JP2002116082A - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置

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JP2002116082A
JP2002116082A JP2000305802A JP2000305802A JP2002116082A JP 2002116082 A JP2002116082 A JP 2002116082A JP 2000305802 A JP2000305802 A JP 2000305802A JP 2000305802 A JP2000305802 A JP 2000305802A JP 2002116082 A JP2002116082 A JP 2002116082A
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JP2000305802A
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Yasuaki Morinaka
泰章 森中
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の運転開始後、ホッパへの供給量が早く
安定する組合せ計量装置を提供する。 【解決手段】 上流からの品物を前記複数のホッパ10
へそれぞれ供給する駆動フィーダ7を、設定された送力
値に従って駆動させるフィーダ駆動制御部31と、ホッ
パへ10の供給目標値およびホッパに供給された品物の
計量値に基づいて、対応する駆動フィーダ7の新たな送
力値を算出する送力値算出手段33と、計量装置の運転
開始から所定期間は、全駆動フィーダ7の送力値を所定
値に設定し、所定期間を経過した後は、各送力値算出手
段33によって算出された送力値を対応する駆動フィー
ダ7の新たな送力値に設定する送力値設定手段35とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のホッパに供
給された菓子や野菜などからなる品物の計量値を組合せ
た組合せ算出値が、組合せ許容範囲内となるホッパの組
合せを選択する、組合せ計量装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】組合せ計量装置は、菓子や果物、野菜の
ような個々の重量にばらつきのある被計量物を一定量に
計量するものである。この種の組合せ計量装置の一例を
図1に示す。
【0003】図1において、搬送コンベア1によって搬
送された被計量物Mは、分散フィーダ3を介して、各駆
動フィーダ7に供給され、各駆動フィーダ7からそれぞ
れ対応する計量ホッパ10に供給される。図示しない組
合せ演算手段は、全計量ホッパ10で得られた各計量値
(被計量物の重量)を組合せることで、許容範囲内の重
量となる計量ホッパ(被計量物M)の組合せを選択す
る。この選択された組合せに参加した計量ホッパの被計
量物Mは、集合排出シュート17を介して集合排出され
る。
【0004】この組合せ選定された組合せ選択重量が組
合せ目標重量にできるだけ近づくように、かつ、組合せ
選定を効率的に行うために、各計量ホッパ10に対する
被計量物Mの供給量が、常に、所定の供給目標値(たと
えば、組合せ目標重量を組合せ選択されるホッパ数の目
標値で除した値)に近い値となるようにしている。この
ため、各駆動フィーダ7毎にその送力値(例えば、駆動
フィーダの振幅や振動時間の送力パラメータの値)が、
以下のように、制御されている。
【0005】図示しない送力値設定手段は、各駆動フィ
ーダ7について、過去の送力値と、その送力値に対応す
る各計量ホッパ10への実際の供給量とに基づいて新た
な送力値を設定する。この新たに設定された送力値に従
って、駆動フィーダ7が駆動され、所定の供給目標値に
近い被計量物Mが計量ホッパ10に送出される。
【0006】一方、組合せ計量装置の運転開始直後は、
搬送コンベア1から駆動フィーダ7への被計量物Mの供
給が不安定であり、ある程度の時間が経過した後に、安
定した供給となる。つまり、ある程度の時間が経過した
後に、所定量の被計量物Mが駆動フィーダ7に供給され
るようになる。ここで、組合せ計量装置の運転開始直後
の駆動フィーダ7への被計量物Mの供給が不安定な状態
で上述のように送力値を設定すると、例えば、被計量物
Mが十分に供給されないために、駆動フィーダ7の振幅
や振動時間を大きくしようとして、極めて大きな送力値
が設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、供給が不安定
な状態で大きな送力値が設定されると、供給が安定した
後にまでこの大きな送力値に従って駆動フィーダ7が駆
動されてしまう。また、一旦大きな送力値が設定されて
しまうと、正常な送力値になるまでには時間がかかり、
駆動フィーダ7から計量ホッパ10への供給量が正常に
なるまでには時間を要する。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決して、装置
の運転開始後、ホッパへの供給量が早く安定する組合せ
計量装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る組合せ計量装置は、上流からの品物を
前記複数のホッパへそれぞれ供給する駆動フィーダを、
設定された送力値に従って駆動させるフィーダ駆動制御
部と、ホッパへの供給目標値およびホッパに供給された
品物の計量値に基づいて、対応する駆動フィーダの新た
な送力値を算出する送力値算出手段と、前記計量装置の
運転開始から所定期間は、全駆動フィーダの送力値を所
定値に設定し、前記所定期間を経過した後は、前記各送
力値算出手段によって算出された送力値を対応する駆動
フィーダの新たな送力値に設定する送力値設定手段とを
備える。
【0010】ここで、「所定期間」は、装置の運転開始
から、駆動フィーダへの被計量物の供給が不安定な状態
から安定な状態に移行するまでの期間と同一となるよう
に設定される。「所定値」は、例えば駆動フィーダの振
幅および振動時間が最大となるような送力値である。
【0011】この構成によれば、計量装置の運転開始か
ら所定期間を経過した後に、各ホッパへの供給目標値お
よび各ホッパに供給された品物の計量値に基づいて、各
駆動フィーダの新たな送力値を設定するので、つまり、
運転開始から所定期間はフィーダ自動制御(AFD)を
行わないので、駆動フィーダへの供給が安定した後にま
で、大きな送力値に従って駆動フィーダが駆動されてし
まうのを防止できる。したがって、被計量物の駆動フィ
ーダへの供給が安定した後は、ホッパへ供給される被計
量物の量が直ちに正常な量となる。
【0012】好ましい実施形態によれば、前記送力値設
定手段は、前記計量ホッパに供給される品物を計量した
回数が所定回数以上となった時に、前記所定期間が経過
したと判定する。この構成によれば、駆動フィーダへの
被計量物の供給が不安定な状態から安定な状態に移行す
るまでの期間における計量回数は、品物の種類が同一で
あればほぼ一定であるので、計量回数に基づいて前記所
定の期間を計ることができる。すなわち、計量した回数
が所定回数以上となれば、駆動フィーダへの被計量物の
供給が安定してきたと判断できる。「所定回数」は、例
えば100回である。
【0013】好ましい実施形態によれば、前記送力値設
定手段は、前記各ホッパに供給される品物の計量値が、
所定の供給目標値もしくはこの供給目標値に近い値とな
った時に、前記所定期間が経過したと判定する。この構
成によれば、駆動フィーダへの被計量物の供給が不安定
な状態から安定な状態に移行すると、計量値が所定の供
給目標値もしくはこの供給目標値に近い値となるので、
各ホッパに供給される品物の計量値に基づいて前記所定
の期間を計ることができる。「所定の供給目標値」が例
えば24gの場合、「供給目標値もしくはこの供給目標
値に近い値」は、例えば24〜35gである。
【0014】好ましい実施形態によれば、前記送力値設
定手段は、所定時間が経過した時に、前記所定期間が経
過したと判定する。この構成によれば、駆動フィーダへ
の被計量物の供給が不安定な状態から安定な状態に移行
するまでの時間は、品物の種類が同一であればほぼ一定
であるので、経過時間に基づいて前記所定の期間を計る
ことができる。すなわち、所定時間が経過すれば、駆動
フィーダへの被計量物の供給が安定してきたと判断でき
る。「所定の時間」は、例えば3分である。
【0015】好ましい実施形態によれば、前記送力値設
定手段は、前記選択された組合せに参加したホッパの数
が所定範囲内となった時に、前記所定期間が経過したと
判定する。この構成によれば、計量物の供給量が多いと
組合せに参加するホッパの数は少なくなり、供給量が少
ないとホッパの数は多くなることより、駆動フィーダへ
の被計量物の供給が安定な状態では組合せに参加するホ
ッパの数は中間の所定範囲内にほぼ収まるので、組合せ
に参加したホッパの数に基づいて前記所定の期間を計る
ことができる。すなわち、組合せに参加したホッパの数
が所定範囲内となれば、駆動フィーダへの被計量物の供
給が安定してきたと判断できる。安定状態において組合
せに参加するホッパの数が例えば3〜4ヘッドであれ
ば、「所定範囲内」は、例えば2〜4ヘッドである。
【0016】好ましい実施形態によれば、前記送力値設
定手段は、前記選択された組合せに参加したホッパの数
が、所定回数連続して所定範囲内となった時に、前記所
定期間が経過したと判定する。この構成によれば、駆動
フィーダへの被計量物の供給が不安定にもかかわらず、
偶然に、選択された組合せに参加したホッパの数が所定
範囲内となった場合における誤った判定を防止できる。
「所定回数」は、例えば30回である。
【0017】好ましい実施形態によれば、さらに、組合
せ計量する品物の種類ごとに、前記所定期間をそれぞれ
記憶する記憶手段を備える。この構成によれば、駆動フ
ィーダへの被計量物の供給が安定するまでの期間は品物
の種類に応じて異なるが、品物の種類ごとに前記所定期
間を記憶するので、各品物にとって最適のフィーダ自動
制御開始時点を決めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。本発明の一実施形態に係る組合せ
計量装置の概略は図1に示したものと同一である。図1
において、搬送コンベア1によって搬送されてきた被計
量物Mは、投入シュート2を介して偏平な円錐状の分散
フィーダ3上に供給される。この分散フィーダ3は加振
器4の駆動により振動されて被計量物Mを分散させる。
分散フィーダ3の下方周囲には加振器8を各々有する複
数の駆動フィーダ7が放射状に配置され、この各駆動フ
ィーダ7の先端部下方には、複数のプールホッパ9が各
駆動フィーダ7に個々に対応させて円形に配置されてい
る。さらに、複数の計量ホッパ10が各プールホッパ9
に個々に対応させて円形に配設されている。上記プール
ホッパ9および計量ホッパ10には、これらの下部排出
口を開閉するゲート13,14が備えられている。
【0019】各駆動フィーダ7は分散フィーダ3から受
けた被計量物Mを振動によって対応するプールホッパ9
に供給し、プールホッパ9は、投入された被計量物Mを
一時的にプールしたのちに、この被計量物Mをゲート1
3の開動により排出して計量ホッパ10に供給する。
【0020】上記計量ホッパ10は、この計量ホッパ1
0内の被計量物Mの重量を計量するロードセルのような
計量手段11により支持されており、これら計量ホッパ
10と計量手段11とで複数の計量器が構成されてい
る。計量ホッパ10の下方には、計量ホッパ10から排
出されて被計量物を中央下部に集める集合排出シュート
17が配置されており、この集合排出シュート17は、
着脱自在な複数の上段シュート部17aを、固定された
下段シュート部17bの回りに放射状に配置することに
より構成されている。下段シュート部17bの下端排出
口には排出ゲート18が連結されており、排出された品
物は、図示しない包装機により包装されて目標重量の袋
詰め商品となる。
【0021】なお、上記の各構成はつぎのように支持さ
れている。すなわち、支持架台20上に載置固定された
本体フレーム21に、複数の支持脚22を介してケース
23が支持されており、このケース23の上部に、投入
シュート2、分散フィーダ3および駆動フィーダ7が配
設されているとともに、ケース23の外周部にプールホ
ッパ9および計量ホッパ10が配設されている。ケース
23内には、計量手段11、プールホッパ9および計量
ホッパ10の制御部や駆動用モータなどが収納されてい
る。
【0022】図2は上記実施形態の制御系の構成を示す
ブロック図である。図2において、プールホッパ9のゲ
ート13を開閉するゲート駆動部27はプールホッパ制
御部29により、計量ホッパ10のゲート14を開閉す
るゲート駆動部28は計量ホッパ制御部30により、そ
れぞれ制御される。
【0023】CPUおよび記憶装置からなる制御装置3
2に、送力パラメータ算出手段33、送力パラメータ設
定手段35、および組合せ演算手段37が内蔵されてい
る。
【0024】送力パラメータ算出手段33は、パラメー
タ演算部33a、および前回送力パラメータ記憶部33
bを有し、パラメータ演算部33aが、計量ホッパ10
への供給目標値および計量手段11からの計量値Wに基
づいて送力パラメータを演算する。前回送力パラメータ
記憶部33bは、パラメータ演算部33aで前回算出し
た送力パラメータを記憶するものである。ここで、送力
パラメータは、駆動フィーダ7の加振器8の振動振幅お
よび振動時間を決定するパラメータであり、最大の振動
振幅及び振動時間を加振器8に与えたときの送力を10
0%として、パーセント表示したものである。送力パラ
メータ算出手段33は、各駆動フィーダ7に対応して、
駆動フィーダ7の数だけ存在する。以上のパラメータ演
算部33aおよび前回送力パラメータ記憶部33bは、
共に、振幅と振動時間の2種類について別々に演算し、
記憶する。
【0025】送力パラメータ設定手段35は、期間判定
部35a、設定部35b、計量回数をカウントする計量
回数カウンタ35c、および所定の送力パラメータを記
憶する所定送力パラメータ記憶部35dを有する。
【0026】上記期間判定部35aは、計量装置の運転
開始から所定の期間が経過したか否かを判定するもの
で、計量回数カウンタ35cに記憶する計量回数に基づ
いて判定する。上記設定部35bは、期間判定部35a
の判定に基づいて、運転開始から所定の期間は全ての駆
動フィーダ7の送力パラメータを所定送力パラメータ記
憶部35dに記憶されている送力パラメータに設定し、
所定期間を経過した後は送力パラメータ演算手段32に
よって算出された送力パラメータを対応する駆動フィー
ダ7の新たな送力パラメータに設定する。このように設
定した送力パラメータは各フィーダ駆動制御部31に出
力し、この送力パラメータに従って、各駆動フィーダ7
の動作が制御される。
【0027】送力パラメータ設定手段35は、また、組
合せ計量する品物の種類ごとに、所定の計量回数をそれ
ぞれ記憶するしきい値記憶部35eを有する。このしき
い値記憶部35eは、品物の種類ごとの所定の計量回
数、例えば100回、80回、90回等を記憶し、期間
判定部35aが計量回数カウンタ35cに記憶する計量
回数とこの所定の計量回数とを比較して、所定回数、つ
まり所定期間が経過したか否かを判定する。このよう
に、しきい値記憶部35eに品物の種類ごとに、所定計
量回数を記憶するのは、品物の種類に応じて、搬送コン
ベア1(図1)からの被計量物Mの供給が安定するまで
の時間が異なるからである。
【0028】組合せ演算手段37は、計量ホッパ10に
供給された被計量物Mの計量値Wを組合せた組合せ算出
値が組合せ許容範囲内となる計量ホッパ10の組合せを
選択するものである。
【0029】つぎに、上記実施形態の動作について図3
のフローチャートを用いて説明する。まず、本組合せ計
量装置の運転に先立って、図2の所定送力パラメータ記
憶部35dには、所定の送力パラメータ、例えば、最大
の送力(100%)を発揮するパラメータを記憶させて
おく。計量回数カウンタ35cは、ゼロクリアしてお
く。前回送力パラメータ記憶部33bには、フィーダ自
動制御開始直後の送力パラメータとして、所定送力パラ
メータ記憶部35dに記憶させる送力パラメータよりも
小さい送力パラメータ、例えば30%を記憶させてお
く。
【0030】本組合せ計量装置の運転が開始すると、設
定部35bが、全ての駆動フィーダ7の送力パラメータ
を所定送力パラメータ記憶部35dに記憶されている送
力パラメータ(100%)に設定する(ステップS
1)。つまり、所定送力パラメータ記憶部35dに記憶
されている送力パラメータを、全てのフィーダ駆動制御
部31に出力する。
【0031】この状態で、搬送コンベア1から被計量物
Mが分散フィーダ3を介して各駆動フィーダ7に送られ
て、全駆動フィーダ7のフィーダ駆動制御部31が作動
し、設定された送力パラメータに従って、各駆動フィー
ダ7を駆動し、プールホッパ9を経て計量ホッパ10内
に被計量物Mを供給する(ステップS2)。また、同様
にフィーダ駆動制御部31が作動して、駆動フィーダ7
を駆動し、プールホッパ9内にも被計量物Mを供給して
貯留させる。
【0032】次に、組合せ演算手段37が以下の組合せ
計量を行う(ステップS3)。組合せ演算手段37は各
計量手段11から計量信号Wを受けて、その計量値を組
合せ演算し、各計量ホッパ10内の被計量物Mの合計重
量が、目標値を下限とする許容範囲内に入る計量ホッパ
10の組合せを選択し、その選択した計量ホッパ10に
対応する計量ホッパ制御部30に選択信号bを出力し
て、ゲート14を開放し、被計量物Mを排出させる。次
に、上記選択信号bに基づき、一定タイミングだけ遅れ
て、選択された計量ホッパ10に対応するプールホッパ
9のプールホッパ制御部29が作動し、被計量物Mを排
出したプールホッパ9のゲート13が開放されて、空に
なった計量ホッパ10にプールホッパ9内の被計量物M
が供給される。また、計量手段11が組合せ演算手段3
7に計量信号Wを送出すると同時に、計量回数カウンタ
35cに記憶されている計量回数がインクリメントされ
る。
【0033】一方、やはり上記選択信号bに基づき、開
放されたプールホッパ9に対応する駆動フィーダ7のフ
ィーダ駆動制御部31が作動し、設定された送力パラメ
ータに基づいて、当該駆動フィーダ7を駆動し、空にな
ったプールホッパ9に被計量物Mを供給する(ステップ
S4)。
【0034】この後、期間判定部35aが、所定の期間
を経過したか否かを判定する(ステップS5)。具体的
には、計量回数カウンタ35cに記憶されている計量回
数が、所定回数、例えば100回以上であるか否かを調
べ、100回以上であれば、所定の期間は経過している
と判定する。計量回数が100回未満であれば、つまり
所定の期間を経過していなければ、ステップS3に戻
り、組合せ計量動作を再び行う。
【0035】一方、計量回数が100回以上であれば、
つまり所定の期間を経過していれば、パラメータ演算部
33aが、以下のように新たな送力パラメータを設定す
る(ステップS6)。パラメータ演算部33aは、計量
手段11からの過去複数回、例えば5回の計量値Wの平
均値に基づいて、計量ホッパ10に供給された供給量が
供給目標量よりも少ないかを判断し、供給目標量よりも
多ければ、前回送力パラメータ記憶部33bからの送力
パラメータを、例えば1単位減算して、この減算した送
力パラメータを、前回送力パラメータ記憶部33bに設
定するとともに、設定部35bが対応する駆動フィーダ
7の送力パラメータに設定する。一方、このパラメータ
演算部33aは、上記判断の結果、計量ホッパ10への
供給量が供給目標量よりも少なければ、前回送力パラメ
ータ記憶部33bからの送力パラメータを、例えば1単
位加算して、この加算した送力パラメータを、前回送力
パラメータ記憶部33bに設定するとともに、設定部3
5bが対応する駆動フィーダ7の送力パラメータに設定
する。なお、上記判断の結果、計量ホッパ10への供給
量が供給目標量と等しければ、新たな設定は行わない。
【0036】次に、組合せ演算手段37が上述の組合せ
計量を行う(ステップS7)。その後、組合せ計量の結
果として空になったプールホッパ9に被計量物Mを供給
すべく、フィーダ駆動制御部31に設定された、計量ホ
ッパ10への供給目標値および計量ホッパ10に供給さ
れた被計量物の計量値Wに基づいた新たな送力パラメー
タに従って、駆動フィーダ7が駆動される(ステップS
8)。
【0037】この後、ステップS6に戻って、再び新た
な送力パラメータが設定されて、組合せ計量(ステップ
S7)、フィーダ7の駆動(ステップS8)が繰り返さ
れる。
【0038】このように、本組合せ計量装置は、運転開
始から所定期間はフィーダ自動制御を行わないので、駆
動フィーダ7への供給が安定した後にまで、大きな送力
値に従って駆動フィーダ7が駆動されてしまうのを防止
できる。したがって、被計量物Mの駆動フィーダ7への
供給が安定した後は、ホッパ9,10へ供給される被計
量物Mの量が直ちに正常な量となる。
【0039】本実施形態では、所定の期間が経過したか
否かを、計量回数カウンタ35cに記憶する計量回数に
基づいて判断したが、以下のような方法によっても判断
できる。
【0040】第1の方法として、全ての計量ホッパ10
に供給される品物の計量値Wが所定の供給目標値もしく
はこの供給目標値に近い値となった時に、期間判定部3
5aは、所定期間が経過したと、つまり駆動フィーダ7
への被計量物Mの供給が安定になったと判定する。
【0041】第2の方法として、制御装置32のタイマ
を利用して、所定時間が経過した時に、期間判定部35
aは、所定期間が経過したと、つまり駆動フィーダ7へ
の被計量物Mの供給が安定になったと判定する。
【0042】第3の方法として、組合せ演算手段37の
選択信号bに基づいて、選択された組合せに参加した計
量ホッパ10の数が所定範囲内となった時に、期間判定
部35aは、所定期間が経過したと、つまり駆動フィー
ダ7への被計量物Mの供給が安定になったと判定する。
【0043】第4の方法として、選択された組合せに参
加した計量ホッパ10の数が所定範囲内となった時にカ
ウント値をインクリメントし、所定範囲外となればゼロ
クリアするカウンタを設けて、このカウント値が所定値
以上、つまり選択された組合せに参加した計量ホッパの
数が所定回数連続して所定範囲内となった時に、期間判
定部35aは所定期間が経過したと判定する。
【0044】このように、本実施形態にかかる組合せ計
量装置は、所定期間を経過した後にフィーダ自動制御を
開始するが、このフィーダ自動制御開始後、搬送コンベ
ア1からの被計量物Mの供給が遅れるような場合には、
以下の処理を行う。
【0045】被計量物Mの供給が遅れるなどして、搬送
コンベア1からの供給量が少ない場合、計量ホッパ10
への供給量を増加させるべく、送力パラメータが加算さ
れる。つまり、図4(a)に示すように、供給量が正常
な状態A1では送力パラメータは一定であるが、供給量
が不足している状態A2では送力パラメータは増加し続
ける。しかし、このように送力パラメータが増加し続け
ると、計量装置の操作者が、送力パラメータが増加する
ことに不安を感じて、フィーダ自動制御を停止させてし
まう場合がある。このように計量回数c1でフィーダ自
動制御が停止されると、送力パラメータは大きい値で一
定となる。供給量が正常な状態A1に戻った後に、計量
回数c2において再びフィーダ自動制御が開始される
と、計量を繰り返した後に、送力パラメータは大きい値
から徐々に減少する。したがって、供給量が正常な状態
A1に戻っているにもかかわらず、しばらくの間、大き
い送力パラメータで駆動フィーダ7が駆動されてしまう
こととなる。
【0046】これに対して本実施形態では、図4(b)
に示すように、供給量が不足している間は、送力パラメ
ータが所定の上限値p2に達すると、パラメータ演算部
33a(図2)が送力パラメータを減少させる。一方、
所定の下限値p1に達すると、パラメータ演算部33a
(図2)が送力パラメータを今度は増加させる。このよ
うに送力パラメータを制御することで、不足状態A2か
ら正常な状態A1に戻った時に、直ちに正常な送力パラ
メータが設定されることとなる。
【0047】なお、本発明の組合せ計量装置には、各計
量ホッパでの計量値を単品の重量で除して物品の数量を
求め、数量を組合せ演算して、許容範囲内となる組合せ
数量を選択する、いわゆる計数装置も含まれる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の組合せ計量装置に
よれば、計量装置の運転開始から所定期間を経過した後
に、各ホッパへの供給目標値および各ホッパに供給され
た品物の計量値に基づいて、各駆動フィーダの新たな送
力値を設定するので、つまり、運転開始から所定期間は
フィーダ自動制御を行わないので、駆動フィーダへの供
給が安定した後にまで大きな送力値に従って駆動フィー
ダが駆動されてしまうのを防止できる。したがって、被
計量物の駆動フィーダへの供給が安定した後は、ホッパ
へ供給される被計量物の量が直ちに正常な量となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置を示
す一部切断した概略正面図である。
【図2】同実施形態の制御系を示すブロック図である。
【図3】同実施形態の動作のフローチャートである。
【図4】被計量物の供給が安定した後の送力値の変化を
示す特性図であり、(a)は従来の装置の特性図、
(b)は同実施形態における特性図である。
【符号の説明】
7…駆動フィーダ、10…ホッパ(計量ホッパ)、31
…フィーダ駆動制御部、33…送力値算出手段、35…
送力値設定手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホッパに供給された品物の計量値
    を組合せた組合せ算出値が組合せ許容範囲内となるホッ
    パの組合せを選択する組合せ計量装置であって、 上流からの品物を前記複数のホッパへそれぞれ供給する
    駆動フィーダを、設定された送力値に従って駆動させる
    フィーダ駆動制御部と、 ホッパへの供給目標値およびホッパに供給された品物の
    計量値に基づいて、対応する駆動フィーダの新たな送力
    値を算出する送力値算出手段と、 前記計量装置の運転開始から所定期間は、全駆動フィー
    ダの送力値を所定値に設定し、前記所定期間を経過した
    後は、前記各送力値算出手段によって算出された送力値
    を対応する駆動フィーダの新たな送力値に設定する送力
    値設定手段とを備えた組合せ計量装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記送力値設定手段
    は、前記計量ホッパに供給される品物を計量した回数
    が、所定回数以上となった時に、前記所定期間が経過し
    たと判定する組合せ計量装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記送力値設定手段
    は、前記各ホッパに供給される品物の計量値が、所定の
    供給目標値もしくはこの供給目標値に近い値となった時
    に、前記所定期間が経過したと判定する組合せ計量装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記送力値設定手段
    は、所定時間が経過した時に、前記所定期間が経過した
    と判定する組合せ計量装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記送力値設定手段
    は、前記選択された組合せに参加したホッパの数が所定
    範囲内となった時に、前記所定期間が経過したと判定す
    る組合せ計量装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記送力値設定手段
    は、前記選択された組合せに参加したホッパの数が、所
    定回数連続して所定範囲内となった時に、前記所定期間
    が経過したと判定する組合せ計量装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかにおいて、さ
    らに、組合せ計量する品物の種類ごとに、前記所定期間
    をそれぞれ記憶する記憶手段を備えた組合せ計量装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096590A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤
JP2010122041A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Ishida Co Ltd 組合せ計量装置
JP2012103044A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤

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