JP2002069014A - オクタフルオロプロパンの製造方法及びその用途 - Google Patents

オクタフルオロプロパンの製造方法及びその用途

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイスの製造プロセスにおいて使用
されるオクタフルオロプロパンの製造方法、高純度オク
タフルオロプロパン及びその用途を提供する。 【解決手段】 (1)フッ素化触媒の存在下、ヘキサフ
ルオロプロペンとフッ化水素を気相で150〜450℃
で反応させて2H−ヘプタフルオロプロパンを得る工
程、(2)工程(1)で得られる2H−ヘプタフルオロ
プロパンとフッ素ガスを無触媒下、気相で250〜50
0℃で反応させてオクタフルオロプロパンを得る工程、
とを含む方法でオクタフルオロプロパンを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオクタフルオロプロ
パンの製造方法、オクタフルオロプロパン製品及びその
用途に関する。
【0002】
【従来の技術】オクタフルオロプロパンは、例えば半導
体デバイス製造プロセスにおけるドライエッチングガス
やクリーニングガスとして使用されている。その製造方
法としては、 (1)ヘキサフルオロプロペンとフッ素ガスとを直接フ
ッ素化反応させる方法(特公昭62−61572号公
報) (2)ヘキサフルオロプロペンをフッ化水素中で電解フ
ッ素化する方法(特公昭62−61115号公報) (3)ヘキサフルオロプロペンとフッ素とを触媒の存在
下で反応させる方法(特公平1−45455号公報) (4)ヘキサフルオロプロペンを高次金属フッ化物と反
応させる方法(特公昭62−54777号公報) 等が知られている。
【0003】しかしながら、これらの方法は、テトラフ
ルオロメタン(CF4)、ヘキサフルオロエタン(C2
6)等の副生成物が開裂によって生成し、ラジカル付加
によりC612、C614等が生成し、また環化付加によ
る四員環の生成等が起こり、目的物であるオクタフルオ
ロプロパンの収率及び選択率が低下する。さらにこれら
の不純物の中には蒸留操作では分離困難な化合物があ
り、高純度のオクタフルオロプロパンを取得するには困
難を伴うという問題点があった。特に出発原料としてヘ
キサフルオロプロペンを用いる場合には、不純物として
含まれているクロロペンタフルオロエタン(CFC−1
15)はフッ素ガスとはほとんど反応せずに目的物であ
るオクタフルオロプロパン中に含有され、沸点が近接し
ているため蒸留操作では分離困難であり、高純度のオク
タフルオロプロパンを取得することは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような背
景の下になされたものであって、本発明は半導体デバイ
スの製造プロセスにおいて使用されるオクタフルオロプ
ロパンを製造する方法、高純度オクタフルオロプロパン
及びその用途を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、(1)フッ素化触媒
の存在下、ヘキサフルオロプロペンとフッ化水素を気相
で150〜450℃で反応させて2H−ヘプタフルオロ
プロパンを得る工程、(2)工程(1)で得られる2H
−ヘプタフルオロプロパンとフッ素ガスを無触媒下、気
相で250〜500℃で反応させてオクタフルオロプロ
パンを得る工程、とを含む製造方法を用いれば高純度の
オクタフルオロプロパンを製造できることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明(I)は、(1)フッ素
化触媒の存在下、ヘキサフルオロプロペンとフッ化水素
を気相で150〜450℃で反応させて2H−ヘプタフ
ルオロプロパンを得る工程、(2)工程(1)で得られ
る2H−ヘプタフルオロプロパンとフッ素ガスを無触媒
下、気相で250〜500℃で反応させてオクタフルオ
ロプロパンを得る工程、とを含むことを特徴とするオク
タフルオロプロパンの製造方法であり、本発明(I)に
おいて、ヘキサフルオロプロペンが、ジクロロジフルオ
ロメタン、クロロジフルオロメタン、クロロペンタフル
オロエタン、クロロテトラフルオロエタン及びクロロト
リフルオロエチレンからなる群から選ばれる少なくとも
1種の化合物を含有するものであること、工程(1)に
おいて、フッ素化触媒がクロムの酸化物を主成分とする
ものであり、インジウム、亜鉛及びニッケルからなる群
から選ばれる少なくとも1種を添加してなる塊状触媒で
あること、また、フッ化水素/ヘキサフルオロプロペン
のモル比が0.8〜3の範囲であることは好ましい実施
の形態である。
【0007】また、本発明(I)において、工程(2)
の前に、2H−ヘプタフルオロプロパン中に含まれる不
純物を除去する工程を含むこと、該不純物が、テトラフ
ルオロメタン、トリフルオロメタン、クロロトリフルオ
ロメタン、ヘキサフルオロエタン及びペンタフルオロエ
タンからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物で
あること、該不純物を除去する工程が蒸留工程であるこ
と、2H−ヘプタフルオロプロパン中に含まれる塩素化
合物が0.01vol%以下であることは好ましい実施
の形態である。
【0008】また、本発明(I)において、工程(2)
が希釈ガスの存在下で行うものであり、該希釈ガスが、
フッ化水素、テトラフルオロメタン、ヘキサフルオロエ
タン及びオクタフルオロプロパンからなる群から選ばれ
る少なくとも1種であること、工程(2)において、フ
ッ素ガス/2H−ヘプタフルオロプロパンのモル比が
0.9〜1.5の範囲であること、2H−ヘプタフルオ
ロプロパンの反応器入口濃度が8モル%以下であるこ
と、は好ましい実施の形態である。
【0009】さらに、本発明(I)において、工程
(2)の出口ガスの少なくとも一部を循環し、工程
(2)の希釈ガスとして再使用すること、工程(2)の
出口ガスの少なくとも一部とハイドロフルオロカーボン
類を反応させ、出口ガス中の未反応フッ素ガスを除去す
る工程を含むこと、該ハイドロフルオロカーボン類が、
トリフルオロメタン、テトラフルオロエタン、ペンタフ
ルオロエタン、2H−ヘプタフルオロプロパンからなる
群から選ばれる少なくとも1種の化合物であること、工
程(2)の出口ガスに含まれるフッ化水素を分離し、分
離したフッ化水素を工程(1)及び/または工程(2)
に戻すこと、フッ化水素を分離したガスからオクタフル
オロプロパンの少なくとも一部を分離し、残りのガスを
工程(1)及び/または工程(2)へ戻すことは好まし
い実施の形態である。
【0010】本発明(II)は、純度が99.995vo
l%以上であるオクタフルオロプロパンを含有すること
を特徴とするオクタフルオロプロパン製品であり、分子
内に塩素原子を含有する化合物と環状化合物の総量が5
0volppm以下であることは好ましい実施の形態で
ある。また、本発明(III)は、前記のオクタフルオロ
プロパン製品を含有することを特徴とするエッチングガ
スであり、本発明(IV)は、前記のオクタフルオロプロ
パン製品を含有することを特徴とするクリーニングガス
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。本発明(I)で用いられるヘキサフルオロプロペ
ン(CF3CF=CF2)は、例えばクロロジフルオロメ
タン(CHClF2)の熱分解によってテトラフルオロ
エチレン(CF2=CF2)を製造する工程における副生
物として得られ、あるいは特開平4−145033号公
報に記載されているように、プロパン、プロピレンある
いは部分的にハロゲン化されているC3非環状炭化水素
類を、クロロフルオロ化して脱ハロゲン化する方法等に
より得られる。しかしながら、これらの方法で得られる
ヘキサフルオロプロペンは、不純物としてジクロロジフ
ルオロメタン、クロロジフルオロメタン、クロロペンタ
フルオロエタン、クロロテトラフルオロエタン、クロロ
トリフルオロエチレン等の分子内に塩素原子を含む化合
物が混入している場合が多い。本発明はこれらの不純物
を含んでいてもよいヘキサフルオロプロペンを出発原料
とするオクタフルオロプロパンの製造方法を提供するも
のであるが、ここで、中間体の2H−ヘプタフルオロプ
ロパン、目的物のオクタフルオロプロパンとこれらの不
純物の沸点を表1に示す。
【0012】
【表1】 表1に示した沸点から明らかなように、出発原料である
ヘキサフルオロプロペン中に含まれる、分子内に塩素原
子を含む化合物の沸点はオクタフルオロプロパンの沸点
と近接し、蒸留操作のみでは分離困難である。
【0013】そこで、本発明(I)のオクタフルオロプ
ロパンの製造方法は、先ず、フッ素化触媒の存在下、へ
キサフルオロプロペンとフッ化水素を気相で反応温度1
50〜450℃で反応させて2H−ヘプタフルオロプロ
パンを得る工程(1)を行う。工程(1)は、次の二つ
のポイントを有している。すなわち、 〔1〕ヘキサフルオロプロペンをフッ素ガスと直接フッ
素化反応させる場合、あるいは触媒や高次金属フッ化物
等の存在下でフッ素ガスと直接フッ素化反応させる場
合、炭素−炭素結合の開裂反応、ラジカル付加反応、環
化付加反応等により様々な副生物が生成する。このた
め、収率、選択率の低下のみならず、高純度のオクタフ
ルオロプロパンを取得することは困難であった。本発明
は触媒の存在下、ヘキサフルオロプロペンにフッ化水素
を付加し、中間体である2H−ヘプタフルオロプロパン
を収率、選択率よく得ることにより、これらの反応によ
る副生物の生成を抑制することができる。
【0014】〔2〕前述のように、ヘキサフルオロプロ
ペン中には不純物として分子内に塩素原子を含む化合物
が含まれている場合が多く、蒸留操作ではこれらの化合
物を分離することは困難である。本発明では、ヘキサフ
ルオロプロペンにフッ化水素を付加し、中間体である2
H−ヘプタフルオロプロパンを得る反応と同時に、分子
内に塩素原子を含む化合物を、フッ化水素を用いてフッ
素化し、蒸留分離し易い化合物に変換することができ
る。
【0015】ヘキサフルオロプロペンにフッ化水素を付
加する反応は、フッ素化触媒の存在下、以下に示す式
(1)に従って進行する。 CF3CF=CF2 + HF → CF3CHFCF3 (1) フッ素化触媒としては、通常使用されるクロム系触媒を
用いることができる。ヘキサフルオロプロペンが塩素系
の不純物を含んでおり、その塩素系不純物をフッ素化し
て他の化合物に転化させる場合には、反応温度がより高
温となるため、活性(性能)、安定性(寿命)に優れた
触媒として、クロムの酸化物を主成分とし、これにイン
ジウム、亜鉛及びニッケルのうち、少なくとも1種を添
加してなる塊状触媒を用いることが好ましい。担持型触
媒(例えばアルミナ担体)でもよいが、活性、安定性の
点で塊状触媒が好ましい。これらの触媒は反応に使用す
る前に、フッ化水素によってフッ素化処理する活性化を
行って反応に使用することができる。
【0016】工程(1)において、ヘキサフルオロプロ
ペン中の不純物の種類や含有量によって左右されるが、
反応温度は150〜450℃の範囲であり、好ましくは
200〜350℃である。また、ヘキサフルオロプロペ
ン中に不純物としてCFC−115が含まれている場合
には、反応温度は350〜450℃の範囲がよく、好ま
しくは350〜400℃である。反応温度が450℃以
上では、触媒の安定性が低下する傾向があり好ましくな
い。また、150℃以下では、目的の反応の転化率が低
下することと、不純物化合物のフッ素化反応が遅く、好
ましくない。また、フッ化水素とヘキサフルオロプロペ
ン(FC−1216)のモル比(HF/FC−121
6)は0.8〜3.0が好ましく、さらに好ましくは
1.0〜2.0の範囲がよい。フッ化水素とヘキサフル
オロプロペンのモル比が0.8以下では、ヘキサフルオ
ロプロピレンの転化率が低下し、3.0以上では未反応
HFの回収設備等にコストがかかり好ましくない。
【0017】前述のように、原料のヘキサフルオロプロ
ペン中には不純物として分子内に塩素原子を含む化合物
が含まれていてもよく、これらの不純物を蒸留操作で分
離することは通常困難である。分子内に塩素原子を含む
化合物としては、クロロジフルオロメタン、クロロペン
タフルオロエタン、ジクロロジフルオロメタン、クロロ
トリフルオロエチレン、クロロテトラフルオロエタン等
が挙げられる。本発明(I)は、フッ素化触媒の存在
下、主反応であるヘキサフルオロプロペンをフッ化水素
と反応させて2H−へプタフルオロプロパンを得る工程
で、これらの塩素を含む化合物を蒸留工程で分離しやす
い他のフッ素化合物に変換する。
【0018】例えば、以下に示す(2)〜(5)のよう
な反応により、塩素化合物を他のフッ素化合物に変換す
ることができる。 CHClF2 + HF → CHF3 + HCl (2) CF2=CClF + HF → CF3CHClF (3) CF3CHClF + HF → CF3CHF2 + HCl (4) CF3CClF2 + HF → CF3CF3 + HCl (5) これらのフッ素化された化合物と中間体である2H−ヘ
プタフルオロプロパンの沸点を表2に示す。
【0019】
【表2】 表2から明らかなように、中間体の2H−ヘプタフルオ
ロプロパンと上記反応に従ってフッ素化された化合物は
明らかに沸点差が大きくなり、蒸留操作により容易に分
離することが可能となる。
【0020】次に、工程(1)で得られる、2H−ヘプ
タフルオロプロパンを主成分とするガスは、塩化水素及
び未反応のフッ化水素を分離する脱酸工程へ導かれる。
塩化水素とフッ化水素は蒸留にてさらに分離され、塩化
水素はアルカリ水溶液にて中和処理される。またフッ化
水素はヘキサフルオロプロペンをフッ素化する工程へ戻
してもよく、アルカリ水溶液にて中和処理してもよい。
脱酸工程で塩化水素とフッ化水素を分離した後、2H−
ヘプタフルオロプロパンを主成分とするガスは続いて工
程(2)が行われるが、その前に蒸留塔へ導き、2H−
ヘプタフルオロプロパン中に含まれる不純物を除去する
ことが好ましい。
【0021】2H−ヘプタフルオロプロパン中に含まれ
る不純物としては、テトラフルオロメタン、トリフルオ
ロメタン、クロロトリフルオロメタン、ヘキサフルオロ
エタン、ペンタフルオロエタン等が挙げられるが、これ
らの不純物は蒸留により除去することが好ましい。蒸留
塔においては、低沸分であるテトラフルオロメタン、ト
リフルオロメタン、クロロトリフルオロメタン、ヘキサ
フルオロエタン、ペンタフルオロエタンが蒸留塔の塔頂
より抜き出され、ボトム部より2H−ヘプタフルオロプ
ロパンが抜き出される。この2H−ヘプタフルオロプロ
パンを主成分とするガスはフッ素ガスとの直接フッ素化
反応の原料として使用されるが、脱酸工程後の蒸留の有
無にかかわらず、2H−ヘプタフルオロプロパン中に含
まれる不純物の塩素化合物は0.01vol%以下であ
ることが好ましく、さらに好ましくは0.005vol
%以下である。
【0022】次に工程(2)について説明する。工程
(2)は、前記の工程(1)のフッ素化工程で得られる
2H−ヘプタフルオロプロパンとフッ素ガスを無触媒
下、気相で反応温度250〜500℃で反応させてオク
タフルオロプロパンを得る直接フッ素化反応工程であ
り、次の3つのポイントを有している。すなわち、 〔1〕ハイドロフルオロカーボンとフッ素ガスを反応さ
せてパーフルオロカーボンを製造する場合、非常に大き
な反応熱を伴う。反応熱は1分子当たりの反応するフッ
素のモル数に比例し、フッ素量が多いほど反応熱が大き
くなり、炭素−炭素結合の切断、重合、環化付加、また
場合によっては爆発等が起こりやすく、収率が低下して
工業的製造、操業上の問題となる。このため、直接フッ
素化法における反応熱の急激な発生を抑える方法とし
て、フッ素を他の不活性ガス(例えば窒素、ヘリウム
等)で希釈する方法、基質である有機物を希釈する方法
がある。窒素やヘリウム等の不活性ガスは、目的物のパ
ーフルオロカーボンと蒸留工程での分離、精製等を考慮
するとコスト面から、有利な方法でなく、本発明(I)
は、希釈ガスとしてフッ化水素、テトラフルオロメタ
ン、ヘキサフルオロエタン、オクタフルオロプロパンか
ら選ばれる少なくとも1種を希釈ガスとして用いること
により上記の問題を解決することができる。
【0023】〔2〕本発明(I)は、反応基質である2
H−ヘプタフルオロプロパンの反応器入口濃度を希釈ガ
スで爆発範囲以下にして反応を行い、具体的には8モル
%以下にして反応を行う。前述のようにフッ素ガスを使
用する直接フッ素化反応は、極めて反応性に富むフッ素
ガスを用いるため、基質である有機化合物(特に水素を
含有する化合物)は、フッ素ガスにさらされると燃焼あ
るいは爆発する危険性がある。工程(2)では、基質と
して水素原子を含有する2H−ヘプタフルオロプロパン
を用いるため、2H−ヘプタフルオロプロパンとフッ素
ガスの爆発防止が重要なポイントとなる。爆発を防ぐた
めには混合ガス組成が爆発範囲の中に入らないようにす
る必要があり、本発明者らが、2H−ヘプタフルオロプ
ロパンとフッ素ガスとの爆発範囲を検討したところ、2
H−ヘプタフルオロプロパンの爆発範囲の下限値が8モ
ル%以下であることが判明し、2H−ヘプタフルオロプ
ロパンの反応器入口濃度の安全な範囲を設定することが
できる。
【0024】〔3〕2H−ヘプタフルオロプロパンとフ
ッ素ガスを反応させる直接フッ素化反応では、フッ素ガ
スに対して過剰な2H−ヘプタフルオロプロパンを用い
ると、フッ素ガスを除去する工程が不要となるものの、
後の分離精製に大きな困難をもたらす。本発明(I)の
工程(2)では、反応効率を高めるために2H−ヘプタ
フルオロプロパンに対して過剰モルのフッ素ガスを使用
することができ、過剰モルのフッ素ガスを使用した場合
には、反応工程から流出する反応生成ガスは主にパーフ
ルオロカーボンとフッ化水素の他に過剰分のフッ素ガス
が含まれている。過剰分のフッ素ガスを処理する方法と
して、アルミナ、ソーダライムなどの無機酸化物と反応
させる方法が知られているが、この方法は反応により水
が生成するため、装置材料の腐食等の原因となるため好
ましくない。本発明(I)はこの過剰なフッ素ガスに対
して化学当量比で1.1倍モルのハイドロフルオロカー
ボンと接触させて過剰のフッ素ガスを除去することがで
きる。
【0025】2H−ヘプタフルオロプロパンとフッ素ガ
スを反応させる直接フッ素化反応は以下に示す式(6)
に従って進行する。 CF3CHFCF3 + F2 → CF3CF2CF3 + HF (6) この反応は、触媒を用いてもよいが、無触媒下で行うこ
とができる。また、前述したようにハイドロフルオロカ
ーボンとフッ素ガスとを反応させる直接フッ素化反応は
反応熱が大きく、希釈ガスの存在下で反応を行うことが
好ましい。希釈ガスとしてはフッ化水素、テトラフルオ
ロメタン、ヘキサフルオロエタン、オクタフルオロプロ
パンから選ばれる少なくとも1種を用いることができ、
好ましくはフッ化水素及び/またはオクタフルオロプロ
パンであり、さらに好ましくはフッ化水素に富むガスを
用いるのがよい。
【0026】希釈ガスの導入方法は、2H−ヘプタフル
オロプロパンとフッ素ガスを反応器に導入する前に、い
ずれか一方、または両方を希釈ガスで希釈した後、反応
器へ導入する。基質である2H−ヘプタフルオロプロパ
ンの反応器入口濃度は爆発範囲以下である8モル%以下
が好ましく、さらに好ましくは6%以下である。フッ素
ガスの反応器入口濃度としては、フッ素ガス/2H−ヘ
プタフルオロプロパンのモル比が0.9〜1.5の範囲
となる濃度が好ましく、さらに好ましくは0.9〜1.
2の範囲となる濃度がよい。フッ素ガス/2H−ヘプタ
フルオロプロパンのモル比が0.9以下となるフッ素濃
度では2H−ヘプタフルオロプロパンの転化率が低くな
り、1.5以上では未反応フッ素除去工程に負担がかか
るので好ましくない。また、フッ素ガス/2H−ヘプタ
フルオロプロパンのモル比が1.5以上では、工程
(2)の出口ガスを循環し、工程(2)の希釈ガスとし
て再使用する場合、循環ガス(希釈ガス)中のフッ素濃
度が高くなり爆発等の問題が起こるので好ましくない。
【0027】希釈ガスで爆発範囲以下の濃度に希釈され
た2H−ヘプタフルオロプロパンとフッ素ガスは気相で
反応することができる。反応温度は250〜500℃が
よく、好ましくは350〜450℃である。反応温度が
250℃以下では反応が遅く、500℃以上では目的物
のオクタフルオロプロパンの炭素−炭素結合の開裂が進
む傾向があるので好ましくない。
【0028】この工程(2)の出口ガスは主としてフッ
化水素、オクタフルオロプロパンであり、本発明(I)
は、この出口ガスの少なくとも一部を循環して(2)の
工程の希釈ガスとして再使用することができる。また出
口ガス中に、未反応のフッ素ガスが含まれている場合が
あるため、未反応のフッ素ガス濃度を検出する方法とし
て、連続的に流れる金属ヨウ化物を含む溶液に出口ガス
のごく一部を連続的に導入してヨウ素を生成させ、該溶
液の特定波長域の可視光線の透過度を測定することによ
り生成したヨウ素を連続的に定量し未反応フッ素ガス濃
度を算出する方法を用いることができる。また、フッ素
化合物を検出して反応率を求める方法として、混合ガス
中に含まれるパーフルオロカーボン、ハイドロフルオロ
カーボン、フッ化水素の濃度を赤外分光法を用いて測定
する方法を用いることができ、工業的に安全な条件で連
続運転ができる。
【0029】また、工程(2)の出口ガスは、希釈ガス
として循環再使用する他に、未反応のフッ素ガスを含む
場合には、例えば供給される2H−ヘプタフルオロプロ
パンと約同量の反応出口ガスを抜き出して、未反応フッ
素を除去する工程へ導き、過剰なフッ素ガスに対して化
学等量比で1.1倍モルのハイドロフルオロカーボンと
接触させてフッ素ガスを除去することが好ましい。フッ
素ガス除去工程の接触温度はハイドロフルオロカーボン
の種類によって異なるが、好ましくは250〜500
℃、さらに好ましくは350〜450℃がよい。フッ素
除去工程後の出口ガス中のフッ素濃度は通常50ppm
以下であり、条件によっては10ppm以下とすること
ができる。過剰のフッ素ガスと反応させるハイドロフル
オロカーボンとしては、トリフルオロメタン、テトラフ
ルオロエタン、ペンタフルオロエタン、2H−ヘプタフ
ルオロプロパンを用いることができる。
【0030】工程(2)の出口ガスは、工程(2)の希
釈ガスとして循環再使用される一部を除き、フッ素ガス
が残存している場合にはフッ素除去工程を経た後に分縮
工程へ導かれる。ガスの主成分はフッ化水素とオクタフ
ルオロプロパンであり、分縮工程では冷却することによ
りフッ化水素を液分離し、主としてオクタフルオロプロ
パンをガスとして分離する。分離されたフッ化水素はフ
ッ素化工程(1)及び/または直接フッ素化工程(2)
に戻し、循環再使用することができる。ガスとして分離
された、主としてオクタフルオロプロパンを含むガスは
脱水工程を経て、コンプレッサ−で昇圧され蒸留塔へ導
入される。
【0031】蒸留塔へ導入された、主としてオクタフル
オロプロパンを含むガスは、例えば第一蒸留塔で低沸分
が塔頂より抜き出される。低沸分としては、イナートガ
ス、テトラフルオロメタン、ヘキサフルオロエタン等で
あり、これらは直接フッ素化工程(2)の希釈ガスとし
て利用することができる。一方、ボトムより抜き出され
たオクタフルオロプロパンを主成分とするガスは第二蒸
留塔へ導かれ、第二蒸留塔では塔頂より低沸分としてオ
クタフルオロプロパンが抜き出され、製品工程へと導か
れる。第二蒸留塔においてボトムより抜き出された高沸
分は、工程(2)へ戻して希釈ガスとして用いることが
でき、また場合によっては除害剤等を用いて分解処理し
てもよい。
【0032】製品工程へ導かれた目的物であるオクタフ
ルオロプロパンは、必要に応じてさらに精製し、場合に
よっては脱水工程を経て製品タンクへ導かれる。製品タ
ンクに導かれたオクタフルオロプロパンは、(1)ガス
クロマトグラフィ−(GC)のTCD法、FID法およ
びECD法、(2)ガスクロマトグラフィ−質量分析計
(GC−MS)等の分析方法を用いて純度を求めること
ができる。本発明(II)は、本発明(I)の製造方法を
用いることによって得られる、純度99.995vol
%以上の高純度オクタフルオロプロパンであり、オクタ
フルオロプロパンに含まれる不純物としては、分子内に
塩素原子を含有する化合物と環状化合物の総量が50v
olppm以下であり、この不純物の総量を10vol
ppm以下にすることもできる。
【0033】次に、本発明(III)及び(IV)である、
本発明(I)の製造方法を用いて得られる高純度オクタ
フルオロプロパンの用途について説明する。本発明(I
I)の高純度オクタフルオロプロパンは、半導体デバイ
ス製造工程の中のエッチング工程におけるエッチングガ
スとして用いることができる。また、半導体デバイス製
造工程の中のクリーニング工程のクリーニングガスとし
ても用いられる。LISやTFTなどの半導体デバイス
の製造プロセスでは、CVD法、スパッタリング法ある
いは蒸着法などを用いて薄膜や厚膜を形成し、回路パタ
ーンを形成するためにエッチングを行う。また、薄膜や
厚膜を形成する装置においては、装置内壁、治具、配管
等に堆積した不要な堆積物を除去するためのクリーニン
グが行われる。これは、不要な堆積物が生成するとパー
ティクル発生の原因となるためであり、良質な膜を製造
するために随時除去する必要がある。エッチングあるい
はクリーニングガスとして使用する際、本発明のオクタ
フルオロプロパンはHe、Ar、N2等の不活性ガスで
希釈してもよく、またF2、NF3、C24、HCl、O
2、H2等のガスと適切な割合で混合して使用してもよ
い。
【0034】
【実施例】以下に実施例及び比較例により本発明をより
詳細に説明するが、本発明は これらの実施例に限定さ
れるものではない。 [原料例1]HCFC−22(CHClF2)を水蒸気
とともにアルミナ上で熱分解してTFE(テトラフルオ
ロエチレン)を製造する工程で、副産物として得られる
HFP(ヘキサフルオロプロペン)を分離、蒸留操作
後、表3に示す組成の原料ヘキサフルオロプロペンを得
た。
【0035】
【表3】
【0036】[原料例2]市販されているヘキサフルオ
ロプロペンを分析したところ、表4に示す組成を有して
いた。
【表4】
【0037】[フッ素化触媒の製造]純水0.6Lを入
れた10Lの容器に、452gのCr(NO33・9H
2Oと42gのIn(NO3)3・nH2O(nは約5)を
純水1.2Lに溶かした溶液と、0.31Lの28%ア
ンモニア水とを攪拌しながら、反応液のPHが7.5〜
8.5の範囲内になるように、2種の水溶液の流量をコ
ントロールしながら約1時間かけて滴下した。得られた
水酸化物のスラリーを濾別し、純水でよく洗浄した後、
120℃で12時間乾燥した。得られた固体を粉砕後、
黒鉛と混合し、打錠成型器によってペレット化した。窒
素気流下、このペレットを400℃で4時間焼成し、触
媒前駆体を得た。触媒前駆体をインコネル製反応器に充
填し、常圧下350℃で、窒素希釈したHF気流下で、
次いで100%HF気流下でフッ素化処理(触媒の活性
化処理)を行い、触媒の調製を行った。
【0038】(実施例1)内径1インチ、長さ1mのイ
ンコネル600型反応器に、前記の[フッ素化触媒の製
造]で示した方法により調製した触媒100mlを充填
し、窒素を流しながら温度を400℃とした。フッ化水
素を6.32NL/hrで供給し、次いで[原料例1]
で示したヘキサフルオロプロペンを主成分とするガスを
3.24NL/hrで供給した。窒素ガスの供給を停止
し、反応を開始した。2時間後、排出ガスを水酸化カリ
ウム水溶液で洗浄して酸分を除去した後、ガス組成をガ
スクロマトグラフィーで分析したところ、表5に示す組
成を有するガスを得た。
【0039】
【表5】
【0040】酸分除去後のガスをシリンダー容器を用い
て冷却捕集し、公知の方法により低沸分と高沸分をカッ
トする蒸留精製を行った。蒸留精製後に得られた組成物
をガスクロマトグラフィ−にて分析したところ、表6に
示す組成を有していた。
【0041】
【表6】 表6に示した結果から、2H−ヘプタフルオロプロパン
中に含まれる不純物の塩素化合物は蒸留操作により、
0.01vol%以下とすることができることが分かっ
た。
【0042】(実施例2)実施例1で得られた、蒸留後
の2H−ヘプタフルオロプロパンを主成分とするガスを
用いて、フッ素ガスとの直接フッ素化反応を行った。内
径20.6mmΦ、長さ500mmのニッケル製反応器
(電気ヒーター加熱:反応器はフッ素ガスで温度500
℃で不動態化処理を実施)を窒素ガスを20NL/hr
供給しながら、温度を400℃とした。次にフッ化水素
(希釈ガス)を60NL/hrで二分岐して供給し、一
方のガスに前記の2H−ヘプタフルオロプロパンを主成
分とするガスを3.24NL/hrで供給した。その
後、もう一方のフッ化水素のガス流にフッ素ガスを3.
55NL/hrで供給し、窒素ガスの供給を停止し直接
フッ素化反応を行った。3時間後、反応生成ガスを水酸
化カリウム水溶液及びヨウ化カリウム水溶液を用いて洗
浄し、フッ化水素及び未反応フッ素ガスを分析し、次い
でこれらの酸分除去を行ってガスクロマトグラフィ−で
分析したところ、有機物のガス組成は表7に示す通りで
あった。
【0043】
【表7】
【0044】一方、反応出口ガス中の未反応フッ素ガス
量は0.26NL/hrであった。酸分除去後のガスを
シリンダー容器を用いて冷却捕集し、公知の方法により
低沸分と高沸分をカットする蒸留精製を行った。蒸留精
製後に得られた組成物をガスクロマトグラフィ−にて分
析を行ったところ、表8に示す組成を有していた。
【0045】
【表8】 表8に示した結果から、得られたオクタフルオロプロパ
ンの純度は99.999vol%以上であることが分か
った。
【0046】(実施例3)実施例2で得られた、未反応
フッ素ガスを含む直接フッ素化反応の出口ガスを、内径
20.6mmΦ、長さ500mmのニッケル製反応器に
導入した。ガス組成は、フッ化水素62.82NL/h
r、有機物3.16NL/hr、未反応フッ素ガス約
0.26NL/hrであり、反応器温度を390℃に昇
温し、反応器入口部より、ハイドロフルオロカーボンと
してトリフルオロメタンを約0.286NL/hr供給
し、未反応フッ素及び有機物組成をそれぞれ滴定とガス
クロマトグラフィーにて分析した。トリフルオロメタン
と反応した後の出口ガス中の未反応フッ素ガス量は50
ppm以下であり、そのガス組成は表9に示す通りであ
った。
【0047】
【表9】
【0048】次に、残存するフッ素ガスを除去した出口
ガスを水酸化カリウム水溶液を用いて洗浄し、フッ化水
素を除去した。酸分除去後のガスをシリンダー容器を用
いて冷却捕集し、公知の方法により低沸分と高沸分をカ
ットする蒸留精製を行った。蒸留精製後に得られたガス
をガスクロマトグラフィーにて分析を行ったところ、表
10に示す組成であった。
【0049】
【表10】
【0050】(比較例1)ヘキサフルオロプロペンとフ
ッ素ガスを反応させる直接フッ素化反応を行った。内径
20.6mmΦ、長さ500mmのニッケル製反応器
(電気ヒーター加熱:反応器はフッ素ガスで温度500
℃で不動態化処理実施)を窒素ガスを60NL/hrで
二分岐して供給しながら温度を50℃とした。一方の窒
素ガス流に[原料例1]で示したヘキサフルオロプロペ
ンを主成分とするガスを3.24NL/hrで供給し、
次いでもう一方の窒素ガス流にフッ素ガスを3.55N
L/hrで供給し、直接フッ素化反応を行った。2時間
後、反応生成ガスを水酸化カリウム水溶液及びヨウ化カ
リウム水溶液を用いて洗浄し、未反応フッ素ガスを除去
し、ガスクロマトグラフィ−で分析したところ、ガス組
成は表11に示す通りであった。
【0051】
【表11】 表11に示した結果から明らかなように、ヘキサフルオ
ロプロペンとフッ素ガスを直接フッ素化反応させてオク
タフルオロプロパンを製造する方法は、重合、環化付加
等が起こり、収率が低下することが分かった。
【0052】次に、酸分除去後のガスをシリンダー容器
を用いて冷却捕集し、公知の方法により低沸分と高沸分
をカットする蒸留精製を行った。蒸留精製後に得られた
組成物をガスクロマトグラフィ−にて分析を行ったとこ
ろ、表12に示す組成を有していた。
【表12】 表12の結果から明らかなように、オクタフルオロプロ
パンと、塩素化合物であるクロロペンタフルオロエタン
及び環状化合物であるオクタフルオロシクロブタンを分
離して高純度に精製することは困難である。
【0053】(実施例4)ヘキサフルオロプロペン原料
を[原料例2]とした以外、(実施例1)と同様な操作
及び条件で反応させ、酸分除去後のガスを分析したとこ
ろ、表13に示す組成を有していた。
【表13】
【0054】酸分除去後のガスをシリンダー容器を用い
て冷却捕集し、公知の方法により低沸分と高沸分をカッ
トする蒸留精製を行い、蒸留精製後に得られた組成物を
ガスクロマトグラフィ−にて分析したところ、表14に
示す組成を有していた。
【表14】 表14に示した結果から、2H−ヘプタフルオロプロパ
ン中に含まれる不純物である塩素化合物は蒸留により、
0.01vol%以下とすることができることが分かっ
た。
【0055】(実施例5)2H−ヘプタフルオロプロペ
ンを(実施例4)の蒸留精製品を用いた以外は(実施例
2)と同様な操作及び条件で反応させ、酸分除去後のガ
スをシリンダーに冷却捕集し、公知の方法により低沸分
と高沸分をカットする蒸留精製により得られた組成物を
ガスクロマトグラフィ−で分析したところ、表15に示
す組成を有していた。
【表15】 表15に示した結果から明らかなように、純度が99.
995vol%以上であるオクタフルオロプロパンを得
ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法を用
いれば、塩素系不純物を含んでいてもよいヘキサフルオ
ロプロペンを用いて、高純度のオクタフルオロプロパン
を製造することができ、本発明を用いて製造された、高
純度のオクタフルオロプロパンは、半導体デバイスの製
造工程でエッチングガスあるいはクリーニングガスとし
て用いることができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 BA08B BB04A BB08B BC18A BC18B BC35A BC58A BC58B BC68A BD15B CB25 DA06 EA02X EA02Y FA01 FB09 FB54 FB64 4H006 AA02 AC30 AD30 BA90 BB60 BC10 BC13 BC31 BD10 BD35 BD52 BD70 BE53 4H039 CA50 CF10

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の2つの工程を含むことを特徴とする
    オクタフルオロプロパンの製造方法。 (1)フッ素化触媒の存在下、ヘキサフルオロプロペン
    とフッ化水素を気相で150〜450℃で反応させて2
    H−ヘプタフルオロプロパンを得る工程 (2)工程(1)で得られる2H−ヘプタフルオロプロ
    パンとフッ素ガスを無触媒下、気相で250〜500℃
    で反応させてオクタフルオロプロパンを得る工程
  2. 【請求項2】 ヘキサフルオロプロペンが、ジクロロジ
    フルオロメタン、クロロジフルオロメタン、クロロペン
    タフルオロエタン、クロロテトラフルオロエタン及びク
    ロロトリフルオロエチレンからなる群から選ばれる少な
    くとも1種の化合物を含有するものである請求項1に記
    載のオクタフルオロプロパンの製造方法。
  3. 【請求項3】 工程(1)において、フッ素化触媒がク
    ロムの酸化物を主成分とするものであり、インジウム、
    亜鉛及びニッケルからなる群から選ばれる少なくとも1
    種を添加してなる塊状触媒である請求項1または2に記
    載のオクタフルオロプロパンの製造方法。
  4. 【請求項4】 工程(1)において、フッ化水素/ヘキ
    サフルオロプロペンのモル比が0.8〜3の範囲である
    請求項1〜3のいずれかに記載のオクタフルオロプロパ
    ンの製造方法。
  5. 【請求項5】 工程(2)の前に、2H−ヘプタフルオ
    ロプロパン中に含まれる不純物を除去する工程を含む請
    求項1〜4のいずれかに記載のオクタフルオロプロパン
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 不純物が、テトラフルオロメタン、トリ
    フルオロメタン、クロロトリフルオロメタン、ヘキサフ
    ルオロエタン及びペンタフルオロエタンからなる群から
    選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項5に記載
    のオクタフルオロプロパンの製造方法。
  7. 【請求項7】 2H−ヘプタフルオロプロパン中に含ま
    れる不純物を除去する工程が蒸留工程である請求項5ま
    たは6に記載のオクタフルオロプロパンの製造方法。
  8. 【請求項8】 2H−ヘプタフルオロプロパン中に含ま
    れる塩素化合物が0.01vol%以下である請求項1
    〜7のいずれかに記載のオクタフルオロプロパンの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 工程(2)が希釈ガスの存在下で行うも
    のであり、該希釈ガスが、フッ化水素、テトラフルオロ
    メタン、ヘキサフルオロエタン及びオクタフルオロプロ
    パンからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求
    項1〜8のいずれかに記載のオクタフルオロプロパンの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 工程(2)において、フッ素ガス/2
    H−ヘプタフルオロプロパンのモル比が0.9〜1.5
    の範囲である請求項1〜9のいずれかに記載のオクタフ
    ルオロプロパンの製造方法。
  11. 【請求項11】 工程(2)において、2H−ヘプタフ
    ルオロプロパンの反応器入口濃度が8モル%以下である
    請求項1〜10のいずれかに記載のオクタフルオロプロ
    パンの製造方法。
  12. 【請求項12】 工程(2)の出口ガスの少なくとも一
    部を循環し、工程(2)の希釈ガスとして再使用する請
    求項1〜11のいずれかに記載のオクタフルオロプロパ
    ンの製造方法。
  13. 【請求項13】 工程(2)の出口ガスの少なくとも一
    部とハイドロフルオロカーボン類を反応させ、出口ガス
    中の未反応フッ素ガスを除去する工程を含む請求項1〜
    12のいずれかに記載のオクタフルオロプロパンの製造
    方法。
  14. 【請求項14】 ハイドロフルオロカーボン類が、トリ
    フルオロメタン、テトラフルオロエタン、ペンタフルオ
    ロエタン、2H−ヘプタフルオロプロパンからなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項13に
    記載のオクタフルオロプロパンの製造方法。
  15. 【請求項15】 工程(2)の出口ガスに含まれるフッ
    化水素を分離し、分離したフッ化水素を工程(1)及び
    /または工程(2)に戻す請求項1〜14のいずれかに
    記載のオクタフルオロプロパンの製造方法。
  16. 【請求項16】 フッ化水素を分離したガスからオクタ
    フルオロプロパンの少なくとも一部を分離し、残りのガ
    スを工程(1)及び/または工程(2)へ戻す請求項1
    〜15のいずれかに記載のオクタフルオロプロパンの製
    造方法。
  17. 【請求項17】 純度が99.995vol%以上であ
    るオクタフルオロプロパンを含有することを特徴とする
    オクタフルオロプロパン製品。
  18. 【請求項18】 分子内に塩素原子を含有する化合物と
    環状化合物の総量が50volppm以下である請求項
    17に記載のオクタフルオロプロパン製品。
  19. 【請求項19】 請求項17または18に記載のオクタ
    フルオロプロパン製品を含有することを特徴とするエッ
    チングガス。
  20. 【請求項20】 請求項17または18に記載のオクタ
    フルオロプロパン製品を含有することを特徴とするクリ
    ーニングガス。
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