JP2002539975A - 紙搬送手段を有する印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 下方部分（１２）とこれに旋回軸（１６）を中心として旋回可能に支承された上方部分（１４）とを有する印刷装置（１０）であって、印刷ヘッド（１８）及び記録担体貯蔵ローラ（６４）のための受容凹所（６２）は下方部分（１２）内に配置され、かつ記録担体（６６）のための搬送装置（２４，３０）及び印刷ヘッド（１８）に空間的に所属せしめられている印刷対応受け（３６）は上方部分（１４）内に配置されており、上方部分（１４）は２つの側壁（４２）を有しており、これらの側壁は受容凹所（６２）内に入れられている記録担体貯蔵ローラ（６４）を側方から覆っている形式のものは、次のことによって特徴付けられている。すなわち、印刷対応受け（３６）が印刷ヘッド（１８）の印刷範囲（７０）内で平面状であり、搬送装置が印刷範囲（７０）に対して平行に整向されモータにより駆動可能な搬送ローラ対（２４）と記録担体（６６）のための緊張装置（３０）とを有しており、旋回軸（１６）が印刷対応受け（３６）の下方に位置していることである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は請求項１の上位概念に記載した形式の印刷装置に関する。

【０００２】 このような形式の印刷装置は、DE 23 09 684 A1 から公知である。ここには、
印刷行幅にわたって延びている電極コームを有する電子写真印刷装置が記載され
ており、この電極コームは下方部分とこれに旋回軸を中心にして旋回可能に支承
されている上方部分とを有している。電極コーム及び記録担体貯蔵ローラのため
の受容部は下方部分内に配置され、かつ記録担体のための印刷ローラとして構成
された搬送装置は上方部分内に配置されている。電極コームは印刷ローラに対し
て空間的に所属せしめられており、その際個々の電極は印刷ローラに対してばね
負荷されている。印刷ローラはこれにより印刷対向受けを形成しており、電極と
協働して記録担体搬送装置を形成している。上方部分は２つの側壁を有しており
、これらの側壁は受容部内に入れられた記録担体貯蔵ローラを側方から覆ってい
る。

【０００３】 この公知の装置が有している利点は、記録担体貯蔵ローラを特に簡単に入れる
ことができることである。この装置は、印刷ヘッドとして記録担体に単に線状に
接触する電極コームを有している印刷装置に対しても良く適しているかも知れな
い。しかし記録担体に面状にかつ間隔をおいて向き合っている印刷ヘッドを使用
する場合には、この装置は使用することができない。

【０００４】 WO 91 13765 A1 に記載されている印刷装置は、やはり下方部分とこれに旋回
軸を中心として旋回可能に支承されている上方部分とを有している。印刷ヘッド
は下方部分に配置され、印刷バー並びに記録担体貯蔵ローラのための受容部は上
方部分内に配置されている。記録担体のための搬送装置として、２つの搬送ロー
ラ対が設けられており、その一方は、記録担体の搬送方向で見て、印刷バーの前
方にあり、かつ印刷バーの後方に配置されている第２の搬送ローラ対と同時に駆
動される。この場合欠点と見なされることは、記録担体貯蔵ローラを上方部分内
に配置することに基づいて記録担体がスリットを通してかつ印刷バーの前方にあ
る上方の搬送ローラ及び印刷バー自体を回って導かれなければならないことであ
る。要するに、記録担体貯蔵ローラの交換は困難でありかつ時間がかかる。

【０００５】 そこで本発明の課題は、最初に述べた形式の印刷装置を改良して、記録担体と
間隔をおいて向き合い、かつその印刷エレメントが少なくとも印刷行の幅にわた
って延びている印刷ヘッドを使用し得るようにすることである。

【０００６】 この課題は、請求項１の上位概念に記載した印刷装置において、請求項１の特
徴構成要件によって解決される。

【０００７】 本発明によれば、印刷対応受けは印刷行方向でしゅう動可能な文字シリアルあ
るいはコラムシリアルな印刷ヘッドの印刷範囲内で平面状であり、搬送装置は、
印刷範囲に対して平行に整向され、モータにより駆動可能な搬送ローラ対と記録
担体のための緊張装置とを有しており、印刷行方向で見て印刷範囲に並んで印刷
ヘッドにためのパーキング範囲が配置されている。

【０００８】 印刷対応受けを平面状に構成することによって、すべての印刷エレメントに対
して記録担体との間隔が同じであることが保証される。印刷対応受けは無接触に
作動する印刷ヘッドの場合に簡単な支持薄板として構成しておくことができ、し
かし衝突印刷ヘッドを使用する場合には、印刷バーとして構成しなければならな
い。印刷対応受けの一方の側に配置された搬送ローラ対と他方の側に配置された
緊張装置との後述する組み合わせによって、記録担体は印刷対応受けの範囲にお
いて常にぴんと張られている。

【０００９】 有利には印刷ヘッドは印刷行方向で印刷対応受けに対して平行に走行可能なイ
ンキジェット印刷ヘッドであり、単数又は複数の印刷行を同時に印刷することが
できる。

【００１０】 本発明の１実施形態では、記録担体を印刷対応受けの範囲で良好に緊張させるた
めに、搬送ローラ対が、記録担体の搬送方向で見て、印刷対応受けの後方に配置
され、かつ大きな摩擦係数を有する材料から形成された記録担体ブレーキが印刷
対応受けの前方に配置されている。第１の搬送ローラ対はこの場合記録担体ブレ
ーキによりとどめられている記録担体を印刷対応受けに沿って引く。記録担体ブ
レーキはこの場合印刷対応受けに支えられた、大きな摩擦係数を有する弾性的に
圧縮可能なプラスチックストリップから成ることができる。

【００１１】 本発明の代替的な実施形態によれば、印刷対応受けの範囲における記録担体の
張力を達成するために、第１の搬送ローラ対が、記録担体の搬送方向で見て、印
刷対応受けの前方に配置され、かつ第１の搬送ローラと同時に駆動される第２の
搬送ローラ対が印刷対応受けの後方に配置されており、その際第２の搬送ローラ
対は第１の搬送ローラ対よりもわずかに大きな搬送速度で駆動され、かつ第１の
搬送ローラ対よりもわずかな摩擦係数を有しており、したがって記録担体の送り
距離は第１の搬送ローラ対により決定される。

【００１２】 本発明の好ましい実施形態によれば、搬送ローラ対あるいはまた第１及び第２
の搬送ローラ対が、上方部分に支承され記録担体の背面に係合する駆動されるロ
ーラと下方部分に支承され、駆動されるローラの方向にばねの力で負荷される、
記録担体の記録側に係合する自由に回転可能な対向ローラとによって形成されて
いる。駆動されるローラが記録担体の背面に係合することによって、印刷された
ばかりの印刷部が消されてしまうことが回避される。対向ローラは記録担体によ
りその送りの際に連行され、要するに記録担体と一緒にスリップなしに運動する
。これによって印刷部が消されることが確実に回避される。

【００１３】 旋回軸が第１の対向ローラ及び第１の駆動されるローラを通る中心線と同じ高
さあるいはこの中心線の下方に位置していると、上方部分がその開かれた位置に
旋回する場合に、最少の旋回角度を経ただけで既に、搬送ローラ対及び緊張装置
が開かれ、記録担体は旋回の際に要するに連行されない。

【００１４】 本発明の好ましい実施形態では、下方部分に、つめを備えた少なくとも１つの
係止レバーが旋回可能に支承されており、上方部分の、この係止レバーに隣接す
る側壁に、係止ピンが配置されている。もちろん、これとは逆の配置も可能であ
る。重要なことは、両方の係止エレメントが互いに相補的に構成されていること
である。

【００１５】 本発明の有利な実施形態では、係止レバーに隣接する側壁に、上方部分の旋回
軸から離れた方の側において、２腕の解除レバーが旋回可能に支承されており、
その一方のレバーアームは、少なくとも１つの係止レバーに、相補的な係止エレ
メントを解除するように、作用する。

【００１６】 少なくとも１つの係止レバーが、印刷ヘッドがパーキング範囲あるいは印刷範
囲の前方に位置する加速範囲にあるときにだけ、要するに印刷範囲の外方にある
ときにだけ、解除位置にもたらすことができるようにすると、特に有利である。
これによって記録担体貯蔵ローラの交換の際に印刷ヘッドの敏感な口金が不注意
な接触及び操作員の手によって汚損されることが防止される。

【００１７】 印刷装置が遮断されている場合に印刷ヘッドが手によってしゅう動せしめられ
ることを不可能にするために、印刷ヘッドは、上方部分が印刷位置の外方にある
ときに、パーキング範囲又は加速範囲で付加的にブロックされている。

【００１８】 印刷されたばかりの印刷部が消される危険を更に減少させるために、本発明の
好ましい実施形態では、搬送方向で印刷ヘッドの後方に位置している対向ローラ
、要するに搬送ローラ対若しくは第２の搬送ローラ対の少なくとも対向ローラは
印刷インキにより濡らすことのできない表面組織を有しており、かつ又は印刷イ
ンキにより濡らすことのできない材料から成っている。

【００１９】 本発明の別の特徴及び利点は以下の図面に示した実施例の説明から明らかであ
る。

【００２０】 図１においては、印刷装置が全体として符号１０で示されている。この印刷装
置は側壁１３を備えた下方部分１２と上方部分１４とを有している。上方部分は
下方部分の後方範囲における旋回軸１６を中心として矢印Ａで示すように旋回可
能に保持されている。

【００２１】 下方部分１２にはインキジェット印刷ヘッド１８が図平面に対して垂直の方向
に、側壁１３内で保持されている案内レール１９上をしゅう動可能に支承されて
いる。インキジェット印刷ヘッド１８の下方では第１の搬送ローラ対２４の第１
の軸２０上で自由に回転可能な第１の対向ローラ２２が配置されており、かつイ
ンキジェット印刷ヘッド１８の上方では第２の搬送ローラ対３０の第２の軸２６
上で自由に回転可能な第２の対向ローラ２８が配置されている。インキジェット
印刷ヘッド１８のしゅう動方向に対して平行に延びる軸２０，２６の両方の端部
は圧着ばね３２若しくは３４（単にそれぞれ１つの圧着ばねだけが見える）によ
り上方部分１４の方向に弾性的に前負荷されている。

【００２２】 上方部分１４には、インキジェット印刷ヘッド１８と向き合って、インキジェ
ット印刷ヘッド１８の範囲内で平面状の印刷対応受け３６が固定されている。印
刷対応受け３６の下方には第１の搬送ローラ対２４の第１の駆動されるローラ３
８が配置されており、かつインキジェット印刷ヘッド１８の上方には第２の搬送
ローラ対３０の第２の駆動されるローラ４０が配置されている。第１及び第２の
駆動されるローラ３８，４０は両方のローラに共通な、下方部分１２内に配置さ
れている図示していない駆動モータにより駆動される。第２の駆動されるローラ
４０は第１の駆動されるローラ３８よりもわずかに大きな外周を有している。印
刷対応受け３６及び第１及び第２の駆動されるローラ３８，４０は互いに平行に
整向された２つの側壁４２内で保持されており、その際印刷対応受け３６は印刷
ヘッド１８の方向で駆動されるローラ３８，４０をわずかに越えて突出しており
、これにより記録担体６６は印刷対応受け３６にぴったりと接触する。上方部分
１４の旋回軸１６は第１の対向ローラ２２及び第１の駆動されるローラ３８を通
る中心線２５と同じ高さに位置している。旋回軸はこの中心線の下方に位置する
こともできる。これによって、上方部分１４の開いた位置への旋回の際に、矢印
Ａの方向で最少の旋回角度を超えただけで第１の搬送ローラ対２４及び緊張装置
−図示の実施例では第２の搬送ローラ対３０−が開かれており、記録担体６６は
上方部分１４の旋回の際に、要するに、連行されない。逆に上方部分１４をその
印刷位置に戻し旋回させる場合、記録担体６６はまず第１の搬送ローラ対２４内
で締め込まれる。上方部分１４の印刷位置への引き続く旋回の際に記録担体６６
が手動で緊張せしめられると、第２の搬送ローラ対３０が記録担体６６を締め込
む場合でも、張力が維持される。

【００２３】 各側壁４２から係止ピン４４が垂直に外方に向かって突出している。上方部分
１４が図１に示した位置にある場合、係止ピン４４は旋回ピン４８を中心にして
旋回可能な係止レバー５０の側縁に形成されているつめ４６内に係合している。
つめ４６の上方で係止レバー５０は係止ピン４４のための導入斜面５２を形成す
るように先細にされている。係止レバー５０はその実線で示した係止位置の方向
に係止ばね５４の力により負荷されている。

【００２４】 上方部分１４の側壁４２には、それぞれ１つの２腕の解除レバー５６が側壁４
２を垂直に貫通する第２の旋回軸５７を中心にして旋回可能に支承されている。
解除レバー５６の上方に向かって突出している脚部はグリップ５８によって互い
に結合されており、これにより解除レバー装置５６，５８は上方部分１４をＵ形
に囲んでいる。各解除レバー５６の自由脚部６０は、解除レバーが実線で示した
休止位置にある場合に、係止レバー５０の、つめ４６が形成されている側縁に接
触している。

【００２５】 印刷装置１０の下方部分１２内で上方部分１４の側壁４２の間にかつ旋回軸１
６の近くに、記録担体貯蔵ローラ６４のための上方に向かって開いている受容凹
所６２が配置されている。記録担体貯蔵ローラ６４の下面から繰り出される記録
担体６６の端部は下方から第１及び第２の搬送ローラ対２４，３０を回って導か
れる。

【００２６】 解除レバー５６をその鎖線で示した解除位置５６′に調節することによって、
その自由脚部６０は係止レバー５０をその鎖線で示した解除位置５０′に押し、
これにより上方部分１４はその図２に示した上方旋回位置に旋回させることがで
きる。この場合解除レバー５６の自由脚部６０は係止レバー５０から外され、係
止レバー５０は係止ばね５４の力の下で、その最初の位置に戻る。上方部分１４
が上方旋回位置にある場合、記録担体貯蔵ローラ６４は受容凹所６２内に入れ、
記録担体６６を駆動されるローラ３８，４０上に巻くことができる。

【００２７】 上方部分１４がその図１に示した位置にもたらされると、係止ピン４４は導入
斜面５２に沿って滑り、つめ４６内に係合する。記録担体６６はこの場合駆動ロ
ーラ対２４，３０内に締め込まれる。これらのローラ対の駆動モータが短時間電
流を流されると、記録担体６６が印刷対応受け３６の前で付加的に緊張せしめら
れ、印刷装置１０は印刷準備を完了する。

【００２８】 図３の平面図から知り得るように、側壁１３の間の範囲は３つの区分に分割さ
れている：すなわち、加速範囲６８と、印刷範囲７０と、パーキング範囲７２と
に分割されている。印刷対応受け３６は印刷範囲７０全体にわたって延びている
。図３において印刷範囲７０の右側に接続しているパーキング範囲内にはいわゆ
るドッキングステーション７４が配置されており、これはインキジェット印刷ヘ
ッド１８の乾燥を阻止する覆いキャップ７６と拭いリップ７８とを有している。
ドッキングステーション７４は付加的になおインキジェット印刷ヘッド１８のイ
ンキノズルをクリーニングするための吸引装置を有することもできる。インキジ
ェット印刷装置のためのドッキングステーションは一般に公知である。その構造
及びその作用形式についての詳細な説明はここでは省略する。加速範囲６８は、
インキジェット印刷ヘッド１８の両方の搬送方向で一定不変の印刷品質で印刷し
ようとする場合に必要とされる。インキジェット印刷ヘッド１８が図３の左側の
側壁１３からスタートする場合、インキジェット印刷ヘッドは印刷範囲７０に入
る際に既にその目標速度に達している。

【００２９】 パーキング範囲７２の内部において、第３の圧着ばね８６の力により上方部分
１４の方向に負荷されているブロックレバー８２の第１のレバーアーム８０がイ
ンキジェット印刷ヘッド１８のしゅう動路内に突入している。ブロックレバー８
２の第２のレバーアーム８４は図において右側の係止レバー５０の背後に係合し
、これにより係止レバーはブロックされており、上方部分１４はその印刷位置か
ら外方に旋回させることができない。ブロックレバー８２のブロック位置は鎖線
で示されている。インキジェット印刷ヘッド１８がしかしその図３に示したパー
キング位置にもたらされると、インキジェット印刷ヘッドはブロックレバー８２
を右に向かってその実線で示した解放位置にしゅう動させ、右側の係止レバー５
０が解放され、上方部分１４は印刷位置から外方に旋回させることができる。

【００３０】 印刷装置１０の下方部分１２内には更に印刷ヘッド遮断レバー８８が高さをし
ゅう動可能に支承されている。この印刷ヘッド遮断レバーは第１のレバーアーム
９０を有しており、これはインキジェット印刷ヘッド１８のしゅう動路内に突出
している。印刷ヘッド遮断レバー８８の第２のレバーアーム９２は上方部分１４
の旋回路内に突出している。印刷ヘッド遮断レバー８８はその第１のレバーアー
ム９０をもってインキジェット印刷ヘッド１８のしゅう動路内に突出している遮
断位置（図１において鎖線で示されている）としゅう動路を解放する位置（図１
において実線で示されている）との間で調節可能である。印刷ヘッド遮断レバー
はその遮断位置の方向で第４の圧着ばね９４の力により前負荷されている。印刷
ヘッド遮断レバー８８はインキジェット印刷ヘッド１８のしゅう動路に関して次
のように、すなわちインキジェット印刷ヘッドをパーキング位置において固定し
得るように、配置されている。上方部分１４がその印刷位置にある限り、印刷ヘ
ッド遮断レバー８８はその解放位置に保たれ、インキジェット印刷ヘッド１８は
任意にしゅう動させることができる。上方部分１４が印刷位置から旋回せしめら
れると、印刷ヘッド遮断レバー８８は第４の圧着ばね９４により押されて、その
遮断位置にしゅう動する。

【００３１】 ブロックレバー８２及び印刷ヘッド遮断レバー８８は次のように、すなわち一
面では、インキジェット印刷ヘッド１８がパーキング範囲７２内にあるときだけ
に、上方部分１４をその印刷位置から動かすことができ、かつ他面では、上方部
分１４がその印刷位置にあるときだけに、インキジェット印刷ヘッド１８をパー
キング範囲７２から動かすことができるように、互いに協働する。これによって
インキジェット印刷ヘッド１８が偶発的な接触に対して確実に保護される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 上方部分が閉じられた印刷装置の概略的側面図を示す。

【図２】 上方部分が上方に旋回せしめられた印刷装置の概略的側面図を示す。

【図３】 印刷装置の概略的平面図を示す。

【符号の説明】

１０ 印刷装置、 １２ 下方部分、 １３ 側壁、 １４ 上方部分、 １６
旋回軸、 １８ インキジェット印刷ヘッド、 １９ 案内レール、 ２０
第１の軸、 ２２ 第１の対向ローラ、 ２４ 第１の搬送ローラ対、 ２５
中心線、 ２６ 第２の軸、 ２８ 第２の対向ローラ、 ３０ 第２の搬送ロ
ーラ対、 ３２ 圧着ばね、 ３４ 圧着ばね、 ３６ 印刷対応受け、 ３８
第１の駆動されるローラ、 ４０ 第２の駆動されるローラ、 ４２ 側壁、
４４ 係止ピン、 ４６ つめ、 ４８ 旋回ピン、 ５０係止レバー、 ５
０′ 解除位置、 ５２ 導入斜面、 ５４ 係止ばね、 ５６ ２腕の解除レ
バー、 ５６′ 解除位置、 ５７ 第２の旋回軸、 ５８ グリップ、 ６０
レバーアーム、 ６２ 受容凹所、 ６４ 記録担体貯蔵ローラ、 ６６ 記
録担体、 ６８ 加速範囲、 ７０ 印刷範囲、 ７２ パーキング範囲、 ７
４ ドッキングステーション、 ７６ 覆いキャップ、 ７８ 拭いリップ、
８０ 第１のレバーアーム、 ８２ ブロックレバー、 ８４ 第２のレバーア
ーム、 ８６ 第３の圧着ばね、 ８８ 印刷ヘッド遮断レバー、 ９０ 第１
のレバーアーム、 ９２ 第２のレバーアーム、 ９４ 第４の圧着ばね、 Ａ
矢印

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィルフリート ドブリング ドイツ連邦共和国 ベルリン ヘレンホル ツヴェーク 20 (72)発明者 ヴォルフガング マルケ ドイツ連邦共和国 ベルリン ハインブー ヘンシュトラーセ 47 Ｆターム(参考） 2C056 EA16 EA22 FA10 HA27 HA33 HA60 2C058 AB18 AC07 AE04 AF06 AF20 AF23 AF31 DA11 2C060 BA01 BC03 BC04 BC12 BC15 BC33 BC37 3F103 AA02 BA01 BA25

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 下方部分（１２）とこれに枢着された上方部分（１４）とを
   有する印刷装置（１０）であって、その際イメージ形成装置（１８）及び記録担
   体貯蔵ローラ（６４）のための受容凹所（６２）は下方部分（１２）内に配置さ
   れ、かつ記録担体（６６）のための搬送装置（２４，３０）及び印刷範囲（７０
   ）にわたって延び、イメージ形成装置（１８）に空間的に所属せしめられている
   印刷対応受け（３６）は上方部分（１４）内に配置されており、上方部分（１４
   ）は２つの側壁（４２）を有しており、これらの側壁は受容凹所（６２）内に入
   れられている記録担体貯蔵ローラ（６４）を側方から覆っており、かつ上方部分
   （１４）は、受容凹所（６２）を開放する開放位置と、印刷対応受け（３６）が
   イメージ形成装置（１８）と向き合う印刷位置との間で、旋回軸（１６）を中心
   にして旋回可能である形式のものにおいて、イメージ形成装置が印刷行方向にし
   ゅう動可能な文字シリアル又はコラムシリアルな印刷ヘッド（１８）であり、印
   刷対応受け（３６）が印刷ヘッド（１８）の印刷範囲（７０）内で平面状であり
   、搬送装置が印刷範囲（７０）に対して平行に整向されモータにより駆動可能な
   搬送ローラ対（２４）と記録担体（６６）のための緊張装置（３０）とを有して
   おり、印刷行方向で見て、印刷範囲（７０）と並んで印刷ヘッドのためのパーキ
   ング範囲（７２）が配置されていることを特徴とする、印刷装置。
2. 【請求項２】 印刷ヘッド（１８）が複数の印刷行を同時に印刷できること
   を特徴とする、請求項１記載の印刷装置。
3. 【請求項３】 印刷ヘッドがインキジェット印刷ヘッド（１８）であること
   を特徴とする、請求項１又は２記載の印刷装置。
4. 【請求項４】 搬送ローラ対が、記録担体（６６）の搬送方向で見て、印刷
   対応受け（３６）の後方に配置され、かつ大きな摩擦係数を有する材料から形成
   された記録担体ブレーキが印刷対応受け（３６）の前方に配置されていることを
   特徴とする、請求項１から３までのいずれか１項記載の印刷装置。
5. 【請求項５】 第１の搬送ローラ対（２４）が、記録担体（６６）の搬送方
   向で見て、印刷対応受け（３６）の前方に配置され、かつ第１の搬送ローラ（２
   ４）と同時に駆動される第２の搬送ローラ対（３０）が印刷対応受け（３６）の
   後方に配置されており、その際第２の搬送ローラ対（３０）は第１の搬送ローラ
   対（２４）よりもわずかに大きな搬送速度で駆動され、かつ第１の搬送ローラ対
   よりもわずかな摩擦係数を有していることを特徴とする、請求項１から３までの
   いずれか１項記載の印刷装置。
6. 【請求項６】 搬送ローラ対あるいはまた第１及び第２の搬送ローラ対（２
   ４；３０）が、上方部分（１４）に支承され記録担体（６６）の背面に係合する
   駆動されるローラ（３８；４０）と下方部分（１２）に支承され、駆動されるロ
   ーラ（３８；４０）にばね（３２；３４）の力で負荷される、記録担体（６６）
   の記録側に係合する自由に回転可能な対向ローラ（２２；２８）とによって形成
   されていることを特徴とする、請求項４又は５記載の印刷装置。
7. 【請求項７】 旋回軸（１６）が第１の対向ローラ（２２）及び第１の駆動
   されるローラ（３８）を通る中心線（２５）と同じ高さあるいはこの中心線の下
   方に位置していることを特徴とする、請求項１から６までのいずれか１項記載の
   印刷装置。
8. 【請求項８】 下方部分（１２）に少なくとも１つの係止レバー（５０）が
   旋回可能に支承されており、上方部分（１４）の、この係止レバー（５０）に隣
   接する側壁（４２）に、係止ピン（４４）あるいはつめとして構成された第１の
   係止エレメントが配置され、かつ係止レバー（５０）に、第１の係止エレメント
   に対して相補的に構成された第２の係止エレメント（４６）が配置されているこ
   とを特徴とする、請求項１から７までのいずれか１項記載の印刷装置。
9. 【請求項９】 係止レバー（５０）に隣接する側壁（４２）に、上方部分（
   １４）の旋回軸（１６）から離れた方の側において、２腕の解除レバー（５６）
   が旋回可能に支承されており、その一方のレバーアーム（６０）は、少なくとも
   １つの係止レバー（５０）に、相補的な係止エレメント（４４，４６）を解除す
   るように、作用することを特徴とする、請求項８記載の印刷装置。
10. 【請求項１０】 下方部分（１２）の両側に係止レバー（５０）が配置され
    、かつ上方部分（１４）の両側に解除レバー（５６）が配置されており、解除レ
    バー（５６）は互いにＵ形に結合されており、Ｕ形の解除レバー装置（５６，５
    ８，５６）が上方部分（１４）をつかみ、かつ上方部分（１４）の側壁（４２）
    を垂直に貫通する旋回軸（５７）を中心にして旋回可能であることを特徴とする
    、請求項９記載の印刷装置。
11. 【請求項１１】 印刷範囲（７０）の少なくとも一方の側において、印刷範
    囲に印刷ヘッド（１８）のための加速範囲（６８）が接続していることを特徴と
    する、請求項１から１０までのいずれか１項記載の印刷装置。
12. 【請求項１２】 少なくとも１つの係止レバー（５０）が、印刷ヘッド（１
    ８）がパーキング範囲（７２）あるいは加速範囲（６８）にあるときにだけ、解
    除位置にもたらすことができることを特徴とする、請求項８から１１までのいず
    れか１項記載の印刷装置。
13. 【請求項１３】 印刷ヘッド（１８）が、上方部分（１４）が印刷位置の外
    方にあるときに、パーキング範囲（７２）又は加速範囲（６８）でブロックされ
    ていることを特徴とする、請求項１２記載の印刷装置。
14. 【請求項１４】 搬送ローラ対若しくは第２の搬送ローラ対（３０）の少な
    くとも対向ローラ（２８）が、印刷インキにより濡らすことのできない表面組織
    を有しており、かつ又は印刷インキにより濡らすことのできない材料から成って
    いることを特徴とする、請求項５から１３までのいずれか１項記載の印刷装置。