JP2002057534A - 増幅回路 - Google Patents
増幅回路Info
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Abstract
つ、周波数特性の広帯域化を実現するようにした増幅回
路の提供。 【解決手段】 トランスコンダクタンス増幅器11は、
入力電圧を出力電流に変換して出力する。ソースフォロ
ワ回路12は、トランスコンダクタンス増幅器11の出
力電流とトランスコンダクタンス増幅器13からの帰還
電流とに応じた入力電圧でソースフォロワ動作する。ト
ランスコンダクタンス増幅器13は、ソースフォロワ回
路12の出力電圧を出力電流に変換し、この出力電流を
ソースファロア回路12の入力側に帰還する。カレント
ミラー回路14は、PMOSトランジスタQ2、Q3か
らなりトランジスタQ2に流れる電流のM倍の電流をト
ランジスタQ3に流す。出力回路15は、出力負荷抵抗
R2や負荷容量CLからなる。
Description
ドディスクのリードチャネル等に使用されるGmアンプ
に関し、例えば100〜200MHzで動作する増幅回
路に関するものである。
タンス増幅回路)の一例としては、図4に示すようなも
のが従来から知られている。このGmアンプは、図4に
示すように、電圧−電流変換機能を有するトランスコン
ダクタンス増幅器1と、電流−電圧変換機能を有するト
ランスコンダクタンス増幅器2とから構成されており、
負荷容量CLを駆動している。
において、入力電圧をVi、出力電圧をVo、トランス
コンダクタンス増幅器1、2の各トランスコンダクタン
スをgm1、gm2、トランスコンダクタンス増幅器
1、2の各出力電流をi1、i2、負荷容量CLに流れ
る電流をi3とすると、以下の(1)〜(4)式が成立
する。
に示す(5)式が成立する。
図4の回路の伝達関数H(s)は、次の(8)式に示す
ようになる。
すようになる。一方、一般的なGmアンプの他の例とし
ては、図6に示すようなものが従来から知られている。
動型のトランスコンダクタンス増幅器3、4が2段から
構成されるものである。このような構成のGmアンプに
おいて、トランスコンダクタンス増幅器3、4の各トラ
ンスコンダクタンスをgm1、gm2とすると、その利
得Gは、G=gm1/gm2となる。トランスコンダク
タンス増幅器3、4の具体的な回路としては、図7に示
すものと図8に示すものとが知られている。
は、図示のように、差動対のNMOSトランジスタQ1
1、12と、トランジスタQ11、Q12の各ドレイン
に接続される定電流源I11、I12と、トランジスタ
Q11、Q12の各ソースに共通に接続される定電流源
I13とを備えている。このようなトランスコンダクタ
ンス増幅器では、回路のトランスコンダクタンスgm
は、トランジスタQ11、Q12自体のトランスコンダ
クタンスgm’と近似的に等しくなる。
は、図示のように、差動対のNMOSトランジスタQ1
1、12と、トランジスタQ11、Q12の各ドレイン
に接続される定電流源I11、I12と、トランジスタ
Q11、Q12の各ソースに接続される定電流源I1
4、I15と、トランジスタQ11、Q12のソース間
に接続される抵抗Rとを備えている。このようなトラン
スコンダクタンス増幅器では、回路のトランスコンダク
タンスgmは、トランジスタQ11、Q12自体のトラ
ンスコンダクタンスgm’とすると、次の(9)式に示
すようになる。
従来回路では、(8)式からわかるように周波数帯域は
ωpにより決まり、ωp=gm2/CLの関係がある。
このため、高速化(広帯域化)のためには、gm2を大
きくする必要がある。また、従来回路の利得(ゲイン)
は、gm1/gm2により決まるので、上記のように高
速化のためにgm2を大きくする場合には利得が低下
し、この利得を補償するためにはgm1も同じ比率で大
きくする必要がある。
するためには、トランスコンダクタンスgm2のみなら
ず、トランスコンダクタンスgm1を大きくしなければ
ならない。このため、高速化を実現しようとすると、ト
ランスコンダクタンス増幅器1、2を構成するトランジ
スタのサイズを大きくする必要がある上に、回路電流が
増加するので、消費電流が増加するとともに制作コスト
と増加するという不都合がある。
ダクタンス増幅器3、4が図7に示す回路の場合には、
入力レンジと出力レンジが小さい上に、出力の歪みが大
きいという不都合がある。また、図6に示す従来回路の
トランスコンダクタンス増幅器3、4が図8に示す回路
の場合には、入力レンジが大きくなるが、利得のエラー
(ばらつき)が大きくなるので、トランジスタ自身のト
ランスコンダクタンスを大きくする必要がある。しか
し、トランスコンダクタンスを大きくするには、トラン
ジスタのサイズを大きくする必要があり、このために入
力容量が大きくなって回路全体の周波数特性を悪化させ
るという不都合がある。
み、消費電流と制作コストの増加などを抑制しつつ、周
波数特性の広帯域化を実現するようにした増幅回路を提
供することにある。
明の目的を達成するために、請求項1〜請求項6に記載
の各発明は以下のように構成した。すなわち、請求項1
に記載の発明は、入力電圧を出力電流に変換する第1の
トランスコンダクタンス増幅器と、前記第1のトランス
コンダクタンス増幅器の出力電流、および帰還電流に応
じてソースフォロワ動作するソースフォロワ回路と、前
記ソースフォロワ回路の出力電圧を前記帰還電流に変換
し、その帰還電流を前記ソースフォロワ回路の入力側に
帰還させる第2のトランスコンダクタンス増幅器と、前
記ソースフォロワ回路に流れ込む入力電流を生成すると
ともに、その入力電流の所定倍の出力電流を生成するカ
レントミラー回路と、前記カレントミラー回路の出力電
流に応じた出力を発生する出力回路と、を備えたことを
特徴とするものである。
コンダクタンス増幅器と、前記第1のトランスコンダク
タンス増幅器の出力信号、および帰還信号をを受けてソ
ースフォロワ動作する第1のトランジスタと、前記第1
のトランジスタの出力端子と入力端子との間に接続さ
れ、前記帰還信号を生成する第2のトランスコンダクタ
ンス増幅器と、前記第1のトランジスタのソースと接続
する第1の電流源と、前記第1のトランジスタのソース
と接続する第1の抵抗素子と、前記第1のトランジスタ
に流れ込む入力電流を生成するとともに、その入力電流
の所定倍の出力電流を生成するカレントミラー回路と、
前記カレントミラー回路の出力側に接続される第2の電
流源と、前記カレントミラー回路の出力側に接続される
第2の抵抗素子と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
の増幅回路において、前記第1のトランジスタのソース
に、さらにコンデンサを接続するようにしたことを特徴
とするものである。請求項4に記載の発明は、差動入力
電圧を差動出力電流に変換する第1のトランスコンダク
タンス増幅器と、前記第1のトランスコンダクタンス増
幅器の差動出力電流、および差動帰還電流に応じてソー
スフォロワ動作するソースフォロワ回路と、前記ソース
フォロワ回路の出力電圧を前記差動帰還電流に変換し、
その帰還電流を前記ソースフォロワ回路の入力側に帰還
させる第2のトランスコンダクタンス増幅器と、前記ソ
ースフォロワ回路に流れ込む入力電流を生成するととも
に、その入力電流の所定倍の出力電流を生成するカレン
トミラー回路と、前記カレントミラー回路の出力電流に
応じた差動出力を発生する差動出力回路と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
第1のトランスコンダクタンス増幅器と、前記第1のト
ランスコンダクタンス増幅器の出力信号、および帰還信
号を受けてそれぞれソースフォロワ動作する第1及び第
2のトランジスタと、差動増幅して前記帰還信号を生成
するとともに、前記第1及び第2のトランジスタの各出
力端子と両入力端子がそれぞれ接続され、両出力端子が
前記第1及び第2のトランジスタの各入力端子と接続さ
れる接続される第2のトランスコンダクタンス増幅器
と、前記第1及び第2のトランジスタの各ソースとそれ
ぞれ接続する第1及び第2の電流源と、前記第1のトラ
ンジスタのソースと前記第2のトランジスタのソースと
の間に接続する第1の抵抗素子と、前記第1及び第2の
トランジスタに流れ込む各入力電流を生成するととも
に、その各入力電流の所定倍の各出力電流をそれぞれ生
成する第1及び第2のカレントミラー回路と、前記第1
及び第2のカレントミラー回路の出力側にそれぞれ接続
される第3及び第4の電流源と、前記第1のカレントミ
ラー回路の出力側と前記第2のカレントミラー回路の出
力側との間に接続される第2の抵抗素子と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
の増幅回路において、前記第1のトランジスタのソース
と前記第2のトランジスタのソースとの間に、さらにコ
ンデンサを接続するようにしたことを特徴とするもので
ある。このような構成からなる本発明によれば、消費電
流と制作コストの増加などを抑制しつつ、周波数特性の
広帯域化を実現できる。
施形態の構成について、図1を参照して説明する。この
第1実施形態にかかる増幅回路は、図1に示すように、
トランスコンダクタンス増幅器11、ソースフォロワ回
路12、トランスコンダクタンス増幅器13、カレント
ミラー回路14、出力回路15を備えている。
力電圧を出力電流に変換して出力するようになってい
る。ソースフォロワ回路12は、トランスコンダクタン
ス増幅器11からの出力電流と、トランスコンダクタン
ス増幅器13からの出力電流(帰還電流)を入力とし、
この入力に応じてソースフォロワ動作するものであり、
NMOSトランジスタQ1、負荷抵抗R1、コンデンサ
C1などからなり、定電流源I1を含んでいる。すなわ
ち、トランジスタQ1のゲートが、トランスコンダクタ
ンス増幅器11の出力端子と接続されている。また、ト
ランジスタQ11のソースとアースとの間には、定電流
源I1、負荷抵抗R1、およびコンデンサC1が並列に
接続されている。
ースフォロワ回路12の出力電圧を出力電流に変換し、
この変換した出力電流をソースファロア回路12の入力
側に帰還するようになっている。従って、トランスコン
ダクタンス増幅器13は、その入力端子がMOSトラン
ジスタQ1のソースに接続され、その出力端子がMOS
トランジスタQ1のゲートに接続されている。
ンジスタQ2、Q3から構成され、トランジスタQ2に
流れる電流のM倍の電流がトランジスタQ3に流れるよ
うになっている。すなわち、トランジスタQ2、Q3
は、そのゲート同士が接続されるとともに、その共通接
続部がトランジスタQ2のドレインに接続されている。
また、トランジスタQ2は、そのソースに電源電圧VD
Dが印加されるとともに、そのドレインがトランジスタ
Q1のドレインに接続されている。さらに、トランジス
タQ3は、そのソースに電源電圧VDDが印加されると
ともに、そのドレインが定電流源I2を経てアースされ
ている。
び負荷容量CLなどからなり、定電流源I2を含んでい
る。すなわち、カレントミラー回路14を構成するトラ
ンジスタQ3のドレインとアースとの間に、定電流源I
2、出力負荷抵抗R2、および負荷容量CLが並列に接
続されている。次に、このような構成からなる第1実施
形態において、入力電圧をVi、トランスコンダクタン
ス増幅器11、13の各トランスコンダクタンスをgm
1、gm2、トランスコンダクタンス増幅器13の入力
電圧をV1、トランスコンダクタンス増幅器11、13
の各出力電流をi1、i2とし、ノードAについてキル
ヒホッフの法則を適用すると、以下の(11)〜(1
3)式が成立する。
立する。 Vi×gm1−V1×gm2=0 …(14) さらに、(14)式から電圧Viと電圧V1の関係は、
以下の(15)式のようになる。
されている場合について、この第1実施形態の回路の伝
達関数を求めることにする。ここで、トランジスタQ1
のドレインに流れる小信号の電流をi3、トランジスタ
Q3のドレインに流れる小信号の電流をi4、カレント
ミラー回路14のミラー比をM、出力回路15の出力電
圧をVoとすると、以下の(16)〜(18)式が成立
する。
CL)である。(15)〜(18)式に基づき、第1実
施形態の回路の伝達関数H(s)を求めると、次の(1
9)式のようになる。
示すようになる。また、(19)式から周波数帯域はω
p1=1/(R2×CL)により決まることがわかる。
また、(19)式から利得は、(gm1/gm2)×M
×(R2/R1)で決まり、(R2/R1)≧1、M≧
1とすることは容易であるので、それらを任意に設定す
ることにより利得を容易に大きくすることができる。
サC1がある場合について、この第1実施形態の回路の
伝達関数を求めることにする。この場合には、上記の
(16)式が次の(20)式のようになる。 i3=V1/〔R1×ωz/(s+wz)〕 …(20) なお、(20)式中のωzは、ωz=1/(R1×C
1)である。(15)(17)(18)(20)式に基
づき、第1実施形態の回路の伝達関数H(s)を求める
と、次の(21)式のようになる。
/(R1×C1)の関係があり、ωp1=ωzになるよ
うなC1を選ぶと、1/(R2×CL)=1/(R1×
C1)からC1は、次の(22)式のようになる。
ように設定すれば、(21)式は、次の(23)式のよ
うになる。 H(s)=Vo/Vi=(gm1/gm2)×M×(R2/R1) …(23 ) (23)式には周波数に係る項がないので、コンデンサ
C1がある場合には、周波数特性が広い範囲でフラット
になるとともに、利得も容易に大きくすることができ
る。
増幅器11、13やカレントミラー回路14などの寄生
容量に起因して、周波数特性を完全にフラットにするこ
とはできない。以上説明したように、第1の実施形態に
よれば、図1に示すような構成にするとともに、コンデ
ンサC1の容量を所定値に設定することにより、利得を
大きくできるとともに、周波数特性を広い範囲でフラッ
トにできる。
構成について、図3を参照して説明する。この第2実施
形態にかかる増幅回路は差動型のものであり、図3に示
すように、差動型のトランスコンダクタンス増幅器2
1、ソースフォロワ回路22、差動型のトランスコンダ
クタンス増幅器23、カレントミラー回路24、25、
出力回路26を備えている。
動入力電圧を差動出力電流に変換出力するようになって
いる。ソースフォロワ回路22は、トランスコンダクタ
ンス増幅器21からの2つの出力と、トランスコンダク
タンス増幅器23からの2つの帰還出力とを入力し、こ
の入力に応じてソースフォロワ動作するものであり、2
つのNMOSトランジスタQ4、Q5、負荷抵抗R1、
コンデンサC1からなり、2つの定電流源I3、I4を
含んでいる。
トがトランスコンダクタンス増幅器21の+出力端子と
接続され、そのソースが定電流源I3を経てアースされ
ている。また、トランジスタQ5は、そのゲートがトラ
ンスコンダクタンス増幅器21の−出力端子と接続さ
れ、そのソースが定電流源I4を経てアースされてい
る。さらに、トランジスタQ4のソースとトランジスタ
Q5のソースとの間に、負荷抵抗R1とコンデンサC1
が並列に接続されている。
ースフォロワ回路22の出力電圧を出力電流に変換する
とともに、その出力電流をソースフォロワ回路22の入
力側に帰還するようになっている。従って、トランスコ
ンダクタンス増幅器23は、その+入力端子と−入力端
子とがソースフォロワ回路22の負荷抵抗R1の両端に
接続され、その+出力端子がトランジスタQ4のゲート
に接続され、その−出力端子がトランジスタQ5のゲー
トに接続されている。
ンジスタQ6、Q7から構成され、トランジスタQ6に
流れる電流のM倍の電流がトランジスタQ7に流れるよ
うになっている。すなわち、トランジスタQ6、Q7
は、そのゲート同士が接続されるとともに、その共通接
続部がトランジスタQ6のドレインに接続されている。
また、トランジスタQ6は、そのソースに電源電圧VD
Dが印加されるとともに、そのドレインがトランジスタ
Q4のドレインに接続されている。さらに、トランジス
タQ7は、そのソースに電源電圧VDDが印加されると
ともに、そのドレインが定電流源I5を経てアースされ
ている。
ンジスタQ8、Q9から構成され、トランジスタQ8に
流れる電流のM倍の電流がトランジスタQ9に流れるよ
うになっている。すなわち、トランジスタQ8、Q9
は、そのゲート同士が接続されるとともに、その共通接
続部がトランジスタQ8のドレインに接続されている。
また、トランジスタQ8は、そのソースに電源電圧VD
Dが印加されるとともに、そのドレインがトランジスタ
Q5のドレインに接続されている。さらに、トランジス
タQ9は、そのソースに電源電圧VDDが印加されると
ともに、そのドレインが定電流源I6を経てアースされ
ている。
らなるとともに、定電流源I5、I6を含み、出力負荷
抵抗R2の両端から出力電圧を取り出すようになってい
る。すなわち、カレントミラー回路24を構成するトラ
ンジスタQ7のドレインとカレントミラー回路25を構
成するトランジスタQ9のドレインとの間に出力負荷抵
抗R2が接続され、その各ドレインは対応する定電流源
I5、I6を経て接地されている。
態において、ソースフォロワ回路22のコンデンサC1
がなく、出力回路26の負荷容量CLがある場合の伝達
関数H(s)は、第1実施形態の場合と同様にして求め
ることができ、次の(24)式に示すようになる。 H(s)=Vo/Vi=(gm1/gm2)×M×(R2/R1)×〔ωp1 /(s+ωp1)〕 …(24) ここで、(24)式において、gm1、gm2はトラン
スコンダクタンス増幅器21、23の各トランスコンダ
クタンスであり、Mはカレントミラー回路24、25の
ミラー比であり、ωp1=1/(R2×CL)である。
は、ωp1=1/(R2×CL)により決まることがわ
かる。また、(24)式から第2実施形態の利得は、
(gm1/gm2)×M×(R2/R1)で決まり、
(R2/R1)≧1、M≧1とすることは容易であるの
で、それらを任意に設定することにより利得を容易に大
きくすることができる。
サC1があり、出力回路26の負荷容量CLがある場合
の伝達関数H(s)は、第2実施形態の場合と同様にし
て求めることができ、次の(25)式に示すようにな
る。 H(s)=Vo/Vi=(gm1/gm2)×M×(R2/R1)×〔ωp1 ×(s+ωz)/ωz×(s+ωp1)〕 …(25) なお、(25)式中のωzは、ωz=1/(R1×C
1)である。また、ωp1=ωzになるようなC1を選
ぶと、1/(R2×CL)=1/(R1×C1)からC
1は、次の(26)式のようになる。
ように設定すれば、(25)式は、次の(27)式のよ
うになる。 H(s)=Vo/Vi=(gm1/gm2)×M×(R2/R1) …(27 ) (27)式には周波数に係る項がないので、コンデンサ
C1がある場合には、周波数特性が広い範囲でフラット
になるとともに、利得も容易に大きくすることができ
る。
増幅器21、23やカレントミラー回路24、25など
の寄生容量に起因して、周波数特性を完全にフラットに
することはできない。以上説明したように、第2の実施
形態によれば、図3に示すような構成にするとともに、
コンデンサC1の容量を所定値に設定することにより、
利得を大きくできるとともに、周波数特性を広い範囲で
フラットにできる。
費電流と制作コストの増加などを抑制しつつ、周波数特
性の広帯域化を実現できる。
る。
る。
る。
である。
る。
具体的な構成を示す回路図である。
他の具体的な構成を示す回路図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 入力電圧を出力電流に変換する第1のト
ランスコンダクタンス増幅器と、 前記第1のトランスコンダクタンス増幅器の出力電流、
および帰還電流に応じてソースフォロワ動作するソース
フォロワ回路と、 前記ソースフォロワ回路の出力電圧を前記帰還電流に変
換し、その帰還電流を前記ソースフォロワ回路の入力側
に帰還させる第2のトランスコンダクタンス増幅器と、 前記ソースフォロワ回路に流れ込む入力電流を生成する
とともに、その入力電流の所定倍の出力電流を生成する
カレントミラー回路と、 前記カレントミラー回路の出力電流に応じた出力を発生
する出力回路と、 を備えたことを特徴とする増幅回路。 - 【請求項2】 第1のトランスコンダクタンス増幅器
と、 前記第1のトランスコンダクタンス増幅器の出力信号、
および帰還信号をを受けてソースフォロワ動作する第1
のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの出力端子と入力端子との間に
接続され、前記帰還信号を生成する第2のトランスコン
ダクタンス増幅器と、 前記第1のトランジスタのソースと接続する第1の電流
源と、 前記第1のトランジスタのソースと接続する第1の抵抗
素子と、 前記第1のトランジスタに流れ込む入力電流を生成する
とともに、その入力電流の所定倍の出力電流を生成する
カレントミラー回路と、 前記カレントミラー回路の出力側に接続される第2の電
流源と、 前記カレントミラー回路の出力側に接続される第2の抵
抗素子と、 を備えたことを特徴とする増幅回路。 - 【請求項3】 前記第1のトランジスタのソースに、さ
らにコンデンサを接続するようにしたことを特徴とする
請求項2に記載の増幅回路。 - 【請求項4】 差動入力電圧を差動出力電流に変換する
第1のトランスコンダクタンス増幅器と、 前記第1のトランスコンダクタンス増幅器の差動出力電
流、および差動帰還電流に応じてソースフォロワ動作す
るソースフォロワ回路と、 前記ソースフォロワ回路の出力電圧を前記差動帰還電流
に変換し、その帰還電流を前記ソースフォロワ回路の入
力側に帰還させる第2のトランスコンダクタンス増幅器
と、 前記ソースフォロワ回路に流れ込む入力電流を生成する
とともに、その入力電流の所定倍の出力電流を生成する
カレントミラー回路と、 前記カレントミラー回路の出力電流に応じた差動出力を
発生する差動出力回路と、 を備えたことを特徴とする増幅回路。 - 【請求項5】 差動増幅を行う第1のトランスコンダク
タンス増幅器と、 前記第1のトランスコンダクタンス増幅器の出力信号、
および帰還信号を受けてそれぞれソースフォロワ動作す
る第1及び第2のトランジスタと、 差動増幅して前記帰還信号を生成するとともに、前記第
1及び第2のトランジスタの各出力端子と両入力端子が
それぞれ接続され、両出力端子が前記第1及び第2のト
ランジスタの各入力端子と接続される接続される第2の
トランスコンダクタンス増幅器と、 前記第1及び第2のトランジスタの各ソースとそれぞれ
接続する第1及び第2の電流源と、 前記第1のトランジスタのソースと前記第2のトランジ
スタのソースとの間に接続する第1の抵抗素子と、 前記第1及び第2のトランジスタに流れ込む各入力電流
を生成するとともに、その各入力電流の所定倍の各出力
電流をそれぞれ生成する第1及び第2のカレントミラー
回路と、 前記第1及び第2のカレントミラー回路の出力側にそれ
ぞれ接続される第3及び第4の電流源と、 前記第1のカレントミラー回路の出力側と前記第2のカ
レントミラー回路の出力側との間に接続される第2の抵
抗素子と、 を備えたことを特徴とする増幅回路。 - 【請求項6】 前記第1のトランジスタのソースと前記
第2のトランジスタのソースとの間に、さらにコンデン
サを接続するようにしたことを特徴とする請求項5に記
載の増幅回路。
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---|---|---|---|
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ID=18731874
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