JP2001191744A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JP2001191744A
JP2001191744A JP2000004849A JP2000004849A JP2001191744A JP 2001191744 A JP2001191744 A JP 2001191744A JP 2000004849 A JP2000004849 A JP 2000004849A JP 2000004849 A JP2000004849 A JP 2000004849A JP 2001191744 A JP2001191744 A JP 2001191744A
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carcass
bead
reinforcing
cord
ply
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Norikatsu Nakada
典克 中田
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工程数の増加を招くことなくビード補強層を
設けることができ、優れた横剛性を有するタイヤを生産
能率を減じることなく形成しうる。ビード補強層に起因
する損傷を防止でき、耐久性を向上しうる。 【解決手段】 カーカス6とビードコア5との間を通っ
てカーカス6の折返し部6Bに沿う外側片部10Bと、
カーカス6の本体部6Aに沿う内側片部10Aとを設け
たU字状のビード補強層10を具える。ビード補強層1
0は、補強コードをカーカスコードと実質的に平行に配
列した補強プライ11からなる。前記内側片部10A
は、ベルト層7と10mm以上の重なり部14を有して
終端する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産能率の低下を
招くことなく、タイヤ横剛性を高く維持しうる空気入り
ラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、高速走行時の旋回性能に必要なタイヤ横剛性を高く
確保する構造として、図5(A)に示すように、ビード
コアaとビードエーペックスゴムbとをビードフィラc
によってU字状に包み込んで一体化させてビード剛性を
高める一方、カーカスコードに対して略45度の角度で
交差する向きに補強コードを配列させたビード補強層e
を、ビード部からサイドウォール部にかけて配置する構
造のものが広く知られている。
【0003】この構造のタイヤでは、生タイヤ成型時、
成形ドラム上のカーカスプライfに、前記ビード補強層
eを巻き付ける工程が新たに必要となるため、生産性に
劣るという問題がある。またタイヤ変形時、前記ビード
補強層eの半径方向外端e1に応力が集中するため、こ
の外端e1でコードルース等の損傷が発生しやすくなる
という欠点もある。
【0004】これに対して、図5(B)に示すように、
前記ビードフィラcの一方側の端部を前記外端e1の高
さ位置まで延長させて、ビード補強層eを排除すること
が提案されている。しかし、ビードフィラcは、通常、
ビードコアaとビードエーペックスゴムbとを包み込ん
だ一体のコア・エーペックス接合部材gとして予め別工
程で形成されている。従って、現有設備を用いて前記延
長した巾広のビードフィラcを包み込ませることは困難
である。しかも前記コア・エーペックス接合部材gで
は、前記延長したビードフィラcの端部がビードエーペ
ックスゴムbから大きく突出するため、この突出部分を
変形させずに保管、搬送することも難しい。
【0005】なお、成形ドラム上のカーカスプライfに
前記ビードフィラcを巻き付け、ビードエーペックスゴ
ム付きのビードコアaをセットした後、このビードコア
aの廻りで、カーカスプライfをビードフィラcごと折
返し、これによって図5(B)に示す構造のタイヤを形
成することは可能である。しかし、この場合にも、ビー
ドフィラcの巻き付け工程が必要となるなど生産性の向
上は達成できない。
【0006】そこで、本発明者は、図4に示すように、
予め、別工程においてビード補強層eをカーカスプライ
fに貼付けた複合プライhを形成し、この複合プライh
を、従来のカーカスプライfと同様に、定寸切りして成
形ドラム上で巻回するとともに切断端部h1、h1を重
ね合わせてジョイントさせる方法を案出した。
【0007】しかしながらそのためには、前記複合プラ
イhの切断及びジョイントを効率よくかつ高精度で行う
ために、ビード補強層eの補強コードをカーカスコード
と実質的に平行に配列させるとともに、ビード補強層e
の外端e1をベルト層下まで延在させて前記平行配列に
伴う剛性不足を補うという特殊な構造を採用することが
必要であることが判明した。
【0008】そこで本発明は、補強コードをカーカスコ
ードと実質的に平行配列させたビード補強層を用い、か
つこのビード補強層の内側片部をベルト層下まで延在さ
せることを基本として、工程数の増加を招くことなくビ
ード補強層を設けることができ、優れた横剛性を有する
タイヤを生産能率を減じることなく形成しうるととも
に、このビード補強層に起因するコードルース等の損傷
を同時に防止できる空気入りラジアルタイヤの提供を目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願の請求項1の発明は、トレッド部からサイドウ
ォール部をへてビード部のビードコアに至る本体部に、
前記ビードコアの廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折
り返す折返し部を連ねたラジアル構造のカーカス、トレ
ッド部の内方かつカーカスの外側に配されるベルト層、
及び前記カーカスとビードコアとの間を通ってカーカス
の前記折返し部に沿う外側片部と、カーカスの前記本体
部に沿う内側片部とを設けたU字状のビード補強層を具
える空気入りラジアルタイヤであって、前記ビード補強
層は、補強コードを前記カーカスのカーカスコードと実
質的に平行に配列した補強プライからなり、かつ前記内
側片部は、前記本体部に沿って半径方向外方にのびかつ
この本体部と前記ベルト層との間でかつベルト層と10
mm以上の重なり部を有して終端することを特徴として
いる。
【0010】また請求項2の空気入りラジアルタイヤの
発明では、前記カーカスのカーカスプライとビード補強
層の補強プライとは、コードの材質、太さ、打ち込み本
数の少なくとも一つが相違することを特徴としている。
【0011】また請求項3の空気入りラジアルタイヤの
発明では、前記補強コードは、芳香族ポリアミドまたは
ナイロンからなり、かつカーカスコードは、ナイロン、
ポリエステル、レーヨンからなりかつ補強コードとは異
なる材質であることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。図1において、空気入りラジア
ルタイヤ1(以下タイヤ1という)は、トレッド部2
と、このトレッド部2の両端からタイヤ半径方向内方に
のびる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール
部3の内方端に位置するビード部4とを具え、本例で
は、呼称偏平率が70%以下の乗用車用偏平ラジアルタ
イヤの場合を例示している。
【0013】またタイヤ1は、前記ビード部4、4間に
架け渡されるトロイド状のカーカス6と、前記トレッド
部2の内方かつカーカス6の半径方向外側に配されるベ
ルト層7とを具えるとともに、タイヤ横剛性を高めるた
めにビード補強層10を設けている。
【0014】前記ベルト層7は、スチールコード、芳香
族ポリアミド等の高弾性のベルトコードをタイヤ赤道C
に対して10〜35度の角度を有して配列した1枚以
上、本例では2枚のベルトプライ7i、7oからなり、
各ベルトコードがプライ間で交差するようにコードの傾
斜方向を互いに違えて重置している。
【0015】なおベルトプライのうち最も巾広となる、
本例では、内のベルトプライ7iのプライ巾BW(ベル
ト巾とよぶ場合がある)を、トレッド接地巾TWの0.
95〜1.05倍に高め、トレッド部2の略全巾をタガ
効果を有して補強している。なお前記「トレッド接地巾
TW」とは、JATMAで規定する標準リムに装着され
かつJATMAで規定する最高空気圧(乗用車用タイヤ
の場合180KPa)を充填したタイヤに、この最高空
気圧に基づく最大荷重を負荷した時に接地するトレッド
接地面のタイヤ軸方向の巾を意味する。
【0016】また前記ベルト層7のさらに外側には、ベ
ルト層7のタイヤ軸方向の外端部分7Eを覆いリフティ
ングを抑制するバンド層9を設けている。
【0017】このバンド層9は、前記ベルト層7の外端
部分のみを覆う左右のエッジバンド9Aを少なくとも含
み、本例では、該エッジバンド9Aの内側に、ベルト層
7の略全巾を覆うフルバンド9Bを設けた場合を例示し
ている。なお前記エッジバンド9Aおよびフルバンド9
Bは、ナイロン等のバンドコードをタイヤ赤道Cと略平
行に螺旋巻きしたエンドレス状に形成している。
【0018】前記カーカス6は、カーカスコードをタイ
ヤ赤道Cに対して70〜90度の角度で配列したラジア
ル構造の1枚以上、本例では2枚のカーカスプライ12
i、12oから形成され、カーカスコードとして、ナイ
ロン、ポリエステル、レーヨンから選択される有機繊維
コードが好適に採用される。
【0019】また前記カーカス6は、トレッド部2から
サイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に
至るトロイド状の本体部6Aと、この本体部6Aに連な
りかつ前記ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から
外側に折返される折返し部6Bとから構成される。この
本体部6Aと折返し部6Bとの間には、ビードコア5か
ら半径方向外方に先細状にのびるビードエーペックスゴ
ム8が配される。
【0020】また前記内外のカーカスプライ12i、1
2oの各折返し部6Bi、6Boのうちの少なくとも一
方、本例では双方は、前記ビードエーペックスゴム8の
外端を越えてタイヤ最大巾点近傍までのびる所謂ハイタ
ーンアップ構造(2−0HTU構造)をなし、前記ビー
ドエーペックスゴム8とともにビード部4からサイドウ
ォール部3にかけて補強しかつ剛性を高めている。なお
内の折返し部6Biが外の折返し部6Boを覆うことに
よって、各折返し端Ei、Eoに作用する応力集中を緩
和している。
【0021】次に、タイヤ1には、横剛性を高めて高速
走行時の旋回性能を向上させるためにビード補強層10
を設けている。
【0022】このビード補強層10は、カーカス6とビ
ードコア5との間を通ってカーカス6の前記折返し部6
Bに沿う外側片部10Bと、カーカス6の前記本体部6
Aに沿う内側片部10Aとを設けたU字状をなす。
【0023】前記外側片部10Bは、ビード補強層10
が、前記ビードコア5とビードエーペックスゴム8とを
一体に包み込むために、少なくともビードコア5の半径
方向外縁を越えてのびることが必要である。また軽量化
のためには、カーカス6の前記折返し端Ei、Eoより
も半径方向内方で終端させることが好ましく、本例の如
く、ビードエーペックスゴム8の外側面で終端させるこ
とが、剛性を滑らかに変化させる点でも好ましい。
【0024】他方、前記内側片部10Aは、前記本体部
6Aに沿って半径方向外方にのびるとともに、この本体
部6Aと前記ベルト層7との間でかつベルト層7と重な
り部13を有して終端している。
【0025】ここで、ビード補強層10は、補強コード
を前記カーカスコードと実質的に平行に配列してなる1
枚の補強プライ11から形成している。なおカーカス6
が、本例の如く複数枚のカーカスプライ12から構成さ
れている場合には、補強プライ11と隣接する側の、本
例では、外のカーカスプライ12oのカーカスコードと
実質的に平行配列する。
【0026】この補強プライ11とカーカスプライ12
とは、コードの材質、太さ、打ち込み本数の少なくとも
一つを相違させることによって、プライ構造を互いに違
えて構成している。好ましくは、補強コードとして芳香
族ポリアミド或いはナイロンによって形成し、これによ
ってカーカスコードと少なくとも材質を違えるのが望ま
しい。
【0027】またコード1本当たりの引張弾性率と打ち
込み本数との積をプライ弾性率PEと定義したとき、補
強プライ11のプライ弾性率PE1は、カーカスプライ
12のプライ弾性率PE2よりも大であり、好ましく
は、比PE1/PE2は、1.2〜6.0の範囲とする
のが補強効果の点で好ましい。なお本例では、カーカス
プライ12におけるコードの材質がポリエステル、太さ
が1100dtex/2、打ち込み本数が50(本/5c
m)、補強プライ11におけるコードの材質が芳香族ポ
リアミド、太さが1500dtex/2、打ち込み本数が35
(本/5cm)、比PE1/PE2が2.6〜3.6の
場合を例示している。
【0028】前述の如くタイヤ1では、補強コードとカ
ーカスコードとを平行配列しているため、図2に示すよ
うに、補強プライ11と外のカーカスプライ12oとを
貼合わせて1枚の複合プライ14として形成した場合に
も、長さ方向に充分しなやかである。従って、ロール状
に容易に巻取って保管でき、かつコンベヤ等を用いて成
形ドラムまで安定して搬送することができる。しかも前
記複合プライ14は、成形ドラムの周長に応じた定寸切
りを、コードに沿った切断によって、即ちコードをカッ
トすることなく迅速にかつ高精度で行いうるため、この
切断作業並びに切断端部のジョイント作業を効率良くか
つ精度良く行うことができる。
【0029】しかしながら、前記利点を有する反面、コ
ードを交差配列させた場合に比して、ビード補強層10
による補強効果に劣る傾向にある。その為に、ビード補
強層10の内側片部10Aに、ベルト層7との重なり部
13を設け、この重なり部13をカーカス6の本体部6
Aとベルト層7との間で挟み込んで強固に拘束してい
る。この拘束によって、従来の交差配列の場合と略等し
い横剛性を確保することが可能となったのである。さら
に、内側片部10Aの端部が挟み込まれて保護されるた
め、この端部に応力が集中するのを抑制でき、その結
果、従来ビード補強層10の端部に起こりがちであった
コードルース等の損傷を同時に防止でき、耐久性の向上
にも大きく貢献できる。
【0030】なお前記重なり部13におけるタイヤ軸方
向の長さLを10mm以上とすることが必要であり、1
0mm未満では前記拘束力に欠け横剛性が不充分とな
る。また前記長さLの上限は、特に規制されないが、ト
レッド剛性の上昇による乗り心地性の低下やタイヤ重量
の不必要な増加などを防止する観点から、30mm以下
とすることが好ましい。
【0031】次に、本願のタイヤ1の製造方法を説明す
る。この製造方法では、成形ドラムへの投入に先駆け
て、前記図2に示すように、予め外のカーカスプライ1
2o形成用のカーカスプライシート12o’の両側に、
ビード補強層10形成用の一対の補強プライシート1
1’を重合わせて貼付けた複合プライシート14’を形
成する予備の複合プライ形成工程を含んでいる。
【0032】そして、この複合プライシート14’を用
いて、図3(A)〜(C)に示すように、カーカス巻装
工程S1と、コア・エーペックス接合部材配置工程S2
と、折返し工程S3とを順次行っている。
【0033】なお前記カーカス巻装工程S1は、前記複
合プライシート14’を定寸切りしかつ成形ドラム20
上で巻付けてビード補強層10をカーカス6と同時に円
筒状に巻装する工程であり、本例の如く複数枚(例えば
2枚)のカーカスプライ12がある場合には、成形ドラ
ム20上に、先に内のカーカスプライ12iを巻装す
る。要求により、複合プライ14として、内外のカーカ
スプライ12i、12oとビード補強層10とを貼合わ
せた3層構造とすることもできる。なお符号21はイン
ナーライナゴムを示す。
【0034】前記コア・エーペックス接合部材配置工程
S2は、ビードコア5とビードエーペックスゴム8とを
ビードフィラなしで接合したコア・エーペックス接合部
材22を、ビード補強層10上にセットする工程であ
る。
【0035】又前記折返し工程S3は、前記ビードコア
5よりもタイヤ軸方向外側のはみ出し部分23を、前記
ビードコア5の廻りで内から外に折り返す工程である。
なお折返し工程S3の後、例えばタイヤの膨張工程、ト
レッドリングの貼り付け工程、加硫成形工程等は、従来
タイヤと同様のものが実施される。
【0036】
【実施例】タイヤサイズが205/60R15であり、
図1の構成を有するタイヤを表1の仕様に基づき試作す
るとともに、各試供タイヤの重量、操縦安定性(横剛
性)、生産性、耐久性をテストし互いに比較した。なお
比較例1は、図5(A)のプライ配置構造を有し、比較
例2は比較例1からビード補強層を排除したプライ配置
構造を有し、比較例3、4は、図5(B)のプライ配置
構造を有する。
【0037】(1)タイヤ重量 タイヤ1本当たりの重量を測定し、比較例1を100と
する指数で表示している。指数は小さい方が軽く良好で
ある。
【0038】(2)操縦安定性 試供タイヤをリム(6JJ×15)、内圧(200kp
a)の条件で2000ccの後輪駆動車の4輪に装着
し、ドライバーのみ乗車してタイヤテストコースのドラ
イアスファルト路面を走行し、ドライバーの官能評価に
より比較例1を100とする指数で評価した。数値が大
きいほど、操縦安定性に優れている。
【0039】(3)生産性 生タイヤの形成に要する所要時間を測定し、比較例1を
100とする指数で評価した。数値が大きいほど所要時
間が短く生産性に優れている。
【0040】(4)耐久性 ドラム試験機を用い、試供タイヤをリム(6JJ×1
5)、内圧(200kpa)、荷重(6.86KN(7
00kgf))の条件にて速度80km/hで走行させる
とともに、損傷が生じるまでの走行距離を比較例1を1
00とする指数で評価した。数値が大きいほど走行距離
が長く耐久性に優れている。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明は叙上の如く構成しているため、
工程数の増加を招くことなくビード補強層を設けること
ができ、優れた横剛性を有するタイヤを生産能率を減じ
ることなく形成しうる。またこのビード補強層に起因す
るコードルース等の損傷を同時に防止でき、耐久性を向
上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤの断面図である。
【図2】複合プライを説明する斜視図である。
【図3】(A)〜(C)は、実施例のタイヤの製造方法
を説明する線図である。
【図4】本願の効果の一例を説明する斜視図である。
【図5】(A)、(B)は従来技術を説明するタイヤの
断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 6A 本体部 6B 折返し部 7 ベルト層 10 ビード補強層 10B 外側片部 10A 内側片部 11 補強プライ 13 重なり部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
    ード部のビードコアに至る本体部に、前記ビードコアの
    廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返す折返し部を
    連ねたラジアル構造のカーカス、トレッド部の内方かつ
    カーカスの外側に配されるベルト層、及び前記カーカス
    とビードコアとの間を通ってカーカスの前記折返し部に
    沿う外側片部と、カーカスの前記本体部に沿う内側片部
    とを設けたU字状のビード補強層を具える空気入りラジ
    アルタイヤであって、 前記ビード補強層は、補強コードを前記カーカスのカー
    カスコードと実質的に平行に配列した補強プライからな
    り、かつ前記内側片部は、前記本体部に沿って半径方向
    外方にのびかつこの本体部と前記ベルト層との間でかつ
    ベルト層と10mm以上の重なり部を有して終端するこ
    とを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】前記カーカスのカーカスプライとビード補
    強層の補強プライとは、コードの材質、太さ、打ち込み
    本数の少なくとも一つが相違することを特徴とする請求
    項1記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】前記補強コードは、芳香族ポリアミドまた
    はナイロンからなり、かつカーカスコードは、ナイロ
    ン、ポリエステル、レーヨンからなりかつ補強コードと
    は異なる材質であることを特徴とする請求項1記載の空
    気入りラジアルタイヤ。
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