JP2001227431A - ディーゼルエンジン用燃料噴射管 - Google Patents

ディーゼルエンジン用燃料噴射管

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JP2001227431A JP2000344055A JP2000344055A JP2001227431A JP 2001227431 A JP2001227431 A JP 2001227431A JP 2000344055 A JP2000344055 A JP 2000344055A JP 2000344055 A JP2000344055 A JP 2000344055A JP 2001227431 A JP2001227431 A JP 2001227431A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射管内の圧力変動を抑えて安定した燃
料の噴射を行うことができ、かつ燃料噴射管接続部のシ
ールの安定性が高いディーゼルエンジン用燃料噴射管の
提供。 【解決手段】 円錐もしくは球面状シート面を有する頭
部と締付けナットを有するディーゼルエンジン用燃料噴
射管において、少なくとも片側の管端部付近の管内に管
路径より小径もしくは同一径の外径を有するオリフィス
管を管端もしくは管端より内部に設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル内燃機
関のコモンレールシステムや、P−L−D(ポンプ・ラ
イン・デリバリー)噴射システム(以下「P−L−D噴
射システム」と称する)などに接続して用いる高圧燃料
の噴射管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディーゼルエンジン用燃
料噴射管としては、例えば図13に示すように、厚肉鋼
管11の端部に設けてなる外側周面をシート面13とす
る截頭円錐状の接続頭部12、あるいは図14に示すよ
うに厚肉鋼管21の端部に設けてなる外側周面を球面状
のシート面23とする接続頭部22が、それぞれ外方か
らのパンチ部材による軸芯方向への押圧による挫屈加工
によって成形されるのに関連して、該押圧による挫屈加
工に伴う周壁の外側への拡がりによって、該頭部内側に
環状のポケット15−1(図13)、あるいは環状のノ
ッチ15−2(図14)を生ぜしめて構成され、かかる
状態で使用に供されている現状にある。なお、14は接
続頭部の背後に嵌着されたスリーブワッシャ、16は締
付けナットである。
【0003】このようなディーゼルエンジン用燃料噴射
管を採用した燃料噴射システムにおいて、該燃料噴射管
は配管内の圧力損失を生じさせることなく燃焼室内へ十
分な量を噴射できるようにするためと配管上の利便さを
考慮して短かくなっている。しかし、このような短い噴
射管でも、燃料噴射後弁が閉じる時には該噴射管内には
圧力変動が起きる。この圧力変動は脈動となって配管内
からコモンレール内などにも達し、さらに次の気筒の噴
射管にも影響を与えるために安定した燃料の噴射を行う
ことができないという問題が発生した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる対策としては、
例えば噴射管やコモンレールの内径を大きくして管の容
積を増やすことにより圧力変動を小さくすることは可能
であるが、脈動が速く伝わるという欠点が生じる。そこ
で、脈動を低く抑えかつ伝播を遅くかつ少なくするため
にコモンレールにオリフィスを設ける方法が開発され
た。この方法には、コモンレールに設ける分岐孔の径を
より小さくしてオリフィス機能を付与する方法と、コモ
ンレールの分岐孔の部分にオリフィス付きの金属リング
部材(駒)を介在させる方法が知られており、いずれの
方法も脈動を低く抑えかつ伝播を遅くすることは可能で
ある。しかし、コモンレールにおいて分岐孔の径をより
小さくしてオリフィス機能を付与する方法は、分岐孔部
に高圧の繰返し圧力がかかるために肉厚の最も薄いとこ
ろでも7mm以上あり、さらにコモンレール端面から深
い位置での加工となるためオリフィスの形成が容易でな
いという難点がある。また、オリフィス付きの金属リン
グ部材(駒)を分岐孔部に介在させる方法は、噴射管側
に組込んだ一つの締付け用ナットによる軸力でコモンレ
ールと金属リング部材との間および噴射管と金属リング
部材との間の2箇所をシールするためにシールの安定性
に乏しいという欠点がある。
【0005】本発明の目的は、上記した従来の問題を解
決するためになされたもので、噴射管の管端部にオリフ
ィス管を設けることにより、脈動を低く抑えかつ伝播を
遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うことがで
きるディーゼルエンジン用燃料噴射管を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、円錐もしくは球面状シート面を有する頭部と
締付けナットを有するディーゼルエンジン用燃料噴射管
において、少なくとも片側、好ましくはコモンレール
側、P−L−D噴射システムにおいてはポンプ側の管端
部付近の管内に管路径より小径もしくは同一径の外径を
有するオリフィス管を管端もしくは管端より内部に設け
た構成となしたことを要旨とするものである。また、前
記オリフィス管は外部からの縮径力により管内部に固定
したり、あるいは一端が管端より外部に突出した突出部
を有していたり、さらに前記突出部は管路径より大径の
フランジ部を有していたり、または硬質金属製の管体
と、管端より外部に突出した当該管体の一端に外嵌した
軟質金属製のリングとからなるものや、硬質金属製の内
管と、管端より外部に突出したフランジ部を有する軟質
金属製の外管とからなるものを用いることができる。
【0007】すなわち、本発明は燃料噴射管の接続頭部
の先端開口部もしくは先端開口部より内側にオリフィス
管を設けることにより、このオリフィス管がオリフィス
の役目をしてシール性に悪影響を与えずに、脈動を低く
抑えかつ伝播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射
を行うことができるように構成したものである。また、
フランジ部やリングが軟質であると、締付けナットの軸
力を相殺することがなく、シール面圧を降下させること
がない。
【0008】なお、本発明におけるオリフィス管の固定
手段としては、圧入、かしめ、ローリング、焼きばめ、
ろう付け、溶接あるいはフランジ部の相手シート面との
間への挟込みなどの手段を用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図8は本発明のディーゼル
エンジン用燃料噴射管を例示したもので、図1は本発明
のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第1実施態様を示
す縦断面図、図2は同じく本発明の第2実施態様を示す
縦断面図、図3は同じく本発明の第3実施態様の一実施
例を示す縦断面図、図4は同じく本発明の第3実施態様
の他の実施例を示すを示す縦断面図、図5は同じく本発
明の第4実施態様を示す縦断面図、図6は同じく本発明
の第5実施態様を示す縦断面図、図7は同じく本発明の
第6実施態様を示す縦断面図、図8は同じく本発明の第
7実施態様を示す縦断面図、図9は図1に示すディーゼ
ルエンジン用燃料噴射管をコモンレールに適用した接続
構造例を示す縦断面図、図10は図2に示すディーゼル
エンジン用燃料噴射管をコモンレールに適用した接続構
造例を示す縦断面図、図11は図7に示すディーゼルエ
ンジン用燃料噴射管をコモンレールに適用した接続構造
例を示す縦断面図、図12は図8に示すディーゼルエン
ジン用燃料噴射管をコモンレールに適用した接続構造例
を示す縦断面図であり、1は燃料噴射管、2は接続頭
部、3a、3b、3c、3d、3e、3f、3gはオリ
フィス管、4は締付け用ナット、5はスリーブワッシ
ャ、6は本管レール、7はP−L−D噴射システムにお
けるポンプボディーである。
【0010】まず、図1に示すディーゼルエンジン用燃
料噴射管1は、厚肉鋼管1−1の端部に設けてなる外側
周面をシート面2−1aとする截頭円錐状の接続頭部2
の開口端部に、フランジ3a−1を有し厚肉鋼管1−1
の管路1−3の直径とほぼ同一径の外径を有するオリフ
ィス管3aを内嵌固着して構成したもので、該オリフィ
ス管3aのフランジ3a−1は管路1−3の直径より大
径で、かつ管端より外部に突出している。このオリフィ
ス管3aの固着手段としては、前記したごとく圧入、か
しめ、ローリング、焼きばめ、ろう付け、溶接などの手
段を用いて行うが、必ずしも固着しなくてもよい。この
ディーゼルエンジン用燃料噴射管1には締付け用ナット
4とスリーブワッシャ5が予め厚肉鋼管1−1に外嵌さ
れている。
【0011】図2に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管1は、オリフィス管3b以外は前記図1と同様の構成
で、厚肉鋼管1−1の端部に設けてなる外側周面をシー
ト面2−1aとする截頭円錐状の接続頭部2の開口端部
に、フランジ3b−1を有し厚肉鋼管1−1の管路1−
3の直径とほぼ同一径の外径を有するオリフィス管3b
を内嵌固着して構成したもので、このオリフィス管3b
のフランジ3b−1は相手部材に接触して固定されるよ
うに、厚肉となしてその外周端面に前記接続頭部2のシ
ート面2−1aと同じ傾斜面となすシート面3b−2を
設けている。なお、前記オリフィス管3bの開口端部は
図示のごとく外側に広がる緩いテーパ孔3b−3を形成
してもよい。
【0012】図3および図4に示すディーゼルエンジン
用燃料噴射管1は、オリフィス管3c、3c′以外は前
記図1と同様の構成で、図3は厚肉鋼管1−1の端部に
設けてなる外側周面をシート面2−1aとする截頭円錐
状の接続頭部2の開口端部に、厚肉鋼管1−1の管路1
−3の直径とほぼ同一径の外径を有するオリフィス管3
cを内嵌固着して構成したもので、このオリフィス管3
cはその先端部外周に凹部3c−1を予め形成してお
き、あるいは頭部と同時に成形して頭部成形時に前記凹
部3c−1に塑性流動させて固定するものである。すな
わちこのオリフィス管3cは図3に示すごとくその開口
端面が接続頭部2の先端面とほぼ面一となるようにその
開口端部をかしめて接続頭部2に固定している。また図
4ではオリフィス管3c′のほぼ中間部に凹部3c′−
1を予め形成しておき、あるいは頭部と同時に成形して
頭部成形時に前記凹部3c′−1に塑性流動させ、該オ
リフィス管の先端をその接続頭部2の先端面より突出さ
せて接続頭部2に固定してもよい。
【0013】図5に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管1は、オリフィス管3d以外は前記図1と同様の構成
で、厚肉鋼管1−1の端部に設けてなる外側周面をシー
ト面2−1aとする截頭円錐状の接続頭部2の開口端部
に、厚肉鋼管1−1の管路1−3の直径とほぼ同一径の
外径を有するオリフィス管3dを凹凸嵌合方式により内
嵌固着して構成したもので、前記オリフィス管3dは接
続頭部2の押圧座屈加工に伴って生ずる環状凹溝2−1
bをその環状凸部3d−1にて覆設する状態で接続頭部
1−2内に嵌着されている。
【0014】図6に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管1は、オリフィス管3e以外は前記図1と同様の構成
で、厚肉鋼管1−1の端部に設けてなる外側周面をシー
ト面2−1aとする截頭円錐状の接続頭部2の開口端部
に、厚肉鋼管1−1の管路1−3の直径とほぼ同一径の
外径を有するオリフィス管3eを接続頭部2の開口端よ
り内側に内嵌固着して構成したもので、このオリフィス
管3eの場合は、予め該オリフィス管の一部に縮径部3
e−1を形成しておき、接続頭部2の成形時やカシメ、
ローリングなどにより厚肉鋼管1−1の肉厚を外部より
前記縮径部3e−1に塑性流動させて固定している。な
おオリフィス管3eを接続頭部2の開口端と面一にせず
に内側に設け、接続頭部2より上流側をかしめるように
したのは、頭部成形時にシート面2−1aを損傷しない
ようにするためである。なお、オリフィス管は必ずしも
固定する必要はないが、固定する場合はろう付、焼きば
め、溶接、圧入などでもよい。
【0015】図7に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管1は、オリフィス管3f以外は前記図1〜図6と同様
の構成で、厚肉鋼管1−1の端部に設けてなる外側周面
をシート面2−1aとする截頭円錐状の接続頭部2の開
口端部に、厚肉鋼管1−1の管路1−3の直径とほぼ同
一径の外径を有する硬質金属製の管体3f−1と、該管
体3f−1の先端部に外嵌した軟質金属製のリング3f
−2とからなるオリフィス管3fを内嵌固着して構成し
たもので、このオリフィス管3fの軟質金属製のリング
3f−2は相手部材に接触して固定されるように厚肉と
なしている。
【0016】図8に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管1は、オリフィス管3g以外は前記図1〜図6と同様
の構成で、厚肉鋼管1−1の端部に設けてなる外側周面
をシート面2−1aとする截頭円錐状の接続頭部2の開
口端部に、厚肉鋼管1−1の管路1−3の直径とほぼ同
一径の外径を有しかつ先端部にフランジ部3g−2′を
有する軟質金属製の外管3g−2と、この外管とほぼ同
一肉厚の硬質金属製の内管3g−1とからなるオリフィ
ス管3gを内嵌固着して構成したもので、このオリフィ
ス管3gの外管3g−2のフランジ部3g−2′は相手
部材に接触して固定されるように厚肉となしている。
【0017】次に、前記図1に示すディーゼルエンジン
用燃料噴射管1をコモンレールに適用した接続構造例を
図9に基づいて説明する。すなわち、図9に示す接続構
造は円形パイプ状からなる本管レール6側の軸方向の周
壁部に間隔を置いて設けた複数個のボス部6−4に、本
管レール6の流通路6−1に通じかつ外方に開口する受
圧座面6−3を有する分岐孔6−2が穿設され、図1に
示すディーゼルエンジン用燃料噴射管1の接続頭部2の
なすシート面(押圧座面)2−1aを本管レール6側の
受圧座面6−3に当接係合せしめ、予め燃料噴射管側に
スリーブワッシャ5を介して組込んだ締付け用ナット4
を前記ボス部6−4に螺合することにより前記接続頭部
2首下での押圧に伴って締着して接続構成する方式とな
っている。
【0018】また、前記図2に示すディーゼルエンジン
用燃料噴射管1をP−L−D噴射システムに用いた接続
構造例を図10に基づいて説明する。すなわち、図10
に示す接続構造はポンプボディー7の軸方向の周壁部に
設けたボス部7−4に、ポンプボディー7の内部に通
じ、かつ外方に開口する受圧座面7−3を有する分岐孔
7−2を穿設され、図2に示すディーゼルエンジン用燃
料噴射管1の接続頭部2のなすシート面(押圧座面)2
−1aとオリフィス管3bのフランジ3b−1に形成し
たシート面(押圧座面)3b−2をポンプボディー7側
の受圧座面7−3に当接係合せしめ、予め燃料噴射管側
にスリーブワッシャ5を介して組込んだ締付け用ナット
4を前記ボス部7−4に螺合することにより前記接続頭
部2首下での押圧に伴って締着して接続構成する方式と
なっている。前記オリフィス管3bの場合は、締付け用
ナット4を締付けて燃料噴射管1をポンプボディー7に
締着して接続した際に、該オリフィス管3bのフランジ
3b−2の端部もポンプボディー7側の受圧座面7−3
に当接係合するように当該フランジ3b−2の端部周面
に受圧座面7−3に当接するシート面3b−2を形成し
て構成しているので、締付け用ナット4の締付けに伴い
オリフィス管3bは接続頭部2と受圧座面7−3との間
で締付けられ、より堅固に固定される。
【0019】また、前記図7に示すディーゼルエンジン
用燃料噴射管1をコモンレールに適用した接続構造例を
図11に基づいて説明する。すなわち、前記図9に示す
接続構造と同様、円形パイプ状からなる本管レール8側
の軸方向の周壁部に間隔を置いて設けた複数個のボス部
8−4に、本管レール8の流通路8−1に通じかつ外方
に開口する受圧座面8−3を有する分岐孔8−2が穿設
され、図7に示すディーゼルエンジン用燃料噴射管1の
接続頭部2のなすシート面(押圧座面)2−1aを本管
レール8側の受圧座面8−3に当接係合せしめ、予め燃
料噴射管側にスリーブワッシャ5を介して組込んだ締付
け用ナット4を前記ボス部8−4に螺合することにより
前記接続頭部2首下での押圧に伴って締着して接続構成
する方式となっている。前記オリフィス管3fの場合
は、締付け用ナット4を締付けて燃料噴射管1を本管レ
ール8側のボス部8−4に締着して接続した際に、該オ
リフィス管3fの厚肉のリング3f−2の端部も本管レ
ール8側の受圧座面8−3に当接係合するように当該リ
ング3f−2の端部周面が受圧座面8−3に当接してシ
ート面を形成して構成しているので、締付け用ナット4
の締付けに伴いオリフィス管3fは接続頭部2と受圧座
面8−3との間で締付けられ、より堅固に固定されるの
みならず、リング3f−2が軟質金属製であるのでシー
ル性も極めて良好となる。また、当該リング3f−2は
硬質金属製の管体3f−1からなるため、接続頭部成形
時に縮径することもなく、管路1−3に強固に取付けが
可能である。
【0020】また、前記図8に示すディーゼルエンジン
用燃料噴射管1をコモンレールに適用した接続構造例を
図12に基づいて説明する。すなわち、前記図11に示
す接続構造と同様、円形パイプ状からなる本管レール9
側の軸方向の周壁部に間隔を置いて設けた複数個のボス
部9−4に、本管レール9の流通路9−1に通じかつ外
方に開口する受圧座面9−3を有する分岐孔9−2が穿
設され、図8に示すディーゼルエンジン用燃料噴射管1
の接続頭部2のなすシート面(押圧座面)2−1aを本
管レール9側の受圧座面9−3に当接係合せしめ、予め
燃料噴射管側にスリーブワッシャ5を介して組込んだ締
付け用ナット4を前記ボス部9−4に螺合することによ
り前記接続頭部2首下での押圧に伴って締着して接続構
成する方式となっている。前記オリフィス管3gの場合
も前記図11に示すものと同様、締付け用ナット4を締
付けて燃料噴射管1を本管レール9側のボス部9−4に
締着して接続した際に、該オリフィス管3gの厚肉の外
管3g−2のフランジ部3g−2′も本管レール9側の
受圧座面9−3に当接係合するように当該フランジ部3
g−2′の端部周面が受圧座面9−3に当接してシート
面を形成して構成しているので、締付け用ナット4の締
付けに伴いオリフィス管3gは接続頭部2と受圧座面9
−3との間で締付けられ、より堅固に固定されるのみな
らず、外管3g−2が軟質金属製であるのでシール性も
極めて良好となる。また、当該オリフィス管3gの内管
3g−1も硬質金属製であるため、管路1−3に強固に
取付けが可能である。
【0021】なお、前記図9、図11、図12に示す接
続構造例におけるコモンレールとしての本管レール6、
8、9は、例えば直径28mm、肉厚9mmの、比較的
厚肉の管状部を有するような材質S45Cなどの鍛造品
であって、ボーリング、ガンドリルなどの機械加工によ
ってその軸芯内部を流通路となして、軸方向の周壁部に
間隔を保持して複数個の一体型ボス部または別体型ボス
部、ブロック・レール型の場合は接続孔部がそれぞれ設
けられている。また、一体型ボス部を有するコモンレー
ルとしては上記の接続構造に限定されるものではなく、
図示しないが流通路に通ずる分岐孔をボス部の自由端部
付近まで延長せしめ、受圧座面を前記ボス部の自由端部
に露出するよう形成せしめ、当該ボス部の内周に雌ねじ
を加工してナットを前記雌ねじに螺合することにより燃
料噴射管の接続頭部首下での押圧に伴って締着して接続
構成する方式のものなどにも適用できることはいうまで
もない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係るディ
ーゼルエンジン用燃料噴射管は、接続頭部の先端開口部
にオリフィス管を内嵌固着して構成したことにより、こ
のオリフィス管がオリフィスの役目のみをしてシール性
に影響を与えないためシールの安定性が高く、また脈動
を低く抑えかつ伝播を遅くかつ小さくして安定した燃料
の噴射を行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
1実施態様を示す縦断面図である。
【図2】同じく本発明の第2実施態様を示す縦断面図で
ある。
【図3】同じく本発明の第3実施態様を示す図で、オリ
フィス管を接続頭部の端面とほぼ面一に設けた例を示す
縦断面図である。
【図4】同じく本発明の第3実施態様を示す図で、オリ
フィス管の一部を接続頭部の端面より突出させて固定し
た例を示す縦断面図である。
【図5】同じく本発明の第4実施態様を示す縦断面図で
ある。
【図6】同じく本発明の第5実施態様を示す縦断面図で
ある。
【図7】同じく本発明の第6実施態様を示す縦断面図で
ある。
【図8】同じく本発明の第7実施態様を示す縦断面図で
ある。
【図9】図1に示すディーゼルエンジン用燃料噴射管を
コモンレールに適用した接続構造例を示す縦断面図であ
る。
【図10】図2に示すディーゼルエンジン用燃料噴射管
をP−L−D噴射システムに適用した接続構造例を示す
縦断面図である。
【図11】図7に示すディーゼルエンジン用燃料噴射管
をコモンレールに適用した接続構造例を示す縦断面図で
ある。
【図12】図8に示すディーゼルエンジン用燃料噴射管
をコモンレールに適用した接続構造例を示す縦断面図で
ある。
【図13】本発明の対象とする従来のコモンレールの燃
料噴射管接続構造部の一例を示す縦断面図である。
【図14】同上のコモンレールの燃料噴射管接続構造に
おける圧力変動抑制手段の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射管 2 接続頭部 3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g オリフィ
ス管 4 締付け用ナット 5 スリーブワッシャ 6、8、9 本管レール 6−1、8−1、9−1 流通路 6−2、7−2、8−2、9−2 分岐孔 6−3、7−3、8−3、9−3 受圧座面 6−4、7−4、8−4、9−4 ボス部 7 ポンプボディー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐もしくは球面状シート面を有する頭
    部と締付けナットを有するディーゼルエンジン用燃料噴
    射管において、少なくとも片側の管端部付近の管内に管
    路径より小径もしくは同一径の外径を有するオリフィス
    管を管端もしくは管端付近の内部に設けて構成したこと
    を特徴とするディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  2. 【請求項2】 オリフィス管が外部からの縮径力により
    管内部に固定されていることを特徴とする請求項1記載
    のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  3. 【請求項3】 オリフィス管は一端が管端より外部に突
    出した突出部を有していることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  4. 【請求項4】 突出部は管路径より大径のフランジ部を
    有していることを特徴とする請求項3記載のディーゼル
    エンジン用燃料噴射管。
  5. 【請求項5】 オリフィス管は、硬質金属製の管体と、
    管端より外部に突出した当該管体の一端に外嵌した軟質
    金属製のリングとからなることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  6. 【請求項6】 オリフィス管は、硬質金属製の内管と、
    管端より外部に突出したフランジ部を有する軟質金属製
    の外管とからなることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
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