JP2002520418A5 - - Google Patents

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JP2002520418A5
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【特許請求の範囲】
【請求項1】 式I
【化1】
Figure 2002520418
(式中、
1は、1.フェニル、
2.2.1.直鎖状、環状または分枝鎖状である(C1−C6)−アルキル、
2.2.ヒドロキシル、
2.3.(C1−C6)−アルキル−C(O)−O−、
2.4.(C1−C6)−アルキル−O−、
2.5.(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキル−O−、
2.6.ハロゲン、
2.7.−CF3
2.8.−CN、
2.9.−NO2
2.10.HO−C(O)−、
2.11.(C1−C6)−アルキル−O−C(O)−、
2.12.メチレンジオキソ、
2.13.R4−(R5)N−C(O)−、
2.14.R4−(R5)N−または
2.15.基3.1.から3.16.までの複素芳香族化合物、
によってモノ−またはジ−置換されているフェニル、
3.未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりに置換されている下記の基3.1.から3.16.までの複素芳香族化合物、
3.1.ピロール、
3.2.ピラゾール、
3.3.イミダゾール、
3.4.トリアゾール、
3.5.チオフェン、
3.6.チアゾール、
3.7.オキサゾール、
3.8.イソオキサゾール、
3.9.ピリジン、
3.10.ピリミジン、
3.11.ピロリジン、
3.12.インドール、
3.13.ベンゾチオフェン、
3.14.ベンズイミダゾール、
3.15.ベンゾオキサゾールまたは
3.16.ベンゾチアゾール、または
4.−O−(C1−C6)−アルキル、
であり、
2、R4およびR5は、同一であるかまたは異なっていて、
1.水素原子、
2.(C1−C6)−アルキル−、
3.HO−C(O)−(C1−C6)−アルキル−、
4.フェニル−(CH2)n−、[ここで、フェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりにモノ−またはジ−置換されているかまたは−NH−C(O)−(C1−C3)−アルキルによって置換されており、そしてnは、整数ゼロ、1または2である]、または
5.ピコリル、
であるかまたは
6.R4およびR5は、環アミノ基と一緒になって、4−ないし7−員環(ここで炭素原子のうちの1つは、場合により−O−、−S−または−NH−によって置き換えられていてもよいか、またはこの4−ないし7−員環の2つの隣接する炭素原子は、ベンジル基の一部であってもよい)を形成し、
RおよびR3は、同一であるかまたは異なっていて、
1.水素原子、
2.(C1−C10)−アルキル−(ここでアルキルは、未置換であるかまたはこのアルキル基の水素原子は、−OHによって置き換えられている)、
3.(C2−C10)−アルケニル−(ここでアルケニルは、直鎖状または分枝鎖状である)、
4.R2−O−(C1−C6)−アルキル−、
5.R2−S(O)n−(C1−C6)−アルキル−(ここでnは、上記の意味を有する)、
6.R2−S(O)(=NH)−(C1−C6)−アルキル−、
7.式IIo
【化2】
Figure 2002520418
(式中、nは、整数ゼロ、1または2であり、そしてWは、窒素、酸素または硫黄原子である)の基、
8.フェニル−(CH2)m−[ここでmは、整数ゼロ、1、2、3、4、5または6であり
、そして/または−(CH2)m−鎖の水素原子は、−OHによって置き換えられており、そしてフェニルは、未置換であるかまたは
8.1.2.1.ないし2.15.に記載したとおり、
8.2.−O−(CH2)m−フェニル(ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりにモノ−またはジ−置換されており、そしてmは、整数ゼロ、1、2、3、4、5または6である)、
8.3.−C(O)−(CH2)m−フェニル(ここでフェニルは、8.2.で定義したとおりである)、
によってモノ−またはジ−置換されている]、
9.ヘテロアリール−(CH2)m−[ここでヘテロアリールは、3.1.ないし3.16.で定義したとおりであり、mは、上で定義したとおりであり、そして/または−(CH2)m−鎖の水素原子は、−OHによって置き換えられており、そしてヘテロアリールは、未置換であるかまたは
9.1.2.1.ないし2.15.に記載したとおり、
9.2.−CH(O)、
9.3.−SO2−フェニル(ここでフェニルは、未置換であるかまたは8.2.で定義したとおりである)、
9.4.−O−(CH2)m−フェニル、
によってモノ−またはジ−置換されている]、
10.−(CH2)m−P(O)(OH)−(C1−C3)−アルキル(ここでmは、上で定義したとおりである)、
11.アミノ酸の特性残基または
12.R6−C(O)−(C0−C6)−アルキル−{ここでR6は、
1.水素原子、
2.(C1−C6)−アルキル−(ここでアルキルは、直鎖状、分枝鎖状または環状である)、
3.フェニル(ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりに置換されている)
4.ヘテロアリール[ここでヘテロアリールは、3.1.ないし3.16.で定義したとおりであり、そして/または2.1.ないし2.15.に記載したとおりに置換されているかまたは−(C1−C4)−アルキル−COOHによって置換されている]、
5.−OH、
6.−OR2(ここでR2は、上記の意味を有する)、
7.−NR4−(R5)(ここでR4およびR5は、上で定義したとおりである)、
8.ヘテロアリール−(CH2)m−NH−(ここでヘテロアリールは、3.1.ないし3.16.で定義したとおりであり、そして/または2.1.ないし2.15.に記載したとおりに置換されており、そしてmは、上で定義したとおりである)、
9.R4−(R5)N−NH−(ここでR4およびR5は、上で定義したとおりである)、
10.HO−C(O)−CH(R3)−NH−(ここでR3は、上で定義したとおりである)、
である}、
13.−(CH2)p−N(R9)(R10){ここでpは、整数ゼロ、1、2、3または4であり、R9およびR10は、同一であるかまたは異なっていて、
1.水素原子、
2.フェニル−(CH2)m−(ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりにモノ−またはジ−置換されており、そしてmは、整数ゼロ、1、2または3である)、
3.Rx−C(O)−[ここでRxは、
3.1.(C1−C6)−アルキル−、
3.2.(C2−C6)−アルケニル−、
3.3.フェニル−(CH2)m−(ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりにモノ−またはジ−置換されており、そしてmは、整数ゼロ、1、2または3である)、または
3.4.ヘテロアリール−(CH2)m−(ここでヘテロアリールは、3.1.ないし3.16.で定義したとおりであり、そして/または2.1.ないし2.15.に記載したとおりに置換されており、そしてmは、整数ゼロ、1、2または3である)、である]、
4.Rx−O−C(O)−(ここでRxは、上記のとおりに定義される)、
5.Rx−CH(NH2)−C(O)−(ここでRxは、上記のとおりに定義される)、
6.R8−N(R7)−C(O)−[ここでR8は、
6.1.水素原子、
6.2.(C1−C6)−アルキル−、
6.3.フェニル−(CH2)m−(ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりにモノ−またはジ−置換されており、そしてmは、整数ゼロ、1、2または3である)、または
6.4.ヘテロアリール−(CH2)m−(ここでヘテロアリールは、3.1.ないし3.16.で定義したとおりであり、そして/または2.1.ないし2.15.に記載したとおりに置換されており、そしてmは、整数ゼロ、1、2または3である)、
であり、そしてここでR7は、水素原子または(C1−C6)−アルキル−であるか、またはここでR7およびR8は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、4−ないし7−員環を形成し、そしてこの環は、未置換であるかまたは環中の炭素原子は、−O−、−S−または−NH−によって置き換えられている]、
7.Rx−SO2(ここでRxは、上記のとおりに定義される)、
8.Rx−NH−C(=NR7)−[ここでRxおよびR7は、上記のとおりに定義されるかまたは
8.1.(C1−C6)−アルキル−C(O)−、
8.2.−NO2または
8.3.−SO2−(CH2)q−フェニル(ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりにモノ−またはジ−置換されており、そしてqは、整数ゼロ、1、2または3である)、
である]、
9.−SO2−(CH2)q−フェニル−フェニル(ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりにモノ−またはジ−置換されており、そしてqは、整数ゼロ、1、2または3である)、または
10.式IIp
【化3】
Figure 2002520418
(式中、mは、整数ゼロ、1、2または3であり、そしてWは、窒素原子である)の基、であるかまたは
9およびR10は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、式IIaないしIIn
【化4】
Figure 2002520418
(式中、rは、整数1または2であり、R11は、2.1.ないし2.15.に記載したとおりの基であり、そしてR7およびmは、上記の意味を有する)
の環を形成する}、
14.−OH、
15.=Oまたは
16.(C1−C6)−アルキル−、
であるか、または
−NH−または−NR2−(ここでR2は、上で定義したとおりである)に対する−C(R)(R3)−基
であり、そして
tは、整数1、2、3または4であるか、または
2およびR3は一緒になって、式II
【化5】
Figure 2002520418
{式中、rは、整数ゼロ、1、2または3であり、そして/または環中の炭素原子のうちの1つは、−O−、−S−または−(R7)N−[ここで
7は、1.水素原子、
2.(C1−C6)−アルキル−、
3.フェニル(ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりに置換されている)、
4.ベンジル(ここでベンジルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりに置換されている)、または
5.R2N−C(=NH)−(ここでR2は、上記の意味を有する)
である]
によって置き換えられており、そして/または式IIの環中の炭素原子は、(C1−C6)−アルキル−、フェニル−、フェニル−(CH2)m−またはHO−によってモノ−またはポリ−置換されている}
の環外ホスフィン酸またはホスホン酸基をもつ環を形成し、
Uは、−SO2−または−CO−であり、
1およびY2は、同一であるかまたは異なっていて、相互に独立して
a) 水素原子、
b) −OH、
c) −(C1−C4)−アルキル(ここでアルキルは、直鎖状または分枝鎖状である)、
d) −(CH2)u−フェニル(ここでuは、ゼロまたは1である)、
e) −O−(C1−C4)−アルキル(ここでアルキルは、直鎖状または分枝鎖状である)、または
f) −O−(CH2)s−フェニル(ここでsは、ゼロまたは1である)、
であり、
Aは、a) 共有結合、
b) −O−、
c) −CH=CH−または
d) −C≡C−、
であり、
Bは、a) −(CH2)o−(ここでoは、0、1、2、3または4の整数である)、
b) −O−(CH2)p(ここでpは、1から5までの整数である)、または
c) −CH=CH−、
であり、そして
Xは、−CH=CH−、酸素原子または硫黄原子である)
の化合物および/または式Iの化合物の立体異性形態および/または式Iの化合物の生理学的に受容できる塩。
【請求項2】 R1が、1.フェニルまたは
2.2.1.(C1−C6)−アルキル−(ここでアルキルは、直鎖状、環状または分枝鎖状である)、
2.2.−OH、
2.3.−C(O)−OH、
2.4.−O−(C1−C6)−アルキル、
2.5.ピロリジン、
2.6.ハロゲンまたは
2.7.−CF3
によってモノ置換されているフェニル、または
3.−O−(C1−C6)−アルキル、
であり、
2、R4およびR5が同一であるかまたは異なっていて、水素原子または(C1−C6)−アルキル−であり、
Rが水素原子であり、
3が、1.(C1−C6)−アルキル−(ここでアルキルは、直鎖状、分枝鎖状または環状であり、そして/またはこのアルキル基の水素原子は、−OHによって置き換えられている)、
2.R2−S(O)n−(C1−C6)−アルキル−[ここでR2は、(C1−C6)−アルキル−またはフェニル−(CH2)n−であり、そしてnは、整数ゼロまたは1である]、
3.−(CH2)m−フェニル[ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりにモノ−またはジ−置換されており、そして/または−(CH2)m−鎖の水素原子は、−OHによって置き換えられており、そしてmは、整数1、2、3、4または5である]、
4.−(CH2)m−ヘテロアリール[ここでヘテロアリールは、3.3.、3.5.、3.6.、3.9.または3.11.で定義したとおりであり、そして/または2.1.ないし2.15.に記載したとおりに置換されており、そして/または−(CH2)m−鎖の水素原子は、−OHによって置き換えられており、そしてmは、整数1、2、3または4である]、
5.アミノ酸の特性残基または
6.−(CH2)p−N(R9)(R10)[ここでpは、整数ゼロ、1または2であり、R9およびR10は、同一であるかまたは異なっていて、水素原子または−SO2−(CH2)q−フェニル−フェニル(ここでフェニルは、未置換であるかまたは2.1.ないし2.15.に記載したとおりにモノ−またはジ−置換されており、そしてqは、整数ゼロ、1、2または3である)である]、または
7.R6−C(O)−[ここでR6は、
7.1.−OH、
7.2.R2O−(ここでR2は、上で定義したとおりである)、または
7.3.R4−(R5)N−(ここでR4およびR5は、上で定義したとおりである)である]、
8.水素原子、
9.−OH、
10.=Oまたは
11.(C1−C6)−アルキル−、
であるか、または
−NH−または−NR2−(ここでR2は、上で定義したとおりである)に対する−C(R)(R3)−基
であり、そして
tが整数1、2、3または4であり、
Uが−SO2−であり、
1が−OHであり、
2が、a) −O−(C1−C4)−アルキル(ここでアルキルは、直鎖状または分枝鎖状である)、
b) −OHまたは
c) −(C1−C4)−アルキル(ここでアルキルは、直鎖状または分枝鎖状である)、であり、
Aが共有結合または−O−であり、
Bが共有結合または−(C1−C4)−アルキルであり、そして
Xが−CH=CHである、
請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項3】 R1が1.ハロゲンによってモノ置換されているフェニルであり、
2が水素原子であり、
Rが水素原子であり、
3が、1.(C1−C4)−アルキル−、
2.−フェニル(ここでフェニルは、未置換であるかまたは−CF3または−COOHによってモノ−またはジ−置換されている)、
3.水素原子、
4.−OHまたは
5.−NH−SO2−フェニル−フェニル(ここでフェニルは、未置換であるかまたはハロゲンによって置換されている)、
であり、
tが整数1、2、3または4であり、
Uが−SO2−であり、
1およびY2が−OHまたは−O−CH3であり、
Aが共有結合であり、
Bが共有結合または−(CH2)o−(ここでoは、1、2または3である)であり、そしてXが−CH=CH−である、
請求項1または2に記載の式Iの化合物。
【請求項4】 化合物(R)−[1−(4′−クロロビフェニル−4−スルホニルアミノ)−2−メチル−プロピル]ホスホン酸、[3−(4′−クロロビフェニル−4−スルホニルアミノ)−1−ヒドロキシ−3(4−トリフルオロメチルフェニル)プロピル]ホスホン酸ジメチル、[1−(4′−クロロビフェニル−4−スルホニルアミノ)−3−メチルブチル]ホスホン酸または(R,S)−[1−(4′−クロロビフェニル−4−スルホニルアミノ)−1−フェニル−メチル]ホスホン酸モノエチル。
【請求項5】 式VI
【化6】
Figure 2002520418
(式中、R1、A、X、B、U、Y2、t、R2およびR3は、請求項1に記載の式Iの化合物において述べた意味を有し、そしてR8は、請求項6に記載する式IVの化合物において述べる意味を有する)の化合物および/または式VIの化合物の立体異性形態および/または式VIの化合物の生理学的に受容できる塩。
【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の式Iの化合物を製造する方法であって、
a) 式III
【化7】
Figure 2002520418
(式中、R2、Y1、Y2、t、RおよびR3は、式Iで定義したとおりである)のアミノホ
スフィン酸または−ホスホン酸を、塩基または場合により脱水剤の存在において式IV
【化8】
Figure 2002520418
{式中、R1、A、X、UおよびBは、式Iで定義したとおりであり、そしてZは、ハロゲン原子、イミダゾリルまたは−OR8[ここでR8は、水素原子、(C1−C6)−アルキル、フェニルまたはベンジル(適宜、置換されている)である]である}のスルホン酸またはカルボニル誘導体と反応させて、式Iの化合物を得ること、または
b) 式V
【化9】
Figure 2002520418
(式中、R2、R3、t、Y2およびR8は、上記の意味を有する)のアミノホスフィン酸または−ホスホン酸エステルを、式IVのスルホン酸またはカルボニル誘導体と反応させて式VI
【化10】
Figure 2002520418
の化合物を得て、この式VIの化合物を、好ましくは塩基または酸の存在下において、基R8を除去することによって式Iの化合物に変換すること、または
c) 式VII
【化11】
Figure 2002520418
(式中、nは、整数ゼロ、1または2である)の化合物を保護基Eの助けによって反応させて式VIII
【化12】
Figure 2002520418
の化合物を得て、この式VIIIの化合物を、式IVの化合物を使用して式IX
【化13】
Figure 2002520418
の化合物に変換し、その後、適当な開裂試薬の助けによって保護基Eおよび基R8を除去することによって式IXの化合物を式Iの化合物に変換すること、または
d) その化学構造のためエナンチオマー形態で生ずる、方法a)、b)またはc)のいずれか1つによって製造した式Iの化合物を、エナンチオマー的に純粋な酸または塩基との塩形成、キラル固定相上のクロマトグラフィー、または、アミノ酸のようなキラルなエナンチオマー的に純粋な化合物による誘導体化、このようにして得たジアステレオマーの分離およびキラル補助基の除去、によって純粋なエナンチオマーに分離すること、または
e) 方法a)、b)、c)またはd)のいずれか1つによって製造した式Iの化合物を遊離形態で単離するか、または酸性または塩基性基が存在する場合には、それを生理学的に受容できる塩に変換すること、
より成る方法。
【請求項7】 有効量の、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の少なくとも1種の式Iの化合物、ならびに薬学的に適当でありそして生理学的に受容できる賦形剤、添加物および/またはその他の活性化合物および助剤、より成る医薬。
【請求項8】 その過程においてマトリックス−分解メタロプロテイナーゼの増大した活性が関係している疾患の予防および治療用の医薬を製造するための、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の少なくとも1種の式Iの化合物の使用。
【請求項9】 変形性関節症、脊椎症、関節外傷後の軟骨融解または半月もしくは膝蓋骨損傷または裂離靭帯後の比較的長い関節非可動化のような変性関節障害;膠原病、歯周病、創傷治癒障害および、炎症性、免疫学的または代謝関連の急性および慢性関節炎、関節症、筋痛および骨代謝の障害のような運動器官の慢性障害のような結合組織の障害;潰瘍化;アテローム性動脈硬化症および狭窄症の治療のための、また炎症、癌性障害、腫瘍転移形成、悪液質、食欲不振および敗血症性ショックの治療のための、請求項8に記載の使用。
【請求項10】 医薬の製造方法であって、請求項1ないし5のうちのいずれか1項に記載の少なくとも1種の式Iの化合物を、薬学的に適当でありそして生理学的に受容できる賦形剤および、適宜、さらに別の適当な活性化合物、添加物または助剤を使用して適当な投与形態にすることより成る方法。
1およびY2は、同一であるかまたは異なっていて、相互に独立して
a) 水素原子、
b) −OH、
c) −(C1−C4)−アルキル(ここでアルキルは、直鎖状または分枝鎖状である)、
d) −(CH2)u−フェニル(ここでuは、ゼロまたは1である)、
e) −O−(C1−C4)−アルキル(ここでアルキルは、直鎖状または分枝鎖状である)、または
f) −O−(CH2)s−フェニル(ここでsは、ゼロまたは1である)であり、
Aは、a) 共有結合、
b) −O−、
c) −CH=CH−または
d) −C≡C−であり、
Bは、a) −(CH2)o−(ここでoは、0、1、2、3または4の整数である)、
b) −O−(CH2)p(ここでpは、1から5までの整数である)、または
c) −CH=CH−であり、そして
Xは、−CH=CH−、酸素原子または硫黄原子である)
の化合物および/または式Iの化合物の立体異性形態および/または式Iの化合物の生理学的に受容できる塩に関する。
好ましいのは、R1が、1.フェニルまたは
2.2.1.(C1−C6)−アルキル−(ここでアルキルは、直線状、環状または分枝鎖状である)、
2.2.−OH、
2.3.−C(O)−OH、
2.4.−O−(C1−C6)−アルキル、
2.5.ピロリジン、
2.6.ハロゲンまたは
2.7.−CF3
によってモノ置換されているフェニル、または
3.−O−(C1−C6)−アルキル、
であり、
2、R4およびR5が同一であるかまたは異なっていて、水素原子または(C1−C6)−アルキル−であり、
Rが水素原子であり、
JP2000560136A 1998-07-16 1999-07-07 医薬として使用されるホスフィン酸およびホスホン酸誘導体 Expired - Fee Related JP4567886B2 (ja)

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