JP2001101026A - エミュレータ及びエミュレータを用いたデータ評価方法 - Google Patents

エミュレータ及びエミュレータを用いたデータ評価方法

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JP2001101026A
JP2001101026A JP27330499A JP27330499A JP2001101026A JP 2001101026 A JP2001101026 A JP 2001101026A JP 27330499 A JP27330499 A JP 27330499A JP 27330499 A JP27330499 A JP 27330499A JP 2001101026 A JP2001101026 A JP 2001101026A
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memory
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Nobumori Hirosato
暢盛 廣里
Yuichi Kitada
雄一 北田
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Toshiba Corp
Kioxia Systems Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba Memory Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】評価用のCPUのプログラム実行を停止させる
ことなく、メモリに格納されたデータを変換でき、プロ
グラムの開発環境及び開発効率を向上できるエミュレー
タ及びデータ評価方法を提供する。 【解決手段】被デバッグプログラムの実行中は、評価用
CPU1とプログラム格納メモリ2間でアドレスバス/
データバスが専有される。データ変換要求が発生する
と、制御用CPU4はデータ変換回路5を介して変換デ
ータ格納メモリ3へ変換データを書き込む。このとき、
変換データを記憶するメモリ3と、メモリ3への書き込
み時、読み出し時におけるアドレスバス/データバスの
接続を切り換えるデータ変換回路5を設けているため、
プログラムの実行を停止する必要はない。CPU1がデ
ータ変換されたアドレス範囲を読み出すとき、データ変
換回路5により接続を切り換え、メモリ3に書き込まれ
た変換データが読み出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイコンのエミュ
レータ及びエミュレータを用いたデータ評価方法に関す
るものであり、特にエミュレータのデバッグ作業に使用
されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エミュレータは、開発目標とする
CPU(以下ターゲットCPU)と同等の機能を持つ評
価用CPU、書き換え可能なメモリ、及びエミュレータ
全体をコントロールする制御用CPUを主な構成要素と
している。評価用CPUは、デバッグするプログラム
(被デバッグプログラム)を実行するCPUである。
【0003】従来のエミュレータで、周辺回路を動作す
るプログラムのデバッグを行う際、以下の(1)〜
(4)の手順を繰り返す必要がある。
【0004】(1)評価用CPUの実行 評価用CPUは、メモリを随時アクセスしながらプログ
ラムを実行する。このプログラム実行中は、評価用CP
Uとメモリ間でアドレスバスとデータバスが専有され
る。
【0005】(2)周辺回路の動作モニタ ターゲットCPUとその周辺回路を動作するプログラム
のデバッグは、通常、周辺回路の動作状態を見ながら、
ターゲットCPUに格納するデータ(パラメータ)を調
整していく。
【0006】(3)評価用CPU及び周辺回路の停止 メモリには書き換え可能なメモリを使用しているため、
制御用CPUを介して既にメモリに格納されているデー
タを随時修正することが可能である。ただし、メモリに
格納されているデータを修正する、すなわちメモリの内
容を書き換える際には、制御用CPUがアドレスバスと
データバスを専有することになるため、評価用CPUの
実行と周辺回路の動作を一時的に停止させる必要があ
る。
【0007】(4)データの書き換え 制御用CPUがメモリのデータを書き換える際には、評
価用CPUと周辺回路を同時に停止させた後、アドレス
バスとデータバスの方向を切り換えて、データの書き換
えを行う。その後、(1)に戻り、前述の作業を繰り返
す。
【0008】以上が従来のプログラムのデバッグにおけ
る作業の手順である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のエミュレータでは、評価用CPUがプログラムを実行
している時、制御用CPUにアドレスバスとデータバス
が解放されていないため、メモリに格納されているデー
タを書き換えることができない。このため、制御用CP
Uがメモリのデータを書き換える際には、評価用CPU
と周辺回路を同時に停止させた後、アドレスバスとデー
タバスの方向を切り換えてデータを書き換えなければな
らない。このように、データの書き換え時に、評価用C
PUと周辺回路等の動作を停止させる必要があること
が、デバッグの作業効率を低下させる原因となってい
る。
【0010】さらに、評価用CPUの実行を一時停止し
てしまうと、周辺回路等の種類によっては比較したい動
作が行われるまでに時間を要するものもあり、周辺回路
等の動作比較が非常に難しくなってしまう。
【0011】そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされ
たものであり、評価用のCPUのプルグラム実行を停止
させることなく、メモリに格納されたデータを変換で
き、プログラムの開発環境及び開発効率を向上させるこ
とができるエミュレータ及びエミュレータを用いたデー
タ評価方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るエミュレータは、デバッグを行うプロ
グラムを実行する第1のCPUと、前記プログラムを記
憶する第1のメモリと、前記第1のCPUによる前記プ
ログラムの実行中に、外部より入力される変換データを
記憶する第2のメモリと、前記第2のメモリへの前記変
換データの書き込みを制御する第2のCPUと、前記第
1、第2のCPUと前記第1、第2のメモリとの間に設
けられたアドレスバス及びデータバスの接続を切り換
え、前記第1、第2のCPUと前記第1、第2のメモリ
との間の接続状態を制御する制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0013】また、本発明に係るエミュレータを用いた
データ評価方法は、第1のCPUにより、第1のメモリ
に記憶されたデータを含むプログラムを実行して周辺回
路を動作させる第1ステップと、前記周辺回路の動作状
態を評価し前記動作状態を変更する場合は、前記プログ
ラムの実行及び前記周辺回路の動作を停止させずに、第
2のCPUにより前記データを変換データに置き換える
第2ステップと、前記第2ステップの後、前記第1のC
PUにより、前記プログラムを実行し前記変換データを
用いて周辺回路を動作させる第3ステップとを具備する
ことを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るエミュレータを用いた
データ評価方法は、第1のCPUにより、第1のメモリ
に記憶されたプログラムを実行する第1ステップと、前
記第1のCPUにより、前記第1のメモリに記憶された
データを用いて周辺回路を動作させる第2ステップと、
前記周辺回路の動作状態を評価し前記動作状態を変更す
る場合は、前記プログラムの実行及び前記周辺回路の動
作を停止させずに、第2のCPUにより前記データを変
換データに置き換える第3ステップと、前記第3ステッ
プの後、前記第1のCPUにより前記変換データを用い
て前記周辺回路を動作させる第4ステップとを具備する
ことを特徴とする。
【0015】本発明のエミュレータでは、外部から入力
される変換データを格納する第2のメモリ、この第2の
メモリへの書き込み制御を行う第2のCPU、及び各ア
ドレスバス/データバスと第1のメモリ、第2のメモリ
の切り換えを行うデータ変換回路5を設けることによ
り、被デバッグプログラムの実行中に、実行するデータ
の変換を可能にする。
【0016】本発明のエミュレータでは、データの変換
を行う場合、第2のCPUが第2のメモリをアクセスす
るように、制御手段(接続切換手段)によりアドレスバ
ス/データバスの接続を切り換える。また、データを読
み出す場合は、データ変換を行ったアドレス範囲と第1
のCPU1から入力された読み出しを行うアドレスとを
比較し、一致した場合には第1のCPUが第2のメモリ
をアクセスするように、制御手段(接続切換手段)によ
りアドレスバス/データバスの接続を切り換える。一
方、一致しない場合には、第1のCPU1が第1のメモ
リをアクセスするように、制御手段(接続切換手段)に
よりアドレスバス/データバスの接続を切り換える。こ
れにより、被デバッグプログラムの実行を停止させず
に、アクセスするデータの変換が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】エミュレータによるターゲットC
PUとその周辺回路を動作するプログラムのデバッグ
は、通常、周辺回路の動作状態を見ながら、ターゲット
CPUに格納するデータ(パラメータ)を調整していく
のが一般的である。よって、エミュレータは、ターゲッ
トCPUのデータを容易に変更できるものが有効であ
る。
【0018】さらに、周辺回路を動作するプログラムの
デバッグは、人間の目で見て、または肌で感じてパラメ
ータを変更していくため、デバッグ中は評価用CPUの
動作を停止させることなく、連続的にデータを変更でき
ることが理想である。
【0019】この発明は、マイコンのエミュレータを使
用したデバッグ作業において、評価用CPUがプログラ
ムを実行している時にその実行を停止させることなく、
この評価用CPUがメモリへ要求するデータを、任意の
データに置き換えるのを可能にする。データの置き換え
は、評価用CPUとメモリ間のアドレスバスを随時監視
し、予め設定されたアドレスと一致した場合に限り、置
き換えデータの入力されたメモリから任意のデータに置
き換える手法を用いる。
【0020】以下、図面を参照してこの発明の実施の形
態について説明する。
【0021】図1は、この発明の実施の形態のエミュレ
ータの構成を示すブロック図である。
【0022】このエミュレータは、被デバッグプログラ
ムを実行する評価用CPU1、被デバッグプログラムを
格納するプログラム格納メモリ2、評価用CPU1がプ
ログラムを実行中に入力される変換データを格納する変
換データ格納メモリ3、このメモリ3への変換データの
書き込みを制御する制御用CPU4、及び使用する各ア
ドレスバス/データバスとメモリ2、3の切り替えを行
うデータ変換回路5を有している。
【0023】前記変換データ格納メモリ3は、書き換え
可能なメモリからなる。データ変換回路5は、プログラ
ムを実行するとき、あるいはプログラムのデータ変換を
実行するときに、評価用CPU1、制御用CPU4と、
プログラム格納メモリ2、変換データ格納メモリ3との
間で、アドレスバス及びデータバスの接続切り換えを行
う回路である。
【0024】この実施の形態では、外部から入力される
変換データを格納する変換データ格納メモリ3、その変
換データ格納メモリ3への書き込み制御を行う制御用C
PU4、及び各アドレスバス/データバスとメモリ2、
3の切り換えを行うデータ変換回路5を設けることによ
り、被デバッグプログラムの実行中に、実行するデータ
の変換を可能にする。
【0025】次に、この実施の形態のエミュレータでデ
バッグを行う際の動作について説明する。
【0026】図2は、実施の形態のエミュレータにおけ
るデバッグの流れを示すフローチャートである。
【0027】まず、評価用CPU1は、プログラム格納
メモリ2を随時アクセスしながらプログラムを実行する
(ステップS1)。続いて、プログラム格納メモリ2に
格納されていたデータを用いて、周辺回路の動作状態を
モニタしてその動作状態を評価する(ステップS2)。
【0028】続いて、動作状態に問題がないか否かを判
定する(ステップS3)。問題がないときは、そのまま
終了する。一方、問題があるときは、プログラムの実行
を停止せずに、すなわち評価用CPU1及び周辺回路の
動作を停止させずに、変換後のデータ(変換データ)を
変換データ格納メモリ3に記憶することによってデータ
の変換を行う(ステップS4)。このデータ変換につい
ては、後で詳述する。
【0029】その後、ステップS2へ戻り、変換データ
格納メモリ3に格納された変換データを用いて動作させ
る。さらに、その動作状態を評価し、動作状態に問題が
ないか否かを判定する(ステップS3)。問題がないと
きはそのまま終了し、問題があるときは、再度、ステッ
プS4、ステップS2、ステップS3の処理を繰り返
す。
【0030】前述したエミュレータの動作(デバッグの
流れ)では、被デバッグプログラムの実行中にデータ変
換要求が発生すると、制御用CPU4がデータ変換回路
5を介して変換データ格納メモリ3へ変換データを書き
込む。このとき、変換データを記憶する変換データ格納
メモリ3と、このメモリ3への書き込み時、読み出し時
におけるアドレスバス/データバスの接続を切り換える
データ変換回路5を設けているため、プログラムの実行
を停止する必要はない。すなわち、評価用CPU1及び
周辺回路を停止する必要はない。
【0031】そして、評価用CPU1がデータ変換され
たアドレス範囲を読み出しに行くとき、データ変換回路
5によりアドレスバス/データバス及びメモリ2、3を
切り換え、変換データ格納メモリ3に書き込まれた変換
データが読み出されるようにする。これにより、評価用
CPU1は、指定されたアドレス範囲のデータを読み出
すときのみ、変換データ格納メモリ3をアクセスするこ
とになる。
【0032】次に、前記データ変換、及びデータ評価の
流れについて説明する。
【0033】図3は、前記エミュレータ内のデータ変換
回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【0034】このデータ変換回路5は、図3に示すよう
に、読出し信号制御回路11、チップセレクト信号生成
回路12、チップセレクト信号制御回路13、アドレス
バス選択回路14、書込み制御回路15、アドレス比較
回路16、データ変換許可信号生成回路17、及びデー
タ切換回路18を備えている。
【0035】次に、図3、図4を用いてデータ変換の流
れを説明する。
【0036】図4は、前記エミュレータにおけるデータ
変換の処理手順を示すフローチャートである。
【0037】1.データ変換 (1)データ変換要求発生 外部からの変換データと変換範囲の入力により、制御用
CPU4が変換データの書込みを要求する(ステップS
11)。
【0038】制御用CPU4からの書込み要求信号WR
の入力により、読出し信号制御回路11が変換データ格
納メモリ3への読出し信号R2の出力を禁止する。前記
書込み要求信号WRの入力により、チップセレクト信号
制御回路13がチップセレクト信号CS2の出力を許可
する。
【0039】さらに、書込み要求信号WRの入力によ
り、アドレスバス選択回路14が変換データ格納メモリ
3に接続されたアドレスバスA3の接続先を、評価用C
PU1に接続されたアドレスバスA1から制御用CPU
4に接続されたアドレスバスA2へ切り換える。これに
より、制御用CPU4から出力されたアドレスは、アド
レスバスA2を通り、さらにアドレスバス選択回路14
にて接続されたアドレスバスA3を通って変換データ格
納メモリ3に出力される。また、書込み制御回路15
が、データバスD4の出力と書込み信号W3の出力を許
可する(以上ステップS12)。
【0040】(2)データ書き込み 制御用CPU4が、変換データを変換データ格納メモリ
3の指定アドレスへ書き込む(ステップS13)。指定
したアドレス範囲全てのデータの書込みが終了したら、
次のステップS15へ移る(ステップS14)。
【0041】(3)変換データ読み出しまでの処理 制御用CPU4が、変換データの書込み要求を取り消す
(ステップS15)。制御用CPU4による書込み要求
信号WRの取り消しにより、チップセレクト信号制御回
路13がチップセレクト信号CS2の出力を禁止する。
また、書込み要求信号WRの取り消しにより、書込み制
御回路15がデータバスD4の出力と書込み信号W3の
出力を禁止する。
【0042】さらに、前記書込み要求信号WRの取り消
しにより、アドレスバス選択回路14が変換データ格納
メモリ3に接続されたアドレスバスA3の接続先を、制
御用CPU4に接続されたアドレスバスA2から評価用
CPU1に接続されたアドレスバスA1へ切り換える。
これにより、評価用CPU1から出力されたアドレス
は、アドレスバスA1を通り、さらにアドレスバス選択
回路14にて接続されたアドレスバスA3を通って変換
データ格納メモリ3に出力される。また、評価用CPU
1からの読出し信号R1の入力により、読出し信号制御
回路11が読出し信号R2の出力を許可する(以上ステ
ップS16) 続いて、データ変換を行うアドレス範囲を設定する。ア
ドレス比較回路16に変換を行う下限のアドレス(変換
下限アドレス)と、変換を行う上限のアドレス(変換上
限アドレス)を設定する(ステップS17)。前記変換
下限アドレスと変換上限アドレスは、図示しないレジス
タに記憶されており、このレジスタよりアドレス比較回
路16に出力される。
【0043】制御用CPU4からのデータ変換要求信号
DRにより、データ変換許可信号生成回路17がデータ
変換許可信号DE出力し、データ変換を許可する(ステ
ップS18)。以上により、データ変換を終了する。
【0044】さらに、図3、図5を用いてデータ評価の
流れを説明する。
【0045】図5は、前記エミュレータにおけるデータ
評価の処理手順を示すフローチャートである。
【0046】2.データ評価(変換データ読み出し) 変換データの読み出し時期を検知する。
【0047】評価用CPU1がデータ評価を行うアドレ
スをアドレスバスA1に出力する(ステップS21)。
前記ステップ17で設定されたアドレス範囲と、評価用
CPU1がアドレスバスA1に出力したアドレスをアド
レス比較回路16が比較し、アドレス範囲とアドレスが
一致するか否かを判定する(ステップS22)。
【0048】判定結果が一致した場合は、一致信号IS
を出力し、次のステップS23へ移る。不一致の場合
は、評価用CPU1の実行サイクルに合わせて、データ
バスD1とデータバスD2を使用してプログラム格納メ
モリ2への読出しまたは書込みを行う(ステップS2
4)。
【0049】その後、データ評価を終了するか否かを判
定する(ステップS27)。データ評価を終了する場合
はそのまま終了し、データ評価を終了しない場合は前記
ステップS21へ戻り、ステップS21以降の処理を繰
り返す。
【0050】前記ステップS22において、アドレス範
囲とアドレスバス1のアドレスが一致した場合、評価用
CPU1の実行サイクルが読出しサイクルであるか否か
を検知する(ステップS23)。読み出しサイクルであ
る場合は、データ変換許可信号生成回路17がデータ変
換許可信号DEを出力し、次のステップS25へ移る。
読出しサイクルでない場合は、評価用CPU1の実行サ
イクルに合わせて、データバスD1とデータバスD2を
利用してプログラム格納メモリ2への読出しまたは書込
みを行い(ステップS24)、前記ステップS27へ移
る。ステップS27以降の処理は前述と同様である。
【0051】前記ステップS23において、読み出しサ
イクルである場合は前述したようにステップS25へ移
り、評価用CPU1がアクセスするメモリをプログラム
格納メモリ2から変換データ格納メモリ3へ切り替え
る。データ変換許可信号生成回路17からのデータ変換
許可信号DEの出力により、チップセレクト信号制御回
路13がチップセレクト信号CS1の出力を禁止し、チ
ップセレクト信号CS2の出力を許可する(ステップS
25)。
【0052】続いて、変換データ格納メモリ3からデー
タバスD4を介して読み出したデータを、評価用CPU
1のデータバスD1に出力する(ステップS26)。詳
述すると、変換データ格納メモリ3から読み出されたデ
ータは、データバスD4を通り、さらにデータ切換回路
18にて接続されたデータバスD1を通って評価用CP
U1に出力される。その後、前記ステップS27へ移
る。ステップS27以降の処理は前述と同様である。
【0053】以降、被デバッグプログラムの実行が続く
限り、「2.データ評価(変換データ読み出し)」工程
を繰り返す。また、再度、メモリのデータを変換する場
合は「1.データ変換」工程から再開する。
【0054】このエミュレータでは、評価用データを読
み出す場合、データ変換を行ったアドレス範囲と評価用
CPU1から入力された読み出しを行うアドレスとを比
較し、一致した場合には評価用CPU1が変換データ格
納メモリ3をアクセスするように、データ変換回路5が
アドレスバス/データバスの接続を切り換える。一方、
一致しない場合には、評価用CPU1がプログラム格納
メモリ2をアクセスするように、データ変換回路5がア
ドレスバス/データバスの接続を切り換える。また、デ
ータ変換を行う場合は、制御用CPU4が変換データ格
納メモリ3をアクセスするように、データ変換回路5が
アドレスバス/データバスの接続を切り換える。
【0055】本実施の形態を用いることにより、評価用
CPUがプログラムの実行中でもメモリに格納されてい
るデータを変換することができる。これにより、周辺回
路の動作変化をリアルタイムで観測しながら、データの
変更が可能になる。
【0056】本発明の応用範囲は広く、TVの色調整
や、車、ビデオ、CD等のモータを制御する周辺回路に
特に有効である。
【0057】例えば、ブラウン管にキャラクタを表示す
るオンスクリーンディスプレイの場合で表示する色を選
ぶとき、基本的に赤のみ、青のみ、緑のみではなく、そ
れらの合成色を数値で設定する必要がある。本発明を使
用すれば、実際に色を決定するデータをリアルタイムで
書き換え、ディスプレイに現れる色の変化を見ながら数
値を決定することが容易にできる。
【0058】また、車の速度を調整する場合、アクセル
やブレーキの踏み具合、またギア比によってモータが制
御されている。車を発進させる場合、人の安全確保、乗
り心地の快適さの確保、及び車重量を考慮してモータに
負担が掛からないようにする必要がある。これらの条件
を満たすため、プログラムの開発時は、実際に人間が車
へ乗車し、予め用意した各種データ(パラメータ)でモ
ータを制御させ、人の安全確保、乗り心地の快適さの確
保、及びモータに負担が掛かっていないか実感しプログ
ラムをデバッグしている。
【0059】モータのように段階的に回転数を変化させ
速度調整をしている場合、リアルタイムでデータを変化
させることは必須である。このため、従来はOTPに各
種のデータパターンを書き込み、OTPを差し替えて最
適なデータを見つけだしていた。だが、本発明を用いれ
ば、容易にデータをリアルタイムで変化させることがで
き、プログラムの開発環境と開発効率が向上する。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、評価
用のCPUのプルグラム実行を停止させることなく、メ
モリに格納されたデータを変換でき、プログラムの開発
環境及び開発効率を向上できるエミュレータ及びエミュ
レータを用いたデータ評価方法を提供することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のエミュレータの構成を
示すブロック図である。
【図2】前記実施の形態のエミュレータにおけるデバッ
グの流れを示すフローチャートである。
【図3】前記エミュレータ内のデータ変換回路の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図4】前記エミュレータにおけるデータ変換の処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】前記エミュレータにおけるデータ評価の処理手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…評価用CPU 2…プログラム格納メモリ 3…変換データ格納メモリ 4…制御用CPU 5…データ変換回路 11…読出し信号制御回路 12…チップセレクト信号生成回路 13…チップセレクト信号制御回路 14…アドレスバス選択回路 15…書込み制御回路 16…アドレス比較回路 17…データ変換許可信号生成回路 18…データ切換回路
フロントページの続き (72)発明者 北田 雄一 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 東芝 エルエスアイシステムサポート株式会社内 Fターム(参考) 5B048 AA13 BB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デバッグを行うプログラムを実行する第1
    のCPUと、 前記プログラムを記憶する第1のメモリと、 前記第1のCPUによる前記プログラムの実行中に、外
    部より入力される変換データを記憶する第2のメモリ
    と、 前記第2のメモリへの前記変換データの書き込みを制御
    する第2のCPUと、 前記第1、第2のCPUと前記第1、第2のメモリとの
    間に設けられたアドレスバス及びデータバスの接続を切
    り換え、前記第1、第2のCPUと前記第1、第2のメ
    モリとの間の接続状態を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするエミュレータ。
  2. 【請求項2】第1のCPUにより、第1のメモリに記憶
    されたデータを含むプログラムを実行して周辺回路を動
    作させる第1ステップと、 前記周辺回路の動作状態を評価し前記動作状態を変更す
    る場合は、前記プログラムの実行及び前記周辺回路の動
    作を停止させずに、第2のCPUにより前記データを変
    換データに置き換える第2ステップと、 前記第2ステップの後、前記第1のCPUにより、前記
    プログラムを実行し前記変換データを用いて周辺回路を
    動作させる第3ステップと、 を具備することを特徴とするエミュレータを用いたデー
    タ評価方法。
  3. 【請求項3】第1のCPUにより、第1のメモリに記憶
    されたプログラムを実行する第1ステップと、 前記第1のCPUにより、前記第1のメモリに記憶され
    たデータを用いて周辺回路を動作させる第2ステップ
    と、 前記周辺回路の動作状態を評価し前記動作状態を変更す
    る場合は、前記プログラムの実行及び前記周辺回路の動
    作を停止させずに、第2のCPUにより前記データを変
    換データに置き換える第3ステップと、 前記第3ステップの後、前記第1のCPUにより前記変
    換データを用いて前記周辺回路を動作させる第4ステッ
    プと、 を具備することを特徴とするエミュレータを用いたデー
    タ評価方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316643A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Fuji Xerox Co Ltd 無線データ送受信システムのcpuエミュレータ
US7613956B2 (en) 2004-03-29 2009-11-03 Fujitsu Microelectronics Limited Microcomputer capable of monitoring internal memory

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