JPWO2010119896A1 - ディーゼルエンジン用燃料噴射管 - Google Patents

ディーゼルエンジン用燃料噴射管 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010119896A1
JPWO2010119896A1 JP2011509317A JP2011509317A JPWO2010119896A1 JP WO2010119896 A1 JPWO2010119896 A1 JP WO2010119896A1 JP 2011509317 A JP2011509317 A JP 2011509317A JP 2011509317 A JP2011509317 A JP 2011509317A JP WO2010119896 A1 JPWO2010119896 A1 JP WO2010119896A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
pipe
orifice member
injection pipe
diesel engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011509317A
Other languages
English (en)
Inventor
栄司 渡辺
栄司 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Usui Co Ltd
Original Assignee
Usui Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Usui Co Ltd filed Critical Usui Co Ltd
Publication of JPWO2010119896A1 publication Critical patent/JPWO2010119896A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/02Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D41/00Application of procedures in order to alter the diameter of tube ends
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D53/00Making other particular articles
    • B21D53/84Making other particular articles other parts for engines, e.g. connecting-rods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/004Joints; Sealings
    • F02M55/005Joints; Sealings for high pressure conduits, e.g. connected to pump outlet or to injector inlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/04Means for damping vibrations or pressure fluctuations in injection pump inlets or outlets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • F02M61/168Assembling; Disassembling; Manufacturing; Adjusting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/28Details of throttles in fuel-injection apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/31Fuel-injection apparatus having hydraulic pressure fluctuations damping elements
    • F02M2200/315Fuel-injection apparatus having hydraulic pressure fluctuations damping elements for damping fuel pressure fluctuations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/80Fuel injection apparatus manufacture, repair or assembly
    • F02M2200/8053Fuel injection apparatus manufacture, repair or assembly involving mechanical deformation of the apparatus or parts thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 ディーゼルエンジン用燃料噴射管の管端もしくは管端部付近の内部に、オリフィス部材を固着させる構成において、超高圧の流体圧に耐え得る固着手段によりオリフィス部材を設けたディーゼルエンジン用燃料噴射管の提供。【解決手段】 円錐もしくは球面状シート面を有する接続頭部と締付けナットを有するディーゼルエンジン用燃料噴射管の少なくとも片側の管端もしくは管端部付近の内部に、当該管路の径より小径もしくはほぼ同一径の外径を有するオリフィス部材を備えるディーゼルエンジン用燃料噴射管において、前記オリフィス部材が当該噴射管の管路の小径化部により挟持固定されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼル内燃機関のコモンレールシステムや、P−L−D(ポンプ・ライン・デリバリー)噴射システム等に接続して用いる高圧燃料の噴射管に関するものである。
従来のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、例えば図11に示すように厚肉鋼管11の端部に設けてなる外側周面をシート面13とする截頭円錐状の接続頭部12、あるいは図12に示すように厚肉鋼管21の端部に設けてなる外側周面を球面状のシート面23とする接続頭部22が、それぞれ外方からのパンチ部材による軸芯方向への押圧による座屈加工によって成形されるのに関連して、押圧による座屈加工に伴う周壁の外側への広がりによって、接続頭部内側に環状のポケット15−1(図11)、あるいは環状のノッチ15−2(図12)を生ぜしめて構成され、かかる状態で使用に供されている現状にある。なお、14は接続頭部の背後に嵌着されたスリーブワッシャー、16は締付けナットである。
このようなディーゼルエンジン用燃料噴射管を採用した燃料噴射システムにおいて、その燃料噴射管は配管内の圧力損失を生じさせることなく燃焼室内へ十分な量の燃料を噴射できるようにするためと配管上の利便さを考慮して短くなっている。しかし、このような短い噴射管でも、燃料噴射後に弁が閉じる時には噴射管内には圧力変動が起きる。この圧力変動は脈動となって配管内からコモンレール内等にも達し、さらに次の気筒の噴射管にも影響を与えるために安定した燃料の噴射を行うことができないという問題が発生した。
そこでかかる対策として、例えば噴射管やコモンレールの内径を大きくしたり長さを長くしたりして管の容積を増やすことにより圧力変動を小さくすることは可能であるが、脈動が速く伝わるという欠点が生じる。この脈動を低く抑え、また伝播も遅く抑えかつ少なくするためにコモンレールにオリフィスを設ける方法が開発された。
この方法としては、コモンレールに設ける分岐孔の径をより小さくしてオリフィス機能を付与する方法、コモンレールの分岐孔の部分にオリフィス付きの金属リング部材(駒)を介在させる方法等が知られている。これらいずれの方法も脈動を低く抑えかつ伝播を遅くすることは可能である。
しかし、前者の方法では、分岐孔部に高圧の繰返し圧力がかかるために肉厚の最も薄いところでも7mm以上あり、さらにコモンレール端面から深い位置での加工となるためオリフィスの形成が容易でないという難点があった。一方、後者の方法では、噴射管側に組込んだ一つの締付け用ナットによる軸力でコモンレールと金属リング部材との間および噴射管と金属リング部材との間の2箇所をシールするためにシール安定性に乏しいという欠点を持っていた。
このような課題がある中、特許文献1〜3に記載されるような燃料噴射管が提案されている。
特許文献1に開示されるコモンレール用噴射管は、オリフィスを有する金属リング部材(駒)がシール性に影響を与えないようにすると共に、噴射管側に組込んだ締付け用ナットによる軸力が金属リング部材を固定する力として作用するように構成したもので、噴射管の接続頭部の内部にオリフィスを有する金属リング部材を埋設して接続頭部を構成することにより、この金属リング部材がオリフィスの役目のみをしてシール性に影響を与えないようにし、また締付け用ナットの螺合による接続頭部首下での押圧に伴って締着して接続する際の軸力が金属リング部材を緊締する力として作用するものである。
特許文献2に開示されるディーゼルエンジン用燃料噴射管は、噴射管の管端部にオリフィス管を設けることにより、脈動を低く抑え、さらに伝播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うことができるように構成したもので、燃料噴射管の接続頭部の先端開口部もしくは先端開口部より内側に、噴射管の管路径より小径もしくは同一径の外径を有するオリフィス管を設け、外部からの縮径力により管路内に固定されるものである。
特許文献3に開示されるディーゼルエンジン用燃料噴射管は、噴射管の管端部にオリフィスリングを設けることにより脈動を低く抑え、さらに伝播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うことができるように構成したもので、燃料噴射管の接続頭部の先端開口部もしくは先端開口部より内側に、噴射管の管路径より小径の内径を有する少なくとも1つのオリフィスリングを設けたものである。
特開2000−27731号公報 特開2001−227431号公報 特開2002−174155号公報
上記従来のディーゼルエンジン用燃料噴射管のうち、特に特許文献2に記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、接続頭部の先端開口部付近に内嵌固着したオリフィス管の作用により、シールの安定性が高く、また脈動を低く抑え、さらに伝播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うことができるという優れた効果を奏するが、特許文献2に記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管におけるオリフィス管の固着構成では、超高圧の流体圧によるオリフィス管の滑りや離脱が生じる懸念があり、近年、要求されている使用時の高圧化、またはオートフレッテージを用いる場合の超高圧加圧に十分に対応することが困難となりつつある。
本発明は、特許文献2に記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管の上記課題を解決するためになされたもので、ディーゼルエンジン用燃料噴射管の少なくとも片側の管端もしくは管端部付近の内部に、当該管路の径より小径もしくはほぼ同一径の外径を有するオリフィス管を固着させる構成において、超高圧の流体圧に耐え得る固着手段によりオリフィス管を設けたディーゼルエンジン用燃料噴射管の提供を目的とするものである。
本発明に係るディーゼルエンジン用燃料噴射管は、円錐もしくは球面状シート面を有する接続頭部と締付けナットを有するディーゼルエンジン用燃料噴射管の少なくとも片側の管端もしくは管端部付近の内部に、当該管路の径より小径もしくはほぼ同一径の外径部分を有するオリフィス部材を備えるディーゼルエンジン用燃料噴射管において、前記オリフィス部材の後端側外周部付近が当該噴射管の管路の小径化部により挟持固定されていることを特徴とするものである。
また、本発明は前記オリフィス部材の後端側外周部付近のみならず、先端側外周部付近も当該噴射管の管路の小径化部により挟持固定されていることを好ましい態様とするものである。
さらに、本発明における前記管路の小径化部は、前記接続頭部の押圧挫屈加工により形成される膨出部分で構成されることを特徴とするものである。
また、本発明においては、前記オリフィス部材の先端側端部の一部を前記接続頭部端面より外部に突出させて構成してもよい。
またさらに、本発明は前記オリフィス部材の後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さhの位置にあることを好ましい態様とするものである。
本発明に係るディーゼルエンジン用燃料噴射管は、接続頭部の内部に設けるオリフィス部材の固定方式として、接続頭部内壁に形成する小径化部によりオリフィス部材を挟持固定する方式を採用したことにより、シールの安定性が高く、また脈動を低く抑え、さらに伝播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うことができるというオリフィス部材の優れた作用効果が得られるのみならず、前記小径化部によるオリフィス部材の挟持固定作用により該オリフィス部材がより堅固に固定されるので、流体圧によるオリフィス部材の滑りや移動が抑えられ、近年、要求されている噴射管使用時の高圧化、またはオートフレッテージを用いる場合の超高圧加圧時における治工具とのシールの安定性の確保に十分に対応することが可能となる。
本発明に係るディーゼルエンジン用燃料噴射管の第1実施例を示す縦断面図である。 同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第2実施例を示す縦断面図である。 同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第3実施例を示す縦断面図である。 同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第4実施例を示す縦断面図である。 同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第5実施例を示す縦断面図である。 同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第6実施例を示す縦断面図である。 同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第7実施例を示す縦断面図である。 同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第8実施例を示す縦断面図である。 同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第9実施例を示す縦断面図である。 同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第10実施例を示す縦断面図である。 従来のディーゼルエンジン用燃料噴射管の一例を示す縦断面図である。 同じく従来のディーゼルエンジン用燃料噴射管の他の例を示す縦断面図である。
図1は本発明に係るディーゼルエンジン用燃料噴射管の第1実施例を示す縦断面図、図2は同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第2実施例を示す縦断面図、図3は同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第3実施例を示す縦断面図、図4は同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第4実施例を示す縦断面図、図5は同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第5実施例を示す縦断面図、図6は同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第6実施例を示す縦断面図、図7は同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第7実施例を示す縦断面図、図8は同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第8実施例を示す縦断面図、図9は同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第9実施例を示す縦断面図、図10は同じくディーゼルエンジン用燃料噴射管の第10実施例を示す縦断面図であり、1は厚肉細径鋼管、2は接続頭部、3は管路、4、5は小径化部、6a、6bはオリフィス部材、7は球面状のシート面(押圧座面)、8は環状フランジ部、9は相手部品、10は締付け用ナット、11はワッシャー(スリーブワッシャー)である。
厚肉細径鋼管1は、予め定寸に切断されたステンレス鋼、トリップ鋼、高圧配管用炭素鋼、合金鋼等の鋼材よりなる管径が6〜10mm、肉厚が1.25〜3.5mm程度の比較的細径の厚肉鋼管からなる。
図1に示す第1実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、ワッシャーレスタイプを例示したもので、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けた環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する短尺のオリフィス部材6aを内嵌固着して構成したものである。本発明は、このオリフィス部材6aの固着手段として、該オリフィス部材6aを予め厚肉細径鋼管1の端部に内嵌あるいはパンチ側に内嵌しておき、該オリフィス部材6aの後端側外周部付近を接続頭部2の押圧挫屈加工により管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4により挟持固定する方式を採用したものである。
すなわち、このディーゼルエンジン用燃料噴射管は、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6aを内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6aを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。このディーゼルエンジン用燃料噴射管には締付け用ナット10が予め厚肉細径鋼管1に外嵌されている。
なお、接続頭部2の押圧挫屈加工により管路3の内周面に形成される膨出部分で構成される小径化部は、オリフィス部材の後端側外周部付近のみに限らず、オリフィス部材6aの大きさや接続頭部の断面形状によっては図1に示すように該オリフィス部材6aの先端側外周部付近にも管路3の小径化部5が同時に形成されて、オリフィス部材6aの後端側外周部付近および先端側外周部付近の両方で該オリフィス部材6aが挟持固定される場合もある。
ここで、前記オリフィス部材6aは、その後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さhの位置にあるように設ける。その理由は、オリフィス部材6aの後端側端面位置までの長さhが接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍を超えると、該オリフィス部材6aの後端側外周部付近を押さえ込むための管路3の小径化部4を、接続頭部2の押圧挫屈加工時にオリフィス部材6aに対する十分な挟持固定強度を確保して形成することが困難となるためである。なお、本実施例はhをHの約0.72倍に設けた例である。
上記構成のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、接続頭部2内壁に形成する小径化部4、好ましくはさらに小径化部5によりオリフィス部材6aが挟持固定されるので、シールの安定性が高く、また脈動を低く抑え、さらに伝播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うことができるというオリフィス部材6aの優れた作用効果が得られるのみならず、前記小径化部4、5によるオリフィス部材6aの挟持固定作用により堅固に固定されるので、流体圧によるオリフィス部材6aの滑りや移動が抑えられる。
図2に示す第2実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、一般的ワッシャータイプを例示したもので、構造的にはワッシャー(スリーブワッシャー)11を介して締付け用ナット10が予め厚肉細径鋼管1に外嵌されている以外は、前記図1に示すワッシャーレスタイプとほぼ同様の構成を有するもので、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けた環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する短尺のオリフィス部材6aを該オリフィス部材6aの後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さhの位置にあるように内嵌固着して構成したものである。なお、本実施例はhをHの約0.93倍に設けた例である。
本実施例においても、オリフィス部材6aの固着手段は、前記ワッシャーレスタイプと同様に、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6aを内嵌した状態か、あるいはパンチ側に内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6aを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。また、本実施例においても、前記図1に示すワッシャーレスタイプと同様に、接続頭部2の押圧挫屈加工により管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部は、オリフィス部材の後端側外周部付近のみに限らず、図2に示すようにオリフィス部材6aの後端側外周部付近および先端側外周部付近の両方で該オリフィス部材6aが挟持固定される場合もある。
なお、ワッシャー(スリーブワッシャー)11は、環状フランジ部8の首下部にかしめ等の手段により密嵌あるいは遊嵌されている。このワッシャー(スリーブワッシャー)11の締付け用ナット10当接面は、平面に限らず円錐面あるいし球面となしたものもある。また、環状フランジ部8のワッシャー当接面は、管軸に直角な平坦面や管軸の後方へ縮径する円錐面や球面であってもよい。
上記構成のディーゼルエンジン用燃料噴射管も前記図1に示す噴射管と同様に、接続頭部2内壁に形成する小径化部4、好ましくはさらに小径化部5によりオリフィス部材6aが挟持固定されるので、シールの安定性が高く、また脈動を低く抑え、さらに伝播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うことができるというオリフィス部材6aの優れた作用効果が得られるのみならず、前記小径化部4、5によるオリフィス部材6aの挟持固定作用により堅固に固定されるので、流体圧によるオリフィス部材6aの滑りや移動が抑えられる。
図3〜図6に示す第3〜第6実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、ワッシャーレスタイプに前記図1、図2に示す短尺のオリフィス部材6aとは長さが異なる長尺のオリフィス部材6bを採用したものを例示したもので、図3に示す第3実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、構造的には図1に示すものと同様に、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けた環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する長尺のオリフィス部材6bを、該オリフィス部材6bの後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さh(本実施例ではHの約0.65倍)の位置にありかつ該オリフィス部材の先端部を接続頭部2の先端面より突出させて内嵌固着して構成したもので、このオリフィス部材6bの場合も前記のものと同様に、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6bを内嵌した状態か、あるいはパンチ側に内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6bを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。
なお、本実施例においても、接続頭部2の押圧挫屈加工により管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4は、オリフィス部材の後端側外周部付近のみに限らず、該オリフィス部材6bの先端側外周部付近にも小径化部5として形成される場合もある。
図4に示す第4実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、構造的には図3に示すものと同様に、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けた環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する長尺のオリフィス部材6bを、該オリフィス部材6bの後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さh(本実施例ではHの約0.71倍)の位置にありかつ該オリフィス部材の先端部を接続頭部2の先端面とほぼ面一となるように内嵌固着して構成したもので、このオリフィス部材6bの場合も前記のものと同様に、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6bを内嵌した状態か、あるいはパンチ側に内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6bを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。
なお、本実施例においても、接続頭部2の押圧挫屈加工により管路3の内周面に形成される膨出部分で構成される小径化部4は、オリフィス部材の後端側外周部付近のみに限らず、該オリフィス部材6bの先端側外周部付近にも小径化部5として形成される場合もある。
図5、図6に示す第5実施例、第6実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、構造的には長尺のオリフィス部材6bを接続頭部2の開口端より内側に内嵌固着した構成とした以外は、前記図3、図4に示すものと同様の構成を有するもので、図5に示す第5実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けた環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する長尺のオリフィス部材6bを、該オリフィス部材6bの後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さh(本実施例ではHの約0.85倍)の位置にあるように接続頭部2の開口端より内側に内嵌固着して構成したもので、このオリフィス部材6bの場合も前記のものと同様に、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6bを内嵌した状態か、あるいはパンチ側に内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6bを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。
また、図6に示す第6実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けた環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する長尺のオリフィス部材6bを、該オリフィス部材6bの後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さh(本実施例ではHの約0.95倍)の位置にあるように前記図5に示すオリフィス部材6bよりもさらに接続頭部2の開口端より内側に内嵌固着して構成したもので、このオリフィス部材6bの場合も前記のものと同様に、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6bを内嵌した状態か、あるいはパンチ側に内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6bを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。
なお、図5、図6に示す実施例においても、接続頭部2の押圧挫屈加工により管路3の内周面に形成される膨出部分で構成される小径化部4は、オリフィス部材の後端側外周部付近のみに限らず、該オリフィス部材6bの先端側外周部付近にも小径化部5として形成される場合もある。
図7〜図10に示す第7〜第10実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、ワッシャータイプに前記長尺のオリフィス部材6bを採用したものを例示したもので、図7に示す第7実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、構造的には図2に示すものと同様に、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けたワッシャータイプの環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する長尺のオリフィス部材6bを、該オリフィス部材6bの後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さh(本実施例ではHの約0.94倍)の位置にありかつ該オリフィス部材の先端部を接続頭部2の先端面より突出させて内嵌固着して構成したもので、このオリフィス部材6bの場合も前記のものと同様に、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6bを内嵌した状態か、あるいはパンチ側に内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6bを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。
なお、本実施例においても、接続頭部2の押圧挫屈加工により管路3の内周面に形成される膨出部分で構成される小径化部4は、オリフィス部材6bの後端側外周部付近のみに限らず、該オリフィス部材6bの先端側外周部付近にも小径化部5として形成される場合もある。
図8に示す第8実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、構造的には図7に示すものと同様に、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けたワッシャータイプの環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する長尺のオリフィス部材6bを、該オリフィス部材6bの後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さh(本実施例ではHの約0.87倍)の位置にありかつ該オリフィス部材の先端部を接続頭部2の先端面とほぼ面一となるように内嵌固着して構成したもので、このオリフィス部材6bの場合も前記のものと同様に、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6bを内嵌した状態か、あるいはパンチ側に内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6bを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。
なお、本実施例においても、接続頭部2の押圧挫屈加工により管路3の内周面に形成される膨出部分で構成される小径化部4は、オリフィス部材6bの後端側外周部付近のみに限らず、該オリフィス部材6bの先端側外周部付近にも小径化部5として形成される場合もある。
図9、図10に示す第9実施例、第10実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、構造的には長尺のオリフィス部材6bを接続頭部2の開口端より内側に内嵌固着した構成とした以外は、前記図7、図8に示すものと同様の構成を有するもので、図9に示す第9実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けたワッシャータイプの環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する長尺のオリフィス部材6bを、該オリフィス部材6bの後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さh(本実施例ではHの約1.09倍)の位置にあるように接続頭部2の開口端より内側に内嵌固着して構成したもので、このオリフィス部材6bの場合も前記のものと同様に、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6bを内嵌した状態か、あるいはパンチ側に内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6bを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。
また、図10に示す第10実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射管は、厚肉細径鋼管1の端部に設けてなる外側周面を截頭円錐状で相手座部への当接部を球面状となしたシート面(押圧面)7と、該シート面7から管軸方向に間隔を置いて設けたワッシャータイプの環状フランジ部8を有する接続頭部2の内部に、管路3の内径とほぼ同一の外径部分を有する長尺のオリフィス部材6bを、該オリフィス部材6bの後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さh(本実施例ではHの約1.3倍)の位置にあるように前記図9に示すオリフィス部材6bよりもさらに接続頭部2の開口端より内側に内嵌固着して構成したもので、このオリフィス部材6bの場合も前記のものと同様に、接続頭部加工代の部分に予めオリフィス部材6bを内嵌した状態か、あるいはパンチ側に内嵌した状態で押圧挫屈加工を施すことにより、接続頭部2を成形すると同時に管路3の内周面に生じる塑性流動により形成される膨出部分で構成される小径化部4によりオリフィス部材6bを挟持固定してディーゼルエンジン用燃料噴射管を得るものである。
なお、図9、図10に示す実施例においても、接続頭部2の押圧挫屈加工により管路3の内周面に形成される膨出部分で構成される小径化部4は、オリフィス部材の後端側外周部付近のみに限らず、該オリフィス部材6bの先端側外周部付近にも小径化部5として形成される場合もある。
上記図3〜図10に示す構成のディーゼルエンジン用燃料噴射管も前記図1〜図2に示す噴射管と同様に、接続頭部2内壁に形成する小径化部4、好ましくはさらに小径化部5によりオリフィス部材6bが挟持固定されるので、シールの安定性が高く、また脈動を低く抑え、さらに伝播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うことができるというオリフィス部材6bの優れた作用効果が得られるのみならず、前記小径化部4、5によるオリフィス部材6bの挟持固定作用により堅固に固定されるので、流体圧によるオリフィス部材6bの滑りや移動が抑えられる。
なお、本発明におけるオリフィス部材は、ここに例示した管状あるいは筒状のものに限らず、例えばその管軸方向長さが管路3の径より短寸のワッシャー状あるいはドーナツ状のものであっても差し支えないことはいうまでもない。また、管状又は筒状のオリフィス部材(オリフィス管)の場合、図面では外周面になだらかな凹凸形状が形成されているような図になっているが、オリフィス部材(オリフィス管)自体の元々の外周面の形状は略円筒状であり、噴射管に対する固着(嵌合)のための凹凸を予め外周面に形成する必要は必ずしもない。
本発明に係るディーゼルエンジン用燃料噴射管は、接続頭部の内部に設けるオリフィス部材の固定方式として、接続頭部内壁に形成する小径化部によりオリフィス部材を挟持固定する方式を採用したことにより、シールの安定性が高く、また脈動を低く抑え、さらに伝播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うことができるというオリフィス部材の優れた作用効果が得られるのみならず、前記小径化部によるオリフィス部材の挟持固定作用により該オリフィス部材がより堅固に固定されるので、流体圧によるオリフィス部材の滑りや移動が抑えられ、近年、要求されている噴射管使用時の高圧化、またはオートフレッテージを用いる場合の超高圧加圧時における治工具とのシールの安定性の確保に十分に対応することが可能となる。
1 厚肉細径鋼管
2 接続頭部
3 管路
4、5 小径化部
6a、6b オリフィス部材
7 球面状のシート面(押圧座面)
8 環状フランジ部
9 相手部品
10 締付け用ナット
11 ワッシャー(スリーブワッシャー)

Claims (5)

  1. 円錐もしくは球面状シート面を有する接続頭部と締付けナットを有するディーゼルエンジン用燃料噴射管の少なくとも片側の管端もしくは管端部付近の内部に、当該管路の径より小径もしくはほぼ同一径の外径部分を有するオリフィス部材を備えるディーゼルエンジン用燃料噴射管において、前記オリフィス部材の後端側外周部付近が当該噴射管の管路の小径化部により挟持固定されていることを特徴とするディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  2. 前記オリフィス部材の先端側外周部付近が当該噴射管の管路の小径化部により挟持固定されていることを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  3. 前記管路の小径化部が、前記接続頭部の押圧挫屈加工により形成される膨出部分で構成されることを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  4. 前記オリフィス部材の先端側端部の一部が前記接続頭部端面より外部に突出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  5. 前記オリフィス部材の後端側端面の該接続頭部端面からの管軸方向位置が、該接続頭部端面から管軸方向に該接続頭部首下部までの長さHの1.3倍以下の長さhの位置にあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
JP2011509317A 2009-04-15 2010-04-14 ディーゼルエンジン用燃料噴射管 Pending JPWO2010119896A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009099411 2009-04-15
JP2009099411 2009-04-15
PCT/JP2010/056683 WO2010119896A1 (ja) 2009-04-15 2010-04-14 ディーゼルエンジン用燃料噴射管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2010119896A1 true JPWO2010119896A1 (ja) 2012-10-22

Family

ID=42982556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011509317A Pending JPWO2010119896A1 (ja) 2009-04-15 2010-04-14 ディーゼルエンジン用燃料噴射管

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2420666B1 (ja)
JP (1) JPWO2010119896A1 (ja)
WO (1) WO2010119896A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103410645A (zh) * 2013-07-31 2013-11-27 杭州奥加汽车零部件制造有限公司 一种柴油机高压油管
CN103410638A (zh) * 2013-07-31 2013-11-27 杭州奥加汽车零部件制造有限公司 一种柴油机高压油管
KR20180032430A (ko) * 2016-09-22 2018-03-30 주식회사 성일튜브 차량용 고압 연료 튜브 및 그 어셈블리
RU180230U1 (ru) * 2017-10-12 2018-06-06 Общество с ограниченной ответственностью Управляющая компания "Алтайский завод прецизионных изделий" Соединительная головка топливопровода высокого давления
FR3099211B1 (fr) * 2019-07-23 2022-08-26 Delphi Tech Ip Ltd Ensemble combiné de filtration et de calibration

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000027731A (ja) * 1998-07-07 2000-01-25 Usui Internatl Ind Co Ltd コモンレール用噴射管
JP2001227431A (ja) * 1999-12-09 2001-08-24 Usui Internatl Ind Co Ltd ディーゼルエンジン用燃料噴射管
JP2003214290A (ja) * 2002-01-24 2003-07-30 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射装置
JP2006070827A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd 高圧燃料噴射管およびその成形方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2358898B (en) * 1999-12-09 2002-04-24 Usui Kokusai Sangyo Kk Diesel engine fuel injection pipe
DE202004019820U1 (de) * 2004-12-23 2006-04-27 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffeinspritzeinrichtung für einen Dieselmotor

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000027731A (ja) * 1998-07-07 2000-01-25 Usui Internatl Ind Co Ltd コモンレール用噴射管
JP2001227431A (ja) * 1999-12-09 2001-08-24 Usui Internatl Ind Co Ltd ディーゼルエンジン用燃料噴射管
JP2003214290A (ja) * 2002-01-24 2003-07-30 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射装置
JP2006070827A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd 高圧燃料噴射管およびその成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2420666A4 (en) 2012-03-14
WO2010119896A1 (ja) 2010-10-21
EP2420666B1 (en) 2015-07-01
EP2420666A1 (en) 2012-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5178176B2 (ja) 高圧燃料噴射管の接続頭部構造
JP4919414B2 (ja) 高圧燃料噴射管の接続頭部構造
KR100399847B1 (ko) 디젤 엔진용 연료 분사관
US6935377B2 (en) High-pressure fuel injection pipe having connecting head
US6840283B2 (en) High-pressure fuel injection pipe having connecting head portion
JP5394206B2 (ja) 配管締結構造
WO2010119896A1 (ja) ディーゼルエンジン用燃料噴射管
US20040256014A1 (en) High-pressure fuel injection pipe
JP4497435B2 (ja) 接続頭部を有する高圧金属配管およびその頭部成形方法並びに接続頭部用スリーブワッシャ
JP5455013B2 (ja) 接続頭部を有する高圧燃料噴射管およびその製造方法
JP2010223139A5 (ja)
JP3749013B2 (ja) コモンレールおよびその製造方法
JP5611028B2 (ja) デリバリパイプの製造方法
JP3916176B2 (ja) コモンレール
JP2007177777A (ja) ディーゼルエンジン用高圧燃料噴射管の接続構造
JP2006118510A (ja) コモンレールおよびその製造方法
JP2005002806A (ja) 高圧燃料噴射管の継手構造
JP4208128B2 (ja) ディーゼルエンジン用燃料噴射管の製造方法
JP5607129B2 (ja) 配管締結構造
KR20180032430A (ko) 차량용 고압 연료 튜브 및 그 어셈블리
JP4618679B2 (ja) ろう付け製コモンレールにおける分岐接続体の接続構造
JP2541407Y2 (ja) ホース用継手金具
JP2003035237A (ja) コモンレール
JPH10159676A (ja) コモンレール
JP2005273877A (ja) ホース継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141211

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150612