JP2002512247A - アルキルチオおよび/またはアリールチオ置換ジケトジアリールピロロピロール類の製造法 - Google Patents

アルキルチオおよび/またはアリールチオ置換ジケトジアリールピロロピロール類の製造法

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JP2002512247A JP2000544671A JP2000544671A JP2002512247A JP 2002512247 A JP2002512247 A JP 2002512247A JP 2000544671 A JP2000544671 A JP 2000544671A JP 2000544671 A JP2000544671 A JP 2000544671A JP 2002512247 A JP2002512247 A JP 2002512247A
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Abstract

(57)【要約】 式(Ia)のアルキルチオおよび/もしくはアリールチオ置換ジケトジアリールピロロピロール(DPP)、または式(Ib)のジチオ架橋ビスジケトジアリールピロロピロール(ビス−DPP):(ここで、式(Ia)(式中、Gは、アリールチオまたはアルキルチオ基の少なくとも1個によって置換されているフェニルであり;そしてG1は、Gまたは炭素環もしくは複素環基である)のものは、ハロアリールとチオールまたはチオラートとを反応させることによって得られ、また式(Ib)(式中、G5は、フェニレンであり;G6は、G1であるがGではなく;そしてG7は、アルキレン、シクロアルキレンまたはフェニレンである)のものは、ハロアリール2個とジチオールまたはジチオラートとを反応させることによって得られる)を製造する方法であって、チオールまたはチオラートと、式(IIa):(式中、G2は、ハロゲン化フェニル基であり;そしてG3は、G 2またはG1である)のハロジケトジアリールピロロピロール(「ハロ−DPP」)とを反応させるか、あるいはジチオールまたはジチオラートと、式(IIb):(式中、Halは、ハロゲン、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり;G6は、G1である)のハロジケトジアリールピロロピロール(「ハロ−DPP」)2個とを反応させることを含む方法;ならびに新規なDPPおよび新規なビス−DPP;本発明によって製造された式(Ia)のDPPを含む組成物;ならびにそれらの使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、
【0002】
【化10】
【0003】 (ここで、式Ia(式中、 Gは、アリールチオまたはアルキルチオ基の少なくとも1個によって置換され
ているフェニルであり;そして G1は、Gまたは炭素環もしくは複素環基である) のものは、ハロアリールとチオールまたはチオラートとを反応させることによっ
て得られ、また 式Ib(式中、 G5は、フェニレンであり; G6は、G1であるがGではなく;そして G7は、アルキレンまたはフェニレンである) のものは、ハロアリール2個とジチオールまたはジチオラートとを反応させるこ
とによって得られる)、 式Iaのアルキルチオおよび/もしくはアリールチオ置換ジケトジアリールピロ
ロピロール(DPP)、または式Ibのジチオ架橋ビスジケトジアリールピロロ
ピロール(ビス−DPP)を製造するための、改良された方法に関する。
【0004】 本発明は、さらに、新規のアリールチオまたはアルキルチオ置換DPP、その
使用および本発明のDPPを含む組成物に関する。
【0005】 米国特許第4,579,949号および米国特許第4,490,542号明細
書は、アリールチオまたはアルキルチオ置換ベンゾニトリルとコハク酸エステル
とを反応させることによって、チオエーテル基の少なくとも1個によって置換さ
れているDPPの製造を記載している。不利な点としては、長鎖アルキルチオD
PPの場合には収率が低いことと、水可溶性化合物を得ることが不可能なことで
ある。
【0006】 アルキルチオまたはアリールチオ置換DPPを得るための、DPP顔料とチオ
ール類との反応は、これらの顔料の溶解度が不十分なために、不完全な変換しか
得られない。
【0007】 Chemistry Letters 1978, 13-14には、活性化されないハロアリール類が、触
媒の存在下でのみ置換されうることが開示されている。
【0008】 したがって、本発明の目的は、特に、水可溶性化合物および長鎖アルキルチオ
DPPを製造することができる、アルキルチオおよび/またはアリールチオ置換
DPPを製造する、改良された方法を提供することである。特に、本方法は、高
い圧力および触媒を使用しないで、実施が可能であるべきである。それに加えて
、本方法の経済性が、高い収率によって保証されるべきである。そのうえ、本発
明は、新規なチオエーテル置換ジケトジアリールピロロピロール、ならびに、高
分子量有機材料との組成物に、特に着色剤として使用することができる、ジチオ
エーテル架橋ビス−DPPを提供する。それに加えて、チオエーテル置換DPP
は、特に結晶成長阻害剤またはレオロジー向上剤として使用できるべきである。
【0009】 したがって、チオールまたはチオラートと、式IIa:
【0010】
【化11】
【0011】 (式中、G2は、非置換または置換のハロゲン化フェニル基であり、そしてG3
、G2または、G1である)のハロジケトジアリールピロロピロール(「ハロ−D
PP」)とを反応させるか、あるいは ジチオールまたはジチオラートと、式IIb:
【0012】
【化12】
【0013】 (式中、Halは、ハロゲン、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素、好まし
くは塩素または臭素、特に好ましくは塩素であり、Halは、特に、フェニレン
のp−位置である)のハロジケトジアリールピロロピロール(「ハロ−DPP」
)2個とを反応させる、最初に定義された方法が見出された。
【0014】 通例、反応は、チオールおよび/もしくはチオラート、またはジチオールおよ
び/もしくはジチオラートと、式IIaまたは式IIbのハロ−DPPとを、従来の
方法、例えば出発物質を混合する、または出発物質の1種を他の出発物質に滴下
して加えることにより、接触させることから始まる。
【0015】 式Iaの化合物を製造するためには、チオールの、式IIaのハロ−DPPに対
するモル比は、一般的に0.1:1〜20:1の範囲内、好ましくは2:1〜5
:1の範囲、特に好ましくは2.1:1〜2.7:1の範囲になるように選択さ
れ;式Ibの化合物を製造するためには、ジチオールの、式IIbのハロ−DPP
に対するモル比は、一般的に0.5:1〜20:1の範囲、好ましくは0.5:
1〜5:1の範囲、特に好ましくは1:1〜2.7:1の範囲になるように選択
される。
【0016】 好ましくは、反応温度は、323〜453Kの範囲内、好ましくは333〜4
33Kの範囲、特に好ましくは343〜423Kの範囲、非常に特に好ましくは3
43〜413Kの範囲になるように選択される。
【0017】 反応圧力は、一般的に70kPa〜10MPaの範囲内、好ましくは90kPa〜5MPa
の範囲内になるように選択され、大気圧が特に好ましい。
【0018】 反応時間は、一般的に、出発物質の反応性、選択された反応温度、および所望
の変換率に依存する。反応時間は、通例15分〜2日間の範囲内になるように選
択される。
【0019】 一つの好ましい実施態様において、反応は、この目的のために好ましい窒素ま
たは貴ガス、例えばヘリウムもしくはアルゴンを使用して、不活性雰囲気下で実
施される。特に好ましくは、窒素雰囲気下における反応である。
【0020】 それに加えて、反応は、溶媒とともに、または溶媒なしで実施でき、好ましく
は溶媒中での反応である。好ましい溶媒は、有機溶媒または溶媒混合物であり、
例えば非プロトン性、特に非水性の非プロトン性溶媒である。非プロトン性溶媒
は、非極性、例えばベンゼン、クロロベンゼンおよび塩素化炭化水素であるか、
または極性であり得る。後者が、特に好ましい。使用しうる、極性で非プロトン
性の溶媒は、アミド、例えばヘキサメチルホスホルアミド;カルボキシアミド、
例えばN,N′−ジメチルホルムアミドおよびN,N′−ジメチルアセトアミド
;またはラクタム、例えばN−メチルピロリドン、N−メチル−2−ピペリドン
、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−3(1H)ピリミジノン
もしくはN−メチル−4−ピペリドン;または尿素塩基、例えばN,N′−ジメ
チルエチレン尿素、N,N′−ジメチルプロピレン尿素であり;そしてまた、ア
セトニトリル、スルホラン、ジメチルスルホキシドまたは芳香族溶媒、例えばニ
トロベンゼンである。
【0021】 好ましいものは、N,N′−ジメチルホルムアミド、N,N′−ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラ
ヒドロ−3(1H)ピリミジノンまたはN−メチルピロリドンである。
【0022】 式IIaのハロ−DPP、または式IIbのハロ−DPPの、溶媒に対する重量比
は、一般的に0.5〜10重量%の範囲内、特に好ましくは1〜5重量%の範囲
、非常に特に好ましくは2〜3重量%の範囲である。
【0023】 他の好ましい実施態様においては、反応は、塩基の存在下で実施される。適切
な塩基の例は、アルカリ金属炭酸塩、例えばNa2CO3またはK2CO3;アルカ
リ金属炭酸水素塩、例えばNaHCO3またはKHCO3;アルカリ金属水酸化物
、例えばNaOHまたはKOH;アルカリ金属、例えばナトリウムまたはカリウ
ムであり;また、芳香族塩基、例えばピリジン、N,N′−ジメチルアミノピリ
ジンまたはキノリンである。好ましくは非水性アルカリ金属塩基および芳香族塩
基であり、特に好ましくは、非水性アルカリ金属炭酸塩またはアルカリ金属炭酸
水素塩であり、非常に特に好ましくは無水のK2CO3である。
【0024】 塩基のチオールまたはチオラートに対するモル比は、通例0.5:1〜5:1
の範囲内、好ましくは1:1〜4:1の範囲、特に好ましくは1:1〜3:1の
範囲であり;塩基のジチオールまたはジチオラートに対するモル比は、通例1:
1〜10:1の範囲内、好ましくは1:1〜5:1の範囲内、特に好ましくは1
:1〜4:1の範囲である。
【0025】 本発明の方法の好ましい実施態様において、反応は、溶媒または溶媒混合物お
よび塩基の存在下で実施される。
【0026】 所望ならば、反応は、また、触媒、特に遷移金属触媒、例としては、テトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、−ニッケル(0)ならびに−
白金(0)および−ルテニウム(II)クロリドの存在下で実施することができる
。好ましくは、反応は、触媒なし実施される。
【0027】 触媒が使用される場合、それは一般的に、式IIaまたはIIbのハロ−DPPに
基づいて、0.001〜10重量%の範囲内、好ましくは0.5〜7重量%の範
囲内、特に好ましくは、反応体の全量に基づいて、2〜5重量%の範囲内の割合
で使用される。
【0028】 反応混合物は、従来の方法により、例えば濾過し、その後、濾過の残留物を洗
浄し、その後、場合により乾燥することによって処理することができる。生成物
は、式Iaの個別の化合物であるか、もしくは異なって置換されている化合物の
混合物であるか、または式IIaのハロ−DPPと式Iaの化合物からなる混合物
であるか、あるいはまた、式IIbのハロ−DPPと式Ibおよび/またはIaの
化合物からなる混合物であることができる。
【0029】 現在までの観察によると、使用されるチオールまたはチオラートは、あらゆる
既知のチオールまたはチオラートを含むことができ、例としては、置換または非
置換アリールもしくはアルキルチオラートであり、後者は、分岐状もしくは直鎖
状の、中断されていないか、またはヘテロ原子により1回以上中断されているこ
とが可能である。
【0030】 好ましい実施態様において、式IIIaのチオールもしくはチオラート、または
式IIIbのジチオールもしくはジチオラートが使用される。 R1−SR2 IIIa R2S−G7−SR2 IIIb (式中、 R1は、中断されていないか、またはヘテロ原子、例えば−O−もしくはS−
により、または−NH−、−C(O)O−、−O−C(O)−もしくは−C(O
)−NH−により1回以上中断されていることができ、置換または非置換であり
うるC1〜C30アルキルであることができるか、あるいはC5〜C12シクロアルキ
ルまたはフェニル(それぞれ置換または非置換でありうる)であることができ; R2は、水素、アルカリ金属のカチオン(「M」)または有機窒素塩基であり
;そして、 G7は、中断されていないか、またはヘテロ原子、例えば−O−もしくはS−
により、または−NH−、−C(O)O−、−O−C(O)−もしくは−C(O
)−NH−により1回以上中断されていることができ、置換または非置換であり
うるC1〜C30アルキレンであるか、あるいはC5〜C12シクロアルキレンまたは
フェニレン(それぞれ置換または非置換でありうる)であることができる。
【0031】 C1〜C30アルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−アミル、te
rt−アミル、ヘキシル、2,2−ジメチルブチル、ヘプチル、オクチル、2−エ
チルヘキシル、1,1′,3,3′−テトラメチルブチル、ノニル、デシル、ド
デシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル、ヘンエイコ
シル、ドコシル、テトラコシル、ペンタコシル、ヘキサコシル、ヘプタコシル、
オクタコシルまたはノナコシルであり、好ましいものは、C1〜C18アルキル、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、se
c−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−アミル、tert−アミル、ヘキシ
ル、2,2−ジメチルブチル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、1,
1′,3,3′−テトラメチルブチル、ノニル、デシル、ドデシル、テトラデシ
ル、ヘキサデシルおよびオクタデシルであり、特に好ましいものは、C8〜C18
アルキル、例えばオクチル、2−エチルヘキシル、1,1′,3,3′−テトラ
メチルブチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデ
シル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシルまたはオクタデシルであり、
非常に特に好ましいものは、C12〜C18アルキル、例えばドデシル、トリデシル
、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシルまたはオクタデシ
ルであり、また特に好ましいものは、C1〜C8アルキル、例えばメチル、エチル
、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ペンチル、sec−アミル、tert−アミル、ヘキシル、2,2′−ジメ
チルブチル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシルおよび1,1′,3,3
′−テトラメチルブチルである。
【0032】 C1〜C30アルキレンは、メチレン、エチレン、プロピレン、イソプロピレン
、n−ブチレン、イソブチレン、sec−ブチレン、tert−ブチレン、n−ペンチ
レン、sec−アミレン、tert−アミレン、へキシレン、2,2′−ジメチルブチ
レン、ヘプチレン、オクチレン、2−エチルへキシレン、1,1′,3,3′−
テトラメチルブチレン、ノニレン、デシレン、ドデシレン、テトラデシレン、ヘ
キサデシレン、オクタデシレン、エイコシレン、ヘンエイコシレン、ドコシレン
、テトラコシレン、ペンタコシレン、ヘキサコシレン、ヘプタコシレン、オクタ
コシレンまたはノナコシレンであり、好ましいものは、C1〜C18アルキレン、
例えばメチレン、エチレン、プロピレン、イソプロピレン、n−ブチレン、イソ
ブチレン、sec−ブチレン、tert−ブチレン、n−ペンチレン、sec−アミレン、
tert−アミレン、へキシレン、2,2′−ジメチルブチレン、ヘプチレン、オク
チレン、2−エチルへキシレン、1,1′,3,3′−テトラメチルブチレン、
ノニレン、デシレン、ドデシレン、テトラデシレン、ヘキサデシレンまたはオク
タデシレンであり、特に好ましいものは、C8−C18アルキレン、例えばオクチ
レン、2−エチルへキシレン、1,1′,3,3′−テトラメチルブチレン、ノ
ニレン、デシレン、ドデシレン、テトラデシレン、ヘキサデシレンまたはオクタ
デシレンであり;それに加えて、更に好ましいものは、C1〜C8アルキレン、例
えばメチレン、エチレン、プロピレン、イソプロピレン、n−ブチレン、イソブ
チレン、sec−ブチレン、tert−ブチレン、n−ペンチレン、sec−アミレン、te
rt−アミレン、へキシレン、2,2′−ジメチルブチレン、ヘプチレン、オクチ
レン、2−エチルへキシレンまたは1,1′,3,3′−テトラメチルブチレン
である。
【0033】 C5〜C12シクロアルキルは、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチルまたはシクロオクチルであり、好ましくはC5〜C6シクロアルキル、
例えばシクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
【0034】 C5〜C12シクロアルキレンは、例えばシクロペンチレン、シクロヘキシレン
、シクロヘプチレンまたはシクロオクチレンであり、好ましくはC5〜C6シクロ
アルキレン、例えばシクロペンチレンまたはシクロヘキシレンである。
【0035】 R1またはG7で表される、炭素原子が少なくとも2個のアルキル基またはアル
キレン基は、例えば−O−、−NH−、−C(O)O−、−O−C(O)−、−
C(O)−NH−により、1回以上中断されていることができ、好ましくは、−
C(O)O−または−O−で、非常に特に好ましいものは、−C(O)O−で中
断されているアルキル基、−CH2−C(O)O−CH2CH3であるか、または
単一の−O−で中断されたアルキル基、例えば−CH2−CH2−O−CH2−C
3、もしくは二重に−O−で中断されたアルキル基、例えば−CH2−CH2
O−CH2−CH2−O−CH2−CH3である。
【0036】 それに加えて、R1のアルキルもしくはクロアルキル基またはフェニル基が、
例えば下記の基により置換されることができる: C1〜C18アルキル、OR3、S−R3、C(O)R3、COOR3、−OCOR3 、SO33、SO23、PO33、Si(OR)3、塩基、例えばS−M、O−
M、COOM、SO3M、PO3M、P(R33 +-、P((R3)24)3 +-、N
2、N(R3)3 +-、N((R3)24)3 +-または窒素含有基 (式中、 R3およびR4は、互いに独立して、水素、C1〜C18アルキル、特にメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、n−ペンチル、sec−アミル、tert−アミル、ヘキシルもしくは2,
2−ジメチルブチル、あるいはC5〜C6シクロアルキルまたは非置換もしくはR 7 置換フェニルであり; Mは、アルカリ金属、好ましくはナトリウムまたはカリウムのカチオンであり
; X-は、ハロゲン化物イオン、例えばフッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物
イオンまたはヨウ化物イオンであり;そして R7は、水素、ハロゲン、例えばF、Cl、Br、Iであるか、あるいはC1
8アルキルまたは非置換もしくはNR34置換C5〜C6シクロアルキルである
)。
【0037】 好ましいOR3は、OHであり;好ましいS−R3は、SHである。好ましい基
COOR3は、COOH、COOCH3、COOC25、COOC49、COOC 511であり、好ましい−OCOR3は、−O−CO−C(CH2)−CH3である
。好ましい基SO33は、SO3H、SO3(C54)R7、SO3(C55)、SO 3 CH3、SO325であり、好ましい基SO23は、SO2(C54)R7、S
2(C54)またはSO2CH3である。好ましい基PO33は、PO3H、PO 3 (C54)R7またはPO3CH3である。好ましい窒素含有基は、NR34、特
にNH2、NHR3またはN(R34)であり、特に好ましいものは、置換されて
いるアルキル基、例えば(R34)N−(C1〜C30アルキル)、特に(CH3)2 N−C25−であり、更に好ましい窒素含有基は、CONHNH2、CONHR3 、NHCOR3、NCOおよび複素環基、ならびに式IV〜IX:
【0038】
【化13】
【0039】 (式中、 R5は、R7から独立して、R7と同じ意味を有し; R6は、直接結合、−CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、−CH
=N−、−N=N−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−またはNR3−であ
り;そして rは、0または1〜17の整数である) の化合物の群から選択される化合物であり、特に式IVおよびVからなる群より選
択される。
【0040】 更に、G7のアルキレン、シクロアルキレンまたはフェニレン基は、例えば下
記の基によって置換されることができる: ハロゲン、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましくは塩素または臭
素、特に好ましくは塩素; −E−C1〜C18アルキル (式中、 Eは、−O−、−S−、−NH−、−C(O)O−、−OC(O)−、NHC
(O)−、−C(O)NH−; CN、NO2、CF3またはC1〜C18アルキル(中断されていないか、またはヘ
テロ原子、例えば−O−もしくはS−により、または−NH−、−C(O)O−
、−O−C(O)−もしくは−(O)−NH−により、中断されている)である
)。
【0041】 Eが−O−の場合、−O−C1〜C18アルキルは、メトキシ、エトキシ、n−
プロポキシ、イソプロポキシ、ヘキサデシルオキシまたはオクタデシルオキシ、
好ましくはメトキシまたはエトキシ、そして非常に特に好ましくはメトキシであ
ることができる。
【0042】 Eが−S−の場合、−S−C1〜C18アルキルは、メチルメルカプト、エチル
メルカプト、n−プロピルメルカプト、イソプロピルメルカプト、ヘキサデシル
メルカプトまたはオクタデシルメルカプト、好ましくはメチルメルカプトまたは
エチルメルカプト、そして非常に特に好ましくはメチルメルカプトであることが
できる。
【0043】 Eが−NH−の場合、−NH−C1〜C18アルキルは、メチルアミン、エチル
アミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、ヘキサデシルアミンまたは
オクタデシルアミン、好ましくはメチルアミンまたはエチルアミン、そして非常
に特に好ましくはメチルアミンであることができる。
【0044】 Eが−C(O)O−の場合、−C(O)O−C1〜C18アルキルは、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシ
カルボニル、ヘキサデシルオキシカルボニルまたはオクタデシルオキシカルボニ
ル、好ましくはメトキシカルボニルまたはエトキシカルボニル、そして非常に特
に好ましくはメトキシカルボニルであることができる。
【0045】 Eが−OC(O)−の場合、−OC(O)O−C1〜C18アルキルは、メチル
、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ヘキサデシルまたはオクタデシルエス
テル基、好ましくはメチルまたはエチルエステル基、そして非常に特に好ましく
はメチルエステル基であることができる。
【0046】 Eが−C(O)NH−の場合、−C(O)NH−C1〜C18アルキルは、メチ
ル−、エチル−、n−プロピル−、イソプロピル−、ヘキサデシル−またはオク
タデシルアミノカルボニル基、好ましくはメチル−またはエチルアミノカルボニ
ル基、非常に特に好ましくはメチルアミノカルボニル基であることができる。
【0047】 Eが−NHC(O)−の場合、−NHC(O)−C1〜C18アルキルは、メチ
ル−、エチル−、n−プロピル−、イソプロピル−、ヘキサデシル−またはオク
タデシルカルボニルアミノ基、好ましくはメチル−またはエチルカルボニルアミ
ノ基、そして非常に特に好ましくはメチルカルボニルアミノ基であることができ
る。
【0048】 G7のための好ましい置換されているアルキレン基は、対称的に置換されてい
る基、例えば−(CH2)m−CH(C1〜C30アルキル)−(CH2)m−または(C
2)m−C(C1〜C30アルキル)2−(CH2)m−(ここで、mは、1〜14の範
囲の整数、特に好ましくは3〜8の範囲の整数である)である。好ましい置換さ
れているフェニレン基G7は、置換基1個または2個を有し、例えばハロゲン、
1〜C18アルキル、−O−C1〜C18アルキル、−S−C1〜C18アルキル、−
NH−C1〜C18アルキル、CN、NO2またはCF3(ここで、置換基は、同一
または異なることができる)である。
【0049】 複素環基は、例えばイミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピロリル、ピ
ロリジニル、オキサゾリルもしくはチアゾリルのような5員窒素含有複素環基;
ピペラジニル、ピリジニルもしくはモルホリニルのような6員窒素含有複素環基
であるか;またはベンズオキサゾリル、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンズ
イミダゾリルもしくはベンゾトリアゾリルのような、縮合5員窒素含有複素環基
もしくは6員芳香族環を有する二環式基である。
【0050】 R2のための適切な有機窒素塩基の例は、ピリジン、モルホリン、N,N′−
ジメチルアミノピリジンおよびキノリンである。
【0051】 特に好ましくは、チオール、例えばC1〜C18アルキル−SH、特にH−S−
(CH2)nCH3(ここで、nは、8〜17の整数である)、H−S−CH2CO
OC25、H−S−CH2CH2COOC25、H−S−(p−メチルフェニル)
、H−S−(p−ヒドロキシフェニル)、また、H−S−(CH2)n1−NR34 (ここで、n1は、8〜18の整数である)、H−S−(CH2)2N(CH3)2
そしてまた、チオラート、例えば-S−(C1〜C18アルキル)、-S−(CH2)2 −OH、-S−CH2COOC25-S−(p−メチルフェニル)、-S−(p−
ヒドロキシフェニル)もしくはS−(CH2)2N(CH3)2のナトリウム塩または
カリウム塩である。
【0052】 特に好ましいジチオールは、−S−(C1〜C18アルキレン)−S−、特に−
S−(C3−C8アルキレン)−S−、例えば−S−(CH2)3−S−、−S−(
CH2)4−S−、−S−(CH2)5−S−、−S−(CH2)6−S−、−S−(C
2)7−S−またはS−(CH2)8−S−であり、非常に特に好ましいジチオール
は、−S−(CH2)3−S−、−S−(CH2)5−S−またはS−(CH2)6−S
−である。
【0053】 式IIIaまたはIIIbのチオール、ジチオールまたはチオラート、ジチオラート
は、市販されているか、またはチオール、ジチオールもしくはチオラート、ジチ
オラートを製造する既知の方法(Houben-Weyl, Methoden der organischen Chemi
e, Volume E 11, pp. 32-63, Georg Thieme Verlag, Stuttgart, New York, 198
5;およびJ.L. Wardell, "Preparation of Thiols", in S. PATAI(ed.), The che
mistry of the thiol group, pp. 163-269, John Wiley & Sons, London, New Y
ork, 1974)によって得られる。
【0054】 本発明の方法において、式IIa(式中、G2は、ハロゲン化フェニル基であり
;G3は、G2またはG1であり;そしてG3は、好ましくはG2または炭素環もし
くは複素環基であり、特に好ましくはG2である)のハロ−DPPが使用される
。換言すると、この場合の式IIaのハロ−DPPは、対称的に置換されているハ
ロ−DPPである。
【0055】 G3またはG6がG1の場合、包含される基は、また、上記の定義の複素環基に
対応し、それに加えて、ピリミジン、チオフェンもしくはフランである複素環基
であることができるか、または包含される基は、また、式XI、XIIもしくはXIII:
【0056】
【化14】
【0057】 (式中、 R8、R9、R10およびR11は、互いに独立して、水素、ハロゲン、例えばフッ
素、塩素、臭素もしくはヨウ素またはC1〜C18アルキル、−E−C1〜C18アル
キル、−CN、−NO2、トリフルオロメチル、C5〜C6シクロアルキルもしく
【0058】
【化15】
【0059】 であり、特に、水素、C1〜C5アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペン
チル、sec−アミルもしくはtert−アミル、またはハロゲン、例えばClもしく
はBrであり;そして R12は、単結合、−CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、−CH
=N−、−N=N−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−またはNR3−であ
る)の炭素環基であることができる。
【0060】 特に好ましいものは、G8が、下記の式:
【0061】
【化16】
【0062】 (式中、 R40およびR41は、互いに独立して、水素、ハロゲン、例えばフッ素、塩素、
臭素もしくはヨウ素、またはC1〜C18アルキル、−E−C1〜C18アルキル、−
CN、−NO2もしくはトリフルオロメチルである) のような有機基である、式IIbのハロ−DPPである。
【0063】 特に好ましいものは、G6が、下記の式:
【0064】
【化17】
【0065】 (式中、 R42およびR43は、互いに独立して、水素、塩素、メチル、tert−ブチルまた
は−CNである) のような有機基である。
【0066】 一つの好ましい実施態様において、使用されるハロゲン化フェニル基G2は、
式XIV:
【0067】
【化18】
【0068】 (式中、Halは、ハロゲン、例えばフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、好ましく
は塩素又は臭素である。特に好ましくは、ハロゲンはp−位置である)の化合物
である。
【0069】 所望ならば、ハロゲン化フェニル基G2は、式XV:
【0070】
【化19】
【0071】 (式中、R13およびR14は、互いに独立して、例えば、水素、CN、CF3、C1 〜C5アルキル、C5〜C6シクロアルキル、−E−C1〜C18アルキル、フェニル
、S−R1、−CONR34のようなアミド、もしくは式XVI〜XIX:
【0072】
【化20】
【0073】 のアミド、または1−カルボニル−イミダゾール、−ピラゾール、−トリアゾー
ル、−ピロール、−ピロリジン、−ベンゾイミダゾールもしくはベンゾトリアゾ
ールのような窒素含有複素環のアミド、あるいはフッ素、塩素、臭素もしくはヨ
ウ素、好ましくは塩素もしくは臭素のようなハロゲンである) の化合物であることができ、更なる置換基R13またはR14を備えることができる
【0074】 好ましくは、R13およびR14は、m−位置である。
【0075】 更に好ましいものは、R14が、水素であり、R13が、水素以外の上記の置換基
の1種であり、好ましくは、それはm−位置である。
【0076】 他の好ましい実施態様において、ハロゲン化フェニル基G2は、式XX:
【0077】
【化21】
【0078】 (式中、Halは、好ましくはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素であり、特に好ま
しくは塩素又は臭素である)のものである。
【0079】 式IIのハロ−DPPに対応する置換基とは、例えば米国特許第5,484,9
43号、米国特許第5,616,725号または米国特許第5,200,528
号明細書から既知であるか、または米国特許第4,579,949号明細書に従
って入手可能である。
【0080】 本発明の更なる実施態様は、式XXIおよびXXX:
【0081】
【化22】
【0082】 の新規なDPP、ならびに式Ib:
【0083】
【化23】
【0084】 (式中、 R15、R16、R20およびR21は、互いに独立して、水素であるか、またはR13 もしくはR14であり; G4は、炭素環式または複素環式基であり(ただし、(a)式XXIにおいて、R 15 およびR16が水素であり、G4がフェニルである場合、R1は、フェニルではな
く、(b)式XXXにおいて、R15、R16、R20およびR21が水素である場合、R1 は、フェニレン(C1〜C4アルキル)またはC1〜C12アルキルではない); G5は、フェニレンであり; G6は、炭素環式または複素環式基であり、そして G7は、アルキレン、シクロアルキレンまたはフェニレンである) の新規なビス−DPPに関する。
【0085】 好ましい式XXIまたはXXXのDPPは、R1が、モノ−もしくはポリ置換または
非置換のC1〜C30アルキルであるか、あるいはフェニル基であるものである。
【0086】 特に好ましいものは、R15、R16、R20およびR21が、水素であり、R1が、
−C1〜C18アルキル、例えばC4アルキル、C6アルキル、C9アルキル、C12
ルキルまたはC18アルキルであり、また、−(p−フェニレン)−OH、−CH 2 CH2OH、−CH2C(O)O−CH2CH3、−(CH2)2C(O)O−CH2
CH3−(C1〜C30アルキレン)−N−(R3,R4)、例えば−(C25)−N
(CH3)2である。
【0087】 特に好ましいものは、式Ib(式中、G5は、1,4−フェニレンであり;G7 は、n−プロピレン、n−ブチレン、n−ペンチレン、n−へキシレン、n−ヘ
プチレンもしくはn−オクチレンまたは置換もしくは非置換のフェニレンであり
;そしてG6は、非置換または置換のフェニルである)の化合物である。
【0088】 非常に特に好ましいものは、式Ib(式中、G5は、1,4−フェニレンであ
り;G7は、n−プロピレン、n−ブチレン、n−ペンチレン、n−へキシレン
、n−ヘプチレンまたはn−オクチレンであり;そしてG6は、非置換のフェニ
ルである)の化合物である。
【0089】 非常に特に好ましいものは、式XXXIまたはXXXII:
【0090】
【化24】
【0091】 (式中、 R30は、C1〜C30アルキル、特に好ましくはC1〜C18アルキル、非常に特に
好ましくはC5〜C18アルキルである) の化合物である。
【0092】 本発明の更なる実施態様は、式IIIaのチオールまたはチオラートの理論量以
下を使用して、本発明の方法により得られる、式IaのDPPおよび式IIaのハ
ロ−DPPを含む組成物に関する。好ましくは、式IIIaのチオールまたはチオ
ラートは、式IIIaのチオールまたはチオラートおよび式IIaのハロ−DPPの
合計量に基づいて、0.1〜49%の範囲内のモル比で使用される。
【0093】 本発明の方法の更なる実施態様は、式Iaの異なって置換されているDPPの
少なくとも2種を含む組成物に関する。これらの組成物は、式IIaの異なって置
換されているハロ−DPPの少なくとも2種と、式IIIaのチオールもしくはチ
オラートとを反応させるか、または反対に、式IIIaの異なって置換されている
チオールもしくはチオラートの少なくとも2種と、式IIaのハロ−DPPとを反
応させるかの、いずれかによって得られる。
【0094】 式IIIaのチオールもしくはチオラートの、式IIaの異なって置換されている
ハロ−DPPに対する、または式IIIaの異なって置換されているチオールもし
くはチオラートの、式IIaのハロ−DPPに対するモル比は、一般的に20:1
〜1:1の範囲内、好ましくは10:1〜5:1の範囲、非常に特に好ましくは
5:1〜5:2の範囲内になるように選択される。
【0095】 式IIaの異なって置換されているハロ−DPPの互いのモル比は、式IIaの異
なって置換されているハロ−DPPの合計量に基づいて、一般的に0.1〜99
.9モル%の範囲内、好ましくは20〜80モル%の範囲、特に好ましくは40
〜60モル%の範囲である。
【0096】 式IIIaの異なって置換されているチオール又はチオラートの互いのモル比は
、式IIIaの異なって置換されているチオール又はチオラートの合計量に基づい
て、一般的に0.1〜99.9モル%の範囲内、好ましくは20〜80モル%の
範囲内、特に好ましくは40〜60モル%の範囲である。
【0097】 本発明は、更に、式XXIおよび/もしくはXXXのDPPならびに/または式Ia
および/もしくは式IbのDPP、ならびにジケトジアリールピロロピロール(
DPP)あるいはDPP潜在的顔料(ここで、式XXIおよびIa、またはXXXおよ
びIbのDPPは異なる)を含む組成物に関する。DPP潜在的顔料は、例えば
米国特許第5,616,725号に記載されている。好ましい実施態様において
、式XXIおよび/またはXXXのDPPの、DPP、式IaもしくはIbのDPPま
たはDPP潜在的顔料に対するモル比は、式XXIもしくはXXXのDPP、DPPま
たはDPP潜在的顔料の合計量に基づき、0.1〜99.9モル%の範囲内、よ
り好ましくは20〜80モル%、特に好ましくは40〜60モル%になるように
選択される。
【0098】 本発明のこれらの組成物は、慣用の方法、例えば個別の成分を、例えば米国特
許第5,200,528号に記載された方法と同様の慣用の方法に従って、互い
に混合することにより調製することができる。
【0099】 DPPは、米国特許第5,200,528号に記載と同様の慣用の方法により
調製することができる。同様に、DPP潜在的顔料は、米国特許第5,561,
232号に記載された方法と同様にして調製することができる。
【0100】 更に、本発明は、式Iaおよび/もしくはIbのDPPのレオロジー向上剤、
または結晶成長阻害剤としての使用に関する。
【0101】 本発明の更なる実施態様は、式XXIもしくはXXXのDPPのレオロジー向上剤、
または結晶成長阻害剤としての使用に関する。
【0102】 それに加えて、本発明は、式Iaおよび/またはIbのDPPを含むレオロジ
ー向上剤、または結晶成長阻害剤に関する。
【0103】 通常の実施において、レオロジー向上剤または結晶成長阻害剤は、式Iaおよ
び/もしくはIbのDPP、ならびにDPPまたはDPP潜在的顔料を含む組成
物に使用される。
【0104】 本発明の更なる実施態様は、式Iaおよび/もしくはIbのDPP、ならびに
DPPまたはDPP潜在的顔料を含む組成物に関する。
【0105】 本発明は、更に、式Iaおよび/もしくはIbのDPP、ならびにDPPまた
はDPP潜在的顔料の有効量を組み込むことを含む、レオロジーを向上する、ま
たは結晶の成長を阻害する方法に関する。
【0106】 式Iaおよび/もしくはIbのDPPのモル比は、一般的に、式Iaおよび/
もしくはIbのDPP、ならびにDPPまたはDPP潜在的顔料に基づいて、0
.1〜20モル%の範囲である。
【0107】 更に、本発明は、式XXIもしくはXXXのDPPの、または式Ibのビス−DPP
の、あるいは式XXIおよび/もしくはXXXのDPPならびに/または式Iaおよび
/もしくはIbのDPPならびにジケトジアリールピロロピロール(DPP)ま
たはDPP潜在的顔料を含む組成物(ここで、式XXIおよびIa、またはXXXおよ
びIbのDPPは異なっている)の、高分子量有機材料を着色/彩色するための
使用に関する。
【0108】 本発明は、それに加えて、式XXIもしくはXXXのDPPの、または式Ibのビス
−DPPの、あるいは式XXIおよび/もしくはXXXのDPPならびに/または式I
aおよび/もしくはIbのDPPならびにジケトジアリールピロロピロール(D
PP)またはDPP潜在的顔料を含む組成物の(ここで、式XXIおよびIa、ま
たはXXXおよびIbのDPPは異なっている)色彩上の有効量を、例えば米国特
許第5,200,528号明細書に記載されているような慣用の方法によってそ
れに組み込むことを含む、高分子量有機材料を着色/彩色する方法に関する。
【0109】 それらに加えて、本発明は、高分子量有機材料、および式XXIもしくはXXXのD
PPまたは式Ibのビス−DPPを含む組成物に関する。
【0110】 一般的に、式XXIもしくはXXXのDPPまたは式Ibのビス−DPP、あるいは
本発明の組成物のモル比は、高分子量有機材料に基づいて、0.01〜30重量
%、好ましくは0.1〜10重量%である。
【0111】 本発明の他の好ましい実施態様は、高分子量有機材料および式XXIもしくはXXX
のDPPまたは式Ibのビス−DPPよりなる組成物;また、式XXIもしくはXXX
のDPPまたは式Ibのビス−DPPおよび/または高分子量有機材料および/
または式IaのDPPよりなる組成物;また、式XXIもしくはXXXのDPPおよび
/または高分子量有機材料および/またはDPPよりなる組成物;また、式XXI
もしくはXXXのDPPおよび/または高分子量有機材料および/またはDPP潜
在的顔料よりなる組成物;また、式XXIもしくはXXXのDPPおよび/または高分
子量有機材料および/または式IIaのハロ−DPPよりなる組成物;また、式I
bのDPPおよび/または高分子量有機材料および/または式IIbのハロ−DP
Pよりなる組成物に関する。高分子量有機材料は、天然または合成に由来するも
のでありうる。それらは、例えば天然樹脂もしくは乾性油、ゴムもしくはカゼイ
ン、または改質された天然物質、例えばセルロースエーテル類もしくはエステル
類、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロースまたはニト
ロセルロース、特に、付加重合、重縮合または重付加により得られる、完全合成
有機ポリマー(熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂)を含むことができる。付加重
合樹脂の種類から、主として、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポロプロ
ピレンまたはポリイソブチレン、また、置換ポリオレフィン、例えば塩化ビニル
、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、アクリラートおよび/もしくはメ
タクリラート、またはブタジエンの付加ポリマー、また、上記のモノマーの付加
コポリマー、特にアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)またはエ
チレン−酢酸ビニル(EVA)コポリマーを記載することができる。
【0112】 重付加樹脂および重縮合樹脂の種類から、ホルムアルデヒドとフェノール類と
の縮合生成物(フェノール樹脂として既知)ならびにホルムアルデヒドと尿素、
チオ尿素およびメラミンとの縮合生成物(アミノ樹脂として既知)、膜形成樹脂
として使用されるポリエステル(飽和、例えばアルキド樹脂および不飽和、例え
ばマレイン酸樹脂の両方)、また、直鎖ポリエステル類およびポリアミド類なら
びにシリコーン類を記載することができる。
【0113】 上記の高分子量有機材料は、個別に、または所望であれば繊維に紡糸されうる
プラスチック塊または溶融体としての混合物で存在しうる。
【0114】 それらは、そのモノマーの形態で、あるいは膜成形体またはコーティング材料
もしくは印刷インクのためのバインダー、例えばアマニ油ワニス、ニトロセルロ
ース、アルキド樹脂、メラミン樹脂および尿素−ホルムアルデヒド樹脂またはア
クリル系樹脂として、溶解された形態の重合状態で存在しうる。
【0115】 式XXIもしくはXXXのDPPまたは式Ibのビス−DPP、あるいはそれらを含
む本発明の組成物による高分子量有機物質の着色は、一般的に、本発明の方法に
よって得られる粗生成物により実施されるか、あるいは適切な条件および後処理
に従って、例えば式XXIもしくはXXXのDPP、または式Ibのビス−DPP、あ
るいはそれらを含む本発明の組成物を、マスターバッチの形態で、これらの基質
にロールミルまたは混合もしくは混練装置を使用して混合するような方法で実施
される。着色/彩色材料は、一般的に、それ自体既知の技術、例えばカレンダー
加工、圧縮成形、押出し、塗布、注型または射出成形により、所望する最終形状
にされる。それらの成形の前に、高分子量化合物に可塑剤を組み込むことが、軟
質成形体を製造するために、または脆性を減少させるために、しばしば所望され
る。そのような可塑剤の例としては、リン酸、フタル酸またはセバシン酸のエス
テルである。可塑剤は、着色剤が組み込まれる前に、または後で、ポリマーに組
み込むことができる。異なる色相を得るために、式XXIもしくはXXXのDPPまた
は式Ibのビス−DPPに加えて、所望の量の充填剤および/または他の着色成
分、例えば白色、着色もしくは黒色の顔料を添加することも可能である。
【0116】 塗布材料および印刷インクを着色するために、高分子量有機材料および式XXI
もしくはXXXのDPPまたは式Ibのビス−DPPあるいはそれらを、単独で、
または充填剤、他の顔料、ドライヤーもしくは可塑剤のような添加剤と一緒に含
む本発明の組成物は、通例、通常の有機溶媒もしくは溶媒混合物中で、溶解また
は微細に分散される。この文脈において、個別の成分は、個別に分散もしくは溶
解されるか、または2種以上が一緒になって溶解もしくは分散された後でのみ、
すべての成分を合わせるという手順に従うことが可能である。
【0117】 得られる明度のある着色/彩色された高分子量材料、例えばプラスチック、繊
維、塗膜および印刷は、非常に高い色強度、高い飽和性、良好な分散性、上塗り
、熱、光および気候に対する良好な耐久度ならびに高度の光沢が、注目に値する
【0118】 本発明の方法は、広範囲の式Iaのチオ置換DPP、長鎖アルキルチオ−DP
Pでさえも、水可溶性DPP、また、式Ibのジチオ架橋ビス−DPPを製造で
きる。式IaのDPP、式Ibのビス−DPPおよび式XXIもしくはXXXのDPP
を含む本発明の組成物は、高度な光沢および透明度の着色剤である。式IaのD
PP、また、式XXIもしくはXXXのDPPを含む本発明の組成物は、特に、結晶の
成長を阻害し、レオロジーを向上させるために好適である。新規の化合物または
組成物および本発明の方法によって製造される化合物は、高分子量材料、特に新
規の化合物もしくは組成物を使用する射出成形法によって加工された材料におい
て、良好な曲げ耐久特性を有する。好ましい高分子量材料は、例えばポリオレフ
ィンである。本発明によって得られる高収率およびその簡易性は、高圧を用いず
、触媒なしでの操作を可能にし、そのうえ、良好な経済性を保証する。
【0119】 実施例 例1:1−オクタデカンチオールとジケトビス(4−クロロフェニル)ピロロピ
ロール(式XXIIのDPP=式IIa(式中、G2=G3=p−Cl−フェニル)のハ
ロ−DPP)との反応 ジメチルアセトアミド(DMA)60mlに溶解した1−オクタデカンチオール
17.19g(60mmol)を、DMA260mlに式XXIIのDPP10.72g(
30mmol)および炭酸カリウム9.95g(72mmol)を含む赤色懸濁液に、窒
素雰囲気下で滴下した。得られた混合物を、次に、393Kで24時間加熱し、
その間に混合物は、紫色に変った。
【0120】 処理および単離: 反応混合物を室温に冷却し、次に、氷水60mlに注いだ。水性反応混合物を濾
過した。濾過残留物をメタノールで、ついで水で洗浄し、その後、真空下に35
3Kで乾燥した。赤色顔料24.37g(理論量の94.7%)を得た。
【0121】 例2〜10:表1、2、3および4を参照されたい。
【0122】 例11〜21: 例1と同様にして反応を実施したが、例1に対して、式XXIIのDPPの代わり
に、 例11では、ジケト−4,4′−ジブロモ(ジフェニル)ピロロピロール(式
IIa(式中、G2=G3=p−Br−フェニル)のDPP)を、 例12および13では、ジケト−4,4′,3,3′−テトラクロロ(ジフェ
ニル)ピロロピロール(式IIa(式中、G2=G3=p−,m−ジクロロフェニル
)のDPP)を、 例14では、ジケト−4−クロロ(ジフェニル)ピロロピロール(式IIa(式
中、G2≠G1;G2=p−クロロフェニルおよびG1=フェニル)のDPP)を、 例15では、ジケト−4−クロロ−4−メチル(ジフェニル)ピロロピロール
(式IIa(式中、G2≠G1;G2=p−クロロフェニルおよびG1=p−メチルフ
ェニル)のDPP)を、 例16では、ジケト−4−クロロ−4−tert−ブチル(ジフェニル)ピロロピ
ロール(式IIa(式中、G2≠G1;G2=p−クロロフェニルおよびG1=p−te
rt−ブチルフェニル)のDPP)を、 例17では、ジケト−4−クロロ−4−フェニル(ジフェニル)ピロロピロー
ル(式IIa(式中、G2≠G1;G2=p−クロロフェニルおよびG1=p−フェニ
ルフェニル)のDPP)を、 例18では、ジケト−3−ブロモ(ジフェニル)ピロロピロール(式IIa(式
中、G2≠G1;G2=m−ブロモフェニルおよびG1=フェニル)のDPP)を、 例19〜21(ビス−DPPの製造)では、ジケト−4−クロロ−4−フェニ
ル(ジフェニル)ピロロピロール(式IIb(式中、G2=p−クロロフェニルお
よびG6=フェニル)のDPP)を使用し、そして 例22〜28においては、例1と同様にして反応を実施したが、例1と異なっ
て、式XXIIのDPPの代わりに、 例22(式XXIIのハロ−DPPおよび式IIa(式中、G2=G3=p−Cl−フ
ェニル)のDPPを含む組成物)では、式XXIIのハロ−DPPに関して理論値以
下のチオールを使用し、 例23では、この場合は、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ
−3(1H)ピリミジノンを溶媒DMAの代わりに使用し、 例24〜28では、塩基を変えた。
【0123】 表1:例1〜28(反応を、例1と同様にして実施した)、異なる出発物質、実
験パラメータおよび収率を表に示す。
【0124】
【表1】
【0125】
【表2】
【0126】
【表3】
【0127】 表2:例1〜28(処理および単離を、例1と同様にして実施した)
【0128】
【表4】
【0129】
【表5】
【0130】
【表6】
【0131】* 例2:濾過残留物を、メタノール300ml中に取り、室温(温度295K)で1
2時間撹拌した。メタノール性反応混合物を濾過した。濾過残留物を水で洗浄し
た。*** 例4:反応混合物を氷水600mlに注ぎ、濃塩酸によりpHが7に達するまで
中和した。水性反応混合物を濾過した。濾過残留物をメタノールおよび水で洗浄
した。**** 例11:濾過残留物をメタノール、次に水で洗浄した後、酢酸エチルと混合
し、沸騰温度で加熱し、この温度で2時間撹拌した。ついで反応混合物を濾過し
、濾過残留物を真空下に343Kで乾燥した。***** 例12および13:濾過残留物を水で洗浄した後、酢酸エチルと混合し、
沸騰温度で加熱し、この温度で6時間撹拌した。ついで反応混合物を濾過し、濾
過残留物を真空下に343Kで乾燥した。****** 例19〜21:*****と同様であるが、この場合、酢酸エチルの代わりに
DMAを使用した。******** 例22:濾過残留物を水で洗浄した後、メタノール/水(1:1)30
0mlと混合し、室温で撹拌した。ついで混合物を、濾過し、濾過残留物をメタノ
ール300ml、次に水300mlにより洗浄し、ついで真空下に343Kで乾燥し
た。
【0132】
【表7】
【0133】
【表8】
【0134】
【表9】
【0135】
【表10】
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月25日(2000.10.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (ここで、式Ia(式中、 Gは、アリールチオまたはアルキルチオ基の少なくとも1個によって置換され
ているフェニルであり;そして G1は、Gまたは炭素環もしくは複素環基である) のものは、ハロアリールとチオールまたはチオラートとを反応させることによっ
て得られる)、また 式Ib(式中、 G5は、フェニレンであり; G6は、G1であるがGではなく;そして G7は、アルキレン、シクロアルキレンまたはフェニレンである) のものは、ハロアリール2個とジチオールまたはジチオラートとを反応させるこ
とによって得られる) を製造する方法であって、 チオールまたはチオラートと、式IIa:
【化2】 (式中、 G2は、ハロゲン化フェニル基であり;そして G3は、G2またはG1である) のハロジケトジアリールピロロピロール(「ハロ−DPP」)とを反応させるか
、あるいは ジチオールまたはジチオラートと、式IIb:
【化3】 (式中、Halは、ハロゲン、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素である)
のハロジケトジアリールピロロピロール(「ハロ−DPP」)2個とを反応させ
ることを含む方法。
【化8】 のアルキルチオおよび/もしくはアリールチオ置換ジケトジアリールピロロピロ
ール(DPP)、または式Ib:
【化9】 (式中、 R15、R16、R20およびR21は、互いに独立して、水素、またはR13もしくは
14であり; G4は、炭素環式または複素環式基であり(ただし、(a)式XXIにおいて、R 15 およびR16が水素であり、G4がフェニルの場合、R1は、フェニルではなく、
(b)式XXXにおいて、R15、R16、R20およびR21が水素の場合、R1は、フェ
ニレン(C1〜C4アルキル)またはC1〜C12アルキルではない); G5は、フェニレンであり; G6は、炭素環式または複素環式基であり、そして、 G7は、アルキレン、シクロアルキレンまたはフェニレンである) のビス−DPP。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 シュレーダー−テバルディ,ナンシー スイス国 ツェーハー−1753 マトラン シュマン デ グリシンヌ 6 Fターム(参考) 4C050 AA01 BB04 CC04 EE02 FF02 FF05 GG03 HH01 HH04 4C072 MM01 4H056 DD03 DD29 EA14 EA16 FA01 4J002 AA001 AB001 AB021 AB031 AC011 AC031 AD021 AE001 BB001 BB021 BB111 BB181 BC021 BD031 BF021 BF031 BG041 BG051 BG091 BN151 CC041 CC161 CC181 CF001 CF011 CF031 CF221 CL001 CP031 EU026 FD096

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式Iaのアルキルチオおよび/もしくはアリールチオ置換ジ
    ケトジアリールピロロピロール(DPP)、または式Ibのジチオ架橋ビスジケ
    トジアリールピロロピロール(ビス−DPP): 【化1】 (ここで、式Ia(式中、 Gは、アリールチオまたはアルキルチオ基の少なくとも1個によって置換され
    ているフェニルであり;そして G1は、Gまたは炭素環もしくは複素環基である) のものは、ハロアリールとチオールまたはチオラートとを反応させることによっ
    て得られる)、また 式Ib(式中、 G5は、フェニレンであり; G6は、G1であるがGではなく;そして G7は、アルキレン、シクロアルキレンまたはフェニレンである) のものは、ハロアリール2個とジチオールまたはジチオラートとを反応させるこ
    とによって得られる) を製造する方法であって、 チオールまたはチオラートと、式IIa: 【化2】 (式中、 G2は、ハロゲン化フェニル基であり;そして G3は、G2またはG1である) のハロジケトジアリールピロロピロール(「ハロ−DPP」)とを反応させるか
    、あるいは ジチオールまたはジチオラートと、式IIb: 【化3】 (式中、Halは、ハロゲン、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素である)
    のハロジケトジアリールピロロピロール(「ハロ−DPP」)2個とを反応させ
    ることを含む方法。
  2. 【請求項2】 使用されるチオールもしくはチオラートが、式IIIaの化合
    物または式IIIbのジチオールもしくはジチオラート: R1−SR2 IIIa R2S−G7−SR2 IIIb (式中、 R1は、中断されていないか、またはヘテロ原子、例えば−O−もしくは−S
    −により、または−NH−、−C(O)O−、−O−C(O)−もしくはC(O
    )−NH−により1回以上中断されていることができ、置換または非置換であり
    うるC1〜C30アルキルであるか、あるいはC5〜C12シクロアルキルまたはフェ
    ニル(それぞれ置換または非置換でありうる)であり; R2は、水素、アルカリ金属カチオン(「M」)または有機窒素塩基であり;
    そして G7は、中断されていないか、またはヘテロ原子、例えば−O−もしくは−S
    −により、または−NH−、−C(O)O−、−O−C(O)−もしくはC(O
    )−NH−により1回以上中断されていることができ、置換または非置換であり
    うるC1〜C30アルキレンであるか、あるいはC5〜C12シクロアルキレンまたは
    フェニレン(それぞれ置換または非置換でありうる)であることができる)であ
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 アルキル基、シクロアルキル基またはフェニルアルキル基の
    置換基が、C1〜C18アルキル、OR3、S−R3、C(O)R3、COOR3、−
    OCOR3、SO33、SO23、PO33、Si(OR)3、塩の基、例えばS
    −M、O−M、COOM、SO3M、PO3M、P(R3)3 +-、P((R3)24)3 +-、NO2、N(R3)3 +-、N((R3)24)3 +-または窒素含有基 (式中、 R3およびR4は、互いに独立して、水素、C1〜C18アルキル、C5〜C6シク
    ロアルキルまたは非置換もしくはR7置換のフェニルであり; Mは、アルカリ金属のカチオン、好ましくはナトリウムまたはカリウムであり
    ; X-は、ハロゲン化物イオン、例えばフッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物
    イオンまたはヨウ化物イオンであり;そして R7は、水素、ハロゲン、例えばF、Cl、Br、Iであるか、あるいはC1
    8アルキルまたは非置換もしくはNR34置換C5〜C6シクロアルキルである
    ) である、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 式IIaのハロ−DPPにおけるG2が、非置換もしくは置換
    のハロゲン化フェニル基であり;そしてG3が、G2もしくはG1であるか、また
    は式IIbのハロ−DPPにおけるG6が、G1 (ここで、G1は、式XI、XIIまたはXIII: 【化4】 (式中、 R8、R9、R10およびR11は、互いに独立して、水素、ハロゲン、例えばF、
    Cl、BrもしくはIであるか、またはC1〜C18アルキル、−E−C1〜C18
    ルキル、−CN、−NO2、トリフルオロメチル、C5〜C6シクロアルキルもし
    くは式: 【化5】 (式中、 Eは、−O−、−S−、−NH−、−C(O)O−、−OC(O)−、−(C
    O)NH−またはNHC(O)−である)であり;そして R12は、単結合、−CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、−CH
    =N−、−N=N−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−またはNR3−であ
    る) の複素環基または炭素環基である) である、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 G2が、式XV: 【化6】 (式中、Halは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり;そして R13およびR14は、互いに独立して、例えば、水素、CN、CF3、C1〜C5
    アルキル、C5〜C6シクロアルキル、−E−C1〜C18アルキル、フェニル、S
    −R1、−CONR34のようなアミド、もしくは式XVI〜XIX: 【化7】 のアミド、または1−カルボニル−イミダゾール、−ピラゾール、−トリアゾー
    ル、−ピロール、−ピロリジン、−ベンゾイミダゾールもしくはベンゾトリアゾ
    ールのような窒素含有複素環アミド、あるいはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ
    素のようなハロゲンである) の化合物である、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 反応が、塩基の存在下で実施される、請求項1〜5のいずれ
    か1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 反応が、溶媒の存在下で実施される、請求項1〜6のいずれ
    か1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 式XXIまたはXXX: 【化8】 のアルキルチオおよび/もしくはアリールチオ置換ジケトジアリールピロロピロ
    ール(DPP)、または式Ib: 【化9】 (式中、 R15、R16、R20およびR21は、互いに独立して、水素、またはR13もしくは
    14であり; G4は、炭素環式または複素環式基であり(ただし、(a)式XXIにおいて、R 15 およびR16が水素であり、G4がフェニルの場合、R1は、フェニルではなく、
    (b)式XXXにおいて、R15、R16、R20およびR21が水素の場合、R1は、フェ
    ニレン(C1〜C4アルキル)またはC1〜C12アルキルではない); G5は、フェニレンであり; G6は、炭素環式または複素環式基であり、そして、 G7は、アルキレン、シクロアルキレンまたはフェニレンである) のビス−DPP。
  9. 【請求項9】 式XXIおよびIa、またはXXXおよびIbのDPPが異なる、
    請求項8記載の式XXIおよび/もしくはXXXのDPP、ならびに式Iaおよび/も
    しくはIbのDPPならびにジケトジアリールピロロピロール(DPP)または
    DPP潜在性顔料を含む組成物。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の式XXIもしくはXXXのDPP、または式Ib
    のビス−DPPおよび高分子量有機材料を含む組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1によって製造される、式IaのDPPまたは式I
    bのビス−DPPの、レオロジー向上剤としての使用。
  12. 【請求項12】 請求項1によって製造される、式IaのDPPまたは式I
    bのビス−DPPの、結晶成長阻害剤としての使用。
  13. 【請求項13】 高分子量有機材料を着色/彩色するための、請求項8記載
    の式XXIもしくはXXXのDPPまたは式Ibのビス−DPP、あるいは請求項9記
    載の組成物の使用。
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