JP2002042288A - 運行状態記録装置及びそれを利用した運行管理システム - Google Patents

運行状態記録装置及びそれを利用した運行管理システム

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JP2002042288A JP2000225403A JP2000225403A JP2002042288A JP 2002042288 A JP2002042288 A JP 2002042288A JP 2000225403 A JP2000225403 A JP 2000225403A JP 2000225403 A JP2000225403 A JP 2000225403A JP 2002042288 A JP2002042288 A JP 2002042288A
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Kazuyuki Sasaki
一幸 佐々木
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    • G08G1/205Indicating the location of the monitored vehicles as destination, e.g. accidents, stolen, rental
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事故発生時などにおいてその際の車両の挙動
を詳細に記録して、事故の発生状況を詳細に再現するこ
とを可能にし、かかる再現データに基づいて事故原因を
解析し、事故の再発の予防に寄与することができるよう
な運行状態記録装置及びそれを利用した運行管理システ
ムを提供することを課題とする。 【解決手段】 車両11には、前方・前側方監視装置1
9、後方・後側方監視装置21、GPS23、ジャイロ
25、ハンドル操舵角度センサ27、車輪回転速度セン
サ29、ブレーキ踏圧力センサ31、ABS装置33が
搭載されていて、これらによって得られた運行状態情報
は車内LAN17を介して危険検出手段43とドライブ
レコーダ13とに接続されている。ドライブレコーダ1
3は通常は一般的なタコグラフと同様な動作をし、一定
の時間間隔で車両11の走行速度等を記録する。危険検
出手段43が車両11の危険な挙動を検出すると、ドラ
イブレコーダ13は第2の記録モードに切換えられて、
短周期のサンプリング間隔で多くの種類のデータを記録
手段15に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックやバス、
タクシー、自家用車などの車両の運行状態を記録する運
行状態記録装置、及びそれを利用した運行管理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の運行状態記録装置として
は、大型運送トラックやバスに搭載されたタコグラフ装
置が知られている。このタコグラフ装置では、車両の運
行中に車両の走行速度を常時記録し続け、この記録を車
両の運行管理に役立てている。
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
のタコグラフ装置では、例えば車両が交通事故を起した
場合において、事故発生時の走行速度については知るこ
とができるものの、事故発生直前の詳細な運行状態を、
例えば航空機のフライトレコーダのようには記録するこ
とができない。
【0003】その一方において、前述したように運送業
界等においては、車両の運行を管理するためにタコグラ
フ装置に対するニーズがある。
【0004】さらに、近年の車両においてはエレクトロ
ニクス化が進み、特別な車両でなくても、車両の状態を
検出するためのセンサ類が多数搭載されているという実
情があり、車両の挙動などの運行状態に関する情報をコ
ストをかけずに容易に入手できる環境がととのってい
る。
【0005】本発明はこうした背景に鑑みてなされたも
ので、従来のタコグラフ装置に改良を加え、事故発生時
などにおいてその際の車両の挙動を詳細に記録して、事
故の発生状況を詳細に再現することを可能にし、かかる
再現データに基づいて事故原因を解析し、事故の再発の
予防に寄与することができるような運行状態記録装置及
びそれを利用した運行管理システムを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明の運行状態記録装置は、車両
の走行速度、車輪の回転速度、エンジン回転速度、シフ
ト位置、ハンドル操舵角度、ブレーキ踏圧力、ABS装
置の動作状態、周辺監視結果、車間距離のうち少なくと
も1の車両運行状態情報を記録可能な運行状態記録装置
であって、前記車両運行状態情報を記録するに際し、前
記車両の使用中に常に記録を続ける第1の記録モード
と、前記第1の記録モードに比べてより詳細な前記運行
状態情報の記録を行なう第2の記録モードとを切換可能
に備え、所定の判定条件が成立したときに前記第1の記
録モードから前記第2の記録モードへと記録モードを切
換えることを特徴としている。
【0007】請求項1に記載の装置では、通常の走行中
には第1の記録モードによって車両の運行状態に関する
情報の記録を行なう。具体的には、公知のデジタル記録
式タコグラフ装置と同様に、車両の走行速度や走行時
間、停止時間、走行距離などのデータを記録する。ま
た、ドライバが運転席に配置されたスイッチを操作する
ことによって、実車走行/空車走行、荷積/荷卸、待機
/休憩/宿泊、給油/点検などの車両の使用状態を記録
できるように機能拡張を施すこともでき、車両の運行管
理のデータとして役に立つ。すなわち、第1の記録モー
ドにおいては従来のタコグラフ装置と同様な目的効果を
達成することができる。
【0008】請求項1に記載の装置ではまた、第2の記
録モードを備えている。第2の記録モードは主として、
車両が交通事故を発生させる危険性のある場合、又は実
際に交通事故を発生させた場合における事故前後の状況
の記録を目的とするもので、第1の記録モードに比べて
より詳細に運行状態情報の記録を行なうようにしてい
る。すなわち、所定の判定条件が成立したときに第1の
記録モードから第2の記録モードへと記録モードを自動
的に切換えて、第1の記録モードよりも詳細なデータを
記録することで事故発生状況の再現に役立てる。
【0009】なお、第2の記録モードにおいては、請求
項1に例示した運行状態情報以外の情報を追加的に記録
するようにしてもよい。例えば、航空機のボイスレコー
ダのように車内及び/又は車外の音声をデジタル変換し
て記録するようにしたり、車両に前方・前側方監視カメ
ラや後方・後側方監視カメラなどを含む周辺監視装置が
搭載されている場合には、それらの撮影画像を画像圧縮
してデジタル記録するような応用が可能である。
【0010】所定の判定条件については、様々な種類の
条件を設定することが可能であり、後続する従属請求項
において詳細に例示されているが、そこに記載していな
い具体例を挙げておくと、車内に取付けたマイクロホン
によってドライバの「あぶない!」とか「うわっ!」と
かいった叫び声が検出されたときに自動的に第2の記録
モードに切換えるようにしたり、または、車外に取付け
たマイクロホンによって車輪のスリップ音や他車が衝突
事故を発生されて生じさせた衝撃音を検出したときに第
2の記録モードに切換えるようにしてもよい。さらにド
ライバが所定のスイッチを操作することで所定の条件を
手動で成立させて第2の記録モードに切換えるようにし
てもよい。これにより、例えば高速道路で追越しを始め
るときにスイッチをONに操作して、追越し完了後にス
イッチをOFFに戻すようにすれば、追越し走行中の加
速性能や前方及び後続車両との車間距離等の運行状態情
報を記録できるので、帰車後にそのデータを検討するこ
とで、安全な追越し運転をしていたかどうかについて検
討する材料を提供することができる。
【0011】請求項1に記載の装置によれば、従来のタ
コグラフ装置と同等の機能を備えつつ、事故発生時など
においてその前後の車両の状態を詳細に記録することが
できる。従って、事故発生後において、事故の発生状況
を詳細に再現することが可能になり、かかる再現データ
に基づいて事故原因を解析することができると共に、事
故の再発の予防にも寄与することができる。
【0012】請求項2に記載の運行状態記録装置は、請
求項1に記載の運行状態記録装置において、前記第2の
記録モードにおいては、前記第1の記録モードに比べて
短周期のサンプリング間隔にて前記車両運行状態情報を
記録することを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の装置では、第2の記録モ
ードにおいて、第1の記録モードよりも記録密度の高い
記録を行なうようにしている。前述したように第1の記
録モードは従来のタコグラフ装置と同等の機能を果すこ
とを目的としており、かかる目的に鑑みれば、例えば
0.5秒間に1回などの比較的長いサンプリング周期で
運行状態情報を記録すれば十分である。しかしながら、
第2の記録モードの目的は、車両が交通事故を発生させ
る危険性のある場合、又は実際に交通事故を発生させた
場合における事故前後の状況の記録にあるから、事故前
後の車両の状況を分析するには、もっと詳細なデータ記
録をしておかなければ役に立たない。
【0014】請求項2に記載の装置によれば、第2の記
録モードに切換えられたときに、短周期のサンプリング
間隔にて車両の運行状態情報を記録するので、密度の高
い情報を記録に残すことができることになり、事故発生
前後の車両の状態を詳細に記録することが可能となっ
て、事故発生後における事故の発生状況の再現を詳細に
行なうことができるようになる。また、第1の記録モー
ドにおいてはタコグラフ装置として必要かつ十分な程度
のサンプリング周期にて運行状態情報を記録するので、
大きな記憶容量の記録手段を必要とすることもない。
【0015】請求項3に記載の運行状態記録装置は、請
求項1又は2に記載の運行状態記録装置において、前記
第2の記録モードにおいては、前記第1の記録モードで
は記録されることのなかった種類の前記車両運行状態情
報をも記録することを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の装置では、第2の記録モ
ードにおいて、第1の記録モードでは記録されることの
なかった種類の車両運行状態情報をも記録するようにし
ている。例えば追突事故が発生した場合において、その
発生状況を再現しようとすれば、自車の走行速度を記録
するだけでは、たとえ記録密度を高めたとしても不十分
である。しかし前方走行車両との車間距離の変化を詳細
に記録しておけば、自車の走行速度との関係から前方走
行車両の走行速度の変化を再現することができて、例え
ば前方車両が急ブレーキを踏んだために自車が追突した
のか、それとも前方車両が一時停止しているのに自車の
ドライバがわき見運転や居眠り運転のためにブレーキを
踏まずに追突したのかを判別することができる。同様
に、後続車両から追突された場合においても、後続車両
との車間距離の変化を詳細に記録しておけば、自車がゆ
っくりと減速したのに後続車両のドライバの過失によっ
て追突されたのか、自車の急ブレーキが後続車両の追突
を誘発したのか、さらに後続車両は十分な車間距離を確
保していたのか等の状況を詳細に再現することが可能と
なる。こうした観点から、第2の記録モードにおいて
は、請求項1の冒頭の段落に例示しているような各種の
情報を追加的に記録するようにすることが望ましい。
【0017】請求項3に記載の装置によれば、第2の記
録モードにおいて、第1の記録モードでは記録されるこ
とのなかった種類の車両運行状態情報をも記録するよう
にしたので、事故発生時などにおいてその前後の自車の
状態のみならず周囲を走行中の他車両や道路構造物との
関係までも詳細に記録することができるようになり、事
故の発生状況をさらに詳細に再現することができるよう
になる。
【0018】なお請求項1乃至3の説明においては交通
事故の発生について重点的に記載したが、事故にまでは
至らないものの車両がスリップやスピンしたような場合
においても、そうした危険な状態の発生状況について記
録し再現することができるものである。
【0019】請求項4に記載の運行状態記録装置は、請
求項1乃至3のいずれか1項記載の運行状態記録装置に
おいて、前記所定の判定条件が成立状態から不成立状態
になったときに、前記第2の記録モードから前記第1の
記録モードへと記録モードを復帰することを特徴として
いる。
【0020】請求項4に記載の装置では、いったん第2
の記録モードでの記録動作へ切換えた後の動作について
定めている。例えば後述する請求項を参照すればわかる
ように、所定速度以上の速度(例えば80km/h)で
の走行中に前方車両との車間距離が短くなると所定の判
定条件が成立するような実施形態においては、ドライバ
が適切に対応して追突事故を回避することができれば、
それ以降は第1の記録モードに復帰しても差支えない。
むしろ、第2の記録モードのままで記録を行なえば記録
する情報量が多いために記録手段の容量を浪費してしま
う。そこで、所定の判定条件が不成立状態になったとき
に、第2の記録モードから第1の記録モードへと復帰す
るようにした。第1の記録モードに復帰した後には通常
のタコグラフ装置と同等の機能に戻る。なお、第2の記
録モード中に記録されたデータの扱いについてはいくつ
かの応用例が考えられる。それには、第1の記録モード
に復帰した時点で、そのデータは不要とみなして廃棄す
る第1の方法、または、類似した危険状況の発生を未然
に防止するための参考データとして記録手段中に記録を
残す第2の方法、さらに、請求項31以下に記載したよ
うな運行管理システムにあっては、第2の記録モード中
に記録されたデータを管制センタへ送信して、記録手段
中からは当該データを廃棄する第3の方法などが想定さ
れる。第1の方法の利点は記録手段の記憶容量が少ない
場合に有利なことである。第2の方法は記録手段の記憶
容量に余裕がある場合に採用することができるもので、
タコグラフとしての記録履歴中に連続的に第2モードの
詳細記録を挟み置くために、車両の統一的な運行管理を
簡単に行なうことができる利点がある。第3の方法は管
制センタを備えた運行管理システムでなければ採用する
ことができないものの、第2の記録モードにおける多量
の記録情報を管制センタへ送信して車両の記録手段から
逃すことができるので、第2の記録モードでの情報を有
効に生かしつつも、車載の記録手段の記憶容量が少ない
場合に適用可能な利点がある。
【0021】請求項4に記載の装置によれば、所定の判
定条件が成立状態から不成立状態になったときには、第
2の記録モードから第1の記録モードへと記録モードを
復帰するようにしたので、例えば車両が危険にさらされ
なくなった後には通常のタコグラフ装置と同等の動作に
復帰して、第2の記録モードで必要とされる多量の情報
記録から解放されて、記録手段の資源を無駄に消費する
ことがなくなり、記録手段の必要記憶容量を可及的に低
減することができる。
【0022】請求項5に記載の運行状態記録装置は、車
両の走行速度、車輪の回転速度、エンジン回転速度、シ
フト位置、ハンドル操舵角度、ブレーキ踏圧力、ABS
装置の動作状態、周辺監視結果、車間距離のうち少なく
とも1の車両運行状態情報を記録可能な運行状態記録装
置であって、所定の判定条件が成立したときに前記運行
状態情報の記録を開始することを特徴としている。
【0023】請求項5に記載の装置では、請求項1乃至
4に記載の装置が通常のタコグラフ装置としても兼用で
きるように構成されているのとは異なって、一般的なタ
コグラフとしての機能は省略し、所定の判定条件が成立
したときに請求項1にいう第2の記録モードに相当する
ような運行状態情報の記録を開始するようにした。この
装置の目的は、車両のトータルな運行履歴については必
要としない場合において、車両が危険な状況に遭遇した
ときについてのみ、その「ひやり、はっと」の教訓を生
かすべく、そうした状況下での車両の運行状態情報を記
録して、将来の事故発生を未然に防ぐための学習データ
として記録することにある。
【0024】請求項5に記載の装置によれば、トラック
やタクシー等のような車両の運行履歴の全体を管理した
いニーズには適さないものの、個人所有の自家用車のよ
うに、元来タコグラフ装置を搭載するニーズのなかった
分野において、車両が危険な状況に遭遇したとき、そう
した状況下での車両の運行状態情報を記録することで、
「ひやり、はっと」の教訓を有効に生かし、将来の事故
発生を未然に防ぐための学習データを提供することがで
き、特に初心者ドライバやサンデードライバのために安
全運転のヒントを与えることができる。この装置は、自
家用車のみならず、自動車教習所の練習車両にも適用す
ることができ、路上教習運転の終了後に生徒に具体的な
データを提示して安全運転の教習材料とするようなこと
もできる。なお、自動車教習所の練習車両にあっては、
教官の乗車する補助席側のブレーキペダルに教官が足を
乗せたことをもって、または、教官が所定のスイッチを
操作したことによって、前記所定の判定条件の成立とす
れば、運行状態記録装置の構成を簡易にすることができ
る。
【0025】請求項6に記載の運行状態記録装置は、請
求項5に記載の運行状態記録装置において、前記所定の
判定条件が成立状態から不成立状態になったときに、前
記車両運行状態情報の記録動作を中止することを特徴と
している。
【0026】請求項6に記載の装置では、いったん運行
状態情報の記録を開始した後における記録停止の条件に
ついて定めている。例えば後述する請求項を参照すれば
わかるように、所定速度以上の速度(例えば80km/
h)での走行中に前方車両との車間距離が短くなると所
定の判定条件が成立するような実施形態においては、ド
ライバが適切に対応して追突事故を回避することができ
れば、それ以降は運行状態情報の記録を停止しても差支
えない。むしろ、記録をそのまま続ければ多量の情報量
の記録が必要となり記録手段の容量を浪費してしまう。
そこで、所定の判定条件が不成立状態になったときに、
記録動作を中止することとした。請求項5及び6に記載
の装置は、安全運転のための教訓材料の提供を主たる目
的としているので、請求項4の説明において記載したよ
うな、記録データの廃棄は想定されず、記録した情報は
例えば帰車後にパソコンに転送されるまで維持されるこ
ととなる。
【0027】請求項6に記載の装置によれば、所定の判
定条件が成立状態から不成立状態になったときには記録
動作を中止するので、記録手段には車両が危険にさらさ
れた前後の状況についてのみ記録することができる。従
って、記録手段の必要記憶容量を可及的に低減すること
ができる。また、安全運転のための教訓材料を提供する
という目的からすれば、一般的なタコグラフ装置のよう
に不必要な情報まで記録されることがなく、記録される
のは将来の交通事故の予防に役立つ性質の情報だけであ
るから、そのためにはかえって便利である。
【0028】請求項1乃至6に記載の装置では、既に説
明したように様々な要素を所定の判定条件として採用す
ることが可能である。しかし、近年の自動車には様々な
センサ類が取付けられているので、これらを有効に活用
して所定の判定条件の成立の判断に役立てることができ
れば都合がよい。
【0029】そこで、請求項7に記載の運行状態記録装
置は、請求項1乃至6のいずれか1項記載の運行状態記
録装置において、前記所定の判定条件は、危険検出手段
が車両が危険な状況下にある旨の判定をしたときに成立
することを特徴としている。
【0030】請求項7に記載の装置では、車両が危険な
状況下にあるかどうかを判定するために危険検出手段を
備えると共に、この手段によって車両が危険な状況下に
ある旨の判定がされたときに、請求項1乃至6における
所定の判定条件が成立することとした。なお、本請求項
に記載の発明においては、危険検出手段が自動的に車両
が危険な状況下にあるかどうかを判定するので、危険の
存在が判定された場合にドライバに警告を発する手段を
さらに備えることが望ましい。
【0031】請求項7に記載の装置によれば、危険検出
手段が車両が危険な状況下にある旨を判定したときに、
自動的に運行状態情報の詳細な記録が開始されるので、
事故の発生の有無に関わらず、危険な走行をした旨の記
録が残されて、ドライバへの安全運行の教育やドライバ
自身の安全運転への自覚意識を高めることができ、結果
として、交通事故の防止に役立てることができる。
【0032】請求項8に記載の運行状態記録装置は、請
求項7に記載の運行状態記録装置において、前記危険検
出手段は、前記車両の動的な危険状態にある旨の検出を
行なうことを特徴としている。
【0033】請求項8に記載の装置では、走行中の車両
が事故発生につながる可能性のあるような危険な挙動を
したときに、動的な危険状態にある旨の検出を行なうよ
うにした。具体的な危険状態については以下の請求項9
乃至請求項17に例示的に列挙している。
【0034】すなわち、請求項9においては車両の走行
速度が法定速度よりも所定速度だけスピードオーバーに
なっているときに車両が動的な危険状態にある旨を検出
し、請求項10においては車両のドライバが急ブレーキ
を踏んだときに車両が動的な危険状態にある旨を検出
し、請求項11においては車両のABS装置が車輪のロ
ックを検出したときに車両が動的な危険状態にある旨を
検出し、請求項12においては前方走行車両との車間距
離が所定距離以下になったときに車両が動的な危険状態
にある旨を検出し、請求項13においては周辺監視装置
が他車両との接近を検出したときに車両が動的な危険状
態にある旨を検出し、請求項14においては車両の走行
速度が所定速度以上であって、かつ、ハンドル操舵角度
が所定角度以上のときに車両が動的な危険状態にある旨
を検出するようにしている。これらはいずれも事故の発
生につながりかねない可能性を有する車両の走行状態で
あるといえる。
【0035】請求項9乃至14に記載の装置によれば、
車両の走行状態が事故の発生につながりかねない可能性
を有するような危険性を有するときに、動的な危険状態
にある旨の検出を行なって、起りかねない事故の発生に
備えて運行状態情報の詳細な記録を開始することができ
る。また、かかる検出をきっかけとしてドライバに警告
を与えるなどの安全措置を講ずることも可能になる。
【0036】また、請求項15に記載の運行状態記録装
置は、請求項8に記載の運行状態記録装置において、前
記車両の動的な危険状態は、前記車両のハンドル操舵角
度から算出された前記車両の左右の車輪回転数の差異
と、車輪回転速度センサで検出された実際の左右の車輪
回転数の差異とが一致しないときに検出されることを特
徴としている。
【0037】請求項15に記載の装置によれば、特に車
両が急カーブを安全速度以上でコーナーリングしている
場合において、車両の4つの車輪のうちのいずれかが路
面との間でスリップを生じていることを検出して動的な
危険状態であると判断することができる。
【0038】さらに請求項16に記載の運行状態記録装
置は、請求項8に記載の運行状態記録装置において、前
記車両の動的な危険状態は、前記車両の前輪の車輪回転
数と後輪の車輪回転数との間に差異が生じたときに検出
されることを特徴としている。
【0039】請求項16に記載の装置によれば、特に車
両が凍結道路や雪路を走行している場合において、車両
の駆動車輪(前輪又は後輪)と従動車輪(後輪又は前
輪)との回転数の差異を検出することによって、路面と
の間でスリップを生じていることを検出して、動的な危
険状態であると判断することができる。
【0040】一方、請求項17に記載の運行状態記録装
置は、請求項8に記載の運行状態記録装置において、前
記車両の動的な危険状態は、走行中の道路の走行車線と
前記車両との相対位置関係を検出する走行位置検出手段
が、前記車両の蛇行及び/又は前記車両の走行車線から
の逸脱を検出したときに検出されることを特徴としてい
る。
【0041】請求項17に記載の装置では、近年研究の
進展しつつある車両の走行位置検出手段を備えた車両を
前提としており、画像処理による白線の検出や路車間通
信等によって、車両の蛇行や走行車線からの逸脱が検出
された場合に動的な危険状態であることを検出するよう
にした。この検出は、ウインカーの動作状態と連動させ
て、ウインカーが右に点滅しているときには右方向への
車線逸脱を危険状態と判断しないように構成するのが好
ましい。
【0042】請求項17に記載の装置によれば、居眠り
運転やわき見運転によって車両が蛇行したり走行車線か
ら逸脱した場合に危険検出を行なうので、これをきっか
けとして例えば運転席の警告アラームを鳴動させるなど
の安全措置を講ずることができる。
【0043】請求項9乃至17においては典型的な車両
の動的な危険状態について列挙した。しかしながら、当
然のことながら、例えば駐車場に車庫入れをするような
場合にまで、ハンドルを勢いよく回したりブレーキを急
に踏んだりしたからといって危険状態であると判定した
ら不都合である。
【0044】そこで、請求項18に記載の運行状態記録
装置は、請求項8乃至17のいずれか1項記載の運行状
態記録装置において、前記車両の動的な危険状態の検出
は、前記車両の走行速度が所定の設定速度以上の場合に
のみ行なわれることを特徴としている。
【0045】より具体的には、請求項19に記載したよ
うに、請求項18に記載の運行状態記録装置において
は、前記所定の設定速度は、前記危険状態の種類毎に個
別に設定可能にすることが好ましい。
【0046】請求項8乃至19においては車両の動的な
挙動に着目して車両が危険な状態にあることを検出する
ようにしたが、安全運転をモットーとするようなドライ
バにあっても、道路の状態や天候などによっては、いっ
そう注意深い運転を要求されるような条件も存在する。
【0047】そこで、請求項20に記載の運行状態記録
装置は、請求項7に記載の運行状態記録装置において、
前記危険検出手段は、前記車両が危険領域走行中である
旨の検出を行なうことを特徴としている。
【0048】請求項20に記載の装置では、車両が事故
発生につながる可能性のあるような危険領域を走行中で
あるときに、危険領域走行中である旨の検出を行なうよ
うにした。具体的な危険状態については以下の請求項2
1乃至請求項29に例示的に列挙している。
【0049】すなわち、請求項21においては車両が急
カーブを走行中であるときに危険領域の走行中である旨
を検出し、請求項22においては車両が工事中の道路を
走行中であるときに危険領域の走行中である旨を検出
し、請求項23においては車両が見通しの悪い道路を走
行中であるときに危険領域の走行中である旨を検出し、
請求項24においては車両が見通しの悪い交差点を走行
中であるときに危険領域の走行中である旨を検出し、請
求項25においては車両が急勾配の下り道路を走行中で
あるときに危険領域の走行中である旨を検出し、請求項
26においては車両が事故多発履歴のある道路を走行中
であるときに危険領域の走行中である旨を検出し、請求
項27においては車両が路面凍結状態の道路を走行中で
あるときに危険領域の走行中である旨を検出し、請求項
28においては車両が降雪中の道路を走行中であるとき
に危険領域の走行中である旨を検出し、請求項29にお
いては車両が濃霧発生中の道路を走行中であるときに危
険領域の走行中である旨を検出するようにしている。こ
れらはいずれも安全走行に特に留意しなければならない
走行領域であるといえる。
【0050】請求項21乃至29に記載の装置によれ
ば、車両の現在の走行位置が特に安全走行に配慮して走
行しなければいけない危険領域であるときに、危険領域
走行である旨の検出を行なって、起りかねない事故の発
生に備えて運行状態情報の詳細な記録を開始することが
できる。また、かかる検出をきっかけとしてドライバに
警告を与えるなどの安全措置を講ずることも可能にな
る。
【0051】また請求項30に記載の運行状態記録装置
は、請求項1乃至29のいずれか1項記載の運行状態記
録装置において、前記車両の衝突検出手段が前記車両の
衝突を検出したときには衝突発生の直後に記録動作を終
了することを特徴としている。
【0052】請求項30に記載の装置では、車両が現実
に事故を起してしまった場合には、衝突発生の直後に記
録動作を終了するようにした。車両の衝突を検出する手
段としては加速度センサ等の専用のセンサを設けてもよ
いが、エアバッグ搭載車両においてはエアバッグを起動
するために用いられている公知のセンサと兼用するとよ
い。
【0053】請求項30に記載の装置によれば、事故発
生後にはもはや車両の運行状態を記録する必要がなくな
るので、記録動作を終了させてメモリ資源のムダ遣いや
必要なデータの消去を防止することができる。
【0054】請求項31に記載の運行状態記録装置を利
用した運行管理システムは、請求項1乃至30のいずれ
か1項記載の運行状態記録装置を備えると共に、前記車
両は同車両から外部の管制センタへ通信を行なう通信手
段をさらに備え、前記危険検出手段が車両が危険な状況
下にある旨の判定をしたときに前記通信手段を起動させ
ることを特徴としている。
【0055】請求項31に記載のシステムでは、管制セ
ンタ側において車両が危険な状況下にあることを知るこ
とができる。従って、管制センタからドライバを呼出し
て注意を喚起したり、休息をとるように指示したり、場
合によっては走行ルートの変更を指示したりといった対
応が可能となる。
【0056】請求項31に記載のシステムによれば、管
制センタ側において車両が危険な状況下にあることを知
ることができるので、管制センタからドライバを呼出し
て注意を喚起したり、休息をとるように指示したり、場
合によっては走行ルートの変更を指示したりといった対
応をすることできめ細かい運行管理をおこなうことがで
きる。また、実際に交通事故を起こしてしまった場合に
ついて考慮すると、事故の発生を検出した後になって始
めて通信手段を起動したのでは通信経路の確立までに時
間を浪費してしまい、結果的に通報が遅れたり、最悪の
場合には、管制センタへデータを送信できないまま運行
状態記録装置の動作が停止したりしてしまうことがあり
うるが、危険状況を検出した時点で通信手段を起動する
ことで、万一の事故の場合にあっても管制センタ側にお
いて車両の運行状態に関する情報を入手することができ
る。
【0057】請求項32に記載の運行状態記録装置を利
用した運行管理システムは、請求項31に記載の運行状
態記録装置を利用した運行管理システムにおいて、前記
車両は衝突検出手段をさらに備え、同衝突検出手段が前
記車両の衝突を検出したときに、前記運行状態記録装置
の記録内容を前記通信手段を介して前記管制センタへ送
信することを特徴としている。
【0058】請求項1乃至29に記載の装置では、車両
が車庫や管制センタ等に帰車した後で、車両から取外し
た記録手段を管制センタのホストコンピュータに装着し
て、運行状態に関するデータを取込むようにすればよ
い。しかしながら、車両が交通事故を発生させた場合に
は、ときとして車両火災の発生により記録手段が焼失し
てしまう可能性もありうる。
【0059】請求項32に記載のシステムでは、衝突検
出手段が車両の衝突事故を検出したときに、記録手段に
された運行状態の内容を通信手段を介して管制センタへ
送信するので、衝突事故後に記録手段が焼失などの損傷
を受ける前に車両の運行状態記録データを保存する。こ
のような実施形態においては、運行状態記録装置と通信
手段との動作を確保するためのバックアップバッテリー
を備えると共に、これらの装置が交通事故の際にあって
も損傷を受けにくいような車室内の箇所に配置すること
が望ましい。
【0060】請求項32に記載のシステムによれば、衝
突検出手段が車両の衝突事故を検出したときに、記録手
段にされた運行状態の内容を通信手段を介して管制セン
タへ送信するので、衝突事故などの交通事故を起こして
しまった場合であっても、記録手段が焼失などの損傷を
受ける前に車両の運行状態記録データを管制センタへ送
信して同センターのコンピュータに保存することができ
る。
【0061】請求項33に記載の運行状態記録装置を利
用した運行管理システムは、請求項32に記載の運行状
態記録装置を利用した運行管理システムにおいて、前記
送信内容には少なくとも前記車両の現在位置が含まれて
いることを特徴としている。
【0062】請求項33に記載のシステムでは、衝突事
故などの交通事故が発生したときに、車両の現在位置を
管制センタへ送信する。衝突事故の発生にともなって車
両のドライバや衝突相手の車両のドライバが負傷する可
能性があるが、こうした場合にはすみやかに救急や警察
への救助要請をドライバ自身が行なうのは困難である。
しかも、例えば深夜便の運送トラックなどにおいては走
行時間が夜中であったりするために、一般通行者による
助けを期待することも難しい。
【0063】請求項33に記載のシステムでは、衝突事
故などの交通事故が発生したときに、車両の現在位置を
管制センタへ送信するようにしたので、管制センタから
直ちに救急や警察へ通報して、ドライバの救助要請を行
なうことができるようになる。一般的に、事故発生から
救援までの経過時間が長くなるほどドライバの生存率は
低下するから、このように迅速な救助要請を行なうこと
ができれば、ドライバの生命の安全確保に大きく資する
ことができる。また、一般道を定期的に走行するドライ
バであれば、常に自車の走行位置を正確に把握している
のは当然のことであるが、高速道路などにあっては、ド
ライバ自身、○○インターと××インターとの間で事故
を発生させたといった程度でしか事故発生箇所を特定で
きないことも多く、かかる場合において、車両の現在位
置を管制センタへ送信通報することは可及的にすみやか
な救助活動につながる。このような観点から、請求項3
2に従属する請求項33においては、車両から管制セン
タへ運行情報を送信する際にまずは最初に車両の現在位
置の送信をして、それから車両の最新の動的挙動状況に
関する運行情報を送信し、最後に車両運行状況の全般的
な情報を送信するように優先順位を定めることで、事故
に対する対応能力を高めることができる。
【0064】なお、請求項30及び請求項32において
は「衝突検出」の用語を用いているが、他車両や道路構
造物のみならず通行人や自転車、オートバイへの衝突も
含む趣旨である。さらに車両の性質により、特にコンク
リートミキサー車や大型トレーラー等にあっては、「衝
突検出」の概念中に車両の「転倒」も含む趣旨である。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る運行状態記録装置及びそれを利用した運行管理シ
ステムの実施形態を説明する。なお、図面の説明におい
て同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明を
省略する。
【0066】図1は運行状態記録装置及びそれを利用し
た運行管理システムの全体構成を示す模式図であり、図
2はかかる装置の構成を示すブロック図である。
【0067】図示の通り、本実施形態の運行状態記録装
置においては、車両11に、デジタル記録式タコグラフ
としての通常の機能を併有したドライブレコーダ13が
搭載されており、このドライブレコーダ13にはフラッ
シュメモリからなる記録手段15が抜差し自在に挿入さ
れている。
【0068】ドライブレコーダ13には、車内LAN1
7を介し、車両11に搭載されている各種センサからの
情報が入力されている。すなわち、車両11の前面に配
置されたレーダからなる前方・前側方監視装置19と、
車両11の後面に配置されたレーダからなる後方・後側
方監視装置21と、GPS衛星からの電波をとらえて車
両11の現在位置を得るためのGPS装置23と、ルー
プ状の光ファイバを内蔵し車両11のロール、ピッチ、
ヨーの動的挙動の情報を得るためのジャイロセンサ25
と、ハンドルの回転状態を得るためのハンドル操舵角度
センサ27と、4つの車輪にそれぞれ取付けられた車輪
回転速度センサ29と、ブレーキの機械的リンク機構内
に取付けられたブレーキ踏圧力センサ31と、ABS
(アンチロックブレーキシステム)が急ブレーキ等によ
るロックを回避すべく所定の動作を行なっているかそれ
とも通常の状態にあるのかを示すABS信号33とが車
内LAN17を介して接続されている。なお、前方・前
側方監視装置19は、車両の進行方向に対する前方およ
び左右斜め前方(前側方)における障害物の存在有無を
監視する機能を有し、また、後方・後側方監視装置21
は、車両の進行方向に対する後方および左右斜め後方
(後側方)における障害物の存在有無を監視する機能を
有している。これら前方・前側方監視装置19と後方・
後側方監視装置21とを総称して、周辺監視装置と呼ぶ
場合がある。
【0069】これら各種のセンサ類からの情報はまた、
CPUを内蔵したユニットである動的危険状態検出部3
5にも入力されており、同手段35は車両11の動的な
挙動を常に監視していて、車両11の挙動が所定の条件
を満たしたときに車両11が動的な危険状態にある旨の
判定を行なう。動的危険状態検出部35が動的な危険状
態の成立と判定すると、その旨の信号がドライブレコー
ダ13へと伝達される。
【0070】車両11にはまた、データベース37が搭
載されており、その中には、公知のカーナビゲーション
装置と同様な地図データと、各道路についての制限速度
データと、カーブのある道路についてのカーブの曲率を
示すデータと、工事中の道路の箇所を示すデータと、道
路の勾配についてのデータと、路面の凍結状態について
の凍結データと、大雨や降雪、濃霧の発生している地域
を示すデータとが記録されていて、これらのデータは路
車間通信装置39を介して道路施設側から提供される情
報によって常時更新されるようになっている。
【0071】データベース37に記憶された情報は、C
PUを内蔵したユニットである危険領域走行検出部41
に入力されており、同手段41は車両11の現在位置と
データベース37の情報とを常に照合していて、車両1
1が所定の領域を走行すると車両11が危険領域走行状
態にある旨の判定を行なう。危険領域走行検出部41が
危険領域の走行であると判定すると、その旨の信号がド
ライブレコーダ13へと伝達される。
【0072】これらの動的危険状態検出部35と危険領
域走行検出部41とによって、車両11が危険な状況下
にある旨の判定をするための危険検出手段43が構成さ
れている。危険検出手段43が車両11が危険な状況下
にある旨の判定をすると、前述のようにその旨がドライ
ブレコーダ13に伝達されると共に、運転席に配置され
た警報装置45を作動させてドライバに注意を促す。
【0073】ドライブレコーダ13には、カーナビゲー
ション装置の表示装置と兼用される表示手段47が接続
されており、ドライバの求めに応じて、ドライブレコー
ダ13の現在の記録中の内容を表示することができるよ
うになっている。
【0074】ドライブレコーダ13にはまた、車両11
のエアバッグ装置(図示せず)のためのものと兼用され
る衝突検出部49からの情報が入力されており、車両1
1が前方の他車両に追突したり、電柱等の道路周辺の構
造物に衝突したときに衝突事故の発生を検出できるよう
になっている。
【0075】さらに、上記構成からなる運行状態記録装
置を利用した運行管理システムにおいては、ドライブレ
コーダ13に車両側通信部51が接続されており、外部
の管制センタ53へ車両11側から運行状態などの情報
を送信できるようになっている。管制センタ53には、
車両11の車両側通信部51からの送信を受信するセン
タ側通信部55とホストコンピュータからなる事故管理
装置57が設備されている。
【0076】次に、上記構成からなる本実施形態の運行
状態記録装置及びそれを利用した運行管理システムの動
作を説明する。
【0077】いま、運送トラックである車両11が、管
制センタ53を兼備した貨物ターミナルにあるものとす
る。ドライバはドライブレコーダ13の操作スイッチ
(図示せず)のうち「荷積」のボタンを押して、現在、
荷積中であることを指定する。これによりドライブレコ
ーダ13の記録手段15には現在時刻と共に「荷積み」
である旨の情報が記録される。荷積を完了すると、ドラ
イバは「実車走行」のボタンを押す。するとドライブレ
コーダ13は請求項1にいう第1の記録モードでの記録
を開始する。具体的には、時々刻々と変化する現在時刻
と対応させて車輪回転速度センサによって検出された走
行速度を記録する。このときの記録周期は例えば0.5
秒に1回のような低いサンプリング間隔で行なわれる。
また、他の実施形態では走行速度と共にGPS装置23
からの現在座標をも記録するようにしてもよい。
【0078】車両11が長距離運送トラックの場合に
は、途中で休息をとる際に「休憩」のボタンを押すこと
で、ドライブレコーダ13の記録手段15には休息中で
ある旨の情報が記録される。同様に、「点検」「給油」
「宿泊」等のボタンを押すことで、ドライバは明示的に
車両11の現在の運行状態をドライブレコーダ13に記
録することができる。そして、車両11が配送目的地に
到着すると、ドライバは「荷卸」のボタンを押して、荷
卸しのための停車中である旨を記録する。そして、荷卸
が完了すると「空車走行」のボタンを押してから、貨物
ターミナルへと帰車する。
【0079】こうして車両11が貨物ターミナルに帰車
すると、ドライバは、ドライブレコーダ13から記録手
段15を抜取って、管制センタのホストコンピュータの
読取り装置(図示せず)へと挿入する。すると、車両1
1の出発から到着までの全ての履歴がホストコンピュー
タに取込まれると共に、読取り装置は記録手段15の記
録内容を消去して、次回の使用に備える。運行管理の責
任者は、ホストコンピュータの端末画面上で、車両11
がどのような走行をしたのかを管理することができる。
【0080】以上のように本実施形態の運行状態記録装
置は、通常のデジタル記録式タコグラフと同様の動作を
し、また同様の目的を達成する。
【0081】さて、次に車両11が走行中に危険な状況
に遭遇した場合について説明する。例えば、車両11の
走行速度が法定速度よりも所定速度だけスピードオーバ
ーになっているときや、ドライバが急ブレーキを踏んだ
ことがブレーキ踏圧力センサ31で検出されたとき、車
両11のABS装置33が車輪のロックを検出したと
き、前方・前側方監視装置19によって前方走行車両と
の車間距離が所定距離以下であることが検出されたと
き、後方・後側方監視装置21が後続走行中の他車両と
の異常接近を検出したとき、高速走行中にハンドル操舵
角度センサ27が急ハンドルを検出したとき、こうした
場合には動的危険状態検出部35は車両11が動的な危
険状態にある旨を検出する。これらはいずれも事故の発
生につながりかねない可能性を有するような走行状態だ
からである。
【0082】すると、動的危険状態検出部35は警報装
置45に制御信号を送って、前述の危険状態の種類に応
じ、例えば「スピードオーバーです。」とか「後側方に
車両接近!」とか「車間距離が短いです。」といったよ
うな警報を運転席のスピーカから流す。
【0083】これと同時に動的危険状態検出部35は、
ドライブレコーダ13に所定の切換信号を送信し、これ
を受けたドライブレコーダ13は自動的に第2の記録モ
ードへと切換えられる。第2の記録モードに移行したド
ライブレコーダ13は、各種センサ類19〜33からの
情報を例えば0.1秒毎という高密度のサンプリング間
隔で記録手段15に記録し始める。そして同時に車両側
通信部51を操作して管制センタ53との間における通
信経路を確立する。
【0084】ドライバが危険な状況を適切に回避する
と、動的危険状態検出部35は警報を停止させると共
に、ドライブレコーダ13に所定の復帰信号を送信し、
これを受けたドライブレコーダ13は第1の記録モード
に復帰する。そして、ドライブレコーダ13は車両側通
信部51を介して管制センタ53へ向けて、第2の記録
モード中に記録されたデータを送信する。このデータは
管制センタ53のセンタ側通信部55にて受信されてホ
ストコンピュータである事故管理装置57の記録装置へ
格納される。ドライブレコーダ13は第2の記録モード
中に記録したデータの送信を完了すると当該データを記
録手段15内から削除してメモリの空き容量を確保す
る。
【0085】さて、次に特段に安全運転について配慮し
なければならない道路領域を車両11が走行する場合に
ついて説明する。例えば、車両11が急カーブを走行中
であるときや、工事中の道路を走行中であるとき、見通
しの悪い道路や見通しの悪い交差点を走行中であると
き、車両11が急勾配の下り道路を走行中であるとき、
過去に事故が多発した履歴のある道路を走行中であると
き、路面凍結状態の道路を走行中であるとき、降雪中の
道路を走行中であるとき、濃霧発生中の道路を走行中で
あるとき、こうした場合には危険領域走行検出部41は
車両11が危険領域の走行中である旨を検出する。これ
らはいずれも安全走行に特段の配慮をしなければならな
い走行領域だからである。
【0086】すると、危険領域走行検出部41は警報装
置45に制御信号を送って、前述の危険状態の種類に応
じ、例えば「ここは事故多発箇所です。」とか「前方に
急カーブがあります。」とか「路面が凍結していま
す。」といったような警報を運転席のスピーカから流
す。
【0087】これと同時に危険領域走行検出部41は、
ドライブレコーダ13に所定の切換信号を送信し、これ
を受けたドライブレコーダ13は自動的に第2の記録モ
ードへと切換えられる。第2の記録モードに移行したド
ライブレコーダ13は、各種センサ類19〜33からの
情報を例えば0.1秒毎という高密度のサンプリング間
隔で記録手段15に記録し始める。そして同時に車両側
通信部51を操作して管制センタ53との間における通
信経路を確立する。
【0088】ドライバが危険な状況を適切に回避する
と、危険領域走行検出部41は警報を停止させると共
に、ドライブレコーダ13に所定の復帰信号を送信し、
これを受けたドライブレコーダ13は第1の記録モード
に復帰する。そして、ドライブレコーダ13は車両側通
信部51を介して管制センタ53へ向けて、第2の記録
モード中に記録されたデータを送信する。このデータは
管制センタ53のセンタ側通信部55にて受信されてホ
ストコンピュータである事故管理装置57の記録装置へ
格納される。ドライブレコーダ13は第2の記録モード
中に記録したデータの送信を完了すると当該データを記
録手段15内から削除してメモリの空き容量を確保す
る。
【0089】このようにドライバが無事に危険な状況を
回避して所定の配送業務を終えて貨物センターへ帰車し
た場合には、管制センタの安全管理室で、走行中に経験
した事故につながりかねない「ひやり、はっと」の状況
についての分析を行なう。第2の記録モードで記録され
たデータはホストコンピュータの端末画面上のCG(コ
ンピュータグラフィック)によって、当時の状況を詳細
に再現する。これにより、例えば交差点での右折に際し
て対向車両の速度の目測を誤ったとか、追越し車線に車
線変更するときのハンドル操作が急すぎたとか、後続車
両の走行速度を十分に見きわめることなしに追越し車線
に車線変更してしまったとか、具体的な危険の原因を特
定することができる。こうした教訓はドライバ自身の安
全運転能力を向上させるために役立つだけでなく、適切
な事例を取上げて定期的な教育研修会議を開催すること
で他のドライバの安全教育にも役立てることができる。
【0090】次に、万一車両11が交通事故を起してし
まった場合について説明する。他の車両、道路構造物、
通行人などとの衝突は衝突検出部49によって検出され
る。一般的には、上述した動的危険状態検出部35と危
険領域走行検出部41とから構成される危険検出手段4
3によって、実際の衝突発生前にドライブレコーダ13
の動作モードの切換えを含む前記した各種動作が実行さ
れている。
【0091】管制センタ53では、車両側通信部51か
らの通信を受けると、事故管理装置57の端末に警告表
示をすると共に警報アラームを鳴動させる。これを知っ
た管理担当者は、無線通信でドライバを呼出して、状況
の説明を求めたり、注意を促したりする。しかし、こう
した対応が間に合わずに車両11が例えば前方走行車両
に追突してしまったとする。すると、衝突の発生は衝突
検出部49にて検出され、その信号はドライブレコーダ
13へと送られる。これを受けたドライブレコーダ13
は、車両側通信部51を制御して事故の発生を示す信号
と共に自車の現在座標を管制センタ53へと送信する。
ドライブレコーダ13は衝突の直前までは第2の記録モ
ードでの記録を行なっているが衝突の直後(例えば1秒
後)には記録動作を終了する。そして、車両側通信部5
1を介して、まず事故前後の第2記録モードの記録デー
タを送信し、それが無事に完了すると記録手段15のす
べての記録内容を送信する。
【0092】管制センタ53においては、無線通信でド
ライバを呼出して事故の状況について問い合せる。ドラ
イバが負傷していなければ、事故の状況に応じて対応を
指示する。ドライバが意識不明になっていて応答しなか
ったり、負傷している旨の応答をしたりすると、管理担
当者は直ちに警察及び救急へ事故の発生を通報すると共
に、事故現場の位置座標を伝える。本実施形態では、前
述のように、危険検出手段43が危険を察知した時点で
車両11と管制センタ53との間における通信経路は確
立しており、しかも、衝突検出部49が衝突を検出する
と第1優先順位にて、ドライブレコーダ13が車両側通
信部51を制御して事故の発生を示す信号と共に自車の
現在座標を管制センタ53へと送信する。従って、大規
模な交通事故に際しても、最低限車両11の事故発生座
標を得ることができる。さらに重大な交通事故に巻込ま
れてしまい、万一事故の瞬間に運行状態記録装置が完全
に破壊されたような場合にあっても、車両側通信部51
との間における通信経路の確立後に本来ドライバが危険
を回避した後で送信されてくるはずの第2の記録モード
でのデータが送信されて来ることのないままで通信が途
絶えることになるので、これによって深刻な事態が発生
したことを管制センタ53側で直ちに把握することがで
きる。
【0093】なお、上述した実施の形態は、本発明の理
解を容易にするために例示的に記載したものであって、
本発明の技術的範囲を限定するために記載したものでは
ない。すなわち、本発明は、その技術的範囲に属する全
ての実施の形態を含むことは当然として、そのいかなる
均等物をも含む趣旨である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明の運行状態記
録装置及びそれを利用した運行管理システムによれば、
以下の効果が得られる。
【0095】請求項1に記載の装置によれば、従来のタ
コグラフ装置と同等の機能を備えつつ、事故発生時など
においてその前後の車両の状態を詳細に記録することが
できる。従って、事故発生後において、事故の発生状況
を詳細に再現することが可能になり、かかる再現データ
に基づいて事故原因を解析することができると共に、事
故の再発の予防にも寄与することができる。
【0096】請求項2に記載の装置によれば、第2の記
録モードに切換えられたときに、短周期のサンプリング
間隔にて車両の運行状態情報を記録するので、密度の高
い情報を記録に残すことができることになり、事故発生
前後の車両の状態を詳細に記録することが可能となっ
て、事故発生後における事故の発生状況の再現を詳細に
行なうことができるようになる。また、第1の記録モー
ドにおいてはタコグラフ装置として必要かつ十分な程度
のサンプリング周期にて運行状態情報を記録するので、
大きな記憶容量の記録手段を必要とすることもない。
【0097】請求項3に記載の装置によれば、第2の記
録モードにおいて、第1の記録モードでは記録されるこ
とのなかった種類の車両運行状態情報をも記録するよう
にしたので、事故発生時などにおいてその前後の自車の
状態のみならず周囲を走行中の他車両や道路構造物との
関係までも詳細に記録することができるようになり、事
故の発生状況をさらに詳細に再現することができるよう
になる。
【0098】なお請求項1乃至3の説明においては交通
事故の発生について重点的に記載したが、事故にまでは
至らないものの車両がスリップやスピンしたような場合
においても、そうした危険な状態の発生状況について記
録し再現することができるものである。
【0099】請求項4に記載の装置によれば、所定の判
定条件が成立状態から不成立状態になったときには、第
2の記録モードから第1の記録モードへと記録モードを
復帰するようにしたので、例えば車両が危険にさらされ
なくなった後には通常のタコグラフ装置と同等の動作に
復帰して、第2の記録モードで必要とされる多量の情報
記録から解放されて、記録手段の資源を無駄に消費する
ことがなくなり、記録手段の必要記憶容量を可及的に低
減することができる。
【0100】請求項5に記載の装置によれば、トラック
やタクシー等のような車両の運行履歴の全体を管理した
いニーズには適さないものの、個人所有の自家用車のよ
うに、元来タコグラフ装置を搭載するニーズのなかった
分野において、車両が危険な状況に遭遇したとき、そう
した状況下での車両の運行状態情報を記録することで、
「ひやり、はっと」の教訓を有効に生かし、将来の事故
発生を未然に防ぐための学習データを提供することがで
き、特に初心者ドライバやサンデードライバのために安
全運転のヒントを与えることができる。この装置は、自
家用車のみならず、自動車教習所の練習車両にも適用す
ることができ、路上教習運転の終了後に生徒に具体的な
データを提示して安全運転の教習材料とするようなこと
もできる。なお、自動車教習所の練習車両にあっては、
教官の乗車する補助席側のブレーキペダルに教官が足を
乗せたことをもって、または、教官が所定のスイッチを
操作したことによって、前記所定の判定条件の成立とす
れば、運行状態記録装置の構成を簡易にすることができ
る。
【0101】請求項6に記載の装置によれば、所定の判
定条件が成立状態から不成立状態になったときには記録
動作を中止するので、記録手段には車両が危険にさらさ
れた前後の状況についてのみ記録することができる。従
って、記録手段の必要記憶容量を可及的に低減すること
ができる。また、安全運転のための教訓材料を提供する
という目的からすれば、一般的なタコグラフ装置のよう
に不必要な情報まで記録されることがなく、記録される
のは将来の交通事故の予防に役立つ性質の情報だけであ
るから、そのためにはかえって便利である。
【0102】請求項1乃至6に記載の装置では、既に説
明したように様々な要素を所定の判定条件として採用す
ることが可能である。しかし、近年の自動車には様々な
センサ類が取付けられているので、これらを有効に活用
して所定の判定条件の成立の判断に役立てることができ
れば都合がよい。
【0103】請求項7に記載の装置によれば、危険検出
手段が車両が危険な状況下にある旨を判定したときに、
自動的に運行状態情報の詳細な記録が開始されるので、
事故の発生の有無に関わらず、危険な走行をした旨の記
録が残されて、ドライバへの安全運行の教育やドライバ
自身の安全運転への自覚意識を高めることができ、結果
として、交通事故の防止に役立てることができる。
【0104】請求項9乃至14に記載の装置によれば、
車両の走行状態が事故の発生につながりかねない可能性
を有するような危険性を有するときに、動的な危険状態
にある旨の検出を行なって、起りかねない事故の発生に
備えて運行状態情報の詳細な記録を開始することができ
る。また、かかる検出をきっかけとしてドライバに警告
を与えるなどの安全措置を講ずることも可能になる。
【0105】請求項15に記載の装置によれば、特に車
両が急カーブを安全速度以上でコーナーリングしている
場合において、車両の4つの車輪のうちのいずれかが路
面との間でスリップを生じていることを検出して動的な
危険状態であると判断することができる。
【0106】請求項16に記載の装置によれば、特に車
両が凍結道路や雪路を走行している場合において、車両
の駆動車輪(前輪又は後輪)と従動車輪(後輪又は前
輪)との回転数の差異を検出することによって、路面と
の間でスリップを生じていることを検出して、動的な危
険状態であると判断することができる。
【0107】請求項17に記載の装置によれば、居眠り
運転やわき見運転によって車両が蛇行したり走行車線か
ら逸脱した場合に危険検出を行なうので、これをきっか
けとして例えば運転席の警告アラームを鳴動させるなど
の安全措置を講ずることができる。
【0108】請求項18及び19に記載の装置によれ
ば、例えば駐車場に車庫入れをするような場合において
は、ハンドルを勢いよく回したりブレーキを急に踏んだ
り車間距離が不足したとしても危険状態であると判定さ
れることがなく、真に危険な状況のみを識別することが
可能になる。
【0109】請求項8乃至19においては車両の動的な
挙動に着目して車両が危険な状態にあることを検出する
ようにしたが、安全運転をモットーとするようなドライ
バにあっても、道路の状態や天候などによっては、いっ
そう注意深い運転を要求されるような条件も存在する。
【0110】しかし請求項21乃至29に記載の装置に
よれば、車両の現在の走行位置が特に安全走行に配慮し
て走行しなければいけない危険領域であるときに、危険
領域走行である旨の検出を行なって、起りかねない事故
の発生に備えて運行状態情報の詳細な記録を開始するこ
とができ、また、かかる検出をきっかけとしてドライバ
に警告を与えるなどの安全措置を講ずることも可能にな
る。
【0111】請求項30に記載の装置によれば、事故発
生後にはもはや車両の運行状態を記録する必要がなくな
るので、記録動作を終了させてメモリ資源のムダ遣いや
必要なデータの消去を防止することができる。
【0112】請求項31に記載のシステムによれば、管
制センタ側において車両が危険な状況下にあることを知
ることができるので、管制センタからドライバを呼出し
て注意を喚起したり、休息をとるように指示したり、場
合によっては走行ルートの変更を指示したりといった対
応をすることできめ細かい運行管理をおこなうことがで
きる。また、実際に交通事故を起こしてしまった場合に
ついて考慮すると、事故の発生を検出した後になって始
めて通信手段を起動したのでは通信経路の確立までに時
間を浪費してしまい、結果的に通報が遅れたり、最悪の
場合には、管制センタへデータを送信できないまま運行
状態記録装置の動作が停止したりしてしまうことがあり
うるが、危険状況を検出した時点で通信手段を起動する
ことで、万一の事故の場合にあっても管制センタ側にお
いて車両の運行状態に関する情報を入手することができ
る。
【0113】請求項1乃至29に記載の装置では、車両
が車庫や管制センタ等に帰車した後で、車両から取外し
た記録手段を管制センタのホストコンピュータに装着し
て、運行状態に関するデータを取込むようにすればよ
い。しかしながら、車両が交通事故を発生させた場合に
は、ときとして車両火災の発生により記録手段が焼失し
てしまう可能性もありうる。
【0114】請求項32に記載のシステムによれば、衝
突検出手段が車両の衝突事故を検出したときに、記録手
段にされた運行状態の内容を通信手段を介して管制セン
タへ送信するので、衝突事故などの交通事故を起こして
しまった場合であっても、記録手段が焼失などの損傷を
受ける前に車両の運行状態記録データを管制センタへ送
信して同センターのコンピュータに保存することができ
る。
【0115】請求項33に記載のシステムによれば、車
両から管制センタへ運行情報を送信する際にまずは最初
に車両の現在位置の送信をして、それから車両の最新の
動的挙動状況に関する運行情報を送信し、最後に車両運
行状況の全般的な情報を送信するように優先順位を定め
ることで、事故に対する対応能力を高めることができる
というきわめて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による運行状態記録装置及び
それを利用した運行管理システムを示す模式図である。
【図2】図1の実施形態による運行状態記録装置及びそ
れを利用した運行管理システムの構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
11 車両 13 ドライブレコーダ 15 記録手段 17 車内LAN 19 前方・前側方監視装置 21 後方・後側方監視装置 23 GPS装置 25 ジャイロセンサ 27 ハンドル操舵角度センサ 29 車輪回転速度センサ 31 ブレーキ踏圧力センサ 33 ABS 35 動的危険状態検出部(動的危険状態検出手段) 37 データベース 39 路車間通信装置 41 危険領域走行検出部(危険領域走行検出手段) 43 危険検出手段 45 警報装置 47 表示手段 49 衝突検出部 51 車両側通信部(通信手段) 53 管制センタ 55 センタ側通信部 57 事故管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 630 B60R 21/00 630F G01C 23/00 G01C 23/00 R G06F 17/60 112 G06F 17/60 112G G07C 5/00 G07C 5/00 Z G08G 1/16 G08G 1/16 A // G08G 1/123 1/123 A 1/127 1/127 B Fターム(参考) 3E038 BA12 BB01 CA03 DA07 DB09 EA02 GA02 HA05 HA06 5B049 BB31 CC40 DD00 EE59 FF03 FF04 FF06 GG03 GG04 GG07 5H180 AA06 AA07 AA14 BB04 BB12 EE02 FF05 FF10 FF13 FF22 FF27 FF32 LL07 LL15 LL16

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行速度、車輪の回転速度、エン
    ジン回転速度、シフト位置、ハンドル操舵角度、ブレー
    キ踏圧力、ABS装置の動作状態、周辺監視結果、車間
    距離のうち少なくとも1の車両運行状態情報を記録可能
    な運行状態記録装置であって、 前記車両運行状態情報を記録するに際し、前記車両の使
    用中に常に記録を続ける第1の記録モードと、前記第1
    の記録モードに比べてより詳細な前記運行状態情報の記
    録を行なう第2の記録モードとを切換可能に備え、 所定の判定条件が成立したときに前記第1の記録モード
    から前記第2の記録モードへと記録モードを切換えるこ
    とを特徴とする運行状態記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の運行状態記録装置にお
    いて、 前記第2の記録モードにおいては、前記第1の記録モー
    ドに比べて短周期のサンプリング間隔にて前記車両運行
    状態情報を記録することを特徴とする運行状態記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の運行状態記録装
    置において、 前記第2の記録モードにおいては、前記第1の記録モー
    ドでは記録されることのなかった種類の前記車両運行状
    態情報をも記録することを特徴とする運行状態記録装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の運
    行状態記録装置において、 前記所定の判定条件が成立状態から不成立状態になった
    ときに、前記第2の記録モードから前記第1の記録モー
    ドへと記録モードを復帰することを特徴とする運行状態
    記録装置。
  5. 【請求項5】 車両の走行速度、車輪の回転速度、エン
    ジン回転速度、シフト位置、ハンドル操舵角度、ブレー
    キ踏圧力、ABS装置の動作状態、周辺監視結果、車間
    距離のうち少なくとも1の車両運行状態情報を記録可能
    な運行状態記録装置であって、 所定の判定条件が成立したときに前記運行状態情報の記
    録を開始することを特徴とする運行状態記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の運行状態記録装置にお
    いて、 前記所定の判定条件が成立状態から不成立状態になった
    ときに、前記車両運行状態情報の記録動作を中止するこ
    とを特徴とする運行状態記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項記載の運
    行状態記録装置において、 前記所定の判定条件は、危険検出手段が車両が危険な状
    況下にある旨の判定をしたときに成立することを特徴と
    する運行状態記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の運行状態記録装置にお
    いて、 前記危険検出手段は、前記車両の動的な危険状態にある
    旨の検出を行なうことを特徴とする運行状態記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の運行状態記録装置にお
    いて、 前記車両の動的な危険状態は、前記車両の走行速度が法
    定速度よりも所定速度だけスピードオーバーになってい
    るときに検出されることを特徴とする運行状態記録装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の運行状態記録装置に
    おいて、 前記車両の動的な危険状態は、前記車両のドライバが急
    ブレーキを踏んだときにときに検出されることを特徴と
    する運行状態記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の運行状態記録装置に
    おいて、 前記車両の動的な危険状態は、前記車両のABS装置が
    車輪のロックを検出したときに検出されることを特徴と
    する運行状態記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載の運行状態記録装置に
    おいて、 前記車両の動的な危険状態は、前方走行車両との車間距
    離が所定距離以下になったときに検出されることを特徴
    とする運行状態記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載の運行状態記録装置に
    おいて、 前記車両の動的な危険状態は、周辺監視装置が他車両と
    の接近を検出したときに検出されることを特徴とする運
    行状態記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項8に記載の運行状態記録装置に
    おいて、 前記車両の動的な危険状態は、前記車両の走行速度が所
    定速度以上であって、かつ、ハンドル操舵角度が所定角
    度以上のときに検出されることを特徴とする運行状態記
    録装置。
  15. 【請求項15】 請求項8に記載の運行状態記録装置に
    おいて、 前記車両の動的な危険状態は、前記車両のハンドル操舵
    角度から算出された前記車両の左右の車輪回転数の差異
    と、車輪回転速度センサで検出された実際の左右の車輪
    回転数の差異とが一致しないときに検出されることを特
    徴とする運行状態記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項8に記載の運行状態記録装置に
    おいて、 前記車両の動的な危険状態は、前記車両の前輪の車輪回
    転数と後輪の車輪回転数との間に差異が生じたときに検
    出されることを特徴とする運行状態記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項8に記載の運行状態記録装置に
    おいて、 前記車両の動的な危険状態は、走行中の道路の走行車線
    と前記車両との相対位置関係を検出する走行位置検出手
    段が、前記車両の蛇行及び/又は前記車両の走行車線か
    らの逸脱を検出したときに検出されることを特徴とする
    運行状態記録装置。
  18. 【請求項18】 請求項8乃至17のいずれか1項記載
    の運行状態記録装置において、 前記車両の動的な危険状態の検出は、前記車両の走行速
    度が所定の設定速度以上の場合にのみ行なわれることを
    特徴とする運行状態記録装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の運行状態記録装置
    において、 前記所定の設定速度は、前記危険状態の種類毎に個別に
    設定可能なことを特徴とする運行状態記録装置。
  20. 【請求項20】 請求項7に記載の運行状態記録装置に
    おいて、 前記危険検出手段は、前記車両が危険領域走行中である
    旨の検出を行なうことを特徴とする運行状態記録装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の運行状態記録装置
    において、 前記車両の危険領域走行は、前記車両が急カーブを走行
    中であるときに検出されることを特徴とする運行状態記
    録装置。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の運行状態記録装置
    において、 前記車両の危険領域走行は、前記車両が工事中の道路を
    走行中であるときに検出されることを特徴とする運行状
    態記録装置。
  23. 【請求項23】 請求項20に記載の運行状態記録装置
    において、 前記車両の危険領域走行は、前記車両が見通しの悪い道
    路を走行中であるときに検出されることを特徴とする運
    行状態記録装置。
  24. 【請求項24】 請求項20に記載の運行状態記録装置
    において、 前記車両の危険領域走行は、前記車両が見通しの悪い交
    差点を走行中であるときに検出されることを特徴とする
    運行状態記録装置。
  25. 【請求項25】 請求項20に記載の運行状態記録装置
    において、 前記車両の危険領域走行は、前記車両が急勾配の下り道
    路を走行中であるときに検出されることを特徴とする運
    行状態記録装置。
  26. 【請求項26】 請求項20に記載の運行状態記録装置
    において、 前記車両の危険領域走行は、前記車両が事故多発履歴の
    ある道路を走行中であるときに検出されることを特徴と
    する運行状態記録装置。
  27. 【請求項27】 請求項20に記載の運行状態記録装置
    において、 前記車両の危険領域走行は、前記車両が路面凍結状態の
    道路を走行中であるときに検出されることを特徴とする
    運行状態記録装置。
  28. 【請求項28】 請求項20に記載の運行状態記録装置
    において、 前記車両の危険領域走行は、前記車両が降雪中の道路を
    走行中であるときに検出されることを特徴とする運行状
    態記録装置。
  29. 【請求項29】 請求項20に記載の運行状態記録装置
    において、 前記車両の危険領域走行は、前記車両が濃霧発生中の道
    路を走行中であるときに検出されることを特徴とする運
    行状態記録装置。
  30. 【請求項30】 請求項1乃至29のいずれか1項記載
    の運行状態記録装置において、 前記車両の衝突検出手段が前記車両の衝突を検出したと
    きには衝突発生の直後に記録動作を終了することを特徴
    とする運行状態記録装置。
  31. 【請求項31】 請求項1乃至30のいずれか1項記載
    の運行状態記録装置を備えると共に、前記車両は同車両
    から外部の管制センタへ通信を行なう通信手段をさらに
    備え、前記危険検出手段が車両が危険な状況下にある旨
    の判定をしたときに前記通信手段を起動させることを特
    徴とする、運行状態記録装置を利用した運行管理システ
    ム。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載の運行状態記録装置
    を利用した運行管理システムにおいて、 前記車両は衝突検出手段をさらに備え、同衝突検出手段
    が前記車両の衝突を検出したときに、前記運行状態記録
    装置の記録内容を前記通信手段を介して前記管制センタ
    へ送信することを特徴とする、運行状態記録装置を利用
    した運行管理システム。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の運行状態記録装置
    を利用した運行管理システムにおいて、 前記送信内容には少なくとも前記車両の現在位置が含ま
    れていることを特徴とする運行状態記録装置を利用した
    運行管理システム。
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