JP2002178470A - 深絞り成形用フィルム - Google Patents

深絞り成形用フィルム

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JP2002178470A JP2000380945A JP2000380945A JP2002178470A JP 2002178470 A JP2002178470 A JP 2002178470A JP 2000380945 A JP2000380945 A JP 2000380945A JP 2000380945 A JP2000380945 A JP 2000380945A JP 2002178470 A JP2002178470 A JP 2002178470A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】深絞り成形時に蓋材との貼着部に生じる皺発生
を抑制し、ボイル適性を有し、ボイル後の透明性が維持
され、ラベル適性、耐ピンホール性が良好で、柔軟性を
有し、成形性良好な深絞り成形用多層フィルムを提供。 【解決手段】ポリアミド系樹脂(PA)及びポリエステ
ル系樹脂(PES)から選ばれ外層(A)、少なくとも
ポリアミド系樹脂層を含む中間層(B)、ヒートシール
性を有する外層(C)で構成され、外層(A)は表層側
にあって、PAが飽和吸水率5%未満の脂肪族ポリアミ
ド樹脂あるいは該PAを含む組成物、PESが特定の
(共)重合体から選ばれたものであり、外層(C)は表
層側に配置されたヒートシール層(C1)と、それに隣
接する内層(C2)からなり、ヒートシール層(C1)
を形成する樹脂の融点が、内層(C2)を形成する樹脂
の融点より低い深絞り成形用多層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定樹脂からなる
外層、中間層、ヒートシール性を有する外層からなる深
絞り成形用多層フィルムに関する。より詳しくは、特定
のポリアミド系樹脂、およびポリエステル系樹脂から選
ばれた樹脂からなる外層、ポリアミド系樹脂層を含む中
間層、ヒートシール層とそれに隣接する内層との2層の
外層から構成された深絞り用多層フィルに関する。
【0002】
【従来の技術】深絞り成形用の底材用包装材料には、深
絞り成形性、耐熱性、耐ピンホール性、ラベル適性、蓋
材とのシール性等が求められ、特にボイル用途にはボイ
ル後の包装体の光沢、透明性、及びシール強度が要求さ
れる。また、被包装物の種類により、蓋材とのイージー
ピール性を要求される場合もある。これらの要求を満た
すべく種々の包装材料が提案されている。特開平6−2
26930号公報は、最外層をポリブチレンテレフタレ
ート樹脂、最内層をシール性樹脂層とし、中間層にはポ
リアミド樹脂層などからなるバリア性樹脂層を配してな
る深絞り成形用共押出複合フィルムを提案している。特
開平8−281892号公報は最内層がヒートシール性
樹脂層であり、中間層にポリアミド樹脂層などを含み、
最外層に共重合ポリエステル樹脂層を配した深絞り用共
押出フィルムを提案している。特開平11−17045
3号公報は、少なくとも緩衝層とヒートシール層を有す
る多層フィルムであって、イージーピール性を有する多
層フィルムを提案している。
【0003】また、特許第2724938号は、少なく
とも2層からなるヒートシール性積層フィルムであるイ
ージーピール性共押出積層フィルムを提案している。こ
れらの先行技術では、それぞれ解決すべき課題を解決し
ているものの、更なる改善が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は深絞り成形し
た際に、蓋材との貼着部に生じる皺の発生を抑制し、ボ
イル適性を有し、ボイル後の透明性が維持され、ラベル
適性、耐ピンホール性が良好で、柔軟性を有し、成形性
良好な深絞り成形用多層フィルムを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定のポ
リアミド系樹脂、およびポリエステル系樹脂から選ばれ
た樹脂からなる外層、ポリアミド樹脂層を含む中間層、
特定樹脂からなるヒートシール層及びそれに隣接する内
層からなる外層を有する多層フィルムが上記課題を解決
し得ることを見い出し、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明はポリアミド系樹脂およびポリエステル系樹
脂から選ばれた樹脂からなる外層(A)、少なくともポ
リアミド系樹脂層を含む中間層(B)、ヒートシール性
を有する外層(C)で構成された多層フィルムであっ
て、外層(A)は表層側にあって、ポリアミド系樹脂が
飽和吸水率5%未満である脂肪族ポリアミド樹脂あるい
は該ポリアミド系樹脂を含む組成物、ポリエステル系樹
脂が炭化水素の炭素原子数が3以上のジオール成分とジ
カルボン酸成分の(共)重合体から選ばれたポリエステ
ル系樹脂であり、外層(C)は表層側に配置されたヒー
トシール層(C1)と、それに隣接する内層(C2)か
らなり、ヒートシール層(C1)を形成する樹脂の融点
が、内層(C2)を形成する樹脂の融点より低いことを
特徴とする深絞り成形用多層フィルムを提供する。
【0006】本発明は、前記発明において内層(C2)
を形成する樹脂の融点が、120℃〜135℃未満であ
る深絞り成形用多層フィルムおよびヒートシール層(C
1)を形成する樹脂の融点が、85℃〜120℃未満で
ある前記発明の深絞り成形用多層フィルムを提供する。
ヒートシール層(C1)の厚みが、内層(C2)の厚み
より小さい前記発明の深絞り成形用多層フィルムを提供
する。ヒートシール層(C1)が易剥離性(イージーピ
ール性)である前記発明の深絞り成形用多層フィルム、
および前記発明においてヒートシール層(C1)を形成
する樹脂が、さらにポリエチレン系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂からなる群より選ばれた少なくとも一種の樹脂
からなる深絞り成形用多層フィルムを提供する。また、
内層(C2)がエチレン・α−オレフィン共重合体から
なる前記発明の深絞り成形用多層フィルムを提供する。
前記発明においてヒートシール層(C1)が、エチレン
・α−オレフィン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合
体(EVA)、エチレン・メタクリル酸共重合体(EM
AA)、エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EM
A)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EE
A)、アイオノマー樹脂(IO)から選ばれた少なくと
も一種の樹脂からなる深絞り成形用多層フィルムを提供
する。
【0007】本発明は、ヒートシール層(C1)を形成
する樹脂が超低密度ポリエチレンである前記発明の深絞
り成形用多層フィルムを提供する。外層(A)のポリエ
ステル系樹脂が引張弾性率200〜1500MPa未満
のポリエステル系樹脂である深絞り成形用多層フィルム
および、外層(A)のポリエステル系樹脂のジオール成
分が、シクロヘキサンジメタノールを含むポリエステル
共重合体からなる前記発明の深絞り成形用多層フィルム
を提供する。更に、外層(A)のポリエステル系樹脂が
ポリブチレンテレフタレート系樹脂である前記発明の深
絞り成形用多層フィルムを提供する。外層(A)のポリ
アミド系樹脂がナイロン11又はナイロン12である前
記発明の深絞り成形用多層フィルムを提供する。また本
発明は、中間層(B)がポリアミド系樹脂層以外にガス
バリヤ層を含む前記発明の深絞り成形用多層フィルムを
提供する。ポリアミド系樹脂又はポリエステル系樹脂か
ら選ばれた樹脂からなる外層(A)、ポリアミド系樹脂
の層、ガスバリヤ層、ポリアミド系樹脂の層からなる中
間層(B)、ヒートシール層に隣接する内層(C2)及
びヒートシール層(C1)からなる外層(C)がこの順
で配置された前記発明の深絞り成形用多層フィルムを提
供する。さらに、ボイル用である前記発明の深絞り成形
用多層フィルムを提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の深絞り成形用多層フィルムを構成する外
層(A)は、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂か
ら選ばれた樹脂からなっている。外層(A)のポリアミ
ド系樹脂としては、少なくともASTM D−570に
準ずる吸水率測定法にて測定した23℃の水中に浸漬し
た後の飽和吸水率が5.0%未満、好ましくは3.0%
未満である脂肪族ポリアミド樹脂が用いられる。ボイル
前や後で貼着させたラベルの剥がれ難さ(ラベル適性)
および優れた表面光沢の観点から、23℃の水中に浸漬
した後の飽和吸水率が5.0%未満であるポリアミド系
樹脂が選ばれる。吸水率が5%以上であるとボイル処理
の前あるいは後に貼着させたラベルとの接着力が低下し
ラベル剥がれの問題が生じることがある。また、多層フ
ィルムをボイル用途に用いる場合、外層(A)は70℃
〜沸騰水(98℃)でボイル時間40分間程度のボイル
処理あるいはスチームフラッシュを受けるので、これに
耐える耐熱性を有することが好ましい。即ち、融点は1
10℃〜270℃であることが望ましいが好ましくは1
50〜240℃である。融点が低すぎると、ボイル時に
外層(C)の軟化が起き、包装品(パック品)の表面同
士が接触したときにブロッキングを生じ易い。また、融
点が高すぎると深絞り成形性が劣化する。また、フィル
ム成形時の押出温度を高くする必要があり、他積層樹脂
の分解等の押出性に問題を生じる。例えば、ナイロン1
1、ナイロン12,ナイロン610、ナイロン612等
の脂肪族ポリアミド(共)重合体、或いはその組成物お
よびこれらの一種を含む混合物を用いることができる。
また、ナイロン61−6T、ナイロンMXD6等の芳香
族ポリアミド(共)重合体、非晶性ナイロン等の一種を
含む混合物を用いることができる。
【0009】ポリエステル系樹脂を用いる場合は、炭化
水素の炭素原子数が3以上、好ましくは3〜8個のジオ
ールとジカルボン酸の重合体、および共重合体から選ば
れた樹脂が主成分として用いられる。炭化水素の炭素原
子数が2以下のジオールを含む重合体、及び共重合体を
使用すると、ボイル後には、外層(A)の表面が粗面化
して光沢が劣り、或いは、吸水白化して透明性が著しく
低下する。
【0010】共重合のジオール成分としては炭化水素の
炭素原子数が3以上のジオールが選択され、1,4−ブ
タンジオール、1,3−プロパンジオール以外にトリメ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、トリプロピレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、オクタメチレングリコー
ル、テトラメチレンオキシドグリコール、ネオペンチル
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリプロ
ピレンオキシドグリコール等の脂肪族ジオール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキシ
ルグリコール等の脂環族ジオール、ビスフェノールA等
の芳香族ジオールが1種類以上用いられる。
【0011】共重合のジカルボン酸成分としてはテレフ
タル酸以外に、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、ドデカンジオン酸、無水マレイン酸、マレイン酸、
フマール酸、イタコン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
等の芳香族ジカルボン酸あるいは、脂肪族ジカルボン
酸、またはその酸無水物が1種類以上用いられる。
【0012】これらの中で酸成分にテレフタル酸、ジオ
ール成分に1,4−ブタンジオールを用いたブチレンテ
レフタレートのホモ重合体、同じくジオール成分に1,
3−プロパンジオールを用いたトリメチレンテレフタレ
ートホモ重合体、共重合ポリエステル系樹脂等が好まし
い。さらに、これら組み合わせの共重合体の中でも共重
合ポリブチレンテレフタレート(共重合PBT)とし
て、そのジオールのブロック共重合成分としてテトラメ
チレンオキシドグリコールを用いた、例えば「三菱エン
ジニアリングプラスチックス社製、ノバデュール550
5S」、共重合PBTとしてジカルボン酸のランダム共
重合成分としてドデカンジオン酸を用いた、例えば「東
レ社製、東レPBT BA97−051」、同じく、共
重合PBTとしてジカルボン酸のランダム共重合成分と
して主にポリテトラメチレングリコールを用いた、例え
ば「カネボウ合繊社製 カネボウPBT PO2120
やPBTS9021」、また、その他共重合ポリエステ
ル樹脂としてシクロヘキサンジメタノールとテレフタル
酸、イソフタル酸の共重合ポリエステル樹脂である、例
えば「イーストマンケミカル社製 デュラスター DS
2010」、およびこれらの樹脂の混合物、またはこれ
らの樹脂50重量%を超える量と相溶性を有する熱可塑
性ポリウレタン、柔軟性を有する共重合PBT、エステ
ル系エラストマー等との組成物が用いられる。
【0013】尚、非晶性ポリエステル等の結晶性が無
く、ガラス転移温度がボイル温度より低いポリエステル
の場合、ボイル時表面の軟化、加水分解等が起きフィル
ムが白化し外観を損ねるおそれがある。加水分解はポリ
エステル系樹脂の末端カルボキシル基の影響を受けやす
いことから、重合法や末端封止剤により考慮したものが
好ましい。固相重合の場合は末端カルボキシル基が少な
い。この場合、例えばシクロヘキサンジメタノールなど
のような共重合成分を使用し低結晶性を有し、ガラス転
移点Tgが85℃以上の共重合ポリエステル系樹脂を使
用することで成形性は維持し、耐ボイル性を付与するこ
とができる。非晶性PET系樹脂や、低結晶性ポリエス
テル系樹脂等のポリエステル系樹脂を用いる場合、剛性
が大きいので引張弾性率(JIS K−7127に準ず
る2.5%割線係数)200〜1500MPa未満、更
には200〜1000MPaが好ましい。引張弾性率が
1500MPa以上であると深絞り成形性を劣化させ、
200MPa未満であるとフィルム表面の滑り性が小さ
くなりハンドリング性に劣る。外層(A)の厚さは3〜
40μm、更には10〜30μmが好ましい。3μm未
満では押出製膜上不安定になりやすく厚み斑になりやす
く、40μm以上であると深絞り成形性や強度上劣る。
【0014】中間層(B)のポリアミド系樹脂層は外層
(A)と積層することにより優れた耐ピンホール性、深
絞り性を付与するために必要である。中間層(B)のポ
リアミド系樹脂層を構成するポリアミド系樹脂は、前記
のポリアミド樹系脂を用いることもできる。さらに、ナ
イロン6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6
6、ナイロン610、ナイロン612、あるいは共重合
ポリアミドのナイロン6−12、ナイロン6−69、ナ
イロン6−66、ナイロン66−610、ナイロン6−
66−610等が挙げられる。これらポリアミドの中で
もDSCで求めた融点が240℃以下、特に230℃以
下のものが好適に用いられる。これらのポリアミド系樹
脂を主体とする混合物であってもよい。ナイロンMXD
6、ナイロン(6I−6T)等の芳香族ポリアミド樹脂
も使用できるが、通常は脂肪族ポリアミド樹脂とのとの
混合系で用いる。また、中間層(B)は、ポリアミド系
樹脂層以外に、更にガスバリヤ層を含むことができる。
【0015】ガスバリヤ層を構成する樹脂としては、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)(エ
チレン含有率30〜60モル%、ケン化度95%以
上)、芳香族ポリアミド系樹脂、例えば、ナイロンMX
D6、ナイロン6I−6T、塩化ビニリデン系樹脂、ポ
リアクリロニトリル若しくは不飽和ニトリル系樹脂等が
用いられる。芳香族ポリアミド樹脂は、脂肪族ポリアミ
ド樹脂と混合して使用することが多い。これらの中、深
絞り成形性、共押出加工性の観点からEVOHを用いる
のが好ましい。中間層(B)は、ガスバリヤ層がポリア
ミド系樹脂層にサンドイッチされた形態をとってもよ
い。また、水蒸気バリヤ層として、高密度ポリエチレン
(HDPE)、プロピレン系樹脂を含んでもよい。中間
層(B)の厚さは、中間層全体として10〜100μ
m、更には25〜65μmが好ましい。
【0016】外層(C)は、被包装物に接するヒートシ
ール層(C1)とそれに隣接する内層(C2)から構成
される。ヒートシール層(C1)を構成する樹脂として
は、低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン・α−
オレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン・アクリル酸共重合体(EA
A)、エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)、
エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチ
レン・アクリル酸エチル共重合体(EEA)、アイオノ
マー(IO)等のエチレン系共重合体から選ばれた少な
くとも一種の樹脂を主成分とする。ここで、「主成分と
する」とは、ヒートシール層(C1)を構成する樹脂
中、これらの樹脂の合計が50重量%を越える量含有さ
れていることを意味する。ヒートシール層(C1)を構
成する樹脂の融点は、それに隣接する内層(C2)を構
成する樹脂の融点より低く設定する。更に、ヒートシー
ル層(C1)を構成する樹脂を選択する場合は、前記の
樹脂から融点が85〜120℃未満の範囲の樹脂、更に
は100〜120℃未満の樹脂を選ぶことが好ましい。
この範囲の融点を有する樹脂を選ぶことにより、深絞り
成形時に樹脂が熱板に接触したとき、熱板に付着して熱
板の跡が付きフィルムの外観を悪化させること、樹脂の
融点が高すぎて、シール性を得るために高いシール温度
の設定が必要になり包装内容物への影響を考慮すること
なく操作できる。
【0017】ヒートシール層(C1)を構成する好まし
い樹脂として、エチレン・α−オレフィン共重合体を挙
げることができる。エチレン・α−オレフィン共重合体
としては、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、
超低密度ポリエチレン(VLDPE)、シングルサイト
触媒系超低密度ポリエチレン(SSC−VLDPE)、
及びシングルサイト触媒系直鎖状低密度ポリエチレン
(SSC−LLDPE)を挙げることができる。
【0018】また、ヒートシール層(C1)に、イージ
ーピールの機能を付与するときは、ヒートシール層(C
1)を形成する主成分の樹脂の他に、更にポリエチレン
系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、例えば、エチレン・プ
ロピレン共重合体(PP−Et)等から選ばれた少なく
とも一種の樹脂を含ませることが好ましい。これらの樹
脂を添加することにより、ヒートシール層(C1)はよ
り易剥離性を有する層となる。これらの樹脂と主成分樹
脂との配合割合は、重量比で5/95〜50/50、更
には10/90〜30/70が好ましい。これらの中、
PP−Et/EMAA、PP−Et/IO、PP−Et
/EVAの配合割合15/85〜30/70が好まし
い。
【0019】ヒートシール層(C1)に隣接する内層
(C2)を構成する樹脂は、前記のエチレン・α−オレ
フィン共重合体の中から選ぶことができる。隣接する内
層(C2)を構成する樹脂の融点が120〜135℃の
範囲の樹脂を選ぶことが好ましい。深絞り成形時の絞り
体積に対し、内容物が不定形で小さい場合、絞られ薄膜
化したフィルム部分は、内容物に接するばかりでなく、
蓋材とのシール部分のフランジ部まで高さが達する。そ
のフィルム部分は成形時にある程度延伸されているの
で、ボイル処理時にフィルムの収縮が生じる。収縮力が
大きいと蓋材を折り曲げ皺を発生し、この結果パック品
の外観を悪化させ、場合によっては破袋を起こすことも
ある。このとき隣接する内層(C2)は、収縮応力を吸
収する作用を有している。隣接する内層(C2)の樹脂
の融点が120〜135℃、更には120〜130℃の
(エチレン・α−オレフィン共重合体あるいは)直鎖状
低密度ポリエチレンであることが、この現象を抑制する
のに好ましい。隣接する内層(C2)の樹脂融点は85
〜120℃未満の範囲の樹脂、更には100〜120℃
未満を選ぶことが好ましい。内層(C2)と内層(C
1)の樹脂融点を上記の範囲にすることにより、薄膜化
したフィルム部分の収縮が起きても蓋材とのズレが生じ
難くなるのである。前記の不都合な現象は、深絞り成形
温度に対してボイル温度が高い場合に起こり易い。
【0020】更に隣接する内層(C2)の厚さを、ヒー
トシール内層(C1)の厚さより大きくすることによっ
ても、前記のような皺発生現象の抑制に寄与することが
できる。ヒートシール層(C1)の厚さは5〜30μ
m、更には7〜20μmが好ましい。ヒートシール層
(C1)の厚さが、小さすぎると製膜時の外観や、シー
ル安定性を損なうことがある。又、イージーピールタイ
プの場合は、この厚みの範囲内であることにより、切れ
残り、糸引き発生等のイージーピール剥離面の外観を悪
くする要因が少なくなる。従って、この範囲にあること
が好ましい。隣接する内層(C2)の厚さは20〜15
0μm、更には40〜90μmが好ましい。隣接する内
層(C2)の厚さが小さすぎるとボイル後の皺発生抑制
効果が発現し難く、厚さが大きすぎると多層フィルム全
体に対する内層(C2)の厚さの比率が大きくなり多層
フィルムとしての強度不足を生じることがあるので、こ
の厚さの範囲にあることが好ましい。ヒートシール層
(C1)の厚さ/隣接する内層(C2)の厚さの比は1
/2〜1/15、更には1/3〜1/10の範囲にある
ことが望ましい。また、外層(C)の厚さは25〜15
0μm、更には40〜100μmが好ましい。また、全
層厚みに対して外層(C)の厚さの割合は、1/3〜3
/4であることが好ましい。
【0021】また、ヒートシール層(C1)に滑剤を適
量添加してもよい。好ましい滑剤としては、例えば、ベ
ヘニン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド等
の有機系滑剤、シリカ、ゼオライト、炭酸カルシウム等
の無機系滑剤を挙げることができる。添加量は0.2〜
2重量%が好ましい。滑剤は、通常マスターバッチの形
で加える。例えば、滑剤20重量%含有マスターバッチ
を1〜10重量%添加することにより前記添加量が得ら
れる。
【0022】前記各層間の接着を強くするために接着層
を必要に応じて設けることができる。接着層に用いる樹
脂としては、軟化温度の低い熱可塑性重合体及びこれら
の樹脂の不飽和カルボン酸変性物、又は該酸変性物の金
属変性物等、並びにこれらを含む混合物が好ましい。例
えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレンとアク
リル酸エチル共重合体、およびマレイン酸、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸又はこれらの無水物など
で変性されたオレフィン共重合体、熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマーのブレンド樹脂などがある。これらの中
でマレイン酸で変性したポリオレフィン、例えばマレイ
ン酸変性LLDPE、VLDPE、EVAなどが好まし
く用いられる。
【0023】本発明の深絞り成形用多層フィルムの製造
の際、各樹脂層には必要により、所望する性質を損なわ
ない範囲で各種添加剤、安定剤などを添加してもよい。
添加剤の配合は公知の方法により行うことができる。各
樹脂はそれぞれ別の押出機で溶融混練され、Tダイ共押
出、または円形ダイにより溶融成形される。本発明の多
層フィルムは延伸されていても、未延伸であってもよ
い。未延伸の場合はTダイ共押出しにより樹脂温度20
0〜250℃で積層構成の溶融パリソンを成形する。次
いでこのパリソンを規定の厚みになるようにドラフト比
を設定し、40〜60℃のチルロール上で急冷し、ドラ
フトして未延伸多層フィルムを得る。積層フィルムを深
絞り用に使う場合は前記の厚み範囲のフィルムを使用す
るのが好ましい。この場合はフィルムのヒートシール層
(C1)が被包装物に接する面となるように使用するこ
とにより、耐ピンホール性、透明性に優れ、柔軟性に富
んでいるため被包装物の形状に密着した包装体を与え、
且つ、包装体表面へのラベル貼着性(ラベル適性)も優
れたものとなる。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、フィルムの各種物性は以下の試験方法により測定し
た。 1.深絞り成形性 試作フィルムを外層(A)に相当する層が下になるよう
に、深絞り包装機械(大森機械(株)社製、FV60
3)を用いて直方体容器(機械方向150mm×横方向
100mm×深さ80mm)を成形温度85℃、成形時
間2秒の条件で成形した。絞り型への忠実性、コーナー
部の白化の有無等で深絞り性の判断を行った。また、上
記成形条件で成形し、長さ100mm×直径80mmの
ブロック状焼豚を充填し、延伸ポリプロピレンフィルム
30μmとEVOH層/接着層/ナイロン6−66樹脂
層/VLDPE層(厚さ20/5/5/20μm)50
μmの共押出フィルムをドライラミネートした積層フィ
ルムを蓋材とし、130℃、5kg/cm2、1.5秒
の条件で充填し、包装体(パック)を作製しフランジ部
分のシールの状況も確認した。 表中、 ◎:深絞り金型に忠実な成形が可能であり外観に優れ
る。 ○:深絞り金型のコーナー部までは絞れていないが、白
化等は起きていなく、内容物が不定形であるため包装は
できる。 △:深絞り金型通りに成形ができず、絞りきれない。あ
るいはフィルムが白化する等外観に劣る。あるいはフラ
ンジ部で完全なシールが全面できていない。 ×:深絞り成形時にフィルムが切れる。 を意味する。
【0025】2.ボイル適性(ボイル適性、透明性) 上記成形条件で成形し、長さ100mm×直径80mm
のブロック状焼豚を充填し、延伸ポリプロピレンフィル
ム30μmとEVOH層/接着層/ナイロン6−66樹
脂層/VLDPE層(厚さ20/5/5/20μm)5
0μmの共押出フィルムをドライラミネートした積層フ
ィルムを蓋材とし、130℃、5kg/cm2、1.5
秒の条件で充填し、包装体(パック)を作製した。これ
を95℃のウオーターバスの中で20分間浸漬しボイル
処理を行った。ボイル後パック品を取り出し、水道水で
5分間冷却した。冷却終了時点での底材フィルムの白化
および包装体フランジ部のシワ発生の有無について観察
した。表中の記号は以下のことを意味する。 ◎:ボイル前の透明性、光沢と変わりなく優れている。 ○:白化はするが経時的に消失し元の透明性、光沢に戻
るか、外観不良のレベルが小さく実用上使用可能。 △:ボイル時の白化がある、あるいはシールフランジ部
にシワの発生がある。 ×:ボイル前から透明性または光沢に劣る、あるいは著
しく白化を起こしており、シワの発生もあることを意味
する。
【0026】3.耐ピンホール性(六角回転テスト) 上記パック品を5℃の冷蔵庫に8時間以上放置し、試料
として20個をランダムに入れた箱体を回転させて、経
過時間毎に試料を取り出してピンホール(破袋)が発生
している試料の数を求めた。箱体は硬質塩化ビニル樹脂
製であり、縦断面が正六角形の筒状体である。箱体の回
転軸は正六角形の中心線である。箱体の正六角形の一辺
の長さは20cmであり、筒の長さは61.5cmであ
り、箱体を構成する樹脂板の厚さは0.5cmである。
筒の中には3枚の長方形状の邪魔板があり、それぞれの
邪魔板は正六角形6頂点の内の一つ置きに指定した3頂
点から箱体の回転軸に向かって設けられている。その回
転軸に向かって伸びる辺の長さは7.8cmであり、他
方の辺の長さは箱体の長さと同じであり、邪魔板の厚み
は0.5cmである。邪魔板も硬質塩化ビニル樹脂製で
あり、箱体を5℃の温度雰囲気で30回転/分の条件で
5分間回転させた。表中の記号は以下のことを意味す
る。 ◎:20個すべてピンホールの発生、あるいは破袋が起
きない。 ○:20個中ピンホール、あるいは破袋の発生が1個〜
2個ある。 △:20個中ピンホール、あるいは破袋の発生が3個〜
5個ある。 ×:20個中ピンホール、あるいは破袋の発生が6個以
上であり、実用に耐え ないことを意味する。
【0027】4.ラベル適性 アクリル系粘着剤を使用したラベルを用いて以下の条件
でラベルしたものの剥離強度を測定した。ラベルを貼り
付けた部分を15mm幅に切り出し、オリエンテック社
製、テンシロンRTC−1210Aにより初期チャック
間距離を50mmとし、引張速度は300mm/分にて
剥離強度を測定した。ボイル適性と同様の方法で焼豚を
充填した包装体を95℃のウォーターバスの中で20分
間浸漬しボイル処理を行い、ボイル後パック品を取り出
し、水道水で5分間冷却した。冷却後、包装体の底材表
面にラベルを付着し5℃の冷蔵庫に8時間以上放置し
た。放置後、剥離強度の測定を行った。単位はgf/1
5mmである。表中、○は剥離強度が実用上問題ない、
600gf/15mm以上である。△は著しい***を受
けた場合、ラベルが剥離してしまう可能性のある、30
0〜600gf/15mmである。×は静置していても
ラベルが剥離してしまう可能性のある300gf/15
mmであること、或いは外層(A)の表面が粗面化して
ラベルが貼れる状態ではなかったことを意味する。
【0028】(実施例1)以下の6種の樹脂材料を用い
て7層構成の多層フィルムを製膜した。 (1)第1層(外層(A))のブチレンテレフタレート
系共重合体として、テトラメチレングリコール−テレフ
タル酸−ポリテトラメチレンオキシドグリコールの共重
合体PBT1(三菱エンジニアリングプラスチック社
製;「ノバデュール5505S」、密度;1.28g/
cm3(以下、密度の単位は省略する。)、融点222
℃、相対粘度1.15)、この樹脂単体フィルムをJI
S K−7127に準じて、オリエンテック社製、テン
シロンRTC−1210Aにより引張弾性率を測定した
ところ、その値は720MPaであった。 (2)第2層(接着剤層)として、マレイン酸変性EV
A系樹脂(三井化学株式会社製、「アドマーAT159
1」、密度;0.919、MFR=12.0g/10分
(190℃))、 (3)第3層(中間層(B))として、6−66共重合
ポリアミドNy(東レ(株)社製「アミランCM600
1XF」、密度;1.13、相対粘度3.2、融点:1
95℃、共重合比(重量)6Ny:66Ny=85:1
5)(Ny6/66)、 (4)第4層(中間層(B))として、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体(EVOH)(日本合成化学
(株)社製、「ソアノールA4412B」、密度;1.
14、MFR=12.0g/10分(210℃)、融
点:164℃、エチレン含有量44モル%)、 (5)第5層(接着剤層)は第2層と同じ、 (6)第6層(外層(C2))として、直鎖状低密度ポ
リエチレンLLDPE(ダウケミカル社製、「エリート
5200」、密度:0.917,MFR=4.0g/1
0分(190℃)、融点:122℃)、 (7)第7層(外層(C1)):(ヒートシール層)と
して、超低密度ポリエチレンVLDPE(出光石油化学
(株)社製、「モアテックV−0398CN」、密度:
0.907、MFR=3.3g/10分(190℃)、
融点:119℃)(VLDPE1)に対してアンチブロ
ッキング剤として酸化珪素0.4重量%、滑剤としてエ
ルカ酸アマイド0.1重量%を添加した樹脂を使用し
た。多層フィルムは6台の押出機を使用した。6種の樹
脂材料を別々に溶融混練し、Tダイ共押出しにより樹脂
温度230℃で第1層/第2層/第3層/第4層/第5
層/第6層/第7層構成の溶融体を規定の厚みになるよ
うにドラフト比を設定し、40℃のチルドロール上で急
冷し、ドラフトして未延伸多層フィルムを得た。得られ
た多層フィルムの厚みは第1層から順に25/15/4
0/15/15/75/15μm(合計200μm)で
あった。
【0029】(実施例2)層構成を以下の通りに変えた
以外は実施例1と同様な押出製膜法により7層構成の多
層フィルムを得た。即ち、第3層をEVOH(日本合成
化学(株)社製、「ソアノールA4412B」、)、第
4層を6−66共重合ポリアミドNy(東レ(株)社製
「アミランCM6001XF」)(Ny6/66)、第
7層(外層(C1層))をエチレン−1−オクテン共重
合体(ダウケミカル社製、VLDPE、「AFFINI
TY FW1650」、密度:0.902、MFR=
3.0g/10分[190℃]、融点:98℃)(VLD
PE2)に変えた。得られた多層フィルムの厚みは第1
層から順に25/15/15/40/15/75/15
μm(合計200μm)であった。
【0030】(実施例3)厚み構成を下記のように変え
たこと以外は、実施例1と同様な押出製膜法により7層
構成の多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの厚
みは第1層から順に25/15/30/25/15/9
0/15μm(合計200μm)であった。
【0031】(実施例4)厚み構成を下記のように変え
たこと以外は、実施例1と同様な押出製膜法により7層
構成の多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの厚
みは第1層から順に25/15/10/30/15/9
0/15μm(合計200μm)であった。
【0032】(実施例5)厚み構成を下記のように変え
たこと以外は、実施例1と同様な押出製膜法により7層
構成の多層フィルムを得た。即ち、第1層をPBT2
(カネボウ合繊(株)社製「カネボウPBT P021
20」、密度;1.21、MFR=9.1g/10分
[250℃、荷重325g、オリフィス径φ2mm]、融
点:186℃)に変えた。このPBT2の引張弾性率は
290MPaであった。得られた多層フィルムの厚みは
第1層から順に25/15/40/15/15/75/
15μm(合計200μm)であった。
【0033】(実施例6)第7層(ヒートシール層)の
樹脂をエチレン−メタクリル酸共重合体EMAA(三井
デュポンポリケミカル社製、「ニュクレル N0903
HC」、密度=0.93g/cm3、MFR=3.3g
/10min(190℃測定)、融点=98℃、メタク
リル酸含有量=9重量%)とエチレン−ポリプロピレン
共重合体PP−Et(日本ポリケム社製、「ノバテック
EG7HT」、密度=0,91g/cm3、MFR=
1.7g/10min(230℃測定)、融点=149
℃、エチレン含有量=3重量%)を70/30重量%の
比率で前もって二軸押出機溶融混練押出しを行いリペレ
ットしたものを使用したこと以外は実施例1と同様の樹
脂を用いた。得られた多層フィルムの厚みは第1層から
順に25/15/10/30/15/90/15μm
(合計200μm)であった。
【0034】(実施例7)第1層の樹脂としてブチレン
テレフタル酸ホモポリマー(三菱エンジニアリングプラ
スチックス社製、「ノバデュール5010」、密度;
1.31g/cm3、融点224℃)(PBT3)を用
いた。このPBT3の引張弾性率は1070MPaであ
った。それ以外は実施例1と同様の樹脂を用い、同様の
操作で未延伸多層フィルムを得た。得られた多層フィル
ムの厚みは第1層から順に25/15/30/15/1
5/85/15μm(合計200μm)であった。
【0035】(実施例8)第1層の樹脂としてポリアミ
ドNy11(アトケム社製、「リルサンBESVOAF
DA」、密度;1.04g/cm3、融点188℃、飽
和吸水率1.9%)を用いたこと以外は実施例1と同様
の樹脂を用い、同様の操作で未延伸多層フィルムを得
た。得られた多層フィルムの厚みは第1層から順に25
/15/15/40/15/75/15μm(合計20
0μm)であった。
【0036】(実施例9)第1層の樹脂としてシクロヘ
キサンジメタノールとテレフタル酸、イソフタル酸の共
重合ポリエステル樹脂である(イーストマンケミカル社
製、 「デュラスター DS2010」、密度;1.2
g/cm3、融点240℃)(PES1)を用いたこと
以外は、実施例1と同様の樹脂を用い、同様の操作で未
延伸多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの厚み
は第1層から順に25/15/40/15/15/75
/15μm(合計200μmであった)。
【0037】(実施例10)第1層の樹脂として「デュ
ラスター DS2010」(PES1)70重量%に対
し「カネボウPBT PO2120」(PBT2)を3
0重量%ブレンド品とした以外は、実施例1と同様の樹
脂を用い、同様の操作で未延伸多層フィルムを得た。得
られた多層フィルムの厚みは第1層から順に25/15
/40/15/15/75/15μm(合計200μmで
あった)。
【0038】(実施例11)第6層(C2層)の樹脂と
して高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製、「ノバテ
ックHD HJ560」、密度0.964、MFR=
7.0g/10分[190℃]融点:136℃、)(HD
PE)を用いたこと以外は実施例1と同様の樹脂を用
い、同様の操作で未延伸多層フィルムを得た。得られた
多層フィルムの厚みは第1層から順に25/15/10
/30/15/90/15μm(合計200μm)であ
った。
【0039】(比較例1)第7層(C1層)の樹脂とし
てLLDPE(ダウケミカル社製、「エリート520
0」)を用いたこと以外は実施例2と同様の樹脂を用
い、同様の操作で未延伸多層フィルムを得た。得られた
多層フィルムの厚みは第1層から順に25/15/15
/40/15/75/15μm(合計200μm)であ
った。
【0040】(比較例2)第6層(C2層)の樹脂と第
7層(C1)樹脂ともに、VLDPE1(出光石油化学
(株)社製、「モアテックV−0398CN」)を用い
たこと以外は実施例2と同様の樹脂を用い、同様の操作
で未延伸多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの
厚みは第1層から順に25/15/15/40/15/
75/15μm(合計200μm)であった。
【0041】(比較例3)第6層(C2層)の樹脂とし
てVLDPE2(ダウケミカル社製、VLDPE、「A
FFINITY FW1650」)を用いた、すなわ
ち、第6層(C2層)の樹脂と第7層(C1)樹脂とも
に、VLDPE2を使用すること以外は実施例2と同様
の樹脂を用い、同様の操作で未延伸多層フィルムを得
た。得られた多層フィルムの厚みは第1層から順に25
/15/15/40/15/75/15μm(合計20
0μm)であった。
【0042】(比較例4)外層のC2層樹脂としてEV
A1(日本ポリケム社製、「ノバテックEVALV54
0、密度;0.94g/cm3、MFR=2.5g/1
0min[190℃]、融点83℃、酢酸ビニル含量20
重量%」)を使用した以外は、実施例1と同様の樹脂を
用い、同様の操作で未延伸多層フィルムを得た。得られ
た多層フィルムの厚みは第1層から順に25/15/4
0/15/15/75/15μm(合計200μmであっ
た)。
【0043】(比較例5)他の外層C2層樹脂としてエ
チレン−メタクリル酸共重合体EMAA(三井デュポン
ポリケミカル(株)社製、「ニュクレル0903HC」
密度;0.93g/cm3、MFR=3.3g/10m
in[190℃測定]、融点=98℃、メタアクリル酸含
有量=9重量%)としたこと、及び(C1層)の樹脂を
EMAA/PP(ポリプロピレン)=80/20(重量
比)としたこと以外は実施例1と同様の樹脂を用い、同
様の操作で未延伸多層フィルムを得た。得られた多層フ
ィルムの厚みは第1層から順に25/15/40/15
/15/75/15μm(合計200μm)であった。
【0044】(比較例6)第1層の樹脂としてテレフタ
ル酸とエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノー
ルの共重合体である「イーストマンケミカル社製 イー
スターPETG6763」(Co−PET)とした以外
は、実施例1と同様の樹脂を用い、同様の操作で未延伸
多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの厚みは第
1層から順に25/15/40/15/15/75/1
5μm(合計200μmであった)。
【0045】(比較例7)第1層(外層(A))の樹脂
として、ポリアミド樹脂Ny6(東レ社製、「アミラン
CM1021FS4」、密度:1.13、融点:225
℃、飽和吸水率10.7%)を、中間層(B)として、
実施例1で用いたEVOH層、接着剤として酸変性EV
A及び(Ny6/66)層を、(C2層)樹脂としてエ
チレン−酢酸ビニル共重合体EVA(住友化学(株)社
製、「エバテートD2011」(EVA2)密度:0.
92、MFR=2.0g/10分[190℃]、融点:1
03℃、酢酸ビニル含量5重量%)を、(C1層)樹脂
としてEVA(「ノバテックEVA LV540」)
(EVA1)を用い、Tダイ共押出しにより5層の未延
伸多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの厚みは
第1層から順に20/20/15/50/15μm(合
計120μm)であった。
【0046】(比較例8)第1層(外層(A))の樹脂
として、Co−PET「イーストマンケミカル社製 イ
ースターPETG 6763」を、中間層(B)とし
て、実施例1で用いた接着剤の酸変性EVA、及びEV
OH層を用い、Tダイ共押出しにより5層の未延伸多層
フィルムを得た。得られた多層フィルムの厚みは第1層
から順に25/15/20/15/110/15μm
(合計200μmであった)。各実施例及び比較例の各
多層フィルムの層構成樹脂及び厚さを表1、評価結果を
表2に示した。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、深絞り成形性、ボイル
適性、耐ピンホール性、柔軟性、透明性の点でバランス
のとれた深絞り成形用多層フィルムを提供することがで
きる。特に本発明の多層フィルをボイル用途に用いた場
合には、包装仕上がり品の透明性、光沢が保たれた、外
観の優れた包装体を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 77:00 B29K 77:00 B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F100 AK01C AK01D AK04C AK07C AK41A AK42A AK46A AK46B AK48A AK62B AK62C AK62D AK63C AK68C AK70C AK71C AL01A AL05A AR00E BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C BA10D BA26 GB23 JA04C JA04D JD02E JD15A JK02A JK07 JK13 JK16 JL01 JL10 JL12C JL12D JL14C JN01 YY00A YY00B YY00C YY00D 4F208 AA24 AA29 AG03 AH56 MA06 MB01 MG04 MG11 4J002 CF07X CL03W CL05W GF00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミド系樹脂およびポリエステル系樹
    脂から選ばれた樹脂からなる外層(A)、少なくともポ
    リアミド系樹脂層を含む中間層(B)、ヒートシール性
    を有する外層(C)で構成された多層フィルムであっ
    て、外層(A)は表層側にあって、ポリアミド系樹脂が
    飽和吸水率5%未満である脂肪族ポリアミド樹脂あるい
    は該ポリアミド系樹脂を含む組成物、ポリエステル系樹
    脂が炭化水素の炭素原子数が3以上のジオール成分とジ
    カルボン酸成分の(共)重合体から選ばれたポリエステ
    ル系樹脂であり、外層(C)は表層側に配置されたヒー
    トシール層(C1)と、それに隣接する内層(C2)か
    らなり、ヒートシール層(C1)を形成する樹脂の融点
    が、内層(C2)を形成する樹脂の融点より低いことを
    特徴とする深絞り成形用多層フィルム。
  2. 【請求項2】内層(C2)を形成する樹脂の融点が、1
    20℃〜135℃未満である請求項1記載の深絞り成形
    用多層フィルム。
  3. 【請求項3】ヒートシール層(C1)を形成する樹脂の
    融点が、85℃〜120℃未満である請求項2記載の深
    絞り成形用多層フィルム。
  4. 【請求項4】ヒートシール層(C1)の厚みが、内層
    (C2)の厚みより小さい請求項1〜3のいずれかに記
    載の深絞り成形用多層フィルム。
  5. 【請求項5】ヒートシール層(C1)が易剥離性(イー
    ジーピール性)である請求項4に記載の深絞り成形用多
    層フィルム。
  6. 【請求項6】ヒートシール層(C1)を形成する樹脂
    が、さらにポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂
    からなる群より選ばれた少なくとも一種の樹脂からなる
    請求項5記載の深絞り成形用多層フィルム。
  7. 【請求項7】内層(C2)がエチレン・α−オレフィン
    共重合体からなる請求項1〜6のいずれかに記載の深絞
    り成形用多層フィルム。
  8. 【請求項8】ヒートシール層(C1)が、エチレン・α
    −オレフィン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体
    (EVA)、エチレン・メタクリル酸共重合体(EMA
    A)、エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EM
    A)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EE
    A)、アイオノマー樹脂(IO)から選ばれた少なくと
    も一種の樹脂からなる請求項1〜7のいずれかに記載の
    深絞り成形用多層フィルム。
  9. 【請求項9】ヒートシール層(C1)を形成する樹脂が
    超低密度ポリエチレンである請求項8に記載の深絞り成
    形用多層フィルム。
  10. 【請求項10】外層(A)のポリエステル系樹脂が引張
    弾性率200〜1500MPa未満のポリエステル系樹
    脂である請求項1〜9のいずれかに記載の深絞り成形用
    多層フィルム。
  11. 【請求項11】外層(A)のポリエステル系樹脂のジオ
    ール成分が、シクロヘキサンジメタノールを含むポリエ
    ステル共重合体からなる請求項1〜10のいずれかに記
    載の深絞り成形用多層フィルム。
  12. 【請求項12】外層(A)のポリエステル系樹脂がポリ
    ブチレンテレフタレート系樹脂である請求項1〜9のい
    ずれかに記載の深絞り成形用多層フィルム。
  13. 【請求項13】外層(A)のポリアミド系樹脂がナイロ
    ン11又はナイロン12である請求項1〜9のいずれか
    に記載の深絞り成形用多層フィルム。
  14. 【請求項14】中間層(B)がポリアミド系樹脂層以外
    にガスバリヤ層を含む請求項1〜13のいずれかに記載
    の深絞り成形用多層フィルム。
  15. 【請求項15】ポリアミド系樹脂又はポリエステル系樹
    脂から選ばれた樹脂からなる外層(A)、ポリアミド系
    樹脂の層、ガスバリヤ層、ポリアミド系樹脂の層からな
    る中間層(B)、ヒートシール層に隣接する内層(C
    2)及びヒートシール層(C1)からなる外層(C)が
    この順で配置された請求項14に記載の深絞り成形用多
    層フィルム。
  16. 【請求項16】ボイル用である請求項1〜15のいずれ
    かに記載の深絞り成形用多層フィルム。
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