JP2002224484A - ミシンの給油装置 - Google Patents

ミシンの給油装置

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JP2002224484A
JP2002224484A JP2001023833A JP2001023833A JP2002224484A JP 2002224484 A JP2002224484 A JP 2002224484A JP 2001023833 A JP2001023833 A JP 2001023833A JP 2001023833 A JP2001023833 A JP 2001023833A JP 2002224484 A JP2002224484 A JP 2002224484A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンの回転速度に関わらず、給油箇所(釜
部)への給油量を調節することができるとともに、該給
油箇所の給油量を円滑に調整できるミシンの給油装置を
提供する。 【解決手段】 ミシンベッド部内に配設されたオイルタ
ンク2と、ミシンの駆動により駆動力が伝達されること
で駆動し、オイルタンク2から潤滑油を汲み上げて釜部
9に供給可能なプランジャポンプ4と、オイルタンク2
とプランジャポンプ4と釜部9とをそれぞれ連通させ、
プランジャポンプ4により汲み上げられた潤滑油を釜部
9に案内する給油パイプ3と、給油パイプ3から分岐
し、釜部9に供給される潤滑油の一部をオイルタンク2
に戻す還流路8とを備えたミシンの給油装置である。還
流路8には、還流路8を流れる油量を調節することで釜
部9への供給油量を調節する油量調節部7が設けられ、
給油パイプ3には、給油パイプ3内の異物を除去するフ
ィルタ5が着脱自在に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業用ミシン、特
にミシン摺動部等の給油箇所、特に釜部に給油を行うミ
シンの給油装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンの機構には、動作の激しい部分な
ど、潤滑油を必要とする部分が数多くあり、潤滑油が不
足すると動作が円滑行われない可能性がある。このた
め、これらの部分に絶えず給油が行われるように、多く
のミシンは給油装置を備えている。例えば、ミシンの釜
部では、内釜と外釜との嵌合部等に潤滑油を供給して内
釜に対する外釜の回転を円滑に行わせている。この給油
方式として、ミシンベッド内に設けられたオイルタンク
から潤滑油を汲み上げるポンプを設けて、強制的に送り
込む方式や、油タンクと給油箇所とを毛細管現象や表面
張力を利用して釜給油箇所に送り込む方式、つまり油芯
を介して接続し、この油芯に潤滑油を伝わらせて油タン
クから釜給油箇所で送り込む方式がある。これら給油方
式で用いられるポンプの動力は、ミシンの主軸から導出
しているのが一般的である。
【0003】上記ミシン釜部への給油装置の一例とし
て、図4に示す実用新案登録第2536954号公報に
開示の技術がある。この実用新案登録第2536954
号公報のミシン給油装置100は、ベッド部101内に
配設された油タンク102、釜部103に連結されると
ともに該釜部103を駆動させる釜軸103aの回転に
より駆動させる給油ポンプ104、給油ポンプ104と
油タンク102とを連結する給油管105及び排油管1
06、油タンク102に設けられるとともに排油管10
6に接続された潤滑油溜107、潤滑油溜107の内部
に一端部が配置され他端部が針棒機構108に至る組紐
109等を備える。
【0004】このミシン給油装置100では、ミシン駆
動に伴う釜部103の駆動(釜軸103aの回転)によ
って給油ポンプ104が駆動し、この給油ポンプ104
が油タンク102から給油管105を介して潤滑油をく
み出し、一部を釜部103に供給する。給油ポンプ10
4により汲み出された残りの潤滑油は、排油管106を
介して油タンク102の潤滑油溜107に案内される。
そして、潤滑油溜107では、排油管106からの潤滑
油を所定量溜めて残りを油タンク102内に排出すると
ともに、所定量溜められた潤滑油を組紐109により吸
い上げさせる。この組紐109の潤滑油の吸い上げによ
り針棒機構108への給油が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
給油装置100では、釜部103への給油量は、給油ポ
ンプ104の給油動作の速度により決定され、給油ポン
プ104の給油動作はミシンの回転に伴う釜軸103a
の回転により決定される。つまり、釜部103への給油
量はミシン駆動速度により決定される。したがって、上
記構成の給油装置100では、釜部103への給油量の
変更をミシン駆動速度を変えずに行うことができないと
いう問題があった。これに対応するために、上記構成に
おいて、給油ポンプ104により汲み上げられて潤滑油
が供給される給油箇所(上記構成では釜部103)と分
岐して油タンクに回収されるべき潤滑油が流れる管(上
記構成では排油管106)の径の大小を調節可能に構成
することで、ミシン駆動により駆動する釜軸の回転速度
を変更せず給油箇所(釜部103)への給油量を変更す
ることが考えられる。しかし、このように構成した場
合、給油ポンプ104によって潤滑油を油タンク102
から吸い上げる際に、油タンク102内に混入した異物
(ゴミ)も吸い上げられ、管の径を調節する部位に詰ま
り、径の大きさの正確に調整できなくなり給油箇所(釜
部103)への給油量をうまく調節できない可能性があ
る。
【0006】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
で、ミシンの回転速度に関わらず、給油箇所(釜部)へ
の給油量を調節することができるとともに、該給油箇所
の給油量を円滑に調整できるミシンの給油装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すように、ミ
シンベッド部内に配設されるオイルタンク2と、ミシン
の駆動により駆動力が伝達されることで駆動し、前記オ
イルタンクから潤滑油を汲み上げて供給箇所(例えば、
釜部9)に供給可能なポンプ(例えば、プランジャポン
プ4)と、前記オイルタンクとポンプと供給箇所とをそ
れぞれ連通させ、前記ポンプにより汲み上げられた潤滑
油を前記給油箇所に案内する供給路(例えば、給油パイ
プ3)と、前記供給路から分岐し、供給箇所に供給され
る潤滑油の一部をオイルタンクに戻す還流路8とを備え
たミシンの給油装置において、前記還流路に取り付けら
れ、還流路を流れる油量を調節することで給油箇所への
供給油量を調節する油量調節部材(例えば、油量調節部
7)と、前記供給路に着脱自在に取り付けられ、前記供
給路内の異物を除去するフィルタ5とを備えたことを特
徴とする。
【0008】請求項1記載の発明にあっては、供給路か
ら分岐する還流路に前記供給箇所に供給される潤滑油の
供給油量を調節できる油量調節部材が取り付けられてい
るとともに、前記供給路にフィルタが着脱自在に取り付
けられているので、ミシンの駆動により伝達される駆動
力により駆動するポンプにより潤滑油が供給箇所に供給
される構成であっても、ポンプ駆動、つまりポンプに伝
達される駆動力に関わらず、前記給油箇所への給油量を
調節することができるとともに、ポンプにより汲み上げ
られた潤滑油を還流路の油量調節部材に至る前にフィル
タにより濾過できる。したがって、油量調節部材に異物
が混入する潤滑油が流れ込んで異物が詰まることがな
く、油量調節部材は正確に供給箇所への油量を調節する
ことができる。また、前記フィルタを給油箇所の前の供
給路に取り付ければ、油量調節部材は勿論、給油箇所に
も異物(ゴミ)が混入しない潤滑油を供給することがで
きる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のミ
シンの給油装置において、ポンプは、ミシンの駆動によ
り駆動する釜軸の回転によって駆動され、前記ポンプに
より供給される前記給油箇所は釜部であることを特徴と
する。
【0010】請求項2記載の発明にあっては、釜部への
供給油量を調節する油量調節部材に異物が混入した潤滑
油が流れることがなく、釜部に供給される油量を正確に
調節して釜部を円滑に駆動させることができる。また、
前記フィルタを釜部に至る前の供給路に取り付けること
で、釜部に異物が混入した潤滑油が流れることがなく、
釜部をより円滑に駆動させることができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のミシンの給油装置において、例えば、図2に示す
ように、フィルタは、入出力側に個別に設けた継ぎ手部
(例えば第1継ぎ手部51・第2継ぎ手部52)と、こ
れら継ぎ手部に着脱可能に取り付けられるとともに、取
り付けられた前記継ぎ手部どうしを連通させる中空の本
体部53と、前記本体部内に着脱自在に配設され、前記
本体部内を通過する潤滑油を濾過する濾過部材(例えば
フォーム54)とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または2記載の発明と同様の効果を得ることができると
ともに、フィルタが継ぎ手部、本体部、濾過部材とから
なり、本体部は継ぎ手部に対して着脱可能に取り付けら
れているとともに、濾過部材は本体部内に着脱自在に配
設されているので、濾過部材による潤滑油の濾過により
本体部内に異物が貯まった場合など容易に取り外して取
り除いたり、濾過部材を交換したりするなどといったメ
ンテナンスを容易に行うことができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載のミ
シンの給油装置において、例えば、図2に示すように、
フィルタの本体部の中空部分の断面積は、供給路内の断
面積の1.5〜8倍の範囲であることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明にあっては、請求項3
記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、
フィルタの本体部の中空部分の断面積は、供給路内の断
面積の1.5〜8倍の範囲であるので、前記本体部にお
ける潤滑油の濾過能力を高くすることができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載のミシンの給油装置において、例えば、図
2に示すように、前記フィルタは、前記供給路内の異物
を除去した際に、内部に蓄積される異物が視認できるよ
うに構成されていることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
〜4のいずれかに記載の発明と同様の効果を得ることが
できるとともに、前記フィルタは、内部に蓄積される異
物が視認できるように構成されているので、本体部を見
るだけで異物を除去するなどのメンテナンス時期を容易
に確認することができる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項3〜5のい
ずれかに記載のミシンの給油装置において、例えば、図
2に示すように、前記フィルタの入力側の継ぎ手部の開
口部面積は、接続された供給路内の断面積の1/2以下
であることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明にあっては、請求項3
〜5のいずれかに記載の発明と同様の効果を得ることが
できるとともに、前記フィルタの入力側の継ぎ手部の開
口断面積は、接続された供給路内の断面積の1/2以下
であり、フィルタの入力側の継ぎ手部の断面積が供給路
の断面積より小さいので、フィルタ内に入った異物が、
入力側に接続された供給路に戻り難くなり、異物の逆流
を防ぐことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るミシンの給
油装置の実施の形態例を図1から図3に基づいて説明す
る。なお、本発明に係るミシンの給油装置は工業用ミシ
ンに設けられるものである。図1に示す本発明に係るミ
シンの給油装置1は、ミシンベッド部内に設けられるオ
イルタンク2、給油パイプ(供給路)3、プランジャポ
ンプ(ポンプ)4、フィルタ5、油量調節部7、還流路
8等を備える。
【0020】オイルタンク2はミシンの給油装置1を備
えるミシン10において、動作の激しい部分、例えば、
針棒を上下動させる針棒駆動部、ミシン面部11に回転
可能に取り付けられるミシン上軸と上軸受け部分(図示
省略)、ミシン上軸により連連動し、釜部9を駆動させ
る釜軸91と釜軸受け92の摺動部分、内釜と外釜とが
摩擦接触する釜部9などの給油箇所に供給する潤滑油を
蓄え、給油パイプ3を介してプランジャポンプ4に連通
した状態で接続されている。オイルタンク2内の潤滑油
は給油パイプ3を介してプランジャポンプ4により吸い
上げられる。給油パイプ3には、該給油パイプ3内を流
れる潤滑油を濾過するフィルタ5が取り付けられてい
る。
【0021】フィルタ5は、図2に示すように、オイル
タンク2側の第1給油パイプ部31と、プランジャポン
プ4側の第2給油パイプ部32にそれぞれ接続された第
1継ぎ手部51と第2継ぎ手部52と、これら第1及び
第2継ぎ手部51・52にそれぞれ着脱可能に取り付け
られるとともに、取り付けられた前記継ぎ手部51・5
2どうしを連通させる中空の本体部53と、本体部53
内に着脱自在に配設され、本体部53内を通過する潤滑
油を濾過するフォーム(濾過部材)54とを備える。
【0022】第1継ぎ手部51及び第2継ぎ手部52は
同形状に成形されており、本体部53内に内嵌される内
嵌部51a・52aと、第1及び第2給油パイプ部31
・32にそれぞれ内嵌して接続され内嵌部51a・52
aより外径が小さい接続部51b・52bと、これら内
嵌部51a・52a及び接続部51b・52bを貫通す
る貫通孔51c・52cとを備える。つまり、内嵌部5
1a・52a及び接続部51b・52bはそれぞれ内部
に貫通孔51c・52cを備える筒状に形成され、ここ
ではそれぞれ円筒形状に形成されている。第1継ぎ手部
51の内径(貫通孔51cを囲む内周壁間の直径)Aは
接続された第1給油パイプ部31の内径Bより小さくな
っている。ここでは第1継ぎ手部51の開口部面積、詳
細には貫通孔51cの断面積(内周縁に囲まれた領域の
面積)は、第1給油パイプ部31の開口部面積(給油パ
イプ部31の内側の断面積)の1/2以下となってい
る。
【0023】本体部53は中空の筒状に形成され、第1
及び第2継ぎ手部51・52の内嵌部51a・52aを
両端側の開口部53a・53bにそれぞれ内嵌すること
で、第1継ぎ手部51・第2継ぎ手部52に取り付けら
れている。この実施の形態の本体部53は透明の樹脂製
チューブからなり、その内部が外から視認できるように
なっている。また、本体部53は、その内部の中空部分
の断面積(開口部面積)が給油パイプ3の開口部面積よ
り大きくなるように形成され、1.5〜8倍であること
が好ましい。ここでは約8倍になるように構成されてい
る。
【0024】この本体部53を第1及び第2継ぎ手部5
1・52に取り付けることで、継ぎ手部51・52どう
しを所定間隔けた状態とし、第1及び第2継ぎ手部51
・52の対向する面とで内部に濾過室53cが形成され
るようになっている。第1及び第1継ぎ手部51・52
の対向する面により囲まれた状態の本体部53内部(濾
過室53c)には、出力側にフォーム54が着脱可能に
配設され、フォーム54の下部には空間(異物貯留空
間)が形成された状態となっている。
【0025】フォーム54は、一般的に濾過材として用
いられる繊維の絡み合った綿状のものである。本体部5
3内、つまり濾過室53cにフォーム54が設けられて
いることで、オイルタンク2からプランジャポンプ4に
より吸い上げられた潤滑油が濾過室53cを通過する際
に、オイルタンク2において潤滑油に混在した異物(糸
くずなどのゴミ)はフォーム54を透過せず濾過室53
c内のフォーム54下部の空間に貯められ、潤滑油のみ
が第2継ぎ手部52を介してプランジャポンプ4側に流
れる。このようにフィルタ5は構成されているので、本
体部53内を外から視認でき、本体部53内での異物
(ゴミ)の溜まり具合を確認し、貯まった場合は、フィ
ルタ5の本体部53を第1継ぎ手部51や第2継ぎ手部
52から外すことで容易に中のゴミを取ることができ
る。 このように構成されたフィルタ5は第2給油パイ
プ部32を介してプランジャポンプ4に接続されてい
る。
【0026】プランジャポンプ4は、従来のものと同様
の構成であり、プランジャ止めネジ41、プランジャバ
ネ42、プランジャ43とを備え、ミシン駆動軸の回転
により回転して釜部9を駆動させる釜軸91が挿入され
る釜軸受け92に設けられ、釜軸91が回転することで
プランジャ43が駆動する。このプランジャポンプ4に
おいてプランジャ43が駆動することで、オイルタンク
2から給油パイプ3を介して潤滑油を吸い上げて、釜軸
91の軸受け92、釜部9に供給するとともに、釜部9
に供給された一部をオイルタンク2に戻す還流路8に供
給する。
【0027】還流路8は、一端部がプランジャポンプ4
に釜部9への給油路とともに分岐するように接続され、
かつ途中に油量調節部7が取り付けられるとともに、他
端部が継ぎ手82に接続された第1還流パイプ81と、
継ぎ手82に接続された第2還流パイプ83と、第2還
流パイプ83に接続され、第2還流パイプ83からの潤
滑油を分岐する分配部84と、分配部84とオイルタン
ク2とを接続する第3還流パイプ85と、分配部84か
ら浮き子ケース86に潤滑油を案内する第4還流パイプ
87と、浮き子ケース86からミシン面部(ミシンヘッ
ド部)11における各給油箇所に潤滑油を給油する第3
給油パイプ88とを備える。なお、図示しないが、第3
給油パイプ88から給油されたミシン面部11の各給油
箇所における余剰潤滑油はオイルタンク2に戻るように
構成されている。この構成は周知であるので省略する。
【0028】第1還流パイプ81の途中に取り付けられ
る油量調節部7は、第1還流パイプ81において取り付
けられた部位の内側の断面積(流路の断面積)を変更可
能に構成されているものである。例えば、油量調節部7
をここでは、軸部に軸方向と直交する方向に貫通孔が形
成されたネジ部71と、前記貫通孔と第1還流パイプ8
1内の流路とが一致するように、ネジ部71を第1還流
パイプ81に直交して取り付けた取付部72とを備えた
構成としている。ネジ部71は取付部72により第1還
流パイプ81に回転可能に取り付けられており、ネジ部
71を回転させることで、貫通孔の貫通方向と第1還流
パイプ81の流路方向とを一致させず、流路を軸部の周
壁で塞ぐようにして流れる潤滑油に抵抗を与えれば、そ
の周壁が塞いだ面積により第1還流パイプ81の流量を
小さくすることができる。この油量調節部7で第1還流
パイプ81の流量を調節することで、プランジャポンプ
4から釜部9に供給される油量が調節される。つまり、
油量調節部7により第1還流パイプ81を流れる潤滑油
への抵抗を大きくし第1還流パイプ81の流量を少なく
すれば、プランジャポンプ4から釜部9に供給される油
量は大きくなり、第1還流パイプ81内を流れる潤滑油
への抵抗を小さくして流れる第1還流パイプ81の流量
を大きくすれば、プランジャポンプ4から釜部に供給さ
れる油量は小さくなる。
【0029】浮き子ケース86は有底筒状部材からな
り、底部は連結管25によりオイルタンク2と連結さ
れ、周壁部の上部で第4還流パイプ87と内部が連通す
るように接続されている。この浮き子ケース86の内部
には、溜められた潤滑油中を浮遊する浮き子86aが配
設されている。浮き子86aは、オイルタンク2の油量
に応じて浮き子ケース86内を上下に移動する。 この
浮き子86aには、先端部が浮き子ケース86から上方
に突出する油量指示棒86bの基端部が接続されてい
る。油量指示棒86bの先端部は、浮き子ケース86の
上部でミシン本体に固定された油量指示窓86c内に挿
入されている。つまり、オイルタンク2の油量は、油量
指示窓86c内の油量指示棒86bの先端部の位置を視
認することで確認することができるようになっている。
【0030】また、浮き子ケース86の周壁部におい
て、第4還流パイプ87と接続された部位の真下に、第
3給油パイプ88が浮き子ケース86内部と連通した状
態で接続されている。この第3給油パイプ88内には、
油芯となる組紐89が挿通され、組紐89の浮き子ケー
ス側の一端部89aが浮き子ケース86内に突出し、該
浮き子ケース内で垂れ下がった状態で配置されている。
これにより第4還流パイプ87により浮き子ケース86
内に案内された潤滑油は、浮き子ケース86内周壁を伝
って下方に流れる。すると、第4還流パイプ87から浮
き子ケース86内に至る潤滑油は下方の組紐89の一端
部89aにより吸油され、組紐89を伝ってミシン面部
11の各給油箇所(例えば、針棒機構の針棒と接触する
部分、上軸と軸受けの接触部分等)に案内されて給油が
行われれるようになっている。
【0031】次に、本実施の形態のミシンの給油装置1
の作用を説明する。ミシンの駆動により釜軸91が回転
するとプランジャポンプ4が駆動し、これにより第1給
油パイプ部31、フィルタ5及び第2給油パイプ部32
を介してオイルタンク2から潤滑油を吸い上げて、釜軸
受け92内に案内し、釜軸91と釜軸受け92の摺動部
に給油を行うとともに釜部9に給油を行う。このときプ
ランジャポンプ4によりオイルタンク2から吸い上げら
れる潤滑油はフィルタ5により濾過されるので、オイル
ダンク内で混合した糸くずなどのゴミを伴って釜軸91
と釜軸受け92との摺動部分や釜部9に供給されること
がない。また、このときプランジャポンプ4により吸い
上げられた潤滑油の一部は、油量調節部7が設置された
還流路8に送られる。この油量調節部7に供給される潤
滑油は、油量調節部7に供給される前にフィルタ5によ
り濾過されているので、油量調節部7にゴミを混在した
状態で供給されることがない。よって油量調節部7にて
ゴミが詰まることで油量が調整できないことがない。よ
って、このミシンの給油装置1では、ミシンの回転に関
わらず、釜部9に供給される油量を正確に円滑に調節す
ることができる。
【0032】この還流路8に設けられた油量調節部7に
より油量を調節することで釜部9に供給される油量を調
節することができる。そして、還流路8に送られた潤滑
油は、プランジャポンプ4から、第1還流パイプ81、
継ぎ手82、第2還流パイプ83、分配部84に送ら
れ、一部は第3還流パイプ85からオイルタンク2に戻
り、一部は第4還流パイプ87、浮き子ケース86に至
る。浮き子ケース86に至った潤滑油の一部は組紐89
の一端部89a吸い込まれ第3給油パイプ88内を通っ
てミシン面部11の各給油箇所に送られてオイルタンク
2に戻る。また、浮き子ケース86内において組紐89
に吸油されなかった潤滑油は底部の連結管25を経てオ
イルタンク2に回収される。このようにオイルタンク2
に回収された潤滑油はプランジャポンプ4の駆動により
循環される。
【0033】上記構成のミシンの給油装置1では、フィ
ルタ5の代わりに図3で示す構成のフィルタ50を用い
てもよい。図3のフィルタ50は、フォーム54を除い
て上述したフィルタ5の構成と略同様の構成であり、同
様の構成については同符号同名称を用いて説明は省略す
る。なお、作用効果はフィルタ5とほぼ同様である。フ
ィルタ50は、オイルタンク2側の第1給油パイプ部3
1とプランジャポンプ4側の第2給油パイプ部32とに
それぞれ接続される第1継ぎ手部51及び第2継ぎ手部
56と、これら第1及び第2継ぎ手部51・56にそれ
ぞれ着脱可能に取り付けられるとともに、取り付けられ
た第1及び第2継ぎ手部51・56どうしを連通させる
中空の本体部53と、本体部53内で、出力側の継ぎ手
部、つまり第2継ぎ手部56側に取り付けられ、本体部
53内を通過する潤滑油を濾過する網部(濾過部材)5
7とを備える。
【0034】第2継ぎ手部56は、本体部53内に内嵌
される内嵌部56a、内嵌した際に内方に突出する筒状
の突出部56b、内嵌した際に外方に突出し第2給油パ
イプ部32に接続される筒状の突出部56c、内嵌部5
6aと突出部56b・56cとを貫通する貫通孔56d
を備える。突出部56b・56cはともにその外形は内
嵌部56aより小さくなっている。また、突出部56b
は本体部53内で網部57によって開口部が塞がれた状
態となっている。このフィルタ50では、本体部53内
に入った潤滑油は本体部53内の網部57により濾過さ
れ、潤滑油のみが出力側、つまりプランジャポンプ4側
に送られ、潤滑油に混入した異物(ゴミ)は、本体部5
3内の網部57下方の空間に貯まる。また、この本体部
53を透明のチューブで構成することにより内部のゴミ
の溜まり具合を視認することができ、内部のゴミ取りや
フィルタ自体の交換などのメンテナンスを適宜行えるよ
うになっている。
【0035】なお、以上の実施の形態例においては、フ
ィルタ5を第1給油パイプ部31及び第2給油パイプ部
32の間に設けるものとしたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、油量調節部7と釜部9等の給油箇所
とオイルタンク2との間に取り付け、オイルタンク2か
らの潤滑油が油量調節部7と釜部9に供給される前に濾
過されるように構成されていればどのように構成されて
いてもよい。また、濾過部材であるファーム、網部など
等も潤滑油を濾過するものであればどのようなものを用
いてよく、その他、具体的な細部構造等についても適宜
に変更可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るミシンの給油装置によれば、供給路から分岐する還流
路に油量調節部材が取り付けられているとともに、前記
供給路にフィルタが着脱自在に取り付けられているの
で、ポンプ駆動のスピードに関係なく前記給油箇所への
供給油量を調節することができるとともに、ポンプによ
り汲み上げられた潤滑油が還流路の油量調節部材に至る
前にフィルタにより濾過することができ、油量調節部材
に異物が混入する潤滑油が流れて異物が詰まることがな
く、供給箇所への供給油量を正確に調節することができ
る。
【0037】請求項2記載の発明に係るミシンの給油装
置によれば、釜部への供給油量を調節する油量調節部材
に異物が混入した潤滑油が流れることがなく、釜部に供
給される油量を正確に調節して円滑に駆動させることが
できる。
【0038】請求項3記載の発明に係るミシンの給油装
置によれば、濾過部材による潤滑油の濾過により本体部
内に異物が貯まった場合などにフィルタを継ぎ手部から
本体部を取り外すことで容易に取り除いたり、濾過部材
の交換したりするなどといったメンテナンスを容易に行
うことができる。
【0039】請求項4記載の発明に係るミシンの給油装
置によれば、フィルタの本体部の中空部分の断面積は、
供給路内の断面積の1.5〜8倍の範囲であるので、前
記本体部における潤滑油の濾過能力を高くすることがで
きる。
【0040】請求項5記載の発明に係るミシンの給油装
置によれば、前記フィルタは、内部に蓄積される異物が
視認できるように構成されているので、本体部を見るだ
けで異物を除去するなどのメンテナンス時期を容易に確
認することができる。
【0041】請求項6記載の発明に係るミシンの給油装
置によれば、前記フィルタの入力側の継ぎ手部の開口部
面積は、接続された供給路内の断面積の1/2以下であ
り、フィルタの入力側の継ぎ手部の開口部面積が供給路
内の断面積より小さいので、フィルタ内に入った異物
が、入力側に接続された供給路に戻り難くなり、異物の
逆流を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのミシン給油装置
の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示す本発明のミシンの給油装置の備える
濾過器の拡大図である。
【図3】フィルタの変形例を示す図である。
【図4】従来のミシンの供給装置を示す図である。
【符号の説明】
1 ミシンの給油装置 2 オイルタンク 3 給油パイプ(供給路) 4 プランジャポンプ(ポンプ) 5,50 フィルタ 7 油量調節部(油量調節部材) 8 還流路 9 釜部(供給箇所) 25 連結管(還流路) 31 第1給油パイプ部(供給路) 32 第2給油パイプ部(供給路) 51 第1継ぎ手部(継ぎ手) 52,56第2継ぎ手部(継ぎ手) 53 本体部 54 フォーム(濾過部材) 57 網部(濾過部材) 81 第1還流パイプ(還流路) 82 継ぎ手(還流路) 83 第2還流パイプ(還流路) 84 分配部(還流路) 85 第3還流パイプ(還流路) 86 浮き子ケース(還流路) 87 第4還流パイプ(還流路)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンベッド部内に配設されるオイルタ
    ンクと、 ミシンの駆動により駆動力が伝達されることで駆動し、
    前記オイルタンクから潤滑油を汲み上げて供給箇所に供
    給可能なポンプと、 前記オイルタンクとポンプと供給箇所とをそれぞれ連通
    させ、前記ポンプにより汲み上げられた潤滑油を前記給
    油箇所に案内する供給路と、 前記供給路から分岐し、供給箇所に供給される潤滑油の
    一部をオイルタンクに戻す還流路とを備えたミシンの給
    油装置において、 前記還流路に取り付けられ、還流路を流れる油量を調節
    することで給油箇所への供給油量を調節する油量調節部
    材と、 前記供給路に着脱自在に取り付けられ、前記供給路内の
    異物を除去するフィルタとを備えたことを特徴とするミ
    シンの給油装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のミシンの給油装置におい
    て、 ポンプは、ミシンの駆動により駆動する釜軸の回転によ
    って駆動され、前記ポンプにより供給される前記給油箇
    所は釜部であることを特徴とするミシンの給油装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のミシンの給油装
    置において、 フィルタは、 入出力側に個別に設けた継ぎ手部と、 これら継ぎ手部に着脱可能に取り付けられるとともに、
    取り付けられた前記継ぎ手部どうしを連通させる中空の
    本体部と、 前記本体部内に着脱自在に配設され、前記本体部内を通
    過する潤滑油を濾過する濾過部材とを備えることを特徴
    とするミシンの給油装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のミシンの給油装置におい
    て、 フィルタの本体部の中空部分の断面積は、供給路内の断
    面積の1.5〜8倍の範囲であることを特徴とするミシ
    ンの給油装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のミシン
    の給油装置において、 前記フィルタは、前記供給路内の異物を除去した際に、
    内部に蓄積される異物が視認できるように構成されてい
    ることを特徴とするミシンの給油装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載のミシン
    の給油装置において、 前記フィルタの入力側の継ぎ手部の開口断面積は、接続
    された供給路内の断面積の1/2以下であることを特徴
    とするミシンの給油装置。
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