JP2002330194A - 電話装置、音声合成システム、音素情報登録装置、音素情報登録・音声合成装置 - Google Patents

電話装置、音声合成システム、音素情報登録装置、音素情報登録・音声合成装置

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JP2002330194A
JP2002330194A JP2001133731A JP2001133731A JP2002330194A JP 2002330194 A JP2002330194 A JP 2002330194A JP 2001133731 A JP2001133731 A JP 2001133731A JP 2001133731 A JP2001133731 A JP 2001133731A JP 2002330194 A JP2002330194 A JP 2002330194A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自分の声の音素別の特徴パラメータの登録を
簡単に行える携帯電話を提供する。 【解決手段】 待ち受け中に通話着信が有り、ユーザが
オフフック操作をすると、コントロール部24はベース
バンド信号処理部3と無線部2を制御し、着信応答信号
を無線基地局宛に送信させて、相手側との通話状態に移
行させたあと、音声分析部11を制御し、通話のため送
話マイク8から入力された音声信号を対象に音素別の特
徴パラメータの分析をさせる。そして、音声分析部11
が分析した音素別の特徴パラメータを入力し、音素情報
内部記憶部12と可搬形音素情報外部記憶部13に記憶
させる。ユーザがオンフック操作をすると、コントロー
ル部24はベースバンド信号処理部3と無線部2を制御
し、オンフック信号を無線基地局宛に送信させて終話さ
せたあと、音声分析部11を制御し、音声分析を停止さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話装置、音声合成
システム、音素情報登録装置に係り、とくに、電話での
通話中に送話者の音素別の特徴パラメータの登録を可能
にした電話装置、音声合成システム、音素情報登録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】予め、自分の声をPARCOR方式等の
所定の方式で分析した音素別の特徴パラメータを登録し
ておき、該音素別の特徴パラメータを用いて音声合成に
より、所望の文字列を音声で読み上げさせることができ
るようにした音声合成システムがある。かかる音声合成
システムは種々の場面で利用でき、例えば、自分の不在
時に自分の声によりインタフォーンで「ただいま留守に
しています」の如く訪問客に応答させたり、障害で発話
が困難になった場合に、文字入力した会話文を自分の声
で読み上げさせて人と会話をしたり、遠く離れた人に送
ったメッセージ文データを、送り主の声で音声合成出力
させたりすることができる。また、本の文章データを自
分の声で読み上げさせることもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、自分の声に
ついて音素別の特徴パラメータの登録をするには、パー
ソナルコンピュータなどによる音声認識装置を用い、マ
イクに向かって長時間にわたり種々の言葉の発話をしな
がら決められた手順で登録作業をしなければならず、作
業が非常に面倒であった。本発明は上記した従来技術の
問題に鑑み、自分の声の音素別の特徴パラメータの登録
を簡単に行える電話装置、音声合成システム、音素情報
登録装置、音素情報登録・音声合成装置を提供すること
を、その目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
電話装置は、通話時、送話マイクから入力された音声信
号を回線を介して局側へ送信する電話装置において、通
話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、音
素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種
類の判別をし、音素別の特徴パラメータを電話装置に接
続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音声
分析・登録手段を備えたこと、を特徴としており、音素
情報登録モードのオン・オフ操作を行う操作手段を装備
し、音声分析・登録手段は、音素情報登録モードオンの
場合に、通話中に送話マイクから入力された音声信号に
基づき、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出
と音素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを可
搬形音素情報外部記憶手段に記憶させるようにしても良
い。請求項1の変形として、話者識別情報を記憶した話
者識別情報記憶手段を装備し、音声分析・登録手段は、
音素別の特徴パラメータに対応付けて話者識別情報を可
搬形音素情報外部記憶手段に記憶させるようにしても良
い。
【0005】請求項4に係る本発明の他の電話装置で
は、音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手
段と、通話中に送話マイクから入力された音声信号に基
づき、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と
音素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素
情報記憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、音素
情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶され
た音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段から読み
出し電話装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段
に書き込む転送手段と、を備えたことを特徴としてお
り、音素情報登録モードのオン・オフ操作を行う操作手
段を装備し、音声分析・登録手段は、音素情報登録モー
ドオンの場合に、通話中に送話マイクから入力された音
声信号に基づき、音素の切り出し、音素の特徴パラメー
タの抽出と音素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメ
ータを音素情報記憶手段に記憶させるようにしても良
い。請求項4の変形として、話者識別情報を記憶した話
者識別情報記憶手段を装備し、音声分析・登録手段は、
音素別の特徴パラメータに対応付けて話者識別情報を音
素情報記憶手段に記憶させるようにし、転送手段は音素
情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段から音素別
の特徴パラメータと対応する話者識別情報を読み出し可
搬形音素情報外部記憶手段に書き込むようにしたり、或
いは、話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段を
装備し、転送手段は音素情報の転送要求に基づき、音素
情報記憶手段に記憶された音素別の特徴パラメータと話
者識別情報記憶手段に記憶された話者識別情報を読み出
し対応付けて可搬形音素情報外部記憶手段に書き込むよ
うにして良い。
【0006】請求項8に係る本発明の更に他の電話装置
では、通話時、送話マイクから入力された音声信号を回
線を介して局側へ送信し、メール受信時には受信メール
を受信メール情報記憶手段に記憶する電話装置におい
て、通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づ
き、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音
素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを電話装
置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させ
る音声分析・登録手段と、所望受信メールの音声読み上
げが指示されると、受信メール情報記憶手段の中の所望
受信メールを対象に、電話装置に接続された可搬形音素
情報外部記憶手段中の音素別の特徴パラメータを用いて
音声合成により受信メール本文を表す音声出力を行う音
声合成手段と、を備えたことを特徴としており、音素情
報登録モードのオン・オフ操作を行う操作手段を装備
し、音声分析・登録手段は、音素情報登録モードオンの
場合に、通話中に送話マイクから入力された音声信号に
基づき、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出
と音素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを可
搬形音素情報外部記憶手段に記憶させるようにしても良
い。請求項8の変形として、可搬形音素情報外部記憶手
段中の音素別の特徴パラメータを用いて音声合成する代
わりに、音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記
憶手段と、転送要求に従い、電話装置に接続された可搬
形音素情報外部記憶手段から音素別の特徴パラメータを
読み出し音素情報記憶手段に記憶させる転送手段を装備
し、音声合成手段は、所望受信メールの音声読み上げが
指示されると、受信メール情報記憶手段の中の所望受信
メールを対象に、音素情報記憶手段中の音素別の特徴パ
ラメータを用いて音声合成により受信メール本文を表す
音声出力を行うようにしても良い。
【0007】請求項10に係る本発明の電話装置では、
話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段と、通話
中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、音素
の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類
の判別をし、音素別の特徴パラメータを話者識別情報記
憶手段の話者識別情報と対応付けて電話装置に接続され
た可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音声分析・
登録手段と、所望受信メールの音声読み上げが指示され
ると、受信メール情報記憶手段の中の所望受信メールを
対象に、電話装置に接続された可搬形音素情報外部記憶
手段の内、話者識別情報が所望受信メールの送信元識別
情報と一致する音素別の特徴パラメータを用いて音声合
成により受信メール本文を表す音声出力を行う音声合成
手段と、を備えたことを特徴としており、音素情報登録
モードのオン・オフ操作を行う操作手段を装備し、音声
分析・登録手段は、音素情報登録モードオンの場合に、
通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを話者識別情
報記憶手段の話者識別情報と対応付けて可搬形音素情報
外部記憶手段に記憶させるようにしても良い。請求項1
2の変形として、可搬形音素情報外部記憶手段中の音素
別の特徴パラメータを用いて音声合成する代わりに、音
素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段と、
転送要求に従い、電話装置に接続された可搬形音素情報
外部記憶手段から音素別の特徴パラメータと対応する話
者識別情報を読み出し音素情報記憶手段に記憶させる転
送手段を装備し、音声合成手段は、所望受信メールの音
声読み上げが指示されると、受信メール情報記憶手段の
中の所望受信メールを対象に、音素情報記憶手段の内、
話者識別情報が所望受信メールの送信元識別情報と一致
する音素別の特徴パラメータを用いて音声合成により受
信メール本文を表す音声出力を行うようにしても良い。
【0008】請求項12に係る本発明の電話装置では、
音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
と、通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づ
き、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音
素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情
報記憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、音素情
報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段から音素別の
特徴パラメータを読み出し電話装置に接続された可搬形
音素情報外部記憶手段に書き込む転送手段と、所望受信
メールの音声読み上げが指示されると、受信メール情報
記憶手段の中の所望受信メールを対象に、電話装置に接
続された可搬形音素情報外部記憶手段の音素別の特徴パ
ラメータを用いて音声合成により本文を表す音声出力を
行う音声合成手段と、を備えたことを特徴としており、
音素情報登録モードのオン・オフ操作を行う操作手段を
装備し、音声分析・登録手段は、音素情報登録モードオ
ンの場合に、通話中に送話マイクから入力された音声信
号に基づき、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの
抽出と音素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータ
を音素情報記憶手段に記憶させるようにしても良い。可
搬形音素情報外部記憶手段中の音素別の特徴パラメータ
を用いて音声合成する代わりに、音素情報の第1転送要
求に基づき、音素情報記憶手段に記憶された音素別の特
徴パラメータを読み出し電話装置に接続された可搬形音
素情報外部記憶手段に書き込んだり、音素情報の第2転
送要求に基づき、電話装置に接続された可搬形音素情報
外部記憶手段から音素別の特徴パラメータを読み出し音
素情報記憶手段に書き込む転送手段を装備し、音声合成
手段は、所望受信メールの音声読み上げが指示される
と、受信メール情報記憶手段の中の所望受信メールを対
象に、音素情報記憶手段の音素別の特徴パラメータを用
いて音声合成により本文を表す音声出力を行うようにし
ても良い。請求項16の変形として、話者識別情報を記
憶した話者識別情報記憶手段を装備し、音声分析・登録
手段は、音素別の特徴パラメータを話者識別情報記憶手
段に記憶された話者識別情報と対応付けて音素情報記憶
手段に記憶させ、転送手段は、音素情報記憶手段に記憶
された音素別の特徴パラメータと対応する話者識別情報
を読み出し電話装置に接続された可搬形音素情報外部記
憶手段に書き込み、音声合成手段は、所望受信メールの
音声読み上げが指示されると、受信メール情報記憶手段
の中の所望受信メールを対象に、電話装置に接続された
可搬形音素情報外部記憶手段の内、話者識別情報が所望
受信メールの送信元識別情報と一致する音素別の特徴パ
ラメータを用いて音声合成により受信メール本文を表す
音声出力を行うようにしても良い。或いは、話者識別情
報を記憶した話者識別情報記憶手段を装備し、音声分析
・登録手段は、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶
手段に記憶させ、転送手段は、音素情報記憶手段に記憶
された音素別の特徴パラメータと話者識別情報記憶手段
に記憶された話者識別情報を対応付けて電話装置に接続
された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込み、音声合
成手段は、所望受信メールの音声読み上げが指示される
と、受信メール情報記憶手段の中の所望受信メールを対
象に、電話装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手
段の内、話者識別情報が所望受信メールの送信元識別情
報と一致する音素別の特徴パラメータを用いて音声合成
により受信メール本文を表す音声出力を行うようにして
も良い。
【0009】請求項16に係る本発明の電話装置では、
話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段と、音素
別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段と、通
話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、音
素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種
類の判別をし、音素別の特徴パラメータを話者識別情報
記憶手段に記憶された話者識別情報と対応付けて音素情
報記憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、音素情
報の第1転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶さ
れた音素別の特徴パラメータと話者識別情報記憶手段に
記憶された話者識別情報を読み出し対応付けて電話装置
に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込み、
音素情報の第2転送要求に基づき、電話装置に接続され
た可搬形音素情報外部記憶手段に記憶された音素別の特
徴パラメータと対応する話者識別情報を読み出し音素情
報記憶手段に書き込む転送手段と、所望受信メールの音
声読み上げが指示されると、受信メール情報記憶手段の
中の所望受信メールを対象に、音素情報記憶手段の内、
話者識別情報が所望受信メールの送信元識別情報と一致
する音素別の特徴パラメータを用いて音声合成により本
文を表す音声出力を行う音声合成手段と、を備えたこと
を特徴としており、音素情報登録モードのオン・オフ操
作を行う操作手段を装備し、音声分析・登録手段は、音
素情報登録モードオンの場合に、通話中に送話マイクか
ら入力された音声信号に基づき、音素の切り出し、音素
の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別をし、音素
別の特徴パラメータを話者識別情報記憶手段に記憶され
た話者識別情報と対応付けて音素情報記憶手段に記憶さ
せるようにしても良い。請求項22の変形として、音声
分析・登録手段は、音素別の特徴パラメータを音素情報
記憶手段に記憶させ、転送手段は、第1転送要求に基づ
き、音素情報記憶手段に記憶された音素別の特徴パラメ
ータと話者識別情報記憶手段に記憶された話者識別情報
を読み出し、対応付けて電話装置に接続された可搬形音
素情報外部記憶手段に書き込むようにしても良い。
【0010】請求項18に係る本発明の電話装置では、
通話時、送話マイクから入力された音声信号を回線を介
して局側へ送信する電話装置において、音素別の特徴パ
ラメータを記憶する音素情報記憶手段と、通話中に送話
マイクから入力された音声信号に基づき、音素の切り出
し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別を
し、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記憶
させる音声分析・登録手段と、1または複数のメッセー
ジ文を記憶したメッセージ記憶手段と、所望メッセージ
文の音声読み上げが指示されると、メッセージ記憶手段
の中の所望メッセージ文を対象に、音素情報記憶手段の
音素別の特徴パラメータを用いて音声合成によりメッセ
ージ文を表す音声出力を行う音声合成手段と、を備えた
ことを特徴としており、音素情報登録モードのオン・オ
フ操作を行う操作手段を装備し、音声分析・登録手段
は、音素情報登録モードオンの場合に、通話中に送話マ
イクから入力された音声信号に基づき、音素の切り出
し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別を
し、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記憶
させるようにしても良い。請求項18の変形として、音
声分析・登録手段は、音素別の特徴パラメータを電話装
置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶さ
せ、音声合成手段は、可搬形音素情報外部記憶手段の音
素別の特徴パラメータを用いて音声合成によりメッセー
ジ文を表す音声出力を行うようにしたり、或いは、音声
分析・登録手段は音素別の特徴パラメータを音素情報記
憶手段に記憶させるが、転送手段が転送要求に従い、音
素情報記憶手段の音素別の特徴パラメータを電話装置に
接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させ、音
声合成手段は、可搬形音素情報外部記憶手段の音素別の
特徴パラメータを用いて音声合成によりメッセージ文を
表す音声出力を行うようにしても良い。また、音声分析
・登録手段は音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手
段に記憶させ、転送手段が第1転送要求に従い、音素情
報記憶手段の音素別の特徴パラメータを電話装置に接続
された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させ、第2転
送要求に従い、電話装置に接続された可搬形音素情報外
部記憶手段に記憶された音素別の特徴パラメータを音素
情報記憶手段に記憶させ、音声合成手段は、音素情報記
憶手段の音素別の特徴パラメータを用いて音声合成によ
りメッセージ文を表す音声出力を行うようにしても良
い。
【0011】請求項22に係る本発明の音声合成システ
ムでは、通話時、送話マイクから入力された音声信号を
回線を介して局側へ送信する電話装置と、文字情報記憶
手段に記憶された文字情報を、所定の記憶手段に記憶さ
れた音素別の特徴パラメータを用いて音声合成し、音声
出力する音声合成装置と、を備えた音声合成システムに
おいて、電話装置は、送話マイクから入力された音声信
号に基づき、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの
抽出と音素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータ
を電話装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に
記憶させる音声分析・登録手段を備え、音声合成装置
は、音声合成装置に接続された可搬型音素情報外部記憶
手段の音素別の特徴パラメータを用いて、文字情報記憶
手段に記憶された文字情報を音声合成して音声出力する
ようにしたこと、を特徴としており、電話装置は、音素
情報登録モードのオン・オフ操作を行う操作手段を装備
し、音声分析・登録手段は、音素情報登録モードオンの
場合に、通話中に送話マイクから入力された音声信号に
基づき、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出
と音素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを可
搬形音素情報外部記憶手段に記憶させるようにしても良
い。請求項22の変形として、電話装置に音素別の特徴
パラメータを記憶する音素情報記憶手段を装備し、音声
分析・登録手段は、音素別の特徴パラメータを音素情報
記憶手段に記憶させ、転送手段が音素情報の転送要求に
基づき、音素情報記憶手段に記憶された音素別の特徴パ
ラメータを読み出し電話装置に接続された可搬形音素情
報外部記憶手段に書き込むようにしたり、音声合成装置
に音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
を備え、転送手段が音素情報の転送要求に基づき、音声
合成装置に接続された可搬型音素情報外部記憶手段から
音素別の特徴パラメータを読み出し音素情報記憶手段に
記憶させるようにしても良い。
【0012】請求項26に係る本発明の音素情報登録装
置では、通話時、送話マイクから入力した音声信号を変
調するとともに高周波信号に変換したのちアンテナから
電波に乗せて無線基地局宛てに発射する移動電話装置か
らの電波を受信し、当該移動電話装置で通話中の送話者
の音声信号を取り出す受信手段と、受信手段で取り出さ
れた音声信号に基づき、音素の切り出し、音素の特徴パ
ラメータの抽出と音素の種類の判別をし、音素別の特徴
パラメータを可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる
音声分析・登録手段と、を備えたことを特徴としてお
り、音素情報登録モードのオン・オフ操作を行う操作手
段を備えるとともに、音声分析・登録手段は、音素情報
登録モードがオン時に、音素別の特徴パラメータを可搬
形音素情報外部記憶手段に記憶させるようにしても良
い。請求項26の変形として、話者識別情報を記憶した
話者識別情報記憶手段を備え、音声分析・登録手段は、
音素別の特徴パラメータに対応付けて話者識別情報を可
搬形音素情報外部記憶手段に記憶させるようにしても良
い。
【0013】請求項29に係る本発明の音素情報登録装
置では、通話時、送話マイクから入力した音声信号を変
調するとともに高周波信号に変換したのち、アンテナか
ら電波に乗せて無線基地局宛てに発射する移動電話装置
からの電波を受信し、当該移動電話装置で通話中の送話
者の音声信号を取り出す受信手段と、音素別の特徴パラ
メータを記憶する音素情報記憶手段と、受信手段で取り
出された音声信号に基づき、音素の切り出し、音素の特
徴パラメータの抽出と音素の種類の判別をし、音素別の
特徴パラメータを音素情報記憶手段に記憶させる音声分
析・登録手段と、音素情報の転送要求に基づき、音素情
報記憶手段の音素別の特徴パラメータを読み出し可搬形
音素情報外部記憶手段に書き込む転送手段と、を備えた
ことを特徴としており、音素情報登録モードのオン・オ
フ操作を行う操作手段を備えるとともに、音声分析・登
録手段は、音素情報登録モードがオン時に、音素別の特
徴パラメータを音素情報記憶手段に記憶させ、転送手段
は音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段の音
素別の特徴パラメータを読み出し可搬形音素情報外部記
憶手段に書き込むようにしても良い。請求項26の変形
として、話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段
を備え、音声分析・登録手段は、音素別の特徴パラメー
タに対応付けて話者識別情報も音素情報記憶手段に記憶
させるようにし、転送手段は音素情報の転送要求に基づ
き、音素情報記憶手段の音素別の特徴パラメータと対応
する話者識別情報を読み出し可搬形音素情報外部記憶手
段に書き込むようにしても良い。或いは、話者識別情報
を記憶した話者識別情報記憶手段を備え、音声分析・登
録手段は、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段
に記憶させ、転送手段は音素情報の転送要求に基づき、
音素情報記憶手段の音素別の特徴パラメータと話者識別
情報記憶手段の話者識別情報を読み出し対応付けて可搬
形音素情報外部記憶手段に書き込むようにしても良い。
【0014】請求項33記載の音素情報登録・音声合成
装置は、通話時、送話マイクから入力した音声信号を変
調するとともに高周波信号に変換したのちアンテナから
電波に乗せて無線基地局宛てに発射する移動電話装置か
らの電波を受信し、当該移動電話装置で通話中の送話者
の音声信号を取り出す受信手段と、音素別の特徴パラメ
ータを記憶する音素情報記憶手段と、受信手段で取り出
された音声信号に基づき、音素の切り出し、音素の特徴
パラメータの抽出と音素の種類の判別をし、音素別の特
徴パラメータを音素情報記憶手段に記憶させる音声分析
・登録手段と、1または複数の文字情報を記憶した文字
情報記憶手段と、所望文字情報の音声読み上げが指示さ
れると、文字情報記憶手段の中の所望文字情報を対象
に、音素情報記憶手段の音素別の特徴パラメータを用い
て音声合成により文字文を表す音声出力を行う音声合成
手段と、を備えたことを特徴としており、音素情報登録
モードのオン・オフ操作を行う操作手段を備えるととも
に、音声分析・登録手段は、音素情報登録モードがオン
時に、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記
憶させるようにしても良い。請求項33の変形として、
音声分析・登録手段は音素別の特徴パラメータを可搬形
音素情報外部記憶手段に記憶させ、音声合成手段は、可
搬形音素情報外部記憶手段中の音素別の特徴パラメータ
を用いて音声合成により文字情報を表す音声出力を行う
ようにするか、或るいは、転送手段が音素情報の転送要
求に基づき、音素情報記憶手段に記憶された音素別の特
徴パラメータを読み出し、可搬形音素情報外部記憶手段
に書き込み、音声合成手段は、可搬形音素情報外部記憶
手段中の音素別の特徴パラメータを用いて音声合成によ
り文字情報を表す音声出力を行うようにしても良い。ま
た、転送手段が音素情報の第1転送要求に基づき、音素
情報記憶手段に記憶された音素別の特徴パラメータを読
み出し、可搬形音素情報外部記憶手段に書き込み、音素
情報の第2転送要求に基づき、可搬形音素情報外部記憶
手段に記憶された音素別の特徴パラメータを読み出し、
音素情報記憶手段に書き込むようにしても良い。
【0015】請求項37記載の音声合成システムは、文
字情報記憶手段に記憶された文字情報を、所定の記憶手
段に記憶された音素別の特徴パラメータを用いて音声合
成し、音声出力する音声合成装置と、音素別の特徴パラ
メータの登録を行う音素情報登録装置とを備えた音声合
成システムにおいて、音素情報登録装置は、通話時、送
話マイクから入力した音声信号を変調するとともに高周
波信号に変換したのち、アンテナから電波に乗せて無線
基地局宛てに発射する移動電話装置からの電波を受信
し、当該移動電話装置で通話中の送話者の音声信号を取
り出す受信手段と、受信手段で取り出された音声信号に
基づき、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出
と音素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音
素情報登録装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手
段に記憶させる音声分析・登録手段と、を備え、音声合
成装置は、音声合成装置に接続された可搬型音素情報外
部記憶手段の音素別の特徴パラメータを用いて、文字情
報記憶手段に記憶された文字情報を音声合成して音声出
力するようにしたこと、を特徴としており、音素情報登
録モードのオン・オフ操作を行う操作手段を備えるとと
もに、音声分析・登録手段は、音素情報登録モードがオ
ン時に、音素別の特徴パラメータを可搬形音素情報外部
記憶手段に記憶させるようにしても良い。請求項37の
変形として、音素情報登録装置に音素別の特徴パラメー
タを記憶する音素情報記憶手段を装備し、音声分析・登
録手段は、受信手段で取り出された音声信号に基づき、
音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記
憶手段に記憶させ、転送手段が音素情報の転送要求に基
づき、音素情報記憶手段に記憶された音素別の特徴パラ
メータを読み出し音素情報登録装置に接続された可搬形
音素情報外部記憶手段に書き込むようにしても良い。或
いは、音声合成装置に音素別の特徴パラメータを記憶す
る音素情報記憶手段を装備し、転送手段が音素情報の転
送要求に基づき、音声合成装置に接続された可搬形音素
情報外部記憶手段から音素別の特徴パラメータを読み出
し音素情報記憶手段に書き込むようにしても良い。また
は、音素情報登録装置に音素別の特徴パラメータを記憶
する音素情報記憶手段を装備し、音声分析・登録手段
は、受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の
切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の
判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段
に記憶させ、転送手段が音素情報の転送要求に基づき、
音素情報記憶手段に記憶された音素別の特徴パラメータ
を読み出し音素情報登録装置に接続された可搬形音素情
報外部記憶手段に書き込むようにし、かつ、音声合成装
置に音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手
段を装備し、転送手段が音素情報の転送要求に基づき、
音声合成装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段
から音素別の特徴パラメータを読み出し音素情報記憶手
段に書き込むようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一つの実施の形態
を図1を参照して説明する。図1は本発明に係るTDM
Aでセルラ方式の携帯電話の構成を示すブロック図であ
る。携帯電話100の内、1は送受共用のアンテナ、2
は無線部(RF部)であり、送信時には後述するベース
バンド信号処理部から入力した無線基地局宛の送信ディ
ジタルベースバンド信号のディジタル変調、所望チャネ
ル周波数への周波数変換、電力増幅を行ってアンテナ1
へ出力し、外部の無線基地局へTDMA信号を送信さ
せ、受信時にはアンテナ1が受波した無線基地局からの
自局宛のTDMA信号の低雑音増幅、周波数変換、ディ
ジタル復調を行って受信ディジタルベースバンド信号を
ベースバンド信号処理部へ出力する。3はベースバンド
信号処理部であり、TDMA方式に従って受信ディジタ
ルベースバンド信号から自局宛の制御チャネルのデータ
や通話チャネルのデータを抽出し、制御チャネルのデー
タはコントロール部へ出力し、通話チャネルの高能率符
号化受話音声信号の場合には復号してディジタル受話音
声信号に変換して出力する。また、ベースバンド信号処
理部3は、TDMA方式に従って、コントロール部から
送信用の制御データを入力すると、該制御データを含む
所定の制御チャネルの送信ディジタルベースバンド信号
を作成し、自局に割り当てられたタイムスロットのタイ
ミングで無線部2へ出力したり、コントロール部から送
信用の情報データを入力すると、該情報データを含む所
定の通話チャネルの送信ディジタルベースバンド信号を
作成し、自局に割り当てられたタイムスロットのタイミ
ングで無線部2へ出力したりする。更に、ベースバンド
信号処理部3は、通話時、外部から入力したディジタル
送話音声信号を符号化して高能率符号化受話音声信号に
変換し、該符号化受話音声信号を所定の通話チャネルに
含む送信ディジタルベースバンド信号を作成し、自局に
割り当てられたタイムスロットのタイミングで無線部2
へ出力する。
【0017】4はベースバンド信号処理部3から出力さ
れたディジタル受話音声信号と後述する音声読み上げ部
から出力されたディジタル読み上げ音声信号とを加算す
る加算部、5は加算部4の出力をアナログの音声信号に
変換するD/A変換部、6は音声信号の電力増幅を行う
アンプ部、7はアンプ部6の出力で駆動される受話スピ
ーカ、8は送話マイク、9は送話マイク8で入力された
アナログの送話音声信号を増幅するアンプ部、10はア
ンプ部9の出力をディジタル送話音声信号に変換してベ
ースバンド信号処理部3へ出力するA/D変換部であ
る。
【0018】11は音素情報自動登録モードがオン状態
での通話時、ディジタル送話音声信号を入力し、音声分
析を行って音素別の特徴パラメータを抽出して出力する
音声分析部である。この音声分析部11は具体的には、
図2に示す如く、ディジタル送話音声信号を入力し、音
素毎に切り出しを行う音素切り出し回路11a、この音
素切り出し回路11aで切り出された各音素毎のディジ
タル送話音声信号に対し、特徴パラメータの抽出を行う
特徴抽出回路11b、音素毎の特徴パラメータから音素
の種類を判別する音素判別回路11c、音素毎に特徴パ
ラメータと音素の種類を対応付けた音素情報(音素別の
特徴パラメータ)を出力する出力回路11dから構成さ
れている。
【0019】12は複数人分の音素情報を、話者識別情
報としての電話番号と対応付けて記憶可能な音素情報内
部記憶部、13は1人分の音素情報を話者識別情報とし
ての電話番号と対応付けて記憶可能な可搬形音素情報外
部記憶部であり、ここではオスコネクタ14を有する半
導体メモリカードにより構成されているものとする。音
素情報内部記憶部12は図3に示す如く第1記憶領域P
Aと第2記憶領域PBを有し、第1記憶領域PAには一
人分の音素別の特徴パラメータと話者識別情報としての
電話番号を対応付けて記憶可能である。第2記憶領域P
BにはN人分の音素別の特徴パラメータと話者識別情報
としての電話番号を対応付けて記憶可能である。第2記
憶領域PBはN個の記憶領域PB1 〜PBN に分かれ、
各記憶領域PBi には、話者識別情報としての電話番号
と音素別の特徴パラメータを対応付けて記憶可能であ
る。可搬形音素情報外部記憶部13は図4に示す話者識
別情報としての電話番号と音素別の特徴パラメータを対
応付けて記憶可能である。
【0020】15は可搬形音素情報外部記憶部13のオ
スコネクタ14と着脱自在に接続可能なメスコネクタで
あり、後述するコントロール部と接続されている。16
は文字情報記憶部であり、受信メール情報記憶領域QA
とメッセージ記憶領域QBを有し、前者の受信メール情
報記憶領域QAには、複数の受信メールについて、送信
元識別情報としての送信元アドレス(ここでは送信元電
話番号とする)、件名、本文を含む受信メール情報を記
憶可能である。受信メール情報記憶領域QAは図5に示
す如く、W個の記憶領域QA1 〜QAW に分かれ、各記
憶領域QAj には1通の受信メールについての送信元電
話番号、件名(文字列)、メール本文(文字列)を記憶
可能である。メッセージ記憶領域QBは図5に示す如
く、V個の記憶領域QB1 〜QBV に分かれ、各記憶領
域QBk には1つのメッセージ文(文字列)を記憶可能
である。17は音声読み上げ部であり、文字情報記憶部
16に記憶された、1または複数の文字情報(1または
複数の受信メールと1または複数のメッセージ)の内、
ユーザ所望の受信メール(またはメッセージ)につい
て、音素情報内部記憶部12に記憶された内、当該所望
受信メールの送信人の音素情報(または自局のユーザの
音素情報)を用いて、音声合成により件名とメール本文
(またはメッセージ文)のディジタル読み上げ音声信号
を作成して出力する。この音声読み上げ部17は具体的
には図6に示す如く、文字情報記憶部16の受信メール
情報記憶領域QA(またはメッセージ記憶領域QB)の
内、ユーザ所望の受信メールの件名とメール本文の文字
列(またはユーザ所望のメッセージ文の文字列)につい
て、音素列に変換する音素列変換回路17a、音素情報
内部記憶部12に記憶された内、当該所望受信メールの
送信人の音素情報(または自局のユーザの音素情報)を
用いて音素列データを音声合成によりディジタル読み上
げ音声信号に変換して出力する音声合成回路17bとか
ら構成されている。
【0021】18はディジタルメロディ着信音信号とデ
ィジタル読み上げ音声信号を加算する加算部、19は加
算部18の出力をアナログ音声信号に変換するD/A変
換部、20はD/A変換部19の出力を電力増幅するア
ンプ部、21はアンプ部20の出力で駆動される拡声ス
ピーカである。
【0022】22は表示部であり、ユーザが発信のため
にダイヤルした電話番号を表示したり、着信があったと
きに相手の電話番号を表示したり、ユーザの選択した所
望受信メールの送信元電話番号、件名、メール本文を表
示したりする。23は操作部であり、電源オン/オフ操
作、オンフック/オフフック操作、ダイヤル発信操作、
文字入力操作(メール送信のための送信先アドレスとし
ての送信先電話番号の入力操作、送信メールの件名と本
文の入力操作を含む)、メール送信指示操作、受信メー
ル中の所望受信メールの選択操作、音素情報自動登録モ
ードのオン/オフ操作、所望受信メールの音声読み上げ
の指示操作、可搬形音素情報外部記憶部13から音素情
報内部記憶部12の第2領域PBへの音素情報の転送指
示操作(第2転送指示操作)、音素情報内部記憶部12
の第1領域PAから可搬形音素情報外部記憶部13への
音素情報の転送指示操作(第1転送指示操作)などを行
う。
【0023】24はマイコン構成のコントロール部であ
り、操作部23の操作に従い各部を制御し、待ち受け処
理、着信通話接続処理、発信通話接続処理、メールの作
成及びメール発信処理、メールの受信処理、各種表示処
理(ダイヤル発信電話番号、着信電話番号、所望受信メ
ールの送信元電話番号と件名と本文など)を行うほか、
音素情報自動登録モードオン状態の下での通話中、音声
分析部11にディジタル送話音声信号に対する音素別の
特徴パラメータの分析をさせ、該分析した音素別の特徴
パラメータと話者識別情報(ここでは自局の電話番号と
する)の音素情報内部記憶部12と可搬形音素情報外部
記憶部13への登録処理をしたり、可搬形音素情報内部
記憶部13から音素情報内部記憶部12への音素情報の
転送処理、音素情報内部記憶部12から可搬形音素情報
外部記憶部13への音素情報の転送処理をする。
【0024】また、コントロール部24はユーザが音声
読み上げ用に選択した任意の受信メールの件名と本文に
つき、音素情報内部記憶部12または可搬形音素情報外
部記憶部13のいずれかに話者識別情報が受信メールの
送信元識別情報と一致する音素情報が存在するとき、該
音素情報を用いて音声読み上げ部17により、所望受信
メールの件名と本文のディジタル読み上げ音声信号を生
成させる。
【0025】図7〜図12はコントロール部24の制御
処理を示すフローチャート、図13は携帯電話間での音
素情報の交換方法の説明図であり、以下、これらの図を
参照して図1の携帯電話の動作を説明する。図13に示
す如く、ユーザA、Bが各々、図1に示す携帯電話と同
じタイプの携帯電話を有しているものとし、符号100
A(電話番号090−△△××−○○×△。該電話番号
が話者識別情報として携帯電話100Aのコントロール
部26の内蔵メモリ(図示せず)に記憶されている)、
100B(電話番号090−□□○×−○○□○。該電
話番号が話者識別情報として携帯電話100Bのコント
ロール部24の内蔵メモリ(図示せず)に記憶されてい
る)で区別する。また、各携帯電話100A、100B
には各々、可搬形音素情報外部記憶部が付属しているも
のとし、符号13A、13Bで区別する。ここでは、携
帯電話100Aと可搬形音素情報外部記憶部13Aを中
心にして説明する。
【0026】最初、携帯電話100Aは音素情報自動登
録モードがオフしているものとし、コントロール部24
の内蔵メモリ(図示せず)に記憶された音素情報自動登
録モードフラグSFは0になっているものとする。ま
た、コントロール部26の内蔵メモリには、携帯電話1
00Aの電話番号(090−△△××−○○×△)が記
憶済であるとし、また、文字情報記憶部16には、既に
記憶領域QA1 〜QA9まで9通分の受信メール情報
(送信元電話番号、件名、メール本文)が記憶されてい
るものとする。音素情報内部記憶部12はいずれの記憶
領域も空であるとする。
【0027】(1)待ち受け 操作部23でユーザAが電源オン操作をすると、コント
ロール部24は待ち受けのため無線部2とベースバンド
信号処理部3を制御し、無線部2により無線基地局から
送信された待ち受け用の制御チャネルを含む所定の周波
数かつTDMAタイムスロットのTDM信号を受信させ
て受信ディジタルベースバンド信号をベースバンド信号
処理部3に出力させ、また、ベースバンド信号処理部3
を制御し、待ち受け用の制御チャネルの制御データを抽
出してコントロール部24へ出力させる(図7のステッ
プS10)。そして、制御チャネルで自局の呼び出しが
されたか、すなわち着信があったかチエックする(ステ
ップS11)。ここでは、NOであったとすると、ユー
ザが他にとくに操作をしなければステップS10に戻
り、同様の処理を繰り返す。
【0028】(2)着信通話時の音素情報自動登録 ユーザAが、通話をしている間の自分の音声の音素情報
を可搬形音素情報外部記憶部13Aに登録したい場合、
可搬形音素情報外部記憶部13Aのオスコネクタ14を
携帯電話100Aのメスコネクタ15に結合しておく。
ここでは、可搬形音素情報外部記憶部13Aの記憶内容
は空であるとする。操作部23で音素情報自動登録モー
ドのオン操作をすると、コントロール部24は内蔵メモ
リの音素情報自動登録モードフラグSFを1とし、音素
情報自動登録モードをオンする(図9のステップS4
0、S41)。この状態で着信があるとコントロール部
24はステップS11でYESと判断し、通話呼び出し
であれば、無線部2とベースバンド信号処理部3を制御
し、無線基地局との間で所定の制御データを所定の制御
チャネルで送受させて、無線基地局宛てに着信第1応答
信号を返すとともに無線基地局から指定された通話チャ
ネルでの無線回線を確立する(ステップS12、S1
3)。そして、ディジタルメロディ通話着信音を生成し
て加算部18へ出力し、拡声スピーカ21からメロディ
通話着信音を出力させる(ステップS14)。ユーザが
オフフック操作をすると、ディジタルメロディ通話着信
音の出力を止め、無線部2とベースバンド信号処理部3
を制御し、無線基地局宛てに着信第2応答信号を返して
通話状態へ移行させる(ステップS15〜S17)。
【0029】通話状態では、無線基地局から送信された
自局宛の情報チャネルの下りTDMAタイムスロット信
号が無線部2で受信され、ベースバンド信号処理部3で
情報チャネルに含まれる高能率符号化受話音声信号が抽
出されて復号処理がされ、また通話チャネルに付随する
付随制御チャネルの制御データがコントロール部24ヘ
出力される。復号で得られたディジタル受話音声信号は
D/A変換部5へ出力されてアナログ化され、アンプ部
6で電力増幅後、受話スピーカ7から音響再生される。
反対に、ユーザAが送話マイク8に向かって話すと、送
話マイク8からアナログの送話音声信号が出力され、ア
ンプ部9で増幅される。そして、A/D変換部10でデ
ィジタル送話音声信号に変換されたのちベースバンド信
号処理部3へ出力される。ベースバンド信号処理部3で
はディジタル送話音声信号を高能率符号化し、該高能率
符号化送話音声信号を情報データとする通話チャネルの
上りTDMAタイムスロット信号が作成されて、所定の
タイミングで無線部2へ出力される。無線部2は上りT
DMAタイムスロット信号を無線基地局側へ送信させ
る。
【0030】通話状態に入ると、コントロール部24は
まず音素情報自動登録モードがオンかチェックし(ステ
ップS18)、NOであれば、オンフック操作がされる
かまたは相手側から通話チャネルに付随する付随制御チ
ャネルで切断信号が受信されると、通話終了処理をし、
最初の待ち受け状態に戻る(ステップS19、S2
0)。但し、ここでは、音素情報自動登録モードがオン
しているので、まず、音素情報内部記憶部12の第1記
憶領域PAに話者識別情報としての自局の電話番号09
0−△△××−○○×△が登録されているかチェックし
(ステップS21)、NOなので、第1記憶領域PAを
クリアし、自局の電話番号を話者識別情報として記憶さ
せる(ステップS22)。次に、可搬形音素情報外部記
憶部が接続されているかチェックし(図8のステップS
30)、13Aが接続されていてYESなので可搬形音
素情報外部記憶部13Aの中に話者識別情報としての自
局の電話番号が登録されているかチェックし(ステップ
S31)、ここでもNOなので、可搬形音素情報外部記
憶部13Aの記憶領域をクリアし、自局の電話番号09
0−△△××−○○×△を話者識別情報として記憶させ
る(ステップS32)。
【0031】続いて、音声分析部11に対し音声分析開
始制御をする。音声分析部11は音声分析を開始する
と、A/D変換部10から出力されたディジタル送話音
声信号に対し、音素毎に切り出しを行い、切り出された
各音素毎のディジタル送話音声信号に対し、特徴パラメ
ータを抽出するとともに音素毎の特徴パラメータから音
素の種類を判別し、音素毎に音素の種類と特徴パラメー
タを対応付けた音素情報(音素別の特徴パラメータ)を
コントロール部24へ出力する。コントロール部24
は、音素別の特徴パラメータを音素情報内部記憶部12
の第1領域PAと可搬形音素情報外部記憶部13Aに、
音素の種類と特徴パラメータを対応付けて書き込んでい
く(ステップS33)。但し、記憶領域PAと可搬形音
素情報外部記憶部13Aの中に同じ音素についての特徴
パラメータが書き込み済であるときは、上書きする。
【0032】その後、ユーザAがオンフック操作をする
か、または相手側から切断信号を含む制御データが受信
されると、コントロール部24は音声分析部11に対し
音声分析終了制御をして音声分析を終了させ、無線部2
とベースバンド信号処理部3を制御し、無線基地局との
間で所定の制御データを情報チャネルに付随する付随制
御チャネルで送受させて、終話処理をする(ステップS
34〜S36)。
【0033】(3)発信通話時の音素情報自動登録 その後の音素情報自動登録モードオン状態での待ち受け
中に、ユーザAが通話発信のためオフフック操作とダイ
ヤル操作による通話発信操作を行うとコントロール部2
4は無線部2とベースバンド信号処理部3を制御し、無
線基地局側に発信要求と相手先電話番号を含む制御デー
タを所定の制御チャネルで送信させ、また、無線基地局
側から指定された通話チャネルでの無線回線を確立する
(ステップS23、S24)。相手側が電話に出ず、ユ
ーザAがオフフック操作したときは、コントロール部2
4は無線部2とベースバンド信号処理部3を制御し、無
線基地局側に通話チャネルに付随する付随制御チャネル
で切断信号を送信させて待ち受け状態に戻る(ステップ
S25、S26)。相手側が電話に出て通話チャネルに
付随する付随制御チャネルで接続信号が受信されたとき
は、通話チャネルでの無線回線の接続状態を維持し、通
話状態に移行する(ステップS27、S28)。
【0034】通話状態では、着信通話時と同様にして相
手側からの受話音声が受話スピーカ7から出力され、送
話マイク8から入力されたユーザAの送話音声信号が相
手側へ送信される。通話状態に入ると、コントロール部
24は音素情報自動登録モードがオンなので(ステップ
S18でYES)、音素情報内部記憶部12の第1記憶
領域PAに自局の電話番号が登録されているかチェック
し(ステップS21)、YESであれば、可搬形音素情
報外部記憶部が接続されているかチェックし(図8のス
テップS30)、13Aが接続されていてYESであれ
ば更に可搬形音素情報情報外部記憶部13Aの中に自局
の電話番号が登録されているかチェックする(ステップ
S31)。
【0035】ここでもYESであれば、音声分析部11
に対し音声分析開始制御をする。音声分析部11は音声
分析を開始すると、A/D変換部10から出力されたデ
ィジタル送話音声信号に対し、音素毎に切り出しを行
い、切り出された各音素毎のディジタル送話音声信号に
対し、特徴パラメータを抽出するとともに音素毎の特徴
パラメータから音素の種類を判別し、音素毎に特徴パラ
メータと音素の種類を対応付けた音素情報(音素別の特
徴パラメータ)をコントロール部24へ出力する。コン
トロール部24は、音素別の特徴パラメータを音素情報
内部記憶部12の第1領域PAと可搬形音素情報外部記
憶部13Aに、音素の種類と特徴パラメータを対応付け
て書き込んでいく(ステップS33)。但し、記憶領域
PAと可搬形音素情報外部記憶部13Aの中に同じ音素
についての特徴パラメータが書き込み済であるときは、
上書きする。
【0036】その後、ユーザAがオンフック操作をする
か、または相手側から切断信号を含む制御データが受信
されると、コントロール部24は音声分析部11に対し
音声分析終了制御をして音声分析を終了させ、無線部2
とベースバンド信号処理部3を制御し、無線基地局との
間で所定の制御データを情報チャネルに付随する付随制
御チャネルで送受させて、終話処理をする(ステップS
34〜S36)。
【0037】このように、事前に音素情報自動登録モー
ドをオンしておけば、ユーザAが携帯電話100Aで通
話する度に、自動的にユーザAの音声の音素別の特徴パ
ラメータが音素情報内部記憶部12と可搬形音素情報外
部記憶部13Aの中に登録されていくため、音素情報の
登録のために特別な作業をしなくて済む。
【0038】なお、ユーザAが音素情報外部記憶部13
Aを携帯電話100Aに装着せずに、音素情報自動登録
モードオン状態で通話をしていた場合、ユーザAの音素
情報は携帯電話100Aの音素情報内部記憶部12に記
憶され(ステップS37)、ユーザAがオンフック操作
をするか、または相手側から切断信号を含む制御データ
が受信されると、コントロール部24は音声分析部11
に対し音声分析終了制御をして音声分析を終了させ、無
線部2とベースバンド信号処理部3を制御し、無線基地
局との間で所定の制御データを情報チャネルに付随する
付随制御チャネルで送受させて、終話処理をする(ステ
ップS38、S35、S36)。このあと、ユーザAが
音素情報内部記憶部12に記憶された自身の音声の音素
情報を可搬形音素情報外部記憶部13Aに転送させたい
場合、まず可搬形音素情報外部記憶部13Aを携帯電話
100Aに装着して接続し、操作部23で音素情報内部
記憶部12から可搬形音素情報内部記憶部13Aへの転
送指示操作(第1転送指示操作)をする。すると、コン
トロール部24は可搬形音素情報外部記憶部13Aの記
憶内容をクリアしたのち、音素情報内部記憶部12の第
1記憶領域PAに対応付けて記憶された電話番号と音素
別の特徴パラメータを読み出し、可搬形音素情報外部記
憶部13Aへ書き込むことで転送を行う(図9のステッ
プS44、S45)。
【0039】携帯電話100AをユーザA以外の者に使
わせたいときは、音素情報自動登録モードのオフ操作を
する。すると、コントロール部24は音素情報自動登録
モードをオフするので(図9のステップS42、S4
3)、通話が開始しても送話音声の音素情報の登録処理
はされない(図7のステップS18でNO)。
【0040】(4)音素情報の交換 ユーザBも携帯電話100Bにより、音素情報自動登録
モードオン状態で通話することで、自身の声の音素別の
特徴パラメータを携帯電話100Bの音素情報内部記憶
部12や可搬形音素情報外部記憶部13Bに記憶させる
ことができる。音素情報内部記憶部12だけに登録して
いたときは、可搬形音素情報外部記憶部13Bを装着し
て接続し、操作部23で音素情報内部記憶部12からの
自身の音素情報の可搬形音素情報外部記憶部13Bへの
転送指示操作(第1転送指示操作)をする。コントロー
ル部24は音素情報内部記憶部12の内、第1記憶領域
PAに記憶された音素情報と対応する電話番号を読み出
し、可搬形音素情報外部記憶部13Bの中に記憶させ
る。
【0041】ユーザAがユーザBから受信したメール
を、ユーザBの音声で読み上げさせたい場合、事前にユ
ーザBから該ユーザBの音素情報と話者電話番号が登録
された可搬形音素情報外部記憶部13Bを借り、携帯電
話100Aに装着して接続した状態で、ユーザBから受
信したメールの音声読み上げを指示するか、または、事
前にユーザBの音素情報と話者電話番号が登録された可
搬形音素情報外部記憶部13Bを一時的に携帯電話10
0Aに装着して、該可搬形音素情報外部記憶部13Bの
記憶内容を携帯電話100Aの中に転送させておき(こ
のあと可搬形音素情報外部記憶部13Bは外してユーザ
Bに返して良い)、ユーザBから受信したメールの音声
読み上げを指示する。
【0042】可搬形音素情報外部記憶部13Bから携帯
電話100Aへの音素情報と話者電話番号の転送の仕方
は次の通りである。可搬形音素情報外部記憶部13Bを
携帯電話100Aのメスコネクタ15に装着して接続
し、操作部23で可搬形音素情報外部記憶部13Bから
音素情報内部記憶部12への転送指示操作(第2転送指
示操作)をする。すると、コントロール部24は、可搬
形音素情報外部記憶部13Bの音素情報を対応する電話
番号とともに読み出し、音素情報内部記憶部12の第2
記憶領域PBの内、同一の電話番号が登録された記憶領
域PBi が存在するときは、記憶領域PBi の音素情報
をクリアしたのち、可搬形音素情報外部記憶部13Bか
ら読み出した音素情報を記憶領域PBi を書き込み、同
一の電話番号が登録された記憶領域PBi が存在しない
ときは、空きの記憶領域へ電話番号と音素情報を対応付
けて書き込む(図9のステップS46、S47)。反対
に、ユーザBがユーザAから受信したメールを、ユーザ
Aの音声で読み上げさせたい場合、事前にユーザAから
該ユーザAの音素情報が登録された可搬形音素情報外部
記憶部13Aを借り、同様の操作で携帯電話100Bの
中にユーザAの音素情報と対応する電話番号を転送させ
ておく。
【0043】(5)ユーザBからユーザAへのメールの
送信 ユーザBがユーザAにメールを送信したい場合、携帯電
話100Bの操作部23でメールの宛て先(ここではユ
ーザAの電話番号とする)、件名、本文を入力してメー
ル作成操作をしたのち、メール送信操作をする。コント
ロール部24はユーザの作成したメールの情報を内蔵メ
モリ(図示せず)に記憶したのち(ステップS48、S
49)、メール送信操作に従い、無線部2とベースバン
ド信号処理部3を制御し、送信メール情報(宛て先、件
名、本文)を所定の制御チャネルで無線基地局側に送信
させる(ステップS50、S51)。送信メール情報は
移動通信網を経由して無線基地局から待ち受け用の制御
チャネルにより携帯電話100Aあてに送信される。携
帯電話100Aのコントロール部24はベースバンド信
号処理部3から入力した待ち受け用の制御チャネルの制
御データに自機宛のメール情報の着信があると、受信メ
ール情報(宛て先、件名、本文)を文字情報記憶部16
の空きの記憶領域QA10(若し、空きの記憶領域がない
ときは、一番古い受信メール情報の記憶された記憶領
域)に記憶させるとともに、一定時間だけ所定のディジ
タルメール着信音信号を発生して、加算部18へ出力
し、拡声スピーカ21からメール着信音を出力させる
(図7のステップS11でYES、S12、図10のス
テップS60、S61)。
【0044】(6)ユーザAの側での受信メールの音声
読み上げ ユーザAが今回、ユーザBから受信したメールをユーザ
Bの声で読み上げさせたい場合、操作部23で所望受信
メールの選択操作をする。すると、コントロール部24
は、文字情報記憶部16から所望受信メールの送信元電
話番号、件名、本文を表示部22に表示させる(図11
のステップS70、S71)。ここで、クリア操作をす
ると、メール表示を消し、待ち受け状態に戻るが(ステ
ップS73、S74)、音声読み上げを指示すると、コ
ントロール部24は、音素情報内部記憶部12の第2記
憶領域PB中に所望メールの送信元電話番号と同じ電話
番号が対応付けて登録された音素情報が存在するかチェ
ックする(ステップS72、S75)。NOであれば、
或る1つの可搬形音素情報外部記憶部13X(XはA、
B、・・)が接続されているかチェックし、YESであ
れば所望メールの送信元電話番号と同じ電話番号の登録
された音素情報が存在するかチェックする(ステップS
77、S78)。ステップS75とS78のいずれかで
YESであれば、音声読み上げ部17を制御し、文字情
報記憶部16の内の所望受信メールの件名と本文につい
て、音素情報内部記憶部12(または可搬形音素情報外
部記憶部13X)の内、所望メールの送信元電話番号と
同じ電話番号に対応付けて登録された音素情報を用い
て、音声合成によりディジタル読み上げ音声信号を生成
して出力させる(ステップS76またはS79)。ディ
ジタル読み上げ音声信号は加算部18と加算部4へ出力
され、拡声スピーカ21と受話スピーカ7から音声出力
される。これにより、ユーザAはユーザBからのメール
の内容をユーザBの声で聴くことができ、実感が湧く。
【0045】(7)ユーザAからBへのメールの送信 ユーザAがBにメールを送信したい場合、携帯電話10
0Aの操作部23でメールの宛て先(ここではユーザB
の電話番号とする)、件名、本文を入力してメール作成
操作をしたのち、メール送信操作をする。コントロール
部24はユーザの作成したメールの情報を内蔵メモリ
(図示せず)に記憶したのち(図9のステップS48、
S49)、メール送信操作に従い、無線部2とベースバ
ンド信号処理部3を制御し、送信メール情報(宛て先、
件名、本文)を所定の制御チャネルで無線基地局側に送
信させる(ステップS50、S51)。送信メール情報
は移動通信網を経由して無線基地局から待ち受け用の制
御チャネルにより携帯電話100Bあてに送信される。
携帯電話100Bのコントロール部24はベースバンド
信号処理部3から入力した待ち受け用の制御チャネルの
制御データに自機宛のメール情報の着信があると、文字
情報記憶部16に記憶させるとともに、一定時間だけ所
定のディジタルメール着信音信号を発生して、加算部1
8へ出力し、拡声スピーカ21からメール着信音を出力
させる(図7のステップS11、S12、図10のステ
ップS60、S61)。
【0046】(8)ユーザBの側での受信メールの音声
読み上げ ユーザBが今回、ユーザAから受信したメールをユーザ
Aの声で読み上げさせたい場合、携帯電話100Bの操
作部23で所望受信メールの選択操作をする。すると、
コントロール部24は、文字情報記憶部16から所望受
信メールの送信元電話番号、件名、本文を表示部22に
表示させる(図11のステップS70、S71)。ここ
で、音声読み上げを指示すると、コントロール部24
は、音素情報内部記憶部12の第2記憶領域PB中に所
望メールの送信元電話番号と同じ電話番号の登録された
音素情報が存在するかチェックする(ステップS72、
S75)。NOであれば、可搬形音素情報外部記憶部1
3X(X=A、B、・・)が接続されているかチェック
し、YESであれば所望メールの送信元電話番号と同じ
電話番号の登録された音素情報が存在するかチェックす
る(ステップS77、S78)。ステップS75とS7
8のいずれかでYESであれば、音声読み上げ部17を
制御し、文字情報記憶部16の内の所望メールの件名と
メール本文について、音素情報内部記憶部12(または
可搬形音素情報外部記憶部13X)の内、所望メールの
送信元電話番号と電話番号に対応付けて登録された音素
情報を用いて、音声合成によりディジタル読み上げ音声
信号を生成して出力させる。ディジタル読み上げ音声信
号は加算部18と加算部4へ出力され、拡声スピーカ2
1と受話スピーカ7から音声出力される。これにより、
ユーザBはユーザAからのメールの内容をユーザAの声
で聴くことができ、実感が湧く。
【0047】(9)メッセージ文の入力と読み上げ ユーザAが高齢、風邪等で声を出しにくくなったとき
に、携帯電話100Aで近くの人に音声でメッセージを
伝えたい場合、予め、操作部23で所望メッセージ文の
文字入力をしておく。コントロール部24は文字入力さ
れたメッセージ文を文字情報記憶部16のメッセージ記
憶領域QBの空きの記憶領域QBi (空きがないときは
一番古いメッセージ文の記憶された記憶領域QBi )に
記憶させる(図12のステップS80、S81)。以下
では、文字情報記憶部16のメッセージ記憶領域QBの
記憶領域QB1 、QB2 ・・に既に「新聞をとって下さ
い」、「犬を散歩に連れていって下さい」、・・・など
の多数のメッセージ文が記憶済であるとする。
【0048】ユーザAが近くに居る人に「新聞をとって
下さい」と伝えたい場合、操作部23で所望メッセージ
の選択操作をする。すると、コントロール部24は、文
字情報記憶部16の内、所望メッセージを表示部22に
表示させる(ステップS82、S83)。ここで、クリ
ア操作をすると、メッセージ表示を消し、待ち受け状態
に戻るが(ステップS84、S85)、音声読み上げを
指示すると、コントロール部24は、音素情報内部記憶
部12の中に自局(携帯電話100A)の電話番号に対
応付けて登録された音素情報が存在するかチェックする
(ステップS86、S87)。NOであれば、可搬形音
素情報外部記憶部13X(X=A、B、・・)が接続さ
れているかチェックし(ステップS88)、YESであ
れば自局の電話番号の登録された音素情報が存在するか
チェックする(ステップS89)。ステップS87とS
89のいずれかでYESであれば、音声読み上げ部17
を制御し、文字情報記憶部16の内の所望メッセージに
ついて、音素情報内部記憶部12(または音素情報外部
記憶部13X)の内、携帯電話100Aの電話番号に対
応付けて登録された音素情報を用いて、音声合成により
ディジタル読み上げ音声信号を生成して出力させる。デ
ィジタル読み上げ音声信号は加算部18へ出力され、拡
声スピーカ21と受話スピーカ7から音声出力される
(ステップS90)。これにより、ユーザAは声が出に
くくても、人に自分の声で所望のメッセージを伝えるこ
とができる。
【0049】この実施の形態によれば、事前に携帯電話
100AのユーザAが操作部23で音素情報自動登録モ
ードをオンにしておくと、ユーザAが携帯電話100A
で通話をしている間に、送話者であるユーザAの音声信
号に基づき音素別の特徴パラメータが分析され、音素情
報内部記憶部12(音素情報外部記憶部13Aが装着さ
れているときは音素情報内部記憶部12と音素情報外部
記憶部13A)に自動的に記憶される。よって、ユーザ
は音素情報の登録のために何ら特別な作業をしなくて
も、自身の声の音素別の特徴パラメータを音素情報内部
記憶部12(音素情報外部記憶部13Aが装着されてい
るときは音素情報内部記憶部12と音素情報外部記憶部
13A)に登録させることができる。若し、通話時に音
素情報外部記憶部13Aを装着していなくても、後から
音素情報内部記憶部12から音素情報外部記憶部13A
へ転送することもでき、利便性が高い。音素情報には、
話者識別情報としての携帯電話100Aの電話番号が自
動的に対応付けて登録されるので、音素情報を利用する
側の音声合成機能付き機器では誰の音素情報であるか容
易に判る。
【0050】そして、他の携帯電話100BのユーザB
の音素情報が登録された音素情報外部記憶部13Bを携
帯電話100Aに装着して接続し、当該音素情報外部記
憶部13Bから音素情報と対応する話者識別情報を読み
出し、音素情報内部記憶部12に転送しておくと、ユー
ザBから受信したメールが有るとき、操作部23でユー
ザBから受信したメールの音声読み上げを指示すれば、
音素情報内部記憶部12に記憶されたユーザBの音素情
報を用いて音声合成により所望メールの件名と本文の読
み上げ音声信号が生成され、拡声スピーカ21と受話ス
ピーカ7から音響出力されるので、実感のこもったメー
ルの内容が判る。なお、可搬形音素情報外部記憶部13
BからユーザBの音素情報を音素情報内部記憶部12に
転送してなくても、ユーザBの音素情報が登録された可
搬形音素情報外部記憶部13Bが携帯電話100Aに装
着して接続してあれば、操作部23でユーザBから受信
したメールの音声読み上げを指示すると、可搬形音素情
報外部記憶部13Bに記憶されたユーザBの音素情報を
用いて音声合成により所望メールの件名と本文の読み上
げ音声信号が生成されて、拡声スピーカ21と受話スピ
ーカ7から音響出力される。
【0051】また、ユーザAが声を出しにくいとき、操
作部23で所望メッセージの音声読み上げを指示すれ
ば、音素情報内部記憶部12または可搬形音素情報外部
記憶部13Aに記憶されたユーザAの音素情報を用いて
音声合成により所望メッセージの読み上げ音声信号が生
成され、拡声スピーカ21から音響出力されるので、近
くにいる人に自分の音声で所望事項を伝言することがで
きる。
【0052】なお、上記した実施の形態では、携帯電話
100Aで所望受信メールの音声読み上げを指示したと
き、コントロール部24は、音素情報内部記憶部12と
可搬形音素情報外部記憶部13Xの内、話者識別情報と
しての電話番号が送信元識別情報としての電話番号と一
致する音素情報を用いて音声合成するようにしたが、音
声読み上げに用いる音素情報を任意に選択可能として、
音素情報内部記憶部12と可搬形音素情報外部記憶部1
3Xに記憶された内、ユーザの選択した或る所望の話者
識別情報としての電話番号に対応付けられた音素情報を
用いて音声合成するようにしても良い。同様に、携帯電
話100Aで所望メッセージ文の音声読み上げを指示し
たとき、コントロール部24は、音素情報内部記憶部1
2と可搬形音素情報外部記憶部13Xの内、話者識別情
報が自局の電話番号と一致する音素情報を用いて音声合
成するようにしたが、音声読み上げに用いる音素情報を
選択可能として、音素情報内部記憶部12と可搬形音素
情報外部記憶部13Xに記憶された内、ユーザの選択し
た音素情報を用いて音声合成するようにしても良い。
【0053】図14は本発明の第2の実施の形態に係る
音声合成システムの構成図であり、図1、図13と同じ
構成部分には同一の符号が付してある。図14では図
1、図13と同様の携帯電話100X(X=A、B、・
・)を用いて可搬形音素情報外部記憶部13Xに登録し
た音素情報を音声合成装置200で所望メッセージ文の
音声読み上げに用いるようにしてある。図14におい
て、音声合成装置200の内、212はN人分の音素情
報を、話者識別情報としての電話番号と対応付けて記憶
可能な音素情報内部記憶部であり、N個の記憶領域PB
1 〜PBN に分かれ(図3参照)、各記憶領域PBi
は、話者識別情報としての電話番号と音素別の特徴パラ
メータを対応付けて記憶可能である。
【0054】15は可搬形音素情報外部記憶部13のオ
スコネクタ14と着脱自在に接続可能なメスコネクタで
あり、後述するコントロール部と接続されている。21
6は文字情報記憶部であり、V個の記憶領域QB1 〜Q
V に分かれ、各記憶領域QBj には1つのメッセージ
文(文字列)を記憶可能である。17は音声読み上げ部
であり、文字情報記憶部216の内、ユーザ所望のメッ
セージについて、音素情報内部記憶部212に記憶され
た内、ユーザ所望の音素情報を用いて、音声合成により
メッセージ文のディジタル読み上げ音声信号を作成して
出力する。この音声読み上げ部17は図6と全く同一の
構成を有する。
【0055】19はディジタル読み上げ音声信号をアナ
ログ音声信号に変換するD/A変換部、20はD/A変
換部19の出力を電力増幅するアンプ部、21は外部に
設けられてアンプ部20の出力で駆動される拡声スピー
カである。222は表示部であり、ユーザの選択した所
望メッセージや話者識別情報(ここでは電話番号)を表
示したり、ユーザの文字入力したメッセージ文を表示し
たりする。223は操作部であり、所望メッセージや話
者識別情報の選択操作、メッセージ文の文字入力操作な
どを行う。
【0056】224はマイコン構成のコントロール部で
あり、操作部223の操作に従い各部を制御し、メッセ
ージ文の作成処理、各種表示処理を行うほか、可搬形音
素情報外部記憶部13から音素情報内部記憶部212へ
の音素情報の転送処理を行うほか、ユーザが音声読み上
げ用に選択した任意のメッセージ文につき、音素情報内
部記憶部212または可搬形音素情報外部記憶部13の
内、ユーザの選択した話者識別番号に対応する音素情報
を用いて音声読み上げ部17により、所望メッセージ文
のディジタル読み上げ音声信号を生成させる。図14の
携帯電話100A、100B、可搬形音素情報外部記憶
部13、13A、可搬形音素情報外部記憶部13Bは図
1、図13と同様に構成されている。
【0057】図15はコントロール部224の制御処理
を示すフローチャートであり、以下、これらの図を参照
して図14の音声合成システムの動作を説明する。 (1)音素情報の転送 ユーザAが自身の声の音素情報を音声合成装置200に
組み込んでおきたい場合、携帯電話100Aで自身の声
の音素情報と話者識別情報を登録した可搬形音素情報外
部記憶部13Aを音声合成装置200のメスコネクタ1
5に装着して接続し、操作部223で可搬形音素情報外
部記憶部13Aから音素情報内部記憶部212への転送
指示操作をする。すると、コントロール部224は、可
搬形音素情報外部記憶部13Aに記憶された音素情報と
電話番号を読み出し、音素情報内部記憶部212の内、
同一の電話番号が登録された記憶領域PBi が存在する
ときは、可搬形音素情報外部記憶部13Aから読み出し
た音素情報を上書きし、同一の電話番号が登録された記
憶領域PBi が存在しないときは、空きの記憶領域へ電
話番号と音素情報を対応付けて書き込む(図15のステ
ップS100、S101)。
【0058】同様に、ユーザBが自身の声の音素情報を
音声合成装置200に組み込んでおきたい場合、携帯電
話100Bで自身の声の音素情報と話者識別情報を登録
した可搬形音素情報記憶部13Bを音声合成装置200
のメスコネクタ15に装着して接続し、操作部223で
可搬形音素情報外部記憶部13Bから音素情報内部記憶
部212への転送指示操作をする。すると、コントロー
ル部224は、可搬形音素情報外部記憶部13Bの音素
情報を電話番号とともに読み出し、音素情報内部記憶部
212の内、同一の電話番号が登録された記憶領域PB
i が存在するときは、可搬形音素情報外部記憶部13B
から読み出した音素情報を上書きし、同一の電話番号が
登録された記憶領域PBi が存在しないときは、空きの
記憶領域へ電話番号と音素情報を対応付けて書き込む
(図15のステップS100、S101)。
【0059】(2)メッセージ文の入力と読み上げ 以下では、ユーザAとBの音素情報が話者識別情報とし
ての電話番号と対応付けて音素情報内部記憶部212の
中に記憶済であるとする。可搬形音素情報外部記憶部1
3Xは音声合成装置200から外してあっても良い。ユ
ーザA(B)が高齢、風邪等で声を出しにくくなったと
きに、音声合成装置200で近くの人に自身の声でメッ
セージを伝えたい場合、予め、操作部223で所望メッ
セージ文の文字入力をしておく。コントロール部224
は文字入力されたメッセージ文を文字情報記憶部216
の空きの記憶領域QBi (空きがないときは一番古いメ
ッセージ文の記憶された記憶領域QBi )に記憶させる
(図15のステップS102、S103)。以下では、
文字情報記憶部216の記憶領域QB1 、QB2 ・・に
既に「新聞をとって下さい」、「犬を散歩に連れていっ
て下さい」、・・・などの多数のメッセージ文が記憶済
であるとする。
【0060】ユーザA(B)が近くに居る人に「新聞を
とって下さい」と伝えたい場合、操作部223で所望メ
ッセージの選択操作をする。すると、コントロール部2
24は、文字情報記憶部216の内、所望メッセージを
表示部222に表示させる(ステップS104、S10
5)。ここで、クリア操作をすると、メッセージ表示を
消し、待ち受け状態に戻るが(ステップS106、S1
07)、音声読み上げの指示操作をすると、音素情報の
話者の選択操作待ちとなり(ステップS108、S10
9)、ここでユーザA(B)の話者識別情報である携帯
電話100A(100B)の電話番号の入力操作をする
と、コントロール部224は、音素情報内部記憶部21
2の中にユーザA(B)の電話番号に対応付けて登録さ
れた音素情報が存在するかチェックする(ステップS1
10)。NOであれば、可搬形音素情報外部記憶部13
X(X=A、B、・・)が接続されているかチェックし
(ステップS111)、YESであればユーザA(B)
の電話番号の登録された音素情報が存在するかチェック
する(ステップS112)。ステップS110とS11
2のいずれかでYESであれば、音声読み上げ部17を
制御し、文字情報記憶部216の内の所望メッセージに
ついて、音素情報内部記憶部212(または音素情報外
部記憶部13X)の内、携帯電話100Aの電話番号に
対応付けて登録された音素情報を用いて、音声合成によ
りディジタル読み上げ音声信号を生成して出力させる。
ディジタル読み上げ音声信号はD/A変換部19へ出力
され、拡声スピーカ21から音声出力される(ステップ
S113)。これにより、ユーザA(B)は声が出にく
くても、人に自分の声で所望のメッセージを伝えること
ができる。
【0061】なお、音素情報の選択操作で他の人の電話
番号の入力操作をすれば、ユーザA(B)が例えばユー
ザB(A)の声で「新聞をとって下さい」と伝えること
もできる。
【0062】この実施の形態によれば、事前にユーザX
が携帯電話100Xを用いて音素情報を登録した可搬形
音素情報外部記憶部13Xを音声合成装置200に装着
し、音声合成装置200の中に転送してユーザXの音素
情報を組み込んでおくか、可搬形音素情報外部記憶部1
3Xを音声合成装置200に装着して接続したままで、
声の出しにくい或るユーザYが操作部223で所望のメ
ッセージ文を選択するとともに所望の話者Zの音素情報
を選択して音声読み上げを指示すると、音素情報内部記
憶部212または可搬形音素情報外部記憶部13Xに記
憶された話者Zの音素情報を用いて音声合成により所望
メッセージ文の読み上げ音声信号が生成され、拡声スピ
ーカ21から音響出力されるので、話者Zの音声により
所望のメッセージ文を伝言できる。なお、図14の例に
おいて、拡声スピーカ21は音声合成装置200の中に
内蔵しても良い。
【0063】図16は本発明の第3の実施の形態に係る
音素情報登録・音声合成装置の構成図であり、図1と同
じ構成部分には同一の符号が付してある。300は音素
情報登録・音声合成装置であり、ここでは一例として図
1に示す携帯電話100の送信電波を受信し、携帯電話
100で通話中のユーザの送話音声信号を取り出し、音
声分析により音素別の特徴パラメータを検出し、音素情
報内部記憶部や可搬形音素情報外部記憶部に登録した
り、音素情報内部記憶部や可搬形音素情報外部記憶部に
登録された音素別の特徴パラメータを用いて、音声合成
により所望のメッセージ文の音声出力を行う。
【0064】音素情報登録・音声合成装置300の内、
301は受信用のアンテナ、302は無線部(RF部)
であり、待機状態では無線基地局から発射された待ち受
け用の制御チャネルのTDMA信号波の低雑音増幅、周
波数変換、ディジタル復調を行って受信ディジタルベー
スバンド信号をベースバンド信号処理部へ出力し、音素
情報登録・音声合成装置300と対を成す或る携帯電話
100宛の通話着信があると、無線基地局が指定した通
話チャネル(上り)のTDMA信号波の低雑音増幅、周
波数変換、ディジタル復調を行って受信ディジタルベー
スバンド信号をベースバンド信号処理部へ出力する。3
03はベースバンド信号処理部であり、TDMA方式に
従って受信ディジタルベースバンド信号から制御チャネ
ルのデータや通話チャネルのデータを抽出し、制御チャ
ネルの制御データはコントロール部へ出力し、通話チャ
ネルの高能率符号化送話音声信号の場合には復号してデ
ィジタル送話音声信号に変換して出力する。
【0065】11は音素情報自動登録モードがオン状態
での通話時、ディジタル送話音声信号を入力し、音声分
析を行って音素別の特徴パラメータを抽出して出力する
音声分析部である。この音声分析部11は図2と全く同
一の構成を有する。
【0066】12は音素情報内部記憶部であり、複数人
分の音素情報を、話者識別情報としての電話番号と対応
付けて記憶可能である(図3参照)。13は1人分の音
素情報を話者識別情報としての電話番号と対応付けて記
憶可能な可搬形音素情報外部記憶部である(図4参
照)。15は可搬形音素情報外部記憶部13のオスコネ
クタ14と着脱自在に接続可能なメスコネクタであり、
後述するコントロール部と接続されている。316は文
字情報記憶部であり、V個の記憶領域QB1 〜QB V
分かれ、各記憶領域QBv には1つのメッセージ文(文
字列)を記憶可能である。17は音声読み上げ部であ
り、文字情報記憶部316の内、ユーザ所望のメッセー
ジについて、音素情報内部記憶部12に記憶された内、
ユーザ所望の話者の音素情報を用いて、音声合成により
メッセージ文のディジタル読み上げ音声信号を作成して
出力する(図5参照)。
【0067】19はディジタル読み上げ音声信号をアナ
ログ音声信号に変換するD/A変換部、20はD/A変
換部19の出力を電力増幅するアンプ部、21は外部に
設けられてアンプ部20の出力で駆動される拡声スピー
カである。322は表示部であり、ユーザの選択した所
望メッセージや話者識別情報(ここでは電話番号)を表
示したり、ユーザの文字入力したメッセージ文を表示し
たりする。323は操作部であり、音素情報自動登録モ
ードのオン/オフ操作、メッセージ文の文字入力操作、
所望メッセージの選択操作、所望メッセージの音声読み
上げの指示操作及び音声読み上げに用いる音素情報の選
択操作、可搬形音素情報外部記憶部13から音素情報内
部記憶部12の第2記憶領域PBへの音素情報の転送指
示操作(第2転送指示操作)、音素情報内部記憶部12
の第1記憶領域PAから可搬形音素情報外部記憶部13
への音素情報の転送指示操作(第1転送指示操作)など
を行う。
【0068】324はマイコン構成のコントロール部で
あり、操作部323の操作に従い各部を制御し、メッセ
ージ文の作成処理、各種表示処理を行うほか、可搬形音
素情報外部記憶部13から音素情報内部記憶部12への
音素情報の転送処理をしたり、音素情報内部記憶部12
から可搬形音素情報外部記憶部13への音素情報の転送
処理をしたり、ユーザが音声読み上げ用に選択した任意
のメッセージ文につき、音素情報内部記憶部12または
可搬形音素情報外部記憶部13の内、ユーザの選択した
話者識別番号に対応する音素情報を用いて音声読み上げ
部17により、所望メッセージのディジタル読み上げ音
声信号を生成させる。
【0069】図17〜図20はコントロール部324の
制御処理を示すフローチャート、図21は音素情報登録
・音声合成装置間での音素情報の交換方法の説明図であ
り、以下、これらの図を参照して図16の音素情報登録
・音声合成装置の動作を説明する。図21に示す如く、
ユーザAの近くに携帯電話100A(電話番号090−
△△××−○○×△)と対で使用する音素情報登録・音
声合成装置300Aが設置されており、ユーザBの近く
に携帯電話100B(電話番号090−□□○×−○○
□○)と対で使用する音素情報登録・音声合成装置30
0Bが設置されているものとする。音素情報登録・音声
合成装置300Aは図16と同様に構成されており、コ
ントロール部324の内蔵メモリ(図示せず)には、携
帯電話100Aの電話番号が登録されているものとす
る。音素情報登録・音声合成装置300Bも図16と同
様に構成されており、コントロール部324の内蔵メモ
リ(図示せず)には、携帯電話100Bの電話番号が登
録されているものとする。音素情報登録・音声合成装置
300A、300Bには各々、可搬形音素情報外部記憶
部13A、13Bが付属する。ここでは、携帯電話10
0Aと音素情報登録・音声合成装置300Aと可搬形音
素情報外部記憶部13Aを中心にして説明する。
【0070】なお、音素情報登録・音声合成装置300
Aは音素情報自動登録モードがオフしているものとし、
コントロール部324の内蔵メモリに記憶された音素情
報自動登録モードフラグSFは0になっているものとす
る。
【0071】(1)着信通話時の音素情報の登録 電源オンで、コントロール部324は音素情報自動登録
モードがオンしているかチェックし、NOであれば、操
作部323での操作を待つ(図17のステップS20
0)。ユーザAが携帯電話100Aで通話をしている間
の自分の音声の音素情報を音素情報登録・音声合成装置
300Aの音素情報内部記憶部12と可搬形音素情報外
部記憶部13Aに登録したい場合、可搬形音素情報外部
記憶部13Aのオスコネクタ14を音素情報登録・音声
合成装置300Aのメスコネクタ15に結合して接続し
ておく。ここでは、音素情報内部記憶部12と可搬形音
素情報外部記憶部13Aの記憶内容は空であるとする。
操作部323で音素情報自動登録モードのオン操作をす
ると、コントロール部324は内蔵メモリの音素情報自
動登録モードフラグSFを1とし、音素情報自動登録モ
ードをオンする(図19のステップS240、S24
1)。
【0072】音素情報自動登録モードがオンになると、
コントロール部324は無線部302とベースバンド信
号処理部303を制御し、無線部302により携帯電話
100Aが待ち受けを行っている所定の制御チャネル
(無線基地局から携帯電話100Aへの下り)のTDM
A信号を受信させて受信ディジタルベースバンド信号を
出力させ、ベースバンド信号処理部303により待ち受
け用の制御チャネルの制御データを抽出させてコントロ
ール部324へ出力させる(図17のステップS200
でYES、S201)。
【0073】コントロール部324は、制御データに基
づき無線基地局から携帯電話100A宛の通話着信があ
ったかチェックする(ステップS202)。YESであ
れば、携帯電話100Aからの着信第1応答を受け付け
た無線基地局側は、空きの通話チャネルの指定をするの
で、コントロール部324は一定時間内に携帯電話10
0Aに対する通話チャネルの指定がされたかチェックし
(ステップS203)、ここでもYESであれば、無線
部302とベースバンド信号処理部303を制御し、無
線部302により無線基地局から指定された通話チャネ
ル(携帯電話100Aから無線基地局への上り)のTD
MA信号を受信させて受信ディジタルベースバンド信号
を出力させ、ベースバンド信号処理部303により通話
チャネルに付随する付随制御チャネルの制御データを抽
出させてコントロール部324へ出力させる(ステップ
S204)。
【0074】コントロール部324は制御データから、
ステップS204のあと一定時間内に携帯電話100A
でのオフフックに伴い送信される着信第2応答が受信さ
れたかチェックし(ステップS205)、YESであれ
ば携帯電話100Aで通話が開始したと判断し、ベース
バンド信号処理部303を制御し、上りの情報チャネル
での情報データに含まれる高能率符号化送話音声信号の
復号をさせて、携帯電話100Aから送信されたディジ
タル送話音声信号の出力を開始させる(ステップS20
6)。そして、まず、音素情報内部記憶部12の第1記
憶領域PAに自局の電話番号090−△△××−○○×
△が登録されているかチェックし(ステップS20
7)、NOなので、第1記憶領域PAをクリアし、自局
の電話番号を話者識別情報として記憶させる(ステップ
S208)。次に、可搬形音素情報外部記憶部が接続さ
れているかチェックし(図18のステップS230)、
13Aが接続されていてYESなので可搬形音素情報外
部記憶部13Aの中に自局の電話番号が登録されている
かチェックし(ステップS231)、ここでもNOなの
で、可搬形音素情報外部記憶部13Aをクリアし、自局
の電話番号090−△△××−○○×△を話者識別情報
として記憶させる(ステップS232)。
【0075】続いて、音声分析部11に対し音声分析開
始制御をする。音声分析部11は音声分析を開始する
と、ベースバンド信号処理部303から出力されたディ
ジタル送話音声信号に対し、音素毎に切り出しを行い、
切り出された各音素毎のディジタル送話音声信号に対
し、特徴パラメータを抽出するとともに音素毎の特徴パ
ラメータから音素の種類を判別し、音素毎に特徴パラメ
ータと音素の種類を対応付けた音素情報(音素別の特徴
パラメータ)をコントロール部324へ出力する。コン
トロール部324は、音素別の特徴パラメータを音素情
報内部記憶部12の第1領域PAと可搬形音素情報外部
記憶部13Aに、音素の種類と特徴パラメータを対応付
けて書き込んでいく(ステップS233)。但し、記憶
領域PAと可搬形音素情報外部記憶部13Aの中に同じ
音素についての特徴パラメータが書き込み済であるとき
は、上書きする。
【0076】その後、ユーザAまたは相手側がオンフッ
ク操作をして終話になり、ベースバンド信号処理部30
3から通話チャネルに付随した付随制御チャネルの制御
データが入力されなくなると、コントロール部324は
終話したと判断し、音声分析部11に対し音声分析終了
制御をして音声分析を終了させる(ステップS234、
S235)。なお、若し、可搬形音素情報外部記憶部1
3Aが接続されていなかった場合はコントロール部32
4は音素別の特徴パラメータを音素情報内部記憶部12
にだけ書き込んでいく(ステップS230でNO、S2
36)。その後、ユーザAまたは相手側がオンフック操
作をして終話になり、ベースバンド信号処理部303か
ら通話チャネルに付随した付随制御チャネルのデータが
入力されなくなると、コントロール部324は終話した
と判断し、音声分析部11に対し音声分析終了制御をし
て音声分析を終了させる(ステップS237、S23
5)。
【0077】(2)発信通話時の音素情報の登録 これと異なり、音素情報自動登録モードオン状態での待
ち受け中に、ユーザAが携帯電話100Aで通話発信操
作をすると、無線基地局側が空きの通話チャネルの指定
をする。コントロール部324は待ち受け中、ベースバ
ンド信号処理部303から入力する制御データに基づき
携帯電話100Aに対する通話チャネルの指定がされた
かチェックしており(ステップS209)、YESにな
ると、無線部302とベースバンド信号処理部303を
制御し、無線部302により無線基地局から指定された
情報チャネル(無線基地局から携帯電話100Aへの下
り)のTDMA信号を受信させて受信ディジタルベース
バンド信号を出力させ、ベースバンド信号処理部303
により通話チャネルに付随する付随制御チャネルの制御
データを抽出させてコントロール部324へ出力させる
(ステップS210)。
【0078】コントロール部324は、ステップS21
0のあと、制御データをチェックして一定時間内に無線
基地局から携帯電話100A宛の接続信号が送信された
かチェックする(ステップS211)。携帯電話100
Aから通話発信した相手側が一定時間内にオフフックす
ると、無線基地局から携帯電話100A宛の接続信号が
送信されるので、コントロール部324はステップS2
11でYESと判断し、今度は無線部302とベースバ
ンド信号処理部303を制御し、無線基地局から指定さ
れた通話チャネルの上りを受信させる(ステップS21
2)。そして、ベースバンド信号処理部303を制御
し、上りの通話チャネルでの情報データに含まれる高能
率符号化送話音声信号の復号をさせて、携帯電話100
Aから送信されたディジタル送話音声信号の出力を開始
させる(ステップS206)。あとは、着信通話時と同
様にして、ユーザAの音声の分析をし、音素情報内部記
憶部12と可搬形音素情報外部記憶部13A(または音
素情報内部記憶部12)に登録させていく(ステップS
207、S208、図18のステップS230〜S23
5または、ステップS230、S236、S237)。
【0079】(3)音素情報の転送 音素情報内部記憶部12だけに登録していたときは、可
搬形音素情報外部記憶部13Aを装着して接続し、操作
部323で音素情報内部記憶部12から音素情報の可搬
形音素情報外部記憶部13Aへの転送指示操作(第1転
送指示操作)をする。コントロール部324は音素情報
内部記憶部12の内、第1記憶領域PAに記憶された音
素情報と対応する電話番号を読み出し、可搬形音素情報
外部記憶部13Aの中に記憶させる(図19のステップ
S244、S245)。この可搬形音素情報外部記憶部
13AをユーザBに貸し、図21の携帯電話100Bの
中に音素情報と話者識別情報を取り込ませれば、ユーザ
Aから受信したメールの音声読み上げができ、図14の
音声合成装置200の中に取り込ませれば、ユーザAの
声による所望メッセージ文の音声出力ができる。
【0080】携帯電話100AをユーザA以外の者に使
わせたいときは、音素情報登録・音声合成装置300A
の操作部323で音素情報自動登録モードのオフ操作を
する。すると、コントロール部324は音素情報自動登
録モードをオフするので(図19のステップS242、
S243)、通話が開始しても送話音声の音素情報の登
録処理はされない(図17のステップS200でN
O)。
【0081】(4)音素情報の交換 ユーザBも音素情報登録・音声合成装置300Bの近く
で携帯電話100Bで通話することで、自身の声の音素
別の特徴パラメータを音素情報登録・音声合成装置30
0Bの音素情報内部記憶部12や可搬形音素情報外部記
憶部13Bに記憶させることができる。音素情報内部記
憶部12だけに登録していたときは、可搬形音素情報外
部記憶部13Bを装着し、操作部323で音素情報内部
記憶部12からの自身の音素情報の可搬形音素情報外部
記憶部13Bへの転送指示操作(第1転送指示操作)を
する。コントロール部324は音素情報内部記憶部12
の内、第1記憶領域PAに記憶された音素情報と対応す
る電話番号を読み出し、可搬形音素情報外部記憶部13
Bの中に記憶させる。
【0082】ユーザAが所望メッセージを、ユーザBの
音声で読み上げさせたい場合、事前にユーザBから該ユ
ーザBの音素情報と話者電話番号が登録された可搬形音
素情報外部記憶部13Bを借り、音素情報登録・音声合
成装置300Aに装着して接続した状態で、ユーザBの
音素情報によるメッセージの音声読み上げを指示する
か、または、事前にユーザBの音素情報と話者電話番号
が登録された可搬形音素情報外部記憶部13Bを一時的
に音素情報登録・音声合成装置300Aに装着して接続
し、該可搬形音素情報外部記憶部13Bの記憶内容を音
素情報登録・音声合成装置300Aに転送させておき
(このあと可搬形音素情報外部記憶部13Bは外してユ
ーザBに返して良い)、ユーザBの音素情報によるメッ
セージの音声読み上げを指示する。
【0083】可搬形音素情報外部記憶部13Bから音素
情報登録・音声合成装置300Aへの音素情報と話者電
話番号の転送の仕方は次の通りである。可搬形音素情報
外部記憶部13Bを音素情報登録・音声合成装置300
Aのメスコネクタ15に装着して接続し、操作部323
で可搬形音素情報外部記憶部13Bから音素情報内部記
憶部12への転送指示操作(第2転送指示操作)をす
る。すると、コントロール部324は、可搬形音素情報
外部記憶部13Bの音素情報を電話番号とともに読み出
し、音素情報内部記憶部12の第2記憶領域PBの内、
同一の電話番号が登録された記憶領域PBi が存在する
ときは、記憶領域PBi の音素情報をクリアしたのち、
可搬形音素情報外部記憶部13Bから読み出した音素情
報を記憶領域PBi に書き込み、同一の電話番号が登録
された記憶領域PBi が存在しないときは、空きの記憶
領域へ電話番号と音素情報を対応付けて書き込む(図1
9のステップS246、S247)。反対に、ユーザB
が所望メッセージを、ユーザAの音声で読み上げさせた
い場合、事前にユーザAから該ユーザAの音素情報が登
録された可搬形音素情報外部記憶部13Aを借り、同様
の操作で音素情報登録・音声合成装置300Bの中にユ
ーザAの音素情報を転送させておく。
【0084】(5)メッセージ文の入力と読み上げ 以下では、ユーザAとBの音素情報が話者識別情報とし
ての電話番号と対応付けて音素情報登録・音声合成装置
300Aの音素情報内部記憶部12の中に記憶済である
とする。可搬形音素情報外部記憶部13Xは音素情報登
録・音声合成装置300Aから外してあっても良い。ユ
ーザA(B)が高齢、風邪等で声を出しにくくなったと
きに、音素情報登録・音声合成装置300Aで近くの人
に自身の声でメッセージを伝えたい場合、予め、操作部
323で所望メッセージ文の文字入力をしておく。コン
トロール部324は文字入力されたメッセージ文を文字
情報記憶部316の空きの記憶領域QBi (空きがない
ときは一番古いメッセージ文の記憶された記憶領域QB
i )に記憶させる(図20のステップS280、S28
1)。以下では、文字情報記憶部316の記憶領域QB
1 、QB2 ・・に既に「新聞をとって下さい」、「犬を
散歩に連れていって下さい」、・・・などの多数のメッ
セージ文が記憶済であるとする。
【0085】ユーザA(B)が近くに居る人に「新聞を
とって下さい」と伝えたい場合、操作部323で所望メ
ッセージの選択操作をする。すると、コントロール部3
24は、文字情報記憶部316の内、所望メッセージを
表示部322に表示させる(ステップS282、S28
3)。ここで、クリア操作をすると、メッセージ表示を
消し、待ち受け状態に戻るが(ステップS284、S2
85)、音声読み上げの指示操作をすると、音素情報の
話者の選択操作待ちとなり(ステップS286、S28
7)、ここでユーザA(B)の話者識別情報である携帯
電話100A(100B)の電話番号の入力操作をする
と、コントロール部324は、音素情報内部記憶部12
の中にユーザA(B)の電話番号に対応付けて登録され
た音素情報が存在するかチェックする(ステップS28
8)。NOであれば、可搬形音素情報外部記憶部13X
(X=A、B、・・)が接続されているかチェックし
(ステップS289)、YESであればユーザA(B)
の電話番号の登録された音素情報が存在するかチェック
する(ステップS290)。ステップS288とS29
0のいずれかでYESであれば、音声読み上げ部17を
制御し、文字情報記憶部316の内の所望メッセージに
ついて、音素情報内部記憶部12(または音素情報外部
記憶部13X)の内、携帯電話100Aの電話番号に対
応付けて登録された音素情報を用いて、音声合成により
ディジタル読み上げ音声信号を生成して出力させる。デ
ィジタル読み上げ音声信号はD/A変換部19へ出力さ
れ、拡声スピーカ21から音声出力される(ステップS
291)。これにより、ユーザA(B)は声が出にくく
ても、人に自分の声で所望のメッセージを伝えることが
できる。
【0086】なお、音素情報の選択操作で他の人の電話
番号の入力操作をすれば、ユーザA(B)が例えばユー
ザB(A)の声で「新聞をとって下さい」と伝えること
もできる。
【0087】この実施の形態によれば、携帯電話100
AのユーザAが音素情報登録・合成装置300Aの操作
部323で音素情報自動登録モードをオンにしておく
と、携帯電話100AのユーザAが通話をしている間
に、音素情報登録・合成装置300Aで携帯電話100
Aの送話者の音声信号に基づき音素別の特徴パラメータ
が分析され、音素情報内部記憶部12(音素情報外部記
憶部13Aが装着されているときは音素情報内部記憶部
12と音素情報外部記憶部13A)に自動的に記憶され
る。よって、ユーザAは音素情報の登録のために何ら特
別な作業をしなくても、自身の声の音素別の特徴パラメ
ータを音素情報内部記憶部12(音素情報外部記憶部1
3Aが装着されているときは音素情報内部記憶部12と
音素情報外部記憶部13A)に登録させることができ
る。若し、通話時に音素情報外部記憶部13Aを装着し
ていなくても、後から音素情報内部記憶部12から音素
情報外部記憶部13Aへ転送することもでき、利便性が
高い。音素情報には、話者識別情報としての携帯電話1
00Aの電話番号が自動的に対応付けて登録されるの
で、音素情報を利用する側の音声合成機能付き機器では
誰の音素情報であるか容易に判る。
【0088】また、他の携帯電話100BのユーザBが
対応する音素情報登録・合成装置300BでユーザAの
音素情報を登録させた音素情報外部記憶部13Bを音素
情報登録・合成装置300Aに装着して接続し、当該音
素情報外部記憶部13Bから音素情報と対応する個人識
別情報を読み出し、音素情報内部記憶部12に転送する
こともできる。そして、声の出しにくい或るユーザYが
操作部323で所望のメッセージ文を選択するとともに
所望の話者Zの音素情報を選択して音声読み上げを指示
すると、音素情報内部記憶部12または可搬形音素情報
外部記憶部13Xに記憶された話者Zの音素情報を用い
て音声合成により所望メッセージ文の読み上げ音声信号
が生成され、拡声スピーカ21から音響出力されるの
で、話者Zの音声により所望のメッセージ文を伝言でき
る。なお、図16の例において、拡声スピーカ21は音
素情報登録・合成装置300の中に内蔵しても良い。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザが電話で通話を
している間に、当該電話(または音素情報登録装置或い
は音素情報登録・音声合成装置)により、ユーザの音声
信号に基づき音素別の特徴パラメータが分析され、当該
電話(または音素情報登録装置或いは音素情報登録・音
声合成装置)に装備された音素情報記憶手段または、当
該電話(または音素情報登録装置或いは音素情報登録・
音声合成装置)に接続された可搬形音素情報外部記憶手
段に自動的に記憶される。このため、ユーザは音素情報
の登録のために何ら特別な作業をしなくても、自身の声
の音素別の特徴パラメータを登録させることができ、当
該電話(または音素情報登録装置或いは音素情報登録・
音声合成装置)が音声合成機能を有するとき、音素情報
記憶手段または可搬形音素情報外部記憶手段に記憶され
たユーザの音声信号に基づきメッセージ文等の所望の文
字情報を、音声合成によりユーザの音声で読み上げさせ
ることも簡単にできる。
【0090】電話(または音素情報登録装置或いは音素
情報登録・音声合成装置)に装備された音素情報記憶手
段に登録された音素別の特徴パラメータを、後から可搬
形音素情報外部記憶手段に転送することもでき、他のユ
ーザの音素別の特徴パラメータが記憶された可搬形音素
情報外部記憶手段を音声合成機能を有する電話または音
声合成装置に接続し、可搬形音素情報外部記憶手段に記
憶された当該他のユーザの音素別の特徴パラメータをそ
のまま用いるか、または、音声合成機能を有する電話ま
たは音声合成装置に装備された音素情報記憶手段に可搬
形音素情報外部記憶手段から当該他のユーザの音素別の
特徴パラメータを転送することで、メール、メッセージ
文等の所望の文字情報を、音声合成により当該他のユー
ザの音声で読み上げさせることも簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1中の音声分析部の具体的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1中の音素情報内部記憶部の記憶内容の説明
図である。
【図4】図1中の可搬形音素情報外部記憶部の記憶内容
の説明図である。
【図5】図1中の文字情報記憶部の記憶内容の説明図で
ある。
【図6】図1中の音声読み上げ部の具体的構成を示すブ
ロック図である。
【図7】図1中のコントロール部の制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1中のコントロール部の制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図1中のコントロール部の制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図1中のコントロール部の制御処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】図1中のコントロール部の制御処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】図1中のコントロール部の制御処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】第1の実施の形態の携帯電話間での音素情報
の交換方法の説明図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る音声合成シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図15】図14中のコントロール部の制御処理を示す
フローチャートである。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る音素情報登
録・音声合成装置の構成を示すブロック図である。
【図17】図16中のコントロール部の制御処理を示す
フローチャートである。
【図18】図16中のコントロール部の制御処理を示す
フローチャートである。
【図19】図16中のコントロール部の制御処理を示す
フローチャートである。
【図20】図16中のコントロール部の制御処理を示す
フローチャートである。
【図21】第3の実施の形態の音素情報登録・音声合成
装置の使用方法の説明図である。
【符号の説明】
1、301 アンテナ 2、302 RF
部 3、303 ベースバンド信号処理部 8 送話マイク 11 音声分析部 12、212 音素情報内部記憶部 13、13A、13B 可搬形音素情報外部記憶部 16、216、316 文字情報記憶部 17 音声読み上げ部 21 拡声スピー
カ 23、223、323 操作部 24、224、3
24 コントロール部 100、100A、100B 携帯電話 200、200A、200B 音声合成装置 300、300A、300B 音素情報登録・音声合成
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 G10L 3/00 R H04M 11/00 302 5/04 E H04Q 7/38 H04B 7/26 Q 109M

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話時、送話マイクから入力された音声
    信号を回線を介して局側へ送信する電話装置において、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを電話装置に
    接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音
    声分析・登録手段を備えたこと、 を特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 音素情報登録モードのオン・オフ操作を
    行う操作手段を備えるとともに、 音声分析・登録手段は、音素情報登録モードオンの場合
    に、通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づ
    き、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音
    素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを可搬形
    音素情報外部記憶手段に記憶させるようにしたこと、 を特徴とする請求項1記載の電話装置。
  3. 【請求項3】 話者識別情報を記憶した話者識別情報記
    憶手段を備え、 音声分析・登録手段は、音素別の特徴パラメータに対応
    付けて話者識別情報を可搬形音素情報外部記憶手段に記
    憶させるようにしたこと、 を特徴とする請求項1記載の電話装置。
  4. 【請求項4】 通話時、送話マイクから入力した音声信
    号を回線を介して局側へ送信する電話装置において、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶
    された音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段から
    読み出し電話装置に接続された可搬形音素情報外部記憶
    手段に書き込む転送手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  5. 【請求項5】 音素情報登録モードのオン・オフ操作を
    行う操作手段を備えるとともに、 音声分析・登録手段は、音素情報登録モードがオンの場
    合に、通話中に送話マイクから入力された音声信号に基
    づき、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と
    音素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素
    情報記憶手段に記憶させるようにしたこと、 を特徴とする請求項4記載の電話装置。
  6. 【請求項6】 話者識別情報を記憶した話者識別情報記
    憶手段を備え、 音声分析・登録手段は、音素別の特徴パラメータに対応
    付けて話者識別情報も音素情報記憶手段に記憶させるよ
    うにし、 転送手段は音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶
    手段から音素別の特徴パラメータと対応する話者識別情
    報を読み出し可搬形音素情報外部記憶手段に書き込むよ
    うにしたこと、 を特徴とする請求項4記載の電話装置。
  7. 【請求項7】 話者識別情報を記憶した話者識別情報記
    憶手段を備え、 転送手段は音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶
    手段に記憶された音素別の特徴パラメータと話者識別情
    報記憶手段に記憶された話者識別情報を読み出し対応付
    けて可搬形音素情報外部記憶手段に書き込むようにした
    こと、 を特徴とする請求項4記載の電話装置。
  8. 【請求項8】 通話時、送話マイクから入力された音声
    信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には受
    信メールを受信メール情報記憶手段に記憶する電話装置
    において、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを電話装置に
    接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音
    声分析・登録手段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に、電話
    装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段中の音素
    別の特徴パラメータを用いて音声合成により受信メール
    本文を表す音声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  9. 【請求項9】 通話時、送話マイクから入力された音声
    信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には受
    信メールを受信メール情報記憶手段に記憶する電話装置
    において、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを電話装置に
    接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音
    声分析・登録手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 音素情報の転送要求に従い、電話装置に接続された可搬
    形音素情報外部記憶手段から音素別の特徴パラメータを
    読み出し音素情報記憶手段に記憶させる転送手段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に、音素
    情報記憶手段中の音素別の特徴パラメータを用いて音声
    合成により受信メール本文を表す音声出力を行う音声合
    成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  10. 【請求項10】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には
    送信元識別情報と本文を含む受信メール情報を受信メー
    ル情報記憶手段に記憶する電話装置において、 話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを話者識別情
    報記憶手段の話者識別情報と対応付けて電話装置に接続
    された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音声分
    析・登録手段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に、電話
    装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段の内、話
    者識別情報が所望受信メールの送信元識別情報と一致す
    る音素別の特徴パラメータを用いて音声合成により受信
    メール本文を表す音声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  11. 【請求項11】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には
    送信元識別情報と本文を含む受信メール情報を受信メー
    ル情報記憶手段に記憶する電話装置において、 話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを話者識別情
    報記憶手段の話者識別情報と対応付けて電話装置に接続
    された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音声分
    析・登録手段と、 音素別の特徴パラメータと対応する話者識別情報を記憶
    する音素情報記憶手段と、 音素情報の転送要求に従い、電話装置に接続された可搬
    形音素情報外部記憶手段から音素別の特徴パラメータと
    対応する話者識別情報を読み出し、音素情報記憶手段に
    記憶させる転送手段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に、音素
    情報記憶手段の内、話者識別情報が所望受信メールの送
    信元識別情報と一致する音素別の特徴パラメータを用い
    て音声合成により本文を表す音声出力を行う音声合成手
    段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  12. 【請求項12】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には
    受信メール情報を受信メール情報記憶手段に記憶する電
    話装置において、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段から音
    素別の特徴パラメータを読み出し電話装置に接続された
    可搬形音素情報外部記憶手段に書き込む転送手段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に、電話
    装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段の音素別
    の特徴パラメータを用いて音声合成により本文を表す音
    声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  13. 【請求項13】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には
    受信メール情報を受信メール情報記憶手段に記憶する電
    話装置において、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の第1転送要求に基づき、音素情報記憶手段に
    記憶された音素別の特徴パラメータを読み出し電話装置
    に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込んだ
    り、音素情報の第2転送要求に基づき、電話装置に接続
    された可搬形音素情報外部記憶手段から音素別の特徴パ
    ラメータを読み出し音素情報記憶手段に書き込む転送手
    段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に、音素
    情報記憶手段の音素別の特徴パラメータを用いて音声合
    成により本文を表す音声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  14. 【請求項14】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には
    本文と送信元識別情報を含む受信メール情報を受信メー
    ル情報記憶手段に記憶する電話装置において、 話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを話者識別情
    報記憶手段に記憶された話者識別情報と対応付けて音素
    情報記憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶
    された音素別の特徴パラメータと対応する話者識別情報
    を読み出し電話装置に接続された可搬形音素情報外部記
    憶手段に書き込む転送手段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に、電話
    装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段の内、話
    者識別情報が所望受信メールの送信元識別情報と一致す
    る音素別の特徴パラメータを用いて音声合成により受信
    メール本文を表す音声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  15. 【請求項15】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には
    本文と送信元識別情報を含む受信メール情報を受信メー
    ル情報記憶手段に記憶する電話装置において、 話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶
    された音素別の特徴パラメータと話者識別情報記憶手段
    に記憶された話者識別情報を読み出し対応付けて電話装
    置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込む
    転送手段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に、電話
    装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段の内、話
    者識別情報が所望受信メールの送信元識別情報と一致す
    る音素別の特徴パラメータを用いて音声合成により受信
    メール本文を表す音声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  16. 【請求項16】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には
    本文と送信元識別情報を含む受信メール情報を受信メー
    ル情報記憶手段に記憶する電話装置において、 話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを話者識別情
    報記憶手段に記憶された話者識別情報と対応付けて音素
    情報記憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の第1転送要求に基づき、音素情報記憶手段に
    記憶された音素別の特徴パラメータと話者識別情報記憶
    手段に記憶された話者識別情報を読み出し対応付けて電
    話装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き
    込み、音素情報の第2転送要求に基づき、電話装置に接
    続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶された音素
    別の特徴パラメータと対応する話者識別情報を読み出し
    音素情報記憶手段に書き込む転送手段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に、音素
    情報記憶手段の内、話者識別情報が所望受信メールの送
    信元識別情報と一致する音素別の特徴パラメータを用い
    て音声合成により本文を表す音声出力を行う音声合成手
    段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  17. 【請求項17】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信し、メール受信時には
    本文と送信元識別情報を含む受信メール情報を受信メー
    ル情報記憶手段に記憶する電話装置において、 話者識別情報を記憶した話者識別情報記憶手段と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の第1転送要求に基づき、音素情報記憶手段に
    記憶された音素別の特徴パラメータと話者識別情報記憶
    手段に記憶された話者識別情報を読み出し、対応付けて
    電話装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に書
    き込み、音素情報の第2転送要求に基づき、電話装置に
    接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶された音
    素別の特徴パラメータと対応する話者識別情報を読み出
    し、音素情報記憶手段に書き込む転送手段と、 所望受信メールの音声読み上げが指示されると、受信メ
    ール情報記憶手段の中の所望受信メールを対象に音素情
    報記憶手段の内、話者識別情報が所望受信メールの送信
    元識別情報と一致する音素別の特徴パラメータを用いて
    音声合成により受信メール本文を表す音声出力を行う音
    声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  18. 【請求項18】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信する電話装置におい
    て、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 1または複数の文字情報を記憶した文字情報記憶手段
    と、 所望文字情報の音声読み上げが指示されると、文字情報
    記憶手段の中の所望文字情報を対象に、音素情報記憶手
    段の音素別の特徴パラメータを用いて音声合成により文
    字文を表す音声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  19. 【請求項19】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信する電話装置におい
    て、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを電話装置に
    接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音
    声分析・登録手段と、 1または複数の文字情報を記憶した文字情報記憶手段
    と、 所望文字情報の音声読み上げが指示されると、文字情報
    記憶手段の中の所望文字情報を対象に、電話装置に接続
    された可搬形音素情報外部記憶手段中の音素別の特徴パ
    ラメータを用いて音声合成により文字情報を表す音声出
    力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  20. 【請求項20】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信する電話装置におい
    て、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶
    された音素別の特徴パラメータを読み出し、電話装置に
    接続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込む転送
    手段と、 1または複数の文字情報を記憶した文字情報記憶手段
    と、 所望文字情報の音声読み上げが指示されると、文字情報
    記憶手段の中の所望文字情報を対象に、電話装置に接続
    された可搬形音素情報外部記憶手段中の音素別の特徴パ
    ラメータを用いて音声合成により文字情報を表す音声出
    力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  21. 【請求項21】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信する電話装置におい
    て、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 通話中に送話マイクから入力された音声信号に基づき、
    音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の
    種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の第1転送要求に基づき、音素情報記憶手段に
    記憶された音素別の特徴パラメータを読み出し、電話装
    置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込
    み、音素情報の第2転送要求に基づき、電話装置に接続
    された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶された音素別
    の特徴パラメータを読み出し、音素情報記憶手段に書き
    込む転送手段と、 1または複数の文字情報を記憶した文字情報記憶手段
    と、 所望文字情報の音声読み上げが指示されると、文字情報
    記憶手段の中の所望文字情報を対象に、音素情報記憶手
    段中の音素別の特徴パラメータを用いて音声合成により
    文字情報を表す音声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  22. 【請求項22】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信する電話装置と、文字
    情報記憶手段に記憶された文字情報を、所定の記憶手段
    に記憶された音素別の特徴パラメータを用いて音声合成
    し、音声出力する音声合成装置と、を備えた音声合成シ
    ステムにおいて、 電話装置は、送話マイクから入力された音声信号に基づ
    き、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音
    素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを電話装
    置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させ
    る音声分析・登録手段を備え、 音声合成装置は、音声合成装置に接続された可搬型音素
    情報外部記憶手段の音素別の特徴パラメータを用いて、
    文字情報記憶手段に記憶された文字情報を音声合成して
    音声出力するようにしたこと、 を特徴とする音声合成システム。
  23. 【請求項23】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信する電話装置と、文字
    情報記憶手段に記憶された文字情報を、所定の記憶手段
    に記憶された音素別の特徴パラメータを用いて音声合成
    し、音声出力可能な音声合成装置とを備えた音声合成シ
    ステムにおいて、 電話装置は、音素別の特徴パラメータを記憶する音素情
    報記憶手段と、 送話マイクから入力された音声信号に基づき、音素の切
    り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判
    別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に
    記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶
    された音素別の特徴パラメータを読み出し電話装置に接
    続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込む転送手
    段と、 を備え、 音声合成装置は、音声合成装置に接続された可搬型音素
    情報外部記憶手段の音素別の特徴パラメータを用いて、
    文字情報記憶手段に記憶された文字情報を音声合成して
    音声出力するようにしたこと、 を特徴とする音声合成システム。
  24. 【請求項24】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信する電話装置と、文字
    情報記憶手段に記憶された文字情報を、音素情報記憶手
    段に記憶された音素別の特徴パラメータを用いて音声合
    成し、音声出力する音声合成装置と、を備えた音声合成
    システムにおいて、 電話装置は、送話マイクから入力された音声信号に基づ
    き、音素の切り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音
    素の種類の判別をし、音素別の特徴パラメータを電話装
    置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させ
    る音声分析・登録手段を備え、 音声合成装置は、転送要求に基づき音声合成装置に接続
    された可搬型音素情報外部記憶手段から音素別の特徴パ
    ラメータを読み出し音素情報記憶手段に記憶させる転送
    手段を備えたこと、 を特徴とする音声合成システム。
  25. 【請求項25】 通話時、送話マイクから入力された音
    声信号を回線を介して局側へ送信する電話装置と、文字
    情報記憶手段に記憶された文字情報を、音素情報記憶手
    段に記憶された音素別の特徴パラメータを用いて音声合
    成し、音声出力可能な音声合成装置とを備えた音声合成
    システムにおいて、 電話装置は、音素別の特徴パラメータを記憶する音素情
    報記憶手段と、 送話マイクから入力された音声信号に基づき、音素の切
    り出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判
    別をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に
    記憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶
    された音素別の特徴パラメータを読み出し電話装置に接
    続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込む転送手
    段と、 を備え、 音声合成装置は、音素情報の転送要求に基づき音声合成
    装置に接続された可搬型音素情報外部記憶手段から音素
    別の特徴パラメータを読み出し音素情報記憶手段に記憶
    させる転送手段を備えたこと、 を特徴とする音声合成システム。
  26. 【請求項26】 通話時、送話マイクから入力した音声
    信号を変調するとともに高周波信号に変換したのちアン
    テナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射する移動電
    話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置で通話中
    の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを可搬形音素情報外部記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 を備えたことを特徴とする音素情報登録装置。
  27. 【請求項27】 音素情報登録モードのオン・オフ操作
    を行う操作手段を備えるとともに、 音声分析・登録手段は、音素情報登録モードがオン時
    に、音素別の特徴パラメータを可搬形音素情報外部記憶
    手段に記憶させるようにしたこと、 を特徴とする請求項26記載の音素情報登録装置。
  28. 【請求項28】 話者識別情報を記憶した話者識別情報
    記憶手段を備え、 音声分析・登録手段は、音素別の特徴パラメータに対応
    付けて話者識別情報を可搬形音素情報外部記憶手段に記
    憶させるようにしたこと、 を特徴とする請求項26記載の音素情報登録装置。
  29. 【請求項29】 通話時、送話マイクから入力した音声
    信号を変調するとともに高周波信号に変換したのち、ア
    ンテナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射する移動
    電話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置で通話
    中の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記
    憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段の音素
    別の特徴パラメータを読み出し可搬形音素情報外部記憶
    手段に書き込む転送手段と、 を備えたことを特徴とする音素情報登録装置。
  30. 【請求項30】 音素情報登録モードのオン・オフ操作
    を行う操作手段を備えるとともに、 音声分析・登録手段は、音素情報登録モードがオン時
    に、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記憶
    させるようにしたこと、 を特徴とする請求項29記載の音素情報登録装置。
  31. 【請求項31】 話者識別情報を記憶した話者識別情報
    記憶手段を備え、 音声分析・登録手段は、音素別の特徴パラメータに対応
    付けて話者識別情報を音素情報記憶手段に記憶させるよ
    うにし、 転送手段は音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶
    手段に記憶された音素別の特徴パラメータと対応する話
    者識別情報を読み出し可搬形音素情報外部記憶手段に書
    き込むようにしたこと、 を特徴とする請求項29記載の音素情報登録装置。
  32. 【請求項32】 話者識別情報を記憶した話者識別情報
    記憶手段を備え、 転送手段は音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶
    手段に記憶された音素別の特徴パラメータと話者識別情
    報記憶手段に記憶された話者識別情報を読み出し対応付
    けて可搬形音素情報外部記憶手段に書き込むようにした
    こと、 を特徴とする請求項29記載の音素情報登録装置。
  33. 【請求項33】 通話時、送話マイクから入力した音声
    信号を変調するとともに高周波信号に変換したのちアン
    テナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射する移動電
    話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置で通話中
    の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記
    憶させる音声分析・登録手段と、 1または複数の文字情報を記憶した文字情報記憶手段
    と、 所望文字情報の音声読み上げが指示されると、文字情報
    記憶手段の中の所望文字情報を対象に、音素情報記憶手
    段の音素別の特徴パラメータを用いて音声合成により文
    字文を表す音声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする音素情報登録・音声合成装
    置。
  34. 【請求項34】 通話時、送話マイクから入力した音声
    信号を変調するとともに高周波信号に変換したのちアン
    テナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射する移動電
    話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置で通話中
    の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを可搬形音素情報外部記
    憶手段に記憶させる音声分析・登録手段と、 1または複数の文字情報を記憶した文字情報記憶手段
    と、 所望文字情報の音声読み上げが指示されると、文字情報
    記憶手段の中の所望文字情報を対象に、可搬形音素情報
    外部記憶手段中の音素別の特徴パラメータを用いて音声
    合成により文字情報を表す音声出力を行う音声合成手段
    と、 を備えたことを特徴とする音素情報登録・音声合成装
    置。
  35. 【請求項35】 通話時、送話マイクから入力した音声
    信号を変調するとともに高周波信号に変換したのちアン
    テナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射する移動電
    話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置で通話中
    の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記
    憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶
    された音素別の特徴パラメータを読み出し、可搬形音素
    情報外部記憶手段に書き込む転送手段と、 1または複数の文字情報を記憶した文字情報記憶手段
    と、 所望文字情報の音声読み上げが指示されると、文字情報
    記憶手段の中の所望文字情報を対象に、可搬形音素情報
    外部記憶手段中の音素別の特徴パラメータを用いて音声
    合成により文字情報を表す音声出力を行う音声合成手段
    と、 を備えたことを特徴とする音素情報登録・音声合成装
    置。
  36. 【請求項36】 通話時、送話マイクから入力した音声
    信号を変調するとともに高周波信号に変換したのちアン
    テナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射する移動電
    話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置で通話中
    の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記
    憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の第1転送要求に基づき、音素情報記憶手段に
    記憶された音素別の特徴パラメータを読み出し、可搬形
    音素情報外部記憶手段に書き込み、音素情報の第2転送
    要求に基づき、可搬形音素情報外部記憶手段に記憶され
    た音素別の特徴パラメータを読み出し、音素情報記憶手
    段に書き込む転送手段と、 1または複数の文字情報を記憶した文字情報記憶手段
    と、 所望文字情報の音声読み上げが指示されると、文字情報
    記憶手段の中の所望文字情報を対象に、音素情報記憶手
    段中の音素別の特徴パラメータを用いて音声合成により
    文字情報を表す音声出力を行う音声合成手段と、 を備えたことを特徴とする音素情報登録・音声合成装
    置。
  37. 【請求項37】 文字情報記憶手段に記憶された文字情
    報を、所定の記憶手段に記憶された音素別の特徴パラメ
    ータを用いて音声合成し、音声出力する音声合成装置
    と、音素別の特徴パラメータの登録を行う音素情報登録
    装置とを備えた音声合成システムにおいて、 音素情報登録装置は、通話時、送話マイクから入力した
    音声信号を変調するとともに高周波信号に変換したの
    ち、アンテナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射す
    る移動電話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置
    で通話中の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを音素情報登録装置に接
    続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音声
    分析・登録手段と、 を備え、 音声合成装置は、音声合成装置に接続された可搬型音素
    情報外部記憶手段の音素別の特徴パラメータを用いて、
    文字情報記憶手段に記憶された文字情報を音声合成して
    音声出力するようにしたこと、 を特徴とする音声合成システム。
  38. 【請求項38】 文字情報記憶手段に記憶された文字情
    報を、所定の記憶手段に記憶された音素別の特徴パラメ
    ータを用いて音声合成し、音声出力する音声合成装置
    と、音素別の特徴パラメータの登録を行う音素情報登録
    装置とを備えた音声合成システムにおいて、 音素情報登録装置は、通話時、送話マイクから入力した
    音声信号を変調するとともに高周波信号に変換したの
    ち、アンテナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射す
    る移動電話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置
    で通話中の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記
    憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶
    された音素別の特徴パラメータを読み出し音素情報登録
    装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込
    む転送手段と、 を備え、 音声合成装置は、音声合成装置に接続された可搬型音素
    情報外部記憶手段の音素別の特徴パラメータを用いて、
    文字情報記憶手段に記憶された文字情報を音声合成して
    音声出力するようにしたこと、 を特徴とする音声合成システム。
  39. 【請求項39】 文字情報記憶手段に記憶された文字情
    報を、所定の記憶手段に記憶された音素別の特徴パラメ
    ータを用いて音声合成し、音声出力する音声合成装置
    と、音素別の特徴パラメータの登録を行う音素情報登録
    装置とを備えた音声合成システムにおいて、 音素情報登録装置は、通話時、送話マイクから入力した
    音声信号を変調するとともに高周波信号に変換したの
    ち、アンテナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射す
    る移動電話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置
    で通話中の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを音素情報登録装置に接
    続された可搬形音素情報外部記憶手段に記憶させる音声
    分析・登録手段と、 を備え、 音声合成装置は、転送要求に基づき音声合成装置に接続
    された可搬型音素情報外部記憶手段から音素別の特徴パ
    ラメータを読み出し音素情報記憶手段に記憶させる転送
    手段を備えたこと、 を特徴とする音声合成システム。
  40. 【請求項40】 文字情報記憶手段に記憶された文字情
    報を、音素情報記憶手段に記憶された音素別の特徴パラ
    メータを用いて音声合成し、音声出力する音声合成装置
    と、音素別の特徴パラメータの登録を行う音素情報登録
    装置とを備えた音声合成システムにおいて、 音素情報登録装置は、通話時、送話マイクから入力した
    音声信号を変調するとともに高周波信号に変換したの
    ち、アンテナから電波に乗せて無線基地局宛てに発射す
    る移動電話装置からの電波を受信し、当該移動電話装置
    で通話中の送話者の音声信号を取り出す受信手段と、 音素別の特徴パラメータを記憶する音素情報記憶手段
    と、 受信手段で取り出された音声信号に基づき、音素の切り
    出し、音素の特徴パラメータの抽出と音素の種類の判別
    をし、音素別の特徴パラメータを音素情報記憶手段に記
    憶させる音声分析・登録手段と、 音素情報の転送要求に基づき、音素情報記憶手段に記憶
    された音素別の特徴パラメータを読み出し音素情報登録
    装置に接続された可搬形音素情報外部記憶手段に書き込
    む転送手段と、 を備え、 音声合成装置は、音素情報の転送要求に基づき音声合成
    装置に接続された可搬型音素情報外部記憶手段から音素
    別の特徴パラメータを読み出し音素情報記憶手段に記憶
    させる転送手段を備えたこと、 を特徴とする音声合成システム。
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