JP2002200573A - ステープラ装置 - Google Patents

ステープラ装置

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JP2002200573A
JP2002200573A JP2000402781A JP2000402781A JP2002200573A JP 2002200573 A JP2002200573 A JP 2002200573A JP 2000402781 A JP2000402781 A JP 2000402781A JP 2000402781 A JP2000402781 A JP 2000402781A JP 2002200573 A JP2002200573 A JP 2002200573A
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staple
cartridge
staple cartridge
stapler
unit
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Application number
JP2000402781A
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English (en)
Inventor
Naoto Mochizuki
直人 望月
Yosuke Sanao
洋介 佐直
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27FDOVETAILED WORK; TENONS; SLOTTING MACHINES FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES
    • B27F7/00Nailing or stapling; Nailed or stapled work
    • B27F7/17Stapling machines
    • B27F7/38Staple feeding devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ステープルカートリッジ装着時にステープル
のセット状態が多少ずれていたとしても、その装着時に
そのずれを補正することが出来、綴じ不良の発生を抑え
ることが出来るステープルカートリッジの提供である。 【解決手段】 ステープラ装置本体300と別体若しく
は一体に設けられたカートリッジホルダーに相当する保
持手段200のステープルカートリッジ100の装着動
作によりステープル移送手段202を作動し、ステープ
ル移送手段202の送り爪部材202aがステープルカ
ートリッジ100の送り爪歩進突起107により押し上
げられて、送り爪ばね202bのばね力に抗し、送り爪
202aがチャージされ、送り爪歩進突起107が通過
すると送り爪ばね202bで付勢された送り爪部材20
2aがステープル帯材100の先端ステープルを先端ス
トッパ106に押し付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複写機、印刷機、
これらの複合機等により印刷された複数枚のドキュメン
トなどの綴じ手段(シート束)をステープルで綴じるス
テープラ装置に関するものである。
【0002】従来、この種のステープラ装置は、シート
状に連結したステープル帯材をロール状に巻き付けたロ
ールシート、若しくはシート状の積層シートを収納した
ステープルカートリッジを装着し、そのステープルカー
トリッジのステープル帯材を引き出し、ステープルを打
ち込み位置に順次繰り出し、そのステープルを綴じ媒体
に打ち込み綴じ処理を行うものである。
【0003】そして、ステープルカートリッジをステー
プラ装置に取り付けるために、ステープラ装置本体と別
体若しくは一体のカートリッジホルダに装着するときに
は、事前にステープルカートリッジのステープル帯材が
完全に、そのカートリッジ先端部の所定の位置に引き出
されている状態が前提で装着するよう取り扱われてい
る。
【0004】ところが、不注意でその事前の確認を忘
れ、その引き出しが完全に行われずステープルが位置ず
れした状態、例えば1本分に相当する0.4mmから
0.5mmずれた状態では、打ち込み位置にステープル
がセットされず空打ちとなり、また1本の半分に相当す
る0.2mm〜0.3mmずれた状態では、打ち込み位
置にステープルが完全にセットされず、ドライバーがス
テープルに対し片当たりした状態でそのステープルを打
ち込むことで途中で折れ曲がり打ち込むことが出来ない
所謂、綴じ不良を起こし易く、ステープルカートリッジ
の装置直後の一発目より確実に綴じ処理を行うことが出
来ないといった問題があった。
【0005】本発明の目的は、前述の問題点に鑑みて成
したもので、例えステープルカートリッジ装着時にステ
ープルのセット状態が多少ずれていたとしても、その装
着時にそのずれを補正することが出来、綴じ不良の発生
を抑えることが出来るステープルカートリッジを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ステープルをシート状に連結したステープル帯材を
収納するステープルカートリッジと、このステープルカ
ートリッジを装着する保持手段と、前記ステープルカー
トリッジのステープル帯材を引き出してステープル打ち
込み位置にステープルを順次移送するステープル移送手
段とを有するステープラ装置において、前記ステープル
カートリッジの前記保持手段への装着時に、そのステー
プルカートリッジの保持手段への装着動作で前記ステー
プル移送手段を作動し前記ステープルを移送させる作動
手段を備えたものである。
【0007】この発明によると、ステープラ装置本体と
別体若しくは一体に設けられたカートリッジホルダーに
相当する保持手段のステープルカートリッジの装着動作
によりステープル移送手段を作動し、仮にステープルカ
ートリッジのステープル引き出し位置がずれていたとし
ても、この作動によりずれが補正がされ、打ち込み位置
に正確にセットされ、ステープルのセット位置のずれが
原因で生じ得る綴じ不良を抑えることが出来る。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
した作動手段を、ステープル移送手段が送り爪を有し揺
動支点を中心に揺動するもので、この移送手段に設けた
揺動アームと、ステープルカートリッジに設けた該揺動
アームに係合し揺動させる係合突起とからなるようにし
たものである。
【0009】この発明によると、単に従来有る送り爪部
材に相当するステープル移送手段に揺動アームを設け、
ステープルカートリッジにその揺動アームに係合し揺動
させる係合突起を設けることで達成することが出来、ス
ペック上の新たな問題を引き起こすことも無い。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
した作動手段が、打ち込み位置とステープル針先端トと
の隙間をx、係合突起による揺動アームの変位量をy、
揺動支点からの揺動アームの長さをR2、揺動支点から
の送り爪の長さをR1としたとき、 R1 sin(y/2πR2×360°)>x の関係に成るものである。
【0011】この発明によると、上記の式に相当する位
置に成るようステープル移送手段の揺動アームと、ステ
ープルカートリッジの係合突起を設けることで、ステー
プル移送手段により確実に打ち込み位置にステープルを
繰り出すことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明に係わるステープ
ラ装置の実施例について説明する。
【0013】図1は一部分を断面としたステープラ装置
の全体を示した外観斜視図で、大別してステープルカー
トリッジ100と、カートリッジホルダ200と、ステ
ープラ本体300とから成る。
【0014】まずステープラ本体300は、装置の組立
順に沿って説明すると、本体フレーム310、図示せぬ
電動駆動ユニット、ステープルヘッドユニット330、
作動レバー340、アンビルユニット350、クリンチ
ャユニット360、連結レバー370、及びアンビルば
ね380、紙厚吸収ばね390、クリンチャばね40
0、更にマニアル駆動板500から成る。
【0015】この本体フレーム310は、左右に立設し
た側面と底面から成る断面凹字状に板金をプレス加工し
たもので、電動駆動ユニットと、その上方に図2で示す
ようにホルダガイド301、及び先端部位にステープル
ヘッドユニット330を内装保持するとともに、側面外
壁に各他のユニットを適宜支持する。
【0016】尚、図示せぬ電動駆動ユニットは、ステー
プラの駆動源で有る直流モータと、このモータの回転を
所定の回転速度に減速させる歯車輪列と、所定速度に減
速され回転する各駆動カムより成り、この各駆動カムを
使って、後述するステープルヘッドユニット330を駆
動し、また作動レバー340と連結レバー370を介し
アンビルユニット350、及びクリンチャユニット36
0を駆動することによってステープラの一連動作をコン
トロールするものである。
【0017】ステープルヘッドユニット330は、シー
ト載置テーブル331、ドライバー332、フォーマ3
33、シース334、ベンディングブロック335より
成る。
【0018】そして、このステープルヘッド330は、
まず先の電動駆動ユニットの最終段に設けられたドライ
バー駆動カムのピンにより板ばね材をプレス加工し成形
されたドライバー332が上方に変位を開始する。
【0019】このドライバー332の変位により、ドラ
イバー332のフォーマ係合片332aがフォーマ33
3を係合し、シース334に形成した図示せぬ段差面に
よりその係合が解除する位置までドライバー332とフ
ォーマ333がともに上方に従動する。
【0020】このフォーマ333がベンディングブロッ
ク335の針折り曲げ位置に繰り出されたステープルを
凹字状に折り曲げ、フォーマ333の折り曲げ部の脇で
凹字状のステープルを打ち込み可能に保持しガイドす
る。尚、このフォーマ333によりステープルが折り曲
げられる位置が以下ステープルの打ち込み位置に相当す
る。
【0021】この状態でシース334に形成された図示
せぬ突起によりフォーマ333との係合が解かれたドラ
イバー332は更にフォーマ333をその位置に残し更
に上方へ変位する。
【0022】この上方への変位により、ドライバー33
2の先端に位置する針打込部332bによりベンディン
グブロック335をドライバー332の移動領域より前
方へ変位し退避する。
【0023】更に上方へ変位するドライバー332の針
打込部332bは次のステープルに接着テープにより接
着状態にある折り曲げられた成形ステープルをその接着
から切り離し、その切り離した成形ステープルを綴じ手
段に打ち込む。
【0024】次に作動レバー340は、アンビルユニッ
ト350の側面に沿って左右に延設したアームを持ち、
本体フレーム310に挟み込んだ状態で、このアンビル
ユニット350の側面に設けられた連結支点軸331に
支持される。
【0025】また、この作動レバー340の左右のアー
ムの中央部位にはアンビルユニット350との間に紙厚
吸収ばね390が張られ、このばね390により連結支
点軸331を中心に、アンビルユニット350に形成し
たストッパ351に当接するよう常時反時計方向に付勢
されている。
【0026】更に、この左右のアームの他端に位置する
アーム先端部位には電動駆動ユニットにより変位駆動さ
れる図示せぬアンビル駆動レバーと係合する端面を有す
る切欠孔341を形成し、このアンビル駆動レバーによ
り下方に押圧付勢され連結支点軸331を中心に時計方
向に揺動する。
【0027】次にアンビルユニット350は、その一端
側のアンビル揺動支点部352が本体フレーム310の
支点軸312に揺動自在に支持され、常時アンビルばね
380により支点軸312を中心に時計方向に回動付勢
される。
【0028】そして、その他端のアンビルヘッド353
が作動レバー340の揺動に追従し、アンビルばね38
0の付勢力に抗し反時計方向に揺動され、綴じ手段をそ
の束厚に応じた位置で挟持支持する。
【0029】尚、アンビルユニット350が紙厚吸収ば
ね390により綴じ手段を挟持支持した後は、その挟持
位置にロックされた状態となる為、その後の作動レバー
340は紙厚吸収ばね390のばね力に抗し単一で作動
を続ける。
【0030】また、アンビルユニット350の綴じ手段
を挟持するアンビルヘッド353には綴じ手段に下方よ
り打ち込まれ、綴じ手段を置いたステープル先端を折り
曲げる左右一対のクリンチャ354を持つクリンチャユ
ニット360が追従するよう設けられている。
【0031】このクリンチャユニット360は、クリン
チャレバー361を有し、アンビルユニット350のア
ンビル揺動支点部352の支点でもある本体フレーム3
10の支点軸312に支持され、その先端にはアンビル
ユニット350のアンビルヘッド353に取り付けられ
たクリンチャ354を揺動し打ち込まれたステープルを
折り曲げるクリンチャヘッド362が取り付けられてい
る。
【0032】このクリンチャヘッド362は、クリンチ
ャレバー361が板厚2.0mmのメッキ鋼板より成形
されるのに対し、板厚1.5mmのばね用鋼板により加
工成形されたもので、クリンチャ354の押圧ストロー
クのばらつきを吸収する。
【0033】次に、連結レバー370は、クリンチャば
ね400を介し、アンビルユニット350の揺動に追従
してクリンチャユニット360を揺動し、アンビルユニ
ット350が綴じ手段を挟持し停止状態で、図示せぬク
リンチャ駆動レバーの揺動で引き続き回動するようにな
っており、アンビルユニット350の綴じ手段の厚さに
応じた挟持位置で停止後も、引き続き回動してステープ
ルの折り曲げを行うようになっている。
【0034】マニアル駆動板500はステープル打ち込
みに際し、ステープルが綴じ手段に正常な状態で打ち込
まれず、その不良ステープルによってステープラ装置が
動かなくなった綴じ不良時等に手動でステープラ装置を
動かしその綴じ不良状態をリセットをさせるもので、図
示せぬ電動駆動ユニットの直流モータの出力軸を逆側に
延設し引き出された回転軸に対し、その手動操作が必要
な時に嵌め込まれる。
【0035】図2は、図1においてステープラ本体30
0に装着されたカートリッジホルダ200と、ステープ
ルカートリッジ100をそれぞれ引き抜き分解した状態
を示す分解斜視図である。
【0036】このステープラ本体300からの引き抜き
に際し、まずステープルカートリッジ100に係合し、
装着方向に付勢支持するカートリッジロックレバー60
0を手で押し下げその係合を外した後、ステープルカー
トリッジ100をカートリッジホルダ200より引き抜
く。
【0037】そして、カートリッジホルダ200をステ
ープル本体300より引き抜く。または、ステープルカ
ートリッジ100をカートリッジホルダ200に装着し
た状態でカートリッジホルダ200を引き抜いた後、ス
テープルカートリッジ100をカートリッジホルダ20
0より引き抜くことも出来る。
【0038】尚、ステープルカートリッジ100とカー
トリッジホルダ200のステープラ本体300への装着
は引き抜きの場合の逆手順で操作すればよい。
【0039】ここで、ステープルカートリッジ100は
半透明のプラスチックケースから成り、多数の直線状ス
テープルを帯状に連結したシートをロール状に巻いたス
テープル帯材101を収納する収納部102と、ステー
プル帯材101を引き出す引き出しガイド103より成
る。
【0040】この引き出しガイド103はカートリッジ
ホルダ200に装着され、カートリッジホルダ200の
ステープル移送手段202と係合する為に、先端上面の
ガイド面が大きく切り取られた開口部104、収納部1
02より引き出されたステープル帯材101が収納部1
02へ逆戻りしない様に阻止する逆止爪105、引き出
したステープル帯材101の先端を規制し、ステープル
本体300への装着状態で、その先端が綴じ位置になる
様に位置決めする先端ストッパ106を備えている。
【0041】また、引き出しガイド103の開口部10
4を形成した先端上面のガイド面に突出し、カートリッ
ジホルダ200への装着時にステープル移送手段202
を歩進させ、ステープル帯材101の先端ステープルを
先端ストッパー106へ押し付ける為の送り爪歩進突起
107を有する。
【0042】更に、ステープルカートリッジ100の両
側面には、カートリッジホルダ200に装着する際にガ
イドされるガイド突起108、及びカートリッジホルダ
200に装着された際に係止される係止爪109を備え
ている。
【0043】また、このステープラカートリッジ100
は図示されていないが、先端ストッパ106と逆止爪1
05の適宜位置から収納部102に至る底面部を強制的
に折り曲げ開放可能になっており、この開放によって逆
止爪105によるステープル帯材101の係止を解除す
ることが出来、廃却時に残留ステープルを全て破棄する
ことができる。
【0044】次に、カートリッジホルダ200は、ホル
ダ本体201と、ステープル移送手段202と、マグネ
ット203と、非磁性体からなるガイド板204と、開
口部205と、ガイド206と、係合孔207、補助テ
ーブル208から成る。
【0045】ここで、ホルダ本体201は、ステープル
カートリッジ100の前半分を包み込むようプラスチッ
ク材により成形されている。
【0046】ステープル移送手段202は、ホルダ本体
201に揺動自在に支持され、常時ステープル引き出し
方向に図示せぬ板ばねにより付勢され、アンビルユニッ
ト350による綴じ手段挟持動作に連動しチャージさ
れ、そのチャージ解放による復帰動作でステープル帯材
101のステープルシート面に押圧する送り爪を有し、
ステープル帯材101を歩進送りする。
【0047】マグネット203とガイド板204は、ス
テープル本体300に装着された状態において、綴じ位
置において打ち込まれるステープルに対峙し、磁気吸引
力により打ち込みミスしたステープルを磁気吸引しステ
ープラ本体300より装置外へ排除するためのもの。
【0048】開口部205は、ステープラ本体300に
装着されたステープルカートリッジ100の先端ストッ
パー106及び先端ステープルが突出し綴じ位置にセッ
トするための開口である。
【0049】ガイド206はステープルカートリッジ1
00のガイド突起108をガイドするためのもので切欠
溝と底面から成る。
【0050】係合孔207はステープルカートリッジ1
00の係止爪108と係合し、ステープルカートリッジ
100がカートリッジロックレバー600によりロック
されるまでの補助的なステープルカートリッジ100の
係止手段の一つである。
【0051】補助テーブル208は、ステープラ本体3
00に装着された際に図1で示す様に、ステープルヘッ
トユニット330のテーブル331と共に綴じ手段が積
載される載置台の働きをする。
【0052】図3及び図4は、カートリッジホルダ20
0にステープルカートリッジ100を装置する際に、ス
テープルカートリッジ100に収納されたステープル帯
材101の先端のステープルが正しく先端ストッパー1
06に当接されず寸法xだけずれた状態であった場合で
も、その装置動作でそのずれた寸法xを歩進させ、ステ
ープルカートリッジ100の先端ステープルを先端スト
ッパー106に確実に当接させるようステープル帯材1
01を歩進する機構を説明するものである。
【0053】その為に、ステープルカートリッジ100
の送り爪歩進突起107と、カートリッジホルダ200
のステープル移送手段202の位置関係は次のようにな
っている。
【0054】まず、ステープル移送手段202は、送り
爪部材202aとこの送り爪部材202aを常時ステー
プル送り方向に付勢する板ばねから成る送り爪ばね20
2bとから成る。
【0055】この送り爪部材202aは、一端が軸20
2a1によりカートリッジホルダ200に回動自在に保
持され、他端には、ステープル帯材101に係合し、歩
進送りする送り爪202a2が取り付けられている。
【0056】また、この送り爪部材202aは、ステー
プラ本体303に装着された状態でアンビルユニット3
50のアンビルヘッド353に設けられた送り爪チャー
ジ手段355の移動軸跡内に突出した係合腕302a3
と、ステープルカートリッジ100の送り爪歩進突起1
07によって送り爪ばね202bのばね力に抗し反時計
方向に揺動しチャージ状態となり、送り爪歩進突起10
7の通過で落ち込み送り爪ばね202bにより時計方向
に揺動復帰してステープル帯材101を歩進させるカー
トリッジ歩進アーム202a4から成る。
【0057】そして、図4で示すように、ステープル帯
材100の先端ステープルとステープルカートリッジ1
00の先端ストッパー106との隙間の寸法をx、ステ
ープルカートリッジ100の送り爪歩進突起107によ
りカートリッジ歩進アーム202a4の係合部の揺動寸
法をy、軸202a1の中心と送り爪202a2のステ
ープル係合部までの距離をR1、軸202a1の中心と
送り爪歩進突起107に係合するカートリッジ歩進アー
ム202a4の腕長をR2とした時に、 R1 sin(y/2πR2 × 360°)>x の関係が成り立つよう予め寸法が設定されている。
【0058】尚、この実施例の場合使用するステープル
の針幅が0.424mmであり、R1が17mm、R2
が12mm、yが1.2mmであり、 R1 sin(y/2πR2 × 360°)≒17s
in5.7≒1.7mm となり、この点でのxの値との差(1.7−x)分のズレ
は修正できる。
【0059】図4は、図2及び図3で示すように、ステ
ープルカートリッジ100をカートリッジホルダ200
に装着する際のステープル歩進送りの動作状態を説明す
るための要部状態図を示すものである。
【0060】図4(a)は、ステープルカートリッジ1
00を図2におけるカートリッジホルダ200のガイド
206に差し込んだ状態を示す。
【0061】図4(b)は、送り爪部材202aのカー
トリッジ歩進アーム202a4がステープルカートリッ
ジ100の送り爪歩進突起107により押し上げられる
ことによって、図3で示すように送り爪ばね202bの
ばね力に抗し、送り爪202a2がステープル帯材10
1のシート面上を擦られながら変位して、送り爪部材2
02aが反時計方向に揺動したチャージ状態を示す。
【0062】図4(c)は、ステープルカートリッジ1
00が図3で示す状態において更に押し込まれ、完全に
カートリッジホルダ200に装着された状態で、送り爪
部材202aのカートリッジ歩進アーム202a4が送
り爪歩進突起107の通過で軸202a1を中心に時計
方向に図3で示す送り爪ばね202bにより付勢され、
ステープル帯材100の先端ステープルを先端ストッパ
ー106に押し付けた状態を示す。
【0063】図5はドライバー/フォーマ/アンビル/
クリンチャの各ユニット工程の動作を説明する為のタイ
ミングチャートで、横軸が各ユニットを駆動する駆動カ
ムの回転角、縦軸が各ユニットのレバーの変位量を示す
もので、次にこの一連動作について図1とともに概略説
明する。
【0064】まず、綴じ手段の綴じ位置へのセット完了
に伴いステープラ装置に対し外部よりステープル処理実
行の指示信号が出力される。
【0065】この指示信号により図示せぬ電動駆動ユニ
ットの直流モータが回転を開始し、最初に図示せぬアン
ビル駆動カムによりアンビルばね380に抗し作動レバ
ー340を下方へ押し下げる。
【0066】この作動レバー340の変位に追従してア
ンビルユニット350が下方へ作動して綴じ手段の挟持
動作を開始する。
【0067】尚、このアンビルユニット350の挟持動
作に連動して、連結レバー370とクリンチャばね40
0により連結されたクリンチャユニット360がアンビ
ルユニット350に追従して揺動する。
【0068】まず、このアンビルユニット360の動作
について説明するに、ホーム位置AOから動き始め、例
えば100枚の綴じ手段を挟持する位置A1から綴じ手
段が0枚の挟持位置A2までの間で、綴じ位置にセット
された綴じ手段の厚さ(枚数)に応じ挟持した位置でそ
の揺動を停止される。
【0069】このアンビルユニット360による綴じ手
段の挟持後は、作動レバー340のみが紙厚吸収ばね3
90に抗し変位を続け、アンビルユニット360が部
品、組立等のバラツキを配慮して綴じ手段が0枚の状態
であっても確実に挟持出来るよう位置A2にオーバスト
ローク分加えた位置A3に相当する位置まで変位出来、
アンビルユニット360による綴じ手段の挟持動作を完
了する。
【0070】このアンビルユニット360による綴じ手
段の挟持動作を完了する位置A3に至る動作前に、図示
せぬドライバー駆動カムによりドライバー332が上方
へ変位され、この変位によりフォーマ333が追従して
上方へ押し上げられる。
【0071】このドライバー332はアンビルユニット
360がA1位置をすぎた位置D1時点より動き始め、
位置D2でフォーマ333が打ち込み位置に繰り出され
たステープルに押圧し、そのステープルを凹字状に成形
を開始、引き続くストロークでその成形済みの成形ステ
ープルの折り曲げたステープル両先端を外側から、ベン
ディングブロック335の側面端部に押し当てガイドす
ることで、ステープル両先端はフォーマ333とベンデ
ィングブロック335とカートリッジホルダ200の非
磁性材から成るガイド板204の壁面により左右前後を
確実に保持される。
【0072】そして、ドライバー332の成形ステープ
ルに当接する先端部分でまずベンディングブロック33
5の傾斜面を押し込み、ベンディングブロック335を
ドライバー332の先端部分の移動軌跡内より退避した
状態で、ドライバー332の先端部分が位置D3で成形
ステープルに当接し、アンビルユニット350の綴じ手
段を挟持した位置A3より遅れてドライバー332によ
り押し込まれる成形ステープルの先端が綴じ手段のシー
ト面に当接する位置D4に到達して、ドライバー332
による成形ステープルの綴じ手段への打ち込みが開始さ
れる。
【0073】このドライバー332によるステープル打
ち込み開始後、多少遅れ位置D5でドライバー332の
フォーマ333に係合した係合部がシース334の段差
突起によりその係合が解かれると同時に、フォーマ33
3の先端が綴じ手段のシート面に当接する直前の位置D
6でフォーマ333はドライバー332との係合も解か
れ、フォーマ333は停止し、ドライバー332により
打ち込まれる成形ステープルの折り曲げ端部をガイドす
る。
【0074】引き続くドライバー332による成形ステ
ープルの打ち込みが行われ、位置D7で成形ステープル
のクラウンが綴じ手段のシート面に当接後、更にドライ
バー332は位置D8までドライバー駆動カムにより押
し込まれることとなるが、ドライバー332は成形ステ
ープルを押し込むことが出来ないため、板ばねからなる
ドライバー332自身がそのオーバストロークの分だけ
弾性変形することで、取り付け位置等のバラツキを吸収
し、確実に成形ステープルを打ち込む。
【0075】そして、ドライバー332により成形ステ
ープルが打ち込まれた位置D8直後の位置C1よりクリ
ンチャユニット360が図示せぬクリンチャ駆動カムで
下方へ押し込まれるクリンチャ駆動レバー602により
揺動され、クリンチャ354を押圧し、綴じ手段を貫通
したステープルの先端を折り曲げ位置C2でクリンチ動
作を完了させる。
【0076】このクリンチ動作完了後、まず位置D11
にあるドライバー332が復帰動作を開始し、途中フォ
ーマ333を再度連結し位置D12、D13を介し初期
の位置にあたるD0に戻る。
【0077】このドライバー332の復帰動作に多少遅
れアンビルユニット350が復帰動作を開始し、位置A
6を介し初期の位置にあたるA7に戻る。
【0078】最後に、アンビルユニット350の復帰動
作に多少遅れクリンチャユニット360が復帰動作を開
始し、初期の位置C4に戻り一連のステープル動作を完
了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るステープルカートリッジを装着
したステープラ装置の部分断面からなる外観斜視図であ
る。
【図2】 本発明に係るステープルカートリッジを装着
したステープラ装置の各ユニット毎に分解した外観斜視
図である。
【図3】 本発明に係るカートリッジホルダに対しステ
ープルカートリッジを装着する一動作状態を示す部分拡
大動作説明図である。
【図4】 本発明に係るカートリッジホルダに対しステ
ープルカートリッジを装着する一連動作状態を示す部分
概略動作説明図である。
【図5】 本発明に係るステープラ装置の動作を示すタ
イミングチャートある。
【符号の説明】
100 ステープルカートリッジ 101 ステープル帯材 106 先端ストッパー 107 送り爪歩進突起(係止突起)<作動手段> 200 カートリッジホルダ<保持手段> 202 ステープル移送手段 202a 送り爪部材 202a2 送り爪 202a4 カートリッジ歩進アーム(揺動アーム)<作
動手段> 202b 送り爪ばね 300 ステープラ本体 700 付勢手段(介在板)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステープルをシート状に連結したステープ
    ル帯材を収納するステープルカートリッジと、 このステープルカートリッジを装着する保持手段と、 前記ステープルカートリッジのステープル帯材を引き出
    してステープル打ち込み位置にステープルを順次移送す
    るステープル移送手段と、を有するステープラ装置にお
    いて、 前記ステープルカートリッジの前記保持手段への装着時
    に、そのステープルカートリッジの保持手段への装着動
    作で前記ステープル移送手段を作動し前記ステープルを
    移送させる作動手段を備えたステープラ装置。
  2. 【請求項2】前記作動手段は、前記ステープル移送手段
    が送り爪を有し揺動支点を中心に揺動するもので、この
    移送手段に設けた揺動アームと、前記ステープルカート
    リッジに設けた該揺動アームに係合し揺動させる係合突
    起とから成る請求項1に記載のステープル装置。
  3. 【請求項3】前記作動手段は、打ち込み位置とステープ
    ル先端との間隙をx、係合突起による揺動アームの変位
    量をy、揺動支点からの揺動アームの長さをR2、揺動
    支点からの送り爪の長さをR1としたとき、 R1 sin(y/2πR2×360°)>x の関係に成る請求項2に記載のステープラ装置。
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