JP2002120742A - 駐車補助装置 - Google Patents

駐車補助装置

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JP2002120742A
JP2002120742A JP2000311615A JP2000311615A JP2002120742A JP 2002120742 A JP2002120742 A JP 2002120742A JP 2000311615 A JP2000311615 A JP 2000311615A JP 2000311615 A JP2000311615 A JP 2000311615A JP 2002120742 A JP2002120742 A JP 2002120742A
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parking
driver
steering
assist device
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JP2000311615A
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Takashi Nishiwaki
剛史 西脇
Minoru Nishida
稔 西田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/027Parking aids, e.g. instruction means
    • B62D15/0285Parking performed automatically
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2201/00Particular use of vehicle brake systems; Special systems using also the brakes; Special software modules within the brake system controller
    • B60T2201/10Automatic or semi-automatic parking aid systems

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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者がより容易に周辺の障害物の有無、障
害物と車両との間隔、衝突の可能性等を判定できる位置
から車両を操作することが可能で、且つ、操作に慣れを
要しない駐車補助装置を得る。 【解決手段】 本発明の駐車補助装置は、駐車スペース
に車両を駐車させるために必要な操舵角または操舵位置
を表す目標操舵量を求める目標操舵量演算手段と、前記
目標操舵量と一致させるように、前記車両の実際の操舵
角または操舵位置を表す実操舵量を操作する自動操舵手
段と、前記車両の後退と停止を指示するリモコンと、そ
のリモコンの指示に従って前記車両を後退、停止させる
運転制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両駐車時に、運
転者が車室外より、リモコンを用いて駐車操作を行うこ
とによって駐車操作を容易にする駐車補助装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駐車補助装置が幾つか提
案されている。例えば、特開平5−199617号公報
では、貨物用大型電気自動車の車両後部付近に、微速後
退用の遠隔装置と操舵固定機構とを設け、運転者が、車
両後退時に、運転席以外から後退動作を行えるようにし
て、運転者の安全確認を確実にする電気自動車遠隔制御
後退装置が提案されている。
【0003】また、特開平7−87623号公報では、
電気自動車に、電気自動車を安全に微速移動させる車外
運転操作機能を備えることによって、容易に、正確に車
庫入れなどが行えるようにした電気車制御装置が提案さ
れている。
【0004】さらに、特開平9−136660号公報で
は、車両に、エンジン始動・停止、アクセル、ブレー
キ、操舵装置および前進後進切替装置、ランプ消灯・点
灯などを制御する手段と、車両の位置を認識して位置情
報を発信する手段を設け、車外のリモコンに、前述の位
置情報を表示するとともに遠隔操作を可能にした車庫入
れリモコンが提案されている。
【0005】また、特開平3−208742号公報に
は、後退運転時に運転者が後方を見ながら運転操作を行
えるように、ハンドル・アクセル・ブレーキを遠隔制御
できるリモコンを運転座席の近傍に配置した自動車の後
方運転装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置は何
れも後退時に運転者がより後方確認し易い位置から、若
しくはより後方確認し易い姿勢で操作を行えるようにリ
モコンを設けた装置である。これらの装置によれば、運
転者が通常の後退運転操作をするときと比較して、より
容易に周辺の障害物の有無、障害物と車両の間隔、衝突
の可能性等を判定することができる。
【0007】しかしながら、何れの装置も、通常運転し
ている姿勢とは異なった姿勢で操舵を行う構成となって
いるため、運転者が操舵量と車の動きの関係を把握しに
くく、操作に或る程度の慣れを必要とするという問題点
がある。
【0008】そこで、本発明は上記問題点を解消しよう
とするもので、運転者がより容易に周辺の障害物の有
無、障害物と車両との間隔、衝突の可能性等を判定でき
る位置から車両を操作することが可能で、且つ、操作に
慣れを要しない駐車補助装置を得ることを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る駐車補助装
置は、駐車スペースに車両を駐車させるために必要な操
舵量または操舵位置を表す目標操舵量を求める目標操舵
量演算手段と、前記目標操舵量と一致させるように、前
記車両の実際の操舵量または操舵位置を表す実操舵量を
操作する自動操舵手段と、前記車両の後退と停止を指示
するリモコンと、前記リモコンの指示に従って前記車両
を後退、停止させる運転制御手段と、を備えるものであ
る。
【0010】好ましくは、前記リモコンは、前記車両の
後退と停止に加えて、前記車両の前進を指示する機能を
有するものである。
【0011】好ましくは、前記駐車補助装置は、前記車
両と前記駐車スペース及び前記車両と該車両の周辺の周
辺障害物の位置関係から駐車の可否を判定する駐車可否
判定手段と、前記駐車可否判定手段が駐車不可能と判定
したときに運転者に駐車不可能を通知する状況通知手段
と、を備えるものである。
【0012】好ましくは、運転者に駐車不可能を通知す
る前記状況通知手段は、前記車両のウインカーを点滅さ
せて運転者に通知するものである。
【0013】好ましくは、運転者に駐車不可能を通知す
る前記状況通知手段は、駐車可否を示すデータを前記リ
モコンに送信する状況送信手段と、駐車不可能を示すデ
ータを受信したときに音声、画面表示、振動などによっ
て運転者に通知する機能を有するリモコンと、を備える
ものである。
【0014】好ましくは、前記駐車補助装置は、前記車
両と前記駐車スペース及び前記車両と該車両の周辺の周
辺障害物の位置関係から操舵装置の切り返し操作の要否
を判定する切り返し要否判定手段と、前記切り返し要否
判定手段が操舵装置の切り返し操作が必要と判定したと
きに、運転者に操舵装置の切り返しが必要であることを
通知する状況通知手段と、を備えるものである。
【0015】好ましくは、運転者に操舵装置の切り返し
操作の要否を通知する前記状況通知手段は、前記車両の
ウインカーを点滅させて運転者に通知するものである。
【0016】好ましくは、運転者に操舵装置の切り返し
が必要であることを通知する前記状況通知手段は、操舵
装置の切り返し操作の要否を示すデータをリモコンに送
信する状況送信手段と、操舵装置の切り返しが必要であ
ることを示すデータを受信したときに、運転者に音声、
画面表示、振動などによって運転者に通知する機能を有
するリモコンと、を備えるものである。
【0017】好ましくは、前記駐車補助装置は、前記車
両と前記駐車スペース及び前記車両と該車両の周辺の周
辺障害物の位置関係から駐車の可否を判定する駐車可否
判定手段と、前記車両と前記駐車スペース及び前記車両
と前記周辺障害物の位置関係から操舵装置の切り返し操
作の要否を判定する切り返し要否判定手段と、前記駐車
可否判定手段及び前記切り返し要否判定手段の判定結果
を、前記車両のウインカーを点滅させることにより運転
者に通知する状況通知手段と、を備え、駐車不可能を通
知するときのウインカーの点滅パターンと、切り返しが
必要であることを通知するときのウインカーの点滅パタ
ーンとは異なるパターンに設定されるものである。
【0018】好ましくは、前記車両の後退と停止を指示
する前記リモコンは、前記車両の後退を指示する後退用
押しボタンスイッチを備え、前記運転制御手段は、前記
リモコンの前記後退用押しボタンスイッチが運転者によ
って押下される度に所定の距離だけ車両を後退させた
後、停止させる機能を有するものである。
【0019】好ましくは、前記車両の前進、後退、停止
を指示するリモコンは、後退を指示する後退用押しボタ
ンスイッチと前進を指示する前進用押しボタンスイッチ
とを備え、前記運転制御手段は、前記リモコンの前記前
進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者によって
押下される度に所定の距離だけ車両を前進若しくは後退
させた後、停止させる機能を有するものである。
【0020】好ましくは、前記駐車補助装置は、前記車
両と該車両の周辺の周辺障害物との衝突危険性を判定す
る手段と、前記車両の衝突の危険性が大きくなるほど、
前記リモコンの前進用或いは後退用押しボタンスイッチ
が運転者によって押下された際に前進または後進する所
定の距離を短く設定する手段と、を備えるものである。
【0021】好ましくは、前記リモコンは前記目標操舵
量の補正の指示を入力することができる機能を有し、前
記駐車補助装置は、前記リモコンに入力された補正の指
示に従って前記目標操舵量を補正する手段をさらに備え
るものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1に係る駐車
補助装置を、オートマチックトランスミッションを備え
た車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表す
ブロック図、図2はその駐車補助装置の機能的構成を示
す機能ブロック図である。
【0023】図1において、第1及び第2周辺障害物検
出センサ1、3は、図示のセンサ検出範囲内にある周辺
障害物の位置を検出して、該周辺障害物までの距離と方
向を示すデータ(以降、周辺障害物検出データと呼ぶ)
を出力する。駐車補助コントローラ5は、駐車補助装置
の動作をコントロールするもので、第1及び第2周辺障
害物検出センサ1、3の出力信号、操舵系に設けられ、
操舵装置の操舵量としての操舵ハンドルの操舵角(中立
位置からの回転角)を検出する操舵角センサ7の出力、
ブレーキランプのオンオフ信号、オートマチックトラン
スミッション(図示せず)の変速位置(シフトレンジ)
を表す変速信号、後述するリモコン通信ユニット9から
の車両の後進、停止指示を表す信号を入力して、操舵系
を駆動する操舵アクチュエータ13及び制動系を駆動し
て車輪に対して制動力を発生するブレーキアクチュエー
タ15を制御するものである。リモコン通信ユニット9
は、運転者により操作されて、車両の後進・停止を指示
するために用いられる入力装置としてのリモコン11か
ら車両の後進・停止を指示する信号を受信して、その信
号を駐車補助コントローラ5に入力する。
【0024】駐車補助コントローラ5は、図2に示すよ
うに、オートマチックトランスミッションからのシフト
レンジ信号、ブレーキランプのオンオフ信号、駐車開始
スイッチからの駐車開始信号を入力して自動操舵・手動
操舵の切り替え処理を行う自動操舵・手動操舵切替部5
0と、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3の出力
信号を入力して、図21に示すように、駐車スペースの
中心線C、駐車スペースの開口部の駐車位置Pと自車両
Oとの位置関係を求め、求めた位置関係より車両をペー
ス内に誘導するのに必要な舵角等の操舵量を求めて目標
操舵角等の目標操舵量として出力する目標操舵量演算手
段としての目標操舵角演算部51と、その目標操舵角演
算部51で演算された目標操舵角と操舵角センサ7で検
出された操舵ハンドルの操舵角との偏差に基づいて目標
トルクを出力する、いわゆるフィードバック制御を行う
操舵角制御部52と、その操舵角制御部52により演算
された目標トルクを発生するように操舵アクチュエータ
13を駆動制御する操舵アクチュエータ駆動ドライバ5
3と、自動操舵・手動操舵切替部50の出力とリモコン
通信ユニット9からの車両の後進・停止指示信号を受け
てブレーキアクチュエータ15を駆動制御する信号を出
力するブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54とを有
する。尚、操舵角制御部52、操舵アクチュエータ駆動
ドライバ53及び操舵アクチュエータ13は、本発明の
自動操舵手段を構成する。
【0025】次に、駐車補助コントローラ5の制御動作
について説明する。先ず、自動操舵・手動操舵切替部5
0は、運転者の駐車操作開始の意志を、ブレーキランプ
のオン/オフ、シフトレンジ、駐車開始スイッチのオン
/オフで判定し、検出した運転者の意志に応じて、自動
操舵のオン/オフを設定して出力する。具体的には、図
20のフローチャートに示すように、ステップS1で、
オートマチックトランスミッションのシフトレンジが
「後退位置」か判定し、「いいえ」の場合には、ステッ
プS2で、操舵系を手動操舵モードに設定して処理を終
える。ステップS1の判定結果が「はい」(シフトレン
ジが後退位置)の場合には、ステップS3で、ブレーキ
ランプが「オン」であるか判定し、「いいえ」の場合に
は処理を終了し、「はい」の場合(ブレーキランプがオ
ン)には、ステップS4で、駐車開始スイッチが「オ
ン」であるか判定し、「いいえ」であれば処理を終了
し、「はい」(駐車開始スイッチがオン)であればステ
ップS5で、自動操舵モードを設定して処理を終える。
【0026】次いで、目標操舵角演算部51の処理につ
いて説明する。先ず、第1及び第2周辺障害物検出セン
サ1、3からの周辺障害物検出データより、図21に示
すように、駐車スペースの中心線C、駐車スペースの開
口部の駐車位置P、自車両Oの位置関係を求める。求め
た位置関係より、駐車スペース内に誘導するのに必要な
舵角を、図22のフローチャートに示した手順に従って
求めて、目標操舵角として出力する。
【0027】以下、図22のフローチャートにより目標
操舵角演算部51の演算処理について、図23乃至図2
5を参照しながら説明する。先ず、ステップS11で、
自車両の中心線yと駐車スペースの中心線Cの交点I
(図23参照)を求める。次に、ステップS12で、線
分PIの長さ(図23参照)を求める。ステップS13
で、線分PIの長さと線分OIの長さを比較し、OI>
PI(はい)であれば、ステップS14に進み、OI≦
PIの場合には、ステップS15へ進む。線分OIの長
さは、図23に示すような座標系を用いれば、y座標の
値がそのまま求める長さになるため容易に求めることが
できる。ステップS14では、目標操舵角を直進相当に
設定して処理を終了する。従って、PI<OIとなる位
置Q(図24参照)に車が移動するまで直進状態を維持
する。ステップS15では、図25に示すように、自車
位置Oで車体中心線yと接し、かつ中心線Cに接する円
の半径Rを計算して目標旋回半径とする。次に、ステッ
プS16で、前記ステップS15で求めた目標旋回半径
Rが得られるような目標操舵角を設定して処理を終了す
る。
【0028】次に、操舵角制御部52は、自動操舵・手
動操舵切替部50により自動操舵モードに設定されてい
るときには、上記のようにして演算された目標操舵角と
操舵角センサ7により検出された操舵角との偏差に基づ
いて目標トルクを演算して出力する、いわゆるフィード
バック制御を行う。また、手動操舵モード(自動操舵オ
フ)に設定されているときには、目標トルクを零に設定
する。
【0029】操舵アクチュエータ駆動ドライバ53は、
操舵角制御部52により演算された目標トルクに応じた
電流を操舵アクチュエータ13に供給することによっ
て、操舵機構に目標トルクを出力する。
【0030】ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54
は、リモコン通信ユニット9より停止指示が入力された
ときには、ブレーキアクチュエータ15をオンして車両
を停止させる。また、後進指示が入力されたときは、ブ
レーキアクチュエータ15をオフする。自動駐車モード
では、シフトレンジは必ず「後退」に設定されているの
で、ブレーキアクチュエータ15がオフされると、オー
トマチックトランスミッションのクリープ現象によっ
て、車両は後退する。自動駐車モード開始時すなわち自
動操舵オン時には、ブレーキアクチュエータ15はオン
の状態に設定され、運転者がリモコン11を操作を開始
するまで車両を停止させて待機する。さらに、自動操舵
オフ時には、前述の動作によらず、常にブレーキオフに
設定される。
【0031】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッ
ションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概
略構成を表すブロック図、図4はその駐車補助装置の機
能的構成を示す機能ブロック図である。
【0032】この実施の形態2は、リモコン11Aが運
転者の操作に応じて前進・後進・停止の指示をリモコン
通信ユニット9Aを介して駐車補助コントローラ5Aへ
送信すること、オートマチックトランスミッションのシ
フトレンジを設定するシフトレンジ設定アクチュエータ
17を備え、主として、駐車補助コントローラ5Aがこ
のシフトレンジ設定アクチュエータ17の動作を制御す
るようにしたことが、上記実施の形態1と異なっている
が、その他の構成及び作用は上記実施の形態1とほぼ同
様である。
【0033】図4に示すように、この実施の形態2の駐
車補助コントローラ5Aは、図2の上記実施の形態1の
駐車補助コントローラ5と対比して、リモコン通信ユニ
ット9Aより入力された指示に従って、ブレーキのオン
/オフとシフトレンジとを制御する前進・停止・後進操
作制御処理部55と、その前進・停止・後進操作制御処
理部55より出力されるシフトレンジに従ってシフトレ
ンジ設定アクチュエータ17を駆動するシフトレンジ設
定アクチュエータ駆動ドライバ56とを備える点及び目
標操舵角演算部51Aの演算処理動作において相違して
いるが、その他の構成及び作用は上記実施の形態1のも
のとほぼ同様である。
【0034】次に、本実施の形態2の目標操舵角演算部
51Aの処理動作について、図26のフローチャートに
より説明する。図26のフローチャートは、上記実施の
形態1の図22のフローチャートと対比して、ステップ
S17乃至19において相違しているだけであり、従っ
て、以下これらのステップについて詳細に説明する。
【0035】ステップS15の後、ステップS17にお
いて、シフトレンジが現在どの位置に設定されている
か、すなわち「後退」に設定されているかを判定し、
「後退」の場合には、ステップS16へ進み、ステップ
S15で求めた目標旋回半径Rが得られるような目標操
舵角を設定する。ステップS17で「後退」以外の場合
には、ステップS18へ進み、ステップS15で求めた
目標旋回半径Rが、本装置を搭載している車両の最小回
転半径Rminより大きいときはステップS14に進
み、そうでなければステップS19に進んで、前進時に
車両の中心軸yと駐車スペースの中心軸Cの成す角度が
小さくなる方向に操舵可能範囲最大の操舵角を目標操舵
角として設定して処理を終了する。
【0036】また、前進・停止・後進操作制御処理部5
5は、リモコン通信ユニット9Aより入力された指示に
従って、ブレーキのオン/オフとシフトレンジとを制御
するものであり、以下、図27のフローチャートにより
その制御処理動作について説明する。
【0037】先ず、ステップS21で、シフトレンジ信
号により、シフトレンジが「後退」か判定し、「後退」
でなければ(いいえ)、ステップS22に進んで、シフ
トレンジが「ドライブ」か判定し、「ドライブ」でなけ
れば(いいえ)、ステップS23へ進んで、前進・停止
・後進操作制御処理部55からブレーキオン指令信号を
ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力する。
【0038】一方、ステップS21で、シフトレンジが
「後退」であれば(はい)、ステップS24へ進み、リ
モコン通信ユニット9Aからの信号により、運転者がリ
モコン11Aに「後進指示」の操作をしているか判定
し、「後進指示」が有る場合には(はい)、ステップS
25へ進んで、前進・停止・後進操作制御処理部55か
らブレーキオン指令信号をブレーキアクチュエータ駆動
ドライバ54へ出力し、ステップS26でシフトレンジ
を「ドライブ」に設定し、ステップS27で、前進・停
止・後進操作制御処理部55からブレーキオフ指令信号
をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して
処理を終える。
【0039】ステップS24において「後進指示」が無
い場合には(いいえ)、ステップS28へ進んで、運転
者がリモコン11Aに「停止指示」の操作をしているか
判定する。「停止指示」無しの場合には(いいえ)、そ
のまま処理を終了し、「停止指示」有りの場合には(は
い)、ステップS29でブレーキオン指令信号をブレー
キアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処理を終
える。
【0040】また、ステップS22において、シフトレ
ンジが「ドライブ」の場合には(はい)、ステップS3
0へ進み、リモコン11Aよりリモコン通信ユニット9
Aを介して「後進指示」が出されているか判定し、「後
進指示」が有ればステップS31へ進んで、ブレーキオ
ン指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54
へ出力し、ステップS32で、シフトレンジを「後退」
に設定して、ステップS33で、ブレーキオフ指令信号
をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して
処理を終了する。
【0041】ステップS30で、「後進指示」無しの場
合には(いいえ)、ステップS34に進んで、運転者が
リモコン11Aに「停止指示」の操作をしているか判定
する。「停止指示」無しの場合には(いいえ)、そのま
ま処理を終了し、「停止指示」有りの場合には(は
い)、ステップS35でブレーキオン指令信号をブレー
キアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処理を終
える。
【0042】ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54
は、前進・停止・後進操作制御処理部55より出力され
るブレーキオン/オフ指令信号に従ってブレーキアクチ
ュエータ15を駆動する。また、自動操舵・手動操舵切
替部50により「手動操舵」(自動操舵オフ)に設定さ
れているときには、前述の制御によらず、常にブレーキ
オフ指令信号を出力するように設定される。
【0043】シフトレンジ設定アクチュエータ駆動ドラ
イバ56は、前進・停止・後進操作制御処理部55より
出力されるシフトレンジ指令信号に従って、シフトレン
ジ設定アクチュエータ17を駆動する。
【0044】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッ
ションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概
略構成を表すブロック図、図6はその駐車補助装置の機
能的構成を示す機能ブロック図である。
【0045】この実施の形態3は、図5に示すように、
運転者のウインカレバー操作に従ってウインカーランプ
の点滅を行うウインカー回路19を備え、このウインカ
ー回路19に、駐車補助コントローラ5Bのウインカー
ランプ駆動出力が接続された点で、上記実施の形態1と
相違する。
【0046】図6に示すように、本実施の形態3の駐車
補助コントローラ5Bは、上記実施の形態1のものと比
べて、目標操舵角演算部51Bが、第1及び第2周辺障
害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵角
を演算する外に、車両の駐車可否を判定し、この判定結
果に従ってウインカーランプ駆動ドライバ57が駆動さ
れウインカー回路19を制御する点で相違しているが、
その他の構成及び作用は上記実施の形態1のものとほぼ
同様である。具体的には、目標操舵角演算部51Bは、
目標操舵角演算処理で求めた目標旋回半径Rが本装置を
装着した車両の最小回転半径Rminより小さいときに
は駐車不可能、それ以外は駐車可能と判定する。本実施
の形態3において、目標操舵角演算部51Bは、本発明
の目標操舵量演算手段及び駐車可否判定手段を構成し、
ウインカーランプ駆動ドライバ57及びウインカー回路
19は本発明の状況通知手段を構成する。
【0047】ウインカー回路19は、図28に示すよう
に、インパネ内左ウインカーランプ31、左前ウインカ
ーランプ32、左後ウインカーランプ33が互いに並列
に接続されて、各々の一端が電源34に接続されると共
に、他端が共通のダイオード35を介して駐車補助コン
トローラ5Bのウインカーランプ駆動ドライバ57を構
成する、エミッタ接地のトランジスタ36のコレクタに
接続されると共に、3点(左側、中立、右側)切替のウ
インカーレバースイッチ37及びフラッシャー回路38
を介して接地されており、また、インパネ内右ウインカ
ーランプ39、右前ウインカーランプ40、右後ウイン
カーランプ41も互いに並列に、且つインパネ内左ウイ
ンカーランプ31、左前ウインカーランプ32、左後ウ
インカーランプ33とも並列に接続され、各々の一端が
電源34に接続されると共に、他端が共通のダイオード
42を介して駐車補助コントローラ5Bのトランジスタ
36のコレクタに接続されると共に、ウインカーレバー
スイッチ37及びフラッシャー回路38を介して接地さ
れている。
【0048】このような回路構成により、駐車補助コン
トローラ5Bの目標操舵角演算部51Bが車両の駐車が
不可能と判定した場合には、駐車負荷判定信号(ウイン
カーランプ駆動信号)を出力して、ウインカーランプ駆
動ドライバ57のトランジスタ36を導通させ、全ての
ウインカーランプ31〜33、39〜41が点灯される
が、それ以外の場合には、ウインカーランプ31〜3
3、39〜41は運転者のウインカーレバー操作に従っ
て点滅する。このように、全てのウインカーランプ31
〜33、39〜41を点灯状態にすることにより、運転
者は運転席若しくは車両の外より駐車不可能な状態にな
ったことを確認することができる。
【0049】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
4に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッ
ションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概
略構成を表すブロック図、図8はその駐車補助装置の機
能的構成を示す機能ブロック図である。
【0050】この実施の形態4は、図7に示すように、
駐車補助コントローラ5Cが駐車可否の判定を行い、こ
の判定結果をリモコン通信ユニット9Bを介してリモコ
ン11Bへ送信して、駐車の可否を運転者に知らせるよ
うにした点で、上記実施の形態1と相違する。
【0051】図8に示すように、本実施の形態4の駐車
補助コントローラ5Cは、上記実施の形態1のものと比
べて、目標操舵角演算部51Cが、第1及び第2周辺障
害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵角
を演算する外に、車両の駐車可否を判定し、この判定結
果をリモコン通信ユニット9Bを介してリモコン11B
に送信し、駐車不可になった場合には、リモコン11B
が駐車不可能になったことを運転者に音声・振動・表示
などの手段を用いて通知する機能を備えた点で相違して
いるが、その他の構成及び作用は上記実施の形態1のも
のとほぼ同様である。この実施の形態4でも、上記実施
の形態3の場合と同様に、目標操舵角演算部51Cが、
目標操舵角演算処理で求めた目標旋回半径Rが本装置を
装着した車両の最小回転半径Rminより小さいときに
は駐車不可能、それ以外は駐車可能と判定する。
【0052】実施の形態5.図9は本発明の実施の形態
5に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッ
ションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概
略構成を表すブロック図、図10はその駐車補助装置の
機能的構成を示す機能ブロック図である。
【0053】この実施の形態5は、図9に示すように、
基本的には、上記実施の形態2と実施の形態3とを組み
合わせたものであり、図4の実施の形態2の構成に、ウ
インカー回路19を付加したものである。
【0054】具体的には、図10に示すように、本実施
の形態5の駐車補助コントローラ5Dは、上記実施の形
態2のものと比べて、目標操舵角演算部51Dが、第1
及び第2周辺障害物検出センサ1、3からの出力に基づ
いて目標操舵角を演算する外に、車両の駐車可否及びハ
ンドル等の操舵装置の切り返しの要否を判定し、この判
定結果に従ってウインカーランプ駆動ドライバ57Aが
駆動されウインカー回路19を制御する点で相違してい
るが、その他の構成及び作用は上記実施の形態2のもの
とほぼ同様である。
【0055】尚、目標操舵角演算部51Dは、本発明の
目標操舵量演算手段、駐車可否判定手段及び切り返し要
否判定手段を構成し、ウインカーランプ駆動ドライバ5
7A及びウインカー回路19は本発明の状況通知手段を
構成する。
【0056】目標操舵角演算部51Dは、具体的には、
図29のフローチャートに従って、駐車可否とハンドル
の切り返し要否を判定するもので、以下図29に基づい
て判定動作について説明する。
【0057】先ず、ステップS41で、目標操舵角演算
処理で求めた目標旋回半径Rが本装置を装着した車両の
最小回転半径Rminより小さいか判定し、R≧Rmi
nのときには(いいえ)、ステップS42で駐車可能と
判定し、続いてステップS43で切り返し不要と判定し
て処理を終える。
【0058】ステップS41においてR<Rminのと
きには(はい)、ステップS44へ進んで、駐車スペー
ス前方の領域の幅L(図30参照)を計算し、次いでス
テップS45で幅Lが所定の幅Lrより小さいか判定す
る。この判定結果がL<Lrのときには、ステップS4
6で駐車不能と判定し、次いでステップS47でハンド
ル切り返し不要と判定して処理を終える。また、ステッ
プS45の判定結果がL≧Lrのときには、ステップS
48に進んで駐車可能と判定し、次いでステップS49
でハンドルの切り返しが必要と判定して処理を終える。
【0059】ウインカーランプ駆動ドライバ57Aは、
目標操舵角演算部51Dからの駐車可否判定信号及び切
り返し要否判定信号を受けて、駐車不可の場合には、ウ
インカーランプ駆動出力をオンし、ウインカーランプ3
1〜33、39〜41を全て点灯状態にする。また、切
り返しが必要な場合には、ウインカーランプ駆動出力を
周期的にオン/オフしてウインカーランプ31〜33、
39〜41を全て点滅状態にする。このようにして、運
転者は運転席もしくは車両の外より駐車不可能な状態に
なったことや、ハンドルの切り返しが必要な状態になっ
たことを確認できる。また、ウインカーランプ31〜3
3、39〜41の点灯状態の違い(点灯と点滅)によっ
て、どちらの状態であるかを確認できる。
【0060】実施の形態6.図11は本発明の実施の形
態6に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミ
ッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その
概略構成を表すブロック図、図12はその駐車補助装置
の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【0061】この実施の形態6は、図11に示すよう
に、駐車補助コントローラ5Eが、駐車の可否及びハン
ドルの切り返し要否を判定し、この判定結果をリモコン
通信ユニット9Cを介してリモコン11Cに送信して、
リモコン11Cから駐車不可やハンドルの切り返し要否
を運転者に知らせるようにした点で、上記実施の形態2
と相違する。
【0062】図12に示すように、本実施の形態6の駐
車補助コントローラ5は、上記実施の形態2のものと比
べて、目標操舵角演算部51Eが、第1及び第2周辺障
害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵角
を演算する外に、車両の駐車可否及びハンドルの切り返
し要否を判定し、この判定結果をリモコン通信ユニット
9Cに送信する点で相違しているが、その他の構成及び
作用は上記実施の形態2のものとほぼ同様である。
【0063】尚、目標操舵角演算部51Eは本発明の目
標操舵量演算手段、駐車可否判定手段及び切り返し要否
判定手段を構成し、リモコン通信ユニット9Cは、駐車
可否を示すデータをリモコンに送信する本発明の状況送
信手段を構成する。
【0064】目標操舵角演算部51は、上記実施の形態
5と同様に、図29のフローチャートに示したように、
車両の駐車可否及びハンドルの切り返し要否の判定を行
うものである。
【0065】また、リモコン11Cは、駐車補助コント
ローラ5Eからリモコン通信ユニット9Cを介して駐車
可否及び切り返し要否判定信号を受信して、駐車不可に
なったことやハンドルの切り返しが必要になったこと
を、運転者に音声・振動・表示などの手段を用いて通知
する機能を備える。
【0066】実施の形態7.図13は本発明の実施の形
態7に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミ
ッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その
概略構成を表すブロック図、図14はその駐車補助装置
の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【0067】この実施の形態7は、図13に示すよう
に、車輪の回転を検出する車輪回転センサ21を備え、
駐車補助コントローラ5Fが車輪回転センサ21からの
出力信号を受けて、ブレーキアクチュエータ15の動作
を制御するようにした点で、上記実施の形態1と相違す
る。尚、車輪回転センサ21は、車輪の回転数に応じた
パルス数のパルス信号を出力するものである。
【0068】図14に示すように、本実施の形態7の駐
車補助コントローラ5Fは、上記実施の形態1のものと
比べて、目標操舵角演算部51Fが、第1及び第2周辺
障害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵
角を演算する外に、車両の駐車可否を判定し、この判定
結果をリモコン通信ユニット9Dを介してリモコン11
Dに送信する点、及び車輪回転センサ21からの出力信
号(パルス信号)及びリモコン通信ユニット9Dを介し
てリモコン11Dから受信した運転者の後退・停止指示
を受けて、ブレーキオン/オフ指令信号をブレーキアク
チュエータ駆動ドライバ54に出力して、ブレーキアク
チュエータ15の動作を制御する停止・後進操作制御処
理部55Aを備えた点で相違しているが、その他の構成
及び作用は上記実施の形態1のものとほぼ同様である。
【0069】また、目標操舵角演算部51Fは、本発明
の目標操舵量演算手段及び駐車可否判定手段を構成し、
図22のステップS15の目標操舵角演算処理で求めた
目標旋回半径Rが本装置を装着した車両の最小回転半径
Rminより小さいときには駐車不可能、それ以外は駐
車可能と判定する。
【0070】リモコン11Dは、車両の後退を指示する
後退用押しボタンスイッチ(図示せず)を備え、この後
退用押しボタンスイッチが運転者によって押下される度
に所定の距離だけ車両を後退させた後、停止させる機能
を有している。また、このリモコン11Dは、リモコン
通信ユニット9Dを介して目標操舵角演算部51Fから
の駐車可否判定信号を受信して、駐車不可の場合には、
運転者へ音声・振動・表示などの手段を用いて通知す
る。
【0071】次に、停止・後進操作制御処理部55Aの
動作について、図31のフローチャートにより説明す
る。先ず、ステップS51において、自動操舵・手動操
舵切替部50からの出力信号により、停止・後進操作制
御処理部55Aは自動操舵中か/手動操舵中かを判定
し、手動操舵中であれば(いいえ)、ステップS52へ
進んで、車両の後退距離をリセットし(零に設定す
る)、次いでステップS53でブレーキオン指令信号を
ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処
理を終える。
【0072】ステップS51において自動操舵中であれ
ば(はい)、ステップS54へ進んで、リモコン通信ユ
ニット9Dから出力信号に基づいて、「停止指示」を受
信しているかを判定する。この判定結果が「はい」であ
れば、ステップS52、ステップS53へ順次進んで、
車両の後退距離をリセットしてブレーキオン指令信号を
ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処
理を終える。一方、ステップS54の判定結果が「いい
え」であれば、ステップS55へ進んで、「後進指示」
を受信しているかを判定し、この判定結果が「いいえ」
であれば、ステップS56へ進んで、ブレーキアクチュ
エータ駆動ドライバ54へブレーキオン指令信号を出力
しているか否かを判定する。この判定結果が「はい」で
あれば、ステップS52,ステップS53へ順次進んで
処理を終える。
【0073】また、ステップS55で「後進指示」を受
信していない場合(はい)、或いはステップS56でブ
レーキオフ指令信号を出力している場合(いいえ)に
は、ステップS57へ進んで、車両の後退距離が規定の
値より大きいかを判定する。この判定結果が「はい」で
あれば、ステップS53へ進んで処理を終了し、「いい
え」であれば、ステップS58へ進んで、ブレーキオフ
指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ
出力して処理を終える。
【0074】すなわち、停止・後進操作制御処理部55
Aは、リモコン通信ユニット9Dより「後進指示」を受
け取ると、ブレーキオフ指令信号を出力して、ブレーキ
アクチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチ
ュエータ15をオフするように制御する。そして、車両
がオートマチックトランスミッションのクリープ現象に
よって規定の距離後退すると、ブレーキオン指令信号を
出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54に
よりブレーキアクチュエータ15をオンするように制御
する。車両が規定の距離後退したことは、車輪回転セン
サ21より入力されたパルスを計数して判定する。
【0075】実施の形態8.図15は本発明の実施の形
態8に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミ
ッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その
概略構成を表すブロック図、図16はその駐車補助装置
の機能的構成を示す機能ブロック図である。この実施の
形態8は、図15に示すように、基本的には、上記実施
の形態2と実施の形態7とを組み合わせたものである。
【0076】図16に示すように、本実施の形態8の駐
車補助コントローラ5Gは、上記実施の形態2のものと
比べて、目標操舵角演算部51Gが、第1及び第2周辺
障害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵
角を演算する外に、車両の駐車可否及びハンドルの切り
返し要否を判定し、この判定結果をリモコン通信ユニッ
ト9Eを介してリモコン11Eに送信する点、及び車輪
回転センサ21からの出力信号(パルス信号)及びリモ
コン通信ユニット9Eを介してリモコン11Eから受信
した運転者の前進・後退・停止指示を受けて、ブレーキ
オン/オフ指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドラ
イバ54に出力して、ブレーキアクチュエータ15の動
作を制御する前進・停止・後進操作制御処理部55Bを
備えた点で相違しているが、その他の構成及び作用は上
記実施の形態2のものとほぼ同様である。尚、目標操舵
角演算部51Gは、本発明の目標操舵量演算手段、駐車
可否判定手段、切り返し要否判定手段を構成し、前進・
停止・後進操作制御処理部55Bは本発明の運転制御手
段を構成し、リモコン通信ユニット9Eは本発明の状況
通知手段を構成する。また、目標操舵角演算部51Gに
よる駐車不可/駐車可能の判定は、上記実施の形態7と
同様に行われる。
【0077】リモコン11Eは、リモコン通信ユニット
9Eを介して目標操舵角演算部51Gからの駐車可否判
定信号及び切り返し要否判定信号を受信して、駐車不可
の場合やハンドルの切り返しが必要な場合には、運転者
へ音声・振動・表示などの手段を用いて通知する。
【0078】さらに、リモコン11Eは、後退を指示す
る後退用押しボタンスイッチと前進を指示する前進用押
しボタンスイッチとを備えており、前進・停止・後進操
作制御処理部55Bは、リモコン11Eの前進用或いは
後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下される
度に所定の距離だけ車両を前進若しくは後退させた後、
停止させる機能を有する。
【0079】次に、前進・停止・後進操作制御処理部5
5Bの動作について、図32のフローチャートにより説
明する。図32において、ステップS51からステップ
S55までの処理並びにステップS57、ステップS5
8の処理は、上記実施の形態7の対応するステップの処
理と同じでり、それらについての説明は省略する。
【0080】ステップS54において、「停止指示」を
受信していると判定された場合には(はい)、ステップ
S52、ステップS53へ順次進んで、後退距離をリセ
ットし、ブレーキオン指令信号を出力して処理を終え
る。
【0081】一方、ステップS54において、「停止指
示」を受信していないと判定された場合には(いい
え)、ステップS60へ進んで、ブレーキアクチュエー
タ駆動ドライバ54へブレーキオン指令信号が出力され
ているか否かを判定する。この判定結果が「いいえ」で
あれば、ステップS55に進んで、「後進指示」を受信
しているかを判定し、この判定結果が「いいえ」であれ
ば、ステップS56へ進む。
【0082】一方、ステップS55の判定結果が「は
い」であれば、ステップS61へ進んで、シフトレンジ
信号より、シフトレンジが「後退」位置かを判定し、
「はい」であればステップS57へ進み、「いいえ」で
あればステップS62へ進む。ステップS62で、ブレ
ーキオン指令信号が出力されているかを判定し、「いい
え」であればステップS52へ進み、一方「はい」であ
れば、ステップS63でシフトレンジを「後退」位置に
設定して、ステップS57へ進む。
【0083】また、ステップS60において、「前進指
示」を受信している場合(はい)には、ステップS64
へ進んで、シフトレンジ信号からシフトレンジが「前
進」位置かを判定する。この判定結果が「はい」であれ
ば、ステップS57へ進み、「いいえ」であればステッ
プS65へ進んで、ブレーキオン指令信号が出力されて
いるかを判定する。この判定結果が「いいえ」であれば
ステップS52へ進み、「はい」であればステップS6
6へ進んで、シフトレンジを「前進」位置に設定してス
テップS57へ進む。
【0084】すなわち、前進・停止・後進操作制御処理
部55Bは、リモコン通信ユニット9Eより「前進指
示」を受け取ると、シフトレンジを「前進」位置に設定
してブレーキオフ指令信号を出力して、ブレーキアクチ
ュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエー
タ15をオフするように制御する。また、リモコン通信
ユニット9Eより「後進指示」を受け取ると、シフトレ
ンジを「後進」位置に設定してブレーキオフ指令信号を
出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54に
よりブレーキアクチュエータ15をオフするように制御
する。そして、車両がオートマチックトランスミッショ
ンのクリープ現象によって規定の距離移動すると、ブレ
ーキオン指令信号を出力して、ブレーキアクチュエータ
駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエータ15を
オンするように制御する。また、車両が規定の距離移動
したことは、車輪回転センサ21より入力されたパルス
を計数して判定する。
【0085】実施の形態9.図17は本発明の実施の形
態9に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミ
ッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その
駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図であ
る。この実施の形態9の概略構成は、上記実施の形態8
の図15の構成と同じである。
【0086】この実施の形態9は、図17に示すよう
に、駐車補助コントローラ5Hの目標操舵角演算部51
Hが自車両の他の物体との衝突危険度を判定し、この衝
突危険度判定結果に基づいて、前進・停止・後進操作制
御処理部55Cがブレーキアクチュエータ15やシフト
レンジ設定アクチュエータ17を制御すること(すなわ
ち、車両の衝突の危険性が大きくなるほど、リモコン1
1の前進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者に
よって押下された際に前進または後進する所定の距離を
短く設定すること)により、他の物体との衝突を防止す
るようにしたものであり、これ以外の点では、本実施の
形態9の構成及び作用は上記実施の形態8のものと同様
である。尚、目標操舵角演算部51Hは、本発明の目標
操舵量演算手段、駐車可否判定手段、切り返し要否判定
手段及び衝突危険度判定手段を構成し、リモコン通信ユ
ニット9Eは本発明の状況通知手段を構成する。
【0087】以下、目標操舵角演算部51Hの衝突危険
度判定処理について説明すると、目標操舵角演算部51
Hで、衝突危険度を表すパラメータとして、第1及び第
2周辺障害物検出センサ1、3から出力された周辺障害
物検出データより、周辺障害物のうち自車両からの距離
が最短のものまでの距離を求め、これを衝突危険距離と
する。さらに、このようにして求めた衝突危険距離に所
定の係数(0.8程度)を乗じた値を漸進距離指示値L
fとして出力する。また、前進・停止・後進操作制御処
理部55Cは、リモコン通信ユニット9Eからの前進・
停止・後進指示に基づいて、上記実施の形態8と同様
に、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54及びシフ
トレンジ設定アクチュエータ駆動ドライバ56を介して
ブレーキアクチュエータ15及びシフトレンジ設定アク
チュエータ17を制御して、車両が漸進距離指示値Lf
だけ移動した時点で車両を停止させる。
【0088】すなわち、前進・停止・後進操作制御処理
部55Cは、リモコン通信ユニット9Eより「前進指
示」を受け取ると、シフトレンジを「前進」位置に設定
してブレーキオフ指令信号を出力して、ブレーキアクチ
ュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエー
タ15をオフするように制御する。また、リモコン通信
ユニット9Eより「後進指示」を受け取ると、シフトレ
ンジを「後進」位置に設定してブレーキオフ指令信号を
出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54に
よりブレーキアクチュエータ15をオフするように制御
する。そして、車両がオートマチックトランスミッショ
ンのクリープ現象によって漸進距離指示値Lfだけ移動
すると、ブレーキオン指令信号を出力して、ブレーキア
クチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュ
エータ15をオンするように制御する。
【0089】尚、衝突危険距離の最大値を第1及び第2
周辺障害物検出センサ1、3の最大検出距離で制限する
処理を加えれば、車両がセンサ検出範囲外の障害物に衝
突するのを防止することができる。
【0090】実施の形態10.図18は本発明の実施の
形態10に係る駐車補助装置を、オートマチックトラン
スミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、
その概略構成を表すブロック図、図19はその駐車補助
装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【0091】この実施の形態10は、図18及び図19
に示すように、上記実施の形態9において、リモコン1
1Fが運転者により入力された車両の前進・後進・停止
と駐車位置の補正を指示するために用いられ、リモコン
11Fより送信される前進・後進・停止・右補正・左補
正の指示がリモコン通信ユニット9Fを介して駐車補助
コントローラ5Iに入力され、また目標操舵角演算部5
1Iが、駐車可否判定処理、切り返し要否判定処理及び
衝突危険度判定処理の外に、リモコン11Fからの目標
操舵角補正指示に従って目標操舵角演算処理を行うよう
にした点で、上記実施の形態9と相違する。
【0092】以下、本実施の形態10の目標操舵角演算
部51Iにより行われる目標操舵角演算処理について、
図33乃至図37を参照して説明する。先ず、上記実施
の形態1で既に説明したように、第1及び第2周辺障害
物検出センサ1、3から出力される周辺障害物検出デー
タより、図21に示す駐車スペースの中心線C、駐車ス
ペースの開口部の駐車位置Pと自車両Oとの位置関係を
求める。
【0093】次に、このようにして求めた位置関係よ
り、駐車スペース内に自車両を誘導するのに必要な舵角
を、図33のフローチャートに示す手順に従って求め
て、目標操舵角として出力する。
【0094】以下、図33のフローチャートにより目標
操舵角演算処理について説明する。先ず、ステップS7
1において、図34に示すように、リモコン通信ユニッ
ト9Fから目標操舵角補正指示が入力される度に、指示
内容に従って、演算により求められた駐車スペースの中
心線Cに対して、運転者により指示された補正値LC
増減する。この際、運転者は、自分が実際に見た自車両
の動きや自車両と駐車スペースとの位置関係から、演算
により求められた駐車スペースの中心線Cと実際の駐車
スペースの中心線C’とのずれを予測して、そのずれ量
を補正値LCとしてリモコン11Fに入力する。次い
で、ステップS72で、補正値LCに従って駐車スペー
スの中心線Cを補正した中心線C'と駐車スペースの開
口部の駐車位置Pを補正した駐車位置P'を求める。ス
テップS73で、自車両の中心線yと補正した駐車スペ
ースの中心線C'の交点I'(図35参照)を求め、ステ
ップS74で、線分P'I'の長さ(図36参照)を求め
る。次に、ステップS75で、線分P'I'の長さと線分
OI'の長さを比較し、OI'>P’I’であれば(は
い)、ステップS76へ進み、OI'≦P’I’であれ
ば(いいえ)、ステップS77へ進む。線分OI'の長
さは、図36に示すような座標系を用いれば、y座標の
値がそのまま求める長さになるため、容易に求めること
ができる。ステップS76では、目標操舵角を車両が直
進するように設定し、P'I'<OI'となる位置Q(図
36参照)に車両が移動するまで直進状態を維持する。
一方、ステップS77では、図37に示すように、自車
両位置Oで車体中心線yと接し、かつ補正された駐車ス
ペースの中心線C’に接する円の半径Rを計算して目標
旋回半径とする。次に、ステップS78のおいて、ステ
ップS77で求めた目標旋回半径が得られる目標操舵角
を設定して処理を終える。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る駐車補助装
置は、駐車スペースに車両を駐車させるために必要な操
舵量または操舵位置を表す目標操舵量を求める目標操舵
量演算手段と、前記目標操舵量と一致させるように、前
記車両の実際の操舵量または操舵位置を表す実操舵量を
操作する自動操舵手段と、前記車両の後退と停止を指示
するリモコンと、前記リモコンの指示に従って前記車両
を後退、停止させる運転制御手段と、を備えるので、車
両の操舵を自動操舵手段で自動的に行うことにより、リ
モコンによる操舵操作を不要にして、リモコン操作に運
転者の慣れを必要とせず、後退、停止のみの簡単な操作
で車両を駐車スペースに誘導して駐車させることができ
る。
【0096】また、前記リモコンは、前記車両の後退と
停止に加えて、前記車両の前進を指示する機能を有する
ようにすれば、リモコンにより前進、後進、停止を指示
することにより、切り返し操作を含む駐車操作が可能に
なる。
【0097】さらに、前記車両と前記駐車スペース及び
前記車両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から駐
車の可否を判定する駐車可否判定手段と、前記駐車可否
判定手段が駐車不可能と判定したときに運転者に駐車不
可能を通知する状況通知手段と、を設けることにより、
駐車不可能な状況になった状態で運転者が無為に操作を
継続するのを抑止できる。
【0098】さらにまた、運転者に駐車不可能を通知す
る前記状況通知手段は、前記車両のウインカーを点滅さ
せて運転者に通知することにより、車両に新たな表示装
置を設けることなく、運転者に駐車不可能な状況になっ
たことを通知できるので、車両のデザインを損なうこと
がなく、また安価な構成にすることができる。
【0099】また、運転者に駐車不可能を通知する前記
状況通知手段は、駐車可否を示すデータを前記リモコン
に送信する状況送信手段と、駐車不可能を示すデータを
受信したときに音声、画面表示、振動などによって運転
者に通知する機能を有するリモコンと、を備えることに
より、運転者の手元にあるリモコンを通知手段にしたの
で、車両に設けられた通知手段を用いた場合と比較し
て、運転者がより容易に駐車不可能な状況になったこと
を認識することができる。
【0100】さらに、前記車両と前記駐車スペース及び
前記車両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から操
舵装置の切り返し操作の要否を判定する切り返し要否判
定手段と、前記切り返し要否判定手段が操舵装置の切り
返し操作が必要と判定したときに、運転者に操舵装置の
切り返しが必要であることを通知する状況通知手段と、
を設けることにより、操舵装置の切り返しが必要になっ
た状態で運転者が無為に操作を継続して駐車不可能な状
況に陥るのを抑止することができる。
【0101】さらにまた、運転者に操舵装置の切り返し
操作の要否を通知する前記状況通知手段は、前記車両の
ウインカーを点滅させて運転者に通知することにより、
新たに表示装置を設けることなく、運転者に切り返しが
必要になったことを通知することができるので、車両の
デザインを損なうことがなく、また安価な構成にするこ
とができる。
【0102】また、運転者に操舵装置の切り返しが必要
であることを通知する前記状況通知手段は、操舵装置の
切り返し操作の要否を示すデータをリモコンに送信する
状況送信手段と、操舵装置の切り返しが必要であること
を示すデータを受信したときに、運転者に音声、画面表
示、振動などによって運転者に通知する機能を有するリ
モコンと、を備えることにより、運転者の手元にあるリ
モコンを通知手段にすることができ、従って、車両に設
けられた通知手段を用いた場合と比較して、運転者がよ
り容易に操舵装置の切り返しが必要になったことを認識
することができる。
【0103】さらに、前記車両と前記駐車スペース及び
前記車両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から駐
車の可否を判定する駐車可否判定手段と、前記車両と前
記駐車スペース及び前記車両と前記周辺障害物の位置関
係から操舵装置の切り返し操作の要否を判定する切り返
し要否判定手段と、前記駐車可否判定手段及び前記切り
返し要否判定手段の判定結果を、前記車両のウインカー
を点滅させることにより運転者に通知する状況通知手段
と、をさらに設け、駐車不可能を通知するときのウイン
カーの点滅パターンと、操舵装置の切り返しが必要であ
ることを通知するときのウインカーの点滅パターンとを
異なるパターンにすることにより、駐車不可能な状況に
なったときの通知と操舵装置の切り返しが必要になった
ときの通知の両方をウインカーランプを使用して行った
ときでも、運転者が容易に状況を区別することができる
ので、両者を区別する手段を新たに設ける必要がなくな
り、より安価な構成にすることができる。
【0104】また、前記車両の後退と停止を指示する前
記リモコンは、前記車両の後退を指示する後退用押しボ
タンスイッチを備え、前記運転制御手段は、前記リモコ
ンの前記後退用押しボタンスイッチが運転者によって押
下される度に所定の距離だけ車両を後退させた後、停止
させる機能を有することにより、運転者の不注意でリモ
コンの後退用押しボタンスイッチが押下された場合や、
リモコンの通信不能によって運転制御手段が後退状態よ
り停止状態に移行できなくった場合等に車両が暴走する
を防止することができる。
【0105】さらに、前記車両の前進、後退、停止を指
示するリモコンは、後退を指示する後退用押しボタンス
イッチと前進を指示する前進用押しボタンスイッチとを
備え、前記運転制御手段は、前記リモコンの前記前進用
或いは後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下
される度に所定の距離だけ車両を前進若しくは後退させ
た後、停止させる機能を有するようにすれば、運転者の
不注意でリモコンの前進用押しボタンスイッチまたは後
退用押しボタンスイッチが押下された場合や、リモコン
の通信不能によって運転制御手段が前進状態や後退状態
より停止状態に移行できなくなった場合等に、車両が暴
走するのを防止することができる。
【0106】さらにまた、運転者が前進用或いは後退用
押しボタンスイッチを押下したとき、1回に進む距離が
長いほど車両が周辺障害物に接触する可能性が高くなる
ので、1回に進む距離はある程度の長さに制限する必要
がある。しかし、周辺に障害物が無い場合や、存在する
にしても接触する可能性が低い場合には、1回に進む距
離を長めにとっても車両が周辺障害物に接触する可能性
は無い。そこで、本発明によれば、前記車両と該車両の
周辺の周辺障害物との衝突危険性を判定する手段と、前
記車両の衝突の危険性が大きくなるほど、前記リモコン
の前進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者によ
って押下された際に前進または後進する所定の距離を短
く設定する手段と、を設けたので、衝突危険性に応じて
進む距離を変えることにより、衝突危険性が小さいとき
は1回に進む距離を大きくとれるようにして、車両の駐
車のために必要な運転者の操作回数を少なく抑えること
ができる。
【0107】また、前記リモコンは前記目標操舵量の補
正の指示を入力することができる機能を有し、前記駐車
補助装置は、前記補正の指示に従って前記目標操舵量を
補正する手段をさらに備えることにより、運転者の判断
によって車両の進行方向を補正することができるので、
運転者の好みに合わせて微妙に駐車位置を調整すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る駐車補助装置を
適用した、オートマチックトランスミッションを備えた
車両の概略構成を表すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の駐車補助装置の機能的構成を
示す機能ブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る駐車補助装置を
適用した、オートマチックトランスミッションを備えた
車両の概略構成を表すブロック図である。
【図4】 実施の形態2の駐車補助装置の機能的構成を
示す機能ブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る駐車補助装置を
適用した、オートマチックトランスミッションを備えた
車両の概略構成を表すブロック図である。
【図6】 実施の形態3の駐車補助装置の機能的構成を
示す機能ブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態4に係る駐車補助装置を
適用した、オートマチックトランスミッションを備えた
車両の概略構成を表すブロック図である。
【図8】 実施の形態4の駐車補助装置の機能的構成を
示す機能ブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態5に係る駐車補助装置を
適用した、オートマチックトランスミッションを備えた
車両の概略構成を表すブロック図である。
【図10】 実施の形態5の駐車補助装置の機能的構成
を示す機能ブロック図である。
【図11】 本発明の実施の形態6に係る駐車補助装置
を適用した、オートマチックトランスミッションを備え
た車両の概略構成を表すブロック図である。
【図12】 実施の形態6の駐車補助装置の機能的構成
を示す機能ブロック図である。
【図13】 本発明の実施の形態7に係る駐車補助装置
を適用した、オートマチックトランスミッションを備え
た車両の概略構成を表すブロック図である。
【図14】 実施の形態7の駐車補助装置の機能的構成
を示す機能ブロック図である。
【図15】 本発明の実施の形態8に係る駐車補助装置
を適用した、オートマチックトランスミッションを備え
た車両の概略構成を表すブロック図である。
【図16】 実施の形態8の駐車補助装置の機能的構成
を示す機能ブロック図である。
【図17】 本発明の実施の形態9に係る駐車補助装置
の概略構成を表すブロック図である。
【図18】 本発明の実施の形態10に係る駐車補助装
置を適用した、オートマチックトランスミッションを備
えた車両の概略構成を表すブロック図である。
【図19】 実施の形態10の駐車補助装置の機能的構
成を示す機能ブロック図である。
【図20】 実施の形態1の駐車補助装置の動作を表す
フローチャートである。
【図21】 実施の形態1の目標操舵角演算部により行
われる目標操舵角演算処理を説明するための図である。
【図22】 実施の形態1の駐車補助装置の動作を表す
フローチャートである。
【図23】 自車両の中心線yと駐車スペースの中心線
Cの交点I、線分PIの長さ、線分OIの長さを示す図
である。
【図24】 実施の形態1の目標操舵角演算部により行
われる目標操舵角演算処理を説明するための図である。
【図25】 実施の形態1の目標操舵角演算部により行
われる目標操舵角演算処理を説明するための図である。
【図26】 実施の形態2の駐車補助装置の動作を表す
フローチャートである。
【図27】 実施の形態2の前進・停止・後退操作制御
処理部の動作を表すフローチャートである。
【図28】 ウインカー回路の回路図である。
【図29】 実施の形態5の駐車補助装置の動作を表す
フローチャートである。
【図30】 図29のフローチャートによる駐車可否と
ハンドルの切り返し要否の判定を説明するための図であ
る。
【図31】 実施の形態7の停止・後退操作制御処理部
の動作を表すフローチャートである。
【図32】 実施の形態8の前進・停止・後退操作制御
処理部の動作を表すフローチャートである。
【図33】 実施の形態10の目標操舵角演算部により
行われる目標操舵角演算処理を表すフローチャートであ
る。
【図34】 実施の形態10の目標操舵角演算処理を説
明するための図である。
【図35】 実施の形態10の目標操舵角演算処理を説
明するための図である。
【図36】 実施の形態10の目標操舵角演算処理を説
明するための図である。
【図37】 実施の形態10の目標操舵角演算処理を説
明するための図である。
【符号の説明】
1、3 第1及び第2周辺障害物検出センサ、5〜5
I 駐車補助コントローラ、7 操舵角センサ、9〜9
F リモコン通信ユニット、11〜11F リモコン、
13 操舵アクチュエータ、15 ブレーキアクチュエ
ータ、17 シフトレンジ設定アクチュエータ、19
ウインカー回路、21 車輪回転センサ、31 インパ
ネ内左ウインカーランプ、32 左前ウインカーラン
プ、33左後ウインカーランプ、34 電源、35 ダ
イオード、36 トランジスタ、37 ウインカーレバ
ースイッチ、38 フラッシャー回路、39 インパネ
内右ウインカーランプ、40 右前ウインカーランプ、
41 右後ウインカーランプ、42 ダイオード、50
自動操舵・手動操舵切替部、51〜51I 目標操舵
角演算部、52 操舵角制御部、53 操舵アクチュエ
ータ駆動ドライバ、54 ブレーキアクチュエータ駆動
ドライバ、55、55B、55C 前進・停止・後進操
作制御処理部、55A 停止・後進操作制御処理部、5
6 シフトレンジ設定アクチュエータ駆動ドライバ、5
7、57A ウインカーランプ駆動ドライバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B62D 109:00 B62D 109:00 113:00 113:00 137:00 137:00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車スペースに車両を駐車させるために
    必要な操舵量または操舵位置を表す目標操舵量を求める
    目標操舵量演算手段と、 前記目標操舵量と一致させるように、前記車両の実際の
    操舵量または操舵位置を表す実操舵量を操作する自動操
    舵手段と、 前記車両の後退と停止を指示するリモコンと、 前記リモコンの指示に従って前記車両を後退、停止させ
    る運転制御手段と、 を備えることを特徴とする駐車補助装置。
  2. 【請求項2】 前記リモコンは、前記車両の後退と停止
    に加えて、前記車両の前進を指示する機能を有すること
    を特徴とする請求項1記載の駐車補助装置。
  3. 【請求項3】 前記車両と前記駐車スペース及び前記車
    両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から駐車の可
    否を判定する駐車可否判定手段と、 前記駐車可否判定手段が駐車不可能と判定したときに運
    転者に駐車不可能を通知する状況通知手段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    駐車補助装置。
  4. 【請求項4】 運転者に駐車不可能を通知する前記状況
    通知手段は、前記車両のウインカーを点滅させて運転者
    に通知することを特徴とする請求項3記載の駐車補助装
    置。
  5. 【請求項5】 運転者に駐車不可能を通知する前記状況
    通知手段は、 駐車可否を示すデータを前記リモコンに送信する状況送
    信手段と、 駐車不可能を示すデータを受信したときに音声、画面表
    示、振動などによって運転者に通知する機能を有するリ
    モコンと、 を備えることを特徴とする請求項3記載の駐車補助装
    置。
  6. 【請求項6】 前記車両と前記駐車スペース及び前記車
    両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から操舵装置
    の切り返し操作の要否を判定する切り返し要否判定手段
    と、 前記切り返し要否判定手段が操舵装置の切り返し操作が
    必要と判定したときに、運転者に操舵装置の切り返しが
    必要であることを通知する状況通知手段と、 を備えることを特徴とする請求項2記載の駐車補助装置
  7. 【請求項7】 運転者に操舵装置の切り返し操作の要否
    を通知する前記状況通知手段は、前記車両のウインカー
    を点滅させて運転者に通知することを特徴とする請求項
    6記載の駐車補助装置。
  8. 【請求項8】 運転者に操舵装置の切り返しが必要であ
    ることを通知する前記状況通知手段は、 操舵装置の切り返し操作の要否を示すデータをリモコン
    に送信する状況送信手段と、 操舵装置の切り返しが必要であることを示すデータを受
    信したときに、運転者に音声、画面表示、振動などによ
    って運転者に通知する機能を有するリモコンと、 を備えることを特徴とする請求項6記載の駐車補助装
    置。
  9. 【請求項9】 前記車両と前記駐車スペース及び前記車
    両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から駐車の可
    否を判定する駐車可否判定手段と、 前記車両と前記駐車スペース及び前記車両と前記周辺障
    害物の位置関係から操舵装置の切り返し操作の要否を判
    定する切り返し要否判定手段と、 前記駐車可否判定手段及び前記切り返し要否判定手段の
    判定結果を、前記車両のウインカーを点滅させることに
    より運転者に通知する状況通知手段と、 を備え、 駐車不可能を通知するときのウインカーの点滅パターン
    と、切り返しが必要であることを通知するときのウイン
    カーの点滅パターンとを異なるパターンにしたことを特
    徴とする請求項2記載の駐車補助装置。
  10. 【請求項10】 前記車両の後退と停止を指示する前記
    リモコンは、前記車両の後退を指示する後退用押しボタ
    ンスイッチを備え、 前記運転制御手段は、前記リモコンの前記後退用押しボ
    タンスイッチが運転者によって押下される度に所定の距
    離だけ車両を後退させた後、停止させる機能を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の駐車補助装置。
  11. 【請求項11】 前記車両の前進、後退、停止を指示す
    るリモコンは、後退を指示する後退用押しボタンスイッ
    チと前進を指示する前進用押しボタンスイッチとを備
    え、 前記運転制御手段は、前記リモコンの前記前進用或いは
    後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下される
    度に所定の距離だけ車両を前進若しくは後退させた後、
    停止させる機能を有することを特徴とする請求項2記載
    の駐車補助装置。
  12. 【請求項12】 前記車両と該車両の周辺の周辺障害物
    との衝突危険性を判定する手段と、 前記車両の衝突の危険性が大きくなるほど、前記リモコ
    ンの前進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者に
    よって押下された際に前進または後進する所定の距離を
    短く設定する手段と、 を備えることを特徴とする請求項10又は請求項11記
    載の駐車補助装置。
  13. 【請求項13】 前記リモコンは前記目標操舵量の補正
    の指示を入力することができる機能を有し、 前記駐車補助装置は、前記補正の指示に従って前記目標
    操舵量を補正する手段をさらに備えることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の駐車補助装置。
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