JP2001093207A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2001093207A
JP2001093207A JP26620599A JP26620599A JP2001093207A JP 2001093207 A JP2001093207 A JP 2001093207A JP 26620599 A JP26620599 A JP 26620599A JP 26620599 A JP26620599 A JP 26620599A JP 2001093207 A JP2001093207 A JP 2001093207A
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JP
Japan
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tape
brake member
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fast
magnetic tape
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JP26620599A
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English (en)
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Susumu Hisatomi
晋 久冨
Kazuya Hanabusa
和也 花房
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Toshiba Video Products Japan Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Video Products Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻戻しモードや早送りモードから停止モードに
移行する場合にテープに強い張力がかかるのを防止す
る。 【解決手段】ブレーキ部材制御手段9は、供給リール台
ブレーキ部材4及び巻取りリール台ブレーキ部材5に対
してソフトポジションとこのソフトポジションよりもブ
レーキ力の強い半がけポジションとこの半がけポジショ
ンよりもさらにブレーキ力の強い停止ポジションの3段
階の駆動を行うとともにブレーキ力がオフとなるオフポ
ジションにする駆動を行い、テープカセットのテープを
巻戻しまたは早送りから減速または停止する際に、前記
供給リール台ブレーキ部材と巻取りリール台ブレーキ部
材を半がけポジションで一旦停止を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は磁気テープの記録
再生を行う磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープの記録再生を行う磁気
記録再生装置としてビデオテープレコーダ(VTR)や
オーディオテープレコーダが各種実用化されている。こ
のような磁気記録再生装置では、テープの早送り/巻戻
し機能が設けられている。
【0003】ここで、近年、巻戻しにおいては、超高速
化が進んでいるが、こような超高速の巻戻しにおいて
は、巻取りリール台の負荷が軽すぎて、テープの巻きの
緩みが発生したり、減速時間が長くなり停止や通常の再
生状態にするのに時間かかるという問題があった。この
ことに対応して、供給リール台及び巻取りリール台にソ
フトポジションとこのソフトポジションよりもブレーキ
力の強いメインポジションの2段階でブレーキを行う磁
気記録再生装置が開発されている。
【0004】図14は従来の磁気記録再生装置によるブ
レーキ制御のモード設定の動作を示す説明図であり、ブ
レーキ制御は、設定される動作モードに応じてモータ駆
動で回転する図示しない回転カムによって機構的に行わ
れる。この回転カムの回転位置を複数の電気的スイッチ
(カムスイッチ)で検出することで、ブレーキ機構を含
む磁気記録再生装置の機構手段の動作状態を電気的に検
出するのは周知であり、図14では回転カムによってブ
レーキ制御がいかに実行されるかの概念を説明するため
に、動作モードとブレーキ機構の動作状態を示してい
る。図14(a)は第1のカムスイッチの状態を示し、
図14(b)は第2のカムスイッチの状態を示し、図1
4(c)は第3のカムスイッチの状態を示し、図14
(d)は供給リール台ブレーキ部材の状態を示し、図1
4(e)は巻取りリール台ブレーキ部材の状態を示し、
図14(f)はモード移行MA0を示し、図14(g)は
モード移行MB0を示している。
【0005】こごて、供給リール台ブレーキ部材と巻取
りリール台ブレーキ部材にはモータからの動力がカムギ
アを介してカムスライダにより加えられるようになって
おり、カムギアのカムスイッチによって供給リール台ブ
レーキ部材と巻取りリール台ブレーキ部材のモードが検
出できるようになっている。
【0006】図14(a)〜(e)に示すように、停止
モードでは、カムギアの第1及び第2のカムスイッチが
オン、カムギアの第3のカムスイッチがオフ、供給リー
ル台ブレーキ部材及び巻取りリール台ブレーキ部材はメ
インポジションとなる。
【0007】第2の巻戻しモードでは、カムギアの第1
カムスイッチがオフ、カムギアの第2及び第3のカムス
イッチがオン、供給リール台ブレーキ部材がソフトポジ
ション、巻取りリール台ブレーキ部材はオフポジション
となる。
【0008】第1の巻戻しモードでは、カムギアの第1
カムスイッチがオン、カムギアの第2及び第3のカムス
イッチがオフ、供給リール台ブレーキ部材がオフポジシ
ョン、巻取りリール台ブレーキ部材はソフトポジション
となる。
【0009】また、従来の磁気記録再生装置では、図1
4(f)のモード移行MA0に示すように、第2の巻き戻
しモードから直接停止モードに移行し、図14(g)の
モード移行MB0に示すように、停止モードから直接第2
の巻き戻しモードに移行している。
【0010】図15は図14のモード移行MA0の減速状
態を示す説明図である。
【0011】図15において、第2の巻戻しモード(R
EW)や早送りモード(FF)から停止モードに移行す
る場合、モードの境目となるC点においてキャプスタン
スピードが高い状態で急激に減速しはじめるため、テー
プに強い張力が係り、テープが劣化する場合が多々あっ
た。
【0012】図16及び図17はFFやREW時にテー
プ端での減速に停止モードを用いる場合の動作を示す第
1及び第2の説明図である。
【0013】図16において、FFやREW時における
テープ端での減速に停止モードを用いる場合は、まず、
図14のモード移行MA0を行い、停止モードで減速させ
てから図14のモード移行MB0を行う。ここで、停止モ
ードでのブレーキ力が大きい場合は、図17に示すよう
に急に減速してしまい、結果として停止モードの後のR
EWやFFにおいて長くテープを移動させることにな
り、低速制御の時間が長くなってしまう。また、停止モ
ードからREWやFFに移行する場合のモードの境目と
なるD点では、テープに張力がかかった状態でリール台
のブレーキがオフポジションやソフトポジションになる
ためテープのたるみが発生したり、リールが停止してテ
ープが一旦停止してしまい、低速制御時間がばらつくと
いう問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気記
録再生装置では、巻戻しモードや早送りモードから停止
モードに移行する場合、モードの境目でキャプスタンス
ピードが高い状態で急激に減速しはじめるため、テープ
に強い張力が係り、テープが劣化する場合が多々あっ
た。また、テープ端時の減速制御では、ブレーキ力によ
って低速制御時間がばらつくという問題があった。
【0015】この発明は上記問題点を除去し、巻戻しモ
ードや早送りモードから停止モードに移行する場合にテ
ープに強い張力がかかるのを防止できる磁気記録再生装
置の提供を目的とする。また、テープ端時の減速制御に
おいて、低速制御時間のばらつきを低減できる磁気記録
再生装置の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の磁気記録
再生装置は、記録媒体としての磁気テープが巻回される
供給リール及び巻取りリールをそれぞれ駆動する供給リ
ール台及び巻取りリール台と、前記供給リール台にブレ
ーキ力を加える供給リール台ブレーキ部材と、前記巻取
りリール台にブレーキ力を加える巻取りリール台ブレー
キ部材と、前記ブレーキ部材を前記磁気テープの高速走
行を可能とする状態に駆動する早送り巻戻しポジション
と、前記ブレーキ部材を前記高速で走行している磁気テ
ープを減速または停止させるために各リール台に各ブレ
ーキ力を発生させる状態に駆動する停止ポジションを有
するカム部材とを備えた磁気記録再生装置において、前
記カム部材が、前記早送り巻戻しポジションと停止ポジ
ションの間に、前記ブレーキ部材の少なくとも一方を前
記停止ホジションより弱いブレーキ力で対応するリール
台に作用させる第3の制御ポジションを有し、さらに前
記早送りまたは巻戻し状態で高速走行している前記磁気
テープを減速または停止させる際に、前記カム部材を、
前記第3の制動ポジションで一旦停止させてから前記停
止ポジションに移行するように前記カム部材を駆動制御
するブレーキ部材制御手段を具備したことを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0018】図1乃至図3は本発明に係る磁気記録再生
装置の実施の形態を示し、図1は要部のブロック図、図
2はテープローディング前の内部を上方から見た平面
図、図3はテープローディング前の下方から見た底面図
である。
【0019】図1において、本発明の磁気記録再生装置
1は、テープカセットがカセットローディングされた状
態でテープカセットの供給リールと嵌合する供給リール
台2と、テープカセットがカセットローディングされた
状態でテープカセットの巻取りリールと嵌合する巻取り
リール台3と、前記供給リール台2にブレーキ力を加え
る供給リール台ブレーキ部材4と、前記巻取りリール台
3にブレーキ力を加える巻取りリール台ブレーキ部材5
と、前記供給リール台及び巻取りリール台の回転を検出
する回転検出手段{FG(Frequency Generator )}
6,7と、前記供給リール台ブレーキ部材4及び巻取り
リール台ブレーキ部材5に対してソフトポジションとこ
のソフトポジションよりもブレーキ力の強い半がけポジ
ション(第3の制動ポジション)とこの半がけポジショ
ンよりもさらにブレーキ力の強い停止ポジションの3段
階の駆動を行うとともにブレーキ力がオフとなるオフポ
ジションまたはソフトポジションにする駆動を行い、前
記テープカセットのテープを巻戻しまたは早送りから減
速または停止する際に、前記供給リール台ブレーキ部材
4と巻取りリール台ブレーキ部材5を半がけポジション
で一旦停止を行えるようにしたブレーキ部材制御手段9
と、回転検出手段6,7の出力が供給されるマイクロコ
ンピュータ8と、リール台2,3を回転駆動するリール
台駆動モータ91と、このリール台駆動モータ91の回
転をマイクロコンピュータ8からの制御信号に基づいて
制御するモータ制御回路92、さらにリール台駆動モー
タ91の回転を検出する回転検出手段910でなる。ま
た、マイクロコンピュータ8は、図示しない外部入力手
段からの入力に基づいて磁気記録装置の動作モードを設
定する動作モード設定機能、回転検出手段7,8の出力
に基づいて演算によりテープの位置を検出するテープ位
置検出機能、回転検出手段7,8の出力に基づいて演算
によりカセットの種別を判別するカセット種別判別機能
を備える。
【0020】供給リール台2,巻取りリール台3には、
それぞれ外周が周期的に極性反転した状態で付磁された
ロータマグネットが下側に取り付けられている。供給リ
ール台2,巻取りリール台3のそれぞれのロータマグネ
ットはFGヘッド6,7によりそれぞれの磁気が読み取
られるようになっている。これにより、FGヘッド6,
7は、それぞれ供給リール台2,巻取りリール台3の回
転数に周波数が比例した供給リールパルス、巻取りリー
ルパルスをそれぞれ出力する。
【0021】ブレーキ部材制御手段9は、第1の巻戻し
モードで巻取りリール台ブレーキ部材5をソフトポジシ
ョンにするとともに供給リール台ブレーキ部材4をオフ
ポジションにし、第2の巻戻しモードで巻取りリール台
ブレーキ部材5をオフポジションにするとともに供給リ
ール台ブレーキ部材4をソフトポジションにする。
【0022】次に、図2を用いて全体の構造を説明す
る。
【0023】図2において、符号11はシャーシであ
り、このシャーシ11には、テープカセットがカセット
ローディングされた状態でテープカセットの供給リール
と嵌合する供給リール台2と、テープカセットがカセッ
トローディングされた状態でテープカセットの巻取りリ
ールと嵌合する巻取りリール台3とが左右に並べて設け
られている。シャーシ11の中央には、キャプスタンモ
ータ280から図示しないプーリ及びベルトを介して回
転力を受けるセンタギアと、このセンタギアと噛合して
センタギアの回転方向に応じて選択的に供給リール台或
いは巻取りリール台3に噛合して、当該リール台を回転
駆動するアイドルギア組立て12が設けられている。し
たがって、キャプスタンモータ280がリール台駆動モ
ータとして動作する。
【0024】シャーシ11のアイドルギア組立て12奥
方の供給リール台2側の位置には供給リール台ブレーキ
部材4が回転可能な状態で設けられている。シャーシ1
1のアイドルギア組立て12奥方の巻取りリール台3側
の位置には巻取り巻取りリール台ブレーキ部材5が軸を
中心にして回動可能な状態で設けられている。
【0025】供給リール台ブレーキ部材4は、前記供給
リール台2にソフトポジションとこのソフトポジション
よりもブレーキ力の強いメインポジションの2段階でブ
レーキを行うとともにブレーキ力をオフポジションにす
ることが後述のカムスライダ31によって可能になって
いる。
【0026】巻取りリール台ブレーキ部材5は、前記巻
取りリール台3にソフトポジションとこのソフトポジシ
ョンよりもブレーキ力の強いメインポジションの2段階
でブレーキを掛けるとともにブレーキ力をオフポジショ
ンにすることが後述のカムスライダ31によって可能に
なっている。
【0027】供給リール台ブレーキ部材4及び巻取りリ
ール台ブレーキ部材5は、引張りばね111によって、
ブレーキをかける方向に付勢されている。
【0028】シャーシ11の奥側にはヘッドシリンダ1
3が設けられている。
【0029】シャーシ11のテープ供給側には、オペレ
イトレバー14及びテンションレバー15が回転可能な
状態で設けられ、テープ供給側スライダ16が、テープ
カセット側とヘッドシリンダ13側の間をスライド可能
な状態で設けられている。
【0030】テンションレバー15は、ブレーキベルト
10の一端に接続されている。ブレーキベルト10は、
中間部が供給リール台2に巻き付けられ、他端がシャー
シに接続されており、テンションレバー15の回転角に
応じて供給リール台2にブレーキをかけるようになって
いる。
【0031】シャーシ11のテープ巻取り側には、テー
プ巻取り側スライダ17がテープカセット側とヘッドシ
リンダ13側の間をスライド可能な状態で設けられると
ともに、ピンチレバー18、オペレイトレバー19及び
9番ガイドレバー20が回動可能な状態で設けられてい
る。
【0032】オペレイトレバー14は、テープローディ
ング位置でテンションレバー15を駆動するようにって
いる。テンションレバー15には、テンションポスト2
1が設けられている。
【0033】テープ供給側スライダ16には、磁気テー
プのガイドを行うガイローラ22とシフトポスト23が
形成されている。シャーシ11のテープ供給側には、ガ
イドローラ24が設けられている。
【0034】テープ巻取り側スライダ17には、磁気テ
ープのガイドを行うシフトポスト25とガイローラ26
とが設けられている。ピンチレバー18にはピンチロー
ラ27が設けられている。シャーシ11のテープ巻取側
には、キャプスタン28が設けられている。9番ガイド
レバー20は、シフトポスト29が設けられている。
【0035】ピンチレバー18とオペレイトレバー19
は、レバー30を介して連動するようになっている。
【0036】図3において、カムスライダ31はシャー
シ11の下側にスライド可能な状態で取り付けられてい
る。
【0037】カムスライダ31には、カム溝32,3
3,34,35が形成されている。
【0038】オペレイトレバー14,供給リール台ブレ
ーキ部材4,巻取りリール台ブレーキ部材5及びオペレ
イトレバー19は、それそれに形成されたピン37,3
8,39,40がそれぞれカム溝32,33,34,3
5に挿入されており、カムスライダ31のスライドによ
り駆動されるようになっている。
【0039】テープ供給側スライダ16とテープ巻取り
側スライダ17とは、それぞれシャーシ11に形成した
溝36,37に沿ってスライド可能に設けられており、
それぞれ連結レバー38,39を介してガイドレバー4
0,41と連動するようになってる。ガイドレバー4
0,41はそれぞれに形成されたギア42,43で咬合
しており、互いに逆方向に回転するようになっている。
また、ガイドレバー41にはギア44が形成されてい
る。このギア44はギア45と咬合し、ギア45は、カ
ムスライダ31のギア部46と咬合している。これによ
り、カムスライダ31のスライドにより、テープ供給側
スライダ16とテープ巻取り側スライダ17とは、溝3
6,37に沿ってスライドするようになっている。
【0040】カムギア50は、カムスライダ31及び図
2の9番ガイドレバー20を駆動するためのものであ
り、シャーシ11に回転可能に設けられ、カムスライダ
31のギア部47と咬合するギア部が形成されるととも
に、図2の9番ガイドレバー20と連動するカムが形成
されている。また、カムギア50に形成されたギアは、
ギア51と咬合し、ギア51,52,53,54,5
5,ウオームギア56により、モードモータ57の動力
が伝達するようになっている。カムギア50、ギア5
1,52,53,54,55,ウオームギア56、モー
ドモータ57及びモードモータ57の駆動回路は、動作
モード設定手段の一部を構成している。また、カムギア
50には第1乃至第3のカムスイッチが設けられてお
り、これらカムスイッチのオン、オフにより各種モード
を検出できるようになっている。
【0041】図4は図2の磁気記録再生装置のテープロ
ーディングを行った状態を示す平面図である。
【0042】図4において、テープ供給側スライダ16
とテープ巻取り側スライダ17は、奥方に移動し、回転
シリンダ13に磁気テープを巻き付ける位置に来てい
る。
【0043】テンションレバー15も左回り回転し、オ
ペレイトレバー14と連動する位置に来ている。オペレ
イトレバー19は右回りに回転し、ピンチレバー18
は、左回りに回転して、ピンチローラ27とキャプスタ
ン28が磁気テープを挟持する手前の状態となってい
る。
【0044】このような移動は、図3のカムスライダ3
1のスライドにより行われており、さらにカムスライダ
31を移動することにより、供給リール台ブレーキ部材
4、巻取りリール台ブレーキ部材5、9番ガイドレバー
20の駆動も行われるようになっている。
【0045】テープカセットから供給側から取出された
磁気テープは、テンションポスト21とガイローラ22
に導かれ、ガイローラ22,24の間を通り、シフトポ
スト23に導かれ、回転シリンダ13に巻き付けるら
れ、シフトポスト25とガイローラ26に導かれ、ピン
チローラ27とキャプスタン28の間を通り、シフトポ
スト29に導かれ、テープカセットの巻取り供給側に導
かれる。
【0046】図5及び図6は図1の供給リール台ブレー
キ部材4の動作を示す説明図であり、図5(a)はオフ
ポジション、図5(b)はソフトポジション、図6
(a)は半がけポジション、図6(b)はメインポジシ
ョンを示している。
【0047】図5及び図6において、供給リール台ブレ
ーキ部材4は、軸61を中心にして回動可能に構成され
ているとともに、図3のカムスライダ31のスライドに
より駆動されて回動するように構成されている。供給リ
ール台ブレーキ部材4は、弾性を有する部材で形成され
ており、ブレーキ用の突起部62が形成されている。
【0048】図5(a)に示すオフポジションでは、供
給リール台ブレーキ部材4のブレーキ用の突起部62
は、供給リール台2のブレーキベルト10に接触しな
い。
【0049】図5(b)に示すソフトポジションでは、
供給リール台ブレーキ部材4が回転角A1まで回動し、
ブレーキ用の突起部62は、引張りばね111の力で供
給リール台2のブレーキベルト10に弱く接触して、ブ
レーキベルト10を介して比較的弱いブレーキ力を供給
リール台2に加える。
【0050】図6(a)に示す半がけポジションでは、
供給リール台ブレーキ部材4が回転角B1まで回動し、
ブレーキ用の突起部62は、供給リール台2のブレーキ
ベルト10に中間的な力で接触して中ぐらいに湾曲し、
ブレーキベルト10を介して中間的なブレーキ力を供給
リール台2に加える。
【0051】図6(b)に示すメインポジションでは、
供給リール台ブレーキ部材4が回転角C1まで回動し、
ブレーキ用の突起部62は、供給リール台2のブレーキ
ベルト10に強く接触して大きく湾曲し、ブレーキベル
ト10を介して比較的強いブレーキ力を供給リール台2
に加える。
【0052】図7及び図8は図1の巻取りリール台ブレ
ーキ部材5の動作を示す説明図であり、図7(a)はオ
フポジション、図7(b)はソフトポジション、図8
(a)は半がけポジション、図8(b)はメインポジシ
ョンを示している。
【0053】図7及び図8において、巻取りリール台ブ
レーキ部材5は、軸63を中心にして回動可能に構成さ
れているとともに、図3のカムスライダ31のスライド
により駆動され、回動するように構成されている。巻取
りリール台ブレーキ部材5は、弾性を有する部材で形成
されており、ブレーキ用の突起部64が形成されてい
る。
【0054】突起部64の巻取りリール3側にはブレー
キパッド65が取り付けられている。
【0055】突起部64のブレーキパッド65の反対側
には、コイルばね66が設けられている。コイルばね6
6は、突起部64を巻取りリール3側に付勢するように
なっている。
【0056】図7(a)に示すオフポジションでは、巻
取りリール台ブレーキ部材5のブレーキ用の突起部64
のブレーキパッド65は、巻取りリール台3に接触しな
い。
【0057】図7(b)に示すソフトポジションでは、
巻取りリール台ブレーキ部材5が回転角A2まで回動
し、ブレーキ用の突起部64は、引張りばね111の力
でブレーキパッド65が巻取りリール台3に弱く接触し
て小さく湾曲し、比較的弱いブレーキ力を巻取りリール
台3に加える。
【0058】図8(a)に示す半がけポジションでは、
巻取りリール台ブレーキ部材5が回転角B2まで回動
し、コイルばね66を中程度にたわませる。ブレーキ用
の突起部64は、ブレーキパッド65が巻取りリール台
3に中間的な力で接触して中ぐらいに湾曲し、中間的な
ブレーキ力を巻取りリール台3に加える。
【0059】図8(b)に示すメインポジションでは、
巻取りリール台ブレーキ部材5が回転角C2まで回動
し、コイルばね66を大きくたわませる。ブレーキ用の
突起部64は、ブレーキパッド65が巻取りリール台3
に強く接触して大きく湾曲し、比較的強いブレーキ力を
巻取りリール台3に加える。
【0060】図9は図3のカムスライダ31によるモー
ド設定の動作を示す説明図であり、図9(a)は供給リ
ール台ブレーキ部材4の状態を示し、図9(b)は巻取
りリール台ブレーキ部材5の状態を示し、図9(c)は
モード移行MA1を示し、図9(d)はモード移行MB1を
示し、図9(e)はモード移行MC1を示している。
【0061】図9(a)〜(e)に示すように、停止モ
ードでは、供給リール台ブレーキ部材4及び巻取りリー
ル台ブレーキ部材5はメインポジションとなる。このと
き供給リール台ブレーキ部材4は図6(b)の状態にな
り、巻取りリール台ブレーキ部材5は図8(b)の状態
になる。
【0062】半がけモードでは、供給リール台ブレーキ
部材4及び巻取りリール台ブレーキ部材5は半がけポジ
ションとなる。このとき供給リール台ブレーキ部材4は
図6(a)の状態になり、巻取りリール台ブレーキ部材
5は図8(a)の状態になる。
【0063】第2の巻戻しモードでは、供給リール台ブ
レーキ部材4がソフトポジション、巻取りリール台ブレ
ーキ部材5はオフポジションとなる。
【0064】第1の巻戻しモードでは、供給リール台ブ
レーキ部材4がオフポジション、巻取りリール台ブレー
キ部材5はソフトポジションとなる。
【0065】また、本実施の形態の磁気記録再生装置で
は、テープダメージに心配がある場合において、第2の
巻き戻しモードから停止モードに移行する場合、図9
(c)のモード移行MA1に示すように、第2の巻き戻し
モードからモード移行MAaを行い、半がけモードで一旦
停止を行い、この後モード移行MAbを行い停止モードに
移行する。停止モードから第2の巻き戻しモードに移行
する場合、図9(d)のモード移行MB1に示すように、
停止モードからモード移行MBaを行い、半がけモードで
一旦停止を行い、この後モード移行MBbを行い第2の巻
き戻しモードに移行している。
【0066】このように、本実施の形態の磁気記録再生
装置は、テープカセットのテープを早送りまたは巻戻し
から減速または停止する際に、前記供給リール台ブレー
キ部材4と巻取りリール台ブレーキ部材5を半がけポジ
ションで一旦停止を行うことにより、モードの境目でテ
ープ速度が早い状態で急激に減速するのを防止し、テー
プに強い張力がかかるのを防止している。
【0067】また、本発明の実施の形態では、テープダ
メージの心配がない場合は、図9(e)のモード移行M
C1に示すように、停止モードから半がけモードで一旦停
止せずに第2の巻き戻しモードに移行している。これに
より、図9(c)のモード移行MA1に比べて、テープを
止める間のテープの移動距離を短くしている。
【0068】図10は巻戻しモードにおける図1のマイ
クロコンピュータ8の制御を示す説明図である。
【0069】図10において、テープカセットのテープ
の巻戻しの際には、マイクロコンピュータ8は、FGヘ
ッド6,7からの供給リールパルスと巻取りリールパル
スに基づき(例えば両パルスの周波数比に基づき)、或
いはそれらリールパルスとリール台駆動モータ91の回
転検出手段910からのパルス(キャプスタンFG)に
基づきテープの巻戻し位置を検出し、この検出結果に基
づいて図3のカムスライダ31を駆動してモード設定を
行っている。この場合、供給リールパルスが36個発生
する期間(供給リール3回転)における巻取りリールパ
ルスの数をTPとして説明する。
【0070】マイクロコンピュータ8は、巻戻し位置が
初めとなる第1の位置から第2の位置までは、TP は1
2から50となり、ブレーキ部材制御手段9を第1の巻
戻しモードを設定し、第2の位置から減速をかけるまで
はTP は50から96となりブレーキ部材制御手段9を
第2の巻戻しモードにし、この後、半がけモードにして
減速をかける。
【0071】図11は図9のモード移行MA1の減速状態
を示す説明図である。
【0072】図11において、第2の巻戻しモード(R
EW)や早送りモード(FF)から停止モードに移行す
る場合、半がけモードで一旦停止を行いキャプスタンス
ピードを緩やかに低下させ、キャプスタンスピードがあ
る程度低下したD点で停止モードにしてキャプスタンス
ピードを大きく低下させている。この場合、キャプスタ
ンスピードが低い状態では、キャプスタンスピードの減
速率が大きくてもテープにはあまり張力がかからず、テ
ープの劣化を防止できる。
【0073】以上説明したように図1に示した発明の実
施の形態では、巻戻しモードや早送りモードから停止モ
ードに移行する場合にテープに強い張力がかかるのを防
止でき、テープが劣化するのを防止できる。
【0074】以下、図1の発明の実施の形態の変形例に
ついて説明する。
【0075】この場合の変形例では、図9(c)のモー
ド移行MA1に示す巻き戻しモード(または早送りモー
ド)から半がけモードに移行するモード移行MAaのスピ
ードに対して、半がけポジションから停止ポジションに
移行するモード移行MAbのスピードを遅くする。
【0076】このような変形例でも、テープ劣化防止の
点で同様の効果が得られる。また、半がけポジションを
保つ図3のカムスライダ31のカム形状を大きくするこ
とで、一旦停止や移行速度を変えることなく、前記変形
例と同様の効果が得られる。
【0077】また、図1の発明の実施の形態において、
巻戻しモードから半がけモードで一旦停止せずに停止モ
ードに移行する第1の方法としては、テープスピード
(マイクロコンピュータの設定値)、リール台駆動モー
タの回転数(キャプスタンFGの周波数)、リール台の
回転速度(リール台FGの周波数)の内いずれか1つの
数値を判定対象とし、この判定対象の数値が判定値以下
のときは前記半がけポジションでの一旦停止を行わず、
前記判定対象の数値が前記判定値を越えた場合に前記半
がけポジションでの一旦停止を行う制御手段を設ける方
法がある。
【0078】巻戻しモードから半がけモードで一旦停止
せずに、停止モードに移行する第2の方法としては、前
記供給リール2または巻取りリール3に巻き付けられた
テープの径によって前記半がけポジションでの一旦停止
を行うか行わないかの判断を行う制御手段を設ける方法
がある。
【0079】停止モードから半がけモードで一旦停止せ
ずに第2の巻き戻しモードに移行する第3の方法として
は、前記テープの走行方向に基づいて前記半がけポジシ
ョンでの一旦停止を行うか行わないかの判断を行う制御
手段を設ける方法がある。
【0080】このように各種方法を適用できる。
【0081】以下、本発明の第2の実施の形態について
図12及び図13を参照して説明する。
【0082】図12及び図13は本発明に係る磁気記録
再生装置の第2の実施の形態の減速制御を示す説明図で
あり、図12はブレーキ力が比較的大きい場合、図13
はブレーキ力が小さい場合を示している。また、第2の
実施の形態は、減速制御以外の部分で第1の実施の形態
と同じであるため、回路構成や部品構成について図1乃
至図9を参照して説明する。
【0083】第2の実施の形態の磁気記録再生装置は、
カムスライダ31を半がけポジションで一旦停止した場
合に、リール台を駆動するキャプスタンモータの回転数
の減速値を検出し、この減速値が判定値より遅くなった
場合に停止ポジションに移行させる制御手段を設けると
ともに、前記停止ポジションに移行した後、テープが停
止する前に巻戻しまたは早送りのポジションに移動させ
る制御手段を設けている。
【0084】さらに、詳細に説明すると、磁気記録再生
装置は、巻き戻しにおいて、テープ端に近付き、両リー
ル台のパルスの一方を基準として周波数比がある値を越
えた場合、図9に示したモード移行MAaを行う。この場
合、図12に示すキャプスタンスピードがG1からG2
なるまでの時間T1の計測を行う。時間T1が停止モー
ドへ行くかどうかの判定値より小さい場合には、停止モ
ードに行かずに、半がけモードからFF/REWホジシ
ョンへ移行して低速制御を行う。
【0085】図13のようにブレーキ力が小さい場合に
は、T1の判定値がより大きくなる。
【0086】このときは停止モードへ移行して低速制御
時間がなくならないようにする。次に、キャプスタンス
ピードが低下すると半がけポジションに戻り、さらに低
下するとFF/REWポジションに移行して低速制御に
移る。このように、ブレーキ力が比較的弱い半がけポジ
ションからFF/REWポジションに移行することで、
H点でのテープのたるみ及びテープの停止を防止してい
る。
【0087】このような発明の実施の形態によれば、キ
ャプスタンスピードがG1からG2に減速する間での時
間T1が長い場合には停止モードへ移行して早めに減速
を行うので、テープ端時の減速制御において、低速制御
時間のばらつきを低減でき、これにより、ユーザーに好
印象を与えることができる。
【0088】また、このような発明の実施の形態におい
て、制御の精度の向上のため、図12に示すように、G
1からG2間の時間T1、G1からG3間の時間T2と
判定を複数回行うようにしてもよい。この場合、判定ス
ピードを算出するためのG1,G2,G3及びT1,T
2は低速制御時間が安定するように決める。
【0089】また、上記判定値を一定値とした場合、同
一規格(例えばVHSのT−120)のカセットでもメ
ーカ等の違いによりテープの厚さが異なる場合があり、
厚めのテープは低速制御時間が大きくなってしまう。よ
って前記減速値を判定する判定値を変更可能とし、カセ
ットの種別を判別する手段で、テープの厚さ(所定走行
距離におけるリール巻回寮の違=リール回転速度の違
い)を判別して判定値を決定することで低速時間の安定
化を行ようにしてもよい。カセットの種類の判別は、例
えば両リールパルスとキャプスタンFGパルスに基づき
演算により求めることができ、その過程で上記方法によ
りテープ厚も判別可能である。
【0090】また、第2の実施の形態では、減速値とし
てキャプスタンモータの回転数の減速値を用いたが、テ
ープスピードやリール台の回転数を用いてもよい。
【0091】尚、図1乃至図13に示した発明の実施の
形態では、回転検出手段として磁気式のFGヘッドを用
いたが光学式のものを用いてもよい。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、巻戻しモードや早送り
モードから停止モードに移行する場合にテープに強い張
力がかかるのを防止できるので、テープが劣化するのを
防止できる。また、本発明によれば、テープ端時の減速
制御において、低速制御時間のばらつきを低減でき、ユ
ーザーに好印象を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気記録再生装置の実施の形態を
示すブロック図。
【図2】図1の磁気記録再生装置のテープローディング
前の内部の平面図。
【図3】図1の磁気記録再生装置のテープローディング
前の内部の底面図。
【図4】図2の磁気記録再生装置のテープローディング
を行った状態を示す平面図。
【図5】図1の供給リール台ブレーキ部材の動作を示す
第1の説明図。
【図6】図1の供給リール台ブレーキ部材の動作を示す
第2の説明図。
【図7】図1の巻取りリール台ブレーキ部材の動作を示
す第1の説明図。
【図8】図1の巻取りリール台ブレーキ部材の動作を示
す第2の説明図。
【図9】図3のカムスライダによるモード設定の動作を
示す説明図。
【図10】図1のマイクロコンピュータの巻戻しモード
における制御を示す説明図。
【図11】図9のモード移行の減速状態を示す説明図。
【図12】本発明に係る磁気記録再生装置の第2の実施
の形態の減速制御を示す第1の説明図。
【図13】本発明に係る磁気記録再生装置の第2の実施
の形態の減速制御を示す第2の説明図。
【図14】従来の磁気記録再生装置によるブレーキ制御
のモード設定の動作を示す説明図。
【図15】図14のモード移行の減速状態を示す説明
図。
【図16】早送りや巻戻し時にテープ端での減速に停止
モードを用いる場合の動作を示す第1の説明図。
【図17】早送りや巻戻し時にテープ端での減速に停止
モードを用いる場合の動作を示す第2の説明図。
【符号の説明】
1 磁気記録再生装置 2 供給リール台 3 巻取りリール台 4 供給リール台ブレーキ部材 5 巻取りリール台ブレーキ部材 6,7 FGヘッド 8 マイクロコンピュータ 9 ブレーキ部材制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月4日(1999.10.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】ここで、供給リール台ブレーキ部材と巻取
りリール台ブレーキ部材にはモータからの動力がカムギ
アを介してカムスライダにより加えられるようになって
おり、カムギアのカムスイッチによって供給リール台ブ
レーキ部材と巻取りリール台ブレーキ部材のモードが検
出できるようになっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の磁気記録
再生装置は、記録媒体としての磁気テープが巻回される
供給リール及び巻取りリールをそれぞれ駆動する供給リ
ール台及び巻取りリール台と、前記供給リール台にブレ
ーキ力を加える供給リール台ブレーキ部材と、前記巻取
りリール台にブレーキ力を加える巻取りリール台ブレー
キ部材と、前記ブレーキ部材を前記磁気テープの高速走
行を可能とする状態に駆動する早送り巻戻しポジション
と、前記ブレーキ部材を前記高速で走行している磁気テ
ープを減速または停止させるために各リール台に各ブレ
ーキ力を発生させる状態に駆動する停止ポジションを有
するカム部材とを備えた磁気記録再生装置において、前
記カム部材が、前記早送り巻戻しポジションと停止ポジ
ションの間に、前記ブレーキ部材の少なくとも一方を前
記停止ポジションより弱いブレーキ力で対応するリール
台に作用させる第3の制御ポジションを有し、さらに前
記早送りまたは巻戻し状態で高速走行している前記磁気
テープを減速または停止させる際に、前記カム部材を、
前記第3の制動ポジションで一旦停止させてから前記停
止ポジションに移行するように前記カム部材を駆動制御
するブレーキ部材制御手段を具備したことを特徴とす
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】テープ供給側スライダ16には、磁気テー
プのガイドを行うガイドローラ22とシフトポスト23
が形成されている。シャーシ11のテープ供給側には、
ガイドローラ24が設けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】テープ巻取り側スライダ17には、磁気テ
ープのガイドを行うシフトポスト25とガイドローラ
6とが設けられている。ピンチレバー18にはピンチロ
ーラ27が設けられている。シャーシ11のテープ巻取
側には、キャプスタン28が設けられている。9番ガイ
ドレバー20は、シフトポスト29が設けられている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】テープカセットから供給側から取出された
磁気テープは、テンションポスト21とガイドローラ
2に導かれ、ガイドローラ22,24の間を通り、シフ
トポスト23に導かれ、回転シリンダ13に巻き付けら
、シフトポスト25とガイドローラ26に導かれ、ピ
ンチローラ27とキャプスタン28の間を通り、シフト
ポスト29に導かれ、テープカセットの巻取り供給側に
導かれる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】さらに、詳細に説明すると、磁気記録再生
装置は、巻き戻しにおいて、テープ端に近付き、両リー
ル台のパルスの一方を基準として周波数比がある値を越
えた場合、図9に示したモード移行MAaを行う。この場
合、図12に示すキャプスタンスピードがG1からG2
なるまでの時間T1の計測を行う。時間T1が停止モー
ドへ行くかどうかの判定値より小さい場合には、停止モ
ードに行かずに、半がけモードからFF/REWポジシ
ョンへ移行して低速制御を行う。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正内容】
【0089】また、上記判定値を一定値とした場合、同
一規格(例えばVHSのT−120)のカセットでもメ
ーカ等の違いによりテープの厚さが異なる場合があり、
厚めのテープは低速制御時間が大きくなってしまう。よ
って前記減速値を判定する判定値を変更可能とし、カセ
ットの種別を判別する手段で、テープの厚さ(所定走行
距離におけるリール巻回量の違い=リール回転速度の違
い)を判別して判定値を決定することで低速時間の安定
化を行ようにしてもよい。カセットの種類の判別は、例
えば両リールパルスとキャプスタンFGパルスに基づき
演算により求めることができ、その過程で上記方法によ
りテープ厚も判別可能である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体としての磁気テープが巻回され
    る供給リール及び巻取りリールをそれぞれ駆動する供給
    リール台及び巻取りリール台と、 前記供給リール台にブレーキ力を加える供給リール台ブ
    レーキ部材と、 前記巻取りリール台にブレーキ力を加える巻取りリール
    台ブレーキ部材と、 前記ブレーキ部材を前記磁気テープの高速走行を可能と
    する状態に駆動する早送り巻戻しポジションと、前記ブ
    レーキ部材を前記高速で走行している磁気テープを減速
    または停止させるために各リール台に各ブレーキ力を発
    生させる状態に駆動する停止ポジションを有するカム部
    材とを備えた磁気記録再生装置において、 前記カム部材が、前記早送り巻戻しポジションと停止ポ
    ジションの間に、前記ブレーキ部材の少なくとも一方を
    前記停止ホジションより弱いブレーキ力で対応するリー
    ル台に作用させる第3の制御ポジションを有し、 さらに前記早送りまたは巻戻し状態で高速走行している
    前記磁気テープを減速または停止させる際に、前記カム
    部材を、前記第3の制動ポジションで一旦停止させてか
    ら前記停止ポジションに移行するように前記カム部材を
    駆動制御するブレーキ部材制御手段を具備したことを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ部材制御手段は、前記カム
    部材の前記第3の制御ポジションから前記停止ポジショ
    ンへの移行による前記ブレーキ部材の駆動が前記早送り
    巻戻しポジションから前記第3の制動ポジションへの移
    行による前記ブレーキ部材の駆動に対して、ゆっくり行
    われるように前記カム部材を制御するものであることを
    特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記カム部材は、前記ブレーキ部材の駆
    動制御中に前記第3の制動ポジションを所定時間保持す
    るようなカム形状に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 さらに前記リール台の回転駆動源となる
    モータと、 このモータの回転を制御するモータ制御手段を有し、 前記ブレーキ部材制御手段は、前記磁気テープ高速走行
    時の前記モータ制御手段のモータ速度設定値が所定値以
    下である場合に、前記磁気テープを減速または停止させ
    る際に前記カム部材を前記第3の制動ポジションで一旦
    停止させないように制御するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 さらに前記リール台の回転数を測定する
    手段を含み、測定値が所定値以下の際は、前記ブレーキ
    部材制御手段は、前記磁気テープを減速または停止させ
    る際に、前記カム部材を前記第3の制動ポジションで一
    旦停止させないように制御するものであることを特徴と
    する請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキ部材制御手段は、テープの
    走行位置を検出するテープ位置検出手段を含み、前記早
    送りまたは巻戻し状態にある磁気テープを減速または停
    止させる際に、前記テープ走行位置検出手段によって検
    出されたテープ位置が所定位置よりテープを巻き取る方
    向と逆方向のテープ端に近い位置であった場合に、前記
    カム部材を前記第3の制動ポジションで一旦停止させな
    いように制御するものであることを特徴とする請求項1
    に記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記ブレーキ部材制御手段は、前記早送
    りまたは巻戻し状態にある磁気テープを減速させるかま
    たは停止させる際に、前記カム部材を前記第3の制動ポ
    ジションで一旦停止させるか否かの決定を、磁気テープ
    走行方向に応じて行うものであることを特徴とする請求
    項1に記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記ブレーキ部材制御手段は、早送りま
    たは巻戻し状態にある磁気テープの走行を減速または停
    止させる際に、前記カム部材を前記早送り巻戻しポジシ
    ョンから前記第3の制動ポジションへ移行させて一旦停
    止し、再び前記早送り巻戻しポジションに戻してから前
    記第3の制動ポジションまたは前記停止ポジションに移
    行させるように制御して磁気テープを停止させるもので
    あり、 さらに前記ブレーキ部材制御手段は、前記磁気テープの
    走行速度を判別する手段を含み、その判別手段により前
    記カム部材の第3の制動ポジションによる制動時の前記
    磁気テープの走行速度の変化に基づいて減速度を求め、
    該減速度が所定値に満たない場合に、その後、前記カム
    部材を、前記早送り巻戻しポジションに移行する前に前
    記停止ポジションに移行させるように制御するものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ブレーキ部材制御手段は、早送りま
    たは巻戻し状態にある磁気テープの走行を減速または停
    止させる際に、前記カム部材を前記早送り巻戻しポジシ
    ョンから前記第3の制動ポジションへ移行させて一旦停
    止し、再び前記早送り巻戻しポジションに戻してから前
    記第3の制動ポジションまたは前記停止ポジションに移
    行させるように制御して磁気テープを停止させるもので
    あり、 さらに前記ブレーキ部材制御手段は、前記リール台駆動
    モータの回転速度または前記リール台の回転速度を判別
    する回転速度手段を含み、その判別手段により前記カム
    部材の第3の制動ホジションによる制動時の前記回転速
    度の変化に基づいて減速度を求め、該減速度が所定値に
    満たない場合に、その後、前記カム部材を、前記早送り
    巻戻しポジションへ移行する前に前記停止ポジションに
    移行させるように制御するものであることを特徴とする
    請求項1記載の磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記ブレーキ部材制御手段は、前記減
    速が十分でない場合に、前記カム部材を、前記停止ポジ
    ションに移行した後、さらに前記第3の制動ポジション
    に一旦移行してから前記早送り巻戻しポジションに移行
    するように制御するものであることを特徴とする請求項
    8または9のいずれかに記載の磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記磁気テープはテープ全長、テープ
    厚またはリールハブのうち少なくとも1つが異なる一定
    外形状の複数種のテープカセットとして構成され、前記
    ブレーキ部材制御手段は、前記テープカセットの種類を
    判別する手段を含み、前記第3の制動ポジションから前
    記早送り巻戻しポジションへの移行の前の停止ポジショ
    ンへの移行の要否の判断の基準となる前記減速値を、前
    記磁気テープの種類に応じて変えるようにしたことを特
    徴とする請求項8または9のいずれかに記載の磁気記録
    再生装置。
  12. 【請求項12】 前記ブレーキ部材制御手段が、前記減
    速度の検出を数回行うことを特徴とする請求項8または
    9のいずれかに記載の磁気記録再生装置。
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