JPH1049672A - 走行制御装置 - Google Patents

走行制御装置

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JPH1049672A
JPH1049672A JP8199449A JP19944996A JPH1049672A JP H1049672 A JPH1049672 A JP H1049672A JP 8199449 A JP8199449 A JP 8199449A JP 19944996 A JP19944996 A JP 19944996A JP H1049672 A JPH1049672 A JP H1049672A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走路の検出に用いる白線などの走路境界線が
検出できなくなった場合でも走行制御を中止せずに信頼
性の高い走行制御を行う走行制御装置を提供する。 【解決手段】 車載カメラ22により撮像された画像デ
ータに基づいて画像ECU12が検出した走路前方の白
線の位置情報に基づき走路を検出して自動操舵を行い、
また、先行車との車間距離を保ちつつ自動追従走行制御
を行うとともに検出した走路前方の白線の位置情報を記
憶する追従走行ECU10を有し、走路の検出に用いる
白線検出位置において白線が検出できなかった場合、そ
の検出できなかった白線が過去に実際に検出されたとき
の記憶された位置情報に用いて、白線検出位置における
その白線の位置を推定し、走路を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白線等の走路境界
線を検出して走路を検出し自動走行を行う走行制御装
置、特に現在の撮像データから走路の検出に用いる位置
に走路境界線が検出できなかった場合における走行制御
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両を先行車との車間距離を維
持しつつ自動追従走行させる走行制御装置、走行速度の
自動調整をしながら先行車との車間距離を維持するため
の装置の他に、車両の走路を決定し自動操舵を行うため
の装置が必要である。この自動操舵を行うための装置
は、車両の走路前方の撮像データから車両の両側に位置
する白線を検出し、その検出した白線の特定位置の位置
情報を用いて走路を検出し、その走路に沿って走行する
ように逐次操舵量を算出する。
【0003】しかし、白線のかすれや白線上にできた水
溜まりの照り返しなどの道路上における環境によって
は、白線の一部が検出できない場合が起こりうる。この
ように白線が検出できない位置が走路の検出の際に用い
る特定位置(白線検出位置)に一致した場合は、走路を
求めることができなくなってしまうため自動走行制御を
中止せざるを得ない。また、先行車に接近すると、その
先行車の存在により白線検出位置に存在する白線が検出
できなくなってしまうため、検出できるよう車間距離を
十分に取って先行車に後続して停止しなければならなく
なる。
【0004】そこで、特開平4−306709号公報で
は、走行途中に得た既に通過した部分の白線情報を一時
記憶しておき、その白線情報に基づいて車両前方の白線
を推定することにより道路線形を推定し車両速度を調節
しつつ走行を継続できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、既に通過した部分の白線情報に基づいてこれ
から通過する前方の道路上の白線の位置を推定している
ため、先方にカーブや曲がり角などが出現する道路の場
合は、その推定が外れることになる。すなわち、推定結
果が必ずしも正確なものであるとは限らない。
【0006】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、走路の検出に用い
る白線などの走路境界線を直接検出できなくなった時
に、より精度良く推定することであり、更には走行制御
を中止せずに信頼性の高い走行制御を行えるようにする
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】以上のよ
うな目的を達成するために、第1の発明は、車両の走路
前方に位置する走路境界線を検出し、その検出した走路
境界線に基づき求めた走路に沿って車両を自動走行させ
る走行制御装置において、撮像データから車両の走路前
方に位置する走路境界線を逐次検出する走路境界線検出
手段と、撮像データ上において前記走路境界線検出手段
が検出した走路境界線のうち走路の検出に用いる第一の
走路境界線検出位置及び第一の走路境界線検出位置より
先方に位置する第二の走路境界線検出位置に存在する各
走路境界線の位置情報を抽出し一時記憶する走路境界線
情報記憶手段と、前記第一の走路境界線検出位置に存在
する走路境界線の位置情報に基づき走路を検出する走路
検出手段とを有し、前記走路検出手段は、第一の走路境
界線検出位置に走路境界線が検出できない場合、当該走
路境界線が第二の走路境界線検出位置に存在したときに
抽出し前記走路境界線情報記憶手段に記憶した過去の走
路境界線の位置情報を用いて走路を推定することを特徴
とする。
【0008】第2の発明は、車両の走路前方に位置する
走路境界線を検出し、その検出した走路境界線に基づき
求めた走路に沿って車両を自動走行させる走行制御装置
において、撮像データから車両の走路前方に位置する走
路境界線を逐次検出する走路境界線検出手段と、前記走
路境界線検出手段が検出した走路境界線のうち自車より
前方に位置する走路境界線を記憶する走路境界線情報記
憶手段と、前記走路境界線情報記憶手段が記憶する走路
境界線のうち走路の検出に用いる走路境界線検出位置に
存在する走路境界線の位置情報に基づき走路を検出する
走路検出手段とを有し、前記走路検出手段は、走路境界
線検出位置に走路境界線が検出できない場合、過去に検
出し前記走路境界線情報記憶手段に記憶したその検出で
きなかった走路境界線に対応する過去の走路境界線の位
置情報を用いて走路を推定することを特徴とする。
【0009】すなわち、上記各発明によれば、走路の検
出に用いる走路境界線検出位置において走路境界線が検
出できなかった場合でも、その検出できなかった走路境
界線自身を過去に検出したときの位置情報を用いて走路
境界線検出位置における走路境界線の位置を求めるよう
にしたので、走路を精度良く推定することができる。
【0010】第3の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、前記走路境界線情報記憶手段に記憶された過去の
走路境界線の位置情報を用いて追従走行を行う追従走行
手段を有することを特徴とする。これにより、走路境界
線が検出できなかった場合でも精度良く推定した走路に
基づいて中止することなく自動追従走行制御を継続させ
ることができ、かつ信頼性の高い走行制御を行うことが
できる。
【0011】第4の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、前記走路境界線情報記憶手段に記憶された過去の
走路境界線の位置情報を用いて先行車への接近停止を行
う停止時車間距離制御手段を有することを特徴とする。
これにより、走路境界線検出位置で走路境界線を実際に
検出しなくても、記憶した過去の位置情報を用いること
により走路境界線検出位置における走路境界線の位置を
推定できるので、走路を求めることができ、従来と比較
して自車を先行車により接近させて停止することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、図面に基づいて、本発明の好適な
実施の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明に係る走行制御装置の一実
施の形態を示したブロック構成図である。追従走行EC
U(Electronic Control Uni
t)10には、画像ECU12と、DGPS(Diff
erential Global Positioni
ng System)14と、地図データベース16
と、車間距離センサ18と車速センサ20とが接続され
ている。画像ECU12は、車載カメラ22により撮像
された画像データに基づいて走路前方の白線を逐次検出
する。DGPS14は、通信衛星からの衛星信号を利用
して現在地を検出するGPS装置からの位置情報に疑似
距離補正情報、搬送波位相補正情報を合わせ、センチメ
ータのレベルまで高精度な測位を行うことで正確な車両
の現在位置を取得する。地図データベース16は、全国
の道路情報などを含む地図情報を記憶する。車間距離セ
ンサ18は、例えば赤外線レーダを前方に向けて照射
し、反射波を受信することによって先行車との車間距離
を検出する。車速センサ20は、車輪軸の回転数を検出
する回転センサ等で構成され、自車の走行速度を検出す
る。
【0014】また、この他にも追従走行ECU10に
は、追従走行のための制御対象となるスロットルやブレ
ーキ等の加減速手段24等が接続されている。追従走行
ECU10は、前述した画像ECU12からの白線検出
情報、DGPS14からの現在位置情報、地図データベ
ース16からの道路幅を含むリンク情報などのデータに
基づいて走路を検出し自動操舵制御を行うとともに車間
距離センサ18からの車間距離データ及び車速センサ2
0からの車速に基づいて加減速手段24等の制御を行う
ことで自動追従走行制御を行う。特に、本実施の形態に
おける追従走行ECU10は、撮像データから画像EC
U12が検出した白線のうち、図2に示したように走路
の検出に用いる第一の白線検出位置P1及び第一の白線
検出位置P1より先方に位置する第二の白線検出位置P
2に存在する各白線の位置情報を抽出し一時記憶してお
く走路境界線位置記憶手段であり、また、白線検出位置
P1に存在する白線の位置情報(白線情報)に基づき走
路を検出する走路検出手段である。なお、本実施の形態
において、例えば5m先の白線の位置情報に基づいて走
路を決定しているとすると、白線検出位置P1は自車の
5m先である。また、白線検出位置P2は、例えば白線
検出位置P1の5m先方つまり自車の10m先とする。
【0015】本実施の形態において特徴的なことは、走
路の検出に用いる第一の白線検出位置P1に存在すべき
白線が検出できなかったとしてもその検出できなかった
白線が白線検出位置P2で既に検出されていれば、その
白線検出位置P2で検出したときの当該白線の位置情報
を用いて走路を検出することである。このように、白線
検出位置P1で検出できなかった白線を過去に実際に撮
像した時に得た白線情報を用いて白線検出位置P1にお
ける白線の位置を推定するので、信頼度の高い白線の位
置を得ることができる。
【0016】次に、本実施の形態において自動追従走行
制御を行う場合の動作を図3及び図4に示したフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0017】図3において、運転者が自動追従走行モー
ドを選択したとき、現時点の車速及び車間距離等所定の
条件を満たすことにより自動追従走行制御が開始される
と(ステップ101)、車載カメラ22が撮像した画像
データに基づいて白線を検出し自動操舵を行う自動操舵
制御処理が行われる(ステップ102)。この自動操舵
制御処理について図4に示したフローチャートを用いて
説明する。
【0018】まず、画像ECU12は、車載カメラ22
が撮像した画像データから白線を検出する(ステップ1
21)。図5は、車載カメラ22が走行中に撮像した画
像例であり、このうち図5(b)は、図5(a)を撮像
してから少し時間が経過したときに撮像された画像例で
ある。例えば、走路前方の白線の一部分B(以下、単に
「白線B」という)が、ある時点で10m先の白線検出
位置P2で検出されたとすると(図5(a))、車両が
走行することによりいずれ5m先の白線検出位置P1で
検出されるはずである(図5(b))。
【0019】追従走行ECU10は、白線検出位置P1
及び白線検出位置P2において白線を検出することがで
きれば(ステップ122)、各白線の位置情報を抽出し
内蔵メモリに一時記憶しておく(ステップ123)。そ
して、追従走行ECU10は、白線検出位置P1におけ
る白線の位置情報に基づいて走路の検出を行う(ステッ
プ124)。例えば、図5(a)において白線検出位置
P1に存在すべき白線の一部分A(以下、単に「白線
A」という)が検出できたときは、検出した白線Aの位
置情報を用いて走路を検出することになる。そして、追
従走行ECU10は現在の車両位置の検出した走路から
のずれ量等に基づいて操舵量を算出し(ステップ12
5)、自動操舵を行う(ステップ126)。
【0020】一方、追従走行ECU10は、白線検出位
置P1に存在すべき白線が検出できなかったとき(ステ
ップ122)、その存在すべき白線の過去の位置情報を
読み込み、その位置情報を用いて走路を算出する(ステ
ップ128)。この動作について具体例をあげて説明す
る。例えば、図5(b)において本来なら5m先の白線
検出位置P1に存在すべき白線Bが水溜まりの照り返し
等何らかの理由により検出できなかったとする。この白
線Bは、図5(a)に示すように、白線Bの5m前に位
置する白線Aが白線検出位置P1に存在するとき、白線
検出位置P2に存在するはずである。つまり、この白線
Aが白線検出位置P1に存在するときの図5(a)に示
した状態の白線情報は、ステップ123において追従走
行ECU10の内蔵メモリに記憶されているので、白線
Bが白線検出位置P2に存在しているときの白線情報か
ら、白線検出位置P1における白線Bの位置を算出する
ことができる。従って、白線Bが白線検出位置P1に存
在しているときに検出できなかったとしても容易に推定
することができることになる。白線Bを過去に実際に撮
像したデータと、白線Bが白線検出位置P2から白線検
出位置P1まで到達したときまでの操舵量等走行実績と
に基づいて白線検出位置P1における白線Bの位置を推
定するので、曲がり角等これから走行する道路形状等に
変化があったとしてもより誤った推定を行うことはな
い。従って、過去の白線情報に基づいて走路を算出でき
たときは(ステップ129)、その走路から操舵量を算
出し、自動操舵を行う(ステップ125,126)。そ
して、自動操舵制御が可能である旨をセットする(ステ
ップ127)。もし、ステップ128において走路の算
出ができなければ(ステップ129)、自動操舵制御が
不可である旨をセットする(ステップ130)。
【0021】図3に戻ると、ステップ103において自
動操舵制御が不可であれば、自動追従走行制御を終了す
る。自動操舵制御が可能であれば、先行車への追従走行
制御を行う(ステップ104)。追従走行ECU10
は、先行車との車間距離と車速とを逐次検出しながら所
定の車間距離を保ちつつ自車を走行させるわけである
が、本実施の形態においては、従来と同様な手法により
追従走行を行えばよいので詳細な説明を省略する。先行
車が停止しているとき、白線検出位置P1で白線を実際
に検出しなくても、記憶した過去の白線情報を用いるこ
とにより白線の位置を推定できるので、従来と比較して
自車を先行車により接近させて停止することができる。
なお、本実施の形態では、10m先の白線情報を必要と
しているので、自車の停止後の発進は、先行車との車間
距離が10m以上開き、白線検出位置P2において白線
が撮像データから検出できるようになってから行うこと
が望ましい。
【0022】この追従走行制御が可能であれば(ステッ
プ105)、運転者等による自動追従走行制御の終了指
示がなければ、上記処理を繰り返し行う(ステップ10
6)。
【0023】以上のように、本実施の形態によれば、走
路の検出の際に用いる白線検出位置に白線が検出できな
かったとしても、その白線自身を過去に撮像した白線情
報を用いて補正を行いその白線の位置を推定するように
したので、走路を求めることができる。その結果、自動
追従走行制御を中止することなく継続させることができ
る。また、本実施の形態においては、検出できなかった
白線自身の過去の白線情報を有効に利用して白線の位置
の推定を行うようにしたので、より正確な走路を得るこ
とができ、その結果、信頼性の高い追従走行制御が可能
となる。
【0024】なお、本実施の形態では、自車から5m先
と10m先であり、図5に示したように両側に位置する
白線を検出できるような領域を白線検出位置としている
が、白線検出位置の設定に関してはこれに限られること
はなく、適宜変更可能である。
【0025】また、上記実施の形態においては、走路境
界線として走路両側に存在するであろう白線を利用して
走路を検出するようにしたが、これに限らず走路に沿っ
て存在する例えば電線や溝等を検出するようにしても実
現可能である。
【0026】実施の形態2.本実施の形態における自動
追従走行制御は、上記第1の実施の形態とほぼ同様であ
る。但し、本実施の形態においては、先行車が停車して
いるときの走行制御を特徴としている。次に、本実施の
形態における自動追従走行制御について図6に示したフ
ローチャートを用いて説明する。
【0027】運転者が自動追従走行モードを選択したと
き、現時点の車速及び車間距離等所定の条件を満たすこ
とにより自動追従走行制御が開始されると(ステップ2
01)、画像ECU12は、車載カメラ22により撮像
された画像データから第1の実施の形態と同様に白線を
検出する(ステップ202)。白線が検出できたら(ス
テップ203)、追従走行ECU10は、検出した白線
の位置情報(白線情報)を内蔵メモリに記憶する(ステ
ップ204)。また、検出した白線の位置に基づき走路
の検出を行う(ステップ205)。通常の場合、走路は
検出できるので、その走路に沿って走行するように自動
操舵制御が行われる(ステップ207)。そして、先行
車が停止していないときは(ステップ208)、必要量
の車間距離を保つような車間距離制御を行い、自動追従
走行を行う(ステップ209)。この場合は、走路の検
出に必要な白線検出位置の白線も先行車により隠れ検出
できないようなことはない。
【0028】ここで、先行車が停止し、その後ろに自車
を停止させるための本実施の形態の特徴的な車間距離制
御(ステップ210)の処理について図7を用いて説明
する。図7は、停止中の先行車30の後ろから次第に近
づき、自車32を停止させるまでの遷移を示した図であ
る。
【0029】まず、ステップ204において車載カメラ
22が撮像した画像データから画像ECU12が検出し
た白線の位置情報を追従走行ECU10の内蔵メモリに
記憶しておくことは前述した。図7(a)においては、
車載カメラ22により撮像される白線の先方は、先行車
30の後尾部分により制限されるので、追従走行ECU
10には、位置Eまでの白線情報が記憶されることにな
る。なお、本実施の形態では、自車32が通過した走路
の白線情報は不要なので随時内蔵メモリから削除してよ
い。また、本実施の形態においては、走路を検出するた
めの白線検出位置を位置Sとする。この位置Sは、上記
実施の形態1の白線検出位置P1に相当する。
【0030】自車32が車速を落としながら先行車30
に徐々に近づく。図7(b)に示したように白線検出位
置Sが後尾部分により検出できなくなるまでは、撮像デ
ータに基づいて検出した白線検出位置Sの白線に基づき
走路を検出し追従走行制御を行うことができる(ステッ
プ202〜207)。ここで、自車が更に先行車30に
近づき、図7(c)に示したように、白線検出位置Sが
後尾部分により検出できなくなったとする(ステップ2
03)。ここで、本実施の形態においては過去に記憶し
た白線情報に読み込んで走路を算出することになる(ス
テップ211)。すなわち、従来であれば、白線検出位
置Sの白線が後尾部分により検出できなくなると追従走
行制御はできなくなるため、その地点で自車32を停止
させなければならないが、本実施の形態においては、位
置Eまでの白線情報を過去に取得し記憶しているので、
この過去に検出済みの白線情報を用いることで実際には
検出できない白線の位置S´を容易に推定することがで
きる。従って、位置S´における白線の位置推定結果に
基づき走路を算出できるので、白線検出位置Sが後尾部
分により検出できなくなった場合でも更に自車32を進
め、車間距離をより短くして自車32を停止することが
できる。この停止時の車間距離は、走行時に保つべき車
間距離と異なることは言うまでもないが、従来であれ
ば、白線が検出できる位置までしか停止時車間距離を縮
めることができなかったが、本実施の形態においては、
目標設定された停止時車間距離まで先行車30に追従さ
せて停止させることができる。
【0031】図8は、車速と車間距離との関係を示した
図である。図8における直線Aは停止時車間距離制御
(ステップ210)によるものであり、直線Bは走行時
車間距離制御(ステップ209)によるものであるが、
本実施の形態においては、停止時車間距離を非常に短く
することができる。
【0032】以上のように、本実施の形態によれば、白
線検出位置Sで白線を実際に検出しなくても、記憶した
過去の白線情報を用いることにより白線の位置を推定で
きるので、従来と比較して自車32を先行車30により
接近させて停止することができる。なお、本実施の形態
では、先行車30は発進し、白線検出位置Sに白線が撮
像データより検出できるようになれば、自動追従走行を
行うことができるようになるので、先行車30がその距
離だけ進んだ時点で自車32を発進させればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る走行制御装置の一実施の形態を
示したブロック構成図である。
【図2】 撮像データから検出された白線を示した概念
図である。
【図3】 第1の実施の形態において行われる自動追従
走行制御の動作を示したフローチャートである。
【図4】 第1の実施の形態における自動追従走行制御
において行われる自動操舵制御の動作を示したフローチ
ャートである。
【図5】 車載カメラが撮像した画像例を示した図であ
る。
【図6】 第2の実施の形態において行われる自動追従
走行制御の動作を示したフローチャートである。
【図7】 第2の実施の形態における停止時車間距離制
御を説明するために用いる図である。
【図8】 車速と車間距離との関係を示した図である。
【符号の説明】
10 追従走行ECU、12 画像ECU、14 DG
PS、16 地図データベース、18 車間距離セン
サ、20 車速センサ、22 車載カメラ、24加減速
手段、30 先行車、32 自車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08G 1/16 G06F 15/62 380

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走路前方に位置する走路境界線を
    検出し、その検出した走路境界線に基づき求めた走路に
    沿って車両を自動走行させる走行制御装置において、 撮像データから車両の走路前方に位置する走路境界線を
    逐次検出する走路境界線検出手段と、 撮像データ上において前記走路境界線検出手段が検出し
    た走路境界線のうち走路の検出に用いる第一の走路境界
    線検出位置及び第一の走路境界線検出位置より先方に位
    置する第二の走路境界線検出位置に存在する各走路境界
    線の位置情報を抽出し一時記憶する走路境界線情報記憶
    手段と、 前記第一の走路境界線検出位置に存在する走路境界線の
    位置情報に基づき走路を検出する走路検出手段と、 を有し、 前記走路検出手段は、第一の走路境界線検出位置に走路
    境界線が検出できない場合、当該走路境界線が第二の走
    路境界線検出位置に存在したときに抽出し前記走路境界
    線情報記憶手段に記憶した過去の走路境界線の位置情報
    を用いて走路を推定することを特徴とする走行制御装
    置。
  2. 【請求項2】 車両の走路前方に位置する走路境界線を
    検出し、その検出した走路境界線に基づき求めた走路に
    沿って車両を自動走行させる走行制御装置において、 撮像データから車両の走路前方に位置する走路境界線を
    逐次検出する走路境界線検出手段と、 前記走路境界線検出手段が検出した走路境界線のうち自
    車より前方に位置する走路境界線を記憶する走路境界線
    情報記憶手段と、 前記走路境界線情報記憶手段が記憶する走路境界線のう
    ち走路の検出に用いる走路境界線検出位置に存在する走
    路境界線の位置情報に基づき走路を検出する走路検出手
    段と、 を有し、 前記走路検出手段は、走路境界線検出位置に走路境界線
    が検出できない場合、過去に検出し前記走路境界線情報
    記憶手段に記憶したその検出できなかった走路境界線に
    対応する過去の走路境界線の位置情報を用いて走路を推
    定することを特徴とする走行制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2いずれかに記載の走行制
    御装置において、 前記走路境界線情報記憶手段に記憶された過去の走路境
    界線の位置情報を用いて追従走行を行う追従走行手段を
    有することを特徴とする走行制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2いずれかに記載の走行制
    御装置において、 前記走路境界線情報記憶手段に記憶された過去の走路境
    界線の位置情報を用いて先行車への接近停止を行う停止
    時車間距離制御手段を有することを特徴とする走行制御
    装置。
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