JP2002336590A - 全自動洗濯乾燥機 - Google Patents

全自動洗濯乾燥機

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JP2002336590A
JP2002336590A JP2001145879A JP2001145879A JP2002336590A JP 2002336590 A JP2002336590 A JP 2002336590A JP 2001145879 A JP2001145879 A JP 2001145879A JP 2001145879 A JP2001145879 A JP 2001145879A JP 2002336590 A JP2002336590 A JP 2002336590A
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JP
Japan
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washing
clothes
heat exchanger
fully automatic
drying machine
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Pending
Application number
JP2001145879A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Nakamura
好孝 中村
Tetsuya Iwata
哲哉 岩田
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 乾燥時間を短縮し、部品点数を減少させ
て機体のコンパクト化を図り、併せて機器本体の振動が
排湿ダクト側に伝わらないようにする。 【解決手段】 内側ドラム22内において衣類の洗濯を
行い、その後ドラム22内に温風を吹き込んで衣類の乾
燥を行う全自動洗濯乾燥機において、その一部に二重管
式熱交換器40を取り付け、この二重管式熱交換器40
の内管41内には前記ドラム22内に給水するための水
を通し、外管42内には温水を通し、更に外管42の外
のフィン43間には空気を通し、前記内管41内を通る
間に外管42内の温水と熱交換して温められた温水は前
記ドラム22内に供給して洗濯及びすすぎ水として使用
し、前記フィン43間を通る間に外管42内の温水と熱
交換して温められた温風は衣類乾燥時に前記ドラム22
内に送風し、この衣類乾燥時に衣類から蒸発した水分を
含む高湿度排気は、前記排湿ダクト33を経由して戸外
に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類の洗濯と乾燥
機能を併せ持ち、且つこれらの洗濯工程と乾燥工程が自
動制御される所謂全自動洗濯乾燥機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の全自動洗濯乾燥機であって、ドラ
ム式の一例を図7(A)(B)に示す。この図7の
(A)(B)において、1は機器本体、2はこの機器本
体1内の外側ドラム、3は外側ドラム2内において、モ
ータ4により水平回転軸4aを中心に回転する内側ドラ
ムであって、この内側ドラム3には多数の小孔3aが設
けてある。
【0003】5は前記外側ドラム2の底部に組み込まれ
た水加熱用電気ヒータであって、給水口6から給水され
た水は給水ノズル11から一旦外側ドラム2及び内側ド
ラム3内に入り、バッファ7内において前記電気ヒータ
5により加熱されて温水となり、洗濯及びすすぎ洗いに
供される。
【0004】8は温風加熱電気ヒータであって、前記内
側ドラム3から外側ドラム2内に排出され、吸気管9を
経由してファン10により吸引され、給水口6から給水
された冷水6aで除湿(乾燥)された排気は、温風加熱
電気ヒータ8で加熱され、温風吹込口9aから内側ドラ
ム3内に吹き込み、衣類を乾燥する。
【0005】12はバッファ7内を経由して外側ドラム
2、内側ドラム3内の洗濯水を排水口13から排水する
ための排水ポンプである。なお、上記従来の全自動洗濯
乾燥機の場合、高湿度排気中から水分を除湿するために
除湿用冷却水6aを用いているが、冷風で高湿度排気を
ドレン化して除湿する方式もある(特開2000−22
52879号)。
【0006】次に、上記従来の全自動洗濯乾燥機につい
て、その運転例を説明する。 ・洗濯時(図8(A)):洗濯、すすぎに水を使う場合
と、温水を使う場合がある。水の場合は給水口6から給
水された水道水をそのまま使用するが、温水を利用する
場合は、外側ドラム2の下部に位置する電気ヒータ5で
回転ドラム3内の水道水を温める。
【0007】・乾燥時(図8(B)):温風加熱電気ヒー
タ8を熱源とし、ファン10にて温風(空気)を以下の
工程で循環させる。 <加熱工程>温風電気ヒータ8で空気を加熱→<吸湿工
程>前面上部から内側ドラム3内に温風を吹き込み、衣
類から水を奪う→<除湿工程>高湿度の空気(排気)は
除湿用冷却水6aで冷却されることにより除湿される→
<加熱工程>へ。なお、上記従来例はドラム式である
が、パルセーター式(特開平11−253686号)の
場合も基本的な構造とその運転例は同じである。
【0008】
【従来技術の欠点】しかし、上記従来例においては、次
のような欠点がある。 1.乾燥時間が長い 内側ドラム3内に吹き込まれる温風量は乾燥時間を決め
る重要なファクターであり、基本的に温風量が多いほど
乾燥時間は短くなる。従来例の場合、衣類から水分を受
け取った温風を水冷もしくは空冷除湿して低湿度の空気
に戻し、再度温風電気ヒータ8を通して乾燥に使ってい
る。この時、効率良く衣類を乾燥させるためには除湿工
程で温風を十分に低湿度にすることが要求されるが、そ
のためには工程中に温風湿度をできるだけ下げなければ
ならない。例えば熱交換量Qを一定とした場合に、Q=
mc△t(m:温風量、c:比熱、△t:温度差)が示
すように温度差を大きくとるには温風量mを小さくすれ
ばよいことになる。つまり、風量をある程度制限しなけ
ればならない。したがって、乾燥時間の短縮には限界が
あるのが現状である。
【0009】2.温水洗濯の場合に電気ヒータ5で洗濯
水を暖めるのに時間がかかる。電気ヒータ5の場合、電
流値を大きくするほど発生するジュール熱が大きくな
る。しかし、一般家庭の契約は30Aが通常であること
もあり、消費電力はおおよそ1kW程度が上限である。
そこで、洗濯、すすぎに各30リットルの水を使い、3
0℃まで温度を上げる場合を考える(初期20℃)。1
kWの電気ヒータの場合に必要な時間は、数式1とな
る。
【数式1】 設定温度になってから洗濯、すすぎを始めるわけではな
いが、このうち半分が運転時間延長に寄与すると考えれ
ば、温水を利用しない場合と比べて洗濯で10分、すす
ぎで10分の合計約20分延びてしまう。したがって、
従来例では設定温度によって温水を使用しない場合に比
べて水量により20〜80分運転時間が長くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる点に
鑑みて提供されるものであって、その目的は、全自動洗
濯乾燥機において、乾燥時の運転時間の短縮と温水を用
いて行う場合の洗濯とすすぎ時間の短縮と省エネを図
り、併せて構成部品の数を減少させ、全体構成をコンパ
クト化することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、全自動洗濯乾燥
機において、洗濯槽内において衣類の洗濯を行い、その
後前記洗濯槽内に温風を吹き込んで衣類の乾燥を行う全
自動洗濯乾燥機において、その一部に前記衣類の乾燥を
行うときに温風を発生するための温風熱交換器を設ける
と共に前記温風熱交換器で発生した温風を洗濯槽内に吹
き込んで衣類の乾燥を行っている時に、この衣類から蒸
発した水分を含む高湿度排気を直接排湿ダクトを経由し
て戸外に排出するように構成して成ることを特徴とす
る。
【0012】更に、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明において、温風熱交換器の熱源に
は、ガスバーナ又はオイルバーナ又は温水又は電気ヒー
タ又は排熱が用いられていることを特徴とするものであ
る。
【0013】更に、請求項3に記載の発明においては、
請求項1又は2に記載の発明において、排湿ダクトの一
部にダンパー切り換えで排気の一部又は全部が前記温風
熱交換器の空気吸引口に至る循環ダクトを設けると共に
前記排湿ダクトの一部に湿度検出センサを取り付け、乾
燥運転中にこの湿度検出センサで検出される排気中の湿
度が一定値以下に低下した場合、前記ダンパの切り換え
により高温の排気の一部又は全部を循環ダクトを経由し
て前記温風熱交換器側に供給することにより、省エネ運
転を行うことができる省エネ運転回路が設けられている
ことを特徴とするものである。
【0014】更に、請求項4に記載の発明においては、
請求項1〜3に記載の何れか一つの発明に該当する発明
において、排湿ダクトの一部に潜熱交換器を設け、この
潜熱交換器を経由して温風熱交換器に至る空気を予熱す
ることにより、省エネ運転を行うことができるように構
成したことを特徴とするものである。
【0015】更に、請求項5に記載の発明においては、
全自動洗濯乾燥機において、洗濯槽内において衣類の洗
濯を行い、その後洗濯槽内に温風を吹き込んで衣類の乾
燥を行う全自動洗濯乾燥機において、その一部に外管側
にフィンを取り付けた二重管式熱交換器を取り付け、前
記二重管式熱交換器の内管内には前記洗濯槽内に給水す
るための水を通し、外管内には温水を通し、更に外管の
外のフィン間には空気を通し、前記内管内を通る間に外
管内の温水と熱交換して温められた温水は前記洗濯槽内
に供給して洗濯及びすすぎ水として使用し、前記フィン
間を通る間に外管内の温水と熱交換して温められた温風
は衣類乾燥時に前記洗濯槽内に送風し、この衣類乾燥時
に衣類から蒸発した水分を含む高湿度排気は、前記洗濯
槽内から排湿ダクトを経由して直接戸外に排出するよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0016】更に、請求項6に記載の発明においては、
請求項5に記載の発明において、二重管式熱交換器の外
管内にはガスバーナ又はオイルバーナ又は電気ヒータ又
はヒートポンプ又は廃熱利用により加熱された温水が循
環することを特徴とするものである。
【0017】更に、請求項7に記載の発明においては、
請求項5又は6に記載の発明において、二重管式熱交換
器における内管内の水の流れと、外管内の温水の流れは
対向流となるように設定されていることを特徴とするも
のである。
【0018】更に、請求項8に記載の発明においては、
請求項1〜7に記載の何れか一つの発明において、洗濯
槽内から高湿度排気を機外に排出する排湿口と戸外に高
湿度排気を排出する排湿ダクトの結び部分には、フレキ
シブル管が用いられていることを特徴とするものであ
る。
【0019】更に、請求項9に記載の発明においては、
請求項1〜8に記載の何れか一つの発明において、洗濯
槽はドラム式で構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0020】更に、請求項10に記載の発明において
は、請求項1〜8に記載の何れか一つの発明において、
洗濯槽はパルセーター式で構成されていることを特徴と
するものである。
【0021】更に、請求項11に記載の発明において
は、請求項1〜10に記載の何れか一つの発明におい
て、排湿ダクトの一部又は全部に伸縮自在のフレキシブ
ルダクトを用いて成ることを特徴とするものである。
【0022】
【作用】1.請求項1〜4及び請求項8〜11に記載の
発明においては、基本的には温風熱交換器で空気を温
め、この温められた温風を回転ドラム内に吹き込み、こ
の温風で衣類を乾燥し、衣類から蒸発した水分を含む高
湿度排気は排気ダクトを経由して戸外に排湿される。省
エネ運転モードが設定されている場合には、排気中の湿
度を湿度検出センサが検出していて、この検出値が設定
値となった場合に、ダンパーを切り換えて低湿度となっ
た排気を温風熱交換器に循環させる。
【0023】2.請求項5〜11に記載の発明において
は次の作用となる。 ・洗濯工程(温水洗濯・すすぎ) 洗濯槽内に衣類を投入し、給水口から洗濯槽内に給水を
開始すると同時に二重管式熱交換器の外管内に温水を通
す。この結果、内管内を通る水が加熱されて温度上昇
し、この温水が洗濯槽内に供給される。一定量の温水が
貯まると、洗濯槽がドラム式の場合はこのドラムが回転
し、パルセーター式の場合にはパルセーターが回転して
洗濯が行われる。この洗濯が終了すると、洗濯槽内から
の排水が行われたのち、同じようにして温水が洗濯槽内
に供給されてすすぎ洗いが数回行われる。次に、脱水工
程に入り、洗濯は終了する。
【0024】・乾燥工程 脱水が終了すると、ファンが駆動して機外から空気を吸
引し、同時に二重管式熱交換器の外管内に温水が循環
し、この温水で加熱された温風が洗濯槽内に吹き込まれ
る。このとき、回転ドラム又はパルセーターが回転す
る。この作用により、衣類中の水分が蒸発し、高湿度の
排気は、洗濯槽内から排湿ダクトを経由して戸外に排出
される。
【0025】
【発明の実施の形態】
【実施例1】上記構成と作用から成る本発明に係る全自
動洗濯乾燥機であって、請求項5〜11に記載した発明
に対応する実施例を図1〜図6を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示した全自動洗濯乾燥機は、ドラム式の
ものである。符号の20は機器本体、21はこの機器本
体20内に構成された洗濯槽としての外側ドラム、22
は水平の回転軸23を中心として、モータ24により駆
動(回転)される内側ドラムであって、この内側ドラム
22には多数の小孔22aが設けられていて、この小孔
22aは水切り及び乾燥時の温風吹き込みと高湿度排気
の逃げ孔となる。
【0026】25は空気吸引用のファンであって、この
ファン25は機器本体20の吸気口26から空気を吸引
する。この吸引された空気は空気路27から後述する二
重管式熱交換器40で加熱され、この加熱された温風は
温風吹込口28から前記外側ドラム21を経由して内側
ドラム22内に吹き込まれる。衣類はこの吹き込まれた
温風により乾燥が行われる。
【0027】29は給水口であって、この給水口29は
上水道に結ばれていて、上水は給水路30から二重管式
熱交換器40を経由して温水口31から前記外側ドラム
21、内側ドラム22内に水又は温水となって供給され
る。32は外側ドラム21から機器本体20の上部まで
延長された排湿通路、33はこの排湿通路32の排湿口
34に結ばれた伸縮自在のフレキシブルダクトである。
なお、このフレキシブルダクト33はMax60℃に耐
え得る塩化ビニル製が用いられているが、排気の諸条件
を満たす限り、他の材質、例えば金属であっても良い。
【0028】35は外側ドラム21の底部に形成された
バッファーであって、このバッファー35内の水は排水
ポンプ36を経由して排水口37から機器本体20外に
排出される。図3、図4は前記した二重管式熱交換器4
0を示すもので、この二重管式熱交換器40は、内管4
1と外管42とこの外管42の外側に取り付けられた多
数のフィン43から成り、内管41の一端は前記した給
水路30に結ばれ、他端は温水口31に結ばれている。
また、外管42は温水発生機(図示せず)から延長され
た温水往き管と戻り管に結ばれていて、この外管42の
内部を温水が循環する。内管41と外管42内の流れ
は、図3において矢印で示すように対向流となってい
る。なお、温水及び温風発生用の熱交換器としては、実
施例の二重管式熱交換器40以外に、ガス又はオイルバ
ーナ又は電気ヒータ又は排熱で上水を加熱し、併せて空
気を加熱して温風を発生させる熱交換器も考えることが
できる(請求項6)。
【0029】図5(A)(B)は前記した排湿ダクトと
しての伸縮自在のフレキシブルダクト33の例であっ
て、(A)に示すように、全体がフレキシブルのもの
と、(B)に示すように、一部がフレキシブル33a
で、他が例えば金属管又はプラスチック管33bをつな
いだものとがあり、何れも、フレキシブル性と伸縮性の
作用により、機器本体20側の振動を吸収したり、施工
時の取り合い等を簡単にするものである。
【0030】上記構成の実施例の運転例を次に説明す
る。 ・洗濯工程(温水洗濯・すすぎ) 内側ドラム21内に衣類を投入し、給水口29から外側
及び内側ドラム21・22内に給水を開始すると同時に
二重管式熱交換器40の外管42内に温水を通す。この
結果、内管41内を通る水が加熱されて温度上昇し、こ
の温水が内側ドラム22内に供給される。一定量の温水
が貯まると、内側ドラム22がモータ24で回転し、洗
濯が行われる。この洗濯が終了すると排水ポンプ36に
より排水が行われたのち、同じようにして温水が内側ド
ラム21内に供給されてすすぎ洗いが数回行われる。次
に、脱水工程に入り、洗濯は終了する。
【0031】・乾燥工程 脱水が終了すると、ファン25が駆動して機器本体20
外から空気を吸引し、同時に二重管式熱交換器40の外
管42内に温水が循環し、フィン43を介して加熱され
た温風が内側ドラム22内に吹き込まれる。このとき、
内側ドラム22が回転する。この作用により、衣類中の
水分が蒸発し、高湿度の排気は、内側ドラム22→外側
ドラム21→排湿通路32→排湿口34→排湿用フレキ
シブルダクト33を経由して戸外に排出される。
【0032】
【実施例2】本実施例2は請求項1〜4に記載した発明
に対応するもので、二重管式熱交換器40に換えて、外
管42とフィン43のみから成り、外管42内に温水を
循環させてファン25から吸引した空気をフィン43を
介して加熱し、実施例1の場合と同様に内側ドラム22
内に温風を吹き込んで乾燥を行う方式で、洗濯及びすす
ぎ時のために上水を加熱する方式は採っていない。
【0033】
【実施例3】本実施例3は、図7(A)に示すように排
湿通路32とファン25の吸引側に循環ダクト50を結
び、排湿通路32の分岐部にダンパー5を組み込み、更
に排湿通路32の一部に湿度検出センサ52を取り付
け、この湿度検出センサ52で検出される湿度が設定値
の時であって省エネモードが設定されたとき、前記ダン
パー52を循環ダクト50側に切り換えて排気の一部又
は全部を再循環させる請求項3に記載の省エネ運転回路
53を設けたものである(請求項3)。
【0034】
【実施例4】本実施例4は、図7(B)に示すように、
排湿通路32の一部に潜熱交換器60を設け、ファン2
5で吸引される空気をこの潜熱交換器60を経由させる
ことにより、予熱するものである(請求項4)。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上の如き構成と作用により、
次の効果を奏する。 高湿度排気を戸外に排出し、従来の全自動洗濯乾燥機
のように温風を循環させていないので、除湿を考えなく
てよい。したがって、風量の制限がなくなり乾燥時間を
短縮することができる。因に、実用衣類(綿50:化繊
50wt%)3kg、68%脱水の乾燥時間は、除湿方式の
従来製品(1m3/h)ではおおよそ150分かかっ
た。それに対し、本発明方式では風量を2m3/hにし
た場合、90分でおおよそ乾燥した。
【0036】二重管式の熱交換器で温水、温風生成に
共用化することでスペースの有効活用となる。また、熱
源に温水を用いる事により、電気ヒータよりも高温にす
るまでの時間を短縮できる。洗濯、すすぎに各30リッ
トルの水を使い、30℃まで温度を上げる場合を考える
(初期20℃)。向流熱交換器(図6参照)入口温水温
度を80℃、出口を60℃、循環水量を2リットル/mi
nとし、内側への放熱割合ηを50%とすれば、数式2
となる。
【数式2】 30リットルの温水を入れるまでにかかる時間は、15
[min]となる。ヒータの場合と同様に、このうち半分を
運転時間延長(水で洗濯、すすぎした場合と比べて)と
考えると、洗濯終了までの時間が15分の延長ですむ
(電気ヒータの場合より5分短縮)。なお、温水熱源と
してはガス燃焼による加熱式、廃熱利用、ヒートポン
プ、電気ヒータによる加熱のいずれも対応可能である。
【0037】ダクト式で問題となるのは、機体振動時
の抜け防止対策である。振動を十分に吸収し得る伸縮性
を持ったフレキシブルダクトを利用することにより、機
体振動がフレキシブルダクトで吸収され、振動によりダ
クトの接続部が弛んだり、抜けたり、共振音が発生した
り、外壁の貫通部において雨仕舞部分が不良になったり
しない。
【0038】フレキシブルダクトの伸縮、曲げの自由
度により、施工時の取り合いが簡単となり、機体及び排
湿ダクトの施工性が良くなる。 排気熱を循環又は潜熱として用いることにより、省エ
ネ運転ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全自動洗濯乾燥機であって、洗濯
時を示す説明図
【図2】本発明に係る全自動洗濯乾燥機であって、乾燥
時を示す説明図
【図3】二重管式熱交換器の説明図
【図4】A−A'線断面図
【図5】(A)は全体がフレキシブルダクトの説明図、
(B)は一部がフレキシブルダクトで他の部分が直管の
説明図
【図6】二重管式熱交換器の作用と効果の説明図
【図7】(A)は一定の条件のもと、高温排気を循環さ
せる実施例の説明図、(B)は空気を排気の潜熱で予熱
する実施例の説明図
【図8】(A)は従来の全自動洗濯乾燥機の洗濯時の説
明図、(B)は従来の全自動洗濯乾燥機の乾燥時の説明
【符号の説明】
20 機体 22 内側ドラム 25 ファン 29 給水口 32 排湿通路 33 フレキシブルダクト 36 排水ポンプ 40 二重管式熱交換器 41 内管 42 外管 43 フィン 50 循環ダクト 60 潜熱熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA16 BB15 CA02 CA06 CB07 CB52 CB53 CB55 CB57 KA29 MA01 MA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽内において衣類の洗濯を行い、そ
    の後前記洗濯槽内に温風を吹き込んで衣類の乾燥を行う
    全自動洗濯乾燥機において、その一部に前記衣類の乾燥
    を行うときに温風を発生するための温風熱交換器を設け
    ると共に前記温風熱交換器で発生した温風を洗濯槽内に
    吹き込んで衣類の乾燥を行っている時に、この衣類から
    蒸発した水分を含む高湿度排気を直接排湿ダクトを経由
    して戸外に排出するように構成して成る全自動洗濯乾燥
    機。
  2. 【請求項2】 温風熱交換器の熱源には、ガスバーナ又
    はオイルバーナ又は温水又は電気ヒータ又は排熱が用い
    られていることを特徴とする請求項1に記載の全自動洗
    濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 排湿ダクトの一部にダンパー切り換えで
    排気の一部又は全部が前記温風熱交換器の空気吸引口に
    至る循環ダクトを設けると共に前記排湿ダクトの一部に
    湿度検出センサを取り付け、乾燥運転中にこの湿度検出
    センサで検出される排気中の湿度が一定値以下に低下し
    た場合、前記ダンパの切り換えにより高温の排気の一部
    又は全部を循環ダクトを経由して前記温風熱交換器側に
    供給することにより、省エネ運転を行うことができる省
    エネ運転回路が設けられていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の全自動洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 排湿ダクトの一部に潜熱交換器を設け、
    この潜熱交換器を経由して温風熱交換器に至る空気を予
    熱することにより、省エネ運転を行うことができるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1〜3に記載の何れ
    か一つの発明に該当する全自動洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 洗濯槽内において衣類の洗濯を行い、そ
    の後洗濯槽内に温風を吹き込んで衣類の乾燥を行う全自
    動洗濯乾燥機において、その一部に外管側にフィンを取
    り付けた二重管式熱交換器を取り付け、前記二重管式熱
    交換器の内管内には前記洗濯槽内に給水するための水を
    通し、外管内には温水を通し、更に外管の外のフィン間
    には空気を通し、前記内管内を通る間に外管内の温水と
    熱交換して温められた温水は前記洗濯槽内に供給して洗
    濯及びすすぎ水として使用し、前記フィン間を通る間に
    外管内の温水と熱交換して温められた温風は衣類乾燥時
    に前記洗濯槽内に送風し、この衣類乾燥時に衣類から蒸
    発した水分を含む高湿度排気は、前記洗濯槽内から排湿
    ダクトを経由して直接戸外に排出するように構成したこ
    とを特徴とする全自動洗濯乾燥機。
  6. 【請求項6】 二重管式熱交換器の外管内にはガスバー
    ナ又はオイルバーナ又は電気ヒータ又はヒートポンプ又
    は廃熱利用により加熱された温水が循環することを特徴
    とする請求項5に記載された全自動洗濯乾燥機。
  7. 【請求項7】 二重管式熱交換器における内管内の水の
    流れと、外管内の温水の流れは対向流となるように設定
    されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の全
    自動洗濯乾燥機。
  8. 【請求項8】 洗濯槽内から高湿度排気を機外に排出す
    る排湿口と戸外に高湿度排気を排出する排湿ダクトの結
    び部分には、フレキシブル管が用いられていることを特
    徴とする請求項1〜7に記載の何れか一つの発明に該当
    する全自動洗濯乾燥機。
  9. 【請求項9】 洗濯槽はドラム式で構成されていること
    を特徴とする請求項1〜8に記載の何れか一つの発明に
    該当する全自動洗濯乾燥機。
  10. 【請求項10】 洗濯槽はパルセーター式で構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜8に記載の何れか一つ
    の発明に該当する全自動洗濯乾燥機。
  11. 【請求項11】 排湿ダクトの一部又は全部に伸縮自在
    のフレキシブルダクトを用いて成る請求項1〜10に記
    載の何れか一つの発明に該当する全自動洗濯乾燥機。
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