JP2002072636A - 画像形成装置及びそこに装着される像担持体ユニット - Google Patents

画像形成装置及びそこに装着される像担持体ユニット

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JP2002072636A JP2000265512A JP2000265512A JP2002072636A JP 2002072636 A JP2002072636 A JP 2002072636A JP 2000265512 A JP2000265512 A JP 2000265512A JP 2000265512 A JP2000265512 A JP 2000265512A JP 2002072636 A JP2002072636 A JP 2002072636A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ローラの表面をクリーニングするローラ
クリーニング部材を帯電ローラの軸方向に揺動させる機
構を安価にする 【解決手段】 帯電ローラ14の表面をクリーニングす
るローラクリーニング部材49を揺動させるローラクリ
ーニング部材揺動機構70に、ローラクリーニング部材
49を保持すると共に端部の略L字状に曲げた部分に外
側へ突出するようにカム当接部72aを兼ねる補強ビー
ド72を形成したブラケット71と、カム当接部72a
が当接されてモータ74により回転されるカム75と、
ブラケット71をカム当接部72aがカム75に押し当
るように付勢するコイルスプリング76とを設ける。そ
れにより、ローラクリーニング部材49を揺動させる機
構に、カム75に転接するコロや、そのコロを支持する
ガイドピンを不要にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、像担持体と帯電
ローラとその帯電ローラの外周面をクリーニングするロ
ーラクリーニング手段とを備えた画像形成装置及びそこ
に装着される像担持体ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真方式の画像形成装置で
ある複写機,プリンタ,ファクシミリ等では、像担持体
である感光体の表面を帯電させる帯電装置を備えてい
る。その帯電装置には、金属製の芯金上に導電性を有す
るローラ状に形成された弾性部材を一体に形成した帯電
ローラを感光体の表面に接触させ、その帯電ローラの芯
金と感光体との間に電圧を印加して感光体を帯電するよ
うにした接触式の帯電装置がある。
【0003】このような接触式の帯電装置では、帯電ロ
ーラのローラ状の弾性部材が感光体の表面に接触しなが
ら回転するため、特に画像の転写後に感光体の表面に残
留する転写残トナーが帯電ローラの弾性部材の部分に転
移しやすい。また、帯電ローラの弾性部材の両端部に、
例えばテープ状のギャップ管理部材を巻きつけて固定す
ることにより、その弾性部材の帯電有効領域の部分が感
光体の表面に対して所定のギャップで非接触になるよう
にしている帯電装置(例えば特開平4−360167号
公報参照)であっても、画像形成装置内に浮遊するトナ
ーやゴミ等がその弾性部材の部分に付着するので、経時
的に汚れてしまうということがあった。
【0004】そこで、このような帯電ローラを使用する
帯電装置には、その帯電ローラの弾性部材の外周面にス
ポンジ等からなるローラクリーニング部材を摺接させ、
それにより弾性部材の外周面に付着したトナー等の汚れ
をクリーニングするローラクリーニング手段を設けてい
るものがある。
【0005】そして、そのローラクリーニング部材は、
帯電ローラの軸方向で常に同じ位置にあると、そのロー
ラクリーニング部材がスポンジ等で形成されているとそ
れが目詰まりを起こしてクリーニング性能が低下してし
まうため、そのローラクリーニング部材をローラクリー
ニング部材揺動機構により帯電ローラの軸方向に揺動さ
せたりしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ローラクリーニング部材揺動機構は、例えば図10に示
すように、ローラクリーニング部材101を保持するブ
ラケット102を帯電ローラ100の軸方向となる矢示
E方向に揺動可能に図示しないガイドで支持し、そのブ
ラケット102の一端部下面にコロ103を回転自在に
支持するガイドピン104を固定している。
【0007】そして、そのコロ103をカム105にバ
ネ106により押し当て、カム105を矢示K方向に回
転させることによりコロ103を矢示E方向に移動させ
てローラクリーニング部材101をブラケット102と
共に揺動させる構成であったため、部品点数が多くなっ
てコスト面で高価になってしまうという問題点があっ
た。また、部品点数が多い分だけ組付工数も多くかかっ
てしまうという問題点があった。
【0008】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、帯電ローラの表面をクリーニングするロ
ーラクリーニング部材を帯電ローラの軸方向に揺動させ
る機構を安価にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、像担持体と、その像担持体に対向して配
置されてその像担持体を帯電する帯電ローラと、その帯
電ローラの外周面にローラクリーニング部材を摺接させ
てクリーニングすると共にそのローラクリーニング部材
を上記帯電ローラの軸方向に揺動させるローラクリーニ
ング部材揺動機構を有するローラクリーニング手段とを
備えた画像形成装置を、次のように構成する。
【0010】すなわち、画像形成装置が有する上記ロー
ラクリーニング部材揺動機構に、上記ローラクリーニン
グ部材を保持すると共に一方の端部を略L字状に曲げて
その略L字状に曲げた部分に外側へ突出するように形成
したカム当接部を兼ねる補強ビードを有する板金製のブ
ラケットと、上記補強ビードの上記ローラクリーニング
部材の揺動方向に突出した部位が当接されてカム回転手
段により回転されるカムと、上記ブラケットを上記補強
ビードの突出した部位が上記カムに押し当るように付勢
する付勢部材とを設ける。
【0011】上記補強ビードの断面形状は円弧形状にす
ると効果的である。また、上記いずれかの画像形成装置
に装着される像担持体ユニットであって、上記帯電ロー
ラと、上記ローラクリーニング手段と、上記像担持体と
を一体のユニットに構成して画像形成装置本体に対して
着脱可能にした像担持体ユニットも提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
である画像形成装置の帯電装置付近の構成を示す正面
図、図2は同じくその画像形成装置に設けられているロ
ーラクリーニング部材を保持するブラケットの一端部を
示す斜視図、図3は同じくその画像形成装置の一例とし
て小型プリンタを示す全体構成図である。
【0013】この画像形成装置は、図1に示すように像
担持体である感光体ドラム5と、その感光体ドラム5に
対向して配置されてその感光体ドラム5を帯電する帯電
ローラ14と、その帯電ローラ14のローラ状に形成さ
れた弾性部材17の外周面にローラクリーニング部材4
9を摺接させてクリーニングすると共に、そのローラク
リーニング部材49を帯電ローラ14の軸方向(矢示E
方向)に揺動させるローラクリーニング部材揺動機構7
0を有するローラクリーニング手段であるローラクリー
ニング装置60とを備えている。
【0014】そして、そのローラクリーニング部材揺動
機構70に、ローラクリーニング部材49を保持すると
共に図1で左方の一方の端部を略L字状に曲げてその略
L字状に曲げた部分に図2にも示すように外側へ突出す
るように絞り加工により形成したカム当接部72aを兼
ねる補強ビード72を有する板金製のブラケット71
と、補強ビード72の図1に示したローラクリーニング
部材49の揺動方向(図1で左方)に突出した部位とな
るカム当接部72aが当接されてカム回転手段であるモ
ータ74により回転されるカム75と、ブラケット71
を補強ビード72の突出したカム当接部72aがカム7
5に押し当るように矢示N方向に付勢する付勢部材であ
るコイルスプリング76とを設けている。
【0015】なお、ローラクリーニング部材揺動機構7
0は、ブラケット71と、カム75と、モータ74と、
コイルスプリング76とにより構成される。また、ロー
ラクリーニング装置60は、ローラクリーニング部材揺
動機構70と、そのローラクリーニング部材揺動機構7
0により揺動されるローラクリーニング部材49とによ
り構成される。
【0016】この画像形成装置の帯電装置は、帯電ロー
ラ14がローラ状に形成された弾性部材17の両端部の
外周にそれぞれ取り付けた所定の厚さのギャップ管理部
材であるフィルム材18,18を介して像担持体である
感光体ドラム5の表面に接触し、それにより弾性部材1
7の両側のフィルム材18,18の内側間の領域となる
帯電有効領域Caが、感光体ドラム5の表面に対してギ
ャップGを形成する非接触となり、その状態で帯電ロー
ラ14と感光体ドラム5との間に電圧を印加して感光体
ドラム5を帯電するものである。
【0017】帯電ローラ14は、例えばSUM−Niメ
ッキ(鋼の表面をニッケルメッキ仕上げ)で形成した芯
金16の外周に、例えばエピクロルヒドリンゴムからな
り、体積固有抵抗値を1×10〜1×10Ω・cm
とした導電性を有する弾性部材17を設けている。
【0018】その弾性部材17は、例えばゴム硬度が旧
JIS−Aで77度ぐらいで、ゴム自体のテストピース
硬度が50度以上のものを使用する。両側のフィルム材
18,18は、例えば厚さが25〜125μmで幅が8
mmのポリエチレンテレフタレート(PET)で形成し
て片面を粘着面とし、その粘着面側を帯電ローラ14の
弾性部材17の両端部に、貼着により固定している。
【0019】その帯電ローラ14は、芯金16の両端部
が加圧スプリング19,19により滑り軸受30,30
を介して感光体ドラム5側に、所定の加圧力で加圧され
ている。なお、帯電ローラ14は、加圧スプリング19
を使用せずに、自重により感光体ドラム5に両端部のフ
ィルム材18,18を接触させるようにしてもよい。
【0020】その芯金16の図1で右側の一端には、駆
動用ギヤ40を固定し、そこに図示しないモータからの
駆動力を伝達し、帯電ローラ14を感光体ドラム5と同
一の線速で回転させるようにしている。帯電ローラ14
への電圧の印加は、芯金16の部分に、例えばDC−7
00Vを定電圧制御で印加すると共に、AC電圧を定電
流制御で印加する。
【0021】図1に示した帯電ローラ14を有する帯電
装置は、例えば図3に示すような画像形成装置である小
型プリンタに装着される。この小型プリンタは、4ドラ
ムフルカラーの電子写真方式の小型プリンタであり、装
置本体1内には、4個の像担持体ユニットである感光体
ユニット2A,2B,2C及び2Dを、装置本体1に対
してそれぞれ着脱可能に装着している。この小型プリン
タは、装置本体1内の略中央に転写ベルト3を複数のロ
ーラ間に矢示A方向に回動可能に張装している。
【0022】そして、その転写ベルト3の図3で上側の
面に、4個の感光体ユニット2A,2B,2C,2Dに
それぞれ設けられている感光体ドラム5が接触するよう
に、その感光体ユニット2A〜2Dをそれぞれ配設して
いる。そして、その感光体ユニット2A〜2Dに対応さ
せて、それぞれ使用するトナーの色が異なる現像装置1
0A〜10Dを配設している。
【0023】また、その感光体ユニット2A〜2Dの上
方には書込みユニット6を、下方には両面ユニット7を
それぞれ配設している。さらに、この小型プリンタは、
装置本体1の図3で左方に、画像形成後の転写紙Pを反
転させて排出したり、両面ユニット7へ搬送したりする
反転ユニット8を装着している。
【0024】転写ベルト3と反転ユニット8との間に
は、画像が転写された転写紙の画像を定着する定着装置
9が設けられている。その定着装置9の転写紙搬送方向
下流側には、反転搬送路20を分岐させて形成し、そこ
に搬送した転写紙Pを排紙ローラ対25により排紙トレ
イ26上に排出可能にしている。
【0025】また、装置本体1内の下部には、上下2段
にサイズの異なる転写紙Pを収納可能な給紙カセット1
1と12を、それぞれ配設している。さらに、装置本体
1の右側面には、手差しトレイ13を矢示B方向に開閉
可能に設け、その手差しトレイ13を開放することによ
り、そこから手差し給紙ができるようにしている。
【0026】感光体ユニット2A〜2Dは、同一の構成
をしたユニットであり、感光体ユニット2Aはイエロー
色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2Bはマゼ
ンタ色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2Cは
シアン色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2D
はブラック色に対応する画像を形成する。そして、それ
らを転写紙の搬送方向に間隔を置いてそれぞれ配置して
いる。
【0027】その感光体ユニット2A〜2Dは、図4に
示すように帯電ローラ14と、その帯電ローラ14によ
って表面が帯電され、露光により静電潜像が形成される
OPCドラム方式の被帯電体である感光体ドラム5と、
その感光体ドラム5の表面をクリーニングするクリーニ
ング装置を構成するブラシローラ15と、前述したロー
ラクリーニング手段として機能するローラクリーニング
装置60とを一体のユニットに構成し、それを図3に示
した装置本体1に対して着脱可能にしたものである。
【0028】なお、この感光体ユニットは、ブラシロー
ラ15を構成から外して、帯電ローラ14と感光体ドラ
ム5とローラクリーニング装置60とで一体のユニット
に構成するようにしてもよい。また、この実施の形態で
は、感光体ドラム5は感光体径がφ30mmのものを使
用する。
【0029】感光体ユニット2A〜2Dの各感光体ドラ
ム5は、それぞれ図4の矢示C方向に回転するが、それ
らの線速はモノクロ速度優先モード、モノクロ画質優先
モード、カラー速度優先モード、カラー画質優先モー
ド、厚紙・OHP通紙モードなどいくつかのモードによ
って185mm/sec、125mm/sec、62.
5mm/secの三段階に調整することができるように
なっている。
【0030】その感光体ユニット2A〜2Dは、感光体
ドラム5の表面に先端を摺接させて転写残トナーを掻き
落とすクリーニングブレード47を備えており、そのク
リーニングブレード47により掻き落としたトナーを、
ブラシローラ15でトナー搬送オーガ48側に移動さ
せ、そのトナー搬送オーガ48を回転させることにより
回収した廃トナーを、所定の廃トナー収納部に搬送する
ようにしている。
【0031】また、この感光体ユニット2A〜2Dは、
帯電ローラ14の弾性部材17の表面にも、例えばスポ
ンジからなるローラクリーニング部材49を接触させ、
機内に浮遊するトナーやゴミ等が弾性部材17の表面に
付着したときでも、それをクリーニングできるようにし
ている。
【0032】なお、この感光体ユニット2A〜2Dに
は、それを装置本体1(図3参照)に対して着脱する際
の基準として、位置決め主基準部51を設けると共に、
手前側位置決め従基準部52と奥側位置決め従基準部5
3とをブラケット50にそれぞれ一体に設け、その感光
体ユニット2A〜2Dを装置本体1に装着する際に、そ
れらの基準部により、感光体ユニット2A〜2Dを所定
の装着位置に確実に位置決めできるようにしている。
【0033】図3に示した現像装置10A〜10Dは、
構成が全て同一のものであり、それらは使用するトナー
の色のみが異なるいずれも2成分現像方式の現像装置で
ある。そして、現像装置10Aはイエロー色のトナーを
使用し、現像装置10Bはマゼンタ色のトナーを使用
し、現像装置10Cはシアン色のトナーを使用し、現像
装置10Dはブラック色のトナーをそれぞれ使用する。
【0034】図5に示す書込みユニット6は、レーザダ
イオード(LD)方式のカラー1ビーム、モノクロ2ビ
ームで、2つの6面の回転多面鏡22a,22bを有す
る1ポリゴンモータの書込みユニットである。その書込
みユニット6は、光源となる図示しないレーザダイオー
ドから射出されてポリゴンモータ21により回転される
回転多面鏡22a,22bにより、イエロー用の走査光
及びマゼンタ用の走査光と、シアン用の走査光及びブラ
ック用の走査光とを右と左に分けて反射させる。
【0035】そのイエロー用の走査光及びマゼンタ用の
走査光は、2層fθレンズ23をそれぞれ通り、イエロ
ー用の走査光はミラー27に反射されて長尺WTL24
を通って、ミラー28,29を介して感光体ユニット2
Aの感光体ドラム5上に照射される。また、マゼンタ用
の走査光は、ミラー31に反射されて長尺WTL32を
通って、ミラー33,34を介して感光体ユニット2B
の感光体ドラム5上に照射される。
【0036】さらに、シアン用の走査光及びブラック用
の走査光は、2層fθレンズ35をそれぞれ通り、シア
ン用の走査光はミラー36に反射されて長尺WTL37
を通って、ミラー38,39を介して感光体ユニット2
Cの感光体ドラム5上に照射される。また、ブラック用
の走査光は、ミラー41に反射されて長尺WTL42を
通って、ミラー43,44を介して感光体ユニット2D
の感光体ドラム5上に照射される。
【0037】図3に示した両面ユニット7は、対をなす
搬送ガイド板45a,45bと、対をなす複数(この例
では4組)の搬送ローラ46とからなり、転写紙の両面
に画像を形成する両面画像形成モード時には、片面に画
像が形成されて反転ユニット8の反転搬送路54に搬送
されてスイッチバック搬送された転写紙Pを受入れて、
それを感光体ユニット2A〜2Dが設けられている作像
部に向けて再搬送する。
【0038】反転ユニット8は、それぞれ対をなす複数
の搬送ローラと、対をなす複数の搬送ガイド板とからな
り、上述したように両面画像形成する際の転写紙Pを表
裏反転させて両面ユニット7へ搬出したり、画像形成後
の転写紙Pをそのままの向きで機外に排出したり、表裏
を反転させて機外に排出したりする働きをする。給紙カ
セット11と12とが設けられている給紙部には、転写
紙Pを1枚ずつ分離して給紙する分離給紙部55,56
が、それぞれ設けられている。
【0039】この小型プリンタは、転写ベルト3を使用
したローラ曲率分離方式を採用しており、転写ベルト3
の内側には4つの転写ブラシ57が4個の感光体ドラム
5に対応してそれぞれ設けられている。
【0040】この小型プリンタは、作像動作を開始させ
ると、各感光体ドラム5が図3で時計回り方向にそれぞ
れ回転する。そして、その各感光体ドラム5の表面が、
その感光体ドラム5と各帯電装置の帯電ローラ14との
間に電圧が印加されることにより一様に帯電される。そ
して、感光体ユニット2Aの感光体ドラム5の帯電面に
は、書込みユニット6によりイエロー色の画像に対応す
るレーザ光が照射される。
【0041】また、感光体ユニット2Bの感光体ドラム
5の帯電面には、書込みユニット6によりシアン色の画
像に対応するレーザ光が、感光体ユニット2Cの感光体
ドラム5の帯電面にはマゼンタ色の画像に対応するレー
ザ光が、さらに感光体ユニット2Dの感光体ドラム5の
帯電面にはブラック色の画像に対応するレーザ光がそれ
ぞれ照射され、そこに各色に対応した潜像がそれぞれ形
成される。そして、その各潜像は、感光体ドラム5が回
転することにより現像装置10A,10B,10C及び
10Dの位置に達すると、そこでイエロー,マゼンタ,
シアン及びブラックの各トナーにより現像されて、4色
のトナー像となる。
【0042】一方、給紙カセット11あるいは12のう
ち、選択された給紙段から転写紙Pが分離給紙部55あ
るいは56により給紙され、それが感光体ユニット2A
の直前に設けられているレジストローラ対59により、
各感光体ドラム5上に形成されているトナー像と一致す
る正確なタイミングで、それが感光体ユニット2Aの感
光体ドラム5と転写ベルト3との間に向けて搬送され
る。
【0043】その際、転写紙Pは、転写ベルト3の入口
付近に配設している紙吸着ローラ58によりプラスの極
性に帯電され、それにより転写ベルト3の表面に静電的
に吸着される。そして、転写紙Pは、転写ベルト3に吸
着した状態で、その転写ベルト3の矢示A方向への回動
により同方向に搬送されながら、図3で上側の面にイエ
ロー,マゼンタ,シアン及びブラック色の各トナー像が
順次転写されていき、感光体ユニット2Dを通過したと
きには4色重ね合わせのフルカラーのトナー画像が形成
される。
【0044】その転写紙Pは、定着装置9で熱と加圧力
が加えられることによりトナー像が溶融定着され、その
後は指定されたモードに応じた排紙系を通って、装置本
体上部の排紙トレイ26に反転排紙されたり、定着装置
9から直進して反転ユニット8内を通ってストレート排
紙されたりする。
【0045】あるいは、両面画像形成モードが選択され
ているときには、前述した反転ユニット8内の反転搬送
路54に送り込まれた後にスイッチバックされて両面ユ
ニット7に搬送され、そこから再給紙されて感光体ユニ
ット2A〜2Dが設けられている作像部で、裏面に画像
が形成された後に排出される。以後、2枚以上の画像形
成が指示されているときには、上述した作像プロセスが
繰り返される。
【0046】ところで、この小型プリンタは、図1及び
図2で説明したように、帯電ローラ14のローラ状に形
成された弾性部材17の外周面をクリーニングするロー
ラクリーニング部材49を有していて、そのローラクリ
ーニング部材49はローラクリーニング部材揺動機構7
0により帯電ローラ14の軸方向(図1の矢示E方向)
に揺動するようになっている。
【0047】したがって、帯電ローラ14の弾性部材1
7の外周面には、画像形成装置内に浮遊するトナーやゴ
ミ等が付着することにより汚れるが、その汚れをローラ
クリーニング部材49によりクリーニングすることがで
きるので、良好な帯電性能が得られる。
【0048】そして、そのローラクリーニング部材49
が、帯電ローラ14に対してその帯電ローラの軸方向で
常に同じ位置に接していると、ローラクリーニング部材
49は目詰まりを起こしてクリーニング性能が低下する
が、この小型プリンタではローラクリーニング部材49
をローラクリーニング部材揺動機構70により帯電ロー
ラ14の軸方向に揺動させるようにしているので、ロー
ラクリーニング部材49と帯電ローラ14との軸方向の
接触位置は常に変化する。したがって、長期に亘って良
好なクリーニング性を維持することができる。
【0049】すなわち、この小型プリンタでは、図1に
示したモータ74の駆動により、図6に示すように1回
転する間にカム高さがHからHに変化する形状に形
成したカム75を回転させ、図1に示したようにそのカ
ム75にカム当接部72aがコイルスプリング76の付
勢力により押し当てられているブラケット71をローラ
クリーニング部材49と共にH−H(図6)のスト
ロークだけ揺動させ、それによりローラクリーニング部
材49の帯電ローラ14に対する軸方向の接触位置を変
化させる。
【0050】そして、そのローラクリーニング部材49
を揺動させるローラクリーニング部材揺動機構70は、
ローラクリーニング部材49を保持する板金製のブラケ
ット71の曲げ部を補強するために形成している補強ビ
ード72の一部を、カム75と係合するカム当接部72
aとして兼用する構成にしているので、図10で説明し
たカム105に転接するコロ103やそれを回転自在に
支持するガイドピン104を使用する必要がない。それ
により、部品点数が少なくなる分だけ安価にすることが
できる。また、部品点数が少なくなる分だけ組付工数も
削減することができる。
【0051】なお、ブラケット71に絞り加工(プレ
ス)で形成する補強ビード72は、その縦断面形状を図
7に示すように円弧形状にすると効果的である。このよ
うにすると、その円弧形状に形成されたカム当接部72
aは、図8に示すようにカム75のカム面75aに点接
触(a部が点接触位置)で接触するようになるので、カ
ム当接部72aがカム面75aに沿って正確な動きをす
る。また、補強ビード72の縦断面形状は、V字状で先
端をR形状にしたものであってもよい。
【0052】これに対し、図9に縦断面形状を示す補強
ビード72′のように平面部72bを有する形状にした
ときには、そのカム当接部を兼ねる平面部72bが図示
のようにカム面75aのa部で示す裾部に対向する位置
になると、平面部72bはその裾部に当接できないた
め、実際にローラクリーニング部材49が揺動するスト
ロークは、設計上の上述したストロークH−H(図
6参照)よりも少なくなってしまう。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1,2の画像形
成装置及び請求項3の像担持体ユニットによれば、ロー
ラクリーニング部材を保持する板金製のブラケットの曲
げた部分を補強するために設けた補強ビードが、カムに
係合するカム当接部を兼ねる構成にしたので、ローラク
リーニング部材を揺動させる機構に、カムに転接するコ
ロや、そのコロを回転自在に支持するガイドピンを設け
る必要がないので、その分だけ部品点数を少なくして安
価にすることができる。また、部品点数が少なくなる分
だけ組付工数も削減することができる。
【0054】そして、請求項2の画像形成装置によれ
ば、補強ビードの断面形状は円弧形状であるため、その
補強ビードのカム当接部がカムに点接触するので、その
カムにより揺動されるローラクリーニング部材を保持し
たブラケットが、カムのカム面に沿って正確な動きをす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例である画像形成装置の
帯電装置付近の構成を示す正面図である。
【図2】同じくその画像形成装置に設けられているロー
ラクリーニング部材を保持するブラケットの一端部を示
す斜視図である。
【図3】同じくその画像形成装置の一例として小型プリ
ンタを示す全体構成図である。
【図4】同じくその画像形成装置が備えている像担持体
ユニットである感光体ユニットの一例を示す構成図であ
る。
【図5】図3の画像形成装置に設けられている書込みユ
ニットを示す構成図である。
【図6】同じくその画像形成装置が備えているローラク
リーニング部材揺動機構の構成部品であるカムを示す斜
視図である。
【図7】ローラクリーニング部材を保持するブラケット
に形成された縦断面形状が円弧形状の補強ビードを示す
縦断面図である。
【図8】図7に示した円弧形状のカム当接部の場合には
カム面に点接触で接触する様子を説明するための断面図
である。
【図9】縦断面形状が平面部を有する形状の補強ビード
の場合にはカム当接部がカム面の裾部に当接しない様子
を説明するための断面図である。
【図10】従来のローラクリーニング部材を揺動させる
機構のカム付近の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
2A〜2D:感光体ユニット(像担持体ユニット) 5:感光体ドラム(像担持体) 14:帯電ローラ 49:ローラクリーニング部材 60:ローラクリーニング装置(ローラクリーニング手
段) 70:ローラクリーニング部材揺動機構 71:ブラケット 72:補強ビード 72a:カム当接部 74:モータ(カム回転手段) 75:カム 76:コイルスプリング(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雨宮 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、その像担持体に対向して配
    置されて該像担持体を帯電する帯電ローラと、該帯電ロ
    ーラの外周面にローラクリーニング部材を摺接させてク
    リーニングすると共に該ローラクリーニング部材を前記
    帯電ローラの軸方向に揺動させるローラクリーニング部
    材揺動機構を有するローラクリーニング手段とを備えた
    画像形成装置において、 前記ローラクリーニング部材揺動機構に、前記ローラク
    リーニング部材を保持すると共に一方の端部を略L字状
    に曲げてその略L字状に曲げた部分に外側へ突出するよ
    うに形成したカム当接部を兼ねる補強ビードを有する板
    金製のブラケットと、前記補強ビードの前記ローラクリ
    ーニング部材の揺動方向に突出した部位が当接されてカ
    ム回転手段により回転されるカムと、前記ブラケットを
    前記補強ビードの突出した部位が前記カムに押し当るよ
    うに付勢する付勢部材とを設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記補強ビードの断面形状は円弧形状を
    していることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置に装
    着される像担持体ユニットであって、前記帯電ローラ
    と、前記ローラクリーニング手段と、前記像担持体とを
    一体のユニットに構成して画像形成装置本体に対して着
    脱可能にしたことを特徴とする像担持体ユニット。
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JP2009300805A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 帯電装置
JP2009300806A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 帯電装置

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JP2009300805A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 帯電装置
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