JP2015217593A - インクジェットプリンター - Google Patents

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Takanori Yoshizawa
孝紀 吉澤
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Abstract

【課題】 インクジェットヘッドを封止するキャップは汚れやすいので、定期的に清掃する必要がある。また、キャップから付着物を十分に除去する必要がある。キャップに付着物があると封止不良になる問題があった。
【解決手段】 キャリッジにローラーを着脱する機構を備え、キャップを清掃する場合に、ローラーの格納部にキャリッジを移動させ、着脱機構でローラーをキャリッジに装着する。キャリッジをキャップの上を往復走査させ、装着したローラーによってキャップを清掃する。キャップに付着した異物の除去を行う。清掃後、ローラーを格納部に戻し、通常の記録を再開する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクを吐出することによって画像を記録するインクジェットプリンターに関する。
インクジェットヘッドから、紙や樹脂フィルムなどの記録媒体にインクを吐出し、画像を記録するインクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターは、高画質化、耐久性、信頼性などの性能の向上が求められている。インクジェットヘッドのノズル面に異物が付着していると、その影響でインクが吐出されないなどの吐出不良が生じる場合がある。そのため、一般的なインクジェットプリンターでは、インクジェットヘッドのノズル面に付着したインクを弾性体のワイプブレードで定期的に拭き取り、付着物を除去している。また、ノズル面をキャップで密閉し、キャップ内を吸引することで、インクジェットヘッド内の増粘したインクの強制的な除去や、ノズル内に詰まった異物の除去を行っている。
キャップのノズル面との当接部は定期的に清掃することで、常に異物などが無い様にしておく必要がある。例えば、異物は、インクが固まった物や、記録媒体の糸や紙粉などである。このような異物が当接部に存在すると密閉が完全にできず、吸引が十分に行われなくなる恐れがある。
例えば、特開2001‐71519号公報にあるように、ブレードによってキャップの当接面を払拭し、キャップを清掃する機構が考えられていた。
特開2001‐71519号公報
従来の技術では、ゴム、ウレタン、多孔質体などの弾性体でできているブレードで、キャップを払拭している。しかし、キャップのインクジェトヘッドとの当接面は、密閉するために柔軟な素材が用いられている。そのため、ブレードで払拭しただけでは、異物が付着した部分の当接面が変形し、十分に異物が払拭されずに残ってしまう問題があった。また、インクの種類によっては固化し易いものがあり、キャップが乾燥していると、その場で固化してしまう恐れがある。また、単にブレードで払拭と、キャップ表面を払拭してしまうのでキャップが乾燥しやすくなってしまうという問題も生じている。
このような問題に対して、本発明は、キャップに付着した異物を十分に除去し、キャップのインクジェットヘッドとの当接面を湿潤に保つことのできるインクジェットプリンターを提供する。
本発明のインクジェットプリンターは、記録媒体にインクを吐出して画像を記録するインクジェットヘッドと、前記記録媒体を支持しるプラテンと、前記インクジェットヘッドを搭載し、前記プラテンに支持された前記記録媒体に対して往復走査するキャリッジと、前記キャリッジの位置を検出する検出手段と、前記インクジェットヘッドを密閉し前記インクジェットヘッドからインクを吸引するキャップと、前記キャップをインクジェットヘッドに対して接離方向に移動させる昇降手段と、を有し、前記インクジェットヘッドを前記キャップに対応する位置に移動させ、昇降手段によって前記キャップを上昇させて前記キャップを前記インクジェトヘッドに密閉させ、前記インクジェットヘッドからインクを吸引するメンテナンス手段を有するインクジェットプリンターにおいて、前記キャップに押圧し、前記キャップを清掃するローラーと、前記キャリッジに搭載され、前記ローラーを回動可能に把持する把持手段と、前記ローラーを載置する台と、をさらに有し、前記昇降手段によって前記キャップを所定の高さに配置し、前記台に載置されている前記ローラーを前記把持手段で把持し、前記把持手段で前記ローラーを把持した状態で前記キャリッジを移動させ、前記ローラーを前記キャップに当接させながら往復移動することで前記キャップを清掃することを特徴とする。
本発明によって、キャップに付着した異物を十分に除去し、キャップのインクジェットヘッドとの当接面を湿潤に保つことのできるので、インクジェットヘッドとの密閉性が優れ、インクジェットヘッド内のインクなどを好適に吸引できるインクジェットプリンターを提供できる。
図1は、インクジェットプリンターの概略図である。 図2は、キャップの清掃機構の概略図である。 図3は、清掃ローラーを説明する図である。 図4は、インクジェットプリンターのブロック図である。 図5は、キャップの清掃の動作を説明するフローチャートである。
図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、インクジェットプリンターの概略図である。本実施形態のインクジェットプリンター1は、図1に示すように、記録媒体18を水平に配置して図1の紙面奥から手前方向に搬送し、インクジェットヘッド3からインクを吐出して、記録媒体18の表面に記録データに応じた画像や文字などを記録する。記録媒体18は、紙、樹脂フィルムなどである。この紙面の搬送方向を副走査方向と呼ぶ。
インクジェットプリンター1は、記録媒体18を搬送する搬送手段を備える。また、インクジェットヘッド3およびクリーニング液の滴下手段4を搭載し、記録媒体18の搬送方向と交差する方向、ここでは直交する方向に往復走査するキャリッジ2と、インクジェットヘッド3を払拭するするワイプユニット10と、インクジェットヘッド3をキャップするキャッピングユニット8と、インクジェットヘッド3からのインクの吐出を受けるスピットユニット11を備える。往復走査の移動方向を主走査方向と呼ぶ。また、インクジェットプリンター1は、記録データの受信や記録動作の制御を含めた装置全体の制御を行う制御手段を備える。
搬送手段は、図1の紙面奥行き方向に延ばされた略平板状のプラテン17上に、モーターによって駆動される複数の搬送ローラー対16を備える。そして、この搬送ローラー対16は、回転軸が平行なグリッドローラと、そのグリッドローラに付勢され連れ回るピンチローラを備える。記録媒体18はこのグリッドローラとピンチローラに挟まれて搬送される。グリッドローラが、回転することで紙面奥行き方向から手前方向に記録媒体18が搬送される。
キャリッジ2は、搬送手段、ワイプユニット10、スピットユニット11、およびキャッピングユニット8の上方で、記録媒体18の搬送方向と直交する方向に延在されたキャリッジレール13に沿って移動可能に設けられている。また、キャリッジ2をキャリッジレール13上で位置制御および速度制御可能に往復移動させるモーター15を備える。モーター15は、キャリッジ2が固定されている無端ベルト12に接続され、この無端ベルト12を駆動する。キャリッジレール13に平行にリニアスケール14が設けられている。このリニアスケール14の目盛を検出するリニアセンサーがキャリッジ2に備わる。キャリッジ2の位置を検出可能とし、キャリッジ2に固定されている複数のインクジェットヘッド3および滴下手段4の位置もそれに応じて演算することができ、制御手段が取得できる。
本実施形態では、インクジェットヘッド3は、カラー記録を行うためのブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色のインクに対応して4台が備えられている。
なお、インクジェットヘッド3の詳細は図示しないが、インクを吐出す複数のノズルが列状に配置され、供給されたインクを圧電素子などの吐出機構によって吐出する。インクジェットプリンター1は、画像形成範囲外において、スピットユニット11にノズルからインクを吐出させ、増粘したインクを吐出したり、メニスカスを整えるために吐出したりする。
キャリッジ2を駆動するモーター15の位置制御、速度制御は、制御手段の制御信号に応じて行われる。記録動作時にはインクジェットヘッド3が記録媒体18の上空を所定速度で往復移動するように、モーター15が制御される。また、モーター15は、クリーニング動作時にはワイプユニット10の所定のワイピング位置にインクジェットヘッド3を移動させる。また、キャップをする場合はキャッピングユニット8上に、スピットをする場合はスピットユニット11上に移動させる。
ワイプユニット10は、インクジェットヘッド3をワイプユニット10の上方に移動させた状態で、インクジェットヘッド3のノズル面に対してワイプブレードを相対移動させることで、インクジェットヘッド3のノズル面を払拭して清掃する。またキャッピングユニット8は、インクジェットヘッド3のインクをノズルから外部に吸引することでインクジェットヘッド3の異物や増粘したインクを排出する。また未使用時にキャップすることでインクの乾燥を防止する。キャッピングユニット8の概略構成は、キャップ、キャップを昇降させる昇降手段、キャップ内を吸引する吸引ユニット、吸い出したインクを収納する廃インクボトル9を有する。キャップはインクジェットヘッド3毎に設けられている。昇降手段は、キャップの上下方向の位置を選択的に切り換えるための上下動を行うものであり、例えば、機械的、電磁的、流体的な適宜の昇降手段からなる。
キャリッジ2には、キャップを清掃する清掃ローラー6を把持する把持手段5が備わる。使用していない状態の清掃ローラー6は、清掃ローラー6の回転軸を置くことのできる窪みを備える台7に載置されている。
図2は、キャップの清掃機構の概略図である。キャッピングユニット8にはインクジェトヘッド3を密閉するキャップ24が、インクジェットヘッド3に対応して配置されている。キャップ24はインクジェットヘッド3のノズル面と当接する当接部25が、ノズル列を取り囲むように配置されている。キャップ24にはバネ26が備わり、キャップ24をノズル面の方向に付勢する。キャリッジ2には、滴下手段4側の外側に把持手段5が備わっている。把持手段5は清掃ローラー6の回転軸33を受ける開口部が楕円形の受け部34が備わる。清掃ローラー6の両端から突出して設けられた回転軸33に対して、回転軸33の外側から内側に向けて受け部34を移動させ、回転軸33が受け部34に挿入され、回動可能に把持される。
台7の上部に回転軸33の載置する凹部27が設けられている。凹部27は板状の金属あるいはプラスチックで構成され、水平部28と斜面部29を有する。凹部27は、水平部28の一部に設けた窪みである。台7には、清掃ローラー6が載置されているか否かを検出する清掃ローラー検出センサー30が備わっている。図2では、破線で描かれている清掃ローラー60の回転軸61が、凹部27に載置されている。
受け部34は楕円の開口によって回転軸33を把持するので、回転軸33は楕円に沿って上下に移動することができる。破線で描かれた移動範囲の下限31と上限32は、受け部34の開口の範囲であり、この範囲内で回転軸33が上下に移動する。凹部27の深さがこの移動範囲内である。凹部27に回転軸33が載置されていても、回転軸33が上下動できるので、把持手段5で回転軸33を把持した後にキャリッジ2を移動させることができる。また、斜面部29を設けることで、キャリッジ2と台7が当接しない様にしている。
清掃ローラー6は多孔質の樹脂製のローラーを用いている。この清掃ローラー6は、キャリッジ2を移動することで、キャップ24に当接しながら回転する。回転軸33は、受け部34の楕円の開口部の上側に当接しながら移動するので、キャップ24に対して清掃ローラー6を押圧しながら回転させることができる。キャップ24の当接部25はノズル面に変形しながら当接する部分であり、柔軟な樹脂製である。清掃ローラー6は、この当接部25を含むキャップ24の上面を清掃することができる。キャッピングユニット8には、カム19が備わり、そのカム19はカム軸20により回転する。図2では、キャッピングユニット8は、最下部に位置している。カム軸20およびカム19が回転することで、キャッピングユニット8が上方に移動し、ノズル面と接することができる。清掃ローラー6でキャップ24を清掃する場合は、カム19を回転させ、キャッピングユニット8を所定の位置に固定する。例えば、最下部に位置させる。
また、キャップ24を清掃する際に、インクやクリーニング液が染み出す場合があり、トレー21がキャップ24の下方に配置され、こぼれたインク等を受け、チューブ51を経由して廃インクボトル9に流し込む。トレー21に設けた斜面により、インク等はチューブ51に流れる。また、各キャップ24からインクを吸引する吸引ポンプ23がチューブ22を介して接続されている。吸引ポンプ23は、吸引したインクを廃インクボトル9に流し込む。
図3は、清掃ローラーを説明する図である。清掃ローラー6が把持手段5によってキャリッジ2に装着されている場合を実線で描いている。点線で描かれている清掃ローラー65は、点線で描かれている回転軸66が台7の凹部27に載置されている状態を示している。点線で描かれているキャリッジ62及び把持部64は、回転軸66の外側に点線で描かれている受け部63が位置する場所に移動した状態を示している。この状態で把持部64が受け部63内に回転軸66が挿入されるように移動することで、清掃ローラー65を把持することができる。
キャップ24と清掃ローラー6の上方から見た場合の位置関係は、キャップ24の長手方向の長さより清掃ローラー6の幅の方が広く構成されている。清掃ローラー6によってキャップ24の上面の全体が清掃できる。
キャリッジ2には、インクジェットヘッド3及び滴下手段4が備わる。キャップ24の当接部25は、インクジェットヘッド3のノズル面に接したときに、インクジェットヘッド3のノズル列35の周囲を取り囲むように配置されている。キャップ24の当接部25の内側は、窪んでいる。また窪みの底の窪み底部37は平坦である。窪み底部37の長手方向の一方側に吸引ポンプ23と接続される吸引孔39が設けられている。また窪み底部37には、多孔質の樹脂製のキャップシート38が配置されている。これは、インクジェットヘッド3からインクをキャップ24内に吐出する場合に、インクが飛び散らない様にするためである。滴下手段4のクリーニング液の排出口36は、窪み底部37の長手方向の他方側に対応する位置に配置されている。クリーニング液をキャップ24内に滴下した場合の液滴の位置を滴下範囲40となる。
図4は、インクジェットプリンターのブロック図である。制御手段50は、演算、制御、判別、設定などの処理動作を実行するCPUを備える制御手段である。制御手段50はROM41に格納されていう制御プログラムに従って動作する。RAM42は、データの一時的な記憶や制御手段50による処理のワークエリア等として用いられる。キャリッジ移動モーター駆動回路43は制御手段50の制御によって動作し、キャリッジ2を移動させるモーター15を駆動する。
キャリッジ位置検出センサー44は、リニアスケール14の目盛を検出するリニアセンサーである。キャリッジ2に搭載されている。このセンサー出力に基づいてキャリッジ2の位置を演算し、取得する。ヘッド駆動回路45は制御手段50によって制御される。ヘッド駆動回路45を介して、インクジェットヘッド3を動作させる。インクジェットヘッド3が複数搭載されている場合、制御部50及びヘッド駆動回路45は、各々のインクジェットヘッド3を個別に駆動させることができる。ヘッド駆動回路45は制御手段50から入力された情報に基づいて、各インクジェットヘッド3のインクの吐出もしくは不吐出のタイミングを生成し、インクジェットヘッド3を駆動する。インク吐出をさせる場合は、オン波形を生成し、不吐出させる場合には、オフ波形を生成し、各インクジェットヘッド3へ転送する。吐出のタイミングはキャリッジ2の位置に応じて演算される。
清掃ローラー把持手段駆動回路46は制御手段50の制御により動作し、把持手段5が回転軸33を把持あるいは解放する動作を制御する。把持手段5は、例えば、ソレノイドによって、受け部34を含む部分が移動する機構を備える。清掃ローラー把持手段駆動回路46はソレノイドを駆動する回路である。また、カムによって受け部34を含む部分を移動させる機構の場合は、カムを回転させるモーターの駆動回路となる。
クリーニング液滴下モーター駆動回路47は、制御手段50の制御により動作する。滴下手段4がクリーニング液を滴下するためのモーターの駆動を行う。滴下手段4にはチューブポンプが備わり、そのチューブポンプを駆動するモーターを駆動する。モーターを正転させると、クリーニング液が排出され、止めると停止する。
吸引ポンプ駆動回路48は、制御手段50の制御により動作する。吸引ポンプ23を駆動するためのモーターの駆動を行う。吸引ポンプ23はモーターの駆動によって動作し、キャップ24内のインクの吸引を行う。
清掃ローラー検出手段49は、清掃ローラー検出センサー30を含み、清掃ローラー検出センサー30によって清掃ローラー6が台7に載置されているか否かの情報を制御手段50に出力する。制御手段50は、清掃ローラー6を把持していない状態なら、清掃ローラー検出センサー30の出力によって、台7に清掃ローラー6が載置されているか否かを判断できる。また、清掃ローラー6を把持している状態なら、キャリッジ2を凹部27まで移動させ、その状態での清掃ローラー検出センサー30の出力によって、清掃ローラー6を把持しているか否かを判断できる。
図5は、キャップの清掃の動作を説明するフローチャートである。制御手段50の制御によってインクジェットプリンター1の各機能が制御され、動作する。
先ず、ステップS1で、キャリッジ2をキャップ24の上空まで移動させる。滴下手段4によって、キャップ24内にクリーニング液を滴下する。キャップシート38にクリーニング液が浸み込む。
次に、ステップS2で、キャリッジ2を、把持手段5が台7に載置されている清掃ローラー6を把持する位置に移動する。次に、ステップS3で、把持手段5によって、清掃ローラー6を把持する。
次にステップS4で、把持手段5によって清掃ローラー6を把持したままキャリッジ2を、キャッピングユニット8のキャップ24上を移動して清掃する。この移動によって、清掃ローラー6を用いてキャップ24の第一次の清掃が行われる。キャップ24内に滴下されたクリーニング液、すなわちキャップシート38に浸み込んだクリーニング液は清掃ローラー6が回転しながら押圧するので、キャップ24内に広く行き渡る。また、清掃ローラー6に付着したクリーニング液によって、キャップ24内のみならず、当接部25やその周辺を含むキャップ24の上面を清掃する。また好ましくは、キャリッジ2を、キャップ24の上を清掃ローラー6が往路と復路で清掃するように、少なくとも一往復させる。それにより、キャップ24内のクリーニング液を十分に広げ、清掃ローラー6及びキャップ24の上面に行き渡らせることができる。また、バネ26の弾力と当接部25の弾力及び変形により好適に清掃ローラー6がキャップ24の上面を回転しながら、押圧しながら移動できる。当接部25が変形するので、当接部25の根元なども清掃が可能となる。回転軸33は受け部34の楕円の開口部の上端より上に移動することができないが、バネ26があるので、キャップ24が下方に移動することができ、キャップ24が清掃ローラー6に押圧されながら清掃される。
次にステップS5で、吸引ポンプ23を駆動する。吸引ポンプ23を駆動することで、キャップ24内及びキャップシート38に浸み込んだクリーニング液を吸引することになる。キャップ24の上面が解放された状態なので、全てを吸引することはできないが、キャップシート38に浸み込んだクリーニング液が吸引され排出される。
次にステップS6で、吸引ポンプ23で吸引している状態でキャップ24の上を清掃ローラー6で清掃する。これにより、さらに余分なクリーニング液を排出できる。また清掃ローラー6に付着した余分なクリーニング液も排出できる。また好ましくは清掃ローラー6をキャップ24の上を少なくとも一往復させる。
キャップ24内には、クリーニング液やインクなどが混入しているので、気泡などが発生する場合があるが、清掃ローラー6によって清掃できる。すなわち清掃ローラー6を回転させながら当接させることで気泡などの泡もつぶすことができ、吸引することで残差物も少なくできる。通常のノズル面をキャップする際にもキャップ24内がきれいな状態なので不具合も起こりにくくなる。また、キャップ24の当接部25をクリーニング液で清掃し、濡らすことができる。例えば、主溶剤が水のインクの場合に、乾燥しやすいので、当接部25が乾燥していると、そこに付着したインクの乾燥が早く、強固に定着してしまう恐れがある。しかし、インクより乾燥しにくいクリーニング液を使うことで、当接部25を含めキャップ24の上面をある程度保湿することができるので、この様な問題の防止にもなる。
本発明はインクジェットヘッドを封止するキャップを備えるプリンターに利用できる。
1 インクジェットプリンター
2 キャリッジ
3 インクジェットヘッド
4 滴下手段
5 把持手段
6 清掃ローラー
7 台
8 キャッピングユニット
10 ワイプユニット
11 スピットユニット
12 無端ベルト
13 キャリッジレール
14 リニアスケール
15 モーター
16 搬送ローラー対
17 プラテン
18 記録媒体
24 キャップ
25 当接部
26 バネ
27 凹部
33 回転軸

Claims (8)

  1. 記録媒体にインクを吐出して画像を記録するインクジェットヘッドと、
    前記記録媒体を支持しるプラテンと、
    前記インクジェットヘッドを搭載し、前記プラテンに支持された前記記録媒体に対して往復走査するキャリッジと、
    前記キャリッジの位置を検出する検出手段と、
    前記インクジェットヘッドを密閉し前記インクジェットヘッドからインクを吸引するキャップと、
    前記キャップをインクジェットヘッドに対して接離方向に移動させる昇降手段と、
    を有し、前記インクジェットヘッドを前記キャップに対応する位置に移動させ、昇降手段によって前記キャップを上昇させて前記キャップを前記インクジェトヘッドに密閉させ、前記インクジェットヘッドからインクを吸引するメンテナンス手段を有するインクジェットプリンターにおいて、
    前記キャップに押圧し、前記キャップを清掃するローラーと、
    前記キャリッジに搭載され、前記ローラーを回動可能に把持する把持手段と、
    前記ローラーを載置する台と、
    をさらに有し、
    前記昇降手段によって前記キャップを所定の高さに配置し、前記台に載置されている前記ローラーを前記把持手段で把持し、前記把持手段で前記ローラーを把持した状態で前記キャリッジを移動させ、前記ローラーを前記キャップに当接させながら往復移動することで前記キャップを清掃することを特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 前記ローラーは、回転の中心に軸を有し、該軸は前記ローラーの両側面から突出した突出部を備え、
    前記台は、前記突出部の一部が載置される窪み部を有し、該窪み部に前記軸が載置されることで前記軸の前記台上での移動が規制され、
    前記把持手段は、前記突出部の先端を覆う凹部を備え、前記ローラーが前記台に載置されている状態で、前記凹部を前記軸の先端方向から基根方向に向けて動作させて前記突出部に前記凹部を被せることで、前記ローラーを把持することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター。
  3. 前記キャリッジに搭載され、前記キャップにクリーニング液を滴下する滴下手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットプリンター。
  4. 前記キャップに接続され、前記インクジェットヘッドからインクを吸引する吸引ポンプをさらに有し、
    前記キャップと前記吸引ポンプはチューブで接続され、
    前記キャップの底に前記インクを吸収する吸収部材が配置され、
    前記キャップは前記キャップの前記吸収部材の長手方向の一方側の端部に対応する位置に前記チューブと接続する開口部を有し、
    前記手段から滴下され前記クリーニング液は、前記吸収部材の中央部より長手方向の前記一方側とは逆方向の他方側に近い位置に滴下されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のインクジェットプリンター。
  5. 前記キャップに前記クリーニング液を滴下した後に、前記キャップに対して1回以上前記ローラーを移動させ、その後に前記吸引ポンプを駆動させた状態で前記キャップに対して1回以上前記ローラーを移動させることで前記キャップを清掃することを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンター。
  6. 前記ローラーは、前記ローラーを前記キャップ上に移動させたときに、前記キャップに配置された前記吸収部材に当接することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のインクジェットプリンター。
  7. 前記キャップの下に、こぼれ出た前記クリーニング液を受けるトレーを有することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載のインクジェットプリンター。
  8. 前記インクは主溶剤が水であり、前記クリーニング液は前記インクより蒸発し難いことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載のインクジェットプリンター。
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