JPH10146500A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

Info

Publication number
JPH10146500A
JPH10146500A JP8306631A JP30663196A JPH10146500A JP H10146500 A JPH10146500 A JP H10146500A JP 8306631 A JP8306631 A JP 8306631A JP 30663196 A JP30663196 A JP 30663196A JP H10146500 A JPH10146500 A JP H10146500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
temperature
water
detecting means
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8306631A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiho Mito
千穂 三戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP8306631A priority Critical patent/JPH10146500A/ja
Publication of JPH10146500A publication Critical patent/JPH10146500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濯ぎを温水で行ったか否かに応じて、より適
切に乾燥動作を制御することができるようにする。 【解決手段】 制御部50は、乾燥工程において、始め
に、各センサ41〜44の出力に基づいて、乾燥対象
(衣類)の特性に応じて乾燥動作パターンを決定する。
制御部50は、特に、各センサ41〜44の出力に基づ
いて、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものか否かを判断
し、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものである場合に
は、他の場合に比べて、乾燥時間を短く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥対象の特性に
応じた制御を行う衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、洗濯機と衣類乾燥機は別々に存
在しており、使用者は衣類等を洗濯機で洗濯した後、衣
類乾燥機に移し、衣類乾燥機を運転して衣類等を乾かす
という作業を行うようになっていた。また、最近では、
洗濯機と衣類乾燥機とを一体化した洗濯乾燥機も実用化
されている。この洗濯乾燥機では、固定された水槽内に
回転可能なドラムが設けられ、このドラム内で洗浄,濯
ぎ,脱水および乾燥の各工程が行われるため、衣類等を
洗濯した後、乾燥機に移すといった作業を行う必要がな
く、家事の省力化に役立っている。
【0003】ところで、衣類乾燥機には、乾燥対象(衣
類)の特性に応じて乾燥動作を制御する(例えば、乾燥
時間を変化させる)ようにしたものがある。ここで、乾
燥対象の特性に応じて乾燥時間を制御する方法の例を、
以下に3つ挙げる。
【0004】例えば実公昭63−212179号公報
に示されるように、乾燥運転初期(乾燥運転開始後、数
十分程度)における排気温度の上昇具合によって、予め
乾燥運転の残り所要時間を記憶した予測残り時間データ
に基づいて、乾燥運転の残り時間を予測する方法。 例えば特開平6−86897号公報に示されるよう
に、一極をドラムを介して接地し、他極をドラムと電気
的に絶縁した電極センサによって衣類の電気抵抗値を検
出し、電気抵抗値が一定値以上である場合に衣類が乾燥
したと判断して乾燥工程を終了する方法。 上記電極センサを設け、乾燥運転初期に、上記電極セ
ンサによって検出される電気抵抗値が高く衣類が比較的
濡れていないと判断された場合には、排気温度の上昇具
合から乾燥運転の残り所要時間を予測する方法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、全自
動の洗濯機または洗濯乾燥機において、風呂の残り湯の
有効利用という観点から、あるいは汚れ落ちが良くなる
という理由で、お湯を使って洗濯を行うということが行
われるようになってきている。
【0006】このように、従来より、温水を使用して洗
濯を行うことにより洗浄能力が高くなることは良く知ら
れていた。しかしながら、従来は、温水を使って洗濯を
行った場合の乾燥性能に及ぼす影響については全く考慮
されていなかった。本発明者は、上記影響を調べるため
に、後で詳しく説明する種々の実験を行った。その結
果、濯ぎを温水で行った場合と温度を上昇させない水道
水で行った場合とでは、脱水度に有為な差異があること
を見い出した。脱水度が高いということは、乾燥開始時
において乾燥対象に含まれる水分量が少ないために、乾
燥時間を短縮できる可能性があることを意味する。
【0007】しかしながら、従来の衣類乾燥機では、乾
燥動作の制御において、濯ぎを温水で行ったか否かは全
く考慮されておらず、実際に実験した結果でも、従来の
方法〜のいずれの場合も、濯ぎを温水で行った場合
と温度を上昇させない水道水で行った場合とで乾燥時間
にほとんど差がなかった。これは、の方法の場合に
は、元々乾燥時間を予測する方法ではないこと、およ
びの方法の場合には、センサそのものの精度により、
乾燥開始時における脱水度の違いをほとんど検出するこ
とができないためと考えられる。このように、従来の衣
類乾燥機では、濯ぎを温水で行った場合と温度を上昇さ
せない水道水で行った場合とで乾燥時間にほとんど差が
ないことから、濯ぎを温水で行った場合には、乾燥が過
度に行われ、乾燥時間およびエネルギの無駄や、乾燥対
象の傷みを生じるという問題点がある。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、濯ぎを温水で行ったか否かに応じ
て、より適切に乾燥動作を制御することができるように
した衣類乾燥機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の衣類乾燥
機は、乾燥対象を収納する収納部と、この収納部に対し
温風を供給して、収納部に収納された乾燥対象を乾燥さ
せる乾燥手段と、収納部に収納された乾燥対象が濯ぎを
温水で行ったものか否かを検出する検出手段と、この検
出手段の検出結果に基づき、収納部に収納された乾燥対
象が濯ぎを温水で行ったものか否かに応じて乾燥手段に
おける乾燥動作が異なるように、乾燥手段を制御する制
御手段とを備えたものである。
【0010】この衣類乾燥機では、検出手段によって、
収納部に収納された乾燥対象が濯ぎを温水で行ったもの
か否かが検出され、この検出手段の検出結果に基づき、
制御手段によって、収納部に収納された乾燥対象が濯ぎ
を温水で行ったものか否かに応じて乾燥手段における乾
燥動作が異なるように、乾燥手段が制御される。
【0011】請求項2記載の衣類乾燥機は、請求項1記
載の衣類乾燥機において、検出手段が、乾燥対象の電気
抵抗値を検出するための抵抗値検出手段と、温風の温度
を検出するための温風温度検出手段と、乾燥開始時に、
抵抗値検出手段によって検出される電気抵抗値が所定値
以下で、且つ温風温度検出手段によって検出される温度
の上昇率が所定値以上である場合に、乾燥対象が濯ぎを
温水で行ったものであると判断する判断手段とを有する
ように構成したものである。
【0012】請求項3記載の衣類乾燥機は、請求項1記
載の衣類乾燥機において、検出手段が、乾燥対象の電気
抵抗値を検出するための抵抗値検出手段と、収納部に収
納された乾燥対象の温度を検出するための乾燥対象温度
検出手段と、乾燥開始時に、抵抗値検出手段によって検
出される電気抵抗値が所定値以下で、且つ乾燥対象温度
検出手段によって検出される温度が所定値以上である場
合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものであると判断
する判断手段とを有するように構成したものである。
【0013】請求項4記載の衣類乾燥機は、請求項1記
載の衣類乾燥機において、検出手段が、乾燥対象の濯ぎ
の際に使用される水の温度を検出する水温検出手段と、
この水温検出手段によって検出される温度が所定値以上
である場合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものであ
ると判断する判断手段とを有するように構成したもので
ある。
【0014】請求項5記載の衣類乾燥機は、請求項1記
載の衣類乾燥機において、検出手段が、濯ぎを温水で行
うか否かまたは濯ぎを温水で行ったか否に関する使用者
の指示情報に基づいて、乾燥対象が濯ぎを温水で行った
ものか否かを検出するように構成したものである。
【0015】請求項6記載の衣類乾燥機は、請求項1な
いし5のいずれか1に記載の衣類乾燥機において、制御
手段が、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものである場合
には、他の場合に比べて乾燥時間を短くするように構成
したものである。
【0016】なお、本発明において、衣類乾燥機とは、
洗濯機と別体のもののみならず、洗濯機と一体化された
洗濯乾燥機も含むものとする。また、電気抵抗値,温風
温度検出手段によって検出される温度の上昇率,乾燥対
象温度検出手段によって検出される温度,水温検出手段
によって検出される温度のそれぞれと比較するための各
所定値は互いに独立に設定される値である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。始めに、図3ないし
図7を参照して、本発明の基礎となったいくつかの実験
について説明する。これらの実験は、濯ぎを温水で行っ
た場合の乾燥性能に及ぼす影響について調べるための実
験である。
【0018】図3は、濯ぎ時の水温の差が脱水度に及ぼ
す影響を調べるため、濯ぎ時の水温と脱水度との関係を
調べた実験結果を示したものである。なお、脱水度は、
以下のように定義される。
【0019】脱水度(%)=100×〔自然状態(20
°C,湿度65%)で一昼夜おいたときの衣類重量〕/
〔(脱水,乾燥後の衣類重量)+水分量〕
【0020】図3において、符号201は、ドラム式全
自動洗濯乾燥機を使用して綿100%の衣類4kgを約
7分脱水した場合を示す。符号202は、縦型ドラム式
全自動洗濯機を使用して綿100%の衣類4kgを約9
分脱水した場合を示す。符号203は、縦型ドラム式全
自動洗濯機を使用して綿100%の衣類4kgを約7分
脱水した場合を示す。符号204は、縦型ドラム式全自
動洗濯機を使用して綿50%+化学繊維50%の衣類4
kgを約9分脱水した場合を示す。図3より、濯ぎ時の
水温の上昇と共に脱水度が上昇していることが分かり、
その傾き(脱水度の変化/水温の変化)は約0.07〜
0.15である。綿100%の衣類と綿50%+化学繊
維50%の衣類とを比較すると、綿50%+化学繊維5
0%の衣類では傾きは小さくなるが、脱水度の温度依存
性は確認できる。
【0021】図4は、図3の実験結果について、脱水度
を布中の水分量に換算して、濯ぎ時の水温と水分量との
関係を示したものである。図4において、符号211〜
214が、それぞれ図3における符号201〜204の
場合に対応する。図4より、濯ぎ時の水温が上昇する
と、脱水後の布中の水分量が減少することが分かる。例
えば、水温が約25°C上昇すると、水分量は約350
〜450g減少する。
【0022】図5は、脱水度の差が乾燥度に及ぼす影響
を調べるため、脱水度と乾燥度との関係を調べた実験結
果を示したものである。なお、乾燥度の定義は、脱水度
の定義と同様である。この実験では、綿50%+化学繊
維50%の衣類4kg(脱水度60%)の標準乾燥にお
いて、乾燥度が約90%になる時間を本実験における乾
燥時間とし、そのときの乾燥度を使用して比較を行って
いる。図5において、符号221は、電気乾燥機を使用
して綿100%の衣類を2時間30分乾燥した場合を示
し、符号222は、ガス乾燥機を使用して綿100%の
衣類を30分乾燥した場合を示している。なお、濯ぎ時
の水温は一定である。図5より、脱水度の上昇と共に乾
燥度が上昇していることが分かり、その傾き(乾燥度の
変化/脱水度の変化)は約1.6〜3.1である。図3
に示した実験結果より、脱水度の変化/水温の変化が約
0.07〜0.15であるため、水温が30°C高くな
ると脱水度は約2.1〜4.5%上昇すると予想され
る。このときの一定時間乾燥後の乾燥度は、図5に示し
た結果から、約3.36〜13.9%上昇すると予測さ
れ、脱水度の向上によって恒率乾燥期間を短くすること
ができると考えられる。
【0023】ここで、図6を参照して、恒率乾燥期間に
ついて簡単に説明する。図6は、湿った衣類をドラム式
衣類乾燥機に入れて熱風を送ったときの乾き方につい
て、乾燥機から出る排気温度と衣類の乾燥時間の関係に
よって示したものである。この図に示したように、乾燥
開始後しばらくの間、排気温度は乾燥条件と動的平衡を
保つ温度まで上昇する材料予熱期間(I)となる。その
後、布の表面に自由水分(液状水分)が存在する限り排
気温度は略一定となる。すなわち、流入熱量の大半が水
分蒸発に使用され、乾燥速度が一定となる恒率乾燥期間
(II)となる。更に、乾燥後期では、布表面に自由水分
が存在しなくなり、実際に衣類に加わる流入熱量も減少
するので、排気温度および布温度が上昇する。この乾燥
速度(乾燥効率)が次第に減少する期間を減率乾燥期間
(III )という。
【0024】濯ぎを温水で行った場合には、温度を上昇
させない水道水で濯ぎを行った場合に比べて、脱水後の
衣類温度が高くなっており、乾燥開始時における材料予
熱期間を短くすることができると期待される。そこで、
布温が乾燥度に及ぼす影響のみを調べるため、脱水度を
一定にして、布温と乾燥度との関係を調べた実験を行っ
た。その結果を図7に示す。図7において、符号231
は、電気乾燥機を使用して綿100%の衣類を2時間3
0分乾燥した場合を示し、符号232は、ガス乾燥機を
使用して綿100%の衣類を30分乾燥した場合を示し
ている。なお、乾燥開始時の脱水度は60%とした。図
7より、ガス乾燥機,電気乾燥機ともに脱水時の布温が
高い方が高い乾燥度を示すことが分かり、その傾き(乾
燥度の変化/布温の変化)は、ガス乾燥機の場合で0.
11、電気乾燥機の場合で0.07である。図5の実験
結果と比較すると、変化率はかなり小さく、脱水度が3
%上昇すると乾燥度が5〜9%上昇するのに対し、布温
が30°C上昇しても乾燥度は約2〜3%しか上昇しな
いことになる。従って、実用範囲では、乾燥性能に対し
ては、脱水度が及ぼす影響が大きいことが分かる。
【0025】以上の結果から、濯ぎを温水で行った場合
の乾燥性能に及ぼす効果は、脱水度の向上(恒率乾燥期
間の短縮)と、脱水後の布温上昇に伴う材料予熱期間の
短縮が挙げられる。ここで、濯ぎを温水で行うことの総
合評価を行うために、温水での洗濯(温水洗濯)と温度
を上昇させない水道水での洗濯(水洗濯)の場合とで、
乾燥まで行って、脱水度および乾燥度の比較を行った実
験結果を、図8に示す。実験条件は、洗濯時間10分、
脱水時間9分、ガス乾燥機での乾燥時間30分、電気乾
燥機での乾燥時間2時間30分、使用した衣類は綿10
0%の衣類4kg、水洗濯の場合の水温は約20°C、
温水洗濯の場合の水温は約57°Cである。また、図8
において、数値の小さい方が脱水度、数値の大きい方が
乾燥度である。図8より、水温が約35°C異なると、
脱水度で約4%の差となり、乾燥度においては約10〜
15%の差となることが分かる。これは、図3ないし図
5および図7の実験結果から、濯ぎを温水で行うことに
よる脱水度向上の効果が大きいと考えられる。
【0026】次に、ガス乾燥機と電気乾燥機のそれぞれ
について、乾燥対象の特性に応じた乾燥動作を行うため
のセンサの性能により、実際の温水洗濯と水洗濯とで、
乾燥時間に差が生じるか否かを調べた。その結果を、以
下の2つの表に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】この結果から、温水洗濯を行った場合に
は、乾燥時間は、ガス乾燥機で約1分30秒、電気乾燥
機で約12分短縮したが、短縮の効果はわずかであり、
従来の乾燥機におけるセンサの性能では、乾燥時間の大
幅な短縮は期待できないことが分かった。
【0030】以上の結果より、濯ぎを温水で行った場合
には、脱水度が向上し、そのため乾燥時間を短縮するこ
とが可能であることが分かった。本発明は、この知見に
基づき、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものか否かを検
出し、濯ぎを温水で行ったものである場合には、他の場
合に比べて乾燥時間を短縮する等の乾燥動作の制御を行
うようにしたものである。
【0031】図1は本発明の第1の実施の形態に係る洗
濯乾燥機の概略の構成を示す断面図である。本実施の形
態は、本発明を、電気を用いる洗濯乾燥機に適用した例
である。この洗濯乾燥機は、ハウジング11内に水槽1
2を備え、この水槽12内に、衣類を収納して回転する
ドラム13が設けられている。水槽12は、洗浄,濯
ぎ,脱水,乾燥の各工程時における振動を吸収できるよ
うに、ばねによってハウジング11の上面部より吊り下
げられている。ドラム13の周壁には、ドラム13内に
給水し、またドラム13内の水を排水するための多数の
通水孔14が設けられている。
【0032】水槽12およびドラム13の前端部には、
衣類を出し入れするための取り出し口が設けられ、ハウ
ジング11の前端部には、ドラム12に対して衣類を出
し入れする際に開閉されるドア15が設けられている。
水槽12およびドラム13の取り出し口の周縁部には、
ドア15との間を密閉するためのパッキン16が設けら
れている。ハウジング11内の底部には、ドラム12を
回転させるためのドラム用モータ17が設けられてい
る。ドラム用モータ17の出力軸にはプーリ18が取り
付けられている。ドラム13の背面における中心部に
は、ハウジング11に対して回転自在な回転軸が取り付
けられ、この回転軸にプーリ19が取り付けられてい
る。プーリ18,19間にはベルト20が掛け渡されて
いる。これにより、ドラム用モータ17を回転させるこ
とによって、プーリ18,19およびベルト20を介し
てドラム13が回転されるようになっている。
【0033】洗濯乾燥機は、外部から温度を上昇させな
い水道水(以下、冷水と言う。)を導入するための冷水
導入口21と、外部から温水を導入するための温水導入
口22とを備えている。冷水導入口21には、この冷水
導入口21を開閉するための冷水弁23が設けれられ、
温水導入口22には、この温水導入口22を開閉するた
めの温水弁24が設けれられている。冷水導入口21お
よび温水導入口22は、給水管25を介して水槽12内
に連通している。水槽12の底部には、水槽12内の水
を外部に排出するための排水管26が接続されている。
排水管26の途中には、水槽12側から順に糸屑フィル
タ27および排水ポンプ28が設けられている。
【0034】ハウジング11内には、一端が水槽12の
下部において水槽12内と連通し、他端がドラム13の
前端部においてドラム13内と連通した温風循環用の温
風循環路31が設けられている。この温風循環路31の
途中には、水槽12の下部側から順に、除湿装置32,
ファン33およびヒータ34が設けられている。
【0035】洗濯乾燥機は、図2に示すように、更に、
当たっている衣類の電気抵抗値を検出するため電極セン
サ41と、当たっている衣類の温度を検出する衣類温度
センサ42と、ドラム13内に供給される温風の温度を
検出する温風温度センサ43と、温水導入口22より導
入される温水の温度を検出する温水温度センサ44と、
操作パネル45と、洗濯乾燥機全体の動作を制御する制
御部50とを備えている。
【0036】電極センサ41は、所定の間隔を開けて配
置された2つの電極を有し、且つ全体がフィルム状に形
成され、ドア15におけるドラム13内部に対向する面
に貼り付けられている。電極センサ41の2つの電極間
の電気抵抗値は、湿った衣類が当たっているか否かに応
じて変化するようになっている。衣類の電気抵抗値の判
断は、電極センサ41の2つの電極間の電気抵抗値を所
定の周期でサンプリングし、所定時間毎に電気抵抗値が
所定のしきい値を下回った回数をカウントし、このカウ
ント値に基づいて行われる。
【0037】衣類温度センサ42,温風温度センサ43
および温水温度センサ44は、サーミスタや熱電対等を
用いて構成されている。衣類温度センサ42は、電極セ
ンサ41と同様に、ドア15におけるドラム13内部に
対向する面に取り付けられ、温風温度センサ43は温風
循環路31の途中に設けられ、温水温度センサ44は温
水導入口22に設けられている。
【0038】図2は制御部50とその周辺の構成を示す
ブロック図である。制御部50は、CPU(中央処理装
置)51,ROM(リード・オンリ・メモリ)52,R
AM(ランダム・アクセス・メモリ)53,時刻を計時
するためのクロック54および入出力ポート55を備
え、これらは互いにバス56によって接続されている。
入出力ポート55には、電極センサ41,衣類温度セン
サ42,温風温度センサ43,温水温度センサ44,ヒ
ータ34,ドラム用モータ17,操作パネル45,ファ
ン33,冷水弁23,温水弁24および排水ポンプ28
が接続されている。制御部50は、CPU51が、RA
M53をワーキングエリアとして、ROM52に格納さ
れたプログラムを実行することによって、洗濯乾燥機全
体の制御を行うようになっている。
【0039】次に、本実施の形態に係る洗濯乾燥機の動
作について説明する。使用者が衣類をドア15からドラ
ム13内に投入し、ドア15を閉め、操作パネル45よ
り、洗浄から乾燥までの動作の開始を指示すると、制御
部50の制御の下で、まず、洗浄工程が開始される。洗
浄工程では、使用者の指示に応じて、冷水弁23と温水
弁24の一方が開けられ、冷水導入口21または温水導
入口22、および給水管25を介して、冷水または温水
が水槽12内に供給される。また、図示しない洗浄剤導
入路を介して、洗浄剤が水槽12内に供給される。その
後、ドラム用モータ17によってドラム13が低速回転
され、洗浄が行われる。洗浄が終了したら、排水ポンプ
28が動作され、排水管26を介して水槽12内の水が
外部に排出される。
【0040】次に、濯ぎ工程が行われる。濯ぎ工程は、
洗浄剤を供給しない点を除いて洗浄工程と同様の動作を
数回繰り返すことによって行われる。洗浄工程終了後や
濯ぎ工程の途中において、中間脱水を行うようにしても
良い。次に、脱水工程が行われる。脱水工程は、ドラム
13を高速回転させることによって行われる。この脱水
工程では、衣類から分離された水は、ドラム13の通水
孔14を通って、水槽12に達し、排水ポンプ28によ
って排水管26を介して外部に排出される。
【0041】次に、乾燥工程が行われる。乾燥工程は、
ヒータ34によって温風循環路31内の空気を加熱し、
ファン33によって温風循環路31内の空気を、ドラム
13および温風循環路31内を通して循環させると共
に、ドラム13を低速回転させることによって行われ
る。この乾燥工程では、ヒータ34によって加熱された
温風がドラム13内に導入されて、この温風によって衣
類に含まれる水分が蒸発される。この水分を含んだ空気
は、ドラム13より排出され、除湿装置32を通過し、
その際、水分が凝縮されて除湿される。除湿された後の
空気は、再びヒータ34によって加熱されてドラム13
内に導入される。除湿装置32において発生する水は、
排水管26に導かれ、排水ポンプ28によって外部に排
出される。
【0042】本実施の形態では、乾燥工程において、始
めに、制御部50が、各センサ41〜44の出力に基づ
いて、乾燥対象(衣類)の特性に応じて乾燥動作パター
ンを決定する。乾燥対象の特性としては、乾燥対象の
質,量、乾燥対象に含まれる水分量等があるが、本実施
の形態では、これらの他に、乾燥対象が濯ぎを温水で行
ったものか否かも考慮する。そして、乾燥対象が濯ぎを
温水で行ったものである場合には、他の場合に比べて、
乾燥時間を短く(例えば、40分程度短く)設定する。
【0043】乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものである
か否かを検出する方法としては、以下のような種々の方
法があり、いずれの方法を用いても良い。これらの方法
によって、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものであるか
否かを検出することは、脱水度の情報を間接的に検出す
ることであるとも言える。
【0044】乾燥開始時(例えば、乾燥開始後0〜1
80秒)に、電極センサ41に基づいて検出される電気
抵抗値が所定値以下で、且つ温風温度センサ43によっ
て検出される温風の温度の上昇率が所定値以上である場
合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものであると判断
する方法。 乾燥開始時に、電極センサ41に基づい
て検出される電気抵抗値が所定値以下で、且つ衣類温度
センサ42によって検出される衣類の温度が所定値以上
である場合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものであ
ると判断する方法。 濯ぎ時に温水温度センサ44によって検出された温度
が所定値以上である場合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行
ったものであると判断する方法。 操作パネル45によって濯ぎを温水で行うことが指示
されていた場合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったもの
であると判断する方法。
【0045】の方法は、電極センサ41に基づいて検
出される電気抵抗値が所定値以下ということから衣類が
ある程度濡れているということが分かり、乾燥開始時に
おける温風の温度の上昇率が所定値以上ということから
衣類の温度が始めからある程度高いということが分か
り、その結果、衣類がある程度濡れていて、しかも衣類
の温度が始めからある程度高いということは、濯ぎを温
水で行ったと推定されるということを利用したものであ
る。の方法も、の方法と同様に、電極センサ41に
基づいて検出される電気抵抗値が所定値以下ということ
から衣類がある程度濡れているということが分かり、乾
燥開始時における衣類の温度が所定値以上ということか
ら衣類の温度が始めからある程度高いということが分か
るということを利用したものである。
【0046】の方法は、言うまでもなく、濯ぎを温水
で行ったか否かを直接的に検出する方法である。なお、
この方法を用いる場合には、濯ぎ工程時に温水温度セン
サ44によって検出された温度をRAM53に記憶して
おき、この記憶された温度に基づいて、濯ぎを温水で行
ったか否かを判断することになる。の方法は、使用者
の指示情報に基づいて、濯ぎを温水で行ったか否かを直
接的に判断する方法である。この方法を用いる場合も、
操作パネル45による指示内容をRAM53に記憶して
おき、この指示内容に基づいて、濯ぎを温水で行ったか
否かを判断することになる。
【0047】なお、濯ぎを温水で行ったか否かを判断す
るために用いられる上記各所定値は、予め実験によっ
て、濯ぎを温水で行った場合と濯ぎを冷水で行った場合
における値を求め、これらの値に基づいて設定される。
【0048】乾燥動作は、上述のように乾燥対象の特性
に応じて決定された乾燥動作パターンに従って制御され
る。なお、乾燥動作中に、電極センサ41に基づいて検
出される電気抵抗値が一定値以上になったときには、乾
燥動作を終了するようにしても良い。
【0049】以上説明したように、本実施の形態に係る
洗濯乾燥機によれば、濯ぎを温水で行ったか否かに応じ
て乾燥動作を制御するようにしたので、濯ぎを温水で行
った場合に、乾燥工程の時間の短縮、更には洗濯および
乾燥を合計した工程の時間を短縮することが可能とな
る。その結果、乾燥が過度に行われることによる乾燥時
間およびエネルギの無駄や、乾燥対象の傷みを防止する
ことができる。
【0050】図9は本発明の第2の実施の形態に係る衣
類乾燥機の概略の構成を示す断面図である。本実施の形
態は、本発明を、ガスを用いる衣類乾燥機に適用した例
である。この衣類乾燥機は、ハウジング111内に、衣
類を収納して回転するドラム112を備えている。この
ドラム112の前端部は開放され、この前端部は、ハウ
ジング111側に固定された前板145によって覆われ
ている。前板145の中央部には衣類を出し入れするた
めの取り出し口146が設けられ、この取り出し口14
6の下方に、ガスバーナで熱せられた空気(熱風)をド
ラム112内に導入するための吹き出し口147が設け
られている。前板145には、第1の実施の形態におけ
る電極センサ41と同様の電極センサ141(図10)
と、当たっている衣類の温度を検出する衣類温度センサ
142(図10)とが設けられている。
【0051】ハウジング111の前面には、ドラム11
2に対して衣類を出し入れする際に開閉されるドア11
3が設けられている。ハウジング111内のドラム11
2の下方には、熱風を発生させるためのガスバーナ11
4が設けられている。このガスバーナ114と吹き出し
口147との間には通路148が形成されている。ガス
バーナ114には、ガスを供給するガス通路115が接
続され、このガス通路115の途中にはこのガス通路1
15を開閉する電磁弁116が設けられている。
【0052】ハウジング111内のドラムの背面側に
は、ガスバーナ114で熱せられた空気(熱風)をドラ
ム112内を通して吸引するファン117が設けられて
いる。そして、図9中の矢印で示すように、ファン11
7によって吸引されドラム112内の衣類から発生した
水蒸気を含んだ熱風は、排気通路118を経て、更に、
ハウジング111の上端部から室内外を隔てる壁150
まで延設された排湿筒119を経て、屋外に排出される
ようになっている。排気通路118の入口近傍には、排
気温度を検出する排気温度センサ143が設けられてい
る。
【0053】ハウジング111内の底部には、ドラム1
12を回転させるためのドラム用モータ121と、ファ
ン117を回転させるためのファン用モータ128とが
設けられている。ドラム用モータ121の出力軸にはプ
ーリ122が取り付けられ、このプーリ122にはドラ
ム112を回転させるドラムベルト124が掛けられて
いる。ファン用モータ128の出力軸にはプーリ123
が取り付けられ、このプーリ123とファン117の回
転軸に取り付けられたプーリ125との間には、ファン
ベルト126が掛け渡されている。また、ハウジング1
11の前面には、操作パネル127が設けられている。
【0054】本実施の形態に係る衣類乾燥機は、更に、
衣類乾燥機全体の動作を制御する制御部130を備えて
いる。図10は、この制御部130とその周辺の構成を
示すブロック図である。この制御部130は、CPU1
31,ROM132,RAM133,時刻を計時するた
めのクロック134および入出力ポート135を備え、
これらは互いにバス136によって接続されている。入
出力ポート135には、電極センサ141,衣類温度セ
ンサ142,排気温度センサ143,ガスバーナ11
4,電磁弁116,ドラム用モータ121および操作パ
ネル127が接続されている。
【0055】この制御部130では、CPU131が、
RAM133をワーキングエリアとして、ROM132
に格納されたプログラムを実行することによって、衣類
乾燥機全体の制御を行うようになっている。
【0056】次に、本実施の形態に係る衣類乾燥機の動
作について説明する。本実施の形態に係る衣類乾燥機で
は、使用者が湿った衣類をドア113からドラム112
内に投入し、ドア113を閉め、操作パネル127より
乾燥動作の開始を指示すると、乾燥動作が開始する。乾
燥動作が開始すると、ドラム用モータ121、プーリ1
22およびドラムベルト124によってドラム112が
回転されると共に、ファン用モータ128,プーリ12
3,ファンベルト126およびプーリ125によってフ
ァン117が回転される。また、ガスバーナ114が点
火されガスバーナ114で熱せられた空気(熱風)がフ
ァン117によって吸引されて、吹き出し口147より
ドラム112内に導入され、ドラム112内の衣類から
発生した水蒸気を含んだ熱風が、排気通路118および
排湿筒119を経て屋外に排出される。
【0057】本実施の形態では、乾燥開始時に、制御部
50が、各センサ141〜143の出力に基づいて、乾
燥対象(衣類)の特性に応じて、ガスの燃焼量および燃
焼時間の組み合わせよりなる乾燥動作パターンを決定す
る。乾燥対象の特性としては、乾燥対象の質,量、乾燥
対象に含まれる水分量等があるが、本実施の形態では、
これらの他に、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものか否
かも考慮する。そして、乾燥対象が濯ぎを温水で行った
ものである場合には、他の場合に比べて、乾燥時間を短
く(例えば、10分程度短く)設定する。
【0058】乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものである
か否かを検出する方法としては、第1の実施の形態と同
様に、以下のような種々の方法があり、いずれの方法を
用いても良い。これらの方法によって、乾燥対象が濯ぎ
を温水で行ったものであるか否かを検出することは、脱
水度の情報を間接的に検出することであるとも言える。
【0059】乾燥開始時に、電極センサ141に基づ
いて検出される電気抵抗値が所定値以下で、且つ排気温
度センサ143によって検出される排気温度の上昇率が
所定値以上である場合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行っ
たものであると判断する方法。 乾燥開始時に、電極センサ141に基づいて検出され
る電気抵抗値が所定値以下で、且つ衣類温度センサ14
2によって検出される衣類の温度が所定値以上である場
合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものであると判断
する方法。 操作パネル127によって、濯ぎを温水で行った旨の
情報が入力された場合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行っ
たものであると判断する方法。
【0060】の方法は、電極センサ141に基づいて
検出される電気抵抗値が所定値以下ということから衣類
がある程度濡れているということが分かり、乾燥開始時
における排気温度の上昇率が所定値以上ということから
衣類の温度が始めからある程度高いということが分かる
ということを利用したものである。の方法も、の方
法と同様に、電極センサ141に基づいて検出される電
気抵抗値が所定値以下ということから衣類がある程度濡
れているということが分かり、乾燥開始時における衣類
の温度が所定値以上ということから衣類の温度が始めか
らある程度高いということが分かるということを利用し
たものである。の方法は、言うまでもなく、濯ぎを温
水で行ったか否かを、使用者の指示情報に基づいて直接
的に判断する方法である。
【0061】なお、濯ぎを温水で行ったか否かを判断す
るために用いられる上記各所定値は、予め実験によっ
て、濯ぎを温水で行った場合と濯ぎを冷水で行った場合
における値を求め、これらの値に基づいて設定される。
【0062】乾燥動作は、上述のように乾燥対象の特性
に応じて決定された乾燥動作パターンに従って制御され
る。なお、乾燥動作中に、電極センサ141に基づいて
検出される電気抵抗値が一定値以上になったときには、
乾燥動作を終了するようにしても良い。
【0063】本実施の形態に係る衣類乾燥機の効果は、
第1の実施の形態と同様である。
【0064】なお、本発明は上記各実施の形態に限ら
ず、例えば、本発明は、電気を用いた衣類乾燥機にも適
用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の衣類乾燥機
によれば、検出手段によって、収納部に収納された乾燥
対象が濯ぎを温水で行ったものか否かを検出し、この検
出手段の検出結果に基づき、制御手段によって、収納部
に収納された乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものか否か
に応じて乾燥手段における乾燥動作が異なるように、乾
燥手段を制御するようにしたので、濯ぎを温水で行った
か否かに応じて、より適切に乾燥動作を制御することが
でき、乾燥が過度に行われることによる乾燥時間および
エネルギの無駄や、乾燥対象の傷みを防止することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る洗濯乾燥機の
概略の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示した洗濯乾燥機における制御部とその
周辺の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の基礎となった実験の結果を示す特性図
である。
【図4】本発明の基礎となった実験の結果を示す特性図
である。
【図5】本発明の基礎となった実験の結果を示す特性図
である。
【図6】恒率乾燥期間について説明するための説明図で
ある。
【図7】本発明の基礎となった実験の結果を示す特性図
である。
【図8】本発明の基礎となった実験の結果を示す特性図
である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る衣類乾燥機の
概略の構成を示す断面図である。
【図10】図9に示した衣類乾燥機における制御部とそ
の周辺の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 水槽 13 ドラム 22 温水導入口 31 温風循環路 34 ヒータ 41 電極センサ 42 衣類温度センサ 43 温風温度センサ 44 温水温度センサ 50 制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥対象を収納する収納部と、 この収納部に対し温風を供給して、前記収納部に収納さ
    れた乾燥対象を乾燥させる乾燥手段と、 前記収納部に収納された乾燥対象が濯ぎを温水で行った
    ものか否かを検出する検出手段と、 この検出手段の検出結果に基づき、前記収納部に収納さ
    れた乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものか否かに応じて
    前記乾燥手段における乾燥動作が異なるように、前記乾
    燥手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、乾燥対象の電気抵抗値
    を検出するための抵抗値検出手段と、前記温風の温度を
    検出するための温風温度検出手段と、乾燥開始時に、前
    記抵抗値検出手段によって検出される電気抵抗値が所定
    値以下で、且つ前記温風温度検出手段によって検出され
    る温度の上昇率が所定値以上である場合に、乾燥対象が
    濯ぎを温水で行ったものであると判断する判断手段とを
    有することを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、乾燥対象の電気抵抗値
    を検出するための抵抗値検出手段と、前記収納部に収納
    された乾燥対象の温度を検出するための乾燥対象温度検
    出手段と、乾燥開始時に、前記抵抗値検出手段によって
    検出される電気抵抗値が所定値以下で、且つ前記乾燥対
    象温度検出手段によって検出される温度が所定値以上で
    ある場合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものである
    と判断する判断手段とを有することを特徴とする請求項
    1記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、乾燥対象の濯ぎの際に
    使用される水の温度を検出する水温検出手段と、この水
    温検出手段によって検出される温度が所定値以上である
    場合に、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものであると判
    断する判断手段とを有することを特徴とする請求項1記
    載の衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、濯ぎを温水で行うか否
    かまたは濯ぎを温水で行ったか否に関する使用者の指示
    情報に基づいて、乾燥対象が濯ぎを温水で行ったものか
    否かを検出することを特徴とする請求項1記載の衣類乾
    燥機。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、乾燥対象が濯ぎを温水
    で行ったものである場合には、他の場合に比べて乾燥時
    間を短くすることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載の衣類乾燥機。
JP8306631A 1996-11-18 1996-11-18 衣類乾燥機 Pending JPH10146500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8306631A JPH10146500A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 衣類乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8306631A JPH10146500A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 衣類乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10146500A true JPH10146500A (ja) 1998-06-02

Family

ID=17959424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8306631A Pending JPH10146500A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 衣類乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10146500A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336590A (ja) * 2001-05-16 2002-11-26 Tokyo Gas Co Ltd 全自動洗濯乾燥機
JP2010082344A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Hitachi Appliances Inc 洗濯乾燥機
JP2020124287A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯乾燥機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336590A (ja) * 2001-05-16 2002-11-26 Tokyo Gas Co Ltd 全自動洗濯乾燥機
JP2010082344A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Hitachi Appliances Inc 洗濯乾燥機
JP2020124287A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯乾燥機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101319874B1 (ko) 건조기의 제어방법
KR100748963B1 (ko) 세탁건조기/건조기의 건조 제어방법
KR101704421B1 (ko) 의류 건조기 및 그 제어방법
KR20060061974A (ko) 의류의 구김제거장치 및 그 방법
KR20070026921A (ko) 건조 장치의 건조방법
CN113316668B (zh) 具有感应加热器的衣物处理装置及其控制方法
KR101020331B1 (ko) 건조기 및 그 제어방법
JP3314144B2 (ja) 乾燥機
KR101234074B1 (ko) 건조겸용 세탁기의 건조방법
KR100748962B1 (ko) 세탁건조기/건조기의 건조 제어 방법
WO2020007229A1 (zh) 衣物处理设备及其衣物温度控制方法
JPH10146500A (ja) 衣類乾燥機
JP3569604B2 (ja) ドラム式乾燥洗濯機
KR20040087522A (ko) 드럼 세탁기의 건조장치 및 그 제어방법
JPH11146999A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
KR101474432B1 (ko) 세탁기의 건조 방법
KR100671933B1 (ko) 드럼 세탁기의 건조 제어 방법
KR100659309B1 (ko) 스팀발생장치를 갖춘 세탁기의 제어방법
KR100739614B1 (ko) 건조 겸용 세탁기의 세탁물 건조방법
KR100648175B1 (ko) 드럼세탁기 및 드럼세탁기의 건조시간 단축 방법
KR101024920B1 (ko) 자동 건조 드럼 세탁기의 제어 방법
KR0179108B1 (ko) 건조 세탁기의 수동 건조선택 제어방법
US20230143674A1 (en) Dryer appliance with adaptive cycle parameters
US20230064924A1 (en) Laundry appliance with adaptive drying cycle based on load size and load type
KR101108044B1 (ko) 건조 겸용 세탁기의 건조 제어장치 및 그 방법