JP2001312121A - 画像形成装置及び像担持体ユニット - Google Patents

画像形成装置及び像担持体ユニット

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JP2001312121A
JP2001312121A JP2000130070A JP2000130070A JP2001312121A JP 2001312121 A JP2001312121 A JP 2001312121A JP 2000130070 A JP2000130070 A JP 2000130070A JP 2000130070 A JP2000130070 A JP 2000130070A JP 2001312121 A JP2001312121 A JP 2001312121A
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forming apparatus
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Hiroshi Yoshinaga
洋 吉永
Masumi Sato
眞澄 佐藤
Takatsugu Fujishiro
宇貢 藤城
Hitoshi Ishibashi
均 石橋
Yukiko Iwasaki
有貴子 岩▲崎▼
Masami Hiramatsu
正己 平松
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体等の像担持体の表面がギャップ管理部
材によって削られにくいようにする。 【解決手段】 帯電ローラ14の芯金16の両端部に、
外径Dを導電性ゴムローラ部17の外径Dよりも大
きく形成した対のコロ18,18を取り付け、その対の
コロ18,18を感光体ドラム5の塗工部61よりも硬
い材料で形成されている非塗工部62,62にそれぞれ
当接させ、帯電ローラ14の導電性ゴムローラ部17と
感光体ドラム5の塗工部61との間に微少なギャップG
を形成する。それにより、各コロ18を塗工部61に接
触させたときに比べて感光体ドラム5の表面のコロ18
による摩耗を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光層を形成す
る塗工部とその両側に塗工部よりも硬い材料で形成され
た非塗工部を有する像担持体と、その像担持体の塗工部
を帯電する帯電部材を有する帯電手段とを備えた画像形
成装置及びその画像形成装置に装着される像担持体ユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、像担持体である感光体の表面
に帯電部材の帯電有効幅の部分を近接させて配置し、そ
の帯電部材と感光体との間に電圧を印加して感光体の表
面を帯電する非接触方式の帯電装置がある。このような
帯電装置では、帯電部材の帯電有効幅の部分が感光体の
表面に接触しないため、帯電部材が汚れにくいという利
点がある。
【0003】このような非接触方式の帯電装置では、例
えば帯電部材である帯電ローラのローラ部分の両端部に
テープ部材を取り付けることにより凸部を形成し、それ
によって帯電ローラの両端部を除く他の部分が像担持体
である感光体の表面に対して非接触になるようにしてい
る。その帯電ローラの一例を図9に示す。この帯電ロー
ラ114は、例えばステンレス製の芯金116の外周に
導電性を持たせた弾性部117を設け、その弾性部11
7の両端部にギャップを形成するための樹脂製のテープ
部材118,118を周方向に巻き付けて一体に固定し
ている。
【0004】そして、芯金116の両端部が、加圧スプ
リング119,119により滑り軸受130,130を
介して感光体ドラム105側に所定の加圧力で加圧され
ている。それにより、帯電ローラ114は、両側の各テ
ープ部材118,118の部分が感光体ドラム105の
表面に接触し、弾性部117の帯電有効幅Wacの部分
が感光体ドラム105の表面に対して非接触(テープ部
材118の厚さに応じたギャップGを形成)になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに帯電ローラの両端部に設けたギャップ形成用のテー
プ部材からなるギャップ管理部材を感光体ドラムに接触
させることにより、帯電有効幅の部分において帯電ロー
ラと感光体ドラムの表面との間に所定のギャップを形成
するようにしている非接触方式の帯電装置では、そのギ
ャップ管理部材の感光体ドラムへの接触位置によっては
不都合が生じることがあった。
【0006】すなわち、図9に示したギャップGは、そ
れをあまり広くしすぎると所定の帯電性能が得られなく
なるので、そのギャップGは例えば100μm程度、あ
るいはそれ以下という極めて小さなものにする必要があ
る。そのため、ギャップ管理部材を感光体ドラムの非塗
工部より硬度が低い塗工部(感光層を形成している部
分)に接触させるようにしたときには、その感光体ドラ
ムの接触部分がギャップ管理部材により削られてしまう
と、帯電ローラの帯電有効幅の部分が感光体ドラムの表
面に接触するようになる(ギャップがゼロになる)。
【0007】このようになると、帯電ローラの帯電有効
幅の部分に感光体ドラム上の残留トナー等が転移するた
め、その汚れにより帯電不良が発生したりする。特に、
ギャップGを形成するために、帯電ローラの両端部にコ
ロ状のギャップ管理部材を設けている場合には、そのコ
ロによって感光体ドラムの塗工部が削れやすいというこ
とがあった。この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、感光体等の像担持体の表面がギャップ管
理部材によって削られにくいようにすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、感光層を形成する塗工部とその両側にそ
の塗工部よりも硬い材料で形成された非塗工部を有する
像担持体と、その像担持体の上記塗工部を帯電するロー
ラ状の帯電部材を有する帯電手段とを備えた画像形成装
置において、上記帯電部材の両端部に、その帯電部材の
上記塗工部に対向する部分の外径よりも大きな外径に形
成したコロ状のギャップ管理部材をそれぞれ設け、その
ギャップ管理部材を像担持体の両側の非塗工部にそれぞ
れ当接させることにより帯電部材と像担持体の上記塗工
部との間に微少なギャップを形成するようにしたもので
ある。
【0009】また、上記画像形成装置において、像担持
体の表面に形成された可視像を転写材に転写する転写部
材を設け、その転写部材による転写有効幅を帯電手段の
帯電有効幅よりも狭くするとよい。さらに、上記非塗工
部は、帯電手段の帯電有効幅の外側にそれぞれ形成する
とよい。
【0010】また、その画像形成装置において、像担持
体上の潜像を現像剤により現像して可視像にする現像装
置を備え、その現像装置による現像幅を帯電手段の帯電
有効幅よりも狭くするとよい。さらに、上記の転写部材
による転写有効幅を帯電手段の帯電有効幅よりも狭くし
た画像形成装置において、像担持体上の潜像を現像剤に
より現像して可視像にする現像装置を備え、その現像装
置による現像幅を転写有効幅よりも狭くするとよい。
【0011】また、上記いずれかの画像形成装置におい
て、像担持体の表面に摺接して所定のクリーニング幅で
クリーニングするクリーニング手段を設け、そのクリー
ニング幅を帯電手段の帯電有効幅よりも広くするとよ
い。そして、そのクリーニング幅は、上記塗工部が形成
されている部分の塗工幅よりも狭くするとよい。
【0012】さらに、その画像形成装置において、クリ
ーニング手段のクリーニング部材をそのクリーニング部
材の像担持体に対する摺接方向に直交する方向に揺動さ
せるクリーニング部材揺動機構を設け、そのクリーニン
グ部材揺動機構により揺動されるクリーニング部材のク
リーニング揺動領域幅を上記クリーニング幅とするとよ
い。上記いずれかの画像形成装置に装着される像担持体
ユニットであって、上記像担持体と上記帯電部材とを一
体に設けた像担持体ユニットを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
である画像形成装置が備えている帯電ローラと感光体ド
ラムを示す概略図、図2は同じくその帯電ローラの細部
の構成を説明するための正面図、図3は同じくその画像
形成装置であるカラーの小型プリンタを示す全体構成図
である。
【0014】図3に示す画像形成装置であるカラーの小
型プリンタは、4ドラムフルカラーの電子写真方式の画
像形成装置であり、装置本体1内には、4個の像担持体
ユニットである感光体ユニット2A,2B,2C及び2
Dを、装置本体1に対してそれぞれ着脱可能に装着して
いる。この小型プリンタは、装置本体1内の略中央に転
写ベルト3を複数のローラ間に矢示A方向に回動可能に
張装している。
【0015】そして、その転写ベルト3の図3で上側の
面に、4個の感光体ユニット2A,2B,2C,2Dに
それぞれ設けられている感光体ドラム5が接触するよう
に、その感光体ユニット2A〜2Dをそれぞれ配設して
いる。そして、その感光体ユニット2A〜2Dに対応さ
せて、それぞれ使用するトナーの色が異なる現像装置1
0A〜10Dを配設している。
【0016】その感光体ユニット2A〜2Dの上方には
書込みユニット6を、下方には両面ユニット7をそれぞ
れ配設している。さらに、この小型プリンタは、装置本
体1の図3で左方に、画像形成後の転写紙Pを反転させ
て排出したり、両面ユニット7へ搬送したりする反転ユ
ニット8を装着している。
【0017】転写ベルト3と反転ユニット8との間に
は、画像が転写された転写紙の画像を定着する定着装置
9が設けられている。その定着装置9の転写紙搬送方向
下流側には、反転搬送路20を分岐させて形成し、そこ
に搬送した転写紙Pを排紙ローラ対25により排紙トレ
イ26上に排出可能にしている。
【0018】また、装置本体1内の下部には、上下2段
にサイズの異なる転写紙Pを収納可能な給紙カセット1
1と12を、それぞれ配設している。さらに、装置本体
1の右側面には、手差しトレイ13を矢示B方向に開閉
可能に設け、その手差しトレイ13を開放することによ
り、そこから手差し給紙ができるようにしている。
【0019】感光体ユニット2A〜2Dは、同一の構成
をしたユニットであり、感光体ユニット2Aはイエロー
色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2Bはマゼ
ンタ色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2Cは
シアン色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2D
はブラック色に対応する画像を形成する。そして、それ
らを転写紙の搬送方向に間隔を置いてそれぞれ配置して
いる。
【0020】その感光体ユニット2A〜2Dは、図4に
示すようにそれぞれ帯電手段である帯電装置4が有する
帯電ローラ14と、その帯電ローラ14によって表面が
帯電され、露光により静電潜像が形成されるOPCドラ
ム方式の像担持体である感光体ドラム5と、その感光体
ドラム5の表面をクリーニングするクリーニング装置
(クリーニング手段)を構成するクリーニングブレード
47,ブラシローラ15とを一体のユニットに構成し、
それを図3に示した装置本体1に対して着脱可能にした
ものである。
【0021】帯電装置4は、図2に示すように感光体ド
ラム5の被帯電面(表面)に、帯電部材である帯電ロー
ラ14の帯電有効幅Wacの部分を後述する構成により
近接させて配置し、その帯電ローラ14と感光体ドラム
5との間に電圧を印加して、感光体ドラム5の被帯電面
を帯電するものである。
【0022】その帯電装置4の帯電ローラ14は、例え
ばSUM−Niメッキ(鋼の表面をニッケルメッキ仕上
げ)で外径をφ9mmに形成した金属軸である芯金16
の外周面の両端部を除く部分に、例えば肉圧が1.5m
mのエピクロルヒドリンゴムからなり、体積固有抵抗値
を1×10〜1×10Ω・cmとした弾性部である
導電性ゴムローラ部17を形成したものである。なお、
その導電性ゴムローラ部17は、ゴム硬度が旧JIS−
Aで77度ぐらいで、ゴム自体のテストピース硬度が5
0度以上のものを使用する。
【0023】芯金16の両端部には、ギャップ管理部材
である対のコロ18,18を取り付けている。そのコロ
18は、例えばゴムで形成し、図1に示すように外径D
を帯電ローラ14の感光体ドラム5の後述する塗工部
61に対向する導電性ゴムローラ部17の外径Dより
も大きく形成している。
【0024】そして、その対のコロ18,18を、感光
体ドラム5の感光層を形成している塗工部61の両側に
設けられて、その塗工部61よりも硬い材料で形成され
ている非塗工部(素管部)62,62にそれぞれ当接さ
せ、帯電ローラ14の導電性ゴムローラ部17の外径D
と各コロ18の外径Dとの差により、導電性ゴムロ
ーラ部17と感光体ドラム5の塗工部61との間に微少
なギャップG(例えば100μm以下)を形成してい
る。
【0025】その帯電ローラ14は、図2に示すよう
に、芯金16の両端部が加圧スプリング19,19によ
り滑り軸受30,30を介して感光体ドラム5側に、所
定の加圧力で加圧されている。なお、帯電ローラ14
は、加圧スプリング19を使用せずに、自重により感光
体ドラム5の両端部の非塗工部62,62に、両側のコ
ロ18,18をそれぞれ接触させるようにしてもよい。
【0026】帯電ローラ14の芯金16の図2で右側の
一端には、図示しない駆動用ギヤを固定し、そこにモー
タからの駆動力を伝達し、帯電ローラ14を感光体ドラ
ム5と同一の線速で回転させるようにしている。帯電ロ
ーラ14への電圧の印加は、芯金16の部分に、例えば
DC−700Vを定電圧制御で印加すると共に、AC電
圧を定電流制御で印加する。
【0027】一方、感光体ドラム5は、ドラム駆動タイ
ミングベルト及びドラム駆動プーリ(共に図示せず)等
を介して回転駆動するモータによって図4の矢示C方向
に回転駆動される。その感光体ドラム5が設けられてい
る各感光体ユニット2A〜2Dは、感光体ドラム5の表
面の塗工部61に先端を摺接させて、その塗工部61に
付着している転写残トナー等を掻き落として所定のクリ
ーニング幅でクリーニングするクリーニングブレード4
7を備えており、そのクリーニングブレード47により
掻き落としたトナーを、ブラシローラ15でトナー搬送
オーガ48側に移動させ、そのトナー搬送オーガ48を
回転させることにより回収した廃トナーを、所定の廃ト
ナー収納部に搬送するようにしている。
【0028】また、この感光体ユニット2A〜2Dは、
帯電ローラ14の導電性ゴムローラ部17の表面にも、
例えばスポンジからなる帯電ローラクリーナ49を接触
させ、機内に浮遊するトナーやゴミ等が導電性ゴムロー
ラ部17の表面に付着したときでも、それをクリーニン
グできるようにしている。
【0029】なお、この感光体ユニット2A〜2Dに
は、それを装置本体1(図3参照)に対して着脱する際
の基準として、位置決め主基準部51を設けると共に、
手前側位置決め従基準部52と奥側位置決め従基準部5
3とをブラケット50にそれぞれ一体に設け、その感光
体ユニット2A〜2Dを装置本体1に装着する際に、そ
れらの基準部により、感光体ユニット2A〜2Dを所定
の装着位置に確実に位置決めできるようにしている。
【0030】この感光体ユニット2A〜2Dの各感光体
ドラム5は、前述したようにそれぞれ矢示C方向に回転
するが、それらの線速はモノクロ速度優先モード、モノ
クロ画質優先モード、カラー速度優先モード、カラー画
質優先モード、厚紙・OHP通紙モードなどいくつかの
モードによって185mm/sec、125mm/se
c、62.5mm/secの三段階に調整することがで
きるようになっている。なお、この感光体ユニットは、
ブラシローラ15を構成から外して、帯電ローラ14と
感光体ドラム5とで一体のユニットに構成するようにし
てもよい。
【0031】図3に示した現像装置10A〜10Dは、
構成が全て同一のものであり、それらは使用するトナー
の色のみが異なる。そして、現像装置10Aはイエロー
色のトナーを使用し、現像装置10Bはマゼンタ色のト
ナーを使用し、現像装置10Cはシアン色のトナーを使
用し、現像装置10Dはブラック色のトナーをそれぞれ
使用する。
【0032】図5に示す書込みユニット6は、レーザダ
イオード(LD)方式のカラー1ビーム、モノクロ2ビ
ームで、2つの6面の回転多面鏡22a,22bを有す
る1ポリゴンモータの書込みユニットである。その書込
みユニット6は、光源となる図示しないレーザダイオー
ドから射出されてポリゴンモータ21により回転される
回転多面鏡22a,22bにより、イエロー用の走査光
及びマゼンタ用の走査光と、シアン用の走査光及びブラ
ック用の走査光とを右と左に分けて反射させる。
【0033】そのイエロー用の走査光及びマゼンタ用の
走査光は、2層fθレンズ23をそれぞれ通り、イエロ
ー用の走査光はミラー27に反射されて長尺WTL24
を通って、ミラー28,29を介して感光体ユニット2
Aの感光体ドラム5上に照射される。また、マゼンタ用
の走査光は、ミラー31に反射されて長尺WTL32を
通って、ミラー33,34を介して感光体ユニット2B
の感光体ドラム5上に照射される。
【0034】さらに、シアン用の走査光及びブラック用
の走査光は、2層fθレンズ35をそれぞれ通り、シア
ン用の走査光はミラー36に反射されて長尺WTL37
を通って、ミラー38,39を介して感光体ユニット2
Cの感光体ドラム5上に照射される。また、ブラック用
の走査光は、ミラー41に反射されて長尺WTL42を
通って、ミラー43,44を介して感光体ユニット2D
の感光体ドラム5上に照射される。
【0035】図3に示す両面ユニット7は、対をなす搬
送ガイド板45a,45bと、対をなす複数(この例で
は4組)の搬送ローラ46とからなり、転写紙の両面に
画像を形成する両面画像形成モード時には、片面に画像
が形成されて反転ユニット8の反転搬送路54に搬送さ
れてスイッチバック搬送された転写紙Pを受入れて、そ
れを感光体ユニット2A〜2Dが設けられている作像部
に向けて再搬送する。
【0036】反転ユニット8は、それぞれ対をなす複数
の搬送ローラと、対をなす複数の搬送ガイド板とからな
り、上述したように両面画像形成する際の転写紙Pを表
裏反転させて両面ユニット7へ搬出したり、画像形成後
の転写紙Pをそのままの向きで機外に排出したり、表裏
を反転させて機外に排出したりする働きをする。給紙カ
セット11と12とが設けられている給紙部には、転写
紙Pを1枚ずつ分離して給紙する分離給紙部55,56
が、それぞれ設けられている。
【0037】この小型プリンタは、転写ベルト3を使用
したローラ曲率分離方式を採用しており、転写ベルト3
の内側には4つの転写ブラシ57が4個の感光体ドラム
5に対応してそれぞれ設けられている。
【0038】この小型プリンタは、作像動作を開始させ
ると、各感光体ドラム5が図3で時計回り方向にそれぞ
れ回転する。そして、その各感光体ドラム5の表面が、
その感光体ドラム5と各帯電装置の帯電ローラ14との
間に電圧が印加されることにより一様に帯電される。そ
して、感光体ユニット2Aの感光体ドラム5の帯電面に
は、書込みユニット6によりイエロー色の画像に対応す
るレーザ光が照射される。
【0039】また、感光体ユニット2Bの感光体ドラム
5の帯電面には、書込みユニット6によりシアン色の画
像に対応するレーザ光が、感光体ユニット2Cの感光体
ドラム5の帯電面にはマゼンタ色の画像に対応するレー
ザ光が、さらに感光体ユニット2Dの感光体ドラム5の
帯電面にはブラック色の画像に対応するレーザ光がそれ
ぞれ照射され、そこに各色に対応した潜像がそれぞれ形
成される。そして、その各潜像は、感光体ドラム5が回
転することにより現像装置10A,10B,10C及び
10Dの位置に達すると、そこでイエロー,マゼンタ,
シアン及びブラックの各トナーにより現像されて、4色
のトナー像となる。
【0040】一方、給紙カセット11あるいは12のう
ち、選択された給紙段から転写紙Pが分離給紙部55あ
るいは56により給紙され、それが感光体ユニット2A
の直前に設けられているレジストローラ対59により、
各感光体ドラム5上に形成されているトナー像と一致す
る正確なタイミングで、それが感光体ユニット2Aの感
光体ドラム5と転写ベルト3との間に向けて搬送され
る。
【0041】その際、転写紙Pは、転写ベルト3の入口
付近に配設している紙吸着ローラ58によりプラスの極
性に帯電され、それにより転写ベルト3の表面に静電的
に吸着される。そして、転写紙Pは、転写ベルト3に吸
着した状態で、その転写ベルト3の矢示A方向への回動
により同方向に搬送されながら、図3で上側の面にイエ
ロー,マゼンタ,シアン及びブラック色の各トナー像が
順次転写されていき、感光体ユニット2Dを通過したと
きには4色重ね合わせのフルカラーのトナー画像が形成
される。
【0042】その転写紙Pは、定着装置9で熱と加圧力
が加えられることによりトナー像が溶融定着され、その
後は指定されたモードに応じた排紙系を通って、装置本
体上部の排紙トレイ26に反転排紙されたり、定着装置
9から直進して反転ユニット8内を通ってストレート排
紙されたりする。
【0043】あるいは、両面画像形成モードが選択され
ているときには、前述した反転ユニット8内の反転搬送
路54に送り込まれた後にスイッチバックされて両面ユ
ニット7に搬送され、そこから再給紙されて感光体ユニ
ット2A〜2Dが設けられている作像部で、裏面に画像
が形成された後に排出される。以後、2枚以上の画像形
成が指示されているときには、上述した作像プロセスが
繰り返される。
【0044】ところで、この小型プリンタは、図1に示
したように帯電ローラ14の芯金16の両端部に取り付
けた対のコロ18,18を、感光体ドラム5の塗工部6
1よりも硬い材料で形成されている非塗工部62,62
にそれぞれ当接させることにより、帯電ローラ14の帯
電有効幅Wacの部分が感光体ドラム5との間に微少な
ギャップGを形成するようにしている。
【0045】したがって、各コロ18が非塗工部62よ
りも軟らかい塗工部61に接している場合に比べて感光
体ドラム5の表面の摩耗を少なくすることができる。そ
のため、帯電ローラ14と感光体ドラム5の表面との間
の上述したギャップGを、良好な帯電性能が得られるよ
うに100μm以下に設定しても、感光体ドラム5のコ
ロ18が当接する非塗工部62は摩耗しにくいので、帯
電ローラ14と感光体ドラム5の非塗工部62との間の
ギャップG′を、長期に亘って設定値どおりのギャップ
に維持し続けることができる。
【0046】一方、感光体ドラム5の塗工部61には、
図4で説明したようにクリーニングブレード47が摺接
しているため、それによりクリーニング幅の領域が経時
的に摩耗していく。そのため、経時的に塗工部61があ
る量まで摩耗すると、感光体ドラム5は寿命に達するよ
うになる。
【0047】その際、この小型プリンタでは、感光体ド
ラム5の非塗工部62の部分は、上述したようにコロ1
8によってほとんど摩耗されないので、ギャップG′は
経時においても維持されながら、帯電ローラ14と感光
体ドラム5のクリーニングブレード47による摺接によ
り削られた部分との間のギャップGのみが増大してい
く。そして、そのギャップGの増大が、帯電不良が発生
する量にまでなると良好な画像が得られなくなる。した
がって、この小型プリンタでは、その帯電不良が発生す
る時期を利用して、感光体ドラム5(既に塗工部61が
寿命に達するまで削られている)が寿命に達したことを
判断することができる。
【0048】図6は図3の小型プリンタの作像系を構成
する各部の幅関係を相対比較した概略図である。図3に
示した小型プリンタの作像系を構成する各部は、図6に
示すような幅関係に、感光体ドラム5の長手方向の全幅
Wdoと、その感光体ドラム5の塗工部61の塗工幅W
tと、感光体ドラム5の非塗工部62の非塗工幅Wnt
と、帯電装置4の帯電有効幅Wacと、現像装置10A
〜10Dの各現像幅Wdeと、転写ベルト3を有する転
写装置の転写有効幅Wteと、クリーニングブレード4
7のクリーニング幅Wcとがなっている(図3及び図4
も参照)。
【0049】すなわち、感光体ドラム5の塗工部61に
接触してその感光体ドラム5の表面に形成された可視像
を転写紙(転写材)に転写する転写部材である転写ベル
ト3(図3参照)による転写有効幅Wteを、帯電装置
4の帯電有効幅Wacよりも狭くしている。それによ
り、感光体ドラム5の表面の帯電有効幅Wacの両端の
外側付近は帯電電位が不安定になるため現像剤の付着が
起こりやすいが、転写有効幅Wteを帯電有効幅Wac
よりも狭くすることにより、帯電有効幅Wacの両端の
外側付近に付着した現像剤(2成分現像剤の場合はトナ
ーとキャリア)が転写ベルト3に転移するのを防止する
ことができる。
【0050】さらに、感光体ドラム5上の潜像を現像剤
により現像して可視像にする現像装置10A〜10Dの
各現像幅Wdeを、帯電有効幅Wacよりも狭くしてい
る。また、感光体ドラム5の両側の非塗工部62(図6
に非塗工幅Wntで示している部分)を、帯電装置4の
帯電有効幅Wacの外側にそれぞれ形成して、そこに帯
電ローラ14のコロ18,18をそれぞれ当接させてい
る。
【0051】それにより、現像剤が感光体ドラム5上の
帯電有効幅Wacの両端部付近に付着しにくいようにす
ることができると共に、現像剤が図1で説明したコロ1
8と感光体ドラム5の非塗工部62との間に入り込ん
で、ギャップGを大きくしてしまうのを防止することが
できる。
【0052】また、現像幅Wdeを転写有効幅Wteよ
りも狭くしている。それにより、一層現像剤が感光体ド
ラム5上の帯電有効幅Wacの両端部付近に付着しにく
い。なお、現像剤がトナーとキャリアを使用する2成分
現像剤であるときには、そのトナーとキャリアが共に感
光体ドラム5上の帯電有効幅Wacの両端部付近に付着
するのを防止することができる。
【0053】さらに、上述したように両側の非塗工部6
2,62(図6に非塗工幅Wntで示している部分)
を、帯電手段の帯電有効幅Wacの外側に形成している
ので、帯電ローラ14の軸方向の両端部(図6で帯電有
効幅Wacの左端と右端)は、非塗工幅Wntで示して
いる非塗工部62,62よりもそれぞれ内側に図示のよ
うに離れて位置するので、非塗工部62,62が金属等
の導体で形成されているときでも、帯電ローラ14から
非塗工部62,62にリークするのを防止することがで
きる。
【0054】さらにまた、クリーニング幅Wcを帯電有
効幅Wacよりも広くしている。それにより、感光体ド
ラム5上の帯電有効幅Wacの両端部に位置する部分に
現像剤等の付着物が付着したとしても、その部分はクリ
ーニングブレード47(図4参照)によりクリーニング
することができるので、その付着物による悪影響を防止
できる。
【0055】また、クリーニング幅Wcを、塗工部61
が形成されている部分の塗工幅Wtよりも狭くしてい
る。それにより、クリーニングブレード47は必ず塗工
部61内に摺接し、塗工部61と非塗工部62との継ぎ
目部分の段差がある部分に接触したり、一部が非塗工部
62上を摺接したりするようなことがないので、摩擦力
の上昇によりブレードめくれが発生するのを防止するこ
とができる。
【0056】さらに、クリーニング幅Wcがギャップ管
理部材であるコロ18が当接している非塗工部62の位
置まであるときには、クリーニングブレード47が感光
体ドラム5上から回収した転写残トナー等がそのクリー
ニングブレード47の両端からこぼれた際に、それが感
光体ドラム5に再度付着した後にコロ18に付着する
と、感光体ドラム5と帯電ローラ14とのギャップ(図
1,図2のギャップGを参照)が大きくなってしまうこ
とがある。
【0057】しかしながら、上述したようにクリーニン
グ幅Wcを塗工幅Wtよりも狭くすれば、クリーニング
ブレード47からこぼれた回収トナー等はコロ18のあ
る位置よりも内側の部分に落下するため、それがコロ1
8に付着しにくくなるので、上記ギャップの増大を防止
することができる。なお、この実施の形態における帯電
有効幅Wacは、図2に示すように帯電ローラ14の導
電性ゴムローラ部17の軸方向の全幅に相当する。
【0058】図7はこの発明による画像形成装置の異な
る実施形態における作像系各部の幅関係を相対比較した
図6と同様な概略図である。この実施形態における画像
形成装置である小型プリンタは、図6で説明した実施形
態に対して、図8に示すクリーニングブレード47が感
光体ドラム5に対する摺接方向に直交する矢示F方向に
揺動する点のみが異なる。その他の各部の構成は、図1
乃至図6で説明した小型プリンタと同様であるため、小
型プリンタ全体の図示及び説明は省略する。
【0059】この実施形態は、図8に示すように、クリ
ーニング手段のクリーニング部材であるクリーニングブ
レード47を、そのクリーニングブレード47の感光体
ドラム5に対する摺接方向に直交する矢示F方向に揺動
させるクリーニング部材揺動機構70を設けている。
【0060】そのクリーニング部材揺動機構70は、ク
リーニングブレード47を保持して矢示F方向に揺動可
能に支持されたブレード保持部材71と、そのブレード
保持部材71の左端部に形成した突出部71aの先端の
半球部にカム面が摺接するカム72と、そのカム72の
カム面に突出部71aの先端の半球部を押し当てるよう
にブレード保持部材71を押圧付勢する圧縮コイルスプ
リング73と、カム72を回転させるモータ74とによ
って構成されている。
【0061】そして、そのカム72を1回転させたとき
に、ブレード保持部材71と共にクリーニングブレード
47が揺動して1往復する。そして、そのクリーニング
部材揺動機構70により揺動されるクリーニングブレー
ド幅Wcbに形成されたクリーニングブレード47のク
リーニング揺動領域幅Wscをクリーニング幅とし、そ
のクリーニング幅が感光体ドラム5の塗工部61内に位
置するようにしている。また、クリーニング部材揺動機
構70により揺動されたクリーニングブレード47の両
側の移動限の位置がそれぞれ帯電有効幅Wacの外側に
位置するようにしている。
【0062】この実施形態によれば、図8に示したクリ
ーニングブレード47は、クリーニング部材揺動機構7
0により矢示F方向に揺動されながら感光体ドラム5の
塗工部61に摺接するので、クリーニングブレード47
と感光体ドラム5との間に紙粉等が挾まってしまったと
きでも、それが挾まり続けるのを防止することができ
る。そして、この実施形態においても、クリーニングブ
レード47は感光体ドラム5の塗工部61と非塗工部6
2の継ぎ目部分や非塗工部62を摺接するようなことが
ないので、クリーニングブレード47のめくれを防止す
ることができると共に、それが早期に損耗してしまうの
を防止することができる。
【0063】また、クリーニング部材揺動機構70によ
り揺動されたクリーニングブレード47の両側の移動限
の位置(クリーニング揺動領域幅Wscの左端と右端の
各位置)がそれぞれ帯電有効幅Wacの外側に位置する
ので、感光体ドラム5上の帯電有効幅Wacの両端部に
位置する部分に現像剤等の付着物が付着するようなこと
があったとしても、それをクリーニングブレード47に
よりクリーニングすることができるので、その付着物に
よる悪影響を防止することができる。
【0064】さらに、クリーニング揺動領域幅Wscは
塗工幅Wt内にあって非塗工幅Wntよりも内側にある
ので、クリーニングブレード47が感光体ドラム5上か
ら回収した転写残トナー等がこぼれて、それが感光体ド
ラム5上に付着したとしても、その転写残トナー等がコ
ロ18と非塗工部62との間に入り込んでしまう恐れは
ほとんどないので、感光体ドラム5と帯電ローラ14と
のギャップ(図1,図2のギャップGを参照)が大きく
なってしまうのも防止することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1乃至8の画像
形成装置によれば、コロ状のギャップ管理部材を像担持
体の塗工部よりも硬い材料で形成された両側の非塗工部
にそれぞれ当接させることにより帯電部材と像担持体の
塗工部との間に微少なギャップを形成して像担持体の塗
工部を帯電するので、像担持体のギャップ管理部材に当
接された部分は削られにくい。
【0066】そのため、像担持体の感光層を形成してい
る塗工部が、そこに摺接するクリーニング手段等の摺接
部材との摺接により摺接部分が経時的に摩耗していっ
て、その像担持体が寿命に達した時点でも、像担持体の
非塗工部のギャップ管理部材に当接された部分はほとん
ど削られていない。したがって、ローラ状の帯電部材の
表面と像担持体の塗工部の上記摺接により摩耗した面と
の間のギャップが増大することにより帯電不良が発生す
るので、その帯電不良の発生時期を利用して、像担持体
が寿命に達したことを判断することができる。
【0067】請求項2の画像形成装置によれば、一般的
に像担持体表面の帯電有効幅の両端の外側付近は帯電電
位が不安定になるためそこに現像剤の付着が起こりやす
いが、転写部材による転写有効幅を帯電手段の帯電有効
幅よりも狭くすることにより、上記帯電有効幅の両端の
外側付近に現像剤が付着したとしても、それが転写部材
に転移するのを防止することができる。
【0068】請求項3の画像形成装置によれば、非塗工
部は帯電手段の帯電有効幅の外側に形成されていてロー
ラ状の帯電部材は非塗工部よりも内側に離れて位置して
いるので、像担持体の非塗工部が金属等の導体で形成さ
れているときでも、帯電部材から非塗工部にリークする
のを防止することができる。
【0069】請求項4の画像形成装置によれば、現像装
置の現像幅が帯電手段の帯電有効幅よりも狭いので、現
像剤が像担持体上の帯電有効幅の両端部付近に付着する
のを防止することができる。また、ギャップ管理部材が
当接している非塗工部は帯電有効幅の外側に位置するの
で、現像剤がギャップ管理部材と像担持体の表面との間
に入り込んで上記ギャップを大きくしてしまうのを防止
することができる。
【0070】請求項5の画像形成装置によれば、現像幅
を転写有効幅よりも狭くし、その転写有効幅は帯電有効
幅よりも狭いので、一層現像剤が像担持体上の帯電有効
幅の両端部付近に付着しにくくなる。
【0071】請求項6の画像形成装置によれば、像担持
体上の帯電有効幅の両端部に位置する部分に現像剤等の
付着物が付着したとしても、その部分はクリーニング手
段によりクリーニングされるので、その付着物による悪
影響を防止できる。
【0072】請求項7の画像形成装置によれば、クリー
ニング幅は、塗工部が形成されている部分の塗工幅より
も狭いので、クリーニング手段を像担持体の表面に摺接
するクリーニングブレードにしても、そのクリーニング
ブレードは必ず塗工部内に摺接し、塗工部と非塗工部と
の継ぎ目部分の段差がある部分に接触したり、ブレード
の一部が非塗工部上を摺接したりするようなことがない
ので、摩擦力の上昇によるブレードめくれが発生するの
を防止することができる。
【0073】また、クリーニング幅が塗工幅よりも狭い
ことにより、クリーニング手段が像担持体上から回収し
た転写残トナー等が、そのクリーニング手段の両端から
こぼれて像担持体に再度付着するようなことがあったと
しても、その落下した転写残トナー等が、その落下位置
から離れたところにある非塗工部に当接しているギャッ
プ管理部材に付着するようなことがない。したがって、
転写残トナー等がギャップ管理部材と像担持体の表面と
の間に入り込むことによって、帯電部材と像担持体の表
面との間のギャップが増大してしまうのを防止すること
ができる。
【0074】請求項8の画像形成装置によれば、クリー
ニング部材は揺動するので、そのクリーニング部材と像
担持体の表面との間に紙粉等が挾まり続けるのを防止す
ることができる。また、クリーニング手段のクリーニン
グ揺動領域幅となるクリーニング幅が塗工幅よりも狭い
ので、クリーニング手段は必ず塗工部内に摺接し、塗工
部と非塗工部との継ぎ目部分の段差がある部分に接触し
たり、一部が非塗工部上を摺接したりするようなことが
ない。
【0075】したがって、クリーニング手段を像担持体
の表面を摺接するブレード状のものにしても、そのブレ
ードが像担持体との摩擦力の上昇によりめくれたりする
のを防止することができる。さらに、像担持体上の帯電
有効幅の両端部に位置する部分に現像剤等の付着物が付
着したときでも、それをクリーニング部材によりクリー
ニングすることができるので、その付着物による悪影響
を防止することができる。
【0076】請求項9の像担持体ユニットによれば、像
担持体を帯電部材と一体の像担持体ユニットに形成する
ので、像担持体や帯電部材を交換したり、メンテナンス
する際の作業性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例である画像形成装置が
備えている帯電ローラと感光体ドラムを示す正面図であ
る。
【図2】同じくその帯電ローラの細部の構成を説明する
ための正面図である。
【図3】同じくその画像形成装置であるカラーの小型プ
リンタを示す全体構成図である。
【図4】同じくその小型プリンタが備えている感光体ユ
ニットを示す構成図である。
【図5】図3の小型プリンタに設けられている書込みユ
ニットを示す構成図である。
【図6】図3の小型プリンタの作像系を構成する各部の
幅関係を相対比較した概略図である。
【図7】この発明による画像形成装置の異なる実施形態
における作像系各部の幅関係を相対比較した図6と同様
な概略図である。
【図8】同じくその画像形成装置が有するクリーニング
部材揺動機構を説明するための概略図である。
【図9】従来の非接触方式の帯電装置に使用されている
帯電ローラの一例を示す正面図である。
【符号の説明】
2A,2B,2C,2D:感光体ユニット(像担持体ユ
ニット) 3:転写ベルト(転写部材) 4:帯電装置(帯電手段) 5:感光体ドラム(像担持体) 10A,10B,10C,10D:現像装置 14:帯電ローラ(帯電部材) 18:コロ(ギャップ管理部材) 47:クリーニングブレード(クリーニング手段) 61:塗工部 62:非塗工部 70:クリーニング部材揺動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤城 宇貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石橋 均 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩▲崎▼ 有貴子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 平松 正己 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 BB07 BB11 CC05 DD03 EE19 2H032 AA05 BA01 BA23 2H034 AA06 BE03 BF01 2H077 AD06 BA08 BA09 GA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光層を形成する塗工部とその両側に該
    塗工部よりも硬い材料で形成された非塗工部を有する像
    担持体と、該像担持体の前記塗工部を帯電するローラ状
    の帯電部材を有する帯電手段とを備えた画像形成装置に
    おいて、 前記帯電部材の両端部に、該帯電部材の前記塗工部に対
    向する部分の外径よりも大きな外径に形成したコロ状の
    ギャップ管理部材をそれぞれ設け、該ギャップ管理部材
    を前記像担持体の両側の非塗工部にそれぞれ当接させる
    ことにより前記帯電部材と前記像担持体の前記塗工部と
    の間に微少なギャップを形成するようにしたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記像担持体の表面に形成された可視像を転写材に転写
    する転写部材を設け、該転写部材による転写有効幅を前
    記帯電手段の帯電有効幅よりも狭くしたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記非塗工部は、前記帯電手段の帯電有
    効幅の外側にそれぞれ形成されていることを特徴とする
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記像担持体上の潜像を現像剤により現像して可視像に
    する現像装置を備え、該現像装置による現像幅を前記帯
    電手段の帯電有効幅よりも狭くしたことを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の画像形成装置において、
    前記像担持体上の潜像を現像剤により現像して可視像に
    する現像装置を備え、該現像装置による現像幅を転写有
    効幅よりも狭くしたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、前記像担持体の表面に摺接して
    所定のクリーニング幅でクリーニングするクリーニング
    手段を設け、そのクリーニング幅を前記帯電手段の帯電
    有効幅よりも広くしたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニング幅は、前記塗工部が形
    成されている部分の塗工幅よりも狭いことを特徴とする
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング手段のクリーニング部材を該クリーニ
    ング部材の前記像担持体に対する摺接方向に直交する方
    向に揺動させるクリーニング部材揺動機構を設け、該ク
    リーニング部材揺動機構により揺動される前記クリーニ
    ング部材のクリーニング揺動領域幅を前記クリーニング
    幅とすることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
    画像形成装置に装着される像担持体ユニットであって、
    前記像担持体と前記帯電部材とを一体に設けた像担持体
    ユニット。
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