JP2002127467A - 吸引ユニット - Google Patents
吸引ユニットInfo
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Abstract
に、吸引シーケンス時間の短縮化を図ることのできるイ
ンクジェットプリンターの吸引ユニットを提供する。 【解決手段】 インクジェットプリンターの一又は複数
のインクジェットヘッドのノズル内のインクを吸引する
ための一又は複数の吸引キャップを備えた吸引ユニット
である。一又は複数の前記吸引キャップを支持する底壁
部を有する。さらに、底壁部より立ち上がるとともに、
一又は複数の吸引キャップの周囲に配設され、インクの
飛散を防止するための飛散防止壁を有する。これによ
り、インクの飛散を防止できる。
Description
し、特にインクジェットプリンターに使用されるものに
関する。
は、インクジェットヘッドのインク滴の吐出を回復する
キャップが備えられ、インクジェットプリンターの例え
ば電源オフ時や休止中等にインクジェットヘッドをキャ
ップの位置に移動してキャップの内部を負圧にすること
でインクを吸引し(サッキング)、インク滴の吐出不良
を生じないようにするものがある。
プにより吸引するには、例えば図8に示すように行われ
る。すなわち、インクジェットヘッド210、210を
吸引ユニット200の各キャップ202、202に対し
て密着させる場合には、矢印Z1方向に降下するように
相対移動させて、インクジェットヘッド210、210
を各キャップ202、202に密着させる。密着後、不
図示の吸引ポンプによってインクジェットヘッド21
0、210のノズル内のインクを吸引する。
相対移動させて、インクジェットヘッド210、210
を各キャップ202、202より離脱させる。
ットヘッド210をキャップ202より離脱させる際に
は、キャップ202の内圧が大気圧と異なるように設定
されているために、吸っていたインクが溢れ出たり、矢
印Yに示すように内部にインクが吸引ユニット200の
周囲に飛び散ってしまうという問題があった。
ャップ離脱時にのみ、キャップ離脱速度を遅くしたり、
或いは、キャップ内圧が大気圧に戻るまで待ち、その後
離脱させる等を行っていた。
り、キャップ内圧が大気圧に戻るまで待機した後に離脱
させる場合では、吸引シーケンスに必要とされる時間が
長期間化する。
り、キャップ内圧が大気圧に戻るまで待機する方策を行
ったとしても、環境変化によるインク粘度変化やキャッ
プの密着状況によって、インク飛ねは発生してしまう。
ットやその中のセンサー等がインクに塗らされる事にな
るため、この防止策が要望されていた。
であり、その目的とするところは、インクの飛散を防止
するとともに、吸引シーケンス時間の短縮化を図ること
のできる吸引ユニットを提供することにある。
に、請求項1に記載の発明は、インクジェットプリンタ
ーの一又は複数のインクジェットヘッドのノズル内のイ
ンクを吸引するための一又は複数の吸引キャップを備え
た吸引ユニットであって、一又は複数の前記吸引キャッ
プの周囲に、前記インクの飛散を防止するための飛散防
止手段を設けたことを特徴としている。
ェットプリンターの一又は複数のインクジェットヘッド
のノズル内のインクを吸引するための一又は複数の吸引
キャップを備えた吸引ユニットであって、一又は複数の
前記吸引キャップを支持する底壁部と、前記底壁部より
立ち上がるとともに、一又は複数の前記吸引キャップの
周囲に配設され、前記インクの飛散を防止するための飛
散防止壁と、を含むことを特徴としている。
防止壁は、飛散して付いたインク廃液を外方に排出する
ための排出口を含むことを特徴としている。
防止壁は、前記排出口が開口する位置に、前記廃液を排
出するための排管を接続する接続部を配設することを特
徴としている。
防止壁は、前記インクジェットヘッドを吸引キャップに
圧着した際に、前記インクジェットヘッドを覆う領域ま
で延在形成されることを特徴としている。
部は、インク廃液を外方に排出するための排出口を含む
ことを特徴としている。
部は、前記排出口が開口する位置に、前記廃液を排出す
るための排管を接続する接続部を配設することを特徴と
している。
ユニットは、前記インクジェットヘッドとの非圧着時に
は所定角度に傾斜し、前記飛散防止壁の排出口は、この
傾斜する下方位置に配設されることを特徴としている。
ユニットは、前記インクジェットヘッドとの非圧着時に
は所定角度に傾斜し、前記底壁の排出口は、この傾斜す
る下方位置に配設されることを特徴としている。
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
ニットの説明に先立って、インクジェットプリンターの
全体の概略構成について、図1を参照して説明する。図
1は、本例のインクジェットプリンターの全体の概略構
成を示す説明図である。
1に示すように、記録紙30上にインクを噴射しつつ走
査して記録を行うインクジェットヘッド12を複数搭載
したキャリッジ10と、このキャリッジ10を走査方向
Xに沿って移動案内するキャリッジレール20と、記録
紙30を排出するための排出ローラー32と、この排出
ローラー32及び前記キャリッジレール20を支持する
支持体22と、キャリッジ10の走査方向(移動方向)
に配列され、支持体22に設置されるメンテナンス手段
であるメンテナンスユニット40と、を含んで構成され
ている。
にガイドされて移動するものであり、記録紙30にイン
クを噴射して記録を行うために走査方向Xに沿って複数
配列保持されたインクジェットヘッド12と、キャリッ
ジ10の一端に配設されたセンサー切り板14と、を含
んで構成されている。
に対してインク液滴を吐出するものであり、例えば本例
では、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各濃淡
の計8色分の8個が形成されている。また、インクジェ
ットヘッド12には、複数のノズルが走査方向Xと直交
する方向に配列されている。なお、インクジェットヘッ
ド12には図示しないインクカートリッジから図示しな
いインク供給系を介してインクが供給される。
は、図示しない、キャリッジ駆動手段であるモーターの
モーター軸に固定されたプーリーと、このプーリーと回
転自在に保持されたプーリーと、各プーリーに亘って巻
き掛けられ、キャリッジ10に固定されるベルトと、を
含む。キャリッジ駆動手段であるモーターの作動により
キャリッジ10を図のX方向に往復移動させ、これによ
りインクジェットヘッド12が走査可能になっている。
が移動可能に係合して、排出ローラー32の軸と平行に
設けられ、キャリッジ10の排出ローラー32の軸と垂
直な方向の位置を規制している。
当たりのインクの吸着量の大きいインク吸着層が露出し
た面になっているのが好ましく、これにより、高濃度か
ら低濃度までの良好な階調再現が可能となる。記録紙3
0の画像記録面と反対側の面は滑りやすい面に形成され
ている。なお、記録紙30は、例えば小型のインクジェ
ットプリンターでは複数枚の記録シートが用いられ、例
えば大型のインクジェットプリンターでは、A0サイズ
等の予め巻装されたロール紙が用いられる。
される円筒状に画像形成領域に亘って形成され、この円
周面上には、記録紙50が載置される。
10の移動方向(走査方向X)上に配設された原点位置
検出手段である原点位置出しセンサー42と、排出ロー
ラー32の一方の端面の外側のメンテナンス領域に設け
られ、インクジェットヘッド12の走査方向Xと平行
に、インクジェットヘッド12のノズルのクリーニン
グ、すなわち、ノズルのインクをワイパーブレード等で
拭き取るワイピング部46と、インクジェットヘッド1
2のノズル開口を塞ぐキャッピング機能と、インクジェ
ットヘッド12のノズル内のインクを吸い取るサッキン
グ機能とを備えたサッキング手段である吸引ユニット5
0と、を含んで構成される。
(走査方向X)には、オーバーランを検出してキャリッ
ジ10の折り返しオーバーランを防止するオーバーラン
センサー等のその他の各センサー(検出手段)(不図
示)が配置されている。
ッド12表面上にてワイパーブレードを動作させること
でインクを拭き取る。この拭き取り後、インクジェット
ヘッド12の清掃を行うべく、インクジェットヘッド1
2を吸引ユニット50の吸引キャップを密着させ、不図
示のポンプを駆動することでインクを吸引し、不図示の
インク排液入れに排出し、インクジェットヘッド12の
インク詰まりを防止するようになっている。
クジェットプリンター1の電源オフ時、休止中等にイン
クジェットヘッド12のノズルが乾燥するのを防止する
ために、インクジェットヘッド12を吸引キャップの位
置に移動させて密閉する。この吸引ユニット50では、
原点位置出しセンサー42がキャリッジ10の一端のセ
ンサー切り板14を検知すると、インクジェトヘッド1
2を吸引ユニット50上にて停止制御し、サッキングす
るように制御される。そして、吸引キャップの内部を負
圧にして吸引しインクジェットヘッド12のインク詰ま
りを防止する。
特徴、すなわち、吸引ユニットの具体的構成について図
2〜図3を用いて説明する。図2は、本例の吸引ユニッ
トを示す斜視図である。
四角枠状に形成された飛散防止壁52と、この飛散防止
壁52の一端に突設された接続部である廃インクホース
接続部54と、飛散防止壁52によって囲繞される空間
部56内に形成された複数例えば2個の吸引キャップ6
0a・60bと、を含んで構成されている。
散防止壁52内部に排出されるインク廃液を飛散防止壁
外へ放出させるための排出口54aが穿設されている。
すように、クリーニングを実施しない時には、所定の傾
斜角度で傾斜しており、キャリッジ10内のインクジェ
ットヘッド12がクリーニングを行う所定位置に停止す
ると、吸引ユニット50を図示しない駆動手段により昇
降させることによって、インクジェットヘッド12と接
触することによって吸引ユニット50が水平状態に維持
される。
成を有するインクジェットプリンター1の制御系の構成
について、図2を用いて説明する。図2は、本例のイン
クジェットプリンター1の制御系の構成を示す機能ブロ
ック図である。
の構成は、図2に示すように、原点位置を検出するため
の原点位置出しセンサー42と、その他のセンサー43
と、これらの各センサー42、43の検出位置に基づ
き、キャリッジ10を走査方向の所定位置に停止動作制
御すべく駆動されるキャリッジ駆動手段16と、メンテ
ナンス時にメンテンンスユニット40内の各部を駆動す
るためのメンテナンスユニット駆動手段41と、吸引ユ
ニット50の各種サッキング動作を行うためのサッキン
グ駆動手段47と、ワイピング部46の各種ワイピング
等のクリーニング動作を行うためのワイピング駆動手段
48と、各種キャッピング動作を行うためのキャッピン
グ駆動手段49と、画像形成時に、排紙ローラー32を
駆動するためのローラー駆動手段34と、本例装置のそ
の他の各種機構を駆動するためのその他の駆動手段36
と、これらの各部の制御を司る制御手段2と、を含んで
構成される。なお、各種制御プログラムや設定データを
記憶した記憶手段、各種設定値を設定するための操作手
段及び表示手段を構成してもよい。
の吸引ユニットの動作を図3を参照しつつ説明ずる。
すように、クリーニングを実施しない時には、所定の傾
斜角度で傾斜しており、キャリッジ10内のインクジェ
ットヘッド12がクリーニングを行う所定位置に停止す
ると、吸引ユニット50を図示しない駆動手段により昇
降させることによって、インクジェットヘッド12と接
触することによって吸引ユニット50が水平状態に維持
される。
0内に吸引キャップ60a・60bが2個形成されてい
るため、吸引ユニット50の相対移動に従い、各インク
ジェットヘッド12は、各々の吸引キャップ60a、6
0bに各々密着することとなる。
ポンプによりインクジェットヘッド12内のインクが吸
引され、サッキング工程が行われることとなる。
ンクジェットヘッド12は、キャップ60a、60bか
ら退避することとなる。この時、インクジェットヘッド
12と吸引キャップ60a(60b)との間に残留して
いたインクは、吸引キャップ60中心より外方に向けて
飛散することとなるが、本例では、飛散防止壁52を形
成することによって、飛散された当該インクは前記飛散
防止壁に向けて飛散される。
残留することとなる。
ジェットヘッド12が相対的に上昇する(吸引ユニット
50が下方に移動する)と、図3(A)に示すように、
再び吸引ユニット50は所定の確度に傾斜することとな
るが、それに伴い飛散防止壁52の下部に堆積していた
インクも下方に流れ出して、排出口54aよりスムース
に排出されることとなる。
0bを、一体型又は別体型の一つのユニットとして構成
している。そして、吸引キャップ60a、60bの周囲
に液跳ね防止用の箱状の飛散防止壁52を設け、廃液
は、吸引用のパイプ(ホース)を介してポンプにより吸
引する。これにより、飛び跳ねたインクを飛散防止壁5
2で受けて、残りは廃インクホース接続部54の排出口
54aにて廃水できる。
でしまうインクやタレは外部へ漏らさないように十分に
防止することができる。
引キャップの密着状況によって生じるインク飛ねを防止
できる。さらに、キャップ離脱速度を遅することを要し
ない。
ある場合には、1個であれば、インクジェットヘッド1
2が8個ある場合に、8回処理しなければならないが、
本例のように2個形成することで、インクジェットヘッ
ド12を送り出す回数が4回で済ますことができる。
クジェットヘッドを吸引キャップに密着させたり、或い
は離脱させる際には、吸引キャップを覆う飛散防止壁に
より飛び跳ねたインクを受けることができる。さらに、
飛散防止壁にて受けたインク廃液は、廃インクホース接
続部の排出口を通じて廃液を行うことができる。これに
より、従来のようなキャップ離脱速度を遅くしたりする
ことを要せず、吸引シーケンス時間の短縮化を図ること
ができ、これによってインクジェットプリンターの高速
化を促すことのできる吸引ユニットを提供できる。
る第2の実施の形態について、図5に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。図5は、本例の吸引ユニットを示す斜視
図である。
は、2つの吸引キャップを飛散防止壁で覆う構成とした
が、本例の吸引ユニットでは、2つの吸引キャップの各
々に対応して飛散防止壁及び廃インクホース接続部を構
成している。
図5に示すように、各吸引キャップ90a、90bに応
じて独立的に形成された飛散防止壁82、83と、一方
の吸引キャップ90aを囲繞する飛散防止壁82に形成
された廃インクホース接続部84―1と、他方の吸引キ
ャップ90bを囲繞する飛散防止壁83に形成された廃
インクホース接続部84―2と、を含んで構成されてい
る。
止壁82内に貯まる廃インク液を排出するための排出口
84a―1が形成されている。廃インクホース接続部8
4―2は、飛散防止壁8383内に貯まる廃インク液を
排出するための排出口84a―2が形成されている。
いて、クリーニング工程を行う場合にも、先ず、所定の
傾斜角度にて傾斜した状態の吸引ユニット80に、イン
クジェットヘッド12が密着することで一義的に吸引ユ
ニット80は平行になる。
クジェットヘッド12を各々の吸引キャップから離脱さ
せる。このとき、貯まったインクが飛散することとなる
が、本例では、各々の吸引キャップにて飛散されるイン
クを各飛散防止壁にて各々独立して飛散を防止するいこ
とができる。また、ポンプで別々に、それぞれのポンプ
が吸引することで、吸い取りにかかる処理時間を短縮し
て吸引シーケンスを高速化できる。
第1の実施の形態と同様の作用効果を奏しながらも、各
吸引キャップに対して各々飛散防止壁を形成しているの
で、飛散防止効果を高めることができる。
る第3の実施の形態について、図6(A)に基づいて説
明する。図6(A)は、本例の吸引ユニットを示す断面
図である。
に示すように、一又は複数の吸引キャップの周囲を包囲
するように底壁より鉛直方向に立ち上がる第1の飛散防
止壁102と、この第1の飛散防止壁102より内方に
傾斜した状態で延在形成された第2の飛散防止壁103
と、第1の飛散防止壁102に形成された廃インクホー
ス接続部104と、一又は複数の吸引キャップ110
と、を含んで構成される。
第2の各飛散防止壁102、103の内部にて貯まるイ
ンクを外部へと排出するための排出口104aを備えて
いる。
散防止壁103との境界はキャップ110とインクジェ
ットヘッド12が密着する高さに設定されることが好ま
しい。
よれば、インクジェットヘッド12がクリーニング工程
終了後にキャップより離脱して、インクジェットヘッド
12が吸引キャップ110位置から比較的離間した位置
よりインクが飛散する場合であっても、上記傾斜した第
2の飛散防止壁103にてインクの外部への飛散を防止
することができ、さらに飛散防止効果を高めることがで
きる。
る第4の実施の形態について、図6(B)に基づいて説
明する。図6(B)は、本例の吸引ユニットを示す断面
図である。
に示すように、一又は複数の吸引キャップの周囲を包囲
するように底壁より所定の角度にて外方へ傾斜して立ち
上がる第1の飛散防止壁123と、この第1の飛散防止
壁123より鉛直方向に延在形成された第2の飛散防止
壁122と、第1の飛散防止壁123に形成された廃イ
ンクホース接続部124と、一又は複数の吸引キャップ
130と、を含んで構成される。
第2の各飛散防止壁122、123の内部にて貯まるイ
ンクを外部へと排出するための排出口124aを備えて
いる。
散防止壁122との境界は吸引キャップ130とインク
ジェットヘッド12が密着する高さに設定されることが
好ましい。
よれば、インクジェットヘッド12がクリーニング工程
終了後に吸引キャップより離脱してインクが飛散する場
合に、飛散したインクが前記第1及び第2の各飛散防止
壁123、122に付着した場合であっても、付着した
インクは傾斜した第1の飛散防止壁123によってスム
ースに排出口124aに向けての流れを促すこととな
り、インクの排出効果を高めることができる。
る第5の実施の形態について、図7に基づいて説明す
る。図7は、本例の吸引ユニットを含むメンテナンスユ
ニットを示す説明図である。
7に示すように、吸引ユニット141と、ワイパーブレ
ード等を行うワイピング部160と、これら吸引ユニッ
ト141及びワイピング部160を支持する支持体17
0、171と、この各支持体170、171θ方向に揺
動可能に形成する揺動軸181と、これらを駆動するた
めの駆動手段180に含まれる回転部材182、183
を含んで構成される。
キャップ150a、150bの周囲を包囲するように底
壁より鉛直に立ち上がる飛散防止壁142と、飛散防止
壁142の底壁より下方に延在形成された廃インクホー
ス接続部124と、廃インクホース接続部124が形成
される側にて吸引キャップ150a、150b形成箇所
の底壁より下方に突設され、飛散防止壁142にて包囲
された空間部143に連通する第1の溝部146と、こ
の第1の溝部146に連通して前記廃インクホース接続
部124の真上に形成される第2の溝部147と、一又
は複数の吸引キャップ150a、150bと、を含んで
構成される。
部147に連通して、インクを排出するための排出口1
44aを構成している。
楕円形状のリップ部を備えており、インクジェットヘッ
ドとの吸着性及び密着性の向上が図られている。
第2の実施の形態と異なり、吸引ユニット141が傾斜
した状態の上部側に廃インクホース接続部144を形成
している。しかも、廃インクホース接続部144は、飛
散防止壁142の側壁ではなく底壁に形成している。こ
のようにすることで、インクをよりダイレクトに排出す
ることができる。
収するためのインク吸収体を配設することが好ましい。
ためのインク吸収体にて形成されたブレードクリーナー
161と、ゴムブレード162と、を含んで構成され
る。
40において、インクジェットヘッド12がワイピング
位置で停止した場合には、ブレードクリーナー161及
びブレードクリーナー161により、インクジェッドヘ
ッド12が拭き取られクリーニングされることとなる。
ニット141上に停止した場合には、少なくとも2つの
各インクジェットヘッド12が対応する各吸引キャップ
150a、150b上に各々密着される。この場合、揺
動軸181の回動により傾斜する吸引ユニット141の
一端が上昇して、インクジェットヘッド12と密着でき
る高さ位置に位置調整される。
により、第1の溝部146内に配設されたインク吸収体
内のインクは絞られて、排出口144aより排出される
こととなる。同時に、図示しない吸引ポンプによりイン
クジェットヘッド12内のインクが吸い取られてクリー
ニング動作が行われることとなる。
が、各々吸引キャップ150a、150bより離脱する
と、インクが飛散するが、この飛散されたインクを飛散
防止壁142により受け止め、この内部に貯えられたイ
ンクは第1の溝部146内に配設されたインク吸収体に
て吸収されることとなる。
の飽和量を超えてインクが飛散した場合にも、その余剰
分は、下方の排出口144aより順次排出することがで
きる。
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、上述の各実施の形態では、サッ
キング位置とキャッピング位置とが同一位置に形成され
るインクジェットプリンターを例に説明したが、サッキ
ング位置とキャッピング位置とが各々独立して構成され
るメンテナンスユニットを有したインクジェットプリン
ターであってもよい。
ユニット、インク充填を行うインク充填部、空吐出を行
う空吐出部等を有したメンテナンスユニット、ワイピン
グワイパーワイピング部を有しないメンテナンスユニッ
ト等種々の構成であってもよい。
の各変形例との組み合わせによる例も含むことは言うま
でもない。
ンクジェットヘッドを吸引キャップに密着させたり、或
いは離脱させる際には、吸引キャップを覆う飛散防止壁
により飛び跳ねたインクを受けることができる。さら
に、飛散防止壁にて受けたインク廃液は、廃インクホー
ス接続部の排出口を通じて廃液を行うことができる。こ
れにより、従来のようなキャップ離脱速度を遅くしたり
することを要せず、吸引シーケンス時間の短縮化を図る
ことができ、これによってインクジェットプリンターの
高速化を促すことのできる吸引ユニットを提供できる。
の一例を示す説明図である。
トの構成を示す斜視図である。
とヘッドが密着する状態を示す説明図である。
す機能ブロック図である。
ットの他の実施の形態の一例を示す斜視図である。
トプリンターの吸引ユニットの他の実施の形態の一例を
示す正面図である。
ンスユニットの他の実施の形態の一例を示す説明図であ
る。
トを示す説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 インクジェットプリンターの一又は複数
のインクジェットヘッドのノズル内のインクを吸引する
ための一又は複数の吸引キャップを備えた吸引ユニット
であって、 一又は複数の前記吸引キャップの周囲に、前記インクの
飛散を防止するための飛散防止手段を設けたことを特徴
とする吸引ユニット。 - 【請求項2】 インクジェットプリンターの一又は複数
のインクジェットヘッドのノズル内のインクを吸引する
ための一又は複数の吸引キャップを備えた吸引ユニット
であって、 一又は複数の前記吸引キャップを支持する底壁部と、 前記底壁部より立ち上がるとともに、一又は複数の前記
吸引キャップの周囲に配設され、前記インクの飛散を防
止するための飛散防止壁と、 を含むことを特徴とする吸引ユニット。 - 【請求項3】 前記飛散防止壁は、飛散して付いたイン
ク廃液を外方に排出するための排出口を含むことを特徴
とする請求項2に記載の吸引ユニット。 - 【請求項4】 前記飛散防止壁は、前記排出口が開口す
る位置に、前記廃液を排出するための排管を接続する接
続部を配設することを特徴とする請求項3に記載の吸引
ユニット。 - 【請求項5】 前記飛散防止壁は、前記インクジェット
ヘッドを吸引キャップに圧着した際に、前記インクジェ
ットヘッドを覆う領域まで延在形成されることを特徴と
する請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の吸引
ユニット。 - 【請求項6】 前記底壁部は、インク廃液を外方に排出
するための排出口を含むことを特徴とする請求項2に記
載の吸引ユニット。 - 【請求項7】 前記底壁部は、前記排出口が開口する位
置に、前記廃液を排出するための排管を接続する接続部
を配設することを特徴とする請求項6に記載の吸引ユニ
ット。 - 【請求項8】 前記吸引ユニットは、前記インクジェッ
トヘッドとの非圧着時には所定角度に傾斜し、 前記飛散防止壁の排出口は、この傾斜する下方位置に配
設されることを特徴とする請求項4に記載の吸引ユニッ
ト。 - 【請求項9】 前記吸引ユニットは、前記インクジェッ
トヘッドとの非圧着時には所定角度に傾斜し、 前記底壁の排出口は、この傾斜する下方位置に配設され
ることを特徴とする請求項6に記載の吸引ユニット。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000321187A JP4691772B2 (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 吸引ユニット |
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JP2000321187A JP4691772B2 (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 吸引ユニット |
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Cited By (4)
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