JPH0792956B2 - 磁気テ−プ装置 - Google Patents

磁気テ−プ装置

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JPH0792956B2
JPH0792956B2 JP60024807A JP2480785A JPH0792956B2 JP H0792956 B2 JPH0792956 B2 JP H0792956B2 JP 60024807 A JP60024807 A JP 60024807A JP 2480785 A JP2480785 A JP 2480785A JP H0792956 B2 JPH0792956 B2 JP H0792956B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カセット内から磁気テープを引出して回転ヘ
ッドを載置した回転ドラムと他の固定磁気ヘッドに添接
走行させて信号を記録・再生する方式の磁気テープ装置
に関するものである。
従来の技術 一般に、カセット内から磁気テープを引出して早巻き
(早送り,巻戻し)モード時の一発頭出しやリニヤカウ
ントを行なうことのできる磁気テープ装置は、カセット
外部やカセットに設けた開口部に固定磁気ヘッドを設置
し、磁気テープを磁気ヘッドに添接走行させてコントロ
ール信号や位置信号を記録・再生できるように構成して
いる。
また、早巻きモード時における一発頭出しやリニヤカウ
ントを行なうためには、磁気テープ装置のモードが記録
・再生,早巻き時において常に磁気テープが固定磁気ヘ
ッドに添接走行しなければならない。このため、記録・
再生モードと早巻きモードとにおいて共通するテープパ
ス部、すなわち固定磁気ヘッドに磁気テープが添接して
いるテープパス部を形成する必要がある。
ところで、一般に磁気テープをカセットの外部に引き出
してテープを走行させるビデオテープレコーダ(VTR)
における代表的なテープローディング方式は、Uローデ
ィング方式とMローディング方式との2つに大別され
る。特開昭55−160362号公報に開始されているようなU
ローディング方式は、テープローディングメカニズムが
複雑になる反面、テープのねじれ矯正距離が長くテープ
のポスト巻付角が小さく、回転磁気ヘッドシリンダに磁
気テープを添接させたままでも比較的小さなエネルギー
で早巻きできるため、記録・再生モード時と早巻きモー
ド時とのテープパスが同じでよく、このため、早巻き時
の一発頭出しやリニヤカウントは容易に実現できる。し
かし、複雑な走行系を高速走行することによる磁気テー
プダメージの発生する可能性があり、回転磁気ヘッドも
摩耗しやすいという欠点があった。
一方Mローディング方式は、テープローディングメカニ
ズムが簡単になる反面、テープのねじれ矯正距離が短か
く、テープのポストへの巻付角が大きく、回転磁気ヘッ
ドシリンダに磁気テープを巻付けたまま早巻きするには
大きなエネルギーを必要とする。このため、記録・再生
モード時と早巻きモード時とのテープパスを変えること
が一般的である。
ところが上記のように、記録・再生モード時と早巻きモ
ード時において固定磁気ヘッドに磁気テープを添接させ
得るテープパスを形成しなければならず、このためMロ
ーディング方式のVHSフオーマットにおいては、早巻き
時に特開昭54−149609に見られるような記録位置識別信
号再生ヘッドをカセット開口部に特別に設けたり、第6
図に示すようなテープパスを形成するなどの方法がとら
れていた。
以下図面を参照しながら上述したMローディング方式に
おける従来のテープ頭出し用のテープパス形成手段を有
する磁気テープ装置について説明する。
第6図において、カセット1内の供給リールハブ4aと巻
取リールハブ5aとの間には磁気テープ2が掛け渡してあ
る。シャーシ3には供給リールハブ4aと巻取リールハブ
5aとにそれぞれ係合して一体的に回転する一対のリール
台4b,5bが回転自在に配設してある。両リール台4b,5bか
ら略々等しい距離にはリールモータ(図示せず)によっ
て正逆転駆動されるプーリ6が配設してある。従ってア
イドラ7をプーリ6に当接させると、プーリ6の回転方
向に応じてアイドラ7は供給リール台4bあるいは巻取リ
ール台5bのいずれかに転接して回転を伝達することにな
り、磁気テープ2の巻取り動作を行なう。早送りモード
と巻戻しモードではカセット開口部21に位置していた引
き出しポスト17′が実線で示す位置に移動して磁気テー
プ2を第6図の実線で示すような固定磁気ヘッド16にテ
ープを添接させ得る走行系を形成し、前記したようなリ
ール駆動機構で磁気テープを高速走行させ固定磁気ヘッ
ド16にて必要な信号の読みとりを行なう。
記録・再生モードでは、公知のようにカセット開口部2
0,21に位置する引き出しポスト10,11,12,13を一点鎖線
で示す位置まで移動することによって磁気テープ2を引
き出して、回転ドラム9、固定磁気ヘッド16にそれぞれ
所定角度だけ添接させ、一点鎖線で示すテープパスを形
成する。その後、キャプスタン14とピンチローラ15の協
働によって磁気テープ2を定速送りし、前記リール駆動
機構によって巻取リールハブ5aに巻き取っていく。これ
が従来のテープ装置の構成であるが、本発明との関連で
さらに説明する。
早巻きモードから、記録・再生モードへ移行する時、引
き出しポスト17は第6図の実線の位置をそのまま保って
いる。それは実際上の磁気テープ装置では停止モード,
早巻きモード,記録・再生モード,一時停止モード,逆
再生モードなど多くのモードが設定されており、それら
のモード移行でのメカニズムの動きを出来るだけ少なく
し、メカニズムの構成を簡単にしようとするためであ
る。ところが、この記録・再生モードでもしも磁気テー
プ2が引き出しポスト17に当接していたら、回転ドラム
9のテープ離間点から固定磁気ヘッド16までのテープパ
ス長(いわゆるX値)が変化し、テープ装置間の互換性
を保障する上で大きな問題となる。また、第6図に示す
ように引き出しポスト17で引き出された磁気テープ2
は、回転ドラム9に微少角度であるが巻き付いて走行
し、回転ドラム9がテープ走行面に対して一般には傾斜
しているため、テープ走行に影響を与えるのでこの影響
を除外し、早巻き時のテープ走行の安定化のために引き
出しポスト17も傾斜させるのが一般的である。そのた
め、記録・再生モードで磁気テープ2が引き出しポスト
17に当接していたら、テープの走行が不安定になる。従
って、従来は第6図に示すように引き出しポスト17を記
録・再生モードのテープパスで磁気テープ2に当接しな
い位置を選んで位置決めを行なっていた。
また第7図には特開昭59−112460号公報に見られる従来
例を示している。基本構成は第6図とまったく同様であ
るが、早巻き時に第2の引き出しピン18を追加し、回転
ドラム9に磁気テープ2が添接しない構成としている。
そして、記録・再生時には引き出しピン17,18はそれぞ
れ点線で示したような位置にいて移動しない構成になっ
ている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら第6図のような構成では、引き出しポスト
17の位置を早巻き時と記録・再生時で移動しないにもか
かわらず、早巻き時には固定磁気ヘッド16で確実に信号
を検出し、記録・再生時のテープパスでは、磁気テープ
2に当接しないようにしなければならない。つまり早巻
き時の固定磁気ヘッド16へのテープ巻付角は記録・再生
時に比較して小さくなり、固定磁気ヘッド16の出力が不
安定になりやすいために、引き出しピン17にはその位置
や傾斜角を調整する手段を設け、微妙な調整が要求され
ていた。また、図示していない引き出しピン17の支持部
材についてもその精度や強度に厳しい要求がなされてい
た。
また第7図のような構成では、早巻きモードから記録・
再生モードに移行するとき一度引き出しピン17,18は点
線で示した位置に戻り、しかる後に供給側引き出しポス
ト10,11、巻取側引き出しポスト12,13が一点鎖線で示す
位置まで磁気テープ2を引き出し、記録・再生モードが
形成されるので、早巻きモードから記録・再生モードへ
の移行で固定磁気ヘッド16から磁気テープ2が離間する
ため、この時テープ位置に関する信号が検出できず、次
に記録・再生モードに移った時のテープ位置の保障がな
されず、品位の低い磁気テープ装置にしか対応できない
ことになる。
本発明は上記問題点に鑑み、簡単な構成で引き出しポス
トの調整も不必要とし、確実に信号の再生を可能とする
と共に、モード移行時においても固定磁気ヘッドからテ
ープが離間することなく確実に磁気テープの位置を検出
し得る磁気テープ装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の磁気テープ装置
は、テープカセットより磁気テープを引き出し回転ドラ
ムおよび固定磁気ヘッドに前記磁気テープを所定角度に
わたって添接せしめて第1のテープパスを形成する第1
のテープパス形成手段と、この第1のテープパス形成手
段の非動作時には固定磁気ヘッドに対する磁気テープの
添接角を前記第1のテープパス形成時における添接角よ
りも大となす位置に、磁気テープをカセットより引き出
して第2のテープパスを形成し、前記第1のテープパス
形成手段による第1のテープパス形成時には磁気テープ
に当接しない位置に移動する第2のテープパス形成手段
とを有するよう構成し、また第2のテープパス形成手段
と第1のテープパス形成手段の連動手段を設け、第2の
テープパス形成手段を第1のテープパス形成手段に連動
して動作せしめるようにも構成したものである。
作 用 本発明は上記した構成により磁気テープ装置の各モード
において、磁気テープが固定磁気ヘッドに必要充分な角
度だけ添接するようにしているので、引き出しポストの
調整を不要とすると共に、供給側引き出しポスト,巻取
側引き出しポストを含む第1のテープパス形成手段と、
引き出しポストを含む第2のテープパス形成手段とを連
動して動作させることにより、モードの移行時において
固定磁気ヘッドからテープが離間することなく、確実に
テープの位置を検出し得ることになる。
実施例 以下、本発明の一実施例の磁気テープ装置について、図
面を見ながら説明する。
なお、本実施例におけるリール駆動機構は、第6図,第
7図において説明した従来例と同様であるので説明は省
略する。また、構成要素の同一のものについては、同一
の符号を付与している。第1図は本発明の実施例におけ
る磁気テープ装置の停止モードと早巻きモードにおける
平面図である。供給側引き出しポスト10,11と巻取側引
き出しポスト12,13はそれぞれシャーシ3にあけたガイ
ド溝24にガイドされて移動可能な供給側スライダ22と、
巻取側スライダ23に植立されている。25は記録・再生モ
ードで引き出しポスト10,11,12,13がカセット1内から
磁気テープ2を引き出して、回転ドラム9に所定角度だ
け添接させ得る一点鎖線で示した位置に移動した時に位
置決めをするストッパーである。引き出しピン17はシャ
ーシ3上に植立された軸に回動自在に支持されたアーム
26上に植立されている。アーム26は第1図のごとくテー
プ2を引き出した状態ではばね27によって反時計方向に
付勢されている。またアーム26には歯車部28,突起部29
が形成されている。シャーシ3の裏面方向に植立された
軸31に回転自在に軸支されたカム歯車30は外周に歯車部
を有し、図示していないがモータによって回動駆動され
る。カム歯車30の一端面には、第5図に示すカム線図を
有する溝カム(A)32が配設されている。またシャーシ
3表面に植立された軸に回動自在に支持された扇形アー
ム33の一端部にはカムフォロア34が植立され、シャーシ
3にあけられた穴35を通して溝カム(A)32と係合して
いる。また、扇形アーム33の他端部にはアーム26に設け
た歯車部28と噛合可能な歯車部36と、同じくアーム26に
設けた突起部29と当接可能な押圧カム37が形成されてい
る。
第2図は公知の方法によりカセット1を磁気テープ装置
のシャーシ3上の所定位置に装着したところを示し、引
き出しポスト10,11,12,13、そして、引き出しピン17は
カセット開口部20,21内に位置している。
第3図は記録・再生モードにおける磁気テープ装置のテ
ープ走行時における各要素の状態を示す。後述する方法
により第1のテープ引き出し手段に含まれる引き出しポ
スト10,11,12,13によって磁気テープ2は固定磁気ヘッ
ド16と、回転ドラム2に所定角添接する第1のテープパ
スを形成していると共に、キャプスタン14とピンチロー
ラ15の協働で磁気テープ2を定速送りし前記したリール
駆動機構により巻取リールハブ5aに磁気テープ2を巻回
していく。この時引き出しピン17は第1図の早巻きモー
ドあるいは停止モードにおける位置から、カム歯車30に
設けた溝カム(A)32の回転によりアーム26が反時計方
向に回転させられることによってカセット開口部21内に
移動し、磁気テープ2と完全に離間している。
第4図は第2図のカセット1を磁気テープ装置の所定の
位置に装着を完了した時点での装置の裏面図であり、本
図により第1のテープパス形成手段の構成を説明する。
39,40は互いに噛合しているローディング歯車でシャー
シ3の裏面側に植立した軸に回転自在に軸支されてい
る。また、42は供給側ローディング歯車39と一体的に回
動するローディング第1アームで、その端部にはローデ
ィング第2アーム43の一端部が回動自在に支持されてい
る。このローディング第2アーム43の他端部には穴があ
けられ、供給側スライダー22のシャーシ裏面側に植立さ
れたピン46と回動自在に係合している。同様に44は巻取
側ローディング歯車40と一体的に回動するローディング
第3アームで、その端部にはローディング第4アーム45
の一端部が回動自在に支持されている。このローディン
グ第4アーム45の他端部には穴があけられ巻取側スライ
ダー23のシャーシ裏面側に植立されたピン47と回動自在
に係合している。
また巻取側ローディング歯車40と一体に形成された小歯
車41はシャーシ3の裏面に植立された軸に回動自在に支
持された伝達歯車48と噛合している。そしてこの伝達歯
車48には溝49が穿設されており、L字状のレバー50の一
端部に殖立した押圧ピンと係合している。レバー50はシ
ャーシ3の裏面に植立された軸に回動自在に支持され、
その他端部には、カムフォロア52が植立されている。こ
のカムフォロア52は前記したカム歯車30の他端面に設け
た溝カム(B)53に係合しており、カム歯車30の回転に
より第5図に示したカム曲線に従ってレバー50を回動さ
せ第1のテープ形成手段を動作させる。
第5図はカム歯車30の両端面に形成された溝カム(A)
32と、溝カム(B)53のカム線図であり、縦軸には両カ
ム32と53のストロークを示す。本実施例ではストローク
の正の方向は両カム32,53共に回転中心からのカムへの
距離の増加する方向である。また横軸はカム歯車30の回
転角を示し、第1図反時計方向が正方向として示してあ
る。各モードに対応した回転角とこの回転角に応じた両
カム32,53のストロークを設定し、両カムフォロア34,52
を動作させることにより、引き出しポスト10,11,12,13
を含む第1のテープ形成手段と引き出しピン17を含む第
2のテープ形成手段を動作させる構成となっている。
次に以上のように構成された磁気テープ装置についてそ
の動作を説明する。第2図に示すようにカセット1を所
定位置に装着すると図示していない装着完了スイッチが
動作し、モータ(図示していない)が回転してカム歯車
30を第2図反時計方向に回転させる。カム歯車30の回転
により、第5図に示すように、溝カム(B)53のストロ
ークは変化しないが、溝カム(A)32のストロークがま
ず正方向に変化する。その結果、カムフォロア34と一体
の扇形アーム33が反時計方向に回動し、歯車部28,36の
噛合によりアーム26は時計方向に回動し、引き出しピン
17はカセット1から磁気テープ2を引き出し始める。カ
ム歯車30が回転を続け、さらに扇形アーム33が回動する
と、歯車部28,36の噛合から押圧カム37と突起部29の係
合が始まり、アーム26は時計方向に大きく回動させられ
る。こうしてカム歯車30が回転し、第5図に示すように
停止モードに対応した回転角まで回転すると、スイッチ
が動作し、モータが停止し、第1図に示す第2のテープ
パスが完成する。この時引き出しピン17は磁気テープ2
をカセット1から引き出し、固定磁気ヘッド16に対して
第1図で一点鎖線で示す記録・再生モードにおける添接
角よりも大きい添接角で安定して添接させている。また
アーム26はばね27の反時計方向付勢力と突起部29と押圧
カム37との当接により安定に第1図の状態を保持する。
次に早巻き釦を押すとスイッチ(図示せず)が動作し、
テープパスは第1図のまま前記リール駆動機構により、
磁気テープ2が高速走行する。高速走行時は通常、記録
・再生時に比べてテープ走行は不安定になるが、引き出
しピン17により固定磁気ヘッド16に対し大きく添接して
いるので、固定磁気ヘッド16によって安定に信号を検出
し得る。またこの時、回転ドラム9に磁気テープ2は微
少角ではあるが添接している。しかし、この時回転ドラ
ム9を回転させることによりテープ走行はより安定し、
また、回転磁気ヘッドや回転ドラムの摩耗も、テープテ
ンションが通常の記録・再生モードに比べて低く設定し
得るので、まったく問題にならない。
次に停止モードから記録あるいは再生釦を押すとスイッ
チが動作し、モータが回転を始めカム歯車30を第1図反
時計方向に回転する。カム歯車30が回転しても溝カム
(A)32のストロークには停止モードと変化はないの
で、引き出しピン17は第1図の位置をしばらく保持する
が、溝カム(B)53のストロークが正方向に変化を始め
る。その結果、カムフォロア52を植立したレバー50は第
4図時計方向に回動し、押圧ピン51と係合している伝達
歯車48が反時計方向,巻取側ローディング歯車40が時計
方向に、そして供給側ローディング歯車39は、反時計方
向に回動する。そしてローディング第1アーム42、ロー
ディング第2アーム43が供給側スライダー22を、ローデ
ィング第3アーム44、ローディング第4アーム45が巻取
側スライダー23を共にガイド溝24を案内にしてストッパ
ー25の方向へ押圧移動させる。引き出しポスト10,11,1
2,13は第1図の状態から移動して、磁気テープ2をさら
に引き出し、回転シリンダ9に添接させていく。そし
て、カム歯車30が回転を続け、第5図に示されるよう
に、溝カム(B)53のストロークの変化がなくなり水平
になった時が、引き出しポスト10,11,12,13がそれぞれ
ストッパー25に押圧固定され位置が決まった時であり、
この近傍で溝カム(A)32のストロークは負の方向へ変
化を開始する。つまり扇形アーム33が時計方向に、アー
ム26は反時計方向に回動し、引き出しポストは第1図の
位置から第3図に示された位置へと移動する。しかし、
この時の固定磁気ヘッド16への磁気テープ2の添接角は
引き出しポスト12,13がすでに第1のテープパスを定め
る所定位置、あるいはその近傍に移動してきているの
で、引き出しポスト12,13で決まり、引き出しピン17が
移動しても固定磁気ヘッド16から磁気テープ2が離間す
ることはない。そしてカム歯車30が回転し、溝カム
(A)32のストロークがカセット装着時と同じになっ
て、しばらく回転するとスイッチが動作し、モータが停
止し記録あるいは再生モードとなる。
この記録・再生モードから停止モードや早巻きモードへ
の移行動作は前記した動作と逆動作であるだけであるの
で説明は省略する。
なお本実施例において、記録・再生モードでは引き出し
ピン17の位置をカセット装着時と同じにしたが、磁気テ
ープ2に当接しない位置であればどこでもよく、溝カム
(A)32のカム曲線の変更で簡単に対応できる。また、
引き出しポスト10,11,12,13と引き出しピン17の連動を
カム歯車30に設けた溝カム(A)32と溝カム(B)53で
行なっているが、レバー等の他の構成を採用しても容易
に実現できることは明白である。
発明の効果 以上のように、回転ドラムと固定磁気ヘッドに磁気テー
プをカセットより引き出して所定角添接せしめて第1の
テープパスを形成する引き出しポストを含む第1のテー
プパス形成手段と、この第1のテープパス形成手段の非
動作時には固定磁気ヘッドに対する磁気テープの添接角
を第1のテープパス形成時における添接角よりも大とな
す位置に磁気テープをカセットより引き出して第2のテ
ープパスを形成し、第1のテープパス形成手段による第
1のテープパス形成時には、磁気テープに当接しない位
置に移動する引き出しピンを含む第2のテープパス形成
手段を設け、またカム歯車に溝カムを設けて第2テープ
パス形成手段と第1のテープパス形成手段の連動手段と
し、第2のテープパス形成手段を第1のテープパス形成
手段に連動して動作せしめるように構成することによ
り、第2のテープパス形成手段に位置や角度の調整手段
が必要なく、その構成が簡単になること。早巻き時に固
定磁気ヘッドによる信号検出の安定性が大巾に向上する
こと、モード移行で第1のテープパスと第2のテープパ
ス間で変化があっても磁気テープが固定磁気ヘッドから
離間することがなく、確実に磁気テープの位置を検出で
きることといった実用上極めてすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における磁気テープ装置の停
止モードあるいは早巻きモードにおける平面図、第2図
は同実施例におけるカセット装着時の平面図、第3図は
同実施例の記録・再生モードにおける平面図、第4図は
同実施例の裏面図、第5図は同実施例における溝カムの
カム線図、第6図は第1の従来例における磁気テープ装
置の平面図、第7図は第2の従来例における磁気テープ
装置の平面図である。 10,11,12,13……引き出しポスト、16……固定磁気ヘッ
ド、17……引き出しピン、30……カム歯車、33……扇形
アーム、53……溝カム(B)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−112460(JP,A) 特開 昭59−188868(JP,A) 特開 昭59−113567(JP,A) 実開 昭55−141368(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを巻回した1対のリールハブを
    内蔵したテープカセットと、 前記テープカセットの外部にあって回転磁気ヘッドを載
    置した回転ドラムと、 固定磁気ヘッドと、 前記テープカセットより前記磁気テープを引き出し、前
    記回転ドラムおよび固定磁気ヘッドに前記磁気テープを
    所定角度にわたり添接せしめる第1のテープパスを形成
    する第1のテープパス形成手段と、 前記第1のテープパス形成手段による第1のテープパス
    形成時には前記磁気テープに当接しない位置に移動し、
    かつ前記第1のテープパス形成手段の非動作時には前記
    固定磁気ヘッドに対する前記磁気テープの添接角が前記
    第1のテープパス形成時における添接角よりも大となる
    第2のテープパスを形成する第2のテープパス形成手段
    と、 前記第2のテープパス形成手段の動作を前記第1のテー
    プパス形成手段の動作に連動させる連動手段とを備えた
    磁気テープ装置。
  2. 【請求項2】連動手段は一体的に形成されたカムである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気テー
    プ装置。
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