JP4543326B2 - 樹脂成形体の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂成形体を相手材に固定するための樹脂成形体の取付け方法に関する。本発明の樹脂成形体の取付構造は、例えば、樹脂成形体であるサイドモールを相手材である自動車のボディパネルなどに固定するための取付構造として使用できる。
クリップ体を介して相手材に固定される樹脂成形体としては、例えば、図11(a)に示すサイドモール201やロッカーモール202やドアロアモール203、図11(b)に示すクラウディングパネル204などの、自動車用の加飾体が知られている。一般的なサイドモール、クリップ体、ボディパネルを図12に示し、一般的な樹脂成形体の取付構造を以下に説明する。
図12に示される樹脂成形体の取付構造は、樹脂成形体110としてのサイドモールと、クリップ体120と、を備える。相手材160は自動車のボディパネルである。樹脂成形体110は樹脂製の長尺材であり、裏面に取付部111が形成されている。クリップ体120には、取付部111と接合する座部121が形成されている。取付部111と座部121とは、溶着、接着、嵌合などの方法で接合一体化される。クリップ体120のうち座部121と反対側の端部には係合部132が形成されている。相手材160には、係合部132と係合する被係合部162が形成されている。係合部132は突起状に形成され、被係合部162は孔状に形成されている。係合部132と被係合部162とが係合して、樹脂成形体110が相手材160に固定される。
ところで、樹脂成形体110の相手材への固定位置は相手材160の形状に支配される。すなわち、図13に示すように、相手材160の成形精度が低く、相手材160のうち被係合部162付近の部分(以下被係合領域165と呼ぶ)が凹んでいる場合には、クリップ体120の座部121は被係合領域165の凹み代だけ相手材160側に近接する。このため、取付部111が座部121と接合している樹脂成形体110は、相手材160方向に引き込まれる。被係合領域165のみが凹み、相手材160のうち被係合領域165以外の部分(以下、一般領域166と呼ぶ)が凹んでいない場合には、樹脂成形体は一般領域166に固定されつつ被係合領域165に引っ張られて変形する。このため、被係合領域165の凹み代が大きいと、樹脂成形体110の表面115が凹形状に変形する場合がある。特に、樹脂成形体110が長尺材である場合には、樹脂成形体110の変形が大きくなる。樹脂成形体110の表面115が変形すると、樹脂成形体110の見栄えが悪化する。被係合領域165の凹み代が過大であると、係合部132が被係合部162に届かず、樹脂成形体110を相手材160に固定できない場合もある。
被係合領域の凹み代に応じて樹脂成形体と相手材との距離を調整できる樹脂成形体の取付け方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の樹脂成形体の取付け方法では、樹脂成形体のうち取付部の外縁に溝部を形成して、樹脂成形体のうち取付部付近の部分を柔軟に撓み変形させることで、樹脂成形体と相手材との長さを調整できる。しかし、樹脂成形体を撓み変形させると、樹脂成形体の表面が凹形状に変形するために、樹脂成形体の表面が変形する。したがって、この場合にも樹脂成形体の変形により樹脂成形体の見栄えが悪化する問題は解決されない。
樹脂成形体に弾接する弾性部をクリップ体に形成し、弾性部の押圧力で樹脂成形体を相手材と反対方向に押圧する方法もある(例えば、特許文献2参照)。この場合には、樹脂成形体を弾性部で押圧することで、弾性部近傍における樹脂成形体の変形を低減できる。しかし、樹脂成形体は弾性部から押圧されながらも被係合領域の凹み代だけは相手材側に引き込まれる。したがって、樹脂成形体全体の変形は抑制できず、被係合領域の凹み代が大きい場合には、弾性部から離間した位置で樹脂成形体に変形が生じる。よって、変形により樹脂成形体の見栄えが悪化する問題は依然解決されていなかった。
特開平11−20565号公報 特開2001−355614号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、相手材に固定したときに樹脂成形体の表面が変形し難い樹脂成形体の取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の樹脂成形体の取付構造は、樹脂成形体がクリップ体を介して相手材に固定される樹脂成形体の取付構造であって、樹脂成形体は、裏面側に形成されている取付部を持ち、クリップ体は、取付部と接合する座部と、座部から延びる脚部と脚部の先端に形成されている係合部とを持つクリップ部と、を持ち、座部と脚部と取付部との少なくとも一つは、変形して樹脂成形体と相手材との距離を拡張する可変部を持ち、座部は脚部との境界部分に薄肉または軟質材からなる可変部を持つことを特徴とする。
本発明の樹脂成形体の取付構造は、下記の構成(1)を備えることが好ましい
)上記取付部は上記樹脂成形体の裏面側に突起するリブ状の上記可変部を持つ。
本発明の樹脂成形体の取付構造は、座部と脚部と取付部との少なくとも一つが可変部を持つ。相手材の被係合領域が大きく凹んでいる場合には、可変部が変形して樹脂成形体と相手材との距離を拡張する。したがって、相手材の被係合領域が大きく凹んでいる場合にも、樹脂成形体が相手材に引っ張られることはなく、樹脂成形体の表面が変形することはない。よって、本発明の樹脂成形体の取付構造によると、相手材に固定したときに樹脂成形体が見栄えが悪くなることはない。
クリップ体のうち係合部には可変部が形成されていないため、可変部が変形する際にも、係止部の形状は維持される。したがって、クリップ体と相手材との固定が外れることはなく、樹脂成形体と相手材とは安定して固定される。
可変部は、少なくとも座部に設けられる他、脚部と取付部との何れに設けても良いが、取付部に設けることが好ましい。座部はクリップ体の端部に位置し、取付部は樹脂成形体の端部に位置するために、座部や取付部には可変部を容易に形成できるためである。また、座部に設けられる可変部は、座部のうち脚部との境界部分に形成される。座部のうち樹脂成形体と接合する部分を十分に確保して、樹脂成形体をクリップ体に安定して固定するためである。可変部は薄肉に形成するか、軟質材から構成される。可変部を容易に変形させるためである。
取付部に可変部を設ける場合には、取付部は樹脂成形体の裏面側に突起するリブ状に形成することが好ましい。取付部をリブ状に形成することで、取付部に樹脂成形体を補強する機能を付与できる。また、取付部をリブ状に形成することで、樹脂成形体のうち取付部以外の部分(以下、本体部と呼ぶ)と取付部との接触面積を小さくできる。よって、可変部の変形が本体部にまで伝わり難く、樹脂成形体の変形を防止しつつ可変部を変形させることができる。
以下、本発明の樹脂成形体の取付構造を図面を基に説明する。
(実施例1)
実施例1の樹脂成形体の取付構造は、樹脂成形体としてのサイドモールと、クリップ体と、を備える。相手材は自動車のボディパネルである実施例1の樹脂成形体の取付構造を模式的に表す断面図を図1および図2に示す。図1は面一に形成されている相手材に実施例1の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。図2は被係合領域が凹んでいる相手材に実施例1の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。
実施例1の樹脂成形体の取付構造において、樹脂成形体10は、樹脂製の長尺材である。図1に示すように、樹脂成形体10の裏面には取付部11が形成されている。樹脂成形体10は、取付部11と、取付部11以外の部分である本体部12とからなる。取付部11は本体部12に対して略垂直に延びる2つのリブ13からなる。取付部11を構成する2つのリブ13は互いに離間して配置されている。取付部11の突出端部には突起状の嵌合爪14が形成されている。
クリップ体20は、座部21と脚部31と係合部32とからなる。座部21は略平板状に形成されている。脚部31は狭幅の短冊状をなし、座部21の略中央部分から座部21に対して略垂直に延びている。脚部31の突出端部には係合部32が形成されている。係合部32は脚部31の突出端部から折り返して座部21側に延びている。係合部32は脚部31との連結部分から座部21側に向けて拡径する傘状をなす。
座部21には、取付部11の嵌合爪14と嵌合する2つの嵌合孔22が形成されている。2つの嵌合孔22は座部21のうち脚部31との連結部分よりも外周側に形成され、脚部31を挟んで互いに対称な位置に形成されている。座部21のうち脚部31との境界部分、すなわち、嵌合孔22よりも脚部31寄りの部分は薄肉に形成されている。この薄肉の部分が可変部50を構成している。
取付部11の嵌合爪14は、クリップ体20の嵌合孔22と嵌合する際に形成される。詳しくは、取付部11と座部21とが接合していない状態において、取付部11を構成する2つのリブ13は、嵌合爪14を持たない断面略一定の柱状に形成されている。よって、このリブ13は嵌合孔22に容易に挿通できる。リブ13を嵌合孔22に挿通した後に、嵌合孔22から表出しているリブ13の突出端部を熱かしめすることで、嵌合爪14を形成し、取付部11の嵌合爪14とクリップ体20の嵌合孔22とを嵌合させる。嵌合爪14と嵌合孔22とが嵌合して取付部11と座部21とが接合し、樹脂成形体10とクリップ体20とが一体化される。
相手材60には所定位置に孔状の被係合部62が形成されている。実施例1の樹脂成形体の取付構造を相手材60に取り付ける際には、相手材60の被係合部62にクリップ体20の係合部32を挿通する。被係合部62は係合部32の外形よりも小径に形成されている。係合部32は被係合部62を通過する際に一旦縮径し、被係合部62を通過すると再度拡径して被係合部62と係合する。よって、クリップ体20が相手材60に係合し、樹脂成形体10がクリップ体20を介して相手材60に固定される。
図2に示すように、相手材60の被係合領域65が凹んでいる場合には、樹脂成形体10と相手材60との距離が大きくなる。すると、クリップ体20の座部21は被係合領域65の凹み代aだけ相手材60側に引き込まれる。実施例1の樹脂成形体の取付構造では、可変部50が薄肉に形成されているために、変形し易くなっている。可変部50の変形によって、座部21は脚部31との境界部分を中心に、相手材60方向に撓む。このため、樹脂成形体10と相手材60との距離が拡張する。換言すれば、本発明の樹脂成形体の取付構造では、被係合領域65の凹み代aをクリップ体20で吸収することができる。したがって、相手材60の被係合領域65が大きく凹んでいる場合にも、樹脂成形体10が相手材60に引っ張られることはなく、樹脂成形体10の表面15が変形することはない。
クリップ体20のうち係合部32には可変部が形成されていないため、可変部50が変形する際にも、係合部32の形状は維持される。したがって、クリップ体20と相手材60との固定が外れることはない。よって、樹脂成形体10と相手材60とは安定して固定される。また、座部21の可変部50は嵌合孔22を避けた位置に形成されている。したがって、可変部50が変形する際にも嵌合孔22の形状は維持され、嵌合孔22と嵌合爪14との嵌合が外れることはない。よって、クリップ体20と樹脂成形体10とは安定に固定される。
なお、実施例1では、座部21と取付部11とが嵌合して接合しているが、座部21と取付部11とは他の方法で接合していても良い。例えば、溶着や接着などの方法で接合していても良い。実施例1では、係合部32が傘状に形成されているが、係合部32は拡縮して被係合部62と係合できる形状であれば良い。クリップ体20は、座部21と脚部31と係合部32とが一体に形成されているが、座部21、脚部31、係合部32をそれぞれ別体で形成し、組み立てて一体化しても良い。
(実施例2)
実施例2の樹脂成形体の取付構造は、可変部が軟質材からなること以外は実施例1と同じである。実施例2の樹脂成形体の取付構造を模式的に表す断面図を図3および図4に示す。図3は面一に形成されている相手材に実施例2の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。図4は被係合領域が凹んでいる相手材に実施例2の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。
実施例2の樹脂成形体の取付構造において、クリップ体20の可変部50は軟質材料であるTPEE(ポリエステル系エラストマー)やゴム添加POM(ポリオキシメチレン)等からなる。クリップ体20の可変部50以外の部分はPA(ポリアミド)やPOM等からなる。クリップ体20の可変部50以外の部分と可変部50とはインサート成形により一体に形成されている。
実施例2の樹脂成形体の取付構造では、可変部50が軟質材料からなるために変形し易い。したがって、図4に示すように、相手材60の被係合領域65が凹んでいる場合には、可変部50が変形して、座部21が脚部31との境界部分を中心に相手材60方向に撓み、樹脂成形体10と相手材60との距離が拡張する。したがって、実施例2の樹脂成形体の取付構造は、実施例1の樹脂成形体の取付構造と同様に、相手材60の被係合領域65が大きく凹んでいる場合にも、樹脂成形体10が相手材60に引っ張られることはなく、樹脂成形体10の表面15が変形することはない。
(実施例3)
実施例3の樹脂成形体の取付構造は、クリップ体の座部がクリップ体の他の部分と別体で形成されて一体化されている例である実施例3の樹脂成形体の取付構造を模式的に表す図を図5および図6に示す。図5は面一に形成されている相手材に実施例3の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。図6は被係合領域が凹んでいる相手材に実施例3の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。
実施例3の樹脂成形体の取付構造では、クリップ体20は脚部31と係合部32とからなるクリップ本体25と、座部21とが別体で形成されている。座部21は、略中央部が溝状に凹んだ形状に形成されている。詳しくは、座部21は、略平板状の底部23と底部23の両側から鉤状に延びる嵌合部24とから構成されている。嵌合部24の端部には嵌合孔22が形成されている。底部23には切り欠き状のスライド溝26が形成されている。座部21のうち、嵌合部24の基部は薄肉に形成されている。実施例3の樹脂成形体の取付構造では、嵌合部24の基部が可変部50を構成する。
クリップ本体25のうち係合部32と逆側の端部には、スライド溝26よりも大径に形成されている板状の第1挟持部33が形成されている。そして、第1挟持部33と相手材60方向(脚部31の延びる方向)に離間した位置には、板状の第2挟持部34が形成されている。第2挟持部34もまたスライド溝26よりも大径に形成されている。脚部31のうち第1挟持部33と第2挟持部34との間の部分である頸部35は、スライド溝26よりも僅かに小径に形成されている。座部21とクリップ本体25とは、頸部35とスライド溝26とがスライド係合して一体化されている。そして、底部23が第1挟持部33と第2挟持部34とで挟まれて、クリップ本体25が座部21に対して相手材60方向に動かないようになっている。係合部32は実施例1と同じ形状に形成されている。樹脂成形体10には、2つのリブ13からなる取付部11が形成されている。取付部11の端部には、実施例1と同様の嵌合爪14が形成されている。座部21と樹脂成形体10とは、嵌合爪14と嵌合孔22とが嵌合して接合している。
実施例3の樹脂成形体の取付構造は、実施例1と同様に、薄肉の可変部50を持つ。このため、図6に示すように、相手材60の被係合領域65が大きく凹んでいる場合には、可変部50が変形して座部21が底部23と嵌合部24との境界部分を中心に相手材60方向に撓む。よって、樹脂成形体10と相手材60との距離が拡張する。したがって、相手材60の被係合領域65が大きく凹んでいる場合にも、樹脂成形体10が相手材60に引っ張られることはなく、樹脂成形体10の表面15が変形することはない。
参考例
参考例の樹脂成形体の取付構造は、樹脂成形体の取付部が本体部と面一に形成されていること、座部と取付部とが溶着され接合していること、および、可変部が脚部に形成されていること以外は実施例3と同じである。参考例の樹脂成形体の取付構造を模式的に表す図を図7および図8に示す。図7は面一に形成されている相手材に参考例の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。図8は被係合領域が凹んでいる相手材に参考例の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。
参考例の樹脂成形体の取付構造では、クリップ体20は、実施例3と同様に座部21とクリップ本体25とが別体で形成されている。座部21とクリップ本体25とは、実施例3と同様に、スライド係合して一体化している。樹脂成形体10の取付部11は本体部12と面一に形成されている。そして、座部21は樹脂成形体10と一体に形成され、樹脂成形体10の一部を構成する取付部11と接合している。クリップ本体25は、実施例3のクリップ本体25と同様に、第1挟持部33と第2挟持部34とを持つ。参考例の樹脂成形体の取付構造では、第2挟持部34が厚さ方向(相手材60に向けた長さ方向)に2分割され、金属からなる可変部50で連結されている。可変部50は略Σ状に屈曲しており、相手材60方向に伸長変形可能になっている。
参考例の樹脂成形体の取付構造は、可変部50が相手材60方向に伸長変形する。したがって、図6に示すように、相手材60の被係合領域65が大きく凹んでいる場合には、可変部50が変形して樹脂成形体10と相手材60との距離が拡張する。よって、相手材60の被係合領域65が大きく凹んでいる場合にも、樹脂成形体10が相手材60に引っ張られることはなく、樹脂成形体10の表面15が変形することはない。
なお、参考例の樹脂成形体の取付構造では、座部21が樹脂成形体10と一体に形成されているが、座部21と樹脂成形体10とを別体で形成し、溶着または接着などの方法で座部21と取付部11とを接合一体化させても良い。
(実施例
実施例の樹脂成形体の取付構造は、取付部にも可変部が形成されていること以外は実施例1と同じである。実施例の樹脂成形体の取付構造は、構成(1)を備える。実施例1の樹脂成形体の取付構造を模式的に表す図を図9および図10に示す。図9は面一に形成されている相手材に実施例の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。図10は被係合領域が凹んでいる相手材に実施例の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を示す。
実施例の樹脂成形体の取付構造では、クリップ体20は実施例1と同じ形状を持つ。すなわち、クリップ体20の座部21には、薄肉の可変部50が形成されている。実施例の樹脂成形体の取付構造では、座部21に形成されている可変部50を第1の可変部51と呼ぶ。
取付部11は、樹脂成形体10の裏面に形成されている2つのリブ13からなる。取付部11を構成する2つのリブ13は、互いに離間して配置されている。2つのリブ13の距離は、突出端部に向けて徐々に大きくなり、取付部11は突出端部に向けて徐々に拡径している。すなわち、取付部11を構成する2つのリブ13は各々樹脂成形体10の裏面から傾斜して延びている。取付部11の突出端部には突起状の嵌合爪14が形成されている。取付部11の嵌合爪14とクリップ体20の嵌合孔22とが嵌合して取付部11と座部21とが接合し、樹脂成形体10とクリップ体20とが一体化されている。取付部11(リブ13)は、本体部12との境界部分を中心に揺動して変形する。実施例の樹脂成形体の取付構造では、取付部11の全体が第2の可変部52を構成している。
実施例の樹脂成形体の取付構造を相手材60に取り付ける際には、相手材60の被係合部62にクリップ体20の係合部32を挿通する。相手材60の被係合部62とクリップ体20の係合部32とが係合して、樹脂成形体10がクリップ体20を介して相手材60に固定される。
図10に示すように、相手材60の被係合領域65が凹んでいる場合には、第1の可変部51が変形する。したがって、座部21は脚部31との境界部分を中心に、相手材60方向に撓む。さらに、2つのリブ13が、互いに平行になるよう、本体部12との境界部分を中心に揺動し、第2の可変部52が変形する。すると、嵌合爪14と本体部12との距離が拡張し、クリップ体20と樹脂成形体10との距離が拡張する。実施例の樹脂成形体の取付構造では、第1の可変部51の変形と第2の可変部52の変形とによって、樹脂成形体10と相手材60との距離が、実施例1の樹脂形成体の取付構造よりもさらに大きく拡張する。したがって、実施例の樹脂成形体の取付構造では、相手材60の被係合領域65が実施例1に比べて大きく凹んでいる場合にも、樹脂成形体10が相手材60に引っ張られることはなく、樹脂成形体10の表面15が変形することはない。
面一に形成されている相手材に実施例1の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 被係合領域が凹んでいる相手材に実施例1の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 面一に形成されている相手材に実施例2の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 被係合領域が凹んでいる相手材に実施例2の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 面一に形成されている相手材に実施例3の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 被係合領域が凹んでいる相手材に実施例3の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 面一に形成されている相手材に参考例の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 被係合領域が凹んでいる相手材に参考例の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 面一に形成されている相手材に実施例の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 被係合領域が凹んでいる相手材に実施例の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 クリップ体を介して相手材に固定される一般的な樹脂成形体を模式的に表す説明図である。 面一に形成されている相手材に従来の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。 被係合領域が凹んでいる相手材に従来の樹脂成形体の取付構造が固定されている様子を模式的に表す断面図である。
符号の説明
10:樹脂成形体 11:取付部 20:クリップ体 21:座部 31:脚部 32:係合部 50:可変部 60:相手材

Claims (2)

  1. 樹脂成形体がクリップ体を介して相手材に固定される樹脂成形体の取付構造であって、
    該樹脂成形体は、裏面側に形成されている取付部を持ち、
    該クリップ体は、該取付部と接合する座部と、該座部から延びる脚部と該脚部の先端に形成されている係合部とを持つクリップ部と、を持ち、
    該座部と該脚部と該取付部との少なくとも一つは、変形して該樹脂成形体と該相手材との距離を拡張する可変部を持ち、
    該座部は該脚部との境界部分に薄肉または軟質材からなる該可変部を持つことを特徴とする樹脂成形体の取付構造。
  2. 前記取付部は前記樹脂成形体の裏面側に突起するリブ状の前記可変部を持つ請求項1に記載の樹脂成形体の取付構造。
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