JP2001308563A - パネルの取付構造 - Google Patents

パネルの取付構造

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JP2001308563A
JP2001308563A JP2000121308A JP2000121308A JP2001308563A JP 2001308563 A JP2001308563 A JP 2001308563A JP 2000121308 A JP2000121308 A JP 2000121308A JP 2000121308 A JP2000121308 A JP 2000121308A JP 2001308563 A JP2001308563 A JP 2001308563A
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panel
connector
housing
fixed
chassis
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JP2000121308A
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Hironobu Ishizuka
弘宣 石塚
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルを取り付けるためのねじ等の締付トル
クを管理したり、コネクタや放熱板等の位置決めを行う
ことが不要で、ケーブル接続のための作業や接続用のイ
ンターフェース基板等も不要で、生産性、操作性、保守
性の良いパネルの取付構造を提供する。 【解決手段】 内部に発熱モジュール3が配置された筐
体5と、発熱モジュール3が実装されるシャーシ2と、
シャーシ2から伝導した熱を筐体5の奥壁7を介して放
熱させるためシャーシ2に固定された放熱板4とを備
え、筐体5に固定された固定コネクタ32と、シャーシ
2を覆うように形成され、背面に固定コネクタ32と嵌
合する可動コネクタ31と、前面に固定具8a等とを有
するパネル1と、パネル1が筐体5の内部に収納される
際のガイドとなり、放熱板4を筐体5の奥壁7に圧接さ
せる際に固定具が挿入される溝40a、40bを備えた
シェルフ2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルの取付構造
に関し、特に、通信機器等の筐体内に収納されるパネル
等から発生する熱を筐体の外部に放熱するためのパネル
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筐体内に収納された通信機器等の
パネル等から発生する熱を筐体の外部に放熱するため、
例えば、図5に示すようなパネルの取付構造が採用され
ている。
【0003】このパネルの取付構造は、表面に発熱モジ
ュール103が実装されたシャーシ102と、このシャ
ーシ102が内設されたパネル101と、パネル101
が収容される筐体107等で構成される。
【0004】そして、パネル101のシャーシ102
は、発熱モジュール103から発生する熱を放熱するよ
うに機能する。また、パネル101の背面には、シャー
シ102から伝導した熱を筐体107に放熱するための
放熱板104が設けられている。さらに、パネル101
の上下には、パネル101を筐体107に固定するため
のシャフト105a、105bが備えられ、各シャフト
105a、105bのパネル101の背面から突出して
いる方に雄ねじ111a、111bが形成され、他方
は、ドライバー等の締付工具に適応した形状となってい
る。また、パネル101の前面には、筐体107に収容
されるその他のパネルとの電気的な接続を目的としたコ
ネクタ106が備えられている。
【0005】筐体107には、パネル101が収容され
る際のガイドとなるシェルフ108a、108bが設け
られている。また、パネル101の放熱板104が接す
る筐体107の奥壁109の表面には、シャフト105
a、105bに形成された雄ねじ111a、111bに
対応する雌ねじ112a、112bが形成されている。
【0006】次に、上記構成を有するパネルの取付構造
におけるパネル101の筐体107への取付要領につい
て説明する。
【0007】まず、パネル101を筐体107のシェル
フ108a、108bに沿わせて筐体107の内部に挿
入する。そして、パネル101の放熱板104を筐体1
07の奥壁109に突き当てた後、シャフト105a、
105bをねじ締結工具で回転し、雄ねじ111a、1
11bを筐体107の奥壁109の表面に形成された雌
ねじ112a、112bに螺合させる。次に、パネル1
01は、コネクタ106からその他のパネルのコネクタ
やインターフェース基板111へケーブル110により
電気的に接続される。
【0008】上記のように構成されたパネルの取付構造
によれば、発熱モジュール103で発生した熱がシャー
シ102を伝導し、さらに放熱板104を介して筐体1
07の奥壁109に伝導し、筐体107の外部に放熱さ
れるため、パネル101への畜熱が防止される。
【0009】一方、第2の従来例として、特開平6−1
88583号公報に開示されているパネルの取付構造で
は、図6及び図7に示すように、ベース板10には、各
モジュールに対応して設けられたコネクタ13と、熱伝
導率の高い材料からなるモジュール当接面15と、この
モジュール当接面15の背面に設けられた壁当接面16
とが備えられる。
【0010】モジュール20には、発熱電子部品211
が表側に搭載されたプリント基板21と、このプリント
基板21の背面側に設けられたコネクタ13と接続され
るベース用コネクタ22と、このプリント基板21の背
面側に設けられた発熱部位に熱的に接触する受熱面25
1とが備えられ、モジュール当接面15と接触するベー
ス接触面253には、熱を伝導するための伝熱板25が
配置されている。
【0011】そして、上記のように構成されたパネルの
取付構造によれば、プリント基板21の表側に搭載され
た発熱電子部品211から発生した熱は、プリント基板
21の背面側の受熱面251を伝導し、伝熱板25を介
してベース接触面253に伝導する。また、コネクタ1
3に装着されたモジュール20の内部で発熱した熱はベ
ース接触面253からベース当接面を経て壁当接面16
を介して外部に放熱される。
【0012】一方、第3の従来例として、特開平6−2
52574号公報に開示されているパネルの取付構造で
は、図8に示すように、ヒートシンク付プリント基板4
01と一体のヒートシンク上部412に設けられた発熱
部品402から発生する熱は、ヒートシンク上部412
上に設けられた楔形クランプ403のねじを締め付ける
ことによって楔構造による押圧接触力によりガイド40
4に伝導され、さらに、シャーシ405に伝導されて放
熱される。
【0013】ヒートシンク上部412及びヒートシンク
下部413の内部には、フレキシブル基板407が積層
され、ヒートシンク上部412とヒートシンク下部41
3とを接続している。
【0014】また、ヒートシンク下部413には、ヒー
トシンク付プリント基板側コネクタ406が備えられ、
ヒートシンク上部412に固定された一対のブロック4
08とヒートシンク下部413とを、ヒートシンク付プ
リント基板側コネクタ406に左右方向に可動性をもた
せるための根本付近には、ねじが切られていない一対の
特殊ねじ409により隙間aを生じて固定している。
【0015】そして、上記構成を有するヒートシンク付
プリント基板の放熱構造によれば、ヒートシンク付プリ
ント基板側コネクタ406が左右方向の可動性をもって
マザーボード414上のマザーボード側コネクタ410
に嵌合するため、楔形クランプ403のねじを締め付け
ることにより、楔構造によってヒートシンク上部412
をガイド404に圧接させたときに、フレキシブル基板
407が撓み、ヒートシンク上部412とガイド404
との間の接触誤差を吸収することが可能となっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示した
上記パネルの取付構造の第1の従来例においては、雄ね
じ111a、111bの締結力によりパネル101を筐
体107の奥壁109に固定しているため、ねじ締結時
の締付トルクが小さかったり、締め忘れがあった場合に
は、パネル101の放熱板104と筐体107の奥壁1
09とが適切に接触しないため、設計上の放熱効果が得
られず機器が破損するおそれがある。そのため、ねじの
締付トルクを管理する必要があるという問題があった。
【0017】また、図6及び図7に示した上記パネルの
取付構造の第2の従来例においては、ベース用コネクタ
22及びコネクタ13の位置、または、ベース接触面2
53とモジュール当接面15との間に位置決め構造が存
在しない場合には、ベース接触面253とモジュール当
接面15との間に隙間が空き、設計上の放熱効果が得ら
れず機器が破損してしまうおそれや、ベース用コネクタ
22及びコネクタ13に過剰な力が加わり、両コネクタ
22、13が破損するおそれや、ベース接触面253と
モジュール当接面15との間に隙間が空き、ベース用コ
ネクタ22及びコネクタ13とが嵌合不良を起こすおそ
れがあるため、プリント基板21のベース用コネクタ2
2とコネクタ13が嵌合したときに、モジュール当接面
15とベース接触面253との間に隙間が生じないよう
に位置決め機構が必要になるという問題があった。
【0018】そのため、上記第1の従来例においては、
図5に示すように、コネクタの破損及び嵌合不良を防ぐ
ため、パネル101の前面にコネクタ106を設け、各
パネル101の間をケーブル110によって接続してい
るが、ケーブル接続の作業と接続用のインターフェース
基板が必要となり、生産性、操作性、保守性が低下する
という問題があった。
【0019】一方、図8に示した上記第3の従来例にお
いては、ヒートシンク上部412を、ねじの締め付けに
よる楔構造で押圧接触させ、ガイド404に伝導させて
放熱しているため、楔形クランプ403のねじの締め付
けトルクが小さかったり、締め忘れがあった場合には、
ヒートシンク上部412とガイド404とが適切に押圧
接触せず、伝導により放熱効果を得ることができず、ヒ
ートシンク付プリント基板401が破損するおそれがあ
るため、このねじの締め付けトルクを管理する必要があ
るという問題があった。
【0020】そこで、本発明は上記従来のパネルの取付
構造における問題点に鑑みてなされたものであって、パ
ネルを取り付けるためのねじ等の締付トルクを管理した
り、コネクタや放熱板等の位置決めを行うことが不要
で、ケーブル接続のための作業や接続用のインターフェ
ース基板等も不要で、生産性、操作性、保守性の良いパ
ネルの取付構造を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、内部に発熱モジュールが配
置された筐体と、該発熱モジュールが実装されるシャー
シと、該シャーシから伝導した熱を前記筐体の奥壁を介
して放熱させるため前記シャーシに固定された放熱板と
を備えたパネルの取付構造であって、前記筐体に固定さ
れた固定コネクタと、前記シャーシを覆うように形成さ
れ、背面に前記固定コネクタと嵌合する可動コネクタ
と、前面に固定具とを有するパネルと、該パネルが前記
筐体の内部に収納される際のガイドとなり、前記放熱板
を前記筐体の前記奥壁に圧接させる際に前記固定具が挿
入される溝を備えたシェルフとを備えることを特徴とす
る。
【0022】そして、請求項1記載の発明によれば、パ
ネルの背面に、パネルと筐体との間の位置誤差を吸収す
ることができる可動コネクタを備え、パネルの固定にト
ルク管理を必要としない固定具が設けられているため、
パネルを筐体に容易に取り付けることができる。
【0023】また、可動コネクタはパネルの放熱板と筐
体の奥壁間の位置誤差を吸収するため、パネルの放熱板
と筐体の奥壁との間に隙間が生じないような位置決めを
行う必要がなく、コネクタの破損や嵌合不良を防止しな
がら、放熱板と筐体の奥壁の圧接を行い、発熱モジュー
ルからの熱を効率よく放熱させることができる。
【0024】さらに、従来のようにパネル前面のコネク
タによるケーブル接続のための作業や、接続用のインタ
ーフェース基板等も不要であるため、生産性、操作性、
保守性の良いパネルの取付構造を提供することができ
る。
【0025】請求項2記載の発明は、請求項1記載のパ
ネルの取付構造において、前記可動コネクタには、段付
ねじが挿入される取付穴と、該可動コネクタの位置決め
を行うためのガイドホールと、前記固定コネクタと嵌合
するための雌端子とが備えられ、該可動コネクタを前記
パネルに保持するための前記段付ねじは、雄ねじ部と、
該雄ねじ部より大径で前記取付穴の内径より小径のねじ
の螺設されていない段部を備え、該段付きねじと前記取
付孔との間に介装された弾性体により前記可動コネクタ
が前記取付穴を介して前記固定コネクタ側に付勢される
ことを特徴とする。
【0026】請求項2記載の発明によれば、段付ねじ、
取付穴、弾性体によって、可動コネクタが固定コネクタ
との嵌合方向及び該嵌合方向に対して垂直な方向に移動
することができるため、可動コネクタによってパネルの
放熱板と筐体の奥壁間の位置誤差を吸収することができ
るとともに、可動コネクタが固定コネクタとの嵌合方向
に対して垂直な方向の位置誤差をも吸収することができ
る。
【0027】請求項3記載の発明は、請求項2記載のパ
ネルの取付構造において、前記固定コネクタには、前記
可動コネクタの前記ガイドホールに挿入可能なガイドピ
ンが備えられるとともに、前記固定コネクタは、前記雌
端子と接触する有効嵌合長さの長い雄端子とを有するこ
とを特徴とする。
【0028】請求項3記載の発明によれば、固定コネク
タに備えられたガイドピンが可動コネクタのガイドホー
ルに挿入されることにより、適切に両コネクタが嵌合さ
れるとともに、可動コネクタの雌端子と接触する有効嵌
合長さの長い雄端子によって、パネルの固定状態が筐体
へのパネルの挿入方向に変動しても、電気的な接続状態
を確実に維持することができる。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載のパネルの取付構造において、前記固定具は、
前記パネルの前面に設けられたつまみと、該つまみの回
転に連動して前記パネルが前記筐体に固定される方向に
対して垂直な方向に往復移動するラッチとを有すること
を特徴とする。
【0030】請求項4記載の発明によれば、つまみを回
転させるだけでパネルを筐体に固定すると同時に、両コ
ネクタの接続を行うことができるため、パネルの取付作
業を容易に行うことができるとともに、パネルの取付け
が適切か否かは、つまみの向きによって一見して判断す
ることが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるパネルの取
付構造の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明
する。
【0032】図1は、本発明にかかるパネルの取付構造
の一実施例を示す斜視図、図2は図1に示したパネルの
取付構造において、パネルが筐体の内部に収容された状
態を示す断面図である。尚、図1及び図2のパネルの取
付構造において、パネル1、シャーシ2、発熱モジュー
ル3、放熱板4、筐体5、シェルフ6a、6b及び奥壁
7の各構成は、図5に示した従来のパネルの取付構造と
同様であるので、詳細説明を省略し、以下、従来と異な
る構成についてのみ説明する。
【0033】図2に示すように、パネル1には、背面に
可動コネクタ31が設けられている。また、筐体5のシ
ェルフ6a、6bには、パネル1の可動コネクタ31と
嵌合する固定コネクタ32が設けられている。パネル1
は、ラッチ8a、8b、つまみ9a、9b(固定具)、
溝40a、40bにより構成される固定手段によって、
筐体5に取り付けられる。
【0034】図3(a)、(b)に示すように、筐体5
に設けられたシェルフ6bには、ラッチ8bの先端が挿
入される溝40bが形成されている。ラッチ8bは、つ
まみ9bの回転に連動して、パネル1に対して図示上下
方向に往復運動するように設けられている。尚、筐体5
のシェルフ6aに設けられた溝40aと、パネル1の上
部に設けられたラッチ8a、つまみ9a(図2)も、上
記と同様に構成されている。
【0035】図4に示すように、筐体5(図1)のシェ
ルフ6bには、パネル1の背面の可動コネクタ31と嵌
合し、位置決めのガイドピン35を有する固定コネクタ
32が設けられている。
【0036】可動コネクタ31は、取付穴33で段付ね
じ34によりパネル1の背面上を自由に移動できるよう
に設けられている。また、取付穴33には、可動コネク
タ31を嵌合方向に付勢する弾性体としてのばね42が
備えられ、可動コネクタ31と固定コネクタ32は有効
嵌合長が大きく、通常の嵌合状態では隙間36が形成さ
れ、パネル1の固定状態が図示左右方向に変動しても、
電気的に接続されるように構成されている。
【0037】パネル1の背面に設けられた可動コネクタ
31には、段付ねじ34が挿入され、段付ねじ34の穴
径より大きい穴径を有する取付穴33と、固定コネクタ
32のガイドピン35が挿入されるガイドホール37が
形成され、可動コネクタ31と固定コネクタ32との嵌
合を保持するばね42と雌端子38とが設けられてい
る。
【0038】段付ねじ34は、取付穴33に挿入して締
結しても可動コネクタ31を押さえつけないため、雄ね
じ部より大径で前記取付穴の内径より小径のねじの螺設
されていない段部39が形成されている。また、筐体5
に設けられた固定コネクタ32には、ガイドピン35が
形成され、雌端子38と接触する有効嵌合長50の長い
雄端子41が設けられている。
【0039】次に、上記構成を有するパネルの取付構造
における筐体5へのパネル1の取付動作について、図2
乃至図4を参照しながら説明する。
【0040】まず、図2においてパネル1を筐体5のシ
ェルフ6a、6bに沿わせて筐体5の内部に挿入する。
すると、図3(a)に示すように、ラッチ8a、8bの
先端が、シェルフ6a、6bに形成された溝40a、4
0bの位置に挿入し始める。このとき、可動コネクタ3
1は、固定コネクタ32のガイドピン35により嵌合位
置に移動する。
【0041】次に、図2、図3(b)に示すように、つ
まみ9a、9bを回転させると、それに連動してラッチ
8a、8bが図示下方向に移動し、ラッチ8a、8bの
先端がシェルフ6a、6bに形成された溝40a、40
bの左端部に当接し、パネル1は図示右方向に移動す
る。これによって、可動コネクタ31は固定コネクタ3
2に嵌合し、パネル1の放熱板4が筐体5の奥壁7に圧
接する。以上の動作により、パネル1は筐体5の内部に
取り付けられる。
【0042】尚、図3、図4に示すように、可動コネク
タ31は、パネル1の背面上を自由に可動し、有効嵌合
長が大きい雌端子38と、嵌合を保持するばね42とを
有し、通常の嵌合状態では隙間36が形成され、パネル
1の位置誤差により固定状態が上下左右方向または可動
コネクタ31の嵌合方向に変動しても固定コネクタ32
と嵌合することができるため、パネル1の放熱板4と筐
体5の奥壁7との間の位置誤差を吸収することができ
る。
【0043】上記のように構成されたパネルの取付構造
では、可動コネクタ31は位置誤差を吸収することがで
きるので、可動コネクタ31及び固定コネクタ32の破
損を防止することができ、発熱モジュール3で発熱した
熱はシャーシ2に伝導され、さらに放熱板4を介して筐
体5の奥壁7に伝導される。奥壁7に伝導された熱は、
筐体5の外部に放熱され、発熱モジュール3で発生した
熱がパネル1に畜熱することが防止される。
【0044】このように、本発明にかかるパネルの取付
構造によれば、つまみ9a、9bを回転させるだけでパ
ネル1を筐体5に取り付けることができるため、パネル
1の取付作業を容易に行うことができる。この際、従来
のようにねじ締結時の締付トルクの管理を必要としな
い。
【0045】また、可動コネクタ31は、パネル1の放
熱板4と筐体5の奥壁7との間の位置誤差を吸収するの
で、可動コネクタ31、固定コネクタ32の破損や嵌合
不良を防止し、放熱板4と筐体5の奥壁7の圧接を容易
に行うことができる。この際、従来のようにパネル1の
放熱板4と筐体5の奥壁7との間に隙間が生じないよう
な位置決めや、パネル1の前面のコネクタ106(図
5)によるケーブル110による接続を必要としない。
【0046】さらに、パネル1の取付けが適切に行われ
ているか否かは、つまみ9a、9bの向きによって一見
して判断できる。そのため、パネル1の固定忘れを防止
することができ、ひいては設計上の放熱効果が得られず
に機器が破損してしまうことを未然に防ぐことができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パネルと筐体との間の位置誤差を吸収することができる
可動コネクタを設け、パネルの固定にトルク管理を必要
としない固定手段を設けたこと等によって、パネルを取
り付けるためのねじ等の締付トルクの管理、コネクタや
放熱板等の位置決め機構が不要で、ケーブル接続のため
の作業や接続用のインターフェース基板等も不要で、生
産性、操作性、保守性の良いパネルの取付構造を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパネルの取付構造の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1のパネルの取付構造において、パネルが筐
体の内部に収容された状態を示す断面図である。
【図3】図2の固定手段を示す拡大断面図であって、
(a)は固定手段によるパネルの固定が解除された状態
を示し、(b)は固定手段によってパネルが固定された
状態を示す。
【図4】図2の可動コネクタ及び固定コネクタを示す拡
大断面図である。
【図5】従来のパネルの取付構造の一例を示す側面の断
面図である。
【図6】従来のパネルの取付構造の他の例を示す斜視図
である。
【図7】図6のパネルの取付構造においてモジュールを
ベース板に取り付けた状態を示す断面図である。
【図8】従来のパネルの取付構造のもう一つの例を示す
図であって、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)
は断面図、(d)はヒートシンク付プリント基板側コネ
クタの取付部の拡大図である。
【符号の説明】
1 パネル 2 シャーシ 3 発熱モジュール 4 放熱板 5 筐体 6a、6b シェルフ 7 奥壁 8a、8b ラッチ 9a、9b つまみ 31 可動コネクタ 32 コネクタ 33 取付穴 34 段付ねじ 35 ガイドピン 36 隙間 37 ガイドホール 38 雌端子 39 段部 40a、40b 溝 41 雄端子 42 ばね 50 有効嵌合長

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に発熱モジュールが配置された筐体
    と、該発熱モジュールが実装されるシャーシと、該シャ
    ーシから伝導した熱を前記筐体の奥壁を介して放熱させ
    るため前記シャーシに固定された放熱板とを備えたパネ
    ルの取付構造であって、 前記筐体に固定された固定コネクタと、 前記シャーシを覆うように形成され、背面に前記固定コ
    ネクタと嵌合する可動コネクタと、前面に固定具とを有
    するパネルと、 該パネルが前記筐体の内部に収納される際のガイドとな
    り、前記放熱板を前記筐体の前記奥壁に圧接させる際に
    前記固定具が挿入される溝を備えたシェルフとを備える
    ことを特徴とするパネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記可動コネクタには、段付ねじが挿入
    される取付穴と、該可動コネクタの位置決めを行うため
    のガイドホールと、前記固定コネクタと嵌合するための
    雌端子とが備えられ、 該可動コネクタを前記パネルに保持するための前記段付
    ねじは、雄ねじ部と、該雄ねじ部より大径で前記取付穴
    の内径より小径のねじの螺設されていない段部を備え、 該段付きねじと前記取付孔との間に介装された弾性体に
    より前記可動コネクタが前記取付穴を介して前記固定コ
    ネクタ側に付勢されることを特徴とする請求項1記載の
    パネルの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記固定コネクタには、前記可動コネク
    タの前記ガイドホールに挿入可能なガイドピンが備えら
    れるとともに、前記固定コネクタは、前記雌端子と接触
    する有効嵌合長さの長い雄端子とを有することを特徴と
    する請求項2記載のパネルの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記固定具は、前記パネルの前面に設け
    られたつまみと、該つまみの回転に連動して前記パネル
    が前記筐体に固定される方向に対して垂直な方向に往復
    移動するラッチとを有することを特徴とする請求項1、
    2または3記載のパネルの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003297449A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Tempearl Ind Co Ltd 速結端子の電線接続構造と該電線接続構造を用いた回路遮断器
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CN114158241A (zh) * 2021-12-24 2022-03-08 深圳市华阳通达精密机械有限公司 一种机箱内子板散热装置

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