JP2001193348A - バンパーラバー - Google Patents

バンパーラバー

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JP2001193348A
JP2001193348A JP2000000579A JP2000000579A JP2001193348A JP 2001193348 A JP2001193348 A JP 2001193348A JP 2000000579 A JP2000000579 A JP 2000000579A JP 2000000579 A JP2000000579 A JP 2000000579A JP 2001193348 A JP2001193348 A JP 2001193348A
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JP
Japan
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section
side wall
sections
bent
bumper rubber
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Application number
JP2000000579A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Asahina
勝行 朝比奈
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反力のバラツキが生じないで要求特性を満た
し得る構造としたバンパーラバーを提供する。 【解決手段】 装着面の孔に圧入して抜け止めをする係
止部8を下面中央部に有し、その上面中央部には外側へ
湾曲して左右方向へ分岐し延伸する湾曲部4,4を一体
形成した固定部6と、湾曲部4,4の上部で互いに平行
して所定長さで延伸して一体形成した内軸部2,2と、
内軸部2,2の上部から水平方向へ所定長さで延伸して
一体形成した頭部1と、頭部1の周縁から下方へ傾斜し
垂下して一体形成した側壁部5,5とを有し、固定部6
の外周縁には側壁部5の下端面5aを滑り移動させる傾
斜部6aが形成され、かつ、湾曲部4の略中央部外面に
は外方へ突出する突起部4a及びこれに対応する中央部
内面にはノッチ7が形成された略台形断面形状をしたバ
ンパーラバー10,10aである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のトラン
クリッド等の蓋体を閉鎖する際の衝撃を緩和すると共
に、所定の反力を有してトランクリッドのバタツキを抑
止する部材などとして用いるバンパーラバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバンパーラバーを図5から図7を
参照して説明すると、車体のパネル11に係止部14を
圧入して抜け止めした固定部材13には外周部材12が
一体的に結合されている。外周部材12は有底円筒体で
あって、その上底12aには透孔15が穿設されてい
る。したがって、トランクリッド16が上底12aに当
接すると、図6に示すように、上底12aがトランクリ
ッド16に密接し、固定部材13より上部の外周部材1
2が外側へ膨らんだ状態で反力を保有して、トランクリ
ッド16の衝撃を吸収すると共に、車両走行時における
トランクリッド16のバタツキを抑止できるようにした
ものである(特開平7−145839号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のバンパーラバーによれば、外周部材12が図6に示
すように適正に変形した場合にはなだらかで理想的な反
力を得られるが、図7に示すように所期の適正な変形が
出来ずに、上底12aの一部でも座屈した場合には、反
力にバラツキが生じて所定の要求特性が得られない。
【0004】そこで、この発明は反力のバラツキが生じ
ないで要求特性を満たし得る構造としたバンパーラバー
を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるバンパ
ーラバーは、請求項1記載のように、装着面の孔に圧入
して抜け止めをする係止部を下面中央部に有し、その上
面中央部には外側へ湾曲して左右方向へ分岐し延伸する
湾曲部を一体形成した固定部と、前記湾曲部の上部で互
いに平行し所定長さで延伸して一体形成した内軸部と、
該内軸部の上部から水平方向へ所定長さで延伸して一体
形成した頭部と、該頭部の周縁から下方へ傾斜し垂下し
て一体形成した側壁部とを有し、前記固定部の外周縁に
は側壁部の下端面を滑り移動させる傾斜部が形成され、
かつ、前記湾曲部の略中央部外面には外方へ突出する突
起部及びこれに対応する中央部内面にはノッチが形成さ
れた略台形断面形状であることを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載のように、請求項1記
載の略台形断面形状の非回転体、又は、請求項3記載の
ように、回転体からなることを特徴とする。さらに、請
求項4記載のように、前記係止部がトランクリッド等の
蓋体に固定した取付け板に圧入して抜け止めされること
を特徴とする。
【0007】上記の構成によれば、トランクリッド等の
蓋体が閉じられる際にノッチがつぶれ、湾曲部が外側に
膨らむことにより初期状態で高い反力が得られる。そし
て、車両走行時の振動、バタツキにより蓋体がさらに閉
じられる際に、湾曲部がさらに外側に膨らむ。この時、
側壁部は湾曲部外側の突起により外側へ押され、その下
端面は固定部の傾斜部を滑り移動するため、ほぼ一定の
反力が得られる。また、蓋体の急速閉鎖により蓋体がな
おも閉じられる際に、側壁部の底面が装着面に密接し、
側壁部が外方へ膨らむことによって高い反力が得られ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施例を図に基づ
き説明する。この発明にかかるバンパーラバーは、ゴム
又は熱可塑性エラストマー単体品の一体成形体であっ
て、図1(A)に示すように、装着面の孔に圧入して抜
け止めをする係止部8を下面中央部に有し、その上面中
央部には外側へ湾曲して左右方向へ分岐し延伸する湾曲
部4,4を一体形成した固定部6と、湾曲部4,4の上
部で互いに平行して所定長さで延伸して一体形成した内
軸部2,2と、内軸部2,2の上部から水平方向へ所定
長さで延伸して一体形成した頭部1と、頭部1の周縁か
ら下方へ傾斜し垂下して一体形成した側壁部5,5とを
有し、固定部6の外周縁には側壁部5に向けた傾斜部6
aが形成され、かつ、湾曲部4,4の略中央部外面には
外方へ突出する突起部4a,4a及びこれに対応する中
央部内面にはノッチ7,7が形成された略台形断面形状
を有する。
【0009】側壁部5の下端面5aは傾斜部6aに面す
る固定部6の上方に位置する。すなわち、側壁部5の下
端面5aと固定部6の上面との間には一定の隙間Gが形
成され、下端面5aは少なくとも傾斜部6aに対面する
か、若しくは側壁部5が外方に拡がって下端面5aが固
定部6の上面を滑り移動して傾斜部6aに移動できる範
囲内に配置される。
【0010】図1(A)に示すバンパーラバー10は側
壁部5が長方形の傾斜面であり、頭部1と内軸部2と湾
曲部4及び固定部6が側壁部5と同じ面に位置する非回
転体であるが、図1(B)に示すような回転体からなる
バンパーラバー10aとしてもよい。バンパーラバー1
0aは図1(A)の内軸部2,2間の中央部を軸芯とし
て回転させた形状であり、側壁部5は切頭円錐形であっ
て頭部1は円形であり、内軸部2は円筒形で軸穴部3が
形成され、湾曲部4は球形であって軸穴部3と連通する
中空部3aが形成され、突起部4a及びノッチ7は環状
に形成されている。固定部6は円板であり、傾斜部6a
を有するので断面形状は円錐台形である。また、係止部
8は円錐形と円板を結合した矢頭形の断面形状である。
なお、バンパーラバー10,10aは固定部6との間に
抜け止め用凹部9が形成され、この抜け止め用凹部9の
開口幅は装着面の肉厚寸法と略同じである。
【0011】上記バンパーラバー10,10aは、例え
ば、図3にバンパーラバー10aの例で示すように、自
動車のトランクリッド等の蓋体22の内側に固定する取
付け板等の装着面23に取付けられる。すなわち、装着
面23には係止部8を圧入するスリット又は円孔が開設
されていてそのスリット又は円孔に係止部8を圧入し、
抜け止めをする。したがって、蓋体22を閉じた場合に
は、バンパーラバー10,10aはその頭部1がトラン
ク等の開口部周縁の当接面24に当接することによって
衝撃を吸収するとともに、蓋体22のバタツキを抑止で
きるための所定の反力を得る。
【0012】そこで、上記バンパーラバー10,10a
の作用を図2を参照して説明すると、装着面23に係止
部8を圧入し抜け止めして装着した状態において、蓋体
22を開けている開状態(図2(A)参照)にあって
は、側壁部5、内軸部2、湾曲部4は所期の完全な形を
している。側壁部5の下端面5a,5aは隙間Gが介在
して傾斜部6a,6aに面する固定部6の下方に位置し
ている。
【0013】蓋体22が閉じられた状態(図2(B)参
照)の場合には、湾曲部4が圧縮されて開いていたノッ
チ7が潰されることにより湾曲部4が外方へ膨らみ、突
起部4aが側壁部5の内面に当接する。この状態は、図
4に示す荷重−たわみ曲線Xにおける0〜aの域内での
現象である。さらに蓋体22が閉じられる状態(図2
(C)参照)の場合には、ノッチ7が潰されると同時
に、側壁部5は突起部4aにより外方へ押出される。
【0014】そして、蓋体22のバタツキ等による荷重
の増加につれ、バンパーラバー10,10aは図2
(D)から図2(F)に示すように変形する。すなわ
ち、湾曲部4がさらに押圧されて楕円形状に変形し、ノ
ッチ7が一直線状に閉じられて突起部4aが側壁部5を
外方へ押出し、内軸部2が互いに離反する方向へ膨ら
み、下端面5aが傾斜部6aに案内されて滑り移動して
側壁部5が拡がり(図2(D)参照)、ついには下端面
5aは装着面23に当接して移動を停止し(図2(E)
参照)、かつ、湾曲部4が偏平になって固定部6に接触
するように変形し、突起部4aから当接面24間の高さ
Hが次第に減少し、内軸部2及び側壁部5は外方へ拡が
る(図2(F)参照)。
【0015】図2(D)の状態は図4における荷重−た
わみ曲線Xのa〜bの域内での状態であり反力はなだら
かに変化する。図2(E)の状態は図4における荷重−
たわみ曲線Xのbでの状態であり、また、図2(F)の
状態は図4における荷重−たわみ曲線Xのbを越えた域
での状態である。
【0016】蓋体22を開いて頭部1に加わる荷重が消
失したとき、バンパーラバー10,10aはその弾性に
より元の状態(図2(A)参照)に復元する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、蓋体を
閉じた際、湾曲部の変形によりノッチが潰されて初期状
態で高い反力を得ることができ、蓋体の振動やバタツキ
に対しては、湾曲部が圧縮されて突起部が側壁部を外方
へ押し拡げ、また、一定荷重を越えると側壁部の下端面
が固定部の傾斜部を滑り移動することによりほぼ一定の
反力を保持することができる。また、大きな荷重がかか
った際には、側壁部の下端面が当接面に密接し、かつ、
側壁部が外方へ膨らむことによって高い反力を得ること
ができる、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の実施例を示す斜視図、
(B)は他の実施例を示す一部断面斜視図。
【図2】この発明にかかるバンパーラバーの作用説明
図。
【図3】この発明のバンパーラバーの取付け状態の断面
側面図。
【図4】この発明にかかるバンパーラバーの荷重−たわ
み特性を示す曲線グラフ。
【図5】従来のバンパーラバーを示す断面図。
【図6】従来例のバンパーラバーの作用説明図。
【図7】従来例の問題点を説明する断面図。
【符号の説明】
1…頭部 2…内軸部 3…軸穴部 3a…中空部 4…湾曲部 4a…突起部 5…側壁部 5a…下端面 6…固定部 6a…傾斜部 7…ノッチ 8…係止部 9…凹部 10,10a…バンパーラバー 22…蓋体 23…装着面 24…当接面
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月1日(2000.2.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】蓋体22が閉じられた状態(図2(B)参
照)の場合には、湾曲部4が圧縮されて開いていたノッ
チ7が潰されることにより湾曲部4が外方へ膨らみ、突
起部4aが側壁部5の内面に当接する。この状態は、図
4に示す荷重−たわみ曲線Xにおける0〜aの域内での
現象である。さらに蓋体22が閉じられる状態(図2
(C)参照)の場合には、ノッチ7が潰されると同時
に、側壁部5は突起部4aにより外方へ押出される。
の状態は図4における荷重たわみ曲線Xのaの状態であ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着面の孔に圧入して抜け止めをする係
    止部を下面中央部に有し、その上面中央部には外側へ湾
    曲して左右方向へ分岐し延伸する湾曲部を一体形成した
    固定部と、前記湾曲部の上部で互いに平行し所定長さで
    延伸して一体形成した内軸部と、該内軸部の上部から水
    平方向へ所定長さで延伸して一体形成した頭部と、該頭
    部の周縁から下方へ傾斜し垂下して一体形成した側壁部
    とを有し、前記固定部の外周縁には側壁部の下端面を滑
    り移動させる傾斜部が形成され、かつ、前記湾曲部の略
    中央部外面には外方へ突出する突起部及びこれに対応す
    る中央部内面にはノッチが形成された略台形断面形状で
    あることを特徴とするバンパーラバー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の略台形断面形状の非回転
    体からなることを特徴とするバンパーラバー。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の略台形断面形状の回転体
    からなることを特徴とするバンパーラバー。
  4. 【請求項4】 係止部がトランクリッド等の蓋体に固定
    した取付け板に圧入して抜け止めされることを特徴とす
    る請求項1,2又は3記載のバンパーラバー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228675A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nifco Inc フードストッパ
JP2015132068A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 キャタピラー エス エー アール エル 開閉カバー用のラバーストッパ
KR101812983B1 (ko) * 2015-10-26 2017-12-28 주식회사 프라코 차량의 글로브 박스용 범퍼

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