JP2001022444A - 車両用操舵制御装置 - Google Patents

車両用操舵制御装置

Info

Publication number
JP2001022444A
JP2001022444A JP11189993A JP18999399A JP2001022444A JP 2001022444 A JP2001022444 A JP 2001022444A JP 11189993 A JP11189993 A JP 11189993A JP 18999399 A JP18999399 A JP 18999399A JP 2001022444 A JP2001022444 A JP 2001022444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
steering
steering assist
detected
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11189993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3859905B2 (ja
Inventor
Shinkichi Asanuma
信吉 浅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP18999399A priority Critical patent/JP3859905B2/ja
Publication of JP2001022444A publication Critical patent/JP2001022444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3859905B2 publication Critical patent/JP3859905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行路に沿って車両を走行させる操舵アシス
ト制御を行うものにおいて白線の検出距離が短くて走行
路を正確に認識することができないときも、操舵アシス
ト制御の停止、再開が繰り返されて運転フィーリングが
低下するのを防止する。 【解決手段】 前方注視点まで白線を検出できたか否か
判断し(S10)、否定されるときは車両を減速させる
と共に、警告する(S40,S42)。これにより、ブ
レーキアクチュエータが作動させられて車両を減速させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用操舵制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用操舵制御装置として、本出願人
は、先に特開平7−47970号公報において、ヨーレ
ート規範モデルを用いて検出した車速と舵角とから目標
ヨーレートを演算し、演算した目標ヨーレートから目標
軌跡を演算し、検出したヨーレートから演算した実軌跡
との偏差に応じて操舵トルクをアシストする技術を提案
している。
【0003】さらに、本出願人は、例えば特開平5−1
97423号および特開平9−221054号公報など
において、車両進行方向を撮像して走行路(レーン)の
白線を検出し、検出した白線に沿って車両を走行させる
ように操舵角度をアシストする技術を提案している。
【0004】このように、車両の走行路からの逸脱を防
止するレーンキーピング操舵アシスト制御を介して微小
操舵を補助することによって、運転者の負担を大幅に軽
減することができる。運転者の負担は、特に高速道路な
どを長時間走行するとき顕著となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したレ
ーンキーピング操舵アシスト制御を精度良く行うために
は、ある程度前方まで白線を検出して走行路を正確に認
識する必要があるが、走行状況によって隣接車線(レー
ン)から他車が侵入しつつ白線を跨いで走行するなど、
白線が十分に検出できない場合が生じ得る。
【0006】そのような場合、レーンキーピング操舵ア
シスト制御をその度に停止し、白線が検出可能となった
時点で再開するようにすると、停止、再開が繰り返され
て快適性を低下させる。
【0007】特に、上記した不都合は、レーンキーピン
グ操舵アシスト制御に加え、先行車を設定した車間距離
(時間)で追従走行する先行車追従走行制御を併せて行
う場合に顕著となる。
【0008】従って、この発明の目的は、上記した不都
合を解消することにあり、レーンキーピング操舵アシス
ト制御を実行している場合に白線が検出できない事態が
生じたときも、レーンキーピング操舵アシスト制御の停
止、再開が繰り返されるのを回避し、よって快適性の低
下を防止するようにした車両用操舵制御装置を提供する
ことにある。
【0009】この発明の第2の目的は、レーンキーピン
グ操舵アシスト制御と先行車追従走行制御を併せて実行
している場合に白線が検出できない場合でも、レーンキ
ーピング操舵アシスト制御の停止、再開が繰り返される
のを回避し、よって快適性の低下を防止するようにした
車両用操舵制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1項にあっては、車両の操舵車輪を転舵
するアクチュエータを備えた車両用操舵制御装置におい
て、車両前方を撮像する撮像手段、前記撮像手段により
得られた画像情報に基づいて走行路を検出する走行路検
出手段、および前記検出された走行路に沿って前記車両
を走行させるための操舵アシスト量を演算し、前記演算
された操舵アシスト量に基づいて前記アクチュエータを
駆動制御する操舵アシスト制御手段、を備えた車両用操
舵制御装置において、前記車両を減速させる減速手段を
備え、前記操舵アシスト制御手段は、前記走行路検出手
段が前記走行路を検出できないとき、前記減速手段を作
動させて前記車両を減速させる如く構成した。
【0011】操舵アシスト制御手段は、走行路を検出で
きないとき、減速手段を作動させて車両を減速させる如
く構成したので、換言すれば、減速しつつ操舵アシスト
制御を継続するようにしたので、レーンキーピング操舵
アシスト制御を実行している場合に白線が検出できない
事態が生じたときも、レーンキーピング操舵アシスト制
御の停止、再開が繰り返されるのを回避して快適性の低
下を防止することができる。
【0012】請求項2項にあっては、車両の操舵車輪を
転舵するアクチュエータを備えた車両用操舵制御装置に
おいて、車両前方を撮像する撮像手段、前記撮像手段に
より得られた画像情報に基づいて走行路を検出する走行
路検出手段、および前記検出された走行路に沿って前記
車両を走行させるための操舵アシスト量を演算し、前記
演算された操舵アシスト量に基づいて前記アクチュエー
タを駆動制御する操舵アシスト制御手段を備えた車両用
操舵制御装置において、前記車両の前を走行する先行車
に追従走行させる追従走行制御手段を備え、前記操舵ア
シスト制御手段は、前記走行路検出手段が前記走行路を
検出できないとき、前記追従走行制御手段を作動させて
前記車両を減速させる如く構成した。
【0013】操舵アシスト制御手段は、走行路を検出で
きないとき、追従走行制御手段を作動させて車両を減速
させる如く構成したので、換言すれば、減速しつつ操舵
アシスト制御を継続するようにしたので、レーンキーピ
ング操舵アシスト制御と先行車追従走行制御を併せて実
行している場合に白線が検出できない場合でも、レーン
キーピング操舵アシスト制御の停止、再開が繰り返され
るのを回避して快適性の低下を防止することができる。
【0014】尚、上記において操舵アシスト量と記載し
たのは、操舵アシストとしてはトルクでも舵角でも良い
からである。後述する実施の形態ではトルクを用いた。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に即してこの発明
の実施の形態を説明する。
【0016】図1はこの出願に係る車両用操舵制御装置
を全体的に示す概略図であり、図2はその装置を操舵系
に焦点をおいて示す同様の説明図である。
【0017】以下、図1および図2を併せて参照して説
明すると、車両10において運転席12に配置されたス
テアリングホイール14は、ステアリングシャフト16
に連結され、ステアリングシャフト16はユニバーサル
ジョイント18,20を介してコネクティングシャフト
22に連結される。
【0018】コネクティングシャフト22は、ラック・
ピニオン型ステアリングギア24のピニオン26に連結
される。ピニオン26はラック28に噛み合っており、
よってステアリングホイール14から入力された回転運
動はピニオン26を介してラック28の往復運動に変換
され、フロントアクスルの両端に配置されたタイロッド
(ステアリングロッド)30およびキングピン(図示せ
ず)を介して2個の前輪(操舵車輪)32を所望の方向
に転舵させる。
【0019】ラック28上には同軸に電動モータ38お
よびボールねじ機構40が配置され、モータ出力はボー
ルねじ機構40を介してラック28の往復運動に変換さ
れ、ステアリングホイール14を介して入力された操舵
力(操舵トルク)を減少する方向にラック28を駆動す
る。
【0020】ここで、ステアリングギア24の付近には
トルクセンサ42が設けられ、運転者が入力した操舵力
(操舵トルク)の方向と大きさに応じた信号を出力す
る。また、ステアリングシャフト16の付近にはロータ
リエンコーダなどからなる舵角センサ44が設けられ、
運転者が入力した操舵角度(舵角。より詳しくは前輪舵
角)θの方向と大きさに応じた信号を出力する。
【0021】2個の前輪32の付近にはそれぞれ電磁ピ
ックアップなどからなる車輪速センサ46が配置されて
前輪1回転ごとに信号を出力すると共に、2個の後輪4
8の付近にも同種構造の車輪速センサ50がそれぞれ配
置されて後輪1回転ごとに信号を出力する(図1で左側
の後輪のみ示す)。尚、車両10においては内燃機関
(図示せず)は前輪側に配置されており、前輪32を駆
動輪、後輪48を従動輪とする。
【0022】また、2個の前輪32および2個の後輪の
サスペンション機構(図示せず)の付近には車高センサ
52,54がそれぞれ設けられ、前後輪のサスペンショ
ンのストローク(変位)を通じてその部位の車両10の
高さに応じた信号を出力する。
【0023】図1に示す如く、運転席12の上部には、
フロントウインドウ60の内面にルームミラー62と組
み合わされてCCDカメラ(撮像手段)64が1基、取
りつけられる。後述する図7に示す如く、CCDカメラ
64は車両進行方向道路を単眼視し、30mから60m
程度前方の注視点までの走行路面を撮像して撮像信号を
出力する。
【0024】CCDカメラ64の出力は、図2に示す如
く、マイクロコンピュータからなる画像処理ECU(走
行路検出手段)66に送られ、前記した範囲の撮像信号
に基づいて30mから60m程度前方の注視点までの走
行路のレーン(車線)の区分線(白線)が抽出される。
【0025】また、車両10のフロントバンパ付近の適
宜位置にはレーザレーダ(図2で「レーダ」と示す)6
8が設けられる。レーザレーダ68は送光ビームを車両
進行方向前方に送出すると共に、左右(車幅)方向に掃
引させて所定範囲をスキャンし、前方に固形物、例えば
先行車などの障害物が存在するときにそのリフレクタで
反射された送光ビームの反射光を受光する。
【0026】レーザレーダ68はマイクロコンピュータ
からなるレーダ出力処理ECU70に接続され、そこで
送光ビームの送出から反射光の受光までの時間差に基づ
いて先行車などの障害物(反射体)までの距離が算出さ
れると共に、反射光を受光したときの送光ビームの送出
方向に基づいて障害物の方向を検出する。
【0027】この出願に係る車両用操舵制御装置は、同
様にマイクロコンピュータからなる第1の電子制御ユニ
ット(「SAS ECU」と示す)74を備え、画像処
理ECU66および前記したトルクセンサ42などの出
力はSAS ECU74に入力される。
【0028】また、この装置は第2の電子制御ユニット
(「EPS ECU」と示す)76を備える。前記した
トルクセンサ42および車輪速センサ46の出力はEP
SECU76にも入力される。
【0029】SAS ECU74とEPS ECU76
は信号線78を介して相互に通信可能に接続される。S
AS ECU74は後述の如く、レーンキーピング操舵
アシストトルク(操舵アシスト量)を演算し、EPS
ECU76に送信する。
【0030】EPS ECU76は操舵トルクが検出さ
れるとき、それに応じてパワーステアリング操舵アシス
トトルクを演算し、レーンキーピング操舵アシストトル
クとパワーステアリング操舵アシストトルクに基づいて
最終操舵アシストトルクを演算し、それから操作量(電
動モータ38の制御電流)を決定する。
【0031】EPS ECU76には、モータ駆動回路
80が接続される。モータ駆動回路80は4個のパワー
FETスイッチング素子からなる公知のブリッジ回路
(図示せず)を備え、FETスイッチング素子のオン・
オフによって電動モータ38は正転あるいは逆転させら
れる。
【0032】EPS ECU76は、モータ制御電流を
デューティ比(PWMによるデューティ比)で決定し、
モータ駆動回路80に出力する。より具体的には、EP
SECU76は、FETスイッチング素子をデューティ
比制御してモータ通電電流を制御し、電動モータ38を
駆動制御する。
【0033】図1の説明に戻ると、車両10の重心位置
付近にはヨーレートセンサ82が配置され、車両重心の
鉛直(重力)軸回りのヨーレート(回転角速度。車両旋
回挙動)に応じた信号を出力する。ヨーレートセンサ8
2の出力は、SAS ECU74に入力される。
【0034】また、運転席12のダッシュボードの付近
には警報装置84が設けられ、音声あるいは視覚で運転
者に警報を報知すると共に、同様にダッシュボード付近
にはナビゲーション装置88が配置される(図1で「N
AVI」と示す)。
【0035】ナビゲーション装置88は、CPU88
a、車両走行予定地域を多数のノード(座標位置情報)
で示すナビゲーション情報を記憶したCD−ROM88
b、およびGPSからの信号をアンテナ88cを介して
受信するGPS受信装置(『GPS』と示す)88dを
備える。
【0036】ナビゲーション装置88のCPU88aと
SAS ECU74とは双方向通信自在に接続され、S
AS ECU74はCPU88aを介して上記した多数
のノードからなるナビゲーション情報を入力し、後述す
る如く、隣接するノード群から車両走行予定地域の曲率
Rなどを演算し、演算値から検出舵角を補正する。
【0037】さらに、運転席12の床面のブレーキペダ
ル(図示せず)にはブレーキスイッチ90が設けられ、
運転者のブレーキペダルの踏み込みに応じた信号を出力
すると共に、アクセルペダル(図示せず)にはアクセル
センサ92が設けられ、運転者のアクセルペダルの踏み
込みに応じた信号を出力する。
【0038】さらに、この実施の形態に係る車両用操舵
制御装置は、追従(定速)走行制御機能を備える。
【0039】即ち、車両10の運転席12に配置された
ステアリングホイール14の付近には、運転者による定
速走行指令を入力するためのセットスイッチ100と、
ブレーキ操作などで定速走行制御が中断された後に復帰
指令を入力するためのリジュームスイッチ102と、定
速走行指令のキャンセル指令を入力するためのキャンセ
ルスイッチ104と、先行車との車間距離を遠・中・近
のいずれかに設定する指令を入力するために車間スイッ
チ106が設けられる。
【0040】これらスイッチ100,102,104,
106、ブレーキスイッチ90、ヨーレートセンサ8
2、車輪速センサ46およびレーダ出力処理ECU70
などの出力は、同様にマイクロコンピュータからなると
共に、追従(定速)走行制御を実行する第3の電子制御
ユニット(「ACC ECU」と示す)110に入力さ
れる(図2でスイッチ100などの図示、およびACC
ECU110への入力の図示を省略)。
【0041】ACC ECU110は、スロットルアク
チュエータ120(図2で図示省略)を備える。スロッ
トルアクチュエータは、ダイヤフラム(図示せず)とダ
イヤフラムと前記内燃機関の吸気管(図示せず)に配置
されたスロットルバルブ(図示せず)を連結するリンク
機構(図示せず)を備え、吸気管から分岐路を介してス
ロットルバルブ下流の負圧を導入してスロットル開度を
増減し、車速を制御する。尚、スロットルアクチュエー
タの詳細は特開平9−207616号に詳細に記載され
ているので、説明はこの程度に止める。
【0042】また、ACC ECU110は、ブレーキ
アクチュエータ(減速手段。図2で図示省略)122を
備える。ブレーキアクチュエータ122は負圧ブースタ
(図示せず)を備え、負圧ブースタは、同種のダイヤフ
ラムで画成された、機関吸気系から負圧が導入される室
と大気圧が導入される室を備え、電磁バルブ(図示せ
ず)を介して大気圧と負圧の割合を調節することで、運
転者のブレーキ操作とは独立に、マスタシリンダ(図示
せず)からブレーキ圧を前輪32および後輪48のブレ
ーキ装置(図示せず)を作動させ、車両10を減速させ
る。
【0043】ACC ECU110は、上記したセンサ
出力を入力し、必要に応じてスロットルアクチュエータ
120およびブレーキアクチュエータ122を作動させ
て後述する追従(定速)走行制御を行う。尚、ACC
ECU110はSAS ECU74と相互に通信自在に
接続される。
【0044】同図の説明に入る前に、図4ブロック図を
参照してこの装置の動作の中のレーンキーピング操舵ア
シスト制御を概説する。
【0045】CCDカメラ64の出力は画像処理ECU
66に入力され、そこで車両10が進行している道路の
状況、より詳しくは走行路あるいは車線(レーン)の白
線が検出される。
【0046】他方、ナビゲーション装置88からナビゲ
ーション情報としてその地域のノード群(座標位置情
報)が出力され、SAS ECU74は、隣接するノー
ド群の幾つかを選択して走行路の曲率Rを演算する。
【0047】図5に、ナビゲーション情報によって得ら
れた走行路の曲率Rを示す。SASECU74は、かく
得られた走行路状態、より詳しくは、走行路の曲率Rな
どから、検出された舵角θ(前輪32の舵角)を補正す
る。
【0048】次いで、SAS ECU74は、補正した
舵角θと車速Vから、以下の式で示されるヨーレート規
範モデルを用いて目標ヨーレート(目標車両旋回挙動)
γmを演算する。
【0049】γm=θ・V/((1+A・V2 )・L) 上記で、Lは車両10のホイールベース長で、予め求め
ておく。また、Aはスタビリティファクタであり、以下
の式から演算する。 A=(−M/2L2 )・(Lf・Kf−Lr・Kr)/
Kf・Kr
【0050】上記で、Mは車両10の慣性モーメント、
Lfは車両10の重心から前輪32までの距離、Kfは
前輪32のコーナリング力、Lrは車両10の重心から
後輪48までの距離、Krは後輪48のコーナリング力
であり、予め求めておく。
【0051】図4の説明を続けると、次いで、演算され
た目標ヨーレートγmと検出された実ヨーレートγの偏
差Δγを演算し、演算値に適宜なゲイン(図示省略)を
乗じ、車両10がレーンに沿って、例えばレーン中心あ
るいはその近傍に沿って走行するに必要なレーンキーピ
ング操舵アシストトルク(操舵アシスト量。以下「アシ
ストトルクTLK」という)を演算する。
【0052】かかる制御を行うことによって、図5に示
す如く、例えば直線に平行な方向を向いていた車両10
が、レーン線形に応じて破線で示す方向を向くように、
操舵がアシストされる。
【0053】尚、操舵トルクτhが検出されるとき、即
ち、運転者により操舵トルクが入力されるとき、検出ト
ルクτhに適宜なゲインを乗じてパワーステアリング操
舵アシストトルク(以下「アシストトルクTPS」とい
う)を演算する。アシストトルクTPSは、運転者が路
上の障害物を回避するなどの積極的な操舵を行うときの
アシストトルクである。
【0054】図4において、SAS ECU74の行う
処理を『SAS』と、EPS ECU76の行う処理を
『EPS』と示す。尚、この実施の形態では、従来的な
パワーステアリング用のアクチュエータ(電動モータ3
8)を兼用してレーンキーピング用の操舵アシストトル
ク制御を行うことで、構成を簡易にした。
【0055】図6に、上記の如く決定されるアシストト
ルクTLKおよびアシストトルクTPSの特性を示す。
図4ブロック図に示す制御により、偏差Δγあるいは検
出トルクτhに応じ、結果として図示のようなアシスト
トルクが与えられる。
【0056】尚、運転者操舵トルク(検出トルク)τh
および検出舵角θに応じてアシストトルクTLKの値が
補正されるが、それについては後述する。
【0057】上記を前提として、図3フロー・チャート
を参照し、この出願に係る車両用操舵制御装置の動作の
中のレーンキーピング操舵アシスト制御を説明する。
尚、図示のプログラムは、例えば66msecごとに実
行される。
【0058】先ずS10において前記した30mから6
0m程度前方の注視点までの白線が検出されたか否か判
断する。先に述べたように、図7に示す如く、先行車2
00が白線300を跨いで走行している、あるいは別の
先行車202との距離が近いときなどは前方注視点まで
の白線300の検出が不可能となる事態が生じる。尚、
一般に、白線の長さは12mであり、白線間の間隔は8
mである。
【0059】S10で肯定されるときは、S11に進
み、前記したナビゲーション情報、画像処理結果、セン
サ出力(ヨーレートγ、車速V、舵角θ、運転者操舵ト
ルクτhなど)を読み込む。
【0060】次いでS12に進み、ナビゲーション情報
に基づく走行路状態(曲率Rなど)から検出舵角θを補
正し、補正舵角θと検出車速Vから前記したヨーレート
規範モデルを用いて目標ヨーレートγmを演算する。
【0061】次いでS14に進み、演算された目標ヨー
レートγmと検出された実ヨーレートγの偏差Δγを図
示の如く演算する。
【0062】次いでS16に進み、演算された偏差Δγ
が絶対値において所定値γrefを超えるか否か判断す
る。S16で否定されるときは車両10がレーン中心位
置あるいはその近傍に沿って走行していると判断される
ため、S18に進み、タイマ(アップカウンタ)T1,
T2(後述)の値を0に設定する(スタートさせる)。
【0063】次いでS20に進み、偏差Δγに応じ、図
6に示す特性に従って操舵アシストトルクTLKを演算
する。
【0064】他方、S16で肯定されるときはS22に
進み、偏差Δγが0以上か否か、即ち、偏差Δγがプラ
ス側の値、換言すれば目標ヨーレートに対して実ヨーレ
ートが不足するか、あるいはマイナス側の値、換言すれ
ば目標ヨーレートを実ヨーレートが超えるか否か判断す
る。
【0065】S22で肯定されて目標ヨーレートに対し
て実ヨーレートが不足すると判断されるときはS18を
経てS20に進み、偏差Δγに応じてアシストトルクT
LKを演算する。
【0066】一方、S22で否定されて目標ヨーレート
を実ヨーレートが超えると判断されるときはS24に進
み、検出トルクτhが第1の所定トルクτhref1を
超えるか否か判断する。
【0067】この第1の所定トルクτhref1として
は、運転者が路上の障害物を回避するなど、自ら積極的
に操舵する意図を有することを推定するに足る値、例え
ば10kgf・cmを設定する。
【0068】S24で肯定されるときは、運転者が自ら
積極的に操舵する意図を有し、レーンキーピング操舵ア
シスト制御がその運転者の積極的な操舵操作に干渉する
のを防止するためにS26に進み、アシストトルクTL
Kを零とする。即ち、レーンキーピング操舵アシスト制
御を中止する。
【0069】この結果、図4ブロック図に示す如く、E
PS ECU76において検出トルクτhに応じ、図6
に示す特性に従ってパワーステアリング用のアシストト
ルクTPSが演算され、演算値に基づいて運転者の障害
物回避などの操舵動作がアシストされる。
【0070】S24で否定されるときはS28に進み、
検出トルクτhが第2の所定トルクτhref2以下か
否か判断する。
【0071】この第2の所定トルクτhref2として
は、運転者が、レーンキーピング操舵アシスト制御に依
存し過ぎていてステアリングホイール14の把持力も弱
い状態を推定するに足る値、例えば5kgf・cmを設
定する。
【0072】S28で否定されるときは運転者がレーン
キーピング操舵アシスト制御に過度に依存していること
が窺えないので、S18を経てS20に進み、偏差Δγ
に応じてアシストトルクTLKを演算する。
【0073】他方、S28で肯定されるときは運転者が
レーンキーピング操舵アシスト制御に過度に依存してい
ることが推定されるので、S30に進み、さらに確認の
ために検出された舵角θが所定舵角θrefを超えるか
否か判断する。
【0074】この所定舵角θrefも、運転者が、レー
ンキーピング操舵アシスト制御に依存し過ぎている状態
を確認するに足る値、例えば5度を設定する。
【0075】S30で否定されるときは運転者がレーン
キーピング操舵アシスト制御に過度に依存していること
が確認されないので、S18を経てS20に進み、偏差
Δγに応じてアシストトルクTLKを演算する。
【0076】他方、S30で肯定されるときはS32に
進み、前記したタイマT1の値が第1の所定時間Tre
f1(例えば2sec)以上か否か判断し、否定される
ときはS20に進む。
【0077】他方、S32で肯定されるときはS34に
進み、運転者に対して警報装置84を介して警報・警告
動作を行い、運転者の注意を喚起してステアリングホイ
ール14の把持を強めるように報知する。
【0078】次いでS36に進み、前記したタイマT2
の値が第2の所定時間Tref2(例えば5sec)以
上か否か判断し、否定されるときはS20に進むと共
に、肯定されるときはS38に進み、S34と同様の手
法で運転者に報知し、S26に進み、アシストトルクT
LKを零とし、レーンキーピング操舵アシスト制御を中
止する。
【0079】この結果、運転者が体感する操舵トルクは
増加するので、これによって運転者の注意を一層良く喚
起することができる。尚、かくの如くしてレーンキーピ
ング操舵アシスト制御を中止した後、運転者が再びレー
ンキーピング操舵アシスト制御を指示した場合には、そ
の制御を再開する。
【0080】他方、S10で否定されるときはS40に
進み、ACC ECU110に減速指令を送り、S42
に進み、同様に運転者に対して警報装置84を介して警
報・警告動作を行い、運転者の注意を喚起する。即ち、
この場合、前方注視点(例えば30m先)まで検出でき
ていないために走行路の検出精度が十分ではないことか
ら、車両10を減速させつつ、レーンキーピング操舵ア
シスト制御を継続するようにした。
【0081】図8は、この実施の形態に係る装置の動作
の中の追従(定速)走行制御動作を示すフロー・チャー
トである。図示のプログラムは、例えば200msec
ごとに実行される。
【0082】先ず、S100においてキャンセルスイッ
チ104がオンしているか否か、換言すれば運転者から
定速走行制御のキャンセル指令が入力されたか否か判断
し、否定されるときはS102に進み、ブレーキスイッ
チ90がオンしているか否か、即ち、運転者によりブレ
ーキ操作がなされたか否か判断する。
【0083】S102で否定されるときはS104に進
み、セットスイッチ100がオンしているか否か、即
ち、運転者から定速走行指令および設定車速が入力され
たか否か判断する。
【0084】S104で肯定されるときはS106に進
み、セットスイッチ100を介して入力された設定車速
(目標車速VD)検出して記憶する。尚、このとき、車
間スイッチ106を介して先行車との目標車間距離とし
て遠・中・近のいずれかが入力(設定)されたか否か判
断し、入力されているときはその設定車間距離も記憶す
る。
【0085】次いでS108に進み、前記したレーダ出
力処理ECU70の出力から障害物(先行車)が存在す
るか否か判断する。尚、ACC ECU110は、障害
物の有無を判断するに際し、前記したヨーレートセンサ
82から車両10の予想経路を予測し、その予測経路を
中心とする所定範囲内に障害物が検出されたか否か判断
することで、隣接車線(レーン)あるいは車線外の構築
物などを誤認するのを防止する。
【0086】S108で否定されるときはS110に進
み、通常の定速走行制御を実行する。即ち、設定車速
(目標車速)VDと検出車速Vの偏差に応じてPID制
御則などを用いてスロットルアクチュエータ120およ
び/またはブレーキアクチュエータ122を作動させ
る。
【0087】他方、S108で肯定されるときはS11
2に進み、SAS ECU74から減速指令が送信され
ているか否か判断し、肯定されるときはS114に進
み、ブレーキアクチュエータ122を作動させて車両1
0(自車)を減速させる。このときの減速度は0.05
Gから0.2G程度(最大でも0.2G)の、通常の運
転時に用いられる程度の値とする。
【0088】次いでS116に進み、フラグFDのビッ
トを1にセットする。このフラグのビットを1にセット
することは、減速動作を行ったことを意味する。
【0089】他方、S112で否定されるときはS11
8に進み、前記したフラグFDのビットが1にセットさ
れているか否か判断し、肯定されるときはS120に進
み、減速を解除、即ち、車速Vを上昇させる。このよう
に、例えば30m前方までの白線が検出できないと判断
される度に減速されることから、減速は徐々に行われ、
運転者が違和感を感じることはない。
【0090】そして、SAS ECU74からの減速指
令がなくなった時点でS112の判断は否定され、S1
18を経てS120に進んで減速解除が行われるが、こ
のとき、例えば40m以上前方までの白線検出が可能と
なったか否か判断し、肯定される場合に始めて減速を解
除し、よって制御ハンチングが生じるのを防止すること
とする。次いでS122に進み、フラグFDのビットを
0にセットする。これは減速を解除したことを意味す
る。
【0091】また、S114における減速動作において
は、前記したナビゲーション装置88を通じて車両10
が高速道路を走行しているか否か判断し、肯定されると
きは法定最低車速50km/hを下回らないように減速
させることとする。
【0092】次いでS124に進み、先行車追従(定
速)走行制御を行う。S118で否定されるときも同様
である。
【0093】先行車追従(定速)走行制御においては、
レーダ出力処理ECU70で算出された自車(車両1
0)に対する障害物の離間距離(相対距離)、その変
化、自車の車V、自車の加速度(車速Vの差分値あるい
は微分値から算出)に基づいて障害物の速度および加速
度を算出すると共に、障害物が移動する物体であるとき
は先行車と判断し、それら算出したパラメータと検出ヨ
ーレートなどから予測された自車軌跡に基づいて設定車
間距離を維持するようにスロットルアクチュエータ12
0および/またはブレーキアクチュエータ122を作動
させつつ先行車を追従走行するように制御される。
【0094】尚、S100あるいはS102で肯定され
るときは以降の処理をスキップすると共に、S104で
否定されるときはS126に進み、リジュームスイッチ
102がオンしているか否か、即ち、運転者から定速走
行制御の再開指令が入力されたか否か判断する。
【0095】S126で否定されるときは以降の処理を
スキップすると共に、肯定されるときはS128に進
み、記憶されていた設定(目標)車速VDと設定車間距
離を読み込んでS108に進む。
【0096】この実施の形態に係る装置にあっては上記
の如く、前方注視点まで白線が検出されないとき、車両
を減速させつつレーンキーピング操舵アシスト制御を継
続するように構成した。即ち、レーンキーピング操舵ア
シスト制御の停止、再開を繰り返すことがないので、快
適性を低下させることがない。
【0097】上記の如く、この実施の形態においては、
車両10の操舵車輪(前輪32)を転舵するアクチュエ
ータ(電動モータ38)を備えた車両用操舵制御装置に
おいて、車両前方を撮像する撮像手段(CCDカメラ6
4)、前記撮像手段により得られた画像情報に基づいて
走行路を検出する走行路検出手段(画像処理ECU6
6)、および前記検出された走行路に沿って前記車両を
走行させるための操舵アシスト量(操舵アシストトルク
TLK)を演算し、前記演算された操舵アシスト量に基
づいて前記アクチュエータを駆動制御する操舵アシスト
制御手段(SASECU74,S10からS38)、を
備えた車両用操舵制御装置において、前記車両を減速さ
せる減速手段(ブレーキアクチュエータ122)を備
え、前記操舵アシスト制御手段は、前記走行路検出手段
が前記走行路を検出できないとき、前記減速手段を作動
させて前記車両を減速させる(S10,S112,S1
14)如く構成した。
【0098】また、車両10の操舵車輪(前輪32)を
転舵するアクチュエータ(電動モータ38)を備えた車
両用操舵制御装置において、車両前方を撮像する撮像手
段(CCDカメラ64)、前記撮像手段により得られた
画像情報に基づいて走行路を検出する走行路検出手段
(画像処理ECU66)、および前記検出された走行路
に沿って前記車両を走行させるための操舵アシスト量
(操舵アシストトルクTLK)を演算し、前記演算され
た操舵アシスト量に基づいて前記アクチュエータを駆動
制御する操舵アシスト制御手段(SAS ECU74,
S10からS38)、を備えた車両用操舵制御装置にお
いて、前記車両の前を走行する先行車に追従走行させる
追従走行制御手段(ACC ECU110,S100か
らS128)を備え、前記操舵アシスト制御手段は、前
記走行路検出手段が前記走行路を検出できないとき、前
記追従走行制御手段を作動させて前記車両を減速させる
(S10,S112,S114)如く構成した。
【0099】尚、上記において、操舵アシスト量として
トルクを用いたが、舵角を用いても良い。
【0100】また、レーンキーピング操舵アシスト制御
を開示したものに限られるものではなく、例えば特開平
11−78948号公報に記載される技術などであって
も良い。また、上記において、車両旋回挙動をヨーレー
トから求めたが、舵角を用いても良い。
【0101】さらに、先行車追従走行制御において先行
車との間隔を距離で設定するようにしたが、時間で設定
しても良い。
【0102】さらに、EPS ECU76がパワーステ
アリング用のアシストトルクTPSを演算するようにし
たが、SAS ECU74が行っても良い。
【0103】また、上記した実施の形態において、レー
ザレーダなどは開示した構成以外に、例えばミリ波レー
ダでも良く、他のセンサも同様である。また、それらの
配置位置も必要とする検出値が得られる限り、どこに配
置しても良い。
【0104】
【発明の効果】請求項1項にあっては、操舵アシスト制
御手段は、走行路を検出できないとき、減速手段を作動
させて車両を減速させる如く構成したので、換言すれ
ば、減速しつつ操舵アシスト制御を継続するようにした
ので、レーンキーピング操舵アシスト制御を実行してい
る場合に白線が検出できない事態が生じたときも、レー
ンキーピング操舵アシスト制御の停止、再開が繰り返さ
れるのを回避して快適性の低下を防止することができ
る。
【0105】請求項2項にあっては、操舵アシスト制御
手段は、走行路を検出できないとき、追従走行制御手段
を作動させて車両を減速させる如く構成したので、換言
すれば、減速しつつ操舵アシスト制御を継続するように
したので、レーンキーピング操舵アシスト制御と先行車
追従走行制御を併せて実行している場合に白線が検出で
きない場合でも、レーンキーピング操舵アシスト制御の
停止、再開が繰り返されるのを回避して快適性の低下を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る車両用操舵制御装置の全
体を示す概略図である。
【図2】図1の装置を操舵系に焦点をおいて示す、図1
と同様の全体概略図である。
【図3】図1の装置の動作の中のレーンキーピング操舵
アシスト制御動作を示すフロー・チャートである。
【図4】図3フロー・チャートのレーンキーピング操舵
アシスト制御などを概略的に示すブロック図である。
【図5】図4ブロック図に示すレーンキーピング操舵ア
シスト制御を説明する説明図である。
【図6】図4ブロック図に示すSAS ECUおよびE
PS ECUにより決定(演算)される操舵アシストト
ルク特性を示す説明グラフである。
【図7】図1の装置の白線検出動作を示す走行路の説明
上面図である。
【図8】図1の装置の動作の中の先行車追従(定速)走
行制御動作を示すフロー・チャートである。
【符号の説明】
10 車両 14 ステアリングホイール 32 前輪(操舵車輪) 38 電動モータ(アクチュエータ) 42 トルクセンサ 44 舵角センサ 46,50 車輪速センサ 64 CCDカメラ(撮像手段) 66 画像処理ECU(走行路検出手段) 68 レーザレーダ 70 レーダ出力処理ECU 74 第1の電子制御ユニット(SAS ECU) 76 第2の電子制御ユニット(EPS ECU) 110 第3の電子制御ユニット(ACC ECU) 120 スロットルアクチュエータ 122 ブレーキアクチュエータ(減速手段) 200,202 先行車 300 白線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 113:00 119:00 137:00 Fターム(参考) 3D032 CC08 DA03 DA15 DA22 DA24 DA33 DA46 DA50 DA84 DA87 DA88 DA92 DA93 DB02 DC01 DC02 DC03 DC09 DC29 DC33 DC38 DC40 DD02 DD10 DD17 EA01 EB11 EC23 FF01 FF07 GG01 3G093 BA23 BA24 CB07 DA00 DA06 DB00 DB03 DB04 DB05 DB23 EB04 EC04 FA11 FA14 5H180 AA03 CC03 FF27 LL01 LL02 LL04 LL06 LL09 5H301 AA03 AA09 AA10 BB20 CC06 EE08 EE13 FF08 FF11 GG01 GG08 GG14 GG17 GG19 HH01 HH04 HH15 JJ01 LL03 LL14 MM03 MM07 MM09 QQ06 QQ08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の操舵車輪を転舵するアクチュエー
    タを備えた車両用操舵制御装置において、 a.車両前方を撮像する撮像手段、 b.前記撮像手段により得られた画像情報に基づいて走
    行路を検出する走行路検出手段、 および c.前記検出された走行路に沿って前記車両を走行させ
    るための操舵アシスト量を演算し、前記演算された操舵
    アシスト量に基づいて前記アクチュエータを駆動制御す
    る操舵アシスト制御手段、を備えた車両用操舵制御装置
    において、 d.前記車両を減速させる減速手段、を備え、前記操舵
    アシスト制御手段は、前記走行路検出手段が前記走行路
    を検出できないとき、前記減速手段を作動させて前記車
    両を減速させることを特徴とする車両用操舵制御装置。
  2. 【請求項2】 車両の操舵車輪を転舵するアクチュエー
    タを備えた車両用操舵制御装置において、 a.車両前方を撮像する撮像手段、 b.前記撮像手段により得られた画像情報に基づいて走
    行路を検出する走行路検出手段、 および c.前記検出された走行路に沿って前記車両を走行させ
    るための操舵アシスト量を演算し、前記演算された操舵
    アシスト量に基づいて前記アクチュエータを駆動制御す
    る操舵アシスト制御手段、を備えた車両用操舵制御装置
    において、 d.前記車両の前を走行する先行車に追従走行させる追
    従走行制御手段、を備え、前記操舵アシスト制御手段
    は、前記走行路検出手段が前記走行路を検出できないと
    き、前記追従走行制御手段を作動させて前記車両を減速
    させることを特徴とする車両用操舵制御装置。
JP18999399A 1999-07-05 1999-07-05 車両用操舵制御装置 Expired - Fee Related JP3859905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18999399A JP3859905B2 (ja) 1999-07-05 1999-07-05 車両用操舵制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18999399A JP3859905B2 (ja) 1999-07-05 1999-07-05 車両用操舵制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001022444A true JP2001022444A (ja) 2001-01-26
JP3859905B2 JP3859905B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=16250609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18999399A Expired - Fee Related JP3859905B2 (ja) 1999-07-05 1999-07-05 車両用操舵制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3859905B2 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072578A (ja) * 2001-09-04 2003-03-12 Honda Motor Co Ltd 車両の走行制御装置
JP2005332192A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Toyota Motor Corp 操舵支援システム
CN100429101C (zh) * 2005-09-09 2008-10-29 中国科学院自动化研究所 汽车行驶安全监控***及监控方法
JP2009134455A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Toyota Motor Corp 走行支援装置、車間距離設定方法
WO2013069099A1 (ja) * 2011-11-08 2013-05-16 トヨタ自動車株式会社 車両の走行軌跡制御装置
JP2013193467A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Toyota Motor Corp 走行軌跡制御装置
WO2014083631A1 (ja) 2012-11-28 2014-06-05 トヨタ自動車株式会社 車両の走行制御装置
WO2014102884A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
EP2799302A1 (en) * 2011-12-28 2014-11-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle driving assistance device
JP2015157612A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社デンソー 車両用挙動制御装置
JP2015210680A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 本田技研工業株式会社 路外逸脱抑制支援装置および路外逸脱抑制支援方法
JP2015217793A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
CN105159298A (zh) * 2015-09-22 2015-12-16 浙江工业大学 一种基于32位mcu智能光电小车控制***
WO2017064981A1 (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置
JP2017137001A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 株式会社Subaru 車両の走行制御装置
JP2018024345A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 株式会社Subaru 車両の走行制御装置
JP2018202966A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP2019048570A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 本田技研工業株式会社 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
CN111491853A (zh) * 2017-12-20 2020-08-04 五十铃自动车株式会社 转向控制装置及转向控制方法
CN112550288A (zh) * 2019-09-09 2021-03-26 丰田自动车株式会社 车辆驾驶辅助装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101280784B1 (ko) * 2009-12-14 2013-07-05 주식회사 만도 차선유지 방법 및 시스템

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06180800A (ja) * 1992-12-14 1994-06-28 Akebono Brake Ind Co Ltd 自動ブレーキ装置
JPH07160995A (ja) * 1993-12-08 1995-06-23 Mitsubishi Motors Corp 車両用自動操舵装置
JPH1040379A (ja) * 1996-07-22 1998-02-13 Toyota Motor Corp 走路検出装置
JPH1049672A (ja) * 1996-07-29 1998-02-20 Toyota Motor Corp 走行制御装置
JPH1076964A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用走行制御装置
JPH10307998A (ja) * 1997-05-07 1998-11-17 Nippon Soken Inc 車両用自動操舵装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06180800A (ja) * 1992-12-14 1994-06-28 Akebono Brake Ind Co Ltd 自動ブレーキ装置
JPH07160995A (ja) * 1993-12-08 1995-06-23 Mitsubishi Motors Corp 車両用自動操舵装置
JPH1040379A (ja) * 1996-07-22 1998-02-13 Toyota Motor Corp 走路検出装置
JPH1049672A (ja) * 1996-07-29 1998-02-20 Toyota Motor Corp 走行制御装置
JPH1076964A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用走行制御装置
JPH10307998A (ja) * 1997-05-07 1998-11-17 Nippon Soken Inc 車両用自動操舵装置

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072578A (ja) * 2001-09-04 2003-03-12 Honda Motor Co Ltd 車両の走行制御装置
JP2005332192A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Toyota Motor Corp 操舵支援システム
CN100429101C (zh) * 2005-09-09 2008-10-29 中国科学院自动化研究所 汽车行驶安全监控***及监控方法
JP2009134455A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Toyota Motor Corp 走行支援装置、車間距離設定方法
WO2013069099A1 (ja) * 2011-11-08 2013-05-16 トヨタ自動車株式会社 車両の走行軌跡制御装置
CN103917432B (zh) * 2011-11-08 2016-06-15 丰田自动车株式会社 车辆的行驶轨迹控制装置
US9168953B2 (en) 2011-11-08 2015-10-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle travel track control device
JPWO2013069099A1 (ja) * 2011-11-08 2015-04-02 トヨタ自動車株式会社 車両の走行軌跡制御装置
CN103917432A (zh) * 2011-11-08 2014-07-09 丰田自动车株式会社 车辆的行驶轨迹控制装置
EP2799302A1 (en) * 2011-12-28 2014-11-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle driving assistance device
EP2799302A4 (en) * 2011-12-28 2017-05-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle driving assistance device
JP2013193467A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Toyota Motor Corp 走行軌跡制御装置
CN104812648A (zh) * 2012-11-28 2015-07-29 丰田自动车株式会社 车辆的行驶控制装置
EP2927084A4 (en) * 2012-11-28 2016-07-20 Toyota Motor Co Ltd RIDE CONTROL DEVICE VEHICLE
WO2014083631A1 (ja) 2012-11-28 2014-06-05 トヨタ自動車株式会社 車両の走行制御装置
CN105163995A (zh) * 2012-12-28 2015-12-16 丰田自动车株式会社 车辆控制装置
WO2014102884A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP2015157612A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社デンソー 車両用挙動制御装置
JP2015210680A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 本田技研工業株式会社 路外逸脱抑制支援装置および路外逸脱抑制支援方法
JP2015217793A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
CN105159298A (zh) * 2015-09-22 2015-12-16 浙江工业大学 一种基于32位mcu智能光电小车控制***
JPWO2017064981A1 (ja) * 2015-10-15 2018-06-21 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置
WO2017064981A1 (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置
JP2020073376A (ja) * 2015-10-15 2020-05-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置
US10654477B2 (en) 2015-10-15 2020-05-19 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Vehicle control device
JP2017137001A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 株式会社Subaru 車両の走行制御装置
US10131355B2 (en) 2016-02-04 2018-11-20 Subaru Corporation Vehicle traveling control apparatus
JP2018024345A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 株式会社Subaru 車両の走行制御装置
JP2018202966A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP2019048570A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 本田技研工業株式会社 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
CN111491853A (zh) * 2017-12-20 2020-08-04 五十铃自动车株式会社 转向控制装置及转向控制方法
US11932307B2 (en) 2017-12-20 2024-03-19 Isuzu Motors Limited Steering control device and steering control method
CN112550288A (zh) * 2019-09-09 2021-03-26 丰田自动车株式会社 车辆驾驶辅助装置
CN112550288B (zh) * 2019-09-09 2024-03-15 丰田自动车株式会社 车辆驾驶辅助装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3859905B2 (ja) 2006-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11970163B2 (en) Lane change assist device
US11427194B2 (en) Lane change assist device
US10600324B2 (en) Lane change assist device
JP3859905B2 (ja) 車両用操舵制御装置
JP7205773B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP7189509B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP3694423B2 (ja) 車両および車両用操舵制御装置
JP3571234B2 (ja) 車両用操舵制御装置
US20180297638A1 (en) Lane change assist apparatus for vehicle
US20070282499A1 (en) Vehicle steering system
JP6763327B2 (ja) 衝突回避装置
JP5609320B2 (ja) 障害物回避支援装置及び障害物回避支援方法
JP7487994B2 (ja) 車両の運転支援装置。
JP4792289B2 (ja) 車輌の走行制御装置
KR20110134402A (ko) 회피 기동을 실행하기 위한 방법 및 디바이스
JP2003327012A (ja) 車両用走行制御装置
CN113753123A (zh) 车辆控制装置以及车辆控制方法
JP4648229B2 (ja) 車両操作支援装置
JP3753893B2 (ja) 走行車両の制御装置
JP2748287B2 (ja) 4輪操舵装置
WO2021075054A1 (ja) 走行支援装置のオーバーライド判定方法、及び走行支援装置
JP4384952B2 (ja) 車両操作支援装置
JP2020144782A (ja) 牽引車両運転支援システム
JP2023104792A (ja) 車両の運転支援装置
WO2014016947A1 (ja) 車両制御システム及び制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140929

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees