上昇し、そのワイパーブレード70がモーター56の逆回転駆動により復帰移動する。つまり、ボールネジ66が逆回転し、ブレードホルダー68が復路移動して、次のワイピング動作までワイパーブレード70が待機する状態となる。
そして、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対するメンテナンスが終了したら、メンテナンスユニット40(メンテナンスユニットホルダー42)を元の待機位置まで移動させ、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kを印字可能な位置まで、搬送ドラム30の周面に向かって下降移動させる。これにより、印字開始までの動作が全て完了し、再度印刷可能状態となる。
次に、メンテナンスユニット40によるメンテナンス動作の第3実施例について、主に図10を基に説明する。なお、ワイパーブレード70によるワイピング動作に至るまでの一連の動作は、第1実施例と同等であるため、その詳細な説明は省略する。また、この第3実施例の場合、ワイパーブレード70のブレードホルダー68は、ボールネジ66に対して斜めに設けられている。
すなわち、ワイパーブレード70の初期状態において、その先端部が、インクジェット記録ヘッド20の角部21(ノズル面24における下流側端部)よりも外側(下流側)を向くように、換言すればノズル面24とワイパーブレード70とでなす角度θ(図10(C)参照)が90度以下となるように、ブレードホルダー68が払拭方向と反対方向側へ傾倒された状態でボールネジ66に設けられている。
さて、ワイパーブレード70によるワイピング動作をするには、まず、図10(A)、図10(B)で示すように、ワイパーブレード70によるワイピング可能位置よりも所定量手前までインクジェット記録ヘッド20を下降移動させる。そして、図10(B)で示すように、ワイパーブレード70を払拭方向(矢印W1方向)へ所定量移動させて停止させる。
その後、インクジェット記録ヘッド20をワイピング可能位置へ下降移動させ、インクジェット記録ヘッド20のノズル面24における下流側端部にワイパーブレード70を接触させる。このとき、ワイパーブレード70の先端部は、インクジェット記録ヘッド20の角部21よりも外側(下流側)を向くように予め傾斜配置されているので、ワイパーブレード70の先端部は、ノズル面24における下流側端部に接触したときに、インクジェット記録ヘッド20の角部21よりも外側(下流側)へ向かうように撓み変形させられる。
そして、その後、図10(D)で示すように、インクジェット記録ヘッド20の全てのノズル22からインクNを所定時間滲み出させる。ノズル22からインクNが滲み出されると、そのインクNは重力の作用により下方側へ流れるが、そのノズル面24における下流側には、ワイパーブレード70が、インクジェット記録ヘッド20のノズル面24に撓んだ状態で接触して停止しているので、そのインクNはワイパーブレード70によって保持され、インクNがインクジェット記録装置10内へ流れ落ちることが防止される。こうして、ノズル面24の主に下流側周辺にインクNが付着したら、ワイパーブレード70によるワイピング動作が開始される。
すなわち、図10(E)で示すように、ブレードホルダー68を介してワイパーブレード70がボールネジ66の回転駆動により、矢印W1方向へ往路移動する。ノズル面24における下流側に配置されていたワイパーブレード70が払拭方向へ移動すると、図8(A)で示したように、インクNがそのワイパーブレード70によって保持されつつ、ノズル面24における上流側へ運ばれ、そのノズル面24全体が(記録用紙Pの幅方向全域に亘って)湿潤されつつ払拭(ワイピング)される。
つまり、これにより、ノズル22周辺(ノズル面24)に残留していた不要インク(増粘・固化したインクや気泡を抱き込んでいるインクを含む)やゴミ(異物)等が、そのインクNによって溶解されつつワイパーブレード70によって払拭され、ノズル面24から除去される。そして、ワイパーブレード70によって除去された不要インクやゴミ(異物)等は、図8(B)で示したように、インクジェット記録ヘッド20の正面(ワイパーブレード70の払拭方向下流側)に設けられた吸収体72によって吸収・除去される。その結果、吐出不良の発生が抑制又は防止される。
こうして、ノズル面24全体をワイパーブレード70によって払拭(ワイピング)したら、上記第1実施例と同様に、インクジェット記録ヘッド20が、ワイパーブレード70にノズル面24が接触しない所定高さまで上昇し、そのワイパーブレード70がモーター56の逆回転駆動により復帰移動する。つまり、ボールネジ66が逆回転し、ブレードホルダー68が復路移動して、次のワイピング動作までワイパーブレード70が待機する状態となる。
そして、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対するメンテナンスが終了したら、メンテナンスユニット40(メンテナンスユニットホルダー42)を元の待機位置まで移動させ、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kを印字可能な位置まで、搬送ドラム30の周面に向かって下降移動させる。これにより、印字開始までの動作が全て完了し、再度印刷可能状態となる。
なお、この第3実施例では、インクジェット記録ヘッド20の角部21に、ワイパーブレード70を接触させないので、角部21との摺接によるワイパーブレード70の摩耗を低減することができる。また、その角部21がインクNで汚れることも防止することができる。
また、上記第1実施例〜第3実施例では、ノズル22が1列に形成された1次元配列のノズル面24について説明したが、図11、図12で示すように、高速印刷化や高解像度化のために、ノズル22がマトリックス状に形成された2次元配列のノズル面24としても同様である。但し、この場合には、ノズル面24の記録用紙Pの搬送方向における中央位置24Aよりも上流側又は下流側の特定のノズル22からインクNを滲み出させればよく、必ずしも全てのノズル22からインクNを滲み出させる必要はない。
すなわち、上流側の特定のノズル22からインクNが滲み出された場合には、インクNは重力の作用によって上流側から下流側へ流れるため、下流側のノズル22も自然に湿潤される。つまり、この場合には、ワイパーブレード70が払拭動作をしなくても、ノズル面24が(記録用紙Pの幅方向に亘って)湿潤される。このように、上流側のノズル22から滲み出たインクNによって、その周辺が湿潤される下流側のノズル22からは、インクNを滲み出させる必要はない。
一方、下流側の特定のノズル22からインクNが滲み出された場合には、ノズル22が1次元配列された場合と同様に、ワイパーブレード70の払拭動作によって(ワイパーブレード70がインクNを保持して上流側へ運ぶことにより)ノズル面24全体が(記録用紙Pの幅方向に亘って)湿潤される。つまり、この場合には、少なくともノズル22が1次元配列されたときと同様に、ワイパーブレード70とノズル面24との間に、記録用紙Pの幅方向に亘って連続的にインクNが保持されるように、インクNが特定のノズル22から滲み出されればよい。
なお、特定のノズル22からインクNを滲み出させる滲出手段としては、例えばインクジェット記録ヘッド20に、ノズル22からインク滴が吐出しない程度にエネルギーを与える、例えば圧電素子(図示省略)を駆動させる手段の場合には、その対象となるノズル22のみを駆動させればよい。
また、インクタンク26から正圧を付与し、インクジェット記録ヘッド20内のインクを加圧する手段の場合には、インクジェット記録ヘッド20内においてインクの流路を分割し、対象となるノズル22にのみ、加圧した圧力が分割されて付与される構成にすればよい。
また、ワイパーブレード70は、図13で示すような形状に形成してもよい。すなわち、ワイパーブレード70の両端部(記録用紙Pの幅方向における両端部)に、払拭方向へ払拭面70Aに対して垂直に突出する突起部74を設けてもよい。この突起部74は、側面視矩形状に一体に形成され、図14で示すように、ワイパーブレード70がノズル面24を払拭(ワイピング)するときに、その突起部74の内面74Aがインクジェット記録ヘッド20の側面(記録用紙Pの幅方向を向く面)に摺接するようになっている。
なお、この突起部74は、払拭面70Aに対して垂直に突出する構成に限定されるものではなく、内面74A同士の間隔が拡がるような角度で突出されてもよい。また、この突起部74は、ワイパーブレード70の両端部に一体に形成されるものに限定されるものではなく、ワイパーブレード70の両端部に接着剤等の接合手段によって取り付けられる構成にしてもよい。更に、突起部74の内面74Aの所定位置に凸部(図示省略)を形成し、インクジェット記録ヘッド20の側面との摺接抵抗を低減するような構成にしてもよい。
このような突起部74により、ワイパーブレード70の両端部からのインクNの流れ落ちを防止することができる。そして更に、その突起部74の内面74Aが、インクジェット記録ヘッド20の側面(記録用紙Pの幅方向を向く面)に摺接することから、ワイパーブレード70の突起部74とインクジェット記録ヘッド20の側面との間から、ワイパーブレード70の払拭方向上流側へインクNが回り込むのを防止することができる。
また、ワイパーブレード70は、図15で示すような形状に形成してもよい。すなわち、ワイパーブレード70の両端部(記録用紙Pの幅方向における両端部)で、かつワイパーブレード70の先端面70Bから所定量Z(例えばZ=0.2mm〜0.4mm)離隔した位置に、払拭方向へ払拭面70Aに対して垂直に突出する突起部76を設けてもよい。
この突起部76は、側面視略三角形状に一体に形成され、その上面76Bと先端面70Bとの間に所定量Zが形成されていることから、図16で示すように、ワイパーブレード70がノズル面24を払拭(ワイピング)するときに(撓んだときに)、その上面76Bが、ノズル22が形成されていないノズル面24の両端部(記録用紙Pの幅方向における両端部)に摺接するようになっている。
なお、この突起部76も、払拭面70Aに対して垂直に突出する構成に限定されるものではなく、内面76A同士の間隔が拡がるような角度で突出されてもよい。また、この突起部76も、ワイパーブレード70の両端部に一体に形成されるものに限定されるものではなく、ワイパーブレード70の両端部に接着剤等の接合手段によって取り付けられる構成にしてもよい。
このような突起部76にしても、ワイパーブレード70の両端部からのインクNの流れ落ち、及びワイパーブレード70の払拭方向上流側へのインクNの回り込みを防止することができる。
以上、本実施形態に係るワイパーブレード70について説明したが、ワイパーブレード70は、例えば図12で示すノズル22に沿って、その下流側から上流側に斜め方向に移動して払拭(ワイピング)する構成にしてもよい。また、ブレードホルダー68を往復移動させる移動機構50は、上記したボールネジ66に限定されるものではなく、図示しないラック・ピニオンや、無端ベルト等、任意の構成を採用して構わない。
また、ノズル22から滲み出させるインクNの量は、ワイパーブレード70がインクジェット記録ヘッド20の角部21を含む正面やノズル面24の下流側端部に接触した状態で、インクジェット記録装置10内へ流れ落ちることのない量とされていればよく、ワイパーブレード70がインクジェット記録ヘッド20の角部21を含む正面やノズル面24の下流側端部に接触していなくても、インクジェット記録装置10内へ流れ落ちることのない量とされてもよい。
更に、本実施形態では、回転部材を、記録用紙Pを搬送する搬送ドラム30としたが、回転部材は、中間転写ドラムとされた場合でも同様である。なお、回転部材は、無端ベルトであってもよい。また、本実施形態では、メンテナンスユニット40(メンテナンスユニットホルダー42)が記録用紙Pの幅方向に移動する構成としたが、メンテナンスユニット40(メンテナンスユニットホルダー42)は固定とし、インクジェット記録ヘッド20が記録用紙Pの幅方向に移動する構成としてもよい。
また、本実施形態では、液滴吐出装置として、インクジェット記録装置10の場合について説明したが、本発明に係る液滴吐出装置は、インクジェット記録装置10に限定されるものではなく、液体を用いて記録を行う液滴吐出装置全般に対して適用可能であることは言うまでもない。
インクジェット記録装置の印刷時の構成を示す概略側面図 インクジェット記録装置のメンテナンス時の構成を示す概略側面図 インクジェット記録ヘッドのメンテナンス時の構成を示す概略側面図 メンテナンスユニットの構成を示す概略側面図 ノズルから滲み出されたインクが重力によって流れる状態を示す概略側面図 ノズルから滲み出されたインクが重力によって流れる状態を示す概略底面図 ワイパーブレードによるメンテナンス動作の第1実施例を示す概略側面図 ワイパーブレードによるワイピング作用を示す概略側面図 ワイパーブレードによるメンテナンス動作の第2実施例を示す概略側面図 ワイパーブレードによるメンテナンス動作の第3実施例を示す概略側面図 ノズルから滲み出されたインクが重力によって流れる状態を示す概略側面図 ノズルから滲み出されたインクが重力によって流れる状態を示す概略底面図 ワイパーブレードの第1変形例を示す概略斜視図 第1変形例のワイパーブレードによるワイピング作用を示す概略側面図 ワイパーブレードの第2変形例を示す概略斜視図 第2変形例のワイパーブレードによるワイピング作用を示す概略側面図
符号の説明
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
20 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
21 角部
22 ノズル
24 ノズル面
30 搬送ドラム(回転部材)
40 メンテナンスユニット
44 キャップ
48 吸引ポンプ
50 移動機構
56 モーター(駆動源)
66 ボールネジ
68 ブレードホルダー
70 ワイパーブレード(払拭部材)
72 吸収体
74 突起部
76 突起部
N インク(液体)
P 記録用紙(記録媒体)

Claims (8)

  1. 回転部材の周面に沿って傾斜配置されるとともに、画像情報に応じて液滴を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドのノズルから滲み出された液体により湿潤されたノズル面を、該液体が重力によって前記ノズル面を流れる方向の下流側から上流側に向かう払拭方向に払拭して清掃する払拭部材と、
    前記払拭部材の前記ノズルに接触しない両端部に設けられ、前記払拭方向に突出する突起部と、
    を備え、
    前記払拭部材は、前記ノズルから液体が滲み出される際、前記ノズル面における前記下流側に接触し、
    前記突起部は、前記液滴吐出ヘッドの記録媒体の幅方向を向く面に接触することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 回転部材の周面に沿って傾斜配置されるとともに、画像情報に応じて液滴を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドのノズルから滲み出された液体により湿潤されたノズル面を、該液体が重力によって前記ノズル面を流れる方向の下流側から上流側に向かう払拭方向に払拭して清掃する払拭部材と、
    前記払拭部材の前記ノズルに接触しない両端部で、かつ該払拭部材の先端部から所定量離隔した位置に設けられ、前記払拭方向に突出する突起部と、
    を備え、
    前記払拭部材は、前記ノズルから液体が滲み出される際、前記ノズル面における前記下流側に接触し
    前記突起部は、前記ノズルが形成されていない前記ノズル面の両端部に接触することを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 前記払拭部材は、前記液滴吐出ヘッドの前記下流側に、撓んだ状態で接触していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記払拭部材は、前記液滴吐出ヘッドが、該払拭部材に接触可能位置に移動した後、該払拭部材が前記払拭方向へ移動することで撓むことを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記払拭部材は、該払拭部材が前記払拭方向へ所定量移動して停止した後、前記液滴吐出ヘッドが、該払拭部材に接触可能位置に移動することで撓むことを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記ノズルが2次元配列とされるとともに、前記ノズル面が記録媒体の幅方向に亘って湿潤されるように、前記ノズルのうち、特定のノズルから液体が滲み出されることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記特定のノズルは、前記上流側のノズルであることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記特定のノズルは、前記下流側のノズルであることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置。
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